以下、図面に基づいて、本願の開示する移動端末装置等の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、本実施例の通信システム1の一例を示す説明図である。図1に示す通信システム1は、管理サーバ2と、複数の基地局3と、複数の移動端末4とを有する。管理サーバ2と基地局3との間は、例えば、コアネットワーク5等の通信網で接続する。基地局3と移動端末4との間は、例えば、LTE(Long Term Evolution)網6等の無線通信網で無線接続する。
管理サーバ2は、例えば、全基地局3を管理する集中管理センタに配置された、例えば、MEC(Mobile Edge Computing)サーバである。更に、コアネットワーク5には、複数のアプリサーバ7が接続されている。アプリサーバ7は、コアネットワーク5経由で移動端末4と接続し、移動端末4に対して動画視聴アプリケーション等の通信サービスを提供する。基地局3には、移動端末4に対して通信サービスを提供するエッジサーバ8を搭載した搭載あり基地局3Aと、エッジサーバ8を搭載していない搭載なし基地局3Bとがある。エッジサーバ8は、通信サービスを移動端末4に提供するエッジコンピューティング方式のサーバである。搭載あり基地局3Aは、その内部にエッジサーバ8を搭載している場合の他に、エッジサーバ8と近距離で外部接続している場合も含むものとする。搭載あり基地局3Aは、自局が収容して無線接続する移動端末4に対して、自局に搭載したエッジサーバ8から通信サービスを提供する。
図2は、管理サーバ2のハードウェア構成の一例を示す説明図である。管理サーバ2は、通信システム1内の全基地局3を管理するサーバである。図2に示す管理サーバ2は、NWIF(Network Interface)11と、入出力IF(Interface)12と、HDD(Hard Disk Drive)13と、メモリ14と、第1のCPU(Central Processing Unit)15とを有する。NWIF11は、コアネットワーク5との間の通信を司る通信IFである。入出力IF12は、例えば、表示部や操作部等のIFである。HDD13は、各種情報を記憶する記憶装置である。メモリ14は、例えば、第1のCPU15が実行するプログラム機能を展開する作業領域を含むRAM(Random Access Memory)等の記憶領域である。第1のCPU15は、管理サーバ2全体を制御する。
図3は、管理サーバ2内の機能構成の一例を示す説明図である。図3に示す管理サーバ2は、NWIF11の他に、マップテーブル21と、一覧表DB22と、入力処理部23と、出力処理部24と、検索部25と、更新部26と、確認部27と、配信部28と、第1の制御部29とを有する。尚、第1のCPU15は、読み出したプログラムをメモリ14上に展開することで、入力処理部23、出力処理部24、検索部25、更新部26、確認部27、配信部28及び第1の制御部29を機能として実行する。マップテーブル21及び一覧表DB22は、例えば、HDD13内に記憶されているものとする。マップテーブル21は、管理サーバ2が管理する各基地局3を隣接状況が解るようにマップ化し、基地局3毎に隣接する周辺の基地局3を管理するマップ情報を記憶しているテーブルである。マップ情報内では、基地局3を基地局IDで識別するものとする。基地局IDは、基地局3を識別する識別情報である。一覧表DB22は、搭載あり基地局3Aの基地局ID毎に、当該搭載あり基地局3Aと隣接する周辺の搭載あり基地局3Aの基地局IDを対応付けて管理するデータベースである。
入力処理部23は、NWIF11からの入力データを処理する処理部である。出力処理部24は、NWIF11への出力データを処理する処理部である。検索部25は、マップテーブル21及び一覧表DB22から対象基地局周辺の基地局IDを検索する処理部である。更新部26は、マップテーブル21及び一覧表DB22の内容を更新制御する処理部である。確認部27は、一覧表DB22内の一覧表の更新内容を確認する処理部である。配信部28は、一覧表DB22内の更新を検出した場合、その更新内容を配下の基地局3に配信する処理部である。第1の制御部29は、管理サーバ2全体を制御する処理部である。
図4は、マップテーブル21の一例を示す説明図である。図4に示すマップテーブル21の枠内の数字は、基地局3を識別する基地局IDを示し、図中の白枠内の数字は、搭載なし基地局3Bの基地局IDを示し、図中の斜線枠内の数字は、搭載あり基地局3Aの基地局IDを示している。第1のCPU15は、マップテーブル21を参照し、例えば、“1”の搭載なし基地局3Bに着目した場合、その“1”の搭載なし基地局3Bと隣接する周辺基地局3として“2”〜“9”の搭載なし基地局3Bを識別できる。第1のCPU15は、例えば、“11”の搭載あり基地局3Aに着目した場合、周辺基地局3として、“2”、“3”、“9”、“27”及び“12”の搭載なし基地局3Bと、“10”、“28”及び“29”の搭載あり基地局3Aとを識別できる。
第1のCPU15は、マップテーブル21のテーブル内容に基づき、一覧表DB22を更新する。図5は、“1”の搭載なし基地局3Bにエッジサーバ8を搭載した後のマップテーブル21の一例を示す説明図である。第1のCPU15は、“1”の基地局3からエッジサーバ8搭載の新規設置の通知を検出した場合、図4の白枠で示す“1”の搭載なし基地局3Bを図5の斜線枠で示す搭載あり基地局3Aに変更する。そして、第1のCPU15は、図5に示すマップテーブル21のテーブル内容に基づき、“1”の搭載あり基地局3Aを追加すべく、一覧表DB22を更新することになる。
図6は、一覧表の一例を示す説明図である。図6に示す一覧表は、搭載あり基地局3Aを識別する基地局ID毎に、当該搭載あり基地局3Aに隣接する周辺の搭載あり基地局3Aを識別する基地局IDを対応付けて管理するものである。尚、一覧表は、一覧表DB22に記憶されているものとする。第1のCPU15は、図6に示す一覧表を参照し、例えば、“10”の搭載あり基地局3Aに着目した場合、“10”の搭載あり基地局3Aに対応する周辺の搭載あり基地局として“11”及び“28”の搭載あり基地局3Aを識別する。また、第1のCPU15は、例えば、“1”の搭載あり基地局3Aの新規設置の通知を検出した場合、“1”の搭載あり基地局3Aと、“1”の搭載あり基地局3Aと隣接する周辺の搭載あり基地局3Aとして“Null(なし)”とを対応付けて一覧表に追加する。
図7は、基地局3のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図7に示す基地局3は、NWIF31と、無線IF32と、入出力IF33と、HDD34と、メモリ35と、第2のCPU36とを有する。基地局3は、移動端末4を無線で収容接続する装置である。NWIF31は、コアネットワーク5との間の通信を司る通信IFである。無線IF32は、LTE網6との間の通信を司る無線アンテナ及び無線通信機能等の通信IFである。
図8は、基地局3内の機能構成の一例を示す説明図である。図8に示す基地局3は、NWIF31及び無線IF32の他に、基本機能部40を有する。尚、第2のCPU36は、読み出したプログラムをメモリ35上に展開することで、基本機能部40を機能として実行する。基本機能部40は、基地局3としての基本機能を有し、MR要求部41、MR受信部42、ハンドオーバ機能部43及び第2の制御部44を機能として実行する。MR要求部41は、自局周辺の移動端末4に対して自局との受信電界強度の測定結果であるMR(Measurement Report)を要求するMR要求を送信する処理部である。尚、MR要求は、移動端末4に対して自局とのMRを要求するメッセージである。尚、MR要求には、MR要求元の基地局3の基地局IDを含むものとする。移動端末4は、MR要求に応じてMR要求元の基地局3との間の受信電界強度を測定し、その測定結果であるMRをMR応答としてMR要求元の基地局3に送信する。MR応答は、移動端末4からのMRを報知するメッセージである。MR受信部42は、MR要求に対するMR応答を移動端末4から受信すると共に、MR応答に基づき、移動端末4との通信を制御する処理部である。
ハンドオーバ機能部43は、自局が収容する移動端末4に対して周辺MR要求をMR要求部41に送信させると共に、周辺MR要求に対するMR応答をMR受信部42に受信させ、受信したMR応答に基づき、移動端末4との通信を制御する処理部である。尚、周辺MR要求は、移動端末4に対して周辺基地局3とのMRを要求する、例えば、RRC Connection Reconfiguration等のメッセージである。周辺MR応答は、MR要求元基地局3に対して周辺基地局3とのMRを報知するメッセージである。移動端末4は、周辺MR要求に応じて自局周辺の基地局3の受信電界強度を測定し、その測定結果である周辺基地局3のMRを生成する。第2の制御部44は、自局全体を制御する処理部である。
図9は、エッジサーバ8のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図9に示すエッジサーバ8は、NWIF51と、入出力IF52と、HDD53と、メモリ54と、第3のCPU55とを有する。NWIF51は、コアネットワーク5との間の通信を司る通信IFである。エッジサーバ8は、例えば、搭載あり基地局3A内に搭載し、搭載あり基地局3Aを通じて移動端末4に通信サービスを提供するサーバである。
図10は、エッジサーバ8内の機能構成の一例を示す説明図である。図10に示すエッジサーバ8は、NWIF51の他に、一覧表メモリ61と、入力処理部62と、出力処理部63と、配信応答部64と、メモリ更新部65と、要求受信部66と、取得部67と、応答部68と、通知部69と、第3の制御部70とを有する。尚、第3のCPU55は、読み出したプログラムをメモリ54上に展開することで、入力処理部62、出力処理部63、配信応答部64、メモリ更新部65、要求受信部66、取得部67、応答部68、通知部69及び第3の制御部70を機能として実行する。
入力処理部62は、NWIF51からのデータを入力する処理部である。出力処理部63は、NWIF51へのデータを出力する処理部である。配信応答部64は、NWIF51経由で管理サーバ2から配信された一覧表情報を受信する処理部である。尚、一覧表情報は、管理サーバ2が管理する一覧表である。更新部65は、配信応答部64で受信した一覧表情報で一覧表メモリ61内の一覧表を更新する処理部である。
要求受信部66は、NWIF51経由で移動端末4から一覧表要求を受信する処理部である。尚、一覧表要求は、移動端末4から一覧表を要求するメッセージである。取得部67は、一覧表要求を受信した場合、一覧表を一覧表メモリ61から取得する処理部である。応答部68は、取得部67にて取得した一覧表を一覧表要求の移動端末4に通知する処理部である。通知部69は、エッジサーバ8の新規設置の通知をNWIF51経由で管理サーバ2に送信する処理部である。尚、新規設置は、搭載なし基地局3Bに新規のエッジサーバ8を搭載した場合の新規設置や、新規の搭載あり基地局3Aを通信システム1に新規設置した場合の新規設置である。
図11は、移動端末4のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図11に示す移動端末4は、無線IF71と、入出力IF72と、メモリ73と、第4のCPU74とを有する。移動端末4は、基地局3に無線で収容接続される端末装置である。移動端末4は、例えば、基地局3Aの場合、基地局3Aを通じてエッジサーバ8から通信サービスを取得すると共に、例えば、基地局3Bの場合、コアネットワーク5及び基地局3Bを通じてアプリサーバ7から通信サービスを取得する。無線IF71は、LTE網6との間の通信を司る無線アンテナ及び無線通信機能等の通信IFである。
図12は、移動端末4内の機能構成の一例を示す説明図である。図12に示す移動端末4は、無線IF71の他に、記憶部81と、入力処理部82と、出力処理部83と、一覧表要求部84と、一覧表応答部85とを有する。更に、移動端末4は、MR要求受信部86と、抽出部87と、判定部88と、MR応答部89と、待機タイマ部90と、第4の制御部91とを有する。尚、第4のCPU74は、読み出したプログラムをメモリ73上に展開する。そして、第4のCPU74は、入力処理部82、出力処理部83、一覧表要求部84、一覧表応答部85、MR要求受信部86、抽出部87、判定部88、MR応答部89、待機タイマ部90及び第4の制御部91を機能として実行する。記憶部81は、メモリ73に格納されているものとする。
入力処理部82は、無線IF71からのデータを入力する処理部である。出力処理部83は、無線IF71へのデータを出力する処理部である。一覧表要求部84は、無線IF71経由で搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8に一覧表を要求する処理部である。一覧表応答部85は、無線IF71経由で搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8から一覧表要求に応じた一覧表を受信し、受信した一覧表を記憶部81に更新する処理部である。
MR要求受信部86は、例えば、不感地帯から離脱した場合、無線IF71経由で周辺基地局3からMR要求を受信すると共に、MR要求に応じてMR要求元の基地局3との間の受信電界強度を測定する処理部である。尚、MR要求には、MR要求を発行した基地局3を識別する基地局IDが格納されているものとする。抽出部87は、MR要求受信部86にて受信したMR要求から基地局IDを抽出する処理部である。判定部88は、抽出部87にて抽出された基地局IDが記憶部81に記憶中の一覧表にあるか否かを判定する処理部である。MR応答部89は、基地局IDが一覧表にある場合、当該基地局IDの基地局3に対してMR応答を無線IF71経由で送信する処理部である。
待機タイマ部90は、MR要求受信部86でMR要求を受信した場合、待機タイマの計測動作を開始する処理部である。尚、待機タイマ部90のタイマ時間は、例えば、10m秒としたが、適宜変更可能である。MR応答部89は、MR要求元基地局3の基地局IDが一覧表にない場合、待機タイマ部90がタイムアップするまでMR応答の送信を待機する。そして、MR応答部89は、待機タイマ部90がタイムアップした場合には、MR要求元の基地局3に対してMR応答を送信する。
つまり、MR応答部89は、例えば、不感地帯から離脱した場合、MR要求元の基地局3が一覧表にある場合、すなわち、MR要求元の基地局3が搭載あり基地局3Aの場合、当該MR要求元の基地局3に対してMR応答を送信する。MR応答部89は、MR要求元の基地局3が一覧表になく、待機タイマがタイムアップした場合、全てのMR要求元の搭載なしの基地局3BにMR応答を送信する。
搭載あり基地局3Aは、移動端末4からのMR応答を受信した場合、当該移動端末4との接続を要求する。そして、移動端末4は、搭載あり基地局3Aからの接続要求に応じて、搭載あり基地局3Aとの通信を開始する。その結果、移動端末4は、通信開始の搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8から通信サービスを享受することになる。これに対して、搭載なし基地局3Bは、移動端末4からのMR応答を受信した場合、MR応答に基づき、移動端末4との接続を要求する。そして、移動端末4は、搭載なし基地局3Bからの接続要求に応じて、搭載なし基地局3Bとの通信を開始する。その結果、移動端末4は、搭載なし基地局3Bを通じてコアネットワーク5に接続するアプリサーバ7から通信サービスを享受することになる。
また、MR要求受信部86は、例えば、ハンドオーバを起動した場合、無線IF71経由で接続元の基地局3から周辺MR要求を受信すると共に、周辺MR要求に応じて周辺の基地局3との間の受信電界強度を測定する。尚、周辺MR要求には、接続元の基地局3周辺の基地局3を識別する基地局IDが格納されているものとする。抽出部87は、MR要求受信部86にて受信した周辺MR要求から基地局IDを抽出する。判定部88は、抽出された基地局IDが記憶部81に記憶中の一覧表にあるか否かを判定する。MR応答部89は、基地局IDが一覧表にある場合、接続元の基地局3に対して当該基地局IDのみの周辺MR応答を無線IF71経由で送信する。
待機タイマ部90は、MR要求受信部86で周辺MR要求を受信した場合、待機タイマの計測動作を開始する。MR応答部89は、周辺基地局3の基地局IDが一覧表にない場合、待機タイマ部90がタイムアップするまで周辺MR応答の送信を待機する。そして、MR応答部89は、待機タイマ部90がタイムアップした場合には、接続元の基地局3に対して周辺MR応答を送信する。
つまり、MR応答部89は、例えば、ハンドオーバを起動した場合、周辺基地局3が一覧表にある場合、すなわち、周辺基地局3が搭載あり基地局3Aの場合、当該搭載あり基地局3Aに関わる周辺MR応答を接続元の基地局3に送信する。MR応答部89は、周辺の基地局3が一覧表になく、待機タイマがタイムアップした場合、周辺の搭載なし基地局3Bに関わる周辺MR応答を接続元の基地局3に送信する。
接続元の基地局3は、移動端末4から搭載あり基地局3Aに関わる周辺MR応答を受信した場合、当該搭載あり基地局3Aに対して移動端末4への接続要求を指示する。切替先の搭載あり基地局3Aは、周辺MR応答の移動端末4との接続を要求する。そして、移動端末4は、切替先の搭載あり基地局3Aからの接続要求に応じて、切替先の搭載あり基地局3Aとの通信を開始する。その結果、移動端末4は、通信開始の切替先の搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8から通信サービスを享受することになる。これに対して、接続元の基地局3は、移動端末4から搭載なし基地局3Bに関わる周辺MR応答を受信した場合、受信レベルが良好な搭載なし基地局3Bに対して移動端末4への接続要求を指示する。切替先の搭載あり基地局3Aは、周辺MR応答の移動端末4との接続を要求する。そして、移動端末4は、切替先の搭載なし基地局3Bからの接続要求に応じて、切替先の搭載なし基地局3Bとの通信を開始する。その結果、移動端末4は、搭載なし基地局3Bを通じてコアネットワーク5に接続するアプリサーバ7から通信サービスを享受することになる。
次に本実施例の通信システム1の動作について説明する。図13は、通信システム1全体の動作の一例を示す説明図である。管理サーバ2は、新規設置の通知を検出した場合、一覧表を更新し、一覧表を各搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8に配信する(ステップS101)。各搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8は、当該基地局3Aに収容する移動端末4に一覧表を配信している。その結果、移動端末4は、一覧表を格納している。
移動端末4は、移動に応じて、例えば、“30”の搭載あり基地局3Aの通信エリアから不感地帯に進入した場合、“30”の搭載あり基地局3Aとの接続を切断する(ステップS102)。移動端末4は、更なる移動に応じて、不感地帯から離脱した場合、周辺の“29”の搭載あり基地局3A又は“13”の搭載なし基地局3BからMR要求を受信することになる(ステップS103)。移動端末4は、MR要求内の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定する。移動端末4は、例えば、MR要求内の“13”の基地局IDが一覧表にないため、“13”の搭載なし基地局3Bに対してMR応答を送信しない(ステップS104)。これに対して、移動端末4は、MR要求内の“29”の基地局IDが一覧表にあるため、“29”の搭載あり基地局3Aに対してMR応答を送信する(ステップS105)。その結果、“29”の搭載あり基地局3Aは、移動端末4からのMR応答に応じて移動端末4との通信を開始し、基地局3A内に搭載のエッジサーバ8から通信サービスを移動端末4に提供する。
図14は、配信処理に関わる管理サーバ2内の第1のCPU15Aの処理動作の一例を示すフロー図である。管理サーバ2内の第1のCPU15A内の検索部25は、新規設置の通知を受信したか否かを判定する(ステップS11)。尚、新規設置の通知は、例えば、新規のエッジサーバ8を既存の搭載なし基地局3Bに搭載した場合、若しくは、エッジサーバ8を搭載した搭載あり基地局3Aを通信システム1内に新規に追加した場合に当該基地局3から管理サーバ2に通知するメッセージである。
検索部25は、新規設置の通知を受信した場合(ステップS11肯定)、新規設置通知内の基地局IDを抽出する(ステップS12)。尚、抽出された基地局IDは、新規のエッジサーバ8を搭載した既存の搭載なし基地局3Bや、エッジサーバ8を搭載した新規の搭載あり基地局3Aを識別するIDである。
検索部25は、マップテーブル21及び一覧表DB22を参照し、新規設置通知に関わる搭載あり基地局3A周辺の搭載あり基地局3Aを検索する(ステップS13)。検索部25は、例えば、新規設置の搭載あり基地局3Aが“11”の場合、マップテーブル21を参照し、周辺の搭載あり基地局3Aとして“28”、”29”及び“10”を検索結果として取得する。第1のCPU15内の更新部26は、検索結果である周辺の搭載あり基地局3Aに該当する一覧表に、新規の搭載あり基地局3Aを識別する基地局IDを追加すべく、マップテーブル21及び一覧表DB22を更新する(ステップS14)。更新部26は、新規設置の搭載あり基地局3Aが“11”の場合、搭載あり基地局3Aの“11”及び周辺の搭載あり基地局3A“28”、”29”及び“10”を対応付けて一覧表に追加する。
第1のCPU15内の配信部28は、新規設置の搭載あり基地局3Aに一覧表を配信すると共に、新規設置の搭載あり基地局3A以外の搭載あり基地局3Aに一覧表の差分情報を配信し(ステップS15)、図14に示す処理動作を終了する。尚、差分情報とは、新規設置通知前の一覧表と、新規設置通知後の一覧表との差分である。その結果、搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8は、配信された差分情報及び一覧表を一覧表メモリ61に更新する。検索部25は、新規設置の通知を受信しなかった場合(ステップS11否定)、図14に示す処理動作を終了する。
図14に示す配信処理を実行する管理サーバ2は、搭載あり基地局3Aの新規設置の通知を検出した場合、新規設置の搭載あり基地局3Aの基地局ID及び、新規設置の搭載あり基地局3Aの周辺の搭載あり基地局3Aの基地局IDを一覧表に追加する。そして、管理サーバ2は、搭載あり基地局3Aの新規配置の場合、新規配置の搭載あり基地局3Aに一覧表を配信すると共に、新規配置の搭載あり基地局3A以外の基地局3に一覧表の差分情報を配信する。その結果、各搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8は、新規設置を反映した一覧表を確保できる。
管理サーバ2は、既存の搭載なし基地局3Bに新規のエッジサーバ8を搭載した新規設置の通知を検出した場合、新規のエッジサーバ8を搭載された基地局3の基地局ID及び、当該基地局3周辺の搭載あり基地局3Aの基地局IDを一覧表に追加する。そして、管理サーバ2は、新規のエッジサーバ8を既存の基地局3に搭載した場合、新規のエッジサーバ8の基地局3に一覧表を配信すると共に、新規のエッジサーバ8の基地局3以外の基地局3に一覧表の差分情報を配信する。その結果、各搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8は、新規設置を反映した一覧表を確保できる。
図15は、更新処理に関わる移動端末4内の第4のCPU74の処理動作の一例を示すフロー図である。図15において移動端末4内の第4のCPU74内の第4の制御部91は、接続元の基地局3から接続開始要求を検出したか否かを判定する(ステップS21)。第4のCPU74内の一覧表要求部84は、例えば、接続元の基地局3から接続開始要求を検出した場合(ステップS21肯定)、接続元の基地局3が搭載あり基地局3Aの場合、接続元の搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8に対して一覧表を要求する(ステップS22)。第4のCPU74内の一覧表応答部85は、接続元の基地局3である搭載あり基地局3Aから一覧表又は差分情報を受信したか否かを判定する(ステップS23)。一覧表応答部85は、接続元の基地局3である搭載あり基地局3Aから一覧表又は差分情報を受信した場合(ステップS23肯定)、受信した一覧表及び差分情報で記憶部81内の一覧表を更新し(ステップS24)、図15に示す処理動作を終了する。
一覧表応答部85は、接続元の基地局3である搭載あり基地局3Aから一覧表又は差分情報を受信しなかった場合(ステップS23否定)、一覧表及び差分情報を受信したか否かを監視すべく、ステップS23に移行する。第4の制御部91は、接続元の基地局3から接続開始要求を検出しなかった場合(ステップS21否定)、図15に示す処理動作を終了する。
図15に示す更新処理を実行する移動端末4は、接続元基地局3である搭載あり基地局3Aに対する一覧表要求に応じて接続元基地局3のエッジサーバ8から一覧表若しくは差分情報を受信する。移動端末4は、一覧表及び差分情報を受信した場合、受信した一覧表及び差分情報に基づき、記憶部81に記憶中の一覧表を更新する。その結果、移動端末4は、最新の一覧表を確保できる。
尚、移動端末4は、接続元の搭載あり基地局3Aからの接続開始要求を検出した場合に搭載あり基地局3Aに対して一覧表要求を送信したが、これに限定されるものではなく、例えば、定期的に一覧表要求を搭載あり基地局3Aに送信しても良い。また、移動端末4は、搭載あり基地局3Aに対する一覧表要求の送信に応じて搭載あり基地局3A内のエッジサーバ8から一覧表を受信したが、これに限定されるものではない。例えば、搭載あり基地局3Aは、移動端末4から一覧表要求を受信しなくても、一覧表に変化が生じた場合には収容する移動端末4に対して一覧表又は差分情報を自動的に配信するようにしても良い。
図16A及び図16Bは、MR応答処理に関わる移動端末4内の第4のCPU74の処理動作の一例を示すフロー図である。尚、説明の便宜上、図16の処理で記載する接続元の基地局3は搭載あり基地局3Aとして説明する。図16Aにおいて移動端末4内の第4のCPU74内の第4の制御部91は、接続元の基地局3と通信中であるか否かを判定する(ステップS41)。第4の制御部91は、接続元の基地局3と通信中の場合(ステップS41肯定)、接続元の基地局3との受信電界強度が所定レベルよりも低下したか否かを判定する(ステップS42)。
第4の制御部91は、接続元の基地局3との受信電界強度が所定レベルよりも低下した場合(ステップS42肯定)、接続元の基地局3との間の現在の通信状態が圏外であるか否かを判定する(ステップS43)。尚、通信状態が圏外とは、移動端末4が不感地帯に位置し、移動端末4と基地局3との間の通信が不可の状態である。第4のCPU74内のMR要求受信部86は、現在の通信状態が圏外の場合(ステップS43肯定)、通信中の接続元基地局3との間の通信が切断されたものと判断する。そして、MR要求受信部86は、接続元の基地局3の周辺の基地局3からのMR要求を受信したか否かを判定する(ステップS44)。
第4のCPU74内の抽出部87は、周辺の基地局3からのMR要求を受信した場合(ステップS44肯定)、MR要求元の基地局3毎に基地局ID及び受信電界強度を取得する(ステップS45)。尚、取得する基地局IDは、MR要求元の基地局3を識別するID、取得する受信電界強度はMR要求元の基地局3との間の電界強度である。
第4のCPU74内の待機タイマ部90は、MR要求元の基地局3毎の基地局ID及び受信電界強度を取得した後、待機タイマの計測動作を開始する(ステップS46)。尚、待機タイマは、例えば、10m秒とする。第4のCPU74内の判定部88は、記憶部81を参照し、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表内にあるか否かを判定する(ステップS47)。第4のCPU74内のMR応答部89は、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にある場合(ステップS47肯定)、当該MR要求元の基地局3に対してMR応答を送信し(ステップS48)、図16Aに示す処理動作を終了する。MR要求元の基地局3は、その基地局IDが一覧表にあるため、搭載あり基地局3Aである。その結果、MR要求元の搭載あり基地局3Aは、ステップS48にて移動端末4からのMR応答に応じて、当該移動端末4との接続を要求する。そして、MR要求元の搭載あり基地局3Aは、当該MR要求元の基地局3内のエッジサーバ8から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開することになる。
待機タイマ部90は、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にない場合(ステップS47否定)、ステップS46で開始した待機タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS49)。第4のCPU74内のMR応答部89は、待機タイマがタイムアップした場合(ステップS49肯定)、各MR要求元の基地局3に対してMR応答を送信し(ステップS50)、図16Aに示す処理動作を終了する。MR要求元の基地局3は、その基地局IDが一覧表にないため、搭載なし基地局3Bである。その結果、MR要求元の搭載なし基地局3Bは、移動端末4からのMR応答に基づき、受信レベルが良好な場合に、移動端末4との接続を要求する。そして、MR要求元の搭載なし基地局3Bは、コアネットワーク5内のアプリサーバ7から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開することになる。
MR応答部89は、待機タイマがタイムアップしたのでない場合(ステップS49否定)、接続元の基地局3の周辺の基地局3からMR要求を受信したか否かを判定する(ステップS51)。MR応答部89は、周辺の基地局3からMR要求を受信した場合(ステップS51肯定)、MR要求元の基地局3毎に基地局ID及び受信電界強度を取得する(ステップS52)。そして、MR応答部89は、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定すべく、ステップS47に移行する。つまり、第4のCPU74は、待機タイマがタイムアップするまでMR要求元の基地局3の内、搭載あり基地局3Aを探索することになる。
第4のCPU74は、周辺の基地局3からのMR要求を受信しなかった場合(ステップS51否定)、待機タイマがタイムアップしたか否かを判定すべく、ステップS49に移行する。第4の制御部91は、接続元の基地局3と通信中でない場合(ステップS41否定)、又は、接続元の基地局3の受信電界強度が所定レベルよりも低下していない場合(ステップS42否定)、図16Aに示す処理動作を終了する。MR要求受信部86は、接続元の基地局3の周辺の基地局3からのMR要求を受信しなかった場合(ステップS44否定)、MR要求を受信したか否かを判定すべく、ステップS44に移行する。
MR要求受信部86は、現在の通信状態が圏外でない場合(ステップS43否定)、すなわちハンドオーバ起動と判断し、接続元の基地局3から周辺MR要求を受信したか否かを判定する(ステップS61)。尚、周辺MR要求は、移動端末4に対して周辺基地局3とのMRを要求するメッセージである。
抽出部87は、接続元の基地局3から周辺MR要求を受信した場合(ステップS61肯定)、周辺の基地局3毎に基地局ID及び受信電界強度を取得する(ステップS62)。待機タイマ部90は、周辺の基地局3毎に基地局ID及び受信電界強度を取得した後、待機タイマの計測動作を開始する(ステップS63)。
判定部88は、受信電界強度を取得した周辺基地局3の基地局IDが一覧表内にあるか否かを判定する(ステップS64)。MR応答部89は、周辺基地局3の基地局IDが一覧表にある場合(ステップS64肯定)、接続元の基地局3に対して当該周辺の搭載あり基地局3のMR応答を送信し(ステップS65)、図16Bに示す処理動作を終了する。その結果、接続元の基地局3は、移動端末4からの当該周辺の搭載あり基地局3AのMR応答に基づき、当該搭載あり基地局3Aを切替先とし、その切替先の搭載あり基地局3Aに対して当該移動端末4への接続を要求する。そして、切替先の搭載あり基地局3Aは、移動端末4との接続を開始し、当該切替先の搭載あり基地局3A内に搭載したエッジサーバ8から当該移動端末4に通信サービスの提供を再開することになる。
待機タイマ部90は、周辺の基地局3の基地局IDが一覧表にない場合(ステップS64否定)、ステップS63で開始した待機タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS66)。MR応答部89は、待機タイマがタイムアップしたのでない場合(ステップS66否定)、接続元の基地局3から周辺MR要求を再度受信したか否かを判定する(ステップS67)。
MR応答部89は、接続元の基地局3から周辺MR要求を受信した場合(ステップS67肯定)、接続元の基地局3Aの周辺の基地局3毎に基地局ID及び受信電界強度を取得する(ステップS69)。そして、判定部88は、周辺の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定すべく、ステップS64に移行する。待機タイマ部90は、接続元の基地局3から周辺MR要求を受信しなかった場合(ステップS67否定)、待機タイマがタイムアップしたか否かを判定すべく、ステップS66に移行する。
MR応答部89は、待機タイマがタイムアップした場合(ステップS66肯定)、接続元の基地局3に対して各周辺の搭載なし基地局3Bの周辺MR応答を送信し(ステップS68)、図16Bに示す処理動作を終了する。その結果、接続元の基地局3は、移動端末4から各周辺の搭載なし基地局3Bの周辺MR応答を受信し、周辺MR応答に基づき、周辺の搭載なし基地局3Bの中から、受信レベルが良好な切替先の搭載なし基地局3Bを選択する。そして、接続元の基地局3は、その選択した切替先の搭載なし基地局3Bに対して移動端末4への接続を要求する。そして、切替先の搭載なし基地局3Bは、接続要求に応じて、移動端末4との接続を開始してハンドオーバを終了する。そして、切替先の搭載なし基地局3Bは、コアネットワーク5のアプリサーバ7から移動端末4に対する通信サービスの提供を再開することになる。MR要求受信部86は、接続元の基地局3から周辺MR要求を受信しなかった場合(ステップS61否定)、周辺MR要求を受信したか否かを判定すべく、ステップS61に移行する。
移動端末4では、搭載あり基地局3Aとの通信中に、移動に応じて、不感地帯に進入後、不感地帯から離脱した場合、接続元の搭載あり基地局3A周辺の基地局3からMR要求を検出し、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定する。移動端末4は、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にある場合、当該MR要求元の基地局3が搭載あり基地局3Aと判断し、当該MR要求元の搭載あり基地局3AにMR応答を送信する。その結果、MR要求元の搭載あり基地局3Aは、MR応答を受信した場合、当該移動端末4との接続を開始し、エッジサーバ8から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開し、通信サービスの使用を継続できる。
移動端末4では、搭載あり基地局3Aとの通信中に、移動に応じて、不感地帯に進入後、不感地帯から離脱した場合、接続元の搭載あり基地局3A周辺の基地局3からMR要求を検出し、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定する。移動端末4は、待機タイマがタイムアップするまでMR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にない場合、MR要求元に搭載あり基地局3Aがないと判断し、各MR要求元の搭載なし基地局3BにMR応答を送信する。その結果、MR要求元の搭載なし基地局3Bは、MR応答を受信しなかった場合、当該移動端末4との接続を開始し、コアネットワーク5と接続するアプリサーバ7から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開し、通信サービスの使用を継続できる。
移動端末4では、アプリサーバ7との通信中に、移動に応じて、不感地帯に進入後、不感地帯から離脱した場合、接続元の搭載あり基地局3A周辺の基地局3からMR要求を検出し、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定する。移動端末4は、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にある場合、当該MR要求元の基地局3が搭載あり基地局3Aと判断し、当該MR要求元の搭載あり基地局3AにMR応答を送信する。その結果、MR要求元の搭載あり基地局3Aは、MR応答を受信した場合、当該移動端末4との接続を開始し、アプリサーバ7から自局のエッジサーバ8に切替える。そして、MR要求元の搭載あり基地局3Aは、エッジサーバ8から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開し、通信サービスの使用を継続できる。
移動端末4では、アプリサーバ7との通信中に、移動に応じて、不感地帯に進入後、不感地帯から離脱した場合、接続元の搭載あり基地局3Aの周辺の基地局3からMR要求を検出し、MR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定する。移動端末4は、待機タイマがタイムアップするまでMR要求元の基地局3の基地局IDが一覧表にない場合、MR要求元の基地局3が搭載なし基地局3Bと判断し、各MR要求元の搭載なし基地局3BにMR応答を送信する。その結果、MR要求元の搭載なし基地局3Bは、MR応答を受信しなかった場合、当該移動端末4との接続を開始し、コアネットワーク5と接続するアプリサーバ7から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開し、通信サービスの使用を継続できる。
移動端末4では、搭載あり基地局3Aとの通信中に、移動に応じて、受信レベルが低下してハンドオーバ機能を起動した場合、接続元の搭載あり基地局3Aから周辺MR要求を検出する。移動端末4は、周辺MR要求内の切替先の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定する。移動端末4は、切替先の基地局3の基地局IDが一覧表にある場合、切替先の基地局3が搭載あり基地局3Aと判断し、当該搭載あり基地局3Aの周辺MR応答を接続元の基地局3に送信する。接続元の基地局3は、周辺MR応答を受信した場合、周辺MR応答の切替先の搭載あり基地局3Aに移動端末4の接続を要求する。そして、切替先の搭載あり基地局3Aは、移動端末4との接続を開始し、自局のエッジサーバ8から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開し、通信サービスの使用を継続できる。
移動端末4では、搭載あり基地局3Aとの通信中に、移動に応じて、受信レベルが低下してハンドオーバ機能を起動し、接続元の搭載あり基地局3Aから周辺MR要求を検出し、周辺MR要求内の切替先の基地局3の基地局IDが一覧表にあるか否かを判定する。移動端末4は、待機タイマがタイムアップするまで切替先の基地局3の基地局IDが一覧表にない場合、切替先の基地局3に搭載あり基地局3Aがないと判断し、搭載なし基地局3Bの周辺MR応答を接続元の基地局3に送信する。接続元の基地局3は、周辺MR応答を受信した場合、周辺MR応答の切替先の搭載なし基地局3Bの内、受信レベルが良好な切替先の搭載なし基地局3Bを選択し、その切替先の搭載なし基地局3Bに移動端末4の接続を要求する。そして、切替先の搭載なし基地局3Bは、当該移動端末4との接続を開始し、コアネットワーク5と接続するアプリサーバ7から移動端末4に対して通信サービスの提供を再開し、通信サービスの使用を継続できる。
移動端末4は、エッジサーバ8が提供する通信サービスを受ける。エッジサーバ8は、基地局3等に配備され、クラウドとの通信時の遅延時間短縮や、クラウドへの通信トラフィック軽減などを目的に、可能な限り近傍の基地局3に配備されたサーバがあれば、それと通信する。
不感地帯を離脱した移動端末4は、通信サービスを再開するために、受信電波強度が一番強い基地局3と接続する。移動端末4は、その基地局3が搭載なし基地局3Bの場合、全基地局3を管理している管理サーバ2に、隣接する周辺の搭載あり基地局3Aの基地局IDを問合せ、その基地局IDで基地局3と再接続することも考えられる。しかしながら、ビルやトンネル等の電波遮蔽物や、基地局3の少ない山間部等、多数の不感地帯付近で問合せが発生した場合、管理サーバ2までの伝送経路にトラフィック負荷が生じ、管理サーバ2の問合せ負荷が集中することも考えられる。本実施例では、通信サービスを利用中の移動端末4では、不感地帯を離脱した後、通信可能な基地局3の内、事前に取得した一覧表を使用して、搭載あり基地局3Aを選択して接続する。その結果、コアネットワーク5に接続するアプリサーバ7への接続や管理サーバ2への基地局IDの問合せが不要となる。
尚、管理サーバ2は、マップテーブル21を参照し、基地局3毎に隣接する周辺の基地局3を基地局ID単位で識別したが、複数の基地局3をエリアID単位で管理し、周辺の基地局をエリアID単位で識別しても良く、適宜変更可能である。この場合、検索部25は、新規設置の搭載あり基地局3A周辺の搭載あり基地局3Aを探索する際、新規設置の搭載あり基地局3Aと同一のエリアIDの基地局3を周辺の基地局3として検索しても良く、適宜変更可能である。
尚、説明の便宜上、エッジサーバ8は基地局3の近傍、すなわち当該基地局3の内部又は外部に接続したが、クラウドに設けても良く、適宜変更可能である。
上記実施例では、スマートフォン等の移動端末4を例示したが、例えば、携帯電話機、携帯用ゲーム端末やタブレット端末等であっても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを情報処理装置で実行することで実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する情報処理装置の一例を説明する。図17は、報告応答プログラムを実行する情報処理装置の一例を示す説明図である。
図17に示すMR応答プログラムを実行する情報処理装置100では、無線IF110と、ROM120と、RAM130と、CPU140とを有する。情報処理装置100は、複数の基地局と無線接続すると共に、複数の基地局の内、通信サービスを提供するサーバを搭載した基地局と無線接続し、当該サーバから通信サービスを取得する。
そして、ROM120には、上記実施例と同様の機能を発揮するMR応答プログラムが予め記憶されている。尚、ROM120ではなく、図示せぬドライブで読取可能な記録媒体に報告応答プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ、SDカード等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。MR応答プログラムとしては、図17に示すように、判定プログラム120A及び応答プログラム120Bである。尚、プログラム120A及び120Bについては、適宜統合又は分散しても良い。
そして、CPU140は、これらのプログラム120A及び120BをROM120から読み出し、これら読み出された各プログラムを実行する。そして、CPU140は、図17に示すように、各プログラム120A及び140Bを、判定プロセス140A及び応答プロセス140Bとして機能する。RAM130は、サーバを搭載した基地局を識別する識別情報を記憶する領域である。
CPU140は、基地局からMR(Measurement Report)要求を受信した場合に、MR要求元の基地局の識別情報がRAM130にあるか否かを判定する。CPU140は、前記MR要求元の基地局の識別情報が前記記憶部内にある場合に、前記MR要求に応答するMR応答を送信する。また、CPU140は、前記MR要求元の基地局の識別情報が前記記憶部内にない場合に、前記MR要求に応答するMR応答の送信を保留する。その結果、通信サービスを継続できる。