JP6909234B2 - 造影剤 - Google Patents
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Description
磁気共鳴イメージング(MRI)は、増えている数の適応症のため臨床診断において徐々に用いられている有名な診断イメージング技術である。
ここで:
R1、R2およびR3は、互いに独立に、HまたはC1−C3アルキルであり、ここで前記C1−C3アルキルは、C1−C3アルコキシまたはC1−C3ヒドロキシアルコキシ基によって、またはフェニル環によって置換されていてもよく;
Y1、Y2およびY3は、互いに独立に、それらの少なくとも1つは−PO(OR’)2または−PO(R4)(OR’)であるという条件で、式−PO(OR’)2、−PO(R4)(OR’)、または−COOR’の基であり;
ここで:
R’は、互いに独立に、HまたはC1−C5アルキルであり;
R4は、アリールまたはシクロアルキル環、またはC1−C5アルキルであり、ここで前記C1−C5アルキルは、アリールまたはシクロアルキル環によって置換されていてもよく;
Lは、直接結合または−(CH2)n−鎖であり;
ここで:
nは、1、2または3であり;
Zは、置換されたフェニル;C1−C6アルキル鎖、ここでC1−C6アルキル鎖は、−O−、−NH−および−CO−から選択される1つまたは複数の基によって割り込まれていてもよく、ヒドロキシル、カルボキシル、ハロゲン原子から選択される1つまたは複数の同等または異なる置換基(単数または複数)によって、または、式−O−(CH2)m−Ar、−NHSO2R5、−NHC(O)NHR6、−NHC(O)OR7または−NR8R9の基によって置換されている;および、大環状残基−W−G−W’−T、からなる群より選択されて;
ここで:
Arは、アリールであり;
mは、0、1または2であり;
R5は、1つまたは複数のハロゲン原子によって置換されていてもよいC1−C3アルキル、または、アリールまたはシクロアルキル環であり;
R6は、アリールまたはシクロアルキル環で置換されていてもよいC1−C5アルキル;または、アリールまたはシクロアルキル環であり;
R7は、C1−C5アルキル、ここでC1−C5アルキルは、1つまたは複数の酸素原子によって割り込まれていてもよく、アリールまたはシクロアルキル環によって置換されていてもよい;または、アリールまたはシクロアルキル環であり;
R8は、アリールまたはシクロアルキル環;または、C1−C5アルキルであり、ここで前記C1−C5アルキルは、ヒドロキシル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ヒドロキシアルコキシ、アリールまたはシクロアルキル環、および大環状残基Tから選択される1つまたは複数の基によって置換されていてもよい;
R9は、H、または、式−(CH2)nPO(OR’)2、−(CH2)nPO(R4)(OR’)または(CH2)nCOOR’の基であり;
WおよびW’は、互いに同一または異なり、−O−、−S(O)2NH−、−NHS(O)2−、−CONH−、および−NHCO−から選択される二官能性基であり;
Gは、フェニレン−C6H4−、または、直鎖または分岐C1−C5アルキレンであり、ここで前記の直鎖または分岐C1−C5アルキレンは、1つまたは複数の酸素原子によって割り込まれていてもよく、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C3アルコキシ、およびアリール環から選択される1つまたは複数の基によって置換されていてもよい;および
Tは、式(II)の大環状残基であり、
ここで:
Y1’、Y2’およびY3’は、互いに独立に、式−COOR’、−PO(OR’)2、または−POR4(OR’)の基であり;破線は、残りの分子との連結結合を表わす。
ここで、Qは、ヒドロキシル、−NH2、C1−C3アルコキシ、C1−C3ヒドロキシアルキル、および、式−(CH2)mCOOHのようなカルボキシルから選択される置換基であり、ここで、mは、上記に定義されるとおりであり、好ましくは0または1であり;R1、R2、R3、Y1、Y2およびY3は、式(I)の化合物に関して上記に定義されるとおりである。より好ましくは、Qは、ヒドロキシル、−NH2、−OCH3および−COOHからなる基より選択されて、最も好ましくは−OHまたは−COOHである。
ここで、pは、0または1であり;m、Ar、R1、R2、R3、Y1、Y2およびY3は、式(I)の化合物に関して上記に定義されたとおりである。
ここで、R5は、パーフルオロ化されていてもよいC1−C3アルキル、例えば、メチル、エチルまたはプロピル、または、対応するパーフルオロ化誘導体であり;または、アリールまたはシクロアルキル環、例えば、置換されていてもよいシクロヘキシル、または好ましくはフェニル環であり;および
R1、R2、R3、Y1、Y2およびY3は、式(I)の化合物に関して上記に定義されたとおりである。
または式(VII)のカルバメート誘導体を含み、
ここで、R6は、メチル、エチルまたはプロピルのようなC1−C3アルキルであり、それは、ベンジル、フェニル−エチル、シクロヘキシル−メチルまたはシクロヘキシル−エチル基のようなフェニルまたはシクロヘキシル環によって置換されていてもよく;または、アリールまたはシクロアルキル環であり;R7は、メチル、エチル、プロピルまたはブチルのようなC1−C5アルキルであり、それは、1つまたは複数の酸素原子(単数または複数)によって割り込まれていてもよく、フェニルまたはシクロヘキシル環によって置換されていてもよく、または、アリールまたはシクロアルキル環、例えば、置換されていてもよいフェニルまたはシクロヘキシル環である。
ここで:
R8は、前記のとおり非置換または置換されてよいアリールまたはシクロアルキル環;またはC1−C5アルキルであり、ここで前記C1−C5アルキルは、ヒドロキシル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ヒドロキシアルコキシ、置換されていてもよいフェニルまたはシクロヘキシル環、および大環状残基Tから選択される1つまたは複数の置換基を含んでもよい;
R9は、水素原子、または、式−(CH2)nPO(OR’)2、−(CH2)nPO(R4)(OR’)および−(CH2)nCOOR’の基から選択される基であり、ここで、nは、1〜3の整数、好ましくは、1または2であり;
R’は、HまたはC1−C5アルキル、例えば、エチルまたはtert−ブチルであり;R4は、アリールまたはシクロアルキル環であり、例えば、置換されていてもよいフェニルまたはシクロヘキシル環であり、または、C1−C5アルキル、例えば、好ましくは、アリールまたはシクロアルキル環によって置換されたまたはされていないメチル、エチルまたはプロピルであり;および
Y1、Y2、Y3、R、およびR1は、式(I)の化合物に関して上記に定義されるとおりである。
R9は、H、または、式−(CH2)nPO(OR’)2または好ましくは、式−(CH2)nCOOR’の基であり、ここで、nは、1または2であり、R’は、前記のとおりである。
ここで:
Lは、アルキレン鎖−(CH2)n−であり、ここで、nは、1〜3の整数であり、好ましくは1であり;WおよびW’は、−O−、−SO2NH−、−NHSO2−、−CONH−および−NHCO−から、より好ましくは−O−および−NHSO2−から選択される、同一または互いに異なる二価の基を表わし;Gは、例えば、フェニレン(−C6H4−)またはC1−C5直鎖または分岐アルキレンから選択される二官能性残基であり、それは、順に(in its turn)、1つまたは複数の酸素原子によって割り込まれていてもよく、例えばヒドロキシル、フェニルおよびカルボキシルから選択される1つまたは複数の基によって置換されていてもよい;R1、R2、R3、Y1、Y2、Y3、Y1’、Y2’およびY3’は、式(I)の化合物に関して上記に定義されたとおりである。
ここで、R9は、式(VIII)の化合物に関して前記のとおりであり、好ましくは、Hまたは式−(CH2)nPO(OR’)2または−(CH2)nCOOR’の基であり、より好ましくは、Hであり;一方で、R’、R1、Y1、Y2、Y3、Y1’、Y2’およびY3’は、式(I)の化合物に関して定義されるとおりである。
ここで:
Y2は、−PO(OR’)2または−PO(R4)(OR’)であり;ここで
R’は、HまたはC1−C5アルキル、例えばエチルまたはtert−ブチルであり;および
R4は、アリールまたはシクロアルキル環、またはC1−C5アルキルであり、ここで前記C1−C5アルキルは、フェニル、シクロヘキシル、ベンジル、フェニル−エチル、シクロヘキシル−メチル、シクロヘキシル−エチルのようなアリールまたはシクロアルキル環によって置換されていてもよく;
R1、R2およびR3は、互いに独立に、HまたはC1−C3アルキルであり、ここで前記C1−C3アルキルは、C1−C3アルコキシまたはC1−C3ヒドロキシアルコキシ基によって、またはフェニル環によって置換されていてもよく、好ましくは全てHであり;
Lは、直接結合またはアルキレン鎖−(CH2)n−であって、ここで
nは、1〜3の整数であって、好ましくは、1であり、
Zは、置換されたフェニル;または、C1−C6アルキル鎖であり、ここでC1−C6アルキル鎖は、1つまたは複数の酸素−O−原子(単数または複数)または−NH−基(単数または複数)によって割り込まれている、および/または、ヒドロキシル、カルボキシル、ハロゲンから選択される1つまたは複数の同等または異なる置換基(単数または複数)によって、または、式−O−(CH2)m−Ar、−NHSO2R5、−NHC(O)NHR6または−NHC(O)OR7の基によって置換されている;または、大環状残基−W−G−W’−Tであり;ここで:
m、Ar、R5、R6、R7 W、G、W’およびTは、式(I)の化合物に関して上記に定義されたとおりである。
a)適切な保護形態で大環状基質1を得るステップ、例えば、基質の酸性基は、tert−ブチルエステルとして保護される;
b)アルキル化分子2を得るステップ、ここで、基質1との連結反応に関与しない任意の任意選択の官能基(単数または複数)は、適切に保護される;
c)保護された基質1を、アルキル化分子2と連結させて、適切に保護された形態で式(I)の所望の化合物、またはあるいは、その中間体3を与えるステップ;
d)適切に保護された式(I)の化合物において、得られた中間体を、場合により変換するステップ;
e)任意の保護基を除去するステップ、および、式(I)のキレート配位子を単離するステップ;および
f)得られた配位子を、適切な常磁性金属イオンと錯体形成させるステップ、および、キレート錯体、またはその塩を単離するステップ。
ここで、全てのカルボキシル、ホスホンまたはホスフィン基は、tert−ブチルエステルとして適切に保護される。これらの化合物は、例えば、WO2005/062828に開示されるように得られてよく、または、例えば実験セクションに提供されるような公知の手順に従って調製されてよい。
ここで、置換基Zの適切なエポキシド誘導体は、適切に保護された基質1Aと反応して、式(I)の保護された配位子を与えて、それは、保護基の切断後に、ガドリニウム金属イオンと錯体形成されて、式(I)の所望のGd錯体を与える。
ここで、中間体3が、アルキル化分子2と基質1Aをカップリングすることによって得られて、それは還元によって、保護された配位子4に変換されて、保護基の切断後に、ガドリニウム金属イオンと錯体形成されて、上述の式(I)の所望のGd錯体を与える。
が最初に、例えば以下の実験セクションにより詳細に説明されるように得られて、それから、アルキル化によって式(VIII)の所望のモノ−またはビス−アルキル化誘導体に変換される。例えば、上記の合成スキーム4に図式化されるように、適切に保護されたアミン系基質1Dは、最初にR8CHOアルデヒドと反応して、対応するイミノ−誘導体を与えて、それは、還元されると、基質1Dのアミン系残基に付加されたR8基を有するモノ−アルキル化誘導体3をもたらす。これはその後(This latter)、適切に脱保護され得て、ガドリニウム(Gd3+)金属イオンと錯体形成され得て、所望の式(VIII)の化合物を与えて、ここで、R9はHであり、または、例えばトリ(tert−ブチル)亜リン酸のような適切な亜リン酸とさらに反応されてよく、保護形態で対応するビス−アルキル化化合物4を与える。全ての保護基の脱保護によって、式(VIII)のビス−アルキル化化合物がその結果得られて、それは、上記に簡潔に述べられたようにガドリニウム(Gd3+)金属イオンと錯体形成され得て、以下の実験セクションにより詳細に提供されるように、塩として単離される。
a)常磁性錯体、またはその薬学的に許容できる塩の形態での式(I)の化合物を含む本発明の組成物が事前に投与されてMRIイメージングシステム内に置かれたヒトまたは動物を、活性の常磁性基質の非ゼロプロトンスピン核を励起するように選択された放射線周波数に供するステップ;および
b)前記の励起された核からのMRシグナルを記録するステップ、を含む。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
化合物1を、J.Org.Chem.1988,53,3457−3465に報告されるように合成した。
化合物2を、WO2008/126034に報告されるように合成した。
エポキシド2(20.7g;0.10mol)を、アセトニトリル(300mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(35.4ml;2.10mol)中の基質1A(WO2005/062828に記載のように得られた)(41.4g;0.034mol)の溶液に添加した。反応混合物を、60℃に48時間加熱して、それから、蒸発させた。得られた残渣をEtOAc(200mL)中に溶解させて、水(4×50mL)、塩水(4×50mL)で洗浄して、蒸発させた。残渣を、シリカゲル(溶離液CH2Cl2/MeOH=25:1、それから、9:1)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、中間体3(40.8g)を得た。収率:74%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
中間体3(55.17g;0.0764mol)をMeOH(200mL)中に溶解させて、5%パラジウム炭素(2.2g)を添加した。混合物を、周囲温度および圧力で4時間水素化して、それから濾過して、溶液を蒸発させて、基質化合物1D(45g)を得た。収率:100%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
化合物1(Tetrahedron 2004,60,5595−5601に報告されるように調製された)(17.6g;50mmol)、パラホルムアルデヒド(3g;100mmol)およびトリス(t−ブチル)亜リン酸(25g;100mmol)(Tetrahedron Lett.2005,46,4707−4710に報告されるように調製された)の混合物を、60℃で24時間加熱した。この時間の後に、より多くのパラホルムアルデヒド(0.6g;20mmol)およびトリス(t−ブチル)亜リン酸(5g;20mmol)を添加して、混合物を24時間加熱した。混合物を真空下で残渣まで蒸発させて、それをフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)によって精製して、化合物2(16.4g)を得た。収率43%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
EtOH(200mL)中の中間体2(15g;19.6mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(1.5g)を添加して、室内の圧力および温度で16時間、水素化した。触媒を濾過して、溶液を残渣まで蒸発させた。これをその後(This latter)、アセトニトリル(250mL)中に溶解させて、この溶液に、ブロモ酢酸t−ブチル(3.7g;19mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(5.2g;40mmol)を添加した。反応混合物を48時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。残渣を、シリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/MeOH)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、基質1F(5.2g)を得た。収率:38%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(10mL)を、ジクロロメタン(20mL)中の基質1A(2.76g;4.5mmol)の溶液に、0℃で添加した。混合物を室温で6時間かき混ぜて、それから蒸発させた;残渣をTFA(20mL)中に溶解させて、混合物を室温で16時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。残渣を水(30mL)中に溶解させて、プロピレンオキシド(0.38g;6.5mmol)を添加して、それから、1M NaOHをpH11まで添加した。混合物を40℃で8時間、それから、室温で16時間加熱した。混合物を蒸発させて、残渣を、最初にSephadex G10カラム(溶離液:水)で、それからAmberchrom CG161Mカラム(溶離液:グラジエント水/アセトニトリル)で、溶出により精製して、キレート配位子2を固体(1.12g)として得た。収率57%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
ガドリニウムオキシド(0.87g;2.4mol)を、水(50mL)中の配位子2(2.1g;4.77mol)の溶液に添加して、得られた混合物をかき混ぜて、55℃で24時間および70℃で12時間加熱した。混濁した溶液を、Millipore HA 0.45μmで濾過して、濾液をSephadex G10カラム(溶離液:水)で精製して、比較化合物1を固体として(2.88g)得た。収率98%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
市販されるベンジルグリシジルエーテル2(5.8g;0.035mol)を、MeCN(150mL)中の実施例1に報告されるように得られた基質1A(18.5g;0.03mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(16mL)の溶液に添加した。混合物を、72時間60℃に加熱して、それから、蒸発させた。残渣をEtOAc(200mL)中に溶解させて、溶液を水(4×50mL)、塩水(4×50ml)で洗浄して、それから、蒸発させた。クルードをシリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/MeOH)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、中間体3(11.7g)を得た。収率:51%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(10mL)を、ジクロロメタン(50mL)中の中間体3(11.7g;0.015mol)の溶液に添加した。溶液を、それから、蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(30mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.1mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、エチルエーテル(400mL)で希釈して固体を得て、それを濾過して、エチルエーテルで洗浄して、乾燥させた。得られたクルード産物を、水(30mL)中に溶解させて、Amberchrome CG161Mカラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物4(4.2g)を得た。収率:51%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
c)錯体形成
ガドリニウムオキシド(296mg;0.85mmol)を、水(20mL)中に溶解された化合物4(962mg;1.7mmol)の溶液に添加して、混合物をかき混ぜて、90℃に加熱した。1時間後、混濁した溶液を、Millipore HA 0.45μmで濾過して、濃縮して、Amberchrome CG161Mカラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、錯体化合物1を固体として得た(1.05g)。収率:89%。
タイトル99.3%(HPLC、領域%)
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
ジクロロメタン(100mL)中のベンゼンスルホニルクロリド(35.3g;0.20mol)の溶液を、ジクロロメタン(250mL)中のアリルアミン(12.5g;0.22mol)およびDIPEA(42.5g;0.33mol)のかき混ぜられた溶液に、0℃でゆっくり添加した。溶液を、20℃で2時間かき混ぜて、それから、水(100mL)、酸性pHまで1N HCl、水(100mL)および塩水(100mL)で洗浄した。溶液を蒸発させて、化合物1(40.2g)を残渣として得た。収率:93%。
1H−NMR、13C−NMR、および質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
クロロホルム(150mL)中の3−クロロ過安息香酸(29.5g;0.120mol)の溶液を、クロロホルム(150mL)中の化合物1(20.0g;0.10mol)の溶液に滴下で添加して、混合物を18時間かき混ぜた。それから、溶液を、塩基性pHまで5%NaHCO3水溶液で、水(200mL)で、塩水(100mL)で、洗浄して、Na2SO4を用いて乾燥させて、油質の残渣まで硬縮させた。クルード産物を、シリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/EtOAc)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(19.0g)を得た。収率:89%。
1H−NMR、13C−NMR、および質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
MeCN(200mL)中の、実施例1に記載のように得られた基質1A(23.9g;0.039mol)、化合物2(9.8g;0.046mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(21mL)の混合物を、60℃で72時間かき混ぜた。溶液を残渣まで濃縮して、それをEtOAc(200mL)中に溶解した。溶液を、水(4×50mL)、塩水(4×50mL)で洗浄して、残渣まで蒸発させて、それをシリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/MeOH)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(23.5g)を得た。収率:73%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(30mL)を、ジクロロメタン(150mL)中の中間体3(23.5g;0.029mol)の溶液に、0℃で添加した。それから、溶液を蒸発させて、残渣を、トリフルオロ酢酸(90mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で48時間かき混ぜて、それから、エチルエーテル(600mL)を用いて希釈して固体を得て、それを濾過して、エチルエーテルで洗浄して、乾燥させた。得られたクルード産物を、水(30mL)中に溶解させて、Amberchrome CG161Mカラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(8.8g)を得た。収率:51%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(20mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(1.486g;4.0mmol)の溶液を、水(50mL)中の化合物4(2.53g;4.0mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて;かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(3.0g)を得た。収率:97%。
HPLC純度:99.7%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
CH2Cl2(20mL)中のメチル3−(クロロスルホニル)安息香酸1(J.Med.Chem.2007,50,442−454に報告されるように得られた)(4.12g;17.6mmol)の溶液を、CH2Cl2(150mL)中の基質1D(実施例4に記載のように得られた)(10g;14.7mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(5mL)の溶液に、−8℃でゆっくり添加した。添加の終わりに、温度は20℃に上げられて、混合物を16時間かき混ぜた。溶液を、水(3×50mL)、塩水(2×50mL)で洗浄して、それから、有機相を乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(12g)を得た。収率:93%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(5mL)を、ジクロロメタン(50mL)中の中間体2(10g;11.4mmol)の溶液に0℃で添加した。溶液を、それから、蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(50mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。残渣を水(50mL)中に溶解させて、2M NaOH水溶液をpH=10まで添加した。溶液を40℃に加熱して、pH10に一定に維持しながら8時間かき混ぜた。溶液を冷却して、2M HCl水溶液をpH=1まで添加した。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(2.03g;5.5mmol)の溶液を、水(70mL)中の化合物3(3.5g;5.5mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体4(4.24g)を得た。収率:92%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
CH2Cl2(20mL)中のメチル2−[4−(クロロスルホニル)フェノキシ]酢酸1(Molecules 2009,14,5247−5280で報告されるように得られる)(2.63g;9.8mmol)の溶液を、CH2Cl2(20mL)中の基質1D(実施例4に記載のように得られる)(4.5g;6.6mmol)およびトリエチルアミン(3mL)の溶液に、0℃で一滴ずつゆっくり添加した。添加の終わりに、温度は20℃に上げられて、混合物を48時間かき混ぜた。溶液を残渣まで蒸発させて、それをEtOAc(80mL)中に溶解して、水(4×50mL)および塩水(4×50mL)で洗浄して、それから、有機相を乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(5.6g)を得た。収率:94%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(5mL)を、ジクロロメタン(20mL)中の化合物2(5g;5.5mmol)の溶液に、0℃で添加した。溶液を、それから、蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(20mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.1mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。残渣を水(50mL)中に懸濁して、2M NaOH水溶液をpH=12まで添加した。溶液を16時間かき混ぜた。溶液を冷却して、2M HCl水溶液をpH=1まで添加した。クルード産物を、それから、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(1.48g)を得た。収率:39%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(2.23g;6mmol)の溶液を、水(100mL)中の化合物3(4.1g;6mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体4(4.63g)を得た。収率:89%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
アセトニトリル(100mL)中の2−ブロモ−1−(2−ニトロフェニル)エタノン(ARKIVOC 2014,(iii),256−273に報告されるように得られた)(21g;86mmol)の溶液を、アセトニトリル(200mL)中の基質1A(実施例1に報告されるように得られた)(52.2g;86mmol)およびK2CO3(13.8g;100mmol)の混合物に添加した。混合物を室温で24時間かき混ぜた。混合物を濾過して、残渣まで蒸発させて、それをCH2Cl2(200mL)中に溶解させて、塩水(2×200mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(36.4g)を得た。収率:55%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
5%パラジウム炭素(5g)を、MeOH(300mL)中の化合物2(30.8g;40mmol)およびギ酸アンモニウム(37.8g;600mmol)の溶液に添加した。混合物を室温で16時間かき混ぜて、それから、濾過および蒸発させた。残渣を、CH2Cl2(400mL)および塩水(300mL)によって溶解した。有機相を分離して、塩水(3×150mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(20.7g)を得た。収率:70%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水素化ホウ素ナトリウム(16.7g;441mmol)を、0℃で維持された乾燥MeOH(100mL)中の化合物3(14.8g;20mmol)の溶液に、小分けで(in portions)添加した。溶液を室温で6時間かき混ぜて、それから、蒸発させて、残渣をCH2Cl2(300mL)およびNH4Cl(400mL)の飽和水溶液中に溶解させた。有機相を分離して、NH4Cl水溶液(2×200mL)、塩水(2×200mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(9.94g)を得た。収率:67%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(10mL)を、ジクロロメタン(40mL)中の化合物4(9g;12mmol)の溶液に、0℃で添加した。溶液を、それから、蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(40mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。クルード産物を、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物5(4.4g)を得た。収率:71%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(2.86g;7.7mmol)の溶液を、水(100mL)中の化合物5(4.0g;7.7mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体6(4.8g)を得た。収率:90%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
アセトニトリル(50mL)中の1−[2−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−ブロモエタノン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,4013−4017に報告されるように得られた)(13.6g;45mmol)の溶液を、アセトニトリル(200mL)中の基質1A(実施例1に報告されるように得られた)(23.7g;39mmol)およびK2CO3(8g;58mmol)の混合物に添加した。混合物を室温で24時間かき混ぜた。混合物を濾過して、残渣まで蒸発させて、それをCH2Cl2(200mL)中に溶解させて、塩水(4×200mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(32.4g)を得た。収率:89%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水素化ホウ素ナトリウム(6.8g;180mmol)を、0℃で維持された乾燥MeOH(300mL)中の化合物2(30g;36mmol)の溶液に、小分けで添加した。溶液を室温で6時間かき混ぜて、それから、蒸発させて、残渣をCH2Cl2(300mL)中に溶解させて、有機相を飽和NH4Cl水溶液(2×250mL)、塩水(2×250mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(17.7g)を得た。収率:59%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(20mL)を、ジクロロメタン(100mL)中の化合物3(15g;18mmol)の溶液に、0℃で添加した。4時間後に、溶液を蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(100mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。クルード産物を、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(8.1g)を得た。収率:74%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(75mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(4.27g;11.5mmol)の溶液を、水(150mL)中の化合物4(7g;11.5mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(8.3g)を得た。収率:92%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
5%パラジウム炭素(2g)を、水(150mL)およびEtOH(150mL)中のガドリニウム錯体5(7.5g;9.6mmol)の溶液に添加した。水素化反応を6時間行なって(室温、1atm)、それから、触媒を濾過して水で洗浄した。有機溶液を濃縮して有機溶媒を除去して、Millipore HA 0.45□mで濾過して、凍結乾燥して、錯体化合物6を固体として得た(6.27g)。収率94%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
アセトニトリル(100mL)中の2−ブロモアセチル−安息香酸メチルエステル(Molecules 2006,11,574−582に報告されるように得られた)(21g;82mmol)の溶液を、アセトニトリル(200mL)中の基質1A(実施例1に報告されるように得られた)(50g;82mmol)およびK2CO3(13.8g;100mmol)の混合物に添加した。混合物を室温で24時間かき混ぜた。混合物を濾過して、残渣まで蒸発させて、それをCH2Cl2(200mL)中に溶解させて、塩水(4×200mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(55.9g)を得た。収率:87%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水素化ホウ素ナトリウム(12.1g;320mmol)を、0℃で維持された乾燥MeOH(400mL)中の化合物2(50g;64mmol)の溶液に、小分けで添加した。溶液を、室温で8時間かき混ぜて、それから、蒸発させて、残渣をCH2Cl2(400mL)中に溶解させて、有機相を飽和NH4Cl水溶液(2×250mL)、塩水(2×250mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(31.3g)を得た。収率:65%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(50mL)を、ジクロロメタン(200mL)中の化合物3(30g;40mmol)の溶液に、0℃で添加した。6時間後、溶液を蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(150mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。クルード産物を、Amberlite XAD 1600カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(16.7g)を得た。収率:79%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(250mL)中の化合物4(15g;28.4mmol)の溶液にpH12まで2M NaOHを添加して、混合物を24時間かき混ぜた。水(75mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(10.55g;28.4mmol)の溶液を添加して、2N NaOHによってpHを8に調節した。溶液を50℃に加熱して、8時間かき混ぜて、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(18.6g)を得た。収率:88%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
ジクロロメタン(50mL)中のベンゼン−1,3−ジスルホニルクロリド(市販)(8.25g;30mmol)の溶液を、CH2Cl2(300mL)中の基質1D(実施例4に記載のように得られた)(40.8g;60mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(12mL)の溶液に、室温でゆっくり添加した。混合物を24時間かき混ぜて、それから、水(2×200mL)、塩水(2×200mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(32.8g)を得た。収率:70%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(100mL)を、ジクロロメタン(300mL)中の化合物3(30g;19mmol)の溶液に、0℃で添加した。8時間後に、溶液を蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(200mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.4mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。クルード産物を、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(14.6g)を得た。収率:69%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(100mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(8.03g;21.6mmol)の溶液を、水(250mL)中の化合物4(12g;10.8mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(13.4g)を得た。収率:85%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
ジクロロメタン(300mL)中の基質1A(24.7g;40.7mmol)および化合物2(Eur.J.Org.Chem.2001,875−896に報告されるように得られた)(6g;20.3mmol)の溶液を、室温で48時間かき混ぜた。混合物を蒸発させて、残渣をシリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(18g)を得た。収率:59%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(40mL)を、ジクロロメタン(150mL)中の化合物3(15.1g;10mmol)の溶液に、0℃で添加した。8時間後、溶液を蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(100mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。クルード産物を、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(6.6g)を得た。収率:62%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(4.09g;11mmol)の溶液を、水(100mL)中の化合物4(5.8g;5.5mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(6.6g)を得た。収率:85%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
ジクロロメタン(100mL)中のメチル3−(クロロスルホニル)安息香酸(J.Med.Chem.2007,50,442−454に報告されるように得られた)(35.2g;0.15mol)の溶液を、ジクロロメタン(250mL)中のアリルアミン(9.1g;0.16mol)およびDIPEA(23.3g;0.18mol)のかき混ぜられた溶液にゆっくり添加した。溶液を、20℃で8時間かき混ぜて、それから、水(2×100mL)、酸性pHまで1N HCl、水(2×100mL)および塩水(2×100mL)で洗浄した。溶液を蒸発させて、化合物1(36.4g)を得た。収率:95%。
1H−NMR、13C−NMR、および質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
クロロホルム(150mL)中の3−クロロ過安息香酸(29.5g;0.120mol)の溶液を、クロロホルム(150mL)中の化合物1(25.5g;0.10mol)の溶液に滴下で添加して、混合物を24時間かき混ぜた。それから、溶液を、5%NaHCO3水溶液で塩基性pHまで、水(2×100mL)で、塩水(2×100mL)で洗浄して、乾燥させて(Na2SO4)、蒸発させた。クルード産物を、シリカゲル(溶離液:グラジエントn−ヘプタン/EtOAc)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(24.7g)を得た。収率:91%。
1H−NMR、13C−NMR、および質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
MeCN(200mL)中の、実施例3に記載のように得られた基質1C(20g;37.4mmol)、化合物2(11.1g;40.9mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(20mL)の混合物を、60℃で72時間かき混ぜた。溶液を残渣まで濃縮して、それをEtOAc(250mL)中に溶解した。溶液を、水(2×100mL)、塩水(2×100mL)で洗浄して、残渣まで蒸発させて、それをシリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/MeOH)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(21.8g)を得た。収率:70%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
6M HCl(250mL)中の化合物3(20g;24mmol)の混合物を、加熱して16時間還流した。溶液を蒸発させて、残渣をAmberchrome CG 161Mカラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(13g)を得た。収率:80%。
水(80mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(5.46g;14.7mmol)の溶液を、水(200mL)中の化合物4(10g;14.7mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和して、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(10.7g)を与えた。収率:88%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
MeCN(200mL)中の、実施例3に記載のように得られた基質1C(20g;37.4mmol)、ベンジルグリシジルエーテル2(市販)(6.9g;42mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(20mL)の混合物を、60℃で72時間かき混ぜた。溶液を残渣まで濃縮して、それをEtOAc(250mL)中に溶解された。溶液を、水(2×100mL)、塩水(2×100mL)で洗浄して、残渣まで蒸発させて、それをシリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/MeOH)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(20.4g)を得た。収率:78%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
6M HCl(250mL)中の化合物3(18g;25.8mmol)の混合物を、加熱して16時間還流した。溶液を蒸発させて、Amberlite XAD 1600カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって残渣を精製して、化合物4(11.8g)を得た。収率:82%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(5.57g;15mmol)の溶液を、水(200mL)中の化合物4(8.4g;15mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberlite XAD 1600カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(10.3g)を得た。収率:96%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(40mL)を、ジクロロメタン(150mL)中の、実施例4に記載のように得られた中間体3(40.5g;0.05mol)の溶液に、0℃で添加した。それから溶液を蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(180mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それからエチルエーテル(900mL)で希釈して固体を得て、それを濾過して、エチルエーテルで洗浄して、乾燥させた。クルード産物を、それから、Amberchrome CG161Mカラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物4(15.6g)を得た。収率:53%。
HPLC純度:99%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(1.97g;5.3mmol)の溶液を、水(50mL)中の化合物4(3.3g;5.3mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(3.86g)を得た。収率:95%。
HPLC純度:100%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
2−ベンジルオキシエチルクロロホルメート(市販)(7g;33mmol)を、ジクロロメタン(200mL)中の基質1D(実施例4に報告されるように得られた)(20.4g;30mmol)およびトリエチルアミン(3.5g;3.5mmol)の溶液に添加して、混合物を室温で16時間かき混ぜた。混合物を、水(3×100mL)、塩水(3×100mL)で洗浄して、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(23.7g)を得た。収率:92%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(30mL)を、ジクロロメタン(100mL)中の中間体3(21.5g;25mmol)の溶液に0℃で添加した。それから、溶液を蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(100mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。クルード産物を、それから、Amberchrome CG161Mカラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物4(10.6g)を得た。収率:67%。
HPLC純度:98%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(100mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(3.7g;10mmol)の溶液を、水(100mL)中の化合物4(6.3g;10mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberchrome CG 161Mカラム(溶離液:水/MeCN=9:1)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(7.3g)を得た。収率:90%。
HPLC純度:99%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
CH2Cl2(25mL)中のフェニルイソシアネート2(市販)(3.6g;30mmol)の溶液を、CH2Cl2(200mL)中の基質1D(実施例4に記載のように得られた)(20.4g;30mmol)の溶液に、0℃でゆっくり添加した。添加の終わりに、温度は20℃に上げられて、混合物を24時間かき混ぜた。溶液を、水(3×100mL)、塩水(3×100mL)で洗浄して、それから、有機相を乾燥させて(Na2SO4)、残渣まで蒸発させた。クルードを、シリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物3(21.3g)を得た。収率:89%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
トリフルオロ酢酸(15mL)を、ジクロロメタン(100mL)中の中間体3(20g;25mmol)の溶液に0℃で添加した。それから、溶液を蒸発させて、残渣をトリフルオロ酢酸(100mL)およびトリス−イソプロピルシラン(0.2mL)中に溶解させた。混合物を室温で24時間かき混ぜて、それから、蒸発させた。それから、残渣をAmberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって精製して、化合物4(9.6g)を得た。収率:67%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(5.5g;14.8mmol)の溶液を、水(150mL)中の化合物4(8.5g;14.8mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberlite XE 750カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(9.44g)を得た。収率:85%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
化合物1(Tetrahedron Lett.2008,49,6308−6310に報告されるように得られた)(12.3g;0.040mol)、亜リン酸トリエチル(26.6g;0.160mol)およびパラホルムアルデヒド(4.8g;0.160mol)の混合物を、室温で96時間かき混ぜた。揮発性物質を真空下で蒸発させて、残渣をシリカゲル(溶離液:CH2Cl2/MeOHのグラジエント)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、化合物2(19.4g)を得た。収率:64%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
5%パラジウム炭素(4g)を、EtOH(200mL)中の化合物2(15.1g;20mmol)の溶液に添加した。水素化反応を8時間(室温、1atm)行なって、それから、触媒を濾過した。有機溶液をMillipore HA 0.45μm上で再度濾過して、それから、蒸発させて、化合物3(12.1g)を得た。収率97%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
市販されるベンジルグリシジルエーテル4(3g;18mmol)を、MeCN(150mL)中の化合物3(9.34g;15mmol)の溶液に添加した。混合物を48時間還流で加熱して、それから、蒸発させた。残渣をEtOAc(200mL)中に溶解させて、塩水(3×100ml)を用いて溶液を洗浄して、それから、蒸発させた。クルードをシリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/MeOH)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、中間体5(9.8g)を得た。収率:83%。
1H−NMR、13C−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
6M HCl(200mL)中の化合物5(8.7g;11mmol)の混合物を、室温で16時間かき混ぜて、それから、加熱して36時間還流した。溶液を蒸発させて、Amberlite XAD 1600カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって残渣を精製して、化合物5(4.4g)を得た。収率:65%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(25mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(2.42g;6.5mmol)の溶液を、水(100mL)中の化合物5(4g;6.5mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberlite XAD 1600カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体6(5g)を得た。収率:93%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
MeCN(250mL)中の、化合物1(実施例24に報告されるように得られた)(18.7g;30mmol)および化合物2(実施例11に報告されるように得られた)(7g;33mmol)の溶液。混合物を48時間還流で加熱して、それから、蒸発させた。残渣をEtOAc(200mL)中に溶解させて、溶液を塩水(3×100ml)によって洗浄して、それから、蒸発させた。クルードをシリカゲル(溶離液:グラジエントCH2Cl2/MeOH)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、中間体3(18.8g)を得た。収率:75%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
6M HCl(300mL)中の化合物3(16.7g;20mmol)の混合物を、室温で16時間かき混ぜて、それから、加熱して36時間還流した。溶液を蒸発させて、Amberlite XAD 1600カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって残渣を精製して、化合物4(9g)を与えた。収率:67%。
1H−NMR、13C−NMR、31P−NMRおよび質量スペクトルは、予期された構造と一致した。
水(50mL)中の塩化ガドリニウム六水和物(4.46g;12mmol)の溶液を、水(200mL)中の化合物4(8g;12mmol)の溶液に添加した。2N NaOHを用いてpHを8まで上げて、かき混ぜられた溶液を50℃まで加熱して、それから、1N HClを用いてpH7に中和させて、Amberlite XAD 1600カラム(溶離液:グラジエント水/MeCN)でクロマトグラフィーによって最終的に精製して、ガドリニウム錯体5(10.1g)を得た。収率:95%。
質量スペクトルおよび元素分析は、予期された構造と一致した。
本発明に係る一部の代表的な錯体化合物の緩和時間測定法の特性を、例えば0.47および1.41Tを含む異なる磁場強度で、37℃で、異なる培地(生理学的溶液およびヒト血漿)中で決定して、類似の環状配位ケージを有する市場の一部のGd−錯体に関して同一条件で測定された緩和速度の値と比較した。
器具
縦の水プロトン緩和速度(R1=1/T1)は、20MHzのプロトンラーマー周波数で運転するMinispec MQ−20分光計(Bruker Biospin,Germany)を用いて0.47Tで測定されて;1.41TでのMR実験は、60MHzのプロトンラーマー周波数で運転するMinispec MQ−60分光計(Bruker Biospin,Germany)を用いて行なわれた。
サンプル調製
全ての試験品目は、5または10mMのスタート溶液を得るために、常磁性キレート化錯体の必要とされる量を計量することによって、選択された培地(生理学的溶液またはヒト血漿)中に供給および希釈されて用いられた。
それぞれの培地に関する5つの異なる濃度サンプル(0.1、0.25、0.5、0.75および1mM)を、スタートの5または10mM溶液のさらなる希釈によって調製した。
緩和速度測定は、37℃のプリセット温度サンプルで、0.47Tおよび1.41Tで行なわれて、分光計のサンプルホルダーに接続された恒温槽を用いて一定に維持された。5つのサンプル溶液は、外部の恒温槽において37℃で予備の事前加熱がされて、それから、内部槽の内側に10分置かれて、温度の安定化を確保した。縦の緩和時間T1は、標準的な反転回復シーケンスを用いて測定されて、ここで、反転時間(TI)は、15ステップにおいて、10msからT1の少なくとも5倍まで変化した。統計分析(T1測定に関する単一指数当てはめ、縦の緩和速度の評価に関する線形当てはめ)を、Mathematica(登録商標)(Wolfram,USA)によって行なった。推定パラメーターに対するエラーを、当てはめ手順によって評価した。
生理学的溶液およびヒト血漿の両方において、37℃で、本発明に係る一部の代表的な化合物から得られた緩和速度の値r1pを、試験された化合物の構造および加えられた磁場の強度(T)とともに、以下の表Aに要約して、臨床診療における一部の市販の造影剤に関して測定された対応する値と比較する。
[結論]
試験された造影剤の緩和速度(ヒト血漿中)は、0.47Tにおいて、5.2(非置換比較1について)および11.45(キレート錯体21について)mM−1s−1の間の範囲であった。そのような値は、磁場強度が増大すると、予想通りに低減する。これらの結果は、常磁性錯体、特に本発明の式(I)の化合物のGd3+錯体によって表される特定の選択が、増大された緩和速度r1pを示すことを確証し、それは、Dotarem(登録商標)およびProHance(登録商標)のような日々の診断プラクティスで現在のところ用いられている造影剤によって37℃でヒト血漿中において同一条件で示された緩和速度の少なくとも約1.5〜2倍までである。
Claims (19)
- 式(I)の化合物であって、
ここで:
R1、R2およびR3は、互いに独立に、HまたはC1−C3アルキルであり、ここで前記C1−C3アルキルは、C1−C3アルコキシまたはC1−C3ヒドロキシアルコキシ基によって、またはフェニル環によって置換されていてもよく;
Y1、Y2およびY3は、互いに独立に、それらの少なくとも1つは−PO(OR’)2または−PO(R4)(OR’)であるという条件で、式−PO(OR’)2、−PO(R4)(OR’)、または−COOR’の基であり;
ここで:
R’は、互いに独立に、HまたはC1−C5アルキルであり;
R4は、フェニルまたはシクロアルキル環、またはC1−C5アルキルであり、ここで前記C1−C5アルキルは、アリールまたはシクロアルキル環によって置換されていてもよく;
Lは、直接結合であり;
Zは、置換されたフェニル;および、式−NHSO2R5、−NHC(O)NHR6、−NHC(O)OR7または−NR8R9の基から選択される置換基を含むC 1 −C 6 アルキル、からなる群より選択されて;
R5は、フェニルであり;
R6は、フェニルまたはシクロアルキル環で置換されていてもよいC1−C5アルキル;または、フェニルまたはシクロアルキル環であり;
R7は、C1−C5アルキル、ここでC1−C5アルキルは、1つまたは複数の酸素原子によって割り込まれていてもよく、フェニルまたはシクロアルキル環によって置換されていてもよい;または、フェニルまたはシクロアルキル環であり;
R8は、フェニルまたはシクロアルキル環;または、C1−C 3 アルキルであり、ここで前記C1−C 3 アルキルは、フェニルまたはシクロアルキル環によって置換されている;
R9は、H、または、式−(CH2)nPO(OR’)2、−(CH2)nPO(R4)(OR’)または−(CH2)nCOOR’の基である;
または、
Lが−(CH 2 ) n −鎖であり;
ここで、nは、1、2または3であり;
Zは、式−W−G−W’−Tの大環状残基であり;
ここで、WおよびW’は、互いに同一または異なり、−S(O)2NH−、−NHS(O)2−、−CONH−、および−NHCO−から選択される二官能性基であり;
Gは、フェニレン−C6H4−、または、直鎖または分岐C1−C5アルキレンであり、ここで前記の直鎖または分岐C1−C5アルキレンは、1つまたは複数の酸素原子によって割り込まれていてもよく、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C3アルコキシ、およびフェニル環から選択される1つまたは複数の基によって置換されていてもよい;および
Tは、式(II)の大環状残基であり
ここで:
Y1’、Y2’およびY3’は、互いに独立に、式−COOR’、−PO(OR’)2、または−PO(R4)(OR’)の基であり;破線は、残りの分子との連結結合を表わす;
および、個々のジアステレオ異性体およびそれらのラセミ混合物、幾何異性体およびその分割(solved)鏡像異性体、および、それらの生理的に許容できる塩。 - 請求項1の化合物であって、
Zは、式−NHSO2R5、−NHC(O)NHR6、−NHC(O)OR7および−NR8R9の基から選択される置換基を含むC1−C6アルキルである、
化合物。 - 請求項3に記載の化合物であって、
式(V)
ここで、R5は請求項1で定義される;
または、式(VI)
ここで、R6は、フェニルまたはシクロヘキシル環によって置換されていてもよいC1−C3アルキルであり、または、フェニルまたはシクロアルキル環である;
または、式(VII)
ここで、R7は、1つまたは複数の酸素原子(単数または複数)によって割り込まれていてもよく、フェニルまたはシクロヘキシル環によって置換されていてもよい、C1−C5アルキルであり、または、フェニルまたはシクロアルキル環である;
または、式(VIII)
ここで:
R8は、フェニルまたはシクロヘキシル環;またはC1−C 3 アルキルであり、ここで前記C1−C 3 アルキルは、フェニルまたはシクロヘキシル環によって置換されている;
R9は、水素原子、または、式−(CH2)nPO(OR’)2、−(CH2)nPO(R4)(OR’)および−(CH2)nCOOR’の基から選択される基であり、ここで、n、R’およびR4は、請求項1に定義される、
を有する、
化合物。 - 請求項1に記載の化合物であって、
式(I)において、Zは、式(IX)を有する式−W−G−W’−Tの大環状残基であり、
ここで:
Lは、アルキレン鎖−(CH2)n−であり、ここで、nは、1〜3の整数である;WおよびW’は、同一または互いに異なる、−SO2NH−、−NHSO2−、−CONH−および−NHCO−から選択される二価の基を表わし;Gは、フェニレン(−C6H4−)およびC1−C5直鎖または分岐アルキレンから選択される二官能性残基であり、ここで前記のC1−C5直鎖または分岐アルキレンは、1つまたは複数の酸素原子によって割り込まれていてもよく、ヒドロキシル、フェニルおよびカルボキシルから選択される1つまたは複数の基によって置換されていてもよい、
化合物。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物であって、
式(I)〜(IX)において、Y1、Y2およびY3の1つは、式−COOR’のカルボキシルであり、他の2つは、互いに独立に、−PO(OR’)2および−PO(R4)(OR’)から選択される、
化合物。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物であって、
式(I)〜(IX)において、Y1、Y2およびY3の1つは、−PO(OR’)2および−PO(R4)(OR’)から選択されて、残りの2つは、式−COOR’のカルボキシルである、
化合物。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物であって、
式(I)〜(IX)において、R’は、Hである、
化合物。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)の化合物であって、
Fe(2+)、Fe(3+)、Cu(2+)、Cr(3+)、Gd(3+)、Eu(3+)、Dy(3+)、La(3+)、Yb(3+)またはMn(2+)からなる群において選択される常磁性金属イオンとの錯体、またはそれらの生理的に許容できる塩の形態である、
化合物。 - 請求項10に記載の式(I)の化合物であって、
前記常磁性金属イオンは、Gd3+である、
化合物。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物であって、
前記の生理的に許容できる塩は、カリウム、ナトリウム、カルシウムまたはマグネシウムのようなアルカリまたはアルカリ土類金属から選択される無機塩基のカチオン、または、エタノールアミン、ジエタノールアミン、モルホリン、グルカミン、N−メチルグルカミン、N,N−ジメチルグルカミンから選択される有機塩基のカチオン、または、リジン、アルギニンおよびオルニチンから選択されるアミノ酸のカチオン、または、場合により、塩化物、臭化物またはヨウ化物のようなハロ酸から選択される無機酸のアニオン、ならびに、酢酸、コハク酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸またはシュウ酸のような他の適切なイオンのアニオンとの塩である、
化合物。 - 請求項10または11に定義される式(I)の化合物であって、
MRI造影剤としての使用のための、
化合物。 - 常磁性金属錯体の形態、または、1つまたは複数の薬学的に許容できる担体、希釈剤または賦形剤と組み合わせた請求項11から13のいずれか一項に定義されるそれらの製剤塩の形態での、式(I)の化合物を含む、
医薬組成物。 - 請求項1に定義される式(I)の化合物の調製のための方法であって、
以下の主なステップ:
a)適切な保護形態で大環状基質1を得るステップ、例えば、前記の基質のカルボン酸基は、tert−ブチルエステルとして保護される;
b)アルキル化分子2を得るステップ、ここで、前記基質1との連結反応に関与しない任意選択の官能基(単数または複数)はいずれも、適切に保護される;
c)前記の保護された基質1を、前記アルキル化分子2と連結させて、適切に保護された形態で式(I)の所望の化合物、またはあるいは、その中間体3を与えるステップ;
d)前記の適切に保護された式(I)の化合物において、前記方法のステップc)で得られた中間体を、場合により変換するステップ;
e)任意の保護基を除去するステップ、および、式(I)のキレート配位子を単離するステップ;および
f)前記の得られた配位子を、適切な常磁性金属イオンと錯体形成させるステップ、および、前記キレート錯体、またはその塩を単離するステップ、
を含む、
方法。 - MRI技術の使用によってヒトまたは動物の体の臓器または組織をインビボでイメージングするための方法であって、
以下のステップ:
a)常磁性金属錯体、またはその薬学的に許容できる塩の形態での式(I)の化合物を含む請求項14に記載の組成物が事前に投与されてMRIイメージングシステム内に置かれたヒトまたは動物を、活性の常磁性基質の非ゼロプロトンスピン核を励起するように選択された放射線周波数に供するステップ;および
b)前記の励起された核からのMRシグナルを記録するステップ、
を含む、
方法。 - MRI技術の使用によって、患者に由来する細胞、生物学的流体および生物学的組織を含む生物学的サンプルをインビトロ(エクスビボ)でイメージングするための方法であって、
有効量の請求項10に定義される式(I)の常磁性錯体化合物またはその生理的に許容できる塩を、目的の前記生物学的サンプルと接触するステップ、およびそれから、前記MRI技術の使用によって前記サンプルからMRIシグナルを得るステップを含む、
方法。 - 請求項8に記載の化合物であって、
式(I)〜(IX)において、Y1およびY3は、式−COOR’のカルボキシルであり、R 1 、R 2 およびR 3 は、Hである、
化合物。 - 請求項6に記載の化合物であって、
式(IX)において、Y1はY1’と同一であり、Y2はY2’と同一であり、Y3はY3’と同一である、
化合物。
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