(本開示の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した技術に関し、以下の問題が生じることを見出した。
特許文献1の画像表示装置では、複数の光学シートのうち最も表示パネル側に配置された光学シート以外の光学シートは、下フレームに対して完全に固定されない。そのため、例えば画像表示装置の輸送時等において画像表示装置が振動した際には、複数の光学シートが互いに擦れ合うことにより、光学シートの表面に傷が付くおそれがあるという問題が生じる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図11Bを参照しながら、実施の形態1について説明する。
[1−1.画像表示装置の全体構成]
まず、図1〜図3を参照しながら、実施の形態1に係る画像表示装置2の全体構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る画像表示装置2を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4を分解して示す分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る光学シートユニット22を分解して示す分解斜視図である。
図1に示すように、画像表示装置2は、例えばフラットパネルディスプレイ型の液晶テレビジョン受像機である。画像表示装置2は、液晶モジュール4と、液晶モジュール4の背面を覆うバックカバー6と、液晶モジュール4を支持するスタンド8とを備えている。
液晶モジュール4は、画像(静止画及び動画を含む)を表示するためのユニットである。図2に示すように、液晶モジュール4は、下フレーム10(支持部材の一例)と、バックライト12と、反射シート14と、複数のサポートピン16と、輝度均一板18と、拡散板20と、光学シートユニット22と、モールドフレーム24と、表示パネル26と、ベゼル28とを備えている。
下フレーム10は、バックライト12及び光学シートユニット22等を支持するための部材であり、ベースプレートとも称される。下フレーム10は、薄い板金で形成され、XY平面視で矩形状に形成されている。後述する図4に示すように、画像表示装置2を設置したときの下フレーム10の上端部10aには、X軸方向に延びる横長の複数の突部30が形成されている。複数の突部30の各々は、光学シートユニット22を支持するためのものであり、例えば板金の切り起こし加工により形成されている。複数の突部30は、下フレーム10の上端部10aに沿って間隔を置いて配置されている。また、画像表示装置2を設置したときの下フレーム10の下端部10bには、X軸方向に延びる横長の複数の突部32が形成されている。複数の突部32の各々は、光学シートユニット22を支持するためのものであり、例えば板金の切り起こし加工により形成されている。複数の突部32は、下フレーム10の下端部10bに沿って間隔を置いて配置されている。
バックライト12は、表示パネル26の背面に向けて光を照射するための例えば直下型のバックライトである。バックライト12は、複数のLED(Light Emitting Diode)シート34と、複数の中継シート36とを有している。
複数のLEDシート34の各々は、光を照射するための部材であり、下フレーム10の前面(表示パネル26側の面)に支持されている。複数のLEDシート34の各々は、フレキシブルプリント基板と、フレキシブルプリント基板の実装面に実装された複数のLEDとを有している。LEDシート34のフレキシブルプリント基板の実装面には、複数のLEDからの光を反射するための反射層が形成されている。
複数の中継シート36の各々は、複数のLEDシート34を電気的に中継するための部材であり、下フレーム10の前面に支持されている。複数の中継シート36の各々は、フレキシブルプリント基板と、フレキシブルプリント基板の実装面に実装された回路部とを有している。回路部は、LEDシート34の複数のLEDの各々に電力及び制御信号等を供給するための電気回路である。中継シート36のフレキシブルプリント基板の実装面には、LEDシート34と同様に、反射層が形成されている。
反射シート14は、複数のLEDシート34からの光を表示パネル26の背面に向けて反射するための部材である。反射シート14は、複数のLEDシート34及び複数の中継シート36を覆うように配置され、下フレーム10の前面に貼り付けられている。反射シート14には、LEDシート34の複数のLEDをそれぞれ反射シート14上に露出させるための複数の孔が形成されている。
複数のサポートピン16の各々は、拡散板20を支持するための部材である。複数のサポートピン16の各々は、反射シート14上に配置され、下フレーム10とともに反射シート14を挟持する。複数のサポートピン16の各々は、フランジ部と、フランジ部から突出するピン部とを有している。
輝度均一板18は、複数のLEDシート34からの光を均一化するための部材であり、いわゆるフラッター(登録商標)である。輝度均一板18は、反射シート14に対向するように配置されている。輝度均一板18には、複数のサポートピン16にそれぞれ対応して複数の支持用孔が形成されている。複数の支持用孔の各々にサポートピン16のピン部が挿通されることにより、輝度均一板18がサポートピン16のフランジ部に支持される。また、輝度均一板18には、大きさの異なる複数の照明用孔が形成されている。具体的には、輝度均一板18において、LEDシート34のLEDの直上には極めて小さい径の照明用孔が形成され、当該LEDからの距離が大きくなるに従って、より大きい径の照明用孔が形成されている。複数のLEDシート34からの光が輝度均一板18の複数の照明用孔の各々を通過することにより、複数のLEDシート34からの光の配向特性をなだらかにすることができる。
拡散板20は、複数のLEDシート34からの光を拡散するための部材である。拡散板20は、複数のサポートピン16の各々のピン部に支持された状態で、輝度均一板18に対向するように配置されている。また、後述する図7に示すように、拡散板20の外周部は下フレーム10に支持されている。拡散板20は、輝度均一板18によって配向特性がなだらかにされた光をさらに拡散するので、拡散板20からは輝度ムラの少ない光が出射する。
図3に示すように、光学シートユニット22は、光学的特性の異なる第1の光学シート38、第2の光学シート40及び第3の光学シート42を含むユニットである。第1の光学シート38、第2の光学シート40及び第3の光学シート42は、この順に重ね合わされた状態で、表示パネル26と拡散板20との間に配置されている。なお、第1の光学シート38は拡散板20側に配置され、第3の光学シート42は表示パネル26側に配置されている。第1の光学シート38、第2の光学シート40及び第3の光学シート42の各々の厚みは、例えば0.1mm〜0.5mmである。第1の光学シート38は、拡散板20から出射した光を集光するための垂直方向のプリズムシートである。第2の光学シート40は、拡散板20から出射した光を集光するための水平方向のプリズムシートである。第3の光学シート42は、拡散板20から出射した光を偏光させるための反射型偏光シート(例えば、住友スリーエム株式会社製のDBEF(登録商標)(Dual Brightness Enhancement Film)シート)である。第1の光学シート38、第2の光学シート40及び第3の光学シート42の各構成については後で詳述する。
モールドフレーム24は、XY平面視で矩形状の枠状に形成されている。モールドフレーム24は、表示パネル26を支持し、且つ、光学シートユニット22からバックライト12までの各部品を下フレーム10との間で挟持する。
表示パネル26は、画像を表示するための部材である。表示パネル26は、複数のガラス板の間に液晶が封入された、いわゆる液晶セルである。表示パネル26の前面には、画像を表示するための表示面が形成されている。表示パネル26の外周部は、クッション部材を介してモールドフレーム24に支持されている。
ベゼル28は、表示パネル26の外周部を保護するための部材である。ベゼル28は、XY平面視で矩形状の枠状に形成され、表示パネル26の外周部を覆うようにして配置されている。ベゼル28は、表示パネル26から下フレーム10までの各部品をバックカバー6(図1参照)との間で挟持する。なお、ベゼル28は、例えばポリカーボネート等の樹脂で形成されている。
図1に示すように、バックカバー6は、液晶モジュール4の下フレーム10の背面を覆うようにして配置されている。バックカバー6は、例えばポリカーボネート等の樹脂で形成されている。
[1−2.光学シートユニットの構成]
次に、図3を参照しながら、光学シートユニット22の構造について説明する。
図3に示すように、第1の光学シート38は、XY平面視で矩形状の第1のシート本体部44と、第1のシート本体部44の上辺44a(外周部の一例)から上方(側方の一例)に突出した複数の第1の被支持部46a,46b,46c,46d及び46e(46a〜46e)と、第1のシート本体部44の下辺44b(外周部の一例)から下方(側方の一例)に突出した複数の第1の被支持部48a,48b,48c,48d及び48e(48a〜48e)とを有している。
複数の第1の被支持部46a〜46eは、第1のシート本体部44の上辺44aに沿って間隔を置いて配置されている。複数の第1の被支持部46a〜46eの各々には、X軸方向に延びる長孔状の第1の挿通孔50が形成されている。複数の第1の被支持部46a〜46eの各々のY軸方向における大きさは、全て同一である。また、中央の第1の被支持部46cのX軸方向における大きさは、残りの第1の被支持部46a,46b,46d及び46eの各々のX軸方向における大きさよりも大きい。なお、残りの第1の被支持部46a,46b,46d及び46eの各々のX軸方向における大きさは、全て同一である。
複数の第1の被支持部48a〜48eは、第1のシート本体部44の下辺44bに沿って間隔を置いて配置されている。複数の第1の被支持部48a〜48eの各々には、X軸方向に延びる長尺状の第1の切り欠き部52が形成されている。複数の第1の被支持部48a〜48eの各々のY軸方向における大きさは、全て同一である。また、中央の第1の被支持部48cのX軸方向における大きさは、残りの第1の被支持部48a,48b,48d及び48eの各々のX軸方向における大きさよりも大きい。なお、残りの第1の被支持部48a,48b,48d及び48eの各々のX軸方向における大きさは、全て同一である。
また、第2の光学シート40は、XY平面視で矩形状の第2のシート本体部54と、第2のシート本体部54の上辺54aから上方に突出した複数の第2の被支持部56a,56b,56c,56d及び56e(56a〜56e)と、第2のシート本体部54の下辺54bから下方に突出した複数の第2の被支持部58a,58b,58c,58d及び58e(58a〜58e)とを有している。第2のシート本体部54の大きさは、第1のシート本体部44の大きさと同一である。
複数の第2の被支持部56a〜56eは、複数の第1の被支持部46a〜46eにそれぞれ対応して、第2のシート本体部54の上辺54aに沿って間隔を置いて配置されている。複数の第2の被支持部56a〜56eの各々には、X軸方向に延びる長孔状の第2の挿通孔60が形成されている。複数の第2の被支持部56a〜56eの各々のY軸方向における大きさは、全て同一である。また、中央の第2の被支持部56cのX軸方向における大きさは、残りの第2の被支持部56a,56b,56d及び56eの各々のX軸方向における大きさよりも大きく、且つ、第1の被支持部46cのX軸方向における大きさよりも小さい。なお、残りの第2の被支持部56a,56b,56d及び56eの各々のX軸方向における大きさは、全て同一であり、且つ、第1の被支持部46a,46b,46d及び46eの各々のX軸方向における大きさと同一である。
複数の第2の被支持部58a〜58eは、複数の第1の被支持部48a〜48eにそれぞれ対応して、第2のシート本体部54の下辺54bに沿って間隔を置いて配置されている。複数の第2の被支持部58a〜58eの各々には、X軸方向に延びる長尺状の第2の切り欠き部62が形成されている。複数の第2の被支持部58a〜58eの各々のY軸方向における大きさは、全て同一である。また、中央の第2の被支持部58cのX軸方向における大きさは、残りの第2の被支持部58a,58b,58d及び58eの各々のX軸方向における大きさよりも大きく、且つ、第1の被支持部48cのX軸方向における大きさよりも小さい。なお、残りの第2の被支持部58a,58b,58d及び58eの各々のX軸方向における大きさは、全て同一であり、且つ、第1の被支持部48a,48b,48d及び48eの各々のX軸方向における大きさと同一である。
また、第3の光学シート42は、XY平面視で矩形状の第3のシート本体部64と、第3のシート本体部64の上辺64aから上方に突出した複数の第3の被支持部66a,66b,66c,66d及び66e(66a〜66e)と、第3のシート本体部64の下辺64bから下方に突出した複数の第3の被支持部68a,68b,68c,68d及び68e(68a〜68e)とを有している。第3のシート本体部64の大きさは、第1のシート本体部44の大きさと同一である。
複数の第3の被支持部66a〜66eは、複数の第1の被支持部46a〜46eにそれぞれ対応して、第3のシート本体部64の上辺64aに沿って間隔を置いて配置されている。複数の第3の被支持部66a〜66eの各々には、X軸方向に延びる長孔状の第3の挿通孔70が形成されている。複数の第3の被支持部66a〜66eの各々のY軸方向における大きさは、全て同一である。また、複数の第3の被支持部66a〜66eの各々のX軸方向における大きさは、全て同一であり、且つ、第1の被支持部48a,48b,48d及び48eの各々のX軸方向における大きさと同一である。中央の第3の被支持部66cのX軸方向における大きさは、第2の被支持部56cのX軸方向における大きさよりも小さい。
複数の第3の被支持部68a〜68eは、複数の第1の被支持部48a〜48eにそれぞれ対応して、第3のシート本体部64の下辺64bに沿って間隔を置いて配置されている。複数の第3の被支持部68a〜68eの各々には、X軸方向に延びる長尺状の第3の切り欠き部72が形成されている。複数の第3の被支持部68a〜68eの各々のY軸方向における大きさは、全て同一である。また、複数の第3の被支持部68a〜68eの各々のX軸方向における大きさは、全て同一であり、且つ、第1の被支持部48a,48b,48d及び48eの各々のX軸方向における大きさと同一である。中央の第3の被支持部68cのX軸方向における大きさは、第2の被支持部58cのX軸方向における大きさよりも小さい。
[1−3.光学シートユニットの支持構造]
次に、図4〜図11Bを参照しながら、光学シートユニット22を下フレーム10に支持するための構造について説明する。
図4は、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4における、光学シートユニット22を下フレーム10に支持するための構造を示す図である。図5は、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4における、図4中の破線の枠線Pで囲まれた部分を拡大して示す図である。図6Aは、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4における、図4中の破線の枠線Qで囲まれた部分を拡大して示す図である。図6Bは、固定テープ74を貼り付ける前の状態での、図6Aの液晶モジュール4を示す図である。図7は、図6AのVII−VII線による、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4の要部断面図である。図8は、図6AのVIII−VIII線による、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4の要部断面図である。
図9は、固定テープ74を貼り付ける前の状態での、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4の一部を拡大して示す斜視図である。図10は、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4における、図4中の破線の枠線Rで囲まれた部分を拡大して示す図である。図11Aは、実施の形態1に係る画像表示装置2の液晶モジュール4における、図4中の破線の枠線Sで囲まれた部分を拡大して示す図である。図11Bは、固定テープ74を貼り付ける前の状態での、図11Aの液晶モジュール4を示す図である。
図4に示すように、第1の光学シート38、第2の光学シート40及び第3の光学シート42の各上端部は、下フレーム10の上端部10aに支持されている。また、第1の光学シート38、第2の光学シート40及び第3の光学シート42の各下端部は、下フレーム10の下端部10bに支持されている。
図5に示すように、下フレーム10の上端部10aにおいて、第1の光学シート38の第1の被支持部46aと、第2の光学シート40の第2の被支持部56aと、第3の光学シート42の第3の被支持部66aとが相互に重ね合わされた状態で配置されている。下フレーム10の突部30は、第1の被支持部46aの第1の挿通孔50と、第2の被支持部56aの第2の挿通孔60と、第3の被支持部66aの第3の挿通孔70とに挿通されている。これにより、第1の被支持部46a、第2の被支持部56a及び第3の被支持部66aは、下フレーム10の突部30に吊り下げられるようにして支持されている。第1の被支持部46a、第2の被支持部56a及び第3の被支持部66aの各々の大きさは同一であるため、図5に示すように、第1の被支持部46a及び第2の被支持部56aの各々は、第3の被支持部66aからはみ出していない。
なお、第1の光学シート38の熱による膨張及び収縮を吸収するため、第1の被支持部46aの第1の挿通孔50のX軸方向における大きさは、突部30のX軸方向における大きさよりも約1.0mm大きく構成されている。第2の被支持部56aの第2の挿通孔60及び第3の被支持部66aの第3の挿通孔70についても同様である。
上述と同様に、第1の被支持部46b、第2の被支持部56b及び第3の被支持部66bは、相互に重ね合わされた状態で、下フレーム10の突部30に支持されている。また、第1の被支持部46d、第2の被支持部56d及び第3の被支持部66dは、相互に重ね合わされた状態で、下フレーム10の突部30に支持されている。さらに、第1の被支持部46e、第2の被支持部56e及び第3の被支持部66eは、相互に重ね合わされた状態で、下フレーム10の突部30に支持されている。
図6A〜図7に示すように、下フレーム10の上端部10aにおいて、第1の光学シート38の第1の被支持部46cと、第2の光学シート40の第2の被支持部56cと、第3の光学シート42の第3の被支持部66cとが相互に重ね合わされた状態で配置されている。下フレーム10の突部30は、第1の被支持部46cの第1の挿通孔50と、第2の被支持部56cの第2の挿通孔60と、第3の被支持部66cの第3の挿通孔70とに挿通されている。これにより、第1の被支持部46c、第2の被支持部56c及び第3の被支持部66cは、下フレーム10の突部30に吊り下げられるようにして支持されている。
第1のシート本体部44及び第2のシート本体部54の各々の外周部に沿った周方向(X軸方向)において、第1の被支持部46cの大きさは第2の被支持部56cの大きさよりも大きく、且つ、第2の被支持部56cの大きさは第3の被支持部66aの大きさよりも大きい。すなわち、第2の被支持部56cは第1の被支持部46cに対して部分的に重ね合わされ、且つ、第3の被支持部66cは第2の被支持部56cに対して部分的に重ね合わされている。そのため、図6A及び図6Bに示すように、上記周方向において、第1の被支持部46cは第2の被支持部56cの両端部からはみ出し、且つ、第2の被支持部56cは第3の被支持部66cの両端部からはみ出している。
なお、第1の光学シート38の熱による膨張及び収縮を吸収するため、第1の被支持部46cの第1の挿通孔50のX軸方向における大きさは、突部30のX軸方向における大きさよりも約0.5mm大きく構成されている。第2の被支持部56cの第2の挿通孔60及び第3の被支持部66cの第3の挿通孔70についても同様である。
また、図6A、図7及び図8に示すように、第1の被支持部46c、第2の被支持部56c及び第3の被支持部66cは、固定テープ74(固定部材の一例)により下フレーム10に固定されている。固定テープ74は、コシがあり且つ絶縁性を有する材料、例えばポリカーボネート等で形成された粘着テープである。固定テープ74の厚みは、例えば約0.1mmである。固定テープ74の裏面には、粘着層が形成されている。なお、説明の都合上、図4では、固定テープ74の図示を省略してある。
図9に示すように、固定テープ74は、挿通部76と、挿通部76の一端部に形成された第1の貼付部78と、挿通部76の他端部に形成された第2の貼付部80とを有している。図6Aに示すように、第1の貼付部78のX軸方向における大きさは、第1の光学シート38の第1の被支持部46cのX軸方向における大きさとほぼ同一である。
図6A、図7及び図9に示すように、挿通部76は、下フレーム10に形成された固定用孔82に挿通される。なお、固定用孔82は、突部30の切り起こし加工により形成された、下フレーム10を厚み方向(Z軸方向)に貫通する孔である。
図6A、図8及び図9に示すように、第1の貼付部78は、X軸方向に延びる折り曲げ線84に沿って折り曲げられ、第1の被支持部46c、第2の被支持部56c及び第3の被支持部66cに貼り付けられる。このとき、第1の貼付部78は、第2の被支持部56cの両端部からはみ出した第1の被支持部46cと、第3の被支持部66cの両端部からはみ出した第2の被支持部56cと、第3の被支持部66cとに貼り付けられる。また、図7及び図9に示すように、第2の貼付部80は、X軸方向に延びる折り曲げ線86に沿って折り曲げられ、下フレーム10の背面に貼り付けられる。
図10に示すように、下フレーム10の下端部10bにおいて、第1の光学シート38の第1の被支持部48aと、第2の光学シート40の第2の被支持部58aと、第3の光学シート42の第3の被支持部68aとが相互に重ね合わされた状態で配置されている。下フレーム10の突部32は、第1の被支持部48aの第1の切り欠き部52と、第2の被支持部56aの第2の切り欠き部62と、第3の被支持部66aの第3の切り欠き部72とに係合されている。これにより、第1の被支持部48a、第2の被支持部58a及び第3の被支持部68aは、下フレーム10の突部32に支持されている。なお、第1の被支持部48a、第2の被支持部58a及び第3の被支持部68aの各々の大きさは同一であるため、図10に示すように、第1の被支持部48a及び第2の被支持部58aの各々は、第3の被支持部68aからはみ出していない。
上述と同様に、第1の被支持部48b、第2の被支持部58b及び第3の被支持部68bは、相互に重ね合わされた状態で、下フレーム10の突部32に支持されている。また、第1の被支持部48d、第2の被支持部58d及び第3の被支持部68dは、相互に重ね合わされた状態で、下フレーム10の突部32に支持されている。さらに、第1の被支持部48e、第2の被支持部58e及び第3の被支持部68eは、相互に重ね合わされた状態で、下フレーム10の突部32に支持されている。
図11A及び図11Bに示すように、下フレーム10の下端部10bにおいて、第1の光学シート38の第1の被支持部48cと、第2の光学シート40の第2の被支持部58cと、第3の光学シート42の第3の被支持部68cとが相互に重ね合わされた状態で配置されている。下フレーム10の突部32は、第1の被支持部48cの第1の切り欠き部52と、第2の被支持部58cの第2の切り欠き部62と、第3の被支持部68cの第3の切り欠き部72とに係合されている。これにより、第1の被支持部48c、第2の被支持部58c及び第3の被支持部68cは、下フレーム10の突部32に支持されている。
第1のシート本体部44及び第2のシート本体部54の各々の外周部に沿った周方向(X軸方向)において、第1の被支持部48cの大きさは第2の被支持部58cの大きさよりも大きく、且つ、第2の被支持部58cの大きさは第3の被支持部68aの大きさよりも大きい。そのため、図11Aに示すように、上記周方向において、第1の被支持部48cは第2の被支持部58cの両端部からはみ出し、且つ、第2の被支持部58cは第3の被支持部68cの両端部からはみ出している。
また、図11Aに示すように、第1の被支持部48c、第2の被支持部58c及び第3の被支持部68cは、固定テープ74により下フレーム10に固定されている。固定テープ74による固定方法は上述と同様であるため、説明を省略する。
[1−4.効果等]
本実施の形態では、画像表示装置2は、前面に画像を表示する表示パネル26と、表示パネル26の背面に向けて光を照射するバックライト12と、表示パネル26とバックライト12との間に配置された第1のシート本体部44と、第1のシート本体部44の外周部に形成された第1の被支持部46cとを有する第1の光学シート38と、第1の光学シート38と表示パネル26との間に配置された第2のシート本体部54と、第2のシート本体部54の外周部に形成され且つ第1の被支持部46cに対して部分的に重ね合わされた第2の被支持部56cとを有する第2の光学シート40と、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの各々を支持する下フレーム10と、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの一方が他方からはみ出した状態で、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cを下フレーム10に固定する固定テープ74とを備える。
これにより、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの一方が他方からはみ出しているので、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの両方を固定テープ74で下フレーム10に固定することができる。その結果、例えば画像表示装置2の輸送時等において画像表示装置2が振動した場合であっても、第1の光学シート38及び第2の光学シート40が互いに擦れ合うのを抑制することができ、第1の光学シート38及び第2の光学シート40の各々が破損するのを抑制することができる。
また、本実施の形態において、第1の被支持部46cは、第1のシート本体部44の外周部から側方に突出するように形成されている。また、第2の被支持部56cは、第2のシート本体部54の外周部から側方に突出するように形成されている。
これにより、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cを固定テープ74で下フレーム10に容易に固定することができる。
また、本実施の形態において、第1の被支持部46cは、第1の挿通孔50を有し、第2の被支持部56cは、第2の挿通孔60を有している。下フレーム10は、第1の挿通孔50と第2の挿通孔60とに挿通される突部30を有する。
これにより、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cを下フレーム10の突部30に支持することができ、且つ、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cを固定テープ74で下フレーム10に固定することができる。その結果、第1の光学シート38及び第2の光学シート40の各々が破損するのをより効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態において、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの一方は、第1のシート本体部44及び第2のシート本体部54の各々の外周部に沿った周方向において、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの他方の少なくとも一端部からはみ出している。
これにより、第1の被支持部46cの第1のシート本体部44からの突出量、及び、第2の被支持部56cの第2のシート本体部54からの突出量を小さく抑えることができる。その結果、画像表示装置2の狭額縁化を図ることができる。
また、本実施の形態において、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの一方は、周方向において、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの他方の両端部からはみ出している。
これにより、画像表示装置2の狭額縁化を図ることができる。さらに、固定テープ74で固定される第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの各面積を大きく確保することができるので、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cを固定テープ74で下フレーム10に確実に固定することができる。
また、本実施の形態において、下フレーム10は、下フレーム10を貫通する固定用孔82を有している。固定テープ74は、固定用孔82に挿通される挿通部76と、挿通部76の一端部に形成され、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの一方が他方からはみ出した状態で、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cに貼り付けられる第1の貼付部78と、挿通部76の他端部に形成され、下フレーム10に貼り付けられる第2の貼付部80とを有する。
これにより、固定テープ74が嵩張るのを抑制しながら、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cを固定テープ74で下フレーム10に確実に固定することができる。
(実施の形態2)
次に、図12を参照しながら、実施の形態2について説明する。
[2−1.画像表示装置の構成]
まず、図12を参照しながら、実施の形態2に係る画像表示装置2Aの構成について説明する。図12は、実施の形態2に係る画像表示装置2Aの液晶モジュール4Aにおける、光学シートユニット22Aを下フレーム10に支持するための構造を示す図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、実施の形態2に係る画像表示装置2Aでは、液晶モジュール4Aの光学シートユニット22Aの構成が上記実施の形態1と異なっている。具体的には、図12に示すように、第1のシート本体部44及び第2のシート本体部54の各々の外周部に沿った周方向(X軸方向)において、第1の被支持部46Acは第2の被支持部56Acの一端部のみからはみ出し、且つ、第2の被支持部56Acは第3の被支持部66cの一端部のみからはみ出している。
第1の被支持部46Ac、第2の被支持部56Ac及び第3の被支持部66cは、上記実施の形態1と同様に、固定テープ74(図6A参照)により下フレーム10に固定されている。なお、説明の都合上、図12では、固定テープ74の図示を省略してある。
[2−2.効果等]
本実施の形態では、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの一方は、第1のシート本体部44及び第2のシート本体部54の各々の外周部に沿った周方向において、第1の被支持部46c及び第2の被支持部56cの他方の少なくとも一端部からはみ出している。
これにより、第1の被支持部46cの第1のシート本体部44からの突出量、及び、第2の被支持部56cの第2のシート本体部54からの突出量を小さく抑えることができる。その結果、画像表示装置2の狭額縁化を図ることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記各実施の形態では、第1のシート本体部44及び第2のシート本体部54の各々の外周部に沿った周方向において、第1の被支持部46c(46Ac)は第2の被支持部56c(56Ac)の両端部(一端部)からはみ出し、且つ、第2の被支持部56c(56Ac)は第3の被支持部66cの両端部(一端部)からはみ出すように構成したが、これに限定されない。例えば、上記周方向に垂直な方向(Y軸方向)において、第1の被支持部46c(46Ac)が第2の被支持部56c(56Ac)の先端部からはみ出し、且つ、第2の被支持部56c(56Ac)が第3の被支持部66cの先端部からはみ出すように構成してもよい。このとき、例えば、第1の被支持部46c(46Ac)を第1のシート本体部44の上辺44a(下辺44b)の一端から他端に亘って形成し、第2の被支持部56c(56Ac)を第2のシート本体部54の上辺54a(下辺54b)の一端から他端に亘って形成し、第3の被支持部66cを第3のシート本体部64の上辺64a(下辺64b)の一端から他端に亘って形成してもよい。
上記各実施の形態では、光学シートユニット22(22A)を下フレーム10に支持させたが、これに限定されず、例えば光学シートユニット22(22A)をモールドフレーム24(支持部材の一例)に支持させてもよい。
上記各実施の形態では、光学シートユニット22(22A)の3枚の光学シートを、拡散板20側から順に第1の光学シート、第2の光学シート及び第3の光学シートとしたが、これに限定されず、表示パネル26側から順に第1の光学シート、第2の光学シート及び第3の光学シートとしてもよい。あるいは、3枚の光学シートの中から任意の順列で第1の光学シート、第2の光学シート及び第3の光学シートとしてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。