JP6911271B2 - Torque control wrench - Google Patents
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Description
本発明は、トルクコントロールレンチの締付力が設定値に達したことを油圧式打撃トルク発生装置の作動油の圧力により開放されるリリーフバルブにより検知し、リリーフバルブを通過する作動油の圧力を、リリーフバルブの下流側からライナー上蓋に形成した作動油の通路を介して取り出して、該作動油の圧力によってモータのON・OFF機構を作動させるようにしたトルクコントロールレンチに関するものである。 The present invention detects that the tightening force of the torque control wrench has reached the set value by the relief valve released by the pressure of the hydraulic oil of the hydraulic impact torque generator, and detects the pressure of the hydraulic oil passing through the relief valve. The present invention relates to a torque control wrench that is taken out from the downstream side of the relief valve through a passage of hydraulic oil formed in the upper lid of the liner so that the ON / OFF mechanism of the motor is operated by the pressure of the hydraulic oil.
トルクコントロールレンチにおいて、トルクコントロールレンチの締付力が設定値に達したことを検知し、エアーモータへの高圧空気の供給を遮断するシャットオフバルブを作動させるようにしたトルクコントロールレンチのシャットオフバルブ機構が採用されている(例えば、特許文献1〜2参照。)。 In the torque control wrench, the shut-off valve of the torque control wrench that detects that the tightening force of the torque control wrench has reached the set value and activates the shut-off valve that shuts off the supply of high-pressure air to the air motor. A mechanism is adopted (see, for example, Patent Documents 1 and 2).
シャットオフバルブ機構の一例を、図6〜図7に示すトルクコントロールレンチ1に基づいて説明する。
このトルクコントロールレンチ1は、高圧空気の供給、停止を行うメインバルブ2と正逆回転の打撃トルクを選択的に発生させるための正逆回転切換バルブ3を有し、このバルブ2、3から送気される高圧空気により回転トルクを発生するエアーモータ4を駆動する。
そして、エアーモータ4の回転トルクを打撃トルクに変換する油圧式打撃トルク発生装置5をフロントケース6内に設けるようしている。
この油圧式打撃トルク発生装置5は、ライナーケース56内にライナー本体51、ライナー上蓋52及びライナー下蓋53からなるライナー50を配設し、このライナー50内に作動油を充填密閉し、ライナー50内に同軸に嵌挿した主軸7に1個又は複数個(本例においては2個)の羽根挿入溝を設けるようにする。そして、この羽根挿入溝内に羽根54を嵌挿し、この羽根54をばね55にてライナー本体51の内周面に摺接するように付勢するとともに、主軸7の外周面に、1個又は複数個のシール面を形成する。
また、ライナー本体51の内周面に、複数個(本例においては4個)のシール面を形成するとともに、打撃トルクの大きさを調整する出力調整機構8を設ける。
そして、エアーモータ4によりライナー50を回転させることにより、ライナー50のライナー本体51の内周面に形成した複数個のシール面と主軸7の外周面に形成したシール面及び羽根54、54とが合致したとき、主軸7に打撃トルクを発生させるものである。
An example of the shut-off valve mechanism will be described with reference to the torque control wrench 1 shown in FIGS. 6 to 7.
The torque control wrench 1 has a
A hydraulic
In the hydraulic
Further, a plurality of (four in this example) sealing surfaces are formed on the inner peripheral surface of the liner
Then, by rotating the
そして、このトルクコントロールレンチ1は、その締付力が設定値に達した場合、シャットオフバルブ機構9により、エアーモータ4への高圧空気の供給を遮断するようにしている。
このシャットオフバルブ機構9は、トルクコントロールレンチ1の締付力が設定値に達したことを、油圧式打撃トルク発生装置5の作動油の圧力により開放される出力調整機構8のリリーフバルブ83により検知し、リリーフバルブ83を通過する作動油の圧力をライナー上蓋52に配設したピストン91に作用させ、ピストン91の背部にエアーモータ4を貫通して配設したロッド92を介して、パイロットバルブ93を操作し、エアーモータへの高圧空気の供給を遮断するシャットオフバルブ95を作動させるようにしている。
When the tightening force of the torque control wrench 1 reaches a set value, the shut-off
The shut-
より具体的には、シャットオフバルブ機構9は、図7に詳示するように、シャットオフバルブ95の一端側にエアーモータ4に供給される高圧空気が導入されるエアーポート11aを、他端側に連通孔95aを介して高圧空気が導入されるエアーポート11cをそれぞれ形成し、シャットオフバルブ95を開放する方向に付勢するばね96を配設するようにするとともに、シャットオフバルブ95の他端側に形成したエアーポート11cとパイロットバルブ93の前面側(ロッド92側)のエアーポート11dを連通孔13により連通し、高圧空気の圧力がパイロットバルブ93の前面にかかるようにし、一方、パイロットバルブ93の背面側(ロッド92の反対側)のエアーポート11eを連通孔13により外部と連通し、さらに、エアーポート11e内にパイロットバルブ93をエアーポート11dの方向、すなわち、パイロットバルブ93を閉鎖する方向に付勢するばね94を配設するようにしている。
More specifically, as shown in detail in FIG. 7, the shut-off
これにより、トルクコントロールレンチ1の締付力が設定値に達すると、油圧式打撃トルク発生装置5の作動油の圧力により出力調整機構8のリリーフバルブ83が開放され、リリーフバルブ83を通過する作動油の圧力がライナー上蓋52に配設したピストン91に作用し、ピストン91の背部にエアーモータ4を貫通して配設したロッド92を介して、パイロットバルブ93が操作され、開放される。
パイロットバルブ93が開放されると、エアーポート11c内の高圧空気が、連通孔13、エアーポート11d、エアーポート11e及び連通孔13を介して外部に放出され、エアーポート11c内の圧力が低下することとなり、これにより、シャットオフバルブ95が、図6〜図7に示す右側の位置から左側の位置に移動し、高圧空気が導入されるエアーポート11aとエアーモータ4に連通するエアーポート11bとを遮断して、エアーモータ4への高圧空気の供給が停止され、ボルト等を予め設定した所定の締付力で締め付けることができるものとなる。
As a result, when the tightening force of the torque control wrench 1 reaches the set value, the
When the
ところで、このシャットオフバルブ機構9においては、作動油の圧力を、ピストン91に作用させ、ピストン91及びロッド92を介してパイロットバルブ93を操作し、シャットオフバルブ95を作動させるが、この際、図6に示すように、作動油がピストン91に直接作用するようにされていた。
By the way, in the shut-off
そして、作動油がロッド92側に流入しないように、ライナー上蓋52に形成したシリンダ52b内に配設したピストン91の外周部にOリング91aを設けて、作動油のシールを行うようにしていた。
Then, an O-
しかしながら、ピストン91の外周部に設けたOリング91aは耐久性に乏しく、作動油がロッド92側に漏れ出て、トルクコントロールレンチの故障の原因になるという問題があった。
However, the O-
この問題に対処するため、本件出願人は、先に、図1〜図4に示すトルクコントロールレンチを提案した(特許文献3参照。)。
このトルクコントロールレンチは、図1(b)に示すように、ライナー上蓋52に形成した作動油の通路52aが開口する位置に、作動油の流通を遮断するダイヤフラム部材11を配設し、ダイヤフラム部材11を介して、作動油の圧力を取り出すようにすることにより、トルクコントロールレンチの故障の原因になる作動油の漏出がなく、耐久性に優れたトルクコントロールレンチを提供することを可能とするものであった。
In order to deal with this problem, the applicant has previously proposed the torque control wrench shown in FIGS. 1 to 4 (see Patent Document 3).
As shown in FIG. 1B, this torque control wrench is provided with a
このように、特許文献3に記載のトルクコントロールレンチは、上記の利点を有するものであるが、本発明はこれを改良し、トルクコントロールレンチの故障の原因になる作動油の漏出がなく、耐久性に優れているという利点を享有しながら、さらに、構造がシンプルで、組み立てやメンテナンスの際の分解、交換を容易に行うことができるトルクコントロールレンチを提供することを目的とする。
As described above, the torque control wrench described in
上記目的を達成するため、本発明のトルクコントロールレンチは、トルクコントロールレンチの締付力が設定値に達したことを油圧式打撃トルク発生装置の作動油の圧力により開放されるリリーフバルブにより検知し、リリーフバルブを通過する作動油の圧力を、リリーフバルブの下流側からライナー上蓋に形成した作動油の通路を介して取り出して、該作動油の圧力によってモータのON・OFF機構を作動させるようにしたトルクコントロールレンチにおいて、前記ライナー上蓋に形成した作動油の通路が開口するシリンダ内に、該通路の開口と連通し、通路から流出する作動油を、中心に形成した貫通孔に導く構造とした通路部材を配設し、該通路部材の貫通孔の開口する一方の位置に、貫通孔の中心と一致させて、作動油の流通を遮断するダイヤフラム部材を、ライナー上蓋のシリンダの端面とライナー上蓋の外側に配設したライナー上蓋押さえ部材との間でダイヤフラム部材のフランジ部を挟持して配設し、ダイヤフラム部材を介して、作動油の圧力を取り出すようにしたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the torque control wrench of the present invention detects that the tightening force of the torque control wrench has reached the set value by the relief valve released by the pressure of the hydraulic oil of the hydraulic impact torque generator. , The pressure of the hydraulic oil passing through the relief valve is taken out from the downstream side of the relief valve through the passage of the hydraulic oil formed on the liner upper lid, and the ON / OFF mechanism of the motor is operated by the pressure of the hydraulic oil. In the torque control wrench, the structure is such that the hydraulic oil flowing out from the passage is guided to the through hole formed in the center by communicating with the opening of the passage in the cylinder through which the passage of the hydraulic oil formed in the liner upper lid opens. disposed passage member, one of the position opening of the through hole of the passage member, to match the center of the through hole, the diaphragm member to shut the flow of the hydraulic oil, the end face of the liner upper lid cylinder liner upper lid It is characterized in that the flange portion of the diaphragm member is sandwiched between the liner upper lid holding member and the liner upper lid holding member arranged on the outside of the diaphragm member, and the pressure of the hydraulic oil is taken out through the diaphragm member.
この場合において、前記ダイヤフラム部材の背面に、ボールを配設し、作動油の圧力を、ダイヤフラム部材からボールに作用させて、モータのON・OFF機構を作動させるようにすることができる。 In this case, a ball can be arranged on the back surface of the diaphragm member, and the pressure of the hydraulic oil can be applied to the ball from the diaphragm member to operate the ON / OFF mechanism of the motor.
このトルクコントロールレンチは、ダイヤフラム部材によって作動油のシールを行うことで、トルクコントロールレンチの故障の原因になる作動油の漏出をなくすことができるとともに、併せて、耐久性に乏しいピストンの外周部に設けたOリングを省略して、耐久性に優れ、さらに、構造がシンプルで、ダイヤフラム部材の設置状態が安定するとともに、確実なシール性を得ることができ、組み立てやメンテナンスの際の分解、交換を容易に行うことができるトルクコントロールレンチを提供することができる。 By sealing the hydraulic oil with a diaphragm member, this torque control wrench can eliminate the leakage of hydraulic oil that causes a failure of the torque control wrench, and at the same time, it can be applied to the outer periphery of the piston, which has poor durability. By omitting the provided O-ring, it has excellent durability, the structure is simple, the installation state of the diaphragm member is stable, and reliable sealing performance can be obtained, and it can be disassembled and replaced during assembly and maintenance. A torque control wrench can be provided that can be easily performed.
また、前記ダイヤフラム部材の背面に、ボールを配設し、作動油の圧力を、ダイヤフラム部材からボールに作用させて、モータのON・OFF機構を作動させるようにすることにより、作動油の圧力を円滑にモータのON・OFF機構まで伝達させることができる。 Further, a ball is arranged on the back surface of the diaphragm member, and the pressure of the hydraulic oil is applied to the ball from the diaphragm member to operate the ON / OFF mechanism of the motor, thereby increasing the pressure of the hydraulic oil. It can be smoothly transmitted to the ON / OFF mechanism of the motor.
以下、本発明のトルクコントロールレンチの実施の形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the torque control wrench of the present invention will be described with reference to the drawings.
まず、本発明のトルクコントロールレンチの基本構造について、図1〜図4に示す、同一の基本構造を有する特許文献3に記載のトルクコントロールレンチを用いて説明する。
このトルクコントロールレンチ1は、高圧空気の供給、停止を行うメインバルブ2と正逆回転の打撃トルクを選択的に発生させるための正逆回転切換バルブ3を有し、このバルブ2、3から送気される高圧空気により回転トルクを発生するエアーモータ4を駆動する。
そして、エアーモータ4の回転トルクを打撃トルクに変換する油圧式打撃トルク発生装置5をフロントケース6内に設けるようしている。
First, the basic structure of the torque control wrench of the present invention will be described using the torque control wrench described in
The torque control wrench 1 has a
A hydraulic
この油圧式打撃トルク発生装置5は、ライナーケース56内にライナー本体51、ライナー上蓋52及びライナー下蓋53からなるライナー50を配設し、このライナー50内に作動油を充填密閉し、ライナー50内に同軸に嵌挿した主軸7に1個又は複数個(本例においては2個)の羽根挿入溝を設けるようにする。
この羽根挿入溝内に羽根54を嵌挿し、この羽根54をばね55にてライナー本体51の内周面に摺接するように付勢するとともに、主軸7の外周面に、1個又は複数個(本例においては2個)のシール面7a、7aを形成する。また、ライナー本体51の内周面に、複数個(本例においては4個)のシール面5a、5a、5b、5bを形成するとともに、打撃トルクの大きさを調整する出力調整機構8を設ける。
そして、エアーモータ4によりライナー50を回転させることにより、ライナー50の内周面に形成した複数個のシール面5a、5a、5b、5bと主軸7の外周面に形成したシール面7a、7a及び羽根54、54とが合致したとき、主軸7に打撃トルクを発生させるものである。
In the hydraulic
The
Then, by rotating the
ここで、油圧式打撃トルク発生装置5の主軸7の外周面に形成したシール面7a、7aを、シール面7a、7aを結ぶ直線が、主軸7の中心を通らないように、偏心して形成するようにしている。
これにより、メインバルブ2及び切換バルブ3を操作して高圧空気をエアーモータ4に供給してエアーモータ4を回転することにより、油圧式打撃トルク発生装置5のライナー50を回転し、ライナー50の1回転につき、ライナー50のライナー本体51の内周面に形成したシール面5a、5a、5b、5bと主軸7の外周面に形成したシール面7a、7a及び羽根54、54とを1回合致させ、このとき、ライナー50の内部に形成された空洞が、2つの高圧室Hと2つの低圧室Lに区分されて羽根54、54が低圧室L側に押されることにより、ライナー50の1回転につき1回の間欠的な打撃トルクを主軸7に発生させるようにしている。
Here, the seal surfaces 7a and 7a formed on the outer peripheral surface of the
As a result, the
ところで、ライナー50のライナー本体51には、打撃トルクの大きさを調整する出力調整機構8を配設する。
この出力調整機構8は、ライナー本体51の軸心と平行に形成した出力調整機構挿入孔51aと、シール面5bを挟んで主軸7のシール面7aにより分割される2室間と出力調整機構挿入孔51aとを連通するポートP1、P2と、出力調整機構挿入孔51a内に挿入されるリリーフバルブ軸81、調整軸82、リリーフバルブ83及びリリーフバルブ83を閉鎖する方向に付勢するばね84とで構成するようにしている。
リリーフバルブ軸81は、リリーフバルブ軸81と螺合した調整軸82を回動操作することにより、出力調整機構挿入孔51a内で摺動するようにされるとともに、リリーフバルブ軸81の外周面にポートP1とポートP2とを連通する凹溝からなる通路81qを形成し、さらに、リリーフバルブ軸81を軸と直角方向に貫通する通路81p及びこの通路81pの中間に連通し、リリーフバルブ軸81を軸方向に貫通して、出力調整機構挿入孔51aのリリーフバルブ83側に作動油を供給する通路81rを形成する。
By the way, the liner
The
The
この出力調整機構8は、油圧式打撃トルク発生装置5のライナー50を回転すると、高圧室Hより、ポートP1、通路81q、ポートP2を経て低圧室L側へ所定量の作動油が流れる。このとき、トルクコントロールレンチ1の締付力が設定値に達する(高圧室Hの作動油の圧力が設定圧力に達する)までは、リリーフバルブ83は、ばね84の付勢力により、リリーフバルブ軸81の端面に開口した作動油の通路81rを閉鎖した状態を維持する。
そして、トルクコントロールレンチ1の締付力が設定値に達する(高圧室Hの作動油の圧力が設定圧力に達する)と、リリーフバルブ83が開放され、作動油の一部が、ポートP1より、通路81q及び通路81rを介して、リリーフバルブ83を通過し、ライナー上蓋52に形成した通路52aを通って流出することによって、作動油の圧力が、ライナー上蓋52に形成したシリンダ52b内に配設したピストン91に作用するように構成されている。
When the
Then, when the tightening force of the torque control wrench 1 reaches the set value (the pressure of the hydraulic oil in the high pressure chamber H reaches the set pressure), the
具体的には、図1(b)に示すように、ライナー上蓋52に形成した作動油の通路52aが開口するシリンダ52b内に、通路部材10及びダイヤフラム部材11を配設するようにしている。
Specifically, as shown in FIG. 1B, the
通路部材10は、作動油の通路52aの開口と連通し、通路52aから流出する作動油を、通路部材10の中心に形成した貫通孔に導く構造とし、その両側に、ダイヤフラム部材11とチェックバルブ15とをそれぞれ配設するようにしている。
すなわち、通路部材10は、トルクコントロールレンチ1の中心軸上に配設し、通路部材10には、エアーモータ4側と油圧式打撃トルク発生装置5側とにそれぞれ開口する、貫通孔からなる作動油の通路を形成し、作動油の圧力が、ダイヤフラム部材11を介して、ライナー上蓋52に形成したシリンダ52b内に配設したピストン91に作用するようにするとともに、ライナー上蓋52と主軸7の後部との間の隙間を通じて、ライナー50内に連通するように形成されている。
The
That is, the
そして、この通路部材10の油圧式打撃トルク発生装置5側の作動油の通路の出口に、チェックバルブ15が配設されるとともに、通路部材10を閉鎖する方向にチェックバルブ15を付勢するばね16を、主軸7の後部71に穿設された孔72に配設するようにしている。
このように、通路部材10の油圧式打撃トルク発生装置側の出口にチェックバルブ15を配設することにより、通常の打撃トルク発生時において、リリーフバルブ83から漏れ出てくる微量の作動油が、ライナー上蓋52と主軸7の後部との間の隙間を通じて流出すること、すなわち、リリーフバルブ83からの作動油の漏れを防止することができ、これにより、締付作業の作業効率を向上するとともに、安定した締付力を得ることができるものとなる。
また、シャットオフ後は、ピストン91が復帰するのと合わせてチェックバルブ15をばね16の付勢力に抗して開放して、シリンダ52b内の作動油を、ライナー上蓋52と主軸7の後部との間の隙間を通じて、油圧式打撃トルク発生装置側に戻すことができる。
このため、チェックバルブ15を付勢するばね16の付勢力よりも、後述のパイロットバルブ93を付勢するばね94の付勢力とピストン91を付勢するばね97の付勢力を合計した付勢力が大きくなるように、ばね16、ばね94及びばね97の付勢力を設定するようにする。
なお、リリーフバルブ83が開放されて作動油の圧力がピストン91に作用するシャットオフ時にも、ばね16の付勢力に抗してチェックバルブ15が開放されるが、ライナー上蓋52と主軸7の後部との間の隙間が狭いことから、ダイヤフラム部材11を介して行われるピストン91の移動に支障が出ることはない。
Then, a
By arranging the
Further, after shut-off, the
Therefore, the urging force obtained by summing the urging force of the
Even when the
一方、打撃トルクの大きさの調整は、調整軸82を回動操作することにより、出力調整機構挿入孔51a内でリリーフバルブ軸81を摺動させ、ばね84にて付勢されるリリーフバルブ83の付勢力を調整するとともに、ポートP1とポートP2を連通する通路81qの開口量を調整することにより行うようにする。
この場合、リリーフバルブ軸81が回動すると、通路81pの開口の方向が変動し、打撃トルクの大きさの正確な調整が困難になるため、図3に示すように、リリーフバルブ軸81の軸方向に長孔81hを穿設し、この長孔81hにライナー50のライナー本体51に設けたノックピン57を嵌挿して、回り止めをするようにする。
On the other hand, in the adjustment of the magnitude of the striking torque, the
In this case, when the
なお、リリーフバルブ軸81は、油圧式打撃トルク発生装置5のライナー上蓋52内に設けることもできる。
リリーフバルブ軸81をライナー上蓋52内に設けることにより、油圧式打撃トルク発生装置5の外径を小さくでき、かつ、ライナー50を構成するライナー本体51、ライナー上蓋52及びライナー下蓋53並びにノックピン57の精度の許容度を大きくできるとともに、ライナー本体51とライナー上蓋52間のシール性が出力調整機構挿入孔51aに影響されないものとなる。
The
By providing the
また、ポートP1とポートP2を連通する通路81pの開口量を小さく設定することにより、検知圧力を低圧にし、ばね84によるリリーフバルブ83の付勢力の調整を容易にするとともに、ポートP1とポートP2を連通する通路81qの開口量の調整による打撃トルクの大きさの調整をより有効に機能させることができるが、通路81pの開口量をあまり小さく設定すると、低出力の機種や小型の機種においては、後述のシャットオフバルブ機構9を作動させるための検知圧力が低くなりすぎたり、通路81pから通路81rに流入する作動油の量が不足し、逆に打撃トルクの調整を正確に行うことができなくなる場合がある。
これを改善するため、図3に示すように、通路81pを通し孔ではなく、片方の口径を大きく、他方の口径を小としたオリフィス形状に形成し、正回転時に、高圧室H側となるポートP1側の口径が、低圧室L側となるポートP2側の口径よりも大になるように、リリーフバルブ軸81を配設するようにする。
これによって、ポートP1とポートP2を連通する通路81qの開口量の調整による打撃トルクの大きさの調整をより有効に機能させながら、通路81pから通路81rに流入する油の量を確保することができ、打撃トルクの大きさの調整を正確に行うことができる。
Further, by setting the opening amount of the
In order to improve this, as shown in FIG. 3, the
As a result, it is possible to secure the amount of oil flowing from the
また、ポートP1とポートP2を連通する通路81qの開口量を調整する際に、ポートP1とポートP2を連通する通路81pにかかる作動油の圧力の変動を防止するため、通路81pと通路81qをリリーフバルブ軸81に分離壁81sを形成することが望ましい。
Further, when adjusting the opening amount of the passage 81q communicating the port P1 and the port P2, the
そして、上記のとおり、トルクコントロールレンチ1の締付力が設定値に達する(高圧室Hの作動油の圧力が設定圧力に達する)と、リリーフバルブ83が開放され、作動油の一部が、リリーフバルブ83を通過し、ライナー上蓋52に形成した通路52aを通って流出することになるが、この作動油は、通路部材10の中心に形成した貫通孔に導かれ、ダイヤフラム部材11に至ることになる。
Then, as described above, when the tightening force of the torque control wrench 1 reaches the set value (the pressure of the hydraulic oil in the high pressure chamber H reaches the set pressure), the
ダイヤフラム部材11は、半球面状のダイヤフラム部を備えた、ニトリルゴム(NBR)等の耐油性のある柔軟な材料からなるもので、半球面状のダイヤフラム部の突出した側が作動油の圧力を受けるようにシリンダ52b内に固定され、シリンダ52b内のダイヤフラム部材11の位置で、作動油の流通を遮断するとともに、作動油の圧力を背面側に伝達するようにしている。
The
具体的には、図1(b)に示すように、ダイヤフラム部材11の背面に、ダイヤフラム部材11の半球面状のダイヤフラム部に嵌まり込む形状のボール12を介して、ピストン91を配設し、作動油の圧力が作用したときに、半球面状のダイヤフラム部が変形、具体的には、反対方向に突出するように変形して、作動油の圧力を、ダイヤフラム部材11からボール12を介して、ピストン91に作用させるようにしている。
これにより、トルクコントロールレンチ1の故障の原因になる作動油の漏出をなくすことができるとともに、併せて、耐久性に乏しいピストン91の外周部に設けたOリング91aを省略して(さらに、ピストン91を省略して、ボール12によって、ロッド92を直接操作するようにすることもできる。)、トルクコントロールレンチ1の耐久性を向上することができる。
特に、ダイヤフラム部材11の背面に、ボール12を配設し、作動油の圧力を、ダイヤフラム部材11からボール12に作用させることにより、作動油の圧力を円滑に伝達させることができる。
Specifically, as shown in FIG. 1B, a
As a result, leakage of hydraulic oil that causes a failure of the torque control wrench 1 can be eliminated, and at the same time, the O-
In particular, by disposing the
このようにして、作動油の圧力が、ライナー上蓋52に形成したシリンダ52b内に配設したピストン91に作用することになるが、ピストン91の背部には、エアーモータ4を貫通して配設したロッド92を介して、パイロットバルブ93が配設されているため、作動油の圧力を受けたピストン91が、図1において右方に移動すると、ロッド92を介して、パイロットバルブ93を操作し、エアーモータ4への高圧空気の供給を遮断するシャットオフバルブ17を作動させるようにして、エアーモータ4のON・OFF機構としてのシャットオフバルブ機構9を構成するようにしている。
In this way, the pressure of the hydraulic oil acts on the
シャットオフバルブ機構9は、図1及び図4に示すように、断面T字状のシャットオフバルブ17の両側に、それぞれ高圧空気が導入されるエアーポート18a、18bを形成し、このうち、一方のエアーポート18aを、通路18cを介してエアーモータ4に連通するように形成している。
そして、このエアーポート18aとパイロットバルブ93を介して連通するロッド挿通部には、外部と連通した連通孔19が形成されている。
パイロットバルブ93とシャットオフバルブ17とは、ばね94を介して相互に弾支されており、ばね94は、パイロットバルブ93を閉鎖する方向に付勢するとともに、シャットオフバルブ17を開放する方向に付勢している。
As shown in FIGS. 1 and 4, the shut-off
A
The
このシャットオフバルブ機構9では、トルクコントロールレンチ1の締付力が設定値に達する(高圧室Hの作動油の圧力が設定圧力に達する)と、油圧式打撃トルク発生装置5の作動油の圧力により出力調整機構8のリリーフバルブ83が開放され、リリーフバルブ83を通過する作動油の圧力がライナー上蓋52に配設したピストン91に作用し、ピストン91の背部にエアーモータ4を貫通して配設したロッド92を介して、パイロットバルブ93がばね94に抗して操作され、開放される。
パイロットバルブ93が開放されると、エアーモータ4と連通する側のエアーポート18aが連通孔19を介して外部と連通して圧力が低下することから、シャットオフバルブ17が反対側のエアーポート18bの高圧空気に押されて、図1及び図4(a)において左方に移動し、エアーモータ4に通じる通路18cを遮断する。
これにより、エアーモータ4への高圧空気の供給が停止され、ボルト等を予め設定した所定の締付力で締め付けることができる。
In this shut-off
When the
As a result, the supply of high-pressure air to the
また、図4に示すように、シャットオフバルブ17の背面のエアーポート18bに、このエアーポート18bの圧力変化を検出することによってシャットオフバルブ17の作動回数を検出し、ボルト等の締付回数をカウントする検出機構20(この検出機構20は、エアーポート18bに連通する検出孔20aに制御装置に接続される管路20cを接続するようにしたもので、検出孔20aには、ばね20dにより付勢されたボール弁20bが、高圧空気をシールするために配設されている。)を接続し、締付作業を自動管理することができるようにしてもよい。
Further, as shown in FIG. 4, the number of times the
ところで、特許文献3に記載のトルクコントロールレンチ1は、図1(b)に示すように、ライナー上蓋52に形成した作動油の通路52aが開口するシリンダ52b内に、通路部材10及びダイヤフラム部材11を配設するようにしているが、本発明のトルクコントロールレンチにおいては、これを以下に説明するように改良するようにしている。
By the way, in the torque control wrench 1 described in
すなわち、図5に示すように、ライナー上蓋52に形成した作動油の通路52aが開口するシリンダ52b内に、通路部材10を配設し、その先端部に、作動油の流通を遮断するダイヤフラム部材11を、ライナー上蓋52とその外側に配設したライナー上蓋押さえ部材58との間でダイヤフラム部材11のフランジ部11fを挟持して配設し、その外側からライナー上蓋固定部材59を締結することで、ダイヤフラム部材11を介して、作動油の圧力を取り出すようにしている。
ここで、その他の構成は、特許文献3に記載のトルクコントロールレンチ1と同様である。
これにより、トルクコントロールレンチ1の故障の原因になる作動油の漏出をなくすことができるとともに、併せて、耐久性に乏しいピストン91の外周部に設けたOリング91aを省略して(さらに、ピストン91を省略して、ボール12によって、ロッド92を直接操作するようにすることもできる。)、トルクコントロールレンチ1の耐久性を向上することができる。
特に、ダイヤフラム部材11の背面に、ボール12を配設し、作動油の圧力を、ダイヤフラム部材11からボール12に作用させることにより、作動油の圧力を円滑に伝達させることができる。
さらに、構造がシンプルで、ダイヤフラム部材11の設置状態が安定するとともに、確実なシール性を得ることができ、組み立てやメンテナンスの際の分解、交換を容易に行うことができる。
That is, as shown in FIG. 5, a
Here, other configurations are the same as those of the torque control wrench 1 described in
As a result, leakage of hydraulic oil that causes a failure of the torque control wrench 1 can be eliminated, and at the same time, the O-
In particular, by disposing the
Further, the structure is simple, the installation state of the
以上、本発明のトルクコントロールレンチについて、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば、回転トルクを発生するエアーモータに代えて電気モータを用いる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。 The torque control wrench of the present invention has been described above based on the embodiment thereof, but the present invention is not limited to the configuration described in the above embodiment, and the present invention is not limited to the configuration described in the above embodiment, for example, instead of an air motor that generates rotational torque. The configuration can be appropriately changed within a range that does not deviate from the purpose, such as using an electric motor.
本発明のトルクコントロールレンチは、トルクコントロールレンチの故障の原因になる作動油の漏出がなく、耐久性に優れ、さらに、構造がシンプルで、組み立てやメンテナンスの際の分解、交換を容易に行うことができるものであることから、トルクコントロールレンチの締付力が設定値に達したことを油圧式打撃トルク発生装置の作動油の圧力により開放されるリリーフバルブにより検知し、リリーフバルブを通過する作動油の圧力を、リリーフバルブの下流側からライナー上蓋に形成した作動油の通路を介して取り出して、該作動油の圧力によってモータのON・OFF機構を作動させるようにしたトルクコントロールレンチに広く使用することができる。 The torque control wrench of the present invention does not leak hydraulic oil that causes the torque control wrench to malfunction, has excellent durability, has a simple structure, and can be easily disassembled and replaced during assembly and maintenance. It is possible to detect that the tightening force of the torque control wrench has reached the set value by the relief valve released by the pressure of the hydraulic oil of the hydraulic impact torque generator, and the operation passes through the relief valve. Widely used for torque control wrench in which the pressure of oil is taken out from the downstream side of the relief valve through the passage of hydraulic oil formed in the upper lid of the liner, and the ON / OFF mechanism of the motor is operated by the pressure of the hydraulic oil. can do.
1 トルクコントロールレンチ
2 メインバルブ
3 正逆回転切換バルブ
4 エアーモータ
5 油圧式打撃トルク発生装置
50 ライナー
54 羽根
58 ライナー上蓋押さえ部材
59 ライナー上蓋固定部材
6 フロントケース
7 主軸
71 主軸後部
72 孔
8 出力調整機構
81 リリーフバルブ軸
82 調整軸
83 リリーフバルブ
84 ばね
9 シャットオフバルブ機構(モータのON・OFF機構)
91 ピストン
92 ロッド
93 パイロットバルブ
94 ばね
10 通路部材
11 ダイヤフラム部材
11f フランジ部
12 ボール
15 チェックバルブ
16 ばね
17 シャットオフバルブ
18a、18b エアーポート
18c 通路
19 連通孔
21 トルクコントロールレンチ
22 メインスイッチ
23 正逆回転切換スイッチ
24 電気モータ
25 電気スイッチ(モータのON・OFF機構)
1
91
Claims (2)
前記ライナー上蓋に形成した作動油の通路が開口するシリンダ内に、該通路の開口と連通し、通路から流出する作動油を、中心に形成した貫通孔に導く構造とした通路部材を配設し、該通路部材の貫通孔の開口する一方の位置に、貫通孔の中心と一致させて、作動油の流通を遮断するダイヤフラム部材を、ライナー上蓋のシリンダの端面とライナー上蓋の外側に配設したライナー上蓋押さえ部材との間でダイヤフラム部材のフランジ部を挟持して配設し、ダイヤフラム部材を介して、作動油の圧力を取り出すようにしたことを特徴とするトルクコントロールレンチ。 The relief valve released by the pressure of the hydraulic oil of the hydraulic impact torque generator detects that the tightening force of the torque control wrench has reached the set value, and the pressure of the hydraulic oil passing through the relief valve is detected by the relief valve. In a torque control wrench that is taken out from the downstream side through a passage of hydraulic oil formed in the upper lid of the liner and the ON / OFF mechanism of the motor is operated by the pressure of the hydraulic oil.
A passage member having a structure that communicates with the opening of the passage and guides the hydraulic oil flowing out from the passage to the through hole formed in the center is arranged in the cylinder through which the passage of the hydraulic oil formed in the liner upper lid opens. At one position where the through hole of the passage member is opened, a diaphragm member that coincides with the center of the through hole and blocks the flow of hydraulic oil is arranged on the end surface of the cylinder of the liner top lid and the outside of the liner top lid. A torque control wrench characterized in that the flange portion of the diaphragm member is sandwiched between the liner upper lid holding member and the diaphragm member, and the pressure of hydraulic oil is taken out through the diaphragm member.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2018209076A JP6911271B2 (en) | 2018-11-06 | 2018-11-06 | Torque control wrench |
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- 2018-11-06 JP JP2018209076A patent/JP6911271B2/en active Active
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