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JP6915828B2 - 汚水処理装置 - Google Patents
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Description

本発明は、汚水処理装置に関する。
特許文献1に記載の混砕微粒化装置は、流入管、気体供給管、コンプレッサ、酸素発生装置、及び混砕管を備える。流入管には、汚水等が流入する。気体供給管及び混砕管は、流入管に対して汚水の流れ方向の下流側に接続される。酸素発生装置は酸素を発生する。コンプレッサは、酸素発生装置が発生した酸素と空気とを、気体供給管に圧送する。気体供給管は、混砕管に空気及び酸素を送入する。
特開2005−186048号公報
特許文献1に記載の混砕微粒化装置は、空気及び酸素を混砕管に送入するために、酸素発生装置、及びコンプレッサを備える。そこで、汚水を効率的に浄化できる。しかしながら、上記混砕微粒化装置には、コストの観点から改善の余地が残されている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、製造コスト及びランニングコストを低減することが可能な汚水処理装置を提供することを目的としている。
本願に開示する汚水処理装置は、汚水管、及び吸気管を備える。前記汚水管には、前記汚水が流れる。前記吸気管は、前記汚水管内の前記汚水の流れに伴って発生する負圧によって、前記汚水管に空気を吸入する。前記汚水管は、複数の粉砕板を有する。前記複数の粉砕板は、前記汚水に含まれる前記空気の気泡を細分化する。
本願に開示する汚水処理装置において、前記汚水管は、第1汚水管、第2汚水管、及び接続管を含むことが好ましい。前記第1汚水管は、前記汚水に含まれる前記空気の気泡を細分化する複数の第1粉砕板を備えることが好ましい。前記接続管は、前記第2汚水管の上端と前記第1汚水管の上端とを接続することが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、前記第1汚水管及び前記第2汚水管は、略鉛直方向に沿って互いに平行に配置されることが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、前記第2汚水管は、前記汚水に含まれる前記空気の気泡を細分化する複数の第2粉砕板を有することが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、前記接続管は、U字状であることが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、前記吸気管は、前記接続管に接続されることが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、ポンプを更に備えることが好ましい。前記ポンプは、前記汚水を吸い上げ、前記第2汚水管に前記汚水を圧入することが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、前記吸気管は、吸気口、及び規制部材を備えることが好ましい。前記吸気口は、前記空気を前記汚水管の内部に吸い込むことが好ましい。前記規制部材は、前記吸気口への前記汚水の侵入を規制することが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、ガイド部材を更に備えることが好ましい。前記ガイド部材は、前記汚水管から排出された前記汚水の流れの方向をガイドすることが好ましい。
本願に開示する汚水処理装置において、前記汚水管は、前記汚水を外部へ排出する排水口を有することが好ましい。前記排水口は、前記排出された前記汚水を貯留するタンク内の前記汚水の水面より上方に配置されることが好ましい。前記ガイド部材は、前記排水口の周囲を取り囲むことが好ましい。前記ガイド部材の上端位置は、前記排水口の位置より高く、前記ガイド部材の下端位置は、前記タンク内の前記汚水の水面の位置より低いことが好ましい。
本発明の汚水処理装置によれば、製造コスト及びランニングコストを低減できる。
本発明の実施形態に係る汚水処理装置の構成を示す図である。 吸気管の構成を示す図である。 ガイド部材の構成を示す図である。 第1汚水管の構成を示す側面図である。 第1汚水管の構成を示す断面図である。 第1破砕板を示す斜視図である。 第2汚水管の構成を示す図である。 タンク内の汚水の溶存酸素量と温度との変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図8)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して本発明の実施形態に係る汚水処理装置100の構成を説明する。図1は汚水処理装置100の構成を示す図である。汚水処理装置100は、タンク1に貯留された汚水DWを処理する。図1に示すように、汚水処理装置100は、汚水管2、吸気管3、及びポンプ4を備える。
タンク1は、汚水DWを貯留する。タンク1は、例えば、有底の円筒状に形成される。汚水DWは、固形物を含んでいてもよい。タンク1は、例えば、FRP(Fiber−Reinforced Plastics)のような強度、及び耐食性を有する材料で形成される。
汚水管2には、その内部に汚水DWが流れる。汚水管2は、第1汚水管21、第2汚水管22、及び接続管23を含む。第1汚水管21、及び第2汚水管22は、略鉛直方向に沿って互いに平行に配置される。
第1汚水管21の一方側(上方側)端部は、接続管23に接続されている。第1汚水管21の他方側(下方側)端部は、排水口211として機能する。汚水DWは、排水口211からタンク1へ流下する。
第2汚水管22の一方側(上方側)端部は、接続管23に接続され、第2汚水管22の他方側(下方側)端部は、ポンプ4に接続される。
接続管23は、第1汚水管21の上端と第2汚水管22の上端とを接続する。具体的には、接続管23の一方側端部は、第1汚水管21の上端と接続され、接続管23の他方側端部は、第2汚水管22の上端と接続される。また、接続管23は、U字状である。
吸気管3は、汚水管2内の汚水DWの流れに伴って発生する負圧によって、汚水管2に空気を吸入する。
ポンプ4は、吸水口41及び吐出口42を有する。ポンプ4は、タンク1内の汚水DWを吸水口41から吸い上げ、吐出口42から第2汚水管22に汚水DWを圧入する。
ポンプ4によって第2汚水管22に圧入された汚水DWは、方向F2で示すように第2汚水管22内を上昇し、接続管23内を経由して第1汚水管21内に流入する。そして、汚水DWは、方向F1で示すように第1汚水管21内を下降し、排水口211からタンク1へ排出される。
汚水処理装置100は、ガイド部材5を更に備える。ガイド部材5の詳細については、図3を参照して後述する。
以上、図1を参照して説明したように、本実施形態に係る汚水処理装置100では、吸気管3が、汚水管2内の汚水DWの流れに伴って発生する負圧によって、汚水管2に空気を吸入するため、酸素発生装置、及びコンプレッサを設置する必要がない。したがって、汚水処理装置100は、酸素発生装置、及びコンプレッサの少なくとも一方を備える形態と比較して、製造コスト及びランニングコストを低減できる。
また、ポンプ4が、タンク1内の汚水DWを吸い上げ、第2汚水管22に送入し、接続管23及び第1汚水管21を経由して、汚水DWを排水口211からタンク1へ排出する。よって、汚水DWを、第2汚水管22、接続管23及び第1汚水管21を順次経由して循環することができる。したがって、汚水DW内の空気の気泡を増加できる。その結果、汚水DWを微生物によって効率的に浄化できる。
更に、第1汚水管21及び第2汚水管22は、略鉛直方向に沿って互いに平行に配置されているため、汚水処理装置100の水平方向のサイズを小さくできる。よって、複数台の汚水処理装置100をタンク1内に近接して配置できる。したがって、汚水DW内の空気の気泡を更に増加できる。その結果、汚水DWを更に効率的に浄化できる。
また、接続管23が、U字状であるため、ポンプ4によって圧送された汚水DWを、スムーズに第1汚水管21に導くことができる。よって、汚水DWが接続管23を通過する際の圧損を低減できる。その結果、ポンプ4を駆動するモーターの消費電力を低減でき、ランニングコストを更に低減できる。
次に、図1及び図2を参照して、吸気管3の構成について説明する。図2は、吸気管3の構成を示す図である。図2に示すように、吸気管3は、防虫網31、吸気管本体32、及び規制部材33を備える。
吸気管本体32は、接続管23に挿入されている。吸気管本体32は、接続管23内の汚水DWの流れに伴って発生する負圧によって、接続管23に空気を吸入する。吸気管本体32の下端は、所定位置に対して汚水DWの流れ方向F3の下流側に挿入されている。所定位置は、汚水管2のうち、例えば、接続管23の水面SWから最も離間した位置を示す。吸気管本体32は、円筒状に形成され、第1吸気口321、及び第2吸気口322を有する。吸気管本体32は、例えば、耐食性を有する樹脂で形成されている。
第1吸気口321は、吸気管本体32の上端に形成された開口である。また、第1吸気口321は、接続管23内の汚水DWの流れに伴って発生する負圧によって、方向FAで示すように外部から吸気管本体32に空気を吸入する。
防虫網31は、第1吸気口321を覆っている。防虫網31は、第1吸気口321への虫等の侵入を防止する。防虫網31は、例えば、耐食性を有する樹脂で形成されている。
第2吸気口322は、吸気管本体32の下端に形成された開口である。また、第2吸気口322は、第1吸気口321から吸入した空気を接続管23内に送出する。その結果、空気が接続管23内に吸入される。なお、汚水DWは、接続管23内を、方向F3で示すように第2汚水管22の上端側から第1汚水管21の上端側に向けて流れる。第2吸気口322は、汚水DWの流れの下流側に向けて開口している。第2吸気口322の開口面と鉛直方向とのなす角θ3は、例えば、45度である。
規制部材33は、本実施形態では、吸気管本体32の接続管23内に挿入された管壁の一部であって、汚水DWの流れの上流側を向く管壁である。規制部材33は、第2吸気口322への汚水DWの流入を規制する。
以上、図1及び図2を参照して説明したように、本実施形態では、規制部材33が第2吸気口322への汚水DWの流入を規制する。よって、汚水DWが第2吸気口322に流入することによって、第2吸気口322からの空気の吸入が妨げられることを抑制できる。その結果、吸気管3が汚水管2に空気を効率的に吸入できる。
また、吸気管本体32が、接続管23の最も高い位置に対して汚水DWの流れ方向F3の下流側に接続されているため、汚水DWの流下に伴って発生する負圧によって、接続管23に空気を効率的に吸入できる。
更に、第1吸気口321が防虫網31で覆われているため、第1吸気口321から虫等が侵入することを防止できる。その結果、汚水DWに虫等の有機物が混入することを抑制できる。
次に、図3を参照して、ガイド部材5の構成について説明する。図3は、ガイド部材5の構成を示す図である。図3において、タンク1には汚水DWが水面SWまで溜まっている。第1汚水管21の排水口211は、タンク1内の汚水DWの水面SWより上方に配置される。
ガイド部材5は、汚水DWのタンク1内における流れの方向FDをガイドする。具体的には、ガイド部材5は、排水口211の周囲を取り囲む。また、ガイド部材5の上端51の位置は、排水口211の位置より高い。ガイド部材5の下端52の位置は、タンク1内の汚水DWの水面SWの位置より低い。ガイド部材5の下端52の位置は、例えば、タンク1内の汚水DWの水面SWの位置とタンク1の底面との略中央位置である。
ガイド部材5は、本実施形態では、円筒状の部材であって、例えば、FRP、又はステンレスのような強度及び耐食性を有する材料で構成される。ガイド部材5の内径は、第1汚水管21の排水口211の外径より大きい。ガイド部材5は、図略の枠体によって、汚水管2に固定されている。
以上、図3を参照して説明したように、本実施形態では、ガイド部材5が、汚水DWのタンク1内における流れの方向FDをガイドするため、空気の気泡をタンク1内の汚水DWに略均一に含ませることができる。したがって、タンク1内の汚水DWを効率的に浄化できる。
また、ガイド部材5の上端51の位置が排水口211の位置より高く、ガイド部材5の下端52の位置がタンク1内の汚水DWの水面SWの位置より低いため、排水口211から排出された汚水DWは、以下のように流れる。すなわち、排水口211から排出された汚水DWは、方向FDに示すように、タンク1の底面に向けて下降する。そして、タンク1の底面に到達した汚水DWは、タンク1の周面に向けて広がる。その後、タンク1の周面に到達した汚水DWは、タンク1の周面に沿って上昇する。そして、水面SWの近くに到達した汚水DWは、水面SWに沿ってタンク1の中央部に向かって流れる。したがって、タンク1内において汚水DWの対流を形成できる。その結果、空気の気泡をタンク1内の汚水DWに更に均一に含ませることができる。よって、タンク1内の汚水DWを更に効率的に浄化できる。
また、排水口211から排出された汚水DWがタンク1の底面に到達することによって、排水口211から排出された汚水DWがタンク1内に貯留された汚水DWを攪拌するため、微細な気泡を効率よく生成できる。また、排水口211から排出された汚水DWがタンク1内に貯留された汚水DWを攪拌するため、汚水DWに含まれる汚物の沈殿を抑制できる。更に、ガイド部材5の下端52をポンプ4の吸水口41から離すことで、排水口211から排出された汚水DWが吸水口41に到達することを抑制できるため、微細な気泡を効率よく生成できる。
次に、図1及び図4〜図6を参照して、第1汚水管21の構成について説明する。図4は、第1汚水管21の構成を示す側面図である。図5は、第1汚水管21の構成を示す断面図である。図6は、第1粉砕板6を示す斜視図である。
図4に示すように、第1汚水管21は、複数の第1粉砕板6を更に備える。複数の第1粉砕板6の各々は、強度及び耐食性を有する材料で形成された板状部材である。複数の第1粉砕板6の各々は、例えば、ステンレス製である。複数の第1粉砕板6は、汚水DWに含まれる空気の気泡を細分化する。複数の第1粉砕板6の各々は、鉛直方向に対して角θ1だけ傾斜して第1汚水管21の管内面213に固定されている。角θ1は、例えば、45度である。
複数の第1粉砕板6は、複数組の第1破砕板セット6Aを有する。複数組の第1破砕板セット6Aは、第1汚水管21の管内面213に汚水DWの流れの方向F1に沿って配置されている。第1破砕板セット6Aは、第1粉砕板61、第1粉砕板62、第1粉砕板63、及び第1粉砕板64から構成されている。4枚の第1粉砕板61〜64は、互いに略同一の形状に形成されている。
第1粉砕板61と第1粉砕板62とは互いに対向する位置に配置され、第1粉砕板63と第1粉砕板64とは互いに対向する位置に配置される。また、第1粉砕板63及び第1粉砕板64は、第1粉砕板61及び第1粉砕板62に対して汚水DWの流れの方向F1の下流側に配置されている。
図5は、図4に示す第1汚水管21のV−V断面図である。図4に示すように、第1汚水管21の管内面213には、4枚の第1粉砕板61〜64が固定されている。第1粉砕板64は、第1汚水管21の軸心21Aを中心として第1粉砕板61を90度回転させた位置に配置されている。第1粉砕板62は、軸心21Aを中心として第1粉砕板64を90度回転させた位置に配置されている。第1粉砕板63は、軸心21Aを中心として第1粉砕板62を90度回転させた位置に配置されている。第1粉砕板61は、軸心21Aを中心として第1粉砕板63を90度回転させた位置に配置されている。すなわち、第1粉砕板61と第1粉砕板62とは、軸心21Aを中心として点対称の位置に配置されている。また、第1粉砕板63と第1粉砕板64とは、軸心21Aを中心として点対称の位置に配置されている。
図6は、第1粉砕板6を示す斜視図である。図6に示すように、第1粉砕板6は、略三角形状に形成されており、第1辺6a、第2辺6b、第3辺6c及び先端部6dを有する。第1辺6aは、円弧状に形成され、第1汚水管21の管内面213に固定される。第2辺6b及び第3辺6cには、鋸刃状の凹凸が形成されている。先端部6dは、第2辺6bと第3辺6cとの間の頂点に位置し、第1汚水管21の軸心21Aに向けて突出している。
以上、図1及び図4〜図6を参照して説明したように、第1汚水管21は、複数の第1粉砕板6を備え、第1粉砕板6は、汚水DWに含まれる空気の気泡を細分化する。よって、汚水DWが第1汚水管21を流れる際に、汚水DW内に含まれる空気の気泡を細分化できる。したがって、汚水DW内に多量の気泡を含ませることができる。その結果、汚水DWを効率的に浄化できる。
また、吸気管3が、複数の第1粉砕板6に対して汚水DWの流れ方向の上流側において汚水管2(接続管23)に接続されているため、吸気管3によって吸入された空気の気泡を複数の第1粉砕板6によって細分化できる。したがって、汚水DW内に更に多量の気泡を含ませることができる。その結果、汚水を更に効率的に浄化できる。
更に、第1粉砕板61と第1粉砕板62とが、軸心21Aを中心として点対称の位置に配置され、第1粉砕板63と第1粉砕板64とが、軸心21Aを中心として点対称の位置に配置されている。また、4枚の第1粉砕板61〜64は、鉛直方向に対して角θ1だけ傾斜して第1汚水管21の管内面213に固定されている。よって、第1汚水管21を流れる汚水DWには、軸心21Aを中心とした回転流が発生する。更に、第1粉砕板6の第2辺6b及び第3辺6cには鋸刃状の凹凸が形成されているため、汚水DW内の空気の気泡を更に細分化できる。したがって、汚水DW内に更に多量の気泡を含ませることができる。その結果、汚水DWを更に浄化できる。
次に、図1及び図4〜図7を参照して、第2汚水管22の構成について説明する。図7は、第2汚水管22の構成を示す側面図である。
図7に示すように、第2汚水管22は、複数の第2粉砕板7を更に備える。複数の第2粉砕板7は、汚水DWに含まれる空気の気泡を細分化する。複数の第2粉砕板7の各々は、強度及び耐食性を有する材料で形成された板状部材である。複数の第2粉砕板7の各々は、例えば、ステンレス製である。複数の第2粉砕板7の各々は、鉛直方向に対して角θ2だけ傾斜して第2汚水管22の管内面223に固定されている。角θ2は、角θ1より小さい角度であって、例えば、30度である。
複数の第2粉砕板7は、複数組の第2破砕板セット7Aを有する。複数組の第2破砕板セット7Aは、第2汚水管22の管内面223に汚水DWの流れの方向F2に沿って配置されている。第2破砕板セット7Aは、第2粉砕板71、第2粉砕板72、第2粉砕板73、及び第2粉砕板74から構成されている。4枚の第2粉砕板71〜74は、互いに略同一の形状に形成されている。
第2粉砕板71と第2粉砕板72とは互いに対向する位置に配置され、第2粉砕板73と第2粉砕板74とは互いに対向する位置に配置される。また、第2粉砕板73及び第2粉砕板74は、第2粉砕板71及び第2粉砕板72に対して汚水DWの流れの方向F2の下流側に配置されている。
第2粉砕板71と第2粉砕板72とは、第1粉砕板61及び第1粉砕板62と同様に、第2汚水管22の軸心22Aを中心として点対称の位置に配置されている。第2粉砕板73と第2粉砕板74とは、第1粉砕板63及び第1粉砕板64と同様に、第2汚水管22の軸心22Aを中心として点対称の位置に配置されている。
また、第2粉砕板7は、第1粉砕板6と同様に、略三角形状に形成されており、第1辺〜第3辺を有する。第1辺は、円弧状に形成され、第2汚水管22の管内面223に固定される。第2辺及び第3辺には、鋸刃状の凹凸が形成されている。
以上、図1及び図4〜図7を参照して説明したように、本実施形態では、第2汚水管22に配置された複数の第2粉砕板7が、汚水DWに含まれる空気の気泡を細分化する。よって、汚水DW内の空気の気泡を更に細分化できる。したがって、汚水DW内に更に多量の気泡を含ませることができる。その結果、汚水DWを更に効率的に浄化できる。
また、第2粉砕板71と第2粉砕板72とが、軸心22Aを中心として点対称の位置に配置され、第2粉砕板73と第2粉砕板74とが、軸心22Aを中心として点対称の位置に配置されている。また、4枚の第2粉砕板71〜74は、鉛直方向に対して角θ2だけ傾斜して第2汚水管22の管内面223に固定されている。よって、第2汚水管22を流れる汚水DWには、軸心22Aを中心とした回転流が発生する。更に、第2粉砕板7の第2辺及び第3辺は、鋸刃状の凹凸が形成されているため、汚水DW内の空気の気泡を更に細分化できる。したがって、汚水DW内に更に多量の気泡を含ませることができる。その結果、汚水DWを更に効率的に浄化できる。
更に、角θ2は角θ1より小さい。よって、第2汚水管22を流れる汚水DWの圧損を小さくできる。したがって、ポンプ4を駆動するモーターの負荷を軽減できる。その結果、ポンプ4を駆動するモーターの消費電力を低減でき、ランニングコストを更に低減できる。
次に、図1〜図8を参照して、タンク1内の汚水DWの溶存酸素量DO(Dissolved Oxygen)の変化について説明する。図8は、タンク1内の汚水DWの溶存酸素量DOの変化を示すグラフG1と、タンク1内の汚水DWの温度TMの変化を示すグラフG2とを示す。グラフG1の横軸は、汚水処理装置100の稼働時間Tを示し、縦軸は溶存酸素量DOを示す。グラフG2の横軸は、汚水処理装置100の稼働時間Tを示し、縦軸は温度TMを示す。
図8のグラフG2に示すように、温度TMは、稼働時間Tに拘らず約10℃〜11℃で概ね一定である。一方、グラフG1に示すように、溶存酸素量DOは、稼働時間Tの経過と共に上昇し、70分程度で飽和する。具体的には、溶存酸素量DOは、初期値の1.0(mg−O/L)から9.0(mg−O/L)まで上昇し、飽和する。なお、10℃における飽和溶存酸素量は、10.92(mg−O/L)である。よって、汚水処理装置100によれば、溶存酸素量DOを飽和溶存酸素量に近い値まで上昇させることができる。したがって、汚水処理装置100は、汚水DWを効果的に浄化できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(5))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、汚水管2が、第1汚水管21、第2汚水管22及び接続管23を含むが、本発明はこれに限定されない。汚水管内を汚水が流れる形態であればよい。例えば、汚水管が円弧状に形成されている形態でもよい。この形態では、複数の管を接続する必要がないため、汚水管の構成を簡素化できる。
(2)図1及び図2を参照して説明したように、吸気管3が接続管23に空気を吸入するが、本発明はこれに限定されない。吸気管が、汚水管2内の汚水DWの流れに伴って発生する負圧によって、汚水管2に空気を吸入する形態であればよい。吸気管が、例えば、第1汚水管21に空気を吸入する形態でもよい。
(3)図1及び図2を参照して説明したように、規制部材33が、吸気管本体32の接続管23内に挿入された管壁の一部であるが、本発明はこれに限定されない。規制部材が第2吸気口322への汚水DWの流入を規制する形態であればよい。規制部材が、例えば、吸気管本体32の管壁に固定された板状部材である形態でもよい。この形態では、板状部材を第2吸気口322より下側に延ばすことによって、第2吸気口322への汚水DWの流入を確実に抑制できる。
(4)図3を参照して説明したように、ガイド部材5が汚水管2に固定されているが、本発明はこれに限定されない。ガイド部材は、汚水管2から排出された汚水DWの流れの方向をガイドする形態であればよい。ガイド部材が、例えば、その上端部を支点として、その下端部がタンク1内で円周運動するように駆動される形態でもよい。この形態では、空気の気泡をタンク1内の汚水DWに更に均一に含ませることができる。
(5)図3を参照して説明したように、ガイド部材5が円筒状の部材であるが、本発明はこれに限定されない。ガイド部材が排水口311の周囲を取り囲む形態であればよい。ガイド部材が、例えば、多角形筒状の部材でもよい。また、ガイド部材が、例えば、円錐台状の部材でもよい。
本発明は、汚水処理装置の分野に利用可能である。
100 汚水処理装置
1 タンク
5 ガイド部材
2 汚水管
21 第1汚水管
6 第1粉砕板
22 第2汚水管
7 第2粉砕板
23 接続管
3 吸気管
31 防虫網
32 吸気管本体
33 規制部材
4 ポンプ
DW 汚水
SW 水面

Claims (8)

  1. 汚水を処理する汚水処理装置であって、
    前記汚水が流れる汚水管と、
    前記汚水管内の前記汚水の流れに伴って発生する負圧によって、前記汚水管に空気を吸入する吸気管と、
    前記汚水管から排出された前記汚水の流れの方向を、前記汚水を貯留するタンクの底面に向かう方向にガイドするガイド部材と
    を備え、
    前記汚水管は、前記汚水に含まれる前記空気の気泡を細分化する複数の粉砕板を有
    前記汚水管は、前記汚水を外部へ排出する排水口を有し、
    前記排水口は、前記タンク内の前記汚水の水面より上方に配置され、
    前記ガイド部材は、円筒状の部材であり、
    前記ガイド部材は、前記排水口の周囲を取り囲み、
    前記ガイド部材の上端位置は、前記排水口の位置より高く、
    前記ガイド部材の下端位置は、前記タンク内の前記汚水の水面の位置より低い、汚水処理装置。
  2. 前記汚水管は、第1汚水管、第2汚水管及び接続管を含み、
    前記第1汚水管は、前記汚水に含まれる前記空気の気泡を細分化する複数の第1粉砕板を備え、
    前記接続管は、前記第1汚水管の上端と前記第2汚水管の上端とを接続する、請求項1に記載の汚水処理装置。
  3. 前記第1汚水管及び前記第2汚水管は、略鉛直方向に沿って互いに平行に配置される、請求項2に記載の汚水処理装置。
  4. 前記第2汚水管は、前記汚水に含まれる前記空気の気泡を細分化する複数の第2粉砕板を有する、請求項2又は請求項3に記載の汚水処理装置。
  5. 前記接続管は、U字状である、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の汚水処理装置。
  6. 前記吸気管は、前記接続管に接続される、請求項5に記載の汚水処理装置。
  7. 前記吸気管は、
    前記空気を前記汚水管の内部に吸い込む吸気口と、
    前記吸気口への前記汚水の流入を規制する規制部材と
    を備える、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の汚水処理装置。
  8. 吸水口と、前記汚水管の一端が接続する吐出口とを有し、前記タンクに貯留された前記汚水内に配置されて、前記吸水口から前記汚水を吸い上げ、前記吐出口から前記汚水管に前記汚水を圧入するポンプを更に備える、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の汚水処理装置。
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