JP6916729B2 - ポリ乳酸樹脂組成物積層シートの製造方法 - Google Patents
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工程(1):(P−A)ポリ乳酸樹脂及び(P−B)可塑剤を含有する層P、並びに(Q−A)ポリ乳酸樹脂を含有する層Qを含む複数の層を積層して積層シートを得る工程、ここで、層P及び/又は層Qの融点以上の温度で接触させて積層し、層Pが積層シートの表面側と裏面側の少なくとも一方の最外層になるように積層し、層Qがさらに(Q−B)可塑剤を含む場合においては、(P−B)可塑剤の含有量の方が(Q−B)可塑剤の含有量より多い工程
工程(2):工程(1)の後、積層シートを2秒間以上保持する工程
工程(3):工程(2)の後、積層シートを冷却し最外層の表面の温度を60℃以下とする工程
工程(1)は、(P−A)ポリ乳酸樹脂及び(P−B)可塑剤を含有する層P、並びに(Q−A)ポリ乳酸樹脂を含有する層Qを含む複数の層を積層して積層シートを得る工程である。工程(1)では、P及び/又は層Qの融点以上の温度で接触させて積層する。例えば、フィードブロック法、マルチマニホールド法等のTダイを用いた溶融共押出成形に供することで積層することができる。層P及び/又は層Qが複数存在する場合においては、積層シート中の少なくとも1の層Pと少なくとも1の層Qとを接触させればよく、必ずしも全ての層P、層Q同士を接触させて積層することを要しないが、剛性と耐衝撃性の観点から、全ての層P、層Q同士を接触させて積層することが好ましい。また、層Pは積層シートの表面側と裏面側の少なくとも一方の最外層に、好ましくは表面側と裏面側の各最外層に配置されるのに対し、層Qは内側の層であればよく、層Pの間に層Qが存在することが好ましい。例えば、3層構造であれば中心に層Qが位置し、5層構造であれば最外層以外のいずれかに層Qを配置することができる。工程(1)における積層数は特に限定されないが、剛性と耐衝撃性の観点から、好ましくは3層以上8層以下、より好ましくは3層以上5層以下であり、例えば、層P/層Q/層P/層Q/層Pの順、層P/層Q/層Pの順に積層することができる。また、層Pより可塑剤の含有量が少なく、層Qより可塑剤の含有量の多い層P’などを含む3種類以上の層から構成される場合には、可塑剤の最も多い層を層P、最も少ない層を層Qとする。そして、このような層P’を用いて層P/層P’/層Q/層P’/層Pの順に積層することなどもできる。
層Pは、(P−A)ポリ乳酸樹脂及び(P−B)可塑剤含有するポリ乳酸樹脂組成物の層である。
層Pにおけるポリ乳酸樹脂としては、市販されているポリ乳酸樹脂、例えば、Nature Works社製:Nature Works PLA/NW2003D、NW3001D、NW4032D、NW4060Dや、トヨタ自動車社製:エコプラスチックU'z S−09、S−12、S−17等の他、乳酸やラクチドから合成したポリ乳酸樹脂が挙げられる。なかでも、層Pのポリ乳酸樹脂組成物の剛性を向上する観点から、光学純度が好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上のポリ乳酸樹脂が好ましく、例えば、Nature Works社製ポリ乳酸樹脂(NW4032D等)を用いることができる。なお、本発明におけるポリ乳酸の光学純度は、「ポリオレフィン等合成樹脂製食品容器包装等に関する自主基準 第3版改訂版 2004年6月追補 第3部 衛生試験法 P12-13」記載のD体含有量の測定方法に従って求めることができる。
層Pで用いられる可塑剤としては、剛性、耐衝撃性、透明性、及び成形性の観点から、以下の(i)及び(ii)からなる群より選ばれる1種又は2種以上のエステル化合物を含むことが好ましい。
(i)分子中に2個以上のエステル基を有するエステル化合物であって、該エステル化合物を構成するアルコール成分の少なくとも1種が水酸基1個当たり炭素数2〜3のアルキレンオキサイドを平均0.5〜8モル付加したアルコールであるエステル化合物、及び
(ii)式(I):
R1O−CO−R2−CO−〔(OR3)mO−CO−R2−CO−〕nOR1 (I)
(式中、R1は炭素数が1〜4のアルキル基、R2は炭素数が2〜4のアルキレン基、R3は炭素数が2又は3のアルキレン基であり、mは1〜6の数、nは1〜12の数を示し、但し、全てのR2は同一でも異なっていてもよく、全てのR3は同一でも異なっていてもよい)
で表される化合物
層Pのポリ乳酸樹脂組成物は、有機結晶核剤をさらに含有することができる。
(a)イソインドリノン骨格を有する化合物、ジケトピロロピロール骨格を有する化合物、ベンズイミダゾロン骨格を有する化合物、インジゴ骨格を有する化合物、フタロシアニン骨格を有する化合物、及びポルフィリン骨格を有する化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機化合物〔有機結晶核剤(a)という〕
(b)カルボヒドラジド類、ウラシル類、及びN−置換尿素類からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機化合物〔有機結晶核剤(b)という〕
(c)芳香族スルホン酸ジアルキルの金属塩、リン酸エステルの金属塩、フェニルホスホン酸の金属塩、ロジン酸類の金属塩、芳香族カルボン酸アミド、及びロジン酸アミドからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機化合物〔有機結晶核剤(c)という〕
(d)分子中に水酸基とアミド基を有する化合物及びヒドロキシ脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機化合物〔有機結晶核剤(d)という〕
層Pのポリ乳酸樹脂組成物は、加水分解抑制剤をさらに含有することができる。
本発明における層Qは、(Q−A)ポリ乳酸樹脂を含有するポリ乳酸樹脂組成物の層である。
層Qにおけるポリ乳酸樹脂は、層Pにおけるポリ乳酸樹脂と同様のものを用いることができる。具体的には、層Pにおけるポリ乳酸樹脂の項に例示されたものである。なかでも、層Qのポリ乳酸樹脂組成物の透明性を向上する観点から、光学純度が好ましくは50%以上、より好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上であり、好ましくは99%以下のポリ乳酸樹脂が好ましく、例えば、Nature Works社製ポリ乳酸樹脂(NW2003D、4032D、4060D等)を用いることができる。
層Qのポリ乳酸樹脂組成物中にはさらに可塑剤が含まれていてもよい。層Qがさらに(Q−B)可塑剤を含む場合においては、層Pにおける(P−B)可塑剤の含有量の方が(Q−B)可塑剤の含有量より多い。層Qにおける可塑剤は、層Pにおける可塑剤と同様のものを用いることができ、具体的には、層Pにおける可塑剤の項に例示されたものが挙げられる。
工程(1)においては、層Pと層Q以外の層をさらに積層させてもよい。積層シートに剥離性、ガスバリア性、ヒートシール性など各種機能性を付与する層が挙げられ、その機能に応じて適切な位置に積層させることができる。具体的には、PET、PBT、あるいはPTT等のポリエステル樹脂組成物、PE、PP等のポリオレフィン系樹脂組成物、あるいはナイロン樹脂組成物を構成成分とする層などが挙げられる。これら任意の層は、公知の手法によって、適宜調製することができる。
工程(2)は、工程(1)の後、積層シートを2秒間以上保持する工程である。工程(2)における保持時間は、工程(1)の積層直後から、後述する工程(3)の冷却直前までの時間である。例えば、図1のようなTダイを使用した共押出成形の場合においては、積層シートがTダイ内接触区間2とエアギャップ3とを通過する時間の合計であり、押出速度やエアギャップの距離を調節することで、保持時間を調節することができる。
工程(3)は、工程(2)の後、積層シートを冷却し最外層の表面の温度を60℃以下とする工程である。積層シートの冷却手段としては、本分野において公知の冷却手段を使用することができ、冷却ロールなどが挙げられる。
本発明の製造方法においては、積層シートの調製で行われる他の工程を任意に行ってもよい。例えば、工程(3)の後、加熱ロールに接触させることでシートの結晶性を調整し、その後、裁断してもよい。また、得られた積層シートを必要に応じて一軸又は二軸延伸してもよい。
本発明の製造方法で得られた積層シートは、透明性が良好で、耐衝撃性に優れることから、各種用途、例えば、日用品、化粧品、家電製品などの包装材として、ブリスターパックやトレイ、お弁当の蓋等の食品容器、工業部品の輸送や保護に用いる工業用トレイ等の材として好適に用いることができる。
攪拌機、温度計、脱水管を備えた3Lフラスコに、無水コハク酸500g、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(和光純薬社製、試薬)2463g、パラトルエンスルホン酸一水酸化物(和光純薬社製、試薬)9.5gを仕込み、空間部に窒素(500mL/分)を吹き込みながら、減圧下(4〜10.7kPa)、110℃で15時間反応させた。反応液の酸価は1.6mgKOH/gであった。反応液に吸着剤キョーワード500SH(協和化学工業社製)27gを添加して80℃、2.7kPaで45分間攪拌してろ過した後、液温115〜200℃、圧力0.03kPaでトリエチレングリコールモノメチルエーテルを留去し、80℃に冷却後、残液を減圧ろ過して、ろ液として、コハク酸とトリエチレングリコールモノメチルエーテルとのジエステル〔(MeEO3)2SA〕を得た。得られたジエステルは、重量平均分子量410、粘度(23℃)27mPa・s、酸価0.2mgKOH/g、鹸化価274mgKOH/g、水酸基価1mgKOH/g以下、色相APHA200であった。なお、本可塑剤は、水酸基1個当たりエチレンオキサイドを3モル付加したアルコールとのエステル化合物である。
攪拌機、温度計、脱水管を備えた3Lフラスコに、無水コハク酸500g、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル3124g、パラトルエンスルホン酸一水酸化物9.5gを仕込み、空間部に窒素(500mL/分)を吹き込みながら、減圧下(4〜10.7kPa)、130℃で20時間反応させた。反応液の酸価は1.6mgKOH/gであった。反応液に吸着剤キョーワード500SH 27gを添加して80℃、2.7kPaで45分間攪拌してろ過した後、液温150〜250℃、圧力0.003kPaでテトラエチレングリコールモノメチルエーテルを留去し、80℃に冷却後、残液を減圧ろ過して、ろ液として、コハク酸とテトラエチレングリコールモノメチルエーテルとのジエステル〔(MeEO4)2SA〕を得た。得られたジエステルは、重量平均分子量499、粘度(23℃)35mPa・s、酸価0.2mgKOH/g、鹸化価225mgKOH/g、水酸基価1mgKOH/g以下、色相APHA230であった。なお、本可塑剤は、水酸基1個当たりエチレンオキサイドを4モル付加したアルコールとのエステル化合物である。
攪拌機、温度計、脱水管を備えた3Lフラスコに、無水コハク酸500g、ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル4235g、パラトルエンスルホン酸一水酸化物9.5gを仕込み、空間部に窒素(500mL/分)を吹き込みながら、減圧下(4〜10.7kPa)、150℃で40時間反応させた。反応液の酸価は1.6mgKOH/gであった。反応液に吸着剤キョーワード500SH 27gを添加して80℃、2.7kPaで45分間攪拌してろ過した後、液温200〜280℃、圧力0.003kPaでヘキサエチレングリコールモノメチルエーテルを留去し、80℃に冷却後、残液を減圧ろ過して、ろ液として、コハク酸とヘキサエチレングリコールモノメチルエーテルとのジエステル〔(MeEO6)2SA〕を得た。得られたジエステルは、重量平均分子量674、粘度(23℃)42mPa・s、酸価0.2mgKOH/g、鹸化価166mgKOH/g、水酸基価1mgKOH/g以下、色相APHA280であった。なお、本可塑剤は、水酸基1個当たりエチレンオキサイドを6モル付加したアルコールとのエステル化合物である。
4ツロフラスコ(攪拌機、温度計、滴下漏斗、蒸留管、窒素吹き込み管付き)に1,3−プロパンジオール86.8g(1.14モル)及び触媒として28重量%ナトリウムメトキシド含有メタノール溶液2.2g(ナトリウムメトキシド0.011モル)を入れ、常圧、120℃で0.5時間攪拌しながらメタノールを留去した。その後、コハク酸ジメチル(和光純薬工業社製)500g(3.42モル)を2時間かけて滴下し、常圧、120℃で、反応により生じるメタノールを留去した。次に、75℃に冷却し、圧力を2時間かけて常圧から6.7kPaまで徐々に下げてメタノールを留去した後、常圧にもどし、さらに、触媒として28重量%ナトリウムメトキシド含有メタノール溶液2.0g(ナトリウムメトキシド0.010モル)を添加し、100℃で、圧力を3時間かけて常圧から2.9kPaまで徐々に下げてメタノールを留出させた。その後、80℃に冷却してキョーワード600S(協和化学工業社製)6gを添加し、圧力4.0kPa、80℃で1時間攪拌した後、減圧ろ過を行った。ろ液を圧力4.5kPaで、温度を1時間かけて114℃から194℃に上げて残存コハク酸ジメチルを留去し、常温黄色の液体として〔MeSA−1,3PD〕を得た。なお、触媒の使用量は、ジカルボン酸エステル100モルに対して0.61モルであった。なお、本可塑剤は、式(I)で表されるエステル化合物(R1はメチル基、R2はエチレン基、R3はプロピレン基であり、mは1、nは1.5)である。
ポリ乳酸樹脂組成物として、表1〜5に示す組成物原料を、二軸押出機(Perker社製、HK25D、シリンダー直径25.2mm、回転数100rpm、吐出量8kg/h)を使用して、表1〜5に示す溶融混練温度で溶融混練し、ストランドカットを行い、ポリ乳酸樹脂組成物のペレットを得た。得られたペレットは、110℃減圧下で2時間乾燥し、水分量を500ppm以下とした。
共押出成形による積層シートの調製
前記で得られた層Pのペレット及び、層Qのペレットを2種3層のマルチマニホールド式のT−ダイ押出機(プラスチック工学研究所社製、300mmT−ダイ)を用いて、表1〜3の条件にて幅250mmの共押出シート成形を行い、シート厚み300μmのポリ乳酸樹脂組成物積層シートを得た。得られた樹脂組成物積層シートは、層P/層Q/層Pで構成され、その層比は25/50/25であった。
前記で得られたペレット又は原料を単層T−ダイ押出機(プラスチック工学研究所社製、300mmT−ダイ)を用いて、表4、5の条件にて幅250mmの単層シート成形を行い、単層シートを得た。
ハンドラミネーターによる積層シートの調整
ポリエステルポリウレタンポリオール(LX−500、DIC社製)10g、芳香族ポリイソシアネート(KW−75、DIC社製)1gを酢酸エチル(和光純薬社製)16gと混ぜてラミネート用の接着剤を作製した。前記で得られた単層シートを接着剤とバーコーター(OSP−22、OSGシステムプロダクツ社製)を用いて積層シートを作製し、40℃で72時間エージングした。得られた樹脂組成物積層シートは、層P/層Q/層Pで構成され、その層比は25/50/25であった。
<ポリ乳酸樹脂>
4032D:NatureWorksLLC製Ingeo(登録商標)Biopolymer4032D(ポリ−L−乳酸、光学純度98.5%、融点166℃、重量平均分子量180000)
4060D:NatureWorksLLC製Ingeo(登録商標)Biopolymer4060D(ポリ−L−乳酸、光学純度88.0%、結晶化せず融点測定不可、重量平均分子量190000)
<PET樹脂>
RT−553C:日本ユニペット社製、UNIPET RT‐553C、融点257℃
<可塑剤>
DAIFATTY−101:アジピン酸と、ジエチレングリコールモノメチルエーテル/ベンジルアルコール=1/1との混合ジエステル、大八化学工業社製
(MeEO3)2SA:前記可塑剤の製造例1で製造したジエステル化合物
(MeEO4)2SA:前記可塑剤の製造例2で製造したジエステル化合物
(MeEO6)2SA:前記可塑剤の製造例3で製造したジエステル化合物
MeSA−1,3PD:前記可塑剤の製造例4で製造したオリゴエステル化合物
<有機結晶核剤>
スリパックスH:エチレンビス12−ヒドロキシステアリン酸アミド、日本化成社製
<加水分解抑制剤>
BioAdmide 100:ジイソプロピルフェニルカルボジイミド、ラインケミー社製
<層比>
内層に用いる樹脂を黒顔料(カーボンブラック)で着色し、得られた積層シートの破断面をミクロトームを使用して作成し、光学顕微鏡(キーエンス社製、VHX−1000)を用いて、200倍で観察し、シート厚み、内層の着色層の厚みを測定し、層比を求めた。
<引張弾性率>
23℃の恒温室において、得られたシートをJIS K7127に基づき試験片タイプ5のダンベル形状試験片を作製して、引張試験を行い、引張弾性率を求めた。引張試験には、SHIMADZU社製 オートグラフ精密万能試験機(AGS−10kNX)を用い、JIS K7127に従って、試験速度50mm/min、1サンプルにつき5点試験を行った。引張弾性率の数値が大きいほど剛性に優れることを示す。結果を表1〜5に示す。
積層シートの層A、層B、層Cにおける各層の引張弾性率をEa、Eb、Ec、各層の体積分率をXa、Xb、Xcとすると、積層シートの引張弾性率の理論計算値Eは、
E=EaXa+EbXb+EcXc
から求めることができる。表5の単層シートの引張弾性率の値と、表1〜4の層比から積層シートの引張弾性率の理論計算値を算出した。結果を表1〜4に示す。
示差走査熱量分析装置「DSC8500」(PerkinElmer社製)を用いて、下記測定条件にて測定される160℃付近に観察される吸熱ピークのピークトップを融点(Tm)とする。結果を表1〜4に示す。
測定条件: PerkinElmer社製スタンダードアルミパンに試料約10mgを測り取り、作製したアルミパンをDSC8500にセットし、25℃から280℃まで15℃/minで昇温する。
2 Tダイ内接触区間
3 エアギャップ
4 冷却ロール
Claims (4)
- 複数のポリ乳酸樹脂組成物の層を含むポリ乳酸樹脂組成物積層シートの製造方法であって、下記工程(1)〜(3)を含む、ポリ乳酸樹脂組成物積層シートの製造方法。
工程(1):(P−A)ポリ乳酸樹脂及び(P−B)可塑剤を含有する層P、並びに(Q−A)ポリ乳酸樹脂を含有する層Qを含む複数の層を積層して積層シートを得る工程、ここで、層P及び/又は層Qの融点以上の温度で接触させて積層し、層Pが積層シートの表面側と裏面側の少なくとも一方の最外層になるように積層し、層Qがさらに(Q−B)可塑剤を含む場合においては、(P−B)可塑剤の含有量の方が(Q−B)可塑剤の含有量より多い工程
工程(2):工程(1)の後、積層シートを2秒間以上保持する工程
工程(3):工程(2)の後、積層シートを冷却し最外層の表面の温度を60℃以下とする工程 - 層P中の(P−B)可塑剤の含有量が4質量%以上18質量%以下である、請求項1に記載の製造方法。
- (P−B)可塑剤及び/又は(Q−B)可塑剤が、
(i)分子中に2個以上のエステル基を有するエステル化合物であって、該エステル化合物を構成するアルコール成分の少なくとも1種が水酸基1個当たり炭素数2〜3のアルキレンオキサイドを平均0.5〜8モル付加したアルコールであるエステル化合物、及び
(ii)式(I):
R1O−CO−R2−CO−〔(OR3)mO−CO−R2−CO−〕nOR1 (I)
(式中、R1は炭素数が1〜4のアルキル基、R2は炭素数が2〜4のアルキレン基、R3は炭素数が2又は3のアルキレン基であり、mは1〜6の数、nは1〜12の数を示し、但し、全てのR2は同一でも異なっていてもよく、全てのR3は同一でも異なっていてもよい)
で表される化合物からなる群から選ばれる1種又は2種以上を含んでなる、請求項1又は2に記載の製造方法。 - 層P中に(P−C)有機結晶核剤及び/又は層Q中に(Q−C)有機結晶核剤をさらに含有する、請求項1〜3いずれか記載の製造方法。
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