JP6918197B2 - 脂質複合体を含む医薬組成物及び脂質ナノ粒子を含む医薬組成物 - Google Patents
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〔1〕 脂質複合体を含む医薬組成物であって、
脂質複合体が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を含み、
センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号13に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号14に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号115に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号116に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号117に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号118に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号119に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号120に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号121に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号122に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号123に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号124に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号125に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号126に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号127に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号128に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号129に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号130に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号131に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号132に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号133に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号134に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号137に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号138に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号139に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号140に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号149に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号150に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号151に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号152に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖からなる群から選択され、
脂質複合体が、
カチオン性脂質と、
中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質、及びステロールからなる群から選択される少なくとも一種の脂質を含み、
中性脂質が、リン脂質又はセラミドであり、
ポリエチレングリコール修飾脂質が、
PEG2000−DMG、PEG2000−DPG、PEG2000−DSG、PEG5000−DMG、PEG5000−DPG、PEG5000−DSG、PEG−cDMA、PEG−C−DOMG、PEG−DAG、PEG−DAA、PEG−リン脂質、PEG−コレステロール及びPEG−セラミド(Cer)からなる群から選択され、
ステロールが、
コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、β−シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、エルゴステロール、フコステロール及び3β−[N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)カルバモイル]コレステロール(DC−Chol)からなる群から選択される、
医薬組成物。
〔2〕 センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号139に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号140に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖からなる群から選択される、〔1〕に記載の医薬組成物。
〔3〕 センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖からなる群から選択され
る、〔1〕又は〔2〕に記載の医薬組成物。
〔4〕 リン脂質が、
DOPE、POPE、HSPC、SOPC、POPC、EPC、DMPC、DPPC、DSPC、DAPC、DBPC、DLPC、DOPC、DOPG、DPPG、DSPG、DOPS、DOPE−MAL及びスフィンゴミエリンからなる群から選択される、
〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔5〕 脂質複合体が、脂質ナノ粒子(LNP)である、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔6〕 脂質複合体が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を封入している、〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔7〕 脂質ナノ粒子を含む医薬組成物であって、
脂質ナノ粒子が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を含み、
センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号13に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号14に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号115に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号116に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号117に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号118に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号119に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号120に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号121に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号122に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号123に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号124に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号125に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号126に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号127に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号128に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号129に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号130に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号131に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号132に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号133に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号134に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号137に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号138に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号139に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号140に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号149に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号150に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号151に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号152に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖からなる群から選択される、
医薬組成物。
〔8〕 センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号139に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号140に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖からなる群から選択される、〔7〕に記載の医薬組成物。
〔9〕 センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖からなる群から選択される、〔7〕又は〔8〕に記載の医薬組成物。
〔10〕 脂質ナノ粒子が、
カチオン性脂質と、
中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質、及びステロールからなる群から選択される少なくとも一種の脂質と
を含む、〔7〕〜〔9〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔11〕 脂質ナノ粒子が、
カチオン性脂質、中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質、及びステロールを含む、〔7〕〜〔10〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔12〕 中性脂質が、リン脂質又はセラミドである、〔10〕又は〔11〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔13〕 リン脂質が、
DOPE、POPE、HSPC、SOPC、POPC、EPC、DMPC、DPPC、DSPC、DAPC、DBPC、DLPC、DOPC、DOPG、DPPG、DSPG、DOPS、DOPE−MAL及びスフィンゴミエリンからなる群から選択される、
〔12〕に記載の医薬組成物。
〔14〕 ポリエチレングリコール修飾脂質が、
PEG2000−DMG、PEG2000−DPG、PEG2000−DSG、PEG5000−DMG、PEG5000−DPG、PEG5000−DSG、PEG−cDMA、PEG−C−DOMG、PEG−DAG、PEG−DAA、PEG−リン脂質、PEG−コレステロール及びPEG−セラミド(Cer)からなる群から選択される、
〔10〕〜〔13〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔15〕 ステロールが、
コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、β−シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、エルゴステロール、フコステロール及び3β−[N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)カルバモイル]コレステロール(DC−Chol)からなる群から選択される、
〔10〕〜〔14〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔16〕 脂質ナノ粒子が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を封入している、〔7〕〜〔15〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔17〕 二本鎖リボ核酸が、配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔18〕 二本鎖リボ核酸が、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔19〕 二本鎖リボ核酸が、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔20〕 二本鎖リボ核酸が、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔21〕 二本鎖リボ核酸が、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔22〕 二本鎖リボ核酸が、配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔23〕 カチオン性脂質が、
1−オキソ−1−(ウンデカン−5−イルオキシ)ノナデカン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−((2−ブチルオクチル)オキシ)−1−オキソノナデカン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−オキソ−1−(ウンデカン−5−イルオキシ)ヘプタデカン−8−イル−1−メチルピペリジン4−カルボキシレート、21−オキソ−21−(ウンデカン−5−イルオキシ)ヘンイコサン−10−イル−1−メチルピペリジン4−カルボキシレート、21−(オクタン−3−イルオキシ)−21−オキソヘンイコサン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−((2−ブチルオクチル)オキシ)−1−オキソイコサン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、(Z)−1−((2−ブチルノン−3−エン−1−イル)オキシ)−1−オキソイコサン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−オキソ−1−((3−ペンチルオクチル)オキシ)イコサン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−((3,4−ジプロピルヘプチル)オキシ)−1−オキソイコサン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−((6−(ブチルジスルファニル)−3−(3−(ブチルジスルファニル)プロピル)ヘキシル)オキシ)−1−オキソイコサン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、2−ブチルオクチル−10−((4−(ジメチルアミノ)ブタノイル)オキシ)イコサノエート、2−{9−[(2−ブチルオクチル)オキシ]−9−オキソノニル}ドデシル1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、2−ノニル−11−オキソ−11−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ウンデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、ビス(3−ペンチルオクチル) 9―{[(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)オキシ]メチル}ヘプタデカンジオエート、ジ[(Z)−2−ノネン−1−イル] 9―{[(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)オキシ]メチル}ヘプタデカンジオエート、1−(2−オクチルシクロプロピル)ヘプタデカン−8−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、(3S)−2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピロリジン−3−カルボキシレート及び(3R)−2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピロリジン−3−カルボキシレートからなる群から選択される、
〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔22〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔24〕 カチオン性脂質が、
1−((2−ブチルオクチル)オキシ)−1−オキソイコサン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−((2−ブチルオクチル)オキシ)−1−オキソノナデカン−10−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、1−(2−オクチルシクロプロピル)ヘプタデカン−8−イル−1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、(3S)−2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピロリジン−3−カルボキシレート及び(3R)−2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピロリジン−3−カルボキシレートからなる群から選択される、
〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔23〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔25〕 カチオン性脂質が、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレートである、〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔24〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔26〕 中性脂質が、
DOPE、HSPC、DPPC、DSPC及びDAPCからなる群から選択される、
〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔25〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔27〕 中性脂質が、DSPCである、〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔26〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔28〕 ポリエチレングリコール修飾脂質が、
PEG2000−DMG、PEG2000−DPG、PEG2000−DSG、PEG−cDMA及びPEG−C−DOMGからなる群から選択される、
〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔27〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔29〕 ポリエチレングリコール修飾脂質が、PEG2000−DMGである、〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔28〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔30〕 ステロールが、
コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール及びβ−シトステロールからなる群から選択される、
〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔29〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔31〕 ステロールが、コレステロールである〔1〕〜〔6〕及び〔10〕〜〔30〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔32〕 脂質複合体が、
カチオン性脂質、中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質、及びステロールを含む、〔1〕〜〔6〕及び〔17〕〜〔22〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔33〕 脂質複合体が、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、DSPC、PEG2000−DMG及びコレステロールを含む、〔32〕に記載の医薬組成物。
〔34〕 脂質複合体におけるカチオン性脂質/中性脂質/ポリエチレングリコール修飾脂質/ステロールのモル比割が、30〜90/0.1〜20/0.01〜10/0.1〜70、である、〔32〕又は〔33〕に記載の医薬組成物。
〔35〕 脂質複合体におけるカチオン性脂質/中性脂質/ポリエチレングリコール修飾脂質/ステロールのモル比割が、40〜70/3〜15/0.1〜3/15〜60である、〔32〕又は〔33〕に記載の医薬組成物。
〔36〕 脂質複合体におけるカチオン性脂質/中性脂質/ポリエチレングリコール修飾脂質/ステロールのモル比割が、60/10.5/1.5/28である、〔32〕又は〔33〕に記載の医薬組成物。
〔37〕 脂質ナノ粒子が、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、DSPC、PEG2000−DMG及びコレステロールを含む、〔7〕〜〔22〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔38〕 脂質ナノ粒子におけるカチオン性脂質/中性脂質/ポリエチレングリコール修飾脂質/ステロールのモル比割が、30〜90/0.1〜20/0.01〜10/0.1〜70、である、〔11〕又は〔37〕に記載の医薬組成物。
〔39〕 脂質ナノ粒子におけるカチオン性脂質/中性脂質/ポリエチレングリコール修飾脂質/ステロールのモル比割が、40〜70/3〜15/0.1〜3/15〜60である、〔11〕又は〔37〕に記載の医薬組成物。
〔40〕 脂質ナノ粒子におけるカチオン性脂質/中性脂質/ポリエチレングリコール修飾脂質/ステロールのモル比割が、60/10.5/1.5/28である、〔11〕又は〔37〕に記載の医薬組成物。
〔41〕 薬学的に許容される担体をさらに含む、〔1〕〜〔40〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔42〕 発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療のための、〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔43〕 非典型溶血性尿毒症症候群の治療のための、〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔44〕 〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の医薬組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む、発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療方法。
〔45〕 〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の医薬組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む、非典型溶血性尿毒症症候群の治療方法。
〔46〕 発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療における使用のための〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の医薬組成物。
〔47〕 非典型溶血性尿毒症症候群の治療における使用のための〔1〕〜〔41〕のいずれかに記載の医薬組成物。
(1)配列番号13に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号14に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(2)配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(3)配列番号115に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号116に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(4)配列番号117に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号118に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(5)配列番号119に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号120に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(6)配列番号121に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号122に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(7)配列番号123に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号124に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(8)配列番号125に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号126に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(9)配列番号127に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号128に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(10)配列番号129に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号130に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(11)配列番号131に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号132に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(12)配列番号133に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号134に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(13)配列番号137に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号138に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(14)配列番号139に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号140に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(15)配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(16)配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(17)配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(18)配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(19)配列番号149に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号150に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(20)配列番号151に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号152に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
(21)配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖
5’−uGGuAuAuGuGuuGcuGAu−3’(配列番号13)
3’−AcCAuAuAcAcAAcGAcUA−5’(配列番号14)
本実施形態に係る医薬組成物は、二本鎖リボ核酸を含む脂質複合体を含む。一実施形態において脂質複合体は、(I)上記二本鎖リボ核酸と、(II)カチオン性脂質と、(III)中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質(PEG脂質)及びステロールからなる群より選択される少なくとも一種の脂質と、を含有する。本明細書において、脂質複合体としては、例えばLNP(脂質ナノ粒子)が挙げられるが、特にこれに限定されない。特定の実施形態において、医薬組成物は、二本鎖リボ核酸を封入している脂質複合体を含む。別の実施形態に係る医薬組成物は、二本鎖リボ核酸を含む脂質ナノ粒子を含む。
脂質複合体へ有効な分子を封入する方法としては、例えば、逆相蒸発法、Zwitterion(NaCl)水和法、カチオン性コア水和法及びエタノールとカルシウムを用いた方法(Biomembr.,1468、239−252(2000)も参照)等が挙げられる。上述のような該技術分野において公知の方法により、一実施形態に係る医薬組成物における二本鎖リボ核酸を封入した脂質複合体を調製することができる。
一実施形態に係る医薬組成物の投与の形態は特に限定されないが、非経口投与であってよく、例えば、静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与、皮内投与及び髄腔内投与等が挙げられる。
(二本鎖核酸の調製)
表2に示すセンス鎖及びアンチセンス鎖をホスホロアミダイト法により合成し、その後、それらをアニーリングさせた二本鎖核酸を合成した(GeneDesign社)。各配列における略語は、以下の表1に示すとおりである。なお、合成した二本鎖核酸は3’末端にリン酸基ではなくヒドロキシ基を有している。
表2に記載の二本鎖核酸とトランスフェクション試薬Lipofectamine RNAiMax(Invitrogen社製、カタログ番号:13778150)を、Opti−MEM培地(Gibco社製、カタログ番号:31985062)で希釈し、最終濃度3nMの二本鎖核酸及び0.3%RNAiMaxとなるように、siRNA/RNAiMax混合液を調製した。20μLのsiRNA/RNAiMax混合液を各々96ウェルの培養プレートに分注し、各ウェルにヒト肝臓癌由来の細胞株であるHep3B細胞(ATCCより入手)を、20,000細胞数/80μL/ウェルとなるように播種し、37℃、5%CO2条件下で一晩培養した。CellAmp(登録商標)Direct RNA Prep Kit for RT−PCR(Real Time)(タカラバイオ株式会社製、カタログ番号:3732)及びProteinase K(タカラバイオ株式会社製、カタログ番号:9034)を用い、タカラバイオ株式会社提供のプロトコルに従って、培養細胞からリアルタイムPCR用鋳型ライセートを調製した。その後、PrimeScript(登録商標)RT Master Mix(Perfect Real Time)(タカラバイオ株式会社製、カタログ番号:RR036A)を用い、タカラバイオ株式会社提供のプロトコルに従って、cDNAを調製した。さらに、イーグルタック ユニバーサルマスターミックス(ROX)(Roche Diagnostics社製、カタログ番号:07260296190)及びTaqManプローブ(Applied Biosystems社製、C5:Hs00156197_m1;GAPDH:Hs02758991_g1)を用い、Applied Biosystems社提供のプロトコルに従って、ABI7900HTリアルタイムPCRシステム(Applied Biosystems社製)にて、標的遺伝子human C5及び内在性コントロール遺伝子human GAPDH(glyceraldehyde−3−phosphate dehydrogenase)のCt値を測定した。siRNAを添加せずにトランスフェクション試薬だけでHep3B細胞を処理した場合(Lipofection only)のC5 mRNA発現量を100%とし、各siRNAを導入した場合のC5 mRNA残存率(相対値)を検量線法により算出した。また陰性コントロールとしてヒトのいずれの遺伝子とも交差しないMockを用いた。
(二本鎖核酸の調製)
表4に示すセンス鎖及びアンチセンス鎖をホスホロアミダイト法により合成し、その後、それらをアニーリングさせた二本鎖核酸を合成した(GeneDesign社)。
最終濃度1nMの二本鎖核酸及び0.3%RNAiMaxとなるように、siRNA/RNAiMax混合液を調製した以外は、実施例1と同様に試験を行い、Hep3B培養細胞における標的遺伝子human C5及び内在性コントロール遺伝子human GAPDHのCt値を測定した。実施例1と同様に、Lipofection onlyのC5 mRNA発現量を100%とし、各siRNAを導入した場合のC5 mRNA残存率(相対値)を算出した。
(siRNA−LNPの調製)
表6に示すsiRNAを10mMクエン酸ナトリウム(pH4.0)に溶解し、siRNA希釈液とした。2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、DSPC(日本精化)、Cholesterol(日本精化)、MPEG2000−DMG(日油)を、モル比60/10.5/28/1.5の割合でエタノールに溶解し、脂質溶液とした。siRNAと脂質の比を重量比0.1とし、siRNA希釈液と脂質溶液をそれぞれ3mL/min、1mL/minの流速で混合することで、Lipid Nanoparticles(LNP)を得た。得られたLNP水溶液をFloat−A−Lyzer G2(SPECTRUM,100K MWCO)を用いて透析により外液をPBS(pH7.4)に置換した。透析後、濃縮及び濾過滅菌を行い、各種実験に用いた。siRNA濃度及び封入率は、Quant−iT RiboGreen RNA Reagent(Invitrogen, Cat#R11491)を用いて測定した(RNase Free Waterで希釈し測定したsiRNA濃度をLNP外液に存在するsiRNAとし、1%Triton X−100で希釈し測定したsiRNA濃度を製剤中の全siRNA濃度として封入率を算出した)。平均粒子径(Z−平均)は、粒子径測定装置(Malvern,Zetasizer Nano ZS)にて測定した。調製したLNPの製剤品質を評価した結果を表7に示す。
PBS又は表6に記載のsiRNAを封入したLNPをBALB/cマウス(オス,6週齢,n=3 per group)に0.1mg/kg siRNAとなるよう尾静脈内投与し、投与から5日後及び14日後に麻酔下で採血及び肝臓の採取を実施した。液体窒素にて凍結した肝臓から、RNeasy Plus Mini Kit(Qiagen,Cat#74106)を用い、製造業者のプロトコルに従って、Total RNAを精製した。その後、PrimeScript RT Master Mix(Perfect Real Time)(Takara, Cat#RR036A)を用い、製造業者のプロトコルに従って、cDNAを調製した。さらに、TaqMan(登録商標)Gene Expression Master Mix(Applied Biosystem,Cat#4369510)及びTaqManプローブ(Applied Biosystems,C5:Mm01336776_g1;GAPDH:Mm99999915_g1)を用い、製造業者のプロトコルに従って、ABI7500 Fast(Applied Biosystems)にて、標的遺伝子mouse C5、及び内在性コントロール遺伝子mouse GAPDHのCt値を測定した。PBS投与群における投与5日後の肝臓C5 mRNA残存率を100%とし、各siRNA投与群の肝臓C5 mRNA残存率(相対値)を比較Ct法により算出した。結果を表8に示す。
表10に示すセンス鎖及びアンチセンス鎖をホスホロアミダイト法により合成し、その後、それらをアニーリングさせた二本鎖核酸を合成した(GeneDesign社)。最終濃度0.003〜10nMの二本鎖核酸及び0.3%RNAiMaxとなるように、siRNA/RNAiMax混合液を調製した以外は、実施例1と同様に試験を行い、Hep3B培養細胞における標的遺伝子human C5及び内在性コントロール遺伝子human GAPDHのCt値を測定した。実施例1と同様に、Lipofection onlyのC5 mRNA発現量を100%とし、各siRNAを導入した場合のC5 mRNA残存率(相対値)を算出した。結果を表11に示す。
(siRNA−LNPの調製)
表12に記載のsiRNAを使用した以外は実施例3と同様に、siRNAを封入した脂質ナノ粒子(LNP)を調製した。調製したLNPの製剤品質を評価した結果を表13に示す。
PBS又は表12に記載のsiRNAを封入したLNPをBALB/cマウス(オス,6週齢,n=3 per group)に0.3mg/kg siRNAとなるよう尾静脈内投与し、投与から5日後、14日後及び21日後に麻酔下で採血及び肝臓の採取を実施した。液体窒素にて凍結した肝臓から、RNeasy Plus Mini Kit (Qiagen,Cat#74106)を用い、製造業者のプロトコルに従って、Total RNAを精製した。その後、PrimeScript RT Master Mix(Perfect Real Time)(Takara,Cat#RR036A)を用い、製造業者のプロトコルに従って、cDNAを調製した。さらに、TaqMan(登録商標)Gene Expression Master Mix(Applied Biosystem,Cat# 4369510)及びTaqManプローブ(Applied Biosystems,C5:Mm01336776_g1;GAPDH:Mm99999915_g1)を用い、製造業者のプロトコルに従って、ABI7500 Fast(Applied Biosystems)にて、標的遺伝子mouse C5、及び内在性コントロール遺伝子mouse GAPDHのCt値を測定した。PBS投与群における各測定日の肝臓C5 mRNA残存率を100%とし、siRNA投与群の肝臓C5 mRNA残存率(相対値)を比較Ct法により算出した。結果を表14に示す。
表16に示すセンス鎖及びアンチセンス鎖をホスホロアミダイト法により合成し、その後、それらをアニーリングさせた二本鎖核酸を合成した(GeneDesign社)。実施例1と同様に、Lipofection onlyのC5 mRNA発現量を100%とし、各siRNAを導入した場合のC5 mRNA残存率(相対値)を算出した。結果を表17に示す。
(siRNA−LNPの調製)
表18に示すsiRNAを用いた以外は実施例3と同様にsiRNAを封入したLNPを調製した。調製したLNPの製剤品質を評価した結果を表19に示す。
PBS又は表18に記載のsiRNAを封入したLNPをBALB/cマウス(オス,6週齢,n=3 per group)に1−3mg/kg siRNAとなるよう尾静脈内投与し、投与から5日後及び9日後に麻酔下で採血を実施した。各採材日に採取した血液を凝固促進剤入り血液分離剤入りチューブ(IBL、Cat#31203)に入れ、3000rpm,15分間遠心した後、上清の血清を採取し、−80℃に保存した。その後、血清中の補体活性を以下の方法で定量した。具体的には、血清補体価CH50キット(デンカ生研株式会社、Cat#400017)を用い、製造業者のプロトコルに従いヒツジ赤血球を1.5x108 cells/mLとなるように調製した。以後、血清補体価CH50キットに付属の希釈液を用いて、zymosan(Wako,Cat#263−01491)を20μg/mLとなるように調製した。同様の希釈液を用いて、サンプル血清を40倍に希釈した。上記のヒツジ赤血球、zymosan、及び希釈した血清サンプルをそれぞれ50μLずつ混合し、37℃で一晩インキュベートした。翌日、アッセイプレートを2000rpm,10分間室温で遠心した後、上清の405nmの吸光度を測定した。各個体の投与前日の血清中に含まれる補体活性を100%としたときの各サンプルの値を表20に示す。
(siRNA−LNPの調製)
表21に示すsiRNAを用いた以外は実施例3と同様にsiRNAを封入したLNPを調製した。調製したLNPの製剤品質を評価した結果を表22に示す。
PBS又は表21に記載のsiRNAを封入したLNPをBALB/cマウス(オス,7週齢,n=4 per group)に0.3、1及び3mg/kg siRNAとなるよう尾静脈内投与した。投与前日(表23における「投与1日前」)、投与から7日後、13日後、20日後及び27日後に麻酔下で採血を実施した。各採材日に採取した血液を凝固促進剤入り血液分離剤入りチューブ(IBL、Cat#31203)に入れ、3000rpm,15分間遠心した後、上清の血清を採取し、−80℃に保存した。その後、血清中の補体活性を以下の方法で定量した。具体的には、血清補体価CH50キット(デンカ生研株式会社、Cat#400017)を用い、製造業者のプロトコルに従いヒツジ赤血球を1.5x108 cells/mLとなるように調製した。以後、血清補体価CH50キットに付属の希釈液を用いて、zymosan(Wako,Cat#263−01491)を20μg/mLとなるように調製した。同様の希釈液を用いて、サンプル血清を40倍に希釈した。上記のヒツジ赤血球、zymosan、及び希釈した血清サンプルをそれぞれ50μLずつ混合し、37℃で一晩インキュベートした。翌日、アッセイプレートを2000rpm,10分間室温で遠心した後、上清の405nmの吸光度を測定した。各個体の投与前日の血清中に含まれる補体活性を100%としたときの各サンプルの値を表23に示す。1mg/kg投与群のマウス1個体の補体活性は異常値と考えられることから除外した。したがって、表23における1mg/kg投与群の値はマウス3個体の平均値である。表23におけるPBS投与群、0.3mg/kg投与群及び3mg/kg投与群はマウス4個体の平均値である。結果を図3にも示す。
(siRNA−LNPの調製)
実施例8と同様にsiRNAを封入したLNPを調製した。
実施例8におけるPBS又は表21に記載のsiRNAを封入したLNPをBALB/cマウス(オス,7週齢,n=4 per group)に0.3、1及び3mg/kg siRNAとなるよう隔週で尾静脈内投与した。投与前日(表24における「投与1日前」)、投与から7日後、13日後、20日後及び27日後に麻酔下で採血を実施した。各採材日に採取した血液を凝固促進剤入り血液分離剤入りチューブ(IBL、Cat#31203)に入れ、3000rpm,15分間遠心した後、上清の血清を採取し、−80℃に保存した。その後、血清中の補体活性を以下の方法で定量した。具体的には、血清補体価CH50キット(デンカ生研株式会社、Cat#400017)を用い、製造業者のプロトコルに従いヒツジ赤血球を1.5x108 cells/mLとなるように調製した。以後、血清補体価CH50キットに付属の希釈液を用いて、zymosan(Wako,Cat#263−01491)を20μg/mLとなるように調製した。同様の希釈液を用いて、サンプル血清を40倍に希釈した。上記のヒツジ赤血球、zymosan、及び希釈した血清サンプルをそれぞれ50μLずつ混合し、37℃で一晩インキュベートした。翌日、アッセイプレートを2000rpm,10分間室温で遠心した後、上清の405nmの吸光度を測定した。各個体の投与前日の血清中に含まれる補体活性を100%としたときの各サンプルの値を表24に示す。結果を図4にも示す。
(siRNA−LNPの調製)
実施例8と同様にsiRNAを封入したLNPを調製した。
実施例8におけるPBS又は表21に記載のsiRNAを封入したLNPをBALB/cマウス(オス,7週齢,n=4 per group)に0.3、1及び3mg/kg siRNAとなるよう隔週で尾静脈内投与した。投与前日(表25における「投与1日前」)、投与から7日後、13日後、20日後、27日後、34日後、41日後、48日後及び55日後に麻酔下で採血を実施した。各採材日に採取した血液を凝固促進剤入り血液分離剤入りチューブ(IBL、Cat#31203)に入れ、3000rpm,15分間遠心した後、上清の血清を採取し、−80℃に保存した。その後、血清中の補体活性を以下の方法で定量した。具体的には、血清補体価CH50キット(デンカ生研株式会社、Cat#400017)を用い、製造業者のプロトコルに従いヒツジ赤血球を1.5x108 cells/mLとなるように調製した。以後、血清補体価CH50キットに付属の希釈液を用いて、zymosan(Wako,Cat#263−01491)を20μg/mLとなるように調製した。同様の希釈液を用いて、サンプル血清を40倍に希釈した。上記のヒツジ赤血球、zymosan、及び希釈した血清サンプルをそれぞれ50μLずつ混合し、37℃で一晩インキュベートした。翌日、アッセイプレートを2000rpm,10分間室温で遠心した後、上清の405nmの吸光度を測定した。各個体の投与前日の血清中に含まれる補体活性を100%としたときの各サンプルの値を表25に示す。結果を図5にも示す。
(siRNA−LNPの調製)
実施例8と同様にsiRNAを封入したLNPを調製した。
実施例8におけるPBS又は表21に記載のsiRNAを封入したLNPをBALB/cマウス(オス,7週齢,n=4 per group)に0.3、1及び3mg/kg siRNAとなるよう3週間毎に尾静脈内投与した。投与前日(表26における「投与1日前」)、投与から7日後、13日後、20日後、27日後、34日後、41日後、48日後及び55日後に麻酔下で採血を実施した。各採材日に採取した血液を凝固促進剤入り血液分離剤入りチューブ(IBL、Cat#31203)に入れ、3000rpm,15分間遠心した後、上清の血清を採取し、−80℃に保存した。その後、血清中の補体活性を以下の方法で定量した。具体的には、血清補体価CH50キット(デンカ生研株式会社、Cat#400017)を用い、製造業者のプロトコルに従いヒツジ赤血球を1.5x108 cells/mLとなるように調製した。以後、血清補体価CH50キットに付属の希釈液を用いて、zymosan(Wako,Cat#263−01491)を20μg/mLとなるように調製した。同様の希釈液を用いて、サンプル血清を40倍に希釈した。上記のヒツジ赤血球、zymosan、及び希釈した血清サンプルをそれぞれ50μLずつ混合し、37℃で一晩インキュベートした。翌日、アッセイプレートを2000rpm,10分間室温で遠心した後、上清の405nmの吸光度を測定した。各個体の投与前日の血清中に含まれる補体活性を100%としたときの各サンプルの値を表26に示す。結果を図6にも示す。
Claims (22)
- 脂質複合体を含む医薬組成物であって、
脂質複合体が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を含み、
センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖からなる群から選択され、
脂質複合体が、
カチオン性脂質と、
中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質、及びステロールからなる群から選択される少なくとも一種の脂質を含み、
中性脂質が、リン脂質又はセラミドであり、
ポリエチレングリコール修飾脂質が、
PEG2000−DMG、PEG2000−DPG、PEG2000−DSG、PEG5000−DMG、PEG5000−DPG、PEG5000−DSG、PEG−cDMA、PEG−C−DOMG、PEG−DAG、PEG−DAA、PEG−リン脂質、PEG−コレステロール及びPEG−セラミド(Cer)からなる群から選択され、
ステロールが、
コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、β−シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、エルゴステロール、フコステロール及び3β−[N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)カルバモイル]コレステロール(DC−Chol)からなる群から選択される、
医薬組成物。 - リン脂質が、
DOPE、POPE、HSPC、SOPC、POPC、EPC、DMPC、DPPC、DSPC、DAPC、DBPC、DLPC、DOPC、DOPG、DPPG、DSPG、DOPS、DOPE−MAL及びスフィンゴミエリンからなる群から選択される、
請求項1に記載の医薬組成物。 - 脂質複合体が、脂質ナノ粒子(LNP)である、請求項1又は請求項2に記載の医薬組成物。
- 脂質複合体が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を封入している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 脂質ナノ粒子を含む医薬組成物であって、
脂質ナノ粒子が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を含み、
センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせが、
配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖、並びに配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンスからなる群から選択される、
医薬組成物。 - 脂質ナノ粒子が、
カチオン性脂質と、
中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質、及びステロールからなる群から選択される少なくとも一種の脂質と
を含む、請求項5に記載の医薬組成物。 - 脂質ナノ粒子が、
カチオン性脂質、中性脂質、ポリエチレングリコール修飾脂質、及びステロールを含む、請求項5又は請求項6に記載の医薬組成物。 - 脂質ナノ粒子が、センス鎖及びアンチセンス鎖の組み合わせを有する二本鎖リボ核酸を封入している、請求項5〜7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 二本鎖リボ核酸が、配列番号159に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号160に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 二本鎖リボ核酸が、配列番号141に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号142に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 二本鎖リボ核酸が、配列番号143に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号144に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 二本鎖リボ核酸が、配列番号145に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号146に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 二本鎖リボ核酸が、配列番号147に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号148に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 二本鎖リボ核酸が、配列番号153に示すヌクレオチド配列からなるセンス鎖、及び配列番号154に示すヌクレオチド配列からなるアンチセンス鎖を有する、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - カチオン性脂質が、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレートである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 中性脂質が、DSPCである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- ポリエチレングリコール修飾脂質が、PEG2000−DMGである、請求項1〜16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- ステロールが、コレステロールである、請求項1〜17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 脂質複合体が、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、DSPC、PEG2000−DMG及びコレステロールを含む、請求項1〜4及び請求項9〜14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 脂質ナノ粒子が、2−{9−オキソ−9−[(3−ペンチルオクチル)オキシ]ノニル}ドデシル 1−メチルピペリジン−4−カルボキシレート、DSPC、PEG2000−DMG及びコレステロールを含む、請求項5〜14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療のための、請求項1〜20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 非典型溶血性尿毒症症候群の治療のための、請求項1〜20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
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