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JP6918578B2 - ダンパ装置 - Google Patents
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JP6918578B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッフル等の開閉部材を駆動して開口部を開閉するダンパ装置に関する。
冷蔵庫内で冷気の取り入れを制御するダンパ装置として、例えば、バッフル駆動機構によってバッフルを駆動してフレームに形成された開口部を開閉するものがある。特許文献1には、この種のダンパ装置が開示されている。特許文献1のダンパ装置では、フレームは開口部を囲む筒状体を備えており、開口部を開閉するバッフルは、筒状体に全周で囲まれている。バッフルは、長方形の開閉板と、開閉板の開口部側の面に取り付けられたクッション性のあるシート材(弾性部材)を備えている。
特開2015−61393号公報
特許文献1のダンパ装置では、バッフルとフレーム(筒状体)との隙間が狭いため、開閉板に結露水が付着した場合、結露水が筒状体と開閉板との隙間に流れて、開閉板と筒状体の間をまたぐ状態で結露水が凍結するおそれがある。このような事態が発生すると、凍結した氷によってバッフルの動作が妨げられ、バッフルを正常に駆動できなくなるおそれがある。
結露水の凍結によるバッフルの動作不良対策としては、バッフルとフレームとの隙間を広くし、結露水がバッフルとフレームとをまたぐ状態を発生させないようにすることが考えられる。しかしながら、フレームの外形を大型化させずに隙間を広くするためには、バッフルおよび開口部を小型化しなければならない。従って、十分な流量を確保できないおそれがある。
バッフルとフレームとの隙間を広くしつつ、流量を確保するためには、フレームの薄肉化やバッフルの構造を変更することが考えられる。例えば、バッフルは、開閉板の縁にクッション性のシート材を位置決めするためのリブが形成されており、このリブが開口部より外周側に張り出している。従って、リブを省略すれば、開口部の大きさを変えずにバッフルを小型化することができる。しかしながら、リブを省略した場合、開閉板に対するシート材の位置決めが困難となり、組立作業性が低下する。また、フレームを薄肉化した場合、フレームの強度が低下するため、バッフルを付勢する付勢部材を支持する箇所に加わる付勢力によってフレームが変形するおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、開口部の開口面積やフレームの強度、バッフルの組立性等に影響を及ぼすことなく、結露水の凍結によるバッフルの動作不良を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明のダンパ装置は、筒部および前記筒部の内側に形成された開口部を備えるフレームと、前記筒部の内側に配置され、一方側の縁を中心として回転可能な状態で前記フレームに支持されるバッフルと、前記バッフルを回転させて、前記開口部を塞ぐ閉位置、および、前記開口部を開放する開位置に移動させるバッフル駆動機構と、を有し、前記バッフルは、前記閉位置において、前記一方側の縁が前記一方側とは反対側の縁より鉛直方向の下方に位置し、前記バッフルには、前記一方側の縁と交差する側縁において、前記一方側の縁寄りの位置に切り欠きが形成されており、前記バッフルは、前記一方側の縁に形成された軸部を備え、前記側縁には、前記軸部まで拡がる幅の前記切り欠きが形成されていることを特徴とする。
本発明は、このように、バッフルの回転中心軸線側の縁を除く縁に少なくとも1箇所切り欠きが形成されている。従って、切り欠きが形成された箇所はバッフルと筒部の内面との隙間が大きいため、結露水がバッフルと筒部(フレーム)との間にまたがる状態で凍結するおそれが低い。よって、バッフルの動作不良を抑制できる。また、前記バッフルは、前記閉位置において、前記一方側の縁が前記一方側とは反対側の縁より鉛直方向の下方に位置するので、バッフルに付着した結露水がバッフルの回転中心軸線側の縁やフレームの底部に集まる。従って、回転中心軸線側の縁を除く縁と筒部(フレーム)との間にまたがる状態で結露水が凍結しにくいので、バッフルの動作不良を抑制できる。さらに、前記切り欠きは、前記一方側の縁と交差する側縁において、前記一方側の縁寄りの位置に形成されている。そして、前記バッフルが前記一方側の縁に形成された軸部を備えており、前記側縁には、前記軸部まで拡がる幅の前記切り欠きが形成されている。このようにすると、一方側の縁と交差する縁(側縁)において、結露水が集まりやすい領域に切り欠きが形成される。従って、結露水が集まりやすい領域で、バッフルと筒部(フレーム)との間にまたがる状態で結露水が凍結しにくいので、バッフルの動作不良が発生するおそれが少ない。
本発明において、前記バッフルは、開閉板と、前記開閉板の前記開口部側の面に取り付けられる弾性部材とを備え、前記開閉板は、前記切り欠きが形成されていない縁を備え、前記開閉板の前記開口部側の面には、前記切り欠きが形成されていない縁の少なくとも一部に、前記弾性部材を位置決めする位置決め用リブが設けられていることが望ましい。このようにすると、切り欠きと異なる位置に位置決め用リブを設けることができるので、弾性部材の位置決めを行うことができ、組立性の低下を抑制できる。例えば、結露水が集まりやすい箇所に切り欠きが配置され、且つ、結露水が集まりにくい箇所に位置決め用リブが配置されるようにバッフルを設置した場合には、組立性の低下を抑制しつつ、バッフルの動作不良を抑制できる。
本発明において、前記バッフルは、前記開口部とは反対側の面に形成された結露水保持用リブを備え、前記結露水保持用リブは、前記一方側の縁に沿って形成されていることが望ましい。このようにすると、バッフルの回転中心軸線側の縁(すなわち、鉛直方向の下方の縁)に向けて流れる結露水が結露水保持用リブの上に保持され、バッフルからフレームの底部へ流れ落ちる結露水が減少する。従って、フレームの底部へ結露水が流れ出して凍結し、バッフルの動作の妨げになることを抑制できる。
この場合に、前記結露水保持用リブは、前記側縁に沿って形成されたリブと繋がっていることが望ましい。このようにすると、バッフルの回転中心軸線側の縁と側縁とが繋がる角部に連続したリブを形成できる。従って、バッフルから結露水を流出させずに保持できるため、フレームの底部へ結露水が流れ出して凍結し、バッフルの動作の妨げになることを抑制できる。
本発明において、前記バッフルは、前記開口部とは反対側の面に形成されたバッフル補強リブを備え、前記結露水保持用リブは、前記バッフル補強リブより突出高さが大きいことが望ましい。このようにすると、多くの結露水を保持できる。従って、フレームの底部へ結露水が流れ出して凍結し、バッフルの動作の妨げになることを抑制できる。
本発明において、前記バッフル駆動機構は、前記フレームと前記バッフルの間に配置される付勢部材を備え、前記フレームには、前記付勢部材の端部を保持する保持部と、前記保持部と繋がるフレーム補強リブが形成されていることが望ましい。このようにすると、付勢部材の付勢力によるフレームの変形を抑制できる。
本発明によれば、バッフルの回転中心軸線側の縁を除く縁に少なくとも1箇所切り欠きが形成されている。従って、切り欠きが形成された箇所はバッフルと筒部の内面との隙間が大きいため、結露水がバッフルと筒部(フレーム)との間にまたがる状態で凍結するおそれが低い。よって、バッフルの動作不良を抑制できる。また、前記バッフルは、前記閉位置において、前記一方側の縁が前記一方側とは反対側の縁より鉛直方向の下方に位置するので、バッフルに付着した結露水がバッフルの回転中心軸線側の縁やフレームの底部に集まる。従って、回転中心軸線側の縁を除く縁と筒部(フレーム)との間にまたがる状態で結露水が凍結しにくいので、バッフルの動作不良を抑制できる。さらに、前記切り欠きは、前記一方側の縁と交差する側縁において、前記一方側の縁寄りの位置に形成されている。そして、前記バッフルが前記一方側の縁に形成された軸部を備えており、前記側縁には、前記軸部まで拡がる幅の前記切り欠きが形成されている。このようにすると、一方側の縁と交差する縁(側縁)において、結露水が集まりやすい領域に切り欠きが形成される。従って、結露水が集まりやすい領域で、バッフルと筒部(フレーム)との間にまたがる状態で結露水が凍結しにくいので、バッフルの動作不良が発生するおそれが少ない。
本発明を適用したダンパ装置の斜視図である。 カバーを省略したダンパ装置の分解斜視図である。 バッフルの斜視図および平面図である。 ダンパ装置の平面図である。 開口部の側から見たバッフルの分解斜視図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したダンパ装置の実施形態として、冷蔵庫内に取り付けて冷気の供給量を調節するダンパ装置を説明する。なお、本発明のダンパ装置はこのような用途に限定されるものではなく、流体の取り入れ口を開閉して流量を調節する各種の装置に用いることができる。
(全体構成)
図1は本発明を適用したダンパ装置1の斜視図であり、図2はカバー3を省略したダンパ装置1の分解斜視図である。本明細書において、符号Lはバッフル4の回転中心軸線であり、回転中心軸線Lに沿う方向をX方向とし、回転中心軸線Lに対して交差する方向(冷気の流れる方向)をZ方向とし、X方向およびZ方向と交差する方向をY方向とする。また、X方向の一方側をX1とし、X方向の他方側をX2とし、Y方向の一方側をY1とし、Y方向の他方側をY2とし、Z方向の一方側をZ1とし、Z方向の他方側をZ2とする。
図1および図2に示すように、ダンパ装置1は全体としてX方向に長い直方体状であり、矩形の開口部20が形成されたフレーム2と、開口部20を開閉するためのバッフル4と、バッフル4を駆動するバッフル駆動機構5を備える。フレーム2の長手方向(X方向)の一端側には、バッフル駆動機構5を覆うカバー3が取り付けられている。フレーム2およびカバー3は樹脂製である。フレーム2は、Z方向の両側に開口する長方形断面の筒部21を備えており、筒部21の長手方向の一方側(X1方向)には、筒部21の内側とバッフル駆動機構5が配置される空間をと仕切る隔壁22が一体に形成されている。図2に示すように、フレーム2は、隔壁22の外周に沿ってカバー3側(X方向の一方側X1)へ立ち上がる側壁24を備える。カバー3は、図示しないフック機構によって側壁24に係合される。なお、フック機構でなくネジなどの別部材を介してカバー3をフレーム2に固定することもできる。
筒部21は、X方向に延在する第1壁211および第2壁212と、Y方向に延在する第3壁213および隔壁22によって構成されている。図2に示すように、筒部21の内側には、Z方向およびY方向に対して斜めに傾いた枠状のシール部23が形成され、このシール部23の内側が開口部20になっている。筒部21の内側には、開口部20を除い
て筒部21の内側を塞ぐ封鎖部25が形成されている。
筒部21の内側において、バッフル4は、X方向と平行な回転中心軸線L回りに回転可能な状態でフレーム2に支持される。図1に示す状態で、バッフル4は、シール部23に当接し、開口部20を塞いだ閉位置4Aに位置する。この状態から、バッフル駆動機構5がバッフル4を回転中心軸線L回りの一方側LCWに回転駆動してバッフル4をシール部23から離間させると、バッフル4は、開口部20を開放した開位置4Bに移動する。
図2に示すように、バッフル4は、開口部20よりサイズが大きな開閉板41と、開閉板41の開口部20側の面に貼り付けられた発泡ポリウレタン等からなるシート状の弾性部材42とを有しており、弾性部材42が開口部20の周り(シール部23)に当接して開口部20を塞ぐ。冷気は、開口部20に対してバッフル4が配置されている側(Z方向の一方側Z1)とは反対側(Z方向の他方側Z2)から開口部20を通ってZ方向の一方側Z1に流れる。あるいは、冷気は、開口部20に対してバッフル4が配置されている側(Z方向の一方側Z1)から開口部20を通ってZ方向の他方側Z2に流れる場合もある。
(バッフル駆動機構)
図2に示すように、バッフル駆動機構5は、モータ50と、モータ50の回転をバッフル4に伝達する伝達機構55と、バッフル4を回転中心軸線L回りの他方側LCCW(閉方向)に付勢する付勢部材であるねじりコイルばね8を有する。図1に示すように、ねじりコイルばね8は、バッフル4とフレーム2との間に配置されている。ねじりコイルばね8は、コイル部81と、コイル部81の両端から異なる方向に延びた直線状の端部82、83を備える。図2に示すように、一方の端部82の先端には、略直角に屈曲した係合部84が形成されている。同様に、他方の端部83の先端にも、略直角に屈曲した係合部(図示省略)が形成されている。
筒部21の第1壁211には、一方の端部82に形成された係合部84を保持するための保持部26と、保持部26と繋がるフレーム補強リブ27が形成されている。保持部26は、係合部84を係合させる溝を備えたリブである。フレーム補強リブ27は、保持部26からX方向の両側に延びている。図1に示すように、ねじりコイルばね8は、一方の端部82を第1壁211に沿ってZ方向に延在させ、他方の端部83をバッフル4の開閉板41の背面側(弾性部材42とは反対側)に沿って延在させるように取り付けられる。バッフル4の開閉板41の背面側(弾性部材42とは反対側)には、他方の端部83の先端に設けられた係合部(図示省略)を保持するための保持部43が形成されている。
伝達機構55は、モータ50の出力軸に形成されたウォーム52と、ウォーム52と噛み合うウォームホイール56と、ウォームホイール56に形成された小径歯車561と噛み合う大径歯車571を備えた複合歯車57と、複合歯車57の小径歯車(図示せず)を介して、複合歯車57の回転が伝達される回転伝達機構10とを有しており、回転伝達機構10からバッフル4に回転が伝達される。モータ50としては各種モータを用いることができる。本形態においては、モータ50としてDCモータが用いられ、モータ50は、モータ軸線周りの一方方向の回転のみを出力する。すなわち、モータ50は、バッフル4を回転中心軸線L回りの一方側LCW(開方向)に回転させる方向のみに回転する。
回転伝達機構10は、複合歯車57の回転が伝達される駆動車6と、バッフル4が連結される従動車7を備える。従動車7には、バッフル4を連結するための出力軸(図示省略)が設けられている。出力軸は、フレーム2の隔壁22を貫通する貫通部を経由して筒部21の内側に突出し、バッフル4と連結される。駆動車6の駆動歯と従動車7の従動歯とが噛み合ったとき、モータ50の回転がバッフル4に伝達され、バッフル4が回転中心軸
線L回りの一方側LCW(開方向)に回転する。また、駆動車6のカム面に沿って従動車7の従動歯が摺動するとき、モータ50の回転はバッフル4に伝達されず、バッフル4は、ねじりコイルばね8の付勢力によって回転中心軸線L回りの他方側LCCW(閉方向)に回転する。
(バッフル)
図3(a)はバッフル4を背面側から見た斜視図であり、図3(b)はバッフル4を背面側から見た平面図である。バッフル4は、全体としてX方向に長い長方形であり、一方の長辺に沿って延在する回転中心軸線Lを中心として回転可能に支持される。バッフル4は、開閉板41の開口部20側の面に弾性部材42を貼り付けて構成されている。以下、本明細書において、開閉板41の回転中心軸線Lが設けられた側の縁を一方側の縁411と呼ぶ。また、回転中心軸線Lとは反対側の縁(一方側とは反対側の縁)を他方側の縁412と呼ぶ。また、一方側の縁411および他方側の縁412と直交(交差)する縁のうち、X方向の一方側X1の縁を一方側の側縁413と呼び、X方向の他方側X2の縁を他方側の側縁414と呼ぶ。
図1、図2に示すように、バッフル4の回転中心軸線Lは筒部21のZ方向の他方側Z2の端部に近い位置に配置され、バッフル4が開閉する開口部20は、回転中心軸線LよりZ方向の一方側Z1に位置する。従って、バッフル4が閉位置4Aに位置するとき、バッフル4は、一方側の縁411が他方側の縁412よりもZ方向の他方側Z2に位置する姿勢となる。また、バッフル4が開位置4Bに位置するとき、バッフル4は、一方側の縁411をZ方向の一方側Z1に向けてZ方向に立ち上がる姿勢となる。
本形態のダンパ装置1は、冷蔵庫内に取り付けられるとき、Z方向を鉛直方向とし、Z方向の一方側Z1を鉛直方向の上方とし、Z方向の他方側を鉛直方向の下方とする設置状態で使用されることがある。このような設置状態では、バッフル4は、図1に示す閉位置4Aに位置するとき、一方側の縁411が他方側の縁412よりも鉛直方向の下方に位置する傾斜姿勢となる。また、開位置4Bに位置するとき、バッフル4は、一方側の縁411を鉛直方向の上方に向けて鉛直方向に立ち上がる姿勢となる。従って、開閉板41に結露水が付着したとき、結露水は、開閉板41の鉛直方向の下方の縁である一方側の縁411に向けて流れ、一方側の縁411に結露水が集まる。
図3(a)に示すように、開閉板41の一方側の縁411(回転中心軸線L側の縁)には、X方向に離れた2箇所に軸部45、46が形成されている。一方の軸部45は、開閉板41の一方側の縁411と、一方側の側縁413とが繋がる角部に形成されている。また、他方の軸部46は、開閉板41の一方側の縁411と、他方側の側縁414とが繋がる角部に形成されている。図3(a)に示すように、軸部45のX方向の一方側の先端には嵌合凹部451が形成されている。上述したように、フレーム2の筒部21の内側には、回転伝達機構10の従動車7に設けられた出力軸(図示省略)が突出する。回転伝達機構10の出力軸の先端は、嵌合凹部451を介してバッフル4の軸部45と連結される。これにより、バッフル4に従動車7の回転が伝達される。一方、軸部46の先端には円柱状の凸部461が形成されている。凸部461は、フレーム2の第3壁213に形成された保持孔214(図2参照)に回転可能に保持される。
図3(b)に示すように、開閉板41の一方側の側縁413および他方側の側縁414には、それぞれ、一方側の縁411寄りの部分を所定の寸法だけ幅方向(X方向)の内側に切り欠いた切り欠き491、492が形成されている。すなわち、切り欠き491は、一方側の側縁413と対向する筒部21の内面(隔壁22の内面)とバッフル4との隙間を切り欠き491がない部分よりも拡げた形状である。また、切り欠き492は、他方側の側縁414と対向する筒部21の内面(第3壁213の内面)とバッフル4との隙間を
切り欠き492がない部分よりも拡げた形状である。切り欠き491、492は、開閉板41の回転中心軸線Lと直交する方向の幅の半分程度の範囲に形成されており、一方側の縁411寄りの位置に形成されている。本形態では、バッフル4の一方側の縁411の両端に軸部45、46が形成されており、切り欠き491は一方側の側縁413の略中央から軸部45まで拡がる幅である。また、切り欠き491は他方側の側縁414の略中央から軸部46まで拡がる幅である。
図4はダンパ装置1の平面図であり、バッフル4が開口部20を塞ぐ閉位置4Aに位置する状態(図1の状態)をZ方向の一方側Z1から見た平面図である。この図に示すように、バッフル4は、切り欠き491、492が形成された位置で筒部21の内面との隙間が拡大されている。すなわち、軸部45、46に近い側における筒部21の内面との隙間S1が、軸部45、46から離れた側における筒部21の内面との隙間S2よりも大きくなるように、開閉板41に切り欠き491、492が形成されている。軸部45、46が設けられた側の縁411は、開閉板41に結露水が付着したとき、結露水が流れ落ちる側の縁である。つまり、バッフル4は、結露水が流れ落ちる側の領域で、開閉板41と筒部21の内面との隙間が大きい形状となっている。
図3(a)に示すように、開閉板41の背面側(開口部20とは反対側)には、複数のリブが格子状に形成されている。開閉板41には、一方側の縁411に沿って結露水保持用リブ471が形成されている。結露水保持用リブ471の両端は軸部45および軸部46と繋がっている。また、開閉板41の長手方向(X方向)の中央には、結露水保持用リブ471と同じ突出高さで回転中心軸線Lと直交する方向に延在する中央補強リブ472が形成されている。中央補強リブ472の略中央には、上述したねじりコイルばね8の端部83を保持するための保持部43が形成されている。ねじりコイルばね8の端部83は、中央補強リブ472に沿って配置され、その先端に設けられた係合部(図示省略)は保持部43に保持される。
開閉板41には、結露水保持用リブ471および中央補強リブ472より突出高さが低いバッフル補強リブ473A、473B、474A、474Bが形成されている。バッフル補強リブ473A、473Bは中央補強リブ472と平行なリブであり、中央補強リブ472の両側に1本ずつ形成されている。バッフル補強リブ473Aは、開閉板41の一方側の側縁413および他方側の側縁414に沿って形成されている。本形態では、バッフル補強リブ473Aは、切り欠き491、492に沿って途中で屈曲した形状となっている。また、バッフル補強リブ473Bは、中央補強リブ472とバッフル補強リブ473Aの間にそれぞれ1本ずつ形成されている。一方、バッフル補強リブ474A、474Bは結露水保持用リブ471と平行なリブであり、バッフル補強リブ473A、474Bおよび中央補強リブ472と直交する。バッフル補強リブ474Aは、開閉板41の他方側の縁412に沿って形成されており、バッフル補強リブ474Bは、バッフル補強リブ474Aと結露水保持用リブ471との間に形成されている。
なお、バッフル補強リブ473B、474Bの延在方向は上記と異なっていても良く、途中で屈曲していても良い。例えば、バッフル補強リブ473Bは、回転中心軸線Lと直交する方向に対して傾いていてもよく、開閉板41の対角方向にX字状に設けられていてもよい。また、バッフル補強リブ474Bは回転中心軸線Lに対して傾いていてもよい。
開閉板41の一方側の側縁413および他方側の側縁414に沿って形成されたバッフル補強リブ473Aは、軸部45、46の外周面に接続されている。これら2本のバッフル補強リブ473Aと軸部45、46との接続部には、軸部45に向かうに従って突出高さが増大する傾斜部475A、475Bが形成されている。また、バッフル補強リブ473Bのうちの1本は軸部45の外周面に接続されており、このバッフル補強リブ473B
と軸部45との接続部には、軸部45に向かうに従って突出高さが増大する傾斜部475Cが形成されている。更に、開閉板41の他方側の側縁414と、他方側の側縁414に近いバッフル補強リブ473Bとの間には、結露水保持用リブ471に接続される傾斜部475Dが形成されている。傾斜部475Dは、回転中心軸線Lと直交するリブであり、結露水保持用リブ471に向かうに従って突出高さが増大する。本形態では、傾斜部475A〜475Dは、傾斜面の高さおよび傾きが一致する形状である。
このように、開閉板41の一方側の縁411に沿う領域の両端には、結露水保持用リブ471と傾斜部475A、475Bとが軸部45、46を介して屈曲した壁状に繋がるリブ構造が形成されている。そして、開閉板41の一方側の縁411に沿う領域には、結露水保持用リブ471、傾斜部475A、475B、475C、475D、軸部45、中央補強リブ472によって3方向を囲まれる凹部48が複数形成されている。これらの凹部48は、バッフル補強リブ473A、473B、474A、474Bより突出高さの高いリブによって3方向を囲まれているため、開閉板41に付着した結露水が重力等によって回転中心軸線L側に流れ落ちた場合に、この結露水が開閉板41の外部に溢れにくい形状となっている。
図5はバッフル4を弾性部材42の側から見た分解斜視図である。開閉板41の開口部20側の面には、弾性部材42を取り付ける領域を囲む位置決め用リブ421、422、423、424が形成されている。位置決め用リブ421は、開閉板41の一方側の縁411に沿って形成されている。また、位置決め用リブ422は、開閉板41の他方側の縁412に沿って形成されている。そして、位置決め用リブ423は、開閉板41の一方側の側縁413に沿って形成され、位置決め用リブ424は、開閉板41の他方側の側縁414に沿って形成されている。上述したように、開閉板41の一方側の側縁413および他方側の側縁414には切り欠き491、492が形成されている。位置決め用リブ423、424は、切り欠き491、492が形成されている範囲を除く領域に形成されている。
このように、開閉板41には、切り欠き491、492が形成されていない縁411、412があり、これらの縁411、412にはその全領域に位置決め用リブ421、422が形成されている。従って、位置決め用リブ421、422によって回転中心軸線Lと直交する方向で弾性部材42を位置決めすることができる。また、開閉板41において、切り欠き491、492は、一方側の側縁413および他方側の側縁414の全領域でなく、その一部に形成されている。そして、一方側の側縁413および他方側の側縁414において切り欠き491、492が形成されていない領域には、位置決め用リブ423が形成されている。従って、位置決め用リブ423、424によって回転中心軸線Lに沿う方向で弾性部材42を位置決めすることができる。また、本形態では、回転中心軸線Lから遠い一方側の縁411と一方側の側縁413とが交差する角部49Aでは、位置決め用リブ422、423が直交する形状に接続されている。同様に、一方側の縁411と他方側の側縁414とが交差する角部49Bでは、位置決め用リブ422、424が直交する形状に接続されている。従って、これら2箇所の角部49A、49Bにおいて、弾性部材42を開閉板41に位置決めすることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のダンパ装置1は、バッフル4の回転中心軸線L側の縁411を除く縁に少なくとも1箇所、筒部21との隙間を拡げる切り欠きが形成されている。例えば、側縁413、414に切り欠き491、492が形成されている。従って、切り欠き491、492が形成された箇所は筒部21の内面との隙間が大きいため、結露水がバッフル4と筒部21との間にまたがる状態で保持されにくい。よって、結露水が凍結することによるバッフル4の動作不良を抑制できる。また、一方側の縁411を除く縁(
他方側の縁412および側縁413、414)は、バッフル4の開閉時に大きく動く部位であり、また、一方側の縁411は、バッフルを回転可能に支持する軸部45、46などが設けられているため、切り欠きを設けなくても、一方側の縁411と筒部21の内面との隙間は他の部分より大きい。従って、一方側の縁411を除く縁に切り欠き491、492を設けて凍結を防止することにより、バッフル4の動作不良を効果的に抑制できる。
本形態では、切り欠き491、492が形成されていない縁411、412の全範囲に、弾性部材42を位置決めする位置決め用リブ421、422が形成されている。更に、切り欠き491、492が形成された側縁413、414においても、切り欠き491、492がない領域に位置決め用リブ423、424が形成されている。従って、切り欠き491、492を設けて凍結による動作不良を抑制した構造でありながら、弾性部材42の位置決めを行うことができ、バッフル4の組立性が良好である。なお、本形態の位置決め用リブ421、422、423、424の一部を省略してもよい。但し、弾性部材42の位置決めを行うため、切り欠き491、492が形成されていない縁の少なくとも一部に、位置決め用リブが設けられていることが望ましい。また、本形態のように、開閉板41の角部49A、49Bにおいて位置決め用リブが接続されることが望ましい。
本形態では、バッフル4が閉位置4Aにあるとき、開閉板41の一方側の縁411が一方側とは反対側の縁412より鉛直方向の下方に位置する状態に設置される。そして、切り欠き491、492は、一方側の縁411に近い領域に形成されている。従って、バッフル4に付着した結露水が集まる領域でバッフル4と筒部21の内面との隙間が拡大されているので、バッフル4と筒部21の内面との間にまたがるような結露水の凍結が発生しにくい。従って、バッフル4の動作不良を抑制できる。特に、本形態では、バッフル4の一方側の縁411の両端に形成された軸部45、46まで切り欠き491、492が拡がっており、結露水が最も集まりやすい軸部45、46の周囲まで切り欠き491、492が拡がっている。従って、バッフル4と筒部21の内面との間にまたがるような結露水の凍結を効果的に抑制できる。
本形態では、開閉板41の背面側において、一方側の縁411に沿って結露水保持用リブ471が形成されている。また、結露水保持用リブ471は、開閉板41の側縁413、414に沿って形成されたリブ(傾斜部475)と繋がっている。従って、バッフル4の回転中心軸線L側の縁(すなわち、鉛直方向の下方の縁)に流れる結露水を結露水保持用リブ471および傾斜部475に囲まれる凹部48によって保持できる。よって、フレーム2の底部に結露水が流れ出すことを抑制できる。また、結露水保持用リブ471および傾斜部475は、バッフル補強リブ473、474より突出高さが高い。従って、多くの結露水を保持でき、フレーム2の底部に結露水が流れ出すことを抑制でき、フレームとバッフル間の氷の形成を回避できバッフルが円滑に動作することができる。
本形態では、筒部21の第1壁211とバッフル4との間にねじりコイルばね8が配置され、第1壁211には、ねじりコイルばね8の一方の端部82を保持する保持部26が設けられ、更に、保持部26と繋がるフレーム補強リブ27が形成されている。従って、ねじりコイルばね8から加わる力による筒部21の変形を抑制できる。なお、本形態では付勢部材としてねじりコイルばね8を用いたが、板ばねなどの他の付勢部材を用いることもできる。また、本形態では、第1壁211の側からバッフル4を閉じ方向(回転中心軸線L回りの他方側LCCW)へ付勢しているが、開口部20側からバッフル4を閉じ方向へ引っ張るように付勢部材を配置することもできる。例えば、開口部20内に圧縮バネなどの付勢部材を配置してバッフル4を開口部20側へ付勢することも可能である。
(変形例)
上記形態では、開閉板41に2箇所の切り欠き491、492を設けているが、切り欠
きは1箇所あるいは3箇所以上としてもよい。また、その位置や幅は適宜変更可能である。但し、上記形態のようにダンパ装置1が設置された状態で鉛直方向の下方に位置する領域に切り欠きを設けることが望ましく、例えば、回転中心軸線Lに近い領域に切り欠きを設けることが望ましい。また、ダンパ装置1を他の設置状態とする場合は、結露水が移動する領域、例えば、鉛直方向の下方に位置する側の縁あるいは側縁に切り欠きを設けることが望ましい。
1…ダンパ装置、2…フレーム、3…カバー、4…バッフル、4A…閉位置、4B…開位置、5…バッフル駆動機構、6…駆動車、7…従動車、8…ねじりコイルばね、10…回転伝達機構、20…開口部、21…筒部、22…隔壁、23…シール部、24…側壁、25…封鎖部、26…保持部、27…フレーム補強リブ、41…開閉板、42…弾性部材、43…保持部、45、46…軸部、47…傾斜部、48…凹部、49A、49B…角部、50…モータ、52…ウォーム、55…伝達機構、56…ウォームホイール、57…複合歯車、81…コイル部、82、83…端部、84…係合部、211…第1壁、212…第2壁、213…第3壁、214…保持孔、411…一方側の縁、412…他方側の縁、413…一方側の側縁、414…他方側の側縁、421、422、423、424…位置決め用リブ、451…嵌合凹部、461…凸部、471…結露水保持用リブ、472…中央補強リブ、473A、473B、474A、474B…バッフル補強リブ、475A、475B、475C、475D…傾斜部、561…小径歯車、571…大径歯車、L…回転中心軸線、LCCW…回転中心軸線回りの他方側、LCW…回転中心軸線回りの一方側、S1、S2…隙間

Claims (6)

  1. 筒部および前記筒部の内側に形成された開口部を備えるフレームと、
    前記筒部の内側に配置され、一方側の縁を中心として回転可能な状態で前記フレームに支持されるバッフルと、
    前記バッフルを回転させて、前記開口部を塞ぐ閉位置、および、前記開口部を開放する開位置に移動させるバッフル駆動機構と、を有し、
    前記バッフルは、前記閉位置において、前記一方側の縁が前記一方側とは反対側の縁より鉛直方向の下方に位置し、
    前記バッフルには、前記一方側の縁と交差する側縁において、前記一方側の縁寄りの位置に切り欠きが形成されており、
    前記バッフルは、前記一方側の縁に形成された軸部を備え、
    前記側縁には、前記軸部まで拡がる幅の前記切り欠きが形成されていることを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記バッフルは、開閉板と、前記開閉板の前記開口部側の面に取り付けられる弾性部材とを備え、
    前記開閉板は、前記切り欠きが形成されていない縁を備え、
    前記開閉板の前記開口部側の面には、前記切り欠きが形成されていない縁の少なくとも一部に、前記弾性部材を位置決めする位置決め用リブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記バッフルは、前記開口部とは反対側の面に形成された結露水保持用リブを備え、
    前記結露水保持用リブは、前記一方側の縁に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のダンパ装置。
  4. 前記結露水保持用リブは、前記側縁に沿って形成されたリブと繋がっていることを特徴とする請求項に記載のダンパ装置。
  5. 前記バッフルは、前記開口部とは反対側の面に形成されたバッフル補強リブを備え、
    前記結露水保持用リブは、前記バッフル補強リブより突出高さが大きいことを特徴とする請求項またはに記載のダンパ装置。
  6. 前記バッフル駆動機構は、
    前記フレームと前記バッフルの間に配置される付勢部材を備え、
    前記フレームには、前記付勢部材の端部を保持する保持部と、前記保持部と繋がるフレーム補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のダンパ装置。
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