以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(本発明の概要)
図1は、本発明の概要について説明するための模式図である。
本発明に係る課金システムは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含むモバイルネットワークのコアネットワークに接続する課金サーバと、無線アクセスネットワークに接続するMEC(Mobile Edge Computing)サーバとを有する。MECサーバは、モバイルネットワークに接続する通信端末と通信する。課金サーバは、通信端末についての課金情報を生成する。
モバイルネットワークは、例えば、第4世代移動通信システム(4G)である。この場合、無線アクセスネットワークはLTE(Long Term Evolution)であり、コアネットワークはEPC(Evolved Packet Core)である。通信端末は、eNB(evolved Node B)等の無線基地局等を介して、コアネットワークに含まれるHSS(Home Subscriber Server)に位置登録をすることにより、モバイルネットワークに接続する。
通信端末は、コアネットワークを経由する第1通信を実行する。第1通信は、例えば、通信端末がコアネットワークに接続するコアサーバに対して、通信端末とコアサーバとの間の第1トランザクションの処理要求を送信する通信である。コアサーバは、例えば、インターネット等の、モバイルネットワークとは異なるデータネットワークに接続するサーバであり、データネットワークを経由してコアネットワークに接続する。また、第1トランザクションは、所定のサービスに関する一連の処理であり、例えば、リアルタイム翻訳サービス等の、通信端末を利用するエンドユーザ向けサービスに関する一連の処理である。所定のサービスがリアルタイム翻訳サービスである場合、一連の処理は、例えば、通信端末が翻訳対象の語句を送信してから、翻訳結果を受信するまでの処理である。一連の処理は、リアルタイム翻訳の開始指示を送信してから、リアルタイム翻訳の終了指示を送信するまでの処理でもよい。コアサーバは、第1トランザクションの処理要求を受信したことに応じて、第1トランザクションを開始し、処理応答を通信端末に送信する。また、コアサーバは、第1トランザクションの処理結果情報を生成する。
また、通信端末は、MECサーバとの間で第2通信を実行する。第2通信は、例えば、通信端末がMECサーバに対して第2トランザクションの処理要求を送信する通信である。MECサーバは、第2トランザクションの処理要求を受信したことに応じて、第2トランザクションを開始し、処理応答を通信端末に送信する。また、MECサーバは、第2トランザクションの処理結果情報を生成する。第2トランザクションは、例えば、第1トランザクションと同種のサービスに関する処理である。
課金サーバは、第1課金条件と第2課金条件とを記憶する。第1課金条件は、コアサーバの利用に関する課金条件であり、例えば、通信端末による第1通信又はコアサーバと通信端末との間の第1トランザクションに関する課金条件である。第1課金条件は、例えば、第1通信の通信量当たりの単価、又は、第1トランザクションの回数当たりの単価である。第2課金条件は、MECサーバの利用に関する課金条件であり、例えば、MECサーバと通信端末との間の第2通信又はMECサーバと通信端末との間の第2トランザクションに関する課金条件である。第2課金条件は、第1課金条件とは異なる課金条件である。
課金サーバは、コアサーバの利用に関する第1ログ情報及びMECサーバの利用に関する第2ログ情報を取得する。課金サーバは、第1ログ情報をコアサーバから取得する。第1ログ情報は、例えば、第1通信の通信量又は第1トランザクションの回数を含む情報である。また、課金サーバは、第2ログ情報をMECサーバから取得する。第2ログ情報は、例えば、第2通信の通信量又は第2トランザクションの回数を含む情報である。
課金サーバは、第1課金条件と第1ログ情報とに基づいて第1課金情報を生成する。課金サーバは、第1課金条件に含まれる第1通信の通信量当たりの単価に、第1ログ情報に含まれる第1通信の通信量を乗じることにより、第1通信についての課金額を算出する。また、課金サーバは、第1課金条件に含まれる第1トランザクションの回数当たりの単価に、第1ログ情報に含まれる第1トランザクションの回数を乗じることにより、第1トランザクションについての課金額を算出する。課金サーバは、生成された第1通信についての課金額と第1トランザクションについての課金額とを合計することにより、第1課金情報を生成する。
また、課金サーバは、第2課金条件と第2ログ情報とに基づいて第2課金情報を生成する。課金サーバは、第2課金条件に含まれる第2通信の通信量当たりの単価に、第2ログ情報に含まれる第2通信の通信量を乗じることにより、第2通信についての課金額を算出する。また、課金サーバは、第2課金条件に含まれる第2トランザクションの回数当たりの単価に、第2ログ情報に含まれる第2トランザクションの回数を乗じることにより、第2トランザクションについての課金額を算出する。課金サーバは、生成された第2通信についての課金額と第2トランザクションについての課金額とを合計することにより、第2課金情報を生成する。
課金サーバは、第1課金情報及び第2課金情報を出力する。例えば、課金サーバは、第1課金情報及び第2課金情報をモバイルネットワークを運用する通信事業者の請求明細作成装置に送信することにより出力する。請求明細作成装置は、第1課金情報及び第2課金情報等に基づいて、通信端末をモバイルネットワークに接続するための契約をした契約ユーザに対する請求情報を作成する、サーバ等の情報処理装置である。
以上説明したように、課金サーバは、コアサーバの利用と、MECサーバの利用とに、互いに異なる第1課金条件及び第2課金条件をそれぞれ適用して課金情報を生成する。このようにすることで、課金サーバは、MECの利用に対する料金を適切に決定することを可能とする。
なお、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
(システムの概略構成)
図2は、本発明に係る課金システム1の概略構成の一例を示す図である。課金システム1は、複数の通信端末2a及び2bと、コアサーバ3と、MECサーバ4と、集約サーバ5と、課金サーバ6とを有する。通信端末2a及び2bは、無線アクセスネットワーク71及びコアネットワーク72を含むモバイルネットワーク7に接続する。コアサーバ3及び集約サーバ5は、データネットワーク8を介してコアネットワーク72に接続する。MECサーバ4は、無線アクセスネットワーク71に接続する。課金サーバ6は、コアネットワーク72に接続する。なお、通信端末2aは第1通信端末の一例であり、通信端末2bは第2通信端末の一例である。以降では、特に区別する必要がないときは、複数の通信端末2a及び2bを通信端末2と総称する。
無線アクセスネットワーク71は、無線基地局711によって提供される、無線によるアクセスネットワークである。無線アクセスネットワーク71は、例えば、4GにおけるLTE又は第5世代移動通信システム(5G)におけるNG−RAN(Next Generation Radio Access Network)である。無線基地局711は、例えば、4GにおけるeNB又は5GにおけるgNB(gNodeB)である。
コアネットワーク72は、無線アクセスネットワーク71に接続する通信端末の通信を制御するネットワークである。コアネットワーク72は、例えば、4GにおけるEPC又は5Gにおける5GC(5G Core)である。コアネットワーク72は、ゲートウェイ721を介してデータネットワーク8と接続される。ゲートウェイ721は、モバイルネットワーク7とデータネットワーク8との間の通信を中継するとともに、中継した通信の通信量を記憶する。ゲートウェイ721は、例えば、4GにおけるPGW(Packet Data Network Gateway)又は5GにおけるUPF(User Plane Function)である。
データネットワーク8は、例えば、インターネットである。
通信端末2は、携帯電話、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、ノートPC(Personal Computer)又はタブレットPC等の端末である。通信端末2は、センサ端末等のIoT(Internet of Things)端末でもよい。通信端末2は、あらかじめ契約ユーザとモバイルネットワーク7を運用する通信事業者との間でなされた契約に基づいて、モバイルネットワーク7に接続する。
コアサーバ3は、所定のサービスに関する第1トランザクションを実行するサーバである。コアサーバ3は、通信端末2から第1トランザクションの処理要求を受信したことに応じて、第1トランザクションを開始し、処理応答を通信端末2に送信する。コアサーバ3は、所定のサービスを提供する通信事業者によって管理される。所定のサービスが通信事業者とは異なるサービス事業者によって提供される場合、コアサーバ3は、サービス事業者によって管理されてもよい。
MECサーバ4は、所定のサービスに関する第2トランザクションを実行するためのサーバである。MECサーバ4は、通信端末2から第2トランザクションの処理要求を受信したことに応じて、第2トランザクションを開始し、処理応答を通信端末2に送信する。MECサーバ4は、通信事業者によって管理される。所定のサービスが通信事業者とは異なるサービス事業者によって提供される場合、MECサーバ4は、サービス事業者によって管理されてもよく、サービス事業者との間の管理契約等に基づいて通信事業者によって管理されてもよい。
集約サーバ5は、所定のサービスに関する処理結果情報を取得して記憶するサーバである。集約サーバ5は、コアサーバ3から第1トランザクションに関する処理結果情報を取得する。また、集約サーバ5は、MECサーバ4から第2トランザクションに関する処理結果情報を取得する。集約サーバ5とコアサーバ3及びMECサーバ4とは、あらかじめ契約ユーザと通信事業者との間でなされた契約に基づいて接続される。集約サーバ5は、通信事業者によって管理される。所定のサービスが通信事業者とは異なるサービス事業者によって提供される場合、集約サーバ5は、サービス事業者によって管理されてもよい。
課金サーバ6は、通信端末2についての課金情報を生成するサーバである。課金サーバ6は、コアサーバ3の利用に関する第1ログ情報と、MECサーバ4の利用に関する第2ログ情報とを取得する。第1ログ情報は、通信端末2による、コアネットワーク72を経由する第1通信及びコアサーバ3と通信端末2との間の第1トランザクションに関するログ情報である。第2ログ情報は、MECサーバ4と通信端末2との間の第2通信及びMECサーバ4と通信端末2との間の第2トランザクションに関するログ情報である。課金サーバ6は、取得された第1ログ情報及び第2ログ情報に基づいて、通信端末2についての課金情報を生成する。課金サーバ6は、通信事業者によって管理される。
課金システム1において、複数の通信端末2は、何れも同一の契約ユーザによって契約された端末であり、例えば、企業である契約ユーザによって従業員に支給される業務用携帯電話等である。複数の通信端末2は、料金の請求先を同一にする、相互に異なる契約ユーザによって契約されてもよく、料金の請求先が相互に異なる契約ユーザによって契約されてもよい。コアサーバ3及びMECサーバ4は、あらかじめ契約ユーザと通信事業者との間でなされた契約に基づいて、通信端末2に対して所定のサービスを提供するサーバである。所定のサービスは、例えば、リアルタイム翻訳サービス等である。所定のサービスは、契約ユーザである企業から従業員に対して提供されてもよく、一般消費者であるエンドユーザ向けに提供されてもよい。
通信端末2は、ユーザから所定のサービスの利用操作を取得した場合、あらかじめ契約ユーザと通信事業者との間でなされた契約に基づいて、コアサーバ3に第1トランザクションの処理要求を送信し、又は、MECサーバ4に第2トランザクションの処理要求を送信する。通信事業者は、例えば、所定の通信遅延を許容する契約ユーザに対してコアサーバ3によるサービスを提供し、所定の通信遅延を許容しない契約ユーザに対してMECサーバ4によるサービスを提供する。これにより、通信事業者は、ユーザの通信遅延に関する多様な需要に即したサービスを提供することができる。
集約サーバ5は、通信事業者又はサービス事業者からの要求に応じて、コアサーバ3及びMECサーバ4から取得された第1トランザクション及び第2トランザクションに関する処理結果情報を提供する。これにより、通信事業者又はサービス事業者は、コアサーバ3及びMECサーバ4にアクセスすることなく、通信端末2のユーザによる所定のサービスの利用状況を把握することができる。
図3は、コアサーバ3の概略構成の一例を示す図である。コアサーバ3は、第1記憶部31と、第1通信部32と、第1処理部33とを備える。
第1記憶部31は、プログラム又はデータを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置を備える。第1記憶部31は、第1処理部33による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能且つ非一時的な可搬型記憶媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第1記憶部31にインストールされる。
第1通信部32は、コアサーバ3を他の装置と通信可能にする通信インタフェース回路を備える。第1通信部32が備える通信インタフェース回路は、有線LAN(Local Area Network)又は無線LAN等の通信インタフェース回路である。第1通信部32は、他の装置から送信されたデータを受信し、第1処理部33に供給するとともに、第1処理部33から供給されたデータを他の装置に送信する。
第1処理部33は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第1処理部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、コアサーバ3の動作を統括的に制御する。第1処理部33は、DSP(Digital Signal Processor)、LSI(Large-Scaled IC)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等でもよい。第1処理部33は、第1記憶部31に記憶されているプログラムに基づいてコアサーバ3の各種処理が適切な手順で実行されるように、第1通信部32の動作を制御する。第1処理部33は、第1記憶部31に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行する。また、第1処理部33は、複数のプログラムを並列に実行することができる。
第1処理部33は、第1サービス処理部331、第1ログ情報生成部332及び第1送信処理部333を機能ブロックとして備える。これらの各部は、第1処理部33によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。また、これらの各部は、ファームウェアとしてコアサーバ3に実装されてもよい。
図4は、MECサーバ4の概略構成の一例を示す図である。MECサーバ4は、第2記憶部41と、第2通信部42と、第2処理部43とを備える。
第2記憶部41は、プログラム又はデータを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置を備える。第2記憶部41は、第2処理部43による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能且つ非一時的な可搬型記憶媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第2記憶部41にインストールされる。
第2通信部42は、MECサーバ4を他の装置と通信可能にする通信インタフェース回路を備える。第2通信部42が備える通信インタフェース回路は、有線LAN又は無線LAN等の通信インタフェース回路である。第2通信部42は、他の装置から送信されたデータを受信し、第2処理部43に供給するとともに、第2処理部43から供給されたデータを他の装置に送信する。
第2処理部43は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第2処理部43は、例えばCPUであり、MECサーバ4の動作を統括的に制御する。第2処理部43は、DSP、LSI、ASIC、FPGA等でもよい。第2処理部43は、第2記憶部41に記憶されているプログラムに基づいてMECサーバ4の各種処理が適切な手順で実行されるように、第2通信部42の動作を制御する。第2処理部43は、第2記憶部41に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行する。また、第2処理部43は、複数のプログラムを並列に実行することができる。
第2処理部43は、第2サービス処理部431、第2ログ情報生成部432、判定部433及び第2送信処理部434を機能ブロックとして備える。これらの各部は、第2処理部43によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。また、これらの各部は、ファームウェアとしてMECサーバ4に実装されてもよい。
図5は、課金サーバ6の概略構成の一例を示す図である。課金サーバ6は、第3記憶部61と、第3通信部62と、第3処理部63とを備える。
第3記憶部61は、プログラム又はデータを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置を備える。第3記憶部61は、第3処理部63による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能且つ非一時的な可搬型記憶媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第3記憶部61にインストールされる。
第3通信部62は、課金サーバ6を他の装置と通信可能にする通信インタフェース回路を備える。第3通信部62が備える通信インタフェース回路は、有線LAN又は無線LAN等の通信インタフェース回路である。第3通信部62は、他の装置から送信されたデータを受信し、第3処理部63に供給するとともに、第3処理部63から供給されたデータを他の装置に送信する。
第3処理部63は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第3処理部63は、例えばCPUであり、課金サーバ6の動作を統括的に制御する。第3処理部63は、DSP、LSI、ASIC、FPGA等でもよい。第3処理部63は、第3記憶部61に記憶されているプログラムに基づいて課金サーバ6の各種処理が適切な手順で実行されるように、第3通信部62の動作を制御する。第3処理部63は、第3記憶部61に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行する。また、第3処理部63は、複数のプログラムを並列に実行することができる。
第3処理部63は、取得部631、課金情報生成部632及び出力部633を機能ブロックとして備える。これらの各部は、第3処理部63によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。また、これらの各部は、ファームウェアとして課金サーバ6に実装されてもよい。
(各種データのデータ構造)
図6は、課金サーバ6の第3記憶部61に記憶される端末課金条件テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。端末課金条件テーブルT1は、コアサーバ3の利用に関する第1課金条件と、MECサーバ4の利用に関する第2課金条件とを管理するテーブルである。端末課金条件テーブルT1には、端末識別情報と、第1課金条件と、第2課金条件とが関連付けて記憶される。
端末識別情報は、通信端末2を一意に識別するための識別情報である。端末識別情報は、例えば、通信端末2をモバイルネットワークに接続させるための契約を識別するIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等の加入者識別情報である。第1課金条件は、第1通信及び第1トランザクションに関する課金の条件を示す情報である。第2課金条件は、第2通信及び第2トランザクションに関する課金の条件を示す情報である。
第1課金条件は、第1通信に関する課金条件と第1トランザクションに関する課金条件とを含む。第1通信に関する課金条件は、種別、パケット単価及び定額通信料を含む。種別は、第1通信についての課金の種別を示す情報であり、例えば、「従量課金」又は「定額課金」等である。「従量課金」は、通信量に応じた金額を課金する方法であり、「定額課金」は、通信量にかかわらず所定の金額を課金する方法である。パケット単価は、種別が「従量課金」である場合における、単位通信量(例えば、1パケット)あたりの課金額を示す情報である。定額通信料は、種別が「定額課金」である場合における、所定期間(例えば、1箇月)あたりの課金額を示す情報である。定額通信料は、0円でもよい。定額通信料は、1日あたり、又は、1年あたりの課金額を示す情報でもよい。
第1トランザクションに関する課金条件は、種別、トランザクション単価及び定額利用料を含む。種別は、第1トランザクションについての課金の種別を示す情報であり、例えば、「回数課金」又は「定額課金」等である。「回数課金」は、トランザクション回数に応じた金額を課金する方法であり、「定額課金」は、トランザクション回数にかかわらず所定の金額を課金する方法である。トランザクション単価は、種別が「従量」である場合における、単位トランザクション回数(例えば、1回)あたりの課金額を示す情報である。定額利用料は、種別が「定額」である場合における、所定期間(例えば、1箇月)あたりの課金額を示す情報である。定額利用料は、0円でもよい。定額利用料は、1日あたり、又は、1年あたりの課金額を示す情報でもよい。
また、第1通信に関する課金条件において、「従量課金」と「定額課金」とを組み合わせた種別の課金条件が設定されてもよい。例えば、月額料金として1箇月あたり所定の金額が課金されるとともに、1箇月あたりの通信量に応じた金額がさらに課金されるように課金条件が設定されてもよい。この場合、端末課金条件テーブルT1には、パケット単価と定額料金との両方が記憶される。また、この場合において、所定の時間(例えば、20時〜8時)における通信量のみが従量課金の対象となるように課金条件が設定されてもよい。同様に、第1トランザクションに関する課金条件において、「回数課金」と「定額課金」とを組み合わせた種別の課金条件が設定されてもよい。
第2課金条件は、第2通信に関する課金条件と第2トランザクションに関する課金条件とを含む。第2通信に関する課金条件は、種別、パケット単価及び定額通信料を含む。第2トランザクションに関する課金条件は、種別、トランザクション単価及び定額利用料を含む。
第2課金条件は、第1課金条件とは異なる条件である。第2課金条件は、第1課金条件よりも契約ユーザにとって有利な条件であってもよい。例えば、第1通信に関する課金条件の種別が「従量課金」である場合、第2通信に関する課金条件の種別は「定額課金」に設定される。第1通信に関する課金条件及び第2通信に関する課金条件の種別が何れも「従量課金」に設定され、第2通信に関する課金条件のパケット単価が第1通信に関する課金条件のパケット単価よりも小さい値に設定されてもよい。
第1通信に関する課金条件と同様に、第2通信に関する課金条件において、「従量課金」と「定額課金」とを組み合わせた種別の課金条件が設定されてもよい。また、第1トランザクションに関する課金条件と同様に、第2トランザクションに関する課金条件において、「回数課金」と「定額課金」とを組み合わせた種別の課金条件が設定されてもよい。
端末課金条件テーブルT1の各種データは、あらかじめ通信端末2の契約ユーザと通信事業者との間でなされた契約に基づいて設定される。
図7は、課金サーバ6の第3記憶部61に記憶されるサーバ課金条件テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。サーバ課金条件テーブルT2は、MECサーバ4と集約サーバ5との間の、コアネットワーク72を経由する第3通信に関する第3課金条件を管理するテーブルである。サーバ課金条件テーブルT2は、サーバ識別情報と、第3課金条件とを関連付けて記憶する。
サーバ識別情報は、MECサーバ4を一意に識別するための識別情報である。第3課金条件は、第3通信についての課金の条件を示す情報であり、種別、パケット単価及び定額通信料を含む。第3課金条件は、第1課金条件及び第2課金条件とは異なる条件である。第3課金条件は、第1課金条件よりも契約ユーザにとって有利な条件であってもよい。また、第1課金条件及び第2課金条件と同様に、第3通信に関する課金条件において、「従量課金」と「定額課金」とを組み合わせた種別の課金条件が設定されてもよい。
サーバ課金条件テーブルT2の各種データは、あらかじめ契約ユーザと通信事業者との間でなされた契約に基づいて設定される。
図8は、処理結果情報テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。処理結果情報テーブルT3は、コアサーバ3の利用に関する、第1通信及び第1トランザクション、又は、MECサーバ4の利用に関する、第2通信及び第2トランザクションに関する情報を管理するテーブルである。第1通信及び第1トランザクションに関する処理結果情報テーブルT3はコアサーバ3の第1記憶部31に、第2通信及び第2トランザクションに関する処理結果情報テーブルT3はMECサーバ4の第2記憶部41にそれぞれ記憶される。処理結果情報テーブルT3には、時刻と、端末識別情報と、処理内容と、通信量とが関連付けて記憶される。
時刻は、コアサーバ3又はMECサーバ4が通信端末2から所定のトランザクションの処理要求を受信した時刻である。処理結果は、通信端末2からの要求に応じて実行された第1トランザクション又は第2トランザクションの内容及び結果を示す情報である。処理結果には、例えば、通信端末2から受信した処理要求の内容、処理要求に応じて開始されたトランザクションの内容及び実行結果、通信端末2に対して送信された処理応答の内容等の情報が含まれる。通信量は、第1トランザクション又は第2トランザクションに関して発生した第1通信又は第2通信の通信量である。通信量には、通信端末2から送信された通信に係る通信量と、通信端末2に対して送信された通信に係る通信量との両方が含まれてもよく、何れか一方のみが含まれてもよい。
処理結果情報テーブルT3の各種データは、コアサーバ3が第1トランザクションを実行した場合に、コアサーバ3によって生成され、第1記憶部31に記憶される。また、処理結果情報テーブルT3の各種データは、MECサーバ4が第2トランザクションを実行した場合に、MECサーバ4によって生成され、第2記憶部41に記憶される。
図9は、ゲートウェイ721に記憶される第3ログ情報テーブルT4のデータ構造の一例を示す図である。第3ログ情報テーブルT4は、MECサーバ4と集約サーバ5との間の、コアネットワーク72を経由する第3通信に関する第3ログ情報を管理するテーブルである。第3ログ情報テーブルT4には、時刻と、送信元と、送信先と、通信量とが関連付けて記憶される。
時刻は、ゲートウェイ721が第3通信に関するデータを中継した時刻である。送信元及び送信先は、中継されたデータの送信元の装置及び送信先の装置をそれぞれ識別する情報であり、例えば、装置のIPアドレスである。通信量は、中継されたデータのサイズを示す情報である。
第3ログ情報テーブルT4の各種データは、ゲートウェイ721が第3通信に関するデータを中継するときに、ゲートウェイ721によって設定される。
(処理の流れ)
図10は、課金システム1によって実行される第1サービス処理の流れの一例を示すシーケンス図である。第1サービス処理は、通信端末2が、契約ユーザと通信事業者との契約に基づいて、コアサーバ3に第1トランザクションの処理要求を送信する場合に実行される。第1サービス処理は、通信端末2、コアサーバ3及び集約サーバ5に記憶されたプログラムに基づいて、各装置のプロセッサ等の処理部が各構成要素と協働することにより実現される。なお、以降の説明では、通信端末2aのユーザが所定のサービスを利用するものとする。
まず、通信端末2aは、ユーザによる所定のサービスの利用操作を受付ける(S101)。所定のサービスがリアルタイム翻訳サービスである場合、利用操作は、例えば、通信端末2aに翻訳対象の語句を入力する操作である。利用操作を受付けたことに応じて、通信端末2aは、第1トランザクションの処理要求をコアサーバ3に送信する(S102)。
処理要求を受信したことに応じて、コアサーバ3の第1サービス処理部331は、第1トランザクションを実行し(S103)、処理応答を通信端末2aに送信する(S104)。例えば、所定のサービスがリアルタイム翻訳サービスである場合、第1サービス処理部331は、第1トランザクションとして、処理要求に含まれる語句の翻訳処理を実行し、翻訳結果を含む処理応答を通信端末2aに送信する。
続いて、第1ログ情報生成部332は、実行された第1トランザクションに関する処理結果情報を生成する(S105)。第1ログ情報生成部332は、処理結果情報として、処理要求を受信した時刻、処理要求を送信した通信端末2aの識別情報、処理内容、第1トランザクションに関する通信の通信量を関連付けた情報を生成し、処理結果情報テーブルT3に記憶する。第1ログ情報生成部332は、第1トランザクションに関する通信のうち、通信端末2aから送信されたデータ及びコアサーバ3から送信されたデータの何れか一方の通信量のみを記憶してもよい。
続いて、第1送信処理部333は、第1通信部32を介して、処理結果情報を集約サーバ5に対して送信する(S106)。第1送信処理部333は、処理結果情報のうち、第1トランザクションに関するデータのみを送信してもよい。第1トランザクションに関するデータは、例えば、端末識別情報及び処理結果である。集約サーバ5は、送信された処理結果情報を取得して記憶し(S107)、一連の処理を終了する。
図11は、課金システム1によって実行される第2サービス処理の流れの一例を示すシーケンス図である。第2サービス処理は、通信端末2が、契約ユーザと通信事業者との契約に基づいて、MECサーバ4に第2トランザクションの処理要求を送信する場合に実行される。第2サービス処理は、通信端末2、MECサーバ4及び集約サーバ5に記憶されたプログラムに基づいて、各装置のプロセッサ等の処理部が各構成要素と協働することにより実現される。
まず、通信端末2aは、ユーザによる所定のサービスの利用操作を受付ける(S201)。利用操作を受付けたことに応じて、通信端末2aは、第2トランザクションの処理要求をMECサーバ4に送信する(S202)。
処理要求を受信したことに応じて、MECサーバ4の第2サービス処理部431は、第2トランザクションを実行し(S203)、処理応答を通信端末2aに送信する(S204)。例えば、第2サービス処理部431は、第2トランザクションとして、処理要求に含まれる語句の翻訳処理を実行し、翻訳結果を含む処理応答を通信端末2aに送信する。
続いて、第2ログ情報生成部432は、実行された第2トランザクションに関する処理結果情報を生成する(S205)。第2ログ情報生成部432は、処理結果情報として、処理要求を受信した時刻、処理要求を送信した通信端末2aの識別情報、処理内容、第2トランザクションに関する通信の通信量を関連付けた情報を生成し、処理結果情報テーブルT3に記憶する。
続いて、判定部433は、コアネットワーク72を経由して処理結果情報を集約サーバ5に送信可能であるか否かを判定する(S206)。例えば、判定部433は、第2処理部43において、コアネットワーク72を経由して処理結果情報を送信するためのアプリケーションプログラムが正常に動作しているか否かにより、処理結果情報を集約サーバ5に送信可能であるか否かを判定する。
処理結果情報を送信可能であると判定された場合、第2送信処理部434は、コアネットワーク72を経由して処理結果情報を集約サーバ5に対して送信する(S207)。第2送信処理部434は、第2通信部42を介して、処理結果情報テーブルT3を処理結果情報として送信する。第2送信処理部434は、処理結果情報テーブルT3のデータのうち、第2トランザクションに関するデータのみを送信してもよい。集約サーバ5は、送信された処理結果情報を取得して記憶し(S208)、一連の処理を終了する。
図12は、第2サービス処理において、コアネットワーク72を経由して処理結果情報を集約サーバ5に送信可能でないと判定された場合の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図12のS301〜S306は、図11のS201〜S206の処理と同様であるため、説明を省略する。
S306において処理結果情報を送信可能でないと判定された場合、第2送信処理部434は、通信端末2bを経由して処理結果情報を集約サーバ5に対して送信する(S307)。通信端末2bは、処理結果情報を中継するための通信端末として、契約ユーザによってあらかじめ指定された通信端末である。好ましくは、通信端末2bは、第1通信に関する課金条件の種別が「定額課金」に設定されている通信端末である。
第2送信処理部434は、第2通信部42を介して、処理結果情報と、その処理結果情報を集約サーバ5に送信させるための送信指示とを通信端末2bに送信する。通信端末2bは、受信した送信指示に従って、受信した処理結果情報を集約サーバ5に送信する。
集約サーバ5は、送信された処理結果情報を取得して記憶し(S308)、一連の処理を終了する。
このように、MECサーバ4は、コアネットワーク72を経由して処理結果情報を集約サーバ5に送信可能でないと判定された場合に、あらかじめ契約ユーザに指定された通信端末2bを経由して処理結果情報を送信する。このようにすることで、MECサーバ4は、自装置が処理結果情報を送信できない場合でも、処理結果情報を集約サーバ5に確実に送信することができ、課金システム1の可用性を向上させることができる。
また、例えば、契約ユーザは、複数の通信端末2のうち、通信端末2bの第1通信に関する課金条件の種別が「定額課金」に設定され、他の通信端末の第1通信に関する課金条件の種別が「従量課金」に設定されるような契約をすることができる。これにより、契約ユーザは、通信端末2bについての1台分の定額通信料を負担することで、従量課金による料金を負担することなく安価に処理結果情報を集約サーバ5に送信することができる。
なお、通信端末2bについての第2トランザクションの処理結果情報も、通信端末2aについての処理結果情報と同様に、通信端末2bを経由して送信されてよい。
また、第2サービス処理において、MECサーバ4が処理結果情報を集約サーバ5に送信可能であるか否かを、通信端末2aが判定してもよい。この場合において、送信可能でないと判定された場合、通信端末2aは、MECサーバ4から受信した処理応答に関する情報を、通信端末2bを経由して集約サーバ5に送信してもよい。
図13は、第2サービス処理において、通信端末2aが、MECサーバ4が処理結果情報を集約サーバ5に送信可能でないと判定した場合の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図13のS401〜S404の処理は、図11のS201〜S204の処理と同様であるため、説明を省略する。
通信端末2aは、MECサーバ4が処理結果情報を集約サーバ5に送信可能であるか否かを判定する(S405)。例えば、通信端末2aは、MECサーバ4に対してキープアライブ信号を送信し、キープアライブ信号の応答があるか否かによりMECサーバ4が処理結果情報を集約サーバ5に送信可能であるか否かを判定する。送信可能であると判定された場合の処理は、図11のS205〜S208と同様であるため、説明を省略する。
送信可能でないと判定された場合、通信端末2aは、通信端末2bを経由して処理応答に関する情報を集約サーバ5に対して送信する(S406)。通信端末2aは、処理応答に関する情報と、その処理応答情報を集約サーバ5に送信させるための送信指示とを通信端末2bに送信する。処理応答に関する情報は、例えば、S402において送信された処理要求とS404において受信された処理応答とを含む情報である。通信端末2bは、受信した送信指示に従って、受信した処理応答に関する情報を集約サーバ5に送信する。
集約サーバ5は、送信された処理応答に関する情報を取得して記憶し(S407)、一連の処理を終了する。このようにすることで、課金システム1は、MECサーバ4が正常に動作しなくなった場合でも、MECサーバ4における第2トランザクションの内容を示す情報を集約サーバ5に送信することを可能とし、課金システム1の可用性を向上させることができる。すなわち、処理応答に関する情報には、通信端末2aが送信した処理要求に対応する処理内容が含まれるため、通信事業者は、処理結果情報を取得できない場合でも、処理応答に関する情報に基づいて第2トランザクションの状況を把握することができる。
図14は、課金システム1による課金情報生成処理の流れの一例を示すシーケンス図である。課金情報生成処理は、課金サーバ6、ゲートウェイ721、MECサーバ4及びコアサーバ3に記憶されたプログラムに基づいて、各装置のプロセッサ等の処理部が各構成要素と協働することにより実現される。
まず、課金サーバ6の取得部631は、第3通信部62を介して、コアサーバ3に対して、第1通信及び第1トランザクションに関する第1ログ情報の送信要求を送信する(S501)。コアサーバ3の第1送信処理部333は、第1通信部32を介して第1ログ情報の送信要求を受信した場合、第1通信部32を介して、第1記憶部31に記憶された処理結果情報を第1ログ情報として送信する(S502)。取得部631は、第3通信部62を介して、送信された第1ログ情報を受信することにより取得する(S503)。
また、取得部631は、第3通信部62を介して、MECサーバ4に対して、第2通信及び第2トランザクションに関する第2ログ情報の送信要求を送信する(S504)。MECサーバ4の第2送信処理部434は、第2通信部42を介して第2ログ情報の送信要求を受信した場合、第2通信部42を介して、第2記憶部41に記憶された処理結果情報を第2ログ情報として送信する(S505)。取得部631は、第3通信部62を介して、送信された第2ログ情報を受信することにより取得する(S506)。
また、取得部631は、第3通信部62を介して、ゲートウェイ721に対して、第3通信に関する第3ログ情報の送信要求を送信する(S507)。ゲートウェイ721は、第3ログ情報の送信要求を受信した場合、第3ログ情報テーブルT4を第3ログ情報として送信する(S508)。取得部631は、第3通信部62を介して、送信された第3ログ情報を受信することにより取得する(S509)。
続いて、課金サーバ6の課金情報生成部632は、第1課金条件と第1ログ情報とに基づいて第1課金情報を生成し、第2課金条件と第2ログ情報とに基づいて第2課金情報を生成し、第3課金条件と第3ログ情報に基づいて第3課金情報を生成する(S510)。
課金情報生成部632は、通信端末2の第1通信に関する課金条件を端末課金条件テーブルT1から取得する。取得された第1通信に関する課金条件の種別が「定額課金」である場合、課金情報生成部632は、課金条件の定額通信料を第1通信に関する課金額として設定する。取得された第1通信の課金条件の種別が「従量課金」である場合、課金情報生成部632は、第1通信のパケット単価を取得する。また、課金情報生成部632は、第1ログ情報を参照し、通信端末2に関連付けられた通信量の値を合計することにより通信端末2の第1通信の通信量を算出する。課金情報生成部632は、取得されたパケット単価に算出された第1通信の通信量に相当するパケット数を乗じた額を第1通信に関する課金額として設定する。
また、課金情報生成部632は、通信端末2の第1トランザクションに関する課金条件を端末課金条件テーブルT1から取得する。取得された第1トランザクションに関する課金条件の種別が「定額課金」である場合、課金情報生成部632は、課金条件の定額利用料を第1トランザクションに関する課金額として設定する。取得された第1トランザクションに関する課金条件の種別が「回数課金」である場合、課金情報生成部632は、第1トランザクションのトランザクション単価を取得する。また、課金情報生成部632は、第1ログ情報を参照し、通信端末2に関連付けられた第1トランザクションの回数を算出する。課金情報生成部632は、取得されたトランザクション単価に算出された第1トランザクションの回数を乗じた額を第1トランザクションに関する課金額として設定する。課金情報生成部632は、第1通信に関する課金額と第1トランザクションに関する課金額を合計した課金額に通信端末2の識別情報を関連付けた情報を第1課金情報として生成する。
また、課金情報生成部632は、通信端末2の第2通信に関する課金条件を端末課金条件テーブルT1から取得する。取得された第2通信に関する課金条件の種別が「定額課金」である場合、課金情報生成部632は、課金条件の定額通信料を第2通信に関する課金額として設定する。取得された第2通信の課金条件の種別が「従量課金」である場合、課金情報生成部632は、第2通信のパケット単価を取得する。また、課金情報生成部632は、第2ログ情報を参照し、通信端末2に関連付けられた通信量の値を合計することにより通信端末2の第2通信の通信量を算出する。課金情報生成部632は、取得されたパケット単価に算出された第2通信の通信量に相当するパケット数を乗じた額を第2通信に関する課金額として設定する。
また、課金情報生成部632は、通信端末2の第2トランザクションに関する課金条件を端末課金条件テーブルT1から取得する。取得された第2トランザクションに関する課金条件の種別が「定額課金」である場合、課金情報生成部632は、課金条件の定額利用料を第2トランザクションに関する課金額として設定する。取得された第2トランザクションに関する課金条件の種別が「回数課金」である場合、課金情報生成部632は、第2トランザクションのトランザクション単価を取得する。また、課金情報生成部632は、第2ログ情報を参照し、通信端末2に関連付けられた第2トランザクションの回数を算出する。課金情報生成部632は、取得された単価に算出された第2トランザクションの回数を乗じた額を第2トランザクションに関する課金額として設定する。課金情報生成部632は、第2通信に関する課金額と第2トランザクションに関する課金額を合計した課金額に通信端末2の識別情報を関連付けた情報を第2課金情報として生成する。
また、課金情報生成部632は、MECサーバ4の第3通信に関する課金条件をサーバ課金テーブルT3から取得する。取得された第3通信に関する課金条件の種別が「定額課金」である場合、課金情報生成部632は、課金条件の定額通信料を第3通信に関する課金額として設定する。取得された第3通信の課金条件の種別が「従量課金」である場合、課金情報生成部632は、第3通信のパケット単価を取得する。また、課金情報生成部632は、第3ログ情報を参照し、MECサーバ4に関連付けられた通信量の値を合計することによりMECサーバ4の第3通信の通信量を算出する。課金情報生成部632は、取得されたパケット単価に算出された第3通信の通信量に相当するパケット数を乗じた第3通信に関する課金額にMECサーバ4の識別情報を関連付けた情報を第3課金情報として生成する。
続いて、出力部633は、第3通信部62を介して、通信事業者の請求明細作成装置(不図示)に第1課金情報、第2課金情報及び第3課金情報を送信することにより出力し(S511)、一連の処理を終了する。
なお、コアサーバ3は、課金サーバ6から送信された第1ログ情報の送信要求を受信した場合に第1ログ情報を送信するものとしたが、これに限られない。コアサーバ3は、送信要求を受信しない場合にも、定期又は不定期に、第1ログ情報を課金サーバ6に対して送信してもよい。同様に、MECサーバ4及びゲートウェイ721は、送信要求を受信しない場合にも、第2ログ情報及び第3ログ情報をそれぞれ定期又は不定期に課金サーバ6に対して送信してもよい。
以上説明したように、課金サーバ6は、通信端末2による、コアネットワーク72を経由する第1通信と、MECサーバ4と通信端末2との間の第2通信とに、互いに異なる第1課金条件及び第2課金条件をそれぞれ適用して課金情報を生成する。このようにすることで、課金サーバ6は、MECの利用に対する料金を適切に決定することを可能とする。
すなわち、MECのための第2通信がモバイルネットワーク7に与える通信負荷は、コアネットワーク72を経由する第1通信による通信負荷よりも小さい。課金サーバ6は、第1通信と第2通信に異なる課金条件を適用可能とすることにより、通信端末2の契約ユーザにとって納得感のある料金設定を実現することができる。
また、課金サーバ6は、MECサーバ4による、コアネットワーク72を経由する第3通信に、第1課金条件及び第2課金条件とは異なる第3課金条件を適用して課金情報を生成する。このようにすることで、課金サーバ6は、第1通信及び第2通信に加えて、MECサーバ4による第3通信を含む適切な料金体系を契約ユーザに提供することを可能とする。
例えば、第2課金条件が契約ユーザにとって有利な条件に設定されたことによってMECサーバ4における第2トランザクションの回数が増加した場合、処理結果情報を送信する第3通信の通信量が増加して、契約ユーザが高額な通信料金を負担する可能性がある。課金サーバ6は、第3通信に関する第3課金条件を契約ユーザにとって有利な課金条件とし、契約ユーザの負担を抑えた料金設定を実現することを可能とする。
なお、上述した説明では、第1課金条件は、第1通信及び第1トランザクションの両方に関するものとしたが、第1課金条件は、第1通信及び第1トランザクションの何れか一方に関するものでもよい。この場合、S311において、課金サーバ6は、第1通信に関する課金額又は第1トランザクションに関する課金額の何れか一方に通信端末2の識別情報を関連付けた情報を第1課金情報として生成する。
また、上述した説明では、第2課金条件は、第2通信及び第2トランザクションの両方に関するものとしたが、第2課金条件は、第2通信及び第2トランザクションの何れか一方に関するものでもよい。この場合、S311において、課金サーバ6は、第2通信に関する課金額又は第2トランザクションに関する課金額の何れか一方に通信端末2の識別情報を関連付けた情報を第2課金情報として生成する。
また、第1課金条件が第1通信のみに関するものである場合、課金サーバ6は、S303において第1ログ情報をコアサーバ3からではなくゲートウェイ721から取得してもよい。
また、上述した説明では、第1トランザクション及び第2トランザクションは、同種のサービスに関する処理であるものとしたが、第1トランザクション及び第2トランザクションは、互いに異なるサービスに関する処理でもよい。
また、上述した説明では、コアサーバ3及びMECサーバ4は、通信端末2からの処理要求に応じて第1トランザクション及び第2トランザクションをそれぞれ開始するものとしたが、これに限られない。例えば、契約ユーザによる操作に応じて、コアサーバ3及びMECサーバ4が、複数の通信端末2のそれぞれに対して所定の処理を実行させるための処理要求を送信してもよい。この場合において、コアサーバ3は、MECサーバ4に対して処理要求の送信を指示し、MECサーバ4がコアサーバ3からの指示に応じて処理要求を送信してもよい。このようにすることで、コアサーバ3が複数の通信端末2のそれぞれに対して処理要求を送信する場合よりも、モバイルネットワーク7に対する通信負荷を抑えることができる。また、このようにすることで、第1通信の通信量が抑えられるため、契約ユーザは、より安価にサービスを利用することができる。
当業者は、本発明の精神および範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。例えば、上述した各部の処理は、本発明の範囲において、適宜に異なる順序で実行されてもよい。また、上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。