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JP6922687B2 - 車両前部構造 - Google Patents
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JP6922687B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両上下方向に延びるフロントピラーインナがロッカアウタとロッカインナとの間に挟まれて配置される、車両前部構造に関する。
ロッカアウタとロッカインナとの車両前側端部における結合部は、車両の前面衝突(特に微小ラップ前面衝突)における評価指標の1つであるフロントドア開口形状を保持する性能への寄与度が高く、結合強度を向上できる構造が求められる。従来のロッカアウタとロッカインナとの車両前側端部における結合部は、生産技術要件の制約の中で、スポット溶接とアーク溶接を併用してきたが、近年、更なる車両質量低減をふまえた板金部品のハイテン材化に伴い、弱体部がロッカアウタとロッカインナとの車両前側端部における結合部となり、かかる結合部においても更なるロバスト性の高い構造が求められるようになってきている。
特開2011−136593号公報は、ロッカアウタとロッカインナとの間にフロントピラーインナの下端部が挟み込まれて溶接され、ロッカアウタの車両幅方向外側に意匠部材であるサイメンアウタが配置される、車両前部構造を開示している。
しかし、上記公報開示の車両前部構造には、つぎの問題点がある。
フロントピラーインナがロッカアウタとロッカインナの間から上方に延びて存在しているため、ロッカアウタとロッカインナをスポット溶接する際に、フロントピラーインナが邪魔になりスポット溶接時に用いるスポットガンが届かず、スポット溶接できない場所が発生するおそれがある。
スポットガンが届かずスポット溶接できない場所を、スポット溶接ではなくボルト・ナットを用いて結合することが考えられる。しかし、サイメンアウタがロッカアウタの車両幅方向外側に配置されている状態ではボルトを車両幅方向外側から締め付けることができないため、ウエルドナットをロッカアウタに固定しておきボルトを車両幅方向内側から締め付ける必要があるが、ロッカアウタがハイテン材の場合、ウエルドナットがロッカアウタに溶け込み難くウエルドナットとロッカアウタとの固定が困難である。
特開2011−136593号公報
本発明の目的は、ロッカアウタがハイテン材であっても、ウエルドナットをロッカアウタに固定することができる、車両前部構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両前後方向に延びるロッカアウタおよびロッカインナがハイテン材で構成されており、
車両上下方向に延びるフロントピラーインナが前記ロッカアウタと前記ロッカインナとの間に挟まれて配置され、サイメンアウタが前記ロッカアウタの車両幅方向外側に配置されており、
前記ロッカアウタの上フランジ部には、ウエルドナットが固定されたブラケットが接合されており、
ボルトが、車両幅方向内側から前記ロッカインナの上フランジ部、前記フロントピラーインナおよび前記ロッカアウタの上フランジ部にそれぞれ設けられる孔に挿入されて前記ウエルドナットに螺合されることで、前記ロッカアウタの上フランジ部と前記ロッカインナの上フランジ部とがボルト結合されている、車両前部構造。
(2) 前記ボルト結合される箇所は、車両前後方向に複数設けられている、(1)記載の車両前部構造。
(3) 前記ロッカアウタの上フランジ部と前記ブラケットとは、スポット溶接にて接合されている、(1)または(2)記載の車両前部構造。
(4) 前記スポット溶接される箇所は、複数設けられている、(3)記載の車両前部構造。
(5) 前記ボルト結合される箇所は、車両前後方向に複数設けられており、前記ボルト結合される箇所の間の上方位置に前記ロッカアウタの上フランジ部と前記ブラケットとがスポット溶接される箇所がある、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の車両前部構造。
(6) 前記ブラケットの溶融温度は、前記ロッカアウタと前記ウエルドナットのそれらの中間とされている、(1)〜(5)のいずれか1つに記載の車両前部構造。
上記(1)〜(6)の車両前部構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
ウエルドナットをロッカアウタに直接固定させずにブラケットを介して固定しているため、ウエルドナットをロッカアウタに直接溶接する必要がなくなる。そのため、ロッカアウタがハイテン材で構成される場合であっても、ブラケットの引っ張り強さおよび溶融温度をロッカアウタとウエルドナットのそれらの中間にしておくことで、ウエルドナットとブラケットとの溶接、ブラケットとロッカアウタとの溶接の両方が可能になり、ウエルドナットをロッカアウタに固定できる。
その結果、サイメンアウタがロッカアウタの車両幅方向外側に配置されている状態において、ロッカアウタに固定されたウエルドナットにボルトを車両幅方向内側から締め付けることが可能になる。
よって、フロントピラーインナが邪魔になりスポットガンが届かずスポット溶接できない場所であっても、ロッカアウタの上フランジ部とロッカインナの上フランジ部とがボルト結合されることが可能になり、ロッカアウタとロッカインナとの結合強度を向上できる。
上記(2)の車両前部構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
ボルト結合される箇所が複数設けられているため、ボルト結合される箇所が1か所のみの場合に比べて、数が増えるだけでなく相対回転を抑制できることにより、ロッカアウタの上フランジ部とロッカインナの上フランジ部との結合強度を向上させることができる。また、ボルト結合される箇所が車両前後方向に複数設けられているため、ボルト結合される箇所が上下方向に複数設けられる場合に比べて、車両前後方向に延びるロッカアウタとロッカインナとの結合強度を高める点において有利である。
上記(3)の車両前部構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
ロッカアウタの上フランジ部とブラケットとがスポット溶接にて接合されているため、ウエルドナットが取付けられたブラケットが、ロッカアウタとロッカインナとをボルト締結する前にロッカアウタから外れて脱落してしまうことを抑制できる。
また、ロッカアウタの上フランジ部とブラケットとの溶接がスポット溶接であるため、ロッカアウタの上フランジ部とブラケットとを効率よく溶接することができる。
上記(4)の車両前部構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
ロッカアウタとブラケットとのスポット溶接される箇所が、複数設けられているため、スポット溶接される箇所が1か所のみの場合に比べて、数が増えるだけでなく相対回転を抑制できることにより、ロッカアウタとブラケットとの接合強度を向上させることができる。
上記(5)の車両前部構造によれば、上記(2)の車両前部構造によって得られる効果を得ることができるだけでなく、つぎの効果をさらに得ることができる。
ボルト結合される箇所の間の上方位置にロッカアウタの上フランジ部とブラケットとがスポット溶接される箇所があるため、ボルト結合箇所およびボルト結合箇所の車両前後方向外側にあるロッカアウタとロッカインナとのスポット溶接個所(フロントピラーインナが設けられていてもスポットガンが届きスポット溶接が可能な場所で行われるスポット溶接)を避けて、ロッカアウタの上フランジ部とブラケットとを溶接できる。
本発明実施例の車両前部構造における、ロッカアウタとその近傍を車両幅方向外側から見たときの斜視図である。 本発明実施例の車両前部構造における、ロッカインナとその近傍を車両幅方向内側から見たときの斜視図である。 本発明実施例の車両前部構造の、図1のA−A線部位における断面図である。なお、図面の明瞭化のために、ボルト・ナットは概略表示されており断面表示は省略されている。
以下に、図面を参照して、本発明実施例の車両前部構造10を説明する。なお、図中UPは上方を示し、FRは車両前方を示し、OUTは車両幅方向外側を示す。なお、以下、特に説明する場合を除き、上下、前後の各方向は、それぞれ、車両の上下、前後の各方向を表すものとする。
本発明実施例の車両前部構造10は、図3に示すように、ロッカアウタ20と、ロッカインナ30と、フロントピラーインナ40と、サイメンアウタ50と、ブラケット60と、ウエルドナット70と、ボルト80と、を有する。
ロッカアウタ20とロッカインナ30は、車両の幅方向各端部の下部で前後方向に延びて設けられる骨格部材であるロッカRの構成部品である。ロッカアウタ20とロッカインナ30は、厚さが1.2mm程度の板状部品である。ロッカアウタ20とロッカインナ30は、いずれもハイテン材(超ハイテン材を含む)で構成されており、たとえば引っ張り強さが1180Mpaの超ハイテン材である溶融亜鉛メッキ鋼板製である。なお、ハイテン材とは、高張力鋼板のことであり、超ハイテン材とは、超高張力鋼板のことである。ロッカアウタ20とロッカインナ30がハイテン材で構成されているため、車両の軽量化を図ることができるだけでなく、ロッカRの高強度化を図ることができる。
ロッカアウタ20は、前後方向と直交する断面形状が、車両幅方向内側に開放するハット形状となっている。ロッカアウタ20は、上フランジ部21と、下フランジ部22と、上フランジ部21と下フランジ部22との間で車両幅方向外側に膨出する膨出部23と、を有する。膨出部23は、上フランジ部21の下端部から屈曲して車両幅方向外側に延びる上壁23aと、上壁23aの車両幅方向外側端部から屈曲して下方に延びる側壁23bと、側壁23bの下端部から屈曲して車両幅方向内側に延びる下壁23cと、を有する。なお、本発明における「屈曲」は、折れ線ができるように急激な角度変化をもって折り曲げられる場合だけでなく、折れ線ができないように折り曲げられる「湾曲」も含む。下壁23cの車両幅方向内側端部は、下フランジ部22の上端部に接続している。
ロッカアウタ20には、ロッカアウタ20の剛性を高めるために、ロッカアウタリインフォースメント24が設けられていてもよい。ロッカアウタリインフォースメント24は、膨出部23の上壁23aと側壁23bに跨って設けられており、膨出部23の上壁23aと側壁23bに接合されている。
ロッカインナ30は、前後方向と直交する断面形状が、車両幅方向外側に開放するハット形状となっている。ロッカインナ30は、上フランジ部31と、下フランジ部32と、上フランジ部31と下フランジ部32との間で車両幅方向内側に膨出する膨出部33と、を有する。膨出部33は、上フランジ部31の下端部から屈曲して車両幅方向内側に延びる上壁33aと、上壁33aの車両幅方向内側端部から屈曲して下方に延びる側壁33bと、側壁33bの下端部から屈曲して車両幅方向外側に延びる下壁33cと、を有する。下壁33cの車両幅方向外側端部は、下フランジ部32の上端部に接続している。
ロッカインナ30には、ロッカインナ30の剛性を高めるために、ロッカインナリインフォースメント34が設けられていてもよい。ロッカインナリインフォースメント34は、膨出部33の上壁33aと側壁33bに跨って設けられており、膨出部33の上壁33aと側壁33bに接合されている。
図1、図2に示すように、ロッカインナ30の上フランジ部31とロッカアウタ20の上フランジ部21とが互いにスポット溶接にて接合されている。また、ロッカインナ30の下フランジ部32とロッカアウタ20の下フランジ部22とが互いにスポット溶接にて接合されている。よって、ロッカRに矩形または六角形の横断面形状の閉断面部90が形成されている。なお、図1、図2における符号120は、ロッカアウタ20とロッカインナ30の両上フランジ部21,31のスポット溶接箇所を示している。
フロントピラーインナ40は、厚みが0.9mm程度の板状部品である。フロントピラーインナ40は、たとえば引っ張り強さが440Mpaのハイテン材である溶融亜鉛メッキ鋼板製である。フロントピラーインナ40は、上下方向に延びて設けられている。フロントピラーインナ40は、ロッカRの前端部とその近傍から上方に向かって延びて設けられている。フロントピラーインナ40の後方でロッカRの上方には、図示略のフロントドアが配置されるドア開口130が存在している。フロントピラーインナ40の前後方向中間部には、ロッカRより上方位置でフロントピラーインナ40を車両幅方向に貫通する貫通孔43が形成されている。
フロントピラーインナ40は、図3に示すように、フロンピラーインナ40の下端部でありロッカアウタ20とロッカインナ30の両下フランジ部22、32に挟まれる位置にある下側挟持部41で両下フランジ部22,32に接合されており、ロッカアウタ20とロッカインナ30の両上フランジ部21、31に挟まれる位置にある上側挟持部42で両上フランジ部21,31に接合されている。
ロッカアウタ20とフロントピラーインナ40の車両幅方向外側には、フロントピラーアウタ100が設けられている。フロントピラーアウタ100はロッカアウタ20の膨出部23の側壁23bと下壁23cに沿って延びる下部101と、下部101より上方の上部102と、を有する。フロントピラーアウタ100は、下部101にてロッカアウタ20の膨出部23の側壁23bおよび/または下壁23cに接合されている。また、フロントピラーアウタ100は、上部102に、フロントピラーインナ40およびサイメンアウタ50に挟まれる挟持部102aを有しており、挟持部102aにてフロントピラーインナ40とサイメンアウタ50に接合されている。フロントピラーアウタ100の上部102には、フロントピラーアウタ100の剛性を高めるためにフロントピラーアウタリインフォースメント103が設けられていてもよい。
サイメンアウタ50は、車両の外板であり、意匠部材である。サイメンアウタ50は、ロッカアウタ20およびフロントピラーアウタ100の車両幅方向外側に配置されている。サイメンアウタ50は、下端部51でフロントピラーアウタ100の下部101に接合されており、上下方向中間部52でフロントピラーアウタ100の挟持部102aと接合されている。
ブラケット60は、厚さが1mm程度の板状部品であり、一部品構成である。ブラケット60は、ロッカアウタ20とは別部品である。ブラケット60は、引っ張り強さおよび溶融温度において、ロッカアウタ20とウエルドナット70の中間の性質を有している。ブラケット60は、たとえば引っ張り強さが270Mpaである冷間圧延鋼板製である。ブラケット60は、ロッカアウタ20の上フランジ部21に車両幅方向外側から接合されている。図1に示すように、ブラケット60は、前後方向で、フロントピラーインナ40の貫通孔43とドア開口130の間に配置されている。なお、このブラケット60が配置される場所は、フロントピラーインナ40が邪魔になりスポットガン(図示略)が届かずロッカアウタ20とロッカインナ30の両上フランジ部21,31同士のスポット溶接ができない場所である。
ブラケット60の車両幅方向外側面61には、ウエルドナット70が接合されている。ウエルドナット70は、たとえば、プロジェクション溶接等でウエルドナット70に形成された突起(図示略)を圧潰して溶接することで、ブラケット60に接合される。ウエルドナット70は、複数設けられており、図示例では、前後方向に間隔をおいて2個設けられる場合を示している。
ブラケット60は、ウエルドナット70が接合された状態で、ロッカアウタ20の上フランジ部21に、スポット溶接にて接合されている。なお、図1における符号140は、ブラケット60とロッカアウタ20の上フランジ部21とのスポット溶接箇所を示している。スポット溶接箇所140は、複数設けられている。なお、図示例では、スポット溶接箇所140は、複数のウエルドナット70より後方となる位置と、複数のウエルドナット70の間の上方位置と、の2か所設けられている。
ボルト80は、図3に示すように、車両幅方向内側からロッカインナ30の上フランジ部31、フロントピラーインナ40およびロッカアウタ20の上フランジ部21にそれぞれ設けられる孔31a、40a、21aに挿入されてウエルドナット70に螺合されている。このため、ロッカアウタ20とロッカインナ30の両上フランジ部21、31がボルト結合される。
ボルト80を用いた結合は、車両溶接完成状態で行われる。すなわち、ボルト80を用いた結合は、ロッカアウタ20、ロッカインナ30、フロントピラーインナ40、サイメンアウタ50、ブラケット60、ウエルドナット70およびフロントピラーアウタ100のすべてが溶接された後に、行われる。
ボルト80を用いて結合される箇所150は、ウエルドナット70が設けられる位置と同じであり、図1、図2に示すように前後方向に複数(図示例では2個)設けられている。ボルト80は、頭部81と軸部82を有している。頭部81とロッカインナ30の上フランジ部31との間には、ボルト80と一体または別体のワッシャ83が配置されている。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(A)本発明実施例では、ウエルドナット70をロッカアウタ20に直接固定させずにブラケット60を介して固定しているため、ウエルドナット70をロッカアウタ20に直接溶接する必要がなくなる。そのため、ロッカアウタ20がハイテン材で構成される場合であっても、ブラケット60の引っ張り強さおよび溶融温度をロッカアウタ20とウエルドナット70のそれらの中間にしておくことで、ウエルドナット70とブラケット60との溶接、ブラケット60とロッカアウタ20との溶接の両方が可能になり、ウエルドナット70をロッカアウタ20に固定できる。
その結果、サイメンアウタ50がロッカアウタ20の車両幅方向外側に配置されておりボルト80を車両幅方向外側から締め付けることができない状態において、ロッカアウタ20に固定されたウエルドナット70にボルト80を車両幅方向内側から締め付けることが可能になる。
したがって、フロントピラーインナ40が邪魔になりスポットガンが届かずスポット溶接できない場所であっても、ロッカアウタ20とロッカインナ30の両上フランジ部21,31同士がボルト結合されることが可能になり、ロッカアウタ20とロッカインナ30との結合強度を向上できる。
(B)ボルト結合される箇所150が複数設けられているため、ボルト結合される箇所150が1か所のみの場合に比べて、数が増えるだけでなく相対回転を抑制できることにより、ロッカアウタ20の上フランジ部21とロッカインナ30の上フランジ部31との結合強度を向上させることができる。また、ボルト結合される箇所150が車両前後方向に複数設けられているため、ボルト結合される箇所150が上下方向に複数設けられる場合に比べて、車両前後方向に延びるロッカアウタ20とロッカインナ30との結合強度を高める点において有利である。
(C)ロッカアウタ20の上フランジ部21とブラケット60とがスポット溶接にて接合されているため、ウエルドナット70が取付けられたブラケット60が、ロッカアウタ20とロッカインナ30とをボルト締結する前にロッカアウタ20から外れて脱落してしまうことを抑制できる。
(D)ロッカアウタ20の上フランジ部21とブラケット60との溶接がスポット溶接であるため、ロッカアウタ20の上フランジ部21とブラケット60とを効率よく溶接することができる。
(E)ロッカアウタ20とブラケット60とのスポット溶接される箇所140が、複数設けられているため、スポット溶接される箇所140が1か所のみの場合に比べて、数が増えるだけでなく相対回転を抑制できることにより、ロッカアウタ20とブラケット60との接合強度を向上させることができる。
(F)前後方向に隣り合うボルト結合箇所150の間の上方位置にロッカアウタ20の上フランジ部21とブラケット60とのスポット溶接箇所140があるため、ボルト結合箇所150およびボルト結合箇所150の車両前後方向外側にあるロッカアウタ20とロッカインナ30とのスポット溶接個所120(フロントピラーインナ40が設けられていてもスポットガンがドア開口130または貫通孔43を通して届きスポット溶接が可能な場所で行われるスポット溶接)を避けて、ロッカアウタ20の上フランジ部21とブラケット60とを溶接できる。
(G)本発明では、スポットガンが届かずスポット溶接できない場所を、ボルト・ナットを用いて結合しているため、ロッカアウタ20とロッカインナ30の両上フランジ21,31同士をレーザ溶接(いわゆるLSW(レーザースクリューウェルディング))する場合に比べて、設備費を著しく安価にすることができる。
10 車両前部構造
20 ロッカアウタ
21 ロッカアウタの上フランジ部
21a ロッカアウタの上フランジ部に設けられる孔
22 ロッカアウタの下フランジ部
23 ロッカアウタの膨出部
30 ロッカインナ
31 ロッカインナの上フランジ部
31a ロッカインナの上フランジ部に設けられる孔
32 ロッカインナの下フランジ部
33 ロッカインナの膨出部
40 フロントピラーインナ
40a フロントピラーインナに設けられる孔
43 貫通孔
50 サイメンアウタ
60 ブラケット
70 ウエルドナット
80 ボルト
90 閉断面部
100 フロントピラーアウタ
120 ロッカアウタとロッカインナの両上フランジ部のスポット溶接箇所
130 ドア開口
140 ブラケットとロッカアウタの上フランジ部とのスポット溶接箇所
150 ボルト結合箇所
R ロッカ

Claims (6)

  1. 車両前後方向に延びるロッカアウタおよびロッカインナがハイテン材で構成されており、
    車両上下方向に延びるフロントピラーインナが前記ロッカアウタと前記ロッカインナとの間に挟まれて配置され、サイメンアウタが前記ロッカアウタの車両幅方向外側に配置されており、
    前記ロッカアウタの上フランジ部には、ウエルドナットが固定されたブラケットが接合されており、
    ボルトが、車両幅方向内側から前記ロッカインナの上フランジ部、前記フロントピラーインナおよび前記ロッカアウタの上フランジ部にそれぞれ設けられる孔に挿入されて前記ウエルドナットに螺合されることで、前記ロッカアウタの上フランジ部と前記ロッカインナの上フランジ部とがボルト結合されている、車両前部構造。
  2. 前記ボルト結合される箇所は、車両前後方向に複数設けられている、請求項1記載の車両前部構造。
  3. 前記ロッカアウタの上フランジ部と前記ブラケットとは、スポット溶接にて接合されている、請求項1または請求項2記載の車両前部構造。
  4. 前記スポット溶接される箇所は、複数設けられている、請求項3記載の車両前部構造。
  5. 前記ボルト結合される箇所は、車両前後方向に複数設けられており、前記ボルト結合される箇所の間の上方位置に前記ロッカアウタのフランジ部と前記ブラケットとがスポット溶接される箇所がある、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両前部構造。
  6. 前記ブラケットの溶融温度は、前記ロッカアウタと前記ウエルドナットのそれらの中間とされている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の車両前部構造。
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