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JP6924029B2 - 液晶プロジェクター - Google Patents
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JP6924029B2 - 液晶プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、強誘電性液晶パネルを使用しフィールドシーケンシャルカラー方式により画像投影を行う液晶プロジェクターに関する。
1つの画像を、色彩に基づいて、赤画像、緑画像及び青画像に分割し、分割した画像を高速で時分割表示を行い、当該1つの画像を再構成するフィールドシーケンシャルカラー方式(以下「FSC方式」と呼ぶことがある)が知られている。このFSC方式のなかで、液晶パネルに時分割表示された赤、緑及び青画像をスクリーンに投影してフルカラー画像表示を行う液晶プロジェクターが提案されている(例えば特許文献1)。
そこで特許文献1の図5を図3に再掲示し、特許文献1に示されている液晶プロジェクター100について説明する。なお、図3では符号を変えている。図3は従来例として示す液晶プロジェクター100の概略図である。図3に示すように、液晶プロジェクター100は、小アークタイプCNT光源108、109、110、リフレクタ114、偏光ビームスプリッター115、反射型液晶パネル116、投影レンズ112からなる。
小アークタイプCNT光源108、109、110は、それぞれ赤、緑、青で発光する。リフレクタ114は、光を効率よく反射型液晶パネル116へ送り込む。偏光ビームスプリッター115は、光をP、S偏光に分離し、一方を透過し、他方を反射する。反射型液晶パネル116は、赤画像、緑画像、青画像が時分割で表示される。投影レンズ112は、反射型液晶パネル116上に描かれた画像をスクリーンに投影する。
液晶プロジェクター100では、反射型液晶パネル116が赤画像を表示しているとき、赤色発光する小アークタイプCNT光源108が点灯し、スクリーンに赤画像が投影される。同様に反射型液晶パネル116が緑画像(青画像)を表示しているとき、緑(青)発光する小アークタイプCNT光源109(110)が点灯し、スクリーンに緑(青)画像が投影される。なお()は読み換えを示す。FSC方式では、赤画像、緑画像、青画像を高速で切り換えることにより自然なフルカラー画像(1つの画像)が得られる。またフルカラー画像を連続的に切り換えることで動画表示が可能になる。
特開2002−40388号公報(図5)
前述のようにFSC方式の液晶プロジェクターでは、液晶パネルに表示する画像を高速で書き換えなければならない。高速で表示画像を書き換えられる液晶パネルとしては強誘電性液晶パネルが知られている(以下「FLCパネル」と呼ぶことがある)。このFLCパネルは、広く用いられているTN(ツイストネマチック)液晶パネルの10〜100倍程度の高速で画像を書き換えられる。
しかしながらFLCパネルは、いわゆる交流駆動のため、1つの画像を表示したら、同じ期間、逆符号の電圧を液晶に印加しなければならない。この逆符号の電圧を印加している期間は、当該画像が正常に表示されない。このためFSC方式を採用する液晶プロジェクターでは、この期間FLCパネルを照明しないようにしている。すなわち図3に示した
液晶プロジェクターにFLCパネルを適用すると、スクリーン上では表示期間と同じ長さの非表示期間が現れる。この非表示期間は、スクリーン上で、チラツキを起こしたり、カラーブレーク(動きのある画像のエッジに発生する色ノイズ)を目立たせたりする。とくにカラーブレークは動画表示において著しいことが知られている。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、強誘電性液晶パネルを使用しフィールドシーケンシャルカラー方式により画像投影するとき、簡単な構成でありながら動画表示に適した液晶プロジェクターを提供することを目的とする。
フィールドシーケンシャルカラー方式により強誘電性液晶パネルに表示された画像を投影する液晶プロジェクターにおいて、1つの画像を第1色、第2色及び第3色に基づいて第1画像、第2画像、第3画像に分解し、前記1つの画像を再構成する期間をフレーム期間としたとき、前記第1色で発光する第1光源と、前記第2色で発光する第2光源と、前記第3色で発光する第3光源と、第1強誘電性液晶パネルと、第2強誘電性液晶パネルとを備え、前記第1光源は、前記第1画像を投影する第1期間で点灯し、前記第2光源は、前記第2画像を投影する第2期間で点灯し、前記第3光源は、前記第3画像を投影する第3期間で点灯し、前記1つの画像を再構成する1フレーム期間は、2つの前記第1期間と1つの前記第2期間と1つの前記第3期間とからなり、前記第1期間において、前記第1光源の発光強度は、前記第2光源及び前記第3光源の発光強度の半分となるように制御される、液晶プロジェクターとする。
前記第1色は、緑色であっても良い。
本発明の液晶プロジェクターは、1つの画像を、第1色に対応する第1画像と、第2色に対応する第2画像と、第3色に対応する第3画像に分解し、FSC方式でスクリーン上に1つの画像を再構成する。ことのき、1フレーム期間が4つのフィールドから構成される。この4つのフィールドは、2つが第1画像を投影する第1期間であり、残りがそれぞれ第2画像を投影する第2期間と第3画像を投影する第3期間となる。例えば、スクリーンに、第2画像を投影してから第1画像を投影し、次に第3画像を投影してから再び第1画像を投影する。
また本発明の液晶プロジェクターは、一方の強誘電性液晶パネルが投影用の画像を表示しているとき、他方の強誘電性液晶パネルは、交流駆動の条件を満足させるため、投影しない画像を表示する。この一方と他方の関係をフィールドごとに入れ替えることにより、スクリーン上では非表示期間がなくなる。
すなわち、少ないフィールドで1フレーム期間を構成することでフレーム周波数の高速化を可能にできること、及びスクリーン上で非表示期間がなくなることにより、チラツキやモーションブレークが大幅に改善する。
以上のように、本発明の液晶プロジェクターは、強誘電性液晶パネルを使用しフィールドシーケンシャルカラー方式により画像投影するとき、簡単な構成でありながら良好な動画表示が可能になる。
本発明の第1実施形態として示す液晶プロジェクターの概略図である。 図1で示す液晶プロジェクターのタイミングチャートである。 従来技術として示す液晶プロジェクターの概略図である。 本発明の第2実施形態として示す液晶プロジェクターの概略図である。
以下、添付図1、2を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、()に特許請求の範囲で示す発明特定事項を記載する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態として示す液晶プロジェクター10の概略図である。なお、図中に光線L1、L2を書き加えている。液晶プロジェクター10は、緑色(第1色)で発光するLED11(第1光源)と、赤色(第2色)で発光するLED21(第2光源)と、青色(第3色)で発光するLED31(第3光源)と、緑画像(第1画像)を表示するFLCパネル14(第1強誘電性液晶パネル)と、赤画像(第2画像)及び青画像(第3画像)を表示するFLCパネル24(第2強誘電性液晶パネル)とを備えている。
LED11は反射鏡12内に配置されている。反射鏡12はLED11の発光を平行な光線L1とする。光線L1は、ビームスプリッター13(第1ビームスプリッター)で反射しFLCパネル14に達する。さらに光線L1はFLCパネル14で反射し、ビームスプリッター13を抜け、ダイクロイックプリズム15で反射し、投影レンズ16により図示していないスクリーンで結像する。
なお、ビームスプリッター13は、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過する。したがってFLCパネル14には光線L1の一方の偏光成分だけが到達する。FLCパネル14ではFLC層のリタデーションにより偏光状態が変わり他方の偏光成分が現れる。この他方の偏光成分がビームスプリッター13を透過しダイクロイックプリズム15に達する。ダイクロイックプリズム15は、LED11の発光色である緑を反射し、それ以外の色を透過する。すなわち、FLCパネル14における他方の偏光成分の分布が、緑画像を表示していることに相当する。緑画像は、ビームスプリッター13越しに目視できる。
液晶プロジェクター10では、反射鏡12により平行な光線L1を得ている。しかしながらLED11として、その発光が前方(ビームスプリッター13側)にのみ出射するパッケージを採用する場合、平行な光線を得るのに反射鏡12ではなくレンズを使用すればよい。また、ダイクロイックプリズム15は、ダイクロイックミラーでも良い。
同様にLED21、31は反射鏡22内に配置されている。反射鏡22はLED21、31の発光を平行な光線L2とする。光線L2は、ビームスプリッター23(第2ビームスプリッター)で反射しFLCパネル24に達する。さらに光線L2はFLCパネル24で反射し、ビームスプリッター23を抜け、ダイクロイックプリズム15を透過し、投影レンズ16により図示していないスクリーンで結像する。
なお、ビームスプリッター23は、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過する。したがってFLCパネル24には光線L2の一方の偏光成分だけが到達する。FLCパネル24でもFLC層のリタデーションにより偏光状態が変わり他方の偏光成分が現れる。この他方の偏光成分がビームスプリッター23を透過しダイクロイックプリズム15に達する。ダイクロイックプリズム15は、LED21、31の発光色である青、赤を透過し、それ以外の色を反射する。すなわち、FLCパネル14と同様に、FLCパネル24における他方の偏光成分の分布が、赤画像又は青画像に相当する。
反射鏡22は、LED21、31が前方(ビームスプリッター23側)にのみ出射するパッケージであればレンズに置き換えられる。また、LED21、31は、反射鏡22(又はレンズ)の焦点近傍に配置しなければならないので、赤色と青色の発光が切り換えられる1つのパッケージとしても良い。
FLCパネル14、24は、いわゆるLCOS(Liquid Crystal on
Silicon)の液晶層に強誘電液晶(FLC)を採用したものである。LCOSはSi基板上に表示領域と回路領域を備えている。表示領域には、マトリクス状に配列した反射電極(画素)と、各反射電極に接続するスイッチ素子とが備えられ、液晶層と透明なガラスが積層している。スイッチ素子は、各反射電極が保持している電圧を書き換えるとき導通する。回路領域には画像メモリ、タイミング制御回路、レベルシフタなどが含まれる。
コントローラ17は、1つの画像から、緑成分だけの緑画像、赤成分だけの赤画像、青成分だけの青画像を生成し、緑画像のデータをFLCパネル14、赤画像のデータ及び青画像のデータをFLCパネル24に送る。さらにコントローラ17は、FLCパネル14、24の表示タイミングを制御するとともに、このタイミングに同期してLED11、21、31を点灯制御する。
図2は、液晶プロジェクター10のタイミングチャートである。図2(a)はFLCパネル24、図2(b)はFLCパネル14の表示状態を示している。図2においてR1+、G1+、B1+は、それぞれ1つの画像に対し赤画像、緑画像、青画像を表示する期間を示している。R1―、G1―、B1−は、交流駆動の条件を満たすため、期間R1+、G1+、B1+の後に同じ時間で、逆極性の電圧を印加する期間である。なお逆極性の電圧とは、各画素において絶対値が等しく正負が逆になっているものをいう。数字の部分が異なる期間は、その数字が示す他の1つの画像を構成する赤(緑又は青)画像を表示する期間(又はその逆極性の電圧を印加する期間)である。
前述のようにFSC方式では、1つの画像(フレーム)を色に基づいて分解した赤画像(赤のフィールド)、緑画像(緑のフィールド)、青画像(青のフィールド)を時系列表示し、1つの画像を再構成する。図2では、Aで示した1フレーム期間は、順に、赤画像を投影する期間(第2期間)、緑画像を投影する期間(第1期間)、青画像を投影する期間(第3期間)、緑画像を投影する期間(第1期間)から構成される。すなわち、第2、1、3、1期間ではそれぞれLED21、11、31、11(図1参照)が点灯する。このときスクリーン上には、赤画像、緑画像、青画像、緑画像が時系列で投影され、1フレ
ーム期間で1つの画像が再構成される。つまり、図2に示される駆動方法では、1フレームが4フィールドで構成され、1フレーム内に2回緑画像を表示する期間(第1期間)が存在する。
フレーム期間Aの最初のフィールドB1では、FLCパネル24に赤画像が表示されたら赤色発光するLED21を点灯させる。なおフィールドB1においてFLCパネル14には、0で示される他の1つの画像を構成する緑画像の逆極性電圧が印加されている。
第2番目のフィールドB2では、FLCパネル14に緑画像が表示されたら緑色発光するLED11を点灯させる。なおフィールドB2においてFLCパネル24には、1つの画像を構成する赤画像の逆極性電圧が印加されている。フレーム期間A中に緑画像の表示期間G1+が2回存在するので、LED11の発光強度はLED21の発光強度の半分にする。
第3番目のフィールドB3では、FLCパネル24に青画像が表示されたら青色発光するLED31を点灯させる。なおフィールドB3においてFLCパネル14には、1つの画像を構成する緑画像の逆極性電圧が印加されている。
最後のフィールドB4では、FLCパネル14に緑画像が表示されたら緑色発光するLED11を点灯させる。なお、フィールドB4においてFLCパネル24には、1つの画像を構成する青画像の逆極性電圧が印加されている。また、フィールドB2と同様に、フレーム期間A中に緑画像の表示期間G1+が2回存在するので、LED11の発光強度はLED21、31の発光強度の半分にする。
なお、フレーム期間Aにおいて第1、2、3期間の配列は上記のものに限られない。例えば、フレーム期間AにおいてFLCパネル14、24の表示期間をそれぞれ、
R1+、R1−、B1−、B1+、

G1−、G1+、G1+、G1−、
としても良い。
また、非表示期間を無くすだけであれば、2枚のFLCパネルを準備し、1フレーム期間を偶数フィールドで構成すれば良い。例えば、1フレーム期間を6フィールドで構成するとき、FLCパネル14、24の表示期間をそれぞれ、
R1+、R1−、G1+、G1−、B1+、B1−、
と、
R1−、R1+、G1−、G1+、B1−、B1+、
とすることが考えられる。しかしながらこのようなフィールド構成ではフレーム期間が長くなるためチラツキやカラーブレークが目立つようになる。また、図1を参照すると、反射鏡12、22内にそれぞれ赤色、緑色、青色で発光するLEDを備えなければならず、部品構成が複雑化する。
以上のようにして液晶プロジェクター10は、スクリーン上に、フィールドB1で赤画像、フィールドB2で緑赤画像、フィールドB3で青画像、フィールドB4で緑画像を投影し、1つの画像を再構成している。すなわち液晶プロジェクター10は、スクリーン上で非表示期間がなくなるとともに、フレーム期間Aを短くできている。この結果、投影画像は、チラツキやカラーブレークが目立たなくなる。
なお、FLCパネル14、24の各画素が保持する電圧を書き換える期間は、1つのフィールドの最初の部分に割り当てられる。この期間は、1つのフィールドの中で短時間で
あるが表示ノイズを発生する。液晶プロジェクター10は、このノイズを目立たせないため、書き換えている期間、LED11、21、31を消灯している。
また、液晶プロジェクター10の作用効果を明確にするため、図3に示した液晶プロジェクター100と比較する。液晶プロジェクター100では、交流駆動を満足させるため1フレーム期間を6フィールドで構成しなければならない。これに対し液晶プロジェクター10は、1フレーム期間が4フィールドで構成される。このためフレーム周波数を高くできる。フレーム周波数を高くできれば、チラツキやカラーブレークが目立たなくなる。
また、液晶プロジェクター100では1フレーム期間の半分が非表示期間であったのに対し、液晶プロジェクター10ではスクリーン上で非表示期間がない。このため液晶プロジェクター10では、液晶プロジェクター100にくらべ、点灯時のLED21、31の明るさを2/3にできる。すなわち、LED21等の要求仕様を緩めることが可能になる。
さらに液晶プロジェクター10では、1つのフレーム期間A内に緑画像を表示するフィールドが2回現れる(フィールドB2、B4)。この結果、緑色発光するLED11の発光強度は、赤、青色発光するLED21、31の発光強度の半分にできる。これは、赤、青色発光LED(LED21,31)に比べ発光効率が悪い緑色発光LED(LED11)に有利に働く。すなわち液晶プロジェクター10は、緑色発光LED(LED11)を有効活用できる。
また、液晶プロジェクター10ではFLCパネル14、24は反射型であった。本発明の液晶プロジェクターでは、FLCパネルを透過型としても良い。このとき第1〜3光源を背面照明、第1、2ビームスプリッターを偏光板にできるため構造が簡単になる。
(第2実施形態)
図1に示した液晶プロジェクター10は、偏光の処理及び光の合成にビームスプリッター13、14とダイクロイックプリズム15を使用していた。偏光の処理及び光の合成は、この構成に限られず、例えば1つのビームスプリッターだけでも実現できる。そこで、図4により、本発明の第2実施形態として、1つのビームスプリッター45で偏光の処理及び光の合成を行う液晶プロジェクター40を説明する。
図4は、液晶プロジェクター40の概略図である。なお、図中に光線L3、L4を書き加えている。液晶プロジェクター40は、緑画像(第1画像)を表示するFLCパネル43(第1強誘電性液晶パネル)と、赤画像(第2画像)及び青画像(第3画像)を表示するFLCパネル44(第2強誘電性液晶パネル)と、四角柱状のビームスプリッター45(第3ビームスプリッター)と、緑色(第1色)で発光するLED41g(第1光源)、赤色(第2色)で発光するLED41r(第2光源)及び青色(第3色)で発光するLED41b(第3光源)を含むRGB光源41と、投影レンズ16を備えている。
ビームスプリッター45の4つの側面(第1、第2、第3及び第4側面)には、それぞれFLCパネル43、FLCパネル44、RGB光源41及び投影レンズ46が対向して配置されている。RGB光源41は反射鏡の焦点位置に配置されている。ビームスプリッター45の側面(第3側面)とRGB光源42の間には、偏光板48とFLCパネル49(第3強誘電性液晶パネル)が配置されている。
反射鏡42はRGB光源41の発光を平行な光線L3、L4とする。偏光板48とFLCパネル49は、p波を出射させるか、s波を出射させるか、を切り替える。すなわち、FLCパネル49を出射した時点で、光線L3はp波(第1実施形態では一方の偏光と呼
んでいた)、光線L4はs波(第1実施形態では他方の偏光と呼んでいた)である。光線L3は、ビームスプリッター45を透過しFLCパネル43に達する。さらに光線L3は、FLCパネル43とビームスプリッター45で反射し、投影レンズ46により図示していないスクリーンで結像する。光線L4は、ビームスプリッター45をで反射しFLCパネル44に達する。さらに光線L4は、FLCパネル44で反射してから、ビームスプリッター45を透過し、投影レンズ46により図示していないスクリーンで結像する。
FLCパネル49が、p波を出射させるか、s波を出射させるか、を切り替える手法は、以下の通りとなる。なお、FLCパネル49は、ベタ電極を備える2枚のガラス板の間に強誘電性液晶を挟持したものである。また偏光板48からFLCパネル49にp波が入射するものとして説明する。FLCパネル49で偏光をs−p変換するためには、FLCパネル49を位相差板として用いる。このためには強誘電液晶層の複屈折量を1/2λとする(λは媒質中の光の波長)。具体的には現状入手可能な液晶材料においてセルギャップを1.4μm程度にする。さらにFLCパネル49に入射させる直線偏光(p波)が液晶分子に対して垂直又は平行となるようにする。さらに強誘電電液晶層に電圧を印加した時、液晶分子が45°スイッチングする構成とする。このようにすると電圧無印加時にはFLCパネル45からp波が出射し、電圧印加時にはs波が出射する。
ビームスプリッター45は、p波を透過し、s波を反射する。したがってFLCパネル43に到達する光線L3はp波となる。FLCパネル43ではFLC層のリタデーションにより偏光状態が変わりs波が現れる。このs波成分がビームスプリッター45で反射し、投影レンズ46を経てスクリーンに達する。同様に、FLCパネル44に到達する光線L3はs波となる。FLCパネル44ではFLC層のリタデーションにより偏光状態が変わりp波が現れる。このp波成分がビームスプリッター45を透過し、投影レンズ46を経てスクリーンに達する。
液晶プロジェクター40では、反射鏡42により平行な光線L3、L4を得ている。しかしながらRGB光源41として、その発光が前方(ビームスプリッター45側)にのみ光を出射するパッケージを採用する場合、平行な光線を得るのに反射鏡42ではなくレンズを使用すればよい。
FLCパネル43,44は、図1に示した液晶プロジェクター10に含まれるFLCパネル14、24と同じものである。コントローラ47は、s−p変換のためFLCパネル49に電圧を印加したり、しなかったりする機能を備えている点を除き、液晶プロジェクター10に含まれるコントローラ17と同じものである。
図2により、液晶プロジェクター40の動作を説明する。すなわち図2を、液晶プロジェクター40のタイミングチャートとみなす。図2(a)はFLCパネル44、図2(b)はFLCパネル43の表示状態を示している。図2においてR1+等、A、B1~4は、プロジェクター10における期間と同じである。
フレーム期間Aの最初のフィールドB1では、FLCパネル44に赤画像が表示されたら赤色発光するLED41rを点灯させる。なおフィールドB1においてFLCパネル43には、0で示される他の1つの画像を構成する緑画像の逆極性電圧が印加されている。
第2番目のフィールドB2では、FLCパネル43に緑画像が表示されたら緑色発光するLED41gを点灯させる。なおフィールドB2においてFLCパネル44には、1つの画像を構成する赤画像の逆極性電圧が印加されている。フレーム期間A中に緑画像の表示期間G1+が2回存在するので、LED41gの発光強度はLED41rの発光強度の半分にする。
第3番目のフィールドB3では、FLCパネル44に青画像が表示されたら青色発光するLED41bを点灯させる。なおフィールドB3においてFLCパネル43には、1つの画像を構成する緑画像の逆極性電圧が印加されている。
最後のフィールドB4では、FLCパネル43に緑画像が表示されたら緑色発光するLED41gを点灯させる。なお、フィールドB4においてFLCパネル44には、1つの画像を構成する青画像の逆極性電圧が印加されている。また、フィールドB2と同様に、フレーム期間A中に緑画像の表示期間G1+が2回存在するので、LED41gの発光強度はLED41r、41bの発光強度の半分にする。
以上のように液晶プロジェクター40は、図1に示した液晶プロジェクター10に比べ、s−p変換を可能とする偏光板48及びFLCパネル49を用いたことにより、光学系を簡単化できた。
10、40…液晶プロジェクター、
11、41g…LED(第1光源)、
12、22、42…反射鏡、
13、23、45…ビームスプリッター(第1、第2、第3ビームスプリッター)、
14、43…FLCパネル(第1強誘電性液晶パネル)、
15…ダイクロイックプリズム、
16、46…投影レンズ、
17、47…コントローラ、
21、41r…LED(第2光源)、
24、44…FLCパネル(第2強誘電性液晶パネル)、
31、41b…LED(第3光源)、
41…RGB光源、
48…偏光板、
49…FLCパネル(第3強誘電性液晶パネル)
L1、L2、L3、L4…光線、
R1+…赤画像を表示する期間、
G1+…緑画像を表示する期間、
B1+…青画像を表示する期間、
R1−…赤画像表示に対し交流駆動の条件を満足させるための期間、
G1−…緑画像表示に対し交流駆動の条件を満足させるための期間、
B1−…青画像表示に対し交流駆動の条件を満足させるための期間、
A…フレーム期間、
B1…赤画像を投影するフィールド(第2期間)、
B2、B4…緑画像を投影するフィールド(第1期間)、
B3…青画像を投影するフィールド(第3期間)。

Claims (2)

  1. フィールドシーケンシャルカラー方式により強誘電性液晶パネルに表示された画像を投影する液晶プロジェクターにおいて、
    1つの画像を第1色、第2色及び第3色に基づいて第1画像、第2画像、第3画像に分解し、前記1つの画像を再構成する期間をフレーム期間としたとき、
    前記第1色で発光する第1光源と、
    前記第2色で発光する第2光源と、
    前記第3色で発光する第3光源と、
    第1強誘電性液晶パネルと、
    第2強誘電性液晶パネルとを備え、
    前記第1光源は、前記第1画像を投影する第1期間で点灯し、
    前記第2光源は、前記第2画像を投影する第2期間で点灯し、
    前記第3光源は、前記第3画像を投影する第3期間で点灯し、
    前記1つの画像を再構成する1フレーム期間は、2つの前記第1期間と1つの前記第2期間と1つの前記第3期間とからなり、
    前記第1期間において、前記第1光源の発光強度は、前記第2光源及び前記第3光源の発光強度の半分となるように制御される、
    ことを特徴とする液晶プロジェクター。
  2. 前記第1色は、緑色であることを特徴とする請求項1に記載の液晶プロジェクター。
JP2016252585A 2016-11-11 2016-12-27 液晶プロジェクター Expired - Fee Related JP6924029B2 (ja)

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