JP6924842B2 - 商品パッケージ - Google Patents
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Description
本開示は商品パッケージに関し、特に詳細には、1枚の透明板状部材から箱状に形成されて、内部に柱状の商品と、それとは別の商品とを収容する商品パッケージに関する。
従来、各種商品を収容する商品パッケージとして、例えば特許文献1および2に示されているように、1枚の板状部材を折り曲げて箱状に形成された商品パッケージが広く知られている。そのような商品パッケージにおいて、特に、収容された商品を外部から観察可能とするために、板状部材として透明プラスチック板等の透明板状部材を用いたものも知られている。
また、上述のように透明板状部材を用いた商品パッケージにおいて、特許文献1および2にも示されているように、内部に仕切りを設け、その仕切りを間に挟んで2つの商品を収容するようにした商品パッケージも公知となっている。なお、例えば化粧品を収容する商品パッケージ等にあっては、上記2つの商品が、一方は通常の販売用の主たる商品、他方はその主たる商品に関連する試供品等の商品、という組み合わせであることが多い。
ここで、試供品等の商品は、通常、主たる商品よりは小さいものである。また、そのような小さい商品は、細長い柱状の外形を有するものであることが多い。つまり、例えば化粧品の試供品等は、開口を備えて内部に化粧料を貯える有底円筒状の容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体とを備えて、全体として細長い円柱状に形成されることが多い。
上述したように、主たる商品と、それよりも小さい商品とを収容する箱状の商品パッケージは、当然、小さい方の商品だけを収容するには大き過ぎるものである。また、商品パッケージの小さい方の商品を収容する部分だけに着目してみても、一般に、縦、横、高さのうちのいくつかが、この商品のサイズに対して大き過ぎる場合が多い。つまり、箱状の商品パッケージの縦、横、高さのうちのいくつかは、主たる商品のサイズに合わせて定められることが多いからである。
以上の理由により、商品パッケージ内で試供品等の商品が、その外形に対して大き過ぎる空間に収容されていると、商品パッケージの輸送中に振動を受ける等により、商品が動くことがある。特にこの商品が細い柱状のものである場合は、一般に、そのような動きが生じやすい。こうして柱状の商品が動いてしまうと、以下のような問題を招くことがある。
すなわち、例えば商品出荷段階では、透明な商品パッケージ内で良く目立つように柱状の商品の向きや姿勢を整えておいても、輸送を経て商品パッケージが店頭等に置かれた段階では柱状の商品の向きや姿勢が変わってしまって、通常小さな柱状の商品が有ることが分かり難くなる。さらに、商品出荷段階で柱状の商品の向きや姿勢を、この商品に付いているラベルが良く見えるように設定しておいても、商品パッケージが店頭等に置かれた段階ではラベルが見え難くなって、柱状の商品が何であるかをユーザーが理解し難くなることもある。なお、勿論ながら、柱状の商品が動いてしまう事態は、輸送中の振動以外の原因によっても起こり得るものである。
上述のような問題を招かないように、商品パッケージ内に、柱状の商品の動きを規制する部材を別途設けておくことも考えられる。しかし、そのような部材を追加で設けると、商品パッケージの製造コストが明らかに高くなってしまう。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、1枚の透明板状部材から箱状に形成されて、内部に柱状の商品と、それとは別の商品とを収容する商品パッケージにおいて、大幅なコストアップを招くことなく、柱状の商品の動きを防止することを目的とする。
本発明による商品パッケージは、
1枚の板状部材を折り曲げることにより、前後左右の側板、前後いずれかの側板の上端に連設された蓋板、および底板が形成されてなる箱状の商品パッケージであって、内部に第1商品および、柱状の商品である第2商品を収容する商品パッケージにおいて、
左右いずれかの側板が、側板の上縁から内方に折り曲げられた第1の延長部を有し、
第1の延長部に、上記側板の上縁に対して略直交する方向に延びる折り曲げ線を基端として舌状に打ち抜かれ、この折り曲げ線から底板側に向かうように折り曲げられた打ち抜き部が形成され、
打ち抜き部が、第2商品の長さ方向の一端近傍部分を、該打ち抜き部に設けられた貫通孔に嵌挿させて該第2商品を、一端が底板から離れ他端が底板に接した斜め状態にして吊り掛け保持するようにされた、
ことを特徴とするものである。
1枚の板状部材を折り曲げることにより、前後左右の側板、前後いずれかの側板の上端に連設された蓋板、および底板が形成されてなる箱状の商品パッケージであって、内部に第1商品および、柱状の商品である第2商品を収容する商品パッケージにおいて、
左右いずれかの側板が、側板の上縁から内方に折り曲げられた第1の延長部を有し、
第1の延長部に、上記側板の上縁に対して略直交する方向に延びる折り曲げ線を基端として舌状に打ち抜かれ、この折り曲げ線から底板側に向かうように折り曲げられた打ち抜き部が形成され、
打ち抜き部が、第2商品の長さ方向の一端近傍部分を、該打ち抜き部に設けられた貫通孔に嵌挿させて該第2商品を、一端が底板から離れ他端が底板に接した斜め状態にして吊り掛け保持するようにされた、
ことを特徴とするものである。
上記の「斜め状態」とは、柱状の第2商品の長軸が底板と鋭角をなしている状態を指すものである。また、上記第1の延長部は、側板の全幅と同じ幅とされてもよいし、側板の全幅よりも短い幅とされてもよい。また、商品パッケージを構成する板状部材は、透明な部材であることが望ましい。さらに、底板の、第2商品の他端が接する箇所を含む一部分は、その他の底板部分より高く形成されてもよい。
本発明の商品パッケージにおいては、打ち抜き部に、上記貫通孔の周囲において該打ち抜き部の一部が折り曲げられて立ち上がり、第2商品の外周面に接して該第2商品の長軸周りの回転を規制する複数の凸部が設けられていることが望ましい。
上記複数の凸部のうち少なくとも1つは、第2商品に下方から接する位置に設けられていることがより望ましい。ここで、「下方から接する」とは、真下から接することに限らず、斜め下方から接する等、鉛直方向下向きに作用する重力を僅かでも受けるように接することを全て含むものとする。
また、本発明の商品パッケージにおいては、第1の延長部から上記側板の上縁と反対側に延長され、該上縁と略平行な折り曲げ線で折り曲げられて、第1商品と第2商品との間を底板側に延びる第2の延長部がさらに設けられていることが望ましい。
この第2の延長部は、第1の延長部の全幅と同じ幅とされてもよいし、第1の延長部の全幅よりも短い、あるいは長い幅とされてもよい。また、この第2の延長部は、先端が底板に当接する位置まで延びていることが望ましい。
さらに、上記打ち抜き部は、第1の延長部を有する側板と向かい合う側板と、吊り掛け保持されている第2商品との間に緊密に第1商品を配置可能とする位置に設けられていることが望ましい。
また、本発明の商品パッケージは、
開口を備えた有底円筒状の容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体とを有する第2商品を収容するように構成され、
打ち抜き部は、その貫通孔に上記蓋体の一部を嵌挿させる位置に設けられていることが望ましい。
開口を備えた有底円筒状の容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体とを有する第2商品を収容するように構成され、
打ち抜き部は、その貫通孔に上記蓋体の一部を嵌挿させる位置に設けられていることが望ましい。
上述のように第2商品を構成する容器本体は、内部に液体を貯えるものであることが望ましい。
また、本発明の商品パッケージは、
概略円柱状の全体形状を有する第2商品を収容するものとされ、
打ち抜き部に設けられた貫通孔が概略円形であることが望ましい。
概略円柱状の全体形状を有する第2商品を収容するものとされ、
打ち抜き部に設けられた貫通孔が概略円形であることが望ましい。
また、本発明の商品パッケージにおいては、第1の延長部の少なくとも一部が、第1商品に上方から接する位置まで延ばされていることが望ましい。
さらに本発明の商品パッケージは、
開口を備えた有底の容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体とを有する第1商品を収容するように構成され、
そして第1商品を、その蓋体が上側に位置する正立状態で底板の上に載置可能とされていることが望ましい。
開口を備えた有底の容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体とを有する第1商品を収容するように構成され、
そして第1商品を、その蓋体が上側に位置する正立状態で底板の上に載置可能とされていることが望ましい。
本発明の商品パッケージによれば、第1の延長部に形成された打ち抜き部の貫通孔に第2商品の一部を嵌挿させて、第2商品をこの打ち抜き部に吊り掛け保持できるように構成されているので、商品パッケージに振動が加わったりしても、第2商品が動くことを防止可能となる。そうであれば、商品パッケージ内で第2商品の向きや姿勢を良好に整えた状態を、振動が加わる輸送等を経てもそのまま維持できるようになる。
また上記打ち抜き部は、側板に続く第1の延長部の一部を打ち抜いて形成されるものであるから、打ち抜き部を形成しない場合と比べて、特に大きなコストアップを伴わずに形成可能である。そこで本発明の商品パッケージは、第2商品の動きを規制する部材を別途設ける場合と比べれば、大きなコストアップを招くことなく第2商品の動きを防止可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態による商品パッケージ1の斜視形状を示すものである。また図2は、この商品パッケージ1の展開図であり、図3および図4はそれぞれ、この商品パッケージ1が商品を収容している状態を示す平面図、右側面図である。また図5は、この商品パッケージ1の要部を示す斜視図である。なお、本実施形態の商品パッケージ1は透明な板状部材から形成されており、この板状部材に隠れた部分も見える状態になっている。そこで図1および図3〜5では、この板状部材越しに見える部分を実線で示している。ただし、本発明の商品パッケージは透明な板状部材に限らず、不透明な板状部材から形成されてもよい。
図1に示されるように本実施形態の商品パッケージ1は、前側板11、後側板12、左側板13、右側板14、蓋板15および底板16を有して、全体として箱状に形成されている。以上の各板11〜16は、1枚の透明な板状部材を図2に示す展開図のように打ち抜き、それを適宜の箇所で折り曲げることによって形成されている。なお図2では、板状部材の折り曲げ箇所を破線で示している。透明な板状部材としては、例えばポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等からなる透明プラスチック板(プラスチックシート)が好適に利用可能である。
図1に示す底板16は、図2に示す底板部分16A、16B、16Cおよび16Dを組み合わせて形成されたものである。これらの底板部分16A、16B、16Cおよび16Dはそれぞれ、後側板12、左側板13、前側板11および右側板14の下端に連設して設けられている。図2に示す底板部分16A、16Cには、それぞれ16L、16Mとして破線で示す折り曲げ線が形成される。これらの折り曲げ線16L、16Mは、底板部分を組み合わせる際に、組み合わせを容易にするために若干折り曲げられる部分である。
図2において、その他に破線で示す折り曲げ線は、基本的に、いわゆる山折り状に直角に折り曲げられる部分である。それらの折り曲げ部分は、完成した箱状の商品パッケージ1において角状の部分として現れる。ただし、後述する後延長部12aだけは、後側板12に対して直角ではなく、僅かの角度だけ折り曲げるようにしてもよく、また、特に折り曲げられなくてもよい。
底板部分16Aと底板部分16Bは、例えばそれぞれ接着箇所R1(図2では底板部分16Aの裏面に有る)と接着箇所Q1(図2では底板部分16Bの表面に有る)との間に接着層を配することにより、互いに接合される。一方、底板部分16Cと底板部分16Dも同様に、それぞれ接着箇所R2と接着箇所Q2との間に接着層を配することにより、互いに接合される。そのように接合された2つの部分が組み合わされて、底板16となる。また板状部材の前側板11、後側板12、左側板13および右側板14となる部分が折り曲げられて矩形の枠状とされた後、右側板14と後側板12の接合用延長部12bは、それぞれ接着箇所R3(図2では右側板14の表面に有る)と接着箇所Q3(図2では接合用延長部12bの裏面に有る)との間に接着層を配することにより、互いに接合される。
また、後側板12、左側板13、前側板11および右側板14の上端に連設して、それぞれ後延長部12a、左延長部13a、蓋板15および第1延長部14aが設けられている。蓋板15の先端には、さらに延長させて挿し込み部15Tが設けられている。第1延長部14aには、さらに第2延長部14bが設けられている。また第1延長部14aには、貫通孔14dを有する打ち抜き部14cが形成されている。
図2に展開形状を示す板状部材は、以上述べた折り曲げおよび接合を行うことにより、図1に外形を示す商品パッケージ1となる。すなわち、底板16の上で矩形の枠状となった後側板12、左側板13、前側板11および右側板14の上部開口を一部閉じるように、第1延長部14aおよび左延長部13aが内側に折り曲げられ、さらにその上に、内側に折り曲げられた蓋板15が配される。そして、蓋板15の先端で折り曲げられた挿し込み部15Tが、第1延長部14aおよび左延長部13aの各縁部と後側板12との間に挿し込まれる。それにより商品パッケージ1は、箱状をなす状態に組み立てられる。この状態では、底板16の上で枠状になっている側板11〜14の上部開口を、蓋板15が閉じている。なお図1では煩雑化を避けるために、左延長部13aは、後述する第1商品30と共に省略している。
上述のようにして商品パッケージ1を組み立てる際に、内部に第1商品30および第2商品40が収容される。第1商品30および第2商品40を収容した状態にある商品パッケージ1を上から見た状態と、右側面から見た状態を各々図3と図4に示す。これらの図3および図4に示される通り、第2商品40は第1延長部14aによって、斜め状態にして吊り掛け保持されている。また後側板12に連設された後延長部12aは、商品パッケージ1を展示棚に立てかけ保持するため、あるいはそこに設けた孔に展示用フックを通して商品パッケージ1を吊り下げ保持するため等に利用される。
なお、1枚の透明プラスチック板等の板状部材を折り曲げて形成される商品パッケージ1においては、板状部材が弾性を有するために側板11〜14や蓋板15等が湾曲し易く、さらに折り曲げ部も正確に直角には変形し難くなっている。そこで多くの場合は、商品パッケージ1の箱状部分を完全な直方体状に形成することは難しい。しかし図1、3および4等では、簡易的に、上記箱状部分を完全な直方体として示している。また、折り曲げ状態の説明に関しても、直角に折り曲がっていることが理想的である箇所については、正確に直角に折り曲がっていない場合も含めて、本開示では「直角」と表記することとする。
ここで図5を参照して、第1延長部14aについて詳しく説明する。第1延長部14aは、右側板14の上縁14Uを折り曲げ線として内方に、つまり左側板13側に向けて折り曲げられている。第1延長部14aには、概略円形の貫通孔14dを有する打ち抜き部14cが形成されている。この打ち抜き部14cは、右側板14の上縁14Uに対して略直交する方向に延びる折り曲げ線14Lを基端として、舌状に打ち抜かれたものである。そして打ち抜き部14cは、上記折り曲げ線14Lから底板16側に向かうように折り曲げられている。
さらに打ち抜き部14cには、貫通孔14dの周囲において該打ち抜き部14cの一部が折り曲げられて立ち上がった、複数の凸部14gが設けられている。本実施形態において、この凸部14gの数は一例として3つであり、そのうちの2つは貫通孔14dの高さ方向中央に近い高さ位置において、互いに離れた状態にして設けられている。また、残りの1つの凸部14gは、貫通孔14dの下端近傍位置に設けられている。
以下、図1に戻って説明を続ける。第1延長部14aには、さらに第2延長部14bが設けられている。この第2延長部14bは第1延長部14aから、右側板14の上縁14Uと反対側に延長されたものである。そしてこの第2延長部14bは、上記上縁14Uと略平行な折り曲げ線14Mで、下方つまり底板16側に折り曲げられている。この第2延長部14bは、先端14eが底板16に当接する位置まで延びている。
次に、この商品パッケージ1における商品の収容について説明する。図3に明示されるように商品パッケージ1内には、第1商品30と、第1商品30よりも体積が小さくて概略円柱状の全体形状を有する第2商品40とが収容される。これらの第1商品30および第2商品40は、一例として化粧品である。
ここで図6と図7にそれぞれ、第1商品30と第2商品40の形状を、分解した斜視状態で示す。図6に示される通り第1商品30は、比較的広口の開口31aを備えた有底円筒状の容器本体31と、この開口31aを閉じる蓋体32とを有するものである。容器本体31内には、例えばジェル状の化粧料33が貯えられている。一方、図7に示される通り第2商品40は、開口41aを備えた比較的小径の有底円筒状の容器本体41と、この開口41aを閉じる蓋体42とを有するものである。容器本体41内には、例えば液体の化粧料43が貯えられている。蓋体42も概略有底の円筒状とされている。そこで第2商品40は、容器本体41に蓋体42が装着された状態では、上述したように概略円柱状の全体外形を有するものとなる。
以下、図1、3および4に戻って説明を続ける。枠状とされた側板11〜14の上部開口を蓋板15によって閉じる前に、第1商品30が底板16の上に置かれる。一方第2商品40は、その蓋体42の部分が打ち抜き部14cの貫通孔14dに下方から入り込む状態とされる。次いで左延長部13aは、左側板13に対して略直角となるように内側に折り曲げられて、第1商品30の上に位置する状態とされる。また第1延長部14aも、右側板14に対して略直角となるように内側に折り曲げられる。その後、第1延長部14aおよび左延長部13aの各縁部と後側板12との間に蓋板15の挿し込み部15Tが挿し込まれ、枠状とされた側板11〜14の上部開口が蓋板15によって閉じられた状態とされる。
上述のように側板11〜14の上部開口が蓋板15によって閉じられた状態において、第1商品30は底板16の上に、蓋体32が上側に位置する正立状態で載置される。このとき第1商品30は、蓋体32が上から接する左延長部13aを介して、また同じく上から接する第1延長部14aを介して、蓋板15によって位置規制された状態になる。しかしそれに限らず、左延長部13aあるいは第1延長部14aと蓋体32の上面との間に、ある程度の隙間が生じるように、側板11〜14の高さが設定されても構わない。また、第1商品30の側面の前後は各々前側板11および後側板12によって位置規定され、第1商品30の側面の左右は各々左側板13および、打ち抜き部14cに吊り掛け保持されている第2商品40によって位置規定される。
上述のように、第1商品30の側面の左右を各々左側板13および第2商品40によって位置規定するため、つまり左側板13と第2商品40との間に略緊密に第1商品30を配置するためには、第1延長部14aにおける打ち抜き部14cの打ち抜き位置を適正位置に設定して、該打ち抜き部14cに吊り掛け保持される第2商品40の位置を適正に設定すればよい。
また、第1延長部14aから底板16側に延びる第2延長部14bは、底板16の上に載置された第1商品30と、打ち抜き部14cに吊り掛け保持された第2商品40との間に位置する。そこで、第1商品30の形状や大きさに対応させて、この第2延長部14bの位置を適正に定めることにより、該第2延長部14bによって第1商品30を位置規定することも可能である。
本実施形態において、第2延長部14bが第1延長部14aから延びる長さは、前述した通り、その先端14e(図1参照)が底板16に接する長さとされている。そのようになっていれば、商品パッケージ1の箱状部分を、該第2延長部14bによって補強する効果も得られる。
また本実施形態において第1延長部14aは、図3に明示される通り、第1商品30に(より詳しくはその蓋体32に)上方から接する位置まで延ばされている。つまり第1延長部14aは、第1商品30と蓋板15との間に挟まれた状態となっている。それにより、第1延長部14aが外部からの振動等によって、簡単に波打つように動いてしまうことが防止される。この点は、第1延長部14aに形成された打ち抜き部14cに保持された第2商品40の動きを防止する上で、有利なものとなる。
次に、第2商品40の保持について詳しく説明する。特に図1および図4に明示されるように第2商品40は、その長さ方向の一端(上端)が底板16から離れ、上記一端の近傍部分である蓋体42の一部が、打ち抜き部14cに設けられた貫通孔14dに嵌挿し、その他端である容器本体41の底部が底板16に接した斜め状態にして、打ち抜き部14cに吊り掛け保持されている。なお、打ち抜き部14cは本来平坦なものであるが、第2商品40の一部を貫通孔14dに嵌挿させると、一部が歪んだ状態となって第2商品40を受け入れる。図3および図4では打ち抜き部14cを、上述のように歪んだ状態で示している。
こうして第2商品40が打ち抜き部14cに保持されていれば、商品パッケージ1に振動が加わったりしても、また第2商品40がその外形形状に対してかなり広い空間内に配置されていても、この第2商品40が簡単に動いてしまうことを防止可能となる。そうであれば、商品パッケージ1内で第2商品40の向きや姿勢を良好に整えた状態を、振動が加わる輸送等を経てもそのまま維持できるようになる。ここで、第2商品40の向きや姿勢を良好に整えた状態とは、例えば容器本体41の外側面の一部に製品名が表記されていたり、あるいはラベルが貼られたりしている場合は、その一部が斜め上方を向いて、透明な商品パッケージ1越しにその表記やラベルがユーザーに良く視認され得る状態である。
本実施形態における第2商品40は、前述した通り、特に容器本体41に液体化粧料43を貯えるものである。このような第2商品40が動いてしまって、例えば底板16の上に横たわる状態になると、蓋体42が緩くなって容器本体41から液体化粧料43が漏れ出る事態も考えられる。しかし、上述のようにして第2商品40の動きが防止されれば、このような事態を招くことも防止される。
以上のように第2商品40の動きを防止する効果は、前述した3つの凸部14gが設けられていることにより、さらに確実に得られるようになっている。すなわちこれらの凸部14gは、概略円柱状である第2商品40の蓋体42の外周面を3箇所で押えている。そこで、第2商品40が円形の貫通孔14d内で長軸周りに回転したり、あるいはこの貫通孔14d内から抜け出てしまうことが防止される。この点からも、第2商品40の向きや姿勢を良好に整えた状態を、確実に維持できるようになる。
なお、3つの凸部14gによる上記の効果をより高めるためには、3つの凸部14gを基端から先端に向かってやや内向き(つまり概略円形の貫通孔14dの中心軸に近付く方向)に形成し、透明プラスチック板等からなる該凸部14gの弾性を利用して、凸部14gが蓋体42の外周面に圧接するようにしておくのが望ましい。ただし、そのような圧接を果たす構成とすることは、必ずしも必要ではない。例えば、第2商品40が多角柱状のものである場合は、複数の凸部14gが各々、第2商品40の互いに異なる外側面に接する構成とすることにより、第2商品40の回転を抑えることができる。
また、特に本実施形態では、3つの凸部14gの中の1つが、貫通孔14dの下端近傍位置に設けられている。つまりこの1つの凸部14gは、第2商品40に下方から接する状態になっている。この状態になっていれば、第2商品40の容器本体41と蓋体42との間に隙間S(図4参照)が有っても、この隙間Sに薄い打ち抜き部14cが入り込むようにして、第2商品40が貫通孔14d内で下方に動いてしまうことが防止される。そこで、上記隙間Sに打ち抜き部14cが入り込んで、打ち抜き部14cから第2商品40を取り出すのが困難になることを防止可能となる。
以上説明した打ち抜き部14cは、第1延長部14aの一部を打ち抜いて形成されるものであるから、打ち抜き部14cを形成しない場合と比べて、特に大きなコストアップを伴わずに形成可能である。そこで本実施形態の商品パッケージ1は、第2商品40の動きを規制する部材を別途設ける場合と比べれば、大きなコストアップを招くことなく第2商品40の動きを防止可能となる。
以上、第1商品30および第2商品40が化粧品である場合に適用された実施形態について説明したが、本発明の商品パッケージは、第1商品および/または第2商品が化粧品以外の商品である場合にも同様に適用可能である。さらに本発明の商品パッケージは、外形形状が略円柱状以外の柱状である第2商品を収容するように構成することも可能である。
また、以上説明した実施形態における第2商品40は全体形状が概略円柱状のものであるが、本発明の商品パッケージが収容する第2商品は、全体形状が概略円柱状以外の柱状である第2商品であってもよい。概略円柱状以外の柱状としては、例えば前述した多角柱状や、いわゆるチューブ状等が挙げられる。チューブ状の全体形状を有する第2商品として具体的には、例えばジェル状の化粧料等を中身として収容し、押し出し口から中身が押し出されるように構成された商品が挙げられる。ここで、全体形状が概略円柱状の第2商品や、一部形状が概略円柱状となっているチューブ状の第2商品は回転しやすいことを考えると、前述した複数の凸部14gを設けて第2商品の回転を防止する構成は、そのような回転しやすい第2商品を収容する場合に適用するのが特に好ましいと言える。
また、以上説明した実施形態において、第1商品30は通常の販売用の主たる商品であり、第2商品40は試供品等の商品であるが、それとは反対に、第2商品40が通常の販売用の商品であって、第1商品30が試供品等の商品であってもよい。さらに、第1商品30および第2商品40が共に通常の販売用の主たる商品であってもよいし、また、第1商品30および第2商品40が共に通常の販売用ではない試供品等であってもよい。
また、以上説明した実施形態において第2商品40は、商品パッケージ1の正面側から見て第1商品30の右側に配置されているが、それとは反対に、第1商品30の左側に第2商品40が配置されてもよい。さらに、第1商品30の右側、左側にそれぞれ第2商品40が配置されてもよい。
さらに商品パッケージ1の底板16には、図15において2点鎖線で示すような上げ底部16Uを設けてもよい。この上げ底部16Uは、詳しくは、同じく2点鎖線で示す第2商品40の他端(図中の下端)が接する箇所を含む一部分が、その他の底板部分よりも高く形成された部分である。このような上げ底部16Uを設けることにより、斜めに保持する第2商品40の保持角度を、所望の角度に調整することが可能になる。この上げ底部16Uは例えば、底板16のその他の部分よりも盛り上がるように1枚の底板16を成形して形成することができる。あるいは、平らな1枚の底板16の上に、別に作成した踏み台状の底板部品を接合したり、別に作成した平らな小さい底板部品を底板16の上に配置して、その両端を前側板11と後側板12に各々接合したりして形成することができる。
なお参考のために、本実施形態の商品パッケージ1を、収容する第1商品30および第2商品40を除いて示す斜視図、正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図および底面図を、それぞれ図8、図9、図10、図11、図12、図13および図14に示す。
1 商品パッケージ
11 前側板
12 後側板
13 左側板
14 右側板
14a 第1延長部
14b 第2延長部
14c 打ち抜き部
14d 貫通孔
14e 第2延長部の先端
14g 凸部
14L、14M 折り曲げ線
14U 右側板の上縁
15 蓋板
16 底板
16U 底板の上げ底部
30 第1商品
31 第1商品の容器本体
32 第1商品の蓋体
40 第2商品
41 第2商品の容器本体
42 第2商品の蓋体
11 前側板
12 後側板
13 左側板
14 右側板
14a 第1延長部
14b 第2延長部
14c 打ち抜き部
14d 貫通孔
14e 第2延長部の先端
14g 凸部
14L、14M 折り曲げ線
14U 右側板の上縁
15 蓋板
16 底板
16U 底板の上げ底部
30 第1商品
31 第1商品の容器本体
32 第1商品の蓋体
40 第2商品
41 第2商品の容器本体
42 第2商品の蓋体
Claims (13)
- 1枚の板状部材を折り曲げることにより、前後左右の側板、前後いずれかの側板の上端に連設された蓋板、および底板が形成されてなる箱状の商品パッケージであって、内部に第1商品および、柱状の商品である第2商品を収容する商品パッケージにおいて、
左右の側板の少なくとも一方が、側板の上縁から内方に折り曲げられた第1の延長部を有し、
前記第1の延長部に、前記上縁に対して略直交する方向に延びる折り曲げ線を基端として舌状に打ち抜かれ、前記折り曲げ線から底板側に向かうように折り曲げられた打ち抜き部が形成され、
前記打ち抜き部が、前記第2商品の長さ方向の一端近傍部分を、該打ち抜き部に設けられた貫通孔に嵌挿させて該第2商品を、一端が底板から離れ他端が底板に接した斜め状態にして吊り掛け保持するようにされた商品パッケージ。 - 前記打ち抜き部に、前記貫通孔の周囲において該打ち抜き部の一部が折り曲げられて立ち上がり、前記第2商品の外周面に接して該第2商品の長軸周りの回転を規制する複数の凸部が設けられている請求項1に記載の商品パッケージ。
- 前記複数の凸部のうち少なくとも1つが、前記第2商品に下方から接する位置に設けられている請求項2に記載の商品パッケージ。
- 前記第1の延長部から前記上縁と反対側に延長され、前記上縁と略平行な折り曲げ線で折り曲げられて、前記第1商品と前記第2商品との間を底板側に延びる第2の延長部がさらに設けられている請求項1から3いずれか1項に記載の商品パッケージ。
- 前記第2の延長部が、先端が底板に当接する位置まで延びている請求項4に記載の商品パッケージ。
- 前記打ち抜き部が、前記第1の延長部を有する側板と向かい合う側板と、吊り掛け保持されている前記第2商品との間に緊密に前記第1商品を配置可能とする位置に設けられている請求項4または5に記載の商品パッケージ。
- 前記第2商品が、開口を備えた有底円筒状の容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体とを有するものであり、
前記打ち抜き部が、前記貫通孔に前記蓋体の一部を嵌挿させる位置に設けられている請求項1から6いずれか1項に記載の商品パッケージ。 - 前記容器本体が内部に液体を貯えるものである請求項7に記載の商品パッケージ。
- 前記第2商品が概略円柱状の全体形状を有するものであり、前記貫通孔が概略円形である請求項1から8いずれか1項に記載の商品パッケージ。
- 前記第1の延長部の少なくとも一部が、前記第1商品に上方から接する位置まで延ばされている請求項1から9いずれか1項に記載の商品パッケージ。
- 前記板状部材が透明な部材である請求項1から10いずれか1項に記載の商品パッケージ。
- 前記底板の、前記第2商品の他端が接する箇所を含む一部分が、その他の底板部分よりも高く形成されている請求項1から11いずれか1項に記載の商品パッケージ。
- 前記第1商品が、開口を備えた有底の容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体とを有するものであり、
前記第1商品を、その蓋体が上側に位置する正立状態で前記底板の上に載置可能とされている請求項1から12いずれか1項に記載の商品パッケージ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2017/039078 WO2019087233A1 (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 商品パッケージ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP6924842B2 true JP6924842B2 (ja) | 2021-08-25 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019549988A Active JP6924842B2 (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 商品パッケージ |
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| Country | Link |
|---|---|
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| TW (1) | TW201922585A (ja) |
| WO (1) | WO2019087233A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2522012Y2 (ja) * | 1990-10-15 | 1997-01-08 | 九州日立マクセル株式会社 | 包装箱 |
| JP2001063722A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-03-13 | Shozo Tsuno | 保持容器 |
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- 2017-10-30 WO PCT/JP2017/039078 patent/WO2019087233A1/ja not_active Ceased
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