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JP6926109B2 - 移動式処理装置のための小型騒音封止部 - Google Patents
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JP6926109B2 - 移動式処理装置のための小型騒音封止部 - Google Patents

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Description

本発明は粉砕装置に関し、特に、例えばジョークラッシャユニット、衝撃クラッシャユニット又はコーンクラッシャユニットを有する、移動式粉砕機に関する。さらに、本発明は移動式ふるいにも適用可能である。
岩石、鉱石、砂利、セメントクリンカー、ごみ、及びその他の材料を粉砕又は細砕するときには、移動式粉砕機、あるいは自走式粉砕機が使用され得る。そのような移動式粉砕機には様々な種類の粉砕機ユニットが使用されていて、ジョークラッシャ、衝撃クラッシャやコーンクラッシャがその例である。この種の移動式粉砕機は、離れた非居住エリアにおいてのみ使用されるのではなく、騒音減衰及び粉塵低減が重要視される都市エリアで使用されることもあるため、騒音減衰及び粉塵低減対策が必要な場合がある。一般的に、これらの移動式粉砕機は以下のように機能する。移動式粉砕機によって処理される材料、例えば岩石、砂利、建設廃棄物やごみ等は、粉砕機の上流端、粉砕機の供給ホッパー、に取り込まれる。そこから、材料は、例えばジョークラッシャ又は衝撃クラッシャといった粉砕機ユニットに供給され、そこで材料は分解される。必要に応じて、材料の一部、多くの場合が粉砕機ユニットを通過する必要のない細粒分は、供給ホッパーから直接側面コンベヤーに送られそこから材料が出される。粉砕機ユニットによって処理された材料は、通常、例えば移動式ふるいユニットによる更なる処理のために運ばれるが、ここでも同様の問題が生じる。移動式ふるいを例とするこれらの装置は、より騒音が大きく、特に居住エリアでは問題となりうる。ある程度の封止を提供する公知の粉砕装置は、日本国特許第5053707号公報に開示されている。
本発明の目的は、移動式処理装置を提供することであり、従来知られている解決手段で生じる問題を克服、又は少なくとも低減するとともに、閉位置では環境に出される騒音を低減する一方で開位置では点検やメンテナンスのための機械への良好なアクセスを提供するシンプルで信頼性のある騒音封止部を確保する。
本発明によれば、これらの目的及び他の目的は、完全に又は少なくとも部分的に、開示された移動式処理装置によって達成される。移動式処理装置は、材料処理ユニットと、枢動可能な騒音封止部が取り付けられたフレームとを備える。
したがって、本発明によれば、材料処理ユニットを有する移動式処理装置を提供し、例えば、粉砕機ユニットを有する移動式粉砕機、又は材料ふるいユニットを有する移動式ふるいを提供する。移動式処理装置は、動力ユニットを更に備え、例えば、内燃エンジン、電気モータ、又は移動式処理装置のための任意の他の適切な動力プラントである。移動式処理装置は、フレームと、材料処理ユニットのための騒音封止部とを含む。騒音封止部は、移動式処理装置のフレームに取り付けられ、2つのカバー要素を備え、各カバー要素は、機械(例えば、粉砕機ユニット又はふるいユニット)へのアクセスを提供する開位置と、優れた騒音減衰を確保する閉位置と、の間で枢動可能である。カバー要素は、屋根及び側壁を有する材料処理ユニットのための封止部を形成するように相互接続可能である。移動式粉砕機の粉砕機ユニット又は移動式ふるいのふるいユニットのような材料処理ユニットを封止する、2つの枢動可能なカバー要素を設けることにより、また、側壁及び屋根を設けることによって、優れた騒音減衰特性を達成することが可能であり、また、移動式粉砕機の粉砕機ユニットのような機械に点検やメンテナンスのために容易にアクセスすることも確保される。従来の騒音減衰構造はどれも、機械へのアクセスのために多数のハッチ又はドアを取り外す、しばしば解体する必要がある、という欠点を有する。一方、本発明による騒音封止部は、封止部のコンパクトサイズに関わらず、機械で作業するスタッフにとって優れたメンテナンス条件を提供する。さらに、騒音封止部が移動式処理装置のフレームに取り付けられていることにより、騒音封止部は移動式処理装置とともに運搬することが可能になり、作業現場への運搬のために更なるリソース(例えば、ローリー、列車貨車など)は必要ない。騒音封止部を個別に運搬してからその場で組み立てる必要がある解決手段と比較して、本発明による解決手段は、費用と時間が節約される。本発明によれば、移動式処理装置は、最短時間内で、例えばローリートレーラーから降ろし、作動し走行することができる。これは、特に、クローラ上を走行する自走式の移動式処理装置の場合に当てはまり、移動式処理装置が最終作業場所に単独で到達できる。封止部によって得られる騒音レベル低減は顕著であり、特に都市部では顕著である。都市部では、交通騒音により背景騒音レベルが典型的に上昇し、多くの場合、建設現場にて他の建設機械(掘削機械、掘削機など)が動作している。本発明による移動式処理装置の騒音の寄与は無視できる又は少なくとも大幅に低減される。さらに、本発明による騒音封止部は、材料処理ユニット及び放出領域からの粉塵の放出を防止又は低減する。環境上の利点に加えて、これは、例えばエンジン及び装置の他の部分のエアフィルタの寿命を延ばす。
この第1の態様によれば、移動式処理装置は、粉砕機ユニットを有する移動式粉砕機である。
移動式処理装置は、粉砕機空洞カバー要素を備える。粉砕機空洞カバー要素は、粉砕機空洞への入口を覆い、粉砕機空洞から飛び出す粒子(岩石、砂利など)に対して保護し、また、粉砕機空洞から直接出る騒音を騒音封止することも出来る。
粉砕機空洞カバー要素は、さらに、粉砕機空洞にアクセスを提供する開位置と、閉位置との間で、概ね水平な軸周りで枢動可能である。枢動可能とする解決手段は、例えば粉砕機に閉じ込められた特大の岩石等を除去できるように、粉砕機空洞への迅速なアクセスを可能にする。
第1の態様の実施形態の1つでは、粉砕機空洞カバー要素は、密閉部を含み、粉砕機空洞カバー要素が閉位置に向かって枢動されると、密閉部は封止部の屋根を密閉する。この実施形態に従った密閉は、枢動可能なカバー要素に対し、粉砕機空洞カバー要素の確実で安全な密閉性を確保する。良好な騒音減衰特性を達成するためには、良好な密閉が必要である。
この第1の態様の実施形態の1つでは、移動式処理装置は、さらに、材料ふるいユニットを備える。
開示される第2の態様では、移動式材料処理ユニットは、移動式ふるいである。移動式ふるいは、動力ユニットとともに材料ふるいユニットと、フレームと、材料処理ユニットのための騒音封止部とを含み、騒音封止部は2つのカバー要素を含み、カバー要素の各々は材料処理ユニットへのアクセスを提供する開位置と閉位置との間で枢動可能であり、カバー要素は前記材料処理ユニットのための封止部を形成するように相互接続可能であり、封止部は屋根と側壁とを有する。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、騒音封止部は、移動式処理装置のフレームに接続されたサブフレームを含む。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、サブフレームは、直接又は振動減衰材料を介して、移動式処理装置のフレームに接続される。どちらにも長所と短所がある。振動減衰材料を設けることにより、サブフレーム、ひいては騒音封止部の振動を低減することができる。騒音封止部を振動させると、騒音封止自体が騒音を出すので、回避する必要がある。一方、振動減衰材料を設けると、隣接する部分、すなわち移動式処理装置のフレームとサブフレームとの間で、一定の遊び(play)がもたらされる。そのような遊びが大きくなりすぎると、騒音封止部が、例えば移動式粉砕機の粉砕機ユニットと直接接触するというリスクが生じる。そうすると、騒音封止部がおおよそ拡声器のように動作してしまうことになり、当然、非常に望ましくない。材料処理ユニット、例えば粉砕機ユニットは、一般的にゴムブラケットにより吊り下げられているため、騒音封止部が粉砕機ユニット又はふるいユニットなどの騒音発生機器と接触することを回避するように、ありうる全ての遊びが考慮される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、2つのカバー要素は、それぞれの垂直ビームでヒンジ止めされる。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、垂直ビームはサブフレームの一部である。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、カバー要素の各々は、側壁及び屋根部を備え、閉位置では、それぞれの屋根部が互いに当接し、ロック手段によって相互接続することができる。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、各カバー要素の高さは、カバー要素が閉位置にあるときに材料処理ユニットの高さを覆う高さである。閉位置において材料処理ユニットの全高を覆うカバー要素を設けることにより、カバー要素が開位置にあるときに、材料処理ユニットに完全にアクセスすることが可能となる。本発明の枢動可能なカバー要素はまた、非常に迅速でほぼ即時の機械へのアクセスを提供する。カバー要素はスイングするだけで開き、従来技術の解決手段の場合のようにボルト等の時間のかかる手段により取り付けられているいくつものドアやハッチを解体する必要がない。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、密閉部は屋根の下側を密閉する。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、カバー要素は、サブフレームの幅広部に取り付けられ、サブフレームは、幅広部に隣接する幅狭部を有する。これにより、幅広部と幅狭部の両方に隣接する一種のコーナー型のスペースが形成され、スペース機器を設けることができ、それは移動式処理装置の全幅に必ずしも付加されない。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、サブフレーム部の部分は、移動式処理装置のフレームの垂直方向に隣接する部分とほぼ同じ垂直平面に配置される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、サブフレーム部の部分及び移動式処理装置のフレームの垂直方向に隣接する部分は、対応する形状を有し、連続した垂直面を形成するように互いに当接して配置される。これにより、移動式処理装置のフレームとサブフレームとを、騒音と粉塵の両方の封止部分として使用することが可能になり、追加の封止要素の必要性が低減される。したがって、フレーム及びサブフレームは、封止目的で使用することができ、大きなフレームブロックは両方とも空気伝播騒音を遮断することができ、また吸収材料などの音響材料の設置にも使用することができる。これにより、封止のコストが大幅に削減される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、作業台が、横方向に、幅狭サブフレーム部の外側に、かつ幅広サブフレーム部の後方に、配置されている。作業台は通常必要であり、本発明の独創的な解決手段によって、騒音封止部の外側に台を取り付けることが可能である。すなわち、騒音封止部とアクセス可能な作業台とを一緒に搭載することができる。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、油圧ハンマーが移動式処理装置のフレームに取り付けられ、横方向に、幅狭サブフレーム部の外側に、かつ幅広サブフレーム部の後方に、配置されている。特に移動式粉砕機では、粉砕機空洞又は供給ホッパー内で詰まっている岩石等を除去するために、油圧ハンマーにアクセスすることが最も重要である。本発明の解決手段では、油圧ハンマーの関節アームが過度に長くなる必要がないように、粉砕機ユニットの近くの便利な位置に配置された油圧ハンマーと騒音封止部を組み合わせることが可能である。代わりに、封止部に幅狭部を設けることによって、油圧ハンマーは、騒音封止部のない移動式粉砕機と同じ位置に配置することができる。枢動可能な粉砕機空洞カバー要素と組み合わせて、油圧ハンマーは、粉砕機空洞に非常に迅速にアクセスすることができる。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、油圧ハンマーと作業台とは互いに対向して配置される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、作業台は、隣接するカバー要素と同じ垂直ビームに枢動可能に接続される。作業台の枢動可能な配置により、作業台の後方の領域に良好かつ迅速にアクセスすることができる。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、作業台は、閉位置と開位置との間で枢動可能であり、開位置では作業台の後方の領域にアクセスでき、作業台の枢動運動と隣接するカバー要素の枢動運動は互いに独立している。それにより、完全かつ同時のアクセスが達成、すなわち作業台の後方の領域とカバー要素によって覆われた領域とへのアクセスが確保できる。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、作業台はドアを有している。ドアは、閉位置において、サブフレーム及び/又は移動式処理装置のフレームに対して密閉し、作業台が開位置のときは、例えばサブフレーム及び/又は移動式処理装置のフレーム内に配置された機器へのアクセスを提供する。よって、フレーム及びサブフレーム内のスペースへの即時アクセスは、作業台を開位置に枢動させることによって提供され、スペースの即時閉鎖は、作業台を閉位置に枢動させることによって達成することができる。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、騒音封止部のどの部分も材料処理ユニットと直接接触していない。これにより、封止部自体が騒音を放出するものとなることが回避される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、カバー要素の各々は、それぞれの垂直ビーム周りで少なくとも90°回転することができる。これにより、機械への完全なアクセスが確保される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、騒音封止部は、移動式処理装置に取り付けられたときに、移動式処理装置と共に運搬され得る。本発明の騒音封止部のコンパクトな構成では、封止部が取り付けられた状態で移動式処理装置を運搬することができる。先行技術の解決手段では、騒音封止部が別々に運搬されその場で取り付けられることを必要とする場合がある。本発明と比較して、時間がかかり高価である。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、封止部は前壁を含み、カバー要素が閉位置にあるときに、カバー要素が前壁で密閉するように配置される。これにより、屋根と、側壁と、前壁とを有する封止部が形成される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、前壁は、粉砕機ユニットと動力ユニットとの間に配置される。したがって、動力ユニット、例えばディーゼルエンジンが、熱及び粉塵が動力ユニットに壊滅的な影響を及ぼす封止部に閉じ込められることが回避される。
第1又は第2の態様の実施形態の1つでは、移動式処理装置は、材料処理ユニットの完全な封止部を形成するための底部及び後方密閉をさらに含む。
第1の態様又は第2の態様の実施形態の1つでは、封止部は気密である。これは、材料処理ユニット、例えば粉砕機ユニット又はふるいユニット、の周りに完全な封止部を設け、開口のない封止要素を使用することによって、なされる。これは、封止部の内部に重要な熱源(例えば、動力ユニット、駆動モータ、ポンプなど)がないので可能である。これは、封止部を使用することによる最適な騒音低減を可能にする。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な開示、添付の特許請求の範囲、ならびに図面から明らかになるであろう。発明は可能な全ての特徴の組み合わせに関する。
一般に、特許請求の範囲で使用されるすべての用語は、本明細書で明示的に定義されない限り、技術分野における通常の意味に従って解釈されるべきである。「ある/1つの/前記(要素、デバイス、構成要素、手段、ステップなど)」への全ての言及は、特に明記しない限り、要素、デバイス、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの例に言及するものとして、オープンに解釈されるべきである。本明細書に開示される方法のステップは、明示的に述べられていない限り、開示された順序通りに実施される必要はない。本明細書で使用される場合、「含む」(comprising)という用語及びその用語の変形は、他の添加物、成分、整数又は工程を排除することを意図するものではない。
図1aは、カバー要素が開位置にある発明の一実施形態を示す概略斜視図である。 図1bは、カバー要素が閉位置にある発明の一実施形態を示す概略斜視図である。 図2a及び2bは、発明の一実施形態の詳細を示す概略斜視図である。 図3は、発明の一実施形態を示す概略上面図である。
以下、本発明の現時点で好ましい実施形態を示す添付図面を参照して、本発明をより十分に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で実施され、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、徹底かつ完全性のために提供され、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるためのものである。同様の参照符号は、全体を通して、同様の要素に言及する。
図1a及び図1bは、本発明の第1の態様の実施形態の断面図であり、騒音封止部がそれぞれ開位置及び閉位置にある。本発明のこの態様による移動式処理装置1は、移動式粉砕機を備える。本発明の発明思想は、移動式ふるい機にも適用可能であることに留意されたい。本発明の発明思想は、ふるいユニットを内蔵した移動式粉砕機にも適用可能である。そのようなふるいユニットは、典型的に、粉砕機ユニットの排出部とコンベヤーとの間に配置される。その場合、粉砕機ユニット及びふるいユニットには別個の封止部が設けられてもよい。移動式粉砕機1は、移動式粉砕機の基本構造を形成する移動式粉砕機フレーム6を備え、残りの機器が移動式粉砕機に取り付けられる。フレーム6は、概して、後端から前端まで平行に延びる2つのフレームビームを有する。移動式粉砕機1は、さらに、移動式粉砕機の後端付近に取り付けられた供給ホッパー4と、粉砕機ユニット2と、コンベヤー5とを備えている。移動式粉砕機1の前端に向かって、動力ユニット3が取り付けられていて、移動式粉砕機の動力プラントの役割を果たし、粉砕機ユニット2、クローラ30、コンベヤー5等に動力を供給する。この場合の動力ユニット3はディーゼルエンジンであるが、勿論、電動モータ、油圧エンジン、又は他の適切な動力ユニットを含むことができる。使用時には、フロントローダー、掘削機又は他のローダー装置が、移動式粉砕機1の供給ホッパー4内で処理される鉱石、岩石、又は他の材料を、放出する。供給ホッパーには交換可能なゴム張り要素を設け、衝撃音が材料に負荷をかけるのを低減するようにしてもよい。そこから、材料は、例えば振動によって、粉砕機ユニット2の粉砕機空洞へ運ばれる。供給ホッパー4内の内蔵ふるいに、例えば材料の残りから微粉を分離させることができる。微粉は、例えば、1つ以上のふるいを通過し、粉砕機ユニット2に入ることなく別個のコンベヤーによって移動式粉砕機1から運び出される。ふるい分け及び振動は、グリズリーバー(grizzly bars)19を振動させることによりもたらされ、運搬とふるいの両方が行われる。残りの物質は粉砕機ユニット2に入り、所望の分画に分解される。その後、分解された材料は、コンベヤー5又は破砕後のふるいユニットを介して、移動式粉砕機2を出る。鉄粒子を材料の流れから分離するために、磁気分離器7をコンベヤー5に隣接して設けてもよい。粉砕機ユニット2は、例えば、ジョークラッシャ、衝撃クラッシャ又はコーンクラッシャを備えていてもよい。それらはすべて使用中に大量の騒音を出すという共通点がある。たとえば、装置が離れた非居住エリアで使用される場合など、時には騒音は耐え得る。しかし、装置を都市部で使用する場合、住人への迷惑を避けるために、騒音を最小限に抑える必要がある。粉砕機ユニット、例えばジョークラッシャ、衝撃クラッシャ又はコーンクラッシャは、移動式粉砕機から放出される総騒音エネルギーの最大50%の一因であることが示されている。移動式ふるいにも同様の数字が適用される。さらに、粉砕機騒音は典型的に環境の観点から最大の騒音源であると考えられている。そのため、騒音抑制対策が必要な場合がある。本発明によれば、2つのカバー要素10が設けられている。それらは、それぞれの垂直ビームの周りを枢動可能である。2つのカバー要素10はそれぞれ、側壁11と屋根部12とを備えており、開かれたときに、例えばメンテナンス又は保守作業のための粉砕機ユニット2への障害のないアクセスが提供される。カバー要素は、アルミニウム及び/又は鋼のような金属、又はガラス繊維や同様の材料のような他の適切な材料から作られてもよい。従来技術の解決手段では、しばしば、ボルト等によって粉砕装置に取り付けられたいくつものドア及び/又はハッチの取外しや解体を伴う。これはもちろん非常に時間がかかる。一方、本発明による解決手段は、機械に迅速かつほぼ即時にアクセスできる。アクセスに必要とされるのは、図1bに最もよく示されているクイックカップリング31を開くことだけであり、そしてカバー要素10がスイングして開かれる。クイックカップリングは、車のトレーラーのヒンジ付きフラップによく使用されるタイプとすることができる。カバー要素10の枢動運動は、油圧アクチュエータ等によって行われることができる。カバー要素10が閉位置で粉砕機ユニット2全体を覆うことができる大きさを有するということは、図1bに示すように、カバー要素10が開位置にあるときに、粉砕機ユニット2への障害のないアクセスが確保されるということも、保証する。側壁11及び屋根部12は、これらの方向に封止部を提供する。カバー要素10の当接する屋根面のような他の面に対して密閉する面には、密閉特性を高めるためにゴム要素を設けてもよい。必要であれば、前方方向の封止部は前方壁要素15によって提供され、これは、カバー要素10の前方密閉要素13と共に前方方向の騒音減衰粉塵封止部が確保されるということを、保証する。前方壁要素15は、例えば、ゴム製であってもよく、少なくとも騒音放射を低減することを提供するために、粉砕機ユニット2の前に静止封止部を構成する。粉砕機ユニット2が完全に封止されていると、最適な騒音封止及び粉塵封止が達成される。カバー要素10及び前方壁要素15に加えて、これは、粉砕機ユニットの下方及び粉砕機ユニットからの後方方向への密閉を必要とする。粉砕機ユニット2の下方のこの密閉は、2つの平行なフレームビームの間に封止部、例えばビーム部材の上に横たわるゴムマット、を施すことによって行うことができる。粉砕機ユニット2の後ろの密閉は、追加の壁要素21によって、及び/又は、フレームビーム上に配置され粉砕機ユニット2の下から供給ホッパー4まで延びるゴムマットを使用することによって、行うことができる。さらに、すべての図に見られるが、図2a及び図2bに最もよく示されているように、粉砕機空洞カバー要素14を設けることができる。ここでは、枢動可能な粉砕機空洞カバー要素14が示されている。粉砕機空洞カバー要素14は、密閉要素18がカバー要素10の屋根部12の下側を密閉する閉位置と開位置の間で、水平軸17の周りを枢動可能である。密閉要素18は、屋根部12の下面に対して良好な密閉性を提供するゴムなどの弾性材料を含むことができる。代替的に、又は同様に、屋根部12の下側には、変形可能及び/又は弾力性のある材料が設けられている。粉砕機空洞カバー要素14の他端には、例えばゴム製のストリップ16が設けられている。粉砕機空洞カバー要素14の閉位置において、ストリップ16は、粉砕機空洞に向かう材料の流れの中に配置され、その可撓性により、ゴムストリップ16は、岩石や異なるサイズの同様のものが通り過ぎるときに良好な密閉及び騒音減衰特性を提供する。この粉砕機空洞カバー要素14の大きな利点は、カバー要素10を開けなくても粉砕機空洞にアクセスできることである。例えば、粉砕機空洞内で大きな岩石が詰まると、粉砕機空洞カバー要素14をその開位置に枢動させるだけで、完全なアクセスが提供される。そのような粉砕機空洞カバー要素14の重さにより、枢動運動は例えば油圧アクチュエータ又は電気モータによって行われ得る。固定式粉砕機空洞カバー要素14を使用することも考えられる。この場合、カバー要素10と粉砕機空洞カバー要素14との間の密閉は、粉砕機空洞カバー要素14の密閉要素18の先端を摺動させ、カバー要素10が閉位置に向かって移動することにより、提供される。固定式及び枢動式粉砕機空洞カバー要素を組み合わせることも可能である。
本発明の利点は、封止部が非常にコンパクトであるということである。封止部は、移動式処理装置に更なる幅、高さ、若しくは長さを追加することはないか、又は少なくともごくわずかの追加である。これは、封止部が提供されるということが、移動式処理装置がいつどこに配置され得るかということに関し制限を示すものではないということを、意味する。この構造はまた、移動式処理装置を、封止部を取り付けた状態で運搬することを可能にし、このことは封止部を別個に運搬して現場で搭載することを必要とする多くの先行技術の解決手段では不可能であった。
図3は、移動式粉砕機の上面図を示す。ここでは、本発明がいかにスペース効率的であるかが直ちに分かる。これは、移動式粉砕機の後端部からカバー要素10がヒンジ結合される垂直ビームまで延びる幅狭サブフレーム部と、同じ垂直ビームから移動式粉砕機の前端部に延びるより幅広部と、の組み合わせによるものである。これは、封止部を有する移動式粉砕機に、作業台20を通常の位置に配置すること、すなわち、封止部が提供されないときと同じ位置に配置することを可能とする。これに対応して、本発明は、封止部を有する移動式粉砕機において、油圧ハンマー40を、供給ホッパー4と粉砕機ユニット2の粉砕機空洞の両方に迅速にアクセスできる通常の好ましい位置に配置することを可能にする。図3から分かるように、作業台20は、隣接するカバー要素10と同じ垂直ビームにヒンジ止めされる。作業台20は、作業員が例えば粉砕機空洞にアクセスできる閉位置(図3の破線)と、作業台の背後の領域へのアクセスを確保する開位置との間で、枢動可能である。作業台20が開位置に枢動されると、フレーム6内及び/又は封止部のサブフレームのスペースに、例えばそのようなスペース内に配置される機械の点検やメンテナンスのためにすぐにアクセスできるように、ドア又はハッチを作業台20に一体化することも可能である。また、作業台20をドア又はハッチから分離することも可能である。これは、作業台20が、落下する岩石等により損傷され交換する必要があるという時に有利である。そのような場合には、ドア/ハッチを交換する必要がないことが好ましい。
当業者は、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態の多くの変更が可能であることを理解する。例えば、本発明による移動式処理装置は、クローラ上での動作の代わりに、レール上又はバー上で動作することができる。さらに、本発明に関して、「封止」という用語は必ずしも、例えば粉砕機ユニットの完全な全体の包囲を意味するものではないことに留意されたい。本明細書で使用される場合、「封止」という用語は、明細書、特許請求の範囲及び図面から明らかなように、部分包囲及び完全包囲の両方を意味することができる。いずれにしても、材料の出入口が必要である。騒音減衰を改善するために、音響減衰材料及び/又は吸音材料を、封止部の表面、例えば、カバー要素10、空洞カバー要素14、フレーム6、及び要素21の内側に設けることができる。本発明は、騒音封止部のコンパクトな解決手段を可能にし、メンテナンス作業のために広く開くことができ、移動式処理装置のフレームの剛性部分にのみ取り付けられる。主なアイデアは、壁と屋根の構造を2つの大きなヒンジ付きセクションに組み合わせることであって、作業中は結合されていて、メンテナンス中はドアのように開かれる。この構成により、移動式処理装置の異なるタイプ及びサイズのためのモジュール式解決手段も可能になる。封止部は、おおよそ気密にすることができ、例えば、振動するグリズリーバーを駆動する油圧モータによる、封止部内で生成される少量の熱を使用して、供給機の底部を加熱することができ、凍結された材料を処理装置に運ぶときに底部の材料の凍結が避けられる。本発明で可能な更なる改良点は、破砕ユニット2のベルトカバーとフライホイールカバーとをカバー要素10に一体化することである。これにより、機械を別の段階で取り外す必要がないため、機械へのアクセスがさらに早くなる。

ここに、出願当初の特許請求の範囲の記載事項を付記する。
[1] 材料処理ユニット(2)と、動力ユニット(3)と、フレーム(6)と、前記材料処理ユニット(2)のための騒音封止部とを備える移動式処理装置(1)であって、
前記騒音封止部は、前記フレーム(6)に取り付けられて、そして、前記騒音封止部は、2つのカバー要素(10)を含み、
前記カバー要素(10)の各々は、前記材料処理ユニット(2)へのアクセスを提供する開位置と閉位置との間で枢動可能であり、前記カバー要素(10)は、前記材料処理ユニット(2)のための封止部を形成するように相互接続可能であり、
前記封止部は屋根部(12)と側壁(11)を有し、
前記材料処理ユニット(2)は、粉砕機ユニットを有する移動式粉砕機であり、粉砕機空洞カバー要素(14)をさらに備え、
前記粉砕機空洞カバー要素(14)は、粉砕機空洞へのアクセスを提供する開位置と閉位置との間で略水平軸(17)周りに枢動可能である、移動式処理装置(1)。
[2] 前記2つのカバー要素(10)はそれぞれ垂直ビームでヒンジ止めされている、[1]に記載の移動式処理装置(1)。
[3] 前記垂直ビームはサブフレームの一部である、[2]に記載の移動式処理装置(1)。
[4] 各カバー要素(10)は、側壁(11)と、屋根部(12)とを含み、閉位置では、それぞれの屋根部(12)が互いに当接し、ロック手段(31)によって相互接続可能である、[1]に記載の移動式処理装置(1)。
[5] 各カバー要素(10)の高さは、カバー要素(10)が閉位置にあるときに前記材料処理ユニット(2)の高さを覆う高さである、[1]に記載の移動式処理装置(1)。
[6] 前記粉砕機空洞カバー要素(14)は、前記粉砕機空洞カバー要素(14)が閉位置に向かって枢動されたときに前記封止部の屋根(12)を密閉する、密閉部(18)を含む、[1]に記載の移動式処理装置(1)。
[7] 前記カバー要素(10)は前記サブフレームの幅広部に取り付けられ、前記サブフレームは前記幅広部に隣接するより幅狭部を有する、[3]に記載の移動式処理装置(1)。
[8] サブフレーム部の部分(21)は、前記移動式処理装置(1)の前記フレーム(6)の隣接部分とほぼ同じ垂直平面に配置され、サブフレーム部の前記部分(21)及び前記移動式処理装置のフレーム(6)の隣接部分は、対応する形状を有し、連続した垂直面を形成するように当接して配置されている、[3]に記載の移動式処理装置(1)。
[9] 作業台(20)が、横方向に、幅狭サブフレーム部の外側に、かつ幅広サブフレーム部の後方に、配置されている、[7]に記載の移動式処理装置(1)。
[10] 油圧ハンマー(40)が、前記移動式処理装置(1)の前記フレーム(6)に取り付けられ、横方向に、幅狭サブフレーム部の外側に、かつ幅広サブフレーム部の後方に、配置されている、[7]に記載の移動式処理装置(1)。
[11] 前記作業台(20)は、対応するカバー要素(10)として同じ垂直ビームに枢動可能に接続されていて、前記作業台(20)は、閉位置と、前記作業台(20)の後方の領域に開位置アクセスが提供される開位置との間で枢動可能であり、前記作業台(20)と前記対応するカバー要素(10)との枢動運動は互いに独立している、[9]に記載の移動式処理装置(1)。
[12] 前壁(15)を備え、
前記カバー要素(10)が屋根(12)と側壁(11)と前壁(15)とを有する封止部を形成するように閉位置にあるときに、前記カバー要素(10)の少なくとも1つは、前記前壁で封止するように配置されている、[1]に記載の移動式処理装置(1)。
[13] 前記材料処理ユニット(2)の完全な封止部を形成するための底部及び後方密閉すことをさらに含む、[1]に記載の移動式処理装置(1)。
[14] 材料ふるいユニットをさらに備える、[1]に記載の移動式処理装置(1)。

Claims (14)

  1. 材料処理ユニット(2)と、動力ユニット(3)と、フレーム(6)と、前記材料処理ユニット(2)のための騒音封止部とを備える移動式処理装置(1)であって、
    前記騒音封止部は、前記フレーム(6)に取り付けられて、そして、前記騒音封止部は、2つのカバー要素(10)を含み、
    前記カバー要素(10)の各々は、前記材料処理ユニット(2)へのアクセスを提供する開位置と、前記カバー要素(10)が前記材料処理ユニット(2)のための封止部を形成するように相互接続可能である閉位置との間で枢動可能であり
    前記封止部は屋根部(12)と側壁(11)を有し、
    前記材料処理ユニット(2)は、粉砕機ユニットを有する移動式粉砕機であり、粉砕機空洞カバー要素(14)をさらに備え、
    前記粉砕機空洞カバー要素(14)は、粉砕機空洞へのアクセスを提供する開位置と閉位置との間で略水平軸(17)周りに枢動可能である、移動式処理装置(1)。
  2. 前記2つのカバー要素(10)はそれぞれ垂直ビームでヒンジ止めされている、請求項1に記載の移動式処理装置(1)。
  3. 前記垂直ビームはサブフレームの一部である、請求項2に記載の移動式処理装置(1)。
  4. 各カバー要素(10)は、側壁(11)と、屋根部(12)とを含み、閉位置では、それぞれの屋根部(12)が互いに当接し、ロック手段(31)によって相互接続可能である、請求項1に記載の移動式処理装置(1)。
  5. 各カバー要素(10)の高さは、カバー要素(10)が閉位置にあるときに前記材料処理ユニット(2)の高さを覆う高さである、請求項1に記載の移動式処理装置(1)。
  6. 前記粉砕機空洞カバー要素(14)は、前記粉砕機空洞カバー要素(14)が閉位置に向かって枢動されたときに前記封止部の屋根(12)を密閉する、密閉部(18)を含む、請求項1に記載の移動式処理装置(1)。
  7. 前記カバー要素(10)は前記サブフレームの幅広部に取り付けられ、前記サブフレームは前記幅広部に隣接するより幅狭部を有する、請求項3に記載の移動式処理装置(1)。
  8. サブフレーム部の部分(21)は、前記移動式処理装置(1)の前記フレーム(6)の隣接部分とほぼ同じ垂直平面に配置され、サブフレーム部の前記部分(21)及び前記移動式処理装置のフレーム(6)の隣接部分は、対応する形状を有し、連続した垂直面を形成するように当接して配置されている、請求項3に記載の移動式処理装置(1)。
  9. 作業台(20)が、横方向に、前記サブフレームの幅狭部の外側に、かつ前記サブフレームの幅広部の後方に、配置されている、請求項7に記載の移動式処理装置(1)。
  10. 油圧ハンマー(40)が、前記移動式処理装置(1)の前記フレーム(6)に取り付けられ、横方向に、前記サブフレームの幅狭部の外側に、かつ前記サブフレームの幅広部の後方に、配置されている、請求項7に記載の移動式処理装置(1)。
  11. 前記作業台(20)は、対応するカバー要素(10)として同じ垂直ビームに枢動可能に接続されていて、前記作業台(20)は、閉位置と、前記作業台(20)の後方の領域に開位置アクセスが提供される開位置との間で枢動可能であり、前記作業台(20)と前記対応するカバー要素(10)との枢動運動は互いに独立している、請求項9に記載の移動式処理装置(1)。
  12. 前壁(15)を備え、
    前記カバー要素(10)が屋根(12)と側壁(11)と前壁(15)とを有する封止部を形成するように閉位置にあるときに、前記カバー要素(10)の少なくとも1つは、前記前壁で封止するように配置されている、請求項1に記載の移動式処理装置(1)。
  13. 前記材料処理ユニット(2)の完全な封止部を形成するための底部及び後方を密閉することをさらに含む、請求項1に記載の移動式処理装置(1)。
  14. 材料ふるいユニットをさらに備える、請求項1に記載の移動式処理装置(1)。
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