以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<通信システムが提供する撮影要求サービスの概要>
図1は、本実施の形態に係る通信システム1が提供する撮影要求サービスの概要を説明するための図である。
旅行先などの出先でうっかり写真を撮り忘れることはよくあることであるが、本実施の形態に係る通信システム1が提供する撮影要求サービスを利用すれば、ユーザは、特定の撮影地での撮影画像を他のユーザに要求することができる。一方、他のユーザは、撮影画像の要求を許諾した場合、車両のナビゲーション装置において、要求情報に基づいてルートの検索結果を更新することができる。以下、通信システム1が提供する撮影要求サービスについて具体的に説明する。
図1に示すように、通信システム1は、撮影画像を要求するユーザ(以下、「要求側ユーザ」とも称する)の車両(以下、「要求側車両」とも称する)10と、撮影画像の要求を許諾するユーザ(以下、「許諾側ユーザ」とも称する)の車両(以下、「許諾側車両」とも称する)20と、これらの車両と通信可能なサーバ50とを備える。
サーバ50は、1または複数の要求側車両10と通信可能に接続されている。図1に示す例では、サーバ50は、要求側車両10aおよび要求側車両10bのそれぞれと通信可能に接続されている。より具体的には、サーバ50は、要求側車両10aのナビゲーション装置150aおよび要求側車両10bのナビゲーション装置150bのそれぞれと通信可能に接続されている。
さらに、サーバ50は、要求側ユーザが所有する1または複数の携帯端末30と通信可能に接続されている。図1に示す例では、サーバ50は、要求側ユーザaの携帯端末30aおよび要求側ユーザbの携帯端末30bのそれぞれと通信可能に接続されている。
一方、サーバ50は、1または複数の許諾側車両20と通信可能に接続されている。図1に示す例では、サーバ50は、許諾側車両20aと通信可能に接続されている。より具体的には、サーバ50は、許諾側車両20aのナビゲーション装置250aと通信可能に接続されている。
さらに、サーバ50は、許諾側ユーザが所有する1または複数の携帯端末40と通信可能に接続されている。図1に示す例では、サーバ50は、許諾側ユーザaの携帯端末40aと通信可能に接続されている。
このような構成を有する通信システム1において、要求側ユーザaが出先で写真(たとえば、山中湖の風景写真)を撮り忘れてそのまま自宅に到着してしまったとする(ステップ1a)。要求側ユーザaは、ナビゲーション装置150aまたは携帯端末30aを用いて、特定の撮影地(たとえば、山中湖)での撮影画像(たとえば、山中湖の風景画像)の要求を含む要求情報をサーバ50に送信する(ステップ2a)。サーバ50は、ナビゲーション装置150aまたは携帯端末30aからの要求情報を受信すると、受信した要求情報を記憶する(ステップ3)。
同様に、要求側ユーザbが出先で写真(たとえば、山中湖付近の美術館の写真)を撮り忘れてそのまま自宅に到着してしまったとする(ステップ1b)。要求側ユーザbは、ナビゲーション装置150bまたは携帯端末30bを用いて、特定の撮影地(たとえば、山中湖付近の美術館)での撮影画像(たとえば、美術館の外観画像)の要求を含む要求情報をサーバ50に送信する(ステップ2b)。サーバ50は、ナビゲーション装置150bまたは携帯端末30bからの要求情報を受信すると、受信した要求情報を記憶する(ステップ3)。
このように、サーバ50は、1または複数の要求側ユーザによって送信された1または複数の要求情報を蓄積して記憶する。
このような状況において、その後、許諾側車両20aにおいて許諾側ユーザaがナビゲーション装置250aを用いて現在地から目的地までのルートを検索したとすると、そのルート検索結果がサーバ50に送信される(ステップ4)。
サーバ50は、許諾側車両20aからルート検索結果を受信すると、受信したルート検索結果と記憶していた要求情報とを照合する(ステップ5)。具体的には、サーバ50は、予め記憶していた要求情報のうち、ルート検索結果で検索されたルート上またはその付近が撮影地となる要求情報が存在するか否かを判定する。そして、サーバ50は、ルート検索結果とマッチングする要求情報が存在すると判定した場合、マッチングした要求情報を許諾側車両20aに送信する(ステップ6)。
許諾側車両20aにおいては、サーバ50から要求情報を受信すると、ナビゲーション装置250aは、検索したルート上に要求情報を通知する(ステップ7)。具体的には、ナビゲーション装置250aは、検索したルート上に旗印で撮影地が示される。図1に示す例では、ルート上に2つの旗印が示される。
許諾側ユーザaが要求情報に含まれる撮影要求を許諾すると(ステップ8)、ナビゲーション装置250aは、要求情報に基づいてルートの検索結果を更新する(ステップ9)。図1に示す例では、2つの旗印のうち、選択された方の旗印(たとえば、要求側ユーザaが要求した撮影地)を立ち寄るように、ルートの検索結果が更新される。
その後、図示は省略するが、許諾側ユーザaは、立ち寄った撮影地で目的の撮影画像(たとえば、山中湖の風景画像)を携帯端末40aのカメラなどで取得する。許諾側ユーザaは、取得した撮影画像データを、携帯端末40aを介してサーバ50に送信する。あるいは、許諾側ユーザaは、取得した撮影画像データを、一旦ナビゲーション装置250aのメモリに記憶させ、ナビゲーション装置250aを介してサーバ50に送信する。
なお、許諾側ユーザaは、携帯端末40aのカメラで撮影画像を取得するものに限らず、所有する他のデジタルカメラやビデオカメラ、または許諾側車両20aに備えられたドライブレコーダのカメラを用いて撮影画像を取得してもよい。いずれにおいても、許諾側ユーザaは、取得した撮影画像データを、携帯端末40aまたはナビゲーション装置250aを介してサーバ50に送信する。
一方、サーバ50は、携帯端末40aまたはナビゲーション装置250aから受信した撮影画像データを要求側ユーザのナビゲーション装置150または携帯端末30に送信する。このようにして、要求側ユーザは、要求していた撮影画像を取得することができる。
<通信システムの構成>
図2は、本実施の形態に係る通信システム1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3は、本実施の形態に係る通信システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2および図3に示すように、通信システム1は、要求側ユーザの要求側車両10と、要求側ユーザの携帯端末30と、サーバ50と、許諾側ユーザの許諾側車両20と、許諾側ユーザの携帯端末40とを備える。サーバ50は、要求側車両10、携帯端末30、許諾側車両20、および携帯端末40のそれぞれと通信可能に接続されている。なお、通信システム1は、要求側について、サーバ50は、要求側車両10および携帯端末30のいずれか一方と通信可能に接続されていればよく、必ずしも要求側車両10および携帯端末30の両方と通信可能に接続される必要はない。また、許諾側について、サーバ50は、少なくとも許諾側車両20と通信可能に接続されていればよく、必ずしも携帯端末40と通信可能に接続される必要はない。
(要求側車両の構成)
要求側車両10は、バッテリ190の電力供給部190aによって供給された電力を用いて駆動する電動機を走行動力源とした電気自動車である。なお、要求側車両10は、電気自動車に限らず、内燃機関を走行動力源としたガソリン車、または電動機および内燃機関の両方を走行動力源としたハイブリッド車であってもよい。
要求側車両10は、通信モジュール103と、ドライブレコーダ120と、ナビゲーション装置150とを備え、これら各構成が通信ライン110を介して互いに通信可能に接続されている。
通信モジュール103は、たとえば、車載DCM(Data Communication Module)であり、通信ライン110を介して接続された車両内の各構成と、サーバ50などの外部装置との間で通信を可能とする通信部103aを有する。
ドライブレコーダ120は、車両の走行中または停止中において車両内外の様子を静止画または動画で撮影するとともに、その撮影画像データを記憶する装置である。ドライブレコーダ120は、カメラ121と、メモリ122とを含む。カメラ121は、物体を撮影する撮影部121aを有する。メモリ122は、カメラ121によって取得された撮影画像データなど、各種の情報を記憶する記憶部122aを有する。ドライブレコーダ120は、事故時のような車両に異常が発生した場合にその様子を撮影するものであってもよいし、要求側ユーザの操作によって好きなときに車両内外の様子を撮影するものであってもよい。
ナビゲーション装置150は、現在地から目的地までのルートを検索可能である。ナビゲーション装置150は、ディスプレイ151と、タッチパネル152と、メモリ153と、GPS(Global Positioning System)受信機154と、CPU(Central Processing Unit)155と、近距離通信機156とを含む。
ディスプレイ151は、現在地から目的地までのルート検索結果およびドライブレコーダ120のメモリ122に記憶された撮影画像など、各種の情報を示す画像を表示する表示部151aを有する。タッチパネル152は、ディスプレイ151に貼り付けられており、ユーザの押圧操作によってCPU155に対する入力を受け付ける受付部152aを有する。メモリ153は、ルート検索に用いる地図データ、ドライブレコーダ120のメモリ122に記憶された撮影画像データ、およびナビゲーション装置150において撮影要求サービスを提供するためのプログラムなど、各種の情報を記憶する記憶部153aを有する。GPS受信機154は、人工衛星からの電波に基づき要求側車両10の現在の位置情報を受信する位置情報受信部154aを有する。
CPU155は、メモリ153に記憶された情報(たとえば、撮影要求サービスを提供するためのプログラム)に基づき各種の処理を実行する。具体的には、CPU155は、GPS受信機154によって取得された要求側車両10の現在の位置情報と、タッチパネル152から入力された目的地と、メモリ153に記憶された地図データとに基づき、現在地から目的地までのルートを検索するルート検索部155aを有する。また、CPU155は、タッチパネル152から入力された要求情報を取得する要求情報取得部155bを有する。なお、取得された要求情報は、通信モジュール103を介してサーバ50に送信される。
近距離通信機156は、ナビゲーション装置150の近距離に位置する端末と無線通信を可能とする近距離通信部156aを有する。本実施の形態においては、近距離通信機156は、要求側ユーザの携帯端末30との間で無線通信を確立する。
なお、図2および図3に示す要求側車両10の構成は、一例であり、要求側車両10は、走行するための構成など、その他の構成をもちろん備えている。
(許諾側車両の構成)
許諾側車両20は、前述した要求側車両10と同様に、バッテリ290の電力供給部290aによって供給された電力を用いて駆動する電動機を走行動力源とした電気自動車であるが、ガソリン車またはハイブリッド車であってもよい。
許諾側車両20は、通信モジュール203と、ドライブレコーダ220と、ナビゲーション装置250とを備え、これら各構成が通信ライン210を介して互いに通信可能に接続されている。
通信モジュール203は、たとえば、車載DCMであり、通信ライン210を介して接続された車両内の各構成と、サーバ50などの外部装置との間で通信を可能とする通信部203aを有する。
ドライブレコーダ220は、前述した要求側車両10のドライブレコーダ120と同様の構成および機能を有し、撮影部221aを有するカメラ221と、記憶部222aを有するメモリ222とを含む。
ナビゲーション装置250は、前述した要求側車両10のナビゲーション装置150と同様に、現在地から目的地までのルートを検索可能である。なお、ナビゲーション装置250は、「車載装置」の一実施形態である。ナビゲーション装置250は、ディスプレイ251と、タッチパネル252と、メモリ253と、GPS受信機254と、CPU255と、近距離通信機256とを含む。
ディスプレイ251は、現在地から目的地までのルート検索結果およびドライブレコーダ220のメモリ222に記憶された撮影画像など、各種の情報を示す画像を表示する表示部251aを有する。タッチパネル252は、ディスプレイ251に貼り付けられており、ユーザの押圧操作によってCPU255に対する入力を受け付ける受付部252aを有する。なお、撮影要求サービスにおいて、許諾側ユーザは、タッチパネル252を押圧操作することで要求情報に含まれる要求を許諾することができる。メモリ253は、ルート検索に用いる地図データ、ドライブレコーダ220のメモリ222に記憶された撮影画像データ、およびナビゲーション装置250において撮影要求サービスを提供するためのプログラムなど、各種の情報を記憶する記憶部253aを有する。GPS受信機254は、人工衛星からの電波に基づき許諾側車両20の現在の位置情報を受信する位置情報受信部254aを有する。
CPU255は、メモリ253に記憶された情報(たとえば、撮影要求サービスを提供するためのプログラム)に基づき各種の処理を実行する。具体的には、CPU255は、GPS受信機254によって取得された許諾側車両20の現在の位置情報と、タッチパネル252から入力された目的地と、メモリ253に記憶された地図データとに基づき、現在地から目的地までのルートを検索するルート検索部255aを有する。また、CPU255は、サーバ50に要求側車両10からの要求情報を送信するための契機を与える契機部255bを有する。具体的には、CPU255の契機部255bは、ルート検索部255aによって得られたルート検索結果を通信モジュール203を介してサーバ50に送信することで、要求情報を送信するための契機をサーバ50に与える。これにより、ルート検索結果を受信したサーバ50は、ルート検索結果とマッチングする要求情報をナビゲーション装置250に送信するようになる。また、CPU255は、サーバ50を介して要求側車両10から取得した要求情報に基づいてルートの検索結果を更新する更新部255cを有する。
近距離通信機256は、ナビゲーション装置250の近距離に位置する端末と無線通信を可能とする近距離通信部256aを有する。本実施の形態においては、近距離通信機256は、許諾側ユーザの携帯端末40との間で無線通信を確立する。
なお、図2および図3に示す許諾側車両20の構成は、一例であり、許諾側車両20は、走行するための構成など、その他の構成をもちろん備えている。
(携帯端末の構成)
携帯端末30は、通信インターフェイス303と、カメラ306と、メモリ304と、ディスプレイ301と、タッチパネル302と、CPU305とを備え、これら各構成が通信ライン310を介して互いに通信可能に接続されている。
通信インターフェイス303は、通信ライン310を介して接続された携帯端末内の各構成と、サーバ50および要求側車両10のナビゲーション装置150などの外部装置との間で通信を可能とする通信部303aを有する。カメラ306は、物体を撮影する撮影部306aを有する。メモリ304は、カメラ306によって取得された撮影画像データ、および携帯端末30において撮影要求サービスを実行するためのプログラムなど、各種の情報を記憶する記憶部304aを有する。
ディスプレイ301は、メモリ304に記憶された撮影画像など、各種の情報を示す画像を表示する表示部301aを有する。タッチパネル302は、ディスプレイ301に貼り付けられており、ユーザの押圧操作によってCPU305に対する入力を受け付ける受付部302aを有する。
CPU305は、メモリ304に記憶された情報(たとえば、撮影要求サービスを提供するためのプログラム)に基づき各種の処理を実行する。具体的には、CPU305は、タッチパネル302から入力された要求情報を取得する要求情報取得部305aを有する。なお、取得された要求情報は、通信インターフェイス303を介してサーバ50に送信される。
なお、図2および図3に示す携帯端末30の構成は、一例であり、携帯端末30は、その他の構成をもちろん備えている。また、携帯端末40は、前述した携帯端末30と基本的には同様の構成を備えるため、具体的な説明は省略する。
(サーバの構成)
サーバ50は、通信インターフェイス503と、メモリ502と、CPU501とを備え、これら各構成が通信ライン510を介して互いに通信可能に接続されている。
通信インターフェイス503は、通信ライン510を介して接続されたサーバ内の各構成と、要求側車両10、携帯端末30、許諾側車両20、および携帯端末40などとの間で通信を可能とする通信部503aを有する。なお、通信インターフェイス503の通信部503aは、「受信部」および「送信部」の一実施形態である。
メモリ502は、後述する図4のユーザ情報テーブルに含まれるユーザ情報、図5の要求情報テーブルに含まれる要求情報、およびサーバ50において撮影要求サービスを実行するためのプログラムなど、各種の情報を記憶する記憶部502aを有する。なお、メモリ502の記憶部502aは、「管理部」の一実施形態である。
CPU501は、メモリ502に記憶された情報(たとえば、撮影要求サービスを提供するためのプログラム)に基づき各種の処理を実行する。具体的には、CPU501は、許諾側車両20から受信したルート検索結果と、メモリ502に記憶された要求情報とを照合し、ルート検索結果とマッチングする要求情報があるか否かを決定する決定部501aを有する。なお、ルート検索結果とマッチングする要求情報は、通信インターフェイス503を介して許諾側車両20に送信される。つまり、決定部501aは、許諾側車両20のナビゲーション装置250によるルート検索結果と、メモリ502に記憶された要求情報に含まれる特定の撮影地とに基づき、要求情報を送信するか否かを決定する機能を有する。
<ユーザ情報テーブル>
通信システム1が提供する撮影要求サービスを利用するユーザは、予め決められた情報をサーバ50に登録することになっている。登録されたユーザ情報は、メモリ502に記憶されたユーザ情報テーブルに格納されている。図4は、本実施の形態に係るサーバ50が記憶するユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
図4に示すように、ユーザ情報テーブルには、ユーザを識別するための「ユーザID」に紐付けられるように、ユーザが所有する車両を識別するための「車両ID」、ユーザが所有する携帯端末を識別するための「端末ID」、ユーザが所有する「メールアドレス」、およびユーザが所有する「ポイント」を示す情報が格納されている。なお、「車両ID」は、車両そのものに対応付けられた識別IDであってもよいし、車両が備えるナビゲーション装置に対応付けられた識別IDであってもよい。
ここで、本実施の形態においては、撮影要求サービスにおいてポイント制が導入されており、要求側ユーザは、ポイントを消費することで、許諾側ユーザに撮影画像を要求することができる。一方、許諾側ユーザは、要求された撮影画像を取得して要求側ユーザに提供することで、要求側ユーザが所有するポイントを獲得することができる。なお、ポイントは、撮影画像を要求するために用いられるものに限らず、商品を購入したり、他のサービスの提供を受けたりすることに用いられてもよい。なお、ポイントは「特典」の一実施形態である。
<要求情報テーブル>
サーバ50は、要求側車両10のナビゲーション装置150または携帯端末30から受信した要求情報を、メモリ502に記憶された要求情報テーブルに格納する。図5は、本実施の形態に係るサーバ50が記憶する要求情報テーブルの一例を示す図である。
図5に示すように、要求情報テーブルには、要求情報を識別するための「タスクID」に紐付けられるように、要求側ユーザの「ユーザID」、現在の「ステータス」、「撮影地」および「撮影画像」の詳細な情報を含む「要求情報」、許諾側ユーザに対する「お礼ポイント」、および「要求日時」を示す情報が格納されている。
撮影要求サービスにおいては、1人のユーザが複数の要求を行うことができるため、複数のタスクIDに対して同じユーザIDが紐付けられることもある。たとえば、「タスクID」“001”および“005”に対しては、同じ「ユーザID」“001abc”が紐付けられている。
「ステータス」の種類としては、“許諾先探し中”、“許諾済み”、および“完了”が格納される。撮影画像の要求がされてから未だ許諾先が見つからない場合には、「ステータス」として“許諾先探し中”が格納される。許諾先が見つかったが未だ撮影画像が要求側ユーザに提供されていない場合には、「ステータス」として“許諾済み”が格納される。既に撮影画像が要求側ユーザに提供された場合には、「ステータス」として“完了”が格納される。
「要求情報」に含まれる「撮影地」としては、要求側ユーザが要求する撮影地の情報が格納される。「要求情報」に含まれる「撮影画像」としては、要求側ユーザが要求する撮影画像の詳細(たとえば、写真の構図や撮影対象など)の情報が格納される。
「お礼ポイント」としては、許諾側ユーザが撮影画像を要求側ユーザに提供した場合に、そのお礼として、要求側ユーザが所有するポイントのうち、許諾側ユーザが所有するポイントに追加されるポイントの情報が格納される。本実施の形態においては、要求側ユーザがお礼ポイントを決めることができるが、これに限らず、お礼ポイントが予め決められていてもよい。
<通信システムが実行する主な処理内容>
図6〜図8は、通信システム1が実行する主な処理内容を説明するためのフローチャートである。図6〜図8に示すフローチャートに示される各ステップは、各CPUによるソフトウェア処理によって実現されるが、CPU内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。なお、以下では、各ステップを単に「S」と略す。
(撮影画像の要求段階)
先ず、図6を参照しながら、要求側ユーザがサーバ50に撮影画像を要求する段階での処理フローについて説明する。この段階において、要求側ユーザは、要求側車両10のナビゲーション装置150および携帯端末30のいずれを用いても、サーバ50に撮影画像を要求することができる。なお、図6に示す処理フローについて、要求側においては、ナビゲーション装置150のCPU155または携帯端末30のCPU305が実行し、サーバ50側においては、サーバ50のCPU501が実行する。この例では、要求側車両10のナビゲーション装置150がサーバ50に対して要求情報を送信する例について説明する。
図6に示すように、ナビゲーション装置150は、撮影画像の要求を受け付けたか否かを判定する(S110)。
ここで、図9は、本実施の形態に係る要求側車両10におけるナビゲーション装置150についてディスプレイ151の表示の一例を示す図である。図9(a)に示すように、ナビゲーション装置150におけるメインメニューには、現在地から目的地までのルートを検索するために操作される目的地アイコン161と、音楽を聴いたり動画を視聴したりするために操作されるAVアイコン162と、各種の設定を行うために操作される設定アイコン163と、撮影要求するために操作される撮影要求アイコン164と、渋滞情報など各種の情報を取得するために操作される情報アイコン165とが含まれる。要求側ユーザは、撮影要求アイコン164を選択することで、撮影要求サービスを利用することができる。なお、撮影要求アイコン164は、ナビゲーション装置150の初期出荷時から設けられていてもよいし、ユーザ設定によって追加されてもよいし、さらに、ナビゲーション装置150のソフトウェアの更新によって追加されてもよい。
図6に戻り、前述したS110の処理において、ナビゲーション装置150は、撮影要求アイコン164が選択されたか否かを判定する。ナビゲーション装置150は、撮影画像の要求を受け付けていない場合(S110でNO)、つまり、撮影要求アイコン164が選択されていない場合、再び本処理フローを繰り返す。
一方、ナビゲーション装置150は、撮影画像の要求を受け付けた場合(S110でYES)、つまり、撮影要求アイコン164が選択された場合、要求情報を取得したか否かを判定する(S120)。この要求情報としては、図5に示した「撮影地」および「撮影画像」が少なくとも挙げられる。
ここで、図9(b)に示すように、撮影要求アイコン164が選択されると、撮影要求サービスメニューに移行する。撮影要求サービスメニューには、要求情報として「撮影地」を入力するための撮影地入力欄171と、要求情報として「撮影画像」を入力するための撮影画像入力欄172と、「お礼ポイント」を入力するためのお礼ポイント入力欄173とが含まれる。要求側ユーザは、文字選択欄174に並べられた文字や数字の中から、カーソル175を用いて所望の文字や数字を選択することで、撮影地入力欄171、撮影画像入力欄172、およびお礼ポイント入力欄173のそれぞれに情報を入力することができる。なお、要求側ユーザは、文字や数字を削除したければ削除アイコン176を選択すればよく、メインメニューに戻りたければ戻るアイコン177を選択すればよい。また、要求側ユーザは、確定アイコン178を選択することで、入力した要求情報やお礼ポイントを確定することができる。
図6に戻り、前述したS120の処理において、ナビゲーション装置150は、要求情報やお礼ポイントが確定したか否かを判定する。ナビゲーション装置150は、要求情報を取得していない場合(S120でNO)、つまり、要求情報やお礼ポイントが確定していない場合、要求情報を取得するまでS120の処理を繰り返す。
一方、ナビゲーション装置150は、要求情報を取得した場合(S120でYES)、つまり、要求情報やお礼ポイントが確定した場合、取得した要求情報をサーバ50に送信する(S130)。なお、ナビゲーション装置150は、S130の処理において、車両IDをサーバ50に送信する。なお、要求側ユーザが携帯端末30を用いて撮影要求をする場合、S130の処理において、携帯端末30は、端末IDをサーバ50に送信する。その後、ナビゲーション装置150は、再び本処理フローを繰り返す。
ここで、図9(c)に示すように、ナビゲーション装置150が要求情報をサーバ50に送信すると、ディスプレイ151においては「撮影要求しました。しばらくお待ち下さい。」の文字画像が表示される。
図6に戻り、サーバ50は、ナビゲーション装置150から車両IDとともに要求情報を受信したか否かを判定する(S510)。サーバ50は、ナビゲーション装置150から車両IDとともに要求情報を受信していない場合(S510でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、サーバ50は、ナビゲーション装置150から車両IDとともに要求情報を受信した場合(S510でYES)、受信した要求情報を図5に示した要求情報テーブルに格納する(S520)。このとき、サーバ50は、要求情報に対して新たなタスクIDを割り当てるとともに、要求側ユーザの車両IDおよびユーザIDを要求情報に紐付ける。そして、サーバ50は、「ステータス」として“許諾先探し中”を要求情報に対応させる。その後、サーバ50は、再び本処理フローを繰り返す。
このようにして、要求側ユーザは、ナビゲーション装置150を用いて要求情報をサーバ50に送信することができる。一方、サーバ50は、ナビゲーション装置150から受信した要求情報を記憶することができる。なお、サーバ50は、同一のナビゲーション装置150から複数回に亘って要求情報を取得して記憶することができ、さらに、同様の処理フローによって、他の要求側車両のナビゲーション装置150や携帯端末30からも要求情報を取得して記憶することができる。これにより、要求情報テーブルに複数の要求情報が蓄積される。なお、図9においては、ナビゲーション装置150のディスプレイ151の表示の一例を示したが、携帯端末30のディスプレイ301についても同様に、撮影要求を選択するためのアイコン、および要求情報やお礼ポイントを入力するための入力欄が表示される。
(撮影要求の許諾段階)
次に、図7を参照しながら、許諾側ユーザが撮影要求を許諾する段階での処理フローについて説明する。なお、図7に示す処理フローについて、サーバ50側においては、サーバ50のCPU501が実行し、許諾側においては、ナビゲーション装置250のCPU255が実行する。
図7に示すように、ナビゲーション装置250は、ルート検索の受付があったか否かを判定する(S210)。具体的には、ナビゲーション装置250は、許諾側ユーザによって、現在地から目的地までのルート検索の要求があったか否かを判定する。ナビゲーション装置250は、ルート検索の受付がない場合(S210でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、ナビゲーション装置250は、ルート検索の受付があった場合(S210でYES)、ルートを検索する(S220)。その後、ナビゲーション装置250は、ルート検索結果をサーバ50に送信する(S230)。このような契機によって、サーバ50に対して要求情報を送信させることができる。
これに対して、サーバ50は、ルート検索結果を受信したか否かを判定する(S560)。サーバ50は、ルート検索結果を受信していない場合(S560でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、サーバ50は、ルート検索結果を受信した場合(S560でYES)、受信したルート検索結果と、要求情報テーブルに格納された要求情報とを照合し(S570)、ルート検索結果とマッチングする要求情報があるか否かを判定する(S580)。具体的には、サーバ50は、予め記憶していた要求情報のうち、ルート検索結果で検索されたルート上またはその付近が撮影地となる要求情報が存在するか否かを判定する。サーバ50は、ルート検索結果とマッチングする要求情報がない場合(S580でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、サーバ50は、ルート検索結果とマッチングする要求情報がある場合(S580でYES)、マッチングした要求情報をタスクIDとともにナビゲーション装置250に送信する(S590)。
これに対して、ナビゲーション装置250は、予め決められた時間内に要求情報を受信したか否かを判定する(S240)。ナビゲーション装置250は、時間内に要求情報を受信しなかった場合(S240でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、ナビゲーション装置250は、時間内に要求情報を受信した場合(S240でYES)、ディスプレイ251に要求情報を通知する(S250)。具体的には、ナビゲーション装置250は、要求情報に含まれる撮影地の住所から位置情報(たとえば、経度および緯度)を特定し、特定した位置情報に基づいて、撮影地を示す画像をルート上に表示する。
ここで、図10は、本実施の形態に係る許諾側車両20におけるナビゲーション装置250についてディスプレイ251の表示の一例を示す図である。図10(a)に示すように、図9のS220の処理で取得されたルート検索結果は、ディスプレイ251に表示される。このルート検索結果の表示には、地図上において、目的地までのルートを示すルート画像260とともに目的地までの距離を示す距離画像261が含まれる。図9のS250の処理でディスプレイ251に要求情報が通知されると、図10(b)に示すような表示に移行する。
図10(b)では、図5の要求情報テーブルに格納されたタスクID“005”およびタスクID“006”の要求情報がルート検索結果とマッチングした例を示す。たとえば、タスクID“005”およびタスクID“006”の要求情報は、いずれも撮影地として山梨県の山中湖付近が含まれている。そして、許諾側ユーザの現在地が山中湖付近であれば、要求情報がルート検索結果とマッチングすることになる。
図10(b)に示すように、要求情報が通知された際のルート検索結果の表示には、地図上において、ルート画像260とともに、タスクID“005”に対応する撮影地を示す旗印264と、タスクID“005”に対応する撮影地を示す旗印263とが含まれる。さらに、ディスプレイ251の右端には、要求情報の詳細を閲覧するための詳細欄265が表示される。詳細欄265には、タスクID“005”およびタスクID“006”のそれぞれの要求情報について、お礼ポイントを示すポイント画像266と、要求情報の詳細を閲覧するための詳細アイコン267と、要求を許諾するために操作される許諾アイコン268とが含まれる。なお、ナビゲーション装置250は、要求情報とともにタスクIDをディスプレイ251に表示してもよい。
図7に戻り、ナビゲーション装置250は、許諾側ユーザが要求を許諾したか否かを判定する(S260)。つまり、ナビゲーション装置250は、タスクID“005”およびタスクID“006”のいずれかの要求情報について、許諾アイコン268が選択されか否かを判定する。ナビゲーション装置250は、許諾側ユーザが要求を許諾していない場合(S260でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、ナビゲーション装置250は、許諾側ユーザが要求を許諾した場合(S260でYES)、許諾側ユーザが要求を許諾した旨を示す許諾情報をサーバ50に送信する(S270)。たとえば、図10(c)に示すように、許諾側ユーザがタスクID“005”に対応する要求を許諾した場合、タスクID“005”に対応する撮影地を示す旗印264に円マークが表示されたり点滅または色が変化したりするなど、何らかの効果によって許諾側ユーザに許諾した旨が示される。
図7に戻り、サーバ50は、予め決められた時間内に許諾情報を受信したか否かを判定する(S600)。サーバ50は、時間内に許諾情報を受信しなかった場合(S600でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、サーバ50は、時間内に許諾情報を受信した場合(S600でYES)、要求情報格納テーブルにおいて、許諾された要求情報に対応する「ステータス」を“許諾済み”に変更する(S610)。その後、サーバ50は、要求を許諾した許諾側ユーザのナビゲーション装置250においてルート検索の更新を許可する旨を示す更新許可情報を許諾側ユーザに送信し(S620)、再び本処理フローを繰り返す。
これに対して、ナビゲーション装置250は、予め決められた時間内に更新許可情報を受信したか否かを判定する(S280)。ナビゲーション装置250は、時間内に更新許可情報を受信しなかった場合(S280でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、ナビゲーション装置250は、時間内に更新許可情報を受信した場合(S280でYES)、ディスプレイ251に表示されたルート検索結果を更新する(S290)。たとえば、図10(d)に示すように、タスクID“006”に対応する撮影地を示す旗印263が消える一方で、タスクID“005”に対応する撮影地を示す旗印264が残る。そして、地図上において、ルート画像260が旗印264を立ち寄った後に元の目的地までのルートに戻るようにルート検索結果が更新される。さらに、目的地までの距離を示す距離画像261に加えて、途中で立ち寄る撮影地までの距離を示す距離画像262がディスプレイ251に表示される。
なお、許諾側ユーザが、タスクID“005”に対応する要求に加えてタスクID“006”に対応する要求も許諾した場合、ルート画像260が旗印263および旗印264の両方を立ち寄った後に元の目的地までのルートに戻るようにルート検索結果が更新される。図7に戻り、サーバ50は、S290の処理の後、再び本処理フローを繰り返す。
(撮影画像の取得段階)
次に、図8を参照しながら要求側ユーザが許諾側ユーザから撮影画像を取得する段階での処理フローについて説明する。なお、この段階において、許諾側ユーザは、許諾側車両20のナビゲーション装置250および携帯端末40のいずれを用いても、サーバ50に撮影画像を送信することができる。また、この段階において、要求側ユーザは、要求側車両10のナビゲーション装置150および携帯端末30のいずれを用いても、サーバ50から撮影画像を受信することができる。なお、図8に示す処理フローについて、許諾側においては、ナビゲーション装置250のCPU255または携帯端末40のCPU(図示は省略する)が実行し、サーバ50側においては、サーバ50のCPU501が実行し、要求側においては、ナビゲーション装置150のCPU155または携帯端末30のCPU305が実行する。この例では、許諾側ユーザの携帯端末40から要求側ユーザの携帯端末30に対して撮影画像が送信される例について説明する。
図8に示すように、許諾側ユーザの携帯端末40は、撮影画像データの送信の受付があったか否かを判定する(S2010)。なお、この時点で既に、携帯端末40は、携帯端末40のカメラまたは許諾側車両20のドライブレコーダ220のカメラ221などから撮影画像を取得している。
携帯端末40は、撮影画像データの送信の受付がない場合(S2010でNO)、再び本処理フローを繰り返す。一方、携帯端末40は、撮影画像データの送信の受付があった場合(S2010でYES)、タスクIDとともに撮影画像データをサーバ50に送信する(S2020)。なお、タスクIDは、許諾側ユーザが携帯端末40に入力してもよいし、携帯端末40がナビゲーション装置250から近距離通信を用いて取得してもよい。
これに対して、サーバ50は、撮影画像データを受信したか否かを判定する(S5010)。サーバ50は、撮影画像データを受信していない場合(S5010でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、サーバ50は、撮影画像データを受信した場合(S5010でYES)、要求側ユーザの携帯端末30にタスクIDとともに撮影画像データを送信する(S5020)。具体的には、サーバ50は、要求情報テーブルに基づきタスクIDに紐付けられたユーザIDを特定する。そして、サーバ50は、ユーザ情報テーブルに基づき、特定したユーザIDに紐付けられたメールアドレスに撮影画像データを送信する。なお、ナビゲーション装置150がメールアドレスを所有している場合であれば、サーバ50は、ユーザIDに紐付けられたナビゲーション装置150のメールアドレスに撮影画像データを送信してもよい。
これに対して、要求側ユーザの携帯端末30は、撮影画像データを受信したか否かを判定する(S1010)。携帯端末30は、撮影画像データを受信していない場合(S1010でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、携帯端末30は、撮影画像データを受信した場合(S1010でYES)、タスクIDとともに撮影画像データを受信した旨を示す取得情報をサーバ50に送信し(S1020)、撮影画像データをメモリ304に記憶する(S1030)。
これに対して、サーバ50は、取得情報を受信したか否かを判定する(S5030)。サーバ50は、取得情報を受信していない場合(S5030でNO)、S5030の処理を繰り返す。
一方、サーバ50は、取得情報を受信した場合(S5030でYES)、要求情報格納テーブルにおいて、タスクIDに対応する「ステータス」を“完了”に変更する(S5040)。その後、サーバ50は、タスクIDに対応するお礼ポイント分のポイントを、要求側ユーザのポイントから許諾側ユーザのポイントへと移動して記憶する(S5050)。
その後、サーバ50は、移動後のポイントを示すポイント情報を要求側ユーザの携帯端末30と、許諾側ユーザの携帯端末40に送信し(S5060)、再び本処理フローを繰り返す。
これに対して、要求側ユーザの携帯端末30は、予め決められた時間内にポイント情報を受信したか否かを判定する(S1040)。携帯端末30は、時間内にポイント情報を受信しなかった場合(S1040でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、携帯端末30は、時間内にポイント情報を受信した場合(S1040でYES)、ポイント情報に基づき、要求側ユーザが現在所有するポイントをディスプレイ301に表示し(S1050)、再び本処理フローを繰り返す。
同様に、許諾側ユーザの携帯端末40は、予め決められた時間内にポイント情報を受信したか否かを判定する(S2030)。携帯端末40は、時間内にポイント情報を受信しなかった場合(S2030でNO)、再び本処理フローを繰り返す。
一方、携帯端末40は、時間内にポイント情報を受信した場合(S2030でYES)、ポイント情報に基づき、許諾側ユーザが現在所有するポイントをディスプレイに表示し(S2040)、再び本処理フローを繰り返す。
<作用効果について>
以上のように、本実施の形態に係る通信システム1によれば、特定の撮影地での撮影画像の要求を含む要求情報が、許諾側車両20からの契機に従ってサーバ50からナビゲーション装置250に送信され、要求情報に含まれる要求を許諾側ユーザが許諾した場合に、ナビゲーション装置250において当該要求情報に基づいてルートの検索結果が更新される。これにより、要求を許諾した許諾側ユーザは、更新されたルートの検索結果によって撮影地までのルートを把握することができる。一方、要求側ユーザは、許諾側ユーザによって取得された撮影画像をナビゲーション装置150または携帯端末30を介して取得することができる。これにより、撮影画像の要求に関してユーザの利便性が向上する。
許諾側ユーザは、複数のタスクIDのうちの少なくとも一のタスクIDに対応する要求を許諾することができ、許諾した要求が含まれる少なくとも一の要求情報に基づいてルートの検索結果が更新されるため、許諾側ユーザの選択肢が広がる。
ナビゲーション装置250によるルート検索結果と、要求情報に含まれる特定の撮影地とに基づき、ルート検索結果とマッチングする要求情報がナビゲーション装置250に送信される。これにより、ルート検索結果と特定の撮影地とが考慮されてルート検索結果が更新されるため、許諾側ユーザの利便性がさらに向上する。
ナビゲーション装置250において、ルート検索結果を特定可能なルート画像260とともに、要求を特定可能な旗印263,264や要求情報の詳細が表示されるため、許諾側ユーザは、視覚的にルート検索結果とともに要求を把握することができる。
許諾側ユーザは、要求側ユーザに撮影画像を提供することで、要求側ユーザが所有するポイントを得ることができるため、撮影要求サービスの利用率を上げることができる。
<変形例>
本実施の形態においては、図7のS250の処理において、ナビゲーション装置250がディスプレイ251を介して要求情報を通知する際、サーバ50から受信した要求情報に含まれる撮影地の住所から位置情報(たとえば、経度および緯度)をナビゲーション装置250が特定していた。しかし、要求情報に含まれる撮影地の住所から位置情報をサーバ50が特定し、サーバ50がその位置情報をナビゲーション装置250に送信するものであってもよい。
本実施の形態においては、許諾側車両20において、予め記憶していた要求情報のうち、ルート検索結果で検索されたルート上またはその付近が撮影地となる要求情報が存在する場合に限りマッチングした要求情報が通知されるものであった。しかし、ルート検索結果で検索されたルート上またはその付近が撮影地となる要求情報が存在しない場合(つまり、撮影地がルート上から遠く離れている場合)であっても、要求情報が通知されてもよい。
本実施の形態においては、サーバ50は、ルート検索結果と要求情報とがマッチングする場合、必ず要求情報を許諾側車両20のナビゲーション装置250に送信するものであった。しかし、ナビゲーション装置250において要求情報を通知するか否か、および要求情報を通知する場合であっても通知対象となる撮影地を許諾側ユーザが選択できるように構成するものであれば、サーバ50は、その選択内容に従って要求情報を送信してもよい。
本実施の形態においては、サーバ50は、ナビゲーション装置250からルート検索結果を受信したことを契機として、ルート検索結果とマッチングする要求情報をナビゲーション装置250に送信していた。しかし、ナビゲーション装置250において要求情報を求めることが可能な構成(たとえば、スイッチや操作可能なスイッチアイコンの表示)であれば、許諾側ユーザは、その構成を操作することでサーバ50に対して要求情報の送信の契機を与えることができてもよい。このようにすれば、許諾側ユーザは、ナビゲーション装置250でルート検索を行うことなく、所定の操作で要求情報を得ることができる。
本実施の形態においては、撮影要求サービスにおける特典として許諾側ユーザにポイントが付与されるものであったが、もちろんポイント制が導入されることなく、許諾側ユーザがボランティアで要求側ユーザの要求を満たすものであってもよい。また、特典は、ポイントに限らず、ゲームなどの仮想世界で使用可能な仮想通貨であってもよいし、電子マネーであってもよい。
上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。