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JP6928014B2 - 光コネクタへのブロック部材の固定方法及び光コネクタの製造方法 - Google Patents
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本発明は、光コネクタへのブロック部材の固定方法及び光コネクタの製造方法に関する。
レーザ光伝送用の光ファイバケーブルにおいて、光ファイバの先端に石英製のブロック部材が融着され、そのブロック部材がケーブル端部に取り付けられた光コネクタの筒状部の内側に配置されたものが知られている(例えば、特許文献1及び2)。
特開2018−084649号公報 特開2018−081127号公報
ところで、特許文献1及び2に開示された光ファイバケーブルにおいて、光コネクタにおける筒状部にブロック部材を接着剤で固定した場合、ミスアライメントによりレーザ光が接着剤に照射されると、接着剤が燃焼して光コネクタが焼損する虞が懸念される。
本発明の課題は、光コネクタの焼損を抑止する光コネクタにおける筒状部へのブロック部材の固定方法を提供することである。
本発明は、光コネクタにおける金属製の筒状部への石英製のブロック部材の固定方法であって、前記筒状部の内側に前記ブロック部材を配置した後、前記筒状部の外周面にレーザ光を照射して内向きに突出した突出部を形成することにより前記ブロック部材をかしめ、前記レーザ光の照射を、前記筒状部を加熱して熱膨張させた状態にして行う
本発明は、金属製の筒状部を含むコネクタ本体と、前記筒状部の内側に配置された石英製のブロック部材とを備えた光コネクタの製造方法であって、前記筒状部の内側に前記ブロック部材を配置した後、前記筒状部の外周面にレーザ光を照射して内向きに突出した突出部を形成することにより前記ブロック部材をかしめ、前記レーザ光の照射を、前記筒状部を加熱して熱膨張させた状態にして行う。
本発明によれば、内側にブロック部材を配置した筒状部の外周面にレーザ光を照射して内向きに突出した突出部を形成することによりブロック部材をかしめるので、接着剤を用いずに筒状部にブロック部材が固定され、それにより光コネクタの焼損を抑止することができる。
光コネクタ構造の縦断面図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造を示す横断面図である。 光コネクタ構造の組立方法を示す第1の説明図である。 光コネクタ構造の組立方法を示す第2の説明図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定方法を示す説明図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造の第1の変形例を示す横断面図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造の第2の変形例を示す横断面図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造の第3の変形例を示す横断面図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造の第4の変形例を示す横断面図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造の第5の変形例を示す縦断面図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造の第6の変形例を示す縦断面図である。 光コネクタの筒状部へのブロック部材の固定構造の第7の変形例を示す縦断面図である。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、光ファイバ10の端部に光コネクタ20を取り付けた光コネクタ構造Cを示す。この光コネクタ構造Cは、例えばレーザ加工機等に装着されるレーザ光伝送用の光ファイバケーブルの入射端部及び/又は出射端部に構成されるものである。
光ファイバ10は、裸光ファイバ11とそれを被覆するジャケット12とを備える。
裸光ファイバ11は、相対的に高屈折率なコア11aとそれを被覆する相対的に低屈折率のクラッド11bとを有する。コア11aは、例えばノンドープの純粋石英で形成されている。クラッド11bは、例えば屈折率を低下させるドーパント(F、B等)がドープされた石英で形成されている。
ジャケット12は、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等で形成された単一層で構成されていてもよく、また、例えばシリコーン樹脂の内側バッファ層とそれを被覆するナイロン樹脂或いはフッ素樹脂の外側被覆層との2層で構成されていてもよい。
光ファイバ10の端部は、先端側のジャケット12が剥離されて裸光ファイバ11が露出したファイバ露出部分10aと、その後方側のジャケット12で被覆されたジャケット被覆部分10bとを有する。ファイバ露出部分10aの裸光ファイバ11の外周面には、粗面化加工が施されて構成されたクラッドモード光を外部に放出するためのモードストリッパ13が設けられていてもよい。
光コネクタ20は、ステンレス等で形成された金属製の筒状部材により構成されたコネクタ本体21を備える。コネクタ本体21の内部には、その中間部分に長さ方向に延びるように形成された内径の大きいファイバ収容空間211が設けられている。ファイバ収容空間211には、後述するように、モードストリッパ13が構成されたファイバ露出部分10aが設けられるので、モードストリッパ13から放出されたクラッドモード光を効果的に吸収して放熱する観点からは、その内壁面は粗面化により表面積が広くされていることが好ましい。また、コネクタ本体21の内部には、ファイバ収容空間211の後方に連続して形成された内径の小さいファイバ嵌入部212が設けられている。
コネクタ本体21は、先端側に突出するように設けられた円筒状の筒状部213を含み、その内部には、ブロック収容部214が設けられている。ブロック収容部214は、先端側の円筒孔部分214aと、その後方に連続した円錐孔部分214bとを有する。円筒孔部分214aは、先端が開口している。円錐孔部分214bは、後方に向かうに従って内径が漸次小さくなるように形成され、その頂部がファイバ収容空間211に連通するファイバ挿通孔215に連続している。
また、光コネクタ20は、筒状部213の内側のブロック収容部214に配置された石英製のブロック部材22を備える。ブロック部材22は、純粋石英で形成されていてもよく、また、ドーパントがドープされた石英で形成されていてもよい。ブロック部材22は、先端側の円柱部分22aと、その後方に連続した円錐部分22bとを有する。円柱部分22aの外径は、ブロック収容部214の円筒孔部分214aの内径よりもやや小さい。円錐部分22bは、ブロック収容部214の円錐孔部分214bの形状に対応しており、後方に向かうに従って外径が漸次小さくなるように形成されている。なお、ブロック部材22は、円柱状部材で構成されていてもよい。
ブロック部材22は、円筒部分が僅かに筒状部213から突出するとともに、その残部が筒状部213の内側に配置され、且つ円錐部分22bが筒状部213の内側のブロック収容部214の円錐孔部分214bに嵌合するように設けられている。そして、筒状部213の外周面における円筒孔部分214aに対応する部分には、図1及び2に示すように、その周方向に60°の間隔をおいた6箇所に、それぞれレーザ加工によるレーザ加工痕としてのスポット状の凹部216が形成されているとともに、それに対応して筒状部213の内側のブロック収容部214の円筒孔部分214aに内向きに突出したスポット状の突出部217が形成されている。ブロック部材22は、これらの6個の突出部217により円柱部分22aがかしめられて6点支持で筒状部213に固定されている。
さらに、光コネクタ20は、筒状部213から突出したブロック部材22及びレーザ加工による凹部216を覆うとともに、筒状部213に外嵌めするように設けられた円筒状のカバー部材23を備える。
この光コネクタ構造Cでは、光ファイバ10の端部が光コネクタ20のコネクタ本体21の後方から挿通されている。そして、ファイバ露出部分10aの先端は、ファイバ挿通孔215に通されて筒状部213の内側のブロック収容部214に配置されたブロック部材22の後端に融着接続されている。モードストリッパ13が構成されたファイバ露出部分10aは、ファイバ収容空間211を長さ方向に延びるように設けられている。ジャケット被覆部分10bは、ファイバ嵌入部212に内嵌めされて保持されている。なお、光ファイバ10は、図示しないその他の物理的手段及び/又は化学的手段により光コネクタ20に固定されていてもよい。
次に、光コネクタ構造Cの組立方法について説明する。
まず、光ファイバ10の端部において、先端から所定長のジャケット12を剥離して、ファイバ露出部分10aとジャケット被覆部分10bとを形成する。また、ファイバ露出部分10aの裸光ファイバ11の外周面に粗面化加工を施してモードストリッパ13を構成する。
次いで、図3Aに示すように、その光ファイバ10の端部を、コネクタ本体21の後方から挿入して先端から突出するように通し、その先端にブロック部材22を融着接続する。
続いて、図3Bに示すように、光ファイバ10を後方に引き戻し、筒状部213の内側のブロック収容部214に、ブロック部材22を、円柱部分22aが円筒孔部分214aに同軸に設けられるとともに、円錐部分22bが円錐孔部分214bに嵌合するように配置して保持する。
その後、図4に示すように、筒状部213の外周面における円筒孔部分214aに対応する部分において、その周方向に60°の間隔をおいた6箇所に、それぞれレーザ光Lをスポット状に照射する。これにより、筒状部213の外周面のレーザ照射部にスポット状の凹部216を形成するとともに、それに対応して筒状部213の内側のブロック収容部214の円筒孔部分214aに内向きに突出したスポット状の突出部217を形成し、これらの6個の突出部217により円柱部分22aをかしめてブロック部材22を6点支持で筒状部213に固定する。ブロック部材22の円柱部分22aの長さ方向におけるかしめ位置は、その長さ方向の中央であってもよく、中央よりも先端側であってもよく、また、中央よりも後方側であってもよい。このレーザ加工に用いるレーザとしては、例えば、YAGレーザ、ファイバレーザ、エキシマレーザ等が挙げられるが、これらのうちYAGレーザが好ましい。
そして、最後に、筒状部213に外嵌めするようにカバー部材23を取り付ける。
以上のような光コネクタ20におけるブロック部材22の固定方法によれば、内側にブロック部材22を配置した筒状部213の外周面にレーザ光Lを照射して内向きに突出した突出部217を形成することによりブロック部材22をかしめるので、接着剤を用いずに筒状部213にブロック部材22が固定され、それにより光コネクタ20の焼損を抑止することができる。
ここで、光コネクタ構造Cが使用され、それに伴い光コネクタ20の温度が上昇して筒状部213が熱膨張すると、筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定が緩む虞が懸念される。このような筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定の緩みを抑制する観点からは、レーザ光Lの照射を、筒状部213をヒータやレーザにより加熱して熱膨張させた状態にして行うことが好ましい。このように筒状部213を加熱して熱膨張させた状態にしてレーザ光Lの照射を行うことにより、高温度下においてかしめられるため、光コネクタ20の温度が上昇して筒状部213が熱膨張しても、筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定が緩むのを抑制することができ、しかも、常温下においては、その固定度が高められることとなる。このときの加熱温度は、好ましくは100℃以上500℃以下、より好ましくは150℃以上300℃以下である。また、光コネクタ20の温度上昇に伴う筒状部213の熱膨張自体を抑制する観点からは、筒状部213の外周面に金メッキが施されて放熱性が高められていることが好ましい。
なお、上記の筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定では、筒状部213の内側に周方向に60°の等間隔をおいて設けられた6個のスポット状の突出部217による6点支持により行うものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、図5に示すように、突出部217間の間隔が等間隔でなくてもよい。また、図6に示すように、筒状部213の内側に周方向に120°の間隔をおいて設けられた3個のスポット状の突出部217による3点支持により行うものであってもよく、さらに、その他の個数のスポット状の突出部217による支持により行うものであってもよい。この場合、ブロック部材22を筒状部213に固定する際、筒状部213の外周面にレーザ光をスポット状に照射するレーザ照射部の間隔を適宜設定すればよい。
また、筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定は、図7に示すように、筒状部213の内側に周方向の全周に延びるように設けられた環状突条の突出部217により行うものであってもよい。この場合、ブロック部材22を筒状部213に固定する際、筒状部213の外周面に周方向にレーザ光を連続して照射すればよい。
また、筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定は、図8に示すように、筒状部213の内側に、各々、相互に対向するとともに、周方向に延びるように設けられた一対の弧状突条の突出部217により挟持して行うものであってもよい。この場合、ブロック部材22を筒状部213に固定する際、筒状部213の外周面における対向する2箇所のそれぞれに周方向にレーザ光を所定長ずつ照射すればよい。
また、筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定は、図9に示すように、筒状部213の内側に周方向に延びるように設けられた単一の弧状突条の突出部217と筒状部213の内壁とにより挟持して行うものであってもよい。この場合、ブロック部材22を筒状部213に固定する際、筒状部213の外周面にレーザ光を周方向に所定長だけ照射すればよい。
また、筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定は、図10に示すように、筒状部213及びブロック部材22の長さ方向における複数個所で行うものであってもよい。複数個所でのかしめ形態は、同一であってもよく、また、相違していてもよい。
また、筒状部213へのブロック部材22のかしめによる固定は、図11に示すように、筒状部213の内側に長さ方向に延びるように設けられた突条の突出部217により行うものであってもよい。この場合、ブロック部材22を筒状部213に固定する際、筒状部213の外周面にレーザ光を長さ方向に所定長だけ照射すればよい。
本発明は、光コネクタへのブロック部材の固定方法及び光コネクタの製造方法の技術分野について有用である。
C 光コネクタ構造
L レーザ光
10 光ファイバ
10a ファイバ露出部分
10b ジャケット被覆部分
11 裸光ファイバ
11a コア
11b クラッド
12 ジャケット
13 モードストリッパ
20 光コネクタ
21 コネクタ本体
211 ファイバ収容空間
212 ファイバ嵌入部
213 筒状部
214 ブロック収容部
214a 円筒孔部分
214b 円錐孔部分
215 ファイバ挿通孔
216 凹部
217 突出部
22 ブロック部材
22a 円柱部分
22b 円錐部分
23 カバー部材

Claims (2)

  1. 光コネクタにおける金属製の筒状部への石英製のブロック部材の固定方法であって、
    前記筒状部の内側に前記ブロック部材を配置した後、前記筒状部の外周面にレーザ光を照射して内向きに突出した突出部を形成することにより前記ブロック部材をかしめ、
    前記レーザ光の照射を、前記筒状部を加熱して熱膨張させた状態にして行う固定方法。
  2. 金属製の筒状部を含むコネクタ本体と、前記筒状部の内側に配置された石英製のブロック部材とを備えた光コネクタの製造方法であって、
    前記筒状部の内側に前記ブロック部材を配置した後、前記筒状部の外周面にレーザ光を照射して内向きに突出した突出部を形成することにより前記ブロック部材をかしめ、
    前記レーザ光の照射を、前記筒状部を加熱して熱膨張させた状態にして行う光コネクタの製造方法。
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