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JP6928958B2 - 補助パイプ取付け具及び建地立設構造 - Google Patents
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JP6928958B2 - 補助パイプ取付け具及び建地立設構造 - Google Patents

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本発明は、吊り足場上に建地を設置するにあたり、当該建地を立設するための補助パイプを、当該吊り足場を構成する足場パネルの側方に取り付けるのに用いる補助パイプ取付け具と、当該補助パイプ取付け具を用いた建地立設構造に関する。
高所での工事には多数枚の足場パネルを連結した吊り足場が使用される。足場パネルとして、本件出願人が先に特許権を取得したもの(特許文献1)がある。
この足場パネルAは、図5に示すように、二本の細長材Bと二本の連結パイプ(フレームパイプ)Cと補強材Dを備えた周枠上面に、長方形の足場板(例えば、金属平板、コンパネ材、エキスパンドメタル、又はその他の足場板)Eが配置固定されたものである。長手方向両端側の補強材DとフレームパイプCとの間には隙間Fがあり、それら補強材DとフレームパイプCの間に両者をつなぐ係止材Gが設けられている。この足場パネルAには、縦2000mm×横660mmのものや縦3000mm×横660mmのもの、縦3850mm×横660mmのもの等がある。
前記足場パネルAは、図6に示すように、高架道路や鉄橋等の架台(主桁)Hから吊り下げられた吊りチェーンIに係止されて吊り下げられて縦横に連結することによって吊り足場を形成することができる。足場パネルAの横方向への連結には、図5に示すようなジョイントJが利用される。このジョイントJは、図7(a)(b)に示すように、径の異なる二つの半割パイプ(以下、小径の半割パイプを「小径半割パイプJ1」といい、大径の半割パイプを「大径半割パイプJ2」という)を備えている。小径半割パイプJ1の内面にはナットJ3が固定されている。両半割パイプJ1、J2の軸方向両端寄りの箇所には、上下方向に貫通する連結孔J4と抜け止め孔J5が貫通されている。
このジョイントJは、小径半割パイプJ1の貫通孔J6からナットJ3に調節ボルトJ7をねじ込んでその先端を大径半割パイプJ2の内面に押し付けると、小径半割パイプJ1が押し上げられて両半割パイプJ1、J2で構成されるパイプの直径が拡大し、調節ボルトJ7を緩めると小径半割パイプJ1が調節ボルトJ7に沿って降下して両半割パイプJ1、J2で構成されるパイプの直径が縮小するように構成されている。
特許第2647801号公報 特許第5654710号公報
本件出願人は、図8(a)に示すように、建地Kを足場パネルのフレームパイプCに立設させることを考えたが、足場パネルAの長さが最低でも2000mmあるのに対し、労働安全衛生法では、隣接する建地Kの間隔Wを1850mm以内とすることが定められているため、一枚の足場パネルAの両フレームパイプCに建地Kを取り付けたのではこの基準を満たすことができない。
また、労働安全衛生法の基準に適う間隔で建地Kを立設しようとしても、図8(b)に示すように、建地Kを立設する一方のフレームパイプCから1850mmの位置には足場板Eがあり、建地Kを立設することはできない。
図9(a)に示すように、フレームパイプCにクランプLを取り付け、当該クランプLに補助パイプMを固定し、その補助パイプMに建地Kを立設することも考えられるが、図9(b)(c)に示すように、補助パイプMを設けた場合も、当該補助パイプMと足場パネルAの足場板Eとの間には建地K側の単クランプの開閉具K1が通過するだけの隙間がないため、当該建地Kの単クランプで補助パイプMを保持することができず、建地Kを立設することはできない。
前記のほか、図10に示すように、足場パネルAの側方に突出するジョイントJにクランプLの一方を取り付け、当該クランプLの他方で補助パイプMを固定し、その補助パイプMに建地K(図9(b)参照)を立設することが考えられるが、ジョイントJをそのような用途で使うことは強度上の問題がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、建地を所定間隔で立設できるようにする補助パイプを、吊り足場を構成する足場パネルの外側に設置する際に用いる補助パイプ取付け具と、当該補助パイプ取付け具を用いた建地立設構造を提供することにある。
[補助パイプ取付け具]
本発明の補助パイプ取付け具は、吊り足場を構成する足場パネルの側方に突出したジョイントに取り付けて使用するものであって、ジョイントに被せる端面開口部を備えた筒状の被せ具と、被せ具をジョイントに固定する止め具と、端部キャップを備えたものである。端部キャップは、被せ具の端面開口部と反対側の端部に設けられ、被せ具のうち端部キャップで隠れない位置に止め具を差し込むための差込み孔が開口されている。
[建地立設構造]
本発明の建地立設構造は、吊り足場を構成する足場パネルの側方に建地を立設させた構造であって、足場パネルの側方に突出した二以上のジョイントに補助パイプ取付け具が取り付けられている。補助パイプ取付け具は、ジョイントに被せる被せ具と、被せ具をジョイントに固定する止め具を備え、当該補助パイプ取付け具がクランプの一方で保持され、当該クランプの他方で補助パイプが保持され、当該補助パイプに二以上の建地が所定間隔をあけて立設されたものである。
[補助パイプ取付け具]
本発明の補助パイプ取付け具は、足場パネルの外側に建地立設用の補助パイプを設置できるようにするものであるため、これまで解決策が見いだせなかった、足場パネルの長手方向への建地の立設が可能となる。
[建地立設構造]
本発明の建地立設構造は、建地が足場パネルの外側に設置されているため、作業スペースが徒に狭くなることがない。
本発明の補助パイプ取付け具の一例を示す斜視図。 本発明の建地立設構造の一例を示す斜視図。 本発明の補助パイプ取付け具の取付け部分の分解説明図。 ジョイントに取り付けた補助パイプ取付け具にクランプを取り付けた場合の説明図。 足場パネルの一例を示す斜視説明図。 図5に示す足場パネルを組み立てた状態を示す斜視説明図。 (a)は図5に示すジョイントの説明図、(b)は(a)の右側面図。 (a)はフレームパイプに建地を立設した場合の側面図、(b)は既存の足場パネルでは建地を所定間隔で設置することができないことの説明図。 (a)はフレームパイプに取り付けたクランプに補助パイプを取り付けた場合の説明図、(b)は(a)の補助パイプには建地を立設できないことの説明図、(c)は(b)のX−X矢視図。 ジョイントにクランプを取り付けた場合の説明図。
(補助パイプ取付け具の実施形態)
本発明の補助パイプ取付け具10の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。図1において、1は被せ具、2は止め具、3は繋ぎチェーンである。
前記被せ具1は足場パネルAの側方に突設したジョイントJに被せる部材である。この実施形態の被せ具1は、ジョイントJの外周に被さる内径のパイプ部1aと、当該パイプ部1aの一端側に被せるゴムキャップ1bを備えている。パイプ部1aは、ジョイントJの突出した部分全体に被さる長さとしてある。この実施形態のパイプ部1aは金属製鋼管である。パイプ部1aには、止め具2を差し込むための差込み孔1cが設けられている。差込み孔1cは、ゴムキャップ1bを被せたときにゴムキャップ1bで隠れない(閉塞されない)位置に設けてある。差込み孔1cのゴムキャップ1bと反対側には、クランプLを取り付けられる広さのスペース(クランプ取付け部)を確保してある。
前記ゴムキャップ1bは一端側が閉塞され、他端側が開口された筒状の部材である。ゴムキャップ1bは差込み孔1cに被さらない長さとしてある。ゴムキャップ1bはパイプ部1aの端面を隠す役割を果たすと共に、当該端面に触れて怪我をするのを防止する役割を果たす。ゴムキャップ1bは取り外せないように固定しておくことも、取り外し可能としておくこともできる。
この実施形態の止め具2は、被せ具1をジョイントJに固定する部材である。具体的には、被せ具1をジョイントJに被せた状態で、被せ具1の差込み孔1cとジョイントJの連結孔J4に止め具2を差し込むことで、被せ具1をジョイントJに固定することができる。この実施形態では、止め具2として既存のグラビティロックを用いている。
前記繋ぎチェーン3は被せ具1と止め具2とを連結する部材である。繋ぎチェーン3には既存の金属チェーン等を用いることができる。図示は省略しているが、この実施形態では、繋ぎチェーン3の一端側をワッシャー皿ビスでパイプ部1aの外周に固定し、他端側を止め具2の上端側に固定してある。繋ぎチェーン3は、被せ具1の差込み孔1cやジョイントJの連結孔J4への差込みや抜き取りを阻害しない長さとしてある。
(建地立設構造の実施形態)
本発明の建地立設構造の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。図2は本発明の補助パイプ取付け具10を用いて建地を立設する場合の一例を示す説明図である。図2において、Aは足場パネル、Cはフレームパイプ、Eは足場板、Fは隙間、Gは係止材、Kは建地、Lはクランプ、Mは補助パイプ、Nは手摺り、Oは中桟、Pは巾木、10は本発明の補助パイプ取付け具である。足場パネルAは縦横方向に複数枚ずつ連結され、一つの吊り足場が形成されている。図2では省略しているが、吊り足場は、図6に示すように高架道路や鉄橋等の主桁H等から吊りチェーンIによって吊下げられている。
図3に示すように、この実施形態では、吊り足場Aの側方に突設されたジョイントJに本発明の補助パイプ取付け具10が取り付けられ、その補助パイプ取付け具10にクランプLが取り付けられている。補助パイプ取付け具10及びクランプLは、ジョイントJ毎に取り付けられている。各補助パイプ取付け具10に取り付けられたクランプLには、補助パイプMが取り付けられている。補助パイプMは、足場パネルAの長手方向に沿って配設されている。補助パイプMは、各足場パネルAに一本ずつ設けることも、複数枚の足場パネルAに一本ずつ設けることもできる。
この実施形態では、補助パイプMの長手方向に沿って複数本の建地Kが立設されている。隣接する建地Kの間隔は、労働安全衛生法の基準に適する間隔(具体的には1850mm以内)としてある。建地Kは、市販されている既存のクランプで固定することができる。建地Kとして、パイプの一端側に単クランプを備えたものを専用品として用意し、それを用いることもできる。立設された建地K間には、手摺りN、中桟O及び巾木Pが設置されている。手摺りN及び中桟OはクランプQで建地Kに連結され、巾木Pは保持具Rで建地Kに保持されている。
(建地立設構造のその他の実施形態)
前記実施形態では、補助パイプMに建地Kを立設する場合を一例としているが、補助パイプMには、親綱支柱等を立設させることもできる。
本発明の補助パイプ取付け具10は、手摺りNや中桟O、巾木P等の設置のほか、防音パネルや落下防止パネルといった各種布材固定用の建地の立設等に用いることができる。
1 被せ具
1a パイプ部
1b ゴムキャップ
1c 差込み孔
2 止め具
3 繋ぎチェーン
10 補助パイプ取付け具
A 足場パネル
B 細長材
C 連結パイプ(フレームパイプ)
D 補強材
E 足場板
F 隙間
G 係止材
H 架台(主桁)
I 吊りチェーン
J ジョイント
J1 小径半割パイプ
J2 大径半割パイプ
J3 ナット
J4 連結孔
J5 抜け止め孔
J6 貫通孔
J7 調節ボルト
K 建地
K1 開閉具
L クランプ
M 補助パイプ
N 手摺り
O 中桟
P 巾木
Q クランプ
R 保持具
W 間隔

Claims (6)

  1. 吊り足場を構成する足場パネルの側方に建地を立設させた建地立設構造であって、
    前記足場パネルの側方に突出した二以上のジョイントに補助パイプ取付け具が取り付けられ、
    前記補助パイプ取付け具は、ジョイントに被せる被せ具と、当該被せ具をジョイントに固定する止め具を備え、
    前記補助パイプ取付け具がクランプの一方で保持され、
    前記クランプの他方で補助パイプが保持され、
    前記補助パイプに二以上の建地が所定間隔をあけて立設された、
    ことを特徴とする建地立設構造。
  2. 請求項記載の建地立設構造において、
    二以上の建地間に、手摺り、中桟及び巾木が設けられた、
    ことを特徴とする建地立設構造。
  3. 請求項記載の建地立設構造において、
    建地として親綱の張設に用いる親綱支柱が立設され、
    前記親綱支柱間に親綱が張設された、
    ことを特徴とする建地立設構造。
  4. 吊り足場を構成する足場パネルの側方に突出したジョイントに取り付けて使用する補助パイプ取付け具であって、
    前記ジョイントに被せる端面開口部を備えた筒状の被せ具と、当該被せ具をジョイントに固定する止め具と、端部キャップを備え、
    前記端部キャップは、前記被せ具の前記端面開口部と反対側の端部に設けられ、
    前記被せ具のうち、前記端部キャップで隠れない位置に前記止め具を差し込むための差込み孔が開口された、
    ことを特徴とする補助パイプ取付け具。
  5. 請求項記載の補助パイプ取付け具において、
    被せ具の外周であって、差込み孔よりも端面開口部寄りの位置にクランプを取り付けられる広さのクランプ取付け部が設けられた、
    ことを特徴とする補助パイプ取付け具。
  6. 請求項4又は請求項5記載の補助パイプ取付け具において、
    被せ具と止め具が繋ぎ部材で連結された、
    ことを特徴とする補助パイプ取付け具。
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