JP6930786B2 - シート搬送装置およびシート搬送方法 - Google Patents
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Description
前記ローラ1は、長期間にわたって使用される内に、ゴム等で形成された表面が摩耗して表面が平滑化すること、あるいは、図13、14に示すように、被搬送物たる紙葉類2から発生する紙粉、あるいは、マークの記入に伴って紙葉類2の表面に一旦付着した筆痕から離脱した黒鉛(鉛筆の芯)の粉や、自身の摩耗にともなう微細な破片等の微粉3が紙葉類2との間に介在することにより、搬送に必要な力を得るに足る摩擦力を得ることができないことがある。
図16〜19は、ローラの他の従来例を示すもので、図示例のローラ5の表面は、ゴム等の弾性材料により構成され、複数の溝6が回転中心と平行にかつ周方向に等間隔で設けられている。このローラ5にあっては、図17、図18(a)に示すように、複数の溝6の両側の凸部7が弾性変形しつつ紙葉類2に密着することにより、前記一従来例の平滑な表面のローラより強いグリップ力を得ることができ、矢印a方向への回転により、前記紙葉類2を矢印b方向へより確実に搬送することができる。
符号11はローラであって、軸線Cを中心として矢印a方向へ回転することにより、矢印b方向の搬送力を紙葉類等の被搬送物へ作用させて搬送する。
第2実施形態のローラ21の表面には、正面視にて、交互に異なる方向へ傾斜した複数の凸条22が形成され、これらの凸条22の間に、同様に交互に異なる方向へ傾斜した溝部23が形成されている。
なお被搬送物2を挟んで前記ローラ21と対向する位置には、受けローラ、ベルトコンベア、表面が平滑な平板等の部材(図示略)が設けられて、前記ローラ21との間の被搬送物2へ搬送力を作用させるようになっている。
一方、交互に傾斜しながら連続する凸条22は、先端が薄く形成されているにもかかわらず、ローラ21の一端から他端へ向かって一方向へ傾斜した直線状に形成された場合よりも形状が維持され易い。
なお、再転写跡4として、凸条22が自由に弾性変形する場合に比して、一定の安定した波状ないしはジグザグ状の形状が転写されるので、画像認識処理において、この波状等の再転写跡を既知の画像として予め記憶しておくことにより、本来のマーク等と容易に区別することができる。
第2実施形態のローラ31の表面には、正面視にて、交互に異なる方向へ傾斜した複数の凸条32が形成され、これらの凸条32の間に、同様に交互に異なる方向へ傾斜した溝部33が形成されている。前記ローラ31は、前記第2実施形態と同様、モータ等により駆動されて矢印a方向へ回転することにより、受け部材(図示略)との間に挟持した被搬送物2へ矢印b方向への搬送力を作用させる。
したがって、マークシート等に発生したジグザグ状の再転写跡と、被搬送物2の幅方向に沿って(搬送方向と直交する方向に沿う直線状に)印刷された文字2aやマーク2bがなす直線との相違がより明確となって区別し易く、したがって、光学的な画像読み取りの誤差を生じ難い。また、交互に傾斜しながら連続する凸条32は、先端が薄く形成されているにもかかわらず、単純に一方向へのみ傾斜した直線状に形成された場合よりも形状が維持され易い。
図8に示すように、ローラ11は、必要に応じて設けられる受けローラ14との間に紙葉類2を挟んで矢印a方向へ回転することにより、矢印b方向へ搬送力を作用させることができる。
このローラ41の凸条42は、先端方向へ次第に厚さが減少する断面形状を有している。
この凸条42は、先端に向かって厚さが漸減する断面形状であるため、先端が被搬送物2との接触によって容易に変形することができる。すなわち、先端が摩耗して消滅した場合には、より基端側の部分を被搬送物に接触させながら、必要な搬送力を得ることができる。
このローラ51の凸条52は、基端部にくびれ部52aを有し、このくびれ部52aを備えた基端部から容易に変形して先端を適度の接触力で被搬送物に接触させながら、必要な搬送力を得ることができる。
このような断面形状を採用することにより、被搬送物2との間の接触面積を確保しつつ、凸条52を適度に弾性変形させて被搬送物2と接触させることができる。
11……ローラ
12……凸条
13……溝部
14……受けローラ
21……ローラ
22……凸条
23……溝部
24……駆動装置
31……ローラ
32……凸条
33……溝部
41……ローラ
42……凸条
51……ローラ
52……凸条
52a……くびれ部
C……軸線(駆動軸)
Claims (8)
- シート状の被搬送物に接して面方向へ送り出すローラを備えるシート搬送装置であって、
外周面に、回転中心軸に対して傾斜した方向に向かう複数の凸条を有し、
該凸条は、前記回転中心軸と交差する断面視において、一部に薄肉部を有し、
前記各凸条は、前記回転中心軸に対して、互いに異なる複数方向で、交互に異なる方向へ傾斜しているローラと、
このローラを回転させる駆動装置と、
前記ローラから前記被搬送物に転写される形状を既知の画像として予め記憶した画像認識処理装置と、
を有するシート搬送装置。 - 前記複数の凸条の間に溝部が設けられた請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記各凸条は、正面視にて、交互に山谷をなして屈曲している請求項1または2のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記各凸条は、正面視にて、波状をなして屈曲している請求項1または2のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記各凸条は、正面視にて、折れ線状をなして屈曲している請求項1または2のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記各凸条の屈曲個所は、前記回転中心軸に沿う方向へ等間隔で設けられた請求項3〜5のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
- 前記各凸条の屈曲個所は、前記回転中心軸に沿う方向へ少なくとも一部の相互間隔が異なる、請求項3〜5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- ローラにより、シート状の被搬送物に接して面方向へ送り出す工程と、
前記ローラから前記被搬送物に転写される形状を既知の画像として予め記憶して、前記被搬送物表面に印刷された文字およびまたはマークと区別して認識する画像認識処理工程と、を有し、
前記ローラは、外周面に、回転中心軸に対して傾斜した方向に向かう複数の凸条を有し、
該凸条は、前記回転中心軸と交差する断面視において、一部に薄肉部を有し、前記回転中心軸に対して、互いに異なる複数方向へ傾斜した方向へ向けられている、
シート搬送方法。
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