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JP6931216B2 - 袋体の補助具 - Google Patents
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JP6931216B2 - 袋体の補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、袋体の補助具に関する。
粉末や粒状物の荷物を保管又は運搬するための袋体がある。このような袋体の一つに、飼料、肥料、穀物、土砂、セメント系材料、廃棄物等の保管又は運搬に広く用いられているフレキシブルコンテナバッグがある。袋体の運搬作業は、一般的に、移動式クレーン、アタッチメントが変更された油圧ショベル、フォークリフト等の重機に設けられたフック等に、作業者が袋体の吊ベルトを引っ掛けることで行われる。
袋体の運搬作業における作業負担を軽減する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、復元性を持った弾性回復のある骨材を1本ないし複数本を縦方向に縫製封入したもので当骨材封入物をフレキシブルコンテナーの吊り手基部と吊り手部中間部分になんらかの方法にて固着した部品が開示されている。また、例えば、特許文献2には、フレキシブルコンテナバッグとフレキシブルコンテナバッグに設けられた吊り手との間に挿入され、撓み変形させたときの弾性復元力によって吊り手を自立させる自立手段を備えることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ紐倒立具が開示されている。
特開平9−150889号公報 特開2016−216114号公報
袋体の運搬作業における作業負担を軽減する技術が開発されているが、例えば特許文献1に記載の技術では、復元性を持った弾性回復のある骨材を1本ないし複数本を縦方向に縫製封入した部品を袋体の吊ベルトに一つ一つ固着しなければならない。そのため、部品を袋体に固着する作業が煩雑となる。また、特許文献2に記載の技術では、フレキシブルコンテナバッグ紐倒立具を使用する際、その都度、フレキシブルコンテナバッグ紐倒立具を組み立てる作業を行う必要がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、従来よりも、袋体の運搬作業における作業負担を軽減できる、袋体の補助具に関する技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、内容物を収納する収納部と当該収納部に接続された吊部とを有する袋体の補助具であって、前記吊部を取り付け自在な取付部と、前記取付部の下方に設けられ、当該袋体の補助具を支持する土台部と、上部が前記取付部に連なり下部が前記土台部に連なる脚部であって、外力を加えることで変形し、外力を取り除くことで復元して前記取付部と前記土台部との間に空間を形成する。
本発明に係る袋体の補助具は、外力を加えることで脚部が変形することから、内容物を収納した袋体を袋体の補助具が取り付けられた状態で重ねることができる。また、本発明に係る袋体の補助具は、外力を取り除くことで脚部が復元することから、重ねた袋体を取り除くことで、取付部と土台部との間に形成された空間に、移動式クレーン、アタッチメントが変更された油圧ショベル、フォークリフト等の重機に設けられたフック等を挿入することができる。そのため、作業者が袋体の吊部をその都度重機のフック等に引っ掛けることなく、袋体を運搬することができる。また、本発明に係る袋体の補助具は、土台部を袋体の上面に載置すればよく、袋体に固着する必要がない。そのため、例えば、特許文献1に記載されているような、部品を袋体の吊ベルトに一つ一つ固着する必要がある従来技術と比較して、作業負担を軽減することができる。また、本発明に係る袋体の補助具は、取付部、脚部、土台部を一体成形し、完成体とすることができる。これにより、使用時に組み立て作業を行う必要がないため、例えば、特許文献2に記載されているような、組み立て作業を必要とする従来技術と比較して、作業負担を軽減することができる。なお、取付部、脚部、土台部は、別部品で構成してもよい。
本発明に係る袋体の補助具は、飼料、肥料、穀物、土砂、セメント系材料、廃棄物等の保管又は運搬に広く用いられているフレキシブルコンテナバッグの補助具として好適に用いることができる。袋体は、内容物を収納する収納部と収納部に接続された吊部を有するものであればよく、フレキシブルコンテナバッグに限定されない。取付部は、吊部(吊ベルト、吊紐など)を取り付け自在で、取り付けた吊部を保持できればよく、その形状は特に限定されない。土台部は、袋体の上面と接する部分であり、袋体の補助具、換言すると、脚部及び取付部を支持する。脚部は、外力を加えることで変形し、外力を取り除くことで復元する。換言すると、脚部は、弾性性能、復元性能を有する。脚部は、取付部を支持できればよく、一又は複数の脚で構成することができる。
ここで、前記土台部は、環状とすることができる。土台部を環状にすることで、内側に空間が形成されることから、袋体の上面に凸部があっても、凸部が内側の空間に収まるため、袋体の補助具が傾き難くなる。すなわち、土台部を環状にすることで、袋体の補助具を袋体に載置しやすくなり、また、安定性が向上する。また、土台部を環状にすることで、軽量化できる。また、袋体の補助具の運搬時や保管時では、土台部の内側に形成された空間に他の袋体の補助具の上部を挿入することが可能となり、袋体の補助具を重ねることが可能となる。その結果、運搬性や保管性が向上する。なお、土台部は、多角形の枠、円形のプレート、多角形のプレートで構成してもよい。
また、前記脚部は、環状の土台部から立ち上がる複数の薄板状の脚で構成してもよい。脚部を複数の薄板状の脚で構成することで、安定性が向上する。脚の数は特に限定されないが、例えば脚の数を3本から5本、好ましくは4本とし、等間隔に配置することができる。これにより、安定性が向上するとともに、脚と脚の間にも十分な間隔が確保できるため、重機のフック等を挿入しやすくなり、作業性も向上する。
また、前記取付部は、外郭が前記土台部の外郭よりも小さく形成され、前記薄板状の脚は、内側に傾斜し、かつ、横断面が外側に膨らむように湾曲するようにしてもよい。取付部及び薄板状の脚を上記のように構成することで、本発明に係る袋体の補助具は、逆すり鉢形状となり、安定性が向上する。また、逆すり鉢形状とすることで、袋体の補助具の運搬時や保管時において、袋体の補助具を重ね易くなり、袋体の補助具の運搬性や保管性がより向上する。また、薄板状の脚は、横断面が外側に膨らむように湾曲しているため、安定性が向上するとともに、外力を取り除いた際の復元力が向上する。
また、前記取付部は、脚部の上部に連なる本体部と、当該本体部と連なる片部であって、当該本体部と当該片部とで吊部を挟み込んで吊部を保持する片部とを有するものでもよい。挟み込んで吊部を保持する構成とすることで、容易に吊部を取り付けることができ、また、保持した状態を維持することができる。
前記取付部は、脚部の上部に連なる枠状の本体部からなり、前記枠状の本体部は、環状の枠からなり、外側に前記吊部を出し入れする切欠きを有する第1環状部と、当該第1環状部と連なり、外側に前記吊部を出し入れする切欠きを有する環状の枠からなる第2環状部とを有するものでもよい。2つの切欠きを設けて、この切欠きから吊部を挿入する構成とすることで、容易に吊部を取り付けることができ、また、吊部を取り付けた状態を維持することができる。
本発明によれば、従来よりも、袋体の運搬作業における作業負担を軽減することができる。
図1は、第1実施形態に係る補助具をフレキシブルコンテナバッグに取り付けた状態を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る補助具の斜視図である。 図3は、図2のA矢視図である。 図4は、図3のB−B断面図である。 図5は、図3のC−C断面図である。 図6は、第1実施形態に係る補助具が変形した状態と復元した状態を示す斜視図である。 図7は、第1実施形態に係る補助具をフレキシブルコンテナバッグに載置した状態を示す斜視図である。 図8は、第1実施形態に係る補助具の取付部にフレキシブルコンテナバッグの吊ベルトを取り付ける状態を示す斜視図である。 図9は、第1実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを重機で吊り上げた状態を示す斜視図である。 図10は、第1実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを積み重ねた状態を示す斜視図である。 図11は、第2実施形態に係る補助具の斜視図である。 図12は、第2実施形態に係る補助具が変形した状態と復元した状態を示す斜視図である。 図13は、第2実施形態に係る補助具の取付部にフレキシブルコンテナバッグの吊ベルトを取り付ける状態を示す斜視図である。 図14は、第2実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを重機で吊り上げた状態を示す斜視図である。 図15は、第2実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを積み重ねた状態を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明は例示であり、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
<補助具の構成>
図1から図6に示すように、第1実施形態に係る補助具1は、フレキシブルコンテナバッグ2の上面に載置され、フレキシブルコンテナバッグ2の吊ベルト21を取付部11で保持し、フレキシブルコンテナバッグ2を吊ベルト21で吊り上げるための空間(以下、吊空間S3ともいう)を形成する。また、第1実施形態に係る補助具1は、脚部12が外力を加えることで変形し、外力を取り除くことで復元することから、フレキシブルコンテナバッグ2に取り付けたまま、フレキシブルコンテナバッグ2を積み重ねることができる(図10を参照)。以下、詳細に説明する。
フレキシブルコンテナバッグ2は、本発明の袋体の一例であり、収納部22、吊ベルト21を備える。収納部22は、内容物を収納する。第1実施形態に係る収納部22は、円柱状である。吊ベルト21は、フレキシブルコンテナバッグ2を吊り上げる際、重機のフック等を引っ掛ける部分である。吊ベルト21は、フレキシブルコンテナバッグ2の上部及び底面で交わる、細長い2本の輪で構成されている。各吊ベルト21(2本の輪)は、フレキシブルコンテナバッグ2の側面、底面、反対側の側面に沿って縫合され、フレキシブルコンテナバッグ2の上面と吊ベルト21との間に空間ができるように長さが予め調整されている。第1実施形態に係るフレキシブルコンテナバッグ2は、除染廃棄物を収納するためのものであり、化学繊維(例えば、ポリプロピレン)で織り込まれるとともに放射線を遮蔽する層を有している。なお、フレキシブルコンテナバッグ2は、他の内容物、例えば、飼料、肥料、穀物、土砂、セメント系材料、廃棄物等を収納するものでもよい。また、第1実施形態に係るフレキシブルコンテナバッグ2は、円柱状であるが、四角柱(箱形)等、他の形状のものでもよい。また、第1実施形態に係る吊ベルト21は、2本であるが、3本等でもよく、本数は限定されない。
第1実施形態に係る補助具1は、本発明の袋体の補助具1の一例であり、フレキシブルコンテナバッグ2を吊ベルト21で吊り上げるための空間(吊空間S3)を形成する。補助具1は、取付部11、脚部12、土台部13を備える。第1実施形態に係る補助具1は、超弾性樹脂で構成され、射出成型により、取付部11、脚部12、土台部13が一体的に構成されている。第1実施形態に係る補助具1は、逆すり鉢形状である。なお、補助具1は、少なくとも脚部12が弾性性能、復元性能を有する素材で構成されていればよく、素材や成型方法は上記に限定されない。
取付部11は、吊ベルト21を取り付け自在である。取付部11は、脚部12の上部に連なる本体部111と、本体部111と連なる片部112とを有し、本体部111と片部112とで吊ベルト21を挟み込んで吊ベルト21を保持する。本体部111は、脚部12及び片部112を支持するもので、環状の土台部13の外郭よりも小さい径を有する円形プレートが切り欠かれることで形成されている。本体部111は、円弧部111a,111a、第1桁部111b,111b、第2桁部111c,111cを有する。円弧部111a,111aは、土台部13よりも小さい径の円弧からなり、両端部の夫々に脚121が連なっている。2つの円弧部111a,111aは、対向している。第1桁部111b,111bは、平行する2本の直線状の細長いプレートからなり、端部が円弧部111a,111aの両端部よりも中央寄りに連なっている。第1桁部111b,111bは、円弧部111a,111aの仮想接線(図示せず)と直交するように、円弧部111a,111aと連なっている。第2桁部111c,111cは、平行する2本の直線状の細長いプレートからなる。第2桁部111c,111cは、第1桁部111b,111bよりも短く、第1桁部111b,111bの中央付近において、第1桁部111b,111bと直交するように第2桁部111c,111cに連なっている。換言すると、第2桁部111c,111cは、第1桁部111b,111bの中央に設けられた片部112を挟み込むように、片部112の両側に設けられている。
片部112は、本体部111に支持されながら、吊ベルト21を収納して保持するもので、立ち上がり部112a、傾斜部112b、返し部112cを有する。立ち上がり部112aは、基端が一方の第1桁部111bの中央に連なり、先端が他方の第1桁部111b側に僅かに傾くように、斜め上方に向けて立ち上がっている。立ち上がり部112aの基端は、片部112が変形する際のヒンジの一つとしても機能する。傾斜部112bは、基端が立ち上がり部112aの上端に連なり、先端が他方の第1桁部111bに達するように傾斜している。傾斜部112bの基端(立ち上がり部112aの先端)は、片部112が変形する際のヒンジの一つとしても機能する。返し部112cは、基端が傾斜部112bの先端に連なり、自由端である先端が立ち上がり部112aの反対側に傾くように、斜め上方に向けて立ち上がっている。片部112を側面から見ると、第2桁部111c,111c、片部112の立ち上がり部112a、片部112の傾斜部112bによって、三角形の収納空間S1が形成されている(図4等を参照)。収納空間S1は、吊ベルト21を収納して保持する空間として機能する。また、同様に片部112を側面から見ると、第2桁部111c,111cと返し部112cとの間に、立ち上がり部112a側から返し部112c側に向けて徐々に間口が広がる(返し部112c側から立ち上がり部112a側に向けて徐々に間口が狭まる)挿入空間S2が形成されている。挿入空間S2は、吊ベルト21を収納空間S1に収納する際の挿入部として機能する。片部112は、返し部112cに対して上向きの外力を加えると、立ち上がり部112aの基端(一方の第1桁部111bとの接続部分)及び傾斜部112bの基端(立ち上がり部112aの先端)をヒンジとして変形し、この外力を取り除くことで復元する。そのため、返し部112cに対して上向きの外力を加えると、収納空間S1と挿入空間S2が連通し、この外力を取り除くと、収納空間S1と挿入空間S2は、独立した空間となる。
脚部12は、上端が取付部11と連なり下端が土台部13に連なる。脚部12は、外力を加えることで変形し、外力を取り除くことで復元して取付部11と土台部13との間、換言するとフレキシブルコンテナバッグ2を吊ベルト21で吊り上げるための空間(吊空間S3)を形成する。脚部12は、等間隔に配置された4本の脚121で構成されている。各脚121は、上端が取付部11の円弧部111aの端部に連なり、下端が土台部13に連なっている。各脚121は、薄板状であり、横断面が外側に膨らむように湾曲している。各脚121は、先端が内側(補助具1の中心側)に傾くように傾斜している。各脚121は、下端においては土台部13の外郭に合わせて湾曲しており、先端においては取付部11の円弧部111aの外郭に合わせて湾曲しており、曲率は下端から上端に向けて変化している。また、各脚121は、下端から先端に向けて幅が狭くなるように形成されている。
土台部13は、脚部12及び取付部11を支持する。土台部13は、環状の帯からなり、脚部12、すなわち等間隔に配置された4本の脚121の下端が連なっている。土台部13は、各脚121の傾斜と同様に、僅かに傾斜している。また、土台部13の外側面には、各脚121が連なる位置に、土台部13を補強するとともに、補助具1の転倒を抑制する補強リブ131が4か所設けられている。補強リブ131は、土台部13の外側面から外側に突出した四角形の突起片で構成されている。また、補強リブ131は、補助具1を積み重ねた際、土台部13と土台部13との間に隙間を形成する。この隙間には、手指を入れることが可能となっており、重ねた補助具1を容易に分離することができる。
<補助具の変形・復元>
図6に示すように、第1実施形態に係る補助具1は、上方から外力を加えると脚部12が変形し、外力を取り除くと脚部12が復元する。脚部12を変形させる外力には、内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2の重量が例示される。例えば、内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を重ねることで、下方にあるフレキシブルコンテナバッグ2に取り付けられた補助具1は、4本の脚121が高さ方向の中央付近で外側に膨らむように折れ曲がる。そして、重ねられた内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を取り除くことで、補助具1の4本の脚121は、復元する。
<補助具の使用例>
次に補助具1の使用例について説明する。以下の説明では、放射性物質により汚染された破棄物(以下、除染廃棄物という)を収納するフレキシブルコンテナバッグ2に補助具1を用いる場合について説明する。
補助具1は、除染を行った土地において、除染廃棄物をフレキシブルコンテナバッグ2に収納した際、フレキシブルコンテナバッグ2に取り付けることができる。これにより、除染を行った土地で除染廃棄物を保管する際、除染廃棄物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2の移動や積み上げ作業を容易に行うことができる。また、除染廃棄物の処分場等、他の地域に移動する際においても、除染廃棄物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2の移動作業や積み上げ作業を容易に行うことができる。なお、除染廃棄物をフレキシブルコンテナバッグ2に収納した際に補助具1を取り付けることで、以後の移動作業や積み上げ作業を容易に行うことができるが、既に保管されているフレキシブルコンテナバッグ2に補助具1を取り付けてもよい。
まず、除染廃棄物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2の上面に補助具1が載置される。図7は、第1実施形態に係る補助具をフレキシブルコンテナバッグに載置した状態を示す斜視図である。
次に、補助具1の取付部11にフレキシブルコンテナバッグ2の吊ベルト21が取り付けられる。図8は、第1実施形態に係る補助具の取付部にフレキシブルコンテナバッグの吊ベルトを取り付ける状態を示す斜視図である。取付部11の第2桁部111cと返し部112cと間に形成される挿入空間S2から吊ベルト21が挿入される。例えば、吊ベルト21が返し部112c側から立ち上がり部112a側にスライドされ、挿入空間S2の奥へ達する。更に、吊ベルト21をスライドすると、吊ベルト21が返し部112cを上向きに押し上げるようになり、返し部112cに上向きの力が作用する。その結果、片部112は、立ち上がり部112aの基端(一方の第1桁部111bとの接続部分)及び傾斜部112bの基端(立ち上がり部112aの先端)をヒンジとして変形し、収納空間S1と挿入空間S2が連通し、吊ベルト21が挿入空間S2の奥にある収納空間S1に収納される。吊ベルト21が収納空間S1に達すると、吊ベルト21による返し部112cを上向きに押し上げる力が無くなるため、返し部112cに作用していた上向きの力が取り除かれたことになる。その結果、片部112は、復元し、収納空間S1と挿入空間S2は、独立した空間となる。つまり、吊ベルト21は、収納空間S1に収納され、この状態が維持される。補助具1は、フレキシブルコンテナバッグ2に取り付けたまま使用することができるが、取り外す場合には、吊ベルト21を立ち上がり部112a側から返し部112cが側にスライドさせればよい。これにより、吊ベルト21が傾斜部112bの先端側(返し部112c側)を上向きに押し上げ、返し部112cに上向きの力が作用する。その結果、片部112は、立ち上がり部112aの基端(一方の第1桁部111bとの接続部分)及び傾斜部112bの基端(立ち上がり部112aの先端)をヒンジとして変形し、収納空間S1と挿入空間S2が連通し、吊ベルト21を取り外すことが可能となる。なお、取付部11の返し部112cを把持して、返し部112cを上方に持ち上げるようにして、吊ベルト21を収納空間S1に収納し、又は取り外すようにしてもよい。
次に、フレキシブルコンテナバッグ2が吊り上げられる。図9は、第1実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを重機で吊り上げた状態を示す斜視図である。上下方向で見ると取付部11と土台部13との間に形成される空間、横方向で見ると脚121と脚121との間に形成される空間(吊空間S3)に重機のアーム先端に取り付けられたアタッチメント(図9では、フック4)が挿入され、フレキシブルコンテナバッグ2が吊り上げられる。重機には、移動式クレーン、アタッチメントが変更された油圧ショベル、フォークリフトが例示される。また、重機のアタッチメントは、吊空間S3に挿入できればよく、例えばグラップルでもよく、形状は特に限定されない。
次に、吊り上げられたフレキシブルコンテナバッグ2は、移動され適宜積み重ねられる。図10は、第1実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを積み重ねた状態を示す斜視図である。フレキシブルコンテナバッグ2が積み重ねられると、下方にあるフレキシブルコンテナバッグ2に取り付けられた補助具1は、4本の脚121が高さ方向の中央付近で外側に膨らむように折れ曲がる。重ねられた内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を取り除くことで、補助具1の4本の脚121は、復元する。全てのフレキシブルコンテナバッグ2が積み重ねられると、防水シートや遮水シートが被せられる。
<効果>
第1実施形態に係る補助具1は、外力を加えることで脚部12が変形することから、補助具1を取り付けたまま、内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を重ねることができる。また、補助具1は、外力を取り除くことで脚部12が復元することから、重ねたフレキシブルコンテナバッグ2を取り除くことで、取付部11と土台部13との間に形成された空間(脚121と脚121との間に形成された空間)である吊空間S3に、重機に設けられたアタッチメント(図9では、フック4)を挿入することができる。そのため、作業者がフレキシブルコンテナバッグ2の吊ベルト21をその都度重機のフック4等に引っ掛けることなく、フレキシブルコンテナバッグ2を運搬することができる。また、第1実施形態に係る補助具1は、土台部13をフレキシブルコンテナバッグ2の上面に載置すればよく、フレキシブルコンテナバッグ2に固着する必要がない。そのため、例えば、特許文献1に記載されているような、部品を袋体の吊ベルトに一つ一つ固着する必要がある従来技術と比較して、作業負担を軽減することができる。また、第1実施形態に係る補助具は、取付部11、脚部12、土台部13が射出成型で一体成形されており、予め完成体であり、使用時に組み立て作業を行う必要がない。そのため、例えば、特許文献2に記載されているような、組み立て作業を必要とする従来技術と比較して、作業負担を軽減することができる。
また、第1実施形態に係る補助具1は、土台部13が環状であるため、内側に空間が形成されている。そのため、フレキシブルコンテナバッグ2の上面に仮に凸部があっても、凸部が内側の空間に収まるため、補助具1が傾き難くなる。すなわち、土台部13を環状にすることで、補助具1をフレキシブルコンテナバッグ2に載置しやすくなり、また、安定性が向上している。また、脚部12が4本の薄板状の脚121で構成されており、安定性が向上している。また、取付部11は、その外郭が土台部13の外郭よりも小さく形成されているため、安定性が向上している。換言すると、第1実施形態に係る補助具1は、逆すり鉢形状であり、更に土台部13に補強リブ131が設けられていることから、非常に転倒し難くなっており、安定性が向上している。また、補助具1は、土台部13が環状であり、かつ、逆すり鉢形状であることから、補助具1の運搬時や保管時では、重ねて使用することができる。また、補助具1は、土台部13に補強リブ131が設けられており、補助具1を積み重ねた際、土台部13と土台部13との間に隙間を形成する。この隙間には、手指を入れることが可能となっており、重ねた補助具1を容易に分離することができる。その結果、第1実施形態に係る補助具1は、補助具1自身の運搬性や保管性にも優れている。また、第1実施形態に係る補助具1は、環状の土台部13、4本の薄板状の脚121からなる脚部12、余分な個所が切り欠かれた取付部11で構成されて、軽量化が実現されている。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る補助具1Bについて説明する。第2実施形態に係る補助具1Bは、取付部11、及び土台部13Bの構成が第1実施形態に係る補助具1と異なる。以下、相違点を中心に説明する。図11は、第2実施形態に係る補助具の斜視図であり、図12は、第2実施形態に係る補助具の取付部にフレキシブルコンテナバッグの吊ベルトを取り付ける状態を示す斜視図であり、図13は、第2実施形態に係る補助具が変形した状態と復元した状態を示す斜視図であり、図14は、第2実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを重機で吊り上げた状態を示す斜視図であり、図15は、第2実施形態に係る補助具が取り付けられたフレキシブルコンテナバッグを積み重ねた状態を示す斜視図である。
第2実施形態に係る補助具1Bの取付部11Bは、第1実施形態と同様に、吊ベルト21を取り付け自在である。取付部11は、脚部12の上部に連なる八の字形状の本体部111Bを備える。本体部111Bは、環状の土台部13Bの外郭よりも小さい径を有する円形プレートが切り欠かれることで形成されている。本体部111Bは、円弧部116B,116B、第1桁部114B,114B、第2桁部115Bを有する。円弧部116B,116Bは、土台部13よりも小さい径の円弧からなり、両端部の夫々に脚121が連なっている。2つの円弧部円弧部116B,116Bは、対向している。第1桁部114B,114Bは、中央付近が内側に折れ曲がる2本の細長いプレートからなり、端部が円弧部116B,116Bの両端部に連なっている。第2桁部115Bは、平行する2本の直線状の細長いプレートからなる。第2桁部115Bは、第1桁部114B,114Bの中央付近で、第1桁部114B,114Bに跨るように連なっている。円弧部116B,116Bには、円弧部116B,116Bの中心よりも端部側に、吊ベルト21を出し入れするための切欠き117B,117Bが設けられている。切欠き117B,117Bは、斜めに対向するように、円弧部116B,116Bの夫々に形成されている。第1桁部114B、第2桁部115B、及び円弧部116Bで、第1環状部118B1と第2環状部118B2を夫々形成している。そして、第1環状部118B1、第2環状部118B2の内側には切欠き117Bを介して外側と連通し、吊ベルト21が収納される収納空間S4が形成されている。なお、切欠き117B,117Bは、吊ベルト21を収納空間S4に収納する際の挿入部として機能する。
土台部13Bは、脚部12及び取付部11を支持する。土台部13Bは、環状の帯からなり、脚部12、すなわち等間隔に配置された4本の脚121の下端が連なっている。土台部13Bは、各脚121の傾斜と同様に、僅かに傾斜している。また、土台部13Bの外側面には、各脚121が連なる位置に、土台部13Bを補強するとともに、補助具1を積み重ねた際、土台部13Bと土台部13Bとの間に隙間を形成する補強リブ131Bが4か所設けられている。補強リブ131Bは、土台部13Bの外側面から外側に突出した四角形の突起片で構成されている。また、第2実施形態に係る土台部13Bは、土台部13Bの下端に、補助具1Bの転倒を抑制する外側に突出する鍔132Bが連なっている。更に、鍔132Bには、補強リブ131Bの近傍に、半円状の切欠きとして半円状切欠き133Bが形成されている。半円状切欠き133Bは、積み重ねた補助具1Bを分離する際、手指を入れることが可能となっており、重ねた補助具1を容易に分離することができる。
<補助具の変形・復元>
図12に示すように、第2実施形態に係る補助具1Bは、第1実施形態に係る補助具1Bと同様に、上方から外力を加えると脚部12が変形し、外力を取り除くと脚部12が復元する。例えば、内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を重ねることで、下方にあるフレキシブルコンテナバッグ2に取り付けられた補助具1Bは、4本の脚121が高さ方向の中央付近で外側に膨らむように折れ曲がる。そして、重ねられた内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を取り除くことで、補助具1Bの4本の脚121は、復元する。
<補助具の使用例>
次に第2実施形態に係る補助具1Bの使用例について説明する。以下、除染廃棄物を収納するフレキシブルコンテナバッグ2に補助具1Bを用いる場合を例に、第1実施形態に係る補助具1との相違点を中心に説明する。
まず、除染廃棄物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2の上面に補助具1Bが載置される(図7参照)。次に、補助具1Bの取付部11Bにフレキシブルコンテナバッグ2の吊ベルト21が取り付けられる。次に、図13に示すように、第1桁部114B,114Bの外側から吊ベルト21が切欠き117B,117Bに近づけられ、挿入空間として機能する切欠き117B,117Bから吊ベルト21が挿入され、収納空間S4に収納される。より詳細には、各吊ベルト21が、対向する切欠き117B,117Bの夫々から、第2桁部115Bを跨ぐように挿入される。収納空間S4に挿入された各吊ベルト21は、第1桁部114B,114Bに寄せられ、収納空間S4に収納される。切欠き117B,117Bは、円弧部116B,116Bの中心よりも端部側に、斜めに対向するように形成されている。そのため、一方の吊ベルト21に着目すると、第1環状部118B1では、吊ベルト21から切欠き117Bまでの距離が長く、第2環状部118B2では、吊ベルト21から切欠き117Bまでの距離が短くなっている。このため、少なくとも吊ベルト21の一方は、他方と比較すると収納空間S4から抜けにくくなっている。
次に、図14に示すように、フレキシブルコンテナバッグ2が吊り上げられる。具体的には、取付部11Bと土台部13Bとの間に形成される空間(吊空間S3)に重機のアーム先端に取り付けられたアタッチメント(図14では、フック4)が挿入され、フレキシブルコンテナバッグ2が吊り上げられる。次に、図15に示すように、吊り上げられたフレキシブルコンテナバッグ2は、移動され適宜積み重ねられる。フレキシブルコンテナバッグ2が積み重ねられると、下方にあるフレキシブルコンテナバッグ2に取り付けられた補助具1Bは、4本の脚121が高さ方向の中央付近で外側に膨らむように折れ曲がる。重ねられた内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を取り除くことで、補助具1Bの4本の脚121は、復元する。
<効果>
第2実施形態に係る補助具1Bは、第1実施形態に係る補助具1と同様に、外力を加えることで脚部12が変形することから、補助具1Bを取り付けたまま、内容物を収納したフレキシブルコンテナバッグ2を重ねることができる。また、補助具1Bは、外力を取り除くことで脚部12が復元することから、重ねたフレキシブルコンテナバッグ2を取り除くことで、取付部11Bと土台部13Bとの間に形成された空間(脚121と脚121との間に形成された空間)である吊空間S3に、重機に設けられたアタッチメント(図14では、フック4)を挿入することができる。そのため、作業者がフレキシブルコンテナバッグ2の吊ベルト21をその都度重機のフック4等に引っ掛けることなく、フレキシブルコンテナバッグ2を運搬することができる。また、第2実施形態に係る補助具1Bは、第1実施形態に係る補助具1の効果に加えて、第1環状部118B1では、吊ベルト21から切欠き117Bまでの距離が長く、第2環状部118B2では、吊ベルト21から切欠き117Bまでの距離が短くなっている。このため、少なくとも吊ベルト21の一方は、他方と比較すると収納空間S4から抜けにくくなっている。そのため、第2実施形態に係る補助具1Bは、第1実施形態に係る補助具1と比較して、更に、吊ベルト21を取付部11Bに引っ掛けやすく、かつ、外れ難くなっている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明に係る袋体の補助具は、これらに限られず、可能な限りこれらを組み合わせることができる。
1・・・補助具
11・・・取付部(111・・・本体部、112・・・片部)
12・・・脚部(121・・・脚)
13・・・土台部(131・・・補強リブ)
2・・・フレキシブルコンテナバッグ(21・・・吊ベルト、22・・・収納部)


Claims (3)

  1. 内容物を収納する収納部と当該収納部に接続された吊部とを有する袋体の補助具であって、
    前記吊部を取り付け自在な取付部と、
    前記取付部の下方に設けられ、当該袋体の補助具を支持する土台部と、
    上部が前記取付部に連なり下部が前記土台部に連なる脚部であって、外力を加えることで変形し、外力を取り除くことで復元して前記取付部と前記土台部との間に空間を形成する脚部と、を備え、
    前記土台部は、環状であり、
    前記脚部は、環状の土台部から立ち上がる複数の薄板状の脚からなり、
    前記取付部は、外郭が前記土台部の外郭よりも小さく形成され、
    前記薄板状の脚は、内側に傾斜し、かつ、横断面が外側に膨らむように湾曲している、袋体の補助具。
  2. 前記取付部は、脚部の上部に連なる本体部と、当該本体部と連なる片部であって、当該本体部と当該片部とで吊部を挟み込んで前記吊部を保持する片部とを有する、請求項1に記載の袋体の補助具。
  3. 前記取付部は、環状の枠からなり、外側に前記吊部を出し入れする切欠きを有する第1環状部と、当該第1環状部と連なり、外側に前記吊部を出し入れする切欠きを有する環状の枠からなる第2環状部とを有する、請求項1又は2に記載の袋体の補助具。
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