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JP6932560B2 - 流量制御装置及びシステム - Google Patents
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本発明は、流体回路の流量制御装置及びシステムに関する。
本発明は、シリンダ装置に油等の圧力流体を流入させてピストンを移動させて負荷を駆動する流体回路の流量制御装置に関する。シリンダ装置は、車両、建設機械、産業用機械等を駆動するために用いられている。このような流体回路では、ピストンの戻し操作に伴いシリンダから排出される油をアキュムレータに蓄えることによってエネルギーを回収する回生機構を有するものもある(例えば、特許文献1を参照)。回生機構を有する流体回路では、アキュムレータからシリンダ装置に油を供給することでポンプの出力を軽減することができるため、エネルギー効率を向上させることができる。回生機構を有する流体回路には、複数のアキュムレータを備えるものもある(例えば特許文献2を参照)。
特開2014−013062号公報 特開2017−015130号公報
従来、アキュムレータの残量が十分であるか否かの判定は、固定の閾値に基づいて行っていた。そのため、シリンダ装置の要求油量がそれほど多くなく、閾値未満の油量しか残っていないアキュムレータでも十分に使用可能なケースでも、アキュムレータを使用することができないことがあった。
また、従来、複数のアキュムレータを備える流体回路では、全てのアキュムレータを蓄圧するか、又は、全てのアキュムレータを使用するか、のいずれかの動作状態に切り替える制御を行っていた。そのため、1つでも残量が不足するアキュムレータがあると、他に十分な残量のアキュムレータがあってもそれを使用することができないことがあった。
このように、従来のアキュムレータを備えた流体回路では、エネルギー効率に改善の余地があった。本発明は、複数のアキュムレータを備えた流体回路のエネルギー効率を向上させることが可能な流量制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明に係る流量制御装置は、
流体の圧力により作動する圧力装置に供給する流体の流量制御装置であって、
流体を蓄積し、又は蓄積した流体を前記圧力装置に供給する、複数のアキュムレータと、
前記複数のアキュムレータの各々の流体の蓄積及び供給を制御する複数の制御弁と、
前記圧力装置に供給する流体の目標流量の情報と、前記複数のアキュムレータの各々の蓄圧油量又は圧力の情報と、を取得し、前記取得した情報に基づき、前記制御弁を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記目標流量の履歴に基づき蓄圧油量又は圧力の上限値より小さい閾値を設定し、蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上であるアキュムレータを使用可能アキュムレータと判定し、少なくとも前記使用可能アキュムレータを用いて前記圧力装置に流体を供給するよう前記制御弁を制御し、
前記制御装置は、使用可能アキュムレータではないアキュムレータのうちのいずれかに流体を蓄積し、そのアキュムレータの蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上となった場合、当該アキュムレータに対する流体の蓄積を停止するとともに、別の使用可能でないアキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御することを特徴とする。
本発明によれば、複数のアキュムレータの全てが使用可能アキュムレータと判定されない場合でも、少なくとも1つでも使用可能アキュムレータがあれば、少なくともそのアキュムレータを用いて圧力装置に流体を供給することができる。これによりアキュムレータの稼働率が増大するため、エネルギー効率を向上させることができる。
また、アキュムレータが使用可能か否かの判定は、アキュムレータに流体が上限値まで蓄積されているか否かによってではなく、圧力装置に供給する流体の目標流量に応じた流量の流体を圧力装置に供給可能か否かによって行うため、アキュムレータが使用可能であると判定されやすい。すなわち、制御装置は、目標流量の履歴に基づき蓄圧油量又は圧力の上限値より小さい閾値を設定し、蓄圧油量又は圧力が閾値以上であるアキュムレータを使用可能アキュムレータと判定する。目標流量の履歴に応じた閾値を設定して使用可能アキュムレータであるか判定を行うので、例えば目標流量が小さい値の傾向がある圧力装置の使用状況の場合には、アキュムレータに必要十分な量の流体が蓄積されていると判定し易くなる。閾値は、例えば、圧力装置の一定期間内の目標流量の極大値に基づき決定することができる。一定期間とは、例えば、圧力装置の電源投入から現在までの期間や、前回閾値を設定したときから現在までの期間等とすることができる。閾値は判定を行うたびに更新しても良いし、一旦設定した閾値をある期間維持しても良い。その場合、閾値設定の基準として使用した目標流量を超える目標流量があった場合、圧力装置の使用状況に変化が生じた可能性があるため、閾値をリセットして、その時点から一定期間の目標流量の履歴から新たな閾値を再設定すると良い。これにより、無駄な蓄積時間を減らすことができ、アキュムレータの稼働率が増大するため、エネルギー効率を向上させることができる。また、使用可能アキュムレータではない蓄圧対象アキュムレータに流体を蓄積する場合に、蓄積対象アキュムレータのうちいずれかに使用可能な状態まで流体が蓄積された時点で他の蓄圧対象アキュムレータに対する流体の蓄積が開始されるため、複数の蓄圧対象アキュムレータを早期に使用可能な状態にすることができる。これにより、アキュムレータの稼働率が増加し、エネルギー効率をより一層向上させることができる。
本発明においては、前記制御装置は、前記使用可能アキュムレータが複数ある場合、少なくともそのうちいずれか1つのアキュムレータを用いて前記圧力装置に流体を供給するよう前記制御弁を制御しても良い。
上記構成において、使用可能アキュムレータが複数ある場合、その全てを用いるのではなく、少なくとも1つを用いて圧力装置に流体を供給することができる。同時に使用するアキュムレータを少なくすることで、制御弁の絞りにおける熱によるエネルギー散逸等の影響を抑えることができるため、エネルギー効率をより一層向上させることができる。特に、使用可能アキュムレータが複数ある場合に、同時に使用するアキュムレータを1つに限るようにしても良い。
本発明においては、前記制御装置は、前記圧力装置に流体を供給するために用いている第1のアキュムレータを使用停止して前記第1のアキュムレータの代わりに他の使用可能アキュムレータである第2のアキュムレータを使用開始する場合、前記圧力装置に供給される流体の流量を略一定に保つように、前記第1のアキュムレータを前記第2のアキュムレータに切り換える過渡時において前記第1のアキュムレータ及び前記第2のアキュムレータの両方から前記圧力装置に流体を供給するように前記制御弁を制御するようにしても良い。
上記構成によれば、圧力装置に流体を供給するアキュムレータを切り換える際に圧力装置に供給される流体の流量が略一定に保たれるため、圧力装置の動作に流量変動に起因する変動が生じることを抑制できる。例えば、圧力装置が操作者による操作によって動作する機械である場合、圧力装置の動作に流量変動に起因する変動が生じることを抑制できるため、操作者がアキュムレータの切り換わり時に違和感を覚えることを抑制できる。なお、使用可能アキュムレータが複数ある場合に、同時に使用するアキュムレータを1つに限る構成とする場合も、アキュムレータの切り換わりの過渡時には同時に2つのアキュムレータが使用されることになる。従って、同時使用されるアキュムレータを1つのみにすることによるエネルギー効率の向上と、アキュムレータ切り換わり時の違和感の軽減を両立することができる。
本発明においては、前記制御装置は、前記複数のアキュムレータのうち前記使用可能アキュムレータでないアキュムレータを蓄圧対象アキュムレータと判定し、前記蓄圧対象アキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御しても良い。
上記構成によれば、使用可能なアキュムレータには流体の蓄積が行われないため、アキュムレータへの流体の蓄積を効率良く行うことができる。
本発明においては、前記制御装置は、前記蓄圧対象アキュムレータが複数ある場合、そのうちいずれか1つのアキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御しても良い。
上記構成によれば、同時に複数のアキュムレータに対して流体の蓄積が行われないため、蓄圧対象アキュムレータに迅速に流体を蓄積することができる。これにより、蓄圧対象アキュムレータを早期に使用可能な状態にすることができるため、アキュムレータの稼働率が増加し、エネルギー効率をより一層向上させることができる。
本発明においては、前記制御装置は、前記複数のアキュムレータのうちに蓄積対象アキュムレータと判定されるアキュムレータが存在せず、かつ、蓄圧油量又は圧力が上限値に達していないアキュムレータがある場合、当該アキュムレータに上限値まで流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御しても良い。

上記構成によれば、全てのアキュムレータが使用可能アキュムレータとなった後に、必要に応じて上限値までの流体の蓄積が行われる。これにより、アキュムレータの稼働率が増加し、エネルギー効率をより一層向上させることができる。
本発明においては、前記制御装置は、前記圧力装置の動作を制御する制御装置から前記圧力装置に対する制御要求の情報を取得し、前記制御要求の情報に基づき前記目標流量を算出しても良い。
また、前記制御装置は、前記圧力装置に流入する流体の圧力及び前記アキュムレータの圧力の情報を取得し、前記圧力の情報に基づき前記アキュムレータの蓄圧油量又は圧力を算出しても良い。

本発明においては、前記圧力装置に流体を供給するポンプを更に備え、
前記制御装置は、前記アキュムレータから前記圧力装置に供給する流体の流量に応じて前記ポンプを駆動しても良い。
上記構成によれば、圧力装置に目標流量の流体を供給するために、アキュムレータとポンプを用いるため、ポンプの出力を使用中のアキュムレータから供給する流体の分だけ低減し、又はポンプを停止させることができる。上述のように本発明によればアキュムレータの稼働率を増大させることができるため、ポンプによるエネルギー消費を抑えることができ、全体としてエネルギー効率を向上させることができる。
前記アキュムレータは、前記圧力装置から排出される流体を蓄積するようにしても良い。
圧力装置の稼働中は圧力装置から流体が排出されることがある。上記構成によれば、このような戻り流体のエネルギーをアキュムレータを用いて蓄えることができ、後に回生エネルギーとして用いることができるため、エネルギー効率をより一層向上させることができる。
本発明は、流体の圧力により作動する圧力装置と、
流体を蓄積し、又は蓄積した流体を前記圧力装置に供給する、複数のアキュムレータと、
前記複数のアキュムレータの各々の流体の蓄積及び供給を制御する複数の制御弁と、
前記圧力装置に供給する流体の目標流量の情報と、前記複数のアキュムレータの各々の蓄圧油量又は圧力の情報と、を取得し、前記取得した情報に基づき、前記制御弁を制御する制御装置と、
を備えるシステムであって、
前記制御手段は、前記目標流量の履歴に基づき蓄圧油量又は圧力の上限値より小さい閾値を設定し、蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上であるアキュムレータを使用可能アキュムレータと判定し、少なくとも前記使用可能アキュムレータを用いて前記圧力装置に流体を供給するよう前記制御弁を制御し、
前記制御装置は、使用可能アキュムレータではないアキュムレータのうちのいずれかに流体を蓄積し、そのアキュムレータの蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上となった場合、当該アキュムレータに対する流体の蓄積を停止するとともに、別の使用可能でないアキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御することを特徴とするシステムとしても捉えることができる。
上記の各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。本発明における、流体の圧力により作動する圧力装置は、例えば、圧力流体により駆動されるアクチュエータであり、油圧シリンダ等を例示できる。
本発明によれば、複数のアキュムレータを備えた流体回路のエネルギー効率を向上させることが可能となる。
図1は本発明の実施例に係る油圧システムの概略構成図である。 図2は本発明の実施例に係る油圧システムのアキュムレータの状態を判定する制御を示すフローチャートである。 図3は本発明の実施例に係る油圧システムのアキュムレータの使用制御を示すフローチャートである。 図4は本発明の実施例に係る油圧システムのアキュムレータの蓄圧制御を示すフローチャートである。 図5は本発明の実施例に係る油圧システムのアキュムレータの蓄圧制御を行った場合の蓄圧油量の推移の一例を模式的に示す図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1を参照して、本発明の実施例に係る油圧システムについて説明する。本実施例に係る油圧システムは、油圧シリンダを駆動するために好適に用いることができる。この油圧システムは、例えば、普通乗用車、トラック、油圧ショベル、フォークリフト、クレーン、ごみ収集車等におけるブレーキ、ステアリング、トランスミッション等の油圧装置に適用可能である。なお、図1に示す油圧回路は、本発明の流量制御装置の流体回路の一例である。
<システムの全体構成>
図1は本発明の実施例に係る油圧システムの概略構成図である。本実施例の油圧システムは、制御部10とポンプ部20とアキュムレータ部30から構成される。
ポンプ部20は、油圧シリンダ2とポンプ3を有する。
ポンプ3は、可変ポンプ又は動力制御の固定ポンプであり、油路7を介して下流側へ油を供給する。ポンプ3から吐出された油は、油路7から油路8に流入し、油路8を介して油圧シリンダ2に供給される。ポンプ3は油圧シリンダ2を駆動しないときにも一定の回転数で駆動されることがあり、そのような場合に出力される油は油路61を介してアキュムレータ部30へ供給される。ポンプ3は制御部10により制御される。
油圧シリンダ2は、油路8から供給される油圧により作動するアクチュエータであり、外部の動作指令入力部100から入力される動作指令に従って制御部10がポンプ部20及びアクチュエータ部30を制御することにより、入力された動作指令に応じた動作をするよう構成されている。動作指令入力部100は、例えば油圧ショベルの操作盤であり、油圧ショベルの操作者による操作を受け付ける。制御部10は、動作指令入力部100から入力される動作指令を受信し、それに基づきポンプ部20とアキュムレータ部30の制御を行う。
油圧シリンダ2は、外力によりシリンダを縮める方向にシリンダが作動することがあり、そのような場合に排出される油は油路62を介してアキュムレータ部30へ供給される。例えば、油圧ショベルでは、シリンダに油を供給することでシリンダを伸ばしてバケットを上げるが、バケットが自重で下がる際には重力によりシリンダが縮められ、油が排出される。本実施例の油圧システムでは、このような使用しない油をアキュムレータ部30に蓄積する。
圧力センサSoは、油圧シリンダ2の流入する油圧を検出し、制御部10へ送信する。
温度センサ9は、油圧システムの油温及び環境温度を検出し、制御部10へ送信する。
アキュムレータ部30は、ポンプ部20から油路61,62を介して供給される油を蓄積し、蓄積した油を必要に応じてポンプ部20へ供給する。アキュムレータ部30から供給する油量分だけポンプ3の出力を低下させ、又はポンプ3を停止させることで、ポンプ3によるエネルギー消費を抑え、システム全体としてのエネルギー効率を向上させる。
アキュムレータ部30は、複数のアキュムレータAcc1、Acc2、・・・、AccNを有する。
アキュムレータAcc1は、油路41から供給される油を蓄積し、又は蓄積した油を油路41を介してポンプ部20へ供給する。比例電磁弁V1は、アキュムレータAcc1から供給される油の流量を可変制御する。比例電磁弁V1の開度は、制御部10により制御される。油圧センサS1は、アキュムレータAcc1の圧力を検出し、制御部10へ送信する。なお、アキュムレータAcc1からポンプ部20へ供給する油の流量を可変制御する弁は、当該機能を有するものであれば比例電磁弁に限らない。
アキュムレータAcc2〜AccNについても同様に構成されている。
切換弁5は、油路61及び油路62を介してポンプ部20から供給される油の蓄積対象のアキュムレータを切り換える弁である。切換弁5は制御部10により制御される。切換弁5は、複数のアキュムレータに個別に又は同時に油が供給されるように、油路61及び油路62からの油の流れを制御する。
制御部10は、ポンプ部20及びアキュムレータ部30の動作を制御する。
送信部12は、上述したポンプ3、比例電磁弁V1〜VN、切換弁5に対しCPU11からの指令を送信する。
受信部13は、上述した油圧センサSo,S1〜SN、温度センサ9から圧力の検出値を受信し、また、動作司令入力部100から油圧シリンダ2への動作指令の情報を受信し、CPU11へ送る。
メモリ14は、CPU11から送信されるデータを一時的又は非一時的に記憶し、また、記憶しているデータをCPU11へ送信する。メモリ14は、CPU11が実行することで後述する各種の機能を実現するプログラムを記憶している。また、メモリ14は、動作指令入力部100から入力される動作指令の情報を保持し、CPU11によって動作指令の履歴を解析できるようにしている。
CPU11は、メモリ14からプログラムを読み込んで実行し、受信部13から取得した各種の情報に基づき各種機器を制御するための指令値を計算し、送信部12を介して各種機器へ指令値を送信することで、各種機器の動作を制御する。
<システム全体の動作説明>
次に、図2〜図4を参照して、本実施例の油圧システムの動作について説明する。
図2は、本実施例の油圧システムにおけるアキュムレータの状態を判定する制御を示すフローチャートである。図3は、本実施例の油圧システムにおけるアキュムレータの使用制御を示すフローチャートである。図4は、本実施例の油圧システムにおけるアキュムレータの蓄圧制御を示すフローチャートである。
図2に基づき、アキュムレータの状態を判定する制御について説明する。図2のフロー
チャートの処理は、制御部10によって実行される。
ステップS101において、制御部10は、動作指令入力部100から油圧シリンダ2に対する動作指令の情報を取得する。
ステップS102において、制御部10は、ステップS101で取得した動作指令に基づき、油圧シリンダ2に供給する油の目標流量Qを算出する。
ステップS103において、制御部10は、メモリ14に記憶された動作指令の履歴情報に基づき、アキュムレータが使用可能か否かを判定するための蓄圧油量の閾値Vth1を算出する。動作指令の履歴の情報は、目標流量の履歴の情報としてメモリ14に保持していても良い。動作指令の履歴は、例えば、一定期間内に制御部10が動作指令入力部100から取得した動作指令の情報である。一定期間とは、例えば、油圧システムに電源が投入されてから現時点(ステップS103が実行される時点)までの期間とすることができる。また、現時点からある時点まで遡る期間としても良い。また、ステップS103の処理を図2のフローチャートの実行時に毎回実行するのではなく、算出した閾値Vth1をしばらく保持するよう制御する場合には、前回閾値Vth1を設定してから現時点までの期間としても良い。
制御部10は、例えば、一定期間内の動作指令の履歴情報に基づき、一定期間内の動作指令の極大値を取得し、当該極大値の動作指令に応じた流量の油を1つのアキュムレータから油圧シリンダ2に供給可能か否かを判定できるように、蓄圧油量の閾値Vth1を設定する。動作指令の履歴に基づく閾値の設定方法はこれに限らない。例えば、一定期間内の動作指令の平均値や最頻値に基づき閾値を設定しても良い。
ステップS104〜ステップS109において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)(n=1〜N)に関して、ステップS105〜ステップS108の処理を繰り返す。
ステップS105において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)の蓄圧油量Vacc(n)を取得する。制御部10は、油圧センサSnから取得した圧力Pinと、油圧センサSoから取得した圧力Poと、温度センサ9から取得した油温Tとに基づき、蓄圧油量Vacc(n)を算出する。
ステップS106において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)の蓄圧油量Vacc(n)が閾値Vth1以上であるか判定する。Vacc(n)≧Vth1の場合、ステップS107に進み、Vacc(n)<Vth1の場合、ステップS108に進む。
ステップS107において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)は、目標流量に応じた流量の油を油圧シリンダ2に供給可能な蓄圧油量のアキュムレータ(使用可能アキュムレータ)と判定する。
ステップS108において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)は、使用可能アキュムレータではないアキュムレータ(蓄積対象アキュムレータ)と判定する。
ステップS110において、制御部10は、アキュムレータの使用制御を実行する。
ステップS111において、制御部10は、アキュムレータの蓄圧制御を実行する。
図3に基づき、アキュムレータの使用制御について説明する。図3のフローチャートの
処理は、制御部10によって実行される。
ステップS201において、制御部10は、アキュムレータ部30が使用可能か判定する。例えば、制御部10は、セルフチェックにより機器異常の検知された場合や、ユーザによって使用停止指示が入力された場合に、アキュムレータ部30が使用不可能と判定し、その場合、ステップS207に進んで油圧シリンダ2に必要な油の全量をポンプ部20によって供給するよう制御する。アキュムレータ部30が使用可能の場合、ステップS202に進む。
ステップS202において、制御部10は、図2のフローチャートによって使用可能アキュムレータと判定されたアキュムレータがあるか判定する。使用可能アキュムレータと判定されたアキュムレータがある場合、ステップS203〜ステップS206において、制御部10は、使用可能アキュムレータAcc(m)(m=m1〜mNm)に関して、ステップS204〜ステップS205の処理を繰り返す。使用可能アキュムレータがない場合、ステップS207に進む。ここで、Nmは使用可能アキュムレータと判定されたアキュムレータの個数を表す。
ステップS204において、制御部10は、アキュムレータAcc(m)から油圧シリンダ2に油を供給するよう比例電磁弁Vmを制御する。比例電磁弁Vmの開度は、図1のステップS102で算出した目標流量Qに応じて決定する。ここで、アキュムレータAcc(m)から供給する油のみでは目標流量Qを油圧シリンダ2に供給できない場合、制御部10は、不足分をポンプ3から供給するようにポンプ3を制御する。アキュムレータAcc(m)のみで目標流量Qを油圧シリンダ2に供給できる場合、制御部10はポンプ3を停止させる。
ステップS205において、制御部10は、アキュムレータAcc(m)の蓄圧油量Vacc(m)が閾値Vth2より少なくなるまでアキュムレータAcc(m)から油圧シリンダ2へ油を供給し、アキュムレータAcc(m)の蓄圧油量の残量が閾値Vth2を下回った場合、ステップS204に戻り、次の使用可能アキュムレータAcc(m+1)から油圧シリンダ2に油を供給するように比例電磁弁V(m+1)を制御する。以下同様に、使用可能アキュムレータを1つずつ順次使用して油圧シリンダ2に油を供給する。閾値Vth2は、アキュムレータの使用を停止する判定を行うために設定される閾値である。閾値Vth2は、使用可能か否かの判定を行うための閾値Vth1よりも小さい値である。
ステップS207において、制御部10は、油圧シリンダ2に必要な油の全量をポンプ部20によって供給するよう制御する。
図4に基づき、アキュムレータの蓄圧制御について説明する。図4のフローチャートの処理は、制御部10によって実行される。
ステップS301において、制御部10は、アキュムレータ部30が使用可能か判定する。この処理は図3のステップS201と同様である。
ステップS302において、制御部10は、図2のフローチャートによって蓄圧対象アキュムレータと判定されたアキュムレータがあるか判定する。蓄圧対象アキュムレータと判定されたアキュムレータがある場合、ステップS303〜ステップS306において、制御部10は、蓄圧対象アキュムレータAcc(k)(k=k1〜kNk)に関して、ステップS304〜ステップS305の処理を繰り返す。蓄圧対象アキュムレータがない場合、ステップS307に進む。ここで、Nkは蓄圧対象アキュムレータと判定されたアキ
ュムレータの個数を表す。
ステップS304において、制御部10は、アキュムレータAcc(k)が使用中か否か判定する。アキュムレータAcc(k)が使用中でない場合、ステップS305に進む。アキュムレータAcc(k)が使用中の場合、次の蓄圧対象アキュムレータAcc(k+1)について同様に使用中か否かの判定を行う。
ステップS305において、制御部10は、アキュムレータAcc(k)を閾値Vth1まで蓄圧するよう切換弁5を制御する。アキュムレータAcc(k)の蓄圧油量が閾値Vth1に達したら、ステップS304に戻り、次の蓄圧対象アキュムレータ(k+1)について同様の処理を行う。
以上の処理により蓄圧対象アキュムレータがなくなった場合、ステップS307〜ステップS311において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)(n=1〜N)に関して、ステップS308〜ステップS310の処理を繰り返す。
ステップS308において、制御部10は、全てのアキュムレータの蓄圧油量が閾値Vth1以上であるか判定する。蓄圧油量が閾値Vth1に達していないアキュムレータがある場合、すなわち蓄圧対象アキュムレータがある場合、制御部10はステップS302に戻り、蓄圧対象アキュムレータに閾値Vth1まで蓄圧する制御を行う。全てのアキュムレータの蓄圧油量が閾値Vth1以上である場合、ステップS309に進む。
ステップS309において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)が使用中か否か判定する。アキュムレータAcc(n)が使用中でない場合、ステップS310に進む。アキュムレータAcc(n)が使用中の場合、次のアキュムレータAcc(n+1)について同様に使用中か否かの判定を行う。
ステップS310において、制御部10は、アキュムレータAcc(n)を蓄圧可能な上限値Vmaxまで蓄圧するよう切換弁5を制御する。アキュムレータAcc(n)の蓄圧油量が上限値Vmaxに達したら、ステップS308に戻り、次の蓄圧対象アキュムレータ(n+1)について同様の処理を行う。
なお、電源投入後初回の蓄圧時には、全てのアキュムレータを上限値Vmaxまで蓄圧するように制御しても良い。この場合、アキュムレータの蓄圧油を使用して2回目以降の蓄圧時に、上限値Vmaxより小さい値として設定される、使用履歴に基づく閾値Vth1で一旦蓄圧を止め、他のアキュムレータで閾値Vth1を下回る蓄圧油量のアキュムレータに蓄圧を行うよう制御する。
以上説明したアキュムレータの蓄圧制御を行った場合のアキュムレータの蓄圧油量の推移の一例を図5に示す。図5はアキュムレータが2つの場合に、本発明のアキュムレータの蓄圧制御を行った場合の各アキュムレータの蓄圧油量の推移を模式的に示す図である。
図5(A)は第1のアキュムレータAcc1の蓄圧油量の時間変化を示し、図5(B)は第2のアキュムレータAcc2の蓄圧油量の時間変化を示す。電源投入時(システム稼働開始時)(t=0)から両方のアキュムレータに対し同時に上限値Vmaxまで蓄圧を行い、時刻t1において蓄圧が完了する。この間、油圧シリンダ2に対する油の供給はポンプ3のみによって行う。なお、初回の蓄圧時には上限値Vmaxまで蓄圧を行う例を示したが、初回も閾値Vth1までの蓄圧としても良い。また、アキュムレータAcc1とAcc2に同時に蓄圧する例を示したが、1つずつ蓄圧しても良い。その場合、上限値Vmax又は閾値Vth1まで蓄圧完了したアキュムレータから順次使用対象としても良い
時刻t2から第1のアキュムレータAcc1の使用が開始され、時刻t3で第1のアキュムレータAcc1の残量が閾値Vth2に達すると第1のアキュムレータAcc1の使用が停止されるとともに、第2のアキュムレータAcc2の使用が開始される。時刻t4で第2のアキュムレータAcc2の残量が閾値Vth2に達すると第2のアキュムレータAcc2の使用が停止される。
なお、ここでは第1のアキュムレータAcc1の使用停止タイミングと第2のアキュムレータAcc2の使用開始タイミングとが同時である場合を例に説明したが、第1のアキュムレータAcc1から第2のアキュムレータAcc2への切り換え時に、過渡的に第1のアキュムレータAcc1及び第2のアキュムレータAcc2の両方からシリンダ2へ油を供給し、シリンダ2へ供給される油の流量が略一定に保たれるように比例電磁弁V1及びV2を制御するようにしても良い。例えば、第1のアキュムレータAcc1からの油の供給量を時刻t3から所定の過渡期間Δtかけて徐々に減少させるとともに、第2のアキュムレータAcc2からの油の供給量を時刻t3から所定の過渡期間Δtかけて徐々に増加させるようにする。こうすることで、過渡期間Δtには第1のアキュムレータAcc1及び第2のアキュムレータAcc2が両方同時に使用され、アキュムレータの切り換えの過渡時にシリンダ2へ供給される油の流量の変動が抑制される。そのため、シリンダ2の操作者が違和感を覚えることを抑制できる。このように、複数の使用可能アキュムレータがある場合にそのうち1つのみを用いてシリンダに油を供給するよう構成したシステムにおいても、アキュムレータの切り換わりの過渡時には同時に2つのアキュムレータを使用するように制御することで、アキュムレータ切り換わり時の流量変動を抑制できる。
なお、ここでは2つのアキュムレータ間の切り換え(第1のアキュムレータAcc1から第2のアキュムレータAcc2への切り換え)について説明したが、アキュムレータが3つ以上ある場合も同様の制御によりシリンダへ供給される油の流量変動を抑制できる。例えば、アキュムレータA,Bを同時に使用してシリンダへ油を供給しており、かつアキュムレータCが使用可能で待機状態にあるとする。使用中のアキュムレータのうちいずれか1つのアキュムレータ(アキュムレータBとする)を使用停止して待機中のアキュムレータCを使用開始する場合、アキュムレータAによる油の供給を継続しつつ、アキュムレータBからアキュムレータCへの切り換えの過渡時にアキュムレータBとCの両方からシリンダに流体を供給することにより、シリンダに供給される流体の流量を略一定に保つようにすると良い。この場合、過渡時には一時的にアキュムレータA,B,Cの3つからシリンダへ油が供給される。これにより、シリンダの動作に流量変動に起因する変動が生じることを抑制できる。
図5に戻り、第1のアキュムレータAcc1には時刻t3から蓄圧が開始され、第1のアキュムレータAcc1の蓄圧油量が閾値Vth1に達した時点t5で一旦第1のアキュムレータAcc1の蓄圧が停止され、蓄圧対象が第1のアキュムレータAcc1から第2のアキュムレータAcc2へ切り換えられる。アキュムレータAcc2には時刻t5から蓄圧が開始され、蓄圧油量が閾値Vth1に達した時点t6で蓄圧が停止される。このとき、図5の例では、蓄圧油量が閾値Vth1を下回るアキュムレータ(蓄圧対象アキュムレータと判定されるアキュムレータ)がないため、引き続き上限値Vmaxまでの蓄圧が時刻t6においてアキュムレータAcc1に対して開始され、アキュムレータAcc1の蓄圧油量が上限値Vmaxに達した時点t7で蓄圧対象がアキュムレータAcc2に切り換えられ、アキュムレータAcc2に対し上限値Vamxまでの蓄圧が行われる。
なお、本実施例では蓄圧対象とするか否かをアキュムレータの蓄圧油量Vaccに基づき判定する例を説明したが、アキュムレータの圧力に基づき判定を行っても良い。その場
合、圧力が上限値Pmに達する前に一旦蓄圧を停止する閾値の圧力Psは、油圧シリンダ2の動作1回分の油に相当する圧力として設定しても良い。この圧力Psは、油圧シリンダ2の容量及び背圧Pbから算出できる。背圧Pbとして用いる値は、例えば、制御部10で背圧Pbの履歴を記録し、一定期間の背圧Pbの履歴に基づき、設定すると良い。
<本実施例に係る油圧システムの優れた点>
本実施例の油圧システムでは、複数のアキュムレータの全てが使用可能と判定されない場合でも、少なくとも1つでも使用可能なアキュムレータがあれば、そのアキュムレータから油圧シリンダへ油を供給することができる。また、アキュムレータが使用可能か否かの判定は、アキュムレータに上限値まで油が蓄積されているか否かではなく、油圧シリンダの目標流量の履歴に基づき設定される、使用状況に応じて必要十分な量の油が蓄積されているか否かによって行われる。そのため、アキュムレータが使用可能と判定され易い。これにより、本実施例の油圧システムでは、アキュムレータの稼働率が増大するため、エネルギー効率を向上させることができる。
図3で説明したように、本実施例の油圧システムでは、使用可能アキュムレータが複数ある場合、そのうちいずれか1つのアキュムレータから油圧シリンダ2に油を供給するようにしている。これにより、複数のアキュムレータを同時使用した場合と比較して、比例電磁弁や油路における熱によるエネルギー散逸の影響を小さくすることができ、エネルギー効率を向上させることができる。
図4で説明したように、本実施例の油圧システムの蓄圧制御では、目標流量の油を油圧シリンダ2に供給できるほどの油を蓄圧していない蓄圧対象アキュムレータが複数ある場合、そのうちいずれか1つのアキュムレータを蓄圧するように制御する。これにより、複数のアキュムレータに同時に蓄圧する場合と比較して、早期にその蓄圧対象アキュムレータの状態を使用可能な状態にすることができる。そのため、アキュムレータの稼働率を増大させることができ、エネルギー効率を向上させることができる。
また、図4、図5で説明したように、蓄圧対象アキュムレータが複数ある場合、まずそれらを目標流量の履歴に基づき設定される閾値Vth1まで蓄圧して行き、全てのアキュムレータが目標流量の履歴に基づき使用可能と判定される状態になった後に、最大蓄圧量まで蓄圧するよう制御がなされる。これにより、各アキュムレータの蓄圧時に最大蓄圧量まで蓄圧して行く蓄圧方法と比較して、早期にその蓄圧対象アキュムレータの状態を使用可能な状態にすることができる。そのため、アキュムレータの稼働率を増大させることができ、エネルギー効率を向上させることができる。
(その他)
上記の実施例では、本発明の流量制御装置及びシステムを油圧シリンダを駆動する油圧システムに適用した例を説明したが、本発明は、流体の圧力により作動する圧力装置に供給する流体の流量を制御する流量制御装置及びシステム全般に適用することができる。圧力装置は油圧シリンダに限定されず、圧力流体により駆動されるアクチュエータに好適に適用できる。
また、上記の実施例では、油圧シリンダからの戻り油をアキュムレータに蓄積し、アキュムレータに蓄積した油を油圧シリンダに供給する構成を例示したが、アキュムレータに蓄積する油の供給源(第1の圧力装置)と、アキュムレータに蓄積された油の供給先(第2の圧力装置)とは、異なる圧力装置であっても良い。この場合、制御装置は、第2の圧力装置に供給する油量の目標流量に基づき、アキュムレータが使用可能か否かの判定を行う。
また、上記の実施例では、アキュムレータの出力油量とポンプの出力油量とを合わせて油圧シリンダに供給するよう構成された油圧システムに本発明を適用したが、ポンプを有しない構成のシステムに本発明を適用することもできる。そのようなシステムに本発明を適用した場合でも、外部の圧力流体源から供給される圧力流体を蓄積したアキュムレータから、圧力装置に流体を供給するにあたって、圧力装置の目標流量に応じて使用可能と判定されるアキュムレータが1つでも存在すればそのアキュムレータから圧力装置に流体を供給することができるので、アキュムレータの稼働率が増大し、エネルギー効率を向上させることができる効果を同様に奏する。また、アキュムレータへの圧力流体の蓄積において、蓄積対象アキュムレータに上限値まで流体を蓄積せず、圧力装置の目標流量に応じた閾値まで流体を蓄積した時点で、他の蓄積対象アキュムレータに対する流体の蓄積に移行するように制御することで、短時間で多くのアキュムレータを使用可能な状態にすることができるため、アキュムレータの稼働率が増大し、エネルギー効率を向上させることができる効果を同様に奏する。
2:油圧シリンダ
3:ポンプ
5:切換弁
7、8:油路
9:温度センサ
10:制御部
11:CPU
12:送信部
13:受信部
14:メモリ
20:ポンプ部
30:アキュムレータ部
41,42,4N:油路
61,62:油路
100:動作指令入力部
Acc1,Acc2,AccN:アキュムレータ
So,S1,S2,SN:油圧センサ
V1,V2,VN:比例電磁弁

Claims (11)

  1. 流体の圧力により作動する圧力装置に供給する流体の流量制御装置であって、
    流体を蓄積し、又は蓄積した流体を前記圧力装置に供給する、複数のアキュムレータと、
    前記複数のアキュムレータの各々の流体の蓄積及び供給を制御する複数の制御弁と、
    前記圧力装置に供給する流体の目標流量の情報と、前記複数のアキュムレータの各々の蓄圧油量又は圧力の情報と、を取得し、前記取得した情報に基づき、前記制御弁を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記目標流量の履歴に基づき蓄圧油量又は圧力の上限値より小さい閾値を設定し、蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上であるアキュムレータを使用可能アキュムレータと判定し、少なくとも前記使用可能アキュムレータを用いて前記圧力装置に流体を供給するよう前記制御弁を制御し、
    前記制御装置は、使用可能アキュムレータではないアキュムレータのうちのいずれかに流体を蓄積し、そのアキュムレータの蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上となった場合、当該アキュムレータに対する流体の蓄積を停止するとともに、別の使用可能でないアキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御することを特徴とする流量制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記使用可能アキュムレータが複数ある場合、少なくともそのうちいずれか1つのアキュムレータを用いて前記圧力装置に流体を供給するよう前記制御弁を制御する請求項1に記載の流量制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記圧力装置に流体を供給するために用いている第1のアキュムレータを使用停止して前記第1のアキュムレータの代わりに他の使用可能アキュムレータである第2のアキュムレータを使用開始する場合、前記圧力装置に供給される流体の流量を略一定に保つように、前記第1のアキュムレータを前記第2のアキュムレータに切り換える過渡時において前記第1のアキュムレータ及び前記第2のアキュムレータの両方から前記圧力装置に流体を供給するように前記制御弁を制御する請求項1又は2に記載の流量制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記複数のアキュムレータのうち前記使用可能アキュムレータでないアキュムレータを蓄圧対象アキュムレータと判定し、前記蓄圧対象アキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御する請求項1〜3のいずれか1項に記載の流量制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記蓄圧対象アキュムレータが複数ある場合、そのうちいずれか1つのアキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御する請求項4に記載の流量制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記複数のアキュムレータのうちに蓄積対象アキュムレータと判定されるアキュムレータが存在せず、かつ、蓄圧油量又は圧力が上限値に達していないアキュムレータがある場合、当該アキュムレータに上限値まで流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御する請求項4又は5に記載の流量制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記圧力装置の動作を制御する制御装置から前記圧力装置に対する制御要求の情報を取得し、前記制御要求の情報に基づき前記目標流量を算出する請求項1〜のいずれか1項に記載の流量制御装置。
  8. 前記制御装置は、前記圧力装置に流入する流体の圧力及び前記アキュムレータの圧力の情報を取得し、前記圧力の情報に基づき前記アキュムレータの蓄圧油量を算出する請求項1〜のいずれか1項に記載の流量制御装置。
  9. 前記圧力装置に流体を供給するポンプを更に備え、
    前記制御装置は、前記アキュムレータから前記圧力装置に供給する流体の流量に応じて前記ポンプを駆動する請求項1〜のいずれか1項に記載の流量制御装置。
  10. 前記アキュムレータは、前記圧力装置から排出される流体を蓄積する請求項1〜のいずれか1項に記載の流量制御装置。
  11. 流体の圧力により作動する圧力装置と、
    流体を蓄積し、又は蓄積した流体を前記圧力装置に供給する、複数のアキュムレータと、
    前記複数のアキュムレータの各々の流体の蓄積及び供給を制御する複数の制御弁と、
    前記圧力装置に供給する流体の目標流量の情報と、前記複数のアキュムレータの各々の蓄圧油量又は圧力の情報と、を取得し、前記取得した情報に基づき、前記制御弁を制御する制御装置と、
    を備えるシステムであって、
    前記制御装置は、前記目標流量の履歴に基づき蓄圧油量又は圧力の上限値より小さい閾値を設定し、蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上であるアキュムレータを使用可能アキュムレータと判定し、少なくとも前記使用可能アキュムレータを用いて前記圧力装置に流体を供給するよう前記制御弁を制御し、
    前記制御装置は、使用可能アキュムレータではないアキュムレータのうちのいずれかに流体を蓄積し、そのアキュムレータの蓄圧油量又は圧力が前記閾値以上となった場合、当該アキュムレータに対する流体の蓄積を停止するとともに、別の使用可能でないアキュムレータに流体が蓄積されるよう前記制御弁を制御することを特徴とするシステム。
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