<第一実施形態>
第一実施形態は、供給対象の利用量情報を通信により管理装置に送る通信装置と、見守り対象が保持する通信機との間で行われる通信により、見守り対象の位置についての判定を行う、通信システムに関する実施形態である。なお、各実施形態において、見守り対象による「保持」は、保持対象が、見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にあることをいうものとする。
[構成と動作]
図1は、第一実施形態の通信システムの例である通信システム401の構成を表す概念図である。
通信システム401は、通信装置101と、通信機201と、管理装置301とを備える。
通信機201は、見守り対象の人や物により保持される。当該保持には、当該見守り対象の人や物への設置又は装着による保持が含まれる。
通信機201は、通信機201のIDを保持する。ここで、IDは、Identifier(識別子)の略である。なお、以下において、「ID」の表記は、通信システム401において共通に用いられる識別子をいうことにする。
通信機201は、通信機201のIDを含む所定の無線帯域の無線電波を、所定のタイミングで、周囲の空間に放出する。当該タイミングは、例えば、1秒間隔である。また、当該無線帯域は、通信装置101が受信可能な無線帯域である。当該無線帯域は、例えば、920MHz帯である。
通信装置101は、利用者に供給される供給対象の当該利用者による利用量を測定する。当該供給対象は、例えば、電気会社から供給される電力、水道会社から供給される水道水、又は、ガス会社から供給されるガスである。
通信装置101は、測定した利用量及び通信装置101のIDを含む測定情報を、所定の間隔で、通信回線501aを通じて、管理装置301に送付する。当該間隔は、例えば、30分である。通信回線501aとしては、例えば、PLC回線、920MHz帯を用いたマルチホップ回線、又は、無線電話回線、あるいは、これらの組合せを用い得る。ここで、PLCは、Power Line Communicationの略である。
通信装置101は、所定の周波数帯域の電波を送受信し得る。当該周波数帯域は、通信機201が発信する電波に係る周波数帯域である。当該周波数帯域は例えば920MHz帯である。
通信装置101は、通信機201のIDを予め保持している。
通信装置101は、当該周波数帯域の電波を受信した場合には、受信情報に含まれるIDと当該受信に係る受信電波強度(受信電界強度ともいう)とを取得する。そして、通信装置101は、取得したIDが、通信機201のIDかについての判定を行う。
通信装置101は、受信情報に含まれるIDが通信機201のIDであることを判定したときには、当該受信電波強度から、見守り対象の人や物の位置に関する判定を行う。当該判定は、見守り対象の人や物が、所定の位置範囲にあるか(いるか)否かの判定である。例えば、見守り対象の人が、ある建物の中にいるべき人であれば、当該判定は、その人がその建物内にいるかについての判定である。また、例えば、見守り対象の物が、ある建物の中にあるべき物であれば、当該判定は、その物がその建物内にあるかについての判定である。
当該判定の詳細例については、[動作例]や[処理フロー例]の項において後述する。
なお、以下において、通信装置101が受信情報に含まれるIDが通信機201のIDであることを判定した場合の、当該受信情報を搬送する無線電波の受信電波強度を「第一強度」ということにする。また、通信装置101が受信情報に含まれるIDが通信装置101と対応する通信機201のIDでないことを判定した場合の、当該受信情報を搬送する無線電波の受信電波強度を「第二強度」ということにする。ここで、「通信装置101と対応する」は、例えば、通信機201と通信装置101との、所有者、管理者又は利用者等が同じ場合をいう。上記は、以下の説明においても同じである。
通信装置101は、見守り対象の人や物が、所定の場所にいない(ない)旨の判定を行った場合は、その旨を表す通知であるA通知を管理装置301に送る。当該A通知には、通信装置101のID及び通信機201のIDが含まれる。
通信装置101は、また、前述のIDが通信機201のIDでないことを判定した場合は、第二強度が所定の閾値以上であるかについての判定を行う。第二強度が所定の閾値以上であることは、通信機201類似の他の無線機が通信装置101に近づいたことを表す。そして、通信装置101は、当該第二強度が当該閾値以上であることを判定した場合は、その旨を表す通知であるB通知を管理装置301に送る。当該B通知には、通信装置101のID及びその通信機のIDが含まれる。
通信装置101は、例えば、AMI(Advanced Metering Infrastructure)網を構成するスマートメータである。スマートメータについては、例えば、非特許文献1に説明がある。その場合、通信装置101は、戸外に設置され、いわゆるBルートにより、利用者が管理する建物内に設置されたHEMS等と通信を行い得る。ここで、HEMSは、Home Energy Management Systemの略である。また、Bルートについては、例えば、非特許文献1に説明がある。
さらに、Bルートの通信に用いられる無線帯域は、例えば920MHz帯である。従い、通信機201が放出する無線電波が920MHz帯である場合には、スマートメータである通信装置101は、当該無線電波の受信にBルートの通信に用いる通信部を用いることができる。
管理装置301は、前述の測定情報を通信装置101から受信したときには、当該測定情報に含まれる、前述の利用量情報、通信装置101のID及び当該測定情報の受信時刻の組を記録する。そして、管理装置301は、必要に応じて、過去に記録した利用量情報、通信装置101のID及び当該測定情報の受信時刻の組の情報を用いて、所定の処理を行う。当該処理とは、例えば、利用量に相当する利用料金の利用者への課金処理である。
管理装置301は、通信回線501aを通じて、通信装置101や、図1には図示しない、通信装置101類似の他の通信装置と通信を行っている。
当該他の通信装置の各々は、また、通信装置101のように、当該各々が測定した、当該各々が割り当てられた利用者による、供給対象の利用量情報と当該各々のIDとの組合せ(以下、「第一情報」という。)を、管理装置301に送付している。
当該他の通信装置の各々は、また、通信装置101と同様に、その通信装置と関連付けられた通信機以外の通信機が無線空間に放出する無線電波の第二強度が所定の閾値を超えた場合には、次を行っている。すなわち、前記各々は、無線電波の第二強度が所定の閾値を超えた旨及び受信情報に含まれる通信機IDを、通信回線501aを介して、管理装置301に通知している。以下において、前述のB通知には、他の通信装置の各々が管理装置301に送付するそれらの通知も含まれるものとする。
管理装置301は、通信装置101や前述の他の通信装置の各々が送付するB通知に含まれる通信機のIDと、当該B通知を送付した通信装置のIDと、そのB通知を受信した時刻と組み合わせた情報(以下、「第二情報」という。)を、データベースに保持する。
以下において、通信機のIDを「通信機ID」と、通信装置のIDを「通信装置ID」と、それぞれ、記述する。
管理装置301は、通信装置101から前記A通知を受信した場合には、前記データベースに格納されている前記第二情報から、当該A通知に含まれる通信機IDが含まれる前記第二情報を検索する。そして、管理装置301は、当該通信機IDが含まれる前記第二情報を検索した場合は、当該第二情報に含まれる通信装置IDから当該通信装置の位置を特定する。ここで、管理装置301は、各通信装置の位置情報を保持しているものとする。当該位置情報は、各通信装置IDと当該通信装置IDの通信装置の位置との対応を表す情報である。
そして、管理装置301は、特定した通信装置の位置から、通信機201の位置を導出する。管理装置301は、また、導出した通信機201の位置情報を含む通知であるC通知を、通信回線501bを通じて、通知先601に送付する。通信回線501bは例えばインターネットに接続された通信回線である。また、前記C通知は、例えば、通知先である携帯端末やパーソナルコンピュータに送付される電子メールの通知である。また、通知先の利用者は、通信機201を保持する見守り対象の見守りを行う者である。
C通知は、通信機201の位置情報を含まない場合も想定され得る。
図2は、図1に表す通信装置101及び前述の他の通信装置の各々の例である通信装置101aの構成を表す概念図である。
通信装置101aは、測定部121と、通信部116a、116bと、処理部106a、106bと、作成部111と、記録部126とを備える。
測定部121は、前述の供給対象の利用量を測定する。そして、測定部121は、測定した利用量を表す利用量情報を含む測定情報を、逐次記録部126に記録させる。測定部121は、前記供給対象が電力である場合には、積算電力計である。測定部121は、前記供給対象が水道水である場合には、積算水量計である。測定部121は、前記供給対象がガスである場合には、積算ガス量計である。
処理部106aは、所定のタイミングで、記録部126に記録された前記測定情報を、記録部126から読み込む。そして、処理部106aは、記録部126から読み込んだ通信装置101aのIDを前記測定情報に含ませる。そして、処理部106aは、当該測定情報を、通信部116aを経由して、図1に表す管理装置301に送付する。
処理部106aは、さらに、作成部111の指示に従い、作成部111が作成した情報を、通信部116aに対し、図1に表す管理装置301に送付させる。
通信部116aは、処理部106aが指示する情報を図1に表す管理装置301に送付する。通信部116aは、また、管理装置301から受けた情報を処理部106aに送る。
通信部116bは、図1に表す通信機201が放出する無線電波と同じ周波数帯域に属する所定の無線電波を受信する。通信部116bが受信する電波は、通信機201が発信する電波である場合もあり、図1には表さない他の通信機が発信する電波である場合もあり得る。
そして、通信部116bは、当該無線電波を受けた場合は、当該電波の受信電波強度を求める。通信部116bは、また、当該電波からIDが取得できる場合には、当該IDを取得する。通信部116bは、当該IDを取得できた場合には、前記受信電波強度と取得したIDとの組合せを、処理部106bに送る。
処理部106bは、通信部116bから送られたIDが、記録部126が保持する、図1に表す通信機201のIDであるかについての判定を行う。当該判定は、当該IDが、通信装置101aと対応する通信機である通信機201のIDであるかについての判定である。
処理部106bは、当該IDが通信機201のIDであることを判定した場合は第一強度又は第一強度の時間変化量から、見守り対象の位置についての判定を行う。当該判定は、見守り対象が、所定の位置範囲にいるか(あるか)についての判定である。また、当該時間変化量は、時間の経過に伴う第一強度の変化の程度を表す値である。当該時間変化量は、例えば、第一強度の単位時間当たりの変化量や、第一強度の時間変化の傾きである。
当該判定の詳細例については、後述の[動作例]や[処理フロー例]の項において後述する。
処理部106bは、見守り対象が、所定の位置範囲にいることを判定した場合は、上記以外の特段の動作は行わない。
一方、処理部106bは、見守り対象が所定の位置範囲にいないことを判定した場合には、作成部111に通知情報を作成させる。当該通知情報には、見守り対象が所定の位置範囲にいないことを表す情報、通信装置101aのID及び通信機201のIDが含まれる。当該通知情報は、前述のA通知を行うための情報である。
一方、処理部106bは、当該IDが通信装置201aと対応する通信機である通信機201のIDでないことを判定した場合は、第二強度が所定の閾値以上かについての判定を行う。そして、処理部106bは、前記第二強度が所定の閾値以上であることを判定した場合は、作成部111に、通信機201以外の通信機が近づいた旨を表す通知情報を作成させる。当該通知情報には、通信装置101aのID及び受情報に係る通信機IDが含まれる。当該通知情報は、前述のB通知を行うための情報である。
作成部111は、処理部106bの指示に従い、通知情報を作成する。そして、作成部111は、作成した通知情報を処理部106aに送る。処理部106aに当該通知情報を、通信部116aに対して、図1に表す管理装置301に送付させる。
記録部126は、通信装置101aのID及び図1に表す通信機201のIDを予め保持する。
記録部126は、また、測定部121、通信部116a、116b、処理部106a、106b及び作成部111の各々が上記処理を行うために用いるプログラムや情報を保持する。
記録部126は、また、測定部121、通信部116a、116b、処理部106a、106b及び作成部111の各々が指示する情報を記録する。記録部126は、また、測定部121、通信部116a、116b、処理部106a、106b及び作成部111の各々が指示した情報を、当該指示に従い、送付先であるこれらのいずれかに送る。
なお、図1に表す各構成には、各構成の動作に必要な電力が、図示しない電源から供給されているものとする。
また、図2に表す通信装置101aは、測定部121を備えるが、本実施形態の通信装置は必ずしも測定部を備える必要はない。測定部を備えない本実施形態の通信装置における、測定部121、処理部106a及び記録部126についての上記説明は、「測定部121」を「外部の測定装置」と読み替えたものになる。
図3は、図1に表す管理装置の例である管理装置301aの構成を表す概念図である。
管理装置301aは、例えば、サーバである。
管理装置301aは、通信部316aと、処理部306と、記録部321と、作成部307と、通信部316bとを備える。
管理装置301aは、図1に表す通信回線501aを介して、通信装置101及び図1には図示しない前述の他の通信装置との間で通信を行う。
通信部316aは、通信装置101及び前記他の通信装置が送る前述の測定情報、A通知及びB通知を受信する。通信部316aは、受信した測定情報、A通知及びB通知の各々を、それら各々を受信した時刻と組み合わせて、処理部306に送る。
処理部306は、通信部316aから送られた測定情報に含まれる、利用量及び通信装置IDと、その測定装置を受信した時刻とを組み合わせた第一情報を、記録部321が備える第一のデータベースに格納する。処理部306は、また、通信部316aから送られたB通知に含まれる、通信装置ID及び通信機IDと、そのB通知を受信した時刻と組み合わせた第二情報を、記録部321が備える第二のデータベースに格納する。
処理部306は、第一のデータベースに格納された第一情報から、例えば、通信装置IDごとの課金処理等の処理を行う。
処理部306は、また、通信部316aからA通知が送られた場合には、第二のデータベースに格納された第二情報に含まれる通信機IDに、当該A通知に含まれる通信機IDと一致するものがあるかについての判定を行う。
そして、処理部306は、第二情報に含まれる通信機IDに、当該A通知に含まれる通信機IDと一致するものがあることを判定した場合には、一致することを判定した第二情報から、前記A通知に含まれる通信機IDの通信機の位置を特定する。処理部306は、当該通信機の位置の特定を、一致することを判定した第二情報に含まれる通信装置IDと、各通信装置IDを保持する通信装置の位置情報とから行う。当該位置情報は記録部321が予め保持するものである。処理部306が通信機の位置を特定する処理例は、[処理フロー例]の項において後述する。
そして、処理部306は、特定した通信機の位置を表す情報を含む前述のC通知を作成部307に作成させ、通信部316bを介して通知先に送付する。
処理部306は、作成部307が作成したC通知を通信部316bが送付する際に、通信部316bに対し、そのC通知の通知先を指定する。
当該通知先は、記録部321が格納しているものである。
処理部306は、記録部321が格納している、当該C通知に係る複数の通知先候補から、通知先を選択しても構わない。処理部306は、当該選択を例えば次のように行う。
記録部321は、ある通信装置IDを含むA通知について、第一通知先と第二通知先の、二つの通知先を保持しているものとする。第一通知先は、通知先の機器の利用者が在宅の場合用の通知先である。当該第一通知先は、例えば、当該利用者の家に設置されたパーソナルコンピュータである。また、第二通知先は、通知先機器の利用者が在宅でない場合用である。当該第二通知先は、例えば、当該利用者の携帯電話である。
処理部306は、通信部316aからA通知が届いた場合には、記録部321が保持する前述の第一のデータベースから、A通知に含まれる通信装置IDに合致する通信装置IDを含む第一情報を読み込む。当該第一情報は、前記A通知の受信時に近い受信時の情報である。処理部306は読み込む第一情報は複数であっても構わない。
処理部306は、読み込んだ第一情報から、前記利用者が在宅中か外出中かについての判定を行う。そして、処理部306は、前記利用者が在宅中であることを判定した場合は、C通知の通知先として第一通知先を選択する。一方、処理部306は、前記利用者が外出中であることを判定した場合は、C通知の通知先として第二通知先を選択する。
作成部307は、処理部306の指示に従い、C通知を作成する。C通知は、典型的には、電子メールによる通知である。作成部307は、作成したC通知を通信部316bに送る。
通信部316bは、作成部307から送られたC通知を、処理部306の指示に従い、図1に表す通信回線501bを通じて、前述の通知先に送る。
記録部321は、管理装置301aのID及び図1に表す通信回線501aを介して接続された通信装置101や前述の他の通信装置のIDを保持する。
記録部321は、また、通信装置101や前述の他の通信装置の各々のIDと、通信装置101や前述の他の通信装置の各々の位置との対応を表す、位置情報を保持する。
記録部321は、また、通信装置101や前述の他の通信装置の各々のC通知についての通知先を保持する。当該通知先は、通信装置101や前述の他の通信装置の各々の通信装置IDと関連付けられている。
記録部321は、さらに、前述の第一のデータベース及び第二のデータベースを保持する。
記録部321は、さらに、通信部316a、処理部306、作成部307及び通信部316bの各々が前述の各処理を行うのに必要なプログラムや情報を保持する。
記録部321は、その他、通信部316a、処理部306、作成部307及び通信部316bの各々が指示する情報を記録する。
記録部321は、また、通信部316a、処理部306、作成部307及び通信部316bの各々が指示する情報を、当該指示に従い、送付先であるこれらのいずれかに送付する。
なお、図1に表す各構成には、各構成の動作に必要な電力が、図示しない電源から供給されているものとする。
図4は、図1に表す通信機201の例である通信機201aの構成を表す概念図である。
通信機201aは、送信機226を備える。
送信機226は、送信部206と、処理部211と、記録部216と、電源221とを備える。
電源221は、通信機201aの各構成に、当該各構成が動作するのに必要な電力を供給する。電源221は携帯可能なものであることが望ましい。電源221は、例えば、電池や太陽電池である。
処理部211は、所定のタイミングで、送信部206に、通信機201aのIDを含む所定の無線帯域の無線電波を周囲の空間に放出させる。当該間隔は、例えば、1秒である。
送信部206は、処理部211の指示に従い、無線電波を周囲の無線空間に放出する。当該無線電波の無線帯域は、図1に表す通信装置101が受信可能な無線帯域である。当該無線帯域は、例えば、920MHz帯である。
記録部216は、通信機201aのIDや、送信部206又は処理部211が上記処理を行うのに必要なプログラムや情報を保持する。記録部216は、また、送信部206又は処理部211の指示に従い、指示された情報を記録する。記録部216は、また、送信部206又は処理部211の指示に従い、指示された情報を、送付先である送信部206又は処理部211に送付する。
図1に表す通信機201は、前述のように、見守り対象の人や物が保持した状態で使用される。通信機201は、当該保持を容易にするための装着部を備えていても構わない。
図5は装着部を備える通信機201の例である通信機201bの構成を表す概念図である。
通信機201bは、送信機226と装着部231とを備える。
図5に表す送信機226の説明は、図4に表す送信機226の説明と同じである。
装着部231は、少なくともその一部が送信機226に固定されている。そして、装着部231は、見守り対象の人や物による通信機201bの保持を容易にする。
図6は、図5に表す通信機201bの例である通信機201cの構成を表す概念図である。図6(a)は、通信機201cの上面図である。図6(b)は、通信機201cを線199aに沿って切断した場合を想定した断面図である。
通信機201cは、送信機226cと装着部231cとを備える。
送信機226cは、図5に表す送信機226の例である。
装着部231cは、ベルト部233と、接触部232と、被接触部234とを備える。
ベルト部233には、送信機226cが固定されている。
ベルト部233は柔軟性を持ち、例えば、人の手や足や、物の棒状の部分等の被取付け部に巻きつけ得る。
そして、ベルト部233を当該取付け部に巻きつけた状態で、接触部232の面と被接触部234の面とを接触させ、それらの面同士を所定の面圧で押し付けると、接触部232の面と被接触部234の面とは所定の強度で固定される。
以上により、通信機201cは、前記取付け部に取り付けられる。
例えば、接触部232及び被接触部234の一方は互いに接着可能な一対の面ファスナーの一方であり、接触部232及び被接触部234の他方は面ファスナーの他方である。
接触部232及び被接触部234は粘着性のあるものであっても構わない。また、接触部232及び被接触部234が粘着性のあるものである場合において、接触部232及び被接触部234の一方が存在しない場合も想定され得る。
装着部は、図6に表す装着部231cの他、腕時計のベルトや腕に取り付けるための部分のようなものであっても構わない。
装着部は、さらに、手錠のように、鍵がかけられる構造の物であっても構わない。鍵がかけられる場合は、通信機は、見守り対象に取り付けた後に、見守り対象から外れにくくなり得る。
[動作例]
次に、図1に表す通信装置の動作の具体例を、説明する。
図7及び図8は、図1に表す通信機201の位置の時間変化例(その1)を表す図である。図7(a)、図7(b)、図8(a)及び図8(b)の順に時刻が推移する。
図7及び図8に表す対象者701は、図示しない者が見守る、見守り対象の人である。建物706の内部が、対象者701がいるべき位置範囲である。そして、対象者701の位置は、対象者701が建物706の外部に出ることにより、前記位置範囲を外れる。ここで、対象者701が建物706の外部に出るためには、必ず出入口711を通るものとする。ここで、出入口としては、ドアや窓等が想定される。
以下において、見守り対象がある(いる)べきと定められた位置範囲を外れることを、「異常」ということにする。
そして、対象者701の状態は、対象者701が敷地の外部に出ることによりさらに異常の程度が高くなる。ここで、対象者701が敷地の外部に出るためには必ず門部716に設置された門を通るものとする。
なお、対象者701には、図1に表す通信機201が取り付けられてある。
門部716近傍の敷地内には通信装置101が設置されている。
図7(a)は、対象者701が、建物706の内部にいる状態を表す図である。
対象者701に取り付けられた通信機201は、所定のタイミングで無線電波を放出している。当該無線電波は、出入口711の構成部材や建物706の壁を通過して、通信装置101に到達し、通信装置101により受信される。出入口711の構成部材は、例えば、ドアや窓ガラス等である。
通信装置101に到達する前記無線電波の電波強度は、通信機201の近傍と比較して、大きく減衰している。その理由は、通信機201から通信装置101までの距離が少なくとも通信装置101と出入口711との距離以上あり、さらに出入口711の構成部材や建物706の壁による無線電波の減衰があるためである。
通信装置101は、前記無線電波に含まれる通信機201のIDを取得する。通信装置101は、また、当該無線電波の受信電波強度(前述の第一強度)が所定の閾値(閾値Th1)より小さいことを判定する。その場合、通信装置101は、対象者701の見守りに関しては上記以外の動作を行わない。
図7(b)は、対象者701が、出入口711を開けて建物706の外の敷地に出た状態を表す図である。
通信機201による無線電波の通信装置101による電波強度は、対象者701が出入口を開け、通信機201と通信装置101との間に出入口の構成部材(ドアや窓ガラス等)や建物706の壁がなくなることにより、増加する。通信機201と通信装置101との間に出入口の構成部材がなくなるのに要する時間は短いので、電波強度は短時間で増加する。このため、通信装置101の前記第一強度は短時間に増加する。
通信装置101は、第一強度の当該増加により、対象者701及び通信機201の状態についての異常が生じたことを判定する(第一の判定)。通信装置101は、第一の判定により、例えば、通知(第一の通知)を行う。
前記第一の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第一の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものでも構わない。この場合、前記第一の通知を受けたこれらの表示部は、対象者701の所在について異常が生じた旨を表す情報を表示する。
通信装置101は、第一強度の当該増加がある程度長い時間継続した場合は、対象者701及び通信機201の状態についてのさらに程度の高い異常が生じたことを判定しても構わない(第二の判定)。通信装置101は、第二の判定により、例えば、通知(第二の通知)を行う。
前記第二の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第二の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものであっても構わない。この場合、前記第二の通知を受けたこれらの表示部は、対象者701の状態について異常が生じた旨を表す情報を表示する。当該表示は、当該表示部が前述の第一の通知を受けた表示を既に行っている場合には、例えば、その表示よりさらに警告レベルの高い表示である。
図8(a)は、敷地内の対象者701が門部716に近づいた状態を表す概念図である。対象者701が門部716に近づいたということは、対象者701が門部716の門を通って敷地外に出る可能性が高いことを意味する。従い、図8(a)に表す状態は、図7(b)に表す状態より、さらに異常の程度が高い。
図8(a)に表す状態においては、対象者701に取り付けられた通信機201は、門部716近傍に設置された通信装置101の近くにある。そのため、通信装置101に到達する、通信機201が放出する無線電波の電波強度は、図7(b)に表す状態と比較して大きい。その分、通信装置101による当該無線電波の第一強度も大きい。
通信装置101は、当該無線電波の第一強度が閾値Th2を超えたことを判定した場合(第三の判定)は、例えば、第三の通知を行う。
前記第三の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第三の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものであっても構わない。この場合、前記第三の通知を受けたこれらの表示部は、対象者701の状態について異常が生じた旨を表す情報を表示する。
上述の表示部が、前述の第一の通知や第二の通知を受けた表示を既に行っている場合は、当該表示は、例えば、さらに警告レベルの高い通知である。
図8(b)は、門部716の門を通過した対象者701が、門部716及び建物706から離れた状態を表す図である。
図8(b)に表す状態では、対象者701に取り付けられた通信機201は、通信装置101から遠ざかっている。そのため、通信機201が放出する無線電波の通信装置101による受信に係る第一強度は、図7(b)や図8(a)に表す状態より低下している。
通信機201は、第一強度が閾値Th3より小さいことを判定した場合(第四の判定)には、例えば、第四の通知を行う。
前記第四の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第四の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものであっても構わない。この場合、前記第四の通知を受けたこれらの表示部は、対象者701の状態について異常が生じた旨を表す情報を表示する。
上述の表示部が、前述の第一の通知や第二の通知や第三の通知を受けた表示を既に行っている場合は、当該表示は、例えば、さらに警告レベルの高い表示である。
図9及び図10は、図1に表す通信機201の位置の時間変化例(その2)を表す図である。図9(a)、図9(b)、図10(a)乃至図10(c)の順に時刻が推移する。
図9及び図10に表す対象物702は、図示しない者が見守る、見守り対象の物である。対象物702があるべき位置範囲は、建物706の内部と定められているものとする。対象物702の位置は、対象物702が建物706の外部に出ることにより異常になる。
図9及び図10に表す人703は、建物706の外部から建物706に入り、対象物702を持ち出す者である。ここで、人703が対象物702を持って建物706の外部に出るためには、人703は必ず出入口711に設置された出入口を通るものとする。
対象物702の状態は、対象物702が敷地の外部に出ることによりさらに異常になる。ここで、人703が対象物702を持って敷地の外部に出るためには、人703は必ず門部716に設置された門を通るものとする。
対象物702には、図1に表す通信機201が格納されている。
門部716近傍の敷地内には通信装置101が設置されている。
図9(a)は、対象物702が、建物706の内部にある状態を表す図である。
対象物702に格納された通信機201は、所定のタイミングで無線電波を放出している。当該無線電波は、出入口711の構成部材や建物706の壁を通過して、通信装置101に到達し、通信装置101により受信される。通信装置101に到達する無線電波の電波強度は、通信機201の近傍と比較して、大きく減衰している。その理由は、通信機201から通信装置101までの距離が遠く、さらに出入口711の構成部材や建物706の壁による無線電波の減衰があるためである。
通信装置101は、前記無線電波に含まれる通信機201のIDを取得する。通信装置101は、また、当該無線電波の第一強度が所定の閾値(閾値Th1)より小さいことを判定する。その場合、通信装置101は、対象物702の見守りに関しては上記以外の特段の動作を行わない。
図9(b)は、人703が建物706に入り、対象物702を持った状態を表す図である。図9(b)に表す状態では、対象物702に格納された通信機201が放出する無線電波は、出入口711の構成部材(ドアや窓ガラス等)や建物706の壁により減衰して通信装置101に到達する。従い、通信装置101による当該無線電波の第一強度は、閾値Th1より小さい。
図10(a)は、人703が対象物702を持ち、出入口711を開けて建物706の外の敷地に出た状態を表す図である。
通信機201による無線電波の通信装置101による電波強度は、人703が出入口711を開け、通信機201と通信装置101との間に出入口711の構成部材(ドアや窓ガラス等)がなくなることにより、増加する。通信機201と通信装置101との間に出入口711の構成部材がなくなるのに要する時間は短いので、電波強度は短時間で増加する。このため、通信装置101の前記無線電波の第一強度は短時間で増加する。
通信装置101は、第一強度の当該増加により、対象物702及び通信機201の状態についての異常が生じたことを判定する(第一の判定)。通信装置101は、第一の判定により、例えば、通知(第一の通知)を行う。
前記第一の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第一の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものであっても構わない。この場合、前記第一の通知を受けたこれらの表示部は、対象物702の状態について異常が生じた旨を表す情報を表示する。
通信装置101は、第一強度の当該増加がある程度の長い時間継続した場合は、対象者701及び通信機201の状態についてのさらに高い程度の異常が生じたことを判定しても構わない(第二の判定)。通信装置101は、第二の判定により、例えば、通知(第二の通知)を行う。
前記第二の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第二の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものであっても構わない。この場合、前記第二の通知を受けたこれらの表示部は、対象者701の状態について異常が生じた旨を表す情報を表示する。当該表示は、当該表示部が前述の第一の通知を受けた表示を既に行っている場合には、例えば、その表示よりさらに警告レベルの高い表示である。
図10(b)は、敷地内の人703が対象物702を持って門部716に近づいた状態を表す概念図である。人703が門部716に近づいたということは、対象物702が門部716の門を通って敷地外に出る可能性が高いことを意味する。従い、図10(b)に表す状態は、図9(b)に表す状態より、さらに異常の程度が高い。
図10(b)に表す状態においては、対象物702に取り付けられた通信機201は、門部716近傍に設置された通信装置101の近くにある。そのため、通信装置101に到達する、通信機201が放出する無線電波の電波強度は、図10(a)に表す状態と比較して大きい。その分、通信装置101による当該無線電波の第一強度も大きい。
通信装置101は、当該無線電波の第一強度が閾値Th2を超えたことを判定した場合(第三の判定)は、例えば、第三の通知を行う。
前記第三の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第三の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものであっても構わない。この場合、前記第三の通知を受けたこれらの表示部は、対象物702の状態について異常が生じた旨を表す情報を表示する。
上述の表示部が、前述の第一の通知を受けた表示を既に行っている場合は、表示部は、例えば、さらに警告レベルを上げた通知を行う。
図10(c)は、門部716の門を通過した対象物702が、門部716及び建物706から離れた状態を表す図である。
図10(c)に表す状態では、対象物702に格納された通信機201は、通信装置101から遠ざかっている。そのため、通信機201が放出する無線電波の通信装置101による受信に係る第一強度は、図9(b)や図10(a)に表す状態より低下している。
通信機201は、第一強度が閾値Th3より小さいことを判定した場合(第四の判定)には、例えば、第四の通知を行う。
前記第四の通知は、例えば、図1に表す管理装置301に送付する前述のA通知である。前記第四の通知は、前述のA通知ではなく、例えば、建物706の内部や敷地内に設置された図示しない表示部や、通信装置101が備える図示しない表示部に送るものであっても構わない。この場合、前記第四の通知を受けたこれらの表示部は、対象物702の状態について異常が生じた旨を表す情報を表示する。
上述の表示部が、前述の第一の通知や第三の通知を受けた表示を既に行っている場合は、表示部は、例えば、さらに警告レベルを上げた通知を行う。
なお、図7乃至図10の説明における前記表示部は、前記表示とともに、又は、前記表示に代えて、対象者701の所在について異常が生じた旨を表す情報を、音声や振動等により出力しても構わない。
前記表示部は、例えば、建物706の内部に設置されたHEMSである。ここで、HEMSは、Home Energy Management Systemの略である。通信装置101がスマートメータである場合には、通信装置101は、前述のBルートによりHEMSと通信を行うことが定められている(非特許文献1参照)。従い、通信装置101がスマートメータである場合には、当該Bルートによる通信により、前記表示部であるHEMSに、前記表示等の出力を行わせることができる。
図11は、図7(a)乃至図8(b)、又は、図9(a)乃至図10(c)に表す状態の推移に対応する、通信機201が放出する無線電波の、通信装置101における第一強度の時間変化例を表す概念図である。
時刻Tr以前の第一強度は、図7(a)、図9(a)及び図9(b)の状態における、通信機201が放出する無線電波の、通信装置101における第一強度である。この状態では、通信機201が放出する無線電波は、図7(a)、図9(a)及び図9(b)に表す出入口711の構成部材や建物706の壁を通じて通信装置101に到達する。そのため、時刻T以前の前記第一強度は、前述の閾値Th3よりは大きいが、比較的低い値である。
そして、時刻Trと時刻Taの間で、図7(a)及び図9(b)に表す出入口711が、図7(a)に表す場合は対象者701により、図9(b)に表す場合は人703により、開けられる。これにより、通信機201と通信装置101との間の構成部材がなくなり、前記第一強度は短時間内で増加する。そして、時刻Taへの移行において前記第一強度は、Th1以上になる。
その後、時刻Taと時刻Tbとの間において、図7(b)に表す状態から図8(a)に表す状態に、又は、図10(a)に表す状態から図10(b)に表す状態に、それぞれ推移する。時刻Taと時刻Tbとの間では、通信機201は通信装置101に近づくので、前記第一強度は増加する。
そして、図8(a)又は図10(b)において、前記第一強度は、閾値Th2以上になる。
時刻Tb以降では、通信機201が通信装置101に最も近づく時刻Tcまでは前記第一強度が増加し、時刻Tcを越えると、通信機201と通信装置101とは離れるので、前記第一強度は減少する。
そして、時刻Tdを超えると、前記第一強度は、閾値Th3未満になる。時刻Tdは、図8(b)又は図10(c)の状態に相当する時刻である。
[処理フロー例]
まず、図1に表す通信機201が行う処理の処理フロー例について説明する。
図12は、図5に表す処理部211が行う処理の処理フロー例を表す概念図である。
処理部211は、例えば、図5に表す電源221からの電力が供給されることにより、図12に表す処理を開始する。
そして、処理部211は、S101の処理として、図5に表す送信部206に対し、通信機201bのIDを含む無線電波の放出を指示する。送信部206は、当該指示を受けて所定の無線電波を放出する。
そして、処理部211は、S102の処理として、S101に表す処理の終了時から時間ΔT1が経過したかについての判定を行う。ここで、処理部211はタイマーを利用できることを前提としている。
処理部211は、S102の処理による判定結果がyesの場合は、S103の処理を行う。
一方、処理部211は、S102の処理による判定結果がnoの場合は、S102の処理を再度行う。
処理部211は、S103の処理を行う場合は、同処理として、図12に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部211は、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。当該終了情報は、例えば、図5に表す電源221からの電力の供給が停止することによるものである。
処理部211は、S103の処理による判定結果がyesの場合は、図12に表す処理を終了する。
一方、処理部211は、S103の処理による判定結果がnoの場合は、S101の処理を再度行う。
次に、図1に表す通信装置101が行う処理の処理フロー例について説明する。
図13は、図2に表す通信装置101aの処理部106aが行う処理の処理フロー例を表す概念図である。当該処理は、通信装置101aが測定した前述の測定情報を、図1に表す管理装置301に送付する処理である。
処理部106aは、例えば、電力の供給が開始されることにより図13に表す処理を開始する。
そして、処理部106aは、S201の処理として、図2に表す測定部121が記録部126に記録させた最新の測定情報を、記録部126から取得する。ここで、図2に表す測定部121は、測定情報を記録部126に逐次記録させているものとする。
そして、処理部106aは、S202の処理として、記録部126から取得した測定情報を含む送付情報を作成する。
そして、処理部106aは、S203の処理として、S203の処理により作成した送付情報の、図1に表す管理装置301への送付を、通信部116aに対して指示する。通信部116aは当該指示に従い、前記送付情報を管理装置301に送付する。
そして、処理部106aは、S204の処理として、S203の処理の終了時から時間ΔT2が経過したかについての判定を行う。ここで、処理部106aはタイマーを利用できることを前提としている。
処理部106aは、S204の処理による判定結果がyesの場合は、S205の処理を行う。
一方、処理部106aは、S204の処理による判定結果がnoの場合は、S204の処理を再度行う。
処理部106aは、S205の処理を行う場合は、同処理として、図13に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部106aは、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。当該終了情報は例えば供給電力の停止によるものである。
処理部106aは、S205の処理による判定結果がyesの場合は、図13に表す処理を終了する。
一方、処理部106aは、S205の処理による判定結果がnoの場合は、S201の処理を再度行う。
図14は、図2に表す通信装置101aの処理部106bが行う、無線機から放出される無線電波に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。図14に表す処理においては、図2に表す通信部116bは、図1に表す通信機201が放出する無線電波の周波数と同じ周波数の無線電波の受信電波強度と当該無線電波に含まれる情報を、逐次、処理部106bに送付していることを前提としている。
処理部106bは、例えば、電力供給の開始により、図14に表す処理を開始する。
そして、処理部106bは、S261の処理として、図1に表す通信機201が放出する無線電波の周波数と同じ周波数の無線電波の受信電波強度が閾値Th6を超えたかについての判定を行う。ここで、閾値Th6は、S261の処理のために予め定められた、前記受信電波強度についての閾値である。閾値Th6は、図2に表す記録部126が予め保持している。
処理部106bは、S261の処理による判定結果がyesの場合は、S262の処理を行う。
一方、処理部106bは、S261の処理による判定結果がnoの場合は、S261の処理を再度行う。
処理部106bは、S262の処理を行う場合は、同処理として、S261の処理によりyesであることを判定した無線電波に含まれる、当該無線電波の送信元のIDが、通信機201のものかについての判定を行う。
処理部106bは、S262の処理による判定結果がyesの場合は、S263の処理を行う。
一方、処理部106bは、S262の処理による判定結果がnoの場合は、S264の処理を行う。
処理部106bは、S263の処理を行う場合は、同処理として、図15を参照して後述する第一の処理を行う。そして、処理部106bは、S266の処理を行う。
処理部106bは、S264の処理を行う場合は、同処理として、前記無線電波に含まれるIDが、対象とする他の無線機のものかについての判定を行う。当該他の通信機は、図1に表す通信機201のような無線機である。当該他の通信機は、図1に表す通信装置101以外の通信装置の見守り対象が保持することが想定されたものである。
処理部106bは、S264の処理による判定結果がyesの場合は、S265の処理を行う。
一方、処理部106bは、S264の処理による判定結果がnoの場合は、S266の処理を行う。
処理部106bは、S265の処理を行う場合は、同処理として、図25を参照して後述する第二の処理を行う。そして、処理部106bは、S266の処理を行う。
処理部106bは、S266の処理を行う場合は、同処理として、図14に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部106bは、当該判定を、例えば、終了情報の入力の有無を判定することにより行う。当該終了情報は、例えば、処理部106bに供給される電力の停止により生成される。
処理部106bは、S266の処理による判定結果がyesの場合は、図14に表す処理を終了する。
一方、処理部106bは、S266の処理による判定結果がnoの場合は、S261の処理を再度行う。
図15は、図14に表すS263の処理の処理フロー例を表す概念図である。図15に表す処理は、図1に表す通信機201の所在の異常の有無についての判定及び判定結果に基づく通知に関する処理である。なお、前述のように、通信機201の所在の異常は、通信機201を保持する見守り対象の所在の異常を意味する。
処理部106bは、図14に表すS262の処理による判定結果がyesの場合は、S211の処理として第一の判定を行う。第一の判定は、見守り対象が、例えば、図7(b)や図10(a)に表すような状態にあるかを判定する処理である。第一の判定の処理例は、図16乃至図19を参照して後述する。
第一の判定による判定結果が、図1に表す通信機201の所在の異常がある旨の判定結果を表すyesである場合は、処理部106bは、S212の処理を行う。
一方、第一の判定による判定結果が、通信機201の所在の異常がない旨の判定結果を表すnoである場合は、処理部106bは、S211の処理を再度行う。
処理部106bは、S212の処理を行う場合は、同処理として、前述の第一の通知を行う。
そして、処理部106bは、S213の処理として第二の判定を行う。第二の判定は、見守り対象が、例えば、図7(b)や図10(a)に表すような状態が持続したかを判定する処理である。第二の判定の処理例は、図20を参照して後述する。
第二の判定による判定結果が、図1に表す通信機201の所在の異常の程度が高まった旨の判定結果を表すyesである場合は、処理部106bは、S214の処理を行う。
一方、第二の判定による判定結果が、通信機201の所在の異常の程度が高まっていない旨の判定結果を表すnoである場合は、処理部106bは、S213の処理を再度行う。
処理部106bは、S214の処理を行う場合は、同処理として、前述の第二の通知を行う。
そして、処理部106bは、S215の処理として第三の判定を行う。第三の判定は、見守り対象が、例えば、図8(a)や図10(b)に表すような状態にあるかを判定する処理である。前記第三の判定の処理例は、図21及び図22を参照して後述する。
第三の判定による判定結果が、図1に表す通信機201の所在の異常の程度が高まった旨の判定結果を表すyesである場合は、処理部106bは、S216の処理を行う。
一方、第三の判定による判定結果が、通信機201の所在の異常の程度が高まってはいない旨の判定結果を表すnoである場合は、処理部106bは、S215の処理を再度行う。
処理部106bは、S216の処理を行う場合は、同処理として、前述の第三の通知を行う。
そして、処理部106bは、S217の処理として第四の判定を行う。第四の判定は、見守り対象が、例えば、図8(b)や図10(c)に表すような状態にあるかを判定する処理である。第四の判定の処理例は、図23及び図24を参照して後述する。
第四の判定による判定結果が、図1に表す通信機201の所在の異常の程度が高まった旨の判定結果を表すyesである場合は、処理部106bは、S218の処理を行う。
一方、第四の判定による判定結果が、通信機201の所在の異常の程度が高まってはいない旨の判定結果を表すnoである場合は、処理部106bは、S217の処理を再度行う。
処理部106bは、S218の処理を行う場合は、同処理として、前述の第四の通知を行う。
そして、処理部106bは、図14に表すS266の処理を行う。
なお、図15に表す第一乃至第四の判定のうちの任意の3つ以下は削除することもできる。その場合、第一乃至第四の判定のうちの削除されたものに対応する通知(第一乃至第四の通知のいずれか一つ以上)は削除される。
また、第一の判定乃至第四の判定のうちのいずれか一つを削除しなかった場合において、その削除しなかった一つに対応する通知(第一乃至第四の通知のいずれか)は削除されても構わない。ただし、第一乃至第四の通知の少なくとも一つは削除されないものとする。
図16は、図15に表すS211の処理の第一の例を表す概念図である。
処理部106bは、図14に表すS262の処理による判定結果がyesの場合は、S221aの処理として、図2に表す通信部116bから送られた第一強度が、閾値Th1以上であるかについての判定を行う。ここで、閾値Th1は、S221aの処理のために予め定められた、通信機201が放出する無線電波の通信部116bによる受信に係る第一強度についての閾値である。図2に表す記録部126は閾値Th1を予め保持している。
処理部106bは、S221aの処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS212の処理を行う。
一方、処理部106bは、S221aの処理による判定結果がnoの場合は、S221aの処理を再度行う。
図17は、図15に表すS211の処理の第二の例を表す概念図である。
処理部106bは、図14に表すS262の処理による判定結果がyesの場合は、S221bの処理として、図2に表す通信部116bから送られた第一強度の増加の傾きが、閾値Th1b以上であるかについての判定を行う。ここで、閾値Th1bは、S221bの処理のために予め定められた、通信機201が放出する無線電波の通信部116bによる受信に係る第一強度の傾きについての閾値である。図2に表す記録部126は、閾値Th1bを予め保持している。
処理部106bは、S221bの処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS212の処理を行う。
一方、処理部106bは、S221bの処理による判定結果がnoの場合は、S221bの処理を再度行う。
図18は、図15に表すS211の処理の第三の例を表す概念図である。
処理部106bは、図14に表すS262の処理による判定結果がyesの場合は、S221bの処理を行う。S221bの処理について説明は、図17に表すS221bの処理についての説明と同じである。ただし、処理部106bは、S221bの処理による判定結果がyesの場合は、S221aの処理を行う。S221aの処理について説明は、図16に表すS211aの処理についての説明と同じである。
図18に表す処理のように、S221aとS221bの処理とを組み合わせることにより、例えばノイズ等の影響により、見守り対象が建物の外に出ていないにも拘らず、見守り対象が建物の外に出たと、処理部106bが判定する判定誤差を抑え得る。
図19は、図15に表すS211の処理の第四の例を表す概念図である。
処理部106bは、図14に表すS262の処理による判定結果がyesの場合は、S221cの処理として次の判定を行う。その判定は、図2に表す通信部116bから送られた第一強度の増加の傾きが、前述の閾値Th1b以上であるか、又は、前記第一強度が、前述の閾値Th1以上であるかについての判定である。
処理部106bは、S221cの処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS212の処理を行う。
一方、処理部106bは、S221cの処理による判定結果がnoの場合は、S221cの処理を再度行う。
図19に表す処理により、例えばノイズ等の影響により、見守り対象が建物の外に出ているにも拘らず、見守り対象が建物の外に出ていないと、処理部106bが判定する判定誤差を抑え得る。
図20は、図15に表すS213の処理の例を表す図である。
処理部106bは、図15に表すS212の処理の次にS231aの処理として、図2に表す通信部116bから送られた第一強度が前述の閾値Th1以上である時間が時間T1以上継続したかについての判定を行う。ここで、時間T1は、S231aの処理のために予め定められた時間についての閾値である。図2に表す記録部126が時間T1を保持している。
処理部106bは、S231aの処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS214の処理を行う。
一方、処理部106bは、S231aの処理による判定結果がnoの場合は、S231aの処理を再度行う。
図21は、図15に表すS215の処理の第一の例を表す概念図である。
処理部106bは、図15に表すS214の処理の次に、S241の処理として、図2に表す通信部116bから送られた第一強度が、閾値Th2以上であるかについての判定を行う。ここで、閾値Th2は、S241の処理のために予め定められた、通信機201が放出する無線電波の通信部116bによる受信に係る第一強度についての閾値である。閾値Th2は、前述の閾値Th1より大きい値である。これは、図8(a)や図10(b)に表す状態のように、通信機201が通信装置101に近づいたことを検出するためである。図2に表す記録部126は閾値Th2を予め保持している。
処理部106bは、S241の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS216の処理を行う。
一方、処理部106bは、S241の処理による判定結果がnoの場合は、S241の処理を再度行う。
図22は、図15に表すS215の処理の第二の例を表す概念図である。
処理部106bは、図15に表すS214の処理の次に、S241の処理を行う。図22に表すS241の処理の説明は、図21に表すS241の処理の説明と同じである。ただし、処理部106bは、S241の処理による判定結果がyesの場合には、S242の処理を行う。
処理部106bは、S242の処理を行う場合は、同処理として、同処理を行うまでのある時間、第一強度が単調増加であったかについての判定を行う。
処理部106bは、S242の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS216の処理を行う。
一方、処理部106bは、S242の処理による判定結果がnoの場合は、S241の処理を再度行う。
見守り対象や見守り対象を保持する者が敷地外へ出る場合には、見守り対象や見守り対象を保持する者は、敷地の門にまっすぐ向かうことが想定される。そして、見守り対象や見守り対象を保持する者が敷地の門にまっすぐ向かった場合は、第一強度は単調増加することが想定される。従い、図22に表す処理のようにS241の処理にS242の処理を組み合わせることにより、見守り対象が一層危険な状態にあることを判定することが可能になる。
図23は、図15に表すS217の処理の第一の例を表す概念図である。
処理部106bは、図15に表すS216の処理の次に、S251の処理として、図2に表す通信部116bから送られた第一強度が、閾値Th3未満かについての判定を行う。ここで、閾値Th3は、S251の処理のために予め定められた、通信機201が放出する無線電波の通信部116bによる受信に係る第一強度についての閾値である。
閾値Th3は、図15に表すS211の処理が削除されていない場合には、前述の閾値Th1より小さい値とする。また、閾値Th3は、図15に表すS211の処理の削除の有無に拘らず、例えば、図7(a)や図9(a)、(b)のように、通信機201が建物の中にある場合の第一強度より小さい値とする。
閾値Th3を上記のように設定するのは、例えば、図8(a)に表す状態から図8(b)に表す状態に移行した場合を、図8(a)に表す状態から図7(b)に表す状態に戻った場合と、区別するためである。あるいは、例えば、図10(b)に表す状態から図10(c)に表す状態に移行した場合を、図10(b)に表す状態から図10(a)に表す状態に戻った場合と、区別するためである。
図2に表す記録部126は、閾値Th3を予め保持している。
処理部106bは、S251の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS218の処理を行う。
一方、処理部106bは、S251の処理による判定結果がnoの場合は、S251の処理を再度行う。
図24は、図15に表すS217の処理の第二の例を表す概念図である。
処理部106bは、図15に表すS216の処理の次に、S251の処理を行う。S251の処理の説明は、図23に表すS251の処理の説明と同じである。ただし、処理部106bは、S251の処理による判定結果がyesの場合に、S252の処理を行う。
処理部106bは、S252の処理を行う場合は、同処理として、同処理を行うまでのある時間、第一強度が単調減少であったかについての判定を行う。
処理部106bは、S252の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS218の処理を行う。
一方、処理部106bは、S252の処理による判定結果がnoの場合は、S251の処理を再度行う。
第一強度の減少が単調減少であるということは、見守り対象又は見守り対象を持つ者等に敷地を遠ざかる明確な意思があり、その分、見守り対象についての危険の程度が高いことが推定される。図24に表すS252の処理により、より危険の程度が高い場合を推定することが可能になる。
図25は、図14に表すS265の処理の処理フロー例を表す概念図である。
処理部106bは、図14に表すS264の処理による判定結果がyesの場合は、S301の処理として、第五の判定を行う。第五の判定の処理例は、図26を参照して後述する。
処理部106bは、S301の処理による判定結果が、通信機201でない通信機が近づいた旨の判定結果であるyesの場合は、S302の処理を行う。
一方、処理部106bは、S301の処理による判定結果が、通信機201でない通信機が近づいていない旨の判定結果であるnoの場合は、S301の処理を再度行う。
処理部106bは、S302の処理を行う場合には、同処理として、前述のB通知の、図1に表す管理装置301への送付を、図2に表す通信部116aに指示する。
そして、処理部106bは、図14に表すS266の処理を行う。
図26は、図25に表すS301の処理の例を表す概念図である。
処理部106bは、図15に表す処理が開始されると、S311の処理として、第二強度が閾値Th4以上であるかについての判定を行う。ここで、閾値Th4は、S311の処理のために予め定められた第二強度についての閾値である。図2に表す記録部126は、閾値Th4を保持する。
処理部106bは、S311の処理による判定結果がyesの場合は、図25に表すS302の処理を行う。
一方、処理部106bは、S311の処理による判定結果がnoの場合は、S311の処理を再度行う。
次に、図1に表す管理装置301が行う処理の処理フロー例について説明する。
図27は、管理装置301の例である図3に表す管理装置301aの処理部306が行う、前述の測定情報の格納処理を表す概念図である。
処理部306は、例えば、電力の供給等により、図27に表す処理を開始する。
そして、処理部306は、S321の処理として、図3に表す通信部316aから測定情報の送付を受けたかについての判定を行う。当該測定情報は、前述のように、図1に表す通信装置101や前述の他の通信装置から、管理装置301に送られるものである。
処理部306は、S321の処理による判定結果がyesの場合は、S322の処理を行う。
一方、処理部306は、S321の処理による判定結果がnoの場合は、S321の処理を再度行う。
処理部306は、S322の処理を行う場合は、同処理として、測定情報に含まれる利用量と受信時刻と当該測定情報を送付した通信装置のIDとの組合せである前述の第一情報を、図3に表す記録部321が保持する前述の第一のデータベースに格納する。当該利用量は、S321の処理により送付があったことを判定した測定情報に含まれる利用量である。また、当該受信時刻は、通信部316aにおける当該測定情報の受信時刻である。
そして、処理部306は、S323の処理として、図27に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部306は、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。当該終了情報は、例えば、電力の供給停止によるものである。
処理部306は、S323の処理による判定結果がyesの場合は、図27に表す処理を終了する。
一方、処理部306は、S323の処理による判定結果がnoの場合は、S321の処理を再度行う。
図28は、図3に表す管理装置301aの処理部306が行う、前述のB通知の受信に伴う処理の処理フロー例を表す概念図である。
処理部306は、例えば電力供給の開始等により図28に表す処理を開始する。
そして、処理部306は、S331の処理として、通信部316aからB通知が送られたかについての判定を行う。ここで、通信部316aは、図1に表す通信回線501aを介して、図1に表す通信装置101又は前述の他の通信装置からB通知を受けた場合は、当該B通知及び当該B通知の受信時刻を、処理部306に送付するものとする。
そして、処理部306は、S332の処理として、前述の第二情報を、図3に表す記録部321が保持する第二のデータベースに格納する。当該第二情報は、通信部316aから送られたB通知に含まれる、当該B通知を送付した通信装置のID、通信機のID及び当該B通知の受信時刻の組合せである。
そして、処理部306は、S333の処理として、図28に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部306は、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。当該終了情報は、例えば、処理部306に供給される電力の停止によるものである。
処理部306は、S333の処理による判定結果がyesの場合は、図28に表す処理を終了する。
一方、処理部306は、S333の処理による判定結果がnoの場合は、S331の処理を再度行う。
図29は、前述のA通知の受信に関して図3に表す管理装置301aの処理部306が行う処理の処理フロー例を表す概念図である。
処理部306は、例えば、電力供給開始により、図29の処理を開始する。
そして、処理部306は、S341の処理として、通信部316aからA通知が送られたかについての判定を行う。ここで、通信部316aは、図1に表す通信回線501aを介して、図1に表す通信装置101又は前述の他の通信装置からA通知を受けた場合は、当該A通知及び当該A通知の受信時刻を、処理部306に送付するものとする。
そして、処理部306は、S342の処理として、通信部316aから送られたA通知に含まれる通信機のIDと合致する、記録部321が保持する第二のデータベースに格納された前述の第二情報に含まれる通信機IDがあるかについての判定を行う。前述の第二情報は、B通知を送付した通信装置のID、通信機のID及び当該B通知の受信時刻の組合せである。
処理部306は、S342の処理による判定結果がyesの場合は、S343の処理を行う。
一方、処理部306は、S342の処理による判定結果がnoの場合は、S342の処理を再度行う。
処理部306は、S343の処理を行う場合は、同処理として、C通知を行う。S343の処理の例は、図30を参照して後述する。
そして、処理部306は、S344の処理として、図29に表す処理を終了するかについての判定を行う。処理部306は、当該判定を、例えば終了情報の外部からの入力の有無を判定することにより行う。当該終了情報は、例えば、処理部306への電力の供給停止によるものである。
処理部306は、S344の処理による判定結果がyesの場合は、図29に表す処理を終了する。
処理部306は、S344の処理による判定結果がnoの場合は、S341の処理を再度行う。
図30は、図29に表すS343の処理の例を表す概念図である。
処理部306は、図29に表すS342の処理による判定結果がyesの場合は、S351の処理として、図3に表す作成部307に対し、C通知の内容の作成指示を行う。S351の処理の例は、図31を参照して後述する。
そして、処理部306は、S352の処理として、通信部316aに対し、C通知の送付先への送付指示を行う。C通知の送付先は先に説明した通りである。
そして、処理部306は、図29に表すS344の処理を行う。
図31は、図30に表すS351の処理の例を表す概念図である。
処理部306は、図29に表すS342の処理による判定結果がyesの場合は、S361の処理として、A通知に含まれる通信機IDに合致する通信機IDを含む前述の第二情報を第二のデータベースから読み込む。当該第二情報は、B通知を送付した通信装置のID、通信機のID及び当該B通知の受信時刻の組合せである。
そして、処理部306は、S362の処理として、S361の処理により読み込んだ前記第二情報からA通知に含まれる通信機IDの通信機の位置を導出する。S362の処理の例は、図32を参照して後述する。
そして、処理部306は、S363の処理として、S362の処理により導出した通信機の位置に係る位置情報を組み込んだC通知の作成を、図3に表す作成部307に指示する。
そして、処理部306は、図30に表すS352の処理を行う。
図32は、図31に表すS362の処理の第一の例を表す概念図である。
処理部306は、図31に表すS361の処理の次に、S371の処理として、通信部316aから送付されたA通知に含まれる通信機IDに合致する通信機IDを含む前記第二情報のうちで、最も新しいものに含まれる通信装置IDを特定する。
そして、処理部306は、S372の処理として、S371の処理により特定した通信装置IDと、記録部321が保持する前述の位置情報とから、当該通信装置IDの通信装置の位置を特定する。
そして、処理部306は、S373の処理として、S372の処理により特定した通信装置の位置を通信機の位置とする。
そして、処理部306は、図31に表すS363の処理を行う。
図33は、図31に表すS362の処理の第二の例を表す概念図である。
処理部306は、図31に表すS361の処理の次に、S381の処理として、最も新しい前述の第二情報に含まれる受信時刻(第一の受信時刻)と通信装置IDとを特定する。当該第二情報は、通信部316aから送付されたA通知に含まれる通信機IDに合致する通信機IDを含む前記第二情報のうちで最も新しいものである。
そして、処理部306は、S382の処理として、S381の処理により特定した通信装置IDと、記録部321が保持する前述の位置情報とから、第一の受信時刻に係る当該通信装置IDの通信装置の位置(第一の位置)を特定する。
次に、処理部306は、S383の処理として、通信部316aから送付されたA通知に含まれる通信機IDに合致する通信機IDを含む前記第二情報のうちで、二番目に新しいものに含まれる受信時刻(第二の受信時刻)と通信装置IDとを特定する。
そして、処理部306は、S384の処理として、S383の処理により特定した通信装置IDと、記録部321が保持する前述の位置情報とから、第二の受信時刻に係る当該通信装置IDの通信装置の位置(第二の位置)を特定する。
そして、処理部306は、S385の処理として、S382の処理により特定した第一の位置とS384の処理により特定した第二の位置とにより、通信機201の進行の向きを導出する。処理部306は、当該導出を、例えば、第一の位置と第二の位置とを直線で結び、当該直線における第二の位置から第一の位置に向かう向きを進行の向きとすることにより行う。
処理部306は、S385の処理として、さらに、通信機201のスピードを導出する。処理部306は、当該導出を、例えば、第一の位置と第二の位置との直線距離を求め、当該直線距離を、第一の受信時刻から第二の受信時刻を減じることにより導出した時間により除することにより行う。
そして、処理部306は、S386の処理として、S385の処理により導出した、通信機201の進行の向きとスピードとにより、通信機201の現在位置の推定値を導出する。
そして、処理部306は、S387の処理として、S386の処理により導出した推定値を通信機201の現在位置とする。
そして、処理部306は、図31に表すS363の処理を行う。
本実施形態の通信装置は、所定の供給対象の利用量を測定し、当該利用量を管理装置に通信により送付する通信装置である。そのような通信装置であるスマートメータは各家庭に導入されつつあり、日本全体で2024年度末までには導入が完了することが見込まれている(非特許文献1参照)。AMI網を構成するスマートメータのような通信装置により見守りを行うことにより、見守りを行うための独立した新たなシステムを導入することなしに、信頼できる見守りを安価に提供ことが可能になる。
さらに、前記通信装置がスマートメータであり、スマートメータが各家庭に導入され、高密度に存在する環境では、次の効果が得られる。すなわち、本実施形態の管理装置は、見守り対象が保持する通信機とスマートメータとの通信により、見守り対象の位置を、ほぼ連続的な時系列で追尾(トレース)することを可能にする。
[効果]
以上説明したように、第一実施形態の通信システムにおいて、通信装置は見守り対象が保持する通信機が放出する無線電波の受信電波強度(第一強度)から、見守り対象の位置の異常を判定する。当該受信電波強度は、見守り対象が保持する通信機と通信装置との間の距離により大きく変化する値である。そのため、当該受信電波強度による見守り対象の位置に関する判定精度は、[背景技術]の項で述べたGPSを用いる方法と比較して精度が高い。
前記通信装置は、さらに、見守り対象が建物の外に出るという見守り対象の位置の異常を、前記建物の外に設置された前記通信装置と前記通信機との間の部材の存在の有無による第一の受信強度の変化により判定する。そのため、前記通信装置は、見守り対象が前記建物の外に出ることについてのより正確な判定を行い得る。
前記通信装置は、見守り対象が前記建物の外に出た後においても、第一強度の値や当該値の継続時間により、見守り対象の位置の異常状況についての、細分化された判定を行い得る。そのため、見守り対象を見守る者は、見守り対象の位置の細分化された異常状況を把握しうる。
前記通信装置は、見守り対象の位置の異常を判定した場合は、管理装置に対して必要に応じて前記通信機のIDを含む前述のA通知を行う。管理装置は、前記通信装置だけでなく前記通信装置に類似した他の通信装置からも、前記通信機又は前記通信機に類似した他の通信機が近づいたことについての判定情報(前述の組合せ)を収集している。そして、前記管理装置は、A通知を受けた場合は、見守り対象の位置に異常が生じたことを表すC通知を見守り対象を見守る者に送付する。その場合、見守る者は、見守り対象の位置の異常が生じたことを知り得る。
前記管理装置は、A通知に含まれた通信機IDと合致する通信機IDの前記判定情報を検索し、合致する判定情報から当該通信機IDに通信機の位置を求める場合がある。その場合、前記管理装置は、当該位置の位置情報を含むC通知を見守り対象を見守る者に送付する。その場合、見守る者は、見守り対象の位置の異常が生じたこととともに、見守り対象の位置を知り得る。
さらに、前記通信装置がAMI網を構成するスマートメータである場合には、本実施形態の通信システムは、見守りを行うための独立した新たなシステムを導入することなしに、信頼できる見守りを安価に提供ことが可能になる。
さらに、スマートメータが各家庭に導入され、高密度に存在する環境では、上記効果に加えて、次の効果が得られる。すなわち、前記通信システムは、見守り対象が保持する通信機とスマートメータとの通信により、見守り対象の位置を、ほぼ連続的な時系列で追尾(トレース)することを可能にする。
なお、通信機が放出する無線電波の帯域が920MHz帯である場合には、部材の存在による無線電波の減衰が顕著である。そのため、当該場合には、通信機を保持する見守り対象が出入口を開けたことによる通信装置における第一強度の増加が顕著である。そのため、当該場合には、通信装置は見守り対象が建物の外に出たかについて、より精度良く判定することができる。
<第二実施形態>
第二実施形態は、通信機が放出する前述の無線電波を受信し得る第二通信装置を備える通信システムに関する実施形態である。ここで、第二通信装置は、第一実施形態において説明した図1に表す通信装置101や前述の他の通信装置ではない、通信装置である。
[構成と動作]
図34は、第二実施形態の通信システムの例である通信システム401bの構成を表す概念図である。
通信システム401bは、図1に表す通信システム401の構成に加えて第二通信装置181を備える。
通信システム401bの説明は、下記を除いて、図1に表す通信システム401の説明と同じである。ただし、下記説明と図1の説明とが矛盾する場合は、下記説明を優先することとする。
第二通信装置181は、通信機201が無線空間に放出する無線電波が所定の強度以上である場合には、当該無線電波を受信し得る。そして、第二通信装置181は、受信した無線電波の受信電波強度(第三強度)を測定する。そして、第二通信装置181は、測定した第三強度と通信機201のIDと第二通信装置181のIDとを組み合わせた情報(以下、「第三情報」という。)を、無線通信により、通信装置101に送付する。
第二通信装置181が、前記情報を通信装置101に用いる無線電波の周波数は、例えば、通信機201が放出する無線電波の周波数と同じである。
第二通信装置181は、例えば、HEMSである。
通信装置101は、前述の第一強度と第三強度とから、通信機201を保持する見守り対象の位置の異常についての判定を行う。当該判定動作の具体例は、図36以降の図を参照して後述する。
通信装置101は、当該判定結果により、前述の通知等の動作を行う。
通信装置101は、第二通信装置181に前述の第一強度を表す情報を送付し、第二通信装置181が、前記第一強度と第三強度とから、通信機201を保持する見守り対象の位置の異常についての判定を行ってもよい。その場合、第二通信装置181は、当該判定結果を、通信装置101に対して送付する。そして、通信装置101は、当該判定結果により、前述の通知等の動作を行う。
図35は、図34に表す第二通信装置181の例である第二通信装置181aの構成を表す概念図である。
第二通信装置181aは、記録部426と、通信部416と、処理部406とを備える。
通信部416は、図34に表す通信機201が放出する無線電波についての前述の第三強度を測定し、当該第三強度を表す情報を処理部406に送る。
通信部416は、また、処理部406が指示する情報を、通信装置101に送付する。
処理部406は、図34に表す通信機201のIDと第二通信装置181aのIDとを読み込む。そして、処理部406は、前記第三強度を表す情報と、通信機201のIDと第二通信装置181aのIDとを組み合わせた第三情報の、通信装置101への送付指示を、通信部416に対して行う。
図34に表す通信装置101の構成例は、図2に表す通信装置101aの構成例と同じである。そして、通信装置101aの説明は、以下を除いて、図2を参照して説明した通りである。ただし、図2の説明と以下の説明とが矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
通信装置101の各構成は、図2を参照して説明した動作に加えて、下記動作を行う。
通信部116bは、図34に表す第二通信装置181が送る、前述の第三強度を含む第三情報を受信した場合は、当該第三情報を処理部106bに送る。
処理部106bは、記録部126から閾値Th5を読み込む。閾値Th5は、第三強度についての閾値である。そして、処理部106bは、通信部116bから送られた前記第三情報に含まれる第三強度が閾値Th5以上であるかについての判定を行う。そして、処理部106bは、前述の第一強度についての判定結果と第三強度についての判定結果とから、通信機201を保持する見守り対象の位置の異常についての判定を行う。当該判定の処理例は、図36以降の図を参照して後述する。
処理部106bは、当該判定結果により、前述の通知等の動作を行う。
ここで、処理部106bは、第二通信装置181に前記第一強度を表す情報を送付し、第二通信装置181が前記第一強度と第三強度とから、通信機201を保持する見守り対象の位置の異常についての判定を行わせてもよい。その場合、第二通信装置181は、当該判定結果を、通信装置101aに対して送付する。通信部116bは、当該判定結果を受信し、当該判定結果を処理部106bに送る。そして、処理部106bは、当該判定結果により、前述の通知等の動作を行う。
記録部126は、閾値Th5及び第二通信装置181aのIDを予め保持する。記録部426は、処理部406が上述の処理を行うために必要なプログラムや情報を保持する。記録部426は、また、処理部406が指示する情報を記録する。処理部406は、また、処理部406が指示する情報を処理部406に送付する。
図34に表す管理装置301の構成例は、図3に表す管理装置301aの構成と同じである。
図34に表す通信機201の構成例は、図4に表す通信機201a、図5に表す通信機201b又は図6に表す通信機201cの構成例と同じである。
図36は、図34に表す通信機201の位置の時間変化例を表す図である。図36(a)、図36(b)の順に時刻が推移する。
図36(a)、(b)の説明は、以下を除いて、この順に、図7(a)、(b)の説明と同じである。ただし、以下の説明と図7の説明とが矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
建物706の内部には、図34に表す第二通信装置181が設置されている。第二通信装置181は、対象者701が保持する通信機201が放出する無線電波についての前述の第三強度を測定し、所定のタイミングで、当該第三強度を含む前述の第三情報を通信装置101に送付する。
図36(a)に表す状態では、通信機201からの無線電波は、近距離にあり部材を隔てずに第二通信装置181に到達する。そのため、第三強度は比較的高い値である。通信装置101は、前記第三強度が閾値Th5以上であることを判定する。
図36(a)に表す状態では、前述のように、通信装置101は、前述の第一強度は閾値Th1より小さいことを判定している。
通信装置101は、前記第一強度が閾値Th1よりも小さいという判定結果と、前記第三強度が閾値Th5以上であるという判定結果とから、対象者701が建物706の内部にいることを判定する。
そして、通信装置101は、上記以外の動作は特には行わない。
図36(b)は、対象者701が、出入口711を開けて建物706の外の敷地に出た状態を表す図である。
図36(b)に表す状態では、対象者701は、出入口を開けた後に、建物706の外に出て、その後、出入口が閉まっている。ここで、出入口は、対象者701が建物706の外に出た後に閉まることが想定されている。
通信機201による無線電波の第二通信装置181による第三強度は、通信機201と通信装置101との間に出入口711の構成部材(ドアや窓ガラス等)や建物706の壁が存在することにより、減衰する。通信機201と通信装置101との間に出入口711の構成部材が存在するようになるのに要する時間は短いので、第三強度は短時間で減衰する。
図36(b)に表す状態での第三強度を含む第三情報は、通信装置101に送付される。通信装置101は、第三強度が閾値Th5より小さいことを判定する。
この時点において、通信装置101は、前述のように、第一強度が閾値Th1以上であることを判定している。
通信装置101は、第一強度が閾値Th1以上であるという判定結果と、第三強度が閾値Th5より小さいという判定結果とから、対象者701及び通信機201が建物706の外に出た異常が生じたことを判定する(第一の判定)。通信装置101は、第一の判定により、例えば、通知(第一の通知)を行う。第一の通知については、図7(b)を参照して先に説明した通りである。
図37は、第一強度と第三強度の時間変化例を表す概念図である。図37(a)は前述の第一強度を、図37(b)は前述の第三強度を、それぞれ表す。
時刻Trは、図36に表す対象者701が出入口711を開け始めた時刻である。また、時刻Taは、出入口711が最も大きく開けられた時刻である。また、時刻Teは、出入口711が自動的に閉まった時刻である。
時刻Trと時刻Taとの間で、第一強度は大きく増加し、時刻Ta以上では閾値Th1以上になる。時刻Ta以降では、通信機201が通信装置101に近づくことにより、第一強度は増加する。
一方、時刻Ta以前の第三強度は通信機201が第二通信装置181から遠ざかることにより減少する傾向を示す。その後、時刻Taと時刻Teとの間で、出入口711が閉まるに従い大きく減少し、時刻Te以降において、閾値Th5を下回る。時刻Te以降の第三強度は、通信機201が第二通信装置181から遠ざかることにより減少する傾向を示す。
[処理フロー例]
第二実施形態の図2に表す通信装置101aの処理部106bが行う処理の処理フロー例は、図15に表す処理フロー例と同じである。
そして、第二実施形態の処理部106bが行う図15のS211に表す第一の判定の処理例は、図38又は図39に表す通りである。
図38は、第二実施形態の処理部106bが行う図15のS211に表す第一の判定の処理例(その1)を表す概念図である。
処理部106bは、図14に表すS362の処理による判定結果がyesの場合は、S401の処理として、前述の第一強度が閾値Th1以上かについての判定を行う。ここで、閾値Th1は、S401の処理のために予め定められた第一強度についての閾値である。
処理部106bは、S401の処理による判定結果がyesの場合は、S402の処理を行う。
一方、処理部106bは、S401の処理による判定結果がnoの場合は、S401の処理を再度行う。
処理部106bは、S402の処理を行う場合は、同処理として、前述の第三強度が閾値Th5未満かについての判定を行う。
処理部106bは、S402の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS212の処理を行う。
一方、処理部106bは、S402の処理による判定結果がnoの場合は、S401の処理を再度行う。
処理部106bは、第一の判定の処理として、図38に表すようなS401の処理とS402の処理とを組み合わせた処理を行うことにより、異常が生じていないのに例えばノイズ等の影響により異常が生じていると判定する判定誤差を抑え得る。
図39は、第二実施形態の処理部106bが行う図15のS211に表す第一の判定の処理例(その2)を表す概念図である。
処理部106bは、図14に表すS362の処理による判定結果がyesの場合は、S403の処理として、前述の第一強度が閾値Th1以上か、前述の第三強度が閾値Th5未満か、のいずれかであるかについての判定を行う。
処理部106bは、S403の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS212の処理を行う。
一方、処理部106bは、S402の処理による判定結果がnoの場合は、S403の処理を再度行う。
処理部106bは、図39に表す処理を行うことにより、見守り対象の位置に異常が生じているにも拘らず例えばノイズ等の影響により異常が生じていないと判定する判定誤差を抑え得る。
第二実施形態の処理部106bが行う図15のS213に表す第二の判定の処理例は、図20に表す処理例(その1)でも構わない。また、第二実施形態の処理部106bが行う図15のS213に表す第二の判定の処理例は、図40又は図41に表す処理例(その2又はその3)でも構わない。
図40は、第二実施形態の処理部106bが行う図15のS213に表す第二の判定の処理例(その2)を表す概念図である。
処理部106bは、図15に表すS212の処理の次に、S411の処理として、第一強度がTh1以上の期間が時間T1以上継続したかについての判定を行う。ここで、時間T1は、S411の処理のために予め定められた時間についての閾値である。図2に表す記録部126が時間T1を保持している。
処理部106bは、S411の処理による判定結果がyesの場合は、S412の処理を行う。
一方、処理部106bは、S411の処理による判定結果がnoの場合は、S411の処理を再度行う。
処理部106bは、S412の処理を行う場合は、同処理として、第三強度がTh5未満の期間が時間T1以上継続したかについての判定を行う。
処理部106bは、S412の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS414の処理を行う。
一方、処理部106bは、S411の処理による判定結果がnoの場合は、S411の処理を再度行う。
処理部106bは、第二の判定の処理として、図40に表すようなS411の処理とS412の処理とを組み合わせた処理を行うことにより、異常の程度が高くなっていないにも拘らずノイズ等の影響により高くなっていると判定する判定誤差を抑え得る。
図41は、第二実施形態の処理部106bが行う図15のS213に表す第二の判定の処理例(その3)を表す概念図である。
処理部106bは、図15に表すS212の処理の次に、S413の処理として、第一強度がTh1以上か、第三強度がTh5未満かのいずれかである期間が時間T1以上継続したかについての判定を行う。
処理部106bは、S413の処理による判定結果がyesの場合は、図15に表すS214の処理を行う。
一方、処理部106bは、S413の処理による判定結果がnoの場合は、S413の処理を再度行う。
処理部106bは、第二の判定の処理として、図41に表す処理を行うことにより、見守り対象の位置の異常の程度が高くなっているにも拘らず例えばノイズ等の影響により高くなっていないと判定する判定誤差を抑え得る。
[効果]
第二実施形態の通信システムは、第一実施形態の通信システムと同様の構成を備えることから、第一実施形態の通信システムと同様な効果を奏する。
それに加えて、第二実施形態の通信システムは、第二通信装置を備え、見守り対象の位置の異常についての判定を行う際に、通信機が放出する無線電波の当該第二無線装置による受信電波強度(第三強度)も参照する。そのため、第二実施形態の通信システムは、ノイズ等の影響により、見守り対象の位置の異常の判定精度が低下するのを抑え得る。
図42は、以上説明した実施形態の判定装置の最小限の構成である判定装置101xの構成を表すブロック図である。
判定装置101xは、受信部116xと判定部106xと出力部117xとを備える。
受信部116xは、見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出する。
判定部106xは、前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一の判定を行う。
出力部117xは、前記第一判定の判定結果の出力を行う。
判定装置101xは、見守り対象により保持される通信機が放出する無線電波の受信電波強度により、見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての判定を行う。当該受信電波強度は、見守り対象と受信部116xとの距離により大きく変化する値である。そのため、判定装置101xは、[背景技術]の項で述べたGPSを用いる方法や特許文献に記載された方法と比較して、より適切な見守り対象の見守りを行い得る。
そのため、判定装置101xは、前記構成により、[発明の効果]の項に記載した効果を奏する。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で更なる変形、置換、調整を加え得る。例えば、各図面に示した要素の構成は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
また、前記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下には限られない。
なお、以下の付記において、第一判定は、具体的には、例えば、図7(b)や図10(a)に表す状態であるかについての判定である。
また、第二判定は、具体的には、例えば、図7(b)や図10(a)が継続した状態であるかについての判定である。
また、第三判定は、具体的には、例えば、図8(a)や図10(b)の状態であるかについての判定である。
また、第四判定は、具体的には、例えば、図8(b)や図10(c)の状態にあるかについての判定である。
(付記A1)
見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出する受信部と、
前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行う判定部と、
前記第一判定の判定結果の出力を行う出力部と、
を備える判定装置。
(付記A2)
前記第一判定による判定結果が、前記位置が前記位置範囲を超えた旨を表すものである場合の前記出力が、前記見守り対象を見守る者に対し行う第一通知である、付記A1に記載された判定装置。
(付記A3)
前記第一通知が、前記第一判定による判定結果が前記位置範囲に前記位置がない旨を表すものである場合に送付する通知であるA通知を受けた場合に前記見守り対象を見守る者に対し前記第一通知を行う管理装置に対し前記A通知を送付することにより行われる、付記A2に記載された判定装置。
(付記A4)
前記位置範囲が、所定の建物の内部である、付記A1乃至付記A3のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A5)
前記建物の外部に設置された、付記A1乃至付記A4のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A6)
前記建物の内部に設置された、付記A1乃至付記A5のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A7)
前記第一判定が、前記建物の出入口の開閉に伴う、前記受信電波強度の変化によるものである、付記A1乃至付記A6のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A8)
前記第一判定が、前記見守り対象との間の物の有無に伴う前記受信電波強度の変化によるものである、付記A1乃至付記A7のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A9)
前記物が出入口を構成する部材である、付記A1乃至付記A8のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A10)
前記部材がドア又は窓の構成部材である、付記A9に記載された判定装置。
(付記A11)
前記第一判定が、前記受信電波強度が第一閾値以上であるかについての判定である、付記A1乃至付記A10のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A12)
前記第一判定が、前記受信電波強度の時間の経過に伴う変化の程度を表す値である変化量と当該変化量についての閾値との大小比較である、付記A1乃至付記A10のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A13)
前記変化量が、前記受信電波強度の単位時間当たりの変化量である、付記A12に記載された判定装置。
(付記A14)
前記変化量が、前記電受信電波強度の時間変化の傾きである、付記A12に記載された判定装置。
(付記A15)
前記第一判定が、前記受信電波強度が第二閾値以上である時間が所定の時間継続するかについての判定である、付記A1乃至付記A10のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A16)
前記受信電波強度が第二閾値以上である時間が所定の時間継続するかについての判定である第二判定をさらに行う、付記A1乃至付記A14のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A17)
前記第一判定が、前記受信電波強度が第二閾値以上であるかについての判定である、付記A1乃至付記A10のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A18)
前記受信電波強度が前記第一閾値より高い第二閾値以上であるかに基づいて前記通信機が前記位置範囲の外部に位置するかを判定する第三判定をさらに行う、付記A1乃至付記A16のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A19)
前記第一判定が、前記受信電波強度が第三閾値未満であるかについての判定である、付記A1乃至付記A10のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記A20)
前記受信電波強度が第一閾値より低い値の閾値である第三閾値未満であるかに基づいて前記通信機が前記位置範囲から遠ざかっているかを判定する第四判定をさらに行う、付記A1乃至付記A19のうちのいずれか一に記載された判定装置。
(付記B1)
付記A1乃至付記A20のうちのいずれかの判定装置と、
供給対象の利用者による利用量を表す利用量情報を測定する測定部と、
前記利用量情報を管理装置に送付する送付部と、
を備える、通信装置。
(付記B2)
前記供給対象が、電力、水及びガスのうちの少なくとも一つ以上である、付記B1に記載された通信装置。
(付記B3)
AMI(Advanced Metering Infrastructure)網に属するスマートメータである、付記B2に記載された通信装置
(付記C1)
見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出し、
前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行い、
前記第一判定の判定結果の出力を行う、
判定装置、
による前記第一判定による判定結果が前記位置範囲に前記位置がない旨を表すものである場合に前記判定装置から送付される通知であるA通知を受けた場合に、第一通知を作成する作成部と、
前記作成部が作成した前記第一通知を、前記見守り対象を見守る者に対し送付する通信部と、を備える、
管理装置。
(付記C2)
前記無線電波を受信した場合に、前記識別子を含むB通知を送付する他の通信装置から送付された前記B通知から前記位置を表す位置情報を導出する導出部をさらに備え、
前記作成部が、前記導出部が導出した位置情報を含む前記第一通知を作成する、
付記C1に記載された管理装置。
(付記C3)
前記無線電波を受信した場合に、前記識別子を含むB通知を送付する他の通信装置から送付された前記B通知と前記B通知の受信時刻とから前記位置を表す位置情報を導出する導出部をさらに備え、
前記作成部が、前記導出部が導出した位置情報を含む前記第一通知を作成する、
付記C1又は付記C2に記載された管理装置。
(付記C4)
前記導出部は、複数の前記B通知と前記B通知の各々の受信時刻とから、前記位置情報を導出する、付記C3に記載された管理装置。
(付記C5)
前記導出部は、複数の前記他の通信装置から送付される前記B通知と前記B通知の各々の受信時刻とから、前記位置情報を導出する、付記C3又は付記C4に記載された管理装置。
(付記C6)
前記判定装置を含む通信装置から送付された、供給対象の利用量を表す利用量情報を受信する、付記C1乃至付記C5のうちのいずれか一に記載された管理装置。
(付記C7)
前記利用量情報により前記第一通知の送付先の決定を行う、付記C6に記載された管理装置。
(付記C8)
前記決定を、前記利用量情報により、前記見守る者が前記位置範囲にいるかを判定することにより行う、付記C7に記載された管理装置。
(付記D1)
見守り対象により保持され、
所定の無線電波を受信した場合に、前記無線電波の受信電波強度を導出し、前記受信電波強度と前記無線電波が搬送する識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行う、判定装置、が受信し得る、前記識別子を搬送する前記無線電波を放出する送信部を備える、
通信機。
(付記E1)
見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出し、前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行い、前記第一判定による判定結果が前記位置範囲に前記位置がない旨を表すものである場合に送付される通知であるA通知を受けた場合に、第一通知を前記見守り対象を見守る者に対し送付する前記管理装置に送付する判定装置と、
前記管理装置と、
前記通信機と、
を備える通信システム。
(付記E2)
複数の前記判定装置と、複数の前記通信機と、を備える通信システム。
(付記E3)
前記通信装置が、測定した、供給対象の利用量を表す利用量情報を、前記管理装置に送付する、通信システム。
(付記F1)
見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出し、
前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行い、
前記第一判定の判定結果の出力を行う、
判定方法。
(付記G1)
見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出する処理と、
前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行う処理と、
前記第一判定の判定結果の出力を行う処理と、
をコンピュータに実行させる判定プログラム。
(付記H1)
見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出し、
前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行い、
前記第一判定の判定結果の出力を行う、
判定装置、
による前記第一判定による判定結果が、前記位置が前記位置範囲を超えた旨を表すものである場合に前記判定装置から送付される通知であるA通知を受けた場合に、第一通知を作成し、
前記作成部が作成した前記第一通知を、前記見守り対象を見守る者に対し送付する、
送付方法。
(付記I1)
見守り対象により保持された状態で、
所定の無線電波を受信した場合に、前記無線電波の受信電波強度を導出し、前記受信電波強度と前記無線電波が搬送する識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行う、判定装置、が受信し得る、前記識別子を搬送する前記無線電波を放出する、
無線電波の放出方法。
(付記J1)
見守り対象の移動の有無に拘らず前記見守り対象から所定の距離以内にある通信機が放出する、前記通信機の識別子を含む情報を搬送する無線電波を受信し、前記無線電波の受信電波強度を導出し、前記受信電波強度と前記識別子とから前記見守り対象の位置が所定の位置範囲にあるかについての第一判定を行い、前記第一判定の判定結果を通信により、AMI(Advanced Metering Infrastructure)網に属する管理装置に送る、前記AMI網に属するスマートメータと、
前記第一判定による判定結果が、前記位置が前記位置範囲にない旨を表すものである場合に、前記スマートメータから送付される通知であるA通知を受けた場合に、第一通知を作成し、前記第一通知を、前記見守り対象を見守る者に対し送付する、前記管理装置と、
を備える、通信システム。
(付記J2)
前記管理装置は、
前記無線電波を受信した場合に、前記識別子を含むB通知を送付する他の通信装置から送付された前記B通知から前記位置を表す位置情報を導出する導出部をさらに備え、
前記作成部が、前記導出部が導出した位置情報を含む前記第一通知を作成する、
付記J1に記載された通信システム。
(付記J3)
前記導出部が、前記B通知と前記B通知の受信時刻とから前記位置を表す位置情報を導出する、付記J2に記載された通信システム。
(付記J4)
前記判定装置を備える通信装置から送付された、供給対象の利用量を表す利用量情報を受信し、前記利用量情報により前記第一通知の送付先の決定を行う、付記J1乃至付記J3のうちのいずれか一に記載された通信システム。