JP6933376B2 - ガラス容器の製造方法及びガラス容器 - Google Patents
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Description
口型及び粗型によって、ゴブに対しガラス容器の口部になる部分を形成してパリソンにする粗型工程と、
仕上型によって、前記パリソンの前記口部側から圧縮空気を吹き込んでガラス容器の全体形状を確定する仕上型工程と、
を備え、
前記仕上型の内周面には、前記ガラス容器の首部に対応する位置に、下方又は斜め下方へ向けた下方面を形成しておき、
前記仕上型工程において、前記圧縮空気を吹き込むことにより、前記首部の内周において前記下方面に対応する位置に、前記ガラス容器に内栓を装着するための筒状パッキンが係合される係合面を形成することを特徴とする。
口部と、首部と、肩部と、胴部と、底部と、を備えるガラス容器であって、
内栓を装着するための筒状パッキンが係合される係合面が、前記首部の内周面のうち飲み口ラインより下方となる位置に一体形成されており、
前記係合面に対応する前記首部の厚みは、前記首部のうち前記係合面が形成されていない部分とほぼ同一の厚みであり、
前記筒状パッキンに設けられた爪部が、前記係合面に係合されることを特徴とする。
図1に示すように、ガラス容器の代表例であるガラスビン11は、透明又は半透明のガラスによって形成され、ビン外部からビン内部を視認することができるようになっている。ガラスビン11は、筒状の胴部12と、胴部12の下端側から連続する裾部13と、裾部13の下端を閉塞する底部14とが一体形成されている。胴部12の上端側からは、上方へ向かうほど径が小さくなる肩部15が一体形成されている。肩部15の上端側からは、後述する環状凸部21を除いてほぼ同一径のまま上方へ延びる首部16が一体形成されている。首部16の上端には、内周側が首部16とほぼ同一径とされ、外周側が首部16よりも大径となる口部17が一体形成されている。口部17と首部16との境界付近には、ガラスビン11の製造過程で形成される飲み口ライン18が発現している。
次に、図3を参照しながら、上記のように構成されるガラスビン11の製造方法を、その製造に用いる金型等の製造装置とともに説明する。本実施形態では、ブロー&ブロー成形によってガラスビン11が製造されるが、プレス&ブロー成形によって製造するものであってもよい。
図3(a)に示すように、上下方向に貫通する筒状に形成された粗型51の下端部には、口型52が配置されている。口型52は環状に形成されており、口型52の内周には口部17の外周形状に合わせた口部形成凹部53が環状に形成されている。口型52の内周側には、下方からプランジャ54が差し込まれている。プランジャ54の最先端部はドーム状に形成されており、最先端部を除く先端部の外周径は口部17の内周径と同一になるようにして形成されている。一方、粗型51の上端部には、漏斗形状のファンネル55が配置されている。
ゴブイン工程の次に、セッツルブロー工程が実行される。この工程では、図3(b)に示すように、ファンネル55の上端にバッフル56が配置される。そして、バッフル56に形成された空気通路を介して、図示しないコンプレッサから圧縮空気が粗型51内に吹き入れられること(セッツルブロー)により、粗型51内のゴブGが下方へ押し付けられて変形する。その押し付けにより、口部形成凹部53とプランジャ54との間に入り込んだゴブGの下端部によって口部17が概ね形成される。
セッツルブロー工程の次に、カウンターブロー工程が実行される。この工程では、図3(c)に示すように、ファンネル55が粗型51の上端部から退避し、バッフル56が粗型51の上端部に配置される。この状態では、バッフル56の下面によって粗型51のキャビティ上部が閉塞されている。
本工程により、粗型工程(一次工程)から仕上型工程(二次工程)に移行させる。インバート工程は、粗型工程によって形成されたパリソンPを仕上型61に投入する工程である。詳細には、図3(a)〜図3(c)に示すように、カウンターブロー工程までに用いた口型52を、粗型工程において、反転装置62の口型ホルダ63によって把持させておく。
インバート工程の終了後、口型52を型開きし、口型ホルダ63を口型52とともに仕上型61から退避させる。その後、図4(e)に示すように、仕上型61の上面にブローヘッド66が装着される。ブローヘッド66には上下方向に貫通する空気通路が形成されている。この空気通路を介して図示しないコンプレッサから圧縮空気を、仕上型61のキャビティに収容されたパリソンP内に吹き入れる(ファイナルブロー)。これにより、パリソンPが仕上型61のキャビティ形状(姿面)に沿うまで膨張し、図4(f)に示すように、口部17を除く箇所の肉厚を概ね均一にした高温のガラスビン11が形成される。
以上説明したガラスビン11及びその製造方法によれば、以下に示す効果が得られる。
以下、上記ガラスビン11、筒状パッキン31、内栓41の変形例を説明する。
Claims (6)
- 口型及び粗型によって、ゴブに対しガラス容器の口部になる部分を形成してパリソンにする粗型工程と、
仕上型によって、前記パリソンの前記口部側から圧縮空気を吹き込んでガラス容器の全体形状を確定する仕上型工程と、
を備え、
前記仕上型の内周面には、前記ガラス容器の首部に対応する位置に、下方又は斜め下方へ向けた下方面を形成しておき、
前記仕上型工程において、前記圧縮空気を吹き込むことにより、前記首部の内周において前記下方面に対応する位置に、前記ガラス容器に内栓を装着するための筒状パッキンが係合される係合面を形成することを特徴とするガラス容器の製造方法。 - 前記下方面は、前記首部の周方向へ環状に形成されている請求項1に記載のガラス容器の製造方法。
- 前記筒状パッキンに、前記係合面に係合される爪部を設けておき、
前記仕上型工程による成形後に、前記筒状パッキンを前記口部より圧入して、前記爪部を前記係合面に係合させる工程を更に備える請求項1又は2に記載のガラス容器の製造方法。 - 口部と、首部と、肩部と、胴部と、底部と、を備えるガラス容器であって、
内栓を装着するための筒状パッキンが係合される係合面が、前記首部の内周面のうち飲み口ラインより下方となる位置に一体形成されており、
前記係合面に対応する前記首部の厚みは、前記首部のうち前記係合面が形成されていない部分とほぼ同一の厚みであり、
前記筒状パッキンに設けられた爪部が、前記係合面に係合されることを特徴とするガラス容器。 - 前記筒状パッキンの外周面には、前記首部を介して当該ガラス容器の外部から視認可能な情報が表示されている請求項4に記載のガラス容器。
- 前記爪部は前記筒状パッキンの下端部に設けられており、前記爪部と前記係合面とにより、当該ガラス容器の内周と前記筒状パッキンの外周との間がシールされている請求項4又は5に記載のガラス容器。
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| JP2018226828A JP6933376B2 (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | ガラス容器の製造方法及びガラス容器 |
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