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JP6933851B2 - ヒステリシスローター、ブレーキ機構、及びヒステリシスローターの製造方法 - Google Patents
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ヒステリシスローター、ブレーキ機構、及びヒステリシスローターの製造方法 Download PDF

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本発明は、周方向の全周にわたって磁化が容易となる異方性を得ることによってブレーキトルクのさらなる向上を図ることができるヒステリシスローター、ブレーキ機構、及びヒステリシスローターの製造方法に関する。
電磁ヒステリシスブレーキは、例えば、特許文献1に示されるように、励磁コイルを内装し、外側磁極と内側磁極とが略筒状の空隙部を有するように形成されたフレームと、磁極と同軸心になるようフレームに回転自在に装着された軸と、前記軸に固着された椀状のヒステリシスローターとにより構成される。一般的に、ヒステリシスローターは特定方向に配向性を有しない等方性の永久磁石材を用いて一体に作られ、椀状のうち円筒形状部が前記略筒状の空隙部に貫挿される。
この構成において、励磁コイルに通電すると略筒状の空隙部に磁力線が流れ、軸が回転させられヒステリシスローターの円筒形状部がこの磁力線中を移動すると、回転を停止させようとするブレーキトルクが発生し、ヒステリシスブレーキとして機能する。
しかしながら、等方性の永久磁石材をヒステリシスローターに使用した場合、充分なブレーキトルクが得られないという課題があった。
そこで、特許文献2では、ヒステリシスローター(半硬質磁性材のヒステリシスリング)の一部(直径方向の両端部以外の部分)を、円周方向に磁束が通過し易くなるように配向させることによりブレーキトルクの向上を図っている。この配向処理方法としては、熱処理を行っている間にヒステリシスローターの直径方向に磁束を発生させることにより異方性としている。さらに、ヒステリシスローターの直径方向の両端部分側に磁束形成部を配置し、該磁束形成部によってヒステリシスローターのほぼ直径方向の円周方向に沿って配向させるようにしている。
実公平1−11636号公報 特開2010−71206号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたヒステリシスローターの配向処理によって、円周方向に磁束が通過し易くなる異方性が得られるのはヒステリシスローターの一部のみであり、ヒステリシスローターの両端部分では異方性は得られず、異方性によるブレーキトルクの向上の効果は限定的であった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、周方向の全周にわたって磁化が容易となる異方性を得ることによってブレーキトルクのさらなる向上を図ることができるヒステリシスローター、ブレーキ機構、及びヒステリシスローターの製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するために、本発明にかかるヒステリシスローターは、円筒を周方向に分割した弧形状で、周方向に磁化が容易な異方性を有するローター素片を前記周方向に複数個組み合わせて形成した前記円筒を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるヒステリシスローターは、円筒に対応する正多角筒を形成する平板形状で、周方向に対応して磁化が容易な異方性を有するローター素片を前記周方向に複数個組み合わせて形成した前記正多角筒を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるヒステリシスローターは、上記の発明において、前記ローター素片は、平行磁界中で、組合せ後における前記円筒または前記正多角筒の周方向に対する中央部分での接線方向と、前記平行磁界の磁束方向とを平行にして磁界中熱処理したことを特徴とする。
また、本発明にかかるヒステリシスローターは、上記の発明において、前記ローター素片は、スピノーダル現象にて強磁性と非磁性との2相に分離する特性と、磁場中で処理することにより強磁性粒子が磁束方向に成長する特性とを有した磁性材料で形成されたことを特徴とする。
また、本発明にかかるヒステリシスローターは、上記の発明において、前記ローター素片の円筒軸方向に平行な端面には、隣接するローター素片の端面と互いに噛み合って接合される係合部を有していることを特徴とする。
また、本発明にかかるヒステリシスローターは、上記の発明において、前記円筒または前記正多角筒は、前記ローター素片を径方向に複数層積層したことを特徴とする。
また、本発明にかかるブレーキ機構は、上記の発明のいずれか一つに記載のヒステリシスローターを電磁ヒステリシスブレーキとして用いたことを特徴とする。
また、本発明にかかるヒステリシスローターの製造方法は、円筒を周方向に分割した弧形状あるいは前記円筒に対応する正多角筒を形成する平板形状で、周方向に対応して磁化が容易な異方性をもたせるローター素片を、平行磁界中で、組合せ後における前記円筒または前記正多角筒の周方向に対する中央部分での接線方向と、前記平行磁界の磁束方向とを平行にして磁界中熱処理を行い、前記磁界中熱処理後のローター素片を前記周方向に複数個組み合わせて前記円筒あるいは正多角筒を形成することを特徴とする。
本発明によれば、円筒を周方向に分割した弧形状で、周方向に磁化が容易な異方性を有するローター素片を前記周方向に複数個組み合わせて形成した前記円筒を備えるようにしているので、周方向の全周にわたって磁化が容易となる異方性を得ることができ、ブレーキトルクのさらなる向上を図ることができるとともに、製造が容易となり、歩留まりも良くなる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るヒステリシスローターの構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示したヒステリシスローターの分解斜視図である。 図3は、平行磁界中に置かれたローター素片内を通る磁束の状態を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態2に係るヒステリシスローターの構成を示す斜視図である。 図5は、図4に示したヒステリシスローターの分解斜視図である。 図6は、図4に示したローター素片間に生じた間隙を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態3に係るヒステリシスローターの構成を示す斜視図である。 図8は、図7に示したヒステリシスローターの分解斜視図である。 図9は、図7に示したローター素片間に生じた間隙を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態4に係るヒステリシスローターの構成を示す斜視図である。 図11は、図10に示したヒステリシスローターの分解斜視図である。 図12は、図10に示したローター素片間に生じた間隙を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態5に係るヒステリシスローターの構成を示す斜視図である。 図14は、図13に示したヒステリシスローターの正面図である。 図15は、実施の形態1に示したヒステリシスローターを電磁ヒステリシスブレーキとして用いたブレーキ機構の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係るヒステリシスローター10の構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示したヒステリシスローター10の分解斜視図である。図1及び図2に示すように、ヒステリシスローター10は、円筒部4を周方向RTに分割した弧形状で周方向RTに磁化が容易な異方性を有するローター素片5を、周方向RTに複数個組み合わせて円筒部4を形成している。各ローター素片5は、円板3の周縁に設けられた段差部6に配置されて組み合わせられる。各ローター素片5は、段差部6を介して円板3に接合される。なお、ローター本体1は、円柱状の軸部2と、軸部2の軸方向一端に配置された円板3とを有する。また、軸部2には、回転軸穴2aが設けられている。回転軸穴2aには、後述する回転軸7が取り付けられる。
[ローター素片の配向処理]
図3に示すように、ローター素片5は、平行磁界中で、組合せ後における円筒部4の周方向RTにおける中央部分(位置P1)での接線方向(Y方向)と、平行磁界の磁束φ方向(Y方向)とを平行にして磁界中熱処理される。なお、接線方向は、ローター素片5の弦方向でもある。
一般に、ヒステリシス材は磁束が通り易いため、磁束φはローター素片5の弧形状に沿って流れる。このため、図3に示すように、平行磁界内にローター素片5の弧形状の弦方向が磁束φ方向とほぼ平行になる様に配置することにより、磁束φRは、ローター素片5の弧形状のなかを周方向に流れ、この状態で熱処理することにより周方向に磁化が容易な異方性が得られる。
なお、ローター素片5は、スピノーダル現象にて強磁性と非磁性との2相に分離する特性と、磁場中で処理することにより強磁性粒子が磁束方向に成長する特性とを有した磁性材料で形成される。
スピノーダル現象によって強磁性、非磁性の2相に分離する特性と、磁場中で処理することにより強磁性粒子が磁束方向に成長する特性と、を有する磁性材料は、所定の磁界を持った平行磁界中にその磁性材料を設置し、スピノーダル現象による2相分離処理を行うと、静磁エネルギーを減少させるように磁束方向に強磁性粒子が成長し、磁束φR方向に磁化が容易な異方性磁石材が得られる。
このような磁性材料としては、例えば、鉄・クロム・コバルト(Fe−Cr−Co:FCC)磁石及びアルニコ(Al−Ni−Co)磁石がある。
ローター素片5をこのような磁性材料で製作し、このローター素片5を、ローター素片5の弧形状の弦方向と平行磁界の磁束φ方向が略平行となるように設置し、スピノーダル現象による2相分離処理を行うと、ローター素片5の弧方向に沿って流れる磁束φRにより、ローター素片5は、周方向に磁化が容易な異方性を持つ。このようにして製作したローター素片5を用いてヒステリシスローター10を製作することにより、ヒステリシスローター10は全周にわたり周方向に磁化が容易な異方性を有するので、ブレーキトルクの向上が図れる。
なお、例えば、FCC材料は、溶製した材料を所定の形状に加工後、均質化熱処理を実施し、α相単相組織を形成後、スピノーダル現象を利用して単磁区粒子サイズのFeCo(α1)強磁性粒子をCrリッチ(α2)非磁性相中に微細分散させる2相分離を進行させると保磁力が発現し、いわゆる永久磁石材となる。この2相分離が進行する温度領域でFCC材料を定常磁場環境下におくと、FeCo(α1)強磁性粒子は静磁エネルギーを減少させる磁束方向に伸張し、配向性を持った異方性永久磁石材になる。
一方、定常磁界中に磁性体を投入すると、磁性体の持つ磁気特性並びに形状により、直進している磁束が曲がったり、収束、または放散する現象が見られる。具体的には、リング形状を周方向で分割した弧形状の磁性体を、弦方向に平行な磁場に投入した場合、弧形状の磁性体のなかを通過する磁束φRは、弧の曲率に沿って曲がる。
本実施の形態1では、この2つの現象を応用し、弧形状のFCC材料を一定磁界を持った環境下で弧形状の弦方向が磁束φ方向に平行となるように設置し、スピノーダル現象による2相分離処理を行うことで、FeCo強磁性粒子が出現するとともに、FeCo強磁性粒子は静磁エネルギーを減少させる磁束φRの方向、すなわち弧方向に成長し、周方向に磁化容易となる異方性を持つ磁石材になる。この製造方法で製作した磁気異方性を持つFCC材料を使用したヒステリシスローター10を用いた電磁ヒステリシスブレーキは、ヒステリシスローターを等方性材料で製作した場合と比較し、約2倍のブレーキトルクが得られた。
本実施の形態1では、ローター素片5が、周方向RTの周方向全域にわたり、磁化が容易となる異方性を持たせることができる。これにより、ローター素片5を複数組み合わせることにより、円筒部4の全周にわたり周方向に磁化が容易となる異方性を有するヒステリシスローター10が得られ、異方性によるブレーキトルクの向上が可能となる。
なお、円筒部のヒステリシスローターを一体で製作する場合、円筒部の内側部分の素材が全てスクラップとなり、材料歩留まりが悪い。これに対し、本実施の形態1では、円筒部4を周方向に分割したローター素片5を組み合わせて製作しているので、材料歩留まりが飛躍的に向上する。具体的に板材からローターを切り出す場合において、一体製作した円筒部の歩留まりは4.5%であり、ローター素片5を用いて製作した円筒部の歩留まりは26%であった。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。この実施の形態2のヒステリシスローター20は、図4及び図5に示すように、図1におけるローター素片5に対応するローター素片25は、図1における円筒部4に対応する円筒部24の軸方向に平行な端面に、隣接するローター素片25の端面と互いに噛み合って接合される係合部21を有している。係合部21は、周方向RTの一端側に軸方向に平行に凸となる凸部21aが形成され、他端側に軸方向に平行に凹となる凹部21bが形成されている。すなわち、係合部21は、径方向に凹凸が形成されている。係合部21は、隣り合うローター素片25の端部において凸部21aと凹部21bとが噛み合うように形成される。
本実施の形態2では、隣り合うローター素片25の端面に互いに噛み合う形状を設けたので、ローター素片25の周方向RTの長さが、誤差等で短かめになる場合で、ローター素片25を組み合わせて円筒部24とした際に、図6に示すように、隣接するローター素片25の端面間に隙間22が生じても、噛み合い形状部分が重なり合うのでローター素片25間の接合時の強度低下および周方向の磁気特性の不連続を回避することができる。これによりローター素子25の周方向RTの長さの精度を高くする必要がない。
(実施の形態3)
上述した実施の形態2のローター素片25の係合部21は、周方向RTの一端側に軸方向に平行に凸となる凸部21aが形成され、他端側に軸方向に平行に凹となる凹部21bが形成されていた。本実施の形態3のヒステリシスローター30では、図7及び図8に示すように、図4におけるローター素片25に対応するローター素片35は、図1における円筒部4に対応する円筒部34の軸方向に平行な端面に、隣接するローター素片35の端面と互いに噛み合って接合される係合部31を有している。係合部31は、周方向RTの一端側に径方向に平行に凸となる凸部31aが形成され、他端側に径方向に平行に凹となる凹部31bが形成されている。すなわち、係合部31は、軸方向に凹凸が形成されている。係合部31は、隣り合うローター素片35の端部において凸部31aと凹部31bとが噛み合うように形成される。
本実施の形態3では、上述した実施の形態2と同様に、隣り合うローター素片35の端面に互いに噛み合う形状を設けたので、ローター素片35の周方向RTの長さが、誤差等で短かめになる場合で、ローター素片35を組み合わせて円筒部34とした際に、図9に示すように、隣接するローター素片35の端面間に隙間32が生じても、噛み合い形状部分が重なり合うのでローター素片35間の接合時の強度低下および周方向の磁気特性の不連続を回避することができる。これによりローター素子35の周方向RTの長さの精度を高くする必要がない。
(実施の形態4)
つぎに、実施の形態4について説明する。この実施の形態4に示したヒステリシスローター40は、図10及び図11に示すように、図1におけるローター素子5に対応するローター素片45a,45b,45cを径方向に複数層積層して円筒部44を形成するようにしている。なお、図10及び図11では、ローター素片45a,45b,45cをそれぞれ最外層、中間層、最内層とした3層構造としている。
実施の形態4では、ローター素片45a,45b,45cを径方向に複数層積層する構成としたので、ローター素片45a,45b,45cの周方向の長さが誤差等で短めになる場合等で、最内層のローター素片45cを組み合わせた時に、図12に示すように、隣接するローター素片45c間に隙間41が生じても、隣接する中間層のローター素片45bの接合位置を最内層のローター素片45cの接合位置と周方向RTで異なる位置とすることにより、隙間41を有する隣接する最内層のローター素片45cを、隣接する中間層のローター素片25bにより接合することが出来る。これにより、隙間41による、隣接するローター素片45a,45b,45c間の接合強度の低下および円周方向の磁気特性の不連続を回避することができる。これによりローター素子45a,45b,45cの周方向RTの長さの精度を高くする必要がない。
(実施の形態5)
つぎに、実施の形態5について説明する。上述した図1,4,7,10におけるローター素片5,25,35,45a,45b,45cは弧形状であり、それぞれ図1,4,7,10における円筒部4,24,34,44を形成していたが、本実施の形態5に示したヒステリシスローター50では、図13及び図14に示すように、平板形状のローター素片55を組み合わせて、図1,4,7,10における円筒部4,24,34,44に替えて正多角筒54を形成している。各ローター素片55は、図1,4,7,10におけるローター素片5,25,35,45a,45b,45cと同様に、周方向RTに対応して磁化が容易な異方性を有し、周方向RTに複数個組み合わせて正多角筒部54を形成する。
正多角筒部54は、円筒形状ではないが、分割数を十分細かくすることによって、図1,4,7,10における円筒部4,24,34,44と同様なヒステリシス材としての機能を発する。
例えば、図13及び図14では、円筒形状を36分割した平板形状のローター素片55によって正多角筒部54を形成している。
この実施の形態5では、ローター素片55を円弧状にする必要が無く、平板形状で構わないので、製作が容易となる。
(実施の形態6)
この実施の形態6は、上述した実施の形態1〜5に示したヒステリシスローター10,20,30,40,50を電磁ヒステリシスブレーキとして用いたブレーキ機構である。なお、ここでは、ヒステリシスローター10を電磁ヒステリシスブレーキとして用いた例を示す。
図15は、実施の形態1に示したヒステリシスローター10を電磁ヒステリシスブレーキとして用いたブレーキ機構70の一例を示す図である。図15に示すように、ブレーキ機構70は、ステーター60の環状の空隙63に、ヒステリシスローター10の円筒部4が接触せずに挿入される。ヒステリシスローター10の回転軸穴2aには、回転軸7が挿入され、結合されている。ヒステリシスローター10と回転軸7とは一体となって回転する。
ステーター60は、外周側の外側磁極60aと内周側の内側磁極60bとを有する。外側磁極60aと内側磁極60bとは、円筒部4が挿入される空隙63側にそれぞれ外側極歯61a、内側極歯61bが形成されている。ステーター60は、コイル62が内部に設けられ、コイル62に励磁電流を流すと、空隙63に磁力線が流れ、ヒステリシスローター10の円筒部4がこの磁力線中を移動すると、ヒステリシス損によって回転を停止させるブレーキトルクが発生し、電磁ヒステリシスブレーキとして機能する。
なお上述した実施の形態1〜6の構成要素は、適宜組み合わせが可能である。
1 ローター本体
2 軸部
2a 回転軸穴
3 円板
4,24,34,44 円筒部
5,25,35,45a,45b,45c,55 ローター素片
6 段差部
7 回転軸
10,20,30,40,50 ヒステリシスローター
21,31 係合部
21a,31a 凸部
21b,31b 凹部
22,32,41 隙間
54 正多角筒部
60 ステーター
60a 外側磁極
60b 内側磁極
61a 外側極歯
61b 内側極歯
62 コイル
63 空隙
70 ブレーキ機構
RT 周方向
φ,φR 磁束

Claims (8)

  1. ヒステリシスブレーキとして用いられるヒステリシスローターであって、
    円筒を周方向に分割した弧形状で、それぞれが周方向に磁化が容易な異方性を有するヒステリシス磁性材のローター素片を前記周方向の全周にわたって複数個組み合わせて形成した前記円筒を備えたことを特徴とするヒステリシスローター。
  2. ヒステリシスブレーキとして用いられるヒステリシスローターであって、
    円筒に対応する正多角筒を形成する平板形状で、それぞれが周方向に対応して磁化が容易な異方性を有するヒステリシス磁性材のローター素片を前記周方向の全周にわたって複数個組み合わせて形成した正多角筒を備えたことを特徴とするヒステリシスローター。
  3. 前記ローター素片の円筒軸方向に平行な端面には、隣接するローター素片の端面と互いに噛み合って接合される係合部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒステリシスローター。
  4. 前記円筒は、前記ローター素片を径方向に複数層積層したことを特徴とする請求項1又は3に記載のヒステリシスローター。
  5. 前記円筒に対応する正多角筒は、前記ローター素片を径方向に複数層積層したことを特徴とする請求項2又は3に記載のヒステリシスローター。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のヒステリシスローターを電磁ヒステリシスブレーキとして用いたことを特徴とするブレーキ機構。
  7. ヒステリシスブレーキとして用いられるヒステリシスローターの製造方法であって、
    円筒を周方向に分割した弧形状あるいは前記円筒に対応する正多角筒を形成する平板形状で、それぞれが周方向に対応して磁化が容易な異方性をもたせるヒステリシス磁性材のローター素片を、平行磁界中で、組合せ後における前記円筒または前記正多角筒の周方向に対する中央部分での接線方向と、前記平行磁界の磁束方向とを平行にして磁界中熱処理を行い、
    前記磁界中熱処理後のローター素片を前記周方向の全周にわたって複数個組み合わせて前記円筒あるいは正多角筒を形成することを特徴とするヒステリシスローターの製造方法。
  8. 前記ローター素片は、スピノーダル現象にて強磁性と非磁性との2相に分離する特性と、磁場中で処理することにより強磁性粒子が磁束方向に成長する特性とを有した磁性材料で形成されたことを特徴とする請求項7に記載のヒステリシスローターの製造方法。
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