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JP6933866B2 - 棒材給送装置 - Google Patents
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JP6933866B2 - 棒材給送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、棒材供給機の棒材給送装置に関するものであり、より詳細には、棒材供給機の棒材給送軸線上に配置された棒材給送装置の改良に関するものである。
NC旋盤などの自動旋盤に対して、比較的長尺の棒材を自動的に供給するように構成された棒材供給機が知られている。この種の棒材供給機は、棒材を自動旋盤に供給する棒材供給手段を備えており、棒材供給手段は、棒材を自動旋盤に向かって給送する送り矢等の棒材給送装置と、駆動モータ及びチェーン等から構成される棒材給送装置用の駆動装置と、を備えている。
当該駆動装置は、一般に、棒材給送装置に対して前進方向の駆動力又は推力(スラスト力)を付与し、これによって、棒材給送装置は、例えば自動旋盤の製品加工工程に従って、棒材を自動旋盤へと供給する。
棒材供給機の棒材給送装置は、一般に、ワーク又は素材としての棒材の後端部を把持する中空円筒状のフィンガーチャックを備えている。当該フィンガーチャックは、棒材給送装置の先端部又は前端部に、回転可能に取付けられる。そして、棒材の後端部は、フィンガーチャックの中空部内にまで挿入され、当該フィンガーチャックに把持される。
図13は、この種の棒材給送装置の構成を示す概略側面図である。棒材給送装置を構成する送り矢1が、棒材供給機の棒材給送軸線X−X上に配置されたロッド部分2と、当該ロッド部分2の前端部に取付けられたフィンガーチャック4と、を有している。
送り矢1の後端部に設けられた羽根部分3が、給送部材装置用の駆動装置を構成する無端チェーンC(ベルト及びプーリ等でもよい)に係止されている。また、チャックジョイントと呼ばれる回転可能な連結部材10が、フィンガーチャック4とロッド部分2との間に介装されている。
そして、棒材Wの後端部が、フィンガーチャック4内に嵌入され、それによってフィンガーチャック4に把持されている。NC自動旋盤の主軸のコレットチャックに把持された棒材Wが高速回転するとき、連結部材10はフィンガーチャック4を回転可能に支持し、すなわち、フィンガーチャック4は、棒材Wの回転に追随して回転可能である。
送り矢1に取付け可能なフィンガーチャック4は、一般的には、実開昭57─91502号公報(特許文献1)に開示されているように、ウレタン樹脂等の円筒状弾性体30を有している。当該弾性体30は、フィンガーチャック4内に挿入された棒材Wの後端部を弾力的に把持する。
本件発明者によれば、棒材把持部材(フィンガーチャック)におけるウレタン樹脂等の円筒状弾性体が、棒材Wが挿入されることによって膨らんで、棒材の回転時に棒材把持部材(フィンガーチャック)を「連れ回らせる」場合があり、その場合、円筒状弾性体に捩り負荷がかかって、当該円筒状弾性体が不所望に損傷してしまう可能性があることが知見された。
一方で、本件発明者によれば、円筒状弾性体と棒材把持部材(フィンガーチャック)の本体(通常は金属製)との間の摺動抵抗に対して、円筒状弾性体を覆うように設けた円筒状金属カバーと棒材把持部材(フィンガーチャック)の本体(通常は金属製)との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、同程度の低さを実現できることが知見された。
本発明は、以上の背景に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、棒材把持部材(フィンガーチャック)におけるウレタン樹脂等の円筒状弾性体に変形や損傷が生じることが効果的に抑制された棒材給送装置を提供することである。
本発明は、棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、棒材給送時に前進するロッド部分と、前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、を備え、切削加工時に回転する棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置において、前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記棒材の後端部を把持するフィンガー部材と、を有しており、前記フィンガー部材は、前記棒材の後端部を把持する筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有していることを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置である。
本発明によれば、筒状の弾性体が筒状の金属体で覆われているため、筒状の弾性体に損傷が生じることが効果的に抑制される。一方、筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。
好ましくは、前記筒状の弾性体は、円筒状の弾性体であり、前記筒状の金属体は、円筒状の金属体である。
また、本発明は、棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、棒材給送時に前進するロッド部分と、前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、を備え、切削加工時に回転する棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置において、前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記棒材の後端部を把持するフィンガー部材と、を有しており、前記フィンガー部材は、前記棒材の後端部を把持する筒状の金属体を有しており、前記筒状の金属体は、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔と、当該貫通孔から軸線方向の前方端まで延びるスリット孔と、が設けられていることを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置である。
本発明によれば、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。一方、筒状の金属体は、スリット孔の存在によって弾性変形可能であるため、棒材の後端部を弾性的に安定的に把持することができることが確認された。更に、筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。
好ましくは、前記筒状の金属体は、円筒状の金属体である。また、好ましくは、スリット孔は、一対の対向スリット孔である。あるいは、好ましくは、スリット孔は、周方向に均等に分布する3本以上のスリット孔(三つ割、四つ割、・・・等と称される)である。スリット孔は、一般的には、軸線方向に沿って直線状であるが、軸線方向に対して斜めに伸びていてもよい。
また、本発明は、第1直径を有する第1棒材または前記第1直径とは異なる第2直径を有する第2棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、棒材給送時に前進するロッド部分と、前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、を備え、切削加工時に回転する第1棒材または第2棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置において、前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第1棒材の後端部を把持可能な第1フィンガー部材と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第2棒材の後端部を把持可能な第2フィンガー部材と、を有しており、前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の各々は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の金属体を有しており、各々の筒状の金属体は、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔と、当該貫通孔から軸線方向の前方端まで延びるスリット孔と、が設けられていることを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置である。
本発明によれば、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。一方、各々の筒状の金属体は、スリット孔の存在によって弾性変形可能であるため、第1棒材または第2棒材の後端部を弾性的に安定的に把持することができることが確認された。更に、各々の筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材または第2棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。以上により、直径の異なる2種類の第1棒材及び第2棒材について、これらを選択的に利用可能であることが確認された。
また、本発明は、第1直径を有する第1棒材または前記第1直径とは異なる第2直径を有する第2棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、棒材給送時に前進するロッド部分と、前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、を備え、切削加工時に回転する第1棒材または第2棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置において、前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第1棒材の後端部を把持可能な第1フィンガー部材と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第2棒材の後端部を把持可能な第2フィンガー部材と、を有しており、前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の各々は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有していることを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置である。
本発明によれば、第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材の各々において筒状の弾性体が筒状の金属体で覆われているため、筒状の弾性体に損傷が生じることが効果的に抑制される。一方、筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材または第2棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。以上により、直径の異なる2種類の第1棒材及び第2棒材について、これらを選択的に利用可能であることが確認された。
また、本発明は、第1直径を有する第1棒材または前記第1直径とは異なる第2直径を有する第2棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、棒材給送時に前進するロッド部分と、前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、を備え、切削加工時に回転する第1棒材または第2棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置において、前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第1棒材の後端部を把持可能な第1フィンガー部材と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第2棒材の後端部を把持可能な第2フィンガー部材と、を有しており、前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の一方は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の金属体を有しており、当該筒状の金属体は、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔と、当該貫通孔から軸線方向の前方端まで延びるスリット孔と、が設けられており、前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の他方は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有していることを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置である。
本発明によれば、第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材の一方において、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。一方、当該筒状の金属体は、スリット孔の存在によって弾性変形可能であるため、第1棒材及び第2棒材の一方の後端部を弾性的に安定的に把持することができることが確認された。更に、当該筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材及び第2棒材の一方が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。また、第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材の他方において、筒状の弾性体が筒状の金属体で覆われているため、筒状の弾性体に損傷が生じることが効果的に抑制される。一方、筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材及び第2棒材の他方が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。以上により、直径の異なる2種類の第1棒材及び第2棒材について、これらを選択的に利用可能であることが確認された。
本発明の一態様によれば、筒状の弾性体が筒状の金属体で覆われているため、筒状の弾性体に損傷が生じることが効果的に抑制される。一方、筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。
本発明の別の態様によれば、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。一方、筒状の金属体は、スリット孔の存在によって弾性変形可能であるため、棒材の後端部を弾性的に安定的に把持することができることが確認された。更に、筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。
本発明の別の態様によれば、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。一方、各々の筒状の金属体は、スリット孔の存在によって弾性変形可能であるため、第1棒材または第2棒材の後端部を弾性的に安定的に把持することができることが確認された。更に、各々の筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材または第2棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。以上により、直径の異なる2種類の第1棒材及び第2棒材について、これらを選択的に利用可能であることが確認された。
本発明の別の態様によれば、第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材の各々において筒状の弾性体が筒状の金属体で覆われているため、筒状の弾性体に損傷が生じることが効果的に抑制される。一方、筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材または第2棒材が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。以上により、直径の異なる2種類の第1棒材及び第2棒材について、これらを選択的に利用可能であることが確認された。
本発明の別の態様によれば、第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材の一方において、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。一方、当該筒状の金属体は、スリット孔の存在によって弾性変形可能であるため、第1棒材及び第2棒材の一方の後端部を弾性的に安定的に把持することができることが確認された。更に、当該筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材及び第2棒材の一方が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。また、第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材の他方において、筒状の弾性体が筒状の金属体で覆われているため、筒状の弾性体に損傷が生じることが効果的に抑制される。一方、筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と棒材把持部材の把持部との間の摺動抵抗は、適量の潤滑油等を併用することによって、十分に低く維持できることが確認された。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、連結部材の回転手段が許容する回転と、によって、第1棒材及び第2棒材の他方が高速回転する時でも当該棒材を安定的に支持して給送できることが確認された。以上により、直径の異なる2種類の第1棒材及び第2棒材について、これらを選択的に利用可能であることが確認された。
本発明の第1実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図である。 本発明の第1実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図である。 図2の円筒状金属体の断面図である。 図2の円筒状金属体の端面図である。 本発明の第2実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図である。 本発明の第2実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図である。 図6のフィンガー部材の断面図である。 図6のフィンガー部材の端面図である。 本発明の第3実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図である。 本発明の第3実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図である。 本発明の第4実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図である。 従来の棒材給送装置の構成を示す概略側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図であり、図3は、図2の円筒状金属体の断面図であり、図4は、図2の円筒状金属体の端面図である。
図1乃至図4に示すように、本発明の第1実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置は、送り矢101である。当該送り矢101は、棒材供給機の棒材給送軸線X−X上に配置されるロッド部分102と、ロッド部分102の後端部に一体的に固定される羽根部分103と、ロッド部分102の前端部に取付けられるフィンガーチャック104(棒材把持部材)と、を備えている。
羽根部分103は、棒材供給機の送り矢駆動手段又は推進手段を構成する無端チェーンCに係止されている。無端チェーンCは、棒材供給機のフレーム(図示せず)に回転可能に取付けられた駆動スプロケット及び遊動スプロケット(図示せず)に巻装されている。駆動スプロケットは、電動モータ等の動力源(図示せず)に作動的に連結されており、動力源の作動より回転し、無端チェーンCを回転走行させるようになっている。無端チェーンCの回転走行により、無端チェーンCの走行帯部分に係止された羽根部分103が、前進又は後退するようになっている。無端チェーンCの代わりに、ベルト及びプーリ等が用いられてもよい。
フィンガーチャック104は、ロッド部分102の前端領域に配設されたチャックジョイント110(連結部材)を介してロッド部分102に支持されている。チャックジョイント110は、ロッド部分102に固定されると共に、フィンガーチャック104を回転可能に支持している。
フィンガーチャック104は、棒材W(本例では外径1.0mm)の後端部を挿入可能な把持部105を有しており、フィンガー部材130が、当該把持部105内に回転可能に収容されて、棒材Wの後端部を把持している。フィンガー部材130は、筒状の弾性体131と、当該筒状の弾性体131を覆う筒状の金属体132と、を有している。
本実施形態では、筒状の弾性体131は、円筒状のウレタン部材からなり、図2に示すように、例えば、外径3.4mm、内径0.8mm、長さ9.5mmであり、一端側に頂角60°、開口径2.5mmの切頭円錐状開口131aが設けられて内部空間131cと連通している。筒状の金属体132は、円筒状のスチール部材やステンレス材等からなり、図3及び図4に示すように、例えば、外径4.0mm、内径3.4mm、長さ9.5mmである。弾性体131と金属体132とは、例えば接着によって互いに固定されたり、「ウレタン成型」と呼ばれる成型法で一体的に成型され得る。
チャックジョイント110は、図2に示すように、前方部分に配置された回転部材112(回転部)と、後方部分に配置された固定部材111(固定部)と、を有している。チャックジョイント110の固定部材111が、ロッド部分102の前端に一体的に固定され、チャックジョイント110の回転部材112が、フィンガーチャック104を一体的に支持している。
より具体的には、フィンガーチャック104の把持部105は、直径5.0mm、長さ12.5mmで、先端側に頂角60°、開口径4.5mmの切頭円錐状開口105aが設けられており、内径2.2mm、長さ1.0mmの連結部105bを介して、内径4.05mmの円筒状空間105cに連通している。
そして、円筒状空間105cの前方内側に、フィンガー部材130が回転可能に収容されている。これにより、把持部105の切頭円錐状開口105a及び連結部105bと、弾性体131の切頭円錐状開口131a及び内部空間131cと、によって、棒材Wの後端部を受入れ可能となっている。
弾性体131の内部空間131cの内周壁面は、本例では、段差又は段部のない平滑な円筒面状に形成されている。しかしながら、所望により、軸線方向に延び且つ半径方向内方に突出する複数のリブ状突起が内周壁面に形成されても良い。内周壁面の直径、或いは、リブ状突起の先端部の内接円の直径は、棒材Wの外径よりも僅かに小さく設定される。
フィンガー部材130の前端は、把持部105のフランジ部105f(連結部105bを形成する部位)の後端に対向し、当該フランジ部105fによって前方移動を規制されている。一方、フィンガー部材130の後端は、領域135内に収容された鋼球等の回転体を介して、回転部材112の前端に対しても回転可能となっている。もっとも、当該回転体は省略され得る。あるいは、棒材の径が比較的大きい場合には、当該回転体に代えて、スラストベアリングが設けられ得る。
チャックジョイント110の回転部材112は、フィンガーチャック104の外径よりも小さい外径を有する中空円筒部112aと、フランジ部112fと、を有している。軸部材113が、回転部材112内に挿入され、ピン114を介して回転部材112と一体的に連結されている。
軸部材113の後部は、固定部材111の前方開口部111aに挿入されている。固定部材111は、回転部材112のフランジ部112fと実質的に同じ外径を有する円筒状の中空部材であり、固定部材111の中空部には、円環状肩部116が形成されており、当該肩部116には、軸部材113の後端拡大部115が摺接可能となっている。
後端拡大部115の後面は、鋼球117の外形に相補し且つ鋼球117に摺接する凹状部が設けられている。後端拡大部115から後方に所定間隔を隔てて鋼球支持部118が配置されており、3つの直列配置された鋼球117が、後端拡大部115と鋼球支持部118との間で自由回転可能に介装されている。
その他、ロッド部分102の前端面から前方に突出する雄螺子部(図示せず)がチャックジョイント110の雌螺子部119に螺入され、締結されている。
次に、本実施形態の送り矢101の動作について説明する。
棒材給送軸線X−X上に配置された棒材Wの後端部が、把持部105の切頭円錐状開口105a及び連結部105b並びに弾性体131の切頭円錐状開口131a及び内部空間131cによって受け入れられ、当該内部空間131c内に嵌入される。弾性体131の内周壁面は、若干拡径し、その弾性復元力により棒材Wの後端面を弾力的に把持する。かくして、棒材Wの後端部は、フィンガーチャック104のフィンガー部材130によって弾力的に把持される。
棒材Wの前端部分は、例えばNC自動旋盤(図示せず)に挿入され、当該NC自動旋盤の主軸内装管に挿通される。NC自動旋盤の主軸は、コレットチャックにて棒材Wの前端部を把持し、しかる後、棒材Wを高速回転させるとともに、バイトによって棒材Wの前端外周部を切削加工する。
無端チェーンCは、前方向きに作用する所定の推進力又は駆動力を送り矢101に継続的に加えているが、ロッド部分102に固定された固定部材111に対して軸部材113及び回転部材112は回転可能であり、また、回転部材112に固定された把持部105に対してフィンガー部材130が更に回転可能であるため、高速回転する棒材Wの後端部は、送り矢101によって自由回転可能に支持された状態となっている。
以上のような本実施形態の送り矢101(棒材給送装置)によれば、円筒状の弾性体131が円筒状の金属体132で覆われているため、円筒状の弾性体131に損傷が生じることが効果的に抑制される。
また、本件発明者は、円筒状の弾性体131を覆う円筒状の金属体132と把持部105との間の摺動抵抗について、適量の潤滑油等を併用することによって、更に好ましくは摺動抵抗が低く耐摩耗性に優れ保油性が高い表面処理(リン酸マンガン被膜処理、窒化処理等)を施すことによって、十分に低く維持できることを確認した。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、チャックジョイント110の回転手段(具体的には3つの鋼球117とそれらを支持する後端拡大部115及び鋼球支持部118)が許容する回転と、によって、棒材Wが高速回転する時でも当該棒材Wを安定的に支持して給送できることを確認した。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図であり、図6は、本発明の第2実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図であり、図7は、図6のフィンガー部材の断面図であり、図8は、図6のフィンガー部材の端面図である。
図5乃至図8に示すように、本発明の第2実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置は、送り矢201である。当該送り矢201も、棒材供給機の棒材給送軸線X−X上に配置されるロッド部分202と、ロッド部分202の後端部に一体的に固定される羽根部分203と、ロッド部分202の前端部に取付けられるフィンガーチャック204(棒材把持部材)と、を備えている。
羽根部分203は、棒材供給機の送り矢駆動手段又は推進手段を構成する無端チェーンCに係止されている。無端チェーンCは、棒材供給機のフレーム(図示せず)に回転可能に取付けられた駆動スプロケット及び遊動スプロケット(図示せず)に巻装されている。駆動スプロケットは、電動モータ等の動力源(図示せず)に作動的に連結されており、動力源の作動より回転し、無端チェーンCを回転走行させるようになっている。無端チェーンCの回転走行により、無端チェーンCの走行帯部分に係止された羽根部分203が、前進又は後退するようになっている。無端チェーンCの代わりに、ベルト及びプーリ等が用いられてもよい。
フィンガーチャック204は、ロッド部分202の前端領域に配設されたチャックジョイント210(連結部材)を介してロッド部分202に支持されている。チャックジョイント210は、ロッド部分202に固定されると共に、フィンガーチャック204を回転可能に支持している。
フィンガーチャック204は、棒材W(本例では外径2.0mm)の後端部を挿入可能な把持部205を有しており、フィンガー部材230が、当該把持部205内に回転可能に収容されて、棒材Wの後端部を把持している。フィンガー部材230は、筒状の金属体232を有している。当該筒状の金属体232は、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔232tと、当該貫通孔232tから軸線方向に沿って前方端まで延びる一対の対向スリット孔232sと、が設けられている。
本実施形態では、筒状の金属体232は、円筒状のスチール部材、SUJ、SCM等からなり、図7及び図8に示すように、例えば、外径4.0mm、内径2.0mm、長さ9.5mmであり、一端側に頂角118°、開口径3.6mmの切頭円錐状開口232aが設けられて内部空間232cと連通している。貫通孔232tは、他端側から2mmの位置を中心とした直径2.0mmの孔として形成されており、対向スリット孔232sの幅は0.5mmとなっている。
チャックジョイント210は、図6に示すように、前方部分に配置された回転部材212(回転部)と、後方部分に配置された固定部材211(固定部)と、を有している。チャックジョイント210の固定部材211が、ロッド部分202の前端に一体的に固定され、チャックジョイント210の回転部材212が、フィンガーチャック204を一体的に支持している。
より具体的には、フィンガーチャック204の把持部205は、直径5.0mm、長さ12.5mmで、先端側に頂角60°、開口径4.5mmの切頭円錐状開口205aが設けられており、内径2.2mm、長さ1.0mmの連結部205bを介して、内径4.05mmの円筒状空間205cに連通している。
そして、円筒状空間205cの前方内側に、フィンガー部材230が回転可能に収容されている。これにより、把持部205の切頭円錐状開口205a及び連結部205bと、金属体232の切頭円錐状開口232a及び内部空間232cと、によって、棒材Wの後端部を受入れ可能となっている。
金属体232の内部空間232cの内周壁面は、本例では、段差又は段部のない平滑な円筒面状に形成されている。しかしながら、所望により、軸線方向に延び且つ半径方向内方に突出する複数のリブ状突起が内周壁面に形成されても良い。内周壁面の直径、或いは、リブ状突起の先端部の内接円の直径は、棒材Wの外径よりも僅かに小さく設定される。
フィンガー部材230の前端は、把持部205のフランジ部205f(連結部205bを形成する部位)の後端に対向し、当該フランジ部205fによって前方移動を規制されている。一方、フィンガー部材230の後端は、領域235内に収容された鋼球等の回転体を介して、回転部材212の前端に対しても回転可能となっている。もっとも、当該回転体は省略され得る。あるいは、棒材の径が比較的大きい場合には、当該回転体に代えて、スラストベアリングが設けられ得る。
チャックジョイント210の回転部材212は、フィンガーチャック204の外径よりも小さい外径を有する中空円筒部212aと、フランジ部212fと、を有している。軸部材213が、回転部材212内に挿入され、ピン214を介して回転部材212と一体的に連結されている。
軸部材213の後部は、固定部材211の前方開口部211aに挿入されている。固定部材211は、回転部材212のフランジ部212fと実質的に同じ外径を有する円筒状の中空部材であり、固定部材211の中空部には、円環状肩部216が形成されており、当該肩部216には、軸部材213の後端拡大部215が摺接可能となっている。
後端拡大部215の後面は、鋼球217の外形に相補し且つ鋼球217に摺接する凹状部が設けられている。後端拡大部215から後方に所定間隔を隔てて鋼球支持部218が配置されており、3つの直列配置された鋼球217が、後端拡大部215と鋼球支持部218との間で自由回転可能に介装されている。
その他、ロッド部分202の前端面から前方に突出する雄螺子部(図示せず)がチャックジョイント210の雌螺子部219に螺入され、締結されている。
次に、本実施形態の送り矢201の動作について説明する。
棒材給送軸線X−X上に配置された棒材Wの後端部が、把持部205の切頭円錐状開口205a及び連結部205b並びに金属体232の切頭円錐状開口232a及び内部空間232cによって受け入れられ、当該内部空間232c内に嵌入される。金属体232の内周壁面は、若干拡径し、その弾性復元力により棒材Wの後端面を弾力的に把持する。かくして、棒材Wの後端部は、フィンガーチャック204のフィンガー部材230によって弾力的に把持される。
棒材Wの前端部分は、例えばNC自動旋盤(図示せず)に挿入され、当該NC自動旋盤の主軸内装管に挿通される。NC自動旋盤の主軸は、コレットチャックにて棒材Wの前端部を把持し、しかる後、棒材Wを高速回転させるとともに、バイトによって棒材Wの前端外周部を切削加工する。
無端チェーンCは、前方向きに作用する所定の推進力又は駆動力を送り矢201に継続的に加えているが、ロッド部分202に固定された固定部材211に対して軸部材213及び回転部材212は回転可能であり、また、回転部材212に固定された把持部205に対してフィンガー部材230が更に回転可能であるため、高速回転する棒材Wの後端部は、送り矢201によって自由回転可能に支持された状態となっている。
以上のような本実施形態の送り矢201(棒材給送装置)によれば、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。
また、本件発明者は、円筒状の金属体232について、一対の対向スリット孔232sの存在によって弾性変形可能であるため、棒材Wの後端部を弾性的に安定的に把持することができることを確認した。
更に、本件発明者は、円筒状の金属体232と把持部205との間の摺動抵抗について、適量の潤滑油等を併用することによって、更に好ましくは摺動抵抗が低く耐摩耗性に優れ保油性が高い表面処理(リン酸マンガン被膜処理、窒化処理等)を施すことによって、十分に低く維持できることを確認した。これにより、当該両者間の摺動に伴う回転と、チャックジョイント210の回転手段(具体的には3つの鋼球217とそれらを支持する後端拡大部215及び鋼球支持部218)が許容する回転と、によって、棒材Wが高速回転する時でも当該棒材Wを安定的に支持して給送できることを確認した。
<第3実施形態>
図9は、本発明の第3実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図であり、図10は、本発明の第3実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図である。
図9及び図10に示すように、本発明の第3実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置は、送り矢301である。当該送り矢301も、棒材供給機の棒材給送軸線X−X上に配置されるロッド部分302と、ロッド部分302の後端部に一体的に固定される羽根部分303と、ロッド部分302の前端部に取付けられるフィンガーチャック304(棒材把持部材)と、を備えている。
羽根部分303は、棒材供給機の送り矢駆動手段又は推進手段を構成する無端チェーンCに係止されている。無端チェーンCは、棒材供給機のフレーム(図示せず)に回転可能に取付けられた駆動スプロケット及び遊動スプロケット(図示せず)に巻装されている。駆動スプロケットは、電動モータ等の動力源(図示せず)に作動的に連結されており、動力源の作動より回転し、無端チェーンCを回転走行させるようになっている。無端チェーンCの回転走行により、無端チェーンCの走行帯部分に係止された羽根部分303が、前進又は後退するようになっている。無端チェーンCの代わりに、ベルト及びプーリ等が用いられてもよい。
フィンガーチャック304は、ロッド部分302の前端領域に配設されたチャックジョイント310(連結部材)を介してロッド部分302に支持されている。チャックジョイント310は、ロッド部分302に固定されると共に、フィンガーチャック304を回転可能に支持している。
フィンガーチャック304は、棒材W(本例では外径20mm、32mmまたは51mm等)の後端部を挿入可能な把持部305を有しており、フィンガー部材330が、当該把持部305内に円筒ころベアリング333を介して回転可能に収容されて、棒材Wの後端部を把持している。フィンガー部材330は、筒状の金属体332を有している。当該筒状の金属体332は、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔332tと、当該貫通孔332tから軸線方向に沿って前方端まで延びる、周方向に均等に分布する3本の(三つ割の)スリット孔332sと、が設けられている。
本実施形態では、筒状の金属体332は、円筒状のスチール部材、SUJ、SCM等からなり、図10に示すように、例えば、外径32mm、内径20mm、長さ50mmであり、一端側に頂角60°、開口径30mmの切頭円錐状開口332aが設けられて内部空間332cと連通している。貫通孔332tは、他端側から12mmの位置を中心とした直径6mmの孔として形成されており、対向スリット孔332sの幅は1.5mmとなっている。
チャックジョイント310は、図10に示すように、前方部分に配置された回転部材312(回転部)と、後方部分に配置された固定部材311(固定部)と、を有している。チャックジョイント310の固定部材311が、ロッド部分302の前端に一体的に固定され、チャックジョイント310の回転部材312が、フィンガーチャック304を一体的に支持している。
より具体的には、フィンガーチャック304の把持部305は、直径50mm、長さ78mmで、先端側に頂角96°、開口径48mmの切頭円錐状開口305aが設けられており、内径26mm、長さ4mmの連結部305bを介して、内径42mmの円筒状空間305cに連通している。
そして、円筒状空間305cの内側に、円筒ころベアリング333を介してフィンガー部材330が回転可能に収容されている。これにより、把持部305の切頭円錐状開口305a及び連結部305bと、金属体332の切頭円錐状開口332a及び内部空間332cと、によって、棒材Wの後端部を受入れ可能となっている。
金属体332の内部空間332cの内周壁面は、本例では、段差又は段部のない平滑な円筒面状に形成されている。しかしながら、所望により、軸線方向に延び且つ半径方向内方に突出する複数のリブ状突起が内周壁面に形成されても良い。内周壁面の直径、或いは、リブ状突起の先端部の内接円の直径は、棒材Wの外径よりも僅かに小さく設定される。
フィンガー部材330の前端は、把持部305のフランジ部305f(連結部305bを形成する部位)の後端に対向し、当該フランジ部305fによって前方移動を規制されている。一方、フィンガー部材330の後部は、円筒ころベアリング335を介して、回転部材312の前方の筒状開口部に対しても回転可能となっている。
チャックジョイント310の回転部材312は、後方側で軸部材313と一体的に連結されており、前方側で把持部305の後方側の雌螺子部に螺合されている。
軸部材313の後部は、円筒ころベアリング317を介して、固定部材311の筒状開口部に挿入されている。
その他、ロッド部分302の前端面から前方に突出する雌螺子部(図示せず)がチャックジョイント310の雄螺子部319に螺合され、締結されている。
次に、本実施形態の送り矢301の動作について説明する。
棒材給送軸線X−X上に配置された棒材Wの後端部が、把持部305の切頭円錐状開口305a及び連結部305b並びに金属体332の切頭円錐状開口332a及び内部空間332cによって受け入れられ、当該内部空間332c内に嵌入される。金属体332の内周壁面は、若干拡径し、その弾性復元力により棒材Wの後端面を弾力的に把持する。かくして、棒材Wの後端部は、フィンガーチャック304のフィンガー部材330によって弾力的に把持される。
棒材Wの前端部分は、例えばNC自動旋盤(図示せず)に挿入され、当該NC自動旋盤の主軸内装管に挿通される。NC自動旋盤の主軸は、コレットチャックにて棒材Wの前端部を把持し、しかる後、棒材Wを高速回転させるとともに、バイトによって棒材Wの前端外周部を切削加工する。
無端チェーンCは、前方向きに作用する所定の推進力又は駆動力を送り矢301に継続的に加えているが、ロッド部分302に固定された固定部材311に対して軸部材313及び回転部材312は回転可能であり、また、回転部材312に固定された把持部305に対してフィンガー部材330が更に回転可能であるため、高速回転する棒材Wの後端部は、送り矢301によって自由回転可能に支持された状態となっている。
以上のような本実施形態の送り矢301(棒材給送装置)によれば、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。
また、本件発明者は、円筒状の金属体332について、一対の対向スリット孔332sの存在によって弾性変形可能であるため、棒材Wの後端部を弾性的に安定的に把持することができることを確認した。
更に、本件発明者は、円筒状の金属体332と把持部305との間の円筒ころベアリング333の抵抗を、十分に低く維持できることを確認した。これにより、当該両者間の回転と、チャックジョイント310の回転手段(具体的には円筒ころベアリング317)が許容する回転と、によって、棒材Wが高速回転する時でも当該棒材Wを安定的に支持して給送できることを確認した。
<第4実施形態>
図11は、本発明の第4実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置を示す概略側面図であり、図12は、本発明の第4実施形態に係る棒材給送装置の要部縦断面図である。
図11及び図12に示すように、本発明の第4実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置は、送り矢401である。当該送り矢401も、棒材供給機の棒材給送軸線X−X上に配置されるロッド部分402と、ロッド部分402の後端部に一体的に固定される羽根部分403と、ロッド部分402の前端部に取付けられるフィンガーチャック404(棒材把持部材)と、を備えている。
羽根部分403は、棒材供給機の送り矢駆動手段又は推進手段を構成する無端チェーンCに係止されている。無端チェーンCは、棒材供給機のフレーム(図示せず)に回転可能に取付けられた駆動スプロケット及び遊動スプロケット(図示せず)に巻装されている。駆動スプロケットは、電動モータ等の動力源(図示せず)に作動的に連結されており、動力源の作動より回転し、無端チェーンCを回転走行させるようになっている。無端チェーンCの回転走行により、無端チェーンCの走行帯部分に係止された羽根部分403が、前進又は後退するようになっている。無端チェーンCの代わりに、ベルト及びプーリ等が用いられてもよい。
フィンガーチャック404は、ロッド部分402の前端領域に配設されたチャックジョイント410(連結部材)を介してロッド部分402に支持されている。チャックジョイント410は、ロッド部分402に固定されると共に、フィンガーチャック404を回転可能に支持している。
フィンガーチャック404は、2種類の異なる直径の棒材W(本例では外径20mm、32mmまたは51mm等)の後端部を挿入可能な把持部405を有しており、2つのフィンガー部材430(第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材)が、当該把持部405内に円筒ころベアリング433を介して回転可能に収容されて、2種類の異なる直径の棒材W(第1棒材及び第2棒材)の後端部を選択的に把持可能となっている。2つのフィンガー部材430は、それぞれ筒状の金属体432、462を有しており、それらの間に筒状のスペーサ440が配置されている。2つの筒状の金属体432、462は、それぞれ、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔432t、462tと、当該貫通孔432t、462tから軸線方向に沿って前方端まで延びる、周方向に均等に分布する3本の(三つ割の)スリット孔432s、462sと、が設けられている。
本実施形態では、2つの筒状の金属体432、462は、円筒状のスチール部材、SUJ、SCM等からなる。前方側の筒状の金属体432は、図12に示すように、例えば、外径32mm、内径24mm、長さ50mmであり、一端側に頂角60°、開口径30mmの切頭円錐状開口432aが設けられて内部空間432cと連通している。貫通孔432tは、他端側から12mmの位置を中心とした直径6mmの孔として形成されており、三つ割の各スリット孔432sの幅は1.5mmとなっている。後方側の筒状の金属体462は、図12に示すように、例えば、外径32mm、内径16mm、長さ50mmであり、一端側に頂角60°、開口径30mmの切頭円錐状開口462aが設けられて内部空間462cと連通している。貫通孔462tは、他端側から12mmの位置を中心とした直径6mmの孔として形成されており、三つ割の各スリット孔462sの幅は1.5mmとなっている。
チャックジョイント410は、図12に示すように、前方部分に配置された回転部材412(回転部)と、後方部分に配置された固定部材411(固定部)と、を有している。チャックジョイント410の固定部材411が、ロッド部分402の前端に一体的に固定され、チャックジョイント410の回転部材412が、フィンガーチャック404を一体的に支持している。
より具体的には、フィンガーチャック404の把持部405は、直径50mm、長さ112mmで、先端側に頂角96°、開口径48mmの切頭円錐状開口405aが設けられており、内径26mm、長さ4mmの連結部405bを介して、内径42mmの円筒状空間405cに連通している。
そして、円筒状空間405cの内側に、円筒ころベアリング433を介して前方側の筒状の金属体432が回転可能に収容されている。これにより、把持部405の切頭円錐状開口405a及び連結部405bと、金属体432の切頭円錐状開口432a及び内部空間432cと、によって、棒材Wの後端部を受入れ可能となっている。
金属体432の内部空間432cの内周壁面は、本例では、段差又は段部のない平滑な円筒面状に形成されている。しかしながら、所望により、軸線方向に延び且つ半径方向内方に突出する複数のリブ状突起が内周壁面に形成されても良い。内周壁面の直径、或いは、リブ状突起の先端部の内接円の直径は、棒材Wの外径よりも僅かに小さく設定される。
前方側の筒状の金属体432の前端は、把持部405のフランジ部405f(連結部405bを形成する部位)の後端に対向し、当該フランジ部405fによって前方移動を規制されている。一方、後方側の筒状の金属体462は、円筒ころベアリング435を介して、回転部材412の前方の筒状開口部に対して回転可能となっている。
チャックジョイント410の回転部材412は、後方側で軸部材413と一体的に連結されており、前方側で把持部405の後方側の雌螺子部に螺合されている。
軸部材413の後部は、円筒ころベアリング417を介して、固定部材411の筒状開口部に挿入されている。
その他、ロッド部分402の前端面から前方に突出する雌螺子部(図示せず)がチャックジョイント410の雄螺子部419に螺合され、締結されている。
次に、本実施形態の送り矢401の動作について説明する。
棒材給送軸線X−X上に配置された棒材Wの後端部が、把持部405の切頭円錐状開口405a及び連結部405b並びに金属体432、462の切頭円錐状開口432a、462a及び内部空間432c、462cによって受け入れられ、当該内部空間432c、462c内に嵌入される。金属体462の内周壁面は、若干拡径し、その弾性復元力により棒材Wの後端面を弾力的に把持する。かくして、棒材Wの後端部は、フィンガーチャック404のフィンガー部材430の後方側の金属体462によって弾力的に把持される。あるいは、棒材Wの直径が大きい場合には、棒材給送軸線X−X上に配置された棒材Wの後端部が、把持部405の切頭円錐状開口405a及び連結部405b並びに金属体43の切頭円錐状開口432a及び内部空間432cによって受け入れられ、当該内部空間432c内に嵌入される。金属体432の内周壁面は、若干拡径し、その弾性復元力により棒材Wの後端面を弾力的に把持する。かくして、棒材Wの後端部は、フィンガーチャック404のフィンガー部材430の前方側の金属体432によって弾力的に把持される。このように、本実施形態のフィンガー部材430は、2通りの棒材Wの直径に対応することが可能である。
制御的には、供給される棒材Wがどのフィンガー部材430(金属体432または金属体462)に挿入されるかを予め確認しておいて、棒材Wの後端が所望位置に至るように送り矢401を移動させることで、当該棒材Wを対応するフィンガー部材430(金属体432または金属体462)に挿入することができる。
その後、棒材Wの前端部分は、例えばNC自動旋盤(図示せず)に挿入され、当該NC自動旋盤の主軸内装管に挿通される。NC自動旋盤の主軸は、コレットチャックにて棒材Wの前端部を把持し、しかる後、棒材Wを高速回転させるとともに、バイトによって棒材Wの前端外周部を切削加工する。
無端チェーンCは、前方向きに作用する所定の推進力又は駆動力を送り矢401に継続的に加えているが、ロッド部分402に固定された固定部材411に対して軸部材413及び回転部材412は回転可能であり、また、回転部材412に固定された把持部405に対してフィンガー部材430が更に回転可能であるため、高速回転する棒材Wの後端部は、送り矢401によって自由回転可能に支持された状態となっている。
以上のような本実施形態の送り矢401(棒材給送装置)によれば、筒状の弾性体を必須としない構成であるため、そのような弾性体が損傷するという問題から根本的に解放される。
また、本件発明者は、円筒状の金属体432、462について、三つ割のスリット孔432s、462sの存在によって弾性変形可能であるため、棒材Wの後端部を弾性的に安定的に把持することができることを確認した。
更に、本件発明者は、円筒状の金属体432と把持部405との間の円筒ころベアリング433の抵抗を、十分に低く維持できることを確認した。これにより、当該両者間の回転と、チャックジョイント410の回転手段(具体的には円筒ころベアリング417)が許容する回転と、によって、棒材Wが高速回転する時でも当該棒材Wを安定的に支持して給送できることを確認した。
以上の第4実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置(送り矢401)においては、2つのフィンガー部材430(第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材)がそれぞれ筒状の金属体432、462を有しており、当該筒状の金属体432、462が、それぞれ、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔432t、462tと、当該貫通孔432t、462tから軸線方向に沿って前方端まで延びる周方向に均等に分布する3本の(三つ割の)スリット孔432s、462sと、を有している。しかしながら、2つのフィンガー部材430の各々が、筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有していてもよい(図1乃至図4に示す第1実施形態に係る棒材供給機の棒材給送装置(送り矢101)の参照)。この場合、2つのフィンガー部材430の各々において筒状の弾性体が筒状の金属体で覆われることになるため、筒状の弾性体に損傷が生じることが効果的に抑制される。一方、筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と棒材把持部材の把持部405との間の摺動抵抗は、円筒ころベアリング433等によって十分に低く維持できるため、当該両者間の回転と、チャックジョイント410の回転手段(具体的には円筒ころベアリング417)が許容する回転と、によって、棒材Wが高速回転する時でも当該棒材Wを安定的に支持して給送できる。すなわち、この場合においても、直径の異なる2種類の棒材について、これらを選択的に利用可能である。
あるいは、2つのフィンガー部材430(第1フィンガー部材及び第2フィンガー部材)の一方が、筒状の金属体を有していて、当該筒状の金属体が、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔と、当該貫通孔から軸線方向に沿って前方端まで延びる周方向に均等に分布する3本の(三つ割の)スリット孔と、を有しており、2つのフィンガー部材430の他方が、筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有していてもよい。この場合においても、直径の異なる2種類の棒材について、これらを選択的に利用可能である。
また、把持部405に設けられるフィンガー部材430の数は、2個に限定されず、3個以上であってもよい。この場合、直径の異なる3種類以上の棒材について、これらを選択的に利用可能である。
1 送り矢
2 ロッド部分
3 羽根部分
4 フィンガーチャック
C 無端チェーン
10 連結部材
30 円筒状弾性体
101 送り矢
102 ロッド部分
103 羽根部分
104 フィンガーチャック
105 把持部
105a 切頭円錐状開口
105b 連結部
105c 円筒状空間
105f フランジ部
110 チャックジョイント
111 固定部材
111a 前方開口部
112 回転部材
112a 中空円筒部
112f フランジ部
113 軸部材
114 ピン
115 後端拡大部
116 円環状肩部
117 鋼球
118 鋼球支持部
130 フィンガー部材
131 弾性体
131a 切頭円錐状開口
131c 内部空間
132 金属体
135 回転体の収容領域
201 送り矢
202 ロッド部分
203 羽根部分
204 フィンガーチャック
205 把持部
205a 切頭円錐状開口
205b 連結部
205c 円筒状空間
205f フランジ部
210 チャックジョイント
211 固定部材
211a 前方開口部
212 回転部材
212a 中空円筒部
212f フランジ部
213 軸部材
214 ピン
215 後端拡大部
216 円環状肩部
217 鋼球
218 鋼球支持部
230 フィンガー部材
232 金属体
232a 切頭円錐状開口
232c 内部空間
232s 対向スリット孔
232t 貫通孔
235 回転体の収容領域
301 送り矢
302 ロッド部分
303 羽根部分
304 フィンガーチャック
305 把持部
305a 切頭円錐状開口
305b 連結部
305c 円筒状空間
305f フランジ部
310 チャックジョイント
311 固定部材
312 回転部材
313 軸部材
317 円筒ころベアリング
319 雄螺子部
330 フィンガー部材
332 金属体
332a 切頭円錐状開口
332c 内部空間
332s 対向スリット孔
332t 貫通孔
333 円筒ころベアリング
335 円筒ころベアリング
401 送り矢
402 ロッド部分
403 羽根部分
404 フィンガーチャック
405 把持部
405a 切頭円錐状開口
405b 連結部
405c 円筒状空間
405f フランジ部
410 チャックジョイント
411 固定部材
412 回転部材
413 軸部材
417 円筒ころベアリング
419 雄螺子部
430 フィンガー部材
432 金属体
432a 切頭円錐状開口
432c 内部空間
432s 対向スリット孔
432t 貫通孔
433 円筒ころベアリング
435 円筒ころベアリング
440 スペーサ
462 金属体
462a 切頭円錐状開口
462c 内部空間
462s 対向スリット孔
462t 貫通孔
W 棒材
X−X 棒材給送軸線

Claims (4)

  1. 棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、
    棒材給送時に前進するロッド部分と、
    前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、
    を備え、
    切削加工時に回転する棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置
    において、
    前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、
    前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記棒材の後端部を把持するフィンガー部材と、を有しており、
    前記フィンガー部材は、前記棒材の後端部を把持する筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有しており、
    前記筒状の弾性体は、円筒状の弾性体であり、
    前記筒状の金属体は、円筒状の金属体である
    ことを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置。
  2. 第1直径を有する第1棒材または前記第1直径とは異なる第2直径を有する第2棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、
    棒材給送時に前進するロッド部分と、
    前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、
    を備え、
    切削加工時に回転する第1棒材または第2棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置
    において、
    前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、
    前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第1棒材の後端部を把持可能な第1フィンガー部材と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第2棒材の後端部を把持可能な第2フィンガー部材と、を有しており、
    前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の各々は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の金属体を有しており、各々の筒状の金属体は、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔と、当該貫通孔から軸線方向の前方端まで延びるスリット孔と、が設けられている
    ことを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置。
  3. 第1直径を有する第1棒材または前記第1直径とは異なる第2直径を有する第2棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、
    棒材給送時に前進するロッド部分と、
    前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、
    を備え、
    切削加工時に回転する第1棒材または第2棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置
    において、
    前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、
    前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第1棒材の後端部を把持可能な第1フィンガー部材と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第2棒材の後端部を把持可能な第2フィンガー部材と、を有しており、
    前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の各々は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有している
    ことを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置。
  4. 第1直径を有する第1棒材または前記第1直径とは異なる第2直径を有する第2棒材の後端部を把持する棒材把持部材と、
    棒材給送時に前進するロッド部分と、
    前記棒材把持部材を回転可能に支持するように前記棒材把持部材及びロッド部分の間に介装された連結部材と、
    を備え、
    切削加工時に回転する第1棒材または第2棒材を回転可能に支持する棒材供給機の棒材給送装置
    において、
    前記連結部材は、前記棒材把持部材を一体的に支持する回転部と、前記ロッド部分に連結された固定部と、前記回転部及び前記固定部を相対回転可能に連結する回転手段と、を有しており、
    前記棒材把持部材は、中空部を有する把持部と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第1棒材の後端部を把持可能な第1フィンガー部材と、当該把持部の当該中空部内に回転可能に収容され且つ前記第2棒材の後端部を把持可能な第2フィンガー部材と、を有しており、
    前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の一方は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の金属体を有しており、当該筒状の金属体は、軸線方向に垂直な方向に貫通する貫通孔と、当該貫通孔から軸線方向の前方端まで延びるスリット孔と、が設けられており、
    前記第1フィンガー部材及び前記第2フィンガー部材の他方は、前記第1棒材または前記第2棒材の後端部を把持する筒状の弾性体と、当該筒状の弾性体を覆う筒状の金属体と、を有している
    ことを特徴とする棒材供給機の棒材給送装置。
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