JP6935320B2 - Orthodontic bracket - Google Patents
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Description
本発明は、歯列矯正ブラケットに関する。 The present invention relates to an orthodontic bracket.
特許文献1に記載の歯列矯正ブラケットが知られている。歯列矯正ブラケットは、歯列の矯正時に歯に取り付けられる。歯列矯正ブラケットに掛け渡したアーチワイヤにより歯へ矯正力を付与することにより、歯を所望の位置、傾きとなるように歯列を矯正する。
The orthodontic bracket described in
特許文献1に記載の歯列矯正ブラケットは、アーチワイヤスロットを閉/開状態とするシャッタを有している。これにより、アーチワイヤスロットを開放してアーチワイヤを交換することができる。歯列の矯正の進行度合いに応じて最適なアーチワイヤを選択することにより、歯列の矯正を促進することができる。
The orthodontic bracket described in
このようなシャッタを有する歯列矯正ブラケットは可動部品を有する。可動部品に所望の動きをさせるためには高い寸法精度が要求されるので、歯列矯正ブラケットの製造が難しい。
そこで本発明は、製造が容易で安定的にシャッタを動作させやすい歯列矯正ブラケットを提供することを目的とする。
An orthodontic bracket with such a shutter has moving parts. It is difficult to manufacture orthodontic brackets because high dimensional accuracy is required to make the moving parts move as desired.
Therefore, an object of the present invention is to provide an orthodontic bracket that is easy to manufacture and that allows the shutter to operate stably.
上記目的を達成するために、本発明によれば以下が提供される。
下面が歯に直接または間接的に取り付けられ、上面にアーチワイヤを収容するアーチワイヤスロットが設けられたボディと、
前記ボディの上面に開閉方向へ移動可能に取り付けられ、前記アーチワイヤスロットを閉じる閉状態と前記アーチワイヤスロットを開ける開状態とにすることができるシャッタと、
上方へ付き出すように前記ボディに固定され、前記アーチワイヤスロットの開閉方向の移動範囲を規制して前記シャッタの前記ボディからの脱落を防止する抜止ピンと、
前記抜止ピンとは別体であり、前記シャッタを前記開状態または前記閉状態に維持する位置決め部材と、を有し、
前記シャッタの下面には、
前記開閉方向と交差する方向に向かって突き出した乗り越え突起と、
前記開閉方向について前記乗り越え突起よりも前記アーチワイヤスロットに遠い側に設けられた閉壁部と、
前記開閉方向について前記乗り越え突起よりも前記アーチワイヤスロットに近い側に設けられた開壁部と、が設けられており、
前記位置決め部材は、
前記開閉方向について前記抜止ピンよりも前記アーチワイヤスロット側に位置する接続部と、
前記接続部から延びて、前記接続部に対して弾性的に変位する位置決め片と、を有し、
前記シャッタを前記閉状態から前記開状態へ遷移させる際に、前記抜止ピンが前記接続部に当接して前記位置決め部材の前記ボディに対する前記アーチワイヤスロットから遠ざかる方向の変位を阻止しつつ、前記位置決め片が前記閉壁部から前記乗り越え突起を乗り越えて前記開壁部へ移動するように構成されている、歯列矯正ブラケット。
In order to achieve the above object, the following is provided according to the present invention.
A body whose lower surface is attached directly or indirectly to the teeth and has an arch wire slot on the upper surface for accommodating arch wires.
A shutter that is movably attached to the upper surface of the body in the opening / closing direction and can be in a closed state in which the arch wire slot is closed and an open state in which the arch wire slot is opened.
A retaining pin that is fixed to the body so as to protrude upward, regulates the movement range of the arch wire slot in the opening / closing direction, and prevents the shutter from falling off from the body.
It has a positioning member that is separate from the retaining pin and maintains the shutter in the open state or the closed state.
On the lower surface of the shutter
A climbing protrusion protruding in a direction intersecting the opening / closing direction,
With respect to the opening / closing direction, a closed wall portion provided on the side farther from the arch wire slot than the overhanging protrusion, and
An open wall portion provided on the side closer to the arch wire slot than the overhanging protrusion in the opening / closing direction is provided.
The positioning member is
With respect to the opening / closing direction, a connection portion located on the arch wire slot side of the retaining pin and
It has a positioning piece that extends from the connection and elastically displaces with respect to the connection.
When the shutter is transitioned from the closed state to the open state, the retaining pin abuts on the connection portion to prevent the positioning member from being displaced from the arch wire slot with respect to the body, and the positioning is performed. An orthodontic bracket configured such that a piece moves from the closed wall portion over the overhanging protrusion to the open wall portion.
本発明によれば、製造が容易で安定的にシャッタを動作させやすい歯列矯正ブラケットが提供される。 According to the present invention, there is provided an orthodontic bracket that is easy to manufacture and that allows the shutter to operate stably.
以下、本発明の実施形態に係る歯列矯正ブラケットを、図面を参照して説明する。
歯列の矯正時には、複数の歯列矯正ブラケットを複数の歯にそれぞれ取り付け、アーチワイヤをそれぞれの歯列矯正ブラケットに架け渡し、アーチワイヤにより正常な歯列となる方向へ歯に矯正力を与えることにより、歯列の矯正が行われる。
Hereinafter, the orthodontic bracket according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
At the time of orthodontic treatment, multiple orthodontic brackets are attached to each of the teeth, an arch wire is hung on each orthodontic bracket, and the arch wire gives orthodontic force to the teeth in the direction of normal orthodontics. As a result, orthodontics are performed.
<第一実施形態>
図1は第一実施形態に係る歯列矯正ブラケット1の閉状態を示す斜視図である。図2は、図1に示した歯列矯正ブラケット1の開状態を示す斜視図である。図1および図2に示すように、歯列矯正ブラケット1は、ボンディングベース2と、ボディ10と、シャッタ20とを有している。ボンディングベース2、ボディ10、シャッタ20は、セラミックス、金属、樹脂などから形成することができる。
<First Embodiment>
FIG. 1 is a perspective view showing a closed state of the
ボンディングベース2は、取り付けられる患者の歯面の形状に沿った底面を有する。ボンディングベース2は、患者の歯面に取り付けられる。なお、本実施形態においては、ボディ10は、ボンディングベース2の上面に固定されているが、ボディ10が患者の歯面に直接的に取り付けられていてもよい。ボディ10の下面は、ボンディングベース2の上面に固定されている。
The
なお、ボディ10の上面・下面は、実際の上下方向とは無関係である。本明細書においては、ボディ10の歯に直接的/間接的に取り付けられる面を下面と定義したに過ぎない。ボディ10の歯に取り付けられる面と反対側のシャッタ20が取り付けられる面を上面と定義したに過ぎない。歯列矯正ブラケット1が歯の外側(頬側)に取り付けられた状態では、下面は舌側に位置し、上面は頬側に位置する。本明細書においては、説明の便宜のために、ボディ10の上面、下面を基準に上下方向を定めることとする。
The upper and lower surfaces of the
ボディ10の上面には、アーチワイヤスロット11が設けられている。アーチワイヤスロット11は、図示せぬアーチワイヤを収容する溝である。アーチワイヤスロット11は上方に向かって開口している。歯列の矯正中は、このアーチワイヤスロット11内にアーチワイヤを収容し、アーチワイヤによって歯列矯正ブラケット1から歯へ矯正力を作用させる。
An
シャッタ20は、ボディ10の上面に移動可能に取り付けられている。シャッタ20は、図1に示すアーチワイヤスロット11の閉状態と、図2に示すアーチワイヤスロット11の開状態とにすることができる。なお、ここでいうアーチワイヤスロット11の閉状態とは、アーチワイヤスロット11に収容されたアーチワイヤがシャッタ20と干渉してアーチワイヤスロット11から抜け出すことがない状態を言う。同様に、アーチワイヤスロット11の開状態とは、アーチワイヤスロット11に収容されたアーチワイヤがシャッタ20と干渉することなくアーチワイヤスロット11から抜け出すことが可能な状態を言う。歯列の矯正中は閉状態とし、アーチワイヤを交換する際などに開状態とする。
The
図1および図2に示すように、シャッタ20は直線方向に移動可能である。以降の説明において、シャッタ20の移動方向を開閉方向と呼ぶ。図1および図2の右下に向かう方向を閉方向、左上に向かう方向を開方向と呼ぶ。シャッタ20は、その一部がアーチワイヤスロット11に臨む閉位置(図1)と、アーチワイヤスロット11よりも開方向に後退した開位置(図2)と、に位置することができる。図1に示した閉位置から開方向に向かってシャッタ20を移動させると開状態となる。図2に示した開位置から閉方向に向かってシャッタ20を移動させると閉状態となる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ボディ10の上面のうち、アーチワイヤスロット11よりも開閉方向の開側の部位に、一対のシャッタ案内壁部12が設けられている。一対のシャッタ案内壁部12は、開閉方向と交差する方向に向かい合うように設けられている。シャッタ20は、一対のシャッタ案内壁部12の間に開閉方向に移動可能に収容されている。シャッタ案内壁部12の上部は、シャッタ20の上面にオーバーハングしている。このシャッタ案内壁部12により、アーチワイヤスロット11に収容されたアーチワイヤからシャッタ20を上向きに押し上げる力が作用しても、シャッタ20がボディ10から離脱することがない。
A pair of shutter
ボディ10の上面のうち、アーチワイヤスロット11よりも開閉方向の閉側の部位に、閉位置規制部13が設けられている。閉位置規制部13は、シャッタ20が閉位置に位置したときに、シャッタ20のそれ以上の閉側への移動を規制する。
A closing
閉位置規制部13において、アーチワイヤスロット11の延びる方向における中央部に操作用凹部14が設けられている。図1に示す閉状態において、シャッタ20の閉側の端面の一部が操作用凹部14から閉方向に向かって露出されている。閉状態において、操作用凹部14を介して図示せぬツールの先端でシャッタ20の閉側の端面を開方向に向かって押圧することにより、シャッタ20を閉状態から開状態にすることができる。なお、図示の例とは異なり、開方向に押圧するツールの先端が引っかかるように、シャッタ20の上面に係合凹部を設けてもよい。
In the closed
図3は、閉状態における歯列矯正ブラケット1の断面図である。図3は、図1のIII−III線における断面図である。図4は、開状態における歯列矯正ブラケット1の断面図である。図4は、図2のIV−IV線における断面図である。図3および図4に示すように、歯列矯正ブラケット1は、抜止ピン30と位置決め部材40とを有している。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the
抜止ピン30は略円柱状の部材である。抜止ピン30はボディ10に設けられた貫通孔15を貫通し、ボディ10に変位不能に固定されている。抜止ピン30は、ボディ10に圧入されていてもよいし、接着剤などでボディ10に固着されていてもよい。抜止ピン30は、セラミックス、金属、樹脂などから形成できる。また、抜止ピン30の断面形状は、楕円、半円、多角形などであってもよい。また、抜止ピン30は内部が中空の円筒や角筒であってもよい。
The retaining
抜止ピン30の上部は、ボディ10の上面から上方に突出している。シャッタ20の下面には、シャッタ20の開閉方向の移動範囲を規制する溝21が設けられている。この溝21は、開閉方向に延びている。開閉方向の両端に抜止壁部22,23が設けられている。一対の抜止壁部22,23のうち、開閉方向の開側に位置する壁部を閉抜止壁部22と呼び、開閉方向の閉側に位置する壁部を開抜止壁部23と呼ぶ。
The upper portion of the retaining
図3に示すように、シャッタ20が閉位置よりも閉方向へ移動しようとすると、抜止ピン30が閉抜止壁部22に当接する。これにより、抜止ピン30がシャッタ20のそれ以上の閉方向への移動を阻止する。
図4に示すように、シャッタ20が開位置よりも開方向へ移動しようとすると、抜止ピン30が開抜止壁部23に当接する。これにより、抜止ピン30がシャッタ20のそれ以上の開方向への移動を阻止する。
As shown in FIG. 3, when the
As shown in FIG. 4, when the
図3および図4には位置決め部材40の接続部41の断面が示されている。図3および図4に示すように、開閉方向について、位置決め部材40の接続部41よりもアーチワイヤスロット11から離れた位置に、抜止ピン30が設けられている。開閉方向について、位置決め部材40の接続部41よりもアーチワイヤスロット11に近い位置に、移動規制壁部16が設けられている。移動規制壁部16はボディ10の上面に設けられている。移動規制壁部16は抜止ピン30と向かい合うように設けられている。接続部41は、開閉方向において抜止ピン30と移動規制壁部16とに挟まれている。位置決め部材40は、抜止ピン30と移動規制壁部16とによって開閉方向へのボディ10に対する相対変位が阻止されている。
3 and 4 show a cross section of the connecting
位置決め部材40について図5および図6を用いて詳細に説明する。図5は、閉状態の歯列矯正ブラケット1の上面図である。図5において、抜止ピン30や後述する位置決め部材40などが透視的に描かれている。図6は、開状態の図5と同様の図である。
The positioning
図5および図6に示すように、位置決め部材40は、抜止ピン30とは別体の部材である。位置決め部材40は、抜止ピン30に対して独立した部材である。位置決め部材40は、全体を金属バネで構成することが好ましい。位置決め部材40は、生体適合性の高いチタンなどの金属や合金、樹脂などで構成することが好ましい。
As shown in FIGS. 5 and 6, the positioning
位置決め部材40は、Ω状の弾性体である。位置決め部材40は、2つの位置決め片42と、接続部41とを有している。Ω状の位置決め部材40の両端が位置決め片42であり、2つの位置決め片42同士を接続する半円状の部位が接続部41である。
The positioning
接続部41は、開閉方向について抜止ピン30よりもアーチワイヤスロット11に近い側に位置している。位置決め片42は、接続部41に対して弾性変形可能である。位置決め片42は、開閉方向について抜止ピン30よりもアーチワイヤスロット11から遠い側に位置している。本実施形態において、位置決め部材40は、シャッタ20の下面と平行な面内で弾性的に変形する。位置決め片42は、接続部41に対して、シャッタ20の下面と平行な面内で、開閉方向と交差する方向に弾性変形する。また、シャッタ20が開閉方向に移動しても、位置決め部材40はボディ10に対して相対移動しない。
The connecting
シャッタ20の下面には、位置決め部材40の開閉方向に沿ったシャッタ20に対する相対変位を許容する空間が設けられている。シャッタの下面には乗り越え突起51と、閉壁部52と、開壁部53が設けられている。乗り越え突起51と、閉壁部52と、開壁部53とによって該位置決め部材40の相対変位を許容する空間が形成されている。
A space is provided on the lower surface of the
乗り越え突起51は、開閉方向と交差する方向に向かって突き出した突起である。本実施形態では、一対の乗り越え突起51が互いに向かって突き出ている。一対の乗り越え突起51の間に、抜止ピン30と位置決め部材40とが設けられている。
The overriding
閉壁部52は、開閉方向について乗り越え突起51よりもアーチワイヤスロット11から遠い側に設けられている。閉壁部52は、開閉方向に沿って延びている。閉壁部52は、乗り越え突起51の頂部51aよりもアーチワイヤスロット11から遠ざかった位置に設けられている。
The
開壁部53は、開閉方向について乗り越え突起51よりもアーチワイヤスロット11に近い側に設けられている。開壁部53は、開閉方向に沿って延びている。開壁部53は、乗り越え突起51の頂部51aよりもアーチワイヤスロット11に近い位置に設けられている。
The opening
図5に示す閉状態において、位置決め片42は乗り越え突起51よりも開閉方向の開側(アーチワイヤスロット11から遠い側)に位置し、位置決め片42は閉壁部52と向かい合っている。図6に示す開状態において、位置決め片42は乗り越え突起51よりも開閉方向の閉側(アーチワイヤスロット11に近い側)に位置し、位置決め片42は開壁部53と向かい合っている。
In the closed state shown in FIG. 5, the
図5および図6に示すように、乗り越え突起51は、頂部51aと、閉壁部52と頂部51aとを接続する第一壁部51bと、頂部51aと開壁部53とを接続する第二壁部51cとを有している。開壁部53と第二壁部51cのなす角度(>90°)は、第一壁部51bと閉壁部52のなす角度(およそ90°)よりも大きくされている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the overhanging
開壁部53と第二壁部51cのなす角度とは、シャッタ20の素材で埋められていない空間において測定される角度である。開壁部53と第二壁部51cのなす角度とは、位置決め部材40のシャッタ20に対する相対変位を許容する空間において開壁部53と第二壁部51cとがなす角度で定義される。同様に、第一壁部51bと閉壁部52のなす角度とは、シャッタ20の素材で埋められていない空間において測定される角度である。第一壁部51bと閉壁部52のなす角度とは、位置決め部材40のシャッタ20に対する相対変位を許容する空間において第一壁部51bと閉壁部52とがなす角度で定義される。
The angle formed by the
また開閉方向に交差する方向について、開壁部53および閉壁部52は乗り越え突起51の頂部51aよりも凹んだ部位の壁である。開壁部53および閉壁部52は平坦な壁で構成してもよいし、湾曲した壁であってもよい。開壁部53および閉壁部52は位置決め部材40の位置決め片42と接していなくてもよいが、位置決め部材40を僅かに弾性変形させた状態で接していることが好ましい。これにより、シャッタ20が開状態/閉状態において、位置決め部材40が振動することを防止できる。
Further, in the direction of intersection in the opening / closing direction, the
次に、図7を用いて、閉状態から開状態に遷移する際の各部材の挙動を説明する。
図7は閉状態から開状態へ遷移する様子を示す図である。図7は、シャッタ20、位置決め部材40、抜止ピン30を下方から見た様子を示している。図7の(a)は閉状態を示す図である。図7の(b)は位置決め片42が乗り越え突起51を乗り越える状態を示す図である。図7の(c)は位置決め片42が乗り越え突起51を乗り越えた直後の状態を示す図である。図7の(d)は開状態を示す図である。図7において、アーチワイヤスロット11の上方の領域をハッチングで示している。
Next, with reference to FIG. 7, the behavior of each member at the time of transition from the closed state to the open state will be described.
FIG. 7 is a diagram showing a transition from the closed state to the open state. FIG. 7 shows a state in which the
図7の(a)に示す閉状態の歯列矯正ブラケット1において、前述したように位置決め片42は、乗り越え突起51よりも開側に位置し、閉壁部52と向かい合っている。この状態において、ツールなどによってシャッタ20を開方向へ移動させる。
In the closed
すると、図7の(b)に示すように、シャッタ20は、位置決め部材40を弾性変形させて位置決め片42に位置決め突起を乗り越えさせようとする。以下に詳しく説明する。
Then, as shown in FIG. 7B, the
図示したように、シャッタ20の一対の乗り越え突起51の間の距離は、位置決め部材40の一対の位置決め片42の幅寸法より小さい。このため、シャッタ20を開方向へ移動させようとすると、乗り越え突起51の第一壁部51bが位置決め片42に当接し、シャッタ20を介して位置決め部材40にも開方向へ移動させようとする力が作用する。
As shown, the distance between the pair of overcoming
しかし上述したように、位置決め部材40の接続部41は、抜止ピン30よりもアーチワイヤスロット11に近い側に位置している。また、抜止ピン30はボディ10に対して固定されている。このため、位置決め部材40はシャッタ20に連れて開方向へ移動しようとしても、抜止ピン30が該移動を阻止し、位置決め部材40のボディ10に対する相対位置が維持される。
However, as described above, the connecting
すると位置決め部材40は、図7の(b)に示すように、乗り越え突起51によって一対の位置決め片42の幅寸法が縮むように弾性変形する。これにより、位置決め片42は閉壁部52から乗り越え突起51を乗り越えて開壁部53へ移動する。
Then, as shown in FIG. 7B, the positioning
このように、本実施形態の歯列矯正ブラケット1は、シャッタ20を閉状態から開状態へ遷移させる際に、抜止ピン30が接続部41に当接して位置決め部材40のボディ10に対するアーチワイヤスロット11から遠ざかる方向の変位を阻止しつつ、位置決め片42が閉壁部52から乗り越え突起51を乗り越えて開壁部53へ移動するように構成されている。
As described above, in the
図7の(c)に示すように、位置決め片42が乗り越え突起51の頂部51aを乗り越えると、位置決め片42は第二壁部51cに当接する。第二壁部51cは、開壁部53とゆるやかな角度で接続されている。このため、位置決め片42がその弾性復元力により第二壁部51cに力を作用させると、その反力によりシャッタ20部材は開方向へ移動しようとする。
As shown in FIG. 7 (c), when the
そして図7の(d)に示すように、シャッタ20が開方向へ移動し続けると、位置決め片42が開壁部53に向かい合う。また、抜止ピン30がシャッタ20の開抜止壁部23(図4参照)に当接し、それ以上のシャッタ20の開方向への移動が阻止される。
Then, as shown in FIG. 7D, when the
開状態から閉状態へ遷移させる際には、図7の(d)から(a)の順に状態が遷移する。図7の(d)に示す開状態においてシャッタ20を閉方向へ移動させようとすると、図7の(c)に示すように位置決め片42は第二壁部51cに当接する。この状態でさらにシャッタ20を閉方向へ移動させると、第二壁部51cが位置決め部材40を閉方向へ押す。しかし、位置決め部材40の接続部41は、ボディ10の上面に設けられた移動規制壁部16(図4参照)によって閉方向への移動が阻止されている。このため、位置決め部材40はシャッタ20の閉方向への移動に連れて閉方向に移動しない。このため、位置決め部材40は、第二壁部51cによって一対の位置決め片42が互いに近づくように弾性変形する。
When transitioning from the open state to the closed state, the states transition in the order of (d) to (a) in FIG. When the
図7の(c)の状態からさらにシャッタ20を閉方向へ移動させると、図7の(b)に示すように位置決め部材40の位置決め片42は乗り越え突起51の頂部51aを乗り越える。すると、図7の(a)に示すように位置決め片42は閉壁部52に向かいあい、閉状態へ遷移する。
When the
(効果)
本実施形態に係る歯列矯正ブラケットによれば、位置決め部材40が抜止ピン30とは別体として構成されている。位置決め部材40は、弾性変形して乗り越え突起51を乗り越える位置決め片42を有している。弾性変形する位置決め部材40とは別体で、抜止ピン30が構成されている。抜止ピン30は弾性変形しにくい材料で構成することができる。このため、抜止ピン30は、シャッタ20を閉状態とした際に強固に位置決め部材40を保持することができる。また、シャッタ20を開状態とする際に位置決め部材40がシャッタ20とともに移動しにくく、位置決め部材40の位置決め片42を弾性変形させやすい。位置決め部材40を狙った位置で狙った姿勢に弾性変形させることができ、シャッタ20を開状態から閉状態へ安定的に遷移させることができる。
(effect)
According to the orthodontic bracket according to the present embodiment, the positioning
また、開壁部53、閉壁部52および乗り越え突起51がシャッタ20に設けられている。シャッタ20は金型成形できるため、開壁部53、閉壁部52および乗り越え突起51を高い寸法精度および形状精度で作製しやすい。本実施形態の歯列矯正ブラケット1は、弾性変形する材料で作製される位置決め部材にこれらの部位を形成する場合に比べて、製造しやすい。
以上の理由により、本実施形態に係る歯列矯正ブラケット1は、製造が容易であり、かつ、安定的にシャッタ20を動作させやすい。
Further, the
For the above reasons, the
図3および図4に示したように、本実施形態に係る歯列矯正ブラケット1において、ボディ10の上面には、抜止ピン30と向かい合うように設けられた移動規制壁部16が設けられている。シャッタ20を開状態から閉状態へ遷移させる際に、移動規制壁部16が接続部41に当接して位置決め部材40のボディ10に対するアーチワイヤスロット11に近づく方向の変位を阻止しつつ、位置決め片42が開壁部53から乗り越え突起51を乗り越えて閉壁部52へ移動するように構成されている。
上記構成により、歯列矯正ブラケット1は、製造が容易であり、かつ、安定的にシャッタ20を動作させやすい。
As shown in FIGS. 3 and 4, in the
With the above configuration, the
図3および図4に示すように、本実施形態に係る歯列矯正ブラケット1において、位置決め部材40がボディ10に対して開閉方向に相対変位しないように、開閉方向について接続部41は抜止ピン30と移動規制壁部16で挟み込まれている。
開閉方向について位置決め部材40が常時移動不能とされているので、シャッタ20が移動しても位置決め部材40がつられて動かず、ボディ10に対する位置決め部材40の相対位置を維持しやすい。
As shown in FIGS. 3 and 4, in the
Since the positioning
図5および図6に示すように、本実施形態に係る歯列矯正ブラケット1において、位置決め部材40は、湾曲部が接続部41とされたΩ形状である。位置決め部材40がシンプルな形状であり、位置決め部材40を加工しやすい。
As shown in FIGS. 5 and 6, in the
図3および図4に示すように、本実施形態に係る歯列矯正ブラケット1において、シャッタ20の下面には、シャッタ20の開閉方向への移動時に抜止ピン30に当接してシャッタ20の移動範囲を規制する一対の抜止壁部22,23が、開閉方向に向かい合うように設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, in the
上述したように、抜止ピン30は位置決め部材40とは別体で構成されているため、抜止ピン30を弾性変形しにくい材料で形成できる。このため、シャッタ20に過剰な力が作用した際でも抜止ピン30が変形しにくく、シャッタ20のボディ10からの脱落を抑制しやすい。
As described above, since the retaining
図5および図6に示すように、本実施形態に係る歯列矯正ブラケット1において、開壁部53と第二壁部51cのなす角度は、第一壁部51bと閉壁部52のなす角度よりも大きくされている。図示の例では、開壁部53と第二壁部51cのなす角度は90°よりも大きく、第一壁部51bと閉壁部52のなす角度はおよそ90°である。
As shown in FIGS. 5 and 6, in the
つまり、開壁部53と第二壁部51cは大きな角度で交差している。図7の(d)に示す開状態において、意図せずに閉状態とする力がシャッタ20に作用しても、位置決め片42を第二壁部51cに沿って開壁部53に向かって戻すように、位置決め部材40の弾性復元力が作用する。これにより、操作者の意図によらずに閉状態になることが抑制されている。操作者が所定以上のストロークおよび荷重でシャッタ20を動かさない限り、シャッタ20が閉位置まで動くことがない。アーチワイヤの取り外し中や交換中に意図せずに操作者がシャッタ20に触れてしまったり、患者の唇が触れてしまったりなどして力を作用させてしまっても、十分な長さのストロークでシャッタ20を動かさない限り、開状態から閉状態に遷移することがない。このため、アーチワイヤの取り外しや交換など、アーチワイヤスロット11を開状態にする操作者の作業が容易にされている。
That is, the
また、開状態から閉状態に向かって位置決め片42が頂部51aを乗り越えた時に、シャッタ20を押す操作者が感じる反力の大きさが大きく変化する。操作者は、この反力の大きさの変化によって、閉状態に遷移したことを確認できる。このように、本実施形態の歯列矯正ブラケット1は、操作者に閉状態に遷移したことを知らせることができる。
Further, when the
一方で、歯に矯正力を作用させている間は、アーチワイヤスロット11からアーチワイヤが抜け出ることを防止したい。このため、意図せずにシャッタ20が閉状態から開状態になることは阻止したい。本実施形態の歯列矯正ブラケット1において、第一壁部51bは閉壁部52と小さい角度で交差している。シャッタ20を閉状態から開状態に遷移させる際に、位置決め片42に頂部51aを乗り越えさせるために大きな操作力が必要になる。シャッタ20を閉状態から開状態にする際に要求される操作力は、開状態から閉状態に遷移させる際に要求される操作力よりも大きくされている。
On the other hand, it is desired to prevent the arch wire from coming out of the
本実施形態の歯列矯正ブラケット1は、開状態から閉状態に遷移させる際には比較的弱い力でかつ比較的長いストロークの操作を要し、閉状態から開状態に遷移させる際には比較的短いストロークで強い力の操作を要する。このように、開状態から閉状態に遷移させる際と閉状態から開状態に遷移させる際とで異なる操作態様を要する構成としたことにより、歯列の矯正中にアーチワイヤが抜けにくく、かつ、ワイヤ交換時の作業が容易にされている。
The
また、本実施形態に係る歯列矯正ブラケット1において、位置決め部材40は、位置決め片42を少なくとも開閉方向に交差する方向に弾性変形可能に構成されている。図7の(c)に示すように、位置決め片42が第二壁部51cに当接された状態で、位置決め部材40は撓んだ状態とされている。位置決め部材40の弾性復元力によって、位置決め片42が第二壁部51cに沿って開壁部53まで移動する。
Further, in the
閉状態から開状態に遷移させる際には、位置決め片42が乗り越え突起51の頂部51aを乗り越えるに十分な荷重とストロークでシャッタ20を移動させれば、シャッタ20は位置決め部材40の弾性復元力により自然と開位置まで移動する。これにより、操作者がシャッタ20へ過剰な操作力を加えることを防止して、歯列矯正ブラケット1の破損、シャッタ20の破損による歯列矯正ブラケット1からの脱落、歯列矯正ブラケット1の歯面からの脱落を防止する。また、シャッタ20の操作に伴う患者の痛みも軽減することができる。
When transitioning from the closed state to the open state, if the
なお、上述した実施形態では、Ω形状の位置決め部材40を説明したが、位置決め部材40の形状はこの例に限られない。図8は、位置決め部材40A〜40Dの変形例1〜4を示す図である。
In the above-described embodiment, the Ω-shaped
図8の(a)は本発明の変形例1を示す図である。図8の(a)に示す位置決め部材40Aは、上述した実施形態のΩ形状の位置決め部材40Aの一対の位置決め片42がブリッジ部43で接続されたものである。ブリッジ部43と接続部41とにより抜止ピン30が包囲されている。ブリッジ部43は開閉方向と交差する方向に延びている。ブリッジ部43は、その長手方向の中央が抜止ピン30から離間するように突出している。位置決め部材40Aはブリッジ部43の中央を中心にブリッジ部43が折り畳むように弾性変形する。ブリッジ部43の太さや形状を調整することにより、位置決め部材40Aの曲げやすさを調整しやすい。これにより、操作者がシャッタ20を移動させる際に要する操作力を最適化しやすい。
FIG. 8A is a diagram showing a
図8の(b)は本発明の変形例2を示す図である。図8の(b)に示す位置決め部材40Bはコイルスプリングである。コイルスプリングの両端が位置決め片42になる。上述した実施形態の位置決め部材40は金属板の打ち抜き加工により形成されていたが、本変形例のように金属線を加工して位置決め部材40Bを形成してもよい。
FIG. 8B is a diagram showing a
図8の(c)は本発明の変形例3を示す図である。図8の(c)に示す位置決め部材40Cにおいて、一対の位置決め片42Bの先端が一度外側に膨らんだ後に内側に折り返されている。位置決め片42Bの屈曲部44Bがシャッタ20の開壁部53、乗り越え突起51、閉壁部52に沿って移動する。この際に、金属材料を切り落とした端部がシャッタ20に当接しないので、位置決め片42がシャッタ20に引っかかることがない。このため、シャッタ20部材をより円滑に移動させやすい。
FIG. 8C is a diagram showing a modification 3 of the present invention. In the positioning member 40C shown in FIG. 8C, the tips of the pair of
上述した実施形態においては、位置決め部材40が一対の位置決め片42を有し、シャッタ20がそれぞれ一対の開壁部53、一対の乗り越え突起51、一対の閉壁部52を有する構成を説明した。本発明はこれに限られない。図8の(d)は本発明の変形例4を示す図である。図8の(d)に示すように、位置決め部材40Dが単一の位置決め片42を有する構成としてもよい。この場合、シャッタ20Dにもそれぞれ単一の開壁部53、乗り越え突起51、閉壁部52が設けられる。
In the above-described embodiment, the configuration in which the
このような構成によれば、シャッタ20Dや位置決め部材40Dの形状がシンプルになり、製造が容易になる。また、一対の位置決め片42どうしの弾性復元力ではなく、単一の位置決め片42の弾性復元力を考慮して、操作者に求められる操作力を設計できる。これにより、歯列矯正ブラケットの設計が容易になる。
According to such a configuration, the shapes of the
また、上述した実施形態においては、第一壁部51bと開閉方向のなす角度が第二壁部51cと開閉方向のなす角度よりも小さく構成されたシャッタ20を説明したが、本発明はこれに限られない。
図9は、本発明の変形例5を示す図である。図9は、(a)の閉状態から(d)の開状態に遷移する様子を順に示している。図9に示すように、変形例5のシャッタ20Eにおいて、第一壁部51bEと開閉方向のなす角度θ1が第二壁部51cEと開閉方向のなす角度θ2よりも小さく構成されている。
Further, in the above-described embodiment, the
FIG. 9 is a diagram showing a modified example 5 of the present invention. FIG. 9 shows in order the transition from the closed state of (a) to the open state of (d). As shown in FIG. 9, in the
また、上述した実施形態では、第一壁部51bと閉壁部52とが屈曲して接続され、第二壁部51cと開壁部53とが屈曲して接続される例を説明したが、本発明はこれに限られない。
図10は、本発明の変形例6を示す図である。図10は、(a)の閉状態から(d)の開状態に遷移する様子を順に示している。図10に示すように、変形例6のシャッタ20Fにおいて、第一壁部51bFと閉壁部52Fとが屈曲することなく連続し、第二壁部51cFと開壁部53Fとが屈曲して接続されている。本変形例では、頂部51aFよりも開側が平坦な壁部として第一壁部51bFと閉壁部52Fとが構成されている。
図示した例とは異なり、第一壁部と閉壁部とが屈曲して接続され、第二壁部と開壁部とが屈曲することなく連続していてもよい。あるいは、第一壁部と閉壁部とが屈曲することなく連続し、第二壁部と開壁部とも屈曲することなく連続していてもよい。
Further, in the above-described embodiment, an example has been described in which the
FIG. 10 is a diagram showing a modification 6 of the present invention. FIG. 10 shows in order the transition from the closed state of (a) to the open state of (d). As shown in FIG. 10, in the
Unlike the illustrated example, the first wall portion and the closed wall portion may be bent and connected, and the second wall portion and the open wall portion may be continuous without bending. Alternatively, the first wall portion and the closed wall portion may be continuous without bending, and the second wall portion and the open wall portion may be continuous without bending.
なお、上述の実施形態では、位置決め部材の全体を金属で構成する例を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば接続部をセラミックス、位置決め片を金属で構成し、接続部に対して位置決め片が弾性変形可能に、位置決め部材を構成してもよい。 In the above-described embodiment, an example in which the entire positioning member is made of metal has been described, but the present invention is not limited to this. For example, the connecting portion may be made of ceramics and the positioning piece may be made of metal, and the positioning member may be formed so that the positioning piece can be elastically deformed with respect to the connecting portion.
1 歯列矯正ブラケット
2 ボンディングベース
10 ボディ
11 アーチワイヤスロット
12 シャッタ案内壁部
13 閉位置規制部
14 操作用凹部
15 貫通孔
16 移動規制壁部
20,20D,20E,20F シャッタ
21 溝
22 閉抜止壁部(抜止壁部)
23 開抜止壁部(抜止壁部)
30 抜止ピン
40,40A,40B,40C,40D 位置決め部材
41 接続部
42,42B 位置決め片
43 ブリッジ部
44B 屈曲部
51 乗り越え突起
51a 頂部
51b,51bE,51bF 第一壁部
51c,51cE,51cF 第二壁部
52 閉壁部
53 開壁部
1
23 Opening and retaining wall (removal wall)
30
Claims (7)
前記ボディの上面に開閉方向へ移動可能に取り付けられ、前記アーチワイヤスロットを閉状態と前記アーチワイヤスロットを開状態とにすることができるシャッタと、
上方へ付き出すように前記ボディに固定され、前記シャッタの開閉方向の移動範囲を規制して前記シャッタの前記ボディからの脱落を防止する抜止ピンと、
前記抜止ピンとは別体であり、前記シャッタを前記開状態または前記閉状態に維持する位置決め部材と、を有し、
前記シャッタの下面には、
前記開閉方向と交差する方向に向かって突き出した乗り越え突起と、
前記開閉方向について前記乗り越え突起よりも前記アーチワイヤスロットに遠い側に設けられた閉壁部と、
前記開閉方向について前記乗り越え突起よりも前記アーチワイヤスロットに近い側に設けられた開壁部と、が設けられており、
前記位置決め部材は、
前記開閉方向について前記抜止ピンよりも前記アーチワイヤスロット側に位置する接続部と、
前記接続部から延びて、前記接続部に対して弾性的に変位する位置決め片と、を有し、
前記シャッタを前記閉状態から前記開状態へ遷移させる際に、前記抜止ピンが前記接続部に当接して前記位置決め部材の前記ボディに対する前記アーチワイヤスロットから遠ざかる方向の変位を阻止しつつ、前記位置決め片が前記閉壁部から前記乗り越え突起を乗り越えて前記開壁部へ移動するように構成されている、歯列矯正ブラケット。 A body whose lower surface is attached directly or indirectly to the teeth and has an arch wire slot on the upper surface for accommodating arch wires.
A shutter that is movably attached to the upper surface of the body in the opening / closing direction and can open the arch wire slot and the arch wire slot in the open state.
A retaining pin that is fixed to the body so as to protrude upward, regulates the movement range of the shutter in the opening / closing direction, and prevents the shutter from falling off from the body.
It has a positioning member that is separate from the retaining pin and maintains the shutter in the open state or the closed state.
On the lower surface of the shutter
A climbing protrusion protruding in a direction intersecting the opening / closing direction,
With respect to the opening / closing direction, a closed wall portion provided on the side farther from the arch wire slot than the overhanging protrusion, and
An open wall portion provided on the side closer to the arch wire slot than the overhanging protrusion in the opening / closing direction is provided.
The positioning member is
With respect to the opening / closing direction, a connection portion located on the arch wire slot side of the retaining pin and
It has a positioning piece that extends from the connection and elastically displaces with respect to the connection.
When the shutter is transitioned from the closed state to the open state, the retaining pin abuts on the connection portion to prevent the positioning member from being displaced from the arch wire slot with respect to the body, and the positioning is performed. An orthodontic bracket configured such that a piece moves from the closed wall portion over the overhanging protrusion to the open wall portion.
前記シャッタを前記開状態から前記閉状態へ遷移させる際に、前記移動規制壁部が前記接続部に当接して前記位置決め部材の前記ボディに対する前記アーチワイヤスロットに近づく方向の変位を阻止しつつ、前記位置決め片が前記開壁部から前記乗り越え突起を乗り越えて前記閉壁部へ移動するように構成されている、請求項1に記載の歯列矯正ブラケット。 On the upper surface of the body, a movement restricting wall portion provided so as to face the retaining pin is provided.
When the shutter is transitioned from the open state to the closed state, the movement restricting wall portion abuts on the connection portion to prevent the positioning member from being displaced with respect to the body in the direction of approaching the arch wire slot. The orthodontic bracket according to claim 1, wherein the positioning piece is configured to move from the open wall portion over the overhanging protrusion to the closed wall portion.
頂部と、
前記閉壁部と前記頂部とを接続する第一壁部と、
前記頂部と前記開壁部とを接続する第二壁部とを有し、
前記開壁部と前記第二壁部のなす角度は、前記第一壁部と前記閉壁部のなす角度よりも大きくされている、請求項1に記載の歯列矯正ブラケット。 The overcoming protrusion is
With the top
A first wall portion connecting the closed wall portion and the top portion,
It has a second wall portion that connects the top portion and the open wall portion.
The orthodontic bracket according to claim 1, wherein the angle formed by the open wall portion and the second wall portion is larger than the angle formed by the first wall portion and the closed wall portion.
前記位置決め片が前記第二壁部に当接された状態で、前記位置決め部材は撓んだ状態とされており、
前記位置決め部材の弾性復元力によって、前記位置決め片が前記第二壁部に沿って前記開壁部まで移動する、請求項6に記載の歯列矯正ブラケット。 The positioning member is configured to be elastically deformable in a direction in which the positioning piece intersects at least in the opening / closing direction.
The positioning member is in a bent state when the positioning piece is in contact with the second wall portion.
The orthodontic bracket according to claim 6, wherein the positioning piece moves along the second wall portion to the open wall portion by the elastic restoring force of the positioning member.
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