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JP6936082B2 - 二酸化炭素施用装置 - Google Patents
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JP6936082B2 - 二酸化炭素施用装置 - Google Patents

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Description

本開示は、二酸化炭素施用装置に関する。
園芸植物の収率及び品質を向上させるため、二酸化炭素を農業用ハウス内に施用する二酸化炭素施用装置が公知である。一方で、農業用ハウスには、夜間の気温低下を防止するための加温機が設けられる。加温機は、重油や灯油等を燃焼して温風を農業用ハウスに供給する。
そこで、加温機から発生する燃焼排ガス中の二酸化炭素を回収及び貯留し、任意のタイミングで二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置が考案されている(特許文献1参照)。
この二酸化炭素施用装置では、燃焼排ガスを液体貯留タンク内の液体に通過させて冷却した後に、吸着タンクによって燃焼排ガス中の二酸化炭素を吸着する。
吸着タンクに吸着された二酸化炭素は、例えば昼間に吸着タンクから脱離され、農業用ハウス内に施用される。
特開2015−142531号公報
上記二酸化炭素施用装置では、燃焼排ガスを液体貯留タンク内の液体に通過させて吸着タンク又は農業用ハウス内に送るために、燃焼排ガスを吸引し、液体貯留タンクを通過した燃焼排ガスを農業用ハウス内に導く機器(いわゆる吸引器)が設けられる。この吸引器によって、燃焼排ガスが液体貯留タンク内でバブリングされ、吸着タンクに供給される。
しかし、液体貯留タンクにおける燃焼排ガスのバブリングによって、液体の一部が燃焼排ガスと共に吸引器に吸い上げられることがある。液体の吸い上げは、吸引器の故障の原因となる。
本開示の一局面は、液体貯留タンク内の液体の吸い上げを抑制できる二酸化炭素施用装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置である。二酸化炭素施用装置は、液体を貯留し、燃焼排ガスが液体中を通過するように構成された少なくとも1つの液体貯留タンクと、燃焼排ガスを少なくとも1つの液体貯留タンクに取り込む取込流路と、液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に供給するように構成された供給流路と、供給流路に設けられ、液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に導く機器と、を備える。取込流路は、少なくとも1つの液体貯留タンク内の液体中に燃焼排ガスを放出する取込配管を有する。少なくとも1つの液体貯留タンクは、液体中に配置されたガイドを有する。ガイドは、取込配管の開口端から放出される燃焼排ガスが衝突する衝突部を有する。
このような構成によれば、ガイドの衝突部によって、取込配管から放出される燃焼排ガスの勢いが低減される。そのため、バブリングによる液体の跳ね上がり高さが小さくなる。その結果、吸引器による液体の吸い上げが抑制される。また、液体貯留タンク内の液体の減少が抑えられる。
本開示の一態様では、取込配管は、液体中において鉛直方向下方から上方に向かって燃焼排ガスを放出してもよい。少なくとも1つの液体貯留タンクは、ガイドとして、取込配管の開口端と対向して配置されるプレートを有してもよい。このような構成によれば、比較的簡潔な構成によって、液体貯留タンク内にガイドを設けることができる。
本開示の一態様では、プレートは、衝突部と、衝突部の周囲に配置される整流部と、を有してもよい。衝突部は、無孔であってもよい。整流部には、複数の貫通孔が設けられてもよい。このような構成によれば、衝突部に衝突した燃焼排ガスが整流部の複数の貫通孔を通過することで整流される。その結果、バブリングの高さをより小さくできる。また、液体中を流動する燃焼排ガスが小さい体積の気泡に分割されるので、燃焼排ガスと液体との接触面積が増大する。その結果、燃焼排ガスの冷却効果が高められる。
本開示の一態様では、プレートは、衝突部と、衝突部の周囲に配置される整流部と、を有してもよい。また、整流部には、衝突部を燃焼排ガスが通過する際の通過抵抗は、整流部を燃焼排ガスが通過する際の通過抵抗よりも大きくてもよい。このような構成によっても、整流部によってバブリングの高さをより小さくできる。
本開示の一態様では、取込配管は、液体中において鉛直方向上方から下方に向かって燃焼排ガスを放出してもよい。少なくとも1つの液体貯留タンクは、衝突部としての底面と、液体中に配置され、取込配管が厚み方向に挿通されるプレートと、を有してもよい。また、プレートには、複数の貫通孔が設けられてもよい。このような構成によれば、取込配管を液体貯留タンクに配置できるので、液体貯留タンクの外側に取込配管が突出しない。そのため、液体貯留タンクの設置が容易となる。
本開示の一態様では、少なくとも1つの液体貯留タンクは、ガイドとして、取込配管の開口端を塞ぐプレートを有してもよい。また、取込配管の側壁のうち液体中に配置された部分には、複数の貫通孔が設けられてもよい。このような構成によれば、取込配管と液体貯留タンクとの接続箇所の設計自由度が高められる。
図1は、実施形態における二酸化炭素施用装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図2は、図1の二酸化炭素施用装置の液体貯留タンク及び取込配管を示す模式図である。 図3Aは、図2の液体貯留タンクが有するプレートを示す模式的な斜視図であり、図3Bは、図3Aとは異なる実施形態のプレートを示す模式的な斜視図である。 図4は、図2とは異なる実施形態における液体貯留タンク及び取込配管を示す模式図である。 図5は、図2及び図4とは異なる実施形態における液体貯留タンク及び取込配管を示す模式図である。 図6は、図2、図4及び図5とは異なる実施形態における液体貯留タンク及び取込配管を示す模式図である。 図7は、図1とは異なる実施形態における二酸化炭素施用装置を示す模式図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す二酸化炭素施用装置1は、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を回収し、農業用ハウス内に供給するための装置である。二酸化炭素施用装置1は、農業用ハウスの内部又は外部に配置される。
二酸化炭素施用装置1は、燃焼装置2と、第1液体貯留タンク3と、第2液体貯留タンク4と、ブロワ5と、吸着タンク6と、制御部7とを備える。
また、二酸化炭素施用装置1は、排ガス流路10と、第1取込流路11と、冷却空気流路12と、第2取込流路13と、施用空気流路14と、供給流路15とを備える。
<燃焼装置>
燃焼装置2は、主に夜間、重油や灯油等の燃料を燃焼させ、農業用ハウス内の空気を温める装置である。燃焼排ガスは、煙突である排ガス流路10を介して農業用ハウス外に排出される。
<第1液体貯留タンク>
第1液体貯留タンク3は、燃焼装置2から発生した燃焼排ガスの一部を液体Lによって冷却及び浄化するための装置である。
第1液体貯留タンク3は、内部に液体Lを貯留している。また、第1液体貯留タンク3は、燃焼装置2で発生した燃焼排ガスを取り込み、取り込んだ燃焼排ガスが液体L中を通過するように構成されている。燃焼排ガスは、液体Lとの熱交換により冷却されると共に、液体Lに含まれる化合物によって含有する成分の一部が取り除かれる。なお、第1液体貯留タンク3内に貯留されている液体Lの体積は、第1液体貯留タンク3の容積よりも小さい。
具体的には、第1液体貯留タンク3には、第1取込流路11が接続されており、第1取込流路11から液体L中に燃焼排ガスが供給される。第1取込流路11は、排ガス流路10に接続され、燃焼排ガスを取り込んでいる。第1取込流路11内には、第1液体貯留タンク3内の液面と同じ位置まで液体Lが進入している。
第1取込流路11は、取込配管11Aを有する。取込配管11Aは、第1液体貯留タンク3内の液体L中に燃焼排ガスを放出する。取込配管11A内には、第1液体貯留タンク3内の液面と同じ位置まで液体Lが進入している。
本実施形態では、取込配管11Aの端部は、第1液体貯留タンク3の底面に接続されている。具体的には、取込配管11Aの開口端が、第1液体貯留タンク3の底面に設けられた開口に接続されている。取込配管11Aは、液体L中において鉛直方向下方から上方に向かって燃焼排ガスを放出する。
液体L中に供給された燃焼排ガスは、液体L中を気泡となって浮上する。つまり、バブリングが行われる。液体L中を通過した燃焼排ガスは、第2取込流路13によって、第2液体貯留タンク4に取り込まれる。
第1液体貯留タンク3に貯留される液体Lとしては、燃焼排ガス中に含まれる硫化物や窒化物等の有害物質を除去できるものが好ましい。例えば、硫化物や窒化物と反応する化合物の水溶液が液体Lとして好適に使用できる。
第1液体貯留タンク3は、図2に示すように、燃焼排ガスの流れを調整するガイドとしてのプレート31を有する。プレート31は、液体L中に、取込配管11Aの開口端と対向して配置されている。
具体的には、プレート31は、板面が水平方向となる向き(つまり第1液体貯留タンク3の底面と平行となる向き)で、第1液体貯留タンク3の底面と離間した位置に配置されている。また、プレート31の平面形状は、第1液体貯留タンク3の内部の断面形状と一致する。つまり、プレート31は、第1液体貯留タンク3を上下方向に仕切るように配置されている。
本実施形態では、第1液体貯留タンク3は円筒状である。そのため、プレート31は、図3Aに示すように、直径が第1液体貯留タンク3の内径と等しい円盤である。また、プレート31は、衝突部31Aと、衝突部31Aの周囲に配置された整流部31Bとを有する。
図3Aの衝突部31Aは、取込配管11Aの開口端と対向し、取込配管11Aの開口端から放出される燃焼排ガスが衝突する無孔の面である。整流部31Bには、複数の貫通孔31Cが設けられている。各貫通孔31Cの径は、取込配管11Aの内径よりも小さく、例えば1mm以上10mm以下である。
本実施形態では、取込配管11Aは、第1液体貯留タンク3の底面の中央に接続されている。そのため、衝突部31Aはプレート31の中央部分に設けられ、衝突部31Aの周囲を取り囲むように整流部31Bが設けられている。
ただし、取込配管11Aは、必ずしも底面の中央に接続される必要はなく、任意の位置に接続可能である。衝突部31Aの位置は、取込配管11Aの開口端の位置に合わせて適宜設計される。また、衝突部31Aの面積は、取込配管11Aの開口端の面積以上が好ましい。
取込配管11Aから液体L中に放出された燃焼排ガスは、プレート31の衝突部31Aに衝突することで流れの向きが変えられ、整流部31Bに向かって流動する。その後、燃焼排ガスは、整流部31Bの複数の貫通孔31Cを通って、細かく分割されながら液体L中を上方に移動し、液体Lから飛び出す。なお、図2中の矢印は、燃焼排ガスの流れを表している。
また、第1液体貯留タンク3には、図1に示すように、排水路17が設けられている。排水路17は、液体Lの液位が上昇した際に、液圧によって液体Lを第1液体貯留タンク3の外部に排出することで、液体Lの液位を一定に保つための流路である。
本実施形態では、排水路17には、チャッキ弁(つまり逆止弁)17Aが設けられている。なお、液体Lの液位の上昇に合わせて液体Lを排出できる構成であれば、必ずしも排水路17にチャッキ弁17Aが設けられる必要は無い。
さらに、第1液体貯留タンク3には、液体Lを冷却するための冷却空気流路12が接続されている。冷却空気流路12は、冷却空気を液体L中に供給することで、液体Lを冷却する冷却機構である。冷却空気流路12は、冷却配管12Aと開閉弁12Bとを有する。
冷却配管12Aは、一方の端部が第1液体貯留タンク3内の液体L中に配置されている。冷却配管12Aの他方の端部は、図示しない冷却空気の供給源に接続されている。
開閉弁12Bは、冷却配管12A内に取り付けられている。開閉弁12Bは、冷却配管12Aによる冷却空気の供給時に開けられる。開閉弁12Bは、例えばソレノイド弁を用いることができる。
第1液体貯留タンク3内の液体L中に供給された冷却空気は、第2取込流路13によって、第2液体貯留タンク4内の液体L中に供給される。つまり、冷却空気流路12から供給される冷却空気は、第1液体貯留タンク3内の液体Lと第2液体貯留タンク4内の液体Lとを冷却する。
<第2液体貯留タンク>
第2液体貯留タンク4は、第1液体貯留タンク3を通過した燃焼排ガスを再度冷却及び浄化するための装置である。つまり、二酸化炭素施用装置1は、燃焼排ガスを2段階で冷却及び浄化する。
第2液体貯留タンク4は、内部に第1液体貯留タンク3と同様の液体Lを貯留している。また、第2液体貯留タンク4は、第1液体貯留タンク3の液体L中を通過した燃焼排ガスを取り込み、取り込んだ燃焼排ガスが液体L中を通過するように構成されている。
具体的には、第2液体貯留タンク4には、第2取込流路13が接続されており、第2取込流路13から液体L中に燃焼排ガスが取り込まれる。液体Lを通過した燃焼排ガスは、供給流路15によって、吸着タンク6に供給される。第2液体貯留タンク4には、第1液体貯留タンク3と同様のプレート(図示省略)及び排水路17が設けられている。なお、第2取込流路13の取込配管13A内には、第2液体貯留タンク4内の液面と同じ位置まで液体Lが進入している。
供給流路15は、液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側の吸着タンク6を介して農業用ハウス内又は農業ハウス外に供給するように構成されている。供給流路15は、第1供給配管15Aと、第2供給配管15Bと、排出流路16とを有する。第1供給配管15Aは、第2液体貯留タンク4内の液面よりも上方の空間に一方の端部が配置されている。第1供給配管15Aの他方の端部は、第2供給配管15Bと、後述する施用配管14Aとに接続されている。
<ブロワ>
ブロワ5は、供給流路15に設けられ、第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4の液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に導くように構成された機器である。本実施形態では、ブロワ5は、燃焼排ガスを吸着タンク6、農業用ハウス内及び農業用ハウス外に供給する。ブロワ5は、供給流路15の第2供給配管15Bに配置されている。
二酸化炭素の吸着工程では、ブロワ5の運転により、第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4内が負圧となり、燃焼装置2で発生した燃焼排ガスが第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4を経由して吸着タンク6に圧送される。
<吸着タンク>
吸着タンク6は、燃焼排ガス中の二酸化炭素を吸着する吸着材が内部に配置されている。二酸化炭素の吸着工程では、ブロワ5によって供給された燃焼排ガス中の二酸化炭素が吸着材によって吸着される。吸着材としては、例えば活性炭、ゼオライト等の多孔質材料などが使用できる。
一方、二酸化炭素の施用工程では、施用空気流路14から施用空気が吸着タンク6内に
供給され、吸着材から二酸化炭素が脱離する。脱離した二酸化炭素は、排出流路16を介して農業用ハウス内に施用される。
なお、本実施形態では、施用空気流路14は供給流路15に接続されている。具体的には、施用空気流路14と供給流路15とは第2供給配管15Bを共有している。また、施用空気流路14は、施用配管14Aと、開閉弁14Bとを有する。
施用配管14Aは、一方の端部が第2供給配管15Bに接続されている。施用配管14Aの他方の端部は、大気に開放している。開閉弁14Bは、施用配管14A内に取り付けられている。開閉弁14Bは、施用配管14Aによる施用空気の供給時に開けられる。開閉弁14Bは、例えばソレノイド弁を用いることができる。
施用配管14Aから流入した施用空気の流入圧力は、第2液体貯留タンク4の液面を押し下げる圧力よりも小さいため、施用空気は供給流路15に導かれる。
<制御部>
制御部7は、二酸化炭素施用装置1の運転を制御する装置である。具体的には、制御部7は、ブロワ5の運転及び停止の制御、ソレノイド弁の開閉の制御等を行う。
[1−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)プレート31の衝突部31Aによって、取込配管から放出される燃焼排ガスの勢いが低減される。そのため、バブリングによる液体Lの跳ね上がり高さが小さくなる。その結果、ブロワ5による液体Lの吸い上げが抑制される。また、液体貯留タンク内の液体の減少が抑えられる。
(1b)ガイドとしてプレート31を用いることで、比較的簡潔な構成によって、ブロワ5による液体Lの吸い上げが抑制できる。
また、取込配管を液体貯留タンクの外側に配置することで、外気によって取込配管内の燃焼排ガスを冷却できる。
(1c)プレート31の衝突部31Aに衝突した燃焼排ガスが整流部31Bの複数の貫通孔31Cを通過することで整流される。その結果、バブリングの高さをより小さくできる。また、液体L中を流動する燃焼排ガスが小さい体積の気泡に分割されるので、燃焼排ガスと液体Lとの接触面積が増大する。その結果、燃焼排ガスの冷却効果が高められる。
[2.第2実施形態]
[2−1.構成]
図4は、第2実施形態の二酸化炭素施用装置における第1液体貯留タンク3Aと取込配管11Bとを示す図である。第2実施形態の二酸化炭素施用装置において、第1液体貯留タンク3Aと取込配管11B以外の構成については図1の二酸化炭素施用装置1と同様であるため、これらの構成の説明は省略する。
第1液体貯留タンク3Aは、第1取込流路11が有する取込配管11Bの配置と、ガイドの構成とを除いて、図1の二酸化炭素施用装置1における第1液体貯留タンク3と同様の構成である。
本実施形態では、取込配管11Bは、第1液体貯留タンク3A内で鉛直方向上方から下方に向かって延伸しており、液体L中において鉛直方向上方から下方に向かって燃焼排ガスを放出する。つまり、取込配管11Bの開口端は、第1液体貯留タンク3Aの底面33
と対向するように配置されている。
したがって、本実施形態では、第1液体貯留タンク3Aの底面33がガイドの衝突部を構成している。また、第1液体貯留タンク3Aは、液体L中に配置され、取込配管11Bが厚み方向に挿通されるプレート32を有する。
プレート32は、板面が水平方向となる向き(つまり第1液体貯留タンク3Aの底面33と平行となる向き)で、第1液体貯留タンク3Aの底面33と離間した位置に配置されている。また、プレート32の平面形状は、第1液体貯留タンク3Aの内部の断面形状と一致する。つまり、プレート32は、第1液体貯留タンク3Aを上下方向に仕切るように配置されている。
プレート32には、複数の貫通孔が設けられている。プレート32は、複数の貫通孔により、取込配管11Bの周囲に燃焼排ガスを細かく分割しつつ上方に移動させる整流部を形成している。
取込配管11Bの開口端から放出された燃焼排ガスは、第1液体貯留タンク3Aの底面33に衝突し、その後プレート32の複数の貫通孔を通過して液体L中を上方に移動し、液体Lから飛び出す。
[2−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)第1液体貯留タンク3Aの底面33によって、取込配管11Bから放出される燃焼排ガスの勢いが低減される。そのため、バブリングによる液体Lの跳ね上がり高さが小さくなる。
(2b)取込配管11Bが第1液体貯留タンク3A内に配置されるので、第1液体貯留タンク3Aの外側に取込配管11Bが突出しない。そのため、第1液体貯留タンク3Aの設置が容易となる。
(2c)燃焼排ガスがプレート32の複数の貫通孔を通過することで整流される。その結果、バブリングの高さをより小さくできる。また、液体L中を流動する燃焼排ガスが小さい体積の気泡に分割されるので、燃焼排ガスと液体Lとの接触面積が増大する。
[3.第3実施形態]
[3−1.構成]
図5は、第3実施形態の二酸化炭素施用装置における第1液体貯留タンク3Bと取込配管11Cとを示す図である。第3実施形態の二酸化炭素施用装置において、第1液体貯留タンク3Bと取込配管11C以外の構成については図1の二酸化炭素施用装置1と同様であるため、これらの構成の説明は省略する。
第1液体貯留タンク3Bは、第1取込流路11が有する取込配管11Cの構成と、ガイドの構成とを除いて、図1の二酸化炭素施用装置1における第1液体貯留タンク3と同様の構成である。
本実施形態では、取込配管11Cは、第1液体貯留タンク3Bの底面を貫通し、第1液体貯留タンク3B内において、一定の高さまで延伸している。取込配管11Cの開口端は、液体L中に配置されている。
第1液体貯留タンク3Bは、ガイドとして、取込配管11Cの開口端を塞ぐプレート3
4を有する。プレート34における取込配管11Cの内側の面は、取込配管11Cから放出される燃焼排ガスが衝突する衝突部を構成する。
また、取込配管11Cの側壁のうち液体L中に配置された部分には、複数の貫通孔11Dが設けられており、この部分が整流部を構成する。各貫通孔11Dの径は、取込配管11Cの内径よりも小さい。
したがって、取込配管11C内を流れてきた燃焼排ガスは、放出されるべき取込配管11Cの開口端においてプレート34に衝突する。プレート34に衝突した燃焼排ガスは、複数の貫通孔11Dによって分割されながら、液体L中に供給される。
また、図6に示すように、開口端にプレート34が取り付けられた取込配管11Cを、第1液体貯留タンク3B内に鉛直方向と交差するように延伸するように配置してもよい。図6では、取込配管11Cは、第1液体貯留タンク3の側面を貫通している。また、取込配管11Cの開口端は第1液体貯留タンク3Bの側面と対向している。上述の通り、取込配管11Cの側壁のうち液体L中に配置された部分には、複数の貫通孔11Dが設けられている。このように、取込配管11Cと第1液体貯留タンク3Bとの接続箇所は、適宜変更が可能である。
[3−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)取込配管11Cの開口端を塞ぐプレート34によって、取込配管11Cから放出される燃焼排ガスの勢いが低減される。そのため、バブリングによる液体Lの跳ね上がり高さが小さくなる。
(3b)燃焼排ガスが取込配管11Cの複数の貫通孔11Dを通過することで整流され、バブリングの高さをより小さくできる。また、液体L中を流動する燃焼排ガスが小さい体積の気泡に分割されるので、燃焼排ガスと液体Lとの接触面積が増大する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(4a)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、液体Lを貯留する液体貯留タンクの数は1つでもよい。また、二酸化炭素施用装置1は、3つ以上の液体貯留タンクを備えてもよい。なお、必ずしも全ての液体貯留タンクにガイドを設ける必要はない。ただし、少なくとも最下流に配置された(つまり最もブロワ5に近い)液体貯留タンクにはガイドを設けることが好ましい。
(4b)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、図7に示すように、供給流路15における第2液体貯留タンク4とブロワ5との間に予備タンク8を設けてもよい。予備タンク8は、内部に液体Lを貯留している。第2液体貯留タンク4から排出された燃焼排ガスは、予備タンク8の上方から供給され、予備タンク8の液体L中を通ってブロワ5に吸引される。このような構成によれば、仮に第2液体貯留タンク4から供給流路15に液体Lが吸い上げられた場合に、液体Lを予備タンク8で回収することができる。
(4c)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、ガイドは、取込配管の開口端と対向し、取込配管から放出される燃焼排ガスが衝突する衝突部を有するものであれば、上述の構成に限定されない。
また、ガイドは少なくとも衝突部を有すればよい。例えば、図3Aのプレート31は、
衝突部31Aを有せば、必ずしも整流部31Bを有する必要はない。また、図4の第1液体貯留タンク3Aは、衝突部としての底面33を有するので、必ずしもプレート32を有さなくてもよい。
(4d)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、図3Bに示すように、プレート31の衝突部31Aに複数の微細孔31Dが設けられていてもよい。微細孔31Dは、整流部31Bに設けられた貫通孔31Cよりも径が小さい。そのため、衝突部31Aを燃焼排ガスが通過する際の通過抵抗は、整流部31Bを燃焼排ガスが通過する際の通過抵抗よりも大きくされている。
(4e)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、液体貯留タンクを通過した燃焼排ガスをブロワ5によって直接農業用ハウス内に供給してもよい。
(4f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…二酸化炭素施用装置、2…燃焼装置、3,3A,3B…第1液体貯留タンク、
4…第2液体貯留タンク、5…ブロワ、6…吸着タンク、7…制御部、
8…予備タンク、10…排ガス流路、11…第1取込流路、
11A,11B,11C…取込配管、11D…貫通孔、12…冷却空気流路、
12A…冷却配管、12B…開閉弁、13…第2取込流路、13A…取込配管、
14…施用空気流路、14A…施用配管、14B…開閉弁、15…供給流路、
15A…第1供給配管、15B…第2供給配管、16…排出流路、17…排水路、
17A…チャッキ弁、31…プレート、31A…衝突部、31B…整流部、
31C…貫通孔、31D…微細孔、32…プレート、33…底面、34…プレート。

Claims (2)

  1. 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置であって、
    液体を貯留し、燃焼排ガスが前記液体中を通過するように構成された少なくとも1つの液体貯留タンクと、
    前記燃焼排ガスを前記少なくとも1つの液体貯留タンクに取り込む取込流路と、
    前記液体中を通過した前記燃焼排ガスを前記液体貯留タンクの下流側に供給するように構成された供給流路と、
    前記供給流路に設けられ、前記液体中を通過した前記燃焼排ガスを前記液体貯留タンクの下流側に導く機器と、
    を備え、
    前記取込流路は、前記少なくとも1つの液体貯留タンク内の前記液体中に前記燃焼排ガスを放出する取込配管を有し、
    前記少なくとも1つの液体貯留タンクは、前記液体中に配置されたガイドを有し、
    前記ガイドは、前記取込配管の開口端から放出される前記燃焼排ガスが衝突する衝突部を有し、
    前記取込配管は、前記液体中において鉛直方向下方から上方に向かって前記燃焼排ガスを放出し、
    前記少なくとも1つの液体貯留タンクは、前記ガイドとして、前記取込配管の開口端と対向して配置されるプレートを有し、
    前記プレートは、前記少なくとも1つの液体貯留タンクを上下方向に仕切るように配置されると共に、前記衝突部と、前記衝突部の周囲に配置される整流部と、を有し、
    前記衝突部は、無孔であり、
    前記整流部には、複数の貫通孔が設けられる、二酸化炭素施用装置。
  2. 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置であって、
    液体を貯留し、燃焼排ガスが前記液体中を通過するように構成された少なくとも1つの液体貯留タンクと、
    前記燃焼排ガスを前記少なくとも1つの液体貯留タンクに取り込む取込流路と、
    前記液体中を通過した前記燃焼排ガスを前記液体貯留タンクの下流側に供給するように構成された供給流路と、
    前記供給流路に設けられ、前記液体中を通過した前記燃焼排ガスを前記液体貯留タンクの下流側に導く機器と、
    を備え、
    前記取込流路は、前記少なくとも1つの液体貯留タンク内の前記液体中に前記燃焼排ガスを放出する取込配管を有し、
    前記少なくとも1つの液体貯留タンクは、前記液体中に配置されたガイドを有し、
    前記ガイドは、前記取込配管の開口端から放出される前記燃焼排ガスが衝突する衝突部を有し、
    前記取込配管は、前記液体中において鉛直方向下方から上方に向かって前記燃焼排ガスを放出し、
    前記少なくとも1つの液体貯留タンクは、前記ガイドとして、前記取込配管の開口端と対向して配置されるプレートを有し、
    前記プレートは、前記衝突部と、前記衝突部の周囲に配置される整流部と、を有し、
    前記衝突部を前記燃焼排ガスが通過する際の通過抵抗は、前記整流部を前記燃焼排ガスが通過する際の通過抵抗よりも大きい、二酸化炭素施用装置。
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