JP6936737B2 - ビールテイスト飲料とその製造方法 - Google Patents
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Description
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。
(E)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が1:0.6乃至1:4の範囲にある;及び
(F)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の55%以上を占める。
前記特性(E)及び(F)は、分岐α−グルカン混合物をメチル化分析に供することにより確認することができる。
(H)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上である。
本発明のビールテイスト飲料に含まれる分岐α−グルカン混合物以外の他の主成分としては、麦汁、麦汁エキス、又は麦芽エキスを挙げることができる。
グルコース、フラクトース、スクロース、マルトース、イソマルトース、マルトトリオース、イソマルトトリオース、パノース、マルトテトラオース、マルトペンタオースなどの還元性の単糖類やオリゴ糖;ソルビトール、マルチトール、イソマルチトール、α,α−トレハロース、α,β−トレハロース、β,β−トレハロース、ラクチトール、パニトール、ネオトレハロース、蔗糖、ラフィノース、エルロース、ラクトスクロース、α−グリコシルトレハロース、α−グリコシル−α−グリコシド、α−グリコシルスクロースなどの非還元性の単糖類やオリゴ糖;及び砂糖結合水飴、マルトース高含有シラップ、トレハロース高含有シラップ、マルトテトラオース高含有シラップ、パノース高含有シラップ、ラクトスクロース高含有シラップ、マルチトール高含有シラップなどの混合糖質含有シラップ。
難消化性デキストリンや大豆食物繊維などの食物繊維、更には大豆ペプチド、大豆サポニン、アルギン酸エステル、キラヤサポニンなど。
乳酸、クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、フマル酸などの有機酸及びそれらの塩。
マグネシウム塩、カルシウム塩、クエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、ナリンジン、クワシン、テトライソα酸、テトライソβ酸の酸化物、キニーネ、モモルデシン、クエルシトリン、テオブロミン、カフェイン等の苦味付与成分;ゴーヤ、センブリ茶、苦丁茶、ニガヨモギ抽出物、ゲンチアナ抽出物、キナ抽出物などの植物又は植物抽出物。
アミノ酸類、ビタミン類、色素(天然及び人工着色料を含む)、シクロデキストリン、環状四糖、増粘多糖類(プルラン、セルロース、カードランなど)、香料(ハーブ抽出物を含む)、高甘味度甘味料(スクラロース、アスパルテーム、サッカリン、ステビオサイド、ステビア抽出物など)、海洋深層水など。
本発明のビールテイスト飲料の製造方法は、当該製造方法により得られる最終製品としてのビールテイスト飲料が完成するまでの工程において、所定量の分岐α−グルカン混合物を溶解含有させ得る限り、斯界において許容されるビールテイスト飲料の製造方法のいずれも採用することができる。すなわち、本発明のビールテイスト飲料の製造方法は、斯界において公知のビールテイスト飲料の製造工程の1又は2以上の複数の工程において、所定量の分岐α−グルカン混合物を含有させることができる製造方法であればいずれの方法でもよく、所定量の分岐α−グルカン混合物を全量又は小分けして、一度に又は複数回に分けて、ビールテイスト飲料の製造原料及び/又は中間生成物、或いは、最終製品を得る前のビールテイスト飲料に含有させることにより、顕著に優れた泡特性をビールテイスト飲料に付与することを可能にしたビールテイスト飲料の製造方法である。分岐α−グルカン混合物を含有させるときのタイミングが制約されない理由は、分岐α−グルカン混合物が自体安定であり、加熱工程又はその前に添加しても物性が変化せず、顕著に優れたビールテイスト飲料の泡特性改善作用を発揮できるからである。また、ビールテイスト飲料の製造原料又はビールテイスト飲料の中間生成物に配合する際、分岐α−グルカン混合物の形態は、粉末、顆粒などの固状のものが推奨されるけれども、他のペースト状、フィルム状、又は液状のいずれの形態であってもよい。
(ii)麦芽を糖化させホップを加えて煮込んだ麦汁をベースとし、これに酵母菌を添加することなく、不純物を取り除いて炭酸ガスやその他の成分を加える方法。
(iii)ビールと同様の製造方法を用いるが、発酵時のアルコール生成濃度を低く抑え、アルコール濃度を1体積%未満とする方法。
(iv)ビールを製造してから、アルコール分を除去する方法。
(v)清涼飲料水を用いてビール様の呈味と風味を付与する方法。
(1)概要
市販のビールテイスト飲料に所定量の分岐α−グルカン混合物を添加し、分岐α−グルカン混合物がビールテイスト飲料の泡特性に及ぼす影響について調べた。
(ア)被験試料の調製
試験に用いる分岐α−グルカン混合物として、後述する実施例1で用いたものと同じ分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、0.05、0.25、0.50、1.0、2.0、又は3.0g用意し、これらのいずれかと精製水とを混合し、全量を10gとした6種類の分岐α−グルカン混合物含有水溶液を調製した。得られた分岐α−グルカン混合物含有水溶液のいずれかを、市販のビールテイスト飲料(商品名『サントリーオールフリー』、350mL缶;100mL当たり、アルコール0.00%、蛋白質0g、脂質0g、糖質0g、食物繊維0乃至0.1g;サントリー株式会社販売)(以下、単に「原料ビールテイスト飲料」と言う。)90gに対し添加し、全量を100gとし、泡立たないように穏やかに内容物を均一に撹拌混合し、分岐α−グルカン混合物の濃度が0.05、0.25、0.50、1.0、2.0、又は3.0質量%である6種類のビールテイスト飲料(以下、「被験試料1a乃至6a」と言う。)を得た。対照として、分岐α−グルカン混合物含有水溶液10gに代えて、精製水又は原料ビールテイスト飲料10gを原料ビールテイスト飲料90gに添加した以外は、被験試料1a乃至6aと同様にして調製した2種類のビールテイスト飲料を用いた(以下、精製水及び原料ビールテイスト飲料を添加したものを、それぞれ「対照1」及び「対照2」と言う。)。
調製直後の前記被験試料1a乃至6a(品温約20℃)及び対照1、2のビールテイスト飲料(品温約20℃)を室温(約20℃)下、200mL容トールビーカーの底面から垂直に27cm上の高さ位置から、トールビーカー内へ全量を注ぎ込んでビールテイスト飲料の液面上部に泡の層を形成させた。被験試料投入後、直ちに泡の層厚を計測するとともに、経過時間の計測を開始し、泡が時間の経過とともに減少してゆき、トールビーカーの開口部上側からビールテイスト飲料の液面の一部が肉眼で見えるようになる迄の経過時間(秒)を計測し、その経過時間を泡持ち時間(秒)とした。経過時間計測開始時、各ビールテイスト飲料について、泡の性状(キメの細かさ)について肉眼観察により評価した。結果は表1に示す。
(1)概要
従来より、ビールテイスト飲料の泡特性改善効果があると言われている難消化性デキストリンを用いて、それがビールテイスト飲料の泡特性に及ぼす影響について実験1に準じて調べた。
(ア)被験試料の調製
分岐α−グルカン混合物を難消化性デキストリン(商品名『ファイバーソル2』、松谷化学工業株式会社製)に置き換えた以外は、実験1の「(ア)被験試料の調製」と同様にして、下記表2に示す被験試料1b乃至6bを調製し、実験1と同様の「(イ)泡特性試験」に供した。なお、対照には、実験1の対照1、2と同様にして調製したものを用いた。結果は表2に示す。
<実験3−1:泡特性試験(1)>
(1)概要
実験1、2において、分岐α−グルカン混合物には、ビールテイスト飲料の泡特性改善作用があり、しかもこの改善作用は、従来、ビールテイスト飲料の泡特性改善作用があると言われていた難消化性デキストリンと比べ、顕著に優れていることが判明した。そこで、本実験では、分岐α−グルカン混合物と難消化性デキストリンによるビールテイスト飲料の泡特性改善作用についてより詳細に調べる目的で、各被験試料の品温をビールテイスト飲料が、通常、冬季に飲まれる品温を想定し、被験試料の品温を約8℃とし、約6℃に維持された恒温室内で試験を行った以外は実験1の「(イ)泡特性試験」と同様にして、分岐α−グルカン混合物と難消化性デキストリンが、ビールテイスト飲料の泡特性に及ぼす影響について調べた。
(ア)被験試料の調製
分岐α−グルカン混合物又は難消化デキストリンとして、実験1又は実験2で用いたと同じ分岐α−グルカン混合物又は難消性デキストリン(商品名『ファイバーソル2』、松谷化学工業株式会社製)を用いて、実験1における「(ア)被験試料の調製」と同様にして、分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、それぞれ0.25、0.50、1.0、又は3.0質量%含有する下記表3に示す4種類のビールテイスト飲料(以下、「被験試料A1乃至A4」と言う。)、及び難消化性デキストリンを、無水物換算で、それぞれ0.25、0.50、1.0、又は3.0質量%含有する下記表3に示す4種類のビールテイスト飲料(以下、「被験試料B1乃至B4」と言う。)を調製し、それら被験試料の品温を約8℃とした以外は、実験1におけると同様の「(イ)泡特性試験」に供した。対照には、実験1の対照2と同様に原料ビーステイスト飲料90gに、分岐α−グルカン混合物及び難消性デキストリンの何れも含まない原料ビールテイスト飲料10gを加えて100gとし、品温を約8℃としたものを用いた。結果は表3に示すとともに、被験試料A1乃至A4及び被験試料B1乃至B4のビールテイスト飲料の起泡性(泡の層厚(mm))の結果を図1に、また、それら被験試料の泡持ち時間(秒)の結果を図2にそれぞれ示す。
実験1の「(ア)被験試料の調製」と同様にして、実験1で用いたと同じ分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、それぞれ0.25又は0.5質量%含有するビールテイスト飲料(以下、「被験試料A1」及び「被験試料A2」と言う。)と、実験2で用いたと同じ難消化性デキストリン(商品名『ファイバーソル2』、松谷化学工業株式会社製)を、無水物換算で、それぞれ0.25又は0.5質量%含有するビールテイスト飲料(以下、「被験試料B1」及び「被験試料B2」と言う。)とを調製し、これら被験試料A1、A2、B1、及びB2の品温を約6℃とした以外は、実験1と同じ「(イ)泡特性試験」に供し、分岐α−グルカン混合物と難消化性デキストリンが、ビールテイスト飲料の泡特性に及ぼす影響について調べた。対照として、実験1の対照2と同様、原料ビーステイスト飲料90gに、分岐α−グルカン混合物及び難消性デキストリンの何れも含まない原料ビールテイスト飲料10gを加えて100gとし、品温を約6℃としたものを用いた。結果は表4、図3及び図4に示す。
被験試料として、後述する実施例1で用いたものと同じ分岐α−グルカン混合物と、特許文献3(特開2015−223163号公報)において、ビールテイスト飲料等の起泡・泡持ち向上剤として用いられている分岐グルカンとを用いて、実験1と同じ「(イ)泡特性試験」に供し、それらがビールテイスト飲料の泡特性等に及ぼす影響について比較検討した。前記分岐グルカンは、特許文献3の段落0048の「製造例2:分岐グルカンの製造(2)」に示された方法に準じて調製した。すなわち、30質量%コーンスターチ液化液(DE6.5)を温度53℃、pH6.0に調整し、これにバチラス・ステアロサーモフィラスTc−91由来のシクロマルトデキストリン・グルカノトランスフェラーゼ(CGTase)(株式会社林原製)を対固形分当たり1単位、シュードモナス・アミロデラモーサ由来のイソアミラーゼ(株式会社林原製)を対固形分1g当たり100単位、プルラナーゼ「アマノ」3(アマノエンザイム社製)を対固形分当たり0.01%、アスペルギルス・ニガーのα−グルコシダーゼ(商品名「トランスグルコシダーゼL「アマノ」、天野エンザイム社製」)を対固形分1g当たり3.75単位添加して72時間糖化し、これを80℃に加温して、クライスターゼL1(大和化成社製)を対固形分当たり0.005%添加してヨード反応が消失するまで作用させた。次いで、常法に従い精製し、濃縮し、分岐グルカンを調製した。得られた分岐グルカンにつき、「α−1,4結合により構成された直鎖状グルカンと、少なくともその直鎖状グルカンの非還元末端に導入された分岐構造とからなる構造を有する、重合度が11〜35の分岐グルカン」含量を特許文献3が援用する特開2010−95701号公報の試験例2に記載された方法により測定した。すなわち、5質量%に調整した前記分岐グルカン水溶液1mLに1M酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)に溶解した10mg/mL β−アミラーゼ#1500(ナガセケムテックス社製)50μLを添加し、55℃にて約1時間作用させ、煮沸し酵素を失活させた。次いで、酵素反応液を『マイクロアシライザーG0』(旭化成社製)により透析して脱塩し、0.45μmフィルターでろ過したものを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に供した。HPLC条件は、カラムにMCI GEL CK02AS(φ20×250mm、三菱化学社製)を用い、移動相を超純水とし、カラム温度85℃、流速0.8mL/分とした。分析には、約50μLをクロマトグラフィーに供し、得られるクロマトグラムのピーク面積より各重合度成分の含有量を求め、重合度11以上の糖質の含有量を分岐グルカン含有量として算出した。その結果、本実験で調製した分岐グルカンの「α−1,4結合により構成された直鎖状グルカンと、少なくともその直鎖状グルカンの非還元末端に導入された分岐構造とからなる構造を有する、重合度が11〜35の分岐グルカン」の含量は、18.3質量%であった。ここで、前記「製造例2:分岐グルカンの製造(2)」に示された分岐グルカンのそれは、17.9質量%であることから、本実験で調製した分岐グルカンは、前記製造例2に示された分岐グルカンと同等品であることが確認された。なお、本実験で調製した分岐グルカンの水溶性食物繊維含量を既述の「酵素−HPLC法」により求めたところ、30質量%未満であった。
(1)概要
実験1及び実験3で判明した分岐α−グルカン混合物によるビールテイスト飲料の泡特性改善作用は、分岐α−グルカン混合物をビールテイスト飲料に適用したときに見られる固有の作用なのか、或いは、炭酸ガスを含む飲料(炭酸飲料)に見られる普遍的な作用なのかを明らかにする目的で、本実験においては、分岐α−グルカン混合物が炭酸飲料の泡特性に及ぼす影響について調べた。
(ア)被験試料の調製
実験1の「(ア)被験試料の調製」において、実験材料として用いた市販のビールテイスト飲料(商品名『サントリーオールフリー』、サントリー株式会社販売)を市販の炭酸飲料(『トップバリュ ソーダ(炭酸水)』、500mL、イオン株式会社販売)で置き換えた以外は、実験1の「(ア)被験試料の調製」と同様にして被験試料1c乃至6cを調製し、それらを実験1の「(イ)泡特性試験」に供した。対照として、前記炭酸水のみを用いた。結果は表6に示す。
粉砕した麦芽(固形物として)50gを精製水300mLに添加し、十分撹拌した後、60℃で90分間加熱し、濾過し、得られたエキス分が12質量%である濾液を最終エキス分濃度が約0.5質量%となるように精製水にて希釈して麦糖化液を得た。別途、果糖ブドウ糖液糖15g(固形分約13g)及びダイズ蛋白質分解物5gを精製水1Lに添加し、十分撹拌した後、得られた水溶液を前記麦糖化液と混合し、これにホップエキス0.02gを添加し、国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例5に開示された方法に準じて得た下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を50g、及びホップエキス(イソ−α酸として)0.02g添加し、1時間煮沸し、冷却後、蒸発分の水を補充し、珪藻土濾過及びフィルター濾過により清澄化処理を施した。
<分岐α−グルカン混合物の特性>
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約40質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約80質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:2.6である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約69%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の2.5%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の6.3%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約4,700ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が2.1である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約90質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約10質量%である。
(ス)DEが約7である。
(セ)水分含量が約8%である。
国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例5に開示された方法に準じて得た下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を1質量%、麦芽エキス2質量%、及びホップエキス(イソ−α酸として)0.05質量%となるように精製水1Lに溶解し、1時間煮沸し、冷却した後、蒸発分の水を補充し、珪藻土濾過及びフィルター濾過により清澄化処理をした。
<分岐α−グルカン混合物の特性>
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約35質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約76質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:1.3である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約70%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の3.0%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の4.8%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約6,200ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が2.2である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約91質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約9質量%である。
(ス)DEが約7.5である。
(セ)水分含量が約8%である。
国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例5に開示された方法に準じて得た下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を1質量%、麦芽エキス2質量%、及びホップエキス(イソ−α酸として)0.05質量%となるように精製水1Lに溶解し、1時間煮沸し、冷却した後、蒸発分の水を補充し、珪藻土濾過及びフィルター濾過により清澄化処理をした。
<分岐α−グルカン混合物の特性>
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約45質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約85質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:2である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約80%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の1.4%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の1.7%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約10,000ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が2.9である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約92質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約8質量%である。
(ス)DEが約6である。
(セ)水分含量が約7%である。
国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例5に開示された方法に準じて得た下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を0.4、1、2、又は3質量%、α,α−トレハロース2質量%、麦芽エキス2質量%、及びホップエキス(イソ−α酸として)0.1質量%となるように精製水1Lに溶解し、1時間煮沸し、冷却後、蒸発分の水を補充し、珪藻土濾過及びフィルター濾過により清澄化処理を施した。
<分岐α−グルカン混合物の特性>
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約47質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約63質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:2.4である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約60%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の2.3%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の2.1%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約1,000ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が1.8である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約90質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約10質量%である。
(ス)DEが約7である。
(セ)水分含量が約8%である。
国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例5に開示された方法に準じて得た下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を0.4、1、2、又は3質量%、α,α−トレハロース2質量%、麦芽エキス2質量%、及びホップエキス(イソ−α酸として)0.1質量%となるように精製水1Lに溶解し、1時間煮沸し、冷却後、蒸発分の水を補充し、珪藻土濾過及びフィルター濾過により清澄化処理を施した。
<分岐α−グルカン混合物の特性>
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約28.4質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約42.1質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:0.62である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約83.7%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の1.1%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.8%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約59,000ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が15.4である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約92質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約9質量%である。
(ス)DEが約6.5である。
(セ)水分含量が約7%である。
国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例5に開示された方法に準じて得た下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を0.4、1、2、又は3質量%、α,α−トレハロース2質量%、麦芽エキス2質量%、及びホップエキス(イソ−α酸として)0.1質量%となるように精製水1Lに溶解し、1時間煮沸し、冷却後、蒸発分の水を補充し、珪藻土濾過及びフィルター濾過により清澄化処理を施した。
<分岐α−グルカン混合物の特性>
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約28.4質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約42.1質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:0.62である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約83.7%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の1.1%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.8%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約59,000ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が15.4である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約92質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約9質量%である。
(ス)DEが約6.5である。
(セ)水分含量が約7%である。
4種類の本発明のビールテイスト飲料を得た。
<ビールテイスト飲料>
実施例2で用いた分岐α−グルカン混合物に代えて、DE25のデキストリン(松谷化学工業株式会社製「パインデックス#3」)、DE20のデキストリン(昭和産業株式会社製「LDX35−20」)、DE15のデキストリン(松谷化学工業株式会社製「グリスター」)、DE14のデキストリン(松谷化学工業株式会社製「液状デキストリン」)、DE11のデキストリン(松谷化学工業株式会社製「パインデックス#2」)、DE11の難消化性デキストリン(松谷化学工業株式会社製「ファイバーソル2」)、又はDE4のデキストリン(松谷化学工業株式会社製「パインデックス#100」)を用いた以外は実施例2と同様にして7種類のビールテイスト飲料を調
製した。
Claims (5)
- 下記(A)乃至(M)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、0.25質量%以上3質量%以下含有し、炭酸ガスと、麦汁、麦汁エキス又は麦芽エキスと、ホップ又はホップ加工品を含むことを特徴とするビールテイスト飲料;
(A)グルコースを構成糖とする、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成する、
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である、
(E)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が1:0.6乃至1:4の範囲にある、
(F)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の60%以上を占める、
(G)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上10%未満である、
(H)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上である、
(I)分岐α−グルカン混合物の重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が1乃至5である、
(J)デキストロース・エクイバレント(DE)が6乃至8である、
(K)平均グルコース重合度が6乃至500の範囲にある、
(L)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の糖質の無水物換算での合計量が80質量%以上である、
(M)固形分当たり、グルコース重合度(DP)8以下の糖質の無水物換算での合計量が20質量%以下である。 - 前記分岐α−グルカン混合物中に含まれる水溶性食物繊維含量が、固形分当たり、75乃至85質量%であることを特徴とする、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
- アルコールを含まないことを特徴とする請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
- 炭酸ガスと、麦汁、麦汁エキス又は麦芽エキスと、ホップ又はホップ加工品を含むビールテイスト飲料の製造方法において、下記(A)乃至(M)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、ビールテイスト飲料の製造原料、中間体、及び/又は最終製品の質量に対し、合計で0.25質量%以上3質量%以下配合する工程を含むことを特徴とする、ビールテイスト飲料の製造方法;
(A)グルコースを構成糖とする、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成する、
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である、
(E)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が1:0.6乃至1:4の範囲にある、
(F)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の60%以上を占める、
(G)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上10%未満である、
(H)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上である、
(I)分岐α−グルカン混合物の重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が1乃至5である、
(J)デキストロース・エクイバレント(DE)が6乃至8である、
(K)平均グルコース重合度が6乃至500の範囲にある、
(L)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の糖質の無水物換算での合計量が80質量%以上である、
(M)固形分当たり、グルコース重合度(DP)8以下の糖質の無水物換算での合計量が20質量%以下である。 - 前記分岐α−グルカン混合物中に含まれる水溶性食物繊維含量が、固形分当たり、75乃至85質量%であることを特徴とする、請求項4に記載のビールテイスト飲料の製造方法。
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