JP6937612B2 - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Description
本発明の蓋付カップ容器は、上端開口部がシール材で密封された有底筒状のカップ体と、前記シール材の上方に配設された天壁部を有し、前記カップ体に装着された蓋体と、前記天壁部に形成された貫通孔内に配設され、前記シール材を開封する開封部材と、を備え、前記開封部材は、前端部に前記シール材を破断する破断部が形成されるとともに、前記破断部よりも後方に配設されたヒンジ部を介して前記天壁部に連結された主板部を備え、前記蓋体には、下方に向かって突出するとともに、上面視において、前記ヒンジ部が延びる左右方向に前記主板部を挟む規制部が各別に形成され、前記規制部は、前記カップ体の上端開口縁よりも下方に張り出し、前記シール材は、下方に向かって突となる湾曲した曲面状とされ、前記規制部は、前記天壁部の前端縁から後方に向かって延び、前記規制部の前部の下端縁は、前方に向かうに従い漸次、上方に向けて延びる曲線状に形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、主板部を、シール材を破断した姿勢に保持することが可能になり、前記流通空間が3方向から覆われた状態を確実に保持することができる。
この発明によれば、主板部の回転中心となるヒンジ部の近傍に被係止部が配設されるため、主板部に作用させた力よりも大きな力が被係止部に作用し、主板部を移動させた距離よりも被係止部が移動する距離が短くなる。したがって、係止部に被係止部を係止させるのに要する力、および被係止部の回転移動量を抑制することが可能になり、簡易な構成で優れた操作性を与えることができる。
この発明によれば、前記流通空間をシール材と蓋体との間の空間における前端部に位置させることが可能となり、前記流通空間よりも前方に位置するシール材を極力排除することができる。したがって、前述のように前記流通空間が3方向から覆われていることから、内容物がシール材の上面に溜まるのを確実に抑制することができる。
図1に示すように、本実施形態の蓋付カップ容器1は、内容物が収容されたカップ体11と、カップ体11に装着された蓋体21と、カップ体11の上端開口部を密封するシール材18を開封する開封部材41と、蓋体21に装着されたオーバーキャップ61と、を備えている。
胴部13は、上方から下方に向かうにしたがって漸次、縮径している。ただし、胴部13の形状は、例えば上下方向の全長にわたって外径を同等にする等、この場合に限定されない。底部12は、有頂円筒状に形成され、その天壁部の外周縁に胴部13の下端開口縁が連なっている。
胴部13の内周面には、カップ体11を上下方向に重ね合わせながら多段に積み上げる際に、胴部13の内側に差し込まれる別のカップ体11の底部12の下端開口縁が上方から当接する支持突起14が形成されている。この支持突起14は、胴部13の内周面から径方向内側に向かって突出するとともに、周方向の全周にわたって間隔を空けて配設されている。
ただし、支持突起14はカップ体11に必須な構成ではなく、カップ体11は支持突起14を備えなくてもよい。
シール材18は、例えばアルミニウム蒸着シート等のバリア性シート材で構成され、その下面に熱溶着層が形成されているものが用いられる。ただし、シール材18の構成はこれに限定されず、シール材18として、例えば合成樹脂の単層あるいは積層シート、または金属薄膜層と合成樹脂層とが積層された積層シート等を用いてもよい。
なお、本実施形態では、カップ体11内の圧力が蓋付カップ容器1の周囲の圧力に比べて低い状態でシール材18がフランジ部15に固着されるため、フランジ部15に固着されたシール材18は、下方に向かって突となる湾曲した曲面状になっている。
蓋体21は、第1係合突部22aがフランジ部15に対してアンダーカット嵌合することによって、カップ体11に装着されている。なお、蓋体21をカップ体11に装着させる構造は、アンダーカット嵌合に限定されない。
貫通孔25aは、天壁部25における左右方向の中央部に形成されている。貫通孔25aは、天壁部25に容器軸Oを前後方向に跨いで配設されている。天壁部25における貫通孔25aの開口周縁部において、前後方向の一方側の端縁は、天壁部25の外周縁に位置し、前後方向の他方側の端縁は、天壁部25の外周縁よりも径方向の内側に位置している。以下、前後方向の前記一方側を前方といい、前後方向の前記他方側を後方という。
第2天壁部28は、表裏面が上下方向を向く板状に形成され、上面視において左右方向に長い長方形状を呈する(図3参照)。
第1天壁部27は、表裏面が上下方向を向く板状に形成され、上面視において前方に向かって突となる半円形状に形成されている。第1天壁部27は、第2天壁部28の前端部から、前方に向かうに従い漸次、下方に向かって延びている。
第3天壁部29は、表裏面が上下方向を向く板状に形成され、上面視において後方に向かって突となる半円形状に形成されている。第3天壁部29は、第2天壁部28の後端部から、後方に向かうに従い漸次、下方に向かって延びている。第1天壁部27および第3天壁部29はそれぞれ、左右方向の全域にわたって下方に向かって凸となるように湾曲している。
第1規制部33および第2規制部34は、第1天壁部27の前端縁から後方に向かって延びている。
第1規制部33、第2規制部34、および第3規制部35のうち少なくとも第1規制部33は、カップ体11の上端開口縁よりも下方に張り出している。
規制部32がカップ体11の上端開口縁よりも下方に張り出す長さは、カップ体11に蓋体21を装着したときに、下方に向かって突となる湾曲した曲面状のシール材18に規制部32の下端縁が接触して規制部32がシール材18を破断しないように、設定されている。規制部32がカップ体11の上端開口縁よりも下方に張り出しているため、規制部32がシール材18を下方に押圧して規制部32がシール材18に密着しやすくなるとともに、規制部32の下端縁とシール材18の上面との間に隙間が形成されにくい。
なお、規制部32は、第1規制部33および第2規制部34の一方だけで構成されてもよい。規制部32は、第3規制部35を備えなくてもよい。
ここで、天壁部25の下面には、進入孔28aの開口周縁部を囲う第3補強壁部38が形成されている。第3補強壁部38は、第1補強壁部36の後端部と第2補強壁部37の前端部とを連結している。
主板部44は、上面視において一対の規制部32により左右方向に挟まれる位置に配設されている。主板部44は、前板部46と、前板部46の後方に配設された後板部47と、前板部46と後板部47とを連結する連結部48と、を備える。
破断部42は、シール材18の外周部に対して上下方向に対向している。図2に示す、破断部42がシール材18に対向してシール材18から上方に離れた主板部44の姿勢が、初期姿勢である。初期姿勢の主板部44の上端部、および延長周壁26の上端部それぞれの上下方向の各位置は、互いに同等である。
後板部47の後端部は、上方に向かって膨出し、かつ後半分が排除された後方に向かって開口したドーム状に形成された操作部47aである。操作部47aの後端縁は、天壁部25における貫通孔25aの開口周縁部の後端縁から前方に離れていて、これらの間に指が挿入可能である。操作部47aは、ヒンジ部43よりも後方に配設されている。
被係止部47bの後面は、進入孔28aの内面における後端部から前方に離れている。
図3および図4に示すように、ヒンジ部43は左右方向に延び、天壁部25の進入孔28a内に各別に配設されている。一対のヒンジ部43は、左右方向に延びる同一直線上に配設されている。
ヒンジ部43は、規制部32よりも後方に配設されている。ヒンジ部43の左右方向の外側の端部、および第2規制部34の左右方向の各位置は、互いに同等である。
なお、係止部28bは、この角部に限られず、第2天壁部28の上面における進入孔28aの開口周縁部の後端縁であってもよいし、進入孔28aの内面における後端部であってもよい。
大径部62aの内周面には、径方向内側に向かって突出する係合突部62dが全周にわたって形成されている。係合突部62dは、フランジ部62cよりも下方に配置されている。なお、係合突部62dは、大径部62aの内周面に周方向に間隔を空けて複数形成されてもよい。
フランジ部62cおよび係合突部62dが蓋体21の装着筒部22を上下方向に挟むことで、蓋体21にオーバーキャップ61が装着されている。
天壁部63には、下方に向かって凹んだ保持溝63aが形成されている。保持溝63aは円環状に形成され、容器軸Oと同軸に配設されている。保持溝63aの外径はカップ体11の底部12の下端開口縁の外径よりも大きく、保持溝63aの内径はカップ体11の底部12の下端開口縁の内径よりも小さい。天壁部63は、開封部材41を上方から覆う。
カップ体11を上下方向に重ね合わせながら多段に積み上げる際に、図1に示すように、オーバーキャップ61の保持溝63aに別の蓋付カップ容器1のカップ体11の底部12の下端開口縁が差し込まれる。したがって、上下方向に重ね合わせた複数の蓋付カップ容器1を安定させることができる。
まず、蓋付カップ容器1からオーバーキャップ61を取り外す。次に、主板部44の操作部47aの後端縁と、天壁部25における貫通孔25aの開口周縁部の後端縁と、の間に指を挿入し、図6に示すように、操作部47aを引き上げる。これにより、一対のブリッジ53が破断し、主板部44がヒンジ部43周りに回転して、開封刃50の被係合突部50aが蓋体21の第2係合突部24aを下方に乗り越え、主板部44がヒンジ部43周りに回転可能になる。
また、以上の過程において、被係止部47bが進入孔28a内でヒンジ部43周りに回転することで、被係止部47bの下面が係止部28bに摺接して係止される。(図5参照)。この際に、シール材18と蓋体21との間の空間において、開放部分R1の上方に位置する部分(以下、流通空間R2という)が、左右方向の両側は規制部32により覆われるとともに、後方は主板部44により覆われる。
蓋体21に係止部28bが設けられていることで、主板部44を、シール材18を破断した破断姿勢に保持することが可能になり、流通空間R2が3方向から覆われた状態を確実に保持することができる。
破断部42は、シール材18の外周部に対して上下方向に対向している。このため、流通空間R2をシール材18と蓋体21との間の空間における前端部に位置させることが可能となり、流通空間R2よりも前方に位置するシール材18を極力排除することができる。したがって、前述のように流通空間R2が3方向から覆われていることから、内容物がシール材18と蓋体21との間の空間に流入するのを確実に抑制することができる。
例えば、前記実施形態では、主板部44をヒンジ部43周りに回転させるのに、ヒンジ部43よりも後方に配設された操作部47aを引き上げたが、主板部44のうちヒンジ部43よりも前方に配設された部分を押し下げてもよい。
蓋付カップ容器1は、オーバーキャップ61、係止部28b、及び被係止部47bを備えなくてもよい。破断部42は、シール材18の中央部に対して上下方向に対向する位置に配設されてもよい。
11 カップ体
18 シール材
21 蓋体
25 天壁部
28a 進入孔
28b 係止部
32 規制部
41 開封部材
42 破断部
43 ヒンジ部
44 主板部
47b 被係止部
Claims (4)
- 上端開口部がシール材で密封された有底筒状のカップ体と、
前記シール材の上方に配設された天壁部を有し、前記カップ体に装着された蓋体と、
前記天壁部に形成された貫通孔内に配設され、前記シール材を開封する開封部材と、
を備え、
前記開封部材は、前端部に前記シール材を破断する破断部が形成されるとともに、前記破断部よりも後方に配設されたヒンジ部を介して前記天壁部に連結された主板部を備え、
前記蓋体には、下方に向かって突出するとともに、上面視において、前記ヒンジ部が延びる左右方向に前記主板部を挟む規制部が各別に形成され、
前記規制部は、前記カップ体の上端開口縁よりも下方に張り出し、
前記シール材は、下方に向かって突となる湾曲した曲面状とされ、
前記規制部は、前記天壁部の前端縁から後方に向かって延び、
前記規制部の前部の下端縁は、前方に向かうに従い漸次、上方に向けて延びる曲線状に形成されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 前記蓋体には、前記主板部が、前記破断部を下方に向かわせるように前記ヒンジ部周りに回転して、前記シール材を破断したときに、この主板部が係止される係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の蓋付カップ容器。
- 前記主板部に、前記ヒンジ部に前記ヒンジ部の後方から連なり下方に向かって突出する被係止部が形成され、
前記天壁部に、内側に前記被係止部が配設された進入孔が形成され、
前記係止部は、前記進入孔の内面、又は前記天壁部の上面における前記進入孔の開口周縁部であることを特徴とする請求項2に記載の蓋付カップ容器。 - 前記破断部は、前記シール材の外周部に対して上下方向に対向していることを特徴とする請求項2又は3に記載の蓋付カップ容器。
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