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JP6938148B2 - 建具 - Google Patents
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本発明は、ガラスを備える建具に関する。
従来、ドア等の建具に用いられる戸体(建具本体)に、装飾や採光を目的として、開口部を形成し、その開口部にガラスが嵌め込まれる場合がある。また、いわゆるガラスの挟み込み構造を有し、火災時に防火性の高い建具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術を用いた場合、建具の屋内側において、樹脂で構成された屋内側ガラス押さえ部材と、取り付け金具と、第3ガラス保持金具とを締結部材により締結することで、ガラスの周縁部がガラス押さえ部材により挟持された、挟み込み構造が形成される。
特開2015−86658号公報
特許文献1の建具は、部品点数が多く、製造に工数がかかるため、より部品点数を少なくすることが求められる。
本発明は、断熱性及び防火性を維持しつつ少ない部品点数で建具を提供すること目的とする。
本発明は、開口部を有する建具本体と、前記開口部に固定されたガラスと、を備える建具であって、前記開口部の周縁部から前記ガラスの周縁部にかけて設けられ、締結部材により互いに締結されることで前記ガラスの周縁部を挟持する屋内側ガラス押え部材及び屋外側ガラス押え部材を備え、前記屋内側ガラス押え部材が、見付方向において前記締結部材の挿通部から前記ガラスの周縁部に対向する部分まで延びて設けられ、樹脂材と金属製の補強芯材とを一体で有する建具に関する。
また、前記建具本体は、屋内側鋼板面材と、屋外側鋼板面材と、前記開口部の周縁部に設けられ前記屋内側鋼板面材と前記屋外側鋼板面材とで挟まれた金属製の開口部芯材と、を有し、前記屋内側ガラス押え部材が、見付方向において前記締結部材の挿通部から前記屋内側鋼板面材に対向する部分まで延びて設けられ、樹脂材と金属製の補強芯材とを一体で有することが好ましい。
また、前記屋内側ガラス押え部材を覆う額縁部材を更に備え、前記屋内側ガラス押え部材が、前記額縁部材と係合する係合部を一体で有することが好ましい。
本発明によれば、断熱性及び防火性を維持しつつ少ない部品点数で建具を提供することができる。
本実施形態における建具を屋外側から視た図である。 上記実施形態における建具を屋内側から視た図である。 上記実施形態における建具の縦断面図である。 上記実施形態における建具の横断面図である。 上記実施形態における扉の縦断面図である。 上記実施形態における扉の横断面図である。 上記実施形態における扉本体の開口部の周縁部を拡大した横断面図である。 上記実施形態における扉本体の開口部の周縁部の分解横断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本実施形態の建具を屋外側から視た図である。図2は、本実施形態の建具を屋内側から視た図である。なお、以下において左右とは、屋内側から視た場合の左右を意味する。また、「見付方向」とは、扉の幅方向(すなわち、左右方向)を意味する。
図1又は図2に示すように、建具1は、玄関ドア等のドアが躯体(建物)に形成された開口に納められて構成される。建具1は、躯体の開口に取り付けられる枠体2と、該枠体2に丁番3を介して屋外側(図1中手前側)に開閉可能に吊り込まれた建具本体としての扉4と、を備える。
枠体2は、上枠2aと、下枠2bと、右縦枠2cと、左縦枠2dと、により矩形に枠組みされる。
扉4は、矩形に組み立てられて、中心部に形成された開口部40aを有する扉本体40と、開口部40aに嵌め込まれたガラス11と、を含む。扉4の開口部40aの周縁部には、金属製の開口部芯材400(図5〜図8参照)が延設される。この金属製の開口部芯材400は、屋内側鋼板面材40bと屋外側鋼板面材40cとで挟まれている。
扉本体40は、後述する構成部材により、枠体2に対応して矩形に組み立てられる。そして、扉本体40の右縦枠2c側には、ロック廻り部品としての上、下シリンダー錠6a、6b及びハンドル(把手)7が取り付けられている。
図3は、本実施形態における建具の縦断面図であり、図4は、本実施形態における建具の横断面図である。
図3及び図4に示すように、建具1は、扉4が枠体2により開口80に納められる。
開口80は、梁部材81と、左右の柱部材82と、屋内側の床材(モルタル87)と、で区画形成される。梁部材81と左、右の柱部材82の内面には、額縁材84が貼設される。額縁材84は、梁部材81と右方の柱部材82にはスペーサを介して貼り付けられ、左方の柱部材82に直接貼り付けられる。屋内側の床材は、モルタル87と化粧材とを有する。開口80の屋外側において、枠体2の周りには、シーリング材91が介装され、その外側には外装材90が介装される。
屋内側の床材と屋外側の床材とは、後述する下枠2bの段差に対応して、つまずきにくい所定の段差(例えば20mm以下)を有している。
枠体2を構成する上枠2aは、本体枠部20aと2つの取付片部20b、20cとを備える。
本体枠部20aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その下面が扉本体40の上面に対向している。
取付片部20bは、本体枠部20aの下面から屋内側へ水平に延出した基片20dと、この基片20dの、本体枠部20aから所定距離離間した位置から垂下した第1取付片20eと、この第1取付片20eから屋内側へ所定距離離間した位置の基片20dから上方に起立した第2取付片20fと、を備える。そして、第1取付片20eの前面に、シールパッキン92が付設される。第2取付片20fの後面に、額縁材84の前端面が接合される。また、基片20dと梁部材81とが、スペーサを貫通するネジ93で結合されるとともに、基片20dと額縁材84とがネジ93で結合される。
取付片部20cは、本体枠部20aの後面から上方へ垂直に延出される。この取付片部20cと梁部材81とが、屋外側の断熱材を貫通するネジ93で結合される。取付片部20cの前面には、防水テープ94が貼り付けられる。なお、屋外側の断熱材の表面には、透湿防水シート95が張り付けられる。
枠体2を構成する下枠2bは、本体片部21aと取付片部21bと、を備える。
本体片部21aは、床材(モルタル87)に対応して、垂直片21cと水平片21dとで断面L字状に形成され、その水平片21dの上面が扉本体40の下面に対向している。
取付片部21bは、水平片21dの後端から上方へ断面H字状に延出される。そして、この取付片部21bの垂直片21eの前面にシールパッキン92が付設されるとともに、水平片21fの上面にすべり止め部材96が組み付けられる。また、本体片部21aと取付片部21bに跨ってアンカーが組み付けられ、モルタル87の内部に埋め込まれる。
枠体2を構成する右縦枠2cは、本体枠部22aと、2つの取付片部22b、22cと、を備える。
本体枠部22aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その左側面が扉本体40の右側面に対向している。
取付片部22bは、本体枠部22aの左側面から屋内側へ垂直に延出した基片22dと、この基片22dの、本体枠部22aから所定距離離間した位置から左方へ折曲した第1取付片22eと、この第1取付片22eから屋内側へ所定距離離間した位置の基片22dから右方へ折曲した第2取付片22fと、を備える。そして、第1取付片22eの前面に、シールパッキン92が付設される。第2取付片22fの後面に、額縁材84の前端面が接合される。また、基片22dと右方の柱部材82とが、スペーサを貫通するネジ93で結合されるとともに、基片22dと額縁材84とがネジ93で結合される。
取付片部22cは、本体枠部22aの後面から右方へ垂直に延出される。この取付片部22cと右方の柱部材82とが、屋外側の断熱材を貫通するネジ93で結合される。取付片部22cの前面には、防水テープ94が貼り付けられる。
枠体2を構成する左縦枠2dは、本体枠部23aと、2つの取付片部23b、23cと、を備える。
本体枠部23aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その右側面が扉本体40の左側面(吊元側面)に対向している。そして、本体枠部23aの右側面と扉本体40の左側面との間に、上下方向の3箇所に亘って丁番3が介設される(図1参照)。
取付片部23bは、本体枠部23aの右側面から屋内側へ垂直に延出した基片23dと、この基片23dの、本体枠部23aから所定距離離間した位置から右方へ折曲した第1取付片23eと、この第1取付片23eから屋内側へ所定距離離間した位置の基片23dから左方へ折曲した第2取付片23fと、を備える。そして、第1取付片23eの前面に、シールパッキン92が付設される。第2取付片23fの後面に、額縁材84の前端面が接合される。また、基片23dと左方の柱部材82とが、ネジ93で結合されるとともに、基片23dと額縁材84とがネジ93で結合される。
取付片部23cは、本体枠部23aの後面から左方へ垂直に延出される。この取付片部23cと左方の柱部材82とが、屋外側の断熱材を貫通するネジ93で結合される。取付片部23cの前面には、防水テープ94が貼り付けられる。
上述した上枠2a、下枠2b、右縦枠2c及び左縦枠2dは、アルミニウム材を用いた押出成形でそれぞれ形成される。
なお、建具1は、木造納まりの例を示したが、RC(鉄筋コンクリート)造やSC(鉄骨)造及びその他の納まりにも適用できることは言うまでもない。
次に、扉4の詳細について説明する。図5は、本実施形態における扉4の縦断面図である。図6は、本実施形態における扉4の横断面図である。なお、図5及び図6では、扉4の開口部40aにおける断面図を示している。
図5及び図6に示すように、扉4は、上框4a、下框4b、右縦框4c及び左縦框4dによって矩形に框組みされた框体を備える。右縦框4cは、扉4の閉鎖時に右縦枠2cと係合する係合部42を有する。また、扉4は、この框体を覆う面材としての屋内側鋼板面材40b及び屋外側鋼板面材40cを備える。屋外側鋼板面材40cの開口部40a廻りには、左右の屋外側ガラス押さえ部材412、422と、上下の屋外側ガラス押さえ部材432、442と、が取り付けられている。
扉4の開口部40aの周縁部は、上窓枠部41aと、下窓枠部41bと、右窓枠部41cと、左窓枠部41dとにより構成される。これら窓枠部により、ガラス11が挟持されて保持される。
これら上下の窓枠部の構成は互いに共通しており、左右の窓枠部の構成も互いに共通している。また、上下の窓枠部と、左右の窓枠部とでは、モール部材の形状と後述する屋外側ガラス押さえ部材の外側部分の形状が若干異なる点を除いて、互いに共通している。
以下、扉4の左窓枠部41dの構成について、詳述する。
図7は、本実施形態に係る扉本体40の開口部40aの周縁部(具体的には扉4の左窓枠部41d)を拡大した横断面図であり、図8は、本実施形態に係る扉本体40の開口部40aの周縁部(具体的には扉4の左窓枠部41d)の分解横断面図である。
図7及び図8に示すように、扉4の左窓枠部41dは、開口部40aの周縁部からガラス11の周縁部にかけて設けられ、締結ネジ401により互いに締結されることでガラス11の周縁部を挟持する屋内側ガラス押え部材420及び屋外側ガラス押さえ部材422を含んで構成される。
屋外側ガラス押さえ部材422及び屋内側ガラス押さえ部材420は、開口部40aの周縁部からガラス11の周縁部にかけて設けられている。ガラス押さえ部材420は、開口部40aの周縁部に沿って延設された矩形枠状の部材である。なお、屋内側ガラス押さえ部材420は、額縁部材423により覆われる。
屋外側ガラス押さえ部材422は、断面視略L字状の長尺の部材であり、長手方向が屋外側のガラス11の周縁部及びガラス11の側面に沿うように設けられている。屋外側の端部は、ガラス11側に屈曲している。また、屋外側ガラス押さえ部材422は、緩衝部材426を介してガラス11の屋外側の周縁部に当接している。
屋内側ガラス押え部材420は、見付方向において締結部材としての締結ネジ401の挿通部としての挿通ネジ孔4203から屋内側鋼板面材40bに対向する部分まで延びて設けられている。また、屋内側ガラス押え部材420は、金属製の補強芯材4201と、樹脂材4202とを一体で有する。
本実施形態においては、屋内側ガラス押さえ部材420は、長尺の補強芯材4201の両面に樹脂材4202が加工された断面視略矩形形状の長尺の部材であり、長手方向が屋内側のガラス11の周縁部及び屋内側鋼板面材40bに沿うように設けられている。屋内側ガラス押さえ部材420は、長手方向に延びる3つの中空部を有する。
樹脂材4202は、ガラス11と当接するガラス接触部4202aを有する。また、樹脂材4202は、額縁部材423と係合する係合部4202bを一体で有する。また、樹脂材4202は、屋内側鋼板面材40bと当接する鋼板接触部4202cを有する。
屋内側ガラス押え部材420は、これらのガラス接触部4202a、樹脂材4202、鋼板接触部4202cを一体で有する。なお、これらガラス接触部4202a、係合部4202b、鋼板接触部4202cは、他の樹脂材4202と比較して軟質な素材で構成されている。
屋内側ガラス押さえ部材420の短手方向の中央部よりも屋内側鋼板面材40b側の位置には、屋外側ガラス押さえ部材422のネジ孔と対応する挿通ネジ孔4203が、屋内側ガラス押さえ部材420の厚さ方向を貫通するように形成されている。
屋外側ガラス押さえ部材422のネジ孔と屋内側ガラス押さえ部材420の挿通ネジ孔4203とを締結ネジ401により締結することで、ガラス11の周縁部がこれらガラス押さえ部材により挟持された、いわゆる挟み込み構造が形成される。
以上の構成を備える本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、開口部40aを有する扉4と、開口部40aに固定されたガラス11と、を備える建具1であって、開口部40aの周縁部からガラス11の周縁部にかけて設けられ、締結ネジ401により互いに締結されることでガラス11の周縁部を挟持する屋内側ガラス押え部材420及び屋外側ガラス押さえ部材422を備え、屋内側ガラス押え部材420が、見付方向において締結ネジ401の挿通ネジ孔4203から前記ガラスの周縁部に対向する部分まで延びて設けられ、樹脂材4202と金属製の補強芯材4201とを一体で有する。
そのため、金属製の補強芯材4201を屋内ガラス押さえ部材420と一体的に形成できる。これにより、建具1を少ない部品点数で製造することができる。
更に、屋内ガラス押さえ部材420が、金属製の補強芯材4201と一体的に形成されるため、建具1に高い防火性を付与できる。また、屋内ガラス押さえ部材420が、樹脂材4202と一体的に形成されるため、建具1に高い断熱性を付与できる。
また、扉4は、屋内側鋼板面材40bと、屋外側鋼板面材40cと、開口部40aの周縁部に設けられ屋内側鋼板面材40bと屋外側鋼板面材40cとで挟まれた金属製の開口部芯材400と、を有し、屋内側ガラス押え部材420が、見付方向において締結ネジ401の挿通ネジ孔4203から屋内側鋼板面材40bに対向する部分まで延びて設けられ、樹脂材4202と金属製の補強芯材4201とを一体で有する。
屋内側ガラス押え部材420は、屋内側鋼板面材40bに対向する部分まで延びた補強芯材4201を一体で有するので、火災時に樹脂材4202が溶けても、屋内側鋼板面材40bが変形するのを防止できる。これにより、建具1により高い防火性を付与できる。
更に、補強芯材4201で屋内側鋼板面材40bが変形するのを防止できるため、例えば、屋内側鋼板面材40bと開口部芯材400とをリベット固定する必要がなくなる。これにより、建具1をより少ない部品点数で製造することができる。
また、屋内側ガラス押え部材420を覆う額縁部材423を更に備え、屋内側ガラス押え部材420が、額縁部材423と係合する係合部4202bを一体で有する。
そのため、額縁部材423を屋内側ガラス押え部材420に直接係合させることができる。これにより、建具1の製造性を向上できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、建具1は、屋内側ガラス押え部材420を覆う額縁部材423を更に備えることによって外観意匠性を確保しているが、これに限定されない。建具1は、額縁部材423を備えずに、屋内側ガラス押え部材420によって外観意匠性を確保してもよい。
1 建具
4 扉(建具本体)
40a 開口部
11 ガラス
401 締結ネジ(締結部材)
422 屋外側ガラス押さえ部材
420 屋内側ガラス押え部材
4201 補強芯材
4202 樹脂材
4203 挿通ネジ孔(挿通部)

Claims (2)

  1. 開口部と、屋内側鋼板面材と、屋外側鋼板面材と、前記開口部の周縁部に設けられ前記屋内側鋼板面材と前記屋外側鋼板面材とで挟まれた金属製の開口部芯材と、を有する建具本体と、
    前記開口部に固定されたガラスと、を備える建具であって、
    前記開口部の周縁部から前記ガラスの周縁部にかけて設けられ、締結部材により互いに締結されることで前記ガラスの周縁部を挟持する屋内側ガラス押え部材及び屋外側ガラス押え部材を備え、
    前記屋内側ガラス押え部材が、見付方向において前記締結部材の挿通部から前記ガラスの周縁部に対向する部分まで延びて設けられ、且つ、見付方向において前記締結部材の挿通部から前記屋内側鋼板面材に対向する部分まで延びて設けられ、金属製の補強芯材と、前記補強芯材の両面に加工された樹脂材とを一体で有し、
    前記樹脂材は、前記ガラスと当接するガラス接触部と、前記屋内側鋼板面材と当接する鋼板接触部と、前記ガラス接触部及び前記鋼板接触部以外の他の樹脂材とを有し、
    前記ガラス接触部及び前記鋼板接触部は、前記他の樹脂材と比較して軟質な素材で構成される建具。
  2. 前記屋内側ガラス押え部材を覆う額縁部材を更に備え、
    前記屋内側ガラス押え部材が、前記額縁部材と係合する係合部を一体で有する請求項に記載の建具。
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