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JP6938305B2 - 収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents
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JP6938305B2 - 収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、電気接続箱等の収容箱は、本体とカバー部材とが互いに組み付けられた筐体を備えている。その本体とカバー部材は、各々の周壁の開口側の端部同士を嵌め合わすことによって組み付けられる。一般に、その周壁は、程度の差こそあれ、外力によって撓んだり、成形時に歪みが生じていたりする。よって、この種の収容箱においては、本体とカバー部材の嵌合作業性を向上させるための策が講じられている。例えば、下記の特許文献1には、カバー部材における各周壁の成す四隅に、開口よりも突出させたガイド部を設け、撓みの少ないガイド部を先に本体に嵌め込む、と云う技術が開示されている。また、下記の特許文献2には、周壁の開口側の端部をV字状の傾斜縁とし、その傾斜縁の撓みの少ない両端を先に相手方に嵌め込む、と云う技術が開示されている。また、下記の特許文献3には、一対の係合リブを有する嵌合検知スペーサを本体の内部に取り付けると共に、その一対の係合リブに係合して案内されるガイドリブをカバー部材に設けることによって、本体とカバー部材の嵌合作業を円滑にする、という技術が開示されている。
実開平2−37519号公報 特開平11−195881号公報 特開2001−185869号公報
このように、収容箱は、従来においても本体とカバー部材の嵌合作業性が様々な手法で改善されている。しかしながら、例えば、四隅に設けたガイド部は、撓みが少なく、相手方との間の隙間を大きくしなければ嵌合しにくくなるので、本体とカバー部材との嵌合部位に隙間を生じさせてしまう可能性がある。また、四隅に設けたガイド部は、その隙間を減らすべく相手方との間の隙間を小さくすると、互いの公差管理を厳しくしなければ、本体とカバー部材の嵌合作業性を低下させてしまう可能性がある。また、V字状の傾斜縁は、相手方との対向配置領域が中央部分で狭くなっているので、両端よりも液体や塵埃が入り込む可能性がある。また、嵌合検知スペーサは、部品点数の増加に繋がり、筐体の組み立て作業性を低下させてしまう可能性がある。つまり、従来の技術は、本体とカバー部材の嵌合作業性を向上させる上で改善の余地がある。
そこで、本発明は、嵌合作業性を向上させることが可能な収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る収容箱のカバー嵌合構造は、収容対象物が収容される本体の本体側開口の周縁部を利用した本体側嵌合体と、前記本体側開口を塞ぐカバー部材のカバー側開口の周縁部を利用した嵌合体であり、前記本体側嵌合体に嵌め合わされるカバー側嵌合体と、前記本体に設けた第1係止体と前記カバー部材に設けた第2係止体とで前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体との間の嵌合完了状態を保持する保持機構と、を備え、前記本体側嵌合体は、前記本体側開口を成す本体側嵌合壁を有し、前記カバー側嵌合体は、前記カバー側開口を成し、前記本体側嵌合壁の内壁面側に挿入される第1カバー側嵌合壁と、前記第1カバー側嵌合壁の外壁面に対して間隔を空けて対向配置され且つ前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置される内壁面を有する第2カバー側嵌合壁と、を有し、前記第2カバー側嵌合壁は、遅くとも前記本体と前記カバー部材とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら前記第1係止体と前記第2係止体とが係合し始めたときに、自らの内壁面が前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置され始めるように形成し、前記本体側嵌合体は、前記本体側嵌合壁の内壁面から少なくとも前記第1カバー側嵌合壁の厚さ分だけ間隔を空けた位置を起点にして、前記本体の内方に向け且つ前記本体側嵌合壁の内壁面に対して交差させた嵌合不良検知部を有し、前記嵌合不良検知部は、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の内壁面との間に前記第1カバー側嵌合壁を入り込ませて前記第1カバー側嵌合壁の内壁面に対して対向配置されるように形成し、かつ、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが互いにずれた姿勢で嵌合しようとしている場合、前記第1係止体と前記第2係止体との係合が完了する前に前記第1カバー側嵌合壁の端部を係止するように形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、収容対象物を挿入するための本体側開口、前記本体側開口から挿入された前記収容対象物を収容する収容室及び前記本体側開口の周縁部を利用した本体側嵌合体を有する本体と、カバー側開口及び前記カバー側開口の周縁部を利用したカバー側嵌合体を有し、前記カバー側嵌合体を前記本体側嵌合体に嵌め合わせることで前記本体側開口を塞ぐカバー部材と、前記本体に設けた第1係止体と前記カバー部材に設けた第2係止体とで前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体との間の嵌合完了状態を保持する保持機構と、を備え、前記収容対象物は、前記本体の内部で電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、前記本体側嵌合体は、前記本体側開口を成す本体側嵌合壁を有し、前記カバー側嵌合体は、前記カバー側開口を成し、前記本体側嵌合壁の内壁面側に挿入される第1カバー側嵌合壁と、前記第1カバー側嵌合壁の外壁面に対して間隔を空けて対向配置され且つ前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置される内壁面を有する第2カバー側嵌合壁と、を有し、前記第2カバー側嵌合壁は、遅くとも前記本体と前記カバー部材とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら前記第1係止体と前記第2係止体とが係合し始めたときに、前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置され始めるように形成し、前記本体側嵌合体は、前記本体側嵌合壁の内壁面から少なくとも前記第1カバー側嵌合壁の厚さ分だけ間隔を空けた位置を起点にして、前記本体の内方に向け且つ前記本体側嵌合壁の内壁面に対して交差させた嵌合不良検知部を有し、前記嵌合不良検知部は、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の内壁面との間に前記第1カバー側嵌合壁を入り込ませて前記第1カバー側嵌合壁の内壁面に対して対向配置されるように形成し、かつ、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが互いにずれた姿勢で嵌合しようとしている場合、前記第1係止体と前記第2係止体との係合が完了する前に前記第1カバー側嵌合壁の端部を係止するように形成するることを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、電線と、収容対象物及び前記電線の一端側を内部に収容すると共に前記電線の他端側を外部に引き出す筐体と、を備え、前記筐体は、前記収容対象物を挿入するための本体側開口、前記本体側開口から挿入された前記収容対象物を収容する収容室及び前記本体側開口の周縁部を利用した本体側嵌合体を有する本体と、カバー側開口及び前記カバー側開口の周縁部を利用したカバー側嵌合体を有し、前記カバー側嵌合体を前記本体側嵌合体に嵌め合わせることで前記本体側開口を塞ぐカバー部材と、前記本体に設けた第1係止体と前記カバー部材に設けた第2係止体とで前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体との間の嵌合完了状態を保持する保持機構と、を備え、前記収容対象物は、前記本体の内部で前記電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、前記本体側嵌合体は、前記本体側開口を成す本体側嵌合壁を有し、前記カバー側嵌合体は、前記カバー側開口を成し、前記本体側嵌合壁の内壁面側に挿入される第1カバー側嵌合壁と、前記第1カバー側嵌合壁の外壁面に対して間隔を空けて対向配置され且つ前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置される内壁面を有する第2カバー側嵌合壁と、を有し、前記第2カバー側嵌合壁は、遅くとも前記本体と前記カバー部材とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら前記第1係止体と前記第2係止体とが係合し始めたときに、前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置され始めるように形成し、前記本体側嵌合体は、前記本体側嵌合壁の内壁面から少なくとも前記第1カバー側嵌合壁の厚さ分だけ間隔を空けた位置を起点にして、前記本体の内方に向け且つ前記本体側嵌合壁の内壁面に対して交差させた嵌合不良検知部を有し、前記嵌合不良検知部は、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の内壁面との間に前記第1カバー側嵌合壁を入り込ませて前記第1カバー側嵌合壁の内壁面に対して対向配置されるように形成し、かつ、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが互いにずれた姿勢で嵌合しようとしている場合、前記第1係止体と前記第2係止体との係合が完了する前に前記第1カバー側嵌合壁の端部を係止するように形成することを特徴としている。
本発明に係る収容箱のカバー嵌合構造は、本体とカバー部材との間において、本体側嵌合壁が第1カバー側嵌合壁と第2カバー側嵌合壁との間に挟み込まれている状態で、第1係止体と第2係止体とを係合させ始めることができる。よって、第1係止体と第2係止体との係合が完了したときには、第1カバー側嵌合壁と第2カバー側嵌合壁との間で本体側嵌合壁を第1カバー側嵌合壁に嵌合させることができる。従って、このカバー嵌合構造は、本体とカバー部材との間の嵌合作業性を向上させることができる。このように、このカバー嵌合構造は、本体とカバー部材との間の嵌合作業性を向上させることができるので、その間での嵌合不良の発生を抑えることができる。また、本発明に係る電気接続箱とワイヤハーネスは、そのカバー嵌合構造を備えるものであるので、そのカバー嵌合構造の効果を奏することができる。
図1は、実施形態の収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図2は、実施形態の収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを別角度から見た斜視図である。 図3は、実施形態の収容箱のカバー嵌合構造と電気接続箱を示す側面図である。 図4は、実施形態の収容箱のカバー嵌合構造と電気接続箱を別角度から見た側面図である。 図5は、電気接続箱の分解斜視図である。 図6は、電気接続箱を別角度から見た分解斜視図である。 図7は、第2カバー部材の斜視図である。 図8は、保持機構が係合開始位置のときのカバー嵌合構造を示す斜視図である。 図9は、保持機構が係合開始位置のときのカバー嵌合構造を示す平面図である。 図10は、図9のX1−X1線断面図である。 図11は、保持機構が係合開始位置のときのカバー嵌合構造を別角度から見た斜視図である。 図12は、保持機構が係合開始位置のときのカバー嵌合構造を別角度から見た平面図である。 図13は、図12のY1−Y1線断面図である。 図14は、図3のX1−X1線断面図である。 図15は、図4のY1−Y1線断面図である。 図16は、図9のX2−X2線断面図である。 図17は、図12のY2−Y2線断面図である。 図18は、図3のX2−X2線断面図である。 図19は、図4のY2−Y2線断面図である。 図20は、嵌合不良検知部を説明する斜視図であって、本体と第2カバー部材の嵌合前の状態を示す図である。 図21は、嵌合不良検知部を説明する斜視図であって、嵌合不良が検知された状態を示す図である。
以下に、本発明に係る収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る収容箱のカバー嵌合構造、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図21に基づいて説明する。本実施形態では、収容箱として、電気接続箱を例に挙げて説明する。
図1から図4の符号1は、本実施形態の電気接続箱を示す。また、図1及び図2の符号WHは、その電気接続箱1を備えた本実施形態のワイヤハーネスを示す。
本実施形態の電気接続箱1は、収容対象物AC(図5及び図6)が収容される筐体10を備える(図1及び図2)。筐体10は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。この筐体10は、収容対象物ACが収容される収容室11を少なくとも1つ有する(図5及び図6)。この筐体10においては、収容対象物AC及び電線(電力供給線や信号線等)We(図1及び図2)の一端側が内部の収容室11に収容され、かつ、この電線Weの他端側が内部の収容室11から外部に引き出される。よって、この筐体10は、電線Weを内部から外部に引き出すための引出口12を少なくとも1つ有する(図1及び図2)。尚、図1及び図2では、複数本存在している電線Weの中の一部を図示している。
ここで、収容対象物ACとしては、電線Weの一端側に電気的に接続される電子部品、又は、この電子部品を収容及び保持する電子部品保持体等が考えられる。本実施形態の電気接続箱1とは、電子部品と電子部品保持体の内の少なくとも一方が収容対象物ACとして筐体10に収容されるものである。この電気接続箱1は、その電子部品に対して電線Weを介して接続対象物(図示略)を電気的に接続させる。この電気接続箱1においては、筐体10の内部で電線Weが電子部品に対して電気的に接続されており、その筐体10の内部から外部に引き出された電線Weを介して電子部品が接続対象物に対して電気的に接続される。電気接続箱1は、その電線Weと共にワイヤハーネスWHを成す。
電子部品とは、例えば、リレー、ヒューズ等の回路保護部品、コネクタ、端子金具などのことを指している。ここでは、回路基板、電子制御ユニット(いわゆるECU)等の電子機器についても、電子部品の一形態として考える。また、接続対象物とは、二次電池などの電源、電気機器(アクチュエータ等)などの負荷、センサなどのことを指している。電気接続箱1においては、例えば、或る電線Weが電源に対して電気的に接続され、かつ、これとは別の電線Weが負荷に対して電気的に接続されており、その電源と負荷とを電子部品を介して電気的に繋いでいる。
この例示の筐体10は、本体20と第1カバー部材30と第2カバー部材40の3つの部材を組み立てて形成される(図1から図6)。
本体20は、筐体10の主体部分を成すものであり、収容室11を有する(図5及び図6)。この本体20においては、収容室11が複数形成されており、それぞれの収容室11に収容対象物ACが収容される。ここで、1つの収容室11には、少なくとも1つの収容対象物ACが収容される。
更に、この本体20は、収容対象物ACを挿入するための開口(以下、「本体側開口」という。)21を有する(図5及び図6)。本体側開口21は、収容対象物ACを収容室11に収容する際の挿入口であり、収容室11に連通させている。収容対象物ACは、本体側開口21から挿入して、収容室11に収容される。
この例示の本体20は、側壁としての外周壁22を有しており(図1から図6)、両端を開口させた筒状に成形されている。収容室11は、その外周壁22で囲われた内部空間に形成される。この本体20においては、その外周壁22の成す2つの開口が各々本体側開口21(第1本体側開口21A,第2本体側開口21B)となる。つまり、この例示の本体20は、対向配置された2つの本体側開口21(第1本体側開口21A,第2本体側開口21B)を両端に有する収容体であり(図5及び図6)、所謂フレームと称されることがある。この本体20においては、収容対象物ACとしての電子部品と収容対象物ACとしての電子部品保持体に収容及び保持される電子部品とが第1本体側開口21Aから挿入される。一方、収容対象物ACとしての電子部品保持体は、第2本体側開口21Bから挿入される。この本体20の内部では、電子部品と電線Weの一端側とが電気的に接続される。その電線Weは、第2本体側開口21Bを介して収容室11から引き出され、引出口12に案内される。
第1カバー部材30は、第1本体側開口21A側から本体20に取り付けて、第1本体側開口21Aを塞ぐ。この第1カバー部材30は、自らの開口(以下、「カバー側開口」という。)31(図5及び図6)の周縁部を本体20の第1本体側開口21Aの周縁部に嵌め合わせることによって、本体20に取り付ける。この例示の第1カバー部材30は、側壁としての外周壁32を有しており(図1から図6)、その外周壁32の一端を閉塞させ、かつ、外周壁32の他端を開口させている。この第1カバー部材30においては、その開口がカバー側開口31となる。ここで、カバー側開口31の周縁部とは、外周壁32のカバー側開口31側の端部に位置する部位のことである。また、第1本体側開口21Aの周縁部とは、外周壁22の第1本体側開口21A側の端部に位置する部位のことである。
第2カバー部材40は、第2本体側開口21B側から本体20に取り付けて、第2本体側開口21Bを塞ぐ。この第2カバー部材40は、自らの開口(カバー側開口)41(図5から図7)の周縁部を本体20の第2本体側開口21Bの周縁部に嵌め合わせることによって、本体20に取り付ける。この例示の第2カバー部材40は、側壁としての外周壁42を有しており(図1から図7)、その外周壁42の一端を閉塞させ、かつ、外周壁42の他端を開口させている。この第2カバー部材40においては、その開口がカバー側開口41となる。ここで、カバー側開口41の周縁部とは、外周壁42のカバー側開口41側の端部に位置する部位のことである。また、第2本体側開口21Bの周縁部とは、外周壁22の第2本体側開口21B側の端部に位置する部位のことである。
以下においては、第2カバー部材40に着目して、カバー嵌合構造の説明を行う。
本体20は、第2本体側開口21Bの周縁部を利用した嵌合体(以下、「本体側嵌合体」という。)23を有している(図1から図6)。また、第2カバー部材40は、カバー側開口41の周縁部を利用した嵌合体(以下、「カバー側嵌合体」という。)43を有している(図5及び図6)。本体20と第2カバー部材40は、本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43とを嵌め合わせることによって嵌合完了状態となる。嵌合完了状態では、第2カバー部材40が第2本体側開口21Bを塞いでいる。
ここで、本体側嵌合体23は、第2本体側開口21Bを成す本体側嵌合壁24を有している(図1から図6)。本体20においては、外周壁22の第2本体側開口21B側の端部で囲われた領域が第2本体側開口21Bとなるので、この外周壁22の第2本体側開口21B側の端部を本体側嵌合壁24として利用する。
また、カバー側嵌合体43は、カバー側開口41を成すカバー側嵌合壁(以下、「第1カバー側嵌合壁」という。)44を有している(図5から図7)。第2カバー部材40においては、外周壁42のカバー側開口41側の端部で囲われた領域がカバー側開口41となるので、この外周壁42のカバー側開口41側の端部を第1カバー側嵌合壁44として利用する。第1カバー側嵌合壁44は、本体側嵌合壁24の内壁面側に第2本体側開口21Bから挿入される。この第1カバー側嵌合壁44は、本体側嵌合壁24に嵌め合わされるように、自らの外壁面を本体側嵌合壁24の内壁面に対向配置させる。
更に、このカバー側嵌合体43は、嵌合完了状態で本体側嵌合壁24の外壁面に対して対向配置されるカバー側嵌合壁(以下、「第2カバー側嵌合壁」という。)45を有している(図1から図7)。その第2カバー側嵌合壁45は、第1カバー側嵌合壁44の外壁面に対して間隔を空けて対向配置させた内壁面であり、嵌合完了状態で本体側嵌合壁24の外壁面に対して対向配置される内壁面を有している。つまり、カバー側嵌合体43は、嵌合完了状態のときに第1カバー側嵌合壁44と第2カバー側嵌合壁45とで本体側嵌合壁24を挟み込むことができるように形成する。
第2カバー側嵌合壁45は、少なくとも保持機構50(図1から図13)に隣接させて配置する。その保持機構50が複数箇所に設けられている場合には、複数の保持機構50の内の少なくとも1つに隣接させて第2カバー側嵌合壁45を配置する。この例示では、複数の保持機構50の中でも保持機構50A,50Bに各々隣接させて第2カバー側嵌合壁45を配置している。
保持機構50とは、本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43との間の嵌合完了状態(つまり、本体20と第2カバー部材40との間の嵌合完了状態)を保持するためのものである。この例示の保持機構50においては、本体20に設けた第1係止体51と第2カバー部材40に設けた第2係止体52とによって、本体20と第2カバー部材40との間の嵌合完了状態を保持させる(図5及び図6)。この保持機構50は、嵌合完了状態で本体20と第2カバー部材40の抜去方向の動きを抑えるものである。第1係止体51と第2係止体52は、その抜去方向へと本体20と第2カバー部材40とが動こうとしたときに係止状態となる係止部51a,52a(図10)を各々備えている。係止部51a,52aとは、例えば、爪部や爪部が引っ掛かる壁面等である。
第1係止体51と第2係止体52は、本体20と第2カバー部材40とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら係合し始めるように形成する。図8から図13は、第1係止体51と第2係止体52の係合開始位置を示している。ここで云う係合開始位置とは、第1係止体51と第2係止体52の端部51b,52b(図10)同士が嵌合方向で初めて交わる位置のことである。更に、第1係止体51と第2係止体52は、本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43との間の嵌合が完了した際に、係合が完了し、本体20と第2カバー部材40の抜去方向の動きを互いの係止部51a,52a同士で係止し得るように形成する。図1から図4、図14及び図15は、第1係止体51と第2係止体52の係合完了位置を示している。
ここで、第2カバー側嵌合壁45は、遅くとも本体20と第2カバー部材40とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら第1係止体51と第2係止体52とが係合し始めたときに(図8から図13)、自らの内壁面が本体側嵌合壁24の外壁面に対して対向配置され始めるように形成する(図16及び図17)。これにより、本体20と第2カバー部材40との間では、本体側嵌合壁24が第1カバー側嵌合壁44と第2カバー側嵌合壁45との間に挟み込まれている状態で、第1係止体51と第2係止体52とを係合させ始めることができる。よって、第1係止体51と第2係止体52との係合が完了したとき(図14及び図15)には、第1カバー側嵌合壁44と第2カバー側嵌合壁45との間で本体側嵌合壁24を第1カバー側嵌合壁44に嵌合させることができる(図18及び図19)。従って、このカバー嵌合構造は、本体20と第2カバー部材40との間の嵌合作業性を向上させることができる。
この例示では、第1係止体51と第2係止体52とが係合し始めたときに、本体側嵌合壁24の内壁面と第1カバー側嵌合壁44の外壁面とを対向配置させ、かつ、本体側嵌合壁24の外壁面と第2カバー側嵌合壁45の内壁面とを対向配置させている(図16及び図17)。
更に、本実施形態の電気接続箱1は、第1係止体51と第2係止体52との係合が完了する前に本体20と第2カバー部材40との間の嵌合不良を検知する嵌合不良検知部60を備える(図20及び図21)。嵌合不良検知部60とは、そのような状態で嵌合不良を検知することで、強引な本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43との間の嵌合作業及び第1係止体51と第2係止体52との間の係合作業を実施させないようにするためのものである。ここでは、この嵌合不良検知部60を本体側嵌合体23に設ける。
嵌合不良検知部60は、本体側嵌合壁24の内壁面から少なくとも第1カバー側嵌合壁44の厚さ分だけ間隔を空けた位置を起点にして、本体20の内方に向け且つ本体側嵌合壁24の内壁面に対して交差させた壁体として形成する。そして、この嵌合不良検知部60は、嵌合完了状態で第1カバー側嵌合壁44の内壁面に対して対向配置されるように形成する。更に、この嵌合不良検知部60は、本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43とが互いに正しい姿勢で嵌合し始めているときに、第1カバー側嵌合壁44の内壁面に対して対向配置させるように形成する。また更に、この嵌合不良検知部60は、本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43とが互いにずれた姿勢で嵌合しようとしている場合、第1係止体51と第2係止体52との係合が完了する前に第1カバー側嵌合壁44の端部44aを係止するように形成する(図21)。
本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43は、嵌合不良検知部60が第1カバー側嵌合壁44の端部44aを係止することで、それ以上嵌め込まれていかなくなる。その際、第1係止体51と第2係止体52は、係合が完了していないので、互いを引き離すことができる。よって、作業者は、本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43との間の嵌合作業を中断し、これらを引き離して再度嵌合作業に入ることができる。つまり、作業者は、第1係止体51と第2係止体52の係合完了状態の解除作業を行わずとも、本体20と第2カバー部材40との間の嵌合作業を実施し直すことができる。従って、このカバー嵌合構造は、本体20と第2カバー部材40との間の嵌合作業性を更に向上させることができる。
以上示したように、本実施形態の収容箱のカバー嵌合構造は、本体20と第2カバー部材40との間(本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43との間)の嵌合作業性を向上させることができるので、その間での嵌合不良の発生を抑えることができる。更に、このカバー嵌合構造は、本体側嵌合体23とカバー側嵌合体43とに撓みを持たせることができるので、これらの公差管理を厳しくせずとも、これらの間の嵌合作業性を低下させずに、その間の隙間を小さくすることができる。また更に、このカバー嵌合構造は、部品点数を増加させずとも、本体20と第2カバー部材40との間の嵌合作業性を向上させることができる。また、本実施形態の電気接続箱1とワイヤハーネスWHは、そのカバー嵌合構造を備えるものであるので、そのカバー嵌合構造の効果を奏することができる。
1 電気接続箱
10 筐体
11 収容室
20 本体
21,21A,21B 本体側開口
23 本体側嵌合体
24 本体側嵌合壁
40 第2カバー部材(カバー部材)
41 カバー側開口
43 カバー側嵌合体
44 第1カバー側嵌合壁
45 第2カバー側嵌合壁
50,50A,50B 保持機構
51 第1係止体
52 第2係止体
60 嵌合不良検知部
AC 収容対象物
We 電線
WH ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. 収容対象物が収容される本体の本体側開口の周縁部を利用した本体側嵌合体と、
    前記本体側開口を塞ぐカバー部材のカバー側開口の周縁部を利用した嵌合体であり、前記本体側嵌合体に嵌め合わされるカバー側嵌合体と、
    前記本体に設けた第1係止体と前記カバー部材に設けた第2係止体とで前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体との間の嵌合完了状態を保持する保持機構と、
    を備え、
    前記本体側嵌合体は、前記本体側開口を成す本体側嵌合壁を有し、
    前記カバー側嵌合体は、前記カバー側開口を成し、前記本体側嵌合壁の内壁面側に挿入される第1カバー側嵌合壁と、前記第1カバー側嵌合壁の外壁面に対して間隔を空けて対向配置され且つ前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置される内壁面を有する第2カバー側嵌合壁と、を有し、
    前記第2カバー側嵌合壁は、遅くとも前記本体と前記カバー部材とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら前記第1係止体と前記第2係止体とが係合し始めたときに、自らの内壁面が前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置され始めるように形成し、
    前記本体側嵌合体は、前記本体側嵌合壁の内壁面から少なくとも前記第1カバー側嵌合壁の厚さ分だけ間隔を空けた位置を起点にして、前記本体の内方に向け且つ前記本体側嵌合壁の内壁面に対して交差させた嵌合不良検知部を有し、
    前記嵌合不良検知部は、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の内壁面との間に前記第1カバー側嵌合壁を入り込ませて前記第1カバー側嵌合壁の内壁面に対して対向配置されるように形成し、かつ、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが互いにずれた姿勢で嵌合しようとしている場合、前記第1係止体と前記第2係止体との係合が完了する前に前記第1カバー側嵌合壁の端部を係止するように形成することを特徴とした収容箱のカバー嵌合構造。
  2. 収容対象物を挿入するための本体側開口、前記本体側開口から挿入された前記収容対象物を収容する収容室及び前記本体側開口の周縁部を利用した本体側嵌合体を有する本体と、
    カバー側開口及び前記カバー側開口の周縁部を利用したカバー側嵌合体を有し、前記カバー側嵌合体を前記本体側嵌合体に嵌め合わせることで前記本体側開口を塞ぐカバー部材と、
    前記本体に設けた第1係止体と前記カバー部材に設けた第2係止体とで前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体との間の嵌合完了状態を保持する保持機構と、
    を備え、
    前記収容対象物は、前記本体の内部で電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、
    前記本体側嵌合体は、前記本体側開口を成す本体側嵌合壁を有し、
    前記カバー側嵌合体は、前記カバー側開口を成し、前記本体側嵌合壁の内壁面側に挿入される第1カバー側嵌合壁と、前記第1カバー側嵌合壁の外壁面に対して間隔を空けて対向配置され且つ前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置される内壁面を有する第2カバー側嵌合壁と、を有し、
    前記第2カバー側嵌合壁は、遅くとも前記本体と前記カバー部材とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら前記第1係止体と前記第2係止体とが係合し始めたときに、前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置され始めるように形成し、
    前記本体側嵌合体は、前記本体側嵌合壁の内壁面から少なくとも前記第1カバー側嵌合壁の厚さ分だけ間隔を空けた位置を起点にして、前記本体の内方に向け且つ前記本体側嵌合壁の内壁面に対して交差させた嵌合不良検知部を有し、
    前記嵌合不良検知部は、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の内壁面との間に前記第1カバー側嵌合壁を入り込ませて前記第1カバー側嵌合壁の内壁面に対して対向配置されるように形成し、かつ、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが互いにずれた姿勢で嵌合しようとしている場合、前記第1係止体と前記第2係止体との係合が完了する前に前記第1カバー側嵌合壁の端部を係止するように形成することを特徴とした電気接続箱。
  3. 電線と、
    収容対象物及び前記電線の一端側を内部に収容すると共に前記電線の他端側を外部に引き出す筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、前記収容対象物を挿入するための本体側開口、前記本体側開口から挿入された前記収容対象物を収容する収容室及び前記本体側開口の周縁部を利用した本体側嵌合体を有する本体と、カバー側開口及び前記カバー側開口の周縁部を利用したカバー側嵌合体を有し、前記カバー側嵌合体を前記本体側嵌合体に嵌め合わせることで前記本体側開口を塞ぐカバー部材と、前記本体に設けた第1係止体と前記カバー部材に設けた第2係止体とで前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体との間の嵌合完了状態を保持する保持機構と、を備え、
    前記収容対象物は、前記本体の内部で前記電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、
    前記本体側嵌合体は、前記本体側開口を成す本体側嵌合壁を有し、
    前記カバー側嵌合体は、前記カバー側開口を成し、前記本体側嵌合壁の内壁面側に挿入される第1カバー側嵌合壁と、前記第1カバー側嵌合壁の外壁面に対して間隔を空けて対向配置され且つ前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置される内壁面を有する第2カバー側嵌合壁と、を有し、
    前記第2カバー側嵌合壁は、遅くとも前記本体と前記カバー部材とが互いの嵌合方向に沿って近づきながら前記第1係止体と前記第2係止体とが係合し始めたときに、前記本体側嵌合壁の外壁面に対して対向配置され始めるように形成し、
    前記本体側嵌合体は、前記本体側嵌合壁の内壁面から少なくとも前記第1カバー側嵌合壁の厚さ分だけ間隔を空けた位置を起点にして、前記本体の内方に向け且つ前記本体側嵌合壁の内壁面に対して交差させた嵌合不良検知部を有し、
    前記嵌合不良検知部は、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが前記嵌合完了状態で前記本体側嵌合壁の内壁面との間に前記第1カバー側嵌合壁を入り込ませて前記第1カバー側嵌合壁の内壁面に対して対向配置されるように形成し、かつ、前記本体側嵌合体と前記カバー側嵌合体とが互いにずれた姿勢で嵌合しようとしている場合、前記第1係止体と前記第2係止体との係合が完了する前に前記第1カバー側嵌合壁の端部を係止するように形成することを特徴としたワイヤハーネス。
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