JP6941430B2 - 車載アンテナ装置、車載アンテナ装置の給電端子部、車載アンテナ装置の給電端子部におけるホルダーの形成方法 - Google Patents
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Description
給電端子部をガラスに貼り付けることで、アンテナ素子のアース(アースプレート)もガラスに貼り付けられるので、接地を容易に出来る。
また、アースプレートは、基板とガラスの間に配置されるため、アースプレートに相当する部材が基板と同じ平面上に隣接して配置される形態に比べて、アースとしての性能を確保しやすく、且つ給電端子部の寸法(特に長手方向の寸法)を小さくすることが出来る。
給電端子部の基板やエレメント部など車載アンテナ装置を構成する部材に不具合が生じた場合には、ホルダーからケースを取り外すことによって、ケースに納められた基板を修理または交換したり、エレメント部を交換したりすることが出来る。
本発明に係る車載アンテナ装置は、ガラスに設けられたエレメント部と、エレメント部で得られた信号を増幅するアンプを含む基板と、基板を収納する収納部と、収納部における基板よりもガラスに近い側に取り付けられる面を含むアースプレートと、基板とアースプレートとを電気的に接続する第1接続部と、基板とエレメント部の導電端子とを電気的に接続する第2接続部と、を有する給電端子部と、を備える。収納部は、収納部における基板よりもガラスに近い側のホルダーと、係合によりホルダーに取り付けられるケースとを有する。基板には、アンプに電力を供給し、エレメント部で得られた信号を出力するケーブルが接続される。基板とホルダーの間には、非導電性の板状部材が設けられる。基板は、ケースと板状部材の間に納められ、ホルダーに対して取り外し可能である。アースプレートは、板状部材とホルダーの間に配置される。
エレメント部10と給電端子部50が、モノポールタイプのアンテナとして動作することでデジタルテレビ放送の受信やデータ通信機器の送受信を行う。
給電端子部50は、ケース51、基板53、ケーブル55、ベース57、第1接続部材59a、第2接続部材59b、ホルダー61、アースプレート63、貼り付け部材65を有する。
また、エレメント部10の平面における車両のガラス90と対向する側の面を裏面とし、当該裏面と反対側の面を表面とし、当該平面に垂直な表裏方向がz方向であるとして説明する。
なお、図10〜図12では、非透光領域91を斜め格子線で表している。
本実施形態では、導電部13が略J字形状の導体パターンを有する例を示すが、二本線やループ状など別の導体パターンを有する形態であってもよい。
また、導電部13は、きわめて細い導線を網目状にして視認できないように形成した導体パターンを有する形態であってもよい。
導電部13の導体パターンの全長が、車載アンテナ装置1で受信する電波の波長λの1/4以上になるように、基材11の長手方向(y方向)の寸法(約95mm)が決定される。
基材11の端部の表面には、導電部13の一端に設けられて給電端子部50と電気的に接続する導電端子15が配設される。
エレメント部10の基材11は、給電端子部50の収納部(ケース51、ホルダー61の長手方向(x方向)の寸法よりも短い幅のI型状に形成される。
基材11の裏面には、エレメント部10をガラス90に貼り付けるために接着剤が塗布されている。
エレメント部10がガラス90に貼り付けられる前の状態において、基材11の表面には、アプリケーションフィルム(表面保護シート、不図示)が貼り付けられ、基材11の裏面(ガラス90と対向する側の面)には、セパレーター(裏面保護シート、不図示)が貼り付けられる。
セパレーターやアプリケーションフィルムは、エレメント部10をガラス90に貼り付ける際に取り外しされる。
ケース51の側面には、凸部51aが設けられ、給電端子部50の組み立て時にホルダー61に設けられた穴(係合部61c)と係合する。
基板53は、エポキシ(Epoxy)樹脂などで構成され、アンテナアンプなど、導電部13をアンテナ素子として機能させるための回路を有する。
基板53は、取り外し可能な状態で、ケース51に収納され、収納部を構成するケース51とホルダー61が、基板53を挟んだ状態で保持する。
ベース57は、ケース51の開口に嵌合して、ケース51とで、基板53を挟む非導電性の板状部材(例えば、ABS樹脂製の板状部材)で、第1接続部材59aと第2接続部材59bとが貫通する穴若しくは切り欠き(第1切り欠き57a、第2切り欠き57b)を有する。
第2接続部材59bは、導電性の板を略S字状に折り曲げてバネ性を有するように形成された弾性部材で、基板53のアンプ回路の入力側(ケーブル55の芯線(内部導体)が接続されるパターン)に半田付け等によって接続され、基板53と導電端子15の電気的な接続のために使用される。
ホルダー61におけるガラス90と対向する面(底面)には、第1接続部材59aと第2接続部材59bが貫通する穴(第1穴61a、第2穴61b)が設けられる。
ホルダー61の側面には、ケース51の凸部51aと係合する穴(係合部61c)が設けられる。
アースプレート63は、アンテナ素子(導電部13)のアースとして必要な全長と幅を有する帯状の導体パターンにより所定の形状に形成される導電性の板状部材(例えば、ブリキ製の板状部材)である(図3参照)。
アースプレート63は、幅広の環状帯の一部を切り欠いたC型状に形成して、収納部を構成するホルダー61の底面に、その外形の内周に沿うように設けられる。これによってアースプレート63は、ホルダー61の底面の略全面に形成される。
アースプレート63の形状は、C型状に限らず、例えば、L型状、U型状、J型状、ミアンダ状、渦巻き状であってもよい。
なお、第2接続部材59bが接触しない領域を確保出来れば、アースプレート63の形状はO型状であってもよい。
係合突起63aは、アースプレート63から離れた第1部分63a1と、第1部分63a1よりもアースプレート63に近い第2部分63a2を有し、第1部分63a1は第2部分63a2よりも幅広い形状を有する(図4参照)。
ホルダー61は、係合突起63a(第1部分63a1、第2部分63a2)と係合する。
本実施形態では、第1部分63a1が第2部分63a2よりも幅広い形状を有する一例として、係合突起63aが逆凸形状を有する形態を説明するが、アースプレート63から離れた第1部分63a1がアースプレート63に近い第2部分63a2よりも幅広の形状であれば、他の形状(例えば、蟻ほぞ形状など)を有する形態であってもよい。
アースプレート63をホルダー61の鋳型に載置する第1工程と、当該鋳型に溶融したホルダー61の材料を流し込んで、ホルダー61を形成する第2工程を介して、ホルダー61が形成される。
貼り付け部材65には、第2接続部材59bが貫通する領域(第3切り欠き65a)が設けられる。
第2接続部材59bは、第2切り欠き57bと第2穴61bと導体パターンが形成されない領域64bと第3切り欠き65aを介して、給電端子部50におけるガラス90と対向する側の面から突出し、給電端子部50をガラス90に貼り付ける際に、基板53と先にガラス90に貼り付けられたエレメント部10の導電端子15とに挟まれ、第2接続部材59bの付勢力によって、基板53と導電端子15とが電気的に接続した状態にされる。
ケーブル55や第1接続部材59aや第2接続部材59bが取り付けられた基板53が、ケース51に納められ、ベース57が更にケース51に納められる(図6参照)。
予めアースプレート63が取り付けられたホルダー61に、基板53とケーブル55とベース57と第1接続部材59aと第2接続部材59bを含むケース51が取り付けられる(図7参照)。
ホルダー61とでアースプレート63を挟むようにして、ホルダー61に貼り付け部材65が貼り付けられて、給電端子部50が完成する(図8、図9参照)。
給電端子部50の基板53やエレメント部10など車載アンテナ装置1を構成する部材に不具合が生じた場合には、ホルダー61からケース51を取り外すことによって、ケース51に納められた基板53を修理または交換したり、エレメント部10を交換したりすることが出来る。
給電端子部50をガラス90に貼り付けることで、アンテナ素子(導電部13)のアース(アースプレート63)もガラス90に貼り付けられるので、接地を容易に出来る。
また、アースプレート63は、基板53と貼り付け部材65の間(基板53とガラス90の間)に配置されるため、アースプレートに相当する部材が基板53と同じ平面上に隣接して配置される形態に比べて、アースとしての性能を確保しやすく、且つ給電端子部50の寸法(特に長手方向の寸法)を小さくすることが出来る。
例えば、ベース57とホルダー61の間に、アースプレート63が設けられ、ベース57との挟み込みによってホルダー61に取りつけられる形態、若しくはアースプレート63が直接ホルダー61に取りつけられる形態が考えられる。
例えば、アースプレート63が、金属材料(金属皮膜、導電塗料)で構成され、ホルダー61に取り付けられる(貼り付けを含む)形態が考えられる。
また、基板53とガラス90の間に設けるアースプレート63(アース部)は、板状部材に限らず、例えば、棒状部材を折り曲げて構成する形態であってもよい。
10 エレメント部
11 基材
13 導電部
15 導電端子
17 保護膜
50 給電端子部
51 ケース
51a 凸部
53 基板
55 ケーブル
57 ベース
57a 第1切り欠き
57b 第2切り欠き
59a 第1接続部材
59b 第2接続部材
61 ホルダー
61a 第1穴
61b 第2穴
61c 係合部
63 アースプレート
63a 係合突起
63a1 第1部分
63a2 第2部分
64a アースプレートの導体パターンの端部の一方
64b アースプレートにおける基板と平行な面を含む矩形の枠内でアースプレートの導体パターンが形成されない領域
65 貼り付け部材
65a 第3切り欠き
91 車両フロントガラスの非透光領域
92 境界線
93 車両フロントガラスの透光領域
Claims (9)
- ガラスに設けられたエレメント部と、
前記エレメント部で得られた信号を増幅するアンプを含む基板と、前記基板を収納する収納部と、前記収納部における前記基板よりも前記ガラスに近い側に取り付けられる面を含むアースプレートと、前記基板と前記アースプレートとを電気的に接続する第1接続部と、前記基板と前記エレメント部の導電端子とを電気的に接続する第2接続部と、を有する給電端子部と、を備え、
前記第1接続部と前記第2接続部の少なくとも一方は、前記基板と前記アースプレートの配列方向にバネ性を有し、
前記基板と前記アースプレートとの間には、前記収納部とは別体で非導電性の板状部材が設けられている、ことを特徴とする車載アンテナ装置。 - 前記収納部の長手方向は、前記車載アンテナ装置で受信する電波の波長の1/8以下の寸法を有し、
前記エレメント部に形成された導体パターンの全長は、前記波長の1/4以上の寸法を有することを特徴とする請求項1に記載の車載アンテナ装置。 - 前記アースプレートの導体パターンは、C型状、L型状、U型状、J型状、前記収納部の長手方向に延びる長辺を有するミアンダ状、渦巻き状、O型状のいずれかに形成されることを特徴とする請求項1に記載の車載アンテナ装置。
- 前記アースプレートの導体パターンは、前記基板と平行な面と、前記基板を含む面と垂直な面を有することを特徴とする請求項3に記載の車載アンテナ装置。
- 前記アースプレートの導体パターンは、C型状、L型状、U型状、J型状、前記収納部の長手方向に延びる長辺を有するミアンダ状、渦巻き状のいずれかに形成され、
前記アースプレートを形成する導体パターンの端部に、前記第1接続部が接続することを特徴とする請求項1に記載の車載アンテナ装置。 - 前記アースプレートは、前記収納部の少なくとも一部と一体的に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の車載アンテナ装置。
- 前記収納部は、前記収納部における前記基板よりも前記ガラスに近い側のホルダーと、係合により前記ホルダーに取り付けられるケースとを有し、
前記基板には、前記アンプに電力を供給し、前記エレメント部で得られた信号を出力するケーブルが接続され、
前記基板と前記ホルダーの間には、前記板状部材が設けられ、
前記基板は、前記ケースと前記板状部材の間に納められ、前記ホルダーに対して取り外し可能であり、
前記アースプレートは、前記板状部材と前記ホルダーの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車載アンテナ装置。 - ガラスに設けられたエレメント部と、
前記エレメント部で得られた信号を増幅するアンプを含む基板と、前記基板を収納する収納部と、前記収納部における前記基板よりも前記ガラスに近い側に取り付けられる面を含むアースプレートと、前記基板と前記アースプレートとを電気的に接続する第1接続部と、前記基板と前記エレメント部の導電端子とを電気的に接続する第2接続部と、を有する給電端子部と、を備え、
前記第1接続部と前記第2接続部の少なくとも一方は、前記基板と前記アースプレートの配列方向にバネ性を有し、
前記収納部は、前記収納部における前記基板よりも前記ガラスに近い側のホルダーと、係合により前記ホルダーに取り付けられるケースとを有し、
前記基板には、前記アンプに電力を供給し、前記エレメント部で得られた信号を出力するケーブルが接続され、
前記基板と前記ホルダーの間には、非導電性の板状部材が設けられ、
前記基板は、前記ケースと前記板状部材の間に納められ、前記ホルダーに対して取り外し可能であり、
前記アースプレートは、前記板状部材と前記ホルダーの間に配置されることを特徴とする車載アンテナ装置。 - ガラスに設けられたエレメント部と、
前記エレメント部で得られた信号を増幅するアンプを含む基板と、前記基板を収納する収納部と、前記収納部における前記基板よりも前記ガラスに近い側に取り付けられる面を含むアースプレートと、前記基板と前記アースプレートとを電気的に接続する第1接続部と、前記基板と前記エレメント部の導電端子とを電気的に接続する第2接続部と、を有する給電端子部と、を備え、
前記収納部は、前記収納部における前記基板よりも前記ガラスに近い側のホルダーと、係合により前記ホルダーに取り付けられるケースとを有し、
前記基板には、前記アンプに電力を供給し、前記エレメント部で得られた信号を出力するケーブルが接続され、
前記基板と前記ホルダーの間には、非導電性の板状部材が設けられ、
前記基板は、前記ケースと前記板状部材の間に納められ、前記ホルダーに対して取り外し可能であり、
前記アースプレートは、前記板状部材と前記ホルダーの間に配置されることを特徴とする車載アンテナ装置。
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