JP6942172B2 - コーティング剤が塗布された食肉製品等 - Google Patents
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Description
[1]
複数枚の食肉製品または食肉類似製品(以下「食肉製品等」と総称する。)のスライス物が積層された状態で包装された製品であって、
前記スライス物同士が重なり合っている断面に、オイル、グリセリン、発酵乳酸およびその塩、界面活性剤、シリコーン、増粘剤ならびに糖類からなる群より選ばれる少なくとも一種を含むコーティング剤が塗布されている、製品。
[2]
前記食肉製品等の100g中の脂質の含有量が35g以下である、項1に記載の製品。
[3]
前記食肉製品等の100g中の水分の含有量が60g以下である、項1または2に記載の製品。
[4]
前記食肉製品等の100g中のタンパク質の含有量が19g以上である、項1〜3のいずれか一項に記載の製品。
[5]
前記食肉製品等がハム類またはベーコン類である、項1〜4のいずれか一項に記載の製品。
[6]
前記食肉製品等がハム類である、項5に記載の製品。
[7]
前記食肉製品等が生ハムである、項6に記載の製品。
[8]
前記スライス物の厚みが0.5〜2.0mmである、項1〜7のいずれか一項に記載の製品。
[9]
項1〜8のいずれか一項に記載の、複数枚の食肉製品等のスライス物が積層された状態で包装された製品の製造方法であって、
前記スライス物の断面に、オイル、グリセリン、発酵乳酸およびその塩、界面活性剤、シリコーン、増粘剤ならびに糖類からなる群より選ばれる少なくとも一種を含むコーティング剤を塗布する工程を含む、製造方法。
本発明における「製品」は、複数枚の食肉製品または食肉類似製品のスライス物が積層された状態で包装された製品であって、スライス物同士が重なり合っている断面に、特定のコーティング剤が塗布されている製品(以下、単に「本発明の製品」と呼ぶ。)である。
本発明における食肉製品または食肉類似製品(以下、「食肉製品等」と総称する。)は、一般的にスライスされた状態で製品化されているものであれば特に限定されるものではない。「食肉製品」には、(i)ハム、ベーコン、ソーセージ、ケーシングを使用しないソーセージ様製品等の加熱食肉製品、(ii)生ハム、生ベーコン(パンチェッタ)等の非加熱食肉製品、および(iii)ローストビーフ等の特定加熱食肉製品が包含される。「食肉類似製品」は、畜肉由来の食材の代替として、動物性タンパク(卵、乳等)由来の食材や、植物性タンパク(大豆等)由来の食材等を用いて製造された食肉製品に類似した製品、いわゆる「ミートレス」製品を指す。なお、本明細書において、上記の分類における加熱食肉製品としてのハム(加熱ハム)と、非加熱食肉製品である生ハムとを「ハム類」と総称する。また、上記の分類における加熱食肉製品としてのベーコンと、非加熱食肉製品である生ベーコンとを「ベーコン類」と総称する。また「食肉製品」には、食肉自体(スライス物にしただけのもの)は含まれない。
本発明におけるコーティング剤は、オイル、グリセリン、発酵乳酸およびその塩、界面活性剤、シリコーン、増粘剤ならびに糖類からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む。これらのコーティング成分は、食品用としての使用が認められている種類のもの(食品または食品添加物として承認されているもの)である。
本発明における「製造方法」は、上述したような本発明の製品を製造するための方法であって、食肉製品等の断面に、上述したようなコーティング剤を塗布する工程を少なくとも含む製造方法(以下、単に「本発明の製造方法」と呼ぶ。)である。
ロース肉の生ハムの原木から、表1に示す所定の厚み(0.5〜1.2mm)のスライス物を15枚切り出した。各スライス物の片面にオリーブ油(長鎖脂肪酸油)を塗布した。オリーブ油の塗布量は、スライス物4枚あたり1gとした。一方のスライス物のオリーブオイルを塗布した面と他方のスライス物のオリーブオイルを塗布していない面を重ね合わせるようにしてスライス物を積層してから真空包装し、冷蔵庫内で24時間静置して、積層体を得た(オリーブ油添加品)。開封後、端部をつまんでスライス物を1枚ずつ剥離した。試験者7人が1〜3枚ずつ剥離し、その剥離性を以下の基準で評価した。対照として、オリーブ油を塗布せずにスライス物を積層するようにしたこと以外は上記と同様にして積層体を得て(オリーブ油未添加品)、上記と同様に評価した。
◎:簡単に剥がれ、剥離したスライス物に破れもない。
○:つまみ具合・力加減を調整することで、剥離でき、剥離したスライス物に破れもない。
△:剥離しにくく、スライス物が破れることがある。
×:スライス物を破かずに剥離できない。
ロース肉の生ハムの原木から、1.0mmの厚みのスライス物を15枚切り出した。各スライス物の片面にオリーブ油(長鎖脂肪酸油)を塗布した。オリーブ油の塗布量は、スライス物4枚あたり1gとした。一方のスライス物のオリーブオイルを塗布した面と他方のスライス物のオリーブオイルを塗布していない面を重ね合わせるようにしてスライス物を積層してから真空包装し、冷蔵庫内で24時間静置して、積層体を得た(オリーブ油添加品)。開封後、端部をつまんでスライス物を1枚剥離し、重量(a)を測定した後、25℃、常圧下にて、30分静置した。静置後のスライス物の重量(b)を測定し、乾燥歩留まり(b/a×100(%))を算出した。対照として、オリーブ油を塗布せずにスライス物を積層するようにしたこと以外は上記と同様にして積層体を得て(オリーブ油未添加品)、上記と同様に乾燥歩留まりを算出した。
Claims (9)
- 複数枚の食肉製品または食肉類似製品(以下「食肉製品等」と総称する。)のスライス物が積層された状態で包装された製品であって、
前記スライス物同士が重なり合っている断面に、オイル、グリセリン、発酵乳酸およびその塩、界面活性剤ならびにシリコーンからなる群より選ばれる少なくとも一種のコーティング成分を含むコーティング剤が塗布されており、
前記コーティング成分が固形物である場合、前記コーティング剤はその固形物であるコーティング成分が適切な溶媒に適切な濃度で溶解させたものである、製品、
ただし、前記コーティング剤は、前記コーティング成分を含むピックル液として、前記食肉製品等に注入されるものを除く。 - 前記食肉製品等の100g中の脂質の含有量が35g以下である、請求項1に記載の製品。
- 前記食肉製品等の100g中の水分の含有量が60g以下である、請求項1または2に記載の製品。
- 前記食肉製品等の100g中のタンパク質の含有量が19g以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製品。
- 前記食肉製品等がハム類またはベーコン類である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製品。
- 前記食肉製品等がハム類である、請求項5に記載の製品。
- 前記食肉製品等が生ハムである、請求項6に記載の製品。
- 前記スライス物の厚みが0.5〜2.0mmである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の製品。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の、複数枚の食肉製品等のスライス物が積層された状態で包装された製品の製造方法であって、
前記スライス物の断面に、オイル、グリセリン、発酵乳酸およびその塩、界面活性剤ならびにシリコーンからなる群より選ばれる少なくとも一種のコーティング成分を含むコーティング剤を塗布する工程を含み、
前記コーティング成分が固形物である場合、前記コーティング剤はその固形物であるコーティング成分が適切な溶媒に適切な濃度で溶解させたものである、製造方法、
ただし、前記コーティング剤は、前記コーティング成分を含むピックル液として、前記食肉製品等に注入されるものを除く。
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|---|---|---|---|
| JP2019229884A JP6942172B2 (ja) | 2019-12-20 | 2019-12-20 | コーティング剤が塗布された食肉製品等 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2019229884A JP6942172B2 (ja) | 2019-12-20 | 2019-12-20 | コーティング剤が塗布された食肉製品等 |
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| JP2021097604A JP2021097604A (ja) | 2021-07-01 |
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Country Status (1)
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017150390A1 (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-08 | グリコ栄養食品株式会社 | ピックル液 |
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2019
- 2019-12-20 JP JP2019229884A patent/JP6942172B2/ja active Active
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| JP2021097604A (ja) | 2021-07-01 |
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