JP6942930B2 - 4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法 - Google Patents
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Description
3,5,6−テトラフルオロベンゼンから4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフル
オロベンゼンメタノールを合成する方法に関する。
ルトリン、メトフルトリン及びメペルフルトリンを合成するための重要な中間体である。
トランスフルトリン及びメトフルトリンは日本住友化学工業株式会社により研究・開発さ
れ、メペルフルトリンは江蘇揚農化工股份有限公司により研究・開発されており、
3種類はいずれも低毒性・高性能のピレスロイド類殺虫剤であり、蚊、ハエなどの衛生害
虫に対して優れたノックダウン及び殺虫活性があり、現在、衛生害虫の防除に広く使用さ
れている。
ゼンメタノールの合成方法は、主に以下の複数種である。
5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジルアルコールを原料として、メチルエーテル
化、カルボキシ化及びカルボキシ還元の3つのステップの反応を行い、4−メトキシメチ
ル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールを合成することが報告されている
。
該方法は、反応ステップが長く、合成プロセスには強塩基、強還元剤などの危険な試薬が
必要であり、低温などの過酷な条件も必要であり、反応プロセスの制御要件が高く、合成
コストが高いため、研究にのみ適し、工業化生産には適していない。
−ベンゼンジメタノールを原料として、ハロゲン化、メトキシ化反応を行い、4−メトキ
シメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールを合成することが報告され
ている。
該合成方法は、反応ステップが短く、2つのステップの反応で製品を得ることができ、使
用される試薬がすべて工業用の従来の原料であり、安価で入手が容易であるため、合成コ
ストが低く、工業的生産に適している。その欠点としては、原料の2,3,5,6−テトラ
フルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールの水酸基が、ハロゲン化産物である4−ハロメ
チル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの水酸基と同様の化学的性質を
持っているので、ハロゲン化反応において両方の選択性が悪く、ジハロゲン化副生成物が
生成されやすく、さらに後続のメトキシ化反応で1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,
5,6−テトラフルオロベンゼンが生成され、その結果、反応収率が低下し、合成コスト
が高まる。
ル化試薬の作用下で、選択的メチル化反応を行い、4−メトキシメチル−2,3,5,6−
テトラフルオロベンゼンメタノールを得る。
。
たとえば、日本住友化学工業株式会社により出願した発明特許CN1297875Aでは
、硫酸ジメチルがメチル化試薬として用いられ、貴州柏絲特化工社により出願した発明特
許CN101913997Aでは、モノクロロメタンがメチル化試薬として用いられる。
該方法は、合成ステップが短く、ワンステップの反応だけで製品を得ることができ、そし
て使用される試薬が低価で入手しやすく、現在、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テ
トラフルオロベンゼンメタノールを工業的に合成するための主な方法である。主な欠点と
して、反応中、原料の2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールの水
酸基が、産物である4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノ
ールの水酸基と同様の化学的性質を持っているので、反応における選択性が悪くなり、副
生成物である1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンが生
成されやすく、一般的には、該副生成物の含有量が10%程度であり、その結果、反応収
率が低下し、合成コストが高まる。
製造には、副生成物である1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロ
ベンゼンが生成され、プロセスの経路及びプロセスの条件によって、該副生成物の割合が
通常5〜15%であり、現在のところ、該副生成物には応用価値が発見されておらず、有
害廃棄物として焼却するしかなく、多くの処理コストを支払う必要があるだけでなく、焼
却プロセスで二次汚染を引き起こす恐れもある。したがって、1,4−ジ(メトキシメチ
ル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンの資源化は急務となっている。
1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンを原料として4−
メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールを合成するものであ
り、価値の低い1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンを
価値の高い4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールに転
化するだけでなく、技術の革新を通じて、プロセスにおける反応の条件が穏やかになり、
試薬が低価で入手しやすく、簡単に操作でき、合成収率が高く、製品の品質が高いなどの
利点を達成させ、社会的・経済的価値が高い。
って、
1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)を硫酸水溶
液と有機カルボン酸からなる混合溶液にて反応させ、混合物(II)を得るステップ(1
)と、
混合物(II)を無機アルカリの作用下で加水分解反応させ、混合物(III)を得るス
テップ(2)と、
混合物(III)を、無機アルカリの作用下で、メチル化試薬と反応させて、混合物(I
V)を得て、混合物(IV)を分離により精製して、4−メトキシメチル−2,3,5,6
−テトラフルオロベンゼンメタノール(V)を得て、1,4−ジ(メトキシメチル)−2,
3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)を回収するステップ(3)と、を含む。
オロベンゼン(I)を、硫酸水溶液と有機カルボン酸からなる混合溶液にて、エーテル結
合切断及び水酸基のその場エステル化反応を行い、少量の1,4−ジ(メトキシメチル)
−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)とほとんどのカルボキシレート、アルコ
ールからなる混合物(II)が得られ、次に、無機アルカリの作用下で、混合物(II)
中のカルボキシレートがエステル基の加水分解反応を発生させて、水酸基を回復させ、主
に一価アルコール、二価アルコール及び少量の1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,
6−テトラフルオロベンゼン(I)からなる混合物(III)が得られ、次に、混合物(
III)が、無機アルカリの作用下で、水酸基のメチル化反応を行い、二価アルコールが
一価アルコールに転化され、主に一価アルコールと少量の1,4−ジ(メトキシメチル)
−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)からなる混合物(IV)が得られ、その
中の一価アルコールが4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタ
ノール(V)であり、最後に、混合物(IV)が分離により精製され、製品として4−メ
トキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール(V)及び回収原料と
して1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)がそれ
ぞれ得られる。該技術案は、価値の低い1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テ
トラフルオロベンゼンは、簡単に制御可能な反応プロセス及び低価な反応試薬を利用して
、価値の高い4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール(
V)に転化され、また、回収された1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラ
フルオロベンゼン(I)はリサイクル可能であり、社会的・経済的価値が明らかに高まる
。
ステップ(1)では、
硫酸水溶液と有機カルボン酸からなる混合溶液の調製を研究したところ、好ましい配合方
式としては、前記硫酸水溶液は硫酸と水を用いて調製されたものであり、硫酸が50〜9
0質量%であり、硫酸水溶液の使用量が化合物(I)の質量の1〜10倍であるように構
成されており、前記有機カルボン酸とは、炭素数1〜6の直鎖又は分岐状の一塩基性アル
キルカルボン酸のうちのいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、具体的には、た
とえば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ酪酸、n−吉草酸、イソ吉草酸、カ
プロン酸などが挙げられ、好ましい有機カルボン酸は酢酸とプロピオン酸のうちの1種又
は2種である。有機カルボン酸は、反応中に反応溶媒として機能するとともに、反応試薬
として使用され、使用量が化合物(I)の質量の0.5〜10倍である。
系を構成する硫酸水溶液の濃度及び使用量、有機カルボン酸の種類及び使用量によって、
化合物(I)の反応活性が異なるため、反応温度は、具体的な状況に応じて適宜調整する
ことができ、好ましくは、90〜160℃である。
5,6−テトラフルオロベンゼン(I)のエーテル結合が切断され、4−メトキシメチル
−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール(V)及び2,3,5,6−テトラフル
オロ−1,4−ベンゼンジメタノールが生成され、上記エーテル結合切断産物は、硫酸に
より触媒されながら、有機カルボン酸とその場エステル化反応を行い、混合物(II)を
生成し、それによって、原料のエーテル結合切断−ヒドロキシ保護が同時に行われ、エー
テル結合切断産物の二分子又は多分子の分子間エーテル化の副反応が完全に回避される。
反応して得た混合物(II)は、主に、化合物として4−メトキシメチル−2,3,5,6
−テトラフルオロベンゼンメタノールカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ
−1,4−ベンゼンジメタノールジカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−1
,4−ベンゼンジメタノールモノカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,
4−ベンゼンジメタノール、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼ
ンメタノール(V)及び1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベ
ンゼン(I)で構成され、各化合物の割合が反応条件の変化及び反応時間に応じて変化す
る。反応において、1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼ
ン(I)の含有量及びほかの不純物の生成量が主な制御パラメータとされ、4−メトキシ
メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールカルボキシレート、2,3,5,
6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールジカルボキシレート、2,3,5,6−
テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールモノカルボキシレート及び2,3,5,6−
テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールは、すべて後続の反応において産物(V
)に転化され、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール
(V)自体は産物(V)であり、このため、これらの割合が反応効果へ影響を及ぼさない
。通常、反応系中の1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼ
ン(I)の含有量が15%以下、好ましくは10%以下に下がると、反応を停止する。
で、次の反応を行う前に混合物(II)を反応系から分離する分離操作が必要である。し
たがって、ステップ(1)とステップ(2)の間に分離ステップが設置されるのが好まし
く、好適な分離方法は抽出であり、抽出溶媒は、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ン、クロロホルム、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンから選ばれ
るいずれかの1種又は複数種の組み合わせである。抽出溶媒の使用量及び抽出温度、抽出
回数などは、実際のニーズに応じて適宜調整され得る。抽出された混合物(II)含有溶
液は、そのままステップ(2)に供してもよく、溶媒を留去して得た混合物(II)をス
テップ(2)に供してもよい。
前記混合物(II)は、ステップ(1)で得られた抽出溶媒含有混合物(II)の溶液で
あってもよいし、抽出溶媒を留去して得た溶媒フリー混合物(II)であってもよい。抽
出溶媒含有混合物(II)の溶液が使用される場合、他の材料の使用量の計算し易さから
、使用前に溶液中の混合物(II)の実際量を換算する。
するが、適切な有機溶媒と水からなる混合溶媒を反応溶媒としてもよい。水を反応溶媒と
する場合、水の使用量は混合物(II)の重量の1〜10倍である。水と有機溶媒からな
る混合溶媒を反応溶媒とする場合、有機溶媒は、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ン、クロロホルム、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンから選ばれ
るいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、混合溶媒中の水の使用量が混合物(I
I)の重量の1〜10倍であり、有機溶媒の使用量が水の質量の10倍以下である。ステ
ップ(1)で得た抽出溶媒含有混合物(II)の溶液が使用される場合、この溶液に含ま
れる抽出溶媒を有機溶媒として使用することができ、そして、この抽出溶媒はステップ(
2)の有機溶媒の使用量に含まれる。
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸リチウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウ
ム、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムから選ばれるいずれかの1種又
は複数種の組み合わせである。反応では、混合物(II)中の4−メトキシメチル−2,
3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールカルボキシレート、2,3,5,6−テトラ
フルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールジカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフル
オロ−1,4−ベンゼンジメタノールモノカルボキシレートは、無機アルカリの作用下で
エステル基の加水分解反応を行い、混合物(III)を生成する。無機アルカリの使用量
は、混合物(II)中の各化合物の割合に関連し、より詳しくは、混合物(II)中のエ
ステル基の全物質量に関連する。混合物(II)中の各化合物の割合が一定の範囲で変動
するので、混合物(II)中の4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベン
ゼンメタノールカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメ
タノールジカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノ
ールモノカルボキシレートが完全に加水分解できるように、反応前に混合物(II)中の
各化合物の実際の割合に基づいて、混合物(II)の投入量から、混合物(II)中のエ
ステル基の全物質量を算出し、これに基づいて、無機アルカリの使用量を決定する必要が
ある。好ましくは、無機アルカリと混合物(II)中の各化合物に含まれるエステル基の
全物質量との比は(1〜10):1である。
の状況に応じて一定の範囲で調整することができるが、好ましくは30〜100℃である
。
ルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフル
オロベンゼンメタノール(V)及び1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラ
フルオロベンゼン(I)からなる。混合物(III)は、適切な方法により反応系から分
離された後、ステップ(3)の反応に供してもよく、利用可能な分離方法には、結晶化−
ろ過、抽出−濃縮などが含まれる。コスト、環境保存などの点から、好ましい方法は、反
応済みの混合液を分離せずに、そのままステップ(3)の反応を行う。
前記混合物(III)は、ステップ(2)の反応が終了した後、結晶化−ろ過、抽出−濃
縮などの操作を行って得た混合物(III)であってもよいし、そのままステップ(2)
とステップ(3)を直列接続する方式で反応を行ってもよく、後者の場合、混合物(II
I)は、ステップ(2)の反応終了時の混合物(III)を含有する反応液であり、ステ
ップ(2)のエステル加水分解反応に明らかな副反応がないので、定量的に加水分解が行
われると考えられ、したがって、前記混合物(III)の投入量及びその各成分の割合は
、ステップ(2)における混合物(II)の投入量及びその各成分の割合に基づいて算出
し、それに基づいて、ステップ(3)におけるほかの材料の使用量は算出することができ
る。
は、系中の2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールは、無機アルカ
リの作用下で、メチル化試薬とエーテル化反応を発生させ、産物(V)を生成し、また、
産物(V)のエーテル化反応による副生成物である1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3
,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)の生成をできるだけ抑える。
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸リチウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウ
ム、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムから選ばれるいずれかの1種又
は複数種の組み合わせであり、無機アルカリと混合物(III)中の2,3,5,6−テト
ラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールの物質量との比が(1〜10):1である。
なお、ステップ(2)とステップ(3)は直列接続方式で反応を行う場合、ステップ(2
)における過量のアルカリは、ステップ(3)におけるアルカリとして使用されることが
でき、そのアルカリはステップ(3)のアルカリの使用量に含まれる。
ら選ばれるいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、メチル化試薬と混合物(II
I)中の2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールの物質量との比は
(1〜5):1である。
く、水と有機溶媒からなる混合溶媒は、産物(V)のさらなるエーテル化を抑えて、副生
成物である1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)
の生成を減らすことに有利であることから、反応溶媒として好適である。水を反応溶媒と
する場合、水の使用量は混合物(III)の質量の1〜15倍である。水と有機溶媒から
なる混合溶媒を反応溶媒とする場合、有機溶媒はジクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ン、クロロホルム、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、シクロヘ
キサン、メチルシクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、イソプロピルエーテル、
メチル−tert−ブチルエーテルから選ばれるいずれかの1種又は複数種の組み合わせ
であり、水と有機溶媒との質量比が(0.1〜10):1であり、混合溶媒の使用量が混
合物(III)の質量の1〜15倍である。ステップ(2)で使用される混合物(II)
は、ステップ(1)で得られた抽出溶媒含有混合物(II)の溶液であり、且つステップ
(2)とステップ(3)は直列接続方式で反応を行う場合、ステップ(1)の抽出溶媒は
、ステップ(3)の有機溶媒として使用することができ、ステップ(3)の有機溶媒の使
用量に含まれ、また、ステップ(2)の水の量はステップ(3)の水として使用すること
ができ、ステップ(3)の水の使用量に含まれ。
媒の組成及び使用量に関連し、実際の状況に応じて一定の範囲で調整できるが、好ましく
は20〜80℃である。
ンメタノール(V)と副生成物として1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テト
ラフルオロベンゼン(I)からなる混合物(IV)が得られ、分離により精製されると、
産物の4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール(V)と
1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)がそれぞれ
得られ、利用可能な分離方法には、精留と再結晶が含まれ、分離して回収した副生成物1
,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)は、原料とし
て、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール(V)の合
成に再度利用される。
(1)4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの工業的
製造における副生成物の1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベ
ンゼンを原料として、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタ
ノールを合成するため、副生成物の資源化及びリサイクルが実現される。
(2)硫酸水溶液と有機カルボン酸からなる混合溶液を用いてエーテル結合の切断反応を
行い、さらに水酸基のその場エステル化反応を行ってカルボキシレートを生成し、それに
よって、水酸基を効果的に保護し、硫酸水溶液だけを用いてエーテル結合切断を行う場合
の、二分子又は多分子の分子間エーテル化の副反応を回避し、誘導化により生成されたカ
ルボキシレートは簡単なアルカリ性加水分解反応を行うだけで、水酸基を回復できる。
(3)本願に使用されている反応試薬は、低価で入手しやすく、反応条件が穏やかであり
、簡単に操作でき、合成収率が高く、製品の品質が高いなどの利点を有し、反応中に生成
される副生成物の1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン
はリサイクル可能であり、社会的・経済的価値が明らかに高まる。
化合物(I)140g、70%硫酸水溶液420g、プロピオン酸1120gを2L反応
フラスコに加え、撹拌しながら140〜145℃に昇温して、保温して10時間反応させ
た後、反応を停止して、温度を下げた。反応液をクロロホルム700gで抽出し、有機相
を併せて、クロロホルムを減圧下留去し、混合物(II)159.5g(HPLC検出:
4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールプロピオネート
35.5%、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールジプロピオネ
ート20.2%、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールモノプロ
ピオネート16.8%、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール4
.8%、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール11.
8%及び1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン9.1%
)を得て、次の反応に用いた。
得られた混合物(II)を2L反応フラスコに加えて、水1250g、炭酸カリウム37
0gを加え、撹拌しながら90〜95℃に昇温し、保温して12時間反応させた後、反応
を停止して、温度を下げ、混合物(III)(HPLC検出:4−メトキシメチル−2,
3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール47.1%、2,3,5,6−テトラフルオ
ロ−1,4−ベンゼンジメタノール41.6%、1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5
,6−テトラフルオロベンゼン9.1%)を得て、次の反応に用いた。
系へトルエン250gを加え、温度を40〜45℃に制御し、硫酸ジメチル60gをゆっ
くり滴下し、滴下終了後、系を40〜45℃で保温して2時間反応させた後、反応を停止
して、温度を下げた。反応液を静置して層化し、有機相を分離して、水相をトルエン20
0gで抽出し、有機相を併せて、溶媒を減圧下留去し、濃縮物を減圧下精留し、製品(V
)99.8g(含有量99.2%、収率75.7%、回収化合物(I)16.1g(含有
量98.2%、回収率11.5%)を得た。
化合物(I)150g、60%硫酸水溶液600g、酢酸900gを2L反応フラスコに
加え、撹拌しながら120〜125℃に昇温して、保温して8時間反応させた後、反応を
停止して、温度を下げた。反応液をトルエン960gで抽出し、有機相を併せて、混合物
(II)のトルエン溶液1125g(HPLC検出:4−メトキシメチル−2,3,5,6
−テトラフルオロベンゼンメタノールアセテート32.5%、2,3,5,6−テトラフル
オロ−1,4−ベンゼンジメタノールジアセテート22.4%、2,3,5,6−テトラフル
オロ−1,4−ベンゼンジメタノールモノアセテート17.8%、2,3,5,6−テトラフ
ルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール5.4%、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テ
トラフルオロベンゼンメタノール11.6%及び1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,
5,6−テトラフルオロベンゼン8.2%)を得て、次の反応に用いた。
得られた混合物(II)のトルエン溶液を2L反応フラスコに加えて、水480g、水酸
化カリウム84gを加え、撹拌しながら60〜65℃に昇温して、保温して8時間反応さ
せた後、反応を停止して、温度を下げ、混合物(III)(HPLC検出:4−メトキシ
メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール44.1%、2,3,5,6−テ
トラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール45.3%、1,4−ジ(メトキシメチル)
−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン8.2%)を得て、次の反応に用いた。
系へ水酸化カリウム40gを加え、温度を50〜55℃に制御し、硫酸ジメチル72gを
ゆっくり滴下し、滴下終了後、系を50〜55℃で保温して2時間反応させた後、反応を
停止して、温度を下げた。反応液を静置して層化し、有機相を分離して、水相をトルエン
200gで抽出し、有機相を併せて、溶媒を減圧下留去し、濃縮物を減圧下精留し、製品
(V)108g(含有量99.3%、収率76.5%)、回収化合物(I)16.8g(
含有量98.3%、回収率11.2%)を得た。
化合物(I)160g、80%硫酸水溶液1280g、酢酸480gを2L反応フラスコ
に加え、撹拌しながら110〜115℃に昇温して、保温して9時間反応させた後、反応
を停止して、温度を下げた。反応液をジクロロエタン350gで抽出し、有機相を併せて
、混合物(II)のジクロロエタン溶液525g(HPLC検出:4−メトキシメチル−
2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールアセテート33.4%、2,3,5,6−
テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールジアセテート22.3%、2,3,5,6−
テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールモノアセテート18.1%、2,3,5,6
−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール3.4%、4−メトキシメチル−2,3
,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール14.3%及び1,4−ジ(メトキシメチル
)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン6.8%)を得て、次の反応に用いた。
得られた混合物(II)のジクロロエタン溶液を2L反応フラスコに加えて、水1000
g、炭酸ナトリウム240gを加え、撹拌しながら50〜55℃に昇温して、保温して1
4時間反応させた後、反応を停止して、温度を下げ、混合物(III)(HPLC検出:
4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール47.6%、2,
3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール43.7%、1,4−ジ(メト
キシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン6.8%)を得て、次の反応に用
いた。
反応液を3Lオートクレーブに移し、炭酸カリウム60g、ブロモメタン70gを加えて
、オートクレーブを密閉させ、撹拌しながら60〜65℃に昇温して、保温して6時間反
応させた後、反応を停止して、温度を下げた。反応液を静置して層化し、有機相を分離し
て、水相をジクロロエタン200gで抽出し、有機相を併せて、溶媒を減圧下留去し、濃
縮物を減圧下精留し、製品(V)118.7g(含有量99.0%、収率78.8%)、
回収化合物(I)14.2g(含有量98.5%、回収率8.9%)を得た。
化合物(I)200g、50%硫酸水溶液1200g、酢酸200gを2L反応フラスコ
に加え、撹拌しながら120〜125℃に昇温して、保温して12時間反応させた後、反
応を停止して、温度を下げた。反応液をキシレン850gで抽出し、有機相を併せて、混
合物(II)のキシレン溶液1075g(HPLC検出:4−メトキシメチル−2,3,5
,6−テトラフルオロベンゼンメタノールアセテート36.8%、2,3,5,6−テトラフ
ルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールジアセテート25.6%、2,3,5,6−テトラフ
ルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールモノアセテート15.2%、2,3,5,6−テトラ
フルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール2.5%、4−メトキシメチル−2,3,5,6−
テトラフルオロベンゼンメタノール8.9%及び1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,
5,6−テトラフルオロベンゼン9.5%)を得て、次の反応に用いた。
得られた混合物(II)のキシレン溶液を3L反応フラスコに加えて、水850g、水酸
化ナトリウム70gを加え、撹拌しながら80〜85℃に昇温して、保温して9時間反応
させた後、反応を停止して、温度を下げ、混合物(III)(HPLC検出:4−メトキ
シメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール45.3%、2,3,5,6−
テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール43.1%、1,4−ジ(メトキシメチル
)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン9.5%)を得て、次の反応に用いた。
系へ水酸化ナトリウム15gを加え、温度を30〜35℃に制御し、硫酸ジメチル70g
をゆっくり滴下し、滴下終了後、系を30〜35℃で保温して5時間反応させた後、反応
を停止して、温度を下げた。反応液を静置して層化し、有機相を分離して、水相をキシレ
ン200gで抽出し、有機相を併せて、溶媒を減圧下留去し、濃縮物を減圧下精留し、製
品(V)142.3g(含有量99.2%、収率75.6%)、回収化合物(I)24.
2g(含有量98.1%、回収率12.1%)を得た。
化合物(I)180g、90%硫酸水溶液360g、プロピオン酸900gを2L反応フ
ラスコに加え、撹拌しながら130〜135℃に昇温して、保温して6時間反応させた後
、反応を停止して、温度を下げた。反応液をクロロベンゼン600gで抽出し、有機相を
併せて、クロロベンゼンを減圧下留去し、混合物(II)206g(HPLC検出:4−
メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールプロピオネート31
.5%、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールジプロピオネート
21.2%、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールモノプロピオ
ネート14.5%、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール6.5
%、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール16.4%
及び1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン7.6%)を
得て、次の反応に用いた。
得られた混合物(II)を2L反応フラスコに加えて、水400g、クロロベンゼン14
00g、水酸化ナトリウム80gを加え、撹拌しながら70〜75℃に昇温して、保温し
て6時間反応させた後、反応を停止して、温度を下げ、混合物(III)(HPLC検出
:4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノール47.8%、
2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノール42.1%、1,4−ジ(
メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン7.6%)を得て、次の反応
に用いた。
反応液を3Lオートクレーブに移し、炭酸ナトリウム35gを加えて、系を密閉させ、モ
ノクロロメタンガス56gを導入し、撹拌しながら70〜75℃に昇温して、保温して5
時間反応させた後、反応を停止して、温度を下げた。反応液を静置して層化し、有機相を
分離して、水相をクロロベンゼン200gで抽出し、有機相を併せて、溶媒を減圧下留去
し、濃縮物を減圧下精留し、製品(V)131.6g(含有量99.0%、収率77.7
%)、回収化合物(I)16.6g(含有量98.2%、回収率9.2%)を得た。
化合物(I)40g、60%硫酸水溶液160gを250mL反応フラスコに加え、撹拌
しながら120〜125℃に昇温して、保温して12時間反応させた後、反応を停止して
、温度を下げた。反応液のHPLC検出:4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフ
ルオロベンゼンメタノール14.5%、2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼン
ジメタノール22.1%、1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロ
ベンゼン21.8%、二分子エーテル化不純物23.3%、三分子エーテル化不純物10
.4%、ほかの未知不純物7.9%であった。
Claims (12)
- 4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法であ
って、
1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)を硫酸水溶
液と有機カルボン酸からなる混合溶液にて反応させ、混合物(II)を得るステップ(1
)と、
混合物(II)を無機アルカリの作用下で加水分解反応させ、混合物(III)を得るス
テップ(2)と、
混合物(III)を、無機アルカリの作用下で、メチル化試薬と反応させて、混合物(I
V)を得て、混合物(IV)を分離により精製して、4−メトキシメチル−2,3,5,6
−テトラフルオロベンゼンメタノール(V)を得て、1,4−ジ(メトキシメチル)−2,
3,5,6−テトラフルオロベンゼン(I)を回収するステップ(3)と、を含む、ことを
特徴とする4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合
成方法。 - ステップ(1)では、前記硫酸水溶液は硫酸と水を用いて調製されたものであり、硫酸が
50〜90質量%であり、硫酸水溶液の使用量が1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,
5,6−テトラフルオロベンゼンの質量の1〜10倍である、ことを特徴とする請求項1
に記載の4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成
方法。 - ステップ(1)では、前記有機カルボン酸は、炭素数1〜6の直鎖又は分岐状の一塩基性
アルキルカルボン酸から選ばれるいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、有機カ
ルボン酸の使用量が1,4−ジ(メトキシメチル)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼ
ンの質量の0.5〜10倍である、ことを特徴とする請求項1に記載の4−メトキシメチ
ル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(1)では、前記有機カルボン酸は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イ
ソ酪酸、n−吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸から選ばれるいずれかの1種又は複数種の
組み合わせである、ことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の4−メトキシメチル
−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(1)の反応温度が90〜160℃である、ことを特徴とする請求項1に記載の
4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(2)では、反応溶媒は水又は水と有機溶媒からなる混合溶媒であり、水を反応
溶媒とする場合、水の使用量が混合物(II)の重量の1〜10倍であり、水と有機溶媒
からなる混合溶媒を反応溶媒とする場合、有機溶媒はジクロロメタン、1,2−ジクロロ
エタン、クロロホルム、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンから選
ばれるいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、混合溶媒中の水の使用量が混合物
(II)の重量の1〜10倍であり、有機溶媒の使用量が水の質量の10倍以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロ
ベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(2)では、前記無機アルカリは、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸リチウム、重炭酸ナト
リウム、重炭酸カリウム、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムから選ば
れるいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、無機アルカリと混合物(II)に含
まれるエステル基の総物質の量との比が(1〜10):1である、ことを特徴とする請求
項1に記載の4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの
合成方法。 - ステップ(2)の反応温度が30〜100℃である、ことを特徴とする請求項1に記載の
4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(3)では、前記的無機アルカリは、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸リチウム、重炭酸ナ
トリウム、重炭酸カリウム、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムから選
ばれるいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、無機アルカリと混合物(III)
中の2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノールの物質量との比が(1
〜10):1である、ことを特徴とする請求項1に記載の4−メトキシメチル−2,3,5
,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(3)では、前記メチル化試薬は、モノクロロメタン、ブロモメタン、ヨードメ
タン、硫酸ジメチルから選ばれるいずれかの1種又は複数種の組み合わせであり、メチル
化試薬と混合物(III)中の2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−ベンゼンジメタノ
ールの物質量との比が(1〜5):1である、ことを特徴とする請求項1に記載の4−メ
トキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(3)では、反応溶媒は、水又は水と有機溶媒からなる混合溶媒であり、水を反
応溶媒とする場合、水の使用量が混合物(III)の重量の1〜15倍であり、水と有機
溶媒からなる混合溶媒を反応溶媒とする場合、有機溶媒は、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、クロロホルム、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン
、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、イソプロピル
エーテル、メチル−tert−ブチルエーテルから選ばれるいずれかの1種又は複数種の
組み合わせであり、水と有機溶媒との質量比が(0.1〜10):1であり、混合溶媒の
使用量が混合物(III)の質量の1〜15倍である、ことを特徴とする請求項1に記載
の4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。 - ステップ(3)の反応温度が20〜80℃である、ことを特徴とする請求項1に記載の4
−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼンメタノールの合成方法。
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