特定の実施形態の詳細な説明
1.一般説明
米国特許出願公開第2013/0123231 A1号(2013年5月16日公開、その全体が本明細書中に参考として援用される)は、アセチルCoAカルボキシラーゼ1および2を結合して阻害する、特定のチエノピリミジンジオン化合物を開示する。このような化合物としては、化合物1:
が挙げられる。
化合物1(すなわち、(R)−2−(1−(2−(2−メトキシフェニル)−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)エチル)−5−メチル−6−(オキサゾール−2−イル)−2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−d]ピリミジン−3(4H)−イル)−2−メチルプロパン酸)は、化合物番号I−181と指定されており、そして化合物1の合成は、米国特許出願公開第2013/0123231号の実施例76に詳細に記載されている。
化合物1は、種々のアッセイおよび治療モデル(ACC1および/またはACC2の阻害、脂肪酸合成の阻害、ならびに脂肪酸酸化の刺激を実証するものが挙げられる)において、活性である。改善された水への溶解度、安定性、および製剤化の容易さなどの特徴を付与する、化合物1の固体形態を提供することが望ましい。
化合物1およびそのアナログを生成するための新規合成方法、ならびにこのような化合物の合成における新規中間体もまた、開示される。このような方法および中間体は、技術水準と比較して、高い収率、好ましい物理化学的特性、および毒性の試薬または溶媒の減少した使用に起因して、大規模での生成に耐えられる。
2.化合物1の固体形態
いくつかの実施形態において、本発明は、化合物1の固体形態、またはその塩、共結晶、溶媒和物、もしくは水和物を提供する。いくつかの実施形態において、この化合物1の固体形態は、塩または共結晶である。いくつかの実施形態において、この塩または共結晶は、その薬学的に受容可能な塩または共結晶である。いくつかの実施形態において、本発明は、化合物1の固体形態、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、化合物1の固体形態、またはその薬学的に受容可能な共結晶を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、不純物を実質的に含まない、化合物1の固体形態、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。本明細書中で使用される場合、用語「不純物を実質的に含まない」とは、その化合物が、有意な量の外来物質を含まないことを意味する。このような外来物質は、残留溶媒、または化合物1の調製および/もしくは単離から生じ得る他の任意の不純物を含み得る。特定の実施形態において、少なくとも約95重量%の化合物1が存在する。本発明のさらに他の実施形態において、少なくとも約99重量%の化合物1が存在する。特定の実施形態において、少なくとも約95重量%の化合物1が、その塩または共結晶として存在する。本発明のさらに他の実施形態において、少なくとも約99重量%の化合物1が、その塩または共結晶として存在する。
1つの実施形態によれば、化合物1は、少なくとも約97.0重量パーセント、97.5重量パーセント、98.0重量パーセント、98.5重量パーセント、99.0重量パーセント、99.5重量パーセント、または99.8重量パーセントの量で存在し、ここでこれらの百分率は、組成物の総重量に基づく。別の実施形態によれば、化合物1は、HPLCクロマトグラムの総面積に対して、約3.0面積パーセントHPLC以下の総有機不純物、そして特定の実施形態においては、約1.5面積パーセントHPLC以下の総有機不純物を含む。他の実施形態において、化合物1は、HPLCクロマトグラムの総面積に対して、約1.0%面積パーセントHPLC以下の任意の単一不純物、そして特定の実施形態においては、約0.5面積パーセントHPLC以下の任意の単一不純物を含む。
いくつかの実施形態において、化合物1は、約90.0〜99.95パーセントのエナンチオマー過剰率(e.e.)で存在する。いくつかの実施形態において、化合物1は、少なくとも約90.0パーセント、91.0パーセント、92.0パーセント、93.0パーセント、94.0パーセント、95.0パーセント、96.0パーセント、97.0パーセント、97.5パーセント、98.0パーセント、98.5パーセント、99.0パーセント、99.5パーセント、99.7パーセント、99.8パーセント、99.9パーセント、または99.95パーセントのエナンチオマー過剰率(e.e.)で存在する。いくつかの実施形態において、化合物1は、光学的に純粋であり、そしてその(S)−エナンチオマーを実質的に含まない。
いくつかの実施形態において、化合物1は、遊離酸として存在する。いくつかの実施形態において、化合物1は、塩として存在する。いくつかの実施形態において、化合物1は、薬学的に受容可能な塩として存在する。いくつかの実施形態において、化合物1は、共結晶として存在する。
いくつかの実施形態において、化合物1は、化合物1の塩または共結晶の非晶質形態である。
いくつかの実施形態において、化合物1は、化合物1の塩または共結晶の結晶形態である。いくつかの実施形態において、化合物Iの塩または共結晶の結晶形態は、化合物1ナトリウムの形態I、化合物1ナトリウムの形態II、化合物1カルシウムの形態I、化合物1マグネシウムの形態I、化合物1ジエタノールアミンの形態I、または化合物1ピペラジンの形態Iである。
化合物1について図示される構造は、化合物1の全ての互変異性形態を包含することもまた意図される。さらに、本明細書中に図示される構造は、1つまたはそれより多くの同位体富化された原子の存在のみが異なる化合物を包含することもまた、意図される。例えば、ジュウテリウムもしくはトリチウムによる水素の置き換え、または13Cもしくは14Cが富化された炭素による炭素の置き換え以外には、本発明の構造を有する化合物は、本発明の範囲内である。
化合物1は、種々の固体形態で存在し得ることが見出された。このような形態としては、多形、溶媒和物、水和物、および非晶質が挙げられる。全てのこのような形態は、本発明によって想定される。特定の実施形態において、本発明は、多形、溶媒和物、水和物、および非晶質の化合物1から選択される、1つまたはそれより多くの固体形態の混合物としての、化合物1を提供する。
いくつかの実施形態において、化合物1は、非晶質固体である。図18は、非晶質化合物1のX線粉末回折パターンを図示する。特定の実施形態において、本発明は、結晶性化合物1を実質的に含まない非晶質固体としての、化合物1を提供する。本明細書中で使用される場合、用語「結晶性化合物1を実質的に含まない」とは、その化合物が、有意な量の結晶性化合物1を含まないことを意味する。特定の実施形態において、少なくとも約95重量%の非晶質化合物1が存在する。本発明のさらに他の実施形態において、少なくとも約99重量%の非晶質化合物1が存在する。
本明細書中で使用される場合、用語「多形」とは、化合物が結晶化し得る様々な結晶構造のうちのいずれかをいう。本明細書中で使用される場合、用語「溶媒和物」とは、化学量論的または非化学量論的のいずれかの量の溶媒が結晶構造に取り込まれた、結晶形態をいう。同様に、用語「水和物」とは特に、化学量論的または非化学量論的のいずれかの量の水が結晶構造に取り込まれた、結晶形態をいう。
特定の実施形態において、化合物1は、結晶性固体である。いくつかの実施形態において、化合物1は、非晶質化合物1を実質的に含まない結晶性固体である。本明細書中で使用される場合、用語「非晶質化合物1を実質的に含まない」とは、その化合物が、有意な量の非晶質化合物1を含まないことを意味する。特定の実施形態において、少なくとも約95重量%の結晶性化合物1が存在する。本発明のさらに他の実施形態において、少なくとも約99重量%の結晶性化合物1が存在する。
いくつかの実施形態において、化合物1は、いかなる水も他の溶媒も実質的に含まない。いくつかの実施形態において、化合物1は、ニートな結晶形態であり、従って、その結晶構造に組み込まれたいかなる水も他の溶媒も有さない。少なくとも1つのはっきりしたニートな(すなわち、無水物、非溶媒和物)結晶形態で存在し得ることが見出された。化合物1のこのようなニートな結晶形態としては、形態I、形態VII、および形態VIIIが挙げられ、これらの各々は、本明細書中に詳細に記載されている。
いくつかの実施形態において、本発明は、化合物1の溶媒和結晶形態を提供する。化合物1のこのような溶媒和結晶形態としては、形態II(DMF溶媒和物)、形態III(DMSO溶媒和物)、形態IV(メタノール溶媒和物)、形態V(NMP溶媒和物)、および形態VI(トルエン溶媒和物)が挙げられる。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態I、形態II、形態III、形態IV、形態V、形態VI、形態VII、または形態VIIIと称される任意のものから選択される、化合物1の結晶形態を提供する。化合物1の形態I〜VIIIの各々を調製するための方法は、本明細書中に記載されている。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態Iと称される、化合物1の多形形態を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、図1Aに図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態Iを提供する。
本明細書中で使用される場合、用語「約」とは、°2θ値に関して使用される場合、例示に記載されているサンプル調製およびデータ収集条件下で得られた、記載される値±0.1°2θをいう。いくつかの実施形態において、用語「約」とは、°2θ値に関して使用される場合、記載される値±0.2°2θをいう。当業者は、特定のXRPD獲得パラメーターにおける変化は、XRPDパターンおよび得られる°2θの具体的な値に影響を与えることを理解する。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表1から選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、表1から選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、表1から選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、表1から選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、表1から選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、そのX線回折パターンにおいて、表1におけるピークのうちの10を有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、そのX線回折パターンにおいて、表1におけるピークのうちの15を有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、そのX線回折パターンにおいて、表1におけるピークのうちの20を有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、そのX線回折パターンにおいて、表1におけるピークのうちの全てを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.51、約14.89、約17.19、約19.11、約19.91、約28.58、および約38.91°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.51、約14.89、約17.19、約19.11、約19.91、約28.58、および約38.91°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.51、約14.89、約17.19、約19.11、約19.91、約28.58、および約38.91°2θにおけるものから選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.51、約14.89、約17.19、約19.11、約19.91、約28.58、および約38.91°2θにおけるものから選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.51、約14.89、約17.19、約19.11、約19.91、約28.58、および約38.91°2θにおけるものから選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.51、約14.89、約17.19、約19.11、約19.91、約28.58、および約38.91°2θにおけるものから選択される6つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.51、約14.89、約17.19、約19.11、約19.91、約28.58、および約38.91°2θにおけるものから選択される7つ全てのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.2、約15.8、約19.6、約24.0、約25.6、約28.6、および約8.7°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.2、約15.8、約19.6、約24.0、約25.6、約28.6、および約8.7°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.2、約15.8、約19.6、約24.0、約25.6、約28.6、および約8.7°2θにおけるものから選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.2、約15.8、約19.6、約24.0、約25.6、約28.6、および約8.7°2θにおけるものから選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.2、約15.8、約19.6、約24.0、約25.6、約28.6、および約8.7°2θにおけるものから選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.2、約15.8、約19.6、約24.0、約25.6、約28.6、および約8.7°2θにおけるものから選択される6つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、以下のピーク:約9.2、約15.8、約19.6、約24.0、約25.6、約28.6、および約8.7°2θを含むX線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、形態Iは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:9.3、15.0、および19.8°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。いくつかの実施形態において、この回折図は、16.0、24.0、25.8、および27.3°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1の形態Iはまた、図1Aに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。化合物1の形態Iはまた、図1Bに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。
化合物1の形態Iはまた、単結晶分析によって特徴付けられた。そのデータは表2に要約されており、そしてその楕円体図は、図2に示されている。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、約189℃〜約193℃の間の吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1の形態Iはまた、図3Aに実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iはまた、図3Bに実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、図4Aに実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Iは、図4Bに実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、少なくとも約95重量%の化合物1の形態Iが存在する。いくつかの実施形態において、少なくとも約99重量%の化合物1の形態Iが存在する。
いくつかの実施形態において、この結晶形態は、少なくとも約85%の形態Iである。いくつかの実施形態において、この結晶形態は、少なくとも約90%の形態Iである。いくつかの実施形態において、この結晶形態は、少なくとも約95%の形態Iである。いくつかの実施形態において、この結晶形態は、少なくとも約99%の形態Iである。いくつかの実施形態において、この結晶形態は、少なくとも約99.5%の形態Iである。いくつかの実施形態において、この結晶形態は、少なくとも約99.9%の形態Iである。いくつかの実施形態において、この結晶形態は、少なくとも約99.99%の形態Iである。
いくつかの実施形態は、形態Iの化合物1を含有する薬学的組成物を提供する。1つの実施形態において、この薬学的組成物は、化合物1を含有し、ここで化合物1のうちの少なくとも約85%は、形態Iである。1つの実施形態において、この薬学的組成物は、化合物1を含有し、ここで化合物1のうちの少なくとも約90%は、形態Iである。1つの実施形態において、この薬学的組成物は、化合物1を含有し、ここで化合物1のうちの少なくとも約95%は、形態Iである。1つの実施形態において、この薬学的組成物は、化合物1を含有し、ここで化合物1のうちの少なくとも約99%は、形態Iである。1つの実施形態において、この薬学的組成物は、化合物1を含有し、ここで化合物1のうちの少なくとも約99.5%は、形態Iである。1つの実施形態において、この薬学的組成物は、化合物1を含有し、ここで化合物1のうちの少なくとも約99.9%は、形態Iである。1つの実施形態において、この薬学的組成物は、化合物1を含有し、ここで化合物1のうちの少なくとも約99.99%は、形態Iである。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態IIと称される、化合物1の溶媒和結晶形態を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図5に図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態IIを提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表3から選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表3から選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表3から選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表3から選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表3から選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、そのX線回折パターンにおいて、表3におけるピークの全てを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される6つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される7つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約7.56、約8.09、約11.34、約11.74、約14.37、約15.38、約17.56、および約23.00°2θにおけるものから選択される8つ全てのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約12.2、約12.8、約17.0、約19.6、約21.0、および約22.8°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態IIIと称される、化合物1の溶媒和結晶形態を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図6に図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態IIIを提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表4から選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表4から選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表4から選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表4から選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表4から選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、そのX線回折パターンにおいて、表4におけるピークの全てを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約6.27、約18.02、約21.61、および約24.14°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約6.27、約18.02、約21.61、および約24.14°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約6.27、約18.02、約21.61、および約24.14°2θにおけるものから選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約6.27、約18.02、約21.61、および約24.14°2θにおけるものから選択される4つ全てのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約6.3、約8.5、約12.2、約15.9、および約21.6°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態IVと称される、化合物1の溶媒和結晶形態を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図7Aに図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態IVを提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図7Bに図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態IVを提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表5に列挙されるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、表5から選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、表5から選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、表5から選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、表5から選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、そのX線回折パターンにおいて、表5におけるピークの全てを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される6つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される7つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される9つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される10またはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.73、約9.88、約10.56、約10.70、約11.86、約11.97、約14.54、約16.62、約21.30、約21.94、および約26.72°2θにおけるものから選択される11全てのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.9、約10.6、約11.9、約14.5、約16.6、約21.9、および約26.7°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:9.9、10.7、19.5、22.0、および26.8°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、8.7、12.0、および14.7°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1の形態IVはまた、図7Aに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。化合物1の形態IVはまた、図7Bに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、85および190および202℃における吸熱、ならびに146℃における発熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1の形態IVはまた、図8に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態IVは、図9に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態Vと称される、化合物1の溶媒和結晶形態を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図10に図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態Vを提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表6から選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、表6から選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、表6から選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、表6から選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、表6から選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、そのX線回折パターンにおいて、表6におけるピークの全てを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される6つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される7つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される8つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される9つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される10またはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される11またはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される12またはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.85、約8.23、約11.02、約11.15、約12.69、約13.34、約16.23、約16.28、約17.32、約18.93、約23.47、約24.56、および約25.40°2θにおけるものから選択される13全てのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態Vは、その粉末X線回折パターンにおいて、約8.0、約11.0、約12.7、約13.3、約16.3、約17.9、約20.3、約22.6、約23.5、および約24.6°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態VIと称される、化合物1の溶媒和結晶形態を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図11Aに図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態VIを提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図11Bに図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態VIを提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表7におけるものから選択されるピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約10.19°2θにおけるピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、形態VIは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:18.0、23.4、および25.3°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、10.5、14.2、15.1、および18.8°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1の形態VIはまた、図11Aに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。化合物1の形態VIはまた、図11Bに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIは、131℃、193℃、および205℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1の形態VIはまた、図12に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIは、図13に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態VIIと称される、化合物1の多形形態を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図14に図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態VIIを提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表8から選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表8から選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表8から選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表8から選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表8から選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、そのX線回折パターンにおいて、表8におけるピークの全てを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約8.94、約17.90、および約27.76°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを、約9.16、約13.73、約14.74、約17.05、約18.22、約18.38、約19.47、約19.51、約22.37、約23.85、約23.94、約25.53、約25.96、および約27.17°2θから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することに加えて有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約8.94、約17.90、および約27.76°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを、約9.16、約13.73、約14.74、約17.05、約18.22、約18.38、約19.47、約19.51、約22.37、約23.85、約23.94、約25.53、約25.96、および約27.17°2θから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することに加えて有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約8.94、約17.90、および約27.76°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを、約25.96°2θにおけるピークを有することに加えて有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約8.94、および約27.76°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを、約25.96°2θにおけるピークを有することに加えて有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約8.94、約27.76、および約25.96°2θにおけるものから選択される3つ全てのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約9.2、約13.7、約14.7、約17.1、約18.4、約19.5、約22.4、約23.9、約25.5、および約26.0°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、本発明は、形態VIIIと称される、化合物1の多形形態を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図15Aに図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態VIIIを提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、図15Bに図示されるものと実質的に類似の粉末X線回折パターンを有する、化合物1の形態VIIIを提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、下記の表9から選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表9から選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表9から選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表9から選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、表9から選択される5つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、そのX線回折パターンにおいて、表9におけるピークの全てを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.50、約10.31、約18.77、約22.23、および約25.83°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.50、約10.31、約18.77、約22.23、および約25.83°2θにおけるものから選択される2つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.50、約10.31、約18.77、約22.23、および約25.83°2θにおけるものから選択される3つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.50、約10.31、約18.77、約22.23、および約25.83°2θにおけるものから選択される4つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.50、約10.31、約18.77、約22.23、および約25.83°2θにおけるものから選択される4つ全てのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、その粉末X線回折パターンにおいて、約5.5、約10.3、約15.8、約18.8、約20.4、約22.7、および約25.8°2θにおけるものから選択される1つまたはそれより多くのピークを有することを特徴とする。
いくつかの実施形態において、形態VIIIは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:16.0、20.5、および22.8°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、9.1、10.5、18.8、および25.8°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1の形態VIIIはまた、図15Aに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。化合物1の形態VIIIはまた、図15Bに実質的に示されるようなそのX線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、205℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1の形態VIIIはまた、図16に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1の形態VIIIは、図17に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
本明細書中のいくつかの実施形態は、化合物1のナトリウム塩または共結晶の結晶形態を提供し、これは、化合物1ナトリウムの形態Iと称される。いくつかの実施形態において、化合物1ナトリウムの形態Iは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:7.5、8.2、20.4、および20.9°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、14.8、17.5、24.0、および27.7°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1ナトリウムの形態Iはまた、図19に実質的に示されるような、その完全X線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ナトリウムの形態Iは、約37℃における吸熱および約283℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1ナトリウムの形態Iはまた、図20に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ナトリウムの形態Iは、図21に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
本明細書中のいくつかの実施形態は、化合物1のナトリウム塩または共結晶の結晶形態を提供し、これは、化合物1ナトリウムの形態IIと称される。いくつかの実施形態において、化合物1ナトリウムの形態IIは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:4.8、6.7、15.6、および24.2°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、17.9、29.2、32.5、および38.0°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1ナトリウムの形態IIはまた、図22に実質的に示されるような、その完全X線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ナトリウムの形態IIは、約19℃における吸熱、約78℃における吸熱、および約136℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1ナトリウムの形態IIはまた、図23に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ナトリウムの形態IIは、図24に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
本明細書中のいくつかの実施形態は、化合物1のカルシウム塩または共結晶の結晶形態を提供し、これは、化合物1カルシウムの形態Iと称される。いくつかの実施形態において、化合物1カルシウムの形態Iは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:10.1、14.3、および20.4°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、3.6、7.8、21.6、27.3、28.9°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1カルシウムの形態Iはまた、図25に実質的に示されるような、その完全X線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1カルシウムの形態Iは、約17℃における吸熱、約72℃における吸熱、約180℃における吸熱、および約202℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1カルシウムの形態Iはまた、図26に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1カルシウムの形態Iは、図27に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
本明細書中のいくつかの実施形態は、化合物1のマグネシウム塩または共結晶の結晶形態を提供し、これは、化合物1マグネシウムの形態Iと称される。いくつかの実施形態において、化合物1マグネシウムの形態Iは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:8.2、16.9、19.1、および21.2°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、15.8、24.1、26.1、および27.1°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1マグネシウムの形態Iはまた、図28に実質的に示されるような、その完全X線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1マグネシウムの形態Iは、約53℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1マグネシウムの形態Iはまた、図29に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1マグネシウムの形態Iは、図30に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
本明細書中のいくつかの実施形態は、化合物1のジエタノールアミン塩または共結晶の結晶形態を提供し、これは、化合物1ジエタノールアミンの形態Iと称される。いくつかの実施形態において、化合物1ジエタノールアミンの形態Iは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:5.1、8.0、17.0、25.1°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、13.4、16.4、20.4、および22.6°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1ジエタノールアミンの形態Iはまた、図31に実質的に示されるような、その完全X線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ジエタノールアミンの形態Iは、約118℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1ジエタノールアミンの形態Iはまた、図32に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ジエタノールアミンの形態Iは、図33に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
本明細書中のいくつかの実施形態は、化合物1のピペラジン塩または共結晶の結晶形態を提供し、これは、化合物1ピペラジンの形態Iと称される。いくつかの実施形態において、化合物1ピペラジンの形態Iは、回折計で、1.54Åの波長のCu−Kα放射線を使用して決定される場合に、以下のピーク:5.6、8.0、10.5、および15.9°2θ±0.2°2θを含むX線粉末回折図によって特徴付けられる。この回折図は、13.3、17.9、22.1、および24.3°2θ±0.2°2θにおいて、さらなるピークを含む。化合物1ピペラジンの形態Iはまた、図34に実質的に示されるような、その完全X線回折パターンによって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ピペラジンの形態Iは、約27℃における吸熱および約139℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)曲線によって特徴付けられる。化合物1ピペラジンの形態Iはまた、図35に実質的に示されるようなそのDSC曲線によって特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物1ピペラジンの形態Iは、図36に実質的に示されるような熱重量分析(TGA)曲線によって特徴付けられる。
3.化合物および定義
本発明の化合物は、上に一般的に記載された化合物を含み、そして本明細書中に開示されるクラス、サブクラス、および種によってさらに説明される。本明細書中で使用される場合、以下の定義が、他に示されない限り適用される。本発明の目的で、化学元素は、Periodic Table of the Elements,CAS,Handbook of Chemistry and Physics,第75版に従って同定される。さらに、有機化学の一般原理は、「Organic Chemistry」,Thomas Sorrell,University Science Books,Sausalito:1999、ならびに「March’s Advanced Organic Chemistry」,第5版,編者:Smith,M.B.およびMarch,J.,John Wiley & Sons,New York:2001に記載されており、その全内容は、本明細書中に参考として援用される。
用語「脂肪族」または「脂肪族基」とは、本明細書中で使用される場合、直鎖(すなわち、非分枝)または分枝鎖の、置換または非置換の、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含む炭化水素鎖、または完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではない単環式炭化水素もしくは二環式炭化水素(本明細書中で「炭素環」、「脂環式」または「シクロアルキル」とも称される)であって、分子の残部への1つの結合点を有するものを意味する。他に特定されない限り、脂肪族基は、1個〜6個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、脂肪族基は、1個〜5個の脂肪族炭素原子を含む。他の実施形態において、脂肪族基は、1個〜4個の脂肪族炭素原子を含む。さらに他の実施形態において、脂肪族基は、1個〜3個の脂肪族炭素原子を含み、そしてなお他の実施形態において、脂肪族基は、1個〜2個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、「脂環式」(または「炭素環」または「シクロアルキル」)とは、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではなく、分子の残部への1つの結合点を有する、単環式C3〜C6炭化水素をいう。適切な脂肪族基としては、直鎖または分枝鎖の、飽和または不飽和の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびこれらのハイブリッド(例えば、(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキルまたは(シクロアルキル)アルケニル)が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「低級アルキル」とは、C1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。例示的な低級アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、およびtert−ブチルである。
用語「低級ハロアルキル」とは、1個またはそれより多くのハロゲン原子で置換されている、C1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。
用語「ヘテロ原子」とは、酸素、硫黄、窒素、リン、またはケイ素(窒素、硫黄、リン、またはケイ素の任意の酸化形態;任意の塩基性窒素の第四級化形態;あるいは複素環式環の置換可能な窒素(例えば、N(3,4−ジヒドロ−2H−ピロリルにおいてのような)、NH(ピロリジニルにおいてのような)またはNR+(N−置換ピロリジニルにおいてのような))を含めて)のうちの1つまたはそれより多くを意味する。
用語「不飽和」とは、本明細書中で使用される場合、1個またはそれより多くの不飽和単位を有する部分を意味する。
本明細書中で使用される場合、用語「二価のC1〜8(もしくはC1〜6)の飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖」とは、本明細書中で定義されるような、直鎖または分枝鎖の、二価のアルキレン鎖、アルケニレン鎖、およびアルキニレン鎖をいう。
用語「アルキレン」とは、二価のアルキル基をいう。「アルキレン鎖」は、ポリメチレン基、すなわち、−(CH2)n−であり、ここでnは、正の整数、好ましくは、1〜6、1〜4、1〜3、1〜2、または2〜3である。置換アルキレン鎖は、1個またはそれより多くのメチレン水素が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
用語「アルケニレン」とは、二価のアルケニル基をいう。置換アルケニレン鎖は、少なくとも1個の二重結合を含み、1個またはそれより多くの水素原子が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
「アルコキシ」とは、基「アルキル−O−」をいう。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、および1,2−ジメチルブトキシが挙げられる。
用語「ハロゲン」とは、F、Cl、Br、またはIを意味する。
用語「環」とは、本明細書中で定義されるようなシクロアルキル基または複素環式環を意味する。
単独でか、または「アラルキル」、「アラルコキシ」もしくは「アリールオキシアルキル」においてのようにより大きい部分の一部として使用される、用語「アリール」とは、合計5個〜14個の環員を有し、その系内の少なくとも1個の環が芳香族であり、そしてその系内の各環が3個〜7個の環員を含む、単環式または二環式の環系をいう。用語「アリール」は、用語「アリール環」交換可能に使用され得る。
単独でか、または「アラルキル」、「アラルコキシ」もしくは「アリールオキシアルキル」においてのようにより大きい部分の一部として使用される、用語「アリール」とは、合計5個〜10個の環員を有し、その系内の少なくとも1個の環が芳香族であり、そしてその系内の各環が3個〜7個の環員を含む、単環式および二環式の環系をいう。用語「アリール」は、用語「アリール環」交換可能に使用され得る。本発明の特定の実施形態において、「アリール」とは、芳香環系をいい、これには、フェニル、ビフェニル、ナフチル、およびアントラシルなどが挙げられるが、これらに限定されず、これらは、1個またはそれより多くの置換基を有してもよい。用語「用語」が本明細書中で使用される場合、またその範囲に含まれるものは、芳香環が1個またはそれより多くの非芳香環に縮合している基(例えば、インダニル、フタルイミジル、ナフトイミジル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロナフチルなど)である。
用語「アラルキル」とは、アリール−アルキレンをいい、ここでアリールおよびアルキレンは、本明細書中で定義されるとおりである。
用語「アラルコキシ」とは、アリール−アルコキシをいい、ここでアリールおよびアルコキシは、本明細書中で定義されるとおりである。
用語「アリールオキシアルキル」とは、アリール−O−アルキレンをいい、ここでアリールおよびアルキレンは、本明細書中で定義されるとおりである。
単独でかまたはより大きい部分(例えば、「ヘテロアラルキル」もしくは「ヘテロアラルコキシ」)の一部として使用される、用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ−」とは、5個〜10個の環原子、好ましくは5個、6個、または9個の環原子を有し;環状配置で共有された6個、10個、または14個のπ電子を有し;そして炭素原子に加えて1個〜5個のヘテロ原子を有する基をいう。ヘテロアリール基としては、限定されないが、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、およびプテリジニルが挙げられる。用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ−」はまた、本明細書中で使用される場合、複素芳香族環が1個またはそれより多くのアリール環、脂環式環、または複素環式環に縮合しており、そのラジカルまたは結合点がその複素芳香族環上にある、基を包含する。非限定的な例としては、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H−キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、およびピリド[2,3−b]−1,4−オキサジン−3(4H)−オンが挙げられる。ヘテロアリール基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロアリール」は、用語「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」または「複素芳香族」と交換可能に使用され得、これらの用語の任意のものは、必要に応じて置換されている環を含む。用語「ヘテロアラルキル」とは、ヘテロアリールによって置換されたアルキル基をいい、ここでアルキル部分およびヘテロアリール部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環式ラジカル」、および「複素環式環」は、交換可能に使用され、そして安定な5員〜7員の単環式、または7員〜10員の二環式の、複素環式部分であって、飽和または部分不飽和のいずれかであり、そして炭素原子に加えて、1個またはそれより多く、好ましくは1個〜4個の、上で定義されたようなヘテロ原子を有するものをいう。複素環の環原子に関して使用される場合、用語「窒素」は、置換された窒素を包含する。一例として、酸素、硫黄または窒素から選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する、飽和または部分不飽和の環において、この窒素は、N(3,4−ジヒドロ−2H−ピロリルにおいてのように)であっても、NH(ピロリジニルにおいてのように)であっても、+NR(N置換ピロリジニルにおいてのように)であってもよい。
複素環式環は、その親基に、安定な構造をもたらす任意のヘテロ原子または炭素原子において結合し得、そしてこれらの環原子の任意のものは、必要に応じて置換され得る。このようは飽和または部分不飽和の複素環式ラジカルの例としては、限定されないが、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、およびキヌクリジニルが挙げられる。用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」、および「複素環式ラジカル」は、本明細書中で交換可能に使用され、そしてまた、ヘテロシクリル環が1個またはそれより多くのアリール環、ヘテロアリール環、または脂環式環に縮合している基(例えば、インドリニル、3H−インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロキノリニル)を包含し、ここでそのラジカルまたは結合点は、そのヘテロシクリル環上にある。ヘテロシクリル基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、ヘテロシクリルにより置換されたアルキル基をいい、ここでこのアルキル部分およびヘテロシクリル部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「部分不飽和」とは、少なくとも1個の二重結合または三重結合を含む環部分をいう。用語「部分不飽和」は、複数の不飽和部位を有する環を包含することを意図されるが、本明細書中で定義されるようなアリール部分またはヘテロアリール部分を包含することは意図されない。
本明細書中に記載されるように、本発明の化合物は、「必要に応じて置換された」部分を含み得る。一般に、用語「置換された」とは、用語「必要に応じて」が先行しようと先行するまいと、指定される部分の1個またはそれより多くの水素が適切な置換基で置き換えられていることを意味する。他に示されない限り、「必要に応じて置換された」基は、適切な置換基をその基の各置換可能な部分に有し得、そして任意の所定の構造中の1個より多くの位置が、特定の群から選択される1個より多くの置換基で置換され得る場合、その置換基は、それぞれの位置において同じであっても異なっていてもいずれでもよい。本発明により想定される置換基の組み合わせは、好ましくは、安定な化合物、または化学的に可能な化合物の形成をもたらす組み合わせである。用語「安定な」とは、本明細書中で使用される場合、それらの生成、検出、ならびに特定の実施形態において、本明細書中に開示される目的のうちの1つまたはそれより多くのためのそれらの回収、精製、および使用を可能にする条件に供される場合に、実質的に変化しない化合物をいう。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な炭素原子上の適切な一価置換基は、独立して、ハロゲン;−(CH2)0〜4R○;−(CH2)0〜4OR○;−O(CH2)0〜4R○、−O−(CH2)0〜4C(O)OR○;−(CH2)0〜4CH(OR○)2;−(CH2)0〜4SR○;−(CH2)0〜4Ph、(これは、R○で置換され得る);−(CH2)0〜4O(CH2)0〜1Ph(これは、R○で置換され得る);−CH=CHPh、(これは、R○で置換され得る);−(CH2)0〜4O(CH2)0〜1−ピリジル(これは、R○で置換され得る);−NO2;−CN;−N3;−(CH2)0〜4N(R○)2;−(CH2)0〜4N(R○)C(O)R○;−N(R○)C(S)R○;−(CH2)0〜4N(R○)C(O)NR○ 2;−N(R○)C(S)NR○ 2;−(CH2)0〜4N(R○)C(O)OR○;−N(R○)N(R○)C(O)R○;−N(R○)N(R○)C(O)NR○ 2;−N(R○)N(R○)C(O)OR○;−(CH2)0〜4C(O)R○;−C(S)R○;−(CH2)0〜4C(O)OR○;−(CH2)0〜4C(O)SR○;−(CH2)0〜4C(O)OSiR○ 3;−(CH2)0〜4OC(O)R○;−OC(O)(CH2)0〜4SR○−;−(CH2)0〜4SC(O)R○;−(CH2)0〜4C(O)NR○ 2;−C(S)NR○ 2;−C(S)SR○;−SC(S)SR○、−(CH2)0〜4OC(O)NR○ 2;−C(O)N(OR○)R○;−C(O)C(O)R○;−C(O)CH2C(O)R○;−C(NOR○)R○;−(CH2)0〜4SSR○;−(CH2)0〜4S(O)2R○;−(CH2)0〜4S(O)2OR○;−(CH2)0〜4OS(O)2R○;−S(O)2NR○ 2;−(CH2)0〜4S(O)R○;−N(R○)S(O)2NR○ 2;−N(R○)S(O)2R○;−N(OR○)R○;−C(NH)NR○ 2;−P(O)2R○;−P(O)R○ 2;−OP(O)R○ 2;−OP(O)(OR○)2;SiR○ 3;−(C1〜4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)O−N(R○)2;または−(C1〜4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)O−N(R○)2であり、ここで各R○は、以下で定義されるように置換され得、そして独立して、水素、C1〜6脂肪族、−CH2Ph、−O(CH2)0〜1Ph、−CH2−(5員〜6員のヘテロアリール環)、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、R○の2個の独立した存在は、それらの間にある原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する、3員〜12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成し、これは、以下で定義されるように置換され得る。
R○(R○の2個の独立した存在がこれらの間の原子と一緒になることにより形成された環)上の適切な一価置換基は独立して、ハロゲン、−(CH2)0〜2R●、−(ハロR●)、−(CH2)0〜2OH、−(CH2)0〜2OR●、−(CH2)0〜2CH(OR●)2、−O(ハロR●)、−CN、−N3、−(CH2)0〜2C(O)R●、−(CH2)0〜2C(O)OH、−(CH2)0〜2C(O)OR●、−(CH2)0〜2SR●、−(CH2)0〜2SH、−(CH2)0〜2NH2、−(CH2)0〜2NHR●、−(CH2)0〜2NR● 2、−NO2、−SiR● 3、−OSiR● 3、−C(O)SR●、−(C1〜4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)OR●、または−SSR●であり、ここで各R●は置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1〜4脂肪族、−CH2Ph、−O(CH2)0〜1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。R○の飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、=Oおよび=Sが挙げられる。
「必要に応じて置換された」基の飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、以下のものが挙げられる:=O、=S、=NNR* 2、=NNHC(O)R*、=NNHC(O)OR*、=NNHS(O)2R*、=NR*、=NOR*、−O(C(R* 2))2〜3O−、または−S(C(R* 2))2〜3S−。ここでR*の各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1〜6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する非置換の5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。「必要に応じて置換された」基のビシナルの置換可能な炭素に結合する適切な二価置換基としては、−O(CR* 2)2〜3O−が挙げられ、ここでR*の各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1〜6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する非置換の5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。
R*の脂肪族基上の適切な置換基としては、ハロゲン、−R●、−(ハロR●)、−OH、−OR●、−O(ハロR●)、−CN、−C(O)OH、−C(O)OR●、−NH2、−NHR●、−NR● 2、または−NO2が挙げられ、ここで各R●は置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1〜4脂肪族、−CH2Ph、−O(CH2)0〜1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な窒素上の適切な置換基としては、−R†、−NR† 2、−C(O)R†、−C(O)OR†、−C(O)C(O)R†、−C(O)CH2C(O)R†、−S(O)2R†、−S(O)2NR† 2、−C(S)NR† 2、−C(NH)NR† 2、または−N(R†)S(O)2R†が挙げられ;ここで各R†は独立して、水素、以下で定義されるように置換され得るC1〜6脂肪族、非置換−OPh、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する非置換5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、R†の2個の独立した存在は、これらの間の原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する、非置換の3員〜12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成する。
R†の脂肪族基上の適切な置換基は、独立して、ハロゲン、−R●、−(ハロR●)、−OH、−OR●、−O(ハロR●)、−CN、−C(O)OH、−C(O)OR●、−NH2、−NHR●、−NR● 2、または−NO2であり、ここで各R●は置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1〜4脂肪族、−CH2Ph、−O(CH2)0〜1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
用語「共結晶」とは、イオン化または非イオン化化合物1(あるいは本明細書中に開示される他の任意の化合物)と、1つまたはそれより多くの非イオン化共結晶形成物質(例えば、薬学的に受容可能な塩)との、非共有結合相互作用により連結された分子複合体をいう。
本明細書中で使用される場合、用語「薬学的に受容可能な塩」とは、妥当な医学的判断の範囲内で、過度な毒性、刺激、およびアレルギー応答などなしで、ヒトおよび下等動物の組織と接触させて使用するために適切であり、そして合理的な利益/危険比に釣り合う、塩をいう。薬学的に受容可能な塩は、当該分野において周知である。例えば、S.M.Bergeらは、薬学的に受容可能な塩を、J.Pharmaceutical Sciences,1977,66,1−19において詳細に記載しており、同様に、Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use,第2版Revised Edition,P.Heinrich StahlおよびCamille G.Wermuth編者,Wiley,2011年4月が記載しており、これらの各々は、本明細書中に参考として援用される。本発明の化合物の薬学的に受容可能な塩としては、適切な無機酸、無機塩基、有機酸、および有機塩基から誘導される塩が挙げられる。薬学的に受容可能な非毒性の酸付加塩の例は、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸)または有機酸(例えば、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸もしくはマロン酸)と形成されたか、あるいはイオン交換などの当該分野において使用される他の方法を使用することによって形成された、アミノ基の塩である。他の薬学的に受容可能な塩としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、および吉草酸塩などが挙げられる。
適切な塩基から誘導される塩としては、金属イオン(アルミニウム、亜鉛、アルカリ金属、アルカリ土類金属が挙げられる)塩、アンモニウム塩およびN+(C1〜4アルキル)4塩が挙げられる。代表的なアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、およびマグネシウムなどが挙げられる。さらなる薬学的に受容可能な塩は、適切である場合、非毒性のアンモニウム、第四級アンモニウム、および第一級、第二級または第三級のアミン陽イオンから誘導されるものが挙げられ、天然アミノ酸または天然には存在しないアミノ酸から誘導されるものが挙げられるが、これらに限定されない。代表的なアミンまたはアンモニウムベースの塩としては、アルギニン、ベタイン、ヒドラバミン、コリン、ジエチルアミン、リジン、ベンザチン、2−(ジエチルアミノ)−エタノール、エタノールアミン、1−(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジン、ジエタノールアミン、アンモニア、ジメチルアミノエタノール(deanol)、N−メチル−グルカミン、トロメタミン、トリエタノールアミン、4−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリン、1H−イミダゾール、エチレンジアミン、ピペラジン、プロカイン、およびベネタミン(benethamine)から誘導されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、その構造の全ての異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座))形態、例えば、各不斉中心についてのR配置およびS配置、ZおよびEの二重結合異性体、ならびにZおよびEの配座異性体を包含することを意味する。従って、本発明の化合物の単一の立体化学異性体、ならびにエナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座)混合物は、本発明の範囲内である。他に記載されない限り、本発明の化合物の全ての互変異性形態は、本発明の範囲内である。さらに、他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、1またはそれより多くの同位体が富化された原子の存在のみが異なる化合物を包含することを意味する。例えば、水素がジュウテリウムもしくはトリチウムにより置き換えられた本発明の構造、または炭素が13Cまたは14Cを富化された炭素で置き換えられた本発明を有する化合物は、本発明の範囲内である。このような化合物は、例えば、本発明に従う分析ツールとして、生物学的アッセイにおけるプローブとして、または治療剤として、有用である。
用語「反応条件」は、化学反応が進行する物理的および/または環境的条件をいうことが意図される。用語「〜ために十分な条件下」または「〜ために十分な反応条件下」は、所望の化学反応が進行し得る反応条件をいうことを意図される。反応条件の例としては、以下のもののうちの1つまたはそれより多くが挙げられるが、これらに限定されない:反応温度、溶媒、pH、圧力、反応時間、反応物質のモル比、塩基または酸、あるいは触媒の存在、放射線、濃度など。反応条件は、それらの条件が使用される特定の化学反応に因んで、例えば、カップリング条件、水素化条件、アシル化条件、還元条件などと命名され得る。大部分の反応のための反応条件は、当業者に一般的に公知であるか、または文献から容易に得られ得る。本明細書中に提供される化学変換を行うために十分な例示的な反応条件は、全体にわたって、特に下記の実施例において、見出され得る。反応条件は、特定の反応中に列挙されるものに加えて、試薬を含み得ることもまた想定される。
4.本発明の化合物を提供するための一般方法
本発明のプロセスは、本明細書中に開示される方法、ならびに本明細書中の開示および当該分野において周知である方法を考慮すれば明らかであるその慣用的な改変物を使用して、行われ得る。従来の周知の合成方法が、本明細書中の教示に加えて使用され得る。本明細書中に記載される代表的な化合物(例えば、化合物1、または本明細書中に開示される他の式もしくは化合物(すなわち、I、G−1、G−1−a、G−2、G−2−a、G−2−b、G−3、G−3−b、G−4、G−4−a、G−4−b、G−5、G−5−a、G−6、G−6−a、G−7、G−7−a、G−8、G−8−a、G−8−b、G−9、G−9−a、G−10、G−11、G−12、G−13、G−13−aなど)によって記載される構造を有する化合物)の合成は、以下の実施例に記載されるように達成され得る。利用可能である場合、試薬は、例えばSigma Aldrichまたは他の化学物質供給業者から、市販で購入され得る。
本開示による化合物の代表的な実施形態は、以下に記載される一般反応スキームを使用して合成され得る。これらの一般スキームは、出発物質を、類似の構造を有する他の物質で置き換えることにより変更されて、対応して異なる生成物をもたらし得ることが、本明細書中の記載を考慮すれば明らかである。合成の説明に従って、出発物質がどのように変化して対応する生成物を提供し得るかの多数の例が提供される。置換基が規定されている所望の生成物を考慮して、必要とされる出発物質は一般に、調査によって決定され得る。出発物質は代表的に、市販の供給業者から得られるか、または公開された方法を使用して合成される。本開示の実施形態である化合物を合成するために、合成されるべき化合物の構造の調査は、各置換基の正体を提供する。最終生成物の正体は一般に、本明細書中の実施例を考慮しての単純なプロセスの調査によって、必要とされる出発物質の正体を明らかにする。
本開示の化合物は、容易に入手可能である出発物質から、例えば、以下の一般方法および手順を使用して、調製され得る。代表的または好ましいプロセス条件(すなわち、反応温度、時間、反応物質のモル比、溶媒、圧力など)が与えられる場合、他のプロセスおよび精製条件もまた、他に記載されない限り、使用され得ることが理解される。最適な反応条件は、使用される具体的な反応物質または溶媒とともに変わり得るが、このような条件は、当業者によって、慣用的な最適化手順によって決定され得る。
さらに、当業者に明らかであるように、従来の保護基が必要に応じて、特定の官能基が望ましくない反応を受けることを防止し得る。種々の官能基のために適切な保護基、ならびに特定の官能基を保護および脱保護するために適切な条件は、当該分野において公知である。例えば、多数の保護基が、T.W.Greene and G.M.Wuts(1999)Protecting Groups in Organic Synthesis,第3版,Wiley,New York、およびそこに引用される参考文献に記載されている。
さらに、本開示の化合物は、1つまたはそれより多くのキラル中心を含み得る。従って、所望であれば、このような化合物は、純粋な立体異性体として、すなわち、個々のエナンチオマーもしくはジアステレオマーとして、または立体異性体富化された混合物として、調製または単離され得る。全てのこのような立体異性体(および富化された混合物)は、そうではないことが示されない限り、本開示の範囲内に含まれる。純粋な立体異性体(または富化された混合物)は、例えば、当該分野において周知である光学活性出発物質または立体選択的試薬を使用して、調製され得る。あるいは、このような化合物のラセミ混合物は、例えば、キラルカラムクロマトグラフィー、およびキラル分割剤などを使用して、分離され得る。
以下の反応のための出発物質は、一般的に公知である化合物であるか、または公知の手順もしくはその明らかな改変物によって調製され得る。例えば、これらの出発物質の多くは、市販の供給業者(例えば、Aldrich Chemical Co.(Milwaukee,Wisconsin,USA)、Bachem(Torrance,California,USA)、Emka−ChemceまたはSigma(St.Louis,Missouri,USA))から入手可能である。他のものは、標準的な参考書(例えば、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis,第1〜15巻(John Wiley,and Sons,1991)、Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,第1〜5巻および補遺(Elsevier Science Publishers,1989)、organic Reactions,第1〜40巻(John Wiley,and Sons,1991)、March’s Advanced Organic Chemistry,(John Wiley,and Sons,第5版,2001)、およびLarock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc.,1989))に記載される手順またはその明らかな改変物によって、調製され得る。
用語「溶媒」、「不活性有機溶媒」または「不活性溶媒」とは、それに関連して記載される反応の条件下で不活性である溶媒をいう(例えば、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(「THF」)、2−メチルテトラヒドロフラン(「MeTHF」)、ジメチルホルムアミド(「DMF」)、クロロホルム、塩化メチレン(またはジクロロメタン)、ジエチルエーテル、メタノール、2−プロパノール、およびピリジンなどが挙げられる)。逆のことが特定されない限り、本開示の反応において使用される溶媒は、不活性有機溶媒であり、そしてこれらの反応は、不活性ガス(好ましくは窒素)下で実施される。
例示的スキームの各々において、反応生成物を互いから、および/または出発物質から、分離することが有利であり得る。各工程または一連の工程の所望の生成物は、当該分野において一般的である技術によって、所望の程度の均一性まで分離および/または精製(本明細書中以下で、分離)される。代表的に、このような分離には、多相抽出、溶媒もしくは溶媒混合物からの結晶化、蒸留、昇華、またはクロマトグラフィーが関与する。クロマトグラフィーには、例えば、逆相および順相;サイズ排除;イオン交換;高圧、中圧および低圧の液体クロマトグラフィーの方法および装置;小規模分析用;擬似移動床(SMB)および分取用の薄層または厚層クロマトグラフィー、ならびに小規模の薄層およびフラッシュクロマトグラフィーの技術が挙げられる、任意の数の方法が関与し得る。
別のクラスの分離方法には、混合物を、所望の生成物、未反応出発物質、または反応副生成物などを結合するように、または他の方法で分離可能にするように、選択された試薬で処理することが関与する。このような試薬としては、吸着剤または吸収剤、例えば、活性炭、モレキュラーシーブ、またはイオン交換媒体などが挙げられる。あるいは、これらの試薬は、塩基性物質の場合には酸、酸性物質の場合には塩基、結合試薬(例えば、抗体、結合タンパク質、選択的キレート剤(例えば、クラウンエーテル))、または液/液イオン交換試薬(LIX)などであり得る。
分離の適切な方法の選択は、関与する物質の性質に依存する。例えば、蒸留および昇華においては沸点および分子量、クロマトグラフィーにおいては極性官能基の存在または非存在、ならびに多相抽出においては酸性媒体および塩基性媒体中での物質の安定性などである。当業者は、所望の分離を最も達成しやすい技術を適用する。
立体異性体を実質的に含まない、単一の立体異性体(例えば、エナンチオマー)は、ラセミ混合物を、光学的に活性な分割剤を使用してジアステレオマーを形成するなどの方法を使用して、分割することにより得られ得る(Stereochemistry of Carbon Compounds,(1962)、E.L.Eliel,McGraw Hill;Lochmuller,C.H.,(1975)J.Chromatogr.,113,3)283−302)。本開示のキラル化合物のラセミ混合物は、(1)キラル化合物とのイオン性ジアステレオマー塩の形成、および分別晶出または他の方法による分離、(2)キラル誘導体化試薬とのジアステレオマー化合物の形成、これらのジアステレオマーの分離、および純粋な立体異性体への変換、ならびに(3)実質的に純粋または富化された立体異性体の、キラル条件下での直接の分離が挙げられる、任意の適切な方法によって、分離および単離され得る。
方法(1)の下で、ジアステレオマー塩は、エナンチオマー的に純粋なキラル塩基(例えば、ブルシン、キニーネ、エフェドリン、ストリキニン、およびα−メチル−β−フェニルエチルアミン(アンフェタミン)など)と、酸性官能基を有する非対称化合物(例えば、カルボン酸およびスルホン酸)との反応によって、形成され得る。これらのジアステレオマー塩は、分別晶出またはイオンクロマトグラフィーによる分離に誘導され得る。アミノ化合物の光学異性体の分離のために、キラルカルボン酸またはスルホン酸(例えば、ショウノウスルホン酸、酒石酸、マンデル酸、または乳酸)の添加が、ジアステレオマー塩の形成をもたらし得る。
あるいは、方法(2)によって、分割されるべき基質は、キラル化合物の一方のエナンチオマーと反応させられて、ジアステレオマー対を形成する(Eliel,E.およびWilen,S.(1994)Stereochemistry of Organic Compounds,John Wiley & Sons,Inc.,p.322)。ジアステレオマー化合物は、非対称化合物を、エナンチオマー的に純粋なキラル誘導体化試薬(例えば、メンチル誘導体)と反応させることにより形成され得、その後、これらのジアステレオマーの分離および加水分解を行って、遊離のエナンチオマー富化された基質を与える。光学純度を決定する方法は、ラセミ混合物のキラルエステル(例えば、メンチルエステル(例えば、塩基の存在下で(−)クロロギ酸メンチル)、またはMosherエステル、酢酸α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル(Jacob III.(1982)J.Org.Chem.47:4165))を作製すること、およびそのNMRスペクトルを、2つのアトロプ異性体ジアステレオマーの存在について分析することを包含する。アトロプ異性体化合物の適切なジアステレオマーは、アトロプ異性体のナフチル−イソキノリンの分離のための方法(Hoye,T.,WO 96/15111)に従って、順相または逆相クロマトグラフィーによって、分離および単離され得る。方法(3)によって、2つのエナンチオマーのラセミ混合物は、キラル固定相を使用するクロマトグラフィーによって分離され得る(Chiral Liquid Chromatography(1989)W.J.Lough編者,Chapman and Hall,New York;Okamoto,(1990)J.of Chromatogr.513:375−378)。富化または精製されたエナンチオマーは、不斉炭素原子を有する他のキラル分子を区別するために使用される方法(例えば、旋光および円偏光二色性)によって、区別され得る。
いくつかの実施形態において、式Iの本発明の化合物(化合物1が挙げられるがこれに限定されない)は一般に、2013/0123231 A1に記載される方法に従って調製され得、その全体は、本明細書中に参考として援用される。
いくつかの実施形態において、本発明は、式Iの化合物:
またはその薬学的に受容可能な塩もしくは農業的に受容可能な塩の生成のための合成方法および合成中間体を提供し、式Iにおいて:
R
aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される0個〜2個のヘテロ原子を有する3員〜7員環、ならびにC
1〜6脂肪族から選択される、必要に応じて置換された基であり;
R
2は、水素、または必要に応じて置換されたC
1〜6脂肪族であり;そして
R
5は、水素またはハロゲンである。
上で一般的に定義されたように、Raは、3員〜7員環およびC1〜6脂肪族から選択される、必要に応じて置換された基である。いくつかの実施形態において、Raは、必要に応じて置換された3員〜7員環である。いくつかの実施形態において、Raは、必要に応じて置換された6員単環式環である。いくつかの実施形態において、Raは、必要に応じて置換された6員単環式複素環式環である。いくつかの実施形態において、Raはテトラヒドロピラニルである。いくつかの実施形態において、Raはテトラヒドロピラン−4−イルである。いくつかの実施形態において、Raは、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族基である。いくつかの実施形態において、Raは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル基である。
上で一般的に定義されたように、R2は、水素、または必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族である。いくつかの実施形態において、R2は水素である。いくつかの実施形態において、R2は、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族である。いくつかの実施形態において、R2は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、R2はC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、R2はメチルである。
上で一般的に定義されたように、R5は、水素またはハロゲンである。いくつかの実施形態において、R5は水素である。いくつかの実施形態において、R5はハロゲンである。いくつかの実施形態において、R5はフルオロである。
いくつかの実施形態において、式Iの化合物は、スキーム1に図示される方法に従って調製され、ここでR
a、R
e、R
2、R
5の各々は、単独でと組み合わせての両方で、本明細書中のクラスおよびサブクラスにおいて定義されるとおりである。
スキーム1。式Iの化合物の合成。
本明細書中で使用される場合、RHは脱離基である。いくつかの実施形態において、RHは、ハロゲンまたはスルホネートである。いくつかの実施形態において、RHはハロゲンである。いくつかの実施形態において、RHはクロロである。いくつかの実施形態において、RHはブロモである。いくつかの実施形態において、RHはヨードである。いくつかの実施形態において、RHはスルホネートである。いくつかの実施形態において、RHは、メシレート、トリフレート、ベンゼンスルホネート、トシレート、ブロシレート、またはノシレートである。
本明細書中で使用される場合、Reはカルボキシル保護基である。いくつかの実施形態において、Reは、−Si(RP)3、または必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族であり;ここで各RPは独立して、C1〜6脂肪族またはフェニルである。いくつかの実施形態において、Reは−Si(RP)3である。いくつかの実施形態において、Reは、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族である。いくつかの実施形態において、Reは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、Reはt−ブチルである。いくつかの実施形態において、Reはベンジルである。いくつかの実施形態において、Reはベンズヒドリルである。いくつかの実施形態において、Reはトリチルである。
いくつかの実施形態において、工程S−1は、中間体G−2を中間体G−1によりアルキル化し、これによって中間体G−3を形成することを包含する。当業者は、種々の脱離基RHが、G−2のアルキル化を行うために適切であることを理解する。いくつかの実施形態において、このアルキル化は、塩基によって媒介される。いくつかの実施形態において、この塩基はアルコキシド塩基である。いくつかの実施形態において、この塩基は、アルカリ金属アルコキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はカリウムt−ブトキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はナトリウムt−ブトキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はカリウムt−アミルオキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はカーボネート塩基である。いくつかの実施形態において、このカーボネート塩基はアルカリ金属カーボネートである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは、炭酸カリウムまたは炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、または重炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは炭酸カリウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは、炭酸カリウムまたは重炭酸カリウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは、炭酸セシウムまたは重炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、工程S−1は、極性溶媒中で進行する。いくつかの実施形態において、この極性溶媒は極性非プロトン性溶媒である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はN−メチルピロリドン(NMP)である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はジメチルホルムアミド(DMF)である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はジメチルアセトアミド(DMA)である。いくつかの実施形態において、結晶性の中間体G−3は、結晶化によって精製される。
いくつかの実施形態において、工程S−2は、中間体G−3をオキサゾールシントン(オキサゾール)とカップリングさせ、これによって中間体G−4を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、このカップリングは、金属触媒カップリングである。いくつかの実施形態において、この金属触媒カップリングはNegishiカップリングである。当業者は、Negishiカップリングが、有機ハロゲン化物またはスルホネート化合物と、有機亜鉛化合物との、遷移金属触媒クロスカップリングであることを理解する。いくつかの実施形態において、このオキサゾールシントンはオキサゾールジンケートである。いくつかの実施形態において、このオキサゾールジンケートは、2−リチオ−オキサゾールと亜鉛塩との間での金属交換によって形成される。いくつかの実施形態において、この亜鉛塩はZnCl2である。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、オキサゾールをn−ブチルリチウムで処理することによって形成される。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、−40℃未満の温度で形成される。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、約−40℃未満の温度で形成される。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、−60℃未満の温度で形成される。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、約−60℃未満の温度で形成される。いくつかの実施形態において、この金属触媒はパラジウム触媒である。いくつかの実施形態において、このパラジウム触媒はPd(PPh3)4である。いくつかの実施形態において、結晶性の中間体G−4は、結晶化によって精製される。
いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、TMPZnCl−LiCl、TMPMgCl−LiCl、およびイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウム(ここでTMPとは2,2,6,6,−テトラメチルピペリジンをいう)から選択される金属化剤で処理される。いくつかの実施形態において、この金属化剤はイソプロピルマグネシウムクロリドである。いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、イソプロピルマグネシウムクロリド(THF中2M)で処理される。いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、金属化剤で、約−20℃〜約−10℃で処理される。いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、金属化剤で、約−15℃で処理される。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、またはこれらの混合物である。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフランおよび2−メチルテトラヒドロフランである。いくつかの実施形態において、この反応は、ZnCl2を添加してオキサゾールジンケートを形成することをさらに包含する。いくつかの実施形態において、この反応は、ZnCl2を2−メチルテトラヒドロフラン中の溶液として添加することをさらに包含する。いくつかの実施形態において、このNegishiカップリングにおいて使用される触媒は、Pd(PPh3)4、tBuXPhos Pdプレ触媒、XPhos Pdプレ触媒、RuPhos Pdプレ触媒、およびPd−PEPPSI−IPent(ジクロロ[1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II))から選択されるパラジウム触媒である。このようなプレ触媒は、例えば、Bruneauら,ACS Catal.,2015,5(2),pp.1386−1396に記載されている。いくつかの実施形態において、この触媒はPd(PPh3)4である。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後に、約50℃より高温まで加熱される。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、約65℃まで加熱される。
いくつかの実施形態において、工程S−3は、エステル中間体G−4を脱保護して、式Iの化合物を提供することを包含する。Reがベンジルまたはベンズヒドリルであるいくつかの実施形態において、この脱保護は、水素源を使用する、接触水素化である。いくつかの実施形態において、この触媒はパラジウム触媒である。いくつかの実施形態において、このパラジウム触媒は炭素担持パラジウムである。いくつかの実施形態において、この水素源はH2である。いくつかの実施形態において、残留水素触媒は、パラジウム捕捉剤によって除去される。いくつかの実施形態において、このパラジウム捕捉剤はチオールである。いくつかの実施形態において、このチオールはSiliaMetSチオールである。いくつかの実施形態において、この脱保護は加水分解反応である。いくつかの実施形態において、この加水分解は酸加水分解である。いくつかの実施形態において、この酸は強いプロトン性酸である。いくつかの実施形態において、この酸は硫酸である。いくつかの実施形態において、この酸は、硫酸、テトラフルオロホウ酸、メタンスルホン酸、硝酸、または塩酸である。いくつかの実施形態において、この反応は共溶媒中で起こり、ここでこの共溶媒はアルコールである。いくつかの実施形態において、この共溶媒は、2−プロパノール、t−ブタノール、t−アミルアルコール、またはエタノールである。いくつかの実施形態において、この共溶媒は、2−プロパノール、t−ブタノール、t−アミルアルコール、エタノール、またはアセトニトリルである。
いくつかの実施形態において、この加水分解反応の温度は、5℃〜10℃の間に維持される。いくつかの実施形態において、この加水分解反応の温度は、約0℃〜約20℃の間である。いくつかの実施形態において、この加水分解反応の温度は、約2℃〜約8℃の間である。いくつかの実施形態において、この加水分解反応の温度は、約2℃〜約10℃の間に維持される。いくつかの実施形態において、その生成物は、結晶化によって精製される。いくつかの実施形態において、その生成物は、アルコール溶液から結晶化される。いくつかの実施形態において、このアルコール溶液は、エタノールと水との混合物である。いくつかの実施形態において、その生成物は、アセトニトリルと水との混合物から結晶化される。
いくつかの実施形態において、式G−1の中間体は、スキーム2に図示される方法に従って調製され、ここでR
a、R
H、R
2、R
5の各々は、単独でと組み合わせての両方で、本明細書中のクラスおよびサブクラスにおいて定義されるとおりである。
スキーム2。式G−1の中間体の合成
いくつかの実施形態において、工程S−4は、中間体G−5のヒドロキシル基を脱離基RHに変換することを包含する。いくつかの実施形態において、中間体G−5は、アルコールまたはその酸素陰イオンである。RHがスルホネート基であるいくつかの実施形態において、G−5は、スルホニル化試薬で処理される。いくつかの実施形態において、このスルホネート基は、メシレート、トリフレート、ベンゼンスルホネート、トシレート、ブロシレート、またはノシレートである。いくつかの実施形態において、このスルホニル化試薬はハロゲン化スルホニルである。いくつかの実施形態において、このスルホニル化試薬は塩化スルホニルである。いくつかの実施形態において、この塩化スルホニルはメタンスルホニルクロリドである。
RHがハロゲンであるいくつかの実施形態において、そのヒドロキシル基は、ハロゲン化試薬によって直接ハロゲンに変換される。いくつかの実施形態において、このハロゲン化試薬は臭素化試薬である。
RHがハロゲンであるいくつかの実施形態において、そのヒドロキシル基は、最初に第一の脱離基に変換され、次いでこの第一の脱離基がハロゲンにさらに変換される。いくつかの実施形態において、この第一の脱離基はスルホネートである。いくつかの実施形態において、このスルホネートは、メシレート、トリフレート、ベンゼンスルホネート、トシレート、ブロシレート、またはノシレートである。いくつかの実施形態において、このスルホネートはメタンスルホネートである。いくつかの実施形態において、このメタンスルホニレートは、G−5をメタンスルホニルクロリドで処理することによって、形成される。いくつかの実施形態において、このスルホネートは、塩基の存在下で形成される。いくつかの実施形態において、この塩基はアミン塩基である。いくつかの実施形態において、このアミン塩基は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン(Hunig塩基)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、またはジメチルアミノピリジン(DMAP)である。いくつかの実施形態において、このアミン塩基はトリメチルアミンである。いくつかの実施形態において、このアミン塩基はトリエチルアミンである。いくつかの実施形態において、この溶媒は、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン、またはジクロロメタンである。いくつかの実施形態において、この溶媒は2−メチルテトラヒドロフランである。いくつかの実施形態において、この反応は、プロモーターをさらに含む。いくつかの実施形態において、このプロモーターは、NaIまたはテトラブチルアンモニウムヨージドである。いくつかの実施形態において、この反応は、約20℃〜約30℃で起こる。いくつかの実施形態において、この反応は、約22℃で起こる。
いくつかの実施形態において、この第一の脱離基は、ハロゲン化物での置換によって、ハロゲンにさらに変換される。いくつかの実施形態において、このハロゲン化物は臭化物である。いくつかの実施形態において、ハロゲンの供給源は金属ハロゲン化物である。いくつかの実施形態において、臭化物の供給源は金属臭化物である。いくつかの実施形態において、この金属臭化物はアルカリ金属臭化物である。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属臭化物はLiBrである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属臭化物はNaBrである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属臭化物はKBrである。いくつかの実施形態において、この置換は、プロモーターをさらに含む。いくつかの実施形態において、このプロモーターは相間移動触媒である。このプロモーターとしては、テトラメチルアンモニウムブロミドまたはテトラブチルアンモニウムブロミドが挙げられ得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、この置換は、極性溶媒中で起こる。いくつかの実施形態において、この極性溶媒は極性非プロトン性溶媒である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はN−メチルピロリドン(NMP)である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はジメチルホルムアミド(DMF)である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はジメチルアセトアミド(DMAc)である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒は酢酸エチル(EtOAc)である。いくつかの実施形態において、この反応は、約50℃〜約60℃で起こる。いくつかの実施形態において、この反応は、約55℃で起こる。いくつかの実施形態において、脱離基形成工程S−4およびアルキル化工程S−1は、中間体G−1の単離なしで、一緒に行われる。
いくつかの実施形態において、式G−5の中間体は、スキーム3に図示される方法に従って調製され、ここでR
a、R
2、R
5の各々は、単独でと組み合わせての両方で、本明細書中のクラスおよびサブクラスにおいて定義されるとおりである。
スキーム3。式G−5の中間体の合成
いくつかの実施形態において、工程S−5は、アルデヒドG−6をエポキシ化し、これによって式rac−G−7のエポキシドを形成することを包含する。いくつかの実施形態において、このエポキシ化はCorey−Chaykovskyエポキシ化である。当業者は、Corey−Chaykovskyエポキシ化とは、カルボニル化合物をその対応するエポキシドに変換するための、硫黄イリドの使用であることを理解する。いくつかの実施形態において、この硫黄イリドは、トリメチルスルホニウム塩またはトリメチルスルホキソニウム塩から形成される。いくつかの実施形態において、この硫黄イリドは、トリメチルスルホキソニウムヨージドから形成される。いくつかの実施形態において、この硫黄イリドは、トリメチルスルホキソニウムメシレートから形成される。
いくつかの実施形態において、工程S−6は、中間体rac−G−7を、式Ra−OHのアルコール(ここでRaは本明細書中のクラスおよびサブクラスにおいて定義されるとおりである)によりエポキシド開環し、これによって中間体rac−G−5を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、このエポキシド開環は、酸により触媒される。いくつかの実施形態において、この酸はルイス酸である。いくつかの実施形態において、このルイス酸は、金属ハロゲン化物または金属スルホン酸塩である。いくつかの実施形態において、このルイス酸は鉄塩である。いくつかの実施形態において、このルイス酸はFeCl3である。いくつかの実施形態において、工程S−6は、さらなる溶媒なしで行われる。いくつかの実施形態において、このルイス酸はBF3−Et2Oである。いくつかの実施形態において、工程S−6の溶媒はトルエンである。いくつかの実施形態において、この酸は、HBF4−OEt2、HBF4−水、またはショウノウスルホン酸である。いくつかの実施形態において、工程S−6の溶媒はジクロロメタンである。
いくつかの実施形態において、工程S−7は、中間体G−5の(R)−異性体を[アシル]ドナーで選択的にアシル化し、これによって、中間体(R)−G−8および残留(S)−G−5を生成することを包含する。いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは、式RxC(O)ORyのものであり、ここでRxは、必要に応じて置換されたC1〜4脂肪族であり;そしてRyは、必要に応じて置換されたC1〜4脂肪族または必要に応じて置換されたC1〜4アシルである。いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは、C4−アシル基を提供する。いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは、必要に応じて置換された4員〜7員ラクトン、または必要に応じて置換された4員〜7員環状無水物である。いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは、必要に応じて置換された4員〜7員環状無水物である。いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは酢酸ビニルであり、そして[アシル]はアセチルである。いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは酪酸ビニルであり、そして[アシル]はブチリルである。いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは無水コハク酸であり、そして[アシル]はスクシニルである。
いくつかの実施形態において、このアシル化は速度論的分割である。いくつかの実施形態において、この速度論的分割は、リパーゼ酵素によって達成される。いくつかの実施形態において、このリパーゼ酵素はCandida antarcticaリパーゼB(CAL−B)である。いくつかの実施形態において、このリパーゼ酵素はNovozyme 435である。いくつかの実施形態において、このアシル化反応は、THF溶媒中で行われる。いくつかの実施形態において、このアシル化反応は、トルエン溶媒中で行われる。いくつかの実施形態において、このアシル化反応は、THFとトルエンとの混合物中で行われる。いくつかの実施形態において、[アシル]がスクシニルである場合、未反応の中間体G−5は、水性塩基性条件下でコハク酸陰イオンを形成し、そして未反応の中性アルコール種を有機溶媒中に抽出することによって、(R)−G−8から分離される。
いくつかの実施形態において、工程S−8は、エナンチオマー富化された中間体(R)−G−8を加水分解し、これによって(R)−G−5を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、この加水分解は水性加水分解である。いくつかの実施形態において、この水性加水分解はアルカリ加水分解である。いくつかの実施形態において、この水性加水分解は、水酸化物によって媒介される。いくつかの実施形態において、この水性加水分解は、水酸化ナトリウムによって媒介される。いくつかの実施形態において、工程S−7およびS−8は、中間体(R)−G−8の単離なしで行われる。
いくつかの実施形態において、生成する(R)−G−8は、70%、80%、90%、95%、97%、98%、99%、または99.5%より高いエナンチオマー過剰率を有する。
いくつかの実施形態において、式G−4の化合物は、スキーム4に図示される方法に従って調製され、ここでR
a、R
e、R
H、R
2、R
5の各々は、単独でと組み合わせての両方で、本明細書中のクラスおよびサブクラスにおいて定義されるとおりである。
スキーム4。式G−4の中間体の代替の合成
いくつかの実施形態において、工程S−9は、中間体G−9をハロゲン化アルキルG−1によりアルキル化し、これによって中間体G−4を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、このアルキル化は、塩基によって媒介される。いくつかの実施形態において、この塩基はアルコキシド塩基である。いくつかの実施形態において、この塩基はアルカリ金属アルコキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はカリウムt−ブトキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はナトリウムt−ブトキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はカリウムt−アミルオキシドである。いくつかの実施形態において、この塩基はカーボネート塩基である。いくつかの実施形態において、このカーボネート塩基はアルカリ金属カーボネートである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸セシウム、リン酸三カリウム、またはリン酸二カリウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは、炭酸カリウムまたは炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは炭酸カリウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは重炭酸カリウムである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属カーボネートは重炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、工程S−9は、極性溶媒中で進行する。いくつかの実施形態において、この極性溶媒は極性非プロトン性溶媒である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はN−メチルピロリドン(NMP)である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はジメチルホルムアミド(DMF)である。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はジメチルアセトアミド(DMA)である。いくつかの実施形態において、この反応は、約90℃〜約100℃の温度で起こる。いくつかの実施形態において、この反応は、約100℃〜約140℃の温度で起こる。いくつかの実施形態において、この反応は、約115℃の温度で起こる。
いくつかの実施形態において、式G−2およびG−9の化合物は、スキーム5に図示される方法に従って調製され、ここでR
eは、本明細書中のクラスおよびサブクラスにおいて定義されるとおりである。
スキーム5。式G−2およびG−9の中間体の合成
いくつかの実施形態において、工程S−10は、中間体G−10(またはその塩)とG−11(またはその塩)との間で尿素を形成し、これによって式G−12の中間体を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、この尿素形成は、カルボニル源を使用して進行する。いくつかの実施形態において、このカルボニル源はカルボニルジイミダゾール(CDI)である。いくつかの実施形態において、このカルボニル源はトリホスゲンである。いくつかの実施形態において、式G−11の中間体は、その塩酸塩として使用される。いくつかの実施形態において、さらなる塩基が使用される。いくつかの実施形態において、この塩基はアミン塩基である。いくつかの実施形態において、このアミン塩基はトリエチルアミンである。
いくつかの実施形態において、工程S−11は、式G−12の中間体を臭素化し、これによって式G−13の中間体を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、この臭素化試薬はN−ブロモスクシンイミドである。いくつかの実施形態において、この臭素化は、極性非プロトン性溶媒中で行われる。いくつかの実施形態この極性非プロトン性溶媒はジメチルホルムアミド(DMF)である。
いくつかの実施形態において、工程S−12は、式G−13の中間体を分子内化環化し、これによって式G−2の中間体を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、この分子内化環化は、強塩基によって行われる。いくつかの実施形態において、この強塩基はアルカリ金属アルコキシドである。いくつかの実施形態において、このアルカリ金属アルコキシドはカリウムt−ブトキシドである。いくつかの実施形態において、この分子内化環化は、エーテル溶媒中で行われる。いくつかの実施形態において、このエーテル溶媒は1,4−ジオキサンである。
いくつかの実施形態において、工程S−13は、中間体G−2をオキサゾールシントン(オキサゾールまたはオキサゾールメタレート)とカップリングさせ、これによって中間体G−9を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、このカップリングは、金属触媒カップリングである。いくつかの実施形態において、この金属触媒カップリングはNegishiカップリングである。当業者は、Negishiカップリングが、有機ハロゲン化物またはスルホネート化合物と、有機亜鉛化合物との、遷移金属触媒クロスカップリングであることを理解する。いくつかの実施形態において、このオキサゾールシントンはオキサゾールジンケートである。いくつかの実施形態において、このオキサゾールジンケートは、2−リチオ−オキサゾールと亜鉛塩との間での金属交換によって形成される。いくつかの実施形態において、この亜鉛塩はZnCl2である。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、オキサゾールをn−ブチルリチウムで処理することによって形成される。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、−40℃未満の温度で形成される。いくつかの実施形態において、この2−リチオ−オキサゾールは、−60℃未満の温度で形成される。いくつかの実施形態において、この遷移金属触媒はパラジウム触媒である。いくつかの実施形態において、このパラジウム触媒はPd(PPh3)4である。いくつかの実施形態において、結晶性の中間体G−4は、結晶化によって精製される。
いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、TMPZnCl−LiCl、TMPMgCl−LiCl、およびイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウム(ここでTMPとは2,2,6,6,−テトラメチルピペリジンをいう)から選択される金属化剤で処理される。いくつかの実施形態において、この金属化剤はイソプロピルマグネシウムクロリドである。いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、イソプロピルマグネシウムクロリド(THF中2M)で処理される。いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、金属化剤で、約−20℃〜約−10℃で処理される。いくつかの実施形態において、このオキサゾールは、金属化剤で、約−15℃で処理される。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、またはこれらの混合物である。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフランおよび2−メチルテトラヒドロフランである。いくつかの実施形態において、この反応は、ZnCl
2を添加してオキサゾールジンケートを形成することをさらに包含する。いくつかの実施形態において、この反応は、ZnCl
2を2−メチルテトラヒドロフラン中の溶液として添加することをさらに包含する。いくつかの実施形態において、このNegishiカップリングにおいて使用される触媒は、Pd(PPh
3)
4、tBuXPhos Pdプレ触媒、XPhos Pdプレ触媒、RuPhos Pdプレ触媒、およびPd−PEPPSI−IPent(ジクロロ[1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II))から選択されるパラジウム触媒である。このようなプレ触媒は、例えば、Bruneauら,ACS Catal.,2015,5(2),pp.1386−1396に記載されている。いくつかの実施形態において、この触媒はPd(PPh
3)
4である。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl
2の添加後に、約50℃より高温まで加熱される。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、約65℃まで加熱される。
スキーム6。中間体G−13−aの合成
いくつかの実施形態において、工程S−11は、式G−12の中間体を塩素化し、これによって式G−13−aの中間体を形成することを包含する。いくつかの実施形態において、この塩素化試薬はN−クロロスクシンイミドである。いくつかの実施形態において、G−13−aは、上記のように、工程S−12においてG−13の代わりに使用されて、G−2のクロロアナログを形成し得、これが、工程S−13においてG−2の代わりに使用され得る。
いくつかの実施形態は、化合物1:
を調製するためのプロセスを提供し、このプロセスは、化合物G−4−a:
を酸と接触させる工程を包含する。
いくつかの実施形態は、化合物G−4−a:
を調製するためのプロセスを提供し、このプロセスは、化合物G−9−a:
を式H−1:
の化合物と接触させる工程を包含し、ここでR
Hはハロゲンである。
いくつかの実施形態において、RHはブロモである。
いくつかの実施形態は、化合物1:
を調製するためのプロセスを提供し、このプロセスは、式G−4−bの化合物:
を、水素源およびパラジウム触媒と接触させる工程を包含する。
いくつかの実施形態は、エナンチオマー富化された式(R)−G−5の化合物:
を調製するためのプロセスを提供し、ここでR
aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される0個〜2個のヘテロ原子を有する3員〜7員環、ならびにC
1〜6脂肪族から選択される、必要に応じて置換された基であり;
R
2は、水素、または必要に応じて置換されたC
1〜6脂肪族であり;そして
R
5は、水素またはハロゲンであり;
このプロセスは:
a)式rac−G−5のラセミ化合物:
をリパーゼ酵素および[アシル]ドナーと接触させる工程であって、これによって、式(R)−G−8の化合物:
であって、式(R)−G−8において[アシル]はC
1〜C
7アシル基である、化合物を形成する、工程;および
b)この[アシル]基を除去する工程;
を包含し、これによって、エナンチオマー富化された式(R)−G−5の化合物を調製する。
いくつかの実施形態において、式(R)−G−5の化合物は:
である。
いくつかの実施形態において、この[アシル]ドナーは、必要に応じて置換された4員〜7員ラクトンまたは4員〜7員の必要に応じて置換された環状無水物;あるいは式RxC(O)ORyの化合物であり、ここでRxは、必要に応じて置換されたC1〜4脂肪族であり;そしてRyは、必要に応じて置換されたC1〜4脂肪族または必要に応じて置換されたC1〜4アシルである。
いくつかの実施形態において、この[アシル]はC4アシル基である。
いくつかの実施形態において、このリパーゼ酵素はCandida antarcticaリパーゼBである。
いくつかの実施形態は、化合物G−9−a:
を調製するプロセス、化合物G−2−a:
を、オキサゾールと、化合物G−9−aを形成するために十分な条件下で接触させる工程を提供する。
いくつかの実施形態において、これらの反応条件は溶媒を含み、ここでこの溶媒は、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、またはその混合物である。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフランおよび2−メチルテトラヒドロフランである。
いくつかの実施形態において、これらの反応条件は、金属化剤を含む。いくつかの実施形態において、この金属化剤は、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、TMPZnCl−LiCl、TMPMgCl−LiCl、およびイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウムから選択される(ここでTMPとは、2,2,6,6,−テトラメチルピペリジンをいう)。いくつかの実施形態において、この金属化剤はイソプロピルマグネシウムクロリドである。いくつかの実施形態において、これらの反応条件は、オキサゾールと金属化剤とを、約−20℃〜−10℃、または約−15℃で接触させることを含む。
いくつかの実施形態において、これらの反応条件は、ZnCl2を添加することを含む。いくつかの実施形態において、この触媒は、Pd(PPh3)4、tBuXPhos Pdプレ触媒、XPhos Pdプレ触媒、RuPhos Pdプレ触媒、およびPd−PEPPSI−IPent(ジクロロ[1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II))から選択されるパラジウム触媒である。いくつかの実施形態において、この触媒はPd(PPh3)4である。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約50℃より高温まで加熱される。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約60℃〜約70℃まで加熱される。
いくつかの実施形態は、化合物(R)−G−1−a:
を調製するプロセスを提供し、このプロセスは:
(a)化合物(R)−G−5−aまたはその酸素陰イオン:
を、スルホニル化試薬と、化合物(R)−G−6−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
(b)化合物(R)−G−6−aを、臭化物塩と、化合物(R)−G−1−aを形成するために十分な条件下で接触させる工程
を包含する。
いくつかの実施形態において、このスルホニル化試薬はメタンスルホニルクロリドである。
いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、塩基を含む。いくつかの実施形態において、この塩基は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン(Hunig塩基、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、またはジメチルアミノピリジン(DMAP)である。いくつかの実施形態において、この塩基はトリエチルアミンである。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン、およびジクロロメタンから選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒は2−メチルテトラヒドロフランである。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、プロモーターを含む。いくつかの実施形態において、このプロモーターは、NaIまたはテトラブチルアンモニウムヨージドである。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、約20℃〜約30℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、約22℃の温度を含む。
いくつかの実施形態において、この臭化物塩は、LiBr、NaBr、またはKBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はLiBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はアンモニウム塩である。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はテトラブチルアンモニウムブロミドである。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、およびジメチルアセトアミド(DMAc)から選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒はNMPである。いくつかの実施形態において、いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、約50℃〜約60℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、約55℃の温度を含む。
いくつかの実施形態は、化合物1:
またはその塩もしくは共結晶を調製するプロセスを提供し、このプロセスは:
(a)化合物G−2−a:
を、オキサゾールと、化合物G−9−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
(b)化合物G−9−aを、化合物(R)−G−1−a:
と、化合物G−4−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
および(c)化合物G−4−aを、化合物1を形成するために十分な条件下で加水分解する工程
を包含する。
いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、溶媒を含み、ここでこの溶媒は、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、またはその混合物である。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフランおよび2−メチルテトラヒドロフランである。
いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、金属化剤を含む。いくつかの実施形態において、この金属化剤は、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、TMPZnCl−LiCl、TMPMgCl−LiCl、およびイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウムから選択される(ここでTMPとは、2,2,6,6,−テトラメチルピペリジンをいう)。いくつかの実施形態において、この金属化剤はイソプロピルマグネシウムクロリドである。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、オキサゾールと金属化剤とを、約−20℃〜−10℃、または約−15℃で接触させることを含む。
いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、ZnCl2を添加することを含む。いくつかの実施形態において、この触媒は、Pd(PPh3)4、tBuXPhos Pdプレ触媒、XPhos Pdプレ触媒、RuPhos Pdプレ触媒、およびPd−PEPPSI−IPentから選択されるパラジウム触媒である。いくつかの実施形態において、この触媒はPd(PPh3)4である。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約50℃より高温まで加熱される。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約60℃〜約70℃まで加熱される。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、塩基を含む。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸セシウム、リン酸三カリウム、またはリン酸二カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、または重炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は、炭酸カリウムまたは重炭酸カリウムである。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、およびジメチルアセトアミド(DMA)から選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒はNMPである。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、約100℃〜約140℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、約115℃の温度を含む。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、酸を含む。いくつかの実施形態において、この酸は、硫酸、テトラフルオロホウ酸、メタンスルホン酸、硝酸、または塩酸である。いくつかの実施形態において、この酸は硫酸である。いくつかの実施形態において、この酸は塩酸である。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、共溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この共溶媒はアルコールである。いくつかの実施形態において、この共溶媒は、2−プロパノール、t−ブタノール、t−アミルアルコール、エタノール、またはアセトニトリルである。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、約5℃および10℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、約0℃と約20℃との間の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、約2℃と約8℃との間を含む。
いくつかの実施形態は、化合物1:
またはその塩もしくは共結晶を調製するプロセスを提供し、このプロセスは:
(a)化合物(R)−G−6−a:
を臭化物塩と、化合物(R)−G−1−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
(b)化合物G−2−a:
を、オキサゾールと、化合物G−9−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
(c)化合物G−9−aを、化合物(R)−G−1−aと、化合物G−4−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
および(d)化合物G−4−aを、化合物1を形成するために十分な条件下で加水分解する工程
を包含する。
いくつかの実施形態において、この臭化物塩は、LiBr、NaBr、またはKBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はLiBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はアンモニウム塩である。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はテトラブチルアンモニウムブロミドである。
いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、およびジメチルアセトアミド(DMAc)から選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒はNMPである。いくつかの実施形態において、いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、約50℃〜約60℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、約55℃の温度を含む。
いくつかの実施形態において、この臭化物塩はLiBr、NaBr、またはKBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はLiBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はアンモニウム塩である。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はテトラブチルアンモニウムブロミドである。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、溶媒を含み、ここでこの溶媒は、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、またはその混合物である。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフランおよび2−メチルテトラヒドロフランである。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、金属化剤を含む。いくつかの実施形態において、この金属化剤は、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、TMPZnCl−LiCl、TMPMgCl−LiCl、およびイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウムから選択される(ここでTMPとは、2,2,6,6,−テトラメチルピペリジンをいう)。いくつかの実施形態において、この金属化剤はイソプロピルマグネシウムクロリドである。いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、オキサゾールと金属化剤とを、約−20℃〜−10℃、または約−15℃で接触させることを含む。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、ZnCl2を添加することを含む。いくつかの実施形態において、この触媒は、Pd(PPh3)4、tBuXPhos Pdプレ触媒、XPhos Pdプレ触媒、RuPhos Pdプレ触媒、およびPd−PEPPSI−IPentから選択されるパラジウム触媒である。いくつかの実施形態において、この触媒はPd(PPh3)4である。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約50℃より高温まで加熱される。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約60℃〜約70℃まで加熱される。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、塩基を含む。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸セシウム、リン酸三カリウム、またはリン酸二カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸セシウム、リン酸三カリウム、またはリン酸二カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、または重炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は、炭酸カリウムまたは重炭酸カリウムである。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、およびジメチルアセトアミド(DMA)から選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒はNMPである。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、約90℃〜約100℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、約100℃〜約140℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、約115℃の温度を含む。
いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、酸を含む。いくつかの実施形態において、この酸は、硫酸、テトラフルオロホウ酸、メタンスルホン酸、硝酸、または塩酸である。いくつかの実施形態において、この酸は硫酸である。いくつかの実施形態において、この酸は塩酸である。
いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、共溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この共溶媒はアルコールである。いくつかの実施形態において、この共溶媒は、2−プロパノール、t−ブタノール、t−アミルアルコール、エタノール、またはアセトニトリルである。
いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、約5℃および10℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、約0℃と約20℃との間の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(e)の反応条件は、約2℃と約8℃との間を含む。
いくつかの実施形態は、化合物1:
またはその塩もしくは共結晶を調製するプロセスを提供し、このプロセスは:
(a)化合物(R)−G−5−aまたはその酸素陰イオン:
を、スルホニル化試薬と、化合物(R)−G−6−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
(b)化合物(R)−G−6−aを、臭化物塩と、化合物(R)−G−1−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
(c)化合物G−2−a:
を、オキサゾールと、化合物G−9−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
(d)化合物G−9−aを、化合物(R)−G−1−aと、化合物G−4−a:
を形成するために十分な条件下で接触させる工程、
および(e)化合物G−4−aを、化合物1を形成するために十分な条件下で加水分解する工程
を包含する。
いくつかの実施形態において、このスルホニル化試薬はメタンスルホニルクロリドである。
いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、塩基を含む。いくつかの実施形態において、この塩基は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン(Hunig塩基)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、またはジメチルアミノピリジン(DMAP)である。いくつかの実施形態において、この塩基はトリエチルアミンである。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン、およびジクロロメタンから選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒は2−メチルテトラヒドロフランである。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、プロモーターを含む。いくつかの実施形態において、このプロモーターは、NaIまたはテトラブチルアンモニウムヨージドである。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、約20℃〜約30℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(a)の反応条件は、約22℃の温度を含む。
いくつかの実施形態において、この臭化物塩は、LiBr、NaBr、またはKBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はLiBrである。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はアンモニウム塩である。いくつかの実施形態において、この臭化物塩はテトラブチルアンモニウムブロミドである。
いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、およびジメチルアセトアミド(DMAc)から選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒はNMPである。いくつかの実施形態において、いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、約50℃〜約60℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、いくつかの実施形態において、工程(b)の反応条件は、約55℃の温度を含む。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、溶媒を含み、ここでこの溶媒は、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、またはその混合物である。いくつかの実施形態において、この溶媒は、テトラヒドロフランおよび2−メチルテトラヒドロフランである。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、金属化剤を含む。いくつかの実施形態において、この金属化剤は、イソプロピルマグネシウムクロリド、イソプロピルマグネシウムブロミド、TMPZnCl−LiCl、TMPMgCl−LiCl、およびイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウムから選択される(ここでTMPとは、2,2,6,6,−テトラメチルピペリジンをいう)。いくつかの実施形態において、この金属化剤はイソプロピルマグネシウムクロリドである。いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、オキサゾールと金属化剤とを、約−20℃〜−10℃、または約−15℃で接触させることを含む。
いくつかの実施形態において、工程(c)の反応条件は、ZnCl2を添加することを含む。いくつかの実施形態において、この触媒は、Pd(PPh3)4、tBuXPhos Pdプレ触媒、XPhos Pdプレ触媒、RuPhos Pdプレ触媒、およびPd−PEPPSI−IPentから選択されるパラジウム触媒である。いくつかの実施形態において、この触媒はPd(PPh3)4である。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約50℃より高温まで加熱される。いくつかの実施形態において、この反応混合物は、ZnCl2の添加後、約60℃〜約70℃まで加熱される。
いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、塩基を含む。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸セシウム、リン酸三カリウム、またはリン酸二カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸セシウム、リン酸三カリウム、またはリン酸二カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸セシウム、または重炭酸セシウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は炭酸カリウムである。いくつかの実施形態において、この塩基は、炭酸カリウムまたは重炭酸カリウムである。
いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、およびジメチルアセトアミド(DMA)から選択される溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この溶媒はNMPである。
いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、約90℃〜約100℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、約100℃〜約140℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(d)の反応条件は、約115℃の温度を含む。
いくつかの実施形態において、工程(e)の反応条件は、酸を含む。いくつかの実施形態において、この酸は、硫酸、テトラフルオロホウ酸、メタンスルホン酸、硝酸、または塩酸である。いくつかの実施形態において、この酸は硫酸である。いくつかの実施形態において、この酸は塩酸である。
いくつかの実施形態において、工程(e)の反応条件は、共溶媒を含む。いくつかの実施形態において、この共溶媒はアルコールである。いくつかの実施形態において、この共溶媒は、2−プロパノール、t−ブタノール、t−アミルアルコール、エタノール、またはアセトニトリルである。
いくつかの実施形態において、工程(e)の反応条件は、約5℃および10℃の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(e)の反応条件は、約0℃と約20℃との間の温度を含む。いくつかの実施形態において、工程(e)の反応条件は、約2℃と約8℃との間を含む。
5.中間体化合物
いくつかの実施形態は、本明細書中で、化合物1の合成のために有用な中間体、またはこのような中間体を作製する方法を提供する。
いくつかの実施形態は、式G−4−a:
の化合物を提供する。
いくつかの実施形態は、式G−4−b:
の化合物を提供する。
いくつかの実施形態は、式(R)−G−8:
の化合物を提供し、式(R)−G−8において:
[アシル]はR
xC(O)−であり、ここでR
xは、必要に応じて置換されたC
1〜4脂肪族であり;
R
aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される0個〜2個のヘテロ原子を有する3員〜7員環、ならびにC
1〜6脂肪族から選択される、必要に応じて置換された基であり;
R
2は、水素、または必要に応じて置換されたC
1〜6脂肪族であり;そして
R
5は、水素またはハロゲンである。
いくつかの実施形態において、Rxは、必要に応じて置換されたC3〜4脂肪族である。
いくつかの実施形態は、式(R)−I−1:
の化合物を提供する。
式(R)−I−1において、R
xは、必要に応じて置換されたC
1〜4脂肪族である。
いくつかの実施形態は、式(R)−I−2:
の化合物を提供し、式(R)−I−2において、R
xは、必要に応じて置換されたC
1〜4脂肪族である。
いくつかの実施形態は、式(R)−G−1:
の化合物を提供し、式(R)−G−1において:
R
Hは脱離基であり;
R
aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される0個〜2個のヘテロ原子を有する3員〜7員環、ならびにC
1〜6脂肪族から選択される、必要に応じて置換された基であり;
R
2は、水素、または必要に応じて置換されたC
1〜6脂肪族であり;そして
R
5は、水素またはハロゲンである。
いくつかの実施形態は、式H−1:
の化合物を提供し、式H−1において、R
Hは脱離基である。
いくつかの実施形態は、式H−2:
の化合物を提供し、式H−2において、R
Hは脱離基である。
いくつかの実施形態において、RHは、ハロゲンまたはスルホネートである。いくつかの実施形態において、RHはブロモである。いくつかの実施形態において、RHはメシレートである。いくつかの実施形態において、[アシル]はスクシニルである。いくつかの実施形態において、[アシル]ドナーは無水コハク酸である。
いくつかの実施形態は、式:
の化合物、またはその塩を提供する。
いくつかの実施形態は、式:
の化合物、またはその塩を提供する。
6.使用、処方および投与および薬学的に受容可能な組成物
別の実施形態によれば、本発明は、本発明の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、もしくはエステルの塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する組成物を提供する。いくつかの実施形態は、本明細書中に記載されるような化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは共結晶、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する組成物を提供する。
いくつかの実施形態は、本明細書中に記載されるような化合物1の結晶形態を含有する組成物を提供する。本発明の組成物中の化合物の量は、生物学的サンプル中または患者において、ACCを測定可能に阻害するために有効な量である。特定の実施形態において、本発明の組成物中の化合物の量は、生物学的サンプル中または患者において、ACCを測定可能に阻害するために有効な量である。特定の実施形態において、本発明の組成物は、このような組成物を必要とする患者への投与のために処方される。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、患者への経口投与のために処方される。
用語「化合物」とは、本明細書中で使用される場合、式IのACC阻害剤(化合物1が挙げられるがこれに限定されない)またはその固体形態を意味する。いくつかの実施形態において、用語「化合物」とは、本明細書中で使用される場合、式IのACC阻害剤(化合物1が挙げられるがこれに限定されない)、またはその塩もしくは固体形態を意味する。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1またはその薬学的に受容可能な塩である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の遊離酸である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の固体形態である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の結晶形態である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態I、形態II、形態III、形態IV、形態V、形態VI、形態VII、または形態VIIIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の遊離酸の多形である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態I、形態VII、または形態VIIIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の遊離酸の擬似多形である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態Iである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態IIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態IIIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態IVである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態Vである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態VIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態VIIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の形態VIIIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の溶媒和物である。いくつかの実施形態において、この化合物は、非晶質化合物1である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1の塩または共結晶である。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1ナトリウムの形態Iである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1ナトリウムの形態IIである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1カルシウムの形態Iである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1マグネシウムの形態Iである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1ジエタノールアミンの形態Iである。いくつかの実施形態において、この化合物は、化合物1ピペラジンの形態Iである。
用語「患者」とは、本明細書中で使用される場合、動物、好ましくは哺乳動物、そして最も好ましくはヒトを意味する。
用語「薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、または希釈剤」とは、それが一緒に処方される化合物の薬理活性を破壊しない、非毒性のキャリア、アジュバント、またはビヒクルをいう。本発明の組成物において使用され得る薬学的に受容可能なキャリア、アジュバントまたは希釈剤としては、接着防止剤、結合剤、コーティング、着色剤、崩壊剤、矯味矯臭剤、グライダント、滑沢剤、防腐剤、吸着剤、およびビヒクルが挙げられるが、これらに限定されない。キャリア、アジュバント、および希釈剤の例としては、イオン交換物質、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、血清タンパク質(例えば、ヒト血清アルブミン)、緩衝物質(例えば、ホスフェート)、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物脂肪酸のグリセリド混合物、水、塩または電解質(例えば、硫酸プロタミン、リン酸水素蓋ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩)、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース系物質、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリレート、蝋、ポリエチレン−ポリオキシプロピレン−ブロックコポリマー、ポリエチレングリコールおよび羊毛脂が挙げられるが、これらに限定されない。
「薬学的に受容可能な誘導体」とは、レシピエントに投与されると、直接または間接的のいずれかで、本発明の化合物またはその阻害活性代謝産物もしくは残渣を与えることができる、本発明の化合物の非毒性の塩、エステル、エステルの塩または他の誘導体を意味する。
本明細書中で使用される場合、用語「その阻害活性代謝産物または残渣」とは、その代謝産物または残渣が、ACCの阻害剤でもあることを意味する。いくつかの実施形態において、その阻害活性代謝産物または残渣は、以下のもの:
から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、化合物1の代謝産物を提供し、ここでこの代謝産物は、M+グルクロニド結合体である。このM+グルクロニド結合体は、ACC1において、5nMのIC50を有する。いくつかの実施形態において、本発明は、化合物1の代謝産物を提供し、ここでこの代謝産物は、M−CH3脱メチル代謝産物である。化合物1のM−CH3代謝産物は、ACC1において、22nMのIC50を有する。いくつかの実施形態において、化合物1の提供される代謝産物は、単離される。
本発明の組成物は、経口的に、非経口的に、吸入スプレーにより、局所的に、直腸的に、経鼻的に、頬的に、膣的に、または移植されたレザバを介して、投与され得る。用語「非経口」は、本明細書中で使用される場合、皮下、静脈内、筋肉内、動脈内、滑液包内、胸骨内、鞘内、肝臓内、病変内、および頭蓋内の、注射技術または注入技術を包含する。好ましくは、これらの組成物は、経口投与、腹腔内投与、または静脈内投与される。本発明の組成物の滅菌注射可能形態は、水性または油性の懸濁物であり得る。これらの懸濁物は、当該分野において公知である技術に従って、適切な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、処方され得る。滅菌注射可能調製物はまた、非毒性の非経口で受容可能な希釈剤または溶媒中の、滅菌注射可能な溶液または懸濁物(例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液)であり得る。使用され得る受容可能なビヒクルおよび溶媒のうちでもとりわけ、水、リンゲル液および等張塩化ナトリウム溶液である。さらに、無菌固定油が、溶媒または懸濁媒として従来使用されている。
この目的で、合成モノグリセリドまたは合成ジグリセリドが挙げられる、任意のブランドの固定油が使用され得る。オレイン酸およびそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、天然の薬学的に受容可能な油(例えば、オリーブ油またはヒマシ油の、特にそれらのポリオキシエチレン化バージョン)と同様に、注射可能物質の調製において有用である。これらの油溶液または油懸濁物はまた、長鎖アルコールの希釈剤または分散剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、または薬学的に受容可能な剤形(エマルジョンおよび懸濁剤が挙げられる)の処方において一般的に使用される類似の分散剤)を含有し得る。他の一般的に使用される界面活性剤(例えば、Tweens、Spansおよび薬学的に受容可能な固体、液体または他の剤形の製造において一般的に使用される他の乳化剤またはバイオアベイラビリティ増強剤)もまた、処方の目的で使用され得る。
本発明の薬学的に受容可能な組成物は、任意の経口で受容可能な剤形(カプセル剤、錠剤、水性懸濁物または溶液が挙げられるが、これらに限定されない)で経口投与され得る。経口使用のための錠剤の場合、一般的に使用されるキャリアとしては、ラクトースおよびコーンスターチが挙げられる。ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤もまた、代表的に添加される。カプセル形態での経口投与のために、有用な希釈剤としては、ラクトースおよび乾燥コーンスターチが挙げられる。水性懸濁物が経口使用のために必要とされる場合、その活性成分は、乳化剤および懸濁化剤と合わせられる。所望であれば、特定の甘味剤、矯味矯臭剤または着色剤もまた、添加され得る。
いくつかの実施形態において、本明細書中に記載されるような化合物1の形態を含有する薬学的に受容可能な組成物は、カプセル剤として投与される。いくつかの実施形態において、本明細書中に記載されるような化合物1の形態を含有する薬学的に受容可能な組成物は、錠剤として投与される。
あるいは、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、直腸投与のための坐剤の形態で投与され得る。これらは、この剤を、室温では固体であるが直腸温度では液体であることにより、直腸内で融解して薬物を放出する、適切な非刺激性賦形剤と混合することによって、調製され得る。このような物質としては、カカオ脂、蜜蝋およびポリエチレングリコールが挙げられる。
本発明の薬学的に受容可能な組成物はまた、処置の標的が局所適用により容易にアクセス可能な領域または器官を含む場合(眼、皮膚、または下方腸管の疾患が挙げられる)に特に、局所投与され得る。適切な局所処方物は、これらの領域または器官の各々について、容易に調製される。
下方腸管のための局所適用は、直腸坐剤処方物(上記を参照のこと)または適切な浣腸処方物で行われ得る。局所経皮パッチもまた使用され得る。
局所適用のために、提供される薬学的に受容可能な組成物は、1種またはそれより多くのキャリアに懸濁または分散した活性成分を含有する、適切な軟膏剤に処方され得る。本発明の化合物の局所投与のためのキャリアとしては、鉱油、流動石油、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化蝋および水が挙げられるが、これらに限定されない。あるいは、提供される薬学的に受容可能な組成物は、1種またはそれより多くの薬学的に受容可能なキャリアに懸濁または溶解した活性成分を含有する、適切なローションまたはクリームに処方され得る。適切なキャリアとしては、鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステル蝋、セテアリールアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水が挙げられるが、これらに限定されない。
眼用途のために、提供される薬学的に受容可能な組成物は、等張性のpHを調整された滅菌生理食塩水中の微細化懸濁物として、または好ましくは、等張性のpHを調整された滅菌生理食塩水中の溶液として、ベンジルアルコニウムクロリドなどの防腐剤ありまたはなしのいずれかで、処方され得る。あるいは、眼用途のために、薬学的に受容可能な組成物は、ワセリンなどの軟膏剤中に処方され得る。
本発明の薬学的に受容可能な組成物はまた、経鼻エアロゾルまたは吸入によって投与され得る。このような組成物は、製薬処方の分野において周知である技術に従って調製され、そして生理食塩水中の溶液として、ベンジルアルコールまたは他の適切な防腐剤、バイオアベイラビリティを増強するための吸収促進剤、フルオロカーボン、ならびに/あるいは他の従来の可溶化剤または分散剤を使用して、調製され得る。
最も好ましくは、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、経口投与のために処方される。このような処方物は、食物を伴って投与されても伴わずに投与されてもよい。いくつかの実施形態において、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、食物を伴わずに投与される。他の実施形態において、本発明の薬学的に受容可能な組成物は、食物を伴って投与される。
単回剤形で処方物を製造するためにキャリア物質と合わせられ得る本発明の化合物の量は、処置される宿主、具体的な投与様式に依存して変わる。好ましくは、提供される組成物は、0.01mg/kg体重/日〜100mg/kg体重/日の投薬量の阻害剤が、これらの組成物を受ける患者に投与され得るように処方されるべきである。
任意の特定の患者についての具体的な投薬量および処置計画は、種々の要因(使用される特定の化合物の活性、年齢、体重、一般的な健康状態、性別、食事、投与の時間、排出の速度、薬物の組み合わせ、ならびに処置する医師の判断および処置される特定の疾患の重篤度が挙げられる)に依存することもまた理解されるべきである。組成物中の本発明の化合物の量はまた、その組成物中の特定の化合物に依存する。
いくつかの実施形態において、化合物1の結晶形態は、1日あたり約2ミリグラム〜約500ミリグラム、1日あたり約2ミリグラム〜約400ミリグラム、1日あたり約2ミリグラム〜約300ミリグラム、1日あたり約2ミリグラム〜約200ミリグラム、または1日あたり約2ミリグラム〜約100ミリグラムの用量で投与される。いくつかの実施形態において、化合物1の結晶形態は、1日あたり約5ミリグラム、1日あたり約6ミリグラム、1日あたり約7ミリグラム、1日あたり約8ミリグラム、1日あたり約9ミリグラム、1日あたり約10ミリグラム、1日あたり約11ミリグラム、1日あたり約12ミリグラム、1日あたり約13ミリグラム、1日あたり約14ミリグラム、1日あたり約15ミリグラム、1日あたり16ミリグラム、1日あたり17ミリグラム、1日あたり18ミリグラム、1日あたり19ミリグラム、1日あたり20ミリグラム、1日あたり21ミリグラム、1日あたり22ミリグラム、1日あたり23ミリグラム、1日あたり24ミリグラム、または1日あたり25ミリグラムの用量で投与される。
いくつかの実施形態において、化合物1の結晶形態は、1日あたり約5ミリグラムより多い、1日あたり約10ミリグラムより多い、1日あたり約15ミリグラムより多い、1日あたり約20ミリグラムより多い、1日あたり約25ミリグラムより多い、1日あたり約30ミリグラムより多い、1日あたり約35ミリグラムより多い、1日あたり約40ミリグラムより多い、1日あたり約45ミリグラムより多い、または1日あたり約50ミリグラムより多い用量で投与される。いくつかの実施形態において、化合物1の結晶形態は、1日あたり約300ミリグラム未満、1日あたり約275ミリグラム未満、1日あたり約250ミリグラム未満、1日あたり約225ミリグラム未満、1日あたり約200ミリグラム未満、1日あたり約175ミリグラム未満、1日あたり約150ミリグラム未満、1日あたり約125ミリグラム未満、1日あたり約100ミリグラム未満の用量で投与される。
いくつかの実施形態において、化合物1の結晶形態は、1日あたり約5ミリグラム、1日あたり約20ミリグラム、1日あたり約30ミリグラム、1日あたり約50ミリグラム、1日あたり約80ミリグラム、1日あたり約100ミリグラム、1日あたり約150ミリグラム、1日あたり約200ミリグラム、1日あたり約500ミリグラム、1日あたり約800ミリグラム、または1日あたり約1000ミリグラムの用量で投与される。
いくつかの実施形態において、化合物1の結晶形態は、2日あたり約10ミリグラム、2日あたり約25ミリグラム、2日あたり約50ミリグラム、または2日あたり約100ミリグラムの用量で投与される。
薬学的使用
本明細書中で使用される場合、用語「処置(treatment)」、「処置する(treat)」、および「処置する(treating)」とは、本明細書中に記載されるような、疾患または障害、あるいはその1つまたはそれより多くの症状の、逆転、軽減、発症の遅延、または進行の阻害をいう。いくつかの実施形態において、処置は、1つまたはそれより多くの症状が発症した後に施され得る。他の実施形態において、処置は、症状の非存在下で施され得る。例えば、処置は、症状の発症前に、感受性の個体に施され得る(例えば、症状の病歴を考慮して、そして/または遺伝因子もしくは他の感受性因子を考慮して)。処置はまた、症状が消散した後に、例えば、その症状の再発を予防するかまたは遅延させるために、続けられ得る。
用語「治療有効量」とは、上で定義されたような処置を必要とする患者(特にヒト)に、1またはそれより多くの用量で投与される場合に、このような処置を行うために十分な、本明細書中に記載されるような化合物の量をいう。治療有効量は、患者、処置される疾患、患者の体重および/または年齢、疾患の重篤度、あるいは投与様式に依存して、資格のある処方者または介護者によって決定されるように、変わる。
アセチル−CoAカルボキシラーゼ(ACC)は、アセチル−CoAのATP依存性カルボキシル化を触媒してマロニル−CoAを形成する。この反応は、2つの半反応、すなわち、ビオチンカルボキシラーゼ(BC)反応およびカルボキシルトランスフェラーゼ(CT)反応で進行し、脂肪酸(FA)生合成において最初に行われる工程であり、そしてこの経路の律速反応である。FA生合成における基質としての役割に加えて、ACC−により触媒される反応の産物であるマロニル−CoAはまた、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼI(CPT−I)(ミトコンドリアFA酸化において最初に行われる工程を触媒する酵素)のアロステリック阻害によるミトコンドリアFA取り込みを制御する際に、重要な調節の役割を果たす。従って、マロニル−CoAは、哺乳動物における食事の変化および変化した栄養要求(例えば、運動中)に応答しての、FAの産生および利用の制御のために重要な代謝シグナルであり、従って、肝臓および骨格筋における炭水化物の利用と脂肪の利用との間の切り替えを制御する際に、重要な役割を果たす(Harwood,2005)。
哺乳動物において、ACCは、2つの組織特異的アイソザイム(脂質生成組織(肝臓、脂肪)に存在するACC1、および酸化組織(肝臓、心臓、骨格筋)に存在するACC2)として存在する。ACC1とACC2とは、別々の遺伝子によりコードされ、異なる細胞分布を示し、そしてACC2のN末端における伸長を除いて全体で75%のアミノ酸配列同一性を共有する。この伸長は、ACC2をミトコンドリア膜に方向付ける。この標的化配列を書くACC1は、細胞質に局在する。脂肪酸を合成する能力が制限されている心臓および骨格筋において、ACC2により形成されるマロニル−CoAは、FA酸化を調節するように機能する。肝臓において、ACC1の作用を介して細胞質中で形成されるマロニル−CoAは、FAの合成および伸長のために利用され、トリグリセリド形成およびVLDL産生をもたらす。一方で、ACC2によりミトコンドリア表面で形成されるマロニル−CoAは、FA酸化を調節するように働く(TongおよびHarwood,J.Cellular Biochem.99:1476,2006)。マロニル−CoAのこの分類は、合成の近接(Abu−Elheigaら,PNAS(USA)102:12011,2005)と、マロニル−CoAデカルボキシラーゼの迅速な作用(Chengら,J.Med.Chem.49:1517,2006)との組み合わせからもたらされる。
ACC1とACC2との酵素活性の同時の阻害は、脂質生成組織(例えば、肝臓および脂肪)におけるデノボFA産生を阻害する能力を与え、一方で同時に、酸化組織(例えば、肝臓および骨格筋)におけるFA酸化を刺激し、従って、肥満症、糖尿病、インスリン抵抗性、および代謝症候群に関連する多数の心臓血管危険因子に協奏様式で好ましく影響を与える、魅力的な様式を与える。
数個の証拠が、ACC活性の直接阻害の、肥満症、糖尿病、インスリン抵抗性、および代謝症候群を処置するための重要な治療標的としての概念を強く支持する。
Abu−Elheigaら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 100:10207−10212,2003)は、ACC2ノックアウトマウスが、減少した骨格筋および心筋のマロニル−CoA、増加した筋肉FA酸化、減少した肝臓脂肪、減少した全体の体脂肪、上昇した骨格筋脱共役タンパク質−3(UCP3)(これは、増大したエネルギー消費を示す)、減少した体重、減少した血症中遊離FA、減少した血漿中グルコース、および減少した組織グリコゲンを示し、そして食事により誘導される糖尿病および肥満症から保護されることを実証した。
Savageら(J.Clin.Invest.116:817,2006)は、ACC1およびACC2アンチセンスオリゴヌクレオチドを使用して、単離されたラット肝実質細胞および高脂肪食事を与えられたラットにおけるFA酸化の刺激、ならびに肝臓トリグリセリドの低下、インスリン感受性の改善、肝臓グルコース産生の減少、および高脂肪食事を与えられたラットにおけるUCP1 mRNAの増大を実証した。これらの影響は、ACC1とACC2との両方の発現が抑制された場合のほうが、ACC1またはACC2の発現が単独で抑制された場合よりも大きかった。
Harwoodら(J.Biol.Chem.278:37099,2003)は、ラット、マウス、サルおよびヒトから単離された、アイソザイム非選択的ACC阻害剤であるCP−640186(これは、ピルビン酸カルボキシラーゼまたはプロピオニル−CoAカルボキシラーゼのいずれも阻害することなく、ACC1とACC2とを等しく阻害する(IC50=約60nM))が、Hep−G2細胞において、コレステロール合成に影響を与えることなく、FA合成、トリグリセリド合成および分泌を減少させ、そしてapoA1分泌に影響を与えることなくapoB分泌を減少させることを実証した。CP−640186はまた、C2C12細胞およびラット筋肉スライスにおいて、FA酸化を刺激し、そしてHep−G2細胞において、CPT−I活性を増大させた。実験動物において、CP−640186は、脂質生成組織と酸化組織との両方において、非絶食状態と絶食状態との両方で、マロニル−CoA濃度を急激に低下させ、肝臓および脂肪組織のFA合成を減少させ、そして全体の身体FA酸化を増大させた。3週間にわたりCP−640186で処理された、スクロースを与えられたラットにおいて、CP−640186は、肝臓、筋肉および脂肪のトリグリセリドを時間および用量依存的に減少させ、やせ型のボディマスを減少させない選択的脂肪減少に起因して体重を減少させ、レプチンレベルを低下させ、血症グルコースレベルを変化させない高スクロース食事により生じる高インスリン血症を減少させ、そしてインスリン感受性を改善した。
Sahaら(Diabetes 55:A288,2006)は、インスリン抵抗性ラット筋肉組織における、CP−640186による、化合物投与の30分以内のインスリン感受性の刺激を実証し、そしてFurlerらによる研究(Diabetes 55:A333,2006)は、二重トレーサー分析を使用して、ラットのCP−640186での急性(46分)処理が、グルコースクリアランスを減少させることなく、FAクリアランスを刺激したことを示した。
ACCは、脂肪酸合成における律速酵素であり、そしてその産物であるマロニルCoAは、脂肪酸酸化の重要なレギュレーターとして働く。従って、ACC阻害剤は、デノボ脂質合成を減少させ、かつ既存の脂肪の酸化を促進する。脂質代謝に対するこの二重の効果は、ACC阻害剤が、既存の脂肪を減少させる際に、他の機構よりも実質的により効果的である可能性を生じさせる。さらに、ACC阻害剤は、多剤併用療法に必要なく、全身および組織特異的な脂肪質量減少の結果として、インスリン感受性、血症および組織のトリグリセリド、ならびに絶食時の血症グルコースに影響を与える。
肥満症および他の代謝障害の処置のためには、ACC阻害剤は、末梢区画において、肝臓および筋肉に接近する必要があるのみである。腫瘍学的適応症については、腫瘍への貫入もまた必要とされる。しかし、CNSの回避は、CNSレセプターを標的とする後期肥満症プログラムに付随する副作用の多くに取り組む。ACC阻害剤はまた、既存の代謝疾患剤より優れた安全プロフィールを有すると期待される。例えば、ACC阻害剤は、インスリン模倣物、インスリン分泌促進薬、およびインスリン分解阻害剤において頻繁に見られるように、生命を脅かす低血糖の発生を早めることは、ありそうにない、また、ACC阻害剤は、全身の脂肪質量を減少させるので、ACC阻害剤は、作用機構の一部として全身の脂肪質量を増大させるグリタゾン類より優れている。
有意な体重損失を引き起こし、他の代謝終点を改善する、末梢に作用する剤は、新規肥満症剤の認可のためのU.S.FDAの要件に充分に適合する。しかし、肥満症に対する認可が5〜7年間困難であり続ける場合、ACC阻害剤は、家族性混合型高脂質血症および非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に対して認可され得る。現在、市販のACC阻害剤は存在しないので、アイソザイム非選択的ACC阻害剤は、ACC酵素によって媒介される他の障害に加えて、肥満症および代謝症候群を処置するためのファーストインクラス治療を提示する。
ACCの阻害剤として、または肥満症もしくは代謝症候群の処置としての、提供される化合物の活性は、インビトロまたはインビボでアッセイされ得る。本発明の化合物の効力のインビボ評価は、肥満症または代謝症候群の動物モデル(例えば、齧歯類モデルまたは霊長類モデル)を使用して行われ得る。細胞ベースのアッセイは、例えば、ACCを発現する組織から単離された細胞系統を使用して、実施され得る。さらに、生化学アッセイまたは代謝ベースのアッセイ(例えば、精製タンパク質を使用する転写アッセイ)、ノーザンブロット、RT−PCRなどが実施され得る。インビトロアッセイとしては、細胞形態、タンパク質発現、および/または細胞傷害性、酵素阻害活性、ならびに/あるいは本発明の化合物での細胞の処理の後の機能的結果を決定するアッセイが挙げられる。交互のインビトロアッセイは、この阻害剤が、細胞内のタンパク質分子または核酸分子に結合する能力を定量する。阻害剤の結合は、この阻害剤を結合前に放射標識し、阻害剤/標的分子複合体を単離し、そして結合した放射標識の量を決定することによって、測定され得る。あるいは、阻害剤の結合は、新規阻害剤が、既知の阻害剤と結合した精製タンパク質または核酸と一緒にインキュベートされる、競合実験を行うことによって決定され得る。本発明においてACCの阻害剤として利用される化合物をアッセイするための詳細な条件は、以下の実施例に記載されている。上記アッセイは例示であり、本発明の範囲を限定することは意図されない。
熟練した実施者は、同じ結果を与える等価なアッセイを開発するために、従来のアッセイに対して改変がなされ得ることを理解し得る。
提供される化合物またはその組成物は、本発明の方法によれば、代謝障害もしくは代謝状態、がん、細菌感染、真菌感染、寄生生物感染(例えば、マラリア)、自己免疫障害、神経変性障害もしくは神経学的障害、精神分裂病、骨関連障害、肝疾患、または心疾患を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。
いくつかの実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、本発明の方法によれば、ACCに関連する疾患を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る(Tongら.「Acetyl−coenzyme A carboxylase:crucial metabolic enzyme and attractive target for drug discovery」Cell and Molecular Life Sciences(2005)62,1784−1803)。
いくつかの実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、本発明の方法によれば、代謝障害、代謝疾患、または代謝状態を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。いくつかの実施形態において、この代謝障害は、肥満症、代謝症候群、糖尿病または糖尿病関連障害(1型糖尿病(インスリン依存性糖尿病、IDDM)および2型糖尿病(インスリン非依存性糖尿病、NIDDM)が挙げられる)、グルコース寛容減損、インスリン抵抗性、高血糖症、糖尿病合併症(アテローム性動脈硬化症、冠状心臓疾患、脳卒中、末梢脈管疾患、腎症、高血圧症、ニューロパシーおよび腎症が挙げられるが、これらに限定されない);肥満症共存症(代謝症候群、脂質異常症、高血圧症、インスリン抵抗性、糖尿病(1型糖尿病および2型糖尿病が挙げられる)、冠状動脈疾患、および心不全が挙げられるが、これらに限定されない)である。いくつかの実施形態において、この代謝障害、代謝疾患または代謝状態は、非アルコール性脂肪肝疾患または肝インスリン抵抗性である。いくつかの実施形態において、この代謝障害は非アルコール性脂肪性肝炎である。
併用療法
いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書中に記載される代謝障害、代謝疾患、または代謝状態を処置する方法を提供し、この方法は、本発明の化合物を、1種またはそれより多くの薬剤と組み合わせて投与する工程を包含する。本発明の化合物と組み合わせて使用され得る適切な薬剤としては、抗肥満症剤(食欲抑制剤が挙げられる)、抗糖尿病剤、抗高血糖症剤、脂質低下剤、および抗高血圧症剤が挙げられる。
提供される化合物またはその組成物と組み合わせて使用され得る適切な脂質低下剤としては、胆汁酸封鎖剤、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、HMG−CoAシンターゼ阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、アシル補酵素A−コレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤、CETP阻害剤、スクワレンシンテターゼ阻害剤、PPAR−αアゴニスト、FXRレセプターモジュレーター、LXRレセプターモジュレーター、リポタンパク質合成阻害剤、レニン−アンギオテンシン系阻害剤、PPAR−δ部分アゴニスト、胆汁酸再吸収阻害剤、PPAR−γアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送阻害剤、転写モジュレーター、スクワレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質レセプター誘発因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、ナイアシン、およびナイアシン結合クロムが挙げられるが、これらに限定されない。
提供される化合物またはその組成物と組み合わせて使用され得る適切な抗高血圧剤としては、利尿薬、β−アドレナリン遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、中性エンドペプチダーゼ阻害剤、エンドセリンアンタゴニスト、血管拡張薬、アンギオテンシンIIレセプターアンタゴニスト、α/βアドレナリン遮断薬、α1遮断薬、α2アゴニスト、アルドステロン阻害剤、鉱質コルチコイドレセプター阻害剤、レニン阻害剤、アンギオポエチン2結合剤が挙げられるが、これらに限定されない。
提供される化合物またはその組成物と組み合わせて使用され得る適切な抗糖尿病剤としては、他のアセチル−CoAカルボキシラーゼ(ACC)阻害剤、DGAT−1阻害剤、AZD7687、LCQ908、DGAT−2阻害剤、モノアシルグリセロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、PDE−10阻害剤、AMPKアクチベーター、スルホニル尿素(例えば、アセトヘキサミド、クロルプロパミド、ダイヤビニーズ、グリベンクラミド、グリピジド、グリブリド、ブリミピリド(blimipiride)、グリクラジド、グリペンチド、グリキドン、グリソラミド、トラザミド、トルブタミド)、メグリチニド、α−アミラーゼ阻害剤(例えば、テンダミスタト、テンダミスタト、AL−3688)、α−グルコシドヒドロラーゼ阻害剤(例えば、アカルボース)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アジポシン(adiposine)、カミグリボース(camiglibose)、エミグリタート、ミグリトール、ボグリボース、パラジマイシン−Q(pradimicin−Q)、サルボスタチン(sarbostatin))、PPAR−γアゴニスト(例えば、バラグリタゾン(balaglitazone)、シグリタゾン、ダルグリタゾン(darglitazone)、エングリタゾン(englitazone)、イサグリタゾン(isaglitazone)、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン(rosiglitazone)、トログリタゾン)、PPAR−α/γアゴニスト(例えば、CLX−0940、GW−1536、GW−1929、GW−2433、KRP−297、L−796449、LR−90、MK−0767、SB−219994)、ビグアナイド(例えば、メトホルミン、ブホルミン)、GLP−1モジュレーター(エキセンジン−3(exendin−3)、エキセンジン−4)、リラグルチド、アルビグルチド(albiglutide)、エキセナチド(Byetta)、タスポグルチド(taspoglutide)、リキシセナチド(lixisenatide)、グラグルチド(dulaglutide)、セマグルチド(semaglutide)、N,N−9924、TTP−054、PTP−1B阻害剤(トロヅスケミン(trodusquemine)、ヒルチオサール(hyrtiosal)抽出物)、SIRT−1阻害剤(例えば、レスベラトロール(resveratrol)、GSK2245840、GSK184072)、DPP−IV阻害剤(例えば、シタグリプチン、ビルダグリプチン(vildagliptin)、アログリプチン(alogliptin)、ヅトグリプチン(dutogliptin)、リナグリプチン(linagliptin)、サキサグリプチン(saxagliptin))、インスリン分泌促進薬、脂肪酸酸化阻害剤、A2アンタゴニスト、JNK阻害剤、グルコキナーゼアクチベーター(例えば、TTP−399、TTP−355、TTP−547、AZD1656、ARRY403、MK−0599、TAK−329、AZD5658、GKM−001)、インスリン、インスリン模倣物、グリコゲンホスホリラーゼ阻害剤(例えば、GSK1362885)、VPAC2レセプターアゴニスト、SGLT2阻害剤(ダパグリフロジン(dapagliflozin)、カナグリフロジン(canagliflozin)、BI−10733、トホグリフロジン(tofogliflozin)、ASP−1941、THR1474、TS−071、ISIS388626、LX4211)、グルカゴンレセプターモジュレーター、GPR119モジュレーター(例えば、MBX−2982、GSK1292263、APD597、PSN821)、FGF21誘導体、TGR5(GPBAR1)レセプターアゴニスト(例えば、INT777)、GPR40アゴニスト(例えば、TAK−875)、GPR120アゴニスト、ニコチン酸レセプター(HM74A)アクチベーター、SGLT1阻害剤(例えば、GSK1614235)、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ酵素阻害剤、フルクトース1,6−ジホスファターゼ阻害剤、アルドースレダクターゼ阻害剤、鉱質コルチコイドレセプター阻害剤、TORC2阻害剤、CCR2阻害剤、CCR5阻害剤、PKC(例えば、PKC−α、PKC−β、PKC−γ)阻害剤、脂肪酸シンテターゼ阻害剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ阻害剤、GPR81モジュレーター、GPR39モジュレーター、GPR43モジュレーター、GPR41モジュレーター、GPR105モジュレーター、Kv1.3阻害剤、レチノール結合タンパク質4阻害剤、糖質コルチコイドレセプターモジュレーター、ソマトスタチンレセプター(例えば、SSTR1、SSTR2、SSTR3、SSTR5)阻害剤、PDHK2阻害剤、PDHK4阻害剤、MAP4K4阻害剤、IL1−βモジュレーター、およびRXR−αモジュレーターが挙げられるが、これらに限定されない。
適切な抗肥満症剤としては、11−β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1阻害剤、ステアロイル−CoAデサチュラーゼ(SCD−1)阻害剤、MCR−4アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤(例えば、シブトラミン)、交感神経様作用剤、β−3−アドレナリン作用性レセプターアゴニスト、ドパミンレセプターアゴニスト(例えば、ブロモクリプチン)、メラノサイト刺激ホルモンおよびそのアナログ、5−HT2Cアゴニスト(例えば、ロルカセリン/Belviq)、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプチン、レプチンアナログ、レプチンアゴニスト、ガラニン(galanin)アンタゴニスト、リパーゼ阻害剤(例えば、テトラヒドロリプスタチン(tetrahydrolipstatin)/オルリスタット)、食欲抑制剤(例えば、ボンベシンアゴニスト)、NPYアンタゴニスト(例えば、ベルネプリット(velneperit))、PYY3〜36(およびそのアナログ)、BRS3モジュレーター、オピオイドレセプター混合アンタゴニスト、サイロミメティック剤(thyromimetic agent)、デヒドロエピアンドロステロン、糖質コルチコイドのアゴニストまたはアンタゴニスト、オレキシンアンタゴニスト、GLP−1アゴニスト、網様体神経栄養因子(例えば、アキソキン(Axokine))、ヒトアグーチ関連タンパク質(AGRP)阻害剤、H3のアンタゴニストまたは逆アゴニスト、ニューロメジンUアゴニスト、MTP/ApoB阻害剤(例えば、腸選択的MTP阻害剤(例えば、ジルロタピド(dirlotapide)、JTT130、ウシスタピド(Usistapide)、SLX4090))、MetAp2阻害剤(例えば、ZGN−433)、グルカゴンレセプター、GIPレセプター、およびGLP1レセプターのうちの2つまたはそれより多くにおいて混合調節活性を有する剤(例えば、MAR−701、ZP2929)、ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、オピオイドアンタゴニスト(例えば、ナルトレキソン)、CB1レセプターのアンタゴニストまたは逆アゴニスト、グレリンのアゴニストまたはアンタゴニスト、オキシントモジュリン(oxyntomodulin)およびそのアナログ、モノアミン取り込阻害剤(例えば、テソフェンシン(tesofensine))、ならびに併用剤(例えば、ブプロプリオン(buproprion)とゾニサミド(Empatic)、プラムシンチド(pramlintide)とメトレレプチン(metreleptin)、ブプロプリオンとナルトレキソン(Contrave)、フェンテルミンとトピラマート(Qsymia))が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、提供される化合物またはその組成物と組み合わせて使用される抗肥満症剤は、腸選択的MTP阻害剤(例えば、ジルロタピド、ミトラタピド(mitratapide)、イムプリタピド(implitapide)、R56918)、CCK−Aアゴニスト、5−HT2Cアゴニスト(例えば、ロルカセリン/Belviq)、MCR4アゴニスト、リパーゼ阻害剤(例えば、セチリスタト(Cetilistat)、PYY3〜36(そのアナログおよびPEG化アナログが挙げられる)、オピオイドアンタゴニスト(例えば、ナルトレキソン)、オレオイルエストロン、オビネピチド(obinepitide)、プラムシンチド、テソフェンシン、レプチン、ブロモクリプチン、オルリスタット、AOD−9604、およびシブトラミンから選択される。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、LKB1またはKras関連疾患を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。いくつかの実施形態において、このLKB1またはKras関連疾患は、肝細胞癌、LKB1変異体がん、LKB1ヘテロ接合性の損失(LOH)駆動がん、Kras変異体がん、ポイツ−ジェガーズ症候群(PJS)、カウデン病(CD)、および結節硬化症(tubeous sclerosis(TS))から選択される(Makowskiら.「Role of LKB1 in Lung Cancer Development」British Journal of Cancer(2008)99,683−688)。いくつかの実施形態において、このLKB1またはKras関連疾患は、Kras陽性/LKB1欠損肺腫瘍である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、がんを処置するため、またはその重篤度を減少させるため、あるいはがん細胞の増殖を阻害するため、またはがん細胞のアポトーシスを誘導するために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る(Wangら.「Acetyl−CoA Carboxylase−alpha Inhibitor TOFA Induces Human Cancer Cell Apoptosis」Biochem Biophys Res Commun.(2009)385(3),302−306;Chajesら.「Acetyl−CoA Carboxylase alpha Is Essential to Breast Cancer Cell Survival」Cancer Res.(2006)66,5287−5294;Beckersら.「Chemical Inhibition of Acetyl−CoA Carboxylase Induces Growth Arrest and Cytotoxicity Selectivity in Cancer Cells」Cancer Res.(2007)8180−8187;Brusselmansら.「RNA Interference−Mediated Silencing of the Acetyl−CoA−Carboxylase−alpha Gene Induces Growth Inhibition and Apoptosis of Prostate Cancer Cells」Cancer Res.(2005)65,6719−6725;Brunetら.「BRCA1 and Acetyl−CoA Carboxylase: The Metabolic Syndrom of Breast Cancer」Molecular Carcinogenesis(2008)47,157−163;Cairnsら.「Regulation of Cancer Cell Metabolism」(2011)11,85−95;Chiaradonnaら.「From Cancer Metabolism to New Biomarkers and Drug Targets」Biotechnology Advances(2012)30,30−51)。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、黒色腫を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。いくつかの実施形態において、この黒色腫は、活性化MAPK経路を有するものである(Pettiら.「AMPK activators inhibit the proliferation of human melanomas bearing the activated MAPK pathway」Melanoma Research(2012)22,341−350)。
提供される化合物は、トリプルネガティブ乳がんにおいて、特定の有用性を見出す。なぜなら、腫瘍サプレッサタンパク質であるBRCA1は、ACCの不活性形態に結合して安定化させるので、デノボ脂質合成を調節するからである。この腫瘍サプレッサタンパク質の欠失または変異は、ACCの不活性形態の結合および安定化の損失をもたらし、ACCにより駆動されるデノボ脂質生成、がん細胞増殖のための増大した能力をもたらす。Brunetら.「BRCA1 and acetyl−CoA carboxylase: the metabolic syndrome of breast cancer」Mol.Carcinog.(2008)47(2),157−163を参照のこと。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、脂肪肉腫を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。脂肪肉腫は、成長のためにデノボ長鎖脂肪酸合成に依存することが示されており、そしてソラフェンAによるACCの阻害は、脂質生成および腫瘍細胞増殖を阻害した(Olsenら.「Fatty acid synthesis is a therapeutic target in human liposarcoma」International J.of Oncology(2010)36, 1309−1314)。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、肝疾患を処置するかまたはその重篤度を低下させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。いくつかの実施形態において、この肝疾患は、アルコール性脂肪肝疾患(AFLD)、家族性混合型高脂質血症、肝炎(A型肝炎、B型肝炎、およびC型肝炎が挙げられる)、肝細胞癌、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、肝臓がん、肝臓線維症、肝臓の炎症、胆管癌、血管肉腫(angiosarcoma)、血管肉腫(hemangiosarcoma)、ならびに進行性家族性肝内胆汁うっ滞から選択される。いくつかの実施形態において、この肝疾患は非アルコール性脂肪性肝炎(non−alcoholic steatoheptatitis)である。いくつかの実施形態において、この肝疾患は肝細胞癌である。
本明細書中に提供されるいくつかの実施形態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の、本明細書中に記載されるような化合物1の結晶形態または本明細書中に記載されるような組成物を投与する工程を包含する。
本明細書中に提供されるいくつかの実施形態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の処置の処置における、本明細書中に記載されるような化合物1の結晶形態または本明細書中に記載されるような組成物の使用を提供する。
本明細書中に提供されるいくつかの実施形態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の、化合物1の形態Iまたは化合物1の形態Iを含有する組成物を投与する工程を包含する。
本明細書中に提供されるいくつかの実施形態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の処置の処置における、化合物1の形態Iまたは化合物1の形態Iを含有する組成物の使用を提供する。
本明細書中に提供されるいくつかの実施形態は、肝細胞癌(HCC)を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の、本明細書中に記載されるような化合物1の結晶形態または本明細書中に記載されるような組成物を投与する工程を包含する。本明細書中に提供されるいくつかの実施形態は、HCCの処置における、本明細書中に記載されるような化合物1の結晶形態または本明細書中に記載されるような組成物の使用を提供する。いくつかの実施形態において、化合物1の結晶形態は、補助的療法として投与される。いくつかの実施形態において、本明細書中に記載される化合物1の結晶形態または組成物は、治癒的外科手術、局所アブレーション、または肝臓移植の後に投与される。
本明細書中に提供されるいくつかの実施形態は、肝細胞癌(HCC)を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の、化合物1の形態Iまたは化合物1の形態Iを含有する組成物を投与する工程を包含する。
いくつかの実施形態において、肝細胞癌(HCC)を処置する方法は、治療有効量の、本明細書中に記載されるような化合物1の結晶形態または本明細書中に記載されるような組成物を、外科的切除術、肝臓移植、高周波アブレーション、経皮的エタノール注射、経動脈塞栓形成、放射線、または化学療法と併用して投与する工程を包含する。いくつかの実施形態において、肝細胞癌(HCC)を処置する方法は、治療有効量の、化合物1の形態Iまたは化合物1の形態Iを含有する組成物を、外科的切除術、肝臓移植(liver transplation)、高周波アブレーション、経皮的エタノール注射、経動脈塞栓形成、放射線、または化学療法と併用して投与する工程を包含する。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、肝細胞癌の処置のために、ソラフェニブと併用して投与され得る。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、細菌感染を処置するため、またはその重篤度を減少させるため、あるいは細菌の増殖を阻害するために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。いくつかの実施形態において、この細菌感染は尋常性ざ瘡である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、真菌感染を処置するため、またはその重篤度を減少させるため、あるいは真菌細胞の成長を阻害するために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る(Shenら.「A Mechanism for the Potent Inhibition of Eukaryotic Acetyl−Coenzyme A Carboxylase by Soraphen A,a Macrocyclic Polyketide Natural Product」Molecular Cell(2004)16,881−891)。
いくつかの実施形態において、提供される化合物は、1つまたはそれより多くの種の真菌を、2μg/mLまたはそれ未満のMICで阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、C.albicans、C.krusei、およびC.parapsilosisのうちの少なくとも1つを、2μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、C.albicans、C.krusei、およびC.parapsilosisのうちの少なくとも1つを、1μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、C.albicans、C.krusei、およびC.parapsilosisのうちの少なくとも2つを、2μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、C.albicans、C.krusei、およびC.parapsilosisのうちの少なくとも2つを、1μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、C.albicans、C.krusei、およびC.parapsilosisの各々を、2μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、C.albicans、C.krusei、およびC.parapsilosisの各々を、1μg/mLの濃度で阻害する。
いくつかの実施形態において、提供される化合物は、Botrtyis cinerea、Collectotrichum graminicola、Diplodia maydis、Fusarium moniliforme、Fusarium virguliforme、Phytophthora capsici、Rhizoctonia solani、およびSeptoriaのうちの少なくとも1つを、2μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、提供される化合物は、Botrtyis cinerea、Collectotrichum graminicola、Diplodia maydis、Fusarium moniliforme、Fusarium virguliforme、Phytophthora capsici、Rhizoctonia solani、およびSeptoriaのうちの少なくとも1つを、1μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、Botrtyis cinerea、Collectotrichum graminicola、Diplodia maydis、Fusarium moniliforme、Fusarium virguliforme、Phytophthora capsici、Rhizoctonia solani、およびSeptoriaのうちの少なくとも2つを、2μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、Botrtyis cinerea、Collectotrichum graminicola、Diplodia maydis、Fusarium moniliforme、Fusarium virguliforme、Phytophthora capsici、Rhizoctonia solani、およびSeptoriaのうちの少なくとも2つを、1μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、Botrtyis cinerea、Collectotrichum graminicola、Diplodia maydis、Fusarium moniliforme、Fusarium virguliforme、Phytophthora capsici、Rhizoctonia solani、およびSeptoriaのうちの少なくとも3つを、2μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、Botrtyis cinerea、Collectotrichum graminicola、Diplodia maydis、Fusarium moniliforme、Fusarium virguliforme、Phytophthora capsici、Rhizoctonia solani、およびSeptoriaのうちの少なくとも3つを、1μg/mLまたはそれ未満の濃度で阻害する。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、細菌感染を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る(Tong,L.ら.J.Cell.Biochem.(2006)99,1476−1488)。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、ウイルス感染を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る(Mungerら.Nat.Biotechnol.(2008)26,1179−1186)。いくつかの実施形態において、このウイルス感染は、C型肝炎である。いくつかの実施形態において、このウイルス感染は、B型肝炎である。いくつかの実施形態において、このウイルス感染は、A型肝炎である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、神経学的疾患を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る(Hendersonら.Neurotherapeutics(2008)5,470−480;Costantiniら.Neurosci.(2008)9補遺2:S16;Barananoら.Curr.Treat.Opin.Neurol.(2008)10,410−419)。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、寄生生物感染を処置するため、またはその重篤度を減少させるため、あるいは寄生生物の成長を阻害するために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る(例えば、マラリアおよびトキソプラスマ:Gornickiら.「Apicoplast fatty acid biosynthesis as a target for medical intervention in apicomplexan parasites」International Journal of Parasitology(2003)33,885−896;Zutherら.「Growth of Toxoplasma gondii is inhibited by aryloxyphenoxypropionate herbicides targeting acetyl−CoA carboxylase」PNAS(1999)96(23)13387−13392)。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、心疾患を処置するため、またはその重篤度を減少させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与され得る。いくつかの実施形態において、この心疾患は、心肥大である。いくつかの実施形態において、この心疾患は、ACC阻害を介して増大した脂肪酸酸化からもたらされる心臓保護機構によって、処置されるかまたはその重篤度が低下させられる(Kolwiczら.「Cardiac−specific deletion of acetyl CoA carboxylase 2(ACC2)prevents metabolic remodeling during pressure−overload hypertrophy」Circ.Res.(2012);DOI:10.1161/CIRCRESAHA.112.268128)。
特定の実施形態において、提供される化合物または組成物は、本発明の方法によれば、除草剤として使用され得る。いくつかの実施形態において、本発明は、植物の成長または生存性を阻害する方法を提供し、この方法は、植物を本発明の化合物で処理する工程を包含する。本発明のいくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、ACCを阻害することによって、植物の成長または生存性を阻害するために使用され得る。いくつかの実施形態において、本発明の方法は、提供される化合物または組成物を使用して、植物における脂肪酸産生を阻害するか、または脂肪酸酸化を増大させる工程を包含する。
必要とされる正確な量は、被験体ごとに、その被験体の種、年齢および性別、感染の重篤度、特定の剤、その投与方法などに依存して変化する。本発明の提供される化合物または組成物は、好ましくは、投与を容易にしかつ投薬量を均一にするために、単位剤形に配合される。本明細書で使用する「単位剤形」という表現は、治療がなされる患者に適した薬剤の、物理的に切り離された単位をいう。しかし、本発明の提供される化合物および組成物の1日当たりの総使用量は、正しい医学的判断の範囲内で主治医によって決定されることになることが理解される。任意の特定の患者または生物に特異的な有効用量レベルは、治療される障害および障害の重症度;用いられる特定の化合物の活性;用いられる特定の組成物;患者の年齢、体重、全身の健康、性別、および食事;用いられる特定の化合物の投与時間、投与経路、および排出速度;治療の持続期間;用いられる特定の化合物と組み合わせてまたは同時に使用される薬物;および医療分野で周知の同様の要因を含めた様々な要因に依存する。
本発明の、薬学的に許容される組成物は、ヒトおよびその他の動物に、治療がなされる感染の重症度に応じて経口的に、経直腸的に、非経口的に、大槽内に、膣内に、腹腔内に、局所的に(散剤、軟膏剤、またはドロップ剤などによる)、経頬的に、または経口スプレー剤もしくは経鼻スプレー剤などとして投与することができる。ある実施形態では、本発明の提供される化合物は、所望の治療効果を得るために、1日に1回または複数回、1日当たりの被験体体重に対して約0.01mg/kgから約50mg/kg、好ましくは約1mg/kgから約25mg/kgの投薬レベルで経口的にまたは非経口的に投与され得る。
経口投与用の液体剤形には、限定するものではないが薬学的に許容される乳剤、マイクロエマルション剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤が含まれる。活性化合物に加え、液体剤形は、例えば水またはその他の溶媒などの当技術分野で一般に使用される不活性希釈剤、可溶化剤、および乳化剤であって、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにこれらの混合物などを含有してもよい。不活性希釈剤の他、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤、および懸濁化剤などのアジュバントと、甘味剤、矯味矯臭剤、および芳香剤も含むことができる。
注射製剤、例えば滅菌注射用の水性または油性の懸濁剤は、適切な分散または湿潤剤および懸濁化剤を使用する公知の技術により配合され得る。滅菌注射製剤は、無毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の滅菌注射溶液、懸濁液、または乳濁液、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液であってもよい。用いることができる、許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンガー液,U.S.P.、および等張性塩化ナトリウム溶液がある。さらに、滅菌不揮発性油は、溶媒または懸濁媒体として従来通り用いられる。この目的で、合成モノグリセリドまたは合成ジグリセリドを含めた任意のブランド不揮発性油を用いることができる。さらに、オレイン酸などの脂肪酸は、注射物質の調製に使用される。
注射製剤は、使用前に、例えば細菌保持フィルターを通した濾過によって、または滅菌水もしくはその他の滅菌注射媒体に溶解もしくは分散させることができる滅菌固体組成物の形の滅菌剤を組み込むことによって、滅菌することができる。
提供される化合物の効果を長続きさせるために、皮下または筋肉内注射からの化合物の吸収を遅くすることがしばしば望ましい。これは、水溶性に乏しい結晶質または非晶質材料の液体懸濁液を使用することによって実現され得る。したがって化合物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、この溶解速度は、結晶サイズおよび結晶形態に依存し得る。あるいは、非経口投与される化合物形態の遅延吸収は、油ビヒクルへの化合物の溶解または懸濁によって実現される。注射デポ形態は、ポリラクチド−ポリグリコリドなど、生分解性ポリマー内で化合物のマイクロカプセル化マトリックスを形成することによって作製される。化合物とポリマーとの比、および用いられる特定のポリマーの性質に応じて、化合物放出速度を制御することができる。その他の生分解性ポリマーの例には、ポリ(オルトエステル)およびポリ(酸無水物)が含まれる。デポ注射製剤は、体組織に適合するリポソームまたはマイクロエマルション内に化合物を捕捉することによっても調製される。
直腸投与または膣投与のための組成物は、好ましくは本発明の化合物と、周囲温度で固体であるが体温で液体であり、したがって直腸または膣腔内で溶解し活性化合物を放出するココアバター、ポリエチレングリコール、または坐剤蝋などの、適切な非刺激性賦形剤またはキャリアとを混合することによって調製できる坐薬である。
経口投与用の固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤、および顆粒剤が含まれる。そのような固体剤形では、活性化合物を、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムなどの少なくとも1種の不活性な薬学的に許容される賦形剤またはキャリア、および/またはa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸などの充填剤もしくは増量剤、b)例えばカルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、およびアカシアなどの結合剤、c)グリセロールなどの保湿剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモデンプンもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のシリケート、および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤、e)パラフィンなどの溶解遅延剤、f)第4級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)例えばセチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロールなどの湿潤剤、h)カオリンおよびベントナイトクレイなどの吸収剤、およびi)滑石、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびこれらの混合物などの滑沢剤と混合する。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。
同様のタイプの固体組成物は、ラクトースや乳糖などの賦形剤ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどを使用した軟質および硬質充填ゼラチンカプセル内の充填剤として用いてもよい。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティングおよび医薬品配合の技術分野で周知のその他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延する様式で、腸管のある部分のみまたは優先的にその部分に(1種または複数の)活性成分を放出する組成物にすることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質および蝋が含まれる。同様のタイプの固体組成物は、ラクトースや乳糖などの賦形剤ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する、軟質および硬質充填ゼラチンカプセルの充填剤として用いてもよい。
提供される化合物は、上述の1種または複数の賦形剤を有するマイクロカプセル化形態にすることもできる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティング、および医薬品配合の分野で周知のその他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。そのような固体剤形では、活性化合物を、スクロースやラクトース、デンプンなどの少なくとも1種の不活性希釈剤と混合してもよい。そのような剤形は、通常の実施の場合と同様に、不活性希釈剤以外のさらなる物質、例えば錠剤成形滑沢剤およびステアリン酸マグネシウムや微結晶性セルロースなどその他の錠剤成形助剤を含んでもよい。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延する様式で、腸管のある部分のみまたは優先的にその部分に(1種または複数の)活性成分を放出する組成物にすることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質および蝋が含まれる。
本発明の化合物の局所投与用剤形または経皮投与用剤形には、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、散剤、液剤、スプレー剤、吸入剤、またはパッチ剤が含まれる。活性化合物は、滅菌条件下で、薬学的に許容されるキャリアおよび任意の必要とされる防腐剤または緩衝剤と、必要に応じて混合される。眼科用製剤、点耳薬、および点眼薬も、本発明の範囲内にあると考えられる。さらに本発明は、身体に対して制御された化合物送達を行うことができるというさらなる利点を有する、経皮パッチの使用を企図するものである。そのような剤形は、適切な媒体に化合物を溶解しまたは分散させることによって作製され得る。吸収増強剤もまた、皮膚を横断する化合物の流れを増大させるために使用することができる。その速度は、速度制御膜を設けることによって、または化合物をポリマーマトリックスもしくはゲルに分散させることによって、制御することができる。
1つの実施形態によれば、本発明は、生物学的サンプルにおいてACCを阻害する方法に関し、この方法は、この生物学的サンプルを、提供される化合物、またはその化合物を含有する組成物と接触させる工程を包含する。
特定の実施形態において、本発明は、生物学的サンプルにおいて脂肪酸レベルを調節する方法に関し、この方法は、この生物学的サンプルを、提供される化合物、またはその化合物を含有する組成物と接触させる工程を包含する。
用語「生物学的サンプル」としては、本明細書中で使用される場合、限定されないが、細胞培養物またはその抽出物;哺乳動物から得られた生検材料またはその抽出物;および血液、唾液、尿、糞便、精液、涙液、もしくは他の体液またはその抽出物が挙げられる。
生物学的サンプルにおける酵素の阻害は、当業者に公知である種々の目的で有用である。このような目的の例としては、生物学的アッセイ、遺伝子発現研究、および生物学的標的同定が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の別の実施形態は、患者においてACCを阻害する方法に関し、この方法は、この患者に、提供される化合物、またはこの化合物を含有する組成物を投与する工程を包含する。
別の実施形態によれば、本発明は、患者において、脂肪酸産生を阻害するか、脂肪酸酸化に刺激を与えるか、またはその両方の方法に関し、この方法は、この患者に、提供される化合物、またはこの化合物を含有する組成物を投与する工程を包含する。特定の実施形態によれば、本発明は、患者において、脂肪酸産生を阻害するか、脂肪酸酸化に刺激を与えるか、またはその両方により、肥満症の減少、または代謝症候群の症状の軽減をもたらす方法に関し、この方法は、この患者に、提供される化合物、またはこの化合物を含有する組成物を投与する工程を包含する。他の実施形態において、本発明は、ACCにより媒介される障害の処置を必要とする患者において、ACCにより媒介される障害を処置する方法を提供し、この方法は、この患者に、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物を投与する工程を包含する。このような障害は、本明細書中に詳細に記載される。
いくつかの実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、肥満症または別の代謝障害を処置する方法において使用され得る。特定の実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、哺乳動物において、肥満症または他の代謝障害を処置するために使用され得る。特定の実施形態において、この哺乳動物は、ヒト患者である。特定の実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、ヒト患者において肥満症または他の代謝障害を処置するために使用され得る。
いくつかの実施形態において、本発明は、肥満症または別の代謝障害を処置する方法を提供し、この方法は、提供される化合物またはその組成物を、肥満症または別の代謝障害を有する患者に投与する工程を包含する。特定の実施形態において、肥満症または別の代謝障害を処置する方法は、提供される化合物またはその組成物を哺乳動物に投与する工程を包含する。特定の実施形態において、この哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態において、この代謝障害は、脂質異常症または高脂質血症である。いくつかの実施形態において、この肥満症は、プラーダー−ヴィリ症候群、バルデー−ビードル症候群、コーエン症候群またはMOMO症候群の症状である。いくつかの実施形態において、この肥満症は、別の薬剤の投与の副作用であり、この別の薬剤としては、インスリン、スルホニル尿素、チアゾリジンジオン、抗精神病薬、抗うつ薬、ステロイド、抗痙攣薬(フェニトインおよびバルプロエートが挙げられる)、ピゾチフェン、またはホルモン性避妊薬が挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態において、本発明は、がんまたは別の増殖性障害を処置する方法を提供し、この方法は、提供される化合物またはその組成物を、がんまたは別の増殖性障害を有する患者に投与する工程を包含する。特定の実施形態において、がんまたは別の増殖性障害を処置する方法は、提供される化合物またはその組成物を哺乳動物に投与する工程を包含する。特定の実施形態において、この哺乳動物はヒトである。
本明細書中で使用される場合、用語「がんの阻害」および「がん細胞増殖の阻害」とは、がん細胞の増殖、分裂、変異または生存性の阻害または速度の減少、および/あるいはがん細胞の死を、個別にかまたは他のがん細胞との凝集物において、細胞傷害性、栄養枯渇、またはアポトーシスの誘導によって引き起こすことをいう。
本明細書中に記載される、提供される化合物またはその組成物により増殖が阻害され、そして本明細書中に記載される方法が有用であるがん性細胞を含む組織の例としては、乳房、前立腺、脳、血液、骨髄、肝臓、膵臓、皮膚、腎臓、結腸、卵巣、肺、精巣、陰茎、甲状腺、副甲状腺、下垂体、胸腺、網膜、ブドウ膜、結膜、脾臓、頭部、頚部、気管、胆嚢、直腸、唾液腺、副腎、咽喉、食道、リンパ節、汗腺、皮脂腺、筋肉、心臓、および胃が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、本明細書中に記載される、提供される化合物またはその組成物によって処置されるがんは、黒色腫、脂肪肉腫、肺がん、乳がん、前立腺がん、白血病、腎臓がん、食道がん、脳がん、リンパ腫または結腸がんである。特定の実施形態において、このがんは、原発性滲出性リンパ腫(PEL)である。特定の好ましい実施形態において、本明細書中に記載される、提供される化合物またはその組成物によって処置されるべきがんは、活性化されたMAPK経路を有するがんである。いくつかの実施形態において、活性化されたMAPK経路を有するがんは、黒色腫である。特定の好ましい実施形態において、本明細書中に記載される、提供される化合物またはその組成物によって処置されるがんは、BRCA1変異に関連するがんである。特に好ましい実施形態において、本明細書中に記載される、提供される化合物またはその組成物によって処置されるがんは、トリプルネガティブ乳がんである。
特定の実施形態において、本明細書中に記載される、提供される化合物またはその組成物によって処置され得る疾患は、神経学的障害である。いくつかの実施形態において、この神経学的障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、癲癇、虚血、加齢性記憶障害、中等度認知障害、フリートライヒ運動失調、GLUT1欠損癲癇、妖精症、ラブソン−メンデンホール症候群、冠状動脈バイパス移植片痴呆、麻酔により誘導される記憶喪失、筋萎縮性側索硬化症、神経膠腫またはハンティングトン病である。
特定の実施形態において、提供される化合物またはその組成物によって処置され得る疾患は、感染性疾患である。いくつかの実施形態において、この感染性疾患は、ウイルス感染である。いくつかの実施形態において、このウイルス感染は、サイトメガロウイルス感染またはインフルエンザ感染である。いくつかの実施形態において、この感染性疾患は、真菌感染である。いくつかの実施形態において、この感染性疾患は、細菌感染である。
処置されるべき特定の状態、または疾患に依存して、さらなる治療剤(これらは通常、その状態を処置するために投与される)が、提供される化合物またはその組成物と組み合わせて投与され得る。本明細書中で使用される場合、特定の疾患、または状態を処置するために通常投与される、さらなる治療剤は、「処置される疾患、または状態のために適切である」として公知である。
特定の実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、真菌感染症のための、1つまたはそれより多くのさらなる抗真菌(抗真菌症)剤と組み合わせて投与される。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる抗真菌(抗真菌症)剤は、ポリエン抗真菌薬(アンホテリシンB(デオキシコール酸アンホテリシンB、アンホテリシンB脂質複合体、またはリポソームアンホテリシンBとして)、カンジシジン、フィリピン、ハマイシン、ナタマイシン、ナイスタチン、およびリモシジン(rimocidin)が挙げられるが、これらに限定されない)、アゾール抗真菌薬(アバファンギン(abafungin)、アルバコナゾール(albaconazole)、ビホナゾール、ブトコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エフィナコナゾール、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、フェンチコナゾール、フルコナゾール、イサブコナゾール、イソコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ルリコナゾール、ミコナゾール、オモコナゾール、オキシコナゾール、ポサコナゾール、プロピコナゾール(propiconazole)、ラブコナゾール(ravuconazole)、セルタコナゾール、スルコナゾール、テルコナゾール、チオコナゾール、およびボリコナゾールが挙げられるが、これらに限定されない)、アリルアミン(アモロルフィン、ブテナフィン、ナフチフィン、およびテルビナフィンが挙げられるが、これらに限定されない)、エキノカンジン(echinocandins)(アニデュラファンギン、カスポファンギン、およびミカファンギンが挙げられるが、これらに限定されない)、安息香酸、シクロピロクス、フルシトシン、グリセオフルビン、ハロプロジン、トルナフテート、ウンデシレン酸、ならびにクリスタルバイオレットから選択される。
特定の実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、別のACCの阻害剤または抗肥満症剤と組み合わせて投与される。いくつかの実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、1種またはそれより多くの他の治療剤と組み合わせて投与される。このような治療剤としては、オルリスタット(Xenical)、CNS刺激因子、Qsymia、またはBelviqなどの剤が挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態において、提供される化合物またはその組成物は、別の抗がん剤、細胞毒性剤、または化学療法剤と組み合わせて、その必要がある患者に投与される。
特定の実施形態において、提供される化合物またはその組成物と組み合わせて使用される抗がん剤または化学療法剤としては、メトホルミン、フェンホルミン、ブホルミン、イマチニブ、ニロチニブ(nilotinib)、ゲフィチニブ、スニチニブ(sunitinib)、カルフィルゾミブ(carfilzomib)、サリノスポラミドA(salinosporamide A)、レチン酸、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、メクロレタミン、シクロホスファミド、クロラムブシル、イホスファミド、アザチオプリン、メルカプトプリン、ドキシフルリジン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、メトトレキサート、チオグアニン、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルビン、ビンデシン、ポドフィロトキシン、エトポシド、テニポシド、タフルポシド(tafluposide)、パクリタキセル、ドセタキセル、イリノテカン、トポテカン、アムサクリン、アクチノマイシン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、バルルビシン(valrubicin)、イダルビシン、エピルビシン、プリカマイシン、マイトマイシン、ミトザントロン、メルファラン、ブスルファン、カペシタビン、ペメトレキセド(pemetrexed)、エポチロン(epothilone)、13−シス−レチン酸、2−CdA、2−クロロデオキシアデノシン、5−アザシチジン、5−フルオロウラシル、5−FU、6−メルカプトプリン、6−MP、6−TG、6−チオグアニン、アブラキサン(Abraxane)、Accutane(登録商標)、アクチノマイシン−D、アドリアマイシン(登録商標)、Adrucil(登録商標)、Afinitor(登録商標)、Agrylin(登録商標)、Ala−Cort(登録商標)、アルデスロイキン(Aldesleukin)、アレムツズマブ(Alemtuzumab)、ALIMTA、アリトレチノイン(Alitretinoin)、Alkaban−AQ(登録商標)、アルケラン(登録商標)、オールトランスレチン酸、αインターフェロン、アルトレタミン(Altretamine)、アメトプテリン、アミホスチン、アミノグルテチミド、アナグレリド、Anandron(登録商標)、アナストロゾール、アラビノシルシトシン、Ara−C、Aranesp(登録商標)、アレディア(登録商標)、アリミデックス(登録商標)、アロマシン(登録商標)、Arranon(登録商標)、三酸化ヒ素、ArzerraTM、アスパラギナーゼ、ATRA、Avastin(登録商標)、アザシチジン、BCG、BCNU、ベンダムスチン、ベバシツマブ(Bevacizumab)、ベキサロテン(Bexarotene)、BEXXAR(登録商標)、ビカルタミド、BiCNU、Blenoxane(登録商標)、ブレオマイシン、ボルテゾミブ(Bortezomib)、ブスルファン、ブスルフェクス(登録商標)、C225、ロイコボリンカルシウム、Campath(登録商標)、Camptosar(登録商標)、カンプトテシン−11、カペシタビン、CaracTM、カルボプラチン、カルムスチン、カルムスチンウエハ、カソデックス(登録商標)、CC−5013、CCI−779、CCNU、CDDP、CeeNU、Cerubidine(登録商標)、セツキシマブ(Cetuximab)、クロラムブシル、シトロボラム因子、クラドリビン、コルチゾン、コスメゲン(登録商標)、CPT−11、Cytadren(登録商標)、Cytosar−U(登録商標)、サイトキサン(登録商標)、ダカルバジン、ダコゲン(Dacogen)、ダクチノマイシン、ダルベポイエチンα(Darbepoetin Alfa)、ダサチニブ、ダウノマイシン、塩酸ダウノルビシン、ダウノルビシンリポソーム、DaunoXome(登録商標)、デカドロン、デシタビン(Decitabine)、Delta−Cortef(登録商標)、Deltasone(登録商標)、デニロイキン(Denileukin)、ジフチトクス(Diftitox)、DepoCytTM、デキサメタゾン、酢酸デキサメタゾン、リン酸ナトリウムデキサメタゾン、デキサゾン(Dexasone)、デキシラゾキサン(Dexrazoxane)、DHAD、DIC、ジオデクス(Diodex)、ドセタキセル、Doxil(登録商標)、ドキソルビシン、ドキソルビシンリポソーム、DroxiaTM、DTIC、DTIC−Dome(登録商標)、Duralone(登録商標)、Efudex(登録商標)、EligardTM、EllenceTM、EloxatinTM、Elspar(登録商標)、Emcyt(登録商標)、エピルビシン、エポエチンアルファ、エルビツクス(Erbitux)、エルロチニブ(Erlotinib)、Erwinia菌由来のL−アスパラギナーゼ、エストラムチン、エチオール(Ethyol)、Etopophos(登録商標)、エトポシド、リン酸エトポシド、Eulexin(登録商標)、エベロリムス、エビスタ(登録商標)、エキセメスタン、フェアストン(登録商標)、Faslodex(登録商標)、フェマーラ(登録商標)、フィルグラスチム、フロクスウリジン、フルダラ(登録商標)、フルダラビン、Fluoroplex(登録商標)、フルオロウラシル、フルオロウラシル(クリーム)、フルオキシメステロン、フルタミド、フォリン酸、FUDR(登録商標)、フルベストラント(Fulvestrant)、G−CSF、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ベムツズマブ、オゾガマイシン(ozogamicin)、ジェムザールグリベックTM、Gliadel(登録商標)ウエハ、GM−CSF、ゴセレリン、顆粒球−コロニー刺激因子、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、Halotestin(登録商標)、ハーセプチン(登録商標)、ヘキサドロール(Hexadrol)、Hexalen(登録商標)、ヘキサメチルメラミン、HMM、ハイカムチン(登録商標)、ハイドレア(登録商標)、Hydrocort Acetate(登録商標)、ヒドロコルチゾン、リン酸ナトリウムヒドロコルチゾン、コハク酸ナトリウムヒドロコルチゾン、リン酸ヒドロコルトン(Hydrocortone Phosphate)、ヒドロキシ尿素、イブリツモマブ(Ibritumomab)、イブリツモマブ、チウキセタン(Tiuxetan)、イダマイシン(登録商標)、Idarubicin Ifex(登録商標)、IFN−α、イホスファミド、IL−11、IL−2、メシル酸イマチニブ、イミダゾールカルボキサミド、インターフェロンα、インターフェロンα−2b(PEG結合体)、インターロイキン−2、インターロイキン−11、Intron A(登録商標)(インターフェロンα−2b)、イレッサ(登録商標)、イリノテカン、イソトレチノイン、イキサベピロン(Ixabepilone)、IxempraTM、Kidrolase(登録商標)、Lanacort(登録商標)、ラパチニブ(Lapatinib)、L−アスパラギナーゼ、LCR、レナリドミド(Lenalidomide)、レトロゾール、ロイコボリン、リューケラン(Leukeran)、LeukineTM、ロイプロリド、リューロクリスチン、ロイスタチンTM、リポソームAra−C、液体Pred(登録商標)、ロムスチン、L−PAM、L−サルコリシン、Lupron(登録商標)、Lupron Depot(登録商標)、Matulane(登録商標)、マキシデクス(Maxidex)、メクロレタミン、塩酸メクロレタミン、Medralone(登録商標)、メドロール(登録商標)、Megace(登録商標)、メゲストロール、酢酸メゲストロール、メルファラン、メルカプトプリン、メスナ、MesnexTM、メトトレキサート、メトトレキサートナトリウム、メチルプレドニゾロン、Meticorten(登録商標)、マイトマイシン、マイトマイシン−C、ミトザントロン、M−Prednisol(登録商標)、MTC、MTX、Mustargen(登録商標)、ムスチン、Mutamycin(登録商標)、Myleran(登録商標)、MylocelTM、マイロターグ(登録商標)、ナベルビン(登録商標)、ネララビン(Nelarabine)、Neosar(登録商標)、NeulastaTM、Neumega(登録商標)、Neupogen(登録商標)、Nexavar(登録商標)、Nilandron(登録商標)、ニロチニブ、ニルタミド、Nipent(登録商標)、ナイトロジェンマスタード、Novaldex(登録商標)、ノバントロン(登録商標)、Nplate、オクトレオチド、酢酸オクトレオチド、オファツムマブ(Ofatumumab)、Oncospar(登録商標)、オンコビン(登録商標)、Ontak(登録商標)、OnxalTM、オプレルベキン(Oprelvekin)、Orapred(登録商標)、Orasone(登録商標)、オキサリプラチン、パクリタキセル、パクリタキセルタンパク質結合、パミドロネート(Pamidronate)、パニツムマブ(Panitumumab)、Panretin(登録商標)、Paraplatin(登録商標)、パゾパニブ、Pediapred(登録商標)、PEGインターフェロン、ペガスパルガセ(Pegaspargase)、ペグフィルグラスチム、ペグ−イントロンTM、ペグ−L−アスパラギナーゼ、ペメトレキセド、ペントスタチン、フェニルアラニンマスタード、Platinol(登録商標)、Platinol−AQ(登録商標)、プレドニゾロン、プレドニゾン、Prelone(登録商標)、プロカルバジン、PROCRIT(登録商標)、プロカルバジン(登録商標)、カルムスチンインプラントを伴うプロリフェプロスパン20(Prolifeprospan 20)、Purinethol(登録商標)、ラロキシフェン、Revlimid(登録商標)、リウマトレックス(登録商標)、リツキサン(登録商標)、リタキシマブ、ロフェロン−A(登録商標)(インターフェロンα−2a)、ロミプロスチム(Romiplostim)、Rubex(登録商標)、塩酸ルビドマイシン、サンドスタチン(登録商標)、サンドスタチンLAR(登録商標)、サルグラモスチン、ソル・コーテフ(登録商標)、ソル・メドロール(登録商標)、ソラフェニブ、SPRYCELTM、STI−571、ストレプトゾシン、SU11248、スニチニブ、Sutent(登録商標)、タモキシフェン、Tarceva(登録商標)、Targretin(登録商標)、Tasigna(登録商標)、タキソール(登録商標)、タキソテール(登録商標)、テモダール(登録商標)、テモゾロミド、テムシロリムス、テニポシド、TESPA、サリドマイド、Thalomid(登録商標)、TheraCys(登録商標)、チオグアニン、Thioguanine Tabloid(登録商標)、チオホスファミド、Thioplex(登録商標)、チオテパ、TICE(登録商標)、Toposar(登録商標)、トポテカン、トレミフェン、Torisel(登録商標)、トシツモマブ(Tositumomab)、トラスツズマブ、Treanda(登録商標)、トレチノイン、TrexallTM、トリセノックス(登録商標)、TSPA、TYKERB(登録商標)、VCR、VectibixTM、Velban(登録商標)、ベルケード(登録商標)、VePesid(登録商標)、ベサノイド(登録商標)、ViadurTM、Vidaza(登録商標)、ビンブラスチン、硫酸ビンブラスチン、Vincasar Pfs(登録商標)、ビンクリスチン、ビノレルビン、酒石酸ビノレルビン、VLB、VM−26、ボリノスタット、ボトリエント(Votrient)、VP−16、Vumon(登録商標)、ゼローダ(登録商標)、Zanosar(登録商標)、Zevali
nTM、Zinecard(登録商標)、Zoladex(登録商標)、ゾレドロン酸、ゾリンザ(Zolinza)、ゾメタ(登録商標)、あるいは上記のものの任意のものの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態において、提供される化合物または組成物は、メトホルミン、フェンホルミン、またはブホルミンから選択されるビグアナイドと一緒に、その必要がある患者に投与され得る。特定の実施形態において、提供される化合物とビグアナイドとの組み合わせを投与される患者は、がん、肥満症、肝疾患、糖尿病または上記のものの2つもしくはそれより多くを罹患している。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、単独でか、または尋常性ざ瘡の処置のための1つもしくはそれより多くのさらなる治療剤と一緒に、投与され得る。いくつかの実施形態において、この尋常性ざ瘡の処置のための1つまたはそれより多くのさらなる治療剤は、局所抗ざ瘡剤(例えば、レチノイド、局所抗生物質、過酸化ベンゾイル)、または合成抗ざ瘡剤(例えば、ホルモン療法、経口抗生物質、イソトレチノイン)から選択される。いくつかの実施形態において、このホルモン療法は、経口避妊薬またはアンドロゲン遮断薬である。いくつかの実施形態において、この経口抗生物質は、ドキシサイクリン、ミノサイクリン、テトラサイクリン、またはエリスロマイシンである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、単独でか、または脂漏症の処置のための1つもしくはそれより多くのさらなる治療剤と一緒に、投与され得る。いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、単独でか、または脂漏性皮膚炎の処置のための1つもしくはそれより多くのさらなる治療剤と一緒に、投与され得る。いくつかの実施形態において、提供される化合物または組成物は、単独でか、または脂漏性角化症の処置のための1つもしくはそれより多くのさらなる治療剤と一緒に、投与され得る。
特定の実施形態において、2種またはそれより多くの治療剤の組み合わせが、提供される化合物と一緒に投与され得る。特定の実施形態において、3種またはそれより多くの治療剤の組み合わせが、提供される化合物と一緒に投与され得る。
本発明の化合物がまた組み合わせられ得る剤の他の例としては、限定されないが、ビタミンおよび栄養補助食品、がんワクチン、好中球減少症のための治療剤(例えば、G−CSF、フィルグラスチム、レノグラスチム)、血小板減少症のための治療(例えば、輸血、エリスロポイエチン)、PI3キナーゼ(PI3K)阻害剤、MEK阻害剤、AMPKアクチベーター、PCSK9阻害剤、SREBP部位1プロテアーゼ阻害剤、HMG CoA−レダクターゼ阻害剤、制吐薬(例えば、5−HT3レセプターアンタゴニスト、ドパミンアンタゴニスト、NK1レセプターアンタゴニスト、ヒスタミンレセプターアンタゴニスト、カンナビノイド、ベンゾジアゼピン、または抗コリン作用性物質)、アルツハイマー病の処置(例えば、Aricept(登録商標)およびExcelon(登録商標));パーキンソン病の処置(例えば、L−DOPA/カルビドパ、エンタカポン(entacapone)、ロピニロール(ropinrole)、プラミペキソール、ブロモクリプチン、ペルゴリド、トリヘキセフェンジル(trihexephendyl)、およびアマンタジン);多発性硬化症(MS)を処置するための剤(例えば、βインターフェロン(例えば、Avonex(登録商標)およびRebif(登録商標))、Copaxone(登録商標)、ならびにミトザントロン);喘息の処置(例えば、アルブテロールおよびシングレア(登録商標));精神分裂病を処置するための剤(例えば、ジプレキサ(zyprexa)、リスペルダル(risperdal)、セロケル(seroquel)、およびハロペリドール);抗炎症剤(例えば、コルチコステロイド、TNF遮断薬、IL−1 RA、アザチオプリン、シクロホスファミド、およびスルファサラジン);免疫調節剤および免疫抑制剤(例えば、シクロスポリン、タクロリムス、ラパマイシン、ミコフェノール酸モフェチル、インターフェロン、コルチコステロイド、シクロホスファミド、アザチオプリン、およびスルファサラジン);神経栄養因子(例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、MAO阻害剤、インターフェロン、抗痙攣薬、イオンチャネル遮断薬、リルゾール、および抗パーキンソン症候群剤);心臓血管疾患のための剤(例えば、β−遮断薬、ACE阻害剤、利尿薬、ニトレート、カルシウムチャネル遮断薬、およびスタチン、フィブレート、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸封鎖剤、およびナイアシン);肝疾患を処置するための剤(例えば、コルチコステロイド、コレスチラミン、インターフェロン、および抗ウイルス剤);血液障害を処置するための剤(例えば、コルチコステロイド、抗白血病剤、成長因子および増殖因子);免疫欠損障害を処置するための剤(例えば、γグロブリン);ならびに抗糖尿病剤(例えば、ビグアナイド(メトホルミン、フェンホルミン、ブホルミン)、チアゾリジンジオン(ロシグリタゾン、ピオグリタゾン、トログリタゾン)、スルホニル尿素(トルブタミド、アセトヘキサミド、トラザミド、クロルプロパミド、グリピジド、グリブリド、グリメピリド、グリクラジド)、メグリチニド(レパグリニド(repaglinide)、ナテグリニド)、α−グルコシダーゼ阻害剤(ミグリトール、アカルボース)、インクレチン模倣物(エキセナチド、リラグルチド、タスポグルチド)、胃抑制性ペプチドアナログ、DPP−4阻害剤(ビルダグリプチン、シタグリプチン、サキサグリプチン、リナグリプチン、アログリプチン)、アミリンアナログ(プラムシンチド)、ならびにインスリンおよびインスリンアナログ)が挙げられる。
特定の実施形態において、提供される化合物またはその薬学的に受容可能な組成物は、アンチセンス剤、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、またはsiRNA治療剤と組み合わせて投与される。
いくつかの実施形態において、本発明は、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を処置するか、安定化させるか、またはその重篤度もしくは進行を低下させる方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物を、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与する工程を包含する。特定の実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤は独立して、アンギオテンシンIIレセプターアンタゴニスト、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、カスパーゼ阻害剤、カテプシンB阻害剤、CCR2ケモカインアンタゴニスト、CCR5ケモカインアンタゴニスト、塩化物チャネル刺激剤、コレステロール可溶化剤、ジアシルグリセロールO−アシルトランスフェラーゼ1(DGAT1)阻害剤、ジペプチジルペプチダーゼIV(DPPIV)阻害剤、ファルネソイドX受容体(FXR)アゴニスト、FXR/TGR5二重アゴニスト、ガレクチン−3阻害剤、グルカゴン様ペプチド1(GLP1)アゴニスト、グルタチオン前駆体、C型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼ阻害剤、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(11β−HSD1)阻害剤、IL−1βアンタゴニスト、IL−6アンタゴニスト、IL−10アゴニスト、IL−17アンタゴニスト、回腸ナトリウム胆汁酸共役輸送体阻害剤、レプチンアナログ、5−リポキシゲナーゼ阻害剤、LPL遺伝子刺激剤、リシルオキシダーゼホモログ2(LOXL2)阻害剤、PDE3阻害剤、PDE4阻害剤、ホスホリパーゼC(PLC)阻害剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、PPARδアゴニスト、Rho関連プロテインキナーゼ2(ROCK2)阻害剤、ナトリウムグルコーストランスポーター−2(SGLT2)阻害剤、ステアロイルCoAデサチュラーゼ−1阻害剤、甲状腺ホルモンレセプターβアゴニスト、腫瘍壊死因子α(TNFα)リガンド阻害剤、トランスグルタミナーゼ阻害剤、トランスグルタミナーゼ阻害剤前駆体、PTP1b阻害剤、およびASK1阻害剤からなる群より選択される。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、アンギオテンシンIIレセプターアンタゴニストである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤である。いくつかの実施形態において、このACE阻害剤はエナラプリルである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、カスパーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態において、このカスパーゼ阻害剤はエムリカサン(emricasan)である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、カテプシンB阻害剤である。いくつかの実施形態において、このカテプシンB阻害剤は、混合カテプシンB/C型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態において、この混合カテプシンB/C型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼ阻害剤は、VBY−376である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、CCR2ケモカインアンタゴニストである。いくつかの実施形態において、このさらなる治療剤は、混合CCR2/CCR5ケモカインアンタゴニストである。いくつかの実施形態において、この混合CCR2/CCR5ケモカインアンタゴニストはセニクリビロク(cenicriviroc)である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、CCR5ケモカインアンタゴニストである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、塩化物チャネル刺激剤である。いくつかの実施形態において、この塩化物チャネル刺激剤はコビプロストン(cobiprostone)である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、コレステロール可溶化剤である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ジアシルグリセロールO−アシルトランスフェラーゼ1(DGAT1)阻害剤である。いくつかの実施形態において、このDGAT1阻害剤はLCQ908である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ジペプチジルペプチダーゼIV(DPPIV)阻害剤である。いくつかの実施形態において、このDPPIV阻害剤はリナグリプチンである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ファルネソイドX受容体(FXR)アゴニストである。いくつかの実施形態において、このFXRアゴニストは、INT−747(オベチコール酸)である。いくつかの実施形態において、このFXRアゴニストはPX−102である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、FXR/TGR5二重アゴニストである。いくつかの実施形態において、このFXR/TGR5二重アゴニストはINT−767である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ガレクチン−3阻害剤である。いくつかの実施形態において、このガレクチン−3阻害剤はGR−MD−02である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、グルカゴン様ペプチド1(GLP1)アゴニストである。いくつかの実施形態において、このGLP1アゴニストはリラグルチドである。いくつかの実施形態において、このGLP1アゴニストはエキセナチドである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、グルタチオン前駆体である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、C型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態において、このC型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼ阻害剤は、混合カテプシンB/C型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態において、この混合カテプシンB/C型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼ阻害剤は、VBY−376である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、HMG CoAレダクターゼ阻害剤である。いくつかの実施形態において、このHMG−CoAレダクターゼ阻害剤はスタチンである。いくつかの実施形態において、このHMG−CoAレダクターゼ阻害剤はアトルバスタチンである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(11β−HSD1)阻害剤である。いくつかの実施形態において、この11β−HSD1阻害剤はRO5093151である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、IL−1βアンタゴニストである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、IL−6アンタゴニストである。いくつかの実施形態において、このIL−6アンタゴニストは、混合IL−6/IL−1β/TNFαリガンド阻害剤である。いくつかの実施形態において、この混合IL−6/IL−1β/TNFαリガンド阻害剤は、BLX−1002である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、IL−10アゴニストである。いくつかの実施形態において、このIL−10アゴニストはpeg−イロデカキン(peg−ilodecakin)である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、IL−17アンタゴニストである。いくつかの実施形態において、このIL−17アンタゴニストはKD−025である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、回腸ナトリウム胆汁酸共役輸送体阻害剤である。いくつかの実施形態において、この回腸ナトリウム胆汁酸共役輸送体阻害剤は、SHP−626である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、レプチンアナログである。いくつかの実施形態において、このレプチンアナログはメトレレプチンである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、5−リポキシゲナーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態において、この5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤である。いくつかの実施形態において、この混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤はタイペルカスト(tipelukast)である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、LPL遺伝子刺激剤である。いくつかの実施形態において、このLPL遺伝子刺激剤はアリポジーンチパルボベック(alipogene tiparvovec)である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、リシルオキシダーゼホモログ2(LOXL2)阻害剤である。いくつかの実施形態において、このLOXL2阻害剤は、抗LOXL2抗体である。いくつかの実施形態において、この抗LOXL2抗体はGS−6624である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、PDE3阻害剤である。いくつかの実施形態において、このPDE3阻害剤は、混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤である。いくつかの実施形態において、この混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤はタイペルカストである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、PDE4阻害剤である。いくつかの実施形態において、このPDE4阻害剤はASP−9831である。いくつかの実施形態において、このPDE4阻害剤は、混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤である。いくつかの実施形態において、この混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤はタイペルカストである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ホスホリパーゼC(PLC)阻害剤である。いくつかの実施形態において、このPLC阻害剤は、混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤である。いくつかの実施形態において、この混合5−リポキシゲナーゼ/PDE3/PDE4/PLC阻害剤はタイペルカストである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、PPARαアゴニストである。いくつかの実施形態において、このPPARαアゴニストは、混合PPARα/δアゴニストである。いくつかの実施形態において、この混合PPARα/δアゴニストは、GFT505である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、PPARγアゴニストである。いくつかの実施形態において、このPPARγアゴニストはピオグリタゾンである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、PPARδアゴニストである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、Rho関連プロテインキナーゼ2(ROCK2)阻害剤である。いくつかの実施形態において、このROCK2阻害剤はKD−025である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ナトリウムグルコーストランスポーター−2(SGLT2)阻害剤である。いくつかの実施形態において、このSGLT2阻害剤はレモグリフロジンエタボン酸エステル(remogliflozin etabonate)である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ステアロイルCoAデサチュラーゼ−1阻害剤である。いくつかの実施形態において、このステアロイルCoAデサチュラーゼ−1阻害剤はアラムコール(aramchol)である。いくつかの実施形態において、このステアロイルCoAデサチュラーゼ−1阻害剤はCVT−12805である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、甲状腺ホルモンレセプターβアゴニストである。いくつかの実施形態において、この甲状腺ホルモンレセプターβアゴニストはMGL−3196である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、腫瘍壊死因子α(TNFα)リガンド阻害剤である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、トランスグルタミナーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態において、このトランスグルタミナーゼ阻害剤前駆体はメルカプタミンである。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、トランスグルタミナーゼ阻害剤前駆体である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、PTP1b阻害剤である。いくつかの実施形態において、このPTP1b阻害剤は、A119505、A220435、A321842、CPT633、ISIS−404173、JTT−551、MX−7014、MX−7091、MX−7102、NNC−521246、OTX−001、OTX−002、またはTTP814である。
いくつかの実施形態において、提供される化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物は、1つまたはそれより多くのさらなる治療剤と併用して投与され、ここでこのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、ASK1阻害剤である。いくつかの実施形態において、このASK1阻害剤はGS−4977(セロンセルチブ(selonsertib)としても公知)である。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤は独立して、アセチルサリチル酸、アリポジーンチパルボベック、アラムコール、アトルバスタチン、BLX−1002、セニクリビロク、コビプロストン、コレセベラム(colesevelam)、エムリカサン、エナラプリル、GFT−505、GR−MD−02、ヒドロクロロチアジド、イコサペントエチルエステル(エチル エイコサペンタン酸)、IMM−124E、KD−025、リナグリプチン、リラグルチド、メルカプタミン、MGL−3196、オベチコール酸、オレソキシム(olesoxime)、peg−イロデカキン、ピオグリタゾン、PX−102、レモグリフロジンエタボン酸エステル、SHP−626、ソリスロマイシン(solithromycin)、タイペルカスト、TRX−318、ウルソデオキシコール酸、およびVBY−376から選択される。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、アセチルサリチル酸である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、アリポジーンチパルボベックである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、アラムコールである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、アトルバスタチンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、BLX−1002である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、セニクリビロクである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、コビプロストンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、コレセベラムである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、エムリカサンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、エナラプリルである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、GFT−505である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、GR−MD−02である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、ヒドロクロロチアジドである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、イコサペントエチルエステル(エチル エイコサペンタン酸)である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、IMM−124Eである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、KD−025である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、リナグリプチンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、リラグルチドである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、メルカプタミンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、MGL−3196である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、オベチコール酸である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、オレソキシムである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、peg−イロデカキンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、ピオグリタゾンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、PX−102である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、レモグリフロジンエタボン酸エステルである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、SHP−626である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、ソリスロマイシンである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、タイペルカストである。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、TRX−318である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、ウルソデオキシコール酸である。いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの1つは、およびVBY−376である。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、抗糖尿病剤である。いくつかの実施形態において、この抗糖尿病剤は、アデノシンA1レセプターアゴニスト(例えば、アデノシン、CCPA、CVT−3619、GR−190718)、アデノシンA2レセプターアンタゴニスト(イストラデフィリン(istradefylline)、SCH−58261)、アルドースレダクターゼ阻害剤、α−アミラーゼ阻害剤(例えば、テンダミスタト、トレアスタチン(treastatin)、AL−3688)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース、カミグリボース、ジポシン(diposine)、エミグリタート、ミグリトール、パラジマイシン−Q、サルボスタチン、ボグリボース)、アミリンアナログ(例えば、AC164209およびプラムシンチド)、AMPKアクチベーター、β3−アドレナリン作用性アゴニスト(例えば、アミベグロン(amibegron)、AZ−40140、CL−316,243、KRP−204、L−742,791、L−796,568、LY−368,842、LY−377,604、ミラベグロン(mirabegron)、Ro 40−2148、ソラベグロン(solabegron)、SWR−0342SA)、β−ケトアシル−アシルキャリアタンパク質シンターゼ阻害剤、ビグアナイド(例えば、メトホルミン、ブホルミン、フェンホルミン)、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ阻害剤、DGAT−2阻害剤、DPP−4阻害剤(例えば、アログリプチン、アナグリプチン(anagliptin)、ヅトグリプチン、ゲミグリプチン(gemigliptin)、リナグリプチン、オマリグリプチン(omarigliptin)、サキサグリプチン、シタグリプチン、テネリグリプチン(teneligliptin)、テレラグリプチン(trelagliptin)、およびビルダグリプチン)、ERN1阻害剤、脂肪酸酸化阻害剤、脂肪酸シンターゼ(FAS)阻害剤、FGF21誘導体、フルクトース1,6−ジホスファターゼ阻害剤、GLP1アゴニスト(例えば、アルビグルチド、グラグルチド、エキセナチド、リラグルチド、リキシセナチド、タスポグルチド)、グルカゴンレセプターモジュレーター、混合グルカゴンレセプター/GLP−1アゴニスト(例えば、MAR−701、ZP2929)、グルコキナーゼ阻害剤(例えば、TTP−399、TTP−355、TTP−547、AZD1656、ARRY403、MK−0599、TAK−329、AZD5658、およびGKM−001)、グリコゲンホスホリラーゼ阻害剤(例えば、GSK1362885)、GSK−3阻害剤、GPR119アゴニスト(例えば、MBX−2982、GSK1292263、APD597、PSN821)、GPBAR1(TGR5)アゴニスト(例えば、INT−777、XL−475)、GPR39モジュレーター、GPR40アゴニスト(例えば、TAK−875)、GPR41モジュレーター、GPR43モジュレーター、GPR81モジュレーター、GPR120アゴニスト、HSL阻害剤、IκB阻害剤、ILI−βモジュレーター、インスリンまたはインスリンアナログ(これらの経口、吸入または注射可能な製剤が挙げられるが、これらに限定されない)、インスリン様増殖因子(IGF−1)またはそのアナログ、インスリン分泌促進薬、JNK阻害剤(例えば、CC−359)、κオピオイドレセプターモジュレーター、LY3084077、Kvl.3阻害剤(例えば、ChTX、クロファジミン(clofazmine)、WIN−173173)、MAP4K4阻害剤、MC1またはMC4アゴニスト(例えば、アファメラノチド(afamelanotide)、BMS−470539、ブレメラノチド(bremelanotide)、メラノタンII(Melanotan II)、PF−00446687、PL−6983、セトメラノチド(setmelanotide)、およびTHIQ)、メグリチニド(例えば、レパグリニド、ナテグリニド、ミチグリニド)、鉱質コルチコイドレセプター阻害剤、モノアシルグリセロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、NF−κB阻害剤、ニコチン酸レセプター(HM74A)アクチベーター、PDE−10阻害剤、PDHK2阻害剤、PDHK4阻害剤、PKC(PKC−α、PKC−β、およびPKC−γが挙げられる)阻害剤、PPARα/γ二重アゴニスト、PTP1b阻害剤(例えば、トロヅスケミン)、レチノール結合タンパク質4阻害剤、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ阻害剤、SGLT1阻害剤(例えば、GSK1614235)、SIRT−1阻害剤(例えば、レスベラトロール、GSK2245840、GSK184072)、ソマトスタチンレセプター阻害剤、スルホニル尿素(例えば、アセトヘキサミド、クロルプロパミド、ダイヤビニーズ、グリベンクラミド、グリピジド、グリブリド、ブリミピリド、グリクラジド、グリペンチド、グリキドン、グリソラミド、トラザミド、トルブタミド)、チアゾリジンジオン(例えば、シグリタゾン、ダルグリタゾン、エングリタゾン、ロベグリタゾン(lobeglitazone)、MSDC−0602、ネトグリタゾン(netoglitazone)、ピオグリタゾン、リボグリタゾン(rivoglitazone)、ロシグリタゾン、およびトログリタゾン)、TORC2阻害剤、ウロテンシンII(urotensin II)レセプターアゴニスト、バソプレッシンアゴニスト(例えば、DDAVP、WAY−141608)あるいはVPAC2レセプターアゴニストである。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、抗抗肥満症剤である。いくつかの実施形態において、この抗肥満症剤は、apoB−MTP阻害剤(例えば、ジルロタピド、JTT130、SLX4090、ウシスタピド)、β3−アドレナリン作用性アゴニスト(例えば、アミベグロン、AZ−40140、CL−316,243、KRP−204、L−742,791、L−796,568、LY−368,842、LY−377,604、ミラベグロン、Ro 40−2148、ソラベグロン、SWR−0342SA)、ボンベシンレセプターアゴニスト、BRS3モジュレーター、CB1レセプターアンタゴニストまたは逆アゴニスト、CCKAアゴニスト、毛状体神経栄養因子(CNTF)またはそのアナログ(例えば、アキソキン、NT−501)、ContraveTM(ブプロプリオン/ナルトレキソン)、ドパミンレセプターアゴニスト(例えば、ブロモクリプチン)、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(11β−HSD1)阻害剤、EmpaticTM(プラムシンチド/メトレレプチン)、5−HT2Cアゴニスト(例えば、ロルカセリン)、ガラニンアンタゴニスト、グレリンアゴニストまたはアンタゴニスト、GLP1アゴニスト(例えば、アルビグルチド、グラグルチド、エキセナチド、リラグルチド、リキシセナチド、タスポグルチド)、混合グルカゴンレセプター/GLP−1アゴニスト(例えば、MAR−701、ZP2929)、H3アンタゴニストまたは逆アゴニスト、ヒトアグーチ関連タンパク質(AGRP)阻害剤、レプチンまたはそのアナログ(例えば、メトレレプチン)、リパーゼ阻害剤(例えば、テトラヒドロリプスタチン)、MC1またはMC4アゴニスト(例えば、アファメラノチド、BMS−470539、ブレメラノチド、メラノタンII、PF−00446687、PL−6983、セトメラノチド、およびTHIQ)、メラノサイト刺激ホルモンまたはそのアナログ、MetAp2阻害剤(例えば、ZGN−433)、モノアミン再取り込み阻害剤(例えば、ブプロプリオン、シブトラミン、フェンテルミン、テソフェンシン)、ニューロメジンUレセプターアゴニスト、NPYアンタゴニスト(例えば、ベルネプリット)、オピオイドレセプターアンタゴニスト(例えば、ナルトレキソン)、オレキシンレセプターアンタゴニスト(例えば、アルモレキサント(almorexant)、レンボレキサント(lemborexant)、SB−334,867、SB−408,124、SB−649,868、スボレキサント(suvorexant))、オキシントモジュリンまたはそのアナログ、PYYまたはそのアナログ(例えば、PYY1〜36、PYY3〜36)、QsymiaTM(フェンテルミン/トピラマート)、RXR−αモジュレーター、ステアロイル−CoAデサチュラーゼ(SCD−1)阻害剤、あるいは交感神経様作用剤である。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、脂質低下剤である。いくつかの実施形態において、この脂質低下剤は、アシル補酵素Aコレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、コレステロールエステル輸送タンパク質(CETP)阻害剤、5−LOX阻害剤(例えば、BAY X 1005)、FLAP阻害剤(例えば、AM−679)、HMG CoAシンターゼ阻害剤、リポタンパク質合成阻害剤、低密度リポタンパク質レセプター誘発因子、LXRレセプターモジュレーター、ミクロソームトリグリセリド輸送阻害剤、ナイアシン、血小板凝集阻害剤、レニン−アンギオテンシン系阻害剤、スクワレンエポキシダーゼ阻害剤、スクワレンシンテターゼ阻害剤、またはトリグリセリド合成阻害剤である。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、代謝障害を処置するための剤である。いくつかの実施形態において、この代謝障害を処置するための剤は、ABC輸送体アクチベーター、ACT−434964(Actelion)、ANG−5阻害剤、アンギオテンシンIIアンタゴニスト(例えば、MC4262)、CCX−872、DUR−928(Durect)、ESP41091、F−652(Generon)、FGF21アゴニスト(例えば、BMS−986036)、ホメピゾール(fomepizole)(Raptor)、FXRアゴニスト、FXR/TGR5二重アゴニスト(例えば、INT−767)、グレリンアンタゴニスト(例えば、TZP−301)、グルコシルセラミドシンターゼ阻害剤、GPR17モジュレーター、GPR119アゴニスト、IG−MD−014(Indigene)、IMM−124E(Immuron)、リソソーム経路モジュレーター(例えば、CAT5000)、メラニン濃縮ホルモンレセプター1アンタゴニスト(例えば、KI−1361−17)、MCL1阻害剤(例えば、CMPX−1023)、mTORC1阻害剤、NaCT(例えば、SLC13A5)阻害剤、NHE3阻害剤(例えば、RDX−011、テナパノル(tenapanor))、NP003(Neuraltus)、PBI−4050(ProMetic)、プロテオスタシス(proteostasis)レギュレーター(例えば、PTI−130、PTI−428、PTI−C1811)、PS248288(Pharmacopeia/Merck)、PX−102(Phenex)、RG7410.RG7652、ROCK阻害剤、SBC−104(Synageva BioPharma)、SPX−100(Spherix)、ステアロイルCoAデサチュラーゼ阻害剤(例えば、CVT−12805)、TRC150094(Torrent)、またはZYH7(Zydus Cadila)である。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、脂肪症を処置するための剤である。いくつかの実施形態において、この脂肪症を処置するための剤は、アディポネクチンアナログ(例えば、PX 811013)、アラムコール(Galmed)、ASK1阻害剤(例えば、GS−4977、GS−4997)、AZD4076(AstraZeneca)、胆汁酸封鎖剤(例えば、オベチコール酸)、BL−1060(Galmed)、BMS986171(Bristol−Myers Squibb)、CCR5/CCR2アンタゴニスト(例えば、セニクリビロク)、カンナビジオール、CER−209(Cerenis)、システアミンアナログ(例えば、RP−103、RP−104)、DS102(DS Biopharma)、EGS21(Enzo)、エラフィブラノール(elafibranor)(Genfit)、エムリカサン(Idun)、エチル エイコサペンタン酸(Mochida)、FXRアゴニスト、GPBAR1アゴニスト(例えば、RDX009)、GR−MD−02(Galectin Therapeutics)、ロイシン/シルデナフィル/メトホルミン(NuSirt)、LCQ908(Novartis)、LJN452(Novartis)、LOXL2阻害剤(例えば、シムツズマブ(simtuzumab))、MAT−8800(Matinas)、MB−10866(Metabasis)、miR−103/107阻害剤(例えば、RG−125)、MK−4074(Merck & Co.)、ナルメフェン(TaiwanJ)、ニボカサン(nivocasan)(Gilead)、NGM−282(NGM Biopharmaceuticals)、ω−3カルボン酸またはこれらの混合物(例えば、EpanovaTM)、PX−102(Phenex)、PX−104(Phenex)、レモグリフロジンエタボン酸エステル(Kissei)、サログリタザル(saroglitazar)(Zydus−Cadila)、SAR−548304(sanofi−aventis)、タイペルカスト(Kyorin)、ウルソデオキシコール酸、VK2809(Viking)、またはXL335(Exelixis)である。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、炎症を処置するための剤である。いくつかの実施形態において、この炎症を処置するための剤は、Th17細胞の分化または活性化を減少させる。いくつかの実施形態において、この炎症を処置するための剤は、カスパーゼ阻害剤(例えば、エムリカサン)、TGF−β阻害剤、IL−1β阻害剤、IL−6阻害剤、IL−17阻害剤、IL−17a阻害剤、IL−17F阻害剤、IL−21阻害剤、IL−23阻害剤(例えば、グセルクマブ(guselkumab))、IMM−124E、RORγt阻害剤(例えば、JTE−151)、RORα阻害剤、ソリスロマイシン(Cempra)、または血管接着タンパク質−1(vascular adhesion protein−1)阻害剤(例えば、PXS−4728A)である。
いくつかの実施形態において、この1つまたはそれより多くのさらなる治療剤のうちの少なくとも1つは、線維症を処置するための剤である。いくつかの実施形態において、この線維症を処置するための剤は、セニクリビロク(Tobira/Takeda)、CNX−014/023/024/025(Connexios)、エンドセリンアンタゴニスト(例えば、A192621、アンブリセンタン(ambrisentan)、アトラセンタン(atracentan)、ボセンタン、BQ−123、BQ−788、マシテンタン、シタキセンタン(sitaxentan)、テゾセンタン(tezosentan)、ジボテンタン(zibotentan))、エタネルセプト、エビタール(evitar)(AdeTherapeutics)、線維芽細胞増殖因子阻害剤、ガレクチン−3阻害剤、イマチニブ、IVA337(Inventiva)、N−アセチルシステイン、ニンテダニブ(nintedanib)、ピルフェニドン、RG6069(Roche)、SP20102(Sarfez)、タイペルカスト(Kyorin)、またはXOMA 089(Xoma)である。
いくつかの実施形態において、この非アルコール性脂肪肝疾患は脂肪症である。いくつかの実施形態において、この非アルコール性脂肪肝疾患は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)である。いくつかの実施形態において、この非アルコール性脂肪肝疾患は、NASHによって引き起こされる肝臓線維症である。いくつかの実施形態において、この非アルコール性脂肪肝疾患は、NASHによって引き起こされる肝臓の肝硬変である。いくつかの実施形態において、この非アルコール性脂肪肝疾患は、NASHによって引き起こされる肝細胞癌(HCC)である。
これらのさらなる剤は、提供される化合物またはその組成物とは別に、複数投薬計画の一部として投与され得る。あるいは、これらの剤は、提供される化合物と単一の組成物に混合された、単一の剤形の一部であり得る。複数投薬計画の一部として投与される場合、これらの2種の活性剤は、同時にか、順番にか、または互いからある期間以内(通常、互いから5時間以内)に与えられ得る。
本明細書中で使用される場合、用語「組み合わせ」、「併用」、「組み合わせて」、および関連する用語は、本発明に従う、複数の治療剤の同時または順番の投与をいう。例えば、提供される化合物は、別の単位剤形中でかまたは単一の単位剤形中で一緒に、別の治療剤と同時にかまたは順番に投与され得る。従って、本発明は、提供される化合物、さらなる治療剤、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、単一の剤形を提供する。
単一の剤形を製造するためにキャリア材料と組み合わせられ得る、提供される化合物とさらなる治療剤との両方の(上記のようなさらなる治療剤を含有する組成物中での)量は、処置される宿主、および特定の投与形態に依存して変わる。好ましくは、本発明の組成物は、0.01mg/kg体重/日〜100mg/kg体重/日の投薬量の提供される化合物が投与され得るように、処方されるべきである。
さらなる治療剤を含有する組成物において、そのさらなる治療剤および提供される化合物は、相乗作用し得る。従って、このような組成物中のさらなる治療剤の量は、その治療剤のみを利用する単剤療法において必要とされる量より少ない。このような組成物において、0.01μg/kg体重/日〜100μg/kg体重/日の投薬量のさらなる治療剤が投与され得る。
提供される化合物を含有する組成物に存在するさらなる治療剤の量は、唯一の活性剤としてその治療剤を含む組成物で通常投与される量以下になる。好ましくは、提供される組成物中のさらなる治療剤の量は、唯一の治療上活性な剤としてその剤を含む組成物中に通常存在する量の約50%から100%に及ぶ。
例示
以下の実施例に記載されるように、特定の例示的実施形態において、化合物および固体形態は、前述の一般手順に従って調製される。本発明の化合物の合成を記載するが、以下の方法および当業者に公知である他の方法が、全ての化合物、ならびに本明細書中に記載されるようなこれらの化合物の各々のサブクラスおよび種に適用され得ることが、理解される。
実験手順:
本明細書中で使用される場合、「V」=体積、「v/w」=体積/重量比、「v/v」=体積/体積比、そして「w/w」=重量/重量比である。
実施例1。非晶質化合物1の生成
1グラムの化合物1(US 2013/0123231 A1に記載される方法に従って調製した)を、10mLのジクロロメタンに完全に溶解させた。このジクロロメタン溶液を減圧下で40℃で急速にエバポレートして、図18に図示されるXRPDパターンを有する非晶質化合物1を得た。
実施例2。化合物1の形態Iの生成
50ミリグラムの非晶質化合物1(実施例1の方法に従って調製した)をアセトン中でスラリー化し、そして40℃から25℃で4時間のサイクルを72時間の温度サイクリングに供した。化合物1の固体形態Iを濾過により集めた。形態Iは、化合物1のニートな多形であることが決定された。形態Iは、pH5.5およびそれ未満において、乏しい水溶性(<10μg/mL)を有することが決定され、pH7.4におけるlogD値は1.06であった。
化合物1の形態IのDSC曲線(図3Aおよび図3B)は、融解に寄与する、約189〜193℃に開始を有する吸熱転移を示す。化合物1の形態IのTGA曲線は、約150℃まで有意な減量を示さない。このことは、非溶媒和相を示す。化合物1の形態Iの吸湿曲線はまた、形態Iがわずかに吸湿性であることを示し、およそ0.45%の重量増加を約95%のRHで示す。DVS実験後のサンプルのXRPD分析は、この物質が荷電形態を有さなかったことを示す。
形態Iの単結晶を、試みの塩形成実験から得た。0.5mLのメチルエチルケトン(MEK)を40.5ミリグラムの化合物1に添加して、懸濁物を形成した。別のバイアル内で、10.2ミリグラムのL−プロリンを0.1mLのH2Oに溶解させ、そしてこの溶液を化合物1の懸濁物に添加した。このサンプルを約60℃で約5日間スラリー化し、そして金色がかった黄色の溶液を形成した。この溶液を約2〜8℃まで急冷し、そして約2〜8℃で約4日間維持して、白色油状物を含む金色がかった黄色の溶液を生成した。このサンプルを室温に置き、そして約14日後、固体が溶液中に観察された。
適切な単結晶を選択し、そして単結晶X線回折法により分析した。およそ0.19×0.13×0.06mm3の寸法を有する無色板状結晶を、ナイロンループに無作為な配向で載せた。予備試験およびデータ収集を、銅アノード微小焦点密封X線管(Cu Kα λ=1.54184Å)およびDectris Pilatus3 R 200Kハイブリッドピクセルアレイ検出器を備え付けたRigaku SuperNova回折計で実施した。セル定数およびデータ収集のための配向行列を、15725の反射の、3.5010°<θ<77.2150°の範囲の設定角度を使用して、最小二乗精密化から得た。空間群を、プログラムCRYSALISPROによって、C2221(国際表番号20)であると決定した。これらのデータを、室温で、155.284°の最大回折角(2θ)まで集めた。
形態Iの結晶系は斜方晶系であり、そしてその空間群はC2221であることが分かった。セルパラメーターおよび計算体積は、以下のとおりである:a=14.77743(18)Å、b=14.62619(16)Å、c=51.7778(8)Å、α=90°、β=90°、γ=90°、V=11191.1(3)Å3。その分子量は569.62g mol−1であり、Z=16であり、その結果、計算密度は1.352g cm−3である。このデータについての標準不確定性は、結晶学的括弧書きで記載され、例えば、0.123(4)は0.123±0.004に等価である。0.0446(4.46%)の当てはめ残差(fit residual)Rにより示されるように、得られた構造の質は高い。2〜6%の範囲内のR因子は、最も確実に決定された構造であると見積もられる。
形態Iは、化合物1の最も安定な形態であると考えられる。
実施例3。化合物1の形態IIの生成
100ミリグラムの非晶質化合物1(実施例1の方法に従って調製した)をジメチルホルムアミド(DMF)中でスラリー化し、そして40℃から25℃で4時間のサイクルを72時間の温度サイクリングに供した。化合物1の固体形態IIを濾過により集めた。DSC曲線は、およそ74℃の第一の吸熱を示し、そして第二の吸熱は、180℃より高温で観察された(図37)。
実施例4。化合物1の形態IIIの生成
100ミリグラムの非晶質化合物1(実施例1の方法に従って調製した)をジメチルスルホキシド(DMSO)中でスラリー化し、そして40℃から25℃で4時間のサイクルを72時間の温度サイクリングに供した。化合物1の固体形態IIIを濾過により集めた。形態IIIの熱重量分析は、大きい一定した減量を示した。このことは、形態IIIが化合物1のDMSO溶媒和物であり得ることを示唆する。溶媒損失より高温で、さらなる熱事象は観察されなかった(図38)。
実施例5。化合物1の形態IVの生成
500ミリグラムの非晶質化合物1(実施例1の方法に従って調製した)をメタノール中でスラリー化し、そして40℃から25℃で4時間のサイクルを48時間の温度サイクリングに供した。化合物1の固体形態IVを濾過により集めた。形態IVのDSC曲線は、85℃、約190℃、および約202℃に開始を有する吸熱転移、ならびに146℃の発熱を含む。
熱重量分析は、4.2%または4.7%の減量、および対応する82〜92℃の間の吸熱を示した。このことは、形態IVが化合物1のメタノール溶媒和物であることを示す。このサンプルを120℃までさらに加熱すると、XRPD分析は、このサンプルが形態Iに変換したことを確認した。
実施例6。化合物1の形態Vの生成
100ミリグラムの非晶質化合物1(実施例1の方法に従って調製した)をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)中でスラリー化し、そして40℃から25℃で4時間のサイクルを72時間の温度サイクリングに供した。化合物1の固体形態Vを濾過により集めた。形態Vの熱重量分析は、13.5%の大きい一定した減量を示した。このことは、形態Vが化合物1のNMP溶媒和物であり得ることを示唆する。溶媒損失より高温で、さらなる熱事象は観察されなかった(図39)。
実施例7。化合物1の形態VIの生成
100ミリグラムの非晶質化合物1(実施例1の方法に従って調製した)をトルエンに溶解させ、そして−18℃での急冷またはトルエンのエバポレートのいずれかを行った。両方の場合において、化合物1の固体形態VIを濾過により集めた。XRPD分析は、化合物1のはっきりしたトルエン溶媒和物を示した。
実施例8。化合物1の形態VIIの生成
100ミリグラムの化合物1の形態IV(実施例5の方法に従って調製した)をオーブン内で80℃まで加熱した。形態VIIは、メタノール溶媒和物形態IVを乾燥させることによって生成された、形態IVの脱溶媒和形態であることを確認した。XRPD分析は、形態VIIが形態Iと類似の回折パターンを有するものの、これらが異なる結晶形態であることを確認する多数の異なるピークが、これらの2つの形態の間に存在することを示した。示差走査熱量測定(DSC)結果(図40)は、熱重量分析と一致した。第一の吸熱事象の開始は133.7℃で観察され(141.4℃でピーク)、発熱のピークは151.6℃で観察された。主要な鋭い吸熱が、192.3℃に開始を有して観察された(195.0℃でピーク)。207.0℃にピークを有する、より小さい吸熱が、より高温で融解する結晶形態の形成を示すようであった。形態VIIの動的蒸気収着(DVS)分析は、この物質が中程度に吸湿性であることを示し(90%RHで>4%の水取り込み)、そしてDVS後分析は、形態の変化を示さなかった。40〜70%RHの間の取り込みは、潜在的に、水和物形成を示し得る(形態IXとの名称を仮に割り当てた)。カール−フィッシャー分析は、0.503%の含水量を示した。これは、DVS分析中に測定された周囲湿度の観察と一致する。NMRおよびIRデータは、存在する化合物1の構造の一体性を確認した。形態VIIの水溶性は、0.109mg/mLであると決定された。XRPD分析は、水への長時間の曝露が、形態VIIの形態Iへの変換をもたらすことを確認した。しかし、形態VIIは、40℃および75%のRHで7日間の貯蔵後に、化学的および物理的に安定であることが決定された。形態の変化は観察されず、そしてその純度は、99.85%であると決定された。
実施例9。化合物1の形態VIIIの生成
100ミリグラムの化合物1の無水形態VIIを195℃まで加熱した。形態VIIのDSC分析と一致して、得られた固体のXRPD分析は、化合物1の形態VIIIが生成されたことを示した。NMRスペクトルは、化合物1のものと一致することが見出され、そして形態VIIIのHPLC分析は、99.4%の純度を示した。形態VIIIをまた、50グラムの化合物1の無水形態Iを、約170〜約193℃の複数の加熱ゾーンおよび30rpmsのスクリュー速度を利用して、Leistriz二軸押出機に通すことによって、調製した。
形態VIIIのDSC分析は、形態VIIIの融点に対応する、204.7℃に開始を有する同じ鋭いピーク(208.1℃でピーク)を示した。形態IのさらなるDSC分析は、形態Iの融解サンプルを冷却し、その後、2回目に加熱する事象が、204.7℃に開始を有する吸熱(208.1℃でピーク)をもたらしたことを示す。このことは、形態VIIIがこの方法で加熱されると、形態Iから直接生成されることを示す。
図16に示されるDSC曲線は、形態VIIIが、約205℃に開始を有する吸熱を含むことを示す。
実施例10。形態Iと形態VIIとの競合的スラリー化
アセトン、アセトニトリル:水(10%)、エタノール、および酢酸エチル中での、形態Iと形態VIIとの競合的スラリー化は、周囲温度と60℃との両方で、XRPDおよびDSCにより確認されるように、形態Iへの変換をもたらした。
実施例11。形態Iと形態VIIIとの競合的スラリー化
アセトン、アセトニトリル:水(10%)、エタノール、および酢酸エチル中での、形態Iと形態VIIIとの競合的スラリー化は、周囲温度と60℃との両方で、XRPDおよびDSCにより確認されるように、形態Iへの変換をもたらした。
実施例12。形態Iと形態VIIIとの競合的スラリー化
6:4のエタノール:水の溶液中での、室温で約2週間の、1:1の比の形態Iと形態VIIIとの競合的スラリー化は、XRPDにより確認されるように、形態Iへの変換をもたらした。
競合的スラリー化分析の結果は、形態Iが、22〜60℃の間で、熱力学的により安定な形態であることを示した。形態VIIIは潜在的に、高温でより安定な形態であり得る。
実施例13。化合物1ナトリウムの形態Iの生成
ナトリウムの形態I(水和物)を、以下のように調製した。3.48gの化合物1の無水形態Iを、0.27gのNaOHおよび40mLの水を入れたビーカーに入れた。このサンプルを、溶液が透明になるまで加熱および撹拌した。次に、この溶液をバイアル内に濾過し、そして真空遠心機に入れた。得られた固体を酢酸エチル中にスラリー化し、次いでアセトンで洗浄し、濾過し、そして乾燥させた。化合物1ナトリウムの形態IのXRPDパターンを図19に示す。DSC曲線を図20に示す。これは、37℃および283℃に開始を有する複数の吸熱転移を示す。TGA曲線を図21に示す。これは、減量(4.1%RTで175℃まで)を示す。これを、TGA−質量分析(TGA−MS)に基づいて、水と同定した。250℃より高温の減量は、分解に起因する。動的蒸気収着曲線は、この形態が、25℃で約32重量%の水を95%RH(相対湿度)まで吸収することを示す。この物質は、実験後に潮解したことが見出された。
実施例14。化合物1ナトリウムの形態IIの生成
化合物1ナトリウムの形態II(易変水和物)を、以下のように調製した。4.0gの化合物1の無水形態Iを、0.4gのNaOHおよび約40mLの水を入れたビーカーに入れた。このサンプルを、溶液が透明になるまで加熱および撹拌した。次に、この溶液をバイアル内に濾過し、そして真空遠心機に入れた。真空遠心機から得られた固体をアセトニトリル中10%の水で洗浄し、次いでこの固体を乾燥させ、次いで酢酸エチル中にスラリー化した。このサンプルを約1時間超音波処理し、次いで室温で静置した。この固体をアセトン中にスラリー化し、そして一部分を濾過して固体を得た。化合物1ナトリウムの形態IIのXRPDパターンを図22に示す。DSC曲線を図23に示す。これは、約19℃、約78℃および約136℃に開始を有する複数の吸熱転移を示す。TGA曲線を図24に示す。これは、溶媒和物を示す減量(約24%RT〜約150℃)を示す。これは、TGA−MSに基づいて、水と同定された。1092mgの化合物1の形態Iを、76mgのNaOHおよび10mLの水を入れたバイアルに入れたときに、化合物1ナトリウムの形態IIの第二のサンプルを調製した。サンプルを超音波処理したが、固体が依然として残っていた。さらに45mgのNaOHを、さらに10mLと一緒に添加すると、この溶液は透明になった。次いで、サンプルを週末にわたってエバポレートしながら遠心分離して、乾燥固体を得た。次いで、これらの固体をEtOAc中におよそ10日間スラリー化した。得られた固体は、化合物1ナトリウムの形態IIと同じXRPDパターンを有し、そして約10.4%の減量のみを約175℃まで有することが見出された。このことは、この形態が、約4〜10モルのいずれかの水を有し得ることを示し得る。約250℃より高温での減量は、分解に起因する。動的蒸気収着曲線は、この形態が、約25℃において、約35重量%の水を約95%RHまで吸収することを示す。この物質は、実験後に潮解したことが見出された。
実施例15。化合物1カルシウムの形態Iの生成
化合物1カルシウムの形態I(水和物)を、以下のように調製した。4.47gの化合物1の無水形態Iを、0.4gのKOHおよび約25mLの水を入れたビーカーに入れた。このサンプルを、溶液が透明になるまで加熱および撹拌した。次に、0.5gの塩化カルシウムを添加し、そしてこのサンプルを室温まで冷却し、そして数時間撹拌した。次いで、このサンプルを濾過し、そしてアセトニトリル中約20%の水中にスラリー化して、曇った溶液を得た。このサンプルを約1時間超音波処理して、スラリーを得た。次いで、このサンプルを濾過し、そして5psiの窒素ボックス内で乾燥させた。化合物1カルシウムの形態IのXRPDパターンを図25に示す。DSC曲線を図26に示す。これは、約17℃、約72℃、約180℃および約202℃に開始を有する複数の吸熱転移を示す。TGA曲線を図27に示す。これは、減量(約6.0%RT〜約200℃)を示す。これは、TGA−MSに基づいて、水と同定された。約250℃より高温での減量は、分解に起因する。動的蒸気収着曲線は、この形態が、約25℃で、約9重量%の水を約95%RHまで吸収することを示す。DVS実験後のサンプルのXRPD分析は、この物質が荷電形態を有さなかったことを示す。
実施例16。化合物1マグネシウムの形態Iの生成
化合物1マグネシウムの形態I(水和物)を、以下のように調製した。987.6ミリグラムの化合物1の無水形態Iを、156ミリグラムのKOHおよび約10mLの水を入れたバイアルに入れた。このサンプルを、この溶液が透明になるまで超音波処理および加熱した。次に、130ミリグラムの酢酸マグネシウム四水和物を添加し、そしてこのサンプルを室温で約3日間撹拌し、次いで単離した。化合物1マグネシウムの形態IのXRPDパターンを図28に示す。DSC曲線を図29に示す。これは、約53℃に開始を有する単一の吸熱を示す。TGA曲線を図30に示す。これは減量(約13.8%RT〜約150℃)を示し、これは、TGA−MSに基づいて、水と同定された。約250℃より高温での減量は、分解に起因する。動的蒸気収着曲線は、この形態が、約25℃で、約8重量%の水を約95%RHまで吸収することを示す。DVS実験後のサンプルのXRPD分析は、この物質が荷電形態を有さなかったことを示す。
実施例17。化合物1ジエタノールアミンの形態Iの生成
化合物1ジエタノールアミンの形態I(水和物)を、以下のように調製した。106.9ミリグラムの化合物1の無水形態Iを約3mLのアセトンに溶解させた。20μLのジエタノールアミンを添加し、そしてこのサンプルを約2時間超音波処理した。次いで、さらに約40μLのジエタノールアミンを添加し、そしてこのサンプルを室温でさらにスラリー化し、次いで単離した。化合物1ジエタノールアミンの形態IのXRPDパターンを図31に示す。DSC曲線を図32に示す。これは、約118℃に開始を有する吸熱転移を示す。TGA曲線を図33に示す。これは減量(約2.7%RT〜約150℃)を示し、これは、TGA−MSに基づいて、水と同定された。約250℃より高温での減量は、分解に起因する。動的蒸気収着曲線は、この形態が、約25℃で、約14重量%の水を約95%RHまで吸収することを示す。DVS実験後のサンプルのXRPD分析は、この物質が荷電形態を有さなかったことを示す。
実施例18。化合物1ピペラジンの形態Iの生成
化合物1ピペラジンの形態I(水和物)を、以下のように得た:化合物1の無水形態Iを遠心管に入れ、そして1モル比のピペラジンもまた添加した。次に、30μlのMeOHをこの粉末に添加し、そしてこのサンプルを約30分間超音波処理した。次いで、このサンプルチューブを開き、そして窒素ボックス内で乾燥させた。化合物1ピペラジンの形態IのXRPDパターンを図34に示す。DSC曲線を図35に示す。これは、約27℃および約139℃に開始を有する複数の吸熱転移を示す。TGA曲線を図36に示す。これは減量(約7.3%RT〜約100℃)を示し、これは、TGA−MSに基づいて、水と同定された。約250℃より高温での減量は、分解に起因する。動的蒸気収着曲線は、この形態が、約25℃で、約1.5重量%の水を約95%RHまで吸収することを示す。DVS実験後のサンプルのXRPD分析は、この物質が荷電形態を有さなかったことを示す。
実施例19。X線粉末回折(XRPD)分析方法A
化合物1の非晶質および形態II、III、IV、V、VI、VII、およびVIIIのXRPD分析を、Siemens D5000回折計で、サンプルを3〜30°2θの間で走査して、実施した。物質をガラス円板上に軽く押し付け、サンプルホルダに挿入した。次いで、このサンプルを反射モードで運転する回折計に装填し、そして以下の実験条件を使用して、分析を行った。
実施例20。X線粉末回折(XRPD)分析方法B
化合物1の形態IのXRPD分析を、PANalytical Cubix Pro回折計で実施した。化合物1のサンプルがこの器具の高さゼロと同じ高さになるように、このサンプルをサンプルホルダに入れた。以下のパラメーターを使用して、化合物1の形態IのXRPDパターンを獲得した。
実施例21。X線粉末回折(XRPD)分析方法C
化合物1ナトリウムの形態I、化合物1ナトリウムの形態II、化合物1カルシウムの形態I、化合物1マグネシウムの形態I、化合物1ジエタノールアミンの形態I、または化合物1ピペラジンの形態IのX線粉末回折(XRPD)分析を、回折計(PANalytical XPERT−PRO,PANalytical B.V.,Almelo,Netherlands)で、銅放射線(Cu Kα,λ=1.541874)を使用して行った。サンプルを、ゼロバックグラウンドサンプルプレート上に均一に広げた。発電機を、45kVの電圧および40mAの電流で作動させた。スリットは、ソーラー0.02rad、散乱除去(antiscatter)1.0°、および発散であった。走査を2から40°2θまで、0.0167のステップサイズで実施した。データ分析を、X’Pert Data Viewer V1.2d(PANalytical B.V.,Almelo,Netherlands)を使用して実施した。
実施例22。熱重量/示差熱分析(TG/DTA)
実施例3〜6および8に議論されるような各分析のために、5ミリグラムの物質を開口アルミニウム皿内に秤量し、そして同時TG/DT分析器に装填し、そして室温で保持した。次いで、このサンプルを10℃/minの率で、25℃から300℃まで加熱し、この間に、サンプル重量の変化を、あらゆる示差熱事象(DTA)と一緒に記録した。窒素をパージガスとして、100cm3/minの流量で使用した。
実施例2、5、7、9、および13〜18について、TGAを使用して、1〜10ミリグラムの物質をアルミニウム秤量皿(TA Instruments,New Castle,DE)上に装填し、そしてこのサンプルを350℃またはこれより高温まで、10℃/minの率で加熱することによって、サンプルの減量を温度の関数として評価した。サンプル皿を60mL/minの窒素パージ下に、そして参照皿を40mL/minの窒素パージ下に置いた。データ分析を、Universal Analysis 2000 Version 4.7A(TA Instruments,New Castle,DE)を使用して完了させた。
実施例23。示差走査熱量測定法(DSC)
実施例8〜11に議論されるような各分析のために、5ミリグラムの物質をアルミニウムDSC皿内に秤量し、そして穿孔アルミニウム蓋で非気密シールした。次いで、このサンプル皿をSeiko DSC6200(冷却器を備える)に装填し、そして25℃まで冷却して保持した。一旦、安定した熱流応答が得られたら、サンプルおよび参照をおよそ280℃(またはTG/DTAにより観察される分解温度)まで、10℃/minの走査速度で加熱し、そしてその結果の熱流応答を記録した。
2、5、7、9、および13〜18について、1〜5ミリグラムの物質をクリンプしたTzero標準アルミニウム皿に装填し、そしてこのサンプルを10℃/minで20から300℃またはそれより高温まで加熱することによって、DSCを実行した。サンプル皿および参照皿を、50mL/minの窒素パージ下に置いた。データ分析を、Universal Analysis 2000 Version 4.7A(TA Instruments,New Castle,DE)を使用して完了させた。
実施例24。カール−フィッシャークーロン滴定(KF)
化合物サンプルを分析する前に、メタノールのみを含有するブランクサンプルを、Mettler Toledo C30 Compact Titratorを使用して分析して、ブランク含水量を決定した。およそ10〜15ミリグラムの固体物質をバイアル内に正確に秤量した。次いで、この物質をメタノールに溶解させ、そして添加した量を記録した。次いで、得られたものを、器具の滴定セルに手動で導入した。含水量を百分率として計算し、そしてその値を記録した。
実施例25。赤外分光器(IR)
赤外分光法を、Bruker ALPHA P分光器で実施した。十分な物質をこの分光器のプレートの中央に置き、そしてそのスペクトルを、以下のパラメーターを使用して得た。
実施例26。動的蒸気収着(DVS)
実施例8に議論されるようなDVS分析のために、およそ10ミリグラムのサンプルをメッシュ蒸気収着天秤皿に入れ、そしてDVS−1動的蒸気収着天秤(Surface Measurement Systems)に装填した。このサンプルを10%の増分で0から90%までの相対湿度(RH)の傾斜プロフィールに供した。安定した重量が達成されるまで(99.5%のステップ完了)、サンプルを各ステップで維持した。収着サイクル化含量した後に、このサンプルを逆の手順を使用して、RHを0%まで低下させることによって乾燥させた。収着/脱着サイクル中の重量変化をプロットした。
実施例2、5、7、9、および13〜18について、吸湿性を、動的蒸気収着(DVS,TA Q5000 SA,TA Instruments,New Castle,DE、またはDVS,DVS Intrinsic,Surface Measurement Systems,London,UK)を使用して研究した。サンプル(2〜20mg)をアルミニウムDVS皿に入れ、そして二皿天秤(twin pan balance)のサンプル側に装填した。水の収着および脱着を、25℃での相対湿度(RH)の関数として研究した。10%のRH増分で、相対湿度は、5%RHから95%RHまで上昇し、次いで低下して5%まで戻った。各相対湿度の増分は、重量変化の%が30分間で0.002%未満にならない限り、180分間の平衡時間を有した。データ分析を、TA DVSの実行についてはUniversal Analysis 2000 Version 4.7A(TA Instruments,New Castle,DE)を使用して、そしてSMS DVSの実行についてはMicrosoft Excelを使用して、実施した。
実施例27。高速液体クロマトグラフィー−紫外吸収検出(HPLC−UV)。
純度および濃度の分析を、以下の方法を使用して行った:
実施例28。pKa測定
pKa分析を、UVメトリック法を使用して実施した。サンプルを三連滴定(pH12.1からpH2まで)で、32〜20μMの濃度で、メタノール−水共溶媒条件下(メタノール濃度を53から30%(v/v)まで変化させた)で滴定した。pKaを、分光学的データを使用して、各滴定からの結果のYasuda−Shedlovsky外挿によって決定した。
実施例29。LogPおよびLogDの決定
LogP分析を、電位差測定(pHメトリック)法を使用して実施した。サンプルを種々の比のオクタノール/水で、pH範囲を1.9から12.0まで網羅する2回の滴定で、1.0〜0.6mMの濃度で滴定した。オクタノールの存在下での水のpKaのシフトを使用して、中性種および陰イオン性種のlogPを決定した。この情報から、所定のpHにおけるlogDが決定され得るように、親油性プロフィールを構築した。
実施例30。薬学的組成物
以下の成分を含有する、化合物1の形態Iを含有する薬学的組成物を調製した。
薬学的組成物を、以下のように調製した。
実施例31。微粒化
結晶性化合物1(形態I)を、2インチ垂直ループジェットミルに連続的に供給した。圧縮空気供給は高純度窒素であり、その入口圧力は少なくとも110p.s.i.であった。プッシャーノズル圧力とグラインダーノズル圧力との両方を、粉砕プロセス中80p.s.i.で維持した。供給速度を振動供給機によって、設備設定点3で制御した。およそ800グラムの物質を、およそ5時間にわたって、この方法で生成した。次いで、この物質を1つの容器に集めて混合し、その後、ホットメルト造粒に10ミリグラム、50ミリグラム、および200ミリグラムの有効性成分含量(dosage strength)で組み込んだ。
実施例32。ホットメルト高剪断造粒、粉砕、およびブレンド
造粒物を、ジャケット付きの4Lのボウル内で、Vector GMX Lab−Micro High Shear造粒機で調製した。このボウルに、60℃の水でジャケットを付けた。ラクトース一水和物のおよそ半分、クロスカルメロースナトリウム、および微粒化した化合物1薬物物質を、このボウルに添加した。次いで、残りのラクトースを使用して、化合物1薬物物質移動容器を乾式洗浄し、その後、このボウルに添加した。次いで、この乾燥した固体成分を、このブレンドが55℃に達するまで混合した。一旦、この温度に達したら、Gelucire 50/13を融解させ、そしてGelucire 50/13が融解するにつれて生成物温度の低下が起こるまで、この造粒物を混合し続けた。この生成物温度が55℃に回復するまで、この造粒物を混合し続けて、Gelucire 50/13の完全な融解および混合を確実にした。次いで、この造粒した生成物を室温まで放冷した。この冷却した造粒物を、1905μmの篩および円形インペラを備え付けたQuadro Comil 197Sを使用して粉砕した。
実施例33。カプセル調製
実施例22で調製した粉末を、Profill装置を使用して、サイズ0の白色不透明ゲル化カプセルに封入し、次いでこれらのダストを除去した。最終カプセル薬物製品は、450mgの充填重量を有し、このうちの90ミリグラムはGelucire 50/13であり、22.5ミリグラムはクロスカルメロースナトリウムであり、そして残りの重量は、ラクトース一水和物および微粒化した化合物1薬物物質からなった。ラクトース一水和物および化合物1の各々の量は、有効性成分含量に依存し、これらの合わせた重量は、合計450ミリグラムの充填重量を達成するために、337.5に等しい。100%重量選別を実施し、そして最終製品を白色不透明HDPEビンに詰め、次いでこれらを誘導シールした。
実施例34。中間体(R)−G−1−aの合成
工程1。rac−G−7−aの合成
1000Lの反応器に、330kgのDMSOを入れ、そしてカリウムt−ブトキシド(30kg,1.22当量)を10〜25℃で添加した。トリメチルスルホキソニウムヨージド(58kg,1.2当量)を数回に分けて18〜25℃で添加し、そしてこの混合物をこの温度範囲で2時間撹拌した。2−メトキシベンズアルデヒド(30.15kg,1.0当量)を数回に分けて、この反応器の温度を18〜25℃の間に維持しながら添加した。この混合物を18〜25℃の間の温度で、HPLCにより2−メトキシベンズアルデヒドが0.5%未満存在することが決定されるまで(代表的に1〜2時間)撹拌し、このときに、300kgの水を添加して、その温度を25℃未満に維持しながらこの反応をクエンチした。この反応混合物をヘプタン(3杯の204kg)で抽出し、そしてこのヘプタン抽出物を合わせ、水(3杯の300kg)、次いでブライン(300kg)で洗浄した。その有機層を40〜45℃で減圧下で濃縮して、rac−G−7−a(18.55kg,単離収率56%,HPLC純度220nmで96.6%,NMRにより94重量%)を油状物として得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
代替の工程1:rac−G−7−aの合成
2−メトキシベンズアルデヒド(1当量)に、トリメチルスルホニウムメチルスルフェート(1.08当量)を添加し、その後、ジクロロメタン(約75.5mL)を添加し、そして得られた混合物を撹拌した。この混合物に、約50重量%の水性NaOHを少しずつ添加し、そして約28℃〜約22℃の温度範囲で約2.5時間撹拌した。さらなる水を添加し、そしてこの混合物を約17℃の温度まで冷却した。ジクロロメタンをこの混合物に添加し、そして撹拌した。この混合物を分離し、そしてその有機層を減圧下で濃縮して、rac−G−7−aを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.28-7.25 (m, 1H), 7.15 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.94 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.21 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.14 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 2.71 (dd, J = 5.6, 2.4 Hz, 1H)。
工程2。rac−G−5−aの合成
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(16.3kg,4.0当量)を50Lの反応器に入れ、その後、FeCl3(225g,0.035当量)を入れた。中間体rac−G−7−a(6.0kg,1.0当量)を、その温度を−10〜10℃の間に維持しながら滴下により添加した。この反応物を0〜10℃の間で、出発エポキシドがHPLCにより0.5%未満存在することが示されるまで(代表的に0.5〜1時間)撹拌した。一旦、この反応が完了したと判断されたら、この反応混合物をトルエン(240L)で希釈し、そしてこのトルエン溶液を水(3杯の24kg)、次いでブライン(12kg)で抽出した。その有機層を減圧下で40〜45℃の間で濃縮して、rac−G−5−a(19.64kg,収率47%)を油状物として得た。
代替の工程2:rac−G−5−aの合成
トルエンを反応器に入れ、その後、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(4当量)、BF3−Et2O(0.005v/w)を入れる。中間体rac−G−7−a(1.0当量)を、その温度を0〜10℃の間に維持しながら滴下により添加する。この反応物を0〜10℃の間の温度で約1時間撹拌する。この溶液をトルエン(約8v/w)と約15〜25℃で合わせ、そして水で約3回洗浄する。その水層を合わせ、MTBEで洗浄し、そしてそのMTBE層を水で約2回洗浄する。次いで、その有機層を合わせ、そして減圧下で濃縮する。得られた残渣にTHFを添加し、そしてこの混合物を減圧下で濃縮して、rac−G−5−aをストック溶液として得る。
工程3。(R)−G−5−aの合成
50Lのガラス製反応器に、トルエン(5.0v/w)を入れ、その後、rac−G−5−a(6.2kg,1.0当量)を一度に入れた。この溶液を、この混合物が透明な溶液になるまで40℃まで温め、次いで25℃まで冷却した。酪酸ビニル(0.5当量)を上記溶液に一度に添加し、そしてこの混合物を、透明な溶液が得られるまで、25〜30℃の間の温度で0.5時間撹拌した。CAL−Bリパーゼ(1.5%w/w)をこの反応器に一度に添加し、そしてこの混合物を、IPCが、(S)−G−5−a/(R)−G−5−aの比が96:3.5であること、および(R)−G−8−aのe.e.97.9%であることを示す、この反応が完了したとみなされるまで(代表的に4時間)22〜26℃で撹拌した。CAL−Bを濾別し、そしてそのフィルターケーキをTHF(11.6L)で洗浄した。その濾液を、同じ規模の別のバッチの濾液と合わせ、そして合わせた濾液を減圧下で35〜40℃で、13Lの残渣が残るまで濃縮した。石油エーテル(5.0v/w)を添加し、そしてこの混合物を30分間撹拌した。沈殿した(S)−G−5−aを濾過し、そしてそのフィルターケーキを石油エーテル(2.0v/w)で洗浄した。その濾液を減圧下で、40〜45℃の間の温度で濃縮して、粗製油状物を得た。トルエン(3.0v/w)を50Lのガラス製反応器に添加し、その後、先の工程から得られた油状物を添加した。無水コハク酸(0.25当量)およびジメチルアミノピリジン(DMAP,0.02当量)を添加し、そしてこの混合物を70〜80℃の間まで加熱し、そして残留する(S)−G−5−aの量がHPLCにより0.5%以下になるまで、定期的にサンプル採取しながら2時間撹拌した。次いで、この混合物を10〜20℃の間まで冷却し、そして飽和水性重炭酸ナトリウム(2杯の1.0v/w)で洗浄した。その有機層のHPLC分析は、存在する(S)−G−5−aの量が0.1%未満であることを示した。その有機溶媒を濃縮して油状物(9.9kg,収率53.6%,純度89%,97%e.e.)を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。100Lの反応器にメタノール(40L)を添加し、その後、先の工程から得られた油状物を添加し、その後、水(30kg,3.0w/w)を添加した。水酸化ナトリウム(1.23kg)数回に分けて、この間、その温度を10〜25℃の間に維持した。HPLC分析が、酪酸エステルが完全に消費されたことを示すまで、この反応物をこの温度で撹拌した。3Nの水性HClでpHを7に調整し、そしてこの混合物を減圧で40〜45℃の間で、30体積が残るまで濃縮した。この混合物を濾過し、そしてそのフィルターケーキを集めて、粗製の(R)−G−5−a(9.0kg,純度96%,96.8%e.e.)を得た。酢酸エチル(4.3L)および石油エーテル(26L)を反応器に入れ、その後、先の工程から得られた粗生成物を入れた。この混合物を10〜25℃の間の温度で1時間撹拌し、次いで濾過した。集めた固体を、40〜45℃の間の減圧オーブン内で乾燥させて、純粋な(R)−G−5−a(5.2kg,この工程についての収率70%,純度99%,96%e.e.)をオフホワイトの固体として得た。
代替の工程3:(R)−G−5−aの代替の合成
50Lのガラス製反応器にTHF(29L)を入れ、その後、rac−G−5−a(5.8kg,1.0当量)を一度に入れた。無水コハク酸(2.3kg,1.0当量)を上記溶液に一度に添加し、そしてこの混合物を透明な溶液が得られるまで25〜30℃の間の温度で0.5時間撹拌した。CAL−Bリパーゼ(406g,7%w/w)をこの反応器に一度に添加し、そしてこの混合物を25〜30℃で、この反応が完了したとみなされるまで(G−5−a対(R)−G−8−bの比がIPCによって51:49であることが示されたとき(代表的に24時間)撹拌した。CAL−Bを濾別し、そしてそのフィルターケーキをTHF(11.6L)で洗浄した。その濾液を合わせ、そして減圧下で35〜40℃で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(58L)で15〜25℃で希釈し、そしてこの酢酸エチルを飽和重炭酸ナトリウム(4杯の23L)で15〜25℃で洗浄した。この酢酸エチル層からのサンプルをHPLCにより分析し、これは、(R)−G−8−b対G−5−aの比が1:99以下であることを示した。その水層を合わせ、そして酢酸エチル(3杯の29L)で洗浄した。この水層からのサンプルをHPLCにより分析し、これは、(R)−G−8−b対G−5−aの比が99.5:0.5より大きいことを示した。この水層に水酸化ナトリウム(5.8kg)を数回に分けて、15〜25℃の間の温度で添加した。この反応物をこの温度で0.5〜1時間、HPLC分析が(R)−G−8−b対(R)−G−5−aの比が1:99以下であることを示すまで、撹拌した。この反応混合物を濾過し、そしてそのフィルターケーキを水(5.8L)で洗浄した。そのフィルターケーキを40〜45℃で一定重量になるまで乾燥させ、2.4kgの粗製の(R)−G−5−aを、純度96%および98.9%e.eで得た。複数バッチからの粗製物質を、以下のように再結晶によって精製した。酢酸エチル(72L,6体積)を含む100Lの反応器に、粗製の(R)−G−5−a(12kg)を入れ、そしてこの混合物を30〜35℃まで温め、そして1時間撹拌した。この溶液を濾過して不溶固体を除去し、そしてその濾液を減圧下で40〜45℃、およそ2体積の溶媒が残るまで濃縮した。この溶液にヘプタン(120L,10体積)を添加し、そしてこの混合物を加熱還流させて、透明な溶液を得た。この溶液を8時間かけて次第に15〜20℃の間の温度まで冷却し、そしてこの温度で12時間撹拌した。生じた固体を濾過により集め、そしてそのフィルターケーキを酢酸エチル/ヘプタンの溶液(1:5,12L)で1回洗浄した。そのケーキを集め、そして40〜45℃で一定重量になるまで乾燥させ、10.2kgの(R)−G−5−a(HPLCにより純度99.2%,99.8%e.e.)をオフホワイトの固体として得た。
(R)−G−5−aの合成もまた、上記方法と同様に、Novozyme 435をCAL−Bリパーゼの代わりに用いて実施した。
工程4。(R)−G−6−aの合成
100Lのガラス製反応器に、窒素下で、ジクロロメタン(58L)を入れ、その後、(R)−G−5−a(5794g,1.0当量)およびトリエチルアミン(4.8L)を入れ、そしてこの反応混合物を0〜10℃の間まで冷却した。メタンスルホニルクロリド(3160g)を35分間かけて、反応温度を25℃以下に維持しながら入れた。次いで、この混合物を20〜30℃の間で18時間撹拌し、このときに、残っている(R)−G−5−aの量は、1%以下であることが決定された。精製水(58L)を添加し、そしてこの混合物を200Lのガラス製反応器に移し、そして少なくとも1時間撹拌した。その相を分離し、そしてその有機層を100Lの反応器に移し、そして2NのHCl(29L)、次いで10%の水性重炭酸ナトリウム(29L)で洗浄し、そしてその有機層を減圧下で70℃で、29Lの体積まで濃縮した。イソプロパノール(58L)を添加し、そしてこの混合物を減圧下で70℃で29Lの体積まで濃縮した。イソプロパノール(58L)を再度添加し、そしてこの混合物を28Lの最終体積まで濃縮した。精製水(29L)を添加し、そしてこの混合物を撹拌しながら50〜60℃の間まで、完全な溶解が観察されるまで加熱した。次いで、この混合物を0〜10℃の間まで冷却し、そして少なくとも14時間撹拌した。生じた固体を濾過により集め、精製水(12L)で洗浄し、そして25℃の真空オーブン内で少なくとも12時間乾燥させた。単離した中間体(R)−G−6−a(6962g)をさらに精製せずに次の工程で使用した。
代替の工程4。(R)−G−6−aの合成
2−メチルテトラヒドロフラン(1300mL)を、(R)−G−5−a(200g,1.0当量)を入れた反応器に入れその後、トリメチルアミン(120g,1.5当量)を入れた。この内容物を5℃(2〜8℃)まで冷却し、そしてメタンスルホニルクロリド(109g,1.2当量)を、この反応内容物を約25℃以下に維持しながら入れた。2−メチルテトラヒドロフラン(120mL)を使用してメタンスルホニルクロリドをすすぎ出し、そしてこの反応物を約22℃まで温め、そしてこの反応が完了するまで撹拌した。次いで、水(1600mL)を、その内部温度が約40℃未満であるようにゆっくりと添加し、そしてこの溶液を約30分間撹拌した。撹拌を止め、そしてこの溶液を沈降させた。下の水層を除去し、そしてその有機層をHCl水溶液(664gの水中約160gの濃HCl)で約22℃で洗浄した。再度撹拌を止め、そしてこの溶液を沈降させた。下の水層を除去し、そしてその有機層を今度は重炭酸ナトリウム水溶液(776gの水中約72gのNaHCO3)で約22℃で洗浄した。再度撹拌を止め、そしてこの溶液を沈降させた。下の水層を除去し、そしてその有機層を今度は水(800mL,約4.0v/w(R)−G−5−a)で洗浄した。再度撹拌を止め、そしてこの溶液を沈降させた。下の水層を除去した。その有機層を減圧下で約3Vのポット体積まで蒸留した。2−プロパノール(1200mL,約6.0v/w(R)−G−5−a)を添加し、そしてこの反応物を約6Vのポット体積まで2回蒸留した。次いで、水(1000mL,約5.0v/w(R)−G−5−a)を添加し、そしてこの溶液を約55℃〜約65℃の間まで温めた。次いで、この溶液を約22℃(19〜25℃)まで冷却し、そして(R)−G−6−aシード(この方法に従って、または本明細書中に記載されるような先の代替の経路から、作製した)(0.6g,約0.003w/w(R)−G−6−a)を添加し、そしてこの溶液を約5℃まで冷却し、そして濾過した。そのフィルターケーキを水(約400mL,2.0v/w(R)−G−6−a)で洗浄し、そして乾燥させて、(R)−G−6−aを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.48 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.33 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.02 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.21 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.19 (dd, J = 8.0, 10.8 Hz), 4.01 (m, 1H), 3.90 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.55 (m, 1H), 3.40 (dq, J = 9.8 , 2.2 Hz, 2H), 3.04 (s, 3H), 2.02 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 1.66 (m, 2H)。
工程5。(R)−G−1−aの合成
100Lの反応器に、窒素下でN−メチルピロリジノン(NMP,14L)を入れ、そしてこの反応器を0〜10℃まで冷却した。臭化リチウム(9189g)を3回に分けて1時間かけてこの反応器に添加して、各添加後に、その温度を0〜10℃の間に戻した。この混合物を55〜65℃の間まで加熱した。(R)−G−6−a(6962g)をNMP(14L)中に72Lの反応器内で合わせ、そして30〜40℃で完全に溶解するまで撹拌した。この溶液を、臭化リチウム溶液を入れた100Lの反応器に移し、そしてこの混合物を50〜60℃で18時間、HPLCによる分析のためのサンプルを毎時間採取しながら、残っている(R)−G−6−aの量が1%以下になるまで、撹拌した。この100Lの反応器の内容物を15〜25℃まで冷却し、そして200Lのガラス製反応器に、精製水(70L)および酢酸エチル(70L)と一緒に移し、そしてこの混合物を少なくとも15分間撹拌し、次いで、その相を分離した。その水相を酢酸エチル(35L)で、撹拌しながら少なくとも15分間抽出した。合わせた有機相を2杯のブライン(35Lずつ)および2杯の精製水(35Lずつ)で洗浄し、次いで減圧下で40〜50℃で濃縮乾固させて、(R)−G−1−a(6691g,収率92%)を油状物として得た。
(R)−G−1−aの代替の合成
1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)(148g,約2.4v/wを反応器に入れ、撹拌し、そして約5℃に調節した。次いで、臭化リチウム(26.4g,約0.44w/w(R)−G−6−a,1.67当量)をこの反応器にバッチとして添加し、そして約30分間撹拌した。一旦、その温度が約5℃に達したら、臭化リチウムの次の投入(26.4g,約0.44w/w(R)−G−6−a,1.67当量)を行った。一旦、この反応物を再度約5℃まで冷却したら、臭化リチウムの3回目の最後の投入(26.4g,約0.44w/w(R)−G−6−a,1.67当量)を行った。さらなるNMP(37.1g,約0.6v/w(R)−G−6−a)を添加し、そしてその温度を約55℃に調節した。別の反応器に(R)−G−6−a(60.0g,約1.0当量)を入れ、その後、NMP(80.3g,約2.3v/w(R)−G−6−a)を入れ、次いで、これを全ての固体が溶解するまで撹拌しながら約30℃〜約38℃まで加熱した。(R)−G−6−aのNMP溶液をこの約55℃のNMP臭化リチウムスラリーに入れた。この(R)−G−6−a溶液をNMP(43.3g,約0.7v/w(R)−G−6−a)ですすぎ入れ、次いで約55℃で撹拌した。一旦完了したら、そのポット温度を約22℃に調節し、そして水(300.1g,約5v/w(R)−G−6−a)を、ポット温度が約30℃以下のままであるようにゆっくりと入れて、この反応をクエンチした。酢酸エチル(271.0g,約5v/w(R)−G−6−a)を入れ、そしてこの溶液を撹拌した。その層を分離させ、そしてその水層を除去し、そして取っておいた。この水層に酢酸エチル(271.1g,約5v/w(R)−G−6−a)を入れ、そしてこの溶液を撹拌した。次いで、その層を分離させ、そしてその水層を廃棄した。その酢酸エチルの有機層を合わせ、そしてブラインを添加し[(水,291.0g,4約85v/w(R)−G−6−a)、(塩化ナトリウム,29.1g,約0.485w/w(R)−G−6−a)]、その温度を約22℃に調節し、そしてこの混合物を撹拌した。次いで、その層を分離した。その有機層を水(300.0g,約5v/w(R)−G−6−a)で洗浄し、そしてこの混合物を撹拌した。その水層を廃棄し、そして別の最後の水(300.0g,約5v/w(R)−G−6−a)での洗浄を実施した。その有機層を、約45℃の最高ジャケット温度で、約3V(ポット体積)まで蒸留した。一旦約3Vになったら、アセトニトリル(ACN)(376.0g,約8v/w(R)−G−6−a)をこの反応器に入れ、そして内容物を、約45℃の最高ジャケット温度で蒸留して約3V(ポット体積)に減らした。次いで、NMP(185.0g,約5.5v/w (R)−G−6−a)を添加し、そしてその内容物を、約90℃の最高ジャケット温度で蒸留して約3.3V(ポット体積)にした。一旦、蒸留が完了したら、(R)−G−1−aのNMPストック溶液が達成された。
実施例35。化合物1の合成−経路A
工程1。4−メチル−2−[3−(1−メチル−1−tert−ブトキシカルボニルエチル)ウレイド]−3−テン酸エチルの合成
300Lの反応器に、窒素下で、ジクロロメタン(136.47L)を添加し、その後、2−アミノ−4−メチルチオフェン−3−カルボン酸エチル(12.91kg,1.0当量)を15〜25℃で添加した。カルボニルジイミダゾール(12.66kg,1.1当量)を添加し、この間、その温度を15〜25℃の間に維持した。この混合物を、サンプルを採取し、そしてメタノールでクエンチし、そしてIPCにより分析して、出発物質が2.0%またはそれ未満で存在することが決定されるまで(代表的に12時間)、この温度で撹拌した。一旦、この基準に適合したら、トリメチルアミン(7.80kg,1.1当量)を25℃未満の温度で滴下により添加した。2−アミノ−2−メチルプロピオン酸tert−ブチル塩酸塩(14.98kg,1.1当量)を、その温度を25℃未満に維持しながら数回に分けて添加した。この反応物を、サンプルを採取し、そしてメタノールでクエンチし、そしてIPCにより分析して、中間体のイソシアネートが3.0%またはそれ未満で存在することが決定されるまで、15〜25℃の間の温度で5時間撹拌した。一旦、この基準に適合したら、精製水(52.52L)をこの反応器に入れ、そしてこの混合物を30分間撹拌し、次いで15分間静置した。その相を分離させ、そしてその有機層を集め、そして水(2杯の52.50L)で洗浄した。その有機層を、4体積以下の溶媒が残るまで、40℃未満の温度で減圧下で濃縮した。MTBE(39.27L,3体積)をこの反応器に入れ、そしてこの混合物を減圧下で、40℃未満の温度で、4体積以下の溶媒が残るまで再度濃縮した。再度、MTBE(39.27L,3体積)をこの反応器に入れ、そしてこの混合物を減圧下で、40℃未満の温度で、4体積以下の溶媒が残るまで再度濃縮した。石油エーテル(40.00L,3体積)をこの反応器に入れ、そしてこの混合物を15〜25℃の間で5時間撹拌した。この混合物を遠心分離し、濾過し、そして得られたケーキを石油エーテル(13.11L,1体積)で洗浄し、次いで35〜45℃の真空オーブン内で6時間乾燥させ、23.38kgの所望の生成物(収率90.5%,収率98.0%)をオフホワイトの固体として得た。
いくつかの実施形態において、ヘプタンを石油エーテルの代わりに使用する。
工程2。5−ブロモ−4−メチル−2−[3−(1−メチル−1−tert−ブトキシカルボニルエチル)ウレイド]−3−テン酸エチルの合成
500Lの反応器に、窒素下でDMF(279.47L)を入れ、その後、4−メチル−2−[3−(1−メチル−1−tert−ブトキシカルボニルエチル)ウレイド]−3−テン酸エチル(23.38kg,1.0当量)を入れた。この混合物を−10〜0℃まで冷却し、そしてN−ブロモスクシンイミド(11.22kg,1.0当量)を、その温度を0℃未満に維持しながらバッチとして添加した。この混合物を、半時間毎にサンプリングおよびIPCによるアッセイを行って、2.0%以下の出発物質が残るまで、この温度で1時間撹拌した。この基準によって、一旦、この反応が完了したとみなされたら、この混合物を精製水(1000L,42体積)にゆっくりと注ぎ、そして2時間撹拌した。この混合物を遠心分離し、濾過し、そして集めた固体を水(48.00L,2体積)で洗浄し、次いで真空オーブン内で35〜45℃で12時間乾燥させた。その生成物(26.20kg,収率92.39%,純度98.8%)をオフホワイトの固体として単離した。この生成物は、カールフィッシャー滴定によれば、0.07%未満の含水量を有した。
いくつかの実施形態において、約15体積の精製水を、42体積の代わりに使用し得る。
工程3。2−(2−ブロモ−3−メチル−4,6−ジオキソ−1−チア−5,7−ジアザ−5,7−ジヒドロインデン−5−イル)−2−メチルプロピオン酸tert−ブチル(G−2−a)の合成
1000Lの反応器に、窒素下で1,4−ジオキサン(393L,30体積,カールフィッシャーにより0.03%の水)を入れ、その後、5−ブロモ−4−メチル−2−[3−(1−メチル−1−tert−ブトキシカルボニルエチル)ウレイド]−3−テン酸エチル(13.09kg,1.0当量)を入れた。カリウムtert−ブトキシド(16.27kg,5.0当量)をバッチとして添加した。この混合物を40〜50℃の間まで加熱し、そして30分毎にサンプリングおよびHPLCによるアッセイを行って、出発物質の含有量が2.0%以下であると決定されるまで、この温度でおよそ1時間撹拌した。一旦、この反応が完了したと決定されたら、この混合物を20〜30℃の間まで冷却し、次いで0〜10℃の間まで冷却しておいた塩化アンモニウム(327.50kg)の水(1310.00kg,100体積)中の溶液に注いだ。このクエンチした混合物を0〜10℃の間の温度で2時間撹拌し、このとき、その沈殿物を遠心分離および濾過により集めた。得られた固体を水(52.00L,4体積)で洗浄し、次いで、35〜45℃で保持した真空オーブン内で12時間乾燥させ、このとき、カールフィッシャー分析は、その含水量が1.0%未満であることを示した。その固体物質を集め、その量が8.89kgの生成物(収率75.68%,純度97.1%)をオフホワイトの固体として得た。
G−2−aへの代替のプロセス
5−ブロモ−4−メチル−2−[3−(1−メチル−1−tert−ブトキシカルボニルエチル)ウレイド]−3−テン酸エチル(0.65kg,1.0当量)に、1,4−ジオキサン(20.3kg,30v/w)を加えた。次いで、得られたスラリーをKFにより分析し、そしてKFが約0.1%〜約0.4%の間になるように、水を添加する。次いで、カリウムtert−ブトキシド(0.85kg,5.0当量)を添加し、そして1,4−ジオキサン(0.52kg,0.8w/w)を添加して、ホッパーを洗い出した。この混合物を、完了とみなされるまで約47℃まで加熱し、次いで約10℃〜約20℃の間まで冷却した。この時点で、酢酸(0.44kg,5当量)を、その温度がこの範囲内にあるようにゆっくりと添加する。水(1.95kg,3v/wt)を添加し、そしてその水層を切り捨てる。そのポット温度を約40℃未満に維持しながら、次いでこの反応物を約11Vまで濃縮し、次いで水(12.8kg,19.7w/w)を35℃で3時間かけて添加する。この単離混合物を2時間かけて15℃まで冷却する。さらなる撹拌後(>1時間)、このクエンチした混合物を濾過した。得られたケーキを1,4−ジオキサン/脱塩水(1/2(w/w)(2,62w/w))で洗浄し、その後、脱塩水(0,5w/w)で洗浄した。この湿った生成物を減圧下で、35℃〜45℃で乾燥させる。
工程4。2−(2−ブロモ−3−メチル−4,6−ジオキソ−1−チア−5,7−ジアザ−5,7−ジヒドロインデン−5−イル)−2−メチルプロピオン酸の合成
300Lの反応器に、窒素下でジクロロメタン(176.70L,10体積)を入れ、その後、中間体G−2−a(17.74kg,1.0当量)を入れた。トリフルオロ酢酸(32.4L,2体積)を15〜25℃の間の温度で滴下により添加し、そしてこの反応物をこの温度で、IPCによる分析のために定期的にサンプル採取して、残っている出発物質の量が2.0%以下になるまで、3時間撹拌した。次いで、この混合物を0〜10℃の間まで冷却し、そして水(182.41L,10体積)を、その温度を0〜10℃の間に維持しながら滴下により添加した。この反応混合物をこの温度で2時間撹拌し、次いで、形成した固体を遠心分離および濾過により集めた。この固体をジクロロメタン(2.3体積)および水(5体積)で洗浄し、次いで、35〜45℃で保持した真空オーブン内で12時間乾燥させ、このとき、カールフィッシャー分析は、その含水量が0.5%未満であることを示した。その固体物質を集め、その量が13.2kgの生成物(収率86.7%,純度98.1%)をオフホワイトの固体として得た。
工程5。2−(2−ブロモ−3−メチル−4,6−ジオキソ−1−チア−5,7−ジアザ−5,7−ジヒドロインデン−5−イル)−2−メチルプロピオン酸ベンジル(G−2−b)の合成
300Lの反応器に、窒素下でジクロロメタン(116.7L,10体積)を入れ、その後、2−(2−ブロモ−3−メチル−4,6−ジオキソ−1−チア−5,7−ジアザ−5,7−ジヒドロインデン−5−イル)−2−メチルプロピオン酸(11.50kg,1.0当量)を入れた。カルボニルジイミダゾール(CDI,6.51kg,1.2当量)をバッチとしてこの反応器に、この混合物の温度を25℃未満に維持しながら添加した。この反応混合物を、IPCによる分析のために1時間毎にサンプリングし、メタノールでクエンチし、残っている出発物質の量が3.0%以下であることが決定されるまで、20〜30℃の間の温度で3時間撹拌した。次いで、ベンジルアルコール(4.64kg,1.3当量)をこの反応器に、その温度を25℃未満に維持しながらゆっくりと入れた。この混合物を、IPCによる分析のために1時間ごとにサンプリングし、メタノールでクエンチして、中間体の量が2.0%以下になるまで、この温度で2時間撹拌した。水(3体積)をこの混合物に添加し、これを30分間撹拌し、このときに、相を分離させ、そしてその有機相を集め、最初に1%のHCl(3体積)で、次に2%の重炭酸ナトリウム(3体積)、そして最後に水(3体積)で洗浄した。その有機相を、残りの残渣が4体積以下になるまで、減圧下で50℃未満の温度で濃縮した。MTBE(4体積)をこの反応器に添加し、そしてこの混合物を、残りの残渣が4体積以下になるまで、減圧下で50℃未満で再度濃縮した。MTBE(4体積)を再度この反応器に添加し、そしてこの混合物を、残りの残渣が4体積以下になるまで、減圧下で濃縮した。1体積のMTBEをこの反応器に添加し、そしてこの混合物を5〜15℃の間の温度で5時間にわたり撹拌した。形成された固体を遠心分離し、そして濾過により集めた。300Lの反応器に、精製水(86.25L,7.5体積)およびアセトニトリル(28.75L,2.5体積)を入れ、その後、先の工程で単離した固体を入れた。この混合物を15〜25℃の間の温度で2〜3時間撹拌し、次いで遠心分離し、そして得られた固体を濾過により集めた。その固体を減圧下で、35〜45℃の間の温度で12時間乾燥させた。この粗生成物(9.83kg,収率67.8%,純度97.7%)をオフホワイトの固体として単離した。この生成物と、別の実行で生成されたもの(1.55kg)とを、アセトニトリル(20L)と精製水(60L)との混合物中で、200Lのドラム内で25℃で16時間撹拌することによって、一緒に精製した。その固体を遠心分離し、濾過により集め、そして35〜45℃の真空オーブン内で12時間乾燥させた。G−2−bの合計の全体の収量は、オフホワイトの固体として、11.18kg(収率67.2%,純度98.9%)であった。
工程6。2−{7−[(R)−2−(o−メトキシフェニル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル]−2−ブロモ−3−メチル−4,6−ジオキソ−1−チア−5,7−ジアザ−5,7−ジヒドロインデン−5−イル}−2−メチルプロピオン酸ベンジル(G−3−b)の合成
炭酸セシウム(3369g)を真空オーブン内で50〜60℃で60時間乾燥させた。100Lのガラス製反応器に、窒素下で、この乾燥させた炭酸セシウム(3340g)を一度に、9.2LのNMPと一緒に添加した。72Lのガラス製反応器に、NMP(15L)、(R)−G−1−a(3179g)、およびG−2−b(3054g)を入れ、そしてこの混合物を、完全な溶解が観察されるまで撹拌した。この72Lの反応器内の溶液を、さらなるNMP(6.1L)を使用してこの72Lの反応器の残留内容物を100Lの反応器内にすすぎながら、100Lの反応器に移した。次いで、この100Lの反応器内の混合物を100℃まで加熱し、そしてこの温度で少なくとも60時間撹拌し、その後、残っているG−2−bの量は、HPLCによれば10.6%であった。その温度を45〜55℃の間まで低下させ、そして精製水(23L)を添加し、そしてその混合物全体を200Lのガラス製反応器に移した。さらなる精製水(10L)およびメチルtert−ブチルエーテル(MTBE,31L)を添加し、そしてこの混合物を15分間撹拌した。その相を分離し、そしてその有機相を精製水(31L)で洗浄した。その水相を反応器に戻し、そしてMTBE(31L)で洗浄し、そして15分間撹拌した。合わせた有機層をブライン(2杯の15L)で洗浄し、そして100Lの反応器に移した。その有機混合物を減圧下で70℃で15Lの体積まで濃縮した。エタノール(31L)を添加し、そしてこの混合物を減圧下で70℃で21Lの体積まで濃縮し、そしてエタノールの添加および濃縮をさらに1回繰り返した。この混合物を70〜80℃の間まで加熱し、そして完全な溶解が観察されるまで撹拌した。その温度を4時間かけて45〜55℃の間まで低下させ、そしてこの温度で5時間保持した。次いで、その温度を少なくとも3時間かけて15〜25℃の間まで低下させ、そしてこの温度で3時間保持した。形成した固体を減圧濾過し、そしてエタノール(6.1L)ですすいだ。得られた固体を35〜45℃の間の真空オーブン内で28時間乾燥させて、G−3−b(2993g,収率64%)を得た。
工程7。G−4−bの合成
72Lのガラス製反応器に、窒素下で、撹拌しながら、THF(37L)およびオキサゾール(918g)を入れ、そしてその温度を−80〜−60℃の間まで低下させた。ヘキサン中2.5モル濃度のn−ブチルリチウム(3.98kg,室温で貯蔵)を、この反応物の温度を−60℃未満に維持しながらこの反応器に添加した。この混合物をこの温度で90分間撹拌した。塩化亜鉛(II)(5059g)を、この混合物の温度を−60℃未満に維持しながら8回に分けて添加し、そしてこの混合物をこの温度で1時間撹拌し、その後、冷却浴を外すことによって、10〜20℃まで温めた。この72Lの反応器の内容物を、窒素下で100Lのガラス製反応器に移し、THF(4145mL)を使用してこの72Lの反応器内の残留物をこの100Lの反応器にすすぎ入れた。この混合物を撹拌し、そしてその温度を10〜20℃の間に調節した。中間体G−4−b(4192g,1.0当量)をこの反応器に添加し、その後、Pd(PPh3)4(357g)を添加し、そしてその温度を55〜65℃の間に調節し、そしてこの混合物をこの温度で12時間撹拌し、このときに、残っているG−4−bの量をHPLCにより決定すると、0.07%以下であった。その温度を15〜25℃の間まで低下させ、そしてこの混合物を200Lの反応器に、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE,41L)および精製水(21L)と一緒に移した。この混合物を18分間撹拌し、そしてその相を分離させた。その有機相をMTBE(41L)および飽和塩化アンモニウム(41L)と一緒に撹拌し、その相を分離し、そしてその有機相を飽和塩化アンモニウム(21L)で再度洗浄し、その後、2NのHCl(21L)で洗浄し、そして精製水で2回(21Lずつ)洗浄した。その有機層を100Lの反応器に移し、そして減圧下で70℃で41Lの体積まで濃縮した。この混合物を15〜25℃の間まで冷却し、そして75Lの反応器に移し、そして活性炭(Darco G 60,829g)で処理し、そして少なくとも15時間撹拌した。この反応器をMTBE(21L)ですすぎながら、この混合物をMTBE(13L)にスラリー化させた珪藻土(Celite,2520g)で濾過した。その濾液を減圧下で70℃で29Lの体積まで濃縮し、次いでエタノール(41L)で2倍に希釈し、そして29Lの体積まで濃縮した。その温度を79℃まで上昇させ、このときに、完全な溶解が観察された。次いで、その温度を5時間かけて45〜55℃の間まで低下させ、そしてこの温度で9時間保持した。その温度を少なくとも3時間かけて15〜25℃の間まで低下させ、そして形成した固体を濾過により集め、2杯のエタノール(4150mLずつ)を使用して、この反応器の内容物をフィルター内にすすぎ、そしてそのフィルターケーキを洗浄した。集めた固体を45℃の真空オーブン内で18時間乾燥させ、粗製のG−4−b(3463g)を得た。この粗生成物を、エタノール(28L)および精製水(7L)を入れた100Lの反応器に入れ、そしてこの混合物を撹拌しながら70℃まで加熱し、このときに、完全な溶解が観察された。この混合物を4.5時間かけて45℃まで冷却し、そしてこの温度で6時間保持した。次いで、この混合物を5時間かけて20℃まで冷却し、そしてこの温度で3時間保持し、そして形成された固体を濾過により集め、この反応器の内容物をフィルター内に、エタノール(2770mL)および精製水(693mL)で洗い入れた。精製した固体を45℃の真空オーブン内で20時間乾燥させて、精製したG−4−b(4116g,収率75%)を得た。
工程8。G−4−bからの化合物1の合成
20Lのオートクレーブに、THF(15L)およびG−4−b(1503g,1.0当量)を入れた。10%の炭素担持パラジウム(76g,乾燥基準)を添加し、そしてこのオートクレーブを3回パージし、その都度15p.s.i.の窒素を再充填し、次いで5回パージし、その都度19p.s.i.の水素を再充填した。この混合物を19p.s.i.の水素下で7時間撹拌し、そしてこのオートクレーブをパージして窒素を再充填した。この混合物をTHF(6L)にスラリー化させた珪藻土(Celite,1247g)で濾過し、そしてこのオートクレーブをさらに3.8LのTHFですすいでフィルターに入れた。2回目のバッチを同じ方法で、1538gのG−4−bを使用して進め、そして両バッチからの濾液を合わせ、そして100Lのガラス製反応器に移した。Si−チオール(Silicycle,757g)をこの反応器に添加し、そしてその温度を35〜45℃の間に調節し、そしてこの温度で15時間撹拌した。次いで、その温度を15〜25℃の間に調節し、そしてこの混合物を8LのTHFにスラリー化した珪藻土(Celite,1091g)で濾過した。この反応物をこのフィルターに、さらなるTHF(15L)を用いて洗い入れた。合わせた濾液を減圧下で35〜40℃の間の温度で濃縮乾固させた。MTBE(30L)を添加してその残渣を溶解させ、その後、精製水(30L)を添加し、そしてこの混合物を2Nの水性水酸化ナトリウム(2.8L)でpH13に調整し、そして15分間撹拌した。その層を分離し、そしてその水相を2NのHCl(3.5L)でpH1に調整した。その水性混合物を2杯のジクロロメタン(30Lずつ)で抽出し、そして合わせた有機抽出物を精製水(3.8L)で洗浄した。その有機層を35〜40℃の間で減圧下で濃縮して、粗製の化合物1(3614g)を得た。この粗生成物をアセトニトリル(18L)と合わせ、そして完全な溶解が観察されるまで撹拌しながら75〜85℃まで加熱した。精製水(18L)を添加し、そしてこの混合物を75〜85℃まで再度加熱した。次いで、その温度を1時間かけて15〜25℃まで低下させた。形成した固体を濾過により集め、そしてそのフィルターケーキをアセトニトリル(3614g)および精製水(3614g)で洗浄した。集めた固体を35℃の真空オーブン内で21時間乾燥させて、中間純度の化合物1(2220g)を得た。この物質をエタノール(15.5L)および精製水(6.7L)に懸濁させ、そして完全な溶解が観察されるまで撹拌しながら76℃まで加熱した。その温度を4時間かけて50℃まで低下させ、そしてこの温度でさらに3時間保持した。その温度を3時間かけて20℃まで低下させ、次いでこの温度でさらに6時間保持した。形成された固体を濾過により集め、そしてそのフィルターケーキをエタノール(2664mL)および精製水(1.8L)で洗浄した。その固体を45℃の真空オーブン内で26時間乾燥させて、1895g(収率71%)の純粋な化合物1を得た。
実施例36。化合物1の合成−経路B
工程1。2−メチル−2−[3−メチル−2−(1,3−オキサゾール−2−イル)−4,6−ジオキソ−1−チア−5,7−ジアザ−5,7−ジヒドロインデン−5−イル]プロピオン酸tert−ブチル(G−9−a)の合成
ガラス製反応器に、窒素下で、THF(10体積,カールフィッシャーにより0.01%の水)、およびオキサゾール(380.6g,4.0当量.,カールフィッシャーにより0.05%の水)を入れた。この混合物を−70〜−80℃の間まで冷却し、そしてn−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M,2.65L,4.8当量)を、その温度が−70〜−80℃の間に維持されるように添加し、そしてこの混合物をこの温度でさらに1時間撹拌した。塩化亜鉛(II)(1500g,8.0当量)を、その温度が−70〜−80℃の間に維持されるように、バッチとして添加した。次いで、この混合物を15〜25℃の間まで温め、そしてこの混合物をこの温度でさらに2時間撹拌した。Pd(PPh3)4(79.5g,0.05当量)およびG−2−a(556.5g,1.0当量)を添加し、そしてこの混合物を60℃まで加熱し、そしてこの温度で27時間撹拌した。一旦、5.0%未満のG−2−aが残っていることがHPLCにより決定されたら、この反応物を30〜40℃の間まで冷却し、そして濾過した。そのフィルターケーキをTHF(2体積)で洗浄し、そして合わせた濾液を合わせ、そして減圧下で濃縮した。飽和水性塩化アンモニウム(10体積)およびメタノール(10体積)をその残渣に添加し、そしてこの混合物を1時間撹拌し、次いで濾過した。そのフィルターケーキをメタノール(5体積)および精製水(1体積)でスラリー化し、そして2時間撹拌した。その固体を濾過により集め、そして35〜45℃の真空オーブン内で一定重量になるまで乾燥させた。乾燥させた固体を1NのHCl(15〜20体積)に24時間スラリー化させ、そしてその固体を再度濾過により集め、そしてそのフィルターケーキを、その濾液のpHがpH7に達するまで、精製水で洗浄した。集めた固体を35〜45℃の真空オーブン内で一定重量になるまで乾燥させた。乾燥させた固体をアセトニトリル(8体積)に80℃で30分間スラリー化させ、次いでこの混合物を20〜30℃の間まで冷却し、そして3時間撹拌した。生じた固体を濾過により集め、そしてアセトニトリル(2体積)で洗浄し、次いで35〜45℃の真空オーブン内で一定重量になるまで乾燥させて、純粋なG−9−aを得た。
G−9−aの代替の合成2
反応器に、THF(482mL,6.9v/w G−2−a)とオキサゾール(36.08g,0.51w/w G−2−a,3当量)とを合わせた。この内容物を約−20℃まで冷却し、そしてTHF中2Mのイソプロピルマグネシウムクロリド(304.8g,4.4w/w G−2−a,3.6当量)を、この反応内容物を約−10℃以下に維持しながら滴下により入れた。一旦、この添加が完了したら、この反応器を再度約−−15℃まで冷却し、そしてTHF(35.1g,0.5w/w G−2−a)を使用して、このグリニャール溶液をすすぎ入れた。この溶液を約−20℃まで冷却し、そして塩化亜鉛(141.8g,2w/w G−2−a,6当量)を少しずつ入れ、この間、この反応内容物を約−10℃以下に維持した。一旦、この添加が完了したら、この反応内容物を約1時間かけて約22℃まで温めた。この反応物にG−2−a(70.0g)を入れ、そしてTHF(35.4g,0.5w/w G−2−a)を使用して、この物質をこの反応器にすすぎ入れた。この反応器の内容物を約60℃に調節し、そしてパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(10.05g,0.14w/w G−2−a,0.05当量)のTHF(142mL,2v/w G−2−a)中のスラリーを入れた。このスラリーをTHF(39.4mL,0.5v/w G−2−a)ですすぎ入れ、そしてこの内容物を約6時間で約65℃まで上昇させた。この反応器の内容物を約20℃に調節し、そして酢酸(38.8g,0.55w/w G−2−a,3.7当量)の2−メチルテトラヒドロフラン(662mL,9.5v/w G−2−a)中の溶液を、約3時間以上かけて入れた。次いで、この反応内容物を減圧下で約14Vまで濃縮し、その後、濾過した。この反応器に水(525mL,7.5v/w G−2−a)を入れ、次いでこれをフィルターに入れ、そしてそのフィルターケーキをスラリー化するために使用した。このスラリーを濾過し、そして得られたケーキを連続して水で洗浄して、塩を除去した。次いで、その固体をフィルターから除去し、そして反応器内でアセトニトリル(1046mL,15v/w G−2−a)と合わせた。この反応器の内容物を約2時間加熱還流させ、次いで約4時間かけて約0℃まで冷却し、そして約0℃で保持した。このスラリーを濾過した。そのフィルターケーキを2杯のアセトニトリル(2×143mL,2v/w G−2−a)で洗浄し、次いで乾燥させて、G−9−aを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 12.31 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 2.73 (s, 3H), 1.64 (s, 6H), 1.37 (s, 9H)。
いくつかの実施形態において、パラジウム触媒を乾燥固体として、反応混合物に直接添加し得るように、上記プロセスを実施し得る。
G−9−aの代替の合成3
反応器に、THF(395mL,7.9v/w G−2−a)とオキサゾール(25.6g,0.51w/w G−2−a,3当量)とを合わせた。この内容物を約−20℃まで冷却し、そしてTHF中2Mのイソプロピルマグネシウムクロリド(191.4g,3.9w/w G−2−a,3.2当量)を、この反応内容物を約−10℃以下に維持しながら滴下により入れた。一旦、この添加が完了したら、この反応器を再度約−15℃まで冷却し、そして塩化亜鉛(102.0g,2w/w G−2−a,6当量)の2−メチルテトラヒドロフラン(349mL,7v/w)中の予め作製した溶液を、この反応内容物を約−10℃以下に維持しながら入れた。一旦、この添加が完了したら、THF(22.07g,0.45w/w G−2−a)を入れ、そしてこの反応内容物を約1時間かけて約22℃まで温めた。この反応物にG−2−a(50.05g)を入れ、そしてTHF(22.1g,0.45w/w G−2−a)を使用して、この物質をこの反応器にすすぎ入れた。この反応器の内容物を約45℃に調節し、そしてパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(10.05g,0.14w/w G−2−a,0.05当量)を入れた。この反応器の内容物を約6時間で約65℃まで加熱した。この反応器の内容物を約20℃に調節し、そしてこの反応混合物を濾過し、THF(2×113mL,2.26v/w G−2−a)で2回すすぎ入れた。この濾液に、反応器内で、酢酸(27.6g,0.55w/w G−2−a,3.7当量)を約3時間以上かけて入れた。その内容物を22℃で約8時間熟成させ、その後、約6体積まで濃縮した。この反応器に、メタノール(249mL,5v/w G−2−a)を約3時間以上かけて入れた。次いで、この反応器の内容物を20℃で約12時間熟成させ、その後、約6時間かけて約−15℃まで冷却し、そして約−15℃で保持した。このスラリーを濾過した。そのフィルターケーキを2杯のメタノール(2×101mL,2v/w G−2−a)、1杯のアセトニトリル(100mL,2v/w G−2−a)で洗浄し、次いで乾燥させて、G−9−aを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 12.31 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 2.73 (s, 3H), 1.64 (s, 6H), 1.37 (s, 9H)。
G−9−aの代替の合成4
反応器に、THF(80.5mL,8v/w G−2−a)、オキサゾール(5.18g,0.51w/w G−2−a,3当量)および塩化リチウム(3.80g,0.38w/w G−2−a,3.6当量)を入れた。この内容物を約−20℃まで冷却し、そしてTHF中2Mのイソプロピルマグネシウムクロリド(43.1g,4.31w/w G−2−a,3.6当量)を、この反応内容物を約−10℃以下に維持しながら滴下により入れた。一旦、この添加が完了したら、この反応器を再度約−20℃まで冷却し、そして1.9mol/Lの塩化亜鉛(78mL,7.8w/w G−2−a,6当量)を、この反応内容物を約−10℃以下に維持しながら入れた。一旦、この添加が完了したら、この反応内容物を約30分間かけて約22℃まで温め、そして約45分間熟成させた。この反応物にG−2−a(9.94g)を入れ、そしてこの反応器の内容物を約45℃に調節した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.39g,0.14w/w G−2−a,0.05当量)およびTHF(9.67mL,1v/w G−2−a)を入れた。この内容物を約12時間で約65℃に調節した。この反応器の内容物を約20℃に調節し、そして酢酸(5.52g,0.55w/w G−2−a,3.7当量)の2−メチルテトラヒドロフラン(17.5mL,1.7v/w G−2−a)中の溶液を約3時間以上かけて入れ、そして熟成させた。次いで、この反応内容物を減圧下で約14Vまで濃縮した。このスラリーを約1時間で約45℃まで温め、約2時間かけて約20℃まで冷却し、約20℃で熟成させ、そして約4時間かけて約0℃まで冷却し、そして熟成させた。このスラリーを約0℃で濾過し、そしてそのフィルターケーキを反応器に戻した。次いで、水(149.92mL,15v/w G−2−a)を入れ、そしてこのスラリーを約20℃で約1時間熟成させ、その後濾過した。そのフィルターケーキを水で2回洗浄し、その後、減圧下で約40℃で乾燥させた。この乾燥固体を反応器にアセトニトリル(149mL,15v/w G−2−a)と一緒に入れ、そして約2時間加熱還流させ(約77〜80℃)、次いで約4時間かけて0℃まで冷却し、そして約1時間熟成させ、その後濾過した。そのフィルターケーキをアセトニトリルで2回洗浄し、その後、減圧下で約40℃で乾燥させて、G−9−aを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.31 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 2.73 (s, 3H), 1.64 (s, 6H), 1.37 (s, 9H)。
G−9−aの代替の合成5
オキサゾール(1.76g,0.51w/w G−2−a,2当量)およびTHF(12.5mL,2.5v/w G−2−a)を反応器に入れ、そしてその内容物を約0℃まで冷却した。TMPZnCl・LiCl(33mL,6.6v/w G−2−a,2.4当量)を、その内部温度が約5℃未満であるように入れた。別の反応器内で、G−2−a(5.03g)およびTHF(40.0mL,8v/w G−2−a)を反応器に入れ、そして約0℃まで冷却した。TMPZnCl・LiCl(16mL,3.2v/w G−2−a,1.2当量)を、その内部温度が約5℃未満であるように入れた。この溶液を約0℃で約1時間熟成させ、その後、約20℃まで温め、そしてこの温度で熟成させた。G−2−aの溶液をオキサゾール溶液に移した。ZnCl2(6.80g,1.36w/w G−2−a,4当量)をこの反応混合物に入れ、そしてその内容物を還流温度(約65〜70℃)に調節した。次いで、t−BuXPhos Pd G3プレ触媒(0.40g,0.08w/w G−2−a,0.04当量)を、THF(10.0mL,2mL/g)中のスラリーとして添加した。この反応混合物を還流温度で約60分間撹拌した。この反応混合物を約20℃まで冷却し、そして減圧下で約10Vのポット体積まで蒸留した。この濃縮した反応混合物をHCl水溶液(125mL,1NのHCl,25v/w G−2−a)中にゆっくりとクエンチし、そして約17時間撹拌した。このスラリーを濾過し、そしてそのケーキを、水(洗浄ごとに約50mL,5v/w G−2−a)で3回洗浄することによって中和した。そのフィルターケーキを減圧下で約40℃で乾燥させた。この乾燥固体をアセトニトリル(75.0mL,15v/w G−2−a)と一緒に反応器に入れ、そして約90分間加熱還流(約77〜80℃)させ、次いで約4時間かけて約20℃まで冷却し、そして約17時間熟成させ、その後濾過した。そのフィルターケーキをアセトニトリル(洗浄ごとに約10mL,2v/w G−2−a)で2回洗浄し、その後、減圧下で約40℃で乾燥させて、G−9−aを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.31 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 2.73 (s, 3H), 1.64 (s, 6H), 1.37 (s, 9H)。
G−9−aの代替の合成6
オキサゾール(3.38g,0.51w/w G−2−a,3当量)を、THF(40.0mL,6v/w G−2−a)を入れた反応器に入れ、そしてこの内容物を約−15℃まで冷却した。TMPMgCl・LiClの新たに調製した溶液(68mL,10.5w/w G−2−a,0.85 mol/L,3.6当量)を、その内部温度が約−10℃未満であるように入れた。その温度を約−20℃に調節し、そしてZnCl2の2−メチルテトラヒドロフラン中の新たに調製した溶液(51mL,7.8v/w G−2−a,1.9mol/L,6.0当量)を、その内部温度が約−10℃未満であるように入れた。この反応混合物を約30分間かけて約20℃まで温め、そして熟成させた。G−2−a(6.47g)を入れ、そしてこの反応混合物を約45℃まで温めた。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.92g,0.14w/w G−2−a,0.05当量)を入れ、そしてTHF(6.3mL,1v/w G−2−a)ですすぎ入れた。その温度を約65℃に調節し、そして約20時間撹拌した。次いで、その温度を約20℃に調節し、そして酢酸(3.56g,0.55w/w G−2−a,3.7当量)の2−メチルテトラヒドロフラン(11.0mL,1.7v/w G−2−a)中の新たに調製した溶液を約3時間かけて添加した。このスラリーをさらに約4時間熟成させ、その後、減圧下で約14Vのポット体積まで蒸留した。このスラリーを約1時間で約45℃まで温め、約2時間かけて約20℃まで冷却し、約20℃で約6時間熟成させ、そして約4時間かけて約0℃まで冷却し、そして約8時間熟成させた。このスラリーを約0℃で濾過し、そしてそのフィルターケーキを反応器に戻した。次いで、水(97.52g,15v/w G−2−a)を入れ、そしてこのスラリーを約20℃で約4時間熟成させ、その後濾過した。そのフィルターケーキを水(洗浄ごとに約13mL,2v/w G−2−a)で2回洗浄し、その後乾燥させて、G−9−aを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.31 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 2.73 (s, 3H), 1.64 (s, 6H), 1.37 (s, 9H)。
工程2。2−{7−[(R)−2−(o−メトキシフェニル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル]−3−メチル−2−(1,3−オキサゾール−2−イル)−4,6−ジオキソ−1−チア−5,7−ジアザ−5,7−ジヒドロインデン−5−イル}−2−メチルプロピオン酸tert−ブチル(G−4−a)の合成
ガラス製反応器に、窒素下で、G−9−a(150.0g,1.0当量)およびNMP(3体積)を入れ、その後、G−1−a(1.10当量)および炭酸カリウム(1.05当量)を入れた。この混合物を130℃まで加熱し、そしてこの温度で16時間撹拌した。一旦、4.6%未満のG−9−aが残っていることがHPLCにより決定されたら、この反応物を25〜35℃の間まで冷却し、そして精製水を添加し(20体積)、そして2時間撹拌した。形成された固体を濾過により集め、そしてそのフィルターケーキを精製水(5体積)で洗浄し、次いで減圧下で室温で乾燥させた。この粗生成物をメタノール(8体積)中でスラリー化し、そしてこの混合物を加熱還流させ、次いで15〜25℃の間まで冷却した。形成された固体を濾過により集めて、精製されたG−4−a(170.7g,収率71.2%)をオフホワイトの固体として得た。
G−4−aの代替の合成
(R)−G−6−aストック溶液(上で議論された(R)−G−1−aの代替の合成に従って調製されるような)のストック溶液(89.34gの溶液,21.67%(R)−G−1−a 重量%,1.2当量)を、G−9−a(20.00g,1.0当量)を入れた反応器に入れ、その後、NMP(3.0g,0.15v/w G−9−a)でのすすぎ出しおよび炭酸カリウム(7.4g,0.37w/w G−9−a,1.05当量)の添加を行った。この内容物を約115℃まで加熱し、そしてこの反応が完了したとみなされるまで最低約22時間撹拌した。この内容物を約30℃まで冷却し、次いで飲料水(200.0g,10v/w G−9−a)にゆっくりと添加した。次いで、ジクロロメタン(211.6g,8v/w G−9−a)を添加し、そしてこの溶液を約22℃で約30分間撹拌した。撹拌を止め、そしてこの溶液を沈降させた。下の有機層を集め、そして上の水層をジクロロメタン(211.6g,8v/w G−9−a)で約22℃で約30分間抽出した。再度撹拌を止め、そしてこの溶液を沈降させた。上の水層を除去し、そして下の有機層を別の有機層と合わせた。合わせた有機層を減圧下で、約3V〜約4Vの間のポット体積まで蒸留した。メタノール(130.0g,8v/w G−9−a)を添加し、そしてこの溶液を蒸留して、約3V〜約4Vの間のポット体積まで減らした。メタノール(79.6g,5v/w G−9−a)を添加し、そしてこのスラリーを約2時間加熱還流(約63〜69℃)させた。次いで、このスラリーを約0℃まで冷却し、そして濾過した。そのフィルターケーキをメタノール(31.60g,2v/w G−9−a)で約0℃で洗浄し、そして乾燥させて、G−4−aを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.70 (d, J = 0.4 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 1.6 Hz, J = 7.6 Hz, 1H), 7.29 (td, J = 1.6 Hz, J = 8.0 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.03 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.39 (dd, J = 4.4 Hz, J = 8.8 Hz, 1H), 4.18-4.15 (m, 1H), 3.99 (br, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.78-3.73(m, 1H), 3.70-3.65 (m, 1H), 3.46-3.40 (m, 1H), 3.36-3.30 (m, 2H), 2.86 (s, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.76 (s, 3H), 1.76-1.71 (m, 2H), 1.59-1.51 (m, 1H), 1.46 (s, 9H) 1.46-1.37 (m, 1H)。
工程3。化合物1の合成
ガラス製反応器に、窒素下で、9Mのaq.H2SO4(5体積)およびイソプロピルアルコール(5体積)を入れ、そしてこの混合物を5〜10℃の間まで冷却した。G−4−a(150.0g,1.0当量)を、この混合物の温度が5〜10℃の間に維持されるように添加し、そしてこの反応物をこの温度で20時間撹拌した。一旦、0.3%以下の出発G−4−aが残っていることがHPLCによって決定されたら、この混合物を精製水(20体積)に滴下により注ぎ、そして1時間撹拌した。形成された固体を濾過により集め、そしてそのフィルターケーキを精製水(5体積)で洗浄した。このケーキを精製水(10体積)に再懸濁させ、そしてそのpHを、水性水酸化ナトリウム(20%w/w)で8〜9に調整した。この水溶液を酢酸エチル(3杯の5体積)で抽出し、そしてその水層を4MのHClでpH4〜5まで酸性にした。この水溶液を酢酸エチル(3杯の10体積)で抽出し、そして合わせた有機抽出物を濾過し、そして減圧下で濃縮乾固させた。その残渣を70〜80℃でエタノール/水(7:3,10体積)に溶解させ、そして得られた溶液を4時間かけて50℃まで冷却し、そしてこの温度で一晩保持した。次いで、この溶液を3時間かけて20℃まで冷却し、そしてこの温度で少なくとも3時間保持した。生じた固体を濾過により集め、そしてそのフィルターケーキをエタノール/水(7:3,2体積)で洗浄し、次いで減圧下で一定重量になるまで乾燥させて、精製された化合物1(110.0g,収率80.5%,HPLC、NMRにより純度>99%)を得た。
化合物1の代替の合成
硫酸溶液を、濃硫酸(47g,4.7w/w G−4−a)を水(12g,1.2v/w G−4−a)に加え、その後、水(15g,1.5v/w G−4−a)ですすぎ入れることによって、調製した。2−プロパノール(37g,4.7v/w G−4−a)を、約9℃の硫酸溶液を入れた反応器に、この反応内容物を約40℃以下に維持しながらゆっくりと入れ、そしてこの溶液を約5℃まで冷却した。G−4−a(10g,1.0当量)をこの溶液に入れ、その後、2−プロパノールですすぎ出した(2g,0.25v/w G−4−a)。この内容物を約7℃まで冷却し、そして最低約21時間撹拌した。その内容物をゆっくりと水に加え、そしてこのスラリーを約30分間撹拌した。このスラリーを濾過し、そしてそのフィルターケーキを洗浄し、そして減圧下で約4時間乾燥させた。この粗製湿潤ケーキを反応器に戻し、その後、酢酸エチル(40g,4.4v/w G−4−a)および水(100g,10v/w G−4−a)を添加した。このスラリーを約20重量%の水酸化ナトリウム溶液で約22℃で約8〜9のpHに調整し、次いで約22℃で約30分間撹拌した。この溶液を沈降させた。上の有機層を集め、そして下の水層を酢酸エチル(40g,4.4v/w G−4−a)で、約22℃で約30分間洗浄した。この溶液を沈降させ、そして上の有機層を除去した。次いで、2−メチルテトラヒドロフラン(86g,10v/w G−4−a)を添加し、約4NのHCl溶液で約22℃で約4〜5のpHに調整した。この溶液を約22℃で約30分間撹拌し、次いで沈降させた。下の水層を2−メチルテトラヒドロフラン(52g,6v/w G−4−a)で約22℃で約30分間抽出した。この溶液を沈降させた後に、下の水層を除去した。その有機層を合わせ、そして減圧下(約45℃以下のジャケット)で約4Vのポット体積まで蒸留した。エタノール(55.4g,7v/w G−4−a)を添加し、そしてこの反応物を蒸留した(2回繰り返した)。エタノールを再度追加し(23.7g,3v/w G−4−a)、その後、水(30g,3v/w G−4−a)を追加した。この反応物を約75℃まで加熱し、次いで約4時間かけて約50℃まで、次いで約0℃まで約5時間かけて冷却した。次いで、この反応を熟成させ、そして濾過し、そしてそのケーキを、予冷したエタノール(9.5g,1.2v/w G−4−a)と水(6g,0.6v/w G−4−a)との混合物で洗浄する。得られたフィルターケーキを洗浄し、乾燥させて、化合物1を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.70 (s, 1H), 7.57 (dd, J = 1.6 Hz, J = 7.6 Hz, 1H), 7.29 (td, J = 1.6 Hz, J = 8.0 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 0.4 Hz, 1H), 7.02 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.39 (dd, J = 5.6 Hz, J = 8.0 Hz, 1H), 4.17-4.14 (m, 1H), 4.04 (br, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.78-3.67 (m, 2H), 3.46-3.40 (m, 1H), 3.37-3.32 (m, 2H), 2.85 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.75-1.72 (m, 2H), 1.59-1.51 (m, 1H), 1.48-1.39 (m, 1H)。
実施例37。酵素分割スクリーニング
様々なリパーゼ酵素を、以下の手順に従って、形態rac−G−5のラセミアルコールの速度論的分割におけるその有効性についてアッセイした。試験基質rac−G−5−aを1当量のアシルドナー(酢酸ビニル)とともに、トルエンまたはMTBEのいずれかに溶解させた。5〜10ミリグラムの被験リパーゼを加え、キラルHPLCによる分析のために定期的にサンプル採取しながら、混合物を3〜10時間撹拌した。以下の表10は、酵素分割スクリーニングの結果を報告する。NDは、「未決定」を意味する。
実施例38。酵素分割基質スクリーニング
転換の範囲を示すために、実施例37の酵素分割および加水分解をまた、広範囲の形態rac−G−5のアルコール基質に対して行った。以下の表11は、基質スクリーニングの結果を報告する。
実施例39。化合物1の研究
化合物1の形態Iを、3つの研究:研究A、研究Bおよび研究Cで評価した。
研究Aは、絶食状態における30、80、200、500、800および1000mg、そして、高脂肪食後(摂食状態)の200mgの安全性と忍容性を、8人の健康な被験体(各群、6人は実薬対照そして2人がプラセボ対照)のコホートに対して評価した。
研究B(8人の被験体(6人が実薬そして2人がプラセボ)の五つの(5)コホート)は、50mgを1日2回(BID)(1日100mg)、100mgを1日1回(QD)(1日100mg)、100mgをBID(1日200mg)、200mg QD(1日200mg)、または、150mg QD(1日150mg)、あるいは、マッチングさせたプラセボ、を評価した。被験体は連続9日間にわたって、化合物1またはプラセボの複数の経口用量を受け、10日目の朝に化合物1またはプラセボの1回の経口用量を受けた。用量は、食後約30分で投与した。
研究Cは、プラセボと比較した、分別の新規脂質生成(DNL)に対する20、50または200mgの化合物1の1回の経口用量の効果を評価した(10人の被験体の3コホート)。DNLは、[13C]アセテートと質量同位体分布分析(MIDA)を用い、経口フルクトースに応答した超低密度リポタンパク質(VLDL)におけるパルミテートの新規合成の出現を測定(10時間にわたり30分間隔)することによって評価した。2回の投薬期間は、[13C]アセテートと研究薬の洗い流しのために最低5日間隔を空けた。
研究A
表12は、研究Aの絶食条件下でのPKパラメーター(平均)をまとめる。報告される要素は、約2%まで変動し得る。
摂食条件 対 絶食条件下での200mgの化合物1後の血漿化合物1のAUCtおよびAUC∞の比較は、80%〜125%の基準区間の外側の下限値を有する90%信頼区間を生じ、幾何平均比(GMR)は、全血漿化合物1曝露が、摂食条件下で、絶食条件下と比較して約9%〜14%低いだけである(これは、臨床上関連のある差ではない可能性がある)ことを示した。摂食条件 対 絶食条件下での200mgの化合物1後の血漿化合物1のC
maxの比較は、最大血漿化合物1曝露が、絶食条件と比較して、摂食下で約68%下回ることを示した。血漿化合物1濃度 対 時間プロフィールは、絶食条件と比較して、摂食下で観察される最初の定量可能な濃度の遅延と、吸収/分布相の延長を示した。しかしながら、平均t
1/2、CL/FおよびVz/Fの値、そして、メジアンt
max値は、摂食条件下および絶食条件下での200mgの化合物投与後に同等であった。
研究B
表13は、10日後の研究BのPKパラメーターをまとめる。報告される要素は、約2%まで変動し得る。
化合物1の最大曝露(Cmax)は概して、1日目から10日目まで増加し、そして、全身曝露(AUCt)は、1日目と比較して10日目に約1.5〜3.0倍増加した。平均t
1/2は、用量またはレジメンとは無関係に、各研究日で2倍の範囲内であり、最高用量(200mg QD)を除き、1日目に対して10日目に平均半減期がより長い傾向を示した。
研究C
研究Cでは、平均化合物1血漿PKパラメーターを以下のとおりまとめる:20mgの用量において、tmax(hr)a=1.8(1,3)、Cmax(ng/mL)=15.5±11.5、AUCt(hr・mg/mL)=40.0±16.0、%代謝物/親の比=4.3%;50mgの用量において、tmax(hr)a=1.30(0.99,2)、Cmax(ng/mL)=36.5±17.0、AUCt(hr・mg/mL)=98.8±41.3、%代謝物/親の比=11%;200mgの用量において、tmax(hr)a=2.0(1.3)、Cmax(ng/mL)=222±196、AUCt(hr・mg/mL)=518.±295、%代謝物/親の比=5.0%。aは平均(最低,最高)を示す。報告される要素は、約2%まで変動し得る。
実施例40。正常および損なわれた肝機能を有する被験体における化合物1の研究
この研究は、正常および損なわれた肝機能を有する被験体において化合物1の形態Iを評価し、そして、正常および損なわれた肝機能を有する被験体において化合物1単回用量の安全性および忍容性を評価する。
コホートは以下のとおりである:コホート1(軽度の肝障害)は、約20人の被験体(各群評価可能な8人について各群10人(軽度の障害およびマッチさせた対照))を含む;コホート2(中等度の肝障害)は、約20人の被験体(各群評価可能な8人について各群10人(中等度の障害およびマッチさせた対照))を含む;そして、コホート3(重度の肝障害)は、約20人の被験体(各群評価可能な8人について各群10人(重度の障害およびマッチさせた対照))を含む。
適格な被験体には、軽度に損なわれた、中等度に損なわれた、重度に損なわれた、そして、正常な肝機能を有する、年齢18歳から70歳までの男性および非妊娠/非授乳中の女性被験体を含める。被験体は現在非喫煙者(過去14日以内にタバコも、ニコチン含有もしくはTHC含有製品も使用がない)である。対照群の各被験体は、肝障害群の被験体と、年齢(±10歳)、性別、人種およびボディマスインデックス(±15% 18≦BMI≦36kg/m2)についてマッチさせる。正常な肝機能を有する被験体は、コホートをまたぐマッチさせた対照として機能し得るが、1コホート内の1人の肝障害被験体に対しては、1人のマッチさせた対照としてのみ機能し得る。コホート1および2は、並行して投薬し得るが、コホート3(重度の肝障害)についての投薬は、以前のコホートにおける肝障害患者からの安全性および予備的なPKデータ(利用可能な場合)の再検討後に進める。コホート1および2からの安全性およびPKデータの累積的な再検討に基づき、コホート3は、研究者およびスポンサーの自由裁量で開始しても良いし、開始しなくても良い。正常な肝機能を有する被験体における投薬は、マッチさせた肝障害を有する被験体が1日目のPK評価をすべて完了した後(例えば、投薬後96時間)に開始する。
適格な被験体は、様々な程度の肝障害を示し得、そして、健康な対照とマッチさせる。肝障害を有する被験体は、米国FDAおよび国際ガイダンス文書(U.S.保健福祉省 食品医薬品局 医薬品評価・研究センター(CDER);生物製剤評価・研究センター(CBER)2003)によって推奨されるとおり、肝障害に関するCPT分類体系に基づいて類別する。Child−Pugh−Turcotte(CPT)体系において、被験体を、高ビリルビン血症、低アルブミン血症、凝固時間に関するINRの延長、腹水および肝性脳症の存在および重症度を評価する累積スコアに基づいて、クラスA、BまたはC(CPTクラスA、BまたはC)に割り当てる。肝障害の分類は、以下のとおり割り当てる:(1)軽度:クラスA、5〜6のCPTスコア;(2)中等度:クラスB、7〜9のCPTスコア;および(3)重度:クラスC、10〜15のCPTスコア。
また、肝障害を有する被験体と健康なマッチさせた対照を登録し得る。対照群は、正常な肝機能を有するマッチさせた健康な被験体から構成され得る。
組み入れ基準
さらなる組み入れ基準を使用し得る、例えば:
・肝臓の機能不全は別として、研究者の意見では、被験体は、病歴、健康診断、バイタルサインそしてスクリーニングの実験室評価に基づき、研究に参加するために十分に健康でなければならない
・研究薬投与(1日目)前の3ヵ月(または90日)以内に、臨床的に有意な変化のない、長期的(6ヵ月超)の安定した肝障害の診断を有し得る
・スクリーニング時の以下の実験室パラメーターの全てを満たし得る:
・アラニンアミノトランスフェラーゼ(以前は、血清グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)(ALT)値≦10×正常値上限(ULN)
・アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)≦10×ULN
・好中球絶対数≧1,000/mm3
・血小板≧25,000/mm3
・ヘモグロビン≧8g/dL
・α−フェトプロテイン≦50ng/mL
・軽度の肝障害を有する被験体は、スクリーニング時にChild Pugh Turcotte尺度で5〜6のスコアを有さなければならない。被験体のスコアが研究の過程で変化する場合、スクリーニング時のスコアが分類に使用される
・中等度の肝障害を有する被験体は、スクリーニング時にChild Pugh Turcotte尺度で7〜9のスコアを有さなければならない。被験体のスコアが研究の過程で変化する場合、スクリーニング時のスコアが分類に使用される
・重度の肝障害を有する被験体は、スクリーニング時にChild Pugh Turcotte尺度で10〜15のスコアを有さなければならない。被験体のスコアが研究の過程で変化する場合、スクリーニング時のスコアが分類に使用される
・薬物治療を要する肝障害と関連しない併存疾患を伴う、肝障害を有する被験体は、スクリーニング前の少なくとも4週(または5半減期のどちらか長い方)にわたり、用量を変化させることなく薬物治療を受けなければならない。この時間枠中の投薬量のあらゆる変更が、スポンサーによって再考および承認されるべきである。
投薬と投与
1日目に、被験体は、20mgの化合物1(2×10mgカプセル)の単回経口用量を経口的に受容する。正常な肝機能を有する被験体における投薬は、マッチさせた肝障害を有する被験体が1日目のPK評価をすべて完了した後(例えば、投薬後96時間)に開始する。コホート1および2は、並行して投薬し得るが、コホート3(重度の肝障害)についての投薬は、以前のコホートにおける肝障害患者からの安全性および予備的なPKデータ(利用可能な場合)の再検討後に進める。コホート1および2からの安全性およびPKデータの累積的な再検討に基づき、コホート3は、研究者およびスポンサーの自由裁量で開始しても良いし、開始しなくても良い。薬物動態評価および他の評価(上述のとおり)を実施し得る。
実施例41。NASHを有する被験体における化合物1の試験
この研究は、NASHを有する被験体において化合物1の形態Iの安全性、忍容性および有効性を評価する。参加適格となるためには、被験体は、それぞれ、磁気共鳴画像法−プロトン密度(Protein Density)脂肪分画(MRI−PDFF)および磁気共鳴エラストグラフィ(MRE)で評価した脂肪肝および増加した肝硬度、あるいは、NASHおよび非硬変性線維症と一致した過去の肝生検、を有し得る。腹水、肝性脳症または静脈瘤出血を含む非代償性の肝疾患を有するあらゆる被験体が不適格となり得る。
研究の組み入れ基準を満たす被験体は、以下で論じるとおり、3つの異なる処置群A、BおよびCのうちの1つに2:2:1の比で無作為に割り当てる。無作為化は、病歴によって決定される真性糖尿病の有無、真性糖尿病の徴候のための薬物治療の使用によって、または、以前に診断されていない場合には、スクリーニング時の実験室値に基づいて(すなわち、ヘモグロビンA1c≧6.5%または空腹時血漿グルコース≧126mg/dL)層化し得る。研究薬は、ベースライン/1日目の来診から合計12週にわたって投与する。
5ミリグラムの化合物1もしくはプラセボ、または10ミリグラムの化合物1もしくはプラセボを、1日1回、食事有または無しで投与し得る。研究薬の投薬および投与は、処置群の無作為化に基づき、以下のとおりに行い得る:
・処置群A:化合物1 5mgを1日1回経口投与;
・処置群B:化合物1 20mgを1日1回経口投与;
・処置群C:プラセボを1日1回経口投与。
研究の間、被験体を、0週、1週、2週、3週、4週、5週、6週、7週、8週、9週、10週、11週、12週、13週、14週、15週、16週、17週、18週、19週、20週、21週、22週、23週もしく24週で、以下によって評価し得る:
・QoL質問票(Short Form(36)健康調査(SF−36)、労働生産性および活動障害(World Productivity and Activity Impairment(WPAI))ならびに慢性肝疾患質問票(Chronic Liver Disease questionnaire(CLDQ)))。注記:QoL質問票は、実施されるあらゆる研究手順の前でかつ、被験体が医療提供者に会う前に完了されることが推奨される。
・症状に合った(Symptom driven)身体検査
・バイタルサイン、腹囲および体重を記録する
・化学、血液学、凝固パネル、脂質プロフィール、ヘモグロビンA1c、バイオマーカー、またはゲノム検査(被験体が任意のゲノム研究への参加に同意した場合のみ)のための血液試料を取得する
・標準12誘導ECGを実施する
・FibroScan(登録商標)を実施する(利用可能な場合)
・妊娠可能な女性のみに関する尿妊娠検査またはバイオマーカーのための尿サンプルを採取する
・バイオマーカーのための大便サンプルを採取する(指示についてはStudy Reference Binderを参照)
・研究薬を配り、適切な投薬および投与に関する指示を被験体に提供する;被験体は、現場で研究薬のベースライン/1日目の用量を摂取する
・MREデータを採取する
・MRI−PDFFデータを採取する
・以前の来診以降に被験体が摂取したすべての併用薬物治療を記録する
・任意の重篤な有害事象、そして、スクリーニング来診以降に生じたすべての有害事象を記録する。
本発明の多数の実施形態を記載したが、本発明者の基本的な実施例は、本発明の化合物および方法を利用する他の実施形態を提供するように変更され得ることが、明らかである。従って、本発明の範囲は、例として与えられた具体的な実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって規定されることが理解される。