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JP6945839B2 - 梯子固定金具 - Google Patents
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本発明は、主として足場工事等で使用される梯子を上下に連結するための梯子固定金具に関するものである。
従来、建設現場において仮設足場を組み、上下の足場の間に昇降用梯子を取り付ける場合、上下に梯子を連結して固定することがある。また、鉄骨建方用の作業用ステージや吊足場などでは、足場の間隔が6m程度になることもあり、複数台の梯子を連結して固定しなければならないこともある。
梯子を連結する接続具や足場と梯子を連結するものに関して、例えば、特許文献1〜3がある。
特許文献1には、伸縮式梯子とその接続具が記載されている。接続具には、重ねられた2本の側柱の一方に固定されて他方の側柱と対向する部分を有する枠体と、他方の側柱に形成された被係止部に係止・解除が可能な係止部と、他方の側柱と枠体との間にスライド自在に嵌装される楔部材と、楔部材をスライドして他方の側柱を一方の側柱に圧接させることで枠体と側柱とを仮止めする操作部とを有している。
特許文献2には、ステップ用横パイプ材の両端が左右両側縦材の外側面に開口している仮設梯子の固定方法が記載されている。ステップ用横パイプ材に挿入可能な差込み杆部と差込み杆部の外端に連なる支持杆部とから成る固定金具を使用し、固定金具の差込み杆部を梯子の適当高さにあるステップ用横パイプ材に挿入した状態で、固定金具の支持杆部と梯子の周囲に位置する構造物又は構造物に固定された繋ぎ部材とをクランプにより連結する。
特許文献3には、複数の縦材や横材、足場板等を組み上げて成る仮設足場に取り付けられる昇降用梯子の固定金具が記載されている。梯子の脚柱を抱持する略コ字形状の抱持片を一対略平行に備え、これら各抱持片の基端部同士を平板状のガイド部材にて連結して固定金具本体と成し、ガイド部材には各抱持片と略平行に所定長さのスリットを穿設する一方、スリットに仮設足場の横材に係止する係止クランプ基部の支持ボルトを挿通させて摺動自在に備え、梯子を仮設足場に固定するときには、抱持片にて梯子の脚柱を抱持させた状態で係止クランプにて仮設足場の横材に係止すると共に、固定金具本体をスリットに沿って横材側に摺動させ、梯子の脚柱を抱持片と仮設足場の横材とで挟持させて固定するように構成されている。
実用新案登録第3127879号公報 特開2004−108064号公報 特開2012−158944号公報
特許文献1記載の方法は、上下の梯子体の側柱を重ねて、伸縮自在にした梯子において、側柱をスライドさせて、梯子の長さを所望の長さにしたとき、接続部に設けた楔部材を差し込むことで上下の側柱を仮止めすることができるが、梯子の台数が多くなる場合には不向きであり、安定性に欠ける。
特許文献2記載の方法は、L字形の固定金具であって、パイプ材から成る差込み杆部と、差込み杆部の一端に直角向きに固着されたパイプ材から成る支持杆部とから構成されているが、ステップ用横パイプ材の両端が左右両側縦材の外側面に開口している梯子にしか使用することができない。
特許文献3記載の方法は、仮設足場と梯子を連結するものであり、梯子どうしを連結できるものではない。
本発明は、上述のような課題の解決を図ったものであり、安全かつ容易に梯子どうしを上下に連結固定させることのできる梯子固定金具を提供することを目的としている。
本発明に係る梯子固定金具は、2つの支柱の間に複数の踏み桟が平行に設けられている梯子どうしを上下に連結固定させる梯子固定金具であって、支柱を梯子の幅方向両側から挟み込む一対の挟持部と一対の挟持部をつなぐ接続部とから断面コ字状に形成されており、一対の挟持部の少なくとも一方には踏み桟を梯子の厚み方向から嵌入させるための踏み桟嵌入溝が設けられており、一対の挟持部の先端部間には、踏み桟の抜け出しを防止するための留め具が設けられており、上下に連結される前記梯子の前記踏み桟が横並びになる位置にして、横に並んだ上下の前記梯子の2つの前記踏み桟を前記踏み桟嵌入溝に嵌入させるように、前記一対の挟持部で梯子の支柱を梯子の幅方向から挟み込むようにしたことを特徴とするものである。
上下に連結させる梯子の踏み桟が横並びになる位置にして、横に並んだ上下の梯子の2つの踏み桟を踏み桟嵌入溝に嵌入させるように、一対の挟持部で梯子の支柱を梯子の幅方向から挟み込む。一対の挟持部の先端部間には留め具を設けて、踏み桟が梯子固定金具から抜け出さないように梯子の支柱に梯子固定金具を固定することができる。
留め具の留め方式や形態は特に限定されないが、例えば一対の挟持部の先端部の一方に軸支され、他方に係止固定される開閉可能な留め具などを用いることができる。なお、留め具はあらかじめ梯子固定金具に取り付けて一体化したものでもよいし、梯子固定金具とは別体の留め具でもよい。
踏み桟嵌入溝の上下には、踏み桟を上下から挟み込むリブ状の折返し部が形成されているとよい。
踏み桟嵌入溝の上下にリブ状の折返し部を設けることによって、梯子固定金具自体の剛性が上がる。また踏み桟嵌入溝に梯子の踏み桟を嵌入させて、梯子を昇降する際の揺れなどを防ぎ、安定させる効果もある。
梯子固定金具の接続部の背面側には、クランプ金具を一体にまたは着脱可能に設けることもできる。梯子固定金具の接続部の背面側にクランプ金具を設けることによって、梯子どうしの連結固定だけではなく、梯子を仮設足場などの単管パイプと連結固定させることも可能になる。
また、本発明に係る梯子固定金具は、2つの支柱の間に複数の踏み桟が平行に設けられている梯子を足場を構成する足場部材に固定させるものであって、支柱を梯子の幅方向両側から挟み込む一対の挟持部と一対の挟持部をつなぐ接続部とから断面コ字状に形成されており、一対の挟持部の少なくとも一方には踏み桟を梯子の厚み方向から嵌入させるための踏み桟嵌入溝が設けられており、一対の挟持部の先端部間には、踏み桟の抜け出しを防止するための留め具が設けられており、接続部の背面側には、クランプ金具が一体にまたは着脱可能に設けられており、前記梯子の踏み桟を前記踏み桟嵌入溝に嵌入させるように、前記一対の挟持部で梯子の支柱を梯子の幅方向から挟み込み、前記クランプ金具により前記足場に固定させるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の梯子固定金具は、梯子どうしを連結するだけでなく、クランプ金具と組み合わせて、仮設足場などを構成する足場部材に梯子を連結固定させて、梯子を安定させるために用いることもできる。
本発明に係る梯子固定金具は、以上のような構成からなるので、2つの支柱の間に複数の踏み桟が平行に設けられている梯子どうしを安全かつ容易に連結固定させることができる。
また、梯子固定金具にクランプ金具を設けることによって、梯子を仮設足場などにも連結固定させることができ、梯子が振れるのを防止することもできる。
本発明に係る梯子固定金具の一実施形態における使用状態における要部を示す斜視図である。 図1の実施形態の梯子固定金具のみを示す斜視図である。 (a)は図1の実施形態の梯子固定金具の平面図、(b)は正面図、(c)は背面図(梯子の踏み桟側からみた図)、(d)は右側面図である。 図1の実施形態において、梯子どうしを上下に連結固定させる様子を示した斜視図である。 本発明に係る梯子固定金具の他の実施形態において、梯子を足場に部材に固定させる様子を示した斜視図である。
以下、本発明を添付した図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下に示される実施形態に限定されるものではない。
図1〜図4は、本発明に係る梯子固定金具1の一実施形態を示したものであり、図1および図4に梯子どうしを上下に連結固定させる様子を示している。
梯子固定金具1は、図2および図3に示すように、一対の挟持部2a、2bと挟持部2a、2bどうしを繋ぐ接続部3とから断面がコ字状に形成されている。一方の挟持部2bには、踏み桟嵌入溝4が設けられており、その踏み桟嵌入溝4の上下には、リブ状の折返し部6が設けられている。踏み桟嵌入溝4の上下に折返し部6を設けることによって、梯子固定金具1自体の剛性を高めることができる。
また、図1に示すように、折返し部6が上下の梯子11a、11bの踏み桟13a、13bを上下から挟み込む形で広い接触面積が得られるため、上下に連結される梯子11a、11bを安定させて固定することができ、梯子11a、11bを昇降した際の揺れなども軽減される。
他方の挟持部2aの先端部には、外側に折れ曲がった屈曲片部7が形成されている。屈曲片部7を設けることによって、梯子11の支柱12に梯子固定金具1を取り付ける際に差し込みやすくなる。また、この挟持部2aの先端部には、屈曲片部7にかけて留め具5を構成するアイボルト5aが貫入される横長のアイボルト貫入孔8が形成されている。
本実施形態における留め具5は、アイボルト5a、ナット5b、アイボルト5aの穴に通した係止用丸棒5cなどから構成され、上述した挟持部2aのアイボルト貫入孔8に通したアイボルト5aの先端の係止用丸棒5cを他方の挟持部2bの折返し部6に形成した係止溝6aに係止し、ナット5bを締め付けて固定するようにしたものである。
挟持部2aに設けたアイボルト貫入孔8は、アイボルト5aを貫入した状態でナット5bで固定するようになっており、図示したような長孔の形状にすると、屈曲片部8の先端に留め具5を付けたまま、梯子固定金具1を梯子11の支柱12に装着することができる。
図4は、本実施形態において、梯子11a、11bどうしを上下に連結固定させる様子を示したものである。接続作業においては、まず、連結する上下の梯子11a、11bの踏み桟13a、13bどうしが横並びの位置になるように、支柱12a、12bを厚さ方向に重ねる。
踏み桟嵌入溝4に踏み桟13a、13bが嵌入されるように、梯子固定金具1を梯子11a、11bの厚さ方向から支柱12a、12bを差し込み、留め具5の係止用丸棒5cを係止溝6aに係止させ、アイボルト5aをナット5bで締め付けることで、支柱12a、12bおよび踏み桟13a、13bが梯子固定金具1の挟持部2a、2b内に固定される。
この梯子固定金具1による固定を、梯子11a、11bの両側の支柱12a、12bの同じ高さで行う。なお、梯子固定金具1による連結は1箇所に限らず、2段以上の踏み桟位置で行えばより安定した接続状態となる。
図5は、本発明の梯子固定金具1を用いて、梯子11を足場を構成する部材に固定させる場合の実施形態を示したものである。例えば、中吊り状態の梯子の下部を足場の単管パイプ15などに固定して安定させる場合などに用いることができる。
本実施形態では、梯子固定金具1の接続部3のクランプ金具用孔9(図3参照)にクランプ金具14を取り付けてある。
本実施形態では、梯子固定金具1に固定される梯子11は1本のみであるが、例えば中吊り状態の梯子11の支柱12の下部およびその位置にある踏み桟13を、上述した図4の実施形態と同様の操作により、梯子固定金具1の挟持部2a、2b内に固定させる。
その状態で、クランプ金具14により、足場の単管パイプ15などに固定することで、下端が中吊り状態の梯子11の揺れをなくし、安定させることができる。
なお、梯子11の支柱12の断面に相当する大きさのスペーサー16を梯子固定金具1の挟持部2a、2b内に一緒に挟み込むようにすれば、図4の実施形態と同じ梯子固定金具1にクランプ金具14を取り付けたものを用いることができる。
1…梯子固定金具、2a、2b…挟持部、3…接続部、4…踏み桟嵌入溝、5…留め具、5a…アイボルト、5b…ナット、5c…係止用丸棒、6…折返し部、6a…係止溝、7…屈曲片部、8…アイボルト貫入孔、9…クランプ金具用孔、
11…梯子、11a…上側の梯子、11b…下側の梯子、12…支柱、12a…上側の梯子の支柱、12b…下側の梯子の支柱、13…踏み桟、13a…上側の梯子の踏み桟、13b…下側の梯子の踏み桟、
14…クランプ金具、15…足場の単管パイプ、16…スペーサー

Claims (5)

  1. 2つの支柱の間に複数の踏み桟が平行に設けられている梯子どうしを上下に連結固定させる梯子固定金具であって、前記支柱を梯子の幅方向両側から挟み込む一対の挟持部と前記一対の挟持部をつなぐ接続部とから断面コ字状に形成されており、前記一対の挟持部の少なくとも一方には前記踏み桟を梯子の厚み方向から嵌入させるための踏み桟嵌入溝が設けられており、前記一対の挟持部の先端部間には、前記踏み桟の抜け出しを防止するための留め具が設けられており、上下に連結される前記梯子の前記踏み桟が横並びになる位置にして、横に並んだ上下の前記梯子の2つの前記踏み桟を前記踏み桟嵌入溝に嵌入させるように、前記一対の挟持部で梯子の支柱を梯子の幅方向から挟み込むようにしたことを特徴とする梯子固定金具。
  2. 請求項1記載の梯子固定金具において、前記留め具は、前記一対の挟持部の先端部の一方に軸支され、他方に係止固定される開閉可能な留め具であることを特徴とする梯子固定金具。
  3. 請求項1または2記載の梯子固定金具において、前記踏み桟嵌入溝の上下には前記踏み桟を上下から挟み込むリブ状の折返し部が形成されていることを特徴とする梯子固定金具。
  4. 請求項1、2または3記載の梯子固定金具において、前記接続部の背面側には、クランプ金具が一体にまたは着脱可能に設けられていることを特徴とする梯子固定金具。
  5. 2つの支柱の間に複数の踏み桟が平行に設けられている梯子を足場を構成する足場部材に固定させる梯子固定金具であって、前記支柱を梯子の幅方向両側から挟み込む一対の挟持部と前記一対の挟持部をつなぐ接続部とから断面コ字状に形成されており、前記一対の挟持部の少なくとも一方には前記踏み桟を梯子の厚み方向から嵌入させるための踏み桟嵌入溝が設けられており、前記一対の挟持部の先端部間には、前記踏み桟の抜け出しを防止するための留め具が設けられており、前記接続部の背面側には、クランプ金具が一体にまたは着脱可能に設けられており、前記梯子の踏み桟を前記踏み桟嵌入溝に嵌入させるように、前記一対の挟持部で梯子の支柱を梯子の幅方向から挟み込み、前記クランプ金具により前記足場に固定させるようにしたことを特徴とする梯子固定金具。
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