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JP6946462B2 - 不連続レンチキュラーレンズを有する装飾シート - Google Patents
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JP6946462B2 - 不連続レンチキュラーレンズを有する装飾シート - Google Patents

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Description

本発明は、家電製品または電子デバイスの外装材に張りつけられる装飾シートに関する。より具体的には、本発明は、レンチキュラーレンズのパターン層を有する装飾シートに関する。
装飾シート(またはデコシート)は、テレビ、冷蔵庫、空気調節装置などの家電製品またはスマートフォン、タブレットなどのような電子デバイスの外装材に張りつけられ、それによって、所望の色およびパターンを示すことができる。装飾シートは、一般に、基層としてのPETなどのフィルム、様々なパターンを示すためのパターン層、色を示すための印刷層、色および金属効果を示すための蒸着層、接着剤層などによって構成される。その構造は、ラミネーション順序、製造プロセス、および材料に関して様々な方法で変更され得る(韓国特許第0896623号を参照)。
装飾シートが張りつけられる表面は、金属板、プラスチック、ガラスなどであり得、それに応じて、装飾シートの接着性は調節され得る。比較的容積の大きい家電製品は、主として、鋼鈑の外装材を使用し、特定の形状を形成するためにプレス成形などの後続の処理を必要とする。したがって、強い接着強度を有する装飾シートが必要とされる。他方、サイズの小さいモバイルデバイスは、主として、ガラスまたはプラスチックの外装材を使用するので、接着強度の弱い装飾シートが使用され得る。加えて、ガラス材料の外装材では、飛散防止機能を果たすことができる接着強度をもつ装飾シートが必要とされる。
装飾シートは、金属効果パターン、ソフト感パターンなどのような様々なパターン層を有する。
一方では、レンチキュラーレンズパターンは、細長い形状と、半円、楕円、双曲線などの断面とを有するレンズを配置することによって形成される。従来、それは、主として、輝度の増強などの光学的機能のために使用されたが、一方、最近、色調および奥行き感を与えるために装飾シートに取り入れられている。
しかしながら、レンチキュラーレンズパターンそれ自体はデザインを実現することが困難であるので、印刷層などが、追加として、装飾シート上に形成されなければならない。加えて、レンチキュラーレンズに固有の透明特性に起因して、異物またはスクラッチなどの不良現象がかなり認識され、それは、生産歩留りなどに関して不利である。
したがって、本発明の目的は、レンチキュラーレンズの色および奥行き感を維持しながら、それ自体がデザインを実現することができ、さらに不良視認性を低減することができるパターン層を有する装飾シートと、装飾シートを製造するための方法とを提供することである。
上述の目的に応じて、本発明は、レンチキュラーレンズが複数の列で配置されるパターン層を備える装飾シートを提供し、複数の列のうちの少なくとも1つは、レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有する。
上述の目的に応じて、本発明は、基層上にパターン層を形成することを備える、装飾シートを製造するための方法を提供し、レンチキュラーレンズはパターン層に複数の列で配置され、複数の列のうちの少なくとも1つは、レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有する。
本発明による装飾シートは、レンチキュラーレンズパターンに不連続レンズ部を挿入することによって、不良視認性を低減し、生産性を改善することができる。
加えて、不連続レンズ部は、ランダムに配置されるか、または文字、形状などを形成するように配置され、その結果、レンチキュラーレンズに固有の色および奥行き感に加えてパターン感を提供することが可能である。特に、従来の装飾シートは、印刷層によって文字および形状を形成しているが、本発明による装飾シートは、印刷層ではなくレンチキュラーレンズのパターン層のみによってそれを実現することができる。
加えて、縦列配置された凸面マイクロレンズが部分的に互いにオーバーラップして、それによって、ランダムに接続される形状を有するように個々のレンチキュラーレンズが構成される場合、隠蔽力と光学特性の両方が改善されるとともに、不必要な皺、意図しないパターン認識、ウエットアウトなどのような現象を防止することが可能である。
加えて、装飾シートは接着剤層を有することができ、その結果、接着剤層は、さらに、例えば、張りつけられているガラスの表面に対して飛散防止機能を実行することができる。
したがって、装飾シートは、有利には、テレビ、冷蔵庫、空気調節装置などのような家電製品、またはスマートフォン、タブレットなどのような電子デバイスの外装材に張りつけられ得る。
一実施形態による装飾シートのパターン層の平面図。 一実施形態による装飾シートのパターン層の3次元スキャン画像の図。 レンズ間のオーバーラッピングの程度に応じた接続部分の形状を示す図。 レンズ間のオーバーラッピングの程度に応じた接続部分の形状を示す図。 単位面積当たりの個数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 単位面積当たりの数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 単位面積当たりの数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 単位面積当たりの数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 単位面積当たりの数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 単位面積当たりの数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 単位面積当たりの数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 単位面積当たりの数に基づくランダムに配置された不連続レンズ部の分布パターンを示す画像の図。 不連続レンズ部によって実現され得る画像の例を示す図。 不連続レンズ部によって実現され得る画像の例を示す図。 デザイン画像を実現するためのパターンの一例を示す図。 様々なデザイン画像を実現することによって製作されたパターン層の例を示す図。 様々なデザイン画像を実現することによって製作されたパターン層の例を示す図。 様々なデザイン画像を実現することによって製作されたパターン層の例を示す図。 個々のマイクロレンズの平面形状の例を示す図。 個々のマイクロレンズの平面形状の例を示す図。 直列に配置されたマイクロレンズから構成されたレンチキュラーレンズの平面図。 列方向(図9のy−y’方向)における一実施形態によるレンチキュラーレンズの断面図。 列方向(図9のy−y’方向)における一実施形態によるレンチキュラーレンズの断面図。 列方向(図9のy−y’方向)における一実施形態によるレンチキュラーレンズの断面図。 個々のマイクロレンズの断面形状(図9のy−y’方向)を示す図。 個々のマイクロレンズの断面形状(図9のx−x’方向)を示す図。 非球面定数値によってレンチキュラーレンズの断面(図9のx−x’方向)を示す図。
L:レンチキュラーレンズ
N:不連続レンズ部
R1からR7:列
w:幅
d:不連続レンズ部の長さ
x−x’:列に垂直な方向
y−y’:列方向
A、B、CおよびD:マイクロレンズ
S:基層
p、q、およびr:オーバーラッピングポイント
lおよびm:オーバーラッピングポイント間の距離
hおよびi:マイクロレンズの高さ
jおよびk:オーバーラッピングポイントの高さ
以下、本発明が、添付の図面を参照してより具体的に説明される。
図1aおよび図1bは、それぞれ、一実施形態による、共焦点顕微鏡により得られた装飾シートのパターン層の平面図および3次元スキャン画像である。
本発明による装飾シートは、レンチキュラーレンズ(L)が複数の列(R1、R2、R3など)で配置されているパターン層を備え、複数の列のうちの少なくとも1つは、レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部(N)を有する。
不連続レンズ部
本発明による装飾シートのパターン層において、レンチキュラーレンズが配置されている複数の列のうちの少なくとも1つは、レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有する。
装飾シートの不連続レンズ部は、レンチキュラーレンズよりも暗くまたは明るく見え得る。加えて、着色層が装飾シートに用いられている場合、またはパターン層のレンチキュラーレンズが染料などにより着色されている場合、不連続レンズ部は、レンチキュラーレンズの色と異なる色として見え得る。したがって、装飾シートの不連続レンズ部は、観察者によって認識され得る。
ここで、不連続レンズ部は数マイクロメートルの程度の非常に小さい寸法を有するので、1つの不連続レンズ部は、観察者の眼によって明確には認識されない。しかしながら、複数の不連続レンズ部が特定のデザインを形成するように所定の規則で配置される場合、それは、観察者の眼によって明確に認識され、それによって、美的感覚を与えることができる。加えて、たとえ不連続レンズ部の個数が増えても不連続レンズ部がランダムな位置に配置される場合、それは、観察者の眼によって明確に認識されるのではなく、不良視認性が低減され、それによって、装飾シートの生産歩留りを高めることができる。
一例によれば、不連続レンズ部(N)は、パターン層に規則的に配置され得る。好ましくは、パターン層は、2つ以上の不連続レンズ部を有することができ、2つ以上の不連続レンズ部は、規則的なパターン、画像、図形、または文字の形態で配置され得る。
図4aおよび図4bは、不連続レンズ部によって実現され得る画像の例を示す。図面に示されるように、不連続レンズ部が規則的に配置される場合、それは、文字、数字、記号など、または直線の規則的パターンを形成することができる。
加えて、本発明によれば、様々な画像が、不連続レンズ部によって実現され得る。図5、図6aから図6cに示されるように、パターン層は、デザイン画像の種類または複雑さにかかわらず不連続レンズ部によって様々なデザイン画像を実現することができる。
例えば、銀河の画像が図5に示されるように実現される場合、画像内の星のサイズまたは密度は、不連続レンズ部の長さまたは密度によって実現され得る。
加えて、図6c示されるように、パターン層は、染料などを加えることによって着色され、それによって、特定の色を示すことができる。
別の例によれば、不連続レンズ部(N)は、パターン層にランダムに配置され得る。好ましくは、パターン層は、2つ以上の不連続レンズ部を有することができ、2つ以上の不連続レンズ部は、パターン層においてランダムな位置に配置され得る。
そのような場合、パターン層は、1cm2当たり10個から3000個の量の不連続レンズ部を含むことができる。より好ましくは、パターン層は、1cm2当たり100個から1000個の量の不連続レンズ部を含むことができる。
単位面積当たりの不連続レンズ部の個数が少なすぎる場合、不連続レンズ部は欠陥のように見える場合がある。他方、多すぎる場合、ランダムに分布されている場合でさえ特定の図形が認識される可能性がある。したがって、上述の好ましい範囲内で、不良視認性が最も効果的に低減される得ることが予想される(図3aから図3hを参照)。
図2aおよび図2bは、レンズ間のオーバーラッピングの程度に応じた接続部分の形状を示す。図面に示されるように、不連続レンズ部の長さ(d)は様々な方法で変更することができる。
例えば、不連続レンズ部の長さ(d)は特に限定されない。例えば、長さは、最小で0.1μm以上または1μm以上であり得、長さは、最大で列の長さと実質的に同じであり得る。
上述のように、本発明による装飾シートは、不良視認性を低減し、レンチキュラーレンズパターンに不連続レンズ部を挿入することによって生産性を改善することができる。
加えて、不連続レンズ部は、ランダムに配置されるか、または文字、形状などを形成するように配置され、その結果、レンチキュラーレンズに固有の色および奥行き感に加えてパターン感を提供することが可能である。特に、従来の装飾シートは、印刷層によって文字および形状を形成しているが、本発明による装飾シートは、印刷層ではなくレンチキュラーレンズのパターン層のみによってそれを実現することができる。
それゆえに、本発明の装飾シートは、従来用いられている印刷層を必ずしも備えず、好ましくは、印刷層を備えず、それによって、処理ステップの数を減らし、装飾シートを薄くし、コストを低減する。
レンチキュラーレンズ
パターン層に設けられたレンチキュラーレンズは、複数の列で配置され、一般的なレンチキュラーレンズ形状を有することができる。
レンチキュラーレンズは、従来のレンチキュラーレンズと同様の細長い形状を有することができる。
図1aは、一実施形態による装飾シートのパターン層の平面図である。
図1aに示されるように、レンチキュラーレンズの幅は各列の幅(w)と等しくすることができる。好ましい例として、複数の列の各々は、5μmから300μmの幅を有することができる。より具体的には、それは、10μmから200μmの範囲または30μmから100μmの範囲の幅を有することができる。
加えて、レンチキュラーレンズの長さは特に限定されない。例えば、長さは、最小で1μm以上であり得、長さは、最大で列の長さと実質的に同じであり得る。
加えて、レンチキュラーレンズの高さは、レンチキュラーレンズの幅(w)の0.01倍から3倍であり得る。具体的には、それは、レンチキュラーレンズの幅(w)の0.05倍から1倍であり得る。
加えて、レンチキュラーレンズは、多種多様な断面形状を有することができる。
例えば、図12に示されるように、レンチキュラーレンズは、パターン層の列方向に垂直な断面(図9におけるx−x’方向)において、半円(i)、半楕円(ii)、放物線(iii)、双曲線(iv)、先のとがった三角形(v)、または丸みのある三角形(vi)の断面形状を有することができる。
別の例として、レンチキュラーレンズは、パターン層の列方向に垂直な断面において、円錐定数値によって決定された非球面レンズの断面形状を有することができる。
図13は、非球面レンズ、および円錐定数値によって決定されたレンチキュラーレンズの断面を示す。具体的には、レンチキュラーレンズの断面形状は、以下の式1で決定され得る。
Figure 0006946462
上述の式において、rは、レンズ断面の中心軸からの距離であり、z(r)は、距離rでの頂点からレンズ面までの変位のz成分であり、Rは曲率半径であり(図13を参照)、κは表1において以下で定義されるような円錐定数である。
Figure 0006946462
マイクロレンズのオーバーラッピング
好ましい例によれば、個々のレンチキュラーレンズは、縦列配置された凸面マイクロレンズが部分的に互いにオーバーラップして、それによって、接続される形状を有することができる。
具体例として、図9に示されるように、マイクロレンズは、複数の列(図9におけるy−y’方向)で配置され、同じ列中の隣接するマイクロレンズが互いに部分的にオーバーラップして、それによって、接続される形状を有し得る。図9において、マイクロレンズ内の空所部(すなわち、黒部)は不連続レンズ部を示す。
上述したものなどのマイクロレンズによるレンチキュラーレンズの構成は、従来のレンチキュラーレンズの特性を有し、さらに、各列において部分的にオーバーラップする接続部分を有する。したがって、それは、高温または高湿環境においてさえ樹脂の影響を低減することによって、従来のUV硬化製品の弱点である皺寄り現象を防止する効果を作り出す。
上から見ると、マイクロレンズの形状は、図9に示されるように列方向(y−y’)に実質的に長くされ得る。例えば、パターン層を上から見ると、マイクロレンズが直列に配置されている複数の列(y−y’)の各々の幅は、例えば、5μmから300μmの範囲にあり得る。より具体的には、それは、10μmから200μmの範囲または30μmから100μmの範囲にあり得る。
個々のマイクロレンズのサイズは、列の横方向において5μmから300μmの範囲にあり得る。より具体的には、それは、10μmから200μmの範囲または30μmから100μmの範囲にあり得る。それは、列の長手方向において10μmから3000μmの範囲または30μmから2000μmの範囲にあり得る。
加えて、同じ列において個々のレンチキュラーレンズを構成するマイクロレンズのオーバーラッピングポイント間の距離は、オーバーラッピングの程度に応じて変更され得る。例えば、それは、30μmから2000μmの範囲にあり得る。
図7および図8は、個々のマイクロレンズの平面形状の例を示す。
図7に示されるように、個々のマイクロレンズは、平面図で見ると両端部に向かって狭くなる形状を有することができる。具体的には、マイクロレンズは、3つの部分、すなわち、平面図において頭部(10)、本体(20)、および尾部(30)に分けられる。これらの3つの部分は、互いに一体化して接続される。
頭部(10)および尾部(30)は、幅(w)が端部に向かって狭くなる形状を有することができる。例えば、それは、半円、半楕円、放物線、先のとがった三角形、または丸みのある三角形の形状を有することができる。
頭部(10)および尾部(30)は、同じ長さおよび形状を有することができる。しかし、それらは、必要に応じて異なる形状または長さを有するように設計されてもよい。
本体(20)は、全体的に同じ幅(w)を有することができる。
図8に示されるように、個々のマイクロレンズは、頭部、本体、および尾部の長さ(または寸法)を調節することによって、多種多様の形状を有することができる。
例えば、頭部および尾部は、同じ長さを有することができる。本体は、10μmから3000μmまたは30μmから2000μmの長さを有することができる。
加えて、好ましくは、本体の幅に対する頭部または尾部の長さの比は、0.1から3の範囲にあり得る。より具体的には、それは、0.1から1.5の範囲に、0.3から1.5の範囲に、または0.4から0.5の範囲にあり得る。不連続レンズ部の形状は、上述の好ましい範囲で製作される場合に望ましいものであり得る。
具体例によれば、マイクロレンズは、平面図において頭部、本体、および尾部の3つの部分に分けられ、これらの3つの部分は、互いに一体化して接続され、頭部および尾部は、同じ長さを有し、本体は、10μmから3000μmまたは30μmから2000μmの長さを有し、頭部および尾部は、幅が端部に向かって狭くなる形状を有し、本体は、全体的に同じ幅を有し、本体の幅に対する頭部または尾部の長さの比は、0.1から1.5の範囲にある。
図10aから図10cは、列方向(図9のy−y’方向)における一実施形態によるレンチキュラーレンズの断面図である。
図10aに示されるように、一実施形態によるレンチキュラーレンズは、縦列配置された凸面マイクロレンズが部分的に互いにオーバーラップして、それによって、接続されるように形成される。そのような場合、レンチキュラーレンズの長さは、部分的にオーバーラップして、それによって、接続されているマイクロレンズの全長(L1)に対応する。
加えて、図10bに示されるように、個々のレンチキュラーレンズを構成するように同じ列に一直線に配置されたマイクロレンズ(A、B、C、およびD)は、例えば、10μmから3000μmの範囲でそれらのオーバーラッピングポイント(l、m)間の距離(p、q、r)を有することができ、または距離は、30μmから2000μmの範囲または300μmから700μmの範囲にあり得る。特に、マイクロレンズが互いにオーバーラップするポイント間の距離は、同じ列においてランダムに変更されてもよい。オーバーラッピングおよび接続部分は上述のようにランダムに形成されるので、意図しないパターンが視覚的に認識される現象を防止することが可能である。
加えて、マイクロレンズ間のオーバーラッピングの程度はランダムであってもよい。一例として図10bのマイクロレンズ(C)を参照すると、隣接するレンズ(B、D)とのオーバーラッピングポイント(q、r)の基層(S)からの高さ(j、k)は、互いに異なってもよく、オーバーラッピングポイントの高さ(j、k)は、同じ列内でランダムに変動してもよい。例えば、オーバーラッピングポイントの高さ(j、k)は、0μmよりも大きく300μmよりも小さい範囲内でランダムであってもよく、または0μmよりも大きく50μmよりも小さい範囲内でランダムであってもよい。
加えて、個々のレンチキュラーレンズを構成するマイクロレンズは、同じ列内で互いに異なる高さ(h、i)を有することができる。マイクロレンズは上述のように異なる高さで形成されるので、ウエットアウト現象を防止することが可能である。例えば、マイクロレンズは同じ列内で互いに異なる高さを有し、マイクロレンズの最小高さに対する最大高さの比は、1よりも大きく3まで、または1よりも大きく1.5までであり得る。加えて、マイクロレンズの最大高さは、例えば、1μmから300μmまたは1μmから50μmであり得る。
加えて、図10cに示されるように、パターン層の列方向と平行な断面において、2つのマイクロレンズ(B、C)がオーバーラップするポイント(q)のところで2つの隣接するマイクロレンズ(B、C)の表面に接線(q−b、q−c)が描かれるとき、接線間の角度(a)は、150°から180°未満に及び得る。接線間の角度が上述の範囲内にある場合、オーバーラッピングの程度が増加し、不連続レンズ部の非視認性は改善され得る(図2bを参照)。その結果、意図しないパターンが認識される現象を防止することがより有利になり得る。
加えて、図11示されるように、列方向(図9のy−y’方向)の断面形状を見たとき、オーバーラップ部分が考慮されない場合、個々のマイクロレンズは、丸いコーナーをもつ台形断面形状を有するかまたは半楕円断面形状を有する。例えば、それは、長い平坦なレンズ本体(i)を有するか、短い平坦なレンズ本体(ii)を有するか、または平坦なレンズ本体を有しない形状の断面を有することができる。そのような場合、マイクロレンズのオーバーラッピングは、断面形状においてレンズの左側および右側の曲線部分に形成され得る。
加えて、図12に示されるように、マイクロレンズは、パターン層の列方向に垂直な断面において多種多様の断面形状を有することができる。例えば、パターン層の列方向に垂直な断面(図9のx−x’方向)が観察されたとき、それは、半円(i)、半楕円(ii)、放物線(iii)、双曲線(iv)、先のとがった三角形(v)、または丸みのある三角形(vi)の断面形状を有することができる。好ましくは、半楕円または放物形などの非球面形状がマイクロレンズの断面として採用される場合、奥行き感を改善し、観察角度に応じて様々な色を示すことが可能である。例えば、マイクロレンズの断面形状は、非球面レンズ公式および円錐定数値を使用して決定され得る。具体的には、それは、図13および上述したような式1によって決定され得る。
装飾シートの層構成
一例によれば、本発明の装飾シートは、パターン層の一方の面に形成された基層をさらに備えることができる。
別の例によれば、本発明の装飾シートは、パターン層の一方の面に形成された基層と、基層の他方の面に形成された接着剤層とを備えることができる。そのような場合、接着剤層は、飛散防止機能を有することができる。
さらなる別の例によれば、本発明の装飾シートは、パターン層の一方の面に形成された基層と、基層の他方の面に形成された接着剤層と、接着剤層の表面にラミネートされた剥離フィルムとをさらに備えることができる。
装飾シートは、テレビ、冷蔵庫、空気調節装置などのような家電製品、またはスマートフォン、タブレットなどのような電子デバイスの外装材に張りつけられ、それによって、所望の色およびパターンを示すことができる。
一例として、装飾シートは、底層として透明プラスチックまたはガラス板を有するモバイルデバイスなどのケースに張りつけられ得る。そのような場合、装飾シートは、着色層/パターン層/基層/接着剤層/剥離フィルムのラミネート構造を有することができ、接着剤層は、透明プラスチックまたはガラス板の内面に付けられる。
別の例として、装飾シートは、底層として圧延鋼シートを有する大きい白物家電製品などの筐体に張りつけられ得る。そのような場合、装飾シートは、パターン層/基層/着色層/接着剤層のラミネート構造を有することができ、接着剤層は、家電製品の外面に付けられる。
本発明の装飾シートは、それ自体のレンズパターンのおかげでデザインを実現することができるので、従来の装飾シートで用いられている印刷層は必ずしも必要とされない。しかしながら、装飾シートは、光の吸収、色の表示などのためにパターン層の一方の面に印刷層をさらに備えてもよい。
上述のような装飾シートのラミネート構造は、例示であり、張りつけられる製品に応じておよび必要に応じて様々な方法で変更され得る。加えて、本発明の装飾シートは、上述されたものに加えて追加の機能層をさらに備えることができる。
以下、各構成層の材料および特徴が、詳細に説明される。
基層は、透明フィルム、例えば、透明ポリマーフィルムであり得る。基層は、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、セルロース、アクリル、ポリ塩化ビニル、およびそれらの混合物からなる群から選択された高分子樹脂を備えることができる。具体的には、基層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、アクリル、ポリ塩化ビニル、およびそれらの混合物からなる群から選択された高分子樹脂を備えることができる。より具体的には、基層は、高い耐久性、機械的強度、および透明性のためにポリエチレンテレフタレートフィルムであり得る。
基層は、機械的強度または光学的機能を強化するために必要に応じて一軸でまたは二軸で延伸されてもよい。
基層は、材料に応じて好ましい厚さを有することができる。具体的には、基層は、100μm以下の厚さを有することができる。より具体的には、基層は、23μmから100μmの厚さを有することができる。基層の厚さが上述の範囲内にある場合、それは、モバイルデバイスを薄くするのに好適である。
パターン層は、レンチキュラーレンズのパターン層であり得、上述のような構造および特徴を有し得る。
パターン層は、光硬化性樹脂で製作され得、マイクロレンズは、基層と同じ材料または異なる材料で製作され得る。光硬化性樹脂は、紫外線または電子ビームなどの活性エネルギー線により硬化可能である限り特に限定されない。その具体的な例には、ポリエステル;エポキシ樹脂;ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、およびウレタン(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリレート樹脂;およびそれらの混合物が含まれる。それらの中の(メタ)アクリレート樹脂は、光学特性の観点から特に好ましい。
光硬化性樹脂は、1.41から1.59の範囲の屈折率を有することが好ましい。硬化の際の樹脂の屈折率が1.41以上である場合、全光線透過率の増加に起因する光拡散効果の減少および隠蔽力の低下を防止することが可能である。それが1.59以下である場合、全光線透過率の減少に起因する輝度の低下を防止することが可能である。
着色層および印刷層は、装飾シートに色またはテクスチャを与えるためにパターン層の一方の面または基層の一方の面に形成され得る。
着色層は、例えば、1つまたは複数の種類の着色無機粒子または着色金属粒子が堆積されている複合蒸着層であり得る。
印刷層は、着色剤を備えることができる。着色剤は、黒色染料または顔料であり得る。例えば、それは、カーボンブラック、反応性染料、アゾ色素、ニグロシン、ペリレン顔料、およびアニリンブラックなどの有機着色剤であり得る。着色剤は、印刷層に一様に分散され得る。
接着剤層は光学的に透明な接着剤(OCA)で製作され、それは、空気層を除去し、視認性を改善し、断熱性能を改善することができる。接着剤層は、例えば、ガラスで製作されたディスプレイへの付着のために使用され得る。
接着剤層は、高分子樹脂と硬化剤とを備えることができる。高分子樹脂は、特に限定されないが、紫外線によって黄変されず、UV吸収剤の良好な分散性を有する樹脂であり得る。例えば、高分子樹脂は、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂などであり得る。高分子樹脂は、単独で使用されてもよいし、またはそれの2種類以上の共重合体もしくは混合物として使用されてもよい。それらの中のアクリル樹脂は、光学的性質、耐候性、基板への接着性などに優れているので好ましい。
アクリル樹脂は、少なくとも1つのアクリルモノマーと、少なくとも1つのカルボキシル基含有不飽和モノマーとを重合させることによって形成され得る。具体的には、アクリルモノマーの例には、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロパーフリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート、メチルα−ヒドロキシメチルアクリレート、エチルα−ヒドロキシメチルアクリレート、プロピルα−ヒドロキシメチルアクリレート、ブチルα−ヒドロキシメチルアクリレート、2ーメトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(メタ)アクリレート、テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフルオロデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物が含まれる。
より具体的には、アクリルモノマーの例は、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物を含むことができる。具体的には、カルボキシル基含有不飽和モノマーの例には、アクリル酸、メタクリル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシ酢酸、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル酸、4−(メタ)アクリロイルオキシ酪酸、アクリル酸二量体、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、およびそれらの混合物が含まれる。より具体的には、カルボキシル基含有不飽和モノマーの例は、メタクリル酸、アクリル酸、およびそれらの混合物を含むことができる。
硬化剤は、高分子樹脂を硬化させることができる物質である限り特に限定されない。具体的には、それは、紫外線によって黄変されないイソシアネート硬化剤、エポキシ硬化剤、およびアジリジン硬化剤からなる群から選択され得る。加えて、硬化剤は、接着剤層の総重量に基づいて0.2重量%から0.5重量%の量で使用され得る。具体的には、硬化剤は、接着剤層の総重量に基づいて0.3重量%から0.5重量%、0.3重量%から0.45重量%、または0.35重量%から0.45の量%の量で使用され得る。硬化剤の含有量が上述の範囲内にある場合、接着強度は低下せず、耐久性は、耐熱性および耐湿性環境において低下しない。
加えて、接着剤層は、酸化防止剤、光安定剤(例えば、ヒンダードアミン系光安定剤)、UV硬化のための光開始剤などのような添加剤をさらに備えることができる。
光開始剤は、ベンゾフェノン系、チオキサントン系、α−ヒドロキシケトン系、ケトン系、フェニルグリオキシレート系、およびアシルホスフィンオキシド系からなる群から選択された少なくとも1つであり得る。
接着剤層は、ガラスが破損されたときのガラスの飛散を防止するために、10N/インチ以上のガラスへの接着強度を有することができる。具体的には、接着剤層は、10N/インチから30N/インチ以上のガラスへの接着強度を有することができる。接着剤層の接着強度が上述の範囲内にある場合、飛散防止効果が十分であること、および欠陥製品が工程中に製造された場合にガラスを再利用するための再処理工程が容易に実行され得ることという利点がある。
接着剤層は、工程および外部異物による圧縮性を抑制するために−40℃以上のガラス転移温度を有することができる。具体的には、接着剤層は、−40℃から−15℃または−30℃から−15℃のガラス転移温度を有することができる。
接着剤層は、10μmから30μmの厚さを有することができる。具体的には、それは、15μmから25μm、15μmから20μm、または15μmから17μmの厚さを有することができる。接着剤層の厚さが上述の範囲内にある場合、圧縮に起因する欠陥を防止し、接着剤層の接着強度を適切なレベルに維持することが可能である。
剥離フィルムは、ポリエチレンテレフタレートまたはポリカーボネートなどのプラスチックフィルムであり得、表面がシリコーンで剥離被覆されたフィルムであり得る。
剥離フィルムは、50μm以上、50μmから125μm、または75μmから125μmの厚さを有することができる。
剥離フィルムは、Tesa 7475テープに対して100グラム重/インチ以下の層間剥離力を有することができる。具体的には、剥離フィルムは、Tesa 7475テープに対して80グラム重/インチ以下、または30グラム重/インチから80グラム重/インチの層間剥離力を有することができる。剥離フィルムの層間剥離力が上述の範囲内にある場合、接着剤層と剥離フィルムとの間の層間剥離に起因する欠陥は、後続の工程の堆積ステップ中に発生せず、剥離フィルムは、ガラスへの接着の前に容易に剥がされ得る。
高温の印刷工程におけるカールを防止するために、パターン層、基層、および接着剤層が順番にラミネートされたフィルムと、剥離フィルムとは、50%以下の熱収縮ずれを有することができる。熱収縮ずれが50%以下である場合、印刷工程の繰り返しの際にカールが発生せず、その結果,フィルムの寸法安定性は後続の工程に対して保証され得る。
装飾シートの製造
装飾シートは、基層上にパターン層を形成することを備える工程によって製造され得、レンチキュラーレンズは、パターン層に複数の列で配置され、複数の列のうちの少なくとも1つは、レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有する。
パターン層は様々な工程を使用して形成され得る。
例えば、高精度パターン加工装置が、マイクロレンズパターンを有するモールドを物理的に加工するために使用され得、次いで、パターン層は、パターンが刻まれたモールド上に光硬化性樹脂をUVキャストすることによって得られる。
そのような場合、不連続レンズ部の位置、長さなどは、プログラムすることによって決定され得る。
具体的には、規則的パターン、画像、図形、または文字を実現するために、実現されるべきデザインを微細ドットに細分して単位ドット(unit dots)の個数およびその個々の座標を計算し、続いて、この情報をパターン加工装置に入力し、それを事前プログラムし、それによって、不連続レンズ部が実現される。
例えば、実現されるべきデザインが白黒画像に変えられ、レンチキュラーレンズ部分が白黒画像の黒部分または白部分のいずれかに割り当てられ、不連続レンズ部が他方に割り当てられるようにプログラムすることが可能である。
具体例として、パターン層は、実現されるべきデザインを白黒画像に変えるステップと、反転画像を生成するために白黒画像の黒部分と白部分とを反転させるステップと、反転画像の黒部分にレンチキュラーレンズを割り当て、反転画像の白部分に不連続レンズ部を割り当てるようにパターン加工装置をプログラムするステップと、パターン加工装置によって基層上にパターン層を形成するステップとによって形成され得る。
加えて、ランダムな位置に不連続レンズ部を実現するために、ランダムな座標が、単位面積当たりの所望の数を用いて計算され、続いて、この情報をパターン加工装置に入力し、それを事前プログラムし、それによって、不連続レンズ部が実現される。ランダム座標を作り出すための方法は、例えば、分子動力学法、モンテカルロ法などであり得る。
以下、本発明が、例を参照して詳細に説明される。
しかしながら、以下の例は本発明の例示であり、本発明の範囲は以下の例に限定されない。
例1:レンチキュラーレンズ間の間隔距離に応じた形状
パターン層が、半円断面形状を有するレンチキュラーレンズ間のオーバーラッピングまたは間隔の程度を変更することによって作り出された。光学顕微鏡画像が図2aに示されている。
加えて、図2bは不連続レンズ部の拡大図であり、レンチキュラーレンズは黒で示されており、不連続レンズ部は白で示されている。
図2aおよび図2bにおいて、レンチキュラーレンズのオーバーラッピングの程度が左から右に向かって増加するにつれて、不連続レンズ部の長さ(d)は徐々に減少する。
例2:不連続レンズ部のランダムな形成
パターン層の単位面積(1cm2)当たりの不連続レンズ部の個数が5個、10個、20個、100個、500個、1000個、2000個、および3000個へと変更された画像が、それぞれ、図3aから図3hに示される。これらの画像において、不連続レンズ部は白ドットで示されており、黒色は、レンチキュラーレンズが存在する部分を示している。
不連続レンズ部のランダムな位置は分子動力学法によって計算された。その結果、図3aから図3hに示されるように、不連続レンズ部は、可能な限りオーバーラップしない分布を有しながらランダムに分布され、それによって、不良視認性を低減している。
しかしながら、単位面積当たりの個数が100個未満であった場合、個数が少ないので、不連続レンズ部が、図3aから図3cに示されるように、欠陥として現れる可能性があった。加えて、単位面積当たりの個数が1000個を超えた場合、それらがランダムに分布されているにもかかわらず、指紋に似ているパターンが、図3gおよび図3hに示されるように認められた。
それゆえに、単位面積(1cm2)当たりの個数が100個から1000個であった場合、図3dから図3fに示されるように、不良視認性は最も効果的に低減されることが見極められた。
例3:装飾シートの製造
ステップ(1):基層の調製
50μmの厚さを有するポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(製造業者:SKC、製品名:V7200)が、基層として調製された。
ステップ(2):接着剤層の形成
99.4重量部のアクリル樹脂、0.4重量部の硬化剤、および0.2重量部の紫外線吸収剤が混合され、その混合物が有機溶媒(固形分:15重量%)に溶解され、それによって、光学的に透明な接着剤樹脂組成物が得られた。光学的に透明な接着剤組成物は、基層の一方の面に被覆され、100℃で3分間乾燥され、20μmの乾燥厚さを有する接着剤層を形成した。
その後、100μmの厚さを有する剥離フィルムが、接着剤層の表面にラミネートされ、続いて、それは40℃で3日間エージングされた。
ステップ(3):レンチキュラーレンズのパターン層の形成
レンチキュラーレンズパターンのモールドが、高精度パターン加工装置を使用することによってパターンローラの表面に物理的に加工された。次いで、パターンが刻まれたモールドを使用して原樹脂の他方の面上に光硬化性樹脂をUVキャストすることによって、パターン層が得られた。

以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] レンチキュラーレンズが複数の列で配置されるパターン層を備える装飾シートであって、
前記複数の列のうちの少なくとも1つは、前記レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有する、装飾シート。
[2] 前記パターン層が、2つ以上の前記不連続レンズ部を有し、
前記2つ以上の不連続レンズ部が、前記パターン層においてランダムな位置に配置される、[1]に記載の装飾シート。
[3] 前記パターン層が、1cm 2 当たり10個から3000個の量の前記不連続レンズ部を含む、[2]に記載の装飾シート。
[4] 前記パターン層が、1cm 2 当たり100個から1000個の量の前記不連続レンズ部を含む、[2]に記載の装飾シート。
[5] 前記パターン層が、2つ以上の前記不連続レンズ部を有し、
前記2つ以上の不連続レンズ部が、規則的なパターン、画像、図形、または文字の形態で配置される、[1]に記載の装飾シート。
[6] 前記複数の列の各々が、5μmから300μmの幅を有する、[1]に記載の装飾シート。
[7] 前記レンチキュラーレンズが、前記パターン層の列方向に垂直な断面において、円錐定数値によって決定された非球面レンズの断面形状を有する、[1]に記載の装飾シート。
[8] 前記パターン層の一方の面に形成された基層と、
前記基層の他方の面に形成された接着剤層と
をさらに備える、[1]に記載の装飾シート。
[9] 個々のレンチキュラーレンズは、縦列配置された凸面マイクロレンズが部分的に互いにオーバーラップして、それによって、接続される形状を有することができる、[1]に記載の装飾シート。
[10] 前記マイクロレンズが互いにオーバーラップするポイント間の距離が、同じ列においてランダムに変更される、[9]に記載の装飾シート。
[11] 前記マイクロレンズが互いにオーバーラップするポイントの高さが、同じ列においてランダムに変更される、[9]に記載の装飾シート。
[12] 前記パターン層の列方向と平行な断面において、2つの隣接するマイクロレンズがオーバーラップするポイントのところで前記2つのマイクロレンズの表面に接線が描かれるとき、前記接線間の角度が、150°から180°未満に及ぶ、[9]に記載の装飾シート。
[13] 前記マイクロレンズが、平面図において頭部、本体、および尾部の3つの部分に分けられ、これらの3つの部分が、互いに一体化して接続され、前記頭部および前記尾部が、同じ長さを有し、前記本体が、10μmから3000μmの長さを有し、前記頭部および前記尾部は、幅が端部に向かって狭くなる形状を有し、前記本体が、全体的に同じ幅を有し、前記本体の前記幅に対する前記頭部または前記尾部の前記長さの比が、0.1から1.5の範囲にある、[9]に記載の装飾シート。
[14] 基層上にパターン層を形成することを備える、装飾シートを製造するための方法であって、レンチキュラーレンズが前記パターン層に複数の列で配置され、前記複数の列のうちの少なくとも1つは、前記レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有する、装飾シートを製造するための方法。
[15] 前記パターン層が、
実現されるべきデザインを白黒画像に変えるステップと、
反転画像を生成するために前記白黒画像の黒部分と白部分とを反転させるステップと、 前記反転画像の前記黒部分にレンチキュラーレンズを割り当て、前記反転画像の前記白部分に不連続レンズ部を割り当てるようにパターン加工装置をプログラムするステップと、
前記パターン加工装置によって前記基層上にパターン層を形成するステップと
によって形成される、[14]に記載の装飾シートを製造するための方法。

Claims (13)

  1. レンチキュラーレンズが複数の列で配置されるパターン層を備える装飾シートであって、
    前記複数の列のうちの少なくとも1つは、前記レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有し、
    個々のレンチキュラーレンズは、縦列配置された凸面マイクロレンズが部分的に互いにオーバーラップして、それによって、接続される形状を有することができ、
    前記パターン層の列方向と平行な断面において、2つの隣接するマイクロレンズがオーバーラップするポイントのところで前記2つのマイクロレンズの表面に接線が描かれるとき、前記接線間の角度が、150°から180°未満に及ぶ、
    装飾シート。
  2. 前記パターン層が、2つ以上の前記不連続レンズ部を有し、
    前記2つ以上の不連続レンズ部が、前記パターン層においてランダムな位置に配置される、請求項1に記載の装飾シート。
  3. 前記パターン層が、1cm2当たり10個から3000個の量の前記不連続レンズ部を含む、請求項2に記載の装飾シート。
  4. 前記パターン層が、1cm2当たり100個から1000個の量の前記不連続レンズ部を含む、請求項2に記載の装飾シート。
  5. 前記パターン層が、2つ以上の前記不連続レンズ部を有し、
    前記2つ以上の不連続レンズ部が、規則的なパターン、画像、図形、または文字の形態で配置される、請求項1に記載の装飾シート。
  6. 前記複数の列の各々が、5μmから300μmの幅を有する、請求項1に記載の装飾シート。
  7. 前記レンチキュラーレンズが、前記パターン層の列方向に垂直な断面において、円錐定数値によって決定された非球面レンズの断面形状を有する、請求項1に記載の装飾シート。
  8. 前記パターン層の一方の面に形成された基層と、
    前記基層の他方の面に形成された接着剤層と
    をさらに備える、請求項1に記載の装飾シート。
  9. 前記マイクロレンズが互いにオーバーラップするポイント間の距離が、同じ列においてランダムに変更される、請求項に記載の装飾シート。
  10. 前記マイクロレンズが互いにオーバーラップするポイントの高さが、同じ列においてランダムに変更される、請求項に記載の装飾シート。
  11. 前記マイクロレンズが、平面図において頭部、本体、および尾部の3つの部分に分けられ、これらの3つの部分が、互いに一体化して接続され、前記頭部および前記尾部が、同じ長さを有し、前記本体が、10μmから3000μmの長さを有し、前記頭部および前記尾部は、幅が端部に向かって狭くなる形状を有し、前記本体が、全体的に同じ幅を有し、前記本体の前記幅に対する前記頭部または前記尾部の前記長さの比が、0.1から1.5の範囲にある、請求項に記載の装飾シート。
  12. 基層上にパターン層を形成することを備える、装飾シートを製造するための方法であって、レンチキュラーレンズが前記パターン層に複数の列で配置され、前記複数の列のうちの少なくとも1つは、前記レンチキュラーレンズが連続的でない少なくとも1つの不連続レンズ部を有し、個々のレンチキュラーレンズは、縦列配置された凸面マイクロレンズが部分的に互いにオーバーラップして、それによって、接続される形状を有することができ、前記パターン層の列方向と平行な断面において、2つの隣接するマイクロレンズがオーバーラップするポイントのところで前記2つのマイクロレンズの表面に接線が描かれるとき、前記接線間の角度が、150°から180°未満に及ぶ、装飾シートを製造するための方法。
  13. 前記パターン層が、
    実現されるべきデザインを白黒画像に変えるステップと、
    反転画像を生成するために前記白黒画像の黒部分と白部分とを反転させるステップと、 前記反転画像の前記黒部分にレンチキュラーレンズを割り当て、前記反転画像の前記白部分に不連続レンズ部を割り当てるようにパターン加工装置をプログラムするステップと、
    前記パターン加工装置によって前記基層上にパターン層を形成するステップと
    によって形成される、請求項12に記載の装飾シートを製造するための方法。
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