JP6947492B2 - 2液混合型の第1,第2の液及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents
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Description
上記重合性重合体(A)はカルボキシル基を有する。カルボキシル基を有する重合性重合体(A)は重合性を有し、重合可能である。上記重合性重合体(A)がカルボキシル基を有することで、感光性組成物の現像性が良好になる。上記重合性重合体(A)としては、例えば、カルボキシル基を有するアクリル樹脂、カルボキシル基を有するエポキシ樹脂及びカルボキシル基を有するオレフィン樹脂が挙げられる。なお、「樹脂」は、固形樹脂に限定されず、液状樹脂及びオリゴマーも含む。
上記感光性組成物は、光重合開始剤(B)を含むので、光の照射により感光性組成物を硬化させることができる。光重合開始剤(B)は特に限定されない。光重合開始剤(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
レジスト膜の切り出し加工性を高めることなどを目的として、上記感光性組成物は、環状エーテル基を有する化合物(C)を含む。また、上記環状エーテル基を有する化合物(C)の使用により、感光性組成物の硬化性も良好になる。
上記感光性組成物は、酸化チタン(D)を含むので、反射率が高いソルダーレジスト膜などのレジスト膜を形成できる。上記感光性組成物に含まれている酸化チタン(D)は特に限定されない。酸化チタン(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記無機フィラー(E)は、酸化チタンとは異なる無機フィラーである。上記無機フィラー(E)は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記感光性組成物は、有機溶剤(F)を含む。上記第1,第2の液を混合した感光性組成物は、有機溶剤(F)を含む。有機溶剤(F)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
硬化性をより一層高めるために、上記感光性組成物は、カルボキシル基を有する重合性重合体(A)とは異なる成分として、重合性単量体を含むことが好ましい。上記感光性組成物は、カルボキシル基を有する重合性重合体(A)と重合性単量体との双方を含むことが好ましい。上記重合性単量体は重合性を有し、重合可能である。上記重合性単量体は特に限定されない。上記重合性単量体は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本発明に係る2液混合型の第1,第2の液は、LEDデバイスのレジスト膜を形成するために好適に用いられ、ソルダーレジスト膜を形成するためにより好適に用いられる。本発明に係る2液混合型の第1,第2の液は、レジスト組成物であることが好ましく、ソルダーレジスト組成物であることが好ましい。
温度計、攪拌機、滴下ロート及び還流冷却器を備えたフラスコに、溶剤であるエチルカルビトールアセテートと、触媒であるアゾビスイソブチロニトリルとを入れ、窒素雰囲気下で80℃に加熱し、メタクリル酸とメチルメタクリレートとを30:70のモル比で混合したモノマーを2時間かけて滴下した。滴下後、1時間攪拌し、温度を120℃に上げた。その後、冷却した。得られた樹脂の全てのモノマー単位の総量のモル量に対するモル比が10となる量のグリシジルアクリレートを加え、触媒として臭化テトラブチルアンモニウムを用い100℃で30時間加熱して、グリシジルアクリレートとカルボキシル基とを付加反応させた。冷却後、フラスコから取り出して、固形分酸価60mgKOH/g、重量平均分子量15000、二重結合当量1000のカルボキシル基含有樹脂を50重量%(不揮発分)含む溶液を得た。以下、この溶液をアクリルポリマー1と呼ぶ。
3)828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、三菱化学社製)
4)TPO(光ラジカル発生剤である光重合開始剤、BASFジャパン社製)
5)CR−50(酸化チタン、石原産業社製、塩素法により製造されたルチル型酸化チタン)
6)FH105(タルク、富士タルク社製)
7)5X(シリカ、龍森社製)
8)KS−7710(コンパウンド型シリコーンオイル、ポリジメチルシロキサン、信越化学工業社製)
9)エチルカルビトールアセテート(ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ダイセル社製)
10)ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(日本乳化剤社製)
11)DBE(二塩基酸エステル、三協化学社製)
合成例1で得られたアクリルポリマー1を15gと、TPO(光ラジカル発生剤である光重合開始剤、BASFジャパン社製)2gと、CR−50(酸化チタン、石原産業社製)40gと、エチルカルビトールアセテート(ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ダイセル社製)30gと、FH105(タルク、富士タルク社製)10gと、KS−7710(コンパウンド型シリコーンオイル、ポリジメチルシロキサン、信越化学工業社製)1gとを配合し、混合機(練太郎ARE−310、シンキー社製)にて3分間混合した後、3本ロールにて混合し、混合物を得た。その後、ARE−310を用いて、得られた混合物を3分間脱泡することにより、第1の液を得た。
第1の液及び第2の液で使用した材料の種類及び配合量を下記の表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、第1,第2の液を有する2液混合型の第1,第2の液(混合前の感光性組成物)を得た。
(1)酸化チタンとは異なる無機フィラーと酸化チタンとの分散性
上記のようにして得られた第1、第2の液について、太佑機材社製グラインドメーター(100μm)にて、酸化チタンとは異なる無機フィラーと酸化チタンとの分散性を評価した。以下の基準で判定した。
○:スジ発生なし
△:長さ0μmを超え、50μm未満でスジが発生
×:長さ50μmを超え、100μm未満でスジが発生
第1の液と第2の液とを、1Lの丸型のプラスチックス容器(近畿容器社製、BHS−1200)に入れ、メッシュ社製自動インキ練機により、50rpmで10秒間攪拌したレジスト材料(混合後の感光性組成物)を作製した。第1の液と第2の液とを、1Lの丸型のプラスチックス容器(近畿容器社製、BHS−1200)に入れ、メッシュ社製自動インキ練機により、50rpmで20秒間攪拌したレジスト材料(混合後の感光性組成物)を作製した。なお、以下の判定基準において、○>△>×の順で、混合状態を容易に認識することができた。
○:10秒間撹拌したレジスト材料、20秒間撹拌したレジスト材料のいずれを用いた場合でも、攪拌後のレジスト材料は均一に混ざっていた
△:10秒間撹拌したレジスト材料を用いた場合には、攪拌後のレジスト材料にはわずかにスジ状のむらがみられたものの、20秒間撹拌したレジスト材料を用いた場合には、攪拌後のレジスト材料は均一であった
×:10秒間撹拌したレジスト材料、20秒間撹拌したレジスト材料のいずれを用いた場合でも、攪拌後のレジスト材料にはわずかにスジ状のむらがみられた
第1の液と第2の液をそれぞれ、プラスチックス容器(近畿容器社製、BHR−150)に入れ、液表面に、波長365nmの紫外線を、照射エネルギーが1000mJ/cm2となるように100mW/cm2の紫外線照度で照射した。UV暴露下での第1の液と第2の液の安定性を以下の基準で判定した。
○:液の表層にわずかに硬化膜が形成されており、タック性は残り、かつ液は流動性を保持している
△:液の表層にわずかに硬化膜が形成されており、タック性は残るが、液は流動性を失っている
×:液の表層に硬化物が形成されているが、タック性は消失し、かつ液は流動性を失っている
2…基板
2a…上面
3…レジスト膜
3a…上面
4a,4b…電極
7…LEDチップ
7a…下面
8a,8b…端子
9a,9b…はんだ
Claims (8)
- 混合物である感光性組成物を得るための2液混合型の第1,第2の液であり、該2液混合型の第1,第2の液は該第1,第2の液が混合される前の液であり、
前記第1,第2の液が混合された混合物である感光性組成物が全体で、カルボキシル基を有する重合性重合体と、光重合開始剤と、環状エーテル基を有する化合物と、酸化チタンと、酸化チタンとは異なる無機フィラーと、有機溶剤とを含み、
前記無機フィラーの平均粒子径が0.1μm以上、10μm以下であり、
前記第1の液が、前記カルボキシル基を有する重合性重合体と、前記光重合開始剤と、前記酸化チタンと、前記無機フィラーと、前記有機溶剤とを含み、
前記第2の液が、前記環状エーテル基を有する化合物と、重合性不飽和基含有単量体とを含み、
前記第2の液が、前記酸化チタンを含まないか、又は、前記酸化チタンを前記感光性組成物に含まれる前記酸化チタンの全体100重量%中の10重量%以下で含み、
前記第2の液が、前記無機フィラーを含まないか、又は、前記無機フィラーを前記感光性組成物に含まれる前記無機フィラーの全体100重量%中の10重量%以下で含み、
前記第2の液が、前記有機溶剤を含まない、2液混合型の第1,第2の液。 - 混合物である感光性組成物を得るための2液混合型の第1,第2の液であり、該2液混合型の第1,第2の液は該第1,第2の液が混合される前の液であり、
前記第1,第2の液が混合された混合物である感光性組成物が全体で、カルボキシル基を有する重合性重合体と、光重合開始剤と、環状エーテル基を有する化合物と、酸化チタンと、酸化チタンとは異なる無機フィラーと、有機溶剤とを含み、
前記感光性組成物に含まれる前記有機溶剤が、二塩基酸エステルを含み、
前記第1の液が、前記カルボキシル基を有する重合性重合体と、前記光重合開始剤と、前記酸化チタンと、前記無機フィラーと、前記有機溶剤とを含み、
前記第2の液が、前記環状エーテル基を有する化合物と、重合性不飽和基含有単量体とを含み、
前記第2の液が、前記酸化チタンを含まないか、又は、前記酸化チタンを前記感光性組成物に含まれる前記酸化チタンの全体100重量%中の10重量%以下で含み、
前記第2の液が、前記無機フィラーを含まないか、又は、前記無機フィラーを前記感光性組成物に含まれる前記無機フィラーの全体100重量%中の10重量%以下で含み、
前記第2の液が、前記有機溶剤を含まないか、又は、前記有機溶剤を前記感光性組成物に含まれる前記有機溶剤の全体100重量%中の5重量%以下で含む、2液混合型の第1,第2の液。 - 前記第2の液が、前記有機溶剤を含まない、請求項2に記載の2液混合型の第1,第2の液。
- 前記第2の液が、前記酸化チタンを含まない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の2液混合型の第1,第2の液。
- 前記第2の液が、前記無機フィラーを含まない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の2液混合型の第1,第2の液。
- 前記第1の液が、重合性単量体を含まないか、又は、重合性単量体を前記感光性組成物に含まれる前記重合性単量体の全体100重量%中の10重量%以下で含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の2液混合型の第1,第2の液。
- ソルダーレジスト膜を形成するために用いられる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の2液混合型の第1,第2の液。
- 回路を表面に有するプリント配線板本体と、該プリント配線板本体の回路が設けられた表面に積層されたソルダーレジスト膜とを備えるプリント配線板の製造方法であって、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の2液混合型の第1,第2の液を混合し、前記第1,第2の液が混合されたソルダーレジスト組成物である感光性組成物を得る工程と、
回路を表面に有するプリント配線板本体の回路が設けられた表面上に、前記第1,第2の液が混合されたソルダーレジスト組成物である感光性組成物を塗工して、前記プリント配線板本体の前記回路が設けられた表面に積層されたソルダーレジスト膜を形成する工程とを備える、プリント配線板の製造方法。
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