JP6947556B2 - 車載機、処理装置およびプログラム - Google Patents
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Description
(1) 情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報が入力される入力部と、
L種類の前記運行情報それぞれから取得される統計値を特徴量として有する評価値に応じて、運転手の状態を通知する出力部と、
を備え、
前記統計値として、前記運行情報それぞれから取得されるM(Mは2以上の整数)種類の統計値を有し、
前記評価値は、L種類の前記運行情報毎に取得されたM種類の前記統計値(合計N=L×M個の統計値)の中から所定数P取り出したときの組合せ( N C P )の一部又は全てそれぞれにおいて、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を前記特徴量として有する、
ことを特徴とする車載機。
(2) 前記特徴量は、各組合せに用いられた前記統計値の積から算出される値である
ことを特徴とする上記(1)に記載の車載機。
(3) 前記統計値は、N個の前記統計値に加え、さらに、過去の少なくとも一時点における評価値を有し、
前記評価値は、(N+1)個の前記統計値の中から所定数P取り出したときの組合せ(N+1CP)毎に、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を前記特徴量として有する、
ことを特徴とする上記(2)に記載の車載機。
(4) 情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報が入力される入力部と、
L種類の前記運行情報それぞれから取得される統計値を特徴量として有する評価値に応じて、運転手の状態を通知する出力部と、
を備え、
前記評価値は、複数の前記特徴量を重回帰式に代入した数値である、
ことを特徴とする車載機。
更に、上記(1)の構成の車載機によれば、複数種類の運行情報と、複数種類の統計値との組み合わせの少なくとも一部分の各々から算出される特徴量に基づいて算出される評価値を利用するので、様々な種類の特徴量を評価することができ、運転手の微妙な状態の違いも識別可能になる。
上記(2)の構成の車載機によれば、各統計値の積により前記特徴量を算出するので、様々な種類の特徴量を評価することができる。
上記(3)の構成の車載機によれば、過去の少なくとも一時点における評価値を最新の計算値にフィードバックすることができる。そのため、運転状態の特徴量の検出を開始してから正しい特徴量が得られるまでに時間がかかる場合であっても、フィードバックした過去の評価値に基づいて正しい特徴量を評価することが可能になる。
上記(4)の構成の車載機によれば、重回帰式に基づき、複数の前記特徴量の各々を説明変数として、運転手の状態を表す1つの目的変数を前記評価値として算出できる。
(5) 各種情報が入力される入力部と、
前記入力部から入力された情報を基にデータ処理を行うデータ処理部と、
を備え、
前記入力部は、情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報と、前記運行情報が取得された際に評価された運転手の状態と、が入力され、
前記データ処理部は、
L種類の前記運行情報毎に取得されたM種類の統計値(合計N=L×M個の統計値)の中から所定数P取り出したときの組合せ(NCP)の一部又は全てそれぞれにおいて、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を特徴量として算出し、
さらに、前記運転手の状態を目的変数として重回帰分析を行い、前記特徴量に対して乗算する係数を当該特徴量毎に算出する
ことを特徴とする処理装置。
(6) 前記データ処理部は、さらに、前記特徴量に対して主成分分析を行い、前記目的変数に対する相関が相対的に高い特徴量を前記重回帰分析の対象とする、
ことを特徴とする上記(5)に記載の処理装置。
上記(6)の構成の処理装置によれば、上記(1)に記載の車載機が運転手の状態を正しく評価するために必要な特徴量の数を大幅に削減できるので、計算の負荷が小さくなり、処理能力の低いコンピュータを搭載した車載機であっても短時間で評価結果を得ることが可能になる。
(7) コンピュータに、上記(5)又は(6)に記載の前記入力部及び前記データ処理部の機能を実現させるためのプログラム。
<概要の説明>
本発明の実施形態における車載機10の構成例を図1に示す。図1に示した車載機10は、例えばタクシー、トラック、バスのような業務用車両など様々な車両に搭載した状態で使用され、運転手の状態を自動検出するために利用される。検出対象の代表的な状態として、ここでは運転手の居眠りの状態を想定している。しかし、この車載機10は居眠りに限らず、様々な状態の検知に利用できる。
図1に示した車載機10の入力には、自車両に搭載されている車速センサ(図示せず)が出力する車速パルス信号SG1が印加される。この車速パルス信号SG1は、例えば車両のトランスミッションの出力軸が所定量回動する毎に発生するパルスを含んでいる。したがって、自車両の走行速度(km/h)や移動距離を車速パルス信号SG1に基づいて算出できる。
<運行データ検出機能15の動作>
図1に示した運行データ検出機能15は、以下に示す9種類の運行情報D1〜D9をそれぞれ検出する。
D2:自車両の進行方向(前後方向:x軸)加速度。
D3:自車両の横方向(左右方向:y軸)加速度。
D4:FOE(Focus Of Expansion)ゆらぎ。より具体的には、x座標における(10秒間移動平均値−今回値)を利用する。
D5:FOE差分R。具体的には、x座標における絶対値(10秒間移動平均値−キャリブレーション後のFOE x座標値)を利用する。
D6:自車位置。具体的には、(絶対値(左白線交点座標+右白線交点座標)/2−車両直進走行時の6m地点での車両中心投影位置(座標))を6m地点の距離に換算した結果を利用する。
D7:左白線からの距離。より具体的には、自車両の現在位置から6m先の地点(自車位置)と左白線との横方向の距離を利用する。
D8:右白線からの距離。より具体的には、自車両の現在位置から6m先の地点(自車位置)と右白線との横方向の距離を利用する。
D9:横移動速度。
図1に示した評価値算出部17が評価値Dyを算出するために利用する計算式の具体例を以下に示す。
+k02×D6max
+k03×D6min
+k04×D9max
+k05×Df
+k06×D1max×D6min
+k07×D1max×D7min
+k08×D1max×D7mean
+k09×D1max×Df
+k10×D1min×D8median
+k11×D4std×D5median
+k12×D4min×D5range
+k13×D5max×D7median
+k14×D5mode×D6min
+k15×D6max×D9max
+k16×D6max×Df
+k17×D6min×D7min
+k18×D7std×D7mean
+k19×D9max×Df
+kc0 ・・・(1)
但し、
y:評価値(Dyに相当する)
k01〜k19:各項目の運行情報(D1〜D9)の該当する統計値に割り当てた係数
kc0:定数項
D1max:自車両の走行速度D1の最大値
D6max:自車位置D6の最大値
D6min:自車位置D6の最小値
D9max:横移動速度D9の最大値
Df:フィードバック値(120秒前のyの計算値)
D7min:左白線からの距離D7の最小値
D7mean:左白線からの距離D7の平均値
D8median:右白線からの距離D8の中央値
D4std:FOEゆらぎD4の標準偏差
D5median:FOE差分Rの中央値
D4min:FOEゆらぎD4の最小値
D5range:FOE差分Rの範囲
D5max:FOE差分Rの最大値
D7median:左白線からの距離D7の中央値
D5mode:FOE差分Rの最頻値
D7std:左白線からの距離D7の標準偏差
9×7+1=64 ・・・(2)
64×(64−1)/2+64=2080 ・・・(3)
<概要の説明>
本発明の実施形態における学習処理システム40の構成例を図2に示す。図2に示した学習処理システム40に含まれている学習処理装置50が本発明の処理装置に相当する。この学習処理システム40は、図1に示した車載機10の評価値算出部17が適切な計算式を用いて評価値Dyを算出するために必要な学習処理を実現するものである。この学習処理の結果により、評価値算出部17が採用する上記第(1)式の内容が変化する。
ドライビングシミュレータ41とそれに付随する装置の位置関係図4に示す。本実施形態では、学習処理で利用可能な実験データを取得するために、図4に示したドライビングシミュレータ41を利用する。
図2に示した学習処理装置50は、学習処理に用いる入力データ48として、情報記録装置46が記録した模擬運転の記録情報と、正解値の特定処理47により得られた各時点の正解値とを組み合わせて学習処理を実施する。
学習処理装置50における学習処理の手順の具体例を図5に示す。図5に示した学習処理について以下に説明する。
眠気レベルの時間推移に関する正解値61(図中、正解値61を明りょうに示すため、正解値61と横軸とに挟まれる領域にグラデーションを施している。)、重回帰式の推定値62(図中、折れ線グラフにて記載されている。)、および重回帰式の推定値を量子化した値63(図中、「+」形状のプロットにて記載されている。)の具体例を図6に示す。図6において、横軸は時間を表し、縦軸は眠気レベルを表す。すなわち、学習処理装置50が学習処理を実行する場合には、図6に示すように、学習処理の進行に伴って重回帰式の推定値(y)62と正解値61とのずれが小さくなり、重回帰式のパラメータが最適化されていくことが分かる。
学習処理システム40における学習処理の手順の変形例を図7に示す。図7の学習処理について以下に説明する。
図1に示した車載機10は、複数種類の運行情報D1〜D9を利用し、更にこれらの各々の複数種類の統計値Dxの組み合わせを利用するので、眠気レベルのような運転手の状態を高精度で検出することができる。また、算出に利用する特徴量として複数項目の積を採用することにより、利用価値の高い主成分を抽出し、評価値の精度を高めることができる。また、過去に算出された評価値をフィードバック信号Dfとして重回帰式の入力にフィードバックすることにより、評価値の精度を高めることができる。また、学習されたパラメータに基づいて重回帰式の内容を決定することにより、評価値の精度を高めることができる。
上述の実施形態においては、車載機10及び学習処理装置50における重回帰式の目的変数(y)として、運転手の眠気レベルを想定しているが、目的変数(y)を変更して適切な学習を実施することにより、他の様々な用途にも適用できる。例えば、運転手の注意力が低下している状態、運転手の運動能力が低下している状態、危険性の高い運転を行っている状態などの検出に利用できる可能性がある。
[1] 情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報(D1〜D9)が入力される入力部(評価値算出部17)と、
L種類の前記運行情報それぞれから取得される統計値(Dx)を特徴量として有する評価値(Dy)に応じて、運転手の状態を通知する出力部(音声出力部20)と、
を備えることを特徴とする車載機(10)。
[2] 前記統計値として、前記運行情報それぞれから取得されるM(Mは2以上の整数)種類の統計値(Dx)を有し、
前記評価値(Dy)は、L種類の前記運行情報毎に取得されたM種類の前記統計値(合計N=L×M個の統計値)の中から所定数P取り出したときの組合せ(NCP)の一部又は全てそれぞれにおいて、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を前記特徴量として有する(第(1)式参照)、
ことを特徴とする上記[1]に記載の車載機。
[3] 前記特徴量は、各組合せに用いられた前記統計値の積から算出される値である(第(1)式参照)
ことを特徴とする上記[2]に記載の車載機。
[4] 前記統計値は、N個の前記統計値に加え、さらに、過去の少なくとも一時点における評価値(フィードバック信号Df)を有し、
前記評価値は、(N+1)個の前記統計値の中から所定数P取り出したときの組合せ(N+1CP)毎に、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を前記特徴量として有する(第(1)式参照)、
ことを特徴とする上記[3]に記載の車載機。
[5] 前記評価値(Dy)は、複数の前記特徴量を重回帰式に代入した数値である、
ことを特徴とする上記[1]乃至[4]のいずれかに記載の車載機。
[6] 各種情報が入力される入力部(学習処理に用いる入力データ48)と、
前記入力部から入力された情報を基にデータ処理を行うデータ処理部(学習処理装置50)と、
を備え、
前記入力部は、情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報と、前記運行情報が取得された際に評価された運転手の状態と、が入力され、
前記データ処理部は、
L種類の前記運行情報毎に取得されたM種類の統計値(合計N=L×M個の統計値:Dx)の中から所定数P取り出したときの組合せ(NCP)の一部又は全てそれぞれにおいて、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を特徴量として算出し(S12,S22)、
さらに、前記運転手の状態を目的変数として重回帰分析を行い、前記特徴量に対して乗算する係数を当該特徴量毎に算出する(S18,S28)
ことを特徴とする処理装置。
[7] 前記データ処理部は、さらに、前記特徴量に対して主成分分析を行い(S13,S26)、前記目的変数に対する相関が相対的に高い特徴量を前記重回帰分析の対象とする、
ことを特徴とする上記[6]に記載の処理装置。
[8] コンピュータに、上記[6]又は[7]に記載の前記入力部及び前記データ処理部の機能を実現させるためのプログラム。
11 車速検出機能
12 加速度センサ
13 画像認識エンジン
14 ドライブレコーダ機能
15 運行データ検出機能
16 統計値算出部
17 評価値算出部
18 フィードバック処理部
19 評価値判定部
20 音声出力部
21 広域無線通信アダプタ
22 アンテナ
30 車載カメラ
40 学習処理システム
41 ドライビングシミュレータ
42 被験者
43 前方映像録画用カメラ
44 運転手顔映像録画用カメラ
45 心電計
46 情報記録装置
47 正解値の特定処理
48 学習処理に用いる入力データ
50 学習処理装置
51 学習処理前の各種係数
52 学習処理後の各種係数
61 眠気レベルの時間推移に関する正解値、
62 重回帰式の推定値
63 重回帰式の推定値を量子化した値
D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8,D9 運行情報
Df フィードバック信号
Dx 統計値
Dy 評価値
Claims (7)
- 情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報が入力される入力部と、
L種類の前記運行情報それぞれから取得される統計値を特徴量として有する評価値に応じて、運転手の状態を通知する出力部と、
を備え、
前記統計値として、前記運行情報それぞれから取得されるM(Mは2以上の整数)種類の統計値を有し、
前記評価値は、L種類の前記運行情報毎に取得されたM種類の前記統計値(合計N=L×M個の統計値)の中から所定数P取り出したときの組合せ( N C P )の一部又は全てそれぞれにおいて、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を前記特徴量として有する、
ことを特徴とする車載機。 - 前記特徴量は、各組合せに用いられた前記統計値の積から算出される値である
ことを特徴とする請求項1に記載の車載機。 - 前記統計値は、N個の前記統計値に加え、さらに、過去の少なくとも一時点における評価値を有し、
前記評価値は、(N+1)個の前記統計値の中から所定数P取り出したときの組合せ(N+1CP)毎に、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を前記特徴量として有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の車載機。 - 情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報が入力される入力部と、
L種類の前記運行情報それぞれから取得される統計値を特徴量として有する評価値に応じて、運転手の状態を通知する出力部と、
を備え、
前記評価値は、複数の前記特徴量を重回帰式に代入した数値である、
ことを特徴とする車載機。 - 各種情報が入力される入力部と、
前記入力部から入力された情報を基にデータ処理を行うデータ処理部と、
を備え、
前記入力部は、情報の種類が互いに異なるL(Lは2以上の整数)種類の車両の運行情報と、前記運行情報が取得された際に評価された運転手の状態と、が入力され、
前記データ処理部は、
L種類の前記運行情報毎に取得されたM種類の統計値(合計N=L×M個の統計値)の中から所定数P取り出したときの組合せ(NCP)の一部又は全てそれぞれにおいて、各組合せに用いられた前記統計値から算出される値を特徴量として算出し、
さらに、前記運転手の状態を目的変数として重回帰分析を行い、前記特徴量に対して乗算する係数を当該特徴量毎に算出する
ことを特徴とする処理装置。 - 前記データ処理部は、さらに、前記特徴量に対して主成分分析を行い、前記目的変数に対する相関が相対的に高い特徴量を前記重回帰分析の対象とする、
ことを特徴とする請求項5に記載の処理装置。 - コンピュータに、請求項5又は6に記載の前記入力部及び前記データ処理部の機能を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2017133801A JP6947556B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 車載機、処理装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017133801A JP6947556B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 車載機、処理装置およびプログラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019016213A JP2019016213A (ja) | 2019-01-31 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2017133801A Active JP6947556B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 車載機、処理装置およびプログラム |
Country Status (1)
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