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JP6948861B2 - 建具及びその改装方法 - Google Patents
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本発明は、枠体の下枠と雨戸パネル等を含む障子とを改装した建具及び建具の改装方法に関する。
従来、既設の住宅をリフォームすることが広く行われている。
特許文献1に記載された発明では、既存の窓の屋外側に雨戸用の枠体を張り出して取り付けている。この雨戸の下枠には雨戸走行用レールが一体に形成されている。このようなリフォーム構造は障子の外側に雨戸が設置された構造の既設建具の改装には採用できない。
従来の予め雨戸が設置された建具では、既設の枠体において障子の屋外側に設けられた下枠の凹溝に雨戸が開閉可能に設置されたものが知られている。このような雨戸は下枠と戸車の接地面が大きく雨戸の開閉操作に大きな抵抗が生じるため、レール部が設けられた下枠を有する枠体に交換する改装(リフォーム)が行われている。
特開2016−84628号公報
しかしながら、上述した凹溝付きの下枠及び上枠を有する枠体を特許文献1に記載されたようにレール付きの枠体に交換することは施工の手間がかかる上にコスト高になるという欠点があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、凹溝付きの枠体をレール付きの枠体に容易に改装できるようにした建具及び建具の改装方法を提供することを目的とする。
本発明に係る建具は、既設の枠体に走行可能な障子が設置された建具において、枠体の下枠に形成された凹溝に障子走行用のレール部が設置され、下枠におけるレール部の戸袋側に傾斜部材が設置され、傾斜部材はその長手方向両端が下り傾斜面に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、既設の枠体を取り外して交換することなく、既設の下枠の凹溝にレール部を固定することで簡単に改装できる。
また、両端が下り傾斜になった傾斜部材をレール部の戸袋側に設置することで、下枠の凹溝等から走行する障子が一方の下り傾斜面から傾斜部材上に移動し、更に他方の下り傾斜面に沿ってレール部に移動するため、レール部と凹溝との段差に障子が衝突することなくスムーズに往復移動できる。
また、障子の下側角部から障子の下部に固定された戸車までの長さに対して、傾斜部材のレール部からの長さが同一またはそれ以上に設定されていることが好ましい。
傾斜部材の長さ(M)を障子の下側角部から戸車までの長さ(L)以上に設定したため、障子が傾斜部材に乗る前に障子の下側角部がレール部に衝突することを防止できる。
また、傾斜部材の一端部に形成されたスリットがレール部に設けたレールに係合されていることが好ましい。
傾斜部材のスリットがレール部の端部に形成されたレールに係合することで、レール部を位置決めして障子がレール部と傾斜部材との間をスムーズに移動することができる。
また、枠体の縦枠と下枠に設置されたレール部との間に隙間が形成されていてもよい。
縦枠と下枠のレール部との間に隙間を形成することで、傾斜部材を凹溝に設置した後にレール部を縦枠との間で容易に取り付けできる。
また、下枠には室外側で起立する上片部が設けられ、レール部の室外側端部が上片部に当接していてもよい。
レール部の室外側端部を上片部に当接することで位置決めできる。
また、下枠には室外側で下方に延びる下片部が設けられ、下枠の裏面に裏板を設置すると共に裏板の室外側端部が下片部に当接していてもよい。
下枠の裏面に設置した裏板を下片部に当接させることで位置決めでき、レール部を下枠と裏板とに固定ねじ等で固定できる。
本発明による建具の改装方法は、既設の枠体の下枠に、長手方向両端が下り傾斜面に形成されている傾斜部材を固定する工程と、傾斜部材の一端部に設けたスリットをレール部のレールに係合させてレール部を下枠に固定する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、既設の枠体の下枠に傾斜部材を固定した後で、レール部を傾斜部材に係合するように下枠に取り付けて固定することで、レール部と傾斜部材の位置決めを容易に行えると共に、障子をレール部と傾斜部材との間でスムーズに移動させることができる。
また、スリットをレール部のレールに係合させた後で、下枠の室外側で起立する上片部にレール部を当接させてもよい。
本発明による建具の改装方法は、既設の枠体の下枠にレール部を固定する工程と、レール部のレールに一端部に設けたスリットを係合させて長手方向両端が下り傾斜面に形成されている傾斜部材を下枠に固定する工程と、を備えたことを特徴とする。
この改装方法によっても、レール部と傾斜部材の位置決めを容易に行えると共に障子をレール部と傾斜部材との間でスムーズに移動させることができる。
本発明による建具によれば、既設の枠体の下枠の凹溝にレール部を設置したことで、下枠を交換することなくレール部を設置できるため施工時間が短縮される上に組み立てコストが低廉になるという利点がある。
また、本発明による建具の取付方法によれば、既設の枠体の下枠にレール部と傾斜部材を前後して固定し、しかもレール部の端部の段差に対して傾斜部材の先割れ部(スリット)をレールに嵌合させたため、障子は傾斜部材を介してレール部に移動させ走行させることができる。そのため、障子のスムーズな走行が可能になる。
本発明の実施形態による雨戸パネル用の枠体と戸袋を示す要部斜視図である。 図1において、雨戸パネルを除いた枠体と戸袋の枠部とを示す要部斜視図である。 図2に示す下枠と戸袋の底面を示す部分拡大図である。 下枠部分の長手方向に直交する断面図である。 下枠に設置したレール部を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、である。 図5のA−A線断面図である。 傾斜板を示すものであり、(a)は側面図、(b)は同図(a)の両端部の拡大図、(c)は平面図である。 下枠の凹溝に固定したレール部と傾斜板との係合部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 雨戸パネルの戸車と傾斜板とレール部との位置関係を示す要部説明図である。 錠受け金具の平面図である。
以下、本発明の実施形態による雨戸パネルを既設の枠体に設置した改装用の建具について添付図面により説明する。
図1は本発明の実施形態による既設の建具1における引き違い障子(図示せず)の室外側に設置された雨戸パネル2とその枠体3を示すものであり、枠体3の隣には雨戸パネル2を収納する戸袋4が設置されている。枠体3と雨戸パネル2は例えばアルミ合金で製造されている。図1において戸袋4のカバー壁面は省略されている。図2は雨戸パネル2を除いた枠体3を示すものである。この枠体3は上枠6及び下枠7、そして左右の縦枠8とで四角形枠状に形成されており、例えば2枚の雨戸パネル2で閉鎖可能とされている。
本実施形態による建具1は、既設の枠体3と雨戸パネル2を改装したものであり、枠体3の下枠7における平坦な凹溝7a内に雨戸パネル2を走行させるためのレール部10を設置した。雨戸パネル2の框体における下框11にレール部10を走行可能な戸車12を所定間隔で複数設置したものである(図9参照)。改装前の枠体3では下枠7に形成した凹溝7a内を戸車12を設置した雨戸パネル2が走行可能とされている。
既設の下枠7では、凹溝7aと戸袋4の底面とが分離されている場合があるが、この場合に凹溝7aと戸袋4の底面との境目にジョイントブロックを設置してねじ等で固定されている。
図2乃至図4に示す既設の下枠7において、既設の下枠7の凹溝7aは図4に示すように所定幅で延びており、凹溝7a上にレール部10が後付けレール部として設置されている。凹溝7aにおいてレール部10の戸袋側に例えば略長板状の傾斜板14が設置され、レール部10と傾斜板14は端部同士が互いに係合されて直線状に固定されている。レール部10は戸袋4と反対側の縦枠8との間に隙間sが形成されている。傾斜板14の戸袋4側の端部は戸袋4近傍に位置し、戸袋4に進入していない。
下枠7の凹溝7aにおける傾斜板14の設置位置は戸袋4側近傍の適宜位置に決定できる。これによってレール部10の固定位置を特定できる。傾斜板14は一部が戸袋4内の底面に進入していてもよいが、戸袋4内に収納した雨戸パネル2の一部が傾斜板14の上に載って傾くので好ましくない。
図4において、下枠7はその幅方向が室外側に延びていて上片部7bと下片部7cとに分岐されている。上片部7bは略L字状に屈曲して下枠7の上面に凹溝7aが形成されている。下枠7の下片部7cは下方に延びていて略L字状に形成されている。下枠7の下片部7cには断面略L字状の裏板15が設置され、雌ねじの切られた穴部が形成されている。
レール部10は固定ねじ16によって下枠7の凹溝7a及び裏板15の雌ねじを形成した各穴部に捩じ込まれて固定されている。下枠7の凹溝7aの穴部だけでは板厚が薄く固定ねじ16の締め込み不足であるため、裏板15を装着してその穴部にも雌ねじを切ってレール部10を固定している。
なお、下枠7の室内側部分には例えば引き違い障子を取り付ける図示しないレール部等が設置されている。裏板15はレール部10の長手方向に沿って下枠7の裏面に所定間隔で複数設置されており、レール部10を下枠7の凹溝7aに固定ねじ16で固定する位置に設置することが好ましい。
図5及び図6はレール部10を示すものであり、帯状の基板10aの略中央に垂直に起立するレール10bが設けられ、その上端部に拡径部を有している。基板10aにおいて、レール10bの両側には所定間隔でねじ止め用の穴部が形成されている。基板10aの裏面には幅方向における室内側端部に第一脚部10cが形成され、室外側端部の近傍に第二脚部10dが形成されている。レール部10は2本の第一脚部10c、第二脚部10dによって凹溝7a内に支持され固定されている。
図7は傾斜板14を示すものである。傾斜板14は雨戸パネル2を下枠7に沿って戸袋4から引き出した場合に、改装で設置したレール部10の端部に衝突することを防いでスムーズにレール部10上に移動させるためのものである。傾斜板14は略長板状に形成され、その長手方向中間部にねじ止め用の穴部14dが形成され、その両端部になだらかな傾斜の第一傾斜面14aと第二傾斜面14bとが形成されている。第一傾斜面14aは戸袋4側に設置されたものであり、例えば5°の傾斜角で先端部が円筒面状に形成されていて戸袋4の底面側から雨戸パネル2がスムーズに乗り上げる。第二傾斜面14bはレール部10側に設置されたものであり、第一傾斜面14aと同様に例えば5°の傾斜角で先端部が円弧状に形成されている。
傾斜板14の裏面には第二傾斜面14bから第一傾斜面14aに向けて所定間隔で第1凹部14c、第2凹部14eが複数形成されている。第二傾斜面14bの裏面の第1凹部14cはレール部10の基板10aに乗り上げることで段差を小さく設定できる。第一傾斜面14aには凹部は形成されていない。第二傾斜面14bを除く傾斜板14の裏面側に所定間隔で複数の第2凹部14eを形成することで下枠7や雨戸パネル2等に雨等が吹き付けた際に第2凹部14eに雨水を貯留可能である。しかも、下枠7の上片部7bに形成された排水用の切欠部を通して外部に排水できる。
傾斜板14は第二傾斜面14bにレール部10のレール10b端部を嵌合させるための略V字状のスリット20が形成され、挿入容易なように切り込みの角度を先端側に向けて広げて形成されている。傾斜板14の第二傾斜面14bは、図8に示すように、レール部10の戸袋4側の端部において第1凹部14cで基板10aに乗り上げると共にレール10bをスリット20に嵌め込んで係合されている。第二傾斜面14bとその裏面の第1凹部14cは略同一長さに設定されているが、異なっていてもよい。
次に、図9により傾斜板14の長さについて説明する。
雨戸パネル2の下框11には下面に戸車12が設置され、更に下面にはレール部10のレール10bを受け入れて走行するためのレール溝18が形成されている。ここで、雨戸パネル2の縦框19と下框11が当接する下側角部から戸車12までの長さをLとし、傾斜板14の第一傾斜面14aの端部からレール部10との係合部(第二傾斜面14b)までの長さをMとすると、L≦Mの関係に設定されている。
L≦Mの関係を満足すれば、雨戸パネル2が傾斜板14に乗った後でレール部10のレール10bに出会うため、雨戸パネル2はレール溝18がレール10bに嵌り込んでまたは重なってガイドされ、戸車12がレール10b上をスムーズに走行できる。レール溝18は縦框19の下面に形成された第一レール溝18aと下框11の下面に形成された第二レール溝18bとで直線状に形成されている。
これに対し、仮に長さLが傾斜板14の長さMより短いと、雨戸パネル2を戸袋4から下枠7に移動させる際、雨戸パネル2が傾斜板14に乗る前の低い位置で縦框19の下側角部がレール部10のレール10bに衝突する恐れがある。
また、雨戸パネル2を縦枠8に当接するまで移動させた状態で、隙間sよりも雨戸パネル2の縦框19から戸車12までの長さLの方が長く設定されている。そのため、凹溝7aに隙間sがあっても戸車12がレール10bから外れることはない。
なお、上枠6に形成した凹溝内に雨戸パネル2の上框が収納され、凹溝の上端との間に間隙が形成されているため、レール部10を設けなくても雨戸パネル2の走行に悪影響を与えない。
図10は錠受け金具21を示すものであり、既設の下枠7の閂穴(図示せず)が形成された位置に閂溝22が位置するように、レール部10のレール10bより内側の基板10aに重ねて固定されている。錠受け金具21において閂溝22の両側に形成された長穴を通して固定ねじ16で下枠7に固定されている。一方、雨戸パネル2の下框11にも進退可能な閂棒(図示せず)が設置され、閂棒を錠受け金具21の閂溝22を通して閂穴に装着することで施錠可能とされている。
本実施形態による改装用の建具1は上述した構成を備えており、次に建具1の改装方法について説明する。
既設の建具1の枠体3において、図2及び図3に示すように、下枠7に形成された凹溝7aの戸袋4側の端部近傍に傾斜板14を設置し、凹部14cのない肉厚部に形成した穴部14dを通して固定ねじ16で固定する。これによって、下枠7の凹溝7aにおけるレール部10の設置位置を決定できる。しかも、レール部10の長さよりも下枠7の凹溝7aにおける縦枠8と傾斜板14との距離の方が長く設定されている。
次に、縦枠8と傾斜板14との間の凹溝7aにレール部10を配設する。レール部10を縦枠8側から傾斜板14側にずらしてその端部の基板10aを第二傾斜面14bの凹部14cの下側に潜り込ませると共に、垂直に起立するレール10bを第二傾斜面14bのスリット20に嵌合する位置まで押し込む。下枠7の室外側に設けた上片部7bにレール部10の室外側端部を当接させて位置決めする。
これによって、図3及び図8に示すように、レール部10の一端の上部に傾斜板14の第二傾斜面14bが乗り上げた係合構造になり、レール部10が位置決めされる。
この状態で、レール部10の戸袋4と反対側の端部と縦枠8との間に隙間sが残っている。そして、図4に示すように、下枠7の凹溝7aの裏面側に裏板15を当接させて、裏板15の室外側端部を下枠7の下片部7cに当接させて位置決めする。そして、基板10aの穴から固定ねじ16を挿入して下枠7及び裏板15の穴部の雌ねじに捩じ込み固定する。
裏板15の取り付けと固定ねじ16による捩じ込みはレール部10の長手方向に沿って所定間隔で例えば千鳥配置で行う。雨戸パネル2も縦框19及び下框11に戸車12を装着して深いレール溝18を形成したものに交換するか、戸車12を備えた既設の雨戸パネル2をそのまま使用する。これによって、下枠7の改装が終了する。
このように改装された建具1において、雨戸パネル2を開閉操作する場合、次のように行われる。
雨戸パネル2を閉鎖作動する際、戸袋4から引き出した雨戸パネル2を下枠7の凹溝7aにおける第一傾斜面14aに沿って傾斜板14上に移動させる。これによって雨戸パネル2は傾斜板14の厚み分だけ高さが高くなる。しかも、L≦Mの関係にあるから、傾斜板14に上る前の凹溝7aまたは戸袋4内の底面上に戸車12が位置する状態で雨戸パネル2の下側角部である縦框19がレール部10に衝突することを阻止できる。
雨戸パネル2は戸車12が傾斜板14に上った状態で前進して、第二傾斜面14bからレール部10上に移行してわずかに下方移動し、レール10bに縦框19及び下框11のレール溝18が挿入されて戸車12がレール10b上を走行する。そして、雨戸パネル2の縦框19が縦枠8に当接した位置で停止する。他の雨戸パネル2も同様に傾斜板14及びレール部10上を移動させることで枠体3を雨戸パネル2で閉鎖でき、閂棒を操作して錠受け金具21の閂溝22を通して閂穴に装着することで施錠できる。また、雨戸パネル2を開放作動させる場合には逆の操作をすればよい。
上述のように本実施形態による改装用の建具1及びその改装方法によれば、既設の枠体3の下枠7の凹溝7aにおいてレール部10及び傾斜板14を設置することで改装ができる。そのため、枠体3を交換する従来の改装用の建具や改装方法と比較して改装が簡単で短時間で行えるという利点がある。
また、下枠7の凹溝7aのレール部10上に雨戸パネル2を取り付けて戸車12で走行させるために、摩擦抵抗が小さく開閉操作に要する力を軽量化できる。
また、傾斜板14の第二傾斜面14bをレール部10の基板10aに載せてスリット20をレール10bに嵌合させて固定したため、凹溝7aに後付したレール部10の端部に段差があっても傾斜板14とレール部10との間で雨戸パネル2をスムーズに移動できる。
更に、凹溝7a内の戸袋4側近傍に先に傾斜板14を固定してレール部10の取り付け位置を規定したため、レール部10の位置ずれを防ぐことができる上に、既設の縦枠8とレール部10との間に隙間sを形成したため、傾斜板14の後にレール部10を取り付けることが容易であり、改装作業が容易に行える。
以上、本発明の実施形態による建具1の枠体3と雨戸パネル2の改装構造と改装方法について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の変形例等について説明するが、上述した実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
例えば、上述した実施形態では、既設の枠体3の下枠7の凹溝7aに傾斜板14を先に設置して、その後にレール部10を設置して係合させたが、この改装方法に代えて先にレール部10を設置してその後に傾斜板14を設置してもよい。この場合でも同様な建具1の改装構造が得られる。
この場合には、下枠7の凹溝7a上で縦枠8とレール部10との間に隙間sを形成しなくてもよい。
上述した実施形態では、既設の枠体3の下枠7に形成された凹溝7aにレール部10を設置したが、下枠7に凹溝7aが形成されていない平坦な面を設けていてもよい。
上述した実施形態では既設の建具1に用いる改装用のレール部10及び傾斜板14と雨戸パネル2について説明したが、本発明はリフォーム用に限定されるものではなく、新設用の雨戸パネル2にも適用できる。
上述した実施形態では既設の下枠7の凹溝7aにレール部10と傾斜板14を互いに係合させて設置固定したが、本発明は必ずしも傾斜板14を設置しなくてもよく、下枠の凹溝7aに改装固定したレール部10上を雨戸パネル2等が走行可能である。
傾斜板14は傾斜部材に含まれ、傾斜板14の第二傾斜面14bは必ずしもレール部10の端部に係合していなくてもよい。例えば、第二傾斜面14bの先端がレール部10の端部に当接または近接していれば、雨戸パネル2の戸車12によってスムーズにレール部10と傾斜板14の間を移動できる。
また、本発明において下枠7の改装用のレール部10を走行可能な雨戸パネル2について説明したが、雨戸パネル2に限定されることなく、引き違い障子等の各種の障子を備えた建具1に適用できる。
1 建具
2 雨戸パネル
7 下枠
7a 凹溝
8 縦枠
10 レール部
10a 基板
10b レール
14 傾斜板
14a 第一傾斜面
14b 第二傾斜面
14c 第1凹部
14e 第2凹部
15 裏板
16 固定ねじ
20 スリット
s 隙間

Claims (9)

  1. 既設の枠体に走行可能な障子が設置された建具において、
    前記枠体の下枠に形成された凹溝に前記障子走行用のレール部が設置され、
    前記下枠におけるレール部の戸袋側に傾斜部材が設置され、前記傾斜部材はその長手方向両端が下り傾斜面に形成されていることを特徴とする建具。
  2. 前記障子の下側角部から前記障子の下部に固定された戸車までの長さに対して、前記傾斜部材の前記レール部からの長さが同一またはそれ以上に設定されている請求項に記載された建具。
  3. 前記傾斜部材の一端部に形成されたスリットが前記レール部に設けたレールに係合されている請求項またはに記載された建具。
  4. 前記枠体の縦枠と下枠に設置されたレール部との間に隙間が形成されている請求項1からのいずれか1項に記載された建具。
  5. 前記下枠には室外側で起立する上片部が設けられ、前記レール部の室外側端部が前記上片部に当接している請求項1からのいずれか1項に記載された建具。
  6. 前記下枠には室外側で下方に延びる下片部が設けられ、前記下枠の裏面に裏板を設置すると共に前記裏板の室外側端部が前記下片部に当接している請求項1からのいずれか1項に記載された建具。
  7. 既設の枠体の下枠に、長手方向両端が下り傾斜面に形成されている傾斜部材を固定する工程と、
    前記傾斜部材の一端部に設けたスリットをレール部のレールに係合させて前記レール部を下枠に固定する工程と、
    を備えたことを特徴とする建具の改装方法。
  8. 前記スリットを前記レール部のレールに係合させた後で、前記下枠の室外側で起立する上片部に前記レール部を当接させる請求項に記載された建具の改装方法。
  9. 既設の枠体の下枠にレール部を固定する工程と、
    前記レール部のレールに一端部に設けたスリットを係合させて長手方向両端が下り傾斜面に形成されている傾斜部材を前記下枠に固定する工程と、
    を備えたことを特徴とする建具の改装方法。
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