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JP6949083B2 - 価値移転システム - Google Patents
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JP6949083B2 - 価値移転システム - Google Patents

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Description

本開示は、価値移転システムに関し、特に、指定された条件に従って、電子決済サービスにおける価値を移転することを可能にする価値移転システムに関する。
スマートフォンなどのコンピュータデバイスが広く普及すると共に、そのようなコンピュータデバイスを利用した決済サービス(電子決済)が普及しつつある。決済サービスは、コンピュータシステムによって実装され、利用者が現金を使用せずに決済を可能にするサービスである。以下では、このような決済サービスを実装したコンピュータシステムを、「決済システム」と称する。
上述した決済システムでは、利用者は、決済システム内で自身のアカウントを有する。利用者は、自身のコンピュータデバイスを使用して、アカウントに入金することができる。利用者は、この入金した額(残高)の範囲内で電子決済を行うことができる。つまり、アカウントに入金された残高は、決済システム内で有効な価値を有する。
上述した価値は、利用者以外の第三者に移転することができる。非特許文献1は、決済システムにおけるアカウント内の残高を送金する技術を開示している。例えば、利用者αが10000円の価値を自身のアカウントに有し、そのうち、5000円を利用者βに送金する場合を考える。非特許文献1に開示された技術によれば、利用者αが自身のコンピュータデバイスに対する所定の操作によって、利用者αのアカウント内の5000円が、利用者βのアカウントに送金される。
"PayPay残高を送る >> 受け取る"、[online]、PayPay株式会社ホームページ、[令和1年8月21日検索]、インターネット(URL:https://paypay.ne.jp/guide/send/)
非特許文献1に開示された技術によれば、例えば、親が子に小遣いを支給する場合、現金を使用することなく仮想的な形式(電子マネー)で価値を移転することができる。このようにして、未成年が親から支給された小遣い(価値)を使用して決済を行う際、現金を持ち運ぶ必要性をなくし、安全性を高めることができる。
例えば、親が子に、書籍を購入するために一定の価値を支給する例を考える。この例では、親は、子に対して支給した価値を、書籍のみに制限して使用させることを望んでいる。従来は、図書券を使用することによって、このような要望を実現していた。図書券を電子マネーに置き換えることによって、さらに利便性および安全性が高まることが予想される。
非特許文献1に開示された技術は、決済システムにおいてアカウント内の残高を送金しているにすぎず、例えば、その送金された額を書籍などの用途に制限するものではない。
実施形態に係るコンピュータによって実行される方法は、決済システムに接続されたコンピュータデバイスによって実行される方法であって、前記決済システムは、決済サービスを提供し、移転する価値および前記価値に付された制限を、利用者識別番号と関連付けて記憶するステップと、前記利用者識別番号を取得するステップと、前記利用者識別番号に基づいて、前記価値および前記制限を取得するステップと、前記制限に基づいて、前記価値が決済に許可されるかを判定するステップと、前記価値が前記決済に許可されると判定した場合、決済電文を生成し、前記決済システムに前記決済電文を送信するステップと、を備える。
別の実施形態に係るコンピュータデバイスは、決済サービスを提供する決済システムに接続されたコンピュータデバイスであって、前記コンピュータデバイスは、制御装置、通信装置、および記憶装置を備え、前記制御装置は、移転する価値および前記価値に付された制限を、利用者識別番号と関連付けて前記記憶装置に記憶し、前記利用者識別番号を取得し、前記利用者識別番号に基づいて、前記価値および前記制限を取得し、前記制限に基づいて、前記価値が決済に許可されるかを判定し、前記価値が前記決済に許可されると判定した場合、決済電文を生成し、前記通信装置は、前記決済システムに前記決済電文を送信する。
さらなる別の実施形態に係るコンピュータシステムは、サーバコンピュータ、コンピュータデバイス、およびPOSコンピュータを備えたコンピュータシステムであって、前記サーバコンピュータは、決済サービスを提供する決済システムに接続され、ならびに移転する価値および前記価値に付された制限を、利用者識別番号と関連付けて記憶し、前記コンピュータデバイスは、前記利用者識別番号が符号化されたコードを生成し、前記POSコンピュータは、前記コードを読み取り、復号し、前記復号されたコードから、前記利用者識別番号を取得し、前記利用者識別番号に基づいて、決済電文を生成し、前記サーバコンピュータに前記決済電文を送信し、前記サーバコンピュータは、前記決済電文に含まれる前記利用者識別番号に基づいて、前記価値および前記制限を取得し、前記制限に基づいて、前記価値が決済に許可されるかを判定し、前記価値が前記決済に許可されると判定した場合、前記決済システムに前記決済電文を送信する。
実施形態に係る価値移転システムによれば、移転する価値について、利用者が指定した条件の下、決済を制限することができる。
第1の実施形態に係る価値移転システムの全体構成の例を示す図である。 コンピュータデバイスおよびサーバコンピュータの詳細な構成の例を示す図である。 価値を移転する処理の例を示すフローチャートである。 移転指定入力インタフェースの例を示す図である。 アカウントデータテーブルの例を示す図である。 第1の実施形態に係る決済処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る価値移転システムの全体構成の例を示す図である。 第2の実施形態に係る決済処理の例を示すフローチャートである。
以下では、添付図面を参照して、実施形態に係る価値移転システムを説明する。下記の実施形態では、事業者(以下、サービス事業者)によって提供される決済サービスにおいて、アカウントに入金された残高(価値)を、指定された制限を伴って移転する例を説明する。また、指定された制限を伴った価値を通じて決済を行う例を説明する。決済サービスは、コンピュータシステムによって実装された決済システムによって実現される。
決済サービスは、利用者が、サービス事業者と提携した加盟店において現金を使用せずに決済を行うことを可能にするサービスを意味する。利用者は、自身が使用するコンピュータデバイス上で、決済サービスに対応する決済アプリケーション(コンピュータプログラム)を実行することによって、決済サービスを利用することができる。
利用者は、決済サービスにおいて自身のアカウントを有する。利用者は、アカウントに対し、仮想的な価値を入金することができる。入金した価値は、アカウントごとに残高として管理される。利用者は、残高の範囲内で決済を行うことができる。利用者が決済を行うと、残高から決済額が差し引かれ、不足した場合は利用者の口座から決済額が引き落とされるものでもよいし、予め残高に任意の額をチャージしておいてもよい。決済システムは、上述した決済の手順を実装する。
利用者が加盟店において決済を行うと、決済システムに決済電文が送信される。決済システムは、決済電文に基づいて、登録された利用者の口座から決済額を引き落とす処理などを実行する。なお、決済サービスが実行する処理は公知であるので、以下の実施形態では、その詳細な説明は省略する。
なお、現在では、複数のサービス事業者のそれぞれが決済システムを実装している。つまり、利用者は、複数の異なる決済サービスを利用することができる。以下の実施形態では、任意の決済サービスが利用されるものとし、コンピュータデバイスでは、当該決済サービスに対応する決済アプリケーションが実行される。
<第1の実施形態>
最初に、第1の実施形態に係る価値移転システム100の例を説明する。第1の実施形態は、MPM(Merchant Presented Mode)方式においてコード決済を行う実施形態に対応する。MPM方式では、店舗(加盟店)などに設置されたコード(一次元コード(例えば、バーコード)および(二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))など)をコンピュータデバイスが読み取り、コンピュータデバイスが決済システムに決済電文を送信する。決済電文は、決済システムにおいて割り当てられた利用者識別番号、加盟店識別番号、および決済金額などの情報を含む。
図1は、第1の実施形態に係る価値移転システム100の全体の構成の例を示している。価値移転システム100は、コンピュータデバイス1、サーバコンピュータ2、ならびに決済システム3を含む。コンピュータデバイス1、サーバコンピュータ2、および決済システム3は、公衆回線を含むネットワーク4を介して相互接続される。
コンピュータデバイス1は、利用者によって使用されるコンピュータデバイス(情報処理装置)である。コンピュータデバイス1は、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、およびタブレットコンピュータなど、少なくとも演算機能、通信機能、情報入力機能、および撮像機能を有するいずれかのコンピュータデバイスであってもよい。コンピュータデバイス1は、利用者が決済を行うときに、加盟店に設置されたコードを読み取る。コードは、少なくとも、加盟店に対応する加盟店識別番号が符号化されている。
サーバコンピュータ2は、コンピュータデバイス1による問い合わせに応じて(プル型)、または一定のタイミングで(プッシュ型)、コンピュータデバイス1に所定の情報を提供するコンピュータデバイス(情報処理装置)である。サーバコンピュータ2は、加盟店についての情報を記憶している。
決済システム3は、利用者に決済サービスを提供する、サービス事業者によって実装されたコンピュータシステムである。決済システム3は、コンピュータデバイス1上で実行される決済アプリケーションを提供する。利用者は、コンピュータデバイス1上で、決済アプリケーションに対応するコンピュータプログラムを実行することによって、決済システム3が提供する決済サービスを利用することができる。
次に、図2を参照して、コンピュータデバイス1およびサーバコンピュータ2の詳細な構成の例を説明する。コンピュータデバイスは、制御装置11、メモリ12、記憶装置13、通信装置14、入力装置15、出力装置16、および撮像装置17を含む。
制御装置11は、プロセッサとも称され、上記各構成要素の制御やデータの演算を実行する。また、制御装置11は、本実施形態に係る各種処理を実行するための、記憶装置13に記憶されている所定のプログラムをメモリ12に読み出して実行する。
メモリ12は、サーバコンピュータ2などから送信されたデータ、コンピュータ実行可能命令、および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶した揮発性データ記憶装置である。メモリ12は、RAM(ランダムアクセスメモリ)(例えば、SRAM(スタティックRAM)およびDRAM(ダイナミックRAM))などで実装されてもよい。
記憶装置13は、上述したプログラムおよびアカウント情報などを記憶した不揮発性データ記憶装置である。アカウント情報は、決済サービスおいて利用者が有するアカウントに関する情報であり、利用者識別番号および残高などを含む。記憶装置13は、ROM(リードオンリメモリ)などの不揮発性半導体メモリ、磁気記憶装置(ハードディスクドライブなど)、および光ディスクなどで実装されてもよい。なお、コンピュータデバイス1は、DBMS(Database Management System)を実装し、アカウント情報は、データベーステーブルによって実装される。
通信装置14は、ネットワーク4を通じて、サーバコンピュータ2などの外部のコンピュータデバイスとの間でデータおよび制御情報を送受信するネットワークインタフェースである。このネットワークインタフェースは、例えば、TCP/IPなどのプロトコルに準拠したネットワークカード(例えば、LANカード)などを含む。
入力装置15は、決済金額などの情報を、文字、画像、および音声などを介して入力するための入力装置である。入力装置15は、キーボード、タッチパネル、およびマイクロフォンなどを含む。
出力装置16は、決済が完了したことを示す情報などを文字、画像、および音声などを介して表示するための出力装置である。出力装置16は、ディスプレイおよびスピーカなどを含む。
撮像装置17は、加盟店に設置されたコードを撮像し、制御装置11に送信するための撮像装置(素子)である。撮像装置17は、カメラなどを含む。
サーバコンピュータ2は、制御装置21、メモリ22、記憶装置23、および通信装置24を含む。制御装置21、メモリ22、記憶装置23、および通信装置24はそれぞれ、上記説明した制御装置11、メモリ12、記憶装置13、および通信装置14と同様の機能を有するので、その詳細な説明は省略する。
次に、図3を参照して、第1の実施形態に係る価値移転システム100が実行する処理の例を説明する。本実施形態では、価値移転システム100を通じて、利用者Aが利用者Bに価値を移転する例を説明する。利用者Aおよび利用者Bはいずれも、決済システム3によって実装される決済システムにおいてアカウントを有する(利用者Aのアカウントをアカウントaとし、利用者Bのアカウントをアカウントbとする)。また、利用者Aおよび利用者Bはいずれも、決済システム3において一意な利用者識別番号を割り当てられている。
利用者Aおよび利用者Bはいずれも、コンピュータデバイス1を有する。以下では、利用者Aが使用するコンピュータデバイスをコンピュータデバイス1Aとする。また、利用者Bが使用するコンピュータデバイスをコンピュータデバイス1Bとする。コンピュータデバイス1Aおよびコンピュータデバイス1Bのそれぞれの記憶装置13には、以下で説明するアカウントデータテーブルを記憶している。
まず、ステップS301では、コンピュータデバイス1Aの入力装置15に、移転指定入力インタフェース400が表示される。移転指定入力インタフェース400は、利用者Aが、アカウントa内の価値(残高)について、利用者Bに移転する価値および条件などを指定する情報を入力するための入力インタフェースである。
移転指定入力インタフェース400は、コンピュータデバイス1Aの制御装置11が、所定のプログラムを実行することによって表示される。所定のプログラムは、本実施形態に係る処理を実行するためのプログラムであり、サーバコンピュータ2からダウンロードされる。
図4は、移転指定入力インタフェース400の例を示す。図4に示す移転指定入力インタフェース400は、図示しない初期画面においてアカウントaに対応する利用者識別番号などの情報を入力することによって表示される。
図4に示すように、移転指定入力インタフェース400は、移転先利用者識別番号入力部401、移転額入力部402、用途入力部403、および条件入力部404を含む。
移転先利用者識別番号入力部401は、価値が移転することになるアカウントに対応する利用者識別番号の入力を受け付ける入力欄である。本実施形態では、アカウントbに対応する(利用者Bの)利用者識別番号が入力される。
移転額入力部402は、移転することになる価値(移転額)の入力を受け付ける入力欄である。利用者Aは、ステップS301が実行された時点でアカウントaに存在する価値の範囲内の移転額を入力することができる。
用途入力部403は、移転額入力部402において入力された移転額について、利用者Bが利用することができる用途の入力を受け付ける入力欄である。図4では、用途入力部403において「図書」および「文具」と指定されているので、利用者Bは、アカウントaからの移転額について、図書および/または文具のみを購入するのに利用することができる。このような用途の指定は、利用者Bが移転額について目的外に利用することを防止するためである。
条件入力部404は、移転額入力部402において入力された価値について、利用者Bが利用することができる条件の入力を受け付ける入力欄である。ここで、条件とは、例えば、移転額について1回で利用することができる最大額を含む。図4では、条件入力部404において最大限度額として500円が指定されているので、利用者Bは、アカウントaから移転した価値について、1回で500円まで利用することができる。
また、条件とは、例えば、移転額について利用することができる最小利用回数を含む。図4で条件入力部404において最小利用回数として3回が指定されているので、利用者Bは、アカウントaから移転した価値について、少なくとも3回に分けて利用する必要がある。このような条件の指定は、利用者Bが移転額について1回での過度な利用を防止するためである。
上述した用途および条件は、利用者Aによって指定された制限を移転額に付すものである。制限が伴った移転額は、決済を行う際に、特定の用途および/または条件を満たすよう利用が制限される。上述した制限は例示にすぎず、移転額について特定の制限が指定されてもよい。例えば、制限は、再移転を一定の回数まで制限する、再移転を禁止する、利用回数を一定の回数まで制限する、利用する日および/または時間を制限するなどであってもよい。また、図4に示した条件入力部404などは、プルダウンメニュー、テキスト入力、およびそれらの組み合わせで情報を受け付けるが、そのような形式に限定されず、任意の形式で情報を受け付けてもよい。
図3に戻り、移転指定入力インタフェース400に情報が入力されると、コンピュータデバイス1Aの制御装置11は、入力された条件に基づいて、移転指定電文を生成し、コンピュータデバイス1Bに送信する(ステップS302)。移転指定電文は、利用者Aの利用者識別番号(移転元利用者識別番号)に加え、移転指定入力インタフェース400において入力された移転先利用者識別番号、移転額、用途、および/または条件を少なくとも含む。
コンピュータデバイス1Bの通信装置14が移転指定電文を受信すると、制御装置11は、移転指定電文に含まれる移転先利用者識別番号に対応する、アカウントデータテーブル500の該当のデータレコードを更新する(ステップS303)。図5は、アカウントデータテーブル500の例を示す。アカウントデータテーブル500は、利用者Aおよび利用者Bのそれぞれのアカウント情報を実装したデータベーステーブルである。
アカウントデータテーブル500は、データ項目として、利用者識別番号501、残高502、制限付残高503、用途504、および条件505(条件1、条件2、…、条件n(nは任意の数)を含む。アカウントデータテーブル500は、利用者識別番号501に設定された利用者識別番号ごとのデータレコードを含む。
残高502は、該当の利用者がアカウントに有する残高(価値)の値が設定される。例えば、利用者Aが、コンピュータデバイス1Aを使用して、特定の価値を入金する場合(例えば、入金をするための入力インタフェース(図示せず)を介して)、入金額が残高502に設定された値に加算される。
制限付残高503は、上述した移転指定入力インタフェース400において、用途および/または条件が指定された場合、移転額入力部402において入力された価値が設定される。つまり、移転額に一定の制限が付された場合、その移転額は、制限付残高503に設定された値に加算される。一方で、用途および/または条件が指定されない場合、移転額入力部402において入力された価値は、残高502に設定された値に加算される。つまり、何ら制限なく価値が移転することになる。
用途504は、移転指定入力インタフェース400における用途入力部403において指定された値が設定される。この値は、例えば、「2:図書」および「4:文具」など、予め分類された用途に対応する一意な値(2から始まる2の倍数)の合計に対応する。図4において示した用途入力部403では、用途として「図書」および「文具」が指定されているので、用途504には、「2:図書」および「4:文具」を加算した「6」が設定される。
条件505は、移転指定入力インタフェース400における条件入力部404において指定された値が設定される(複数の条件が指定された場合、条件1、条件2、および条件nに設定される)。この値は、例えば、「1:最大限度額」および「2:最小利用回数」など、予め分類された条件に対応する一意な値と、対応する額および回数などの値が設定される。例えば、図4において示した条件入力部404では、2つの条件、最大限度額として500円、および最小利用回数として3回が指定されているので、条件1には、「1:最大限度額」および「500」、ならびに条件1には、「2:最小利用回数」および「3」が設定される。
図5(a)は、コンピュータデバイス1Aの記憶装置13に記憶されたアカウントデータテーブル500を示す。図5(a)に示すアカウントデータテーブル500は、利用者Aのアカウント情報を含む。図5(a)では、利用者Aが、自身のアカウントaに20000円を有することを示す。
図5(b)は、コンピュータデバイス1Bの記憶装置13に記憶されたアカウントデータテーブル500を示す。図5(b)に示すアカウントデータテーブル500は、利用者Bのアカウント情報を含む。図5(b)では、利用者Bが、自身のアカウントbに残高を有しないことを示す。
図5(c)は、ステップS303における更新処理の後の、コンピュータデバイス1Bの記憶装置13に記憶されたアカウントデータテーブル500を示す。ステップS303における処理によって、移転指定電文に含まれる情報に基づいて、利用者Bのアカウント情報(アカウントb)が更新される。図5(c)に示すように、図4において示した移転指定入力インタフェース400では、用途および条件が指定されているので、移転額(つまり、利用者Aのアカウントaから利用者Bのアカウントbに移転する額)は、制限付残高503に設定(加算)される。
図3に戻り、アカウントデータテーブル500のデータレコードが更新されると、コンピュータデバイス1Bの通信装置14は、コンピュータデバイス1Aに確認応答(ACK)電文を送信する(ステップS304)。コンピュータデバイス1Aの通信装置14がACK電文を受信すると、制御装置11は、アカウントデータテーブル500の該当のデータレコードを更新する(ステップS305)。具体的には、移転指定入力インタフェース400における移転額入力部402において入力された移転額を、残高502に設定された値から減算する(図5(d)を参照)。
ステップS301乃至ステップS305における処理によって、アカウントaからアカウントbへの価値の移転が完了する。また、移転する価値には、一定の制限が付されている。このような状態で、図6では、利用者Bが制限付残高の範囲内で決済を行う例を説明する。図6では、利用者Bが特定の加盟店で決済を行う例を説明する。
まず、ステップS601では、利用者Bが加盟店で決済を行うとき(例えば、加盟店で商品を購入する)、コンピュータデバイス1Bの撮像装置17は、加盟店に設置されたコードを撮像する。このときに、利用者Bは、入力装置15を介して決済金額を入力する。撮像されたコードは、入力された決済金額と共に制御装置11に送信される。制御装置11は、コードに符号化された情報を復号する。コードは、少なくとも、加盟店に対応する加盟店識別番号が符号化されている。つまり、ステップS601では、制御装置11は、決済金額および加盟店識別番号を取得する。
次に、制御装置11は、アカウントデータテーブル500から、アカウントデータレコードを取得する(ステップS602)。次に、制御装置11は、ステップS601で取得した加盟店識別番号に基づいて、加盟店の業種を判定する(ステップS603)。この判定は、加盟店識別番号と業種番号(予め分類された業種に対応する番号)とを関連付けた加盟店情報に基づいて行われる。
加盟店情報は、コンピュータデバイス1Bの記憶装置13に予め記憶されてもよい。この場合、加盟店情報は、定期的なタイミングでサーバコンピュータ2から送信される(プル型またはプッシュ型)。代わりに、ステップS603のタイミングで、通信装置14が、ステップS306で読み取られた加盟店識別番号をサーバコンピュータ2に送信することによって、サーバコンピュータ2に問い合わせてもよい。この場合、サーバコンピュータ2が、加盟店に対応する業種番号を返す。
次に、ステップS603で判定された加盟店の業種と、ステップS602で取得したアカウントデータレコードに含まれる用途504に設定された値とに基づいて、加盟店の業種が指定された用途に対応するかを判定する(ステップS604)。例えば、用途504に「2:図書」および/または「4:文具」が設定されている場合、加盟店の業種が「13:書店」および「55:文房具店」(つまり、書籍や文具を取り扱う加盟店)である必要がある。これらの用途の番号と業種の番号と、予めマッピングテーブルにおいて関連付けられてもよい。
制御装置11が、加盟店の業種が指定された用途に対応しないと判定した場合(ステップS604でNo)、目的外利用として、出力装置16においてエラーメッセージを表示し、処理を終了する。一方、制御装置11が、加盟店の業種が指定された用途に対応すると判定した場合(ステップS604でYes)、後続の処理に遷移する。
次に、制御装置11は、ステップS601で取得した決済金額と、ステップS602で取得したアカウントデータレコードに含まれる条件505に設定された値とに基づいて、決済が条件を満たすかを判定する(ステップS605)。例えば、条件505に最大限度額が設定されている場合、決済金額が最大限度額を超えるかを判定する。また、条件505に最小利用回数が設定されている場合、決済の都度、決済回数を加算して記憶装置13に記憶し、加算した決済回数に基づいて、最小利用回数を下回るかを判定してもよい。
制御装置11が、決済が条件を満たさないと判定した場合(ステップS605でNo)、条件外利用として、出力装置16においてエラーメッセージを表示し、処理を終了する。一方、制御装置11が、決済が条件を満たすと判定した場合(ステップS605でYes)、後続の処理に遷移する。
ステップS603乃至ステップS605における判定は例示にすぎない。つまり、ステップS603乃至ステップS605における処理では、制御装置11は、指定された制限に基づいて、移転された価値が決済に許可されるかを判定する。
ステップS606では、制御装置11は、ステップS601で取得した決済金額、加盟店識別番号、および利用者識別番号を少なくとも含む決済電文を生成する。生成された決済電文は、通信装置14によって決済システム3に送信される。
決済システム3が決済電文を受信すると、その後は、利用者Aの口座から決済額を引き落とす処理などを実行するが、それらの処理は、従来からの処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。決済が完了すると、決済システム3は、コンピュータデバイス1に決済完了通知を送信する(ステップS607)。決済完了通知は、決済金額を含む。
コンピュータデバイス1Bの通信装置14が決済完了通知を受信すると、制御装置11は、決済完了通知に含まれる決済金額に基づいて、ステップS602で取得したアカウントデータレコードを更新する(ステップS608)。具体的には、制限付残高503に設定された値から、決済金額を減算する。この処理によって、決済完了後の利用者Bのアカウント情報が最新の状態に更新される。
以上のように第1の実施形態に係る価値移転システム100の例を説明した。第1の実施形態によれば、価値移転システム100が、移転された価値について移転元利用者が指定した制限を付すことができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る価値移転システム100の例を説明する。第2の実施形態は、CPM(Consumer Presented Mode)方式においてコード決済を行う実施形態に対応する。CPM方式では、利用者が使用するコンピュータデバイスがコード(バーコードおよびQRコードなど)を表示し、店舗(加盟店)に設置されたPOSコンピュータがコードを読み取り、POSコンピュータが決済システムに決済電文を送信する。
図7は、第2の実施形態に係る価値移転システム100の全体の構成の例を示している。価値移転システム100は、図1で示した構成に加え、POSコンピュータ5をさらに含む。POSコンピュータ5は、少なくともサーバコンピュータ2とネットワークを介して接続される。
POSコンピュータ5は、加盟店に設置されたコンピュータデバイス(情報処理装置)である。POSコンピュータ5は、決済システム3に対応する決済プログラムを実行し、演算機能、通信機能、および情報入力機能(本実施形態では、情報入力機能は、リーダによって実装される)を有するいずれかのコンピュータデバイスであってもよい。POSコンピュータ5は、コンピュータデバイス1に表示されたコードを読み取って決済電文を生成し、サーバコンピュータ2に送信する。
第1の実施形態で説明した制限付残高の範囲内で決済を行う例は、コンピュータデバイス1によって実行されるが、第2の実施形態では、それらの処理は、サーバコンピュータ2によって実行される。よって、サーバコンピュータ2は、図5で説明した、利用者Aに対応するアカウント情報および利用者Bに対応するアカウント情報を含むアカウントデータテーブル500を記憶している。
次に、図8を参照して、第2の実施形態に係る価値移転システム100が実行する処理の例を説明する。本実施形態でも、利用者Bが制限付残高の範囲内で決済を行う。前提として、図3で説明した処理を通じて、利用者Aのアカウントaから利用者Bのアカウントbに価値が移転しているものとする。
まず、ステップS801では、利用者Bが加盟店で決済を行うとき(例えば、加盟店で商品を購入する)、コンピュータデバイス1Bの制御装置11は、コードを生成する。生成されたコードは、出力装置16に表示される。コードは、少なくとも、利用者Bの利用者識別番号が符号化されている。
ステップS802では、POSコンピュータ5のリーダは、ステップS801で生成されたコードを読み取る。このときに、利用者Bまたは加盟店の店員などは、POSコンピュータ5から決済金額を入力する。POSコンピュータ5は、コードに符号化された情報を復号する。つまり、ステップS802では、POSコンピュータ5は、決済金額および利用者識別番号を取得する。
ステップS803では、POSコンピュータ5は、ステップS802で取得した決済金額および利用者識別番号に加え、加盟店の加盟店識別番号を含む決済電文を生成する。加盟店識別番号は、POSコンピュータ5に予め記憶されている。生成された決済電文は、サーバコンピュータ2に送信される。
サーバコンピュータ2の通信装置24が決済電文を受信すると、サーバコンピュータ2は、ステップS804乃至S808を実行する。ステップS804乃至S808おける処理は、ステップS602乃至ステップS606と同様であるので説明を省略する。なお、上述したように、サーバコンピュータ2は、記憶装置23にアカウントデータテーブル500を記憶している。ステップS804における処理では、決済電文に含まれる利用者識別番号(利用者Bの)に基づいて、アカウントデータテーブル500からアカウントデータレコードが取得される。
また、サーバコンピュータ2は、決済金額、加盟店識別番号、および利用者識別番号を少なくとも含む決済電文を生成し、決済システム3に送信する。その後のステップS809における処理も、ステップS607における処理と同様であるので説明を省略する。なお、ステップS809では、決済システム3は、コンピュータデバイス1Bに決済完了通知を送信するが、このときに、サーバコンピュータ2にも決済完了通知を送信する。
サーバコンピュータ2の通信装置24が決済完了通知を受信すると、制御装置21は、決済完了通知に含まれる決済金額に基づいて、ステップS804で取得したアカウントデータレコードを更新する(ステップS810)。具体的には、制限付残高503に設定された値から、決済金額を減算する。この処理によって、サーバコンピュータ2において、決済完了後の利用者Bのアカウント情報が最新の状態に更新される。
以上のように第2の実施形態に係る価値移転システム100の例を説明した。第2の実施形態によっても、価値移転システム100が、移転された価値の利用を、移転元利用者が指定した用途および/または条件に制限することができる。
なお、図3で説明したように、コンピュータデバイス1Aおよびコンピュータデバイス1Bのそれぞれに記憶されたアカウントデータテーブル500を更新することによって、2つのアカウントの間で価値が移転されるが、そのような形式に限定されない。例えば、価値を移転するとき、コンピュータデバイス1Aが、図4で説明した移転額、用途、および条件などを符号化したコードを生成し、コンピュータデバイス1Bに送信してもよい(電子メールなどによって)。
コンピュータデバイス1Bが上述したコードを受信し、コードを読み取り、情報を符号復号することによって、利用者Aが指定した移転額などの情報を取得することができる。よって、コンピュータデバイス1Bは、図6および図8で説明した処理に従って、制限付残高の範囲内で決済を行う処理を実行することができる。このような形式の処理では、価値を移転する際、コードに符号化された情報に移転額および用途などが含まれるので、コンピュータデバイス1Aおよびコンピュータデバイス1Bにおいてアカウントデータテーブル500を管理する必要性をなくすことができる。
上記実施形態は、コード決済を例として説明されたが、本実施形態に係る価値移転システム100は、コード決済以外のコンピュータシステムによって実装された任意の決済サービスにも適用される。例えば、専用装置が非接触型(RFID)の決済手段を読み取ることによって、残高情報を取得し、電子決済を行うような決済サービスにも適用されてもよい。
また、上記実施形態で説明された処理およびハードウェアの構成要素は例示的なものにすぎず、その他の構成も可能であることに留意されたい。また、上記実施形態で説明した処理の順序は、必ずしも説明した順序で実行される必要がなく、任意の順序で実行されてもよい。さらに、本発明の基本的な概念から逸脱することなく、追加のステップが新たに加えられてもよい。
また、価値移転システム100は、コンピュータデバイス1および/またはサーバコンピュータ2によって実行されるコンピュータプログラムによって実装されるが、当該コンピュータプログラムは、非一時的記憶媒体に記憶されてもよい。非一時的記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、内蔵ハードディスクおよび取外可能ディスク装置などの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体などを含む。
1 コンピュータデバイス、2 サーバコンピュータ、3 決済システム、4 ネットワーク、5 POSコンピュータ

Claims (6)

  1. 決済システムに接続された第1のコンピュータデバイスによって実行される方法であって、前記第1のコンピュータデバイスは、第1の利用者が有する価値および利用者識別番号を関連付けて記憶装置に記憶しており、前記決済システムは、決済サービスを提供し、
    第2のコンピュータデバイスから、第2の利用者から移転する価値、前記価値に付された制限、および利用者識別番号を関連付けた電文を受信するステップであって、前記制限は、前記価値が利用される用途を含む、ステップと、
    前記記憶装置に記憶された前記利用者識別番号に対応する前記価値を、前記移転する価値に基づいて更新し、前記更新した価値に前記制限を関連付けて記憶するステップと、
    前記更新した価値および前記制限を取得するステップと、
    前記制限に基づいて、前記更新した価値が決済に許可されるかを判定するステップであって、
    加盟店識別番号を取得するステップと、
    前記加盟店識別番号に対応する加盟店の業種を判定するステップと、
    前記業種が前記用途に対応しているかを判定するステップと、を含む、ステップと、
    前記更新した価値が前記決済に許可されると判定した場合、決済電文を生成し、前記決済システムに前記決済電文を送信するステップと、
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記制限は、前記価値が利用される条件を含み、
    前記方法は、
    決済金額を取得するステップと、
    前記決済金額に基づいて、前記決済が前記条件を満たすかを判定するステップと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 決済サービスを提供する決済システムに接続された第1のコンピュータデバイスであって、前記第1のコンピュータデバイスは、制御装置、通信装置、および記憶装置を備え、第1の利用者が有する価値および利用者識別番号を関連付けて記憶装置に記憶しており、
    前記通信装置は、第2のコンピュータデバイスから、第2の利用者から移転する価値、前記価値に付された制限、および利用者識別番号を関連付けた電文を受信し、前記制限は、前記価値が利用される用途を含み、
    前記制御装置は、
    前記記憶装置に記憶された前記利用者識別番号に対応する前記価値を、前記移転する価値に基づいて更新し、前記更新した価値に前記制限を関連付けて記憶し、
    前記更新した価値および前記制限を取得し、
    加盟店識別番号を取得することと、前記加盟店識別番号に対応する加盟店の業種を判定することと、前記業種が前記用途に対応しているかを判定することと、によって、前記制限に基づいて、前記更新した価値が決済に許可されるかを判定し、
    前記更新した価値が前記決済に許可されると判定した場合、決済電文を生成し、
    前記通信装置は、前記決済システムに前記決済電文を送信する、
    ことを特徴とするコンピュータデバイス。
  4. サーバコンピュータ、第1のコンピュータデバイス、およびPOSコンピュータを備えたコンピュータシステムであって、前記サーバコンピュータは、決済サービスを提供する決済システムに接続され、ならびに第1の利用者が有する価値および利用者識別番号を関連付けて記憶装置に記憶しており、
    前記サーバコンピュータは、
    第2のコンピュータデバイスから、第2の利用者から移転する価値、前記価値に付された制限、および利用者識別番号を関連付けた電文を受信し、
    前記記憶装置に記憶された前記利用者識別番号に対応する前記価値を、前記移転する価値に基づいて更新し、前記更新した価値に前記制限を関連付けて記憶し、
    前記第1のコンピュータデバイスは、前記利用者識別番号が符号化されたコードを生成し、
    前記POSコンピュータは、
    前記コードを読み取り、復号し、前記復号されたコードから、前記利用者識別番号を取得し、
    前記利用者識別番号に基づいて、決済電文を生成し、
    前記サーバコンピュータに前記決済電文を送信し、
    前記サーバコンピュータは、
    前記決済電文に含まれる前記利用者識別番号に基づいて、前記更新した価値および前記制限を取得し、
    前記制限に基づいて、前記更新した価値が決済に許可されるかを判定し、
    前記更新した価値が前記決済に許可されると判定した場合、前記決済システムに前記決済電文を送信する、
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  5. 請求項1または2に記載の方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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