JP6951393B2 - スキャニングのシステム、プログラム、方法および装置 - Google Patents
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Description
このような答案採点に関し、解答記入位置と採点画像の相対位置および解答記入位置に基づいて、採点画像を情報処理で配置することが知られている(たとえば、特許文献1)。
この答案採点における情報処理に関し、多数の答案用紙をイメージスキャナで取り込み、ひとつの答案用紙から多数の解答イメージを切り出して問題ごとにファイルし、問題番号入力に基づき、採点者にその解答イメージをモニター表示して提供することが知られている(たとえば、特許文献2)。
答案用紙などの多数のシートを連続的にスキャニングする場合、スキャナが高精度化されているとはいえ、スキャニングによる画像のずれを皆無にすることは困難であるし、ずれが採点処理に影響することは無視できないという課題がある。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、答案用紙などのシートのスキャニングによって得られる画像情報に対する読み取り処理を適正化し、自動採点など、次処理の効率化、迅速化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明のスキャニングシステムの一側面によれば、シート面の幅方向に離間した少なくとも2箇所に配置される第1の識別マーク、前記幅方向と交差方向に離間した少なくとも2箇所に配置されており、前記第1の識別マークと同一の形状または前記第1の識別マークを一部に含む形状の第2の識別マークもしくは前記第1の識別マークと異なる第2の識別マーク、前記シート面に種別情報を示す識別コード、少なくとも文字情報または図形情報を表示したシートと、前記シート面をスキャニングして前記シートから前記識別コード、前記文字情報または前記図形情報、前記第1の識別マーク、前記第2の識別マークが含まれる画像情報を取得するスキャナと、前記シート面の位置を表す座標情報を利用し、前記第1の識別マークまたは前記第2の識別マークの一方または両方の位置の対比により前記シート面のずれ量を算出し、該ずれ量により前記画像情報に対する読み取り位置を補正する処理装置と、前記スキャナで取得した前記画像情報、前記シート面のずれ量による前記画像情報に対する読み取り位置の補正情報、および前記ずれ量が読み取り位置の補正が可能な範囲を超えた場合に生成されるエラー情報のうちの何れかの情報または2以上の情報を提示する情報提示装置とを備える。
このスキャニングシステムにおいて、前記処理装置は、前記ずれ量による読み取り位置の補正が可能な許容範囲が設定され、前記ずれ量が許容範囲を超えたとき、エラー情報を生成してよい。
このスキャニングシステムにおいて、さらに、前記スキャナで取得した前記画像情報、前記シート面のずれ量による前記画像情報に対する読み取り位置の補正情報、前記ずれ量が読み取り位置の補正が可能な範囲を超えた場合に生成されるエラー情報の何れかの情報または2以上の情報を提示する情報提示装置を備えてよい。
このスキャニングシステムにおいて、前記処理装置は、前記ずれ量が許容範囲の場合、前記画像情報の読み取り位置を補正して前記識別コード、少なくとも前記文字情報または前記図形情報を取り込み、前記ずれ量が許容範囲を超える場合、前記画像情報の読み取り位置の補正を解除してよい。
(1) スキャニングによるシート面から得られる画像情報を用いてずれ量を算出し、このずれ量で画像情報の読み取り位置を補正することで、画像情報から必要な情報取得の適正化が図れる。
(2) スキャニングによって生じるずれ量に影響されることなく、答案用紙などのシートから得られる情報を用いて自動採点などの次処理の処理精度を高めることができるとともに、処理の効率化および迅速化を図ることができる。
図1は、第一の実施の形態に係るスキャニングシートのシート表面を示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されない。
このスキャニングシート(以下、単に「シート」と称する)2はたとえば、選択式答案、記述式答案、模範答案などの用紙である。このシート2は、木製パルプ、樹脂パルプなどの抄紙シート、樹脂を成形した成形シートなどのスキャニング可能なシートであればよい。
このシート2のシート表面2fには中央に要部4fが備えられるとともに、要部4fの周囲部に欄外部6fが備えられる。要部4fには選択式答案(たとえば、マークシート)であれば、氏名入力欄、日付入力欄、学籍情報入力欄、点数表示欄、解答欄などの文字情報や図形情報が印刷されている。
この実施の形態では、上側の識別マーク8−11、8−12の間に識別コード10が表示されている。識別コード10は、シート2の表裏面の識別情報、シート型番などの属性情報を示している。
これらの識別マーク8−11、8−12、8−21、8−22は、たとえば同一の形状、および同一の面積で形成されており、シート2のシート面を撮影し、またはシート面に記入された情報を取込むスキャニング装置などによって認識可能となっている。そして識別マーク8−11、8−12、8−21、8−22は、たとえばシート面を取込んだ画像情報に対し、その画像情報に含まれる文字情報や図形情報などの読み取り位置を補正するための基準である補正点として利用される。
そのほかシート2には、角部に切欠き12が形成されてもよい。この切欠き12は、たとえばシート2の表示面の向きを表す識別情報として利用されてもよく、重ねられた複数枚のシート2の表示面が同じ方向か否かの確認に利用される。
このシート2のシート裏面2rには中央に要部4r、要部4rの外側に欄外部6rが備えられ、要部4rと欄外部6rを仕切る枠線部14が記載され、要部4rには記述式答案であれば、記述解答欄などが印刷される。
枠線部14の短手側にはシート2の縦上方を表す表示部16が形成され、「用紙タテ上」が表示されている。枠線部14の長手側にはシート2の横上方を表す表示部18が形成され、「用紙ヨコ上」が表示されている。
図3は、シート2のスキャニング状態を示している。このスキャニング状態は正規の位置より角度θだけ時計回り方向に傾斜している。
このスキャニングによってシート2から捕捉された識別マーク8−11、8−12、8−21、8−22を座標情報に重ねると、各識別マーク8−11、8−12、8−21、8−22の座標(x,y)は、(x11,y11)、(x12,y12)、(x21,y21)、(x22,y22)で表すことができる。
Dx=x21−x11 ・・・(1)
から求めることができる。
シート2のy軸方向のずれ長をDyとすると、ずれ長Dyは、
Dy=y12−y11 ・・・(2)
から求めることができる。
θx=tan-1(Dx/L) ・・・(3)
から求めることができる。
シート2がy軸方向に傾斜した角度θyは、識別マーク8−11、8−12間の距離Wとずれ長Dyから、
θy =tan-1(Dy/W) ・・・(4)
から求めることができる。
さらに、識別マーク8−11、8−12、8−21、8−22は、全て同じ形状および同じ模様のものに限らない。識別マーク8−11、8−12、8−21、8−22は、たとえば全て異なる形状および模様であってもよく、または一部が異なる形状および模様であってもよい。さらに、識別マーク8−11、8−12、8−21、8−22は、他の識別マークの模様を一部に含む模様で表示されてもよい。
この第一の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) スキャニングの際、シート2の位置がずれても、ずれ量を算出し、このずれ量を利用して画像情報の読み取り位置を補正することで、情報の読み取り処理の適正化を図ることができる。
(2) シート2のスキャニング位置がずれても、そのずれ量に応じて補正できるので、答案などの情報の読み取りを適正化でき、採点の自動化などの処理を効率的に行うことができる。
図4は、第二の実施の形態に係るスキャニングシステムを示している。図4に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
このスキャニングシステム20は本発明のスキャニング装置の一例であり、たとえば記述式解答、選択式解答、模範答案を含むシート2(図1、図2)をスキャニングし、答案の自動採点などに用いられる。このスキャニングシステム20にはイメージスキャナ22、処理装置24、キーボード26およびモニター28が含まれる。これらは一例としてインターネットなどネットワークを介して接続されてよい。
処理装置24は通信機能を備えるたとえば、パーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理装置である。キーボード26は情報入力装置の一例であり、マウス、バーコード読取り装置、モニター28の表示画面に設置されるタッチパネルなどの機器であってもよい。
モニター28は情報提示装置の一例であり、読み込んだシート2の画像情報や、採点システムにおける入力画像や採点結果画像を表示し、このモニター28は情報提示装置の一例であり、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)が用いられ、読み取ったシート2の画像情報を提示する。
図5は、スキャニングシステム20のハードウェアを示している。図5に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図5において、図4と同一部分には同一符号を付してある。
処理装置24は、プロセッサ30、メモリ部32および入出力部(I/O)34を備える。プロセッサ30は、メモリ部32にあるOS(Operating System)や各種のプログラムなど、情報処理や機能部の制御を行う。
メモリ部32にはROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などの記憶装置を備え、OSの他、スキャニング補正、答案採点などに用いられる情報が格納される。メモリ部32にはハードディスク装置など、外部記憶装置が含まれる。
処理装置24が実行する情報処理には、a)画像取込み処理36、b)記録処理38、c)位置判定処理40、d)ずれ量算出処理42、e)位置補正処理44などが含まれる。
イメージスキャナ22がシート2をスキャニングして読み込み、画像情報に変換する。この画像取込み処理36では、イメージスキャナ22から出力された画像情報がプロセッサ30に取り込まれる。
この記録処理38はプロセッサ30の制御により実行し、イメージスキャナ22からプロセッサ30に取り込まれた画像情報をメモリ部32に記録する。この記録情報は、スキャニング情報ファイル46(図6)に格納される。
この位置判定処理40はプロセッサ30により、画像情報からシート位置のずれを判定する。この位置判定処理40の結果は、シート2の属性情報に関係付けられてメモリ部32に格納される。
このずれ量算出処理42ではプロセッサ30の情報処理により、ずれ量の算出(図3)を実行する。
e)位置補正処理44
この位置補正処理44は処理装置24により実行し、算出したずれ量を用いてシート2の画像情報の読み取り位置を補正する。
このスキャニング情報ファイル46には図6に示すように、番号部48、属性情報部50、画像情報部52、ずれ判定部54、ずれ量部56、答案情報部60が備えられる。番号部48にはスキャニングの識別情報としての番号情報が格納される。属性情報部50にはスキャニングされたシート2について、片面か両面かその識別子、解答欄の位置、解答欄属性などの属性情報が格納される。
画像情報部52にはスキャニングによって取り込まれた画像情報が格納される。ずれ判定部54はずれ判定の結果情報が格納される。ずれ量部56には画像情報のずれ量Dが格納される。答案情報部60にはシート2から読み取られた答案情報が格納される。
図7は、スキャニングの処理手順を示している。この処理手順は、答案の採点処理などの前処理に行うスキャニング処理のプログラムまたは採点方法の一例である。この処理において、Sは処理の工程、Sに付した番号は工程順の一例である(以下、同様)。
このスキャニングシステム20ではシート2のスキャニングに当たり、処理装置24およびイメージスキャナ22を起動し、イメージスキャナ22でシート2をスキャニングして読み取り、画像情報に変換する。
この処理手順では、シート2の識別情報の入力を行い(S101)、シート2のスキャニングを行う(S102)。このスキャニングは、イメージスキャナ22により行い、シート2の画像情報が得られる。シート2の識別情報の入力は、スキャニングするシート2の識別コードのほかシート2の種類や用紙のサイズ、向き、読込み面が片側か両側かの区別、識別マーク8の位置などを処理装置24に設定(ティーチング)する処理の一例である。
処理装置24はずれ量を参照して画像情報の読み取り位置の補正を行い(S105)、シート2の答案データを取得する(S106)。処理装置24は、たとえばスキャニング処理で取得した画像情報に対し、予め設定された読み取りの基準位置からずれ量分ずらした位置で読み取り処理を行う。また、処理装置24は、たとえば画像情報から読み取った答案データである画像をモニター28に表示させてもよい。
なお、シート2の判定処理では、たとえば設定した情報と識別コード10の情報が一致するか否かを判定するほか、スキャニングしたシート2の向きが上下または表裏が反転しているか否かを判定してもよい。
この第二の実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) スキャニングによって生じたシート2のずれ量を計測し、この計測結果を用いてシート2の画像情報の位置補正を行うことができる。
(2) この実施の形態では、スキャニングの判定結果により、エラー表示を行うことができ、エラー表示を確認したとき、ユーザーは即座に再スキャニングを行うことができ、処理の迅速化に寄与することができる。
この処理手順は、答案の採点処理などに用いられるスキャニング処理のプログラムまたは採点の前処理の一例である。この実施例1においてもシート2のスキャニングに当たり、処理装置24およびイメージスキャナ22を起動し、イメージスキャナ22でシート2をスキャニングして読み取り、画像情報に変換する。
この処理手順では、シート2の識別情報の入力を行い(S201)、シート2のスキャニングを行う(S202)。イメージスキャナ22により、シート2の画像情報が得られる。シート2の識別情報の入力は設定(ティーチング)処理の一例であり、たとえば処理装置24に記憶されているデータを利用するほか、基準となるシートを予めスキャンしてもよい。
実施例1では、このずれ量が読み取り位置の補正の許容範囲かを判定する(S205)。ずれ量が許容範囲であれば(S205のYES)、ずれ量を参照して画像情報の読み取り位置の補正を行い(S206)、シート2の答案データを取得する(S207)。
S205において、ずれ量が読み取り位置の補正の許容範囲でなければ(S205のNO)、モニター28にエラー表示を出力するとともに、再スキャニングを指示する情報提示を行い(S209)、S202に戻る。このとき処理装置24では、たとえばずれ量の判断処理結果がでるまで画像の読み取り位置の補正処理の実行前の待機状態となっている。そして処理装置24は、ずれ量が許容範囲を越えているとの判断結果を契機に、補正処理の待機状態を解除すればよい。
この実施例1によれば、第一または第二の実施の形態の効果に加えて次の何れかの効果が得られる。
(1) 実施例1では、ずれ量を判定し、ずれ量が読込み位置の補正可能な値であれば、画像情報の位置補正を行い、そうでなければ、再スキャニングに移行させることができ、処理の迅速化とともに、適正な画像情報を得ることができる。
(2) 採点者など、処理担当者はスキャニング状況を容易に確認できる。
この処理手順は、答案の採点処理などに用いられるスキャニング処理のプログラムまたは採点の前処理の一例である。この実施例2においてもシート2のスキャニングに当たり、処理装置24およびイメージスキャナ22を起動し、イメージスキャナ22でシート2をスキャニングして読み取り、画像情報に変換する。
この処理手順では、読み込むシート2の属性情報の入力を行い(S301)、この入力情報をメモリ部32に記録する(S302)。この記録情報はスキャニング情報ファイル46(図6)に格納される。
このような前処理を経て、シート2のスキャニングを行う(S303)。イメージスキャナ22により、シート2の画像情報が得られることは既述の通りである。
実施例2では、このずれ量により画像情報の読み取り位置の補正を行い(S305)、適正位置の画像情報と比較し、両者が一致したかを確認し(S306)、両者が一致するまで画像情報の読み取り位置の補正を行う(S305、S306)。画像情報が一致すれば(S306のYES)、その一致結果をモニター28に提示し(S307)、その結果をユーザーに告知する。この一致結果が得られた後、シート2の答案情報について、採点処理を行う(S308)。
この実施例2によれば、実施例1の効果に加えて次の何れかの効果が得られる。
(1) 実施例2では、適正位置の画像情報との比較により、シート2の画像情報が一致したか否かにより、採点処理に移行するので、不確定な画像情報による採点処理などを回避でき、処理の信頼性を高めることができる。
(2) 採点者など、処理担当者は一致結果の提示情報からシート2の画像情報の状況を容易に確認できる。
処理装置24のメモリ部32には、たとえば画像の読み取り位置の補正処理などを行うための作業領域として、作業フォルダ62、正解画像フォルダ64−1、エラー画像フォルダ64−2、監視フォルダ66を有する。この作業フォルダ62、正解画像フォルダ64−1、エラー画像フォルダ64−2、監視フォルダ66は、たとえば画像情報の認識処理や、読み取り位置の補正処理、読み取りのエラーの判定処理などの各処理段階に応じて画像情報を保持する領域の一例であって、単一の記憶手段の内部に構成されればよい。
作業フォルダ62は、スキャニング装置によって取得された画像情報に対し、読み取りの向きの判定処理や読み取り位置の補正処理などを実行する作業領域の一例である。
正解画像フォルダ64−1は、読み取った画像情報に含まれる識別マークの判別により、適切に読み取られたと判断された画像を格納する領域の一例である。
エラー画像フォルダ64−2は、適切に読み取られていないと判断された画像を格納する領域の一例である。
監視フォルダ66は、スキャニング装置によって取得した画像情報を格納する領域の一例である。
図11は、実施例3に係るスキャニング処理を示している。このスキャニング処理は、実施例1および実施例2と同様に本発明のプログラムまたは方法の一例である。
処理装置24は、たとえばユーザーによる入力作業や予め設定された情報、もしくは基準情報としてスキャニングした画像情報に基づいて、読み取りを行うシート情報が選択される(S401)。処理装置24は、スキャニング装置であるイメージスキャナ22で取込んだ画像を取得し、画像の認識処理を開始すると(S402)、監視フォルダ66内に格納するとともに、認識処理を行う画像を作業フォルダ62に移動させる(S403)。
なお、シート2の読み取り向きの確認は、たとえばスキャニング処理を行う多数枚のシート2の全てに実行するほか、最初の1枚または複数枚のみで行ってもよい。そして、処理装置24は、読み取り向きの確認結果に基づいて、スキャニングした全てのシートに対し、同じ向きに同じ角度で回転補正処理を行ってもよい。
また、処理装置24は、画像の縦方向のサイズが横方向のサイズよりも大きい場合(S404のNO)、シート2に対するスキャニングの向きが適切であると判断する。
処理装置24は、読み取った画像の識別マークの配置位置が全て一致する場合(S406のYES)、取得した画像上の識別マーク8の位置をデータベースに記録し(S407)、この位置と、シート情報に登録されている識別マークの位置とのずれを計算する(S408)。このとき処理装置24は、たとえば読み取った画像情報に座標情報を設定し、ずれの距離や角度の算出処理やずれ量の表示に利用してもよい。処理装置24は、算出したずれ量を利用して画像情報に含まれる識別子である識別コード10を確認する(S409)。
そして処理装置24は、計算したずれ量を考慮して画像上の識別コード10が選択したシート情報の識別コードと同じか否かを判断する(S415)。処理装置24は、画像から読み取れる識別コード10がシート情報の識別コードと同じと判断した場合(S415のYES)、作業フォルダ62内にあるその画像を正解画像フォルダ64−1に移動させる(S416)とともに、その処理結果をモニター28に表示させる(S417)。そして監視フォルダ66内に次の画像があるか否かを確認し(S418)、画像がある場合(S418のYES)にはS403に戻って次の画像に対する読み取り処理に移行する。処理装置24は、次の画像が無ければ(S418のNO)、スキャニング処理を終了する。
また、処理装置は、画像から読み取れる識別コード10がシート情報の識別コードと異なると判断した場合(S415のNO)、作業フォルダ62内のその画像をエラー画像フォルダ64−2に移動させ(S419)、エラー内容をメモリ部32に記録するとともに(S420)、その処理結果をモニター28に表示し(S421)、S403に戻って次の画像に対する読み取り処理に移行する。
この実施例3によれば、実施例1、2と同様の効果が得られる。
このスキャニングシステム70は本発明のスキャニング装置の一例であり、たとえばイメージスキャナ22および処理装置24を備える。
処理装置24には、たとえばメモリ部32にシート情報が記憶されている。また処理装置24には、シート画像読み取り部72と色調整部74を備える。
シート画像読み取り部72は、イメージスキャナ22で読取った画像情報を処理する処理領域の一例であり、たとえば画像情報に含まれる情報のうち、記入された情報や処理装置24で処理する情報などの特定情報の抽出や判別を行う処理部である。
色調整部74は、シート画像読み取り部72で抽出された特定情報と、画像情報に含まれる特定情報以外の部分に含まれている着色や模様などを判別するとともにその色などの表示濃度の調整機能を有する処理部の一例である。
色調整部74は、たとえばスキャニングされた画像情報に対し、解答欄76の位置の色や濃度と枠線78やシート2面の背景色の色またはその濃度を判別する。着色の判別では、たとえば解答欄76の色と枠線78やシート2面の背景色との組み合せパターンを記憶しておき、濃度の調整をすべきか否かを判別すればよく、また濃度判定では印刷面を2値化処理して、その濃度レベルを判別すればよい。このとき色調整部74は、たとえば図14のAに示すように、マークシートの解答欄76に対する記入領域80を把握する。このとき色調整部74では、たとえば図14のBに示すように、記入領域80である着色部分86を「1」とし、未記入領域82である無着色部分88「0」とする2値化処理を行うとともに、これらの境界部分84を判別する。また色調整部74は、たとえば図15のAに示すように、解答欄76の一部に着色されて記入領域80となった場合、図15のBに示すように、解答欄76に設定された枠線に関わらず着色部分86を「1」とし、それ以外の部分を無着色部分88「0」と判別する。
なお、シート2にマークされた内容に対する採点処理では、たとえば解答欄76の枠線に対する着色部分86の位置や範囲などを判別すればよい。
図17は、実施例4に係るスキャニング処理を示している。このスキャニング処理は、実施例1ないし実施例3と同様に本発明のプログラムまたは方法の一例である。
この処理手順は、答案の採点処理などに用いられるスキャニング処理のプログラムまたは採点の前処理の一例である。この実施例2においてもシート2のスキャニングに当たり、処理装置24およびイメージスキャナ22を起動し、イメージスキャナ22でシート2をスキャニングして読み取り、画像情報に変換する。
この処理手順では、読み込むシート2のシート情報の入力を行い(S501)、この入力情報をメモリ部32に記録する(S502)。この記録情報はスキャニング情報ファイル46(図6)に格納される。
このような前処理を経て、シート2のスキャニングを行う(S503)。イメージスキャナ22により、シート2の画像情報が得られることは既述の通りである。
そして処理装置24は、検出した色情報を閾値としてシートの解答欄76の読み取り機能を調整し(S506)、採点処理(S507)を行う。読み取り機能の調整では、たとえばシート画像読み取り部72や色調整部74において、スキャニングした画像内の解答欄76に対し、背景色を閾値とする読み取り機能の調整を行ってもよく、解答欄76の色の濃度または解答欄76以外の部分の色の濃度を調整した画像を生成してもよい。
この実施例3によれば、実施例1およびまたは実施例2の効果に加えて次の何れかの効果が得られる。
(1) 処理装置24が読込む解答欄76の読み込み機能を調整することで、記入された情報の読み込み精度が向上する。
(2) 解答内容の読み込み精度が上がることで、採点精度の向上が図れる。
(3) 解答欄76と解答欄76以外の部分の判別精度を上げることで、記入領域80の判別機能を維持しつつ、枠線78やシート2の背景色などを採用することができるのでシート2の自由度を広げることができる。
以上説明した実施の形態および実施例について、その変形例を以下に列挙する。
2f シート表面
2r シート裏面
4f、4r 要部
6f、6r 欄外部
8−11、8−12 第1の識別マーク
8−21、8−22 第2の識別マーク
10 識別コード
12 切欠き
14 枠線部
16、18 表示部
20 スキャニングシステム
22 イメージスキャナ
24 処理装置
26 キーボード
28 モニター
30 プロセッサ
32 メモリ部
34 入出力部(I/O)
36 画像取込み処理
38 記録処理
40 位置判定処理
42 ずれ量算出処理
44 位置補正処理
46 スキャニング情報ファイル
48 番号部
50 属性情報部
52 画像情報部
54 ずれ判定部
56 ずれ量部
60 答案情報部
62 作業フォルダ
64−1 正解画像フォルダ
64−2 エラー画像フォルダ
66 監視フォルダ
70 スキャニングシステム
72 シート画像読み取り部
74 色調整部
76 解答欄
78 枠線
80 記入領域
82 未記入流域
84 境界部分
86 着色部分
88 無着色部分
90 背景着色部分
Claims (8)
- シート面の幅方向に離間した少なくとも2箇所に配置される第1の識別マーク、前記幅方向と交差方向に離間した少なくとも2箇所に配置されており、前記第1の識別マークと同一の形状または前記第1の識別マークを一部に含む形状の第2の識別マークもしくは前記第1の識別マークと異なる第2の識別マーク、前記シート面に種別情報を示す識別コード、少なくとも文字情報または図形情報を表示したシートと、
前記シート面をスキャニングして前記シートから前記識別コード、前記文字情報または前記図形情報、前記第1の識別マーク、前記第2の識別マークが含まれる画像情報を取得するスキャナと、
前記画像情報の縦方向のサイズが横方向のサイズより小さい場合に前記画像情報を90°回転させ、前記シート面の位置を表す座標情報を利用し、前記第1の識別マークまたは前記第2の識別マークの一方または両方の位置の対比により前記シート面のずれ量を算出し、該ずれ量により前記画像情報に対する読み取り位置を補正するとともに、前記読み取り位置または前記シート面の全体から前記画像情報の色の濃度情報を検出し、前記画像情報中で他よりも濃度レベルが高い部分を特定情報と判別し、前記特定情報以外の部分からの読み取り機能を制限する処理装置と、
を備えることを特徴とするスキャニングシステム。 - シート面の幅方向に離間した少なくとも2箇所に配置される第1の識別マーク、前記幅方向と交差方向に離間した少なくとも2箇所に配置されており、前記第1の識別マークと同一の形状または前記第1の識別マークを一部に含む形状の第2の識別マークもしくは前記第1の識別マークと異なる第2の識別マーク、前記シート面に種別情報を示す識別コード、少なくとも文字情報または図形情報を表示したシートと、
前記シート面をスキャニングして前記シートから前記識別コード、前記文字情報または前記図形情報、前記第1の識別マーク、前記第2の識別マークが含まれる画像情報を取得するスキャナと、
前記シート面の位置を表す座標情報を利用し、前記第1の識別マークまたは前記第2の識別マークの一方または両方の位置の対比により前記シート面のずれ量を算出し、該ずれ量により前記画像情報に対する読み取り位置を補正する処理装置と、
前記スキャナで取得した前記画像情報、前記シート面のずれ量による前記画像情報に対する読み取り位置の補正情報、および前記ずれ量が読み取り位置の補正が可能な範囲を超えた場合に生成されるエラー情報のうちの何れかの情報または2以上の情報を提示する情報提示装置と、
を備えることを特徴とするスキャニングシステム。 - 前記処理装置は、前記ずれ量による読み取り位置の補正が可能な許容範囲が設定され、前記ずれ量が許容範囲を超えたとき、エラー情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスキャニングシステム。
- さらに、前記スキャナで取得した前記画像情報、前記シート面のずれ量による前記画像情報に対する読み取り位置の補正情報、前記ずれ量が読み取り位置の補正が可能な範囲を超えた場合に生成されるエラー情報の何れかの情報または2以上の情報を提示する情報提示装置を備えることを特徴とする請求項1または請求項3に記載のスキャニングシステム。
- 前記処理装置は、前記ずれ量が許容範囲の場合、前記画像情報の読み取り位置を補正して前記識別コード、少なくとも前記文字情報または前記図形情報を取り込み、前記ずれ量が許容範囲を超える場合、前記画像情報の読み取り位置の補正を解除することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のスキャニングシステム。
- コンピュータに実現させるプログラムであって、
シート面の幅方向に離間した少なくとも2箇所に配置される第1の識別マーク、前記幅方向と交差方向に離間した少なくとも2箇所に配置されており、前記第1の識別マークと同一の形状または前記第1の識別マークを一部に含む形状の第2の識別マークもしくは前記第1の識別マークと異なる第2の識別マーク、前記シート面に種別情報を示す識別コード、少なくとも文字情報または図形情報を表示したシートからスキャニングにより前記識別コード、前記文字情報または前記図形情報、前記第1の識別マーク、前記第2の識別マークが含まれる画像情報を取得する機能と、
前記画像情報の縦方向のサイズが横方向のサイズより小さい場合に前記画像情報を90°回転させ、前記シート面の位置を表す座標情報を利用し、前記第1の識別マークまたは前記第2の識別マークの一方または両方の位置の対比により前記シート面のずれ量を算出する機能と、
前記ずれ量により前記画像情報に対する読み取り位置を補正する機能と、
前記読取り位置または前記シート面の全体から前記画像情報の色の濃度情報を検出し、前記画像情報中で他よりも濃度レベルが高い部分を特定情報と判別し、前記特定情報以外の部分からの読み取り機能を制限する機能と、
を前記コンピュータで実現することを特徴とするプログラム。 - シート面の幅方向に離間した少なくとも2箇所に配置される第1の識別マーク、前記幅方向と交差方向に離間した少なくとも2箇所に配置されており、前記第1の識別マークと同一の形状または前記第1の識別マークを一部に含む形状の第2の識別マークもしくは前記第1の識別マークと異なる第2の識別マーク、前記シート面に種別情報を示す識別コード、少なくとも文字情報または図形情報を表示したシートのシート面をスキャニングする工程と、
前記スキャニングにより前記シートから前記識別コード、前記文字情報または前記図形情報、前記第1の識別マーク、前記第2の識別マークが含まれる画像情報を取得する工程と、
前記画像情報の縦方向のサイズが横方向のサイズより小さい場合に前記画像情報を90°回転させ、前記シート面の位置を表す座標情報を利用し、前記第1の識別マークまたは前記第2の識別マークの何れか一方または両方の位置の対比により前記シート面のずれ量を算出する工程と、
前記ずれ量により前記画像情報に対する読み取り位置を補正する工程と、
前記読取り位置または前記シート面の全体から前記画像情報の色の濃度情報を検出し、前記画像情報中で他よりも濃度レベルが高い部分を特定情報と判別し、前記特定情報以外の部分からの読み取り機能を制限する工程と、
前記スキャニングにより取得した前記画像情報、前記シート面のずれ量による読み取り位置の補正情報、前記ずれ量が補正可能な許容範囲を超えた場合に生成されるエラー情報の何れかの情報または2以上の情報を提示する工程と、
を含むことを特徴とするスキャニング方法。 - シート面の幅方向に離間した少なくとも2箇所に配置される第1の識別マーク、前記幅方向と交差方向に離間した少なくとも2箇所に配置されており、前記第1の識別マークと同一の形状または前記第1の識別マークを一部に含む形状の第2の識別マークもしくは前記第1の識別マークと異なる第2の識別マーク、前記シート面に種別情報を示す識別コード、少なくとも文字情報または図形情報を表示したシートをスキャニングするスキャニング装置であって、
前記シート面をスキャニングして前記シートから前記識別コード、前記文字情報または前記図形情報、前記第1の識別マーク、前記第2の識別マークが含まれる画像情報を取得するスキャナ部と、
前記画像情報の縦方向のサイズが横方向のサイズより小さい場合に前記画像情報を90°回転させ、前記シート面の位置を表す座標情報を利用し、前記第1の識別マークまたは前記第2の識別マークの一方または両方の位置の対比により前記シート面のずれ量を算出し、このずれ量により前記画像情報に対する読み取り位置を補正するとともに、前記読取り位置または前記シート面の全体から前記画像情報の色の濃度情報を検出し、前記画像情報中で他よりも濃度レベルが高い部分を特定情報と判別し、前記特定情報以外の部分からの読み取り機能を制限する処理部と、
前記スキャナ部で取得した前記画像情報、前記処理部で算出した前記シート面のずれ量による読み取り位置の補正情報、前記ずれ量が補正可能な許容範囲を超えた場合に生成されるエラー情報の何れかの情報または2以上の情報を提示する情報提示部と、
を備えることを特徴とするスキャニング装置。
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