JP6953126B2 - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents
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Description
まず、本発明に基づく液体吐出装置の一例として、吐出口から液体として記録液を吐出して被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置1000(以下、記録装置とも称する)について説明する。図1は第1の構成例の液体吐出装置である記録装置1000の概略構成を示している。記録装置1000は、被記録媒体2を搬送する搬送部1と、被記録媒体2の搬送方向と略直交して配置されるライン型の液体吐出ヘッド3とを備え、複数の被記録媒体2を連続もしくは間欠に搬送しながら1パスで連続記録を行うライン型記録装置である。被記録媒体2は例えばカット紙であるが、カット紙以外にも連続したロール紙などであってもよい。液体吐出ヘッド3は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色(以下、これらの色をまとめてCMYKとも称する)の記録液によりフルカラーでの記録が可能なものである。後述するように、液体吐出ヘッド3には、液体を液体吐出ヘッド3へ供給する供給路である液体供給手段、メインタンク及びバッファタンク(図2参照)が流体的に接続される。液体吐出ヘッド3は、後述の図2に示すように、大別すると、液体供給ユニット220、負圧制御ユニット230及び液体吐出ユニット300によって構成されている。液体吐出ユニット300には、複数の記録素子基板10と共通供給流路211と共通回収流路212とが設けられており、各記録素子基板10にはそれぞれ複数の記録素子が設けられている。液体吐出ヘッド300において、各記録素子基板10に対して図示矢印で示すように共通供給流路211から記録液が供給され、この記録液は共通回収流路212を介して回収されるようになっている。また、液体吐出ヘッド3には、液体吐出ヘッド3へ電力及び吐出制御信号を伝送する電気制御部が電気的に接続される。液体吐出ヘッド3内における液体経路及び電気信号経路の詳細については後述する。
図2は、本発明に基づく液体吐出装置に適用される循環経路構成の一形態である第1の循環形態を示している。第1の循環形態では、液体吐出ヘッド3が、高圧側の第1循環ポンプ1001、低圧側の第1循環ポンプ1002、及びバッファタンク1003などに流体的に接続している。なお図2では、説明を簡略化するためにCMYKの各色の記録液のうちの一色の記録液が流動する経路のみを示しているが、実際には4色分の循環経路が液体吐出ヘッド3及び記録装置本体に設けられる。メインタンク1006と接続される、サブタンクとしてのバッファタンク1003は、記録液を貯留する貯留手段として機能し、タンク内部と外部とを連通する大気連通口(不図示)を有し、記録液中の気泡を外部に排出することが可能である。バッファタンク1003は、補充ポンプ1005とも接続されている。補充ポンプ1005は、記録液を吐出しての記録や吸引回復等、液体吐出ヘッドの吐出口から記録液を吐出(排出)することによって液体吐出ヘッド3で液体が消費された際に、消費された記録液分をメインタンク1006からバッファタンク1003へ移送する。
図3は、本発明に基づく液体吐出装置に適用される循環経路構成のうち、上述した第1の循環形態とは異なる循環形態である第2の循環形態を示している。第2の循環形態の第1の循環形態との主な相違点は、負圧制御ユニット230を構成する2つの圧力調整機構が、いずれも、負圧制御ユニット230よりも上流側の圧力を、所望の設定圧を中心として一定範囲内の変動で制御する機構であることである。このような圧力調整機構は、いわゆる背圧レギュレーターと同じ作用の機構部品として構成することができる。また、第2循環ポンプ1004が負圧制御ユニット230の下流側を減圧する負圧源として作用し、高圧側及び低圧側の第1循環ポンプ1001,1002が液体吐出ヘッド3の上流側に配置されている。これに伴って、負圧制御ユニット230は液体吐出ヘッド3の下流側に配置されている。
次に、液体吐出ヘッド3の構成について、図4を用いて説明する。図4の(a)は、液体吐出ヘッド3において吐出口が形成された面の側から見た斜視図であり、(b)は(a)とは反対方向から見た斜視図である。液体吐出ヘッド3は、それぞれがシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の4色の記録液を吐出可能な記録素子基板10が直線状に15個配列(インラインに配置)されたライン型の液体吐出ヘッドである。図4(a)に示すように、液体吐出ヘッド3は、15個の記録素子基板10とフレキシブル配線基板40と電気配線基板90とを備えている。電気配線基板90には信号入力端子91及び電力供給端子92が設けられており、信号入力端子91及び電力供給端子92は、電気配線基板90及びフレキシブル配線基板40を介して各記録素子基板10に電気的に接続されている。信号入力端子91及び電力供給端子92は、記録装置1000の制御回路に対して電気的に接続されるものであり、それぞれ、吐出駆動信号及び吐出に必要な電力を記録素子基板10に供給する。電気配線基板90内の電気回路によって配線を集約することで、信号出力端子91及び電力供給端子92の数を記録素子基板10の数に比べて少なくできる。これにより、記録装置1000に対して液体吐出ヘッド3を組み付ける時または液体吐出ヘッドの交換時に取り外しが必要な電気接続部の数を少なくすることができる。図4(b)に示すように、液体吐出ヘッド3の両端部に設けられた液体接続部111は、例えば図2あるいは図3に示したような記録装置1000の液体供給系と接続される。これによりCMYKの各色の記録液が記録装置1000の供給系から液体吐出ヘッド3に供給され、また液体吐出ヘッド3内を通った記録液が記録装置1000の供給系へ回収されるようになっている。このように各色の記録液は、記録装置1000の経路と液体吐出ヘッド3の経路を介して循環可能である。
次に、吐出モジュール200について説明する。図9(a)は吐出モジュール200の斜視図であり、図9(b)はその分解図である。吐出モジュール200の製造方法としては、まず、記録素子基板10及びフレキシブル配線基板40を、予め液体連通口31が設けられた支持部材30上に接着する。その後、記録素子基板10上の端子16と、フレキシブル配線基板40上の端子41とをワイヤーボンディングによって電気的に接続し、その後にワイヤーボンディング部(電気接続部)を封止材110で覆って封止する。フレキシブル配線基板40での記録素子基板10とは反対側の端子42は、電気配線基板90の接続端子93(図5参照)と電気的に接続される。支持部材30は、記録素子基板10を支持する支持体であるとともに、記録素子基板10と流路構成部材210とを流体的に連通させる流路連通部材であるため、平面度が高く、また十分に高い信頼性をもって記録素子基板と接合できるものが好ましい。支持部材30の材質としては、例えばアルミナや樹脂材料が好ましい。
次に、記録素子基板10の構成について説明する。図10(a)は記録素子基板10の吐出口13が形成される側の面の平面図であり、図10(b)は図10(a)のAで示した部分の拡大図であり、図10(c)は図10(a)の裏面にあたる側の平面図である。図10(a)に示すように、記録素子基板10は、複数の吐出口13が列をなして形成された吐出口形成部材12を有する。吐出口形成部材12には、記録液の色であるCMYKの4色にそれぞれ対応する4列の吐出口列が形成されている。なお、以後、複数の吐出口13が配列される吐出口列が延びる方向を「吐出口列方向」と呼称する。図10(b)に示すように、各吐出口13に対応した位置には液体を熱エネルギーにより発泡させるための発熱素子である記録素子15が配置されている。隔壁22により、記録素子15を内部に備える圧力室23が区画されている。記録素子15は記録素子基板10に設けられる電気配線(不図示)によって、図10(a)に示す端子16と電気的に接続されている。記録素子15は、記録装置1000の制御回路から電気配線基板90(図5)及びフレキシブル配線基板40(図9)を介して入力されるパルス信号に基づいて発熱し、圧力室23の液体を沸騰させ、この沸騰による発泡の力で液体を吐出口13から吐出する。図10(b)に示すように、各吐出口列に沿って、一方の側には液体供給路18が、他方の側には液体回収路19が延在している。液体供給路18及び液体回収路19は、記録素子基板10に設けられた吐出口列方向に延びた流路であり、それぞれ供給口17a及び回収口17bを介して吐出口13と連通している。
上述したように液体吐出ヘッド3は複数の吐出モジュール200を備えている。図12は隣接する2つの吐出モジュール200における、記録素子基板10の隣接部を部分的に拡大して示しいる。図10に示すように、ここでは略平行四辺形の記録素子基板10を用いるものとする。図12に示すように、各記録素子基板10において吐出口13が配列される各吐出口列14a〜14dは、被記録媒体の搬送方向Lに対し一定角度傾くように配置されている。これによって記録素子基板10同士の隣接部における吐出口列は、少なくとも1つの吐出口が被記録媒体の搬送方向Lにオーバーラップするようになっている。図12に示したものでは、線D上の2つの吐出口13が互いにオーバーラップする関係にある。このような配置によって、仮に記録素子基板10の位置が所定位置から多少ずれた場合であっても、相互にオーバーラップする吐出口の駆動制御によって、記録画像における黒色のすじや白抜け部分を目立たなくすることができる。複数の記録素子基板10を千鳥配置ではなくインラインに配置したときも、図12のような構成により、液体吐出ヘッド3の被記録媒体の搬送方向の長さの増大を抑えつつ、記録素子基板10同士のつなぎ部における黒スジや白抜け対策を行うことができる。なお、ここでは記録素子基板10の輪郭形状は略平行四辺形であるが、これに限られるものではなく、例えば長方形、台形、その他形状の記録素子基板10を用いた場合でも、本発明の構成を好ましく適用することができる。
本発明を適用できる液体吐出装置は、上述した第1の構成例のものに限られるものではない。以下、本発明に基づく液体吐出装置の第2の構成例であるインクジェット記録装置1000(以下、記録装置とも称する)について説明する。図13は第2の構成例の液体吐出装置である記録装置1000の概略構成を示している。以下の説明では、主として第1の構成例と異なる部分のみを説明し、第1の構成例と同様の部分については説明を省略する。
第2の構成例での液体吐出ヘッド3の構造について、図14を用いて説明する。図14の(a)は、液体吐出ヘッド3において吐出口が形成された面の側から見た斜視図であり、(b)は(a)とは反対方向から見た斜視図である。液体吐出ヘッド3は、その長手方向に直線上に配列される16個の記録素子基板10を備えており、単一の色の記録液での記録が可能なインクジェット式のライン型液体吐出ヘッドである。液体吐出ヘッド3は、第1の構成例と同様に、液体接続部111、信号入力端子91及び電力供給端子92を備える。しかしながらこの液体吐出ヘッド3は、第1の構成例のものと比べて吐出口列が多いため、液体吐出ヘッド3の両側に信号出力端子91及び電力供給端子92が配置されている。これは記録素子基板10に設けられる配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れを低減のためである。
次に、第2の構成例での吐出モジュール200を説明する。図19(a)は吐出モジュール200の斜視図であり、図19(b)はその分解図である。第1の構成例との差異は、記録素子基板10の複数の吐出口列方向に沿った両辺部(記録素子基板10の各長辺部)に複数の端子16がそれぞれ配置され、それに電気接続されるフレキシブル配線基板40も1つの記録素子基板10あたり2枚配置される点である。これは、記録素子基板10に設けられる吐出口列数が例えば20列あり、第1の構成例の4列よりも大幅に増加しているためである。すなわち、端子16から、吐出口列に対応して設けられる記録素子15までの最大距離を短く抑制して、記録素子基板10内の配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れを低減することを目的としている。また支持部材30の液体連通口31は、記録素子基板10に設けられる全吐出口列を跨るように開口している。その他の点は、第1の構成例におけるものと同様である。
次に、第2の構成例での記録素子基板10の構成について説明する。図20(a)は記録素子基板10の吐出口13が形成される側の面の平面図であり、図20(b)は液体供給路18及び液体回収路19が形成されている部分を示す図であり、図20(c)は図20(a)の裏面にあたる側の平面図である。ここで図20(b)は、図20(c)において記録素子基板10の裏面側に設けられている蓋部材20を除去した状態を示している。図20(b)に示すように、記録素子基板10の裏面側には、吐出口列方向に沿って、液体供給路18と液体回収路19とが交互に設けられている。吐出口列数は第1の構成例よりも大幅に増加しているものの、第1の構成例との本質的な差異は、前述のように端子16が記録素子基板10の吐出口列方向に沿った両辺部に配置されていることである。各吐出口列ごとに一組の液体供給路18及び液体回収路19が設けられていること、蓋部材20に、支持部材30の液体連通口31と連通する開口21が設けられていることなど、基本的な構成は第1の構成例のものと同様である。
図26は、液体吐出ヘッドにおける吐出口列424の方向での支持部材30の断面(図22におけるB−B線断面)を示している。図26(a)は実施例1での供給液室431及び回収液室432の形状を示し、図26(b)は比較例1での供給液室431及び回収液室432の形状を示している。この図において、図示の下方向が記録素子基板10側となる。
実施例1では、吐出口列の方向において、回収液室432の幅を供給液室431の幅に対して小さくし、これによって回収液室432の容積を、供給液室431の容積に対して小さくしている。ここでは、供給液室431の容積は回収液室432の容積よりも大きい。ここで供給液室431及び回収液室432の容積とは、それぞれ、共通供給流路211及び共通回収流路212から記録素子基板10の蓋部材20までの間の部分の容積のことである。
比較例1では、吐出口列の方向において、供給液室431の幅と回収液室432の幅とが等しく、供給液室431の容積は回収液室432の容積と等しくなっている。図26(b)において距離L1は、供給液室431と回収液室432との間の間隔を示している。
比較例2では、液体吐出ヘッドの他の寸法は同じであるものの、供給液室431、回収液室432とも比較例1の液体吐出ヘッドに比べて容積が小さくなっている。比較例2では、回収液室432の容積が小さいので、比較例1に比べて記録開始時の昇温を抑制することができる。しかしながら、配置に偏りがあるので供給液室431と回収液室432との間の距離が長くなるところがあり、液体が液体供給路18及び液体回収路19を流れる距離L2が長くなる。距離L2が長くなると液体供給路18及び液体回収路19での圧力損失が大きくなる。
実施例1、比較例1,2の結果から明らかなように、所望の循環流を維持しつつ、待機状態から記録状態に遷移したときの圧力室23の昇温を押えるためには、回収液室432の容積を小さくし、供給液室431の容積を大きくすることが有効である。
供給液室431よりも回収液室432の方の容積を小さくするために、供給液室431の高さよりも回収液室432の高さを小さくすることも可能である。図30に示す実施例2の液体吐出ヘッドでは、吐出口列の方向での幅については供給液室431と回収液室432とを同じにするとともに、高さについては回収液室432の方を小さくしている。図30は実施例2の液体吐出ヘッドの支持部材30を示す図であって、(a)は図22のB−B線での断面に相当する図であり、(b)は図22のA−A線での回収液室432の断面を示している。
実施例2でも実施例1と同様に、待機状態から記録状態に遷移したときの圧力室23の過度の昇温を抑制することができる。実施例2では、吐出口列の方向では供給液室431及び回収液室432が同一で十分な幅を有しているため、液体供給路18及び液体回収路19における圧損が小さくなり、圧力室23での所望の循環流速を確保できる。
供給液室431よりも回収液室432の容積を小さくする手法は実施例1,2に示したものには限られない。実施例3では、吐出口列の方向において回収液室432の幅を供給液室431よりも狭くし、かつ、回収液室432の高さを供給液室431よりも低くすることによって、回収液室432の容積を供給液室431の容積よりも小さくしている。図31は、実施例3の液体吐出ヘッドにおける支持部材30を示すものであり、図22のB−B線での断面に相当する図である。実施例3は、供給液室431に比べて回収液室432の容積がより小さくなるので、待機状態から記録状態に遷移した後の昇温を抑制するのにより効果的である。
図32は、実施例4の液体吐出ヘッドにおける支持部材30を示すものであり、図22のB−B線での断面に相当する図である。図32に示す実施例4の液体吐出ヘッドでは、複数ある回収液室432のうち、一部の回収液室432のみ、その容積を供給液室431の容積よりも小さくしている。液体の循環条件や、液体吐出ヘッドを構成する各部材の熱特性により、記録状態が始まったときの昇温が、記録素子基板10の端部において記録素子基板10の他の部位よりも大きくなる場合がある。このような状況に対応し、実施例4では、記録状態開始時に昇温が起こりやすい部分においてのみ回収液室432の容積を小さくしている。このように複数ある回収液室432の一部のみの容積を小さくしても、本発明の効果を達成することができる。言い換えれば、複数個設けられる回収液室432のうちの少なくとも1つの回収液室432の容積を、その回収液室432に隣接する供給液室431の容積よりも小さくすることにより、本発明の効果が達成されることになる。
共通回収流路212の両端を閉じた状態で、最初に、共通供給流路211を介して液体を充填していく。このとき、供給液室431については、液体の充填が容易に行えるように、十分な幅及び高さを有するものとする。また、液体吐出ヘッドは、その吐出口が形成されている面が下を向くような姿勢とする。充填のしやすさは、液体の粘度、部材に対する液体の濡れ特性などの物性値により異なるが、概ね、供給液室431の高さを4mm程度以上、幅を2〜3mm程度以上とすることが好ましい。供給液室431に液体を充填した後、共通回収流路212の両端を開ける。これにより供給液室431から圧力室23を通って、徐々に液体が回収液室432に入り、図34に示すように、回収液室432の底面(ここでは記録素子基板10側)から回収液室432が液体で満たされていく。その後、さらに液体を共通供給流路211に供給することにより、回収液室432から液体が共通回収流路212に達して液体が共通回収流路212を通って流れるようにする。このようにして、共通供給流路211から供給液室431、記録素子基板10内、回収液室432を通って共通回収流路212に至る全流路内が液体で充填されるようになる。
10 記録素子基板
15 記録素子
18 液体供給路
19 液体回収路
22 隔壁
23 圧力室
211 共通供給流路
212 共通回収流路
431 供給液室
432 回収液室
Claims (15)
- 液体を吐出する吐出口と、液体を吐出するエネルギーを発生する記録素子と、前記記録素子を内部に備える圧力室と、前記圧力室に液体を供給する液体供給路と、前記圧力室から液体を回収する液体回収路と、を備える記録素子基板と、
前記記録素子基板を支持するとともに、前記液体供給路に液体を供給する供給液室と、前記液体回収路から液体を回収する回収液室と、を備える支持部材と、を有し、
前記記録素子基板と、前記支持部材と、前記記録素子基板に接続される配線基板と、を含む液体供給ユニットを備え、
さらに、複数の前記液体供給ユニットが配列され、前記複数の液体供給ユニットに液体を供給する共通供給流路と、前記複数の液体供給ユニットから液体を回収する共通回収流路と、を備える流路部材を有し、
前記供給液室と前記回収液室とは、それぞれ前記吐出口の配列する方向に交差する方向に延在し、前記吐出口の配列する方向において交互に配置されており、
前記記録素子基板は、前記吐出口を備える吐出口形成部材と、前記記録素子を備える基板と、を含み、
前記液体供給路および前記液体回収路は、前記基板の前記記録素子が設けられる面の裏面に形成されており、
前記記録素子基板の裏面には、前記液体供給路に液体を供給するための供給側開口と、前記液体回収路から液体を回収するための回収側開口と、を備える蓋部材が設けられており、
前記供給液室及び前記回収液室の容積は、前記共通供給流路及び前記共通回収流路から前記蓋部材までの間の部分の容積であり、前記回収液室の容積は、前記供給液室の容積より小さいことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記液体供給路と前記液体回収路との間に圧力差を発生させるための負圧制御ユニットを備える、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- ページワイド型の液体吐出ヘッドであって、
複数の前記記録素子基板が直線状に配列されている、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記回収液室の高さは前記供給液室の高さより低い、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記回収液室の幅は前記供給液室の幅より狭い、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記液体供給路および前記液体回収路は、前記裏面に沿って延在している、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記蓋部材は、前記液体供給路および前記液体回収路の少なくとも一部を形成する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記圧力室内の液体は当該圧力室の外部との間で循環される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 液体を吐出するエネルギーを発生する複数の記録素子が第1の面に設けられた記録素子基板と、隣接する記録素子の間に配置された隔壁と、前記記録素子ごとに当該記録素子に対向して設けられた吐出口と、を有し、複数の前記吐出口が一列に並んで吐出口列を形成し、前記記録素子ごとに前記隔壁によって圧力室が形成されて前記記録素子により前記吐出口から前記圧力室内の液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、
前記記録素子基板の第2の面に設けられる、複数の前記圧力室に連通する液体供給路と、
前記第2の面に設けられる、複数の前記圧力室に連通する液体回収路と、
液体を前記圧力室に供給するための共通供給流路と、
液体を前記圧力室から回収するための共通回収流路と、
前記共通供給流路及び前記液体供給路とに連通して前記吐出口列の方向に交差する方向に延在する複数の供給液室と、
前記共通回収流路及び前記液体回収路とに連通して前記吐出口列の方向に交差する方向に延在する複数の回収液室と、
を有し、
前記共通供給流路及び前記共通回収流路と前記記録素子基板とに挟まれた領域において前記供給液室と前記回収液室は交互に前記吐出口列の方向に配列し、
前記第2の面には、前記液体供給路に液体を供給するための供給側開口と、前記液体回収路から液体を回収するための回収側開口と、を備える蓋部材が設けられており、
前記液体の吐出を行わない待機状態において、前記共通供給流路と前記共通回収流路との間の圧力差に応じて、前記共通供給流路から前記供給液室、前記液体供給路、前記圧力室、前記液体回収路、前記回収液室を経て前記共通回収流路に至る前記液体の流れが形成され、
前記供給液室及び前記回収液室の容積は、前記共通供給流路及び前記共通回収流路から前記蓋部材までの間の部分の容積であり、少なくとも1つの前記回収液室の容積は、当該回収液室に隣接する供給液室の容積よりも小さいことを特徴とする、液体吐出ヘッド。 - 前記共通供給流路と前記共通回収流路との間に前記圧力差を生じさせる負圧制御手段をさらに有する、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記共通供給流路及び前記共通回収流路から前記記録素子基板に向かう方向を高さ方向として、前記回収液室の高さが前記供給液室の高さよりも低い、請求項9または10に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記圧力室内の液体は、前記共通供給流路および前記共通回収流路を介して、液体吐出ヘッドの外部と循環され、前記吐出口列の方向での前記回収液室の幅が前記供給液室の幅よりも狭い、請求項9乃至11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 隣接する前記供給液室と前記回収液室の間隔は、前記液体供給路及び前記液体回収路での圧力損失の存在下でも前記圧力室での所定の循環流量を確保できる間隔である、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記圧力室内の液体は当該圧力室の外部との間で循環される、請求項9乃至13のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドと、
前記液体を貯える貯留手段と、
前記貯留手段から前記液体を前記共通供給流路に循環させる第1の循環系と、
前記貯留手段から前記液体を前記共通回収流路に循環させる第2の循環系と、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。
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