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JP6953166B2 - 電動車両の自動走行制御装置および自動走行制御方法 - Google Patents
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JP6953166B2 - 電動車両の自動走行制御装置および自動走行制御方法 - Google Patents

電動車両の自動走行制御装置および自動走行制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動車両の自動走行制御装置および自動走行制御方法に関し、特に、電動車両の狭路に対する自動進入走行を制御する装置および方法に関するものである。
従来、電動車いすの前方に超音波センサを取り付け、前方に存在する障害物を検出して、自動旋回動作により障害物を回避するようにした制御技術が提供されている。超音波センサとは、デバイスより超音波を発信し、障害物からの反射波をデバイスで受信するまでの時間に基づいて、障害物の有無や障害物までの距離を検出するセンサである。
超音波は、トランジューサから一定の広がりを持ってビーム状に発射される。そのビームの形状を超音波センサの指向性という。従来の超音波センサの指向性は、それ程鋭くなく、半値角として20〜30度程度の広がりを持つ。そのため、狭路においては、車いすの車幅以上の経路が存在していても、経路の壁が障害物として検出され、自動旋回動作により迂回してしまう。よって、自動運転により狭路に進入することができないという問題があった。
図15は、上記した従来の問題を説明するための図である。図15は、電動車いす100の前方3ヵ所に超音波センサを取り付けた例を示している。1つは車幅方向中央に設置し、2つは車幅方向両端付近に設置し、何れも電動車いす100の前方に向けて超音波を発信している。また、電動車いす100の前方には、電動車いす100の車幅よりやや広い経路幅を有する狭路200が存在している。この場合、超音波センサの指向性が広いため、両端の超音波センサにより狭路200の両側の壁が検出される。これにより、狭路200の壁が1つの障害物であると認識され、それを迂回するような自動旋回動作が行われてしまう結果、狭路200に進入することができない。
なお、走行方向に障害物があることを検知して走行を停止してしまった場合でも、多くの手間や時間をかけることなく、確実に障害物から離れるように走行させることを可能にした電動車いすが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の電動車いすでは、走行中に障害物検知センサにより障害物を検知した際に、検知された障害物が存在する方向以外の方向への走行が指示された場合は障害物が存在する方向以外の方向に走行することを許可し、障害物が存在する方向への走行が指示された場合には、その方向への走行を禁止する。
特開2003−334218号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術を用いても、狭路が障害物として検出されると、狭路の方向への進行が禁止されるため、狭路に進入することができない。
本発明は、上述のような問題を解決するために成されたものであり、電動車両の自動走行制御において、狭路に対しても自動進入走行を行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、発信される信号の広がり角が所定値以下の狭指向性を有する距離センサを、電動車両の車幅方向両端付近に設置し、それぞれの距離センサから電動車両の前方に向けて信号を発信する。そして、当該車幅方向両端付近の距離センサによりそれぞれ検出される障害物までの左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、電動車両の左右への旋回動作を制御するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、指向性の狭い左右の距離センサによって、電動車両の左端付近から前方への延長線上の狭領域にある障害物までの距離(左側の前方距離)と、電動車両の右端付近から前方への延長線上の狭領域にある障害物までの距離(右側の前方距離)とが個別に検出される。このため、電動車両が狭路に向かって進行している際には、左側の前方距離と右側の前方距離との違いから、1つの障害物ではなく狭路に向かって進行中の可能性があると認識することができ、左右への旋回動作により狭路への自動進入走行を行うことができるようになる。
第1の実施形態による電動車いすに対する距離センサの設置例を示す図である。 第1の実施形態による自動走行制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態による旋回制御部によって左右への旋回動作を行うための条件を説明するための図である。 第1の実施形態による停止制御部によって電動車いすを停止させるための条件を説明するための図である。 第1の実施形態による自動走行制御装置の動作例を示すフローチャートである。 電動車いすが狭路内の右側の側壁に近い位置を走行している場合の問題点を説明するための図である。 電動車いすに対する距離センサの他の設置例を示す図である。 第1の実施形態による自動走行制御装置の他の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態による自動走行制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態による測距エラー判定部および旋回制御部の動作例を説明するための図である。 第2の実施形態による自動走行制御装置の動作例を示すフローチャートである。 電動車いすが狭路に対して鋭角度で進入する場合の問題点を説明するための図である。 第3の実施形態による自動走行制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態による旋回制御部の動作例を説明するための図である。 従来の問題を説明するための図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態による電動車いすに対する距離センサの設置例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態では、電動車いす100の車幅方向両端付近に2つの第1の距離センサ101L,101R(特許請求の範囲の距離センサに相当)を備え、当該第1の距離センサ101L,101Rからそれぞれ電動車いす100の前方に向けて信号を発信するようにしている。
第1の距離センサ101L,101Rは、発信される信号の広がり角が所定値以下の狭指向性を有するセンサである。例えば、レーザレンジファインダを第1の距離センサ101L,101Rとして用いることが可能である。電動車いす100の左端付近に設置された第1の距離センサ101Lは、電動車いす100の左端付近から前方への延長線上の狭領域にある障害物までの距離(左側の前方距離)を検出する。また、電動車いす100の右端付近に設置された第1の距離センサ101Rは、電動車いす100の右端付近から前方への延長線上の狭領域にある障害物までの距離(右側の前方距離)を検出する。
また、第1の実施形態では、電動車いす100の車幅方向中央付近に第2の距離センサ102Cを更に備え、第2の距離センサ102Cから電動車いす100の前方に向けて信号を発信するようにしている。第2の距離センサ102Cは、電動車いす100の車体幅内に存在する障害物を検出するためのものであり、例えば、超音波センサを用いることが可能である。
図2は、電動車いす100に搭載される第1の実施形態による自動走行制御装置の機能構成例を示すブロック図である。第1の実施形態による自動走行制御装置は、電動車いす100の自動走行制御を行うものであって、その機能構成として、第1の距離検出部11(特許請求の範囲の距離検出部に相当)、第2の距離検出部12、旋回制御部13、閾値変更部14、停止制御部15および直進制御部16を備えて構成されている。
上記各機能ブロック11〜16は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜16は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
第1の距離検出部11は、車幅方向両端付近に設置された第1の距離センサ101L,101Rによりそれぞれ障害物までの距離を検出する。すなわち、第1の距離検出部11は、左側に設置された第1の距離センサ101Lからの出力値に基づいて、電動車いす100の前方にある障害物までの左側の前方距離を検出する。また、第1の距離検出部11は、右側に設置された第1の距離センサ101Rからの出力値に基づいて、障害物までの右側の前方距離を検出する。
第2の距離検出部12は、車幅方向中央付近に設置された第2の距離センサ102Cにより障害物までの距離を検出する。すなわち、第2の距離検出部12は、中央に設置された第2の距離センサ102Cからの出力値に基づいて、電動車いす100の前方にある障害物までの中央の前方距離を検出する。
旋回制御部13は、第1の距離検出部11により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、電動車いす100の左右への旋回動作を制御する。具体的には、旋回制御部13は、第1の距離検出部11により検出される左側の前方距離または右側の前方距離が第1の閾値未満であり、かつ、左側の前方距離と右側の前方距離との差が第2の閾値以上である場合に、電動車いす100を左または右へ旋回させるように制御する。
なお、旋回制御部13は、上記の旋回動作条件を満たした場合、電動車いす100を所定角度だけ旋回させるものとする。旋回制御部13は、1回の旋回動作後に再び旋回動作条件を満たすか否かを判定し、旋回動作条件を満たした場合、電動車いす100を再び所定角度だけ旋回させる。旋回制御部13は、旋回動作条件を満たさなくなるまでこの動作を繰り返し実行する。
図3は、旋回制御部13によって左右への旋回動作を行うための条件を説明するための図である。図3は、電動車いす100の自動走行を開始した後、直進走行によって狭路200(例えば、扉の空いたエレベータ)に対してある程度近づいたときの状態を示している。
図3(a)のように、第1の距離検出部11により検出される左側の前方距離rが第1の閾値(例えば、50cm)未満で、かつ、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値(例えば、10cm)以上である場合、旋回制御部13は電動車いす100を右方向へ旋回させる。なお、電動車いす100を右方向へ旋回させるための条件として、左側の前方距離rが右側の前方距離rよりも短いことを更に追加してもよい。
また、図3(b)のように、第1の距離検出部11により検出される右側の前方距離rが第1の閾値未満で、かつ、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値以上である場合、旋回制御部13は電動車いす100を左方向へ旋回させる。なお、電動車いす100を左方向へ旋回させるための条件として、右側の前方距離rが左側の前方距離rよりも短いことを更に追加してもよい。
なお、電動車いす100が狭路200内を走行している場合は、左右への旋回動作をより細かく制御するのが好ましい。そこで、閾値変更部14は、第1の距離検出部11により検出される左側の前方距離rおよび右側の前方距離rが何れも第3の閾値(例えば、50cm)未満か否かを判定し、何れも第3の閾値未満の場合に、電動車いす100が狭路200内にいると判断し、第1の閾値をより小さい値に変更する。例えば、第1の閾値を50cmから10cmに変更する。
停止制御部15は、少なくとも第2の距離検出部12により検出される中央の前方距離に基づいて、電動車いす100の停止動作を制御する。例えば、停止制御部15は、第2の距離検出部12により検出される中央の前方距離が10cm未満である場合に、電動車いす100を停止させる。
図4は、停止制御部15によって電動車いす100を停止させるための条件を説明するための図である。図4は、電動車いす100が狭路200(例えば、扉の空いたエレベータ)内に入って自動走行をした結果、前方の壁面に近づいたときの状態を示している。図4のように、停止制御部15は、第2の距離検出部12により検出される中央の前方距離rが10cm未満である場合に、電動車いす100を停止させる。
なお、停止制御部15は、第2の距離検出部12により検出される中央の前方距離rに加え、第1の距離検出部11により検出される左側の前方距離rおよび右側の前方距離rに基づいて、電動車いす100の停止動作を制御するようにしてもよい。例えば、停止制御部15は、第1の距離検出部11および第2の距離検出部12により検出される3つの前方距離r,r,rのうち2つ以上が20cm未満であるか、何れか1つが10cm未満である場合に、電動車いす100を停止させる。
直進制御部15は、旋回制御部13による左右への旋回動作条件および停止制御部15による停止条件を何れも満たさない場合に、電動車いす100を直進走行させるように制御する。
図5は、上記のように構成した第1の実施形態による自動走行制御装置の動作例を示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートは、自動走行制御装置による自動走行開始ボタン(図示せず)をユーザが押下することにより、自動走行制御の開始を指示したときに開始する。
まず、直進制御部15は、電動車いす100を直進走行させるように制御する(ステップS1)。次に、第1の距離検出部11は、第1の距離センサ101L,101Rからの出力値により左右の前方距離r,rを検出する(ステップS2)。ここで、旋回制御部13は、第1の距離検出部11により検出された左側の前方距離rが第1の閾値(例えば、50cm)未満か否かを判定する(ステップS3)。
左側の前方距離rが第1の閾値未満である場合、旋回制御部13は、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値(例えば、10cm)以上であるか否かを更に判定する(ステップS4)。ここで、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値以上でない場合、処理はステップS13へ進む。一方、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値以上である場合、旋回制御部13は、左側の前方距離rが右側の前方距離rよりも短いか否かを更に判定する(ステップS5)。
ここで、左側の前方距離rが右側の前方距離rよりも短くない場合、処理はステップS13へ進む。一方、左側の前方距離rが右側の前方距離rよりも短い場合、旋回制御部13は、電動車いす100の直進走行を停止して、電動車いす100をその場で右方向へ所定角度だけ旋回させる(ステップS6)。その後、第1の距離検出部11により左右の前方距離r,rを検出した後(ステップS7)、処理はステップS3に戻る。これにより、ステップS3〜S5の右旋回条件を満たさなくなるまで、ステップS6で右旋回動作を継続する。
上記ステップS3において、左側の前方距離rが第1の閾値未満ではないと判定された場合、旋回制御部13は、第1の距離検出部11により検出された右側の前方距離rが第1の閾値未満かを判定する(ステップS8)。ここで、右側の前方距離rが第1の閾値未満でない場合、処理はステップS13へ進む。一方、右側の前方距離rが第1の閾値未満である場合、旋回制御部13は、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値以上であるか否かを更に判定する(ステップS9)。
ここで、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値以上でない場合、処理はステップS13へ進む。一方、左側の前方距離rと右側の前方距離rとの差が第2の閾値以上である場合、旋回制御部13は、右側の前方距離rが左側の前方距離rよりも短いか否かを更に判定する(ステップS10)。そして、右側の前方距離rが左側の前方距離rよりも短くない場合、処理はステップS13へ進む。
一方、右側の前方距離rが左側の前方距離rよりも短い場合、旋回制御部13は、電動車いす100の直進走行を停止して、電動車いす100をその場で左方向へ所定角度だけ旋回させる(ステップS11)。その後、第1の距離検出部11により左右の前方距離r,rを検出した後(ステップS12)、処理はステップS8に戻る。これにより、ステップS8〜S10の左旋回条件を満たさなくなるまで、ステップS11で左旋回動作を継続する。
ステップS3〜S5の右旋回条件およびステップS8〜S10の左旋回条件を何れも満たさない場合、閾値変更部14は、第1の距離検出部11により検出された左側の前方距離rおよび右側の前方距離離rが何れも第3の閾値(例えば、50cm)未満か否かを判定する(ステップS13)。何れも第3の閾値未満である場合、閾値変更部14は、第1の閾値を50cmから10cmに変更する(ステップS14)。一方、左側の前方距離rまたは右側の前方距離離rの何れかが第3の閾値以上であれば、ステップS14の閾値変更処理は行わない。
次いで、第2の距離検出部12は、第2の距離センサ102Cの出力値により中央の前方距離rを検出する(ステップS15)。そして、停止制御部15は、第2の距離検出部12により検出された中央の前方距離rが10cm未満か否かを判定する(ステップS16)。中央の前方距離rが10cm未満ではない場合、処理はステップS1に戻り、電動車いす100を直進走行させる。一方、中央の前方距離rが10cm未満である場合、停止制御部15は電動車いす100を停止させる(ステップS17)。これにより、図5に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、発信される信号の広がり角が所定値以下の狭指向性を有する第1の距離センサ101L,101Rを、電動車いす100の車幅方向両端付近に設置し、それぞれの距離センサ101L,101Rから電動車いす100の前方に向けて信号を発信する。そして、当該第1の距離センサ101L,101Rによりそれぞれ検出される障害物までの左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、電動車いす100の左右への旋回動作を制御するようにしている。
このように構成した第1の実施形態によれば、指向性の狭い左右の第1の距離センサ101L,101Rによって、電動車いす100の左端付近から前方への延長線上の狭領域にある障害物までの距離(左側の前方距離)と、電動車いす100の右端付近から前方への延長線上の狭領域にある障害物までの距離(右側の前方距離)とが個別に検出される。このため、電動車いす100が狭路200に向かって進行している際には、左側の前方距離と右側の前方距離との違いから、1つの障害物ではなく狭路200に向かって進行中の可能性があると認識することができ、左右への旋回動作により狭路200への自動進入走行を行うことができるようになる。
なお、電動車いす100が狭路200内にあって、側壁に近い位置を走行している場合、左右への旋回動作条件を満たし、側壁の方向へ旋回するよう制御されてしまうことが考えられる。図6は、電動車いす100が狭路200内の右側の側壁に近い位置を走行している状態を示している。この場合、右側の第1の距離センサ101Rにおいて右側の前方距離を正確に測定することができなくなり、図3(a)に示した右方向への旋回動作条件を満たしていると誤判定してしまうことがある。この場合に、電動車いす100を右方向へ旋回させると、電動車いす100が右側の側壁に衝突してしまう。
このような不都合を回避するために、以下のように構成してもよい。すなわち、図7に示すように、電動車いす100の左右側方に第3の距離センサ103L,103Rを更に備え、電動車いす100の左右側方に向けて信号を発信するようにする。第3の距離センサ103L,103Rは、電動車いす100の左右側方に存在する障害物を検出するためのものであり、例えば、超音波センサを用いることが可能である。なお、第3の距離センサ103L,103Rとして、第1の距離センサ101L,101Rと同じセンサを用いてもよい。
また、図8に示すように、自動走行制御装置は、その機能構成として、第3の距離検出部17を更に備えるとともに、旋回制御部13に代えて旋回制御部13Aを備える。第3の距離検出部17は、左右側方の第3の距離センサ103L,103Rにより障害物までの左側方距離および右側方距離をそれぞれ検出する。
旋回制御部13Aは、左右への旋回動作条件を満たしている場合でも、第3の距離検出部17により検出される左側方距離または右側方距離の何れかが第4の閾値(例えば、10cm)未満の場合は、左右への旋回動作を行わないように制御する。このようにすれば、狭路200内において側壁の方向へ電動車いす100を旋回させてしまう不都合を回避することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。第2の実施形態において、電動車いす100に対する距離センサの設置のし方は、図1または図7と同様である。第1の距離センサ101L,101Rとして用いるレーザレンジファインダは、非常に強い光の直進性を利用したセンサである。そのため、測距面が、光沢のあるアルミ素材の壁や鏡などの場合、光線の反射などにより測距できない場合がある。第2の実施形態は、第1の距離センサ101L,101Rの何れかにおいて測距エラーが生じた場合でも、左右への旋回動作により狭路200への自動進入走行を行うことができるようにするものである。
図9は、第2の実施形態による自動走行制御装置の機能構成例を示すブロック図である。なお、この図9において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。第2の実施形態による自動走行制御装置は、測距エラー判定部18を更に備えるとともに、旋回制御部13に代えて旋回制御部13Bを備えている。
測距エラー判定部18は、第1の距離検出部11により検出される左側の前方距離または右側の前方距離がエラー値を示しているか否かを判定する。エラー値を示している場合とは、第1の距離センサ101L,101Rからの出力がエラーであるとき、および、第1の距離センサ101L,101Rからの出力値が仕様外の値であるときの両方を含む。
旋回制御部13Bは、左右への旋回動作の実行中に、左側の前方距離または右側の前方距離の何れか一方がエラー値を示していると測距エラー判定部18により判定された場合、エラーフラグをONにして、左右への旋回動作条件を満たさず、かつ、エラー値を示していないと測距エラー判定部18により判定されるようになるまで、旋回動作を継続する。
旋回制御部13Bは、左右への旋回動作を停止したとき、エラーフラグがONになっている場合は、それまでの旋回動作の方向とは逆方向に旋回動作を行う。そして、当該逆方向への旋回動作中に第1の距離検出部11によりエラー値ではない値として検出される左側の前方距離または右側の前方距離に基づいて、電動車いす100の旋回動作の停止方向を決定する。
図10は、測距エラー判定部18および旋回制御部13Bの動作例を説明するための図である。図10(a)は、ある時点T0において、左方向への旋回動作条件を満たして左旋回を開始した状態を示している。図10(b)は、次の時点T1において、電動車いす100が図10(a)の状態から所定角度だけ左方向へ旋回した後の状態を示している。
図10(b)においては、右側の第1の距離センサ101Rから発信されたレーザ光が、狭路200内の奥の壁面に設置された鏡に当たり、第1の距離検出部11により検出される右側の前方距離がエラー値を示している。この場合、旋回制御部13Bは、エラーフラグをONにして、左方向への旋回動作を更に継続する。
図10(c)は、次の時点T2において、電動車いす100が図10(b)の状態から更に所定角度だけ左方向へ旋回した後の状態を示している。ここでは、左方向への旋回動作条件を満たさないと旋回制御部13Bにより判定され、かつ、右側の前方距離がエラー値を示していないと測距エラー判定部18により判定されている。この場合、旋回制御部13Bは、左方向への旋回動作を停止する。
左方向への旋回動作を停止した後、旋回制御部13Bは、図10(d)、(e)に示すように、それまでの旋回方向とは逆の右方向に旋回動作を行う。このとき、旋回制御部13Bは、電動車いす100が図10(a)、(b)とは異なる方向を向く角度ごとに、電動車いす100を順次旋回させる。
図10(d)は、図10(b)の時点T1で電動車いす100が向いていた方向と、図10(c)の時点T2で電動車いす100が向いていた方向との間の方向を向く角度に電動車いす100を旋回させた状態を示している。この場合、左の前方距離はエラー値を示していない。
図10(e)は、図10(a)の時点T0で電動車いす100が向いていた方向と、図10(b)の時点T1で電動車いす100が向いていた方向との間の方向を向く角度に電動車いす100を旋回させた状態を示している。この場合も、左の前方距離はエラー値を示していない。
旋回制御部13Bは、図10(d)、(e)に示す逆方向への旋回動作中に第1の距離検出部11によりエラー値ではない値として検出される左側の前方距離または右側の前方距離に基づいて、電動車いす100の旋回動作の停止方向を決定する。例えば、逆方向への旋回動作が右旋回の場合、左側の前方距離が最大となる方向、つまり図10(e)に示す方向を、旋回動作の停止方向として決定する。これにより、直進制御部15は、図10(e)に示す状態から直進走行を行うように制御する。
なお、図10の例では、旋回制御部13Bは、図10(a)〜(c)に示す順方向に旋回動作をしていたときの各方向の間で1回ずつ逆方向に旋回動作をしているが、複数回ずつとしてもよい。また、順方向に旋回動作をしていたときの各方向の間を何分割するかを、所定のルールに基づいて決めるようにしてもよい。例えば、図10(c)において旋回動作を停止した時点において第1の距離検出部11により検出された左右の前方距離(例えば、左右のうち長い方の前方距離)と、測距エラーを検出した回数(図10の場合は1回)とに基づいて、テーブル情報から分割数を決定するようにすることが可能である。このテーブル情報は、電動車いす100の車両特性に応じてあらかじめ設定しておく。
また、ここでは、逆方向への旋回動作中に第1の距離検出部11によりエラー値ではない値として検出される左側の前方距離または右側の前方距離が最大となる方向を、旋回動作の停止方向として決定することとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、左側の前方距離と右側の前方距離との差が最小となる方向を、旋回動作の停止方向として決定するようにしてもよい。
図11は、第2の実施形態による自動走行制御装置の動作例を示すフローチャートである。なお、図11に示すフローチャートにおいて、図5に示したステップ番号と同じステップ番号では同じ処理を実行することを意味している。
まず、直進制御部15は、電動車いす100を直進走行させるように制御する(ステップS1)。次に、第1の距離検出部11は、第1の距離センサ101L,101Rからの出力値により左右の前方距離r,rを検出する(ステップS2)。ここで、旋回制御部13Bは、エラーフラグがONになっているか否かを判定する(ステップS21)。そして、エラーフラグがONになっていない場合、旋回制御部13Bは、図5のステップS3〜S5に示した右方向への旋回動作条件を満たすか否かを判定する(ステップS22)。
右方向への旋回動作条件を満たす場合、旋回制御部13Bは、電動車いす100の直進走行を停止して、電動車いす100をその場で右方向へ所定角度だけ旋回させる(ステップS6)。そして、このように所定角度の右旋回が行われた時点で、第1の距離検出部11は、第1の距離センサ101L,101Rの出力値により左右の前方距離r,rを検出する(ステップS7)。
ここで、測距エラー判定部18は、検出された左側の前方距離rまたは右側の前方距離rがエラー値を示しているか否かを判定する(ステップS23)。何れかの前方距離がエラー値を示している場合、旋回制御部13Bは、エラーフラグにONにするとともに、測距エラーの発生回数をカウントアップする(ステップS24)。その後、処理はステップS6に戻る。一方、ステップS23において、何れの前方距離もエラー値を示していないと判定された場合、処理はステップS21に戻る。
ステップS23で測距エラーがいったん検出され、ステップS24,S6,S7,S23のループ処理によって右旋回を継続した後、測距エラーが検出されなくなった場合、エラーフラグはONとなっている。よって、この場合、処理はステップS29にジャンプする。一方、測距エラーが全く発生していない場合は、ステップS23からステップS21に戻ったときに、エラーフラグはONとなっていない。この場合は、右方向への旋回動作条件を満たさなくなるまで、ステップS21、S22,S6,S7,S23のループ処理によって右旋回が継続される。
ステップS21において、右方向への旋回動作条件を満たさないと判定された場合、旋回制御部13Bは、エラーフラグがONになっているか否かを判定する(ステップS25)。そして、エラーフラグがONになっていない場合、旋回制御部13Bは、図5のステップS8〜S9に示した左方向への旋回動作条件を満たすか否かを判定する(ステップS26)。左方向への旋回動作条件を満たす場合、旋回制御部13Bは、電動車いす100の直進走行を停止して、電動車いす100をその場で左方向へ所定角度だけ旋回させる(ステップS11)。そして、このように所定角度の左旋回が行われた時点で、第1の距離検出部11は、左右の前方距離r,rを検出する(ステップS12)。
ここで、測距エラー判定部18は、検出された左側の前方距離rまたは右側の前方距離rがエラー値を示しているか否かを判定する(ステップS27)。何れかの前方距離がエラー値を示している場合、旋回制御部13Bは、エラーフラグにONにするとともに、測距エラーの発生回数をカウントアップする(ステップS28)。その後、処理はステップS11に戻る。一方、ステップS27において、何れの前方距離もエラー値を示していないと判定された場合、処理はステップS25に戻る。
ステップS27で測距エラーがいったん検出され、ステップS28,S11,S12,S27のループ処理によって左旋回を継続した後、測距エラーが検出されなくなった場合、エラーフラグはONとなっている。よって、この場合、処理はステップS29にジャンプする。一方、測距エラーが全く発生していない場合は、ステップS27からステップS25に戻ったときに、エラーフラグはONとなっていない。この場合は、左右方向への旋回動作条件を満たさなくなるまで、ステップS25、S26,S11,S12,S27のループ処理によって右旋回が継続される。
ステップS29において、旋回制御部13Bは、旋回動作を停止した時点において第1の距離検出部11により検出された左右の前方距離と、測距エラーを検出した回数とに基づいて、順方向に旋回動作をしていたときの各方向の間を何分割するかの分割数をテーブル情報から決定する。
その後、旋回制御部13Bは、エラーフラグをOFFにするとともに、測距エラーの発生回数をゼロにクリアした後(ステップS30)、ステップS29で決定した分割数に応じた角度だけ、電動車いす100を逆方向に旋回させる(ステップS31)。そして、第1の距離検出部11は、左右の前方距離r,rを検出して記憶する(ステップS32)。
次いで、旋回制御部13Bは、ステップS29で決定した分割数に応じた角度の全てについて旋回動作を行ったか否かを判定する(ステップS33)。分割数に応じた全ての角度に対する旋回動作がまだ終わっていない場合、処理はステップS31に戻る。
一方、分割数に応じた全ての角度に対する旋回動作が終わった場合、旋回制御部13Bは、ステップS32でそれぞれの角度において第1の距離検出部11によりエラー値ではない値として検出された左側の前方距離または右側の前方距離に基づいて、電動車いす100の旋回動作の停止方向を決定する(ステップS34)。その後、処理はステップS13に進む。また、ステップS22において右方向への旋回動作条件を満たさず、ステップS26において左方向への旋回動作条件も満たさないと判定された場合も、処理はステップS13に進む。ステップS13以降の処理は、図5と同様である。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態によれば、第1の距離センサ101L,101Rとしてレーザレンジファインダを用いた場合、測距面における光線の反射などによって第1の距離センサ101L,101Rの何れかにおいて測距エラーが生じた場合でも、左右への旋回動作により狭路200への自動進入走行を行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態による自動走行制御装置は、電動車いす100を直進走行させることを基本とし、直進走行させる条件が成立しなくなれば(旋回動作条件を満たした場合)、旋回動作条件を満たさなくなるまでその場で旋回して走行方向を変更し、その後に直進走行するという動作を繰り返して、狭路200への自動進入走行を行うものである。これに対し、図12のように、電動車いす100が狭路200に対して鋭角度で進入すると、車両方向の大きな転換が必要となり、乗員への負担(乗り心地、恐怖感など)に繋がる可能性がある。第3の実施形態は、電動車いす100が狭路200に対してできるだけ鋭角度で進入しないように制御するものである。
第3の実施形態において、電動車いす100に対する距離センサの設置のし方は、図1または図7と同様である。図13は、第3の実施形態による自動走行制御装置の機能構成例を示すブロック図である。なお、この図13において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。第3の実施形態による自動走行制御装置は、旋回制御部13に代えて旋回制御部13Cを備えている。
旋回制御部13Cは、自動走行の開始が指示されたときに、電動車いす100を左方向および右方向へそれぞれ所定角度ずつ一定の角度まで旋回させ、当該左右への旋回動作中に第1の距離検出部11により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、電動車いす100の直進走行方向を決定する。
図14は、第3の実施形態による旋回制御部13Cの動作例を説明するための図である。図14(a)は、自動走行の開始が指示されたときの状態を示している。図14(b)および(c)は、図14(a)の状態から右方向に所定角度ずつ一定の角度(例えば、15度)まで電動車いす100を旋回させた状態を示している。第1の距離検出部11は、図14(b)および(c)のそれぞれの状態において、左右の前方距離を検出する。
図14(d)および(e)は、図14(a)の状態から左方向に所定角度ずつ一定の角度(例えば、15度)まで電動車いす100を旋回させた状態を示している。第1の距離検出部11は、図14(d)および(e)のそれぞれの状態において、左右の前方距離を検出する。
旋回制御部13Cは、図14(b)〜(e)に示す電動車いす100の向きの中から、それぞれの向きにおいて第1の距離検出部11により検出された左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、狭路200に対する進入角度が最も鈍角となる向きを、電動車いす100の直進走行方向として決定する。
例えば、旋回制御部13Cは、左側の前方距離および右側の前方距離が最も長くなる向きを、電動車いす100の直進走行方向として決定する。または、左側の前方距離および右側の前方距離が最も長く、かつ、左側の前方距離と右側の前方距離との差が最も小さくなる向きを、電動車いす100の直進走行方向として決定するようにしてもよい。図14の例では、図14(e)に示す向きが、電動車いす100の直進走行方向として決定される。
以上詳しく説明したように、第3の実施形態によれば、電動車いす100の自動走行の開始が指示された時点で、狭路200に対してできるだけ鈍角で進入するように電動車いす100の直進走行方向が決定される。これにより、直進走行によって電動車いす100が狭路200に近づいたときに、車両方向の大きな転換を行う必要がなくなり、乗員への負担を軽減することができる。
なお、上記第1〜第3の実施形態では、エレベータのように奥が行き止まりになっている狭路200への自動進入走行を行う場合を例に挙げて説明したが、奥が行き止まりになっていない狭い通路への自動進入走行を行うことが可能であることは言うまでもない。
また、上記第1〜第3の実施形態では、第1の距離センサ101L,101Rとしてレーザレンジファインダを用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)センサ、TOF(Time of Flight)カメラ、ステレオカメラなどを第1の距離センサ101L,101Rとして用いてもよい。なお、最もコストが安いという点で、レーザレンジファインダを用いるのが好ましい。
また、上記1〜第3の実施形態では、電動車いす100を用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。左右輪を左右独立に制御できる電動車両であれば、何れに対しても上記1〜第3の実施形態を適用することが可能である。
その他、上記第1〜第3の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 第1の距離検出部
12 第2の距離検出部
13,13A,13B,13C 旋回制御部
14 閾値変更部
15 停止制御部
16 直進制御部
17 第3の距離検出部
18 測距エラー判定部
100 電動車いす
101L,101R 第1の距離センサ
102C 第2の距離センサ
103L,103R 第3の距離センサ
200 狭路

Claims (8)

  1. 電動車両の自動走行制御を行う自動走行制御装置であって、
    発信される信号の広がりがセンサ幅以下となる狭指向性を有する距離センサを、上記電動車両の車幅方向両端付近に備え、上記距離センサから上記電動車両の前方に向けて上記信号を発信するようにし、
    上記車幅方向両端付近の上記距離センサによりそれぞれ障害物までの距離を検出する距離検出部と、
    上記距離検出部により検出される左側の前方距離または右側の前方距離が第1の閾値未満であり、かつ、上記左側の前方距離と上記右側の前方距離との差が第2の閾値以上である場合に、上記電動車両を左または右へ旋回させるように制御する旋回制御部と、
    上記距離検出部により検出される上記左側の前方距離および上記右側の前方距離が何れも第3の閾値未満か否かを判定し、何れも上記第3の閾値未満である場合に、上記第1の閾値をより小さい値に変更する閾値変更部とを備えたことを特徴とする電動車両の自動走行制御装置。
  2. 電動車両の自動走行制御を行う自動走行制御装置であって、
    発信される信号の広がりがセンサ幅以下となる狭指向性を有する距離センサを、上記電動車両の車幅方向両端付近に備え、上記距離センサから上記電動車両の前方に向けて上記信号を発信するようにし、
    上記電動車両の左右側方に第3の距離センサを備え、上記電動車両の左右側方に向けて信号を発信するようにし、
    上記車幅方向両端付近の上記距離センサによりそれぞれ障害物までの距離を検出する距離検出部と、
    上記左右側方の上記第3の距離センサにより上記障害物までの左側方距離および右側方距離をそれぞれ検出する第3の距離検出部と、
    上記距離検出部により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の左右への旋回動作を制御する旋回制御部とを備え、
    上記旋回制御部は、左右への旋回動作条件を満たしている場合でも、上記第3の距離検出部により検出される上記左側方距離または上記右側方距離の何れかが第4の閾値未満である場合は、上記左右への旋回動作を行わないように制御することを特徴とする電動車両の自動走行制御装置。
  3. 電動車両の自動走行制御を行う自動走行制御装置であって、
    発信される信号の広がりがセンサ幅以下となる狭指向性を有する距離センサを、上記電動車両の車幅方向両端付近に備え、上記距離センサから上記電動車両の前方に向けて上記信号を発信するようにし、
    上記車幅方向両端付近の上記距離センサによりそれぞれ障害物までの距離を検出する距離検出部と、
    上記距離検出部により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の左右への旋回動作を制御する旋回制御部と、
    上記距離検出部により検出される上記左側の前方距離または上記右側の前方距離が、上記距離センサからの出力がエラーであるとき、および、上記距離センサからの出力値が仕様外の値であるときの少なくとも一方を示すエラー値を示しているか否かを判定する測距エラー判定部とを備え、
    上記左右への旋回動作の実行中に上記左側の前方距離または上記右側の前方距離の何れか一方が上記エラー値を示していると上記測距エラー判定部により判定された場合、上記旋回制御部は、左右への旋回動作条件を満たさず、かつ、上記エラー値を示していないと上記測距エラー判定部により判定されるようになった時点で上記旋回動作を停止した後、逆方向に旋回動作を行い、当該逆方向への旋回動作中に上記距離検出部により上記エラー値ではない値として検出される上記左側の前方距離または上記右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の旋回動作の停止方向を決定することを特徴とする電動車両の自動走行制御装置。
  4. 電動車両の自動走行制御を行う自動走行制御装置であって、
    発信される信号の広がりがセンサ幅以下となる狭指向性を有する距離センサを、上記電動車両の車幅方向両端付近に備え、上記距離センサから上記電動車両の前方に向けて上記信号を発信するようにし、
    上記車幅方向両端付近の上記距離センサによりそれぞれ障害物までの距離を検出する距離検出部と、
    上記距離検出部により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の左右への旋回動作を制御する旋回制御部とを備え、
    上記旋回制御部は、自動走行の開始が指示されたときに、上記電動車両を左方向および右方向へそれぞれ所定角度ずつ一定の角度まで旋回させ、当該左右への旋回動作中に上記距離検出部により検出される上記左側の前方距離および上記右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の直進走行方向を決定することを特徴とする電動車両の自動走行制御装置。
  5. 上記電動車両の車幅方向中央付近に第2の距離センサを更に備え、上記第2の距離センサから上記電動車両の前方に向けて信号を発信するようにし、
    上記第2の距離センサにより上記障害物までの距離を検出する第2の距離検出部と、
    少なくとも上記第2の距離検出部により検出される中央の前方距離に基づいて、上記電動車両の停止動作を制御する停止制御部とを更に備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電動車両の自動走行制御装置。
  6. 上記停止制御部は、上記第2の距離検出部により検出される上記中央の前方距離に加え、上記距離検出部により検出される上記左側の前方距離および上記右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の停止動作を制御することを特徴とする請求項5に記載の電動車両の自動走行制御装置。
  7. 発信される信号の広がりがセンサ幅以下となる狭指向性を有する距離センサを車幅方向両端付近に備えた電動車両の自動走行制御を行う自動走行制御方法であって、
    上記車幅方向両端付近の上記距離センサから上記電動車両の前方に向けて上記信号を発信することにより、上記電動車両に搭載された自動制御装置の距離検出部が、前方の障害物までの距離を検出する第1のステップと、
    上記自動制御装置の旋回制御部が、上記距離検出部により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の左右への旋回動作を制御する第2のステップと、
    上記第2のステップにおいて左右への旋回動作条件を満たして当該左右への旋回動作の実行中に、上記自動制御装置の測距エラー判定部が、上記距離検出部により検出される上記左側の前方距離または上記右側の前方距離が、上記距離センサからの出力がエラーであるとき、および、上記距離センサからの出力値が仕様外の値であるときの少なくとも一方を示すエラー値を示しているか否かを判定する第3のステップと、
    上記左右への旋回動作の実行中に上記左側の前方距離または上記右側の前方距離の何れか一方が上記エラー値を示していると上記測距エラー判定部により判定された場合、上記旋回制御部が、左右への旋回動作条件を満たさず、かつ、上記エラー値を示していないと上記測距エラー判定部により判定されるようになった時点で上記旋回動作を停止した後、逆方向に旋回動作を行い、当該逆方向への旋回動作中に上記距離検出部により上記エラー値ではない値として検出される上記左側の前方距離または上記右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の旋回動作の停止方向を決定する第4のステップとを有することを特徴とする電動車両の自動走行制御方法。
  8. 発信される信号の広がりがセンサ幅以下となる狭指向性を有する距離センサを車幅方向両端付近に備えた電動車両の自動走行制御を行う自動走行制御方法であって、
    自動走行の開始が指示されたときに、上記電動車両に搭載された自動制御装置の旋回制御部が、上記電動車両を左方向および右方向へそれぞれ所定角度ずつ一定の角度まで旋回させ、当該左方向および右方向への旋回動作中に、上記車幅方向両端付近の上記距離センサから上記電動車両の前方に向けて上記信号を発信することによって上記自動制御装置の距離検出部により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の直進走行方向を決定する第1のステップと、
    上記電動車両の直進走行を開始した後、上記車幅方向両端付近の上記距離センサから上記電動車両の前方に向けて上記信号を発信することにより、上記距離検出部が、前方の障害物までの距離を検出する第2のステップと、
    記旋回制御部が、上記距離検出部により検出される左側の前方距離および右側の前方距離に基づいて、上記電動車両の左右への旋回動作を制御する第3のステップを有することを特徴とする電動車両の自動走行制御方法。
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