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JP6955697B2 - 搬送装置、画像形成装置及び後処理装置 - Google Patents
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JP6955697B2 - 搬送装置、画像形成装置及び後処理装置 - Google Patents

搬送装置、画像形成装置及び後処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、被搬送媒体を搬送する搬送装置、搬送装置を備える画像形成装置及び後処理装置に関する。
例えば、複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、紙やOHPシート等の被搬送媒体を搬送する際、被搬送媒体の傾き量(斜行量)や幅方向の横ずれ量を検知して、被搬送媒体を正しい位置や向きに補正する技術が採用されている。
この種の位置補正を行う搬送装置として、特許文献1(特開2014−88263号公報)には、フォトセンサやCIS(コンタクト・イメージ・センサ)を用いて記録媒体の位置ずれ量を検知する搬送装置が提案されている。
ところで、フォトセンサやCIS等の位置検知手段が、装置本体に対して開閉するカバー等の可動部に設けられていると、可動部を動かす前と動かした後とで位置検知手段の位置がずれることがある。この場合、位置検知手段の位置ずれ量に応じて、検知される被搬送媒体のずれ量も修正する必要が生じる。
しかしながら、従来、このような課題については何ら検討されておらず、可動に伴う位置検知手段のずれ量についても把握されていなかった。
上記課題を解決するため、本発明は、被搬送媒体の位置を検知する位置検知手段と、前記被搬送媒体を搬送する搬送手段とを備える搬送装置であって、固定部と、前記位置検知手段が設けられると共に、前記被搬送媒体の位置を検知可能な位置に前記位置検知手段が配置される第1の位置と、前記第1の位置とは異なる第2の位置との間で、前記固定部に対して可動する可動部とを備え、前記第1の位置における前記位置検知手段の位置ずれ量を算出するための基準位置となる指標部を、前記固定部に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、固定部に、位置検知手段の位置ずれ量を算出するための基準位置となる指標部が設けられているので、可動部の動作に伴って位置検知手段の位置ずれが生じても、指標部に対する位置検知手段の相対位置から位置検知手段の位置ずれ量を算出することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 挟持ローラ対とその周辺部分の概略図である。 挟持ローラ対とその周辺部分の概略図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 挟持ローラ対とこれを駆動させる駆動機構の斜視図である。 位置補正動作を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 位置補正動作を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 位置補正動作を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 位置補正動作を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 位置補正動作を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 用紙の位置ずれを算出する方法を説明するための図である。 幅方向の補正量を説明するための図である。 挟持ローラ対の迎え動作を説明するための図である。 第1補正までの流れを示す制御フロー図である。 挟持ローラ対を制御する制御部のブロック図である。 第2補正の流れを示す制御フロー図である。 本実施形態に係る搬送装置の概略構成図である。 可動部が開いた状態を示す図である。 指標部と各CISとの位置関係を模式的に示す平面図である。 CISの位置ずれ量の算出や搬送基準位置の修正に関する制御部のブロック図である。 搬送基準位置を設定してから修正するまでの流れを示すフロー図である。 搬送基準位置の設定方法を説明するための図である。 CISの位置ずれに伴う搬送基準位置のずれを示す図である。 指標部に対するCISの相対位置を説明するための図である。 CISの位置ずれ量の算出方法と搬送基準位置の修正方法を説明するための図である。 可動部に開閉可能な開口部を設けた構成を示す図である。 インクジェット式画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 後処理装置の全体構成を示す概略図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は複数(この場合4つ)の感光体5の表面を帯電させる帯電部、3は露光光Lを各感光体5上に照射する露光部、4は各感光体5上にトナー像(画像)を形成する現像部、6は感光体5上に形成されたトナー像が一次転写される一次転写部(中間転写ベルト)、7はトナー像を一次転写部6から用紙Pに転写する二次転写部(二次転写ローラ)、12〜14は用紙Pが収納された給紙部(給紙カセット)、20は用紙P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設けられた定着ローラ、22は定着装置20に設けられた加圧ローラ、30は用紙Pを搬送経路に沿って搬送する搬送装置、31は用紙Pを搬送しながら用紙Pの姿勢、位置を補正する挟持ローラ対(補正ローラ)を示す。挟持ローラ対31は、補正ローラとしての機能に加え、二次転写部7への用紙Pの搬送タイミングを調整する(搬送速度を変更する)タイミングローラとしての機能を有するものであってもよい。また、挟持ローラ対31の搬送方向下流側に、別途タイミングローラを配置してもよい。
図1及び図2を参照して、複写機1における通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、帯電部2によって各感光体5の表面が所定の極性に一様に帯電される(帯電工程)。次に、読取装置又はコンピュータ等からから得られた画像情報に基づいて露光部3から各感光体5の表面に露光光Lが照射され、各感光体5の表面に静電潜像が形成される(露光工程)。そして、現像部4から各感光体5の表面に異なる色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーが供給され、各色のトナー像が形成される(現像工程)。
その後、各感光体5上に形成された各色のトナー像は、一次転写部6に重なり合うように一次転写されてカラー画像が形成された後、二次転写部7において用紙P上に二次転写される。
用紙Pは、手動又は自動で選択された給紙部12〜14から搬送されたものである。例えば、複写機1内に配置されている給紙部12,13の1つが選択された場合、給紙ローラ41によって用紙Pが搬送経路の第1曲部200(図2参照)に向けて給送される。一方、複写機1外に配置されている給紙部14が選択された場合は、給紙ローラ41によって用紙Pが搬送経路の第2曲部300(図2参照)に向けて給送される。第1曲部200と第2曲部300とは、合流部Xで合流して搬送経路の第3曲部400に連続している。このため、いずれの給紙部12〜14から給送された用紙Pも合流部Xを通過して第3曲部400に至る。その後、用紙Pは、直線搬送経路500を通過して、整合部51を構成する挟持ローラ対31の位置に達する。そして、挟持ローラ対31によって用紙Pの幅方向と斜行方向との位置補正が行われ二次転写部7に向けて搬送される。
用紙Pは、二次転写部7でトナー画像が転写された後、定着装置20に搬送される。定着装置20に搬送された用紙Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入され、熱と圧力が付与されることでトナー像が定着される。そして、用紙Pは、複写機1から排出される。
また、両面印刷を行う場合は、上記のように、帯電工程、露光工程、現像工程を経て用紙Pの片側の面(表側の面)にトナー画像が転写され、定着装置20によって定着処理が行われた後、用紙Pは複写機1から排出されずに反転搬送経路600(図1参照)へ搬送される。反転搬送経路600に搬送された用紙Pは、反転搬送経路600内でスイッチバック(搬送方向逆転)されて、第1曲部200、第3曲部400、直線搬送経路500を経て、再び二次転写部7へと搬送される。そして、帯電工程、露光工程、現像工程を経て形成された裏面用のトナー像が用紙Pに転写され、当該トナー像が定着装置20によって定着された後、用紙Pは複写機1から排出される。
以上、一連の画像形成プロセスについて説明したが、全ての感光体5うちのいずれか1つを選択して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、本実施形態に係る搬送装置30について詳しく説明する。なお、以下の説明において、搬送経路における「搬送方向上流側」を「上流側」といい、「搬送方向下流側」を「下流側」という。
図3(a)は、挟持ローラ対31及びその周辺の平面図、図3(b)は、その側面図である。
図3に示すように、搬送装置30は、用紙Pの位置を検知する位置検知手段としての複数のCIS100〜102と、用紙Pを搬送する搬送手段としての機能と用紙Pの位置を補正する位置補正手段としての機能を兼ねる挟持ローラ対31とを備える。複数のCIS100〜102は、直線搬送経路500の上流側(図の右側)から順に、第1のCIS(第1位置検知手段)100、第2のCIS(第2位置検知手段)101、第3のCIS(第3位置検知手段)102と称することにする。第1のCIS100と第2のCIS101は、挟持ローラ対31よりも上流側であって、挟持ローラ対31の1つ上流側にある搬送手段としての搬送ローラ対44よりも下流側に配置されている。一方、第3のCIS102は、挟持ローラ対31よりも下流側であって、二次転写部7{図3(b)参照}よりも上流側に配置されている。また、各CIS100〜102は、用紙Pの幅方向(搬送方向に直交する方向)に対してそれぞれ平行に配置されると共に、用紙Pの搬送方向に対してそれぞれの相対位置及び挟持ローラ31対等の周囲の部材との位置関係が予め定められている。
CISは、近年、装置の小型化を目的として、形状の小さいLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を光源に利用し、レンズを介してリニアセンサで画像を直接読み取るコンタクト・イメージ・センサ(Contact Image Sensor)と呼ばれるものである。各CIS100〜102は、用紙Pの幅方向に設けられた複数のラインセンサにより、用紙Pの幅方向の一端側の側端部Pa{図3(a)参照}を検知することが可能である。なお、位置検知手段は、CISに限らず、用紙Pの幅方向に沿って複数配置されるフォトセンサなど、用紙Pの側端部Paを検知できるものであればよい。
挟持ローラ対31は、幅方向の補正{図3(a)に示す幅方向の位置ずれαに対する補正}と斜行補正{図3(a)に示す斜行の位置ずれβに対する補正}との整合動作を行う整合部51として機能する。そのため、挟持ローラ対31は、軸方向中央位置に設けられた軸部104aを中心に図3(a)のW方向{斜行方向に対応する用紙搬送面(被搬送媒体搬送面)内での回転方向}に回転可能に構成されていると共に、同図のS方向{用紙幅方向(被搬送媒体幅方向)に対応する方向}に移動可能に構成されている。なお、挟持ローラ対31は、軸方向の端部側の位置を中心にしてW方向に回転するように構成されていてもよい。
図4に、挟持ローラ対31及びこれを駆動させる駆動機構の構成を示す。
図4に示すように、挟持ローラ対31は、軸方向に分割された複数のローラ部を有するローラ対であって、駆動手段(第1駆動手段)としての第1駆動モータ61によって回転駆動される駆動ローラ31aと、駆動ローラ31aの回転駆動に従動して回転する従動ローラ31bとで構成されている。挟持ローラ対31は、用紙Pを挟持した状態で回転駆動することによって用紙Pを搬送する。なお、挟持ローラ対31は、軸方向に分割されずに軸方向に渡って連続して延在する1つのローラ部を有するローラ対であってもよい。
第1駆動モータ61は、搬送装置30のフレームに固定されている。第1駆動モータ61のモータ軸には駆動ギア61aが設けられ、駆動ギア61aは挟持ローラ対31の駆動ローラ31aと一緒に回転するフレーム側回転軸105のギア部105aと噛み合っている。これにより、第1駆動モータ61が駆動すると、その駆動力が駆動ギア61a、フレーム側回転軸105のギア部105aを介して挟持ローラ対31の駆動ローラ31aに伝達される。
フレーム側回転軸105は、挟持ローラ対31の図4のS方向(用紙幅方向に対応する方向)の移動に伴って同様にS方向に移動できるように、ベース部104の起立部104bによって移動可能に保持されている。フレーム側回転軸105のギア部105aは、フレーム側回転軸105がS方向に移動しても駆動ギア61aとの噛み合いが保持されるように、軸方向へ十分長く形成されている。
フレーム側回転軸105と挟持ローラ対31の駆動ローラ31aとは、カップリング106を介して駆動伝達可能に連結されている。カップリング106は、等速ジョイント、ユニバーサルジョイント等のカップリング(軸継ぎ手)で構成されている。これにより、挟持ローラ対31の図4のW方向(斜行方向に対応する用紙搬送面内での回転方向)の回転に伴ってフレーム側回転軸105に対する軸角度が変化しても、回転速度に変化が生じることがなく駆動力を伝達することができる。
挟持ローラ対31の駆動ローラ31a及び従動ローラ31bは、略矩形枠体状に形成された保持部材72によってそれぞれの軸回りに回転可能に保持されている。また、駆動ローラ31a及び従動ローラ31bは、それぞれ、保持部材72に対してS方向(軸方向)に移動可能に保持されている。
保持部材72は、搬送装置30(複写機1)のフレームの一部として機能するベース部104に対して、軸部104aを中心にしてW方向に回転可能に支持されている。さらに、ベース部104の幅方向一端側には、軸部104aを中心に保持部材72をW方向に回転駆動させる第2駆動手段としての第2駆動モータ107が設けられている。第2駆動モータ107のモータ軸107aの表面にはギア部が形成されており、このギア部が保持部材72の幅方向一端側に形成されたギア部72aと噛み合っている。これにより、第2駆動モータ107が正逆方向に回転駆動すると、保持部材72とこれに保持される挟持ローラ対31とが軸部104aを中心にしてW方向へ回転する。また、第2駆動モータ107のモータ軸107aには、公知のエンコーダが設けられていて、挟持ローラ対31の基準位置に対するW方向の回転量や正逆方向が間接的に検知されるように構成されている。また、保持部材72の一端側の支柱部72bとギア部72aとの間には十分な空隙が設けられていて、駆動ローラ31aと従動ローラ31bとが幅方向一端側にスライド移動しても、これらの回転軸がギア部72aに干渉しないように構成されている。
また、搬送装置30(複写機1)のフレームには、挟持ローラ対31をS方向に移動させるための第3駆動手段としての第3駆動モータ108が設けられている。第3駆動モータ108のモータ軸108aにはピニオンギアが形成されており、このピニオンギアはフレーム側回転軸105の軸方向他端側に設けられたラックギア部109と噛み合っている。ラックギア部109は、フレーム側回転軸105に対して相対的に回転可能に設けられ、フレーム側回転軸105が回転しても非回転でS方向にスライド移動できるように構成されている。
挟持ローラ対31の駆動ローラ31a及び従動ローラ31bは、これらが一緒にS方向へ移動できるように連結部材110を介して互いに連結されている。連結部材110は、カップリング106と保持部材72との間に配置され、駆動ローラ31a及び従動ローラ31bの各回転軸に設けられた止め輪111によって挟持されている。このような構成により、第3駆動モータ108が正逆方向に回転駆動すると、挟持ローラ対31がS方向に移動する。また、第3駆動モータ108のモータ軸108aには、公知のエンコーダが設けられていて、挟持ローラ対31の基準位置に対するS方向の移動量や正逆方向が間接的に検知されるように構成されている。
以下、図3、図5〜図15を参照しつつ、用紙の位置を補正する補正動作について説明する。
給紙部から搬送装置30へ送り出された用紙Pは、搬送ローラ対44によってさらに下流側へ搬送され、第1のCIS100を通過する(図3)。そして、用紙Pの先端部Pbが第2のCIS101に到達すると(図5)、用紙Pの位置が検知される(これを、以下、「第1検知」という。)。そして、この第1検知の結果に基づいて、用紙Pの幅方向の位置ずれ量と斜行の位置ずれ量とが算出される。
具体的に、第1検知の結果に基づく用紙Pの幅方向の位置ずれ量の算出は、第2のCIS101によって検知された用紙Pの幅方向の位置(用紙Pの幅方向の側端部Paの位置)と、図10において搬送方向に平行な直線で示される搬送基準位置Kとを比較することで行われる。すなわち、これらの位置の間の幅方向の距離K1が、用紙Pの幅方向の位置ずれ量αとして算出される。
次に、用紙Pの斜行の位置ずれ量は、第1のCIS100及び第2のCIS101のそれぞれによって検知される用紙Pの幅方向の端部位置の差により算出することができる。つまり、図10に示すように、用紙Pの先端部Pbが第2のCIS101に到達した時点において、搬送基準位置Kからの幅方向の距離K1及び距離K2が、第1のCIS100及び第2のCIS101によって検知される。そして、第1のCIS100と第2のCIS101との間の搬送方向の距離M1が予め定められていることから、tanβ=(K1−K2)/M1により、用紙Pの搬送方向に対する斜行の位置ずれ量βが求められる。
以上のようにして得られた用紙Pの幅方向の位置ずれ量α及び斜行の位置ずれ量(斜行角)βに基づいて、挟持ローラ対31によって用紙Pの幅方向補正と斜行補正とが行われる(これを、以下、「第1補正」という。)。斜行補正の補正量は、斜行角βである。また、幅方向の補正量は、幅方向の位置ずれ量αと斜行角βに基づいて算出される。例えば、図11に示すように、斜行角βの斜行補正された用紙P'は、幅方向の位置ずれ量がαからα'に変化する。この位置ずれ量α'を算出し、これを挟持ローラ対31による幅方向の補正量α'とする(ただし、補正量α'は斜行角の補正をどの位置を基準に補正するかによって変化する。)。
ここで、挟持ローラ対31は、第1検知の前には図3(a)に示す基準位置に配置されている。そして、用紙Pが挟持ローラ対31へ搬送されてくるまでに、挟持ローラ対31は、第1補正による移動量の分だけ第1補正の方向とは逆方向へ移動する迎え動作を行う。具体的には、図12に示すように、挟持ローラ対31は、用紙Pを挟持する前に、軸部104aを中心にして矢印W1の方向へ角度βだけ回転すると共に、矢印S1の方向へ距離α'だけ平行移動する。これにより、軸部104aは軸部104a'の位置に移動する。このような迎え動作を、挟持ローラ対31は、第1検知後、挟持ローラ対31が用紙Pを挟持するまでに行う(図5)。
そして、用紙Pの先端部Pbが挟持ローラ対31に到達すると、挟持ローラ対31が用紙Pを挟持する(図6)。このとき、図6(b)に示すように、挟持ローラ対31の上流側にある搬送ローラ対44は互いに離間して、用紙Pを挟持しない状態になる。
図6(a)に示すように、第1補正が開始されると、挟持ローラ対31は、用紙Pを挟持して搬送しながら、第1検知結果から得られた用紙Pの位置ずれ量に基づいて、軸部104aを中心に矢印W2の方向へ回転することで用紙Pの斜行方向の位置を補正すると共に、矢印S2の方向へ平行移動することで用紙Pの幅方向の位置を補正する。以上により、挟持ローラ対31による第1補正が完了し、用紙Pの位置が補正される(図7)。
以上の第1補正までの制御フローを図13に示し、第1補正に関する制御部のブロック図を図14に示す。
図13に示すように、まず、第1のCIS100と第2のCIS101とが用紙Pを検知して(ステップN1)、用紙Pの幅方向の位置ずれ量α及び斜行の位置ずれ量βが算出される(ステップN2)。そして、算出された位置ずれ量α,βに基づいて、幅方向の補正量α'が算出され(ステップN3)、第1補正の補正量(斜行補正量β及び幅方向の補正量α')が決定される。
この補正量に基づいて、それぞれのエンコーダ(図14参照)によりエンコーダカウント数が算出される(ステップN4)。
そして、決定されたカウント数は、挟持ローラ対31を駆動させるためのコントローラに入力される。そして、入力されたカウント数に応じて、それぞれのモータドライバによって第2駆動モータ107及び第3駆動モータ108が駆動され、挟持ローラ対31が用紙搬送面内の回転方向(W方向)に回転したり、幅方向(S方向)に移動したりすることにより、迎え動作が行われる(ステップN5)。そして、挟持ローラ対31が用紙Pを挟持した後、各モータ107,108の駆動により、挟持ローラ対31が用紙Pを搬送しながら迎え動作とは反対方向に回転あるいは移動し、第1補正が行われる(ステップN6)。迎え動作及び第1補正の際は、エンコーダによって、時々刻々の挟持ローラ対31の位置情報がフィードバックされ、挟持ローラ対31が決められた移動量だけ移動するように制御がなされる。これにより、第1位置補正完了後の挟持ローラ31の位置は、基準位置により近い状態となる。ただし、後述する第2補正により、基準位置に戻ってくるとは限らない。
このように、本実施形態では、第1のCIS100と第2のCIS101との検知結果から得られた用紙Pの位置ずれ量に基づいて用紙Pの位置補正(第1補正)を行っているが、当該補正のみでは、用紙Pに求められる位置精度に対して十分とはならない場合がある。
つまり、第1検知の後、用紙Pが挟持ローラ対31に挟持される際に挟持ローラ対31から用紙Pに力が加わることにより、用紙Pの位置にさらにずれが生じることがある。また、その後の挟持ローラ対31による用紙Pの位置補正や下流側への搬送時に、用紙Pの位置にずれが生じることも考えられる。さらに、第1補正時の補正の誤差なども考えられる。
そこで、本実施形態の搬送装置では、第1補正の後に、さらに用紙Pの位置を補正する第2補正を行っている。以下、第2補正について説明する。
上記第1補正後に、用紙Pの先端部Pbが第3のCIS102に到達すると(図8)、第3のCIS102及び第2のCIS101によって、用紙Pの位置が再度検知される(これを、以下、「第2検知」という。)。そして、この第2検知の結果に基づいて、用紙Pの位置ずれ量が算出される。
第2検知の結果に基づく用紙Pの位置ずれ量の算出は、上記第1検知の際と同様の方法で、用紙Pの搬送方向の上流側と下流側に設けられた2つのCISの検知結果に基づいて行われる。つまり、第3のCIS102によって得られた用紙Pの幅方向の位置(幅方向の側端部Paの位置)から幅方向の位置ずれ量αを求める。また、第2のCIS101及び第3のCIS102よって得られた用紙Pの幅方向の各位置と、これらのCIS101,102間の搬送方向距離とから、用紙Pの斜行の位置ずれ量を算出する(第2検知では、第1検知時の第1のCIS100に代わって第2のCIS101が、また、第1検知時の第2のCIS101に代わって第3のCIS102が、それぞれ用紙Pの位置を検知することになる。)。
そして、第2検知の結果により算出された用紙Pの位置ずれ量に基づき、挟持ローラ対31が、用紙Pを搬送しながら、図8(a)に示す矢印S3の方向へ移動し、軸部104aを中心にして矢印W3の方向へ回転することで第2補正が行われる。
図15に、第2補正の制御フローを示す。
第2補正では、まず、第2のCIS101及び第3のCIS102によって用紙Pが検知され(ステップN11)、第1補正と同様の方法で、用紙Pの位置ずれ量(幅方向の位置ずれ量及び斜行の位置ずれ量)が算出される(ステップN12)。そして、算出された位置ずれ量により補正量が算出され(ステップN13)、エンコーダカウント数が算出される(ステップN14)。そして、算出されたエンコーダカウント数に応じて、それぞれのモータドライバによって第2駆動モータ107及び第3駆動モータ108が駆動され、第2補正が行われる(ステップN15)。
第2補正では、補正開始後から、第2のCIS101及び第3のCIS102によって時々刻々の用紙Pの位置情報が検知される。そして、当該位置情報に基づいて用紙Pの位置ずれ量が算出されて制御部にフィードバックされ、用紙Pの位置補正量(エンコーダカウント数)が、時々刻々修正される。このフィードバック制御が行われることにより、第2補正の際に生じる用紙Pの位置ずれや、第2補正時の補正の誤差等を低減することが可能となり、より精度の高い補正を行うことができる。ただし、このフィードバック制御を行わず、最初に用紙Pの先端部が第3のCIS102に到達した時点において算出された補正量によって、第2補正を行ってもよい。
以上のように、第1補正及び第2補正が行われた用紙Pは、挟持ローラ対31によって二次転写部7に向けて搬送される。用紙Pが二次転写部7に到達すると(図9)、挟持ローラ対31が用紙Pから離間し、次の用紙Pの位置補正及び搬送に備えて、再び基準位置に戻る{図9(a)では、矢印S4方向への移動及び軸部104aを中心とする矢印W4方向への回転により基準位置に戻る}。
図16は、本発明に係る搬送装置の概略構成図である。
図16に示すように、本実施形態に係る搬送装置30は、メンテナンス作業などを行いやすくするため、挟持ローラ対31、3つのCIS100〜102、搬送ガイド120a,120b及び二次転写部(二次転写ローラ)7等が、1つのユニットとして複写機本体(画像形成装置本体)に対して着脱可能に構成されている。また、図17に示すように、本実施形態に係る搬送装置30は、搬送装置30内で詰まった用紙の除去作業等を行いやすくするため、図における上側の部分が下側の部分に対して開閉(揺動)可能に構成されている。すなわち、搬送装置30は、固定部(開閉操作されない下側の部分)32と、この固定部32に対して、図16に示す閉じた状態の第1の位置と、図17に示す開いた状態の第2の位置との間で、可動する可動部(開閉操作される上側の部分)33とで構成されている。
固定部32には、挟持ローラ対31と、下側の搬送ガイド120bと、二次転写部7とが設けられている。一方、可動部33には、上側の搬送ガイド120aと、各CIS100〜102とが設けられている。可動部33は、固定部32に固定された支軸36を中心に上下方向に揺動可能に構成されている。また、可動部33には、搬送ガイド120aの上部や各CIS100〜102の上部を覆うカバー部材34が設けられ、カバー部材34の上流側には取っ手部35が設けられている。使用者は、取っ手部35を手で押し上げ、支軸36を中心に可動部33を上方へ揺動させることで、可動部33を開放状態(図17に示す状態)にすることができる。これにより、上側の搬送ガイド120aとCIS100〜102とが下側の搬送ガイド120bに対して上方に離れた退避位置に移動するので、紙詰まり処理作業などが行いやすくなる。
しかしながら、本実施形態に係る搬送装置のように、CISを可動部に設けた構成においては、可動部を開閉することにより、CISの位置が開閉前の位置からずれる可能性がある。そして、CISの位置ずれが生じた場合は、CISの検知結果から得られる用紙の位置ずれ量にも誤差が生じるため、用紙を位置補正する際の精度が低下することになる。
そこで、本実施形態に係る搬送装置においては、上記のようなCISの位置ずれに起因する用紙の位置補正精度の低下を防止するため、CISの位置ずれ量を把握し、これに基づいて用紙の搬送基準位置を修正するようにしている。以下、このことについて詳しく説明する。
図16に示すように、本実施形態に係る搬送装置30においては、各CIS100〜102の位置ずれ量を算出するための基準位置となる指標部37を、固定部32に設けている。具体的に、指標部37は、白色のシートで構成され、下側の搬送ガイド120bの上面に両面粘着テープ等によって貼り付けられている。
図18は、指標部37と各CIS100〜102との位置関係を模式的に示す平面図である。なお、図18では、図3に示す構成とは反対に、各CIS100〜102が搬送経路に対して図の下側に配置されているが、基本的に同じ構成として説明する。
図18に示すように、指標部37は、各CIS100〜102のそれぞれに対向する位置に配置されている。ここで、各CIS100〜102が対向する位置とは、可動部33が図16に示す閉じた状態の第1の位置に配置され、各CIS100〜102が用紙の位置を検知可能な検知位置に配置された状態のときに、各CIS100〜102が下側の搬送ガイド120b(固定部32)に対向する位置のことである。また、指標部37は、CIS100〜102が用紙の位置を検知する妨げとならないように、搬送可能な最大幅サイズの用紙Pが通過する搬送領域(最大搬送領域)Dよりも幅方向外側に配置されている。
図19は、CISの位置ずれ量の算出や搬送基準位置の修正に関する制御部のブロック図である。
図19に示すように、制御部52は、用紙の搬送基準位置や指標部37に対する各CIS100〜102の相対位置を記録する記録部53と、搬送基準位置に対する用紙の位置ずれ量を算出する搬送位置ずれ算出部54と、各CIS100〜102の位置ずれ量を算出する検知位置ずれ算出部55と、各CIS100〜102の位置ずれ量に基づいて搬送基準位置を修正する搬送基準修正部56とを備える。
以下、図20に示すフローチャートを参照しつつ、制御部52における詳しい処理や機能、及び搬送基準位置を設定してから修正するまでの流れについて説明する。
まず、搬送基準位置の設定を行う。搬送基準位置の設定は、複写機の使用を開始する前(例えば、出荷前の調整工程など)に行われ、各CIS100〜102との相対位置関係により搬送基準位置が設定される。具体的には、図21に示すように、各CIS100〜102に対向する位置に搬送基準設定用部材としての基準シート60を載置し、基準シート60の用紙搬送方向に延びる直線端部60aを各CIS100〜102によって検知する。そして、各CIS100〜102の端部から基準シート60の直線端部60aまでの幅方向距離L1〜L3を、搬送基準位置を決定するための位置情報として記録部53に記録する。これにより、基準シート60の直線端部60aの位置が搬送基準位置Kとして設定される。搬送基準位置の設定が行われた後は、基準シート60は不要となるので取り除かれる。
その後、複写機の使用が開始された場合は、通常、上記設定された搬送基準位置を基準に用紙の位置補正が行われる。用紙が搬送されると、各CIS100〜102によって検知された用紙の位置情報に基づいて、搬送基準位置に対する用紙の位置ずれ量が搬送位置ずれ算出部54によって算出される。そして、算出された用紙の位置ずれ量に基づいて挟持ローラ対31が用紙の位置を補正する。なお、詳しい位置ずれ量算出方法と補正動作については、上述の通りである。
ここで、上記可動部33の開閉操作が行われた場合は、これに伴って各CIS100〜102の位置が開閉前の位置から少なからずずれることが考えられる。仮に、図22に示すように、各CIS100〜102の位置が幅方向(図の上方)にγ1〜γ3だけ位置ずれした場合、これに伴って搬送基準位置Kの位置(各CIS100〜102の端部からの幅方向距離L1〜L3の位置)も同じだけずれるので、搬送基準位置Kは一点鎖線K'の位置となる。しかしながら、このままでは用紙の位置補正を高精度に行うことができないため、各CIS100〜102のずれ量γ1〜γ3を算出し、そのずれ量の分だけ搬送基準位置を修正する必要がある。
そのため、本実施形態においては、可動部33の開閉操作が行われる前(例えば、上記搬送基準位置の設定後、用紙搬送開始前の調整時間中など)に、指標部37に対する各CIS100〜102の相対位置を検知し、これを各CIS100〜102の初期位置(開閉前の位置)として記録しておく。具体的には、可動部33を閉じ、各CIS100〜102が指標部37に対向した状態で、各CIS100〜102によって指標部37の位置を検知し、図23に示す各CIS100〜102の端部から対応する指標部37までの幅方向距離T1〜T3を記録部53に記録させる。
その後、可動部33の開閉操作が行われた場合は、改めて、指標部37に対する各CIS100〜102の相対位置(開閉後の位置)を検知し、これを記録する。すなわち、図24に示すように、開閉操作後の各CIS100〜102の端部から対応する指標部37までの幅方向距離T1'〜T3'を記録部53に記録させる。
そして、最初に記録された相対位置情報(T1〜T3)と、改めて記録された相対位置情報(T1'〜T3')とに基づいて、検知位置ずれ算出部55が指標部37に対する各CIS100〜102の位置ずれ量γ1〜γ3を算出する。各CIS100〜102の位置ずれ量γ1〜γ3は下記式(1)〜(3)で求められる。なお、各位置ずれ量γ1〜γ3は同じ値とは限らない。例えば、各CIS100〜102が用紙の斜行方向に位置ずれした場合は、それぞれの位置ずれ量γ1〜γ3は異なる値となる。
γ1=T1−T1'・・・・・式(1)
γ2=T2−T2'・・・・・式(2)
γ3=T3−T3'・・・・・式(3)
そして、算出された各CIS100〜102の位置ずれ量γ1〜γ3に基づいて、搬送基準修正部56が、記録されている搬送基準位置の位置情報である上記幅方向距離L1〜L3を修正する。具体的には、下記式(4)〜(6)に示すように、幅方向距離L1〜L3から各CIS100〜102の位置ずれ量γ1〜γ3を減算することで、修正後の幅方向距離L1'〜L3'が得られる。
L1'=L1−γ1・・・・・式(4)
L2'=L2−γ2・・・・・式(5)
L3'=L3−γ3・・・・・式(6)
このように、搬送基準位置の位置情報である幅方向距離L1〜L3が修正されることで、修正後の幅方向距離L1'〜L3'が新たな位置情報として更新されて記録部53に記録される。これにより、搬送基準位置が正しい位置(一点鎖線Kの位置)に修正される。
その後、さらに可動部33の開閉操作が行われた場合は、改めて、指標部37に対する各CIS100〜102の相対位置情報(T1"〜T3")を取得し、これと1つ前に取得された相対位置情報(T1'〜T3')とに基づいて上記式(1)〜(3)を用いて新たに各CIS100〜102の位置ずれ量を算出する。そして、算出された各CIS100〜102の位置ずれ量に基づいて上記式(4)〜(6)を用いて搬送基準位置の位置情報である上記更新後の幅方向距離L1'〜L3'を修正する。
以降、可動部33の開閉操作が行われるたびに、指標部37に対する各CIS100〜102の相対位置情報を再取得し、1つ前に取得された相対位置情報と比較して各CIS100〜102の位置ずれ量を算出し、算出された位置ずれ量に基づいて1つ前の搬送基準位置情報を修正する。
以上のように、本実施形態によれば、固定部に、CISの位置ずれ量を算出するための基準位置となる指標部が設けられているので、開閉動作に伴ってCISに位置ずれが生じたとしても、指標部に対するCISの相対位置からCISの位置ずれ量を算出することができる。これにより、搬送基準位置を修正することができるので、CISの位置ずれに起因する用紙の位置ずれ検知誤差を低減することができ、用紙の位置補正を高精度に行うことができるようになる。
また、図16に示すように、本実施形態では、複数のCIS100〜102が一体成型された単一の搬送ガイド120aに取り付けられている。このように構成されていることで、各CIS100〜102が別々の部材に取り付けられている場合に比べて、部材の取付誤差に起因する各CIS100〜102の位置のばらつきを低減でき、用紙位置検知精度を向上させることが可能である。
これに対し、挟持ローラ対31は、各CIS100〜102が設けられた可動部33とは別モジュールである固定部32に設けられている。このように構成されていることで、挟持ローラ対31が動作する際に生じる振動がCIS100〜102に伝わりにくくなり、振動によるCIS100〜102の検知精度の低下を抑制することができる。
また、図25に示す構成のように、カバー部材34の各CIS100〜102に対応する箇所に、蓋部材39によって開閉可能な開口部40を設けてもよい。特に、図25に示すように、各CIS100〜102を搬送ガイド120aに固定する固定部材38が設けられた箇所の上方に開口部40を設けることで、開口部40を通してCIS100〜102の取付作業又は取外し作業を容易に行えるようになる。
以上、本発明に係る搬送装置の実施形態について説明したが、本発明は上述の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
上述の構成では、用紙を搬送する搬送装置に本発明を適用しているが、本発明は、用紙(普通紙、厚紙、薄紙、コート紙、ラベル紙、封筒等を含む)のほか、OHPシート、OHPフィルム等の画像が印刷される記録媒体、あるいは原稿等のシートを搬送する搬送装置にも適用可能である。さらに、本発明は、記録媒体や原稿等のシートに限らず、電子基板等の被搬送媒体を搬送する搬送装置にも適用可能である。
また、本発明に係る搬送装置は、図1に示すようなカラー画像形成装置に搭載されるものに限らず、モノクロ画像形成装置に搭載されるものや、電子写真方式以外の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機など)に搭載されるものであってもよい。
図26に、インクジェット方式の画像形成装置に搭載された搬送装置の例を示す。
図26に示す画像形成装置700は、インクジェット方式によりインクを吐出する複数の吐出ヘッド705を備える画像形成部701と、用紙を供給する給紙部702と、用紙を搬送する搬送装置706と、画像が形成された用紙を乾燥させる乾燥部703と、乾燥された用紙が排出される排紙部704とを備える。搬送装置706は、給紙部702から画像形成部701までの搬送経路に、用紙の位置を検知する位置検知手段としての複数のCIS708〜710と、各CIS708〜710の検知結果に基づいて用紙の位置補正を行う位置補正手段としての挟持ローラ対711とを備える。給紙部702から供給された用紙は、挟持ローラ対711によって搬送されながら、各CIS708〜710の検知結果に基づいて幅方向あるいは斜行方向の位置補正が行われた後、画像形成部701へと搬送される。そして、画像形成部701において吐出ヘッド705から各色のインクが用紙に吐出されることにより画像が形成される。その後、用紙は乾燥部703にて乾燥された後、排紙部704に排出される。
このようなインクジェット方式の画像形成装置700においても、CIS708〜710がカバー部材等の可動部に設けられていると、可動部の動作によりCIS708〜710の位置ずれが発生することが考えられる。そのため、上述の実施形態と同様に、固定部に、各CIS708〜710の位置ずれ量を算出するための基準位置となる指標部37を設けることで、各CIS708〜710の位置ずれを算出することができるようになる。これにより、CISの位置ずれに起因する用紙の位置ずれ検知誤差を低減することができ、用紙の位置補正を高精度に行うことができるようになる。
また、本発明に係る搬送装置は、画像形成装置から排出された用紙に対して後処理を行う後処理装置にも適用可能である。
図27に、後処理装置に搭載された搬送装置の例を示す。
図27に示す後処理装置900は、画像形成装置1から排出された用紙を受け入れる受入部901と、受け入れた用紙を搬送する搬送装置902と、用紙に対して中折り処理、綴じ処理又はパンチ処理等の後処理を行う後処理部903と、用紙を排出する排出部904とを主な構成としている。
受入部901から後処理装置900内に受け入れられた用紙は、搬送装置902が備える複数の搬送ローラ対(搬送手段)905によって、後処理部903を通過する第1搬送経路210か、あるいは後処理部903を通過しないで排出部904へと続く第2搬送経路220に搬送される。また、搬送装置902は、第1搬送経路210と第2搬送経路220とが分岐する分岐部Yの上流側に、用紙の位置を検知する位置検知手段としての複数のCIS906〜908と、各CIS906〜908の検知結果に基づいて用紙の位置補正を行う位置補正手段としての挟持ローラ対と909とを備えている。用紙は、挟持ローラ対909によって搬送されながら、各CIS906〜908の検知結果に基づいて幅方向あるいは斜行方向の位置補正が行われた後、第1搬送経路210又は第2搬送経路220へと搬送される。
ここで、各CIS906〜908は、後処理装置本体に対して移動可能に設けられた可動部910によって保持されており、メンテナンス時などにおいて可動部910を水平方向(例えば図27の紙面に直交する方向の手前側)に移動させることで、後処理装置本体から各CIS906〜908を露出させることができる。このような構成においては、可動部910の動作によりCIS906〜908の位置ずれが発生することが考えられるので、上述の画像形成装置と同様に、各CIS906〜908の位置ずれ量を算出するための基準位置となる指標部37を搬送ガイド等の固定部に設けるとよい。これにより、各CIS906〜908の位置ずれを算出することができるようになり、CISの位置ずれに起因する用紙の位置ずれ検知誤差を低減できるようになる。
1 複写機(画像形成装置)
30 搬送装置
31 挟持ローラ対(位置補正手段)
32 固定部
33 可動部
34 カバー部材
37 指標部
40 開口部
52 制御部
53 記録部
54 搬送位置ずれ算出部
55 検知位置ずれ算出部
56 搬送基準修正部
900 後処理装置
K 搬送基準位置
P 用紙(被搬送媒体)
特開2014−88263号公報

Claims (10)

  1. 被搬送媒体の位置を検知する位置検知手段と、
    前記被搬送媒体を搬送する搬送手段とを備える搬送装置であって、
    固定部と、
    前記位置検知手段が設けられると共に、前記被搬送媒体の位置を検知可能な位置に前記位置検知手段が配置される第1の位置と、前記第1の位置とは異なる第2の位置との間で、前記固定部に対して可動する可動部とを備え、
    前記第1の位置における前記位置検知手段の位置ずれ量を算出するための基準位置となる指標部を、前記固定部に設けたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記位置検知手段による前記指標部の位置検知結果に基づいて前記指標部に対する前記位置検知手段の位置ずれ量を算出する検知位置ずれ算出部を備える請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記被搬送媒体の位置ずれ量算出のための基準位置として、前記位置検知手段との相対位置関係により設定される搬送基準位置を、算出された前記位置検知手段の位置ずれ量に基づいて修正する搬送基準修正部を備える請求項2に記載の搬送装置。
  4. 被搬送媒体の位置を検知する位置検知手段と、
    前記被搬送媒体の位置ずれ量算出のための基準位置として、前記位置検知手段との相対位置関係により設定される搬送基準位置を記録する記録部と、
    前記位置検知手段による前記被搬送媒体の位置検知結果に基づいて前記搬送基準位置に対する前記被搬送媒体の位置ずれ量を算出する搬送位置ずれ算出部と、
    前記被搬送媒体を搬送する搬送手段とを備える搬送装置であって、
    固定部と、
    前記位置検知手段が設けられると共に、前記被搬送媒体の位置を検知可能な位置に前記位置検知手段が配置される第1の位置と、前記第1の位置とは異なる第2の位置との間で、前記固定部に対して可動する可動部と、
    前記可動部が前記第1の位置にあるときに前記位置検知手段が対向する前記固定部の位置に設けられた指標部と、
    前記位置検知手段による前記指標部の位置検知結果に基づいて前記指標部に対する前記位置検知手段の位置ずれ量を算出する検知位置ずれ算出部と、
    算出された前記位置検知手段の位置ずれ量に基づいて、前記搬送基準位置を修正する搬送基準修正部とを備えることを特徴とする搬送装置。
  5. 前記位置検知手段を複数備え、
    各位置検知手段を単一の部材に取り付けた請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記搬送手段として機能すると共に、前記位置検知手段の検知結果から得られた前記被搬送媒体の位置ずれ量に基づいて前記被搬送媒体の位置を補正する位置補正手段を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 前記位置補正手段を前記固定部に設けた請求項6に記載の搬送装置。
  8. 前記可動部は前記位置検知手段を覆うカバー部材を備え、
    前記カバー部材の前記位置検知手段に対応する箇所に開閉可能な開口部を設けた請求項1から7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成装置から排出された被搬送媒体に後処理を行う後処理装置であって、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の搬送装置を備えることを特徴とする後処理装置。
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