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JP6955770B2 - 分枝飽和炭化水素の化粧品成分 - Google Patents
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JP6955770B2 - 分枝飽和炭化水素の化粧品成分 - Google Patents

分枝飽和炭化水素の化粧品成分 Download PDF

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Description

スクアラン(C3062)は、
Figure 0006955770

下記スクアレン(C3050)の脱水より得られるものであるが、
Figure 0006955770

当該スクアランは、特に、それが統合される組成物に恩恵を与えるその非常に特別な官能特性、処方目的において優れた技術的特性及びその皮膚科学的特性のために、広く使用される化粧品成分である。当初は、鮫肝油から抽出されたスクアレンを次いで水素添加させることにより得られた。
次に、植物性スクアランの代替品は、オリーブ油から抽出されてきたが、このオリーブスクアランは、特に、世界中のオリーブの樹を襲う気候問題、病気や寄生虫に起因する供給の困難性により損害を被っている。2014年には、例えば、欧州の生産は、主に気候問題に起因して45%減少した。2015年には、ピアス病菌(Xylella fastidiosa)の蔓延が、イタリアの生産への脅威を生んだ・・・・
ワックスの除去(脱ろう)及び精製工程はまた、10乃至20%の損失をもたらす。
さらに、オリーブ油の精製方法の発達そして高温での方法の使用は、オリーブ油から抽出されるスクアレンの品質の変化をもたらす異性体及び環状生成物のような副生成物の形成を促進する。
多数の代替生成物が、増え続ける需要に対応するために探索されており、そして、植物源、例えば、サトウキビ、の種々の代替品が製造されてきた。言及される一つの例は、例えば、スクアラン、発酵法を用いたファルネセンの縮合により得られる “シュガースクアラン”と称されるような種々の植物性スクアランであるが、しかし、全ての特性、特に、少数の成分、即ち、オリーブスクアランのフィトステロール類及び植物性ワックスに起因する特性は存在しない。
スクアランの構造に似せて合成された代替品の多くは、天然又は植物由来の化合物から出発して実施することが不可能な化学合成を使用する義務を生ずる、多数の分枝及びメチル又はエチル置換基を含むアルカン類である。それは、特に、許容に関する規格に合致しそして微生物の作用に関して高い安定性を有する一方で、官能性の観点からスクアランと比較できるものではない資生堂社の名の下の特許文献1に記載されている化合物の場合である。
米国特許第3886287号明細書
ヒマワリワックス又は米ワックスのようなその他の多くの植物源が習慣的に使用されたが、オリーブスクアランの官能特性又は知覚特性は再現することができなかった。
驚くべきことに、少なくとも二量体の形の少なくとも1つのC24乃至C48のアルカンを含む化粧品成分は、該植物性スクアランの官能特性を保全しそして改善もしながら、化粧品処方において植物性スクアランと有利に代替し得る。
二量体の形は、2つの分子の組み合わせ(二量化)から得られる化合物を意味するものとして理解される。
更に、これらの特徴は、メチル又はエチルのような短鎖の置換基を多く含まないアルカン類を用いてそして従って植物性スクアランのメチル基によって多置換された構造を模倣すること無しに達成される。
一つの実施態様において、植物性スクアランは、オリーブスクアランである。
植物性スクアランに添加された場合、本発明による成分は、植物性スクアランの特性を変えず、そして10乃至80%の比率で添加され得る。
一つの実施態様において、それは10乃至50%の比率で添加される。
このようにして、その可能性は、処方されるであろう製品の特性のいかなる負の結果無しに植物性スクアランの量をかなり減少させるものとして存在する。
本発明は、少なくとも1種の植物性スクアラン、及び下記式I
Figure 0006955770

(式中、nは1又は0を表し、同一又は異なっていてもよいR、R'、R、R'、R及びR'の少なくとも1つは、直鎖又は分枝のC 乃至30アルキル基から選択され、そして、R、R'、R、R'、R及びR' の多くても1つはメチル基を表す。)のアルカン類の中から選択される少なくとも二量体のC24 乃至48アルカン類の少なくとも1種の混合物を含み、該C24 乃至48アルカン類の混合物は、40℃において12乃至25mm/sの粘度を有する、化粧品成分に関する。
本発明は、少なくとも1種の植物性スクアラン、及び下記式I
Figure 0006955770

(式中、
− nは1又は0を表し、
− 同一又は異なっていてもよいR、R'、R、R'、R及びR'の少なくとも1つは、直鎖又は分枝のC 乃至30アルキル基からなる群より選択され、
− R、R及びRの少なくとも1つは水素原子−Hを表し、
− R'、R'及びR'の少なくとも1つは水素原子−Hを表し、そして
、R'、R、R'、R及びR' の多くても1つはメチル基を表す)
のアルカン類の中から選択される少なくとも二量体のC24 乃至48アルカンの少なくとも1種の混合物を含み、該C24 乃至48アルカン類の混合物は、40℃において12乃至25mm/sの粘度を有する、化粧品成分に関する。
一つの実施態様において、同一又は異なっていてもよいR、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、直鎖のC−C30アルキル基からなる群より選択される。
一つの実施態様において、同一又は異なっていてもよいR、R’、R、R’、R及びR’は、水素原子−H、メチル基及び直鎖又は分枝のC−C30アルキル基からなる群より選択される。
一つの実施態様において、同一又は異なっていてもよいR、R’、R、R’、R及びR’は、水素原子−H、メチル基及び直鎖のC−C30アルキル基からなる群より選択される。
一つの実施態様において、R、R又はRの少なくとも1つ及びR’、R’又はR’の少なくとも1つは、水素原子である。
一つの実施態様において、R’は、メチル基である。
一つの実施態様において、R’は、メチル基であり、R、R又はRの少なくとも1つ及びR’及びR’の少なくとも1つは、水素原子−Hである。
一つの実施態様において、n=0を表し、R’は、メチル基を表し、R、R’及びR’は、水素原子−Hを表し、そしてR及びR’は、直鎖又は分枝のC−C30アルキル基から選択され、そして、少なくとも二量体のC24−C48アルカン類の少なくとも1種の混合物のアルカン類は、下記式Ia
Figure 0006955770

のアルカン類から選択される。
一つの実施態様において、n=0を表し、R’は、メチル基を表し、R、R’及びR’は、水素原子−Hを表し、そしてR及びR’は、直鎖のC−C30アルキル基から選択され、そして、少なくとも二量体のC24−C48アルカン類の少なくとも1種の混合物のアルカン類は、式Iaのアルカン類から選択される。
一つの実施態様において、式I及びIa、該分枝アルカン類は、一連のココナッツメチルエステルの接触水素化に由来する脂肪族アルコール類の二量化、そして、二量体、三量体、四量体又は五量体を含み、次いで脱水と水素添加により得られる。
好ましい実施態様において、一連の二量化は、ゲルベ(Guerbet)反応により得られる。
一つの実施態様において、ココナッツメチルエステルの接触水素化に由来する前記脂肪族アルコール類は、ドデカノール及びデカノールである。
一つの実施態様において、前記式I及びIaの分枝アルカン類は、30乃至36個の炭素原子を含み、そして主に又は二量体から及び三量体から構成される。
一つの実施態様において、前記式I及びIaの分枝アルカン類は、ゲルベ反応によるドデカノール及びデカノールの一連の二量化反応、次いで脱水及び水素添加反応により得られる。
一つの実施態様において、デカノールの二量化は、オクチルドデカノールをもたらして、その後ドデカノールと二量化し得る、主に三量体からなるC32異性体の混合物をもたらす。また、中間体は、ドデカノールそれ自体の縮合に起因するC24二量体を含み得る。その混合物は、脱水、次いで水素添加にかけられる。
一つの実施態様において、前記式I、Ia、Ib及びIcの分枝アルカン類は、一連のデカノールの二量化により得られるC30三量体アルカンの少なくとも1つを含む。
一つの実施態様において、前記式I、Ia、Ib及びIcの分枝アルカン類は、一連のデカノール及びドデカノールの二量化、ついで脱水及び水素添加により得られるC32三量体のアルカンの少なくとも1つを含む。
一つの実施態様において、前記式I、Ia、Ib及びIcの分枝アルカン類は、一連のドデカノールの二量化、次いで脱水及び水素添加により得られるC36三量体の少なくとも1つを含む。
一つの実施態様において、nは1である。
一つの実施態様において、nは0である。
一つの実施態様において、該アルキル基は、直鎖のC8乃至C12アルキル基の中から選択される。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C8アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C9アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C10アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C11アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C12アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C13アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C14アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C15アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C16アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C17アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C18アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C19アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C20アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C21アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C22アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C23アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C24アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C25アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C26アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C27アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C28アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C29アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R’、R、R’、R及びR’の少なくとも1つは、C30アルキル基である。
一つの実施態様において、C32三量体アルカン類は、以下の反応により得られる:
工程1:一連の二量化
Figure 0006955770


工程2:脱水
Figure 0006955770

工程3:水素添加
Figure 0006955770

一つの実施態様において、C36三量体アルカン類は、以下の反応により得られる:
工程1:一連の二量化
Figure 0006955770


工程2:脱水
Figure 0006955770


工程3:水素添加
Figure 0006955770
一つの実施態様において、該化粧品成分は、さらに、一般式II
Figure 0006955770

(式中、同一又は異なっていてもよいR、R及びRの少なくとも1つは、直鎖又は分枝のC8乃至C30アルキル基から選択され、そして
、R及びR’の多くとも1つは、水素原子を表す。)
で表される少なくとも1つの分枝C24乃至C48アルカン類を含むことを特徴とする。
一つの実施態様において、同一又は異なっていてもよいR、R及びRの少なくとも1つは、直鎖のC8乃至C30アルキル基から選択される。
一つの実施態様において、分枝アルカン類は、28乃至36個の炭素原子を有する。
一つの実施態様において、R、R及びRのいずれも水素原子ではない。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、水素原子である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C8アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C9アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C10アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C11アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C12アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C13アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C14アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C15アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C16アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C17アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C18アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C19アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C20アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C21アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C22アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C23アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C24アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C25アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C26アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C27アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C28アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C29アルキル基である。
一つの実施態様において、R、R及びRの少なくとも1つは、C30アルキル基である。
一つの実施態様において、式IIで表される少なくとも分枝しているアルカンは、一般式III
Figure 0006955770

(式中、R、R及びRは上記に定義された値を有する。)
のC24乃至C48ゲルベアルコールの脱水、次いで水素添加により得られる。
一つの実施態様において、少なくともC36の分枝アルカン類は、イソフォル(Isofol)36の脱水により得られ、
Figure 0006955770

次いで水素添加され、17−メチルペンタトリアコンタンを得る。一つの実施態様において、該化粧品成分は、植物由来のアルコール類の脱水素により得られる一般式Iで表されるC18乃至C28アルカン類を更に含み得る。
二量化は、直鎖アルコールから開始し、2位が分枝のアルコールが得られるゲルベ反応により行われる。ゲルベ反応は、ヒドロキシド又は金属アルコキシド及びラネーニッケル触媒存在下、220℃を超える温度及び圧力下において行われる。COGNISの名義の下の米国特許出願第2003/0181770号に記載されているような反応条件もまた、使用され得る。
また、ゲルベアルコール又は使用される少なくとも二量体のアルコール類は、例えば、SASOL社より購入され得る。
脱水反応は、アルミナの存在下の慣用の高温方法に基づいた反応、又は、例えば、SASOLの名義の下の特許出願WO2010121591号に記載の方法に基づいて行われる。本発明のその他の変形において、該アルカン類は、脂肪族アルコールから水素及び金属触媒の存在下、ヒドロキシル官能基の水素分解反応により得られ得る。
水素添加反応は、Johnson Matthey社により市販されるニッケル触媒のような慣用の触媒の導入又はR. Ciriminnaらによる、Org. Process Res. Dev.,18(9)、1110−1115頁(2014年)の出版物中に記載されているような、新世代パラジウム触媒によって、行われる。
本発明はまた、植物性スクアランをより少なく使用しながら、感覚刺激性及び知覚特性が保たれる組成物を得るための植物性スクアランと組み合わせた本発明による化粧品成分の使用に関する。
本発明はまた、該組成物中の植物性スクアランの少なくとも50%を置き換えながら、感覚刺激性及び知覚特性が保たれる組成物を製造するための植物性スクアランと組み合わせた本発明による化粧品成分の使用に関する。
本発明はまた、本発明による化粧品成分と組み合わせた多くとも50%の植物性スクアランを含む組成物に関する。
本発明はまた、本発明による化粧品成分と組み合わせた多くとも50%の植物性スクアランを含む組成物に関する。
本発明はまた、本発明による化粧品成分の50乃至70%と組み合わせた、30乃至50%の植物性スクアランを含む組成物に関する。
図1は、製品A、B、C及びDの屈折率を示す図である。 図2は、製品A、B、C及びDの40℃における粘度mm/sを示す図である。 図3は、製品1、2、3、4及び5の稠度を示す図である。 図4は、製品1、2、3、4及び5の密着性を示す図である。 図5は、製品1、2、3、4及び5の硬度を示す図である。 図6は、製品1、2、3、4及び5の粘着性を示す図である。 図7は、製品1、2、3、4及び5の1s後の接触角測定結果を示す図である。 図7は、製品1、2、3、4及び5の4s後の接触角測定結果を示す図である。
I−一般的条件:
二量化反応:
2つの同一又は異なったアルコール類のゲルベ反応は、種々の異性体からなる混合物をもたらす。この合成は、2種のアルコール類の存在下、好ましくは、等モルの比率及びアルカリ性塩基及び酸化銅に基づく触媒の存在下で行われる。
脱水反応方法:
使用した反応器は、下記の特性を有する連続した管状反応器である:
・内径:12.5mm
・全高:370mm
・触媒床の高さ:100mm
触媒床を、反応器の中間高さに置いた。熱電対をこの床の中心に置いた。後者は、シリカウールが置かれている格子により保持された。この床の上方に、触媒床を固定するためにシリカウールが加えられた。
この脱水工程のためには、使用する触媒は工業用アルミナ(Al 99%)である。
重量6.436gを、又は容量11.9mLを、反応器に投入した。
水素添加反応:
水素添加反応は、1リットルの容量を有するバッチ反応器中において行った。操作条件は以下に特定するものである。
アルケンと触媒(ラネーニッケル)を周囲温度において反応器に導入した。反応器は、窒素3X5バールで不活性にされ、そして180℃の運転速度まで上昇させた。そして5バールの二水素を導入した。2時間後、温度を200℃に上昇させた。反応をさらに3時間維持した。
II.少なくとも二量体形のアルカン類の獲得
II−1 少なくとも二量体形のC30アルカン類の獲得
デカノール及びオクチルドデカノール(デカノールの二量化により得られる)の間のゲルベ反応。デカノールは、ココナッツメチルエステルの接触水素化由来の脂肪族アルコールである。
デカノールとオクチルドデカノールの間の望ましい反応は、三量体が大半を占めるC30異性体の混合物をもたらした。下記図表を参照のこと。また、デカノールそれ自体の反応に由来するC20二量体の形成も生じ得る。
次に、アルコールの混合物を上記の一般的条件に基づき脱水させた。
得られたアルケン類の混合物を次に水素添加し、本発明による平均C30の三量体のアルカン類を得た。
Figure 0006955770
II−2 少なくとも二量体形のC32アルカン類の獲得
ドデカノール及びオクチルドデカノール(デカノールの二量化により得られる)の間のゲルベ反応。ドデカノール及びデカノールは、ココナッツメチルエステルの接触水素化由来の脂肪族アルコールである。
ドデカノールとオクチルドデカノールの間の望ましい反応は、三量体が大半を占めるC32異性体の混合物をもたらした。また、ドデカノールそれ自体の反応に由来するC24二量体の生成も生じ得る。
次に、アルコール類の混合物を、上記の一般的条件に基づき脱水させた。
得られたアルケン類の混合物を次に水素添加し、本発明による平均C32の三量体のアルカン類を得た。
Figure 0006955770
II−3 少なくとも二量体形のC36アルカン類の獲得
ドデカノール及びデカテトラデカノール(ドデカノールの二量化により得られる)の間のゲルベ反応。ドデカノールは、ココナッツメチルエステルの接触水素化由来の脂肪族アルコールである。
デカノールとデカテトラデカノールの間の望ましい反応は、三量体が大半を占めるC36異性体の混合物をもたらした。また、ドデカノールそれ自体の反応に由来するC24二量体の形成も生じ得る。
次に、アルコールの混合物を、上記の一般的条件に基づき脱水させた。
得られたアルケン類の混合物を次に水素添加し、本発明による平均C36の三量体のアルカン類を得た。
Figure 0006955770
III.一般式IIの分枝アルカン類の合成例:
III−1 脱水
使用した原料物質は以下の通りである:
Figure 0006955770
LHSV(液空間速度)は、触媒のmL/分/mLで表される、反応器を通過するアルコールの流速に対応する。
脱水の結果
Figure 0006955770


アルケン類の特性評価
Figure 0006955770
III−2 水素添加
上記I−3のプロトコルに基づき、下記表に与えられる特性を有するアルカン類を得た。
アルカン類の特性評価
Figure 0006955770
IV−本発明による組成物の実施例
組成物R
本発明による組成物を、以下を混合することにより製造した:
− オリーブスクアラン 50%
− 少なくとも二量体形のC36アルカン 35%
− 少なくとも二量体形のC30アルカン 10%
− 分枝C32アルカン 5%
べたつかず、上質の皮膜が形成される組成物が得られた。
安定性は、鮫スクアランのものと同等であった。
40℃における粘度mm/s及び屈折率を下記表及び図1及び2において、オリーブスクアラン、サトウキビスクアラン、鮫スクアランのものと比較した。
屈折率(図1参照)
Figure 0006955770


40℃における粘度mm/s(図2参照)
Figure 0006955770
結果として、本発明による組成物の粘度及び屈折率は、オリーブスクアランのものと同等であった。
組成物S
本発明による組成物を、以下を混合することにより製造した。
− オリーブスクアラン 30%
− 少なくとも二量体形のC24アルカン 17.5%
− 少なくとも二量体形のC36アルカン 52.5%
組成物T
本発明による組成物を、以下を混合することにより製造した。
− オリーブスクアラン 50%
− 少なくとも二量体形のC20アルカン 10%
− 少なくとも二量体形のC36アルカン 40%
V−テクスチャー測定による本発明による組成物の特性評価
官能特性を再現する試験を行い、そして、稠度、密着性、硬度及び粘着性を、本発明による組成物及びスクアランについて評価した。
使用したプロトコルは、下記の、Laura Gilbertによる論文に記載されている。
Caracterisation physico-chimique et sensorielle d'ingredients cosmetiques: une approche methodologique. Polymers. University of Havre, 2012, 特に第126頁及び127頁。及びLaura Gilbertによる出版物 2 Colloids and surfwases A:Physicochem.Eng.Aspects、421 (2013) 150−163,第152頁、パラグラフ2.2.3.
使用した装置は、TA.XT プラス物性測定器である。
図3、4、5及び6において、以下の組成物又は成分に関する結果を収集した:
・製品1:サトウキビスクアラン ネオッサンス(Neossance)
・製品2:クラリアント社からのプランタセンス(商標登録)オリーブスクアラン
・製品3:オリーブスクアラン(スクアライブ(Squalive)バイオシンシス社
・製品4:C20乃至C36アルカン類の混合物が50%、及びオリーブスクアラン(スクアライブ)バイオシンシス社が50%(組成物S)
・製品5:C24乃至C36アルカン類の混合物が70%、及びオリーブスクアラン(スクアライブ)(バイオシンシス社)が30%(組成物r)
図3は、稠度をg.s.で、得られた結果を示す。結果は、分散分析(ANOVA)に従って行われ、試験を行った種々の製品の間に優位な差異は認められなかった。
図4は、密着性をg.s.で、得られた結果を示す。結果は、分散分析(ANOVA)に従って行われ、試験を行った種々の製品の間に有意な差異は認められなかった。
図5は、硬度をg.で、得られた結果を示す。結果は、分散分析(ANOVA)に従って行われ、試験を行った種々の製品の間に有意な差異は認められなかった。
図6は、粘着性をg.で、得られた結果を示す。結果は、分散分析(ANOVA)に従って行われ、試験を行った種々の製品の間に有意な差異は認められなかった。
VI−角度測定法による本発明による組成物の特性評価
本発明による組成物及びスクアランを、G.SavaryによるColloids and surfaces Biointerfaces、102,第371−378頁(2013年)出版物の第372頁パラグラフ2.2.1に記載されているプロトコルに基づき角度測定法により評価を行った。
使用した装置は、Digidrop GBXである。
図7及び8において、以下の組成物又は成分に関する結果を収集した:
・製品1:サトウキビスクアラン ネオッサンス(Neossance)
・製品2:クラリアント社からのプランタセンス(商標登録)オリーブスクアラン
・製品3:ココナッツスクアラン(スクアライブ(Squalive)バイオシンシス社
・製品4:C24乃至C48アルカン類の混合物が50%、及びココナッツスクアラン(スクアライブ)バイオシンシス社が50%
・製品5:C24乃至C48アルカン類の混合物が70%、及びココナッツスクアラン(スクアライブ)バイオシンシス社が30%
結果を度(°)で示し、そして、分散分析(ANOVA)を行った。
図7に示された結果は、1s後の接触角測定である。
図7に示された結果は、4s後の接触角測定である。
V−本発明による組成物を含む化粧品処方
メイクアップファンデーション組成物:
フェーズA:
Figure 0006955770


フェーズB:
Figure 0006955770


フェーズC:
Figure 0006955770

ドライオイル組成物
フェーズA:
Figure 0006955770


フェーズB:
Figure 0006955770

Claims (8)

  1. 少なくとも1種の植物性スクアラン、及び式I
    Figure 0006955770

    (式中、
    nは1又は0を表し、
    同一又は異なっていてもよいR、R'、R、R'、R及びR'は、水素原子−H、メチル基及び直鎖の 乃至C 30 アルキル基から成る群より選択され、
    同一又は異なっていてもよいR、R'、R、R'、R及びR'の少なくとも1つは、直鎖の 乃至C 30 アルキル基から選択され、
    そして、R、R'、R、R'、R及びR' の少なくとも1つ且つ多くても1つはメチル基を表す。)
    のアルカン類の中から選択される少なくとも二量体の 24 乃至C 48 アルカン類の少なくとも1種の混合物を含み、該 24 乃至C 48 アルカン類の混合物は、40℃において12乃至25mm/sの粘度を有する、化粧品成分。
  2. 前記アルカン類が、式Ia
    Figure 0006955770

    (式中、R及びR'は、直鎖の 乃至C 30 アルキル基から選択さる。)である式I(式中、R'、R及びRは水素原子を表し、R'はメチル基を表し、そしてnは0である。)のアルカン類のなかから選択される、請求項1に記載の化粧品成分。
  3. 前記式I又はIaの分枝アルカン類が、30乃至36個の炭素原子を含み、そして主として二量体から及び三量体から構成されるものである、請求項1又は2に記載の成分。
  4. 前記nが1である、請求項1に記載の成分。
  5. 前記nが0である、請求項1に記載の成分。
  6. 一般式II
    Figure 0006955770

    (式中、同一又は異なっていてもよいR、R及びRの少なくとも1つは、直鎖のC−C30アルキル基から選択され、そして、R、R及びRの少なくとも1つは水素原子を表す。)
    の少なくとも1つの分枝C24乃至C48アルカンを更に含む、請求項1乃至の何れか1項に記載の成分。
  7. 前記式IIの少なくとも1つの分枝のアルカンが28乃至36個の炭素原子を含む、請求項に記載の成分。
  8. 植物性スクアランの少なくとも50%を置き換えながら、感覚刺激性及び知覚特性が保たれる、組成物を製造するための請求項1乃至の何れか1項に記載の化粧品成分の使用。
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