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JP6958744B2 - 歩行状態判別プログラム、歩行状態判別方法および情報処理装置 - Google Patents
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歩行状態判別プログラム、歩行状態判別方法および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、歩行状態判別プログラム、歩行状態判別方法および情報処理装置に関する。
近年、高齢者の数が多くなり、医師が、高齢者の一人一人を診察して、治療を施すことが難しくなってきている。人の健康状態を把握可能な情報を自動測定し、遠隔地から健康状態を把握できるようにすれば、医師は、治療すべき人に対して治療を施すことができる。例えば、歩行速度や歩幅などの歩行特徴は、人の健康状態を把握するための重要な指標となる。このため、足などに取り付けたセンサの情報から、人の歩行特徴を定量化する技術が望まれている。
先行技術としては、両足の慣性データのうち、所定方式で検出したピークが頻繁に発生する箇所を歩行区間とし、歩行区間のデータを用いて歩行速度や歩幅などを抽出するものがある(例えば、非特許文献1参照)。
また、歩行動作に応じて変化する検知信号に基づいて、遊脚前期時間、遊脚後期時間および遊脚通期時間のうちの少なくとも1つを算出し、遊脚前期時間、遊脚後期時間および遊脚通期時間のうちの少なくとも1つに基づいて、歩行動作の種類を判別するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、使用者の腰部に装着される加速度計により検出された各加速度の時間変化、および、記憶されている推定指標と歩行能力との関係から、使用者の歩行能力を推定する技術がある(例えば、特許文献2参照)。また、連続して採取された加速度ベクトルデータに関して、各々の加速度ベクトルの絶対値、これらの絶対値の平均値、標準偏差、および周期性を計算し、標準偏差が所定範囲内にあり、かつ周期性が所定値より大きい場合に、歩行状態と判断する技術がある(例えば、特許文献3参照)。また、被験者に装着されるセンサ装置からの加速度データを用いて、被験者の姿勢を識別し、その姿勢の中で取り得る行動を識別する行動特徴量を算出し、行動特徴量に基づき、識別された姿勢の中で取り得る複数の行動から1の行動を識別する技術がある(例えば、特許文献4参照)。また、加速度センサによって計測された各軸の計測値を合成して合成値を算出し、所定の条件を満たす合成値の変動を検出し、その検出回数から歩数を算出するにあたり、所定の条件を満たす合成値の変動を検出した後、所定期間内に発生した所定の条件を満たす合成値の変動を歩数としてカウントしない技術がある(例えば、特許文献5参照)。
特開2015−136582号公報 特開2007−125368号公報 特開2010−172758号公報 特開2009−39466号公報 特開2017−59089号公報
しかしながら、従来技術では、足などに取り付けたセンサの情報から、歩行状態であるか否かを精度よく判別することが難しい。対象者がセンサを足に取り付けるまでに、センサを「運ぶ」、「持ち上げる」、「置く」、「振る」などの動きが生じることがあり、このような動きは自由度が高く、様々なパターンのデータが発生する可能性がある。このため、例えば、センサを足に取り付けるときにピークが検出されて、歩行区間と誤判定するおそれがある。
一つの側面では、本発明は、歩行状態であるか否かの判別精度を向上させることを目的とする。
1つの実施態様では、左右のそれぞれの足に取り付けられる第1のセンサおよび第2のセンサのそれぞれで所定期間に計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得し、取得した前記第1の計測データがあらわす計測値の推移と、前記第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出し、算出した前記相関度に基づいて、歩行であるか否かを判定する、歩行状態判別プログラムが提供される。
本発明の一側面によれば、歩行状態であるか否かの判別精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる歩行状態判別方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、センサの装着例を示す説明図である。 図4は、慣性データの軸方向を示す説明図である。 図5は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、慣性データDB220の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図8は、暫定歩行区間情報の具体例を示す説明図である。 図9は、非歩行時の計測データの具体例を示す説明図である。 図10は、歩行の期間の判定例を示す説明図である。 図11は、窓幅の設定例を示す説明図である。 図12は、90度足曲げ歩行時の計測データの具体例を示す説明図である。 図13は、ジャイロデータのピークの比較例を示す説明図である。 図14Aは、監視画面の画面例を示す説明図(その1)である。 図14Bは、監視画面の画面例を示す説明図(その2)である。 図15は、情報処理装置101の歩行状態判別処理手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、第2の相関度算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、閾値判定の一例を示す説明図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる歩行状態判別プログラム、歩行状態判別方法および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる歩行状態判別方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置101は、歩行の期間を判定するコンピュータである。歩行の期間は、計測対象によって歩行が行われた期間である。計測対象は、動きに関する値を計測する対象であり、例えば、人間であってもよいし、人間以外の動物であってもよい。より具体的には、例えば、計測対象は、医師による診断や治療、経過観察、健康管理などを受ける患者である。
ここで、足などに取り付けたセンサの情報から歩行特徴を抽出する技術として、両足の慣性データのうち、所定方式で検出したピークが頻繁に発生する箇所を歩行区間とし、歩行区間のデータを用いて歩行速度や歩幅などを抽出するものがある。慣性データは、例えば、左右のそれぞれの足に取り付けられるセンサで計測される角速度の情報である。
しかしながら、疾病や疾病の回復状態によっては、健康のときと比べて、対象者の歩き方が異なることがある。このため、ピークが頻繁に発生する箇所を歩行区間と判定する場合、健康のときと比べてピークの出方が異なると、歩行区間の検出漏れが生じるおそれがある。
また、対象者がセンサを足に取り付けるまでに、センサを「運ぶ」、「持ち上げる」、「置く」、「振る」などの動きが生じることがある。このような動きは自由度が高く、様々なパターンのデータが発生する可能性がある。このため、例えば、センサを足に取り付けるときにピークが検出されて、歩行区間と誤判定するおそれがある。
なお、データ取得の開始・終了のトリガーを、対象者または第三者が与えて、対象者が歩行した期間のデータのみを取得することも考えられる。例えば、足に取り付けたセンサからデータをスマートフォンに無線通信で送っておき、スマートフォンのアプリケーションを通じて、センサ装着後にデータ取得開始のトリガーを与え、センサを外す前にデータ取得終了のトリガーを与えることが考えられる。しかし、データ取得の開始・終了のトリガーを人手により与える手間が生じるとともに、トリガーを与え忘れるおそれがある。トリガーを与え忘れると、判定結果を保証できなくなる。
そこで、本実施の形態では、歩行時においては、左足の慣性データと右足の慣性データとが無相関になる傾向があることを利用して、歩行状態であるか否かの判定精度を向上させる歩行状態判別方法について説明する。以下、情報処理装置101の歩行状態判別処理例について説明する。
ここでは、対象者Pの左右のそれぞれの足に第1のセンサ102および第2のセンサ103が取り付けられる場合を想定する。足は、からだを支えたり歩行に使ったりする部分である。例えば、第1のセンサ102および第2のセンサ103は、左右のそれぞれの足のくるぶしあたりに取り付けられる。
(1)情報処理装置101は、第1のセンサ102および第2のセンサ103のそれぞれで所定期間Tに計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得する。ここで、所定期間Tは、歩行の期間であるか否かを判定する対象の期間である。
なお、所定期間Tは、本歩行状態判別方法とは異なる既存技術により歩行の期間であると推定された期間であってもよい。この場合、本歩行状態判別方法によって、既存技術により推定された歩行の期間の正しさを判定することができる。
図1の例では、所定期間T1について、第1の計測データ111および第2の計測データ112が取得され、所定期間T2について、第1の計測データ121および第2の計測データ122が取得された場合を想定する。
(2)情報処理装置101は、取得した第1の計測データと第2の計測データとの間の相関度を算出する。ここで、相関度は、第1の計測データがあらわす計測値の推移と、第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す値である。例えば、相関度は、「0以上1以下」の範囲の数値によってあらわされる相関係数の絶対値である。
図1の例では、第1の計測データ111と第2の計測データ112との間の相関度として「0.03」が算出され、第1の計測データ121と第2の計測データ122との間の相関度として「0.99」が算出された場合を想定する。
(3)情報処理装置101は、算出した相関度に基づいて、歩行であるか否かを判定する。ここで、歩行時においては、片足がスイングしているときは、もう一方の足(膝下部)は止まっている。スイングとは、つま先が地面を離れてから、足を前に振ってかかとが地面に着くまでの、足の振りである。
このため、歩行時においては、左足の計測データと右足の計測データとが無相関になる傾向がある。換言すれば、左足の計測データと右足の計測データとに相関がある場合には、歩行以外の動きをしている期間、いわゆる、非歩行の区間であると判断することができる。
例えば、センサを「運ぶ」、「持ち上げる」、「置く」、「振る」などの歩行以外の動きは、センサ1つずつではなく、複数のセンサ(例えば、第1のセンサ102、第2のセンサ103)に対して同時に行われることがある。この場合、左右の計測データ間で相関が大きくなり、非歩行の区間とみなすことが可能となる。
そこで、情報処理装置101は、例えば、算出した相関度が第1の閾値未満の場合に、歩行であると判定する。一方、相関度が第1の閾値以上の場合には、情報処理装置101は、歩行ではないと判定する。第1の閾値は、任意に設定可能であり、例えば、0.2程度の値に設定される。
図1の例では、第1の閾値を「0.2」とする。この場合、第1の計測データ111と第2の計測データ112との間の相関度「0.03」は、第1の閾値未満である。このため、情報処理装置101は、歩行であると判定する。一方、第1の計測データ121と第2の計測データ122との間の相関度「0.99」は、第1の閾値以上である。このため、情報処理装置101は、歩行ではないと判定する。
このように、情報処理装置101によれば、第1の計測データがあらわす計測値の推移と、第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関度を算出し、算出した相関度に基づいて、歩行であるか否かを判定することができる。これにより、歩行時においては、左足の計測データと右足の計測データとが無相関になる傾向があることを利用して、対象者Pが歩行状態であるか否かの判別精度を向上させることができる。
(情報処理システム200のシステム構成例)
つぎに、図1に示した情報処理装置101を含む情報処理システム200のシステム構成例について説明する。情報処理システム200は、例えば、対象者Pの健康状態を監視する遠隔監視システムに適用される。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、情報処理システム200は、情報処理装置101と、管理者端末201と、対象者端末202と、を含む。情報処理システム200において、情報処理装置101、管理者端末201および対象者端末202は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。なお、他のシステム構成例として、情報処理装置101と対象者端末202は単一装置として実現されていてもよいし、全ての装置が一体になったスタンドアロンシステムとして実現されていてもよい。
ここで、情報処理装置101は、慣性データDB(Database)220を有し、対象者Pの歩行区間を判定する。歩行区間は、歩行の期間であり、例えば、センサS1,S2を足に取り付けた状態で歩行した期間である。情報処理装置101は、例えば、サーバである。なお、慣性データDB220の記憶内容については、図6を用いて後述する。
管理者端末201は、管理者が使用するコンピュータである。管理者は、例えば、医療機関の医師、看護師などの医療従事者である。管理者端末201は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット型PC、スマートフォンなどである。
対象者端末202は、対象者Pが使用するコンピュータである。対象者Pは、例えば、医療従事者による診断、治療、経過観察などを受ける患者である。対象者端末202は、読取部203を有し、センサS1,S2からデータを取得可能である。対象者端末202は、例えば、PC、タブレット型PC、スマートフォンなどである。
センサS1,S2は、動きに関する値を計測するセンサであり、対象者Pの左右のそれぞれの足に取り付けられる。例えば、センサS1,S2は、複数の方向の角速度を計測するジャイロセンサである。図1に示した第1のセンサ102は、例えば、センサS1に対応する。また、図1に示した第2のセンサ103は、例えば、センサS2に対応する。
各センサS1,S2は、例えば、読取部203を介して、対象者端末202とUSB(Universal Serial Bus)接続される。より詳細に説明すると、例えば、対象者Pが、読取部203のUSBポートに各センサS1,S2を取り付けると、対象者端末202が、各センサS1,S2からデータを取得する。なお、読取部203には、複数のUSBポートが設けられていてもよい。また、対象者端末202は、複数の読取部203を有していてもよい。
センサS1,S2間は、時刻同期されているものとする。例えば、センサS1,S2を対象者端末202に接続したときに、センサS1,S2に絶対時刻を記録することで、時刻同期を実現することにしてもよい。なお、各センサS1,S2は、無線通信機能を有していてもよい。この場合、各センサS1,S2は、対象者端末202に対して無線通信によりデータを送信することにしてもよい。また、センサS1,S2は、例えば、加速度を計測する加速度センサであってもよい。
ここで、センサS1,S2の装着例について説明する。センサS1,S2は、例えば、バンドやテープによって取り付け可能である。
図3は、センサの装着例を示す説明図である。図3に示すように、対象者Pは、左足のくるぶしあたりにセンサS1を取り付け、右足のくるぶしあたりにセンサS2を取り付ける。センサS1,S2は、複数の方向のそれぞれの角速度を計測し、各方向の計測値と計測時刻とを対応付けてあらわす慣性データを生成する。対象者端末202は、センサS1,S2が生成した慣性データを取得する。
ここで、慣性データの軸方向について説明する。
図4は、慣性データの軸方向を示す説明図である。図4において、(A)には、矢状面401、横断面402および冠状面403が示されている。慣性データの軸方向として、X軸ジャイロデータを、矢状面方向(前後方向)の角速度(回転速度)と定義する。また、Y軸ジャイロデータを、横断面方向(左右方向)の角速度(回転速度)と定義し、Z軸ジャイロデータを、冠状面方向(上下方向)の角速度(回転速度)と定義する。
(B)には、前後方向(矢状面方向)の正方向の回転(矢印404)が示されている。(C)には、左右方向(横断面方向)の正方向の回転(矢印405)が示されている。(D)には、上下方向(冠状面方向)の正方向の回転(矢印406)が示されている。各センサS1,S2は、例えば、10ミリ秒程度の一定時間ごとに、X軸ジャイロデータ、Y軸ジャイロデータおよびZ軸ジャイロデータを計測する。
(情報処理装置101のハードウェア構成例)
つぎに、情報処理装置101のハードウェア構成例について説明する。
図5は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)501と、メモリ502と、ディスクドライブ503と、ディスク504と、通信I/F(Interface)505と、可搬型記録媒体I/F506と、可搬型記録媒体507と、を有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、情報処理装置101の全体の制御を司る。CPU501は、複数のコアを有していてもよい。メモリ502は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMがOS(Operating System)のプログラムを記憶し、ROMがアプリケーションプログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。
ディスクドライブ503は、CPU501の制御に従ってディスク504に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク504は、ディスクドライブ503の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク504としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
通信I/F505は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した管理者端末201、対象者端末202)に接続される。そして、通信I/F505は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。通信I/F505には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
可搬型記録媒体I/F506は、CPU501の制御に従って可搬型記録媒体507に対するデータのリード/ライトを制御する。可搬型記録媒体507は、可搬型記録媒体I/F506の制御で書き込まれたデータを記憶する。可搬型記録媒体507としては、例えば、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどが挙げられる。
なお、情報処理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、入力装置、ディスプレイ等を有することにしてもよい。また、情報処理装置101は、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ503、ディスク504、可搬型記録媒体I/F506、可搬型記録媒体507を有していなくてもよい。また、図2に示した管理者端末201、対象者端末202についても、情報処理装置101と同様のハードウェア構成により実現することができる。ただし、管理者端末201、対象者端末202は、上述した構成部のほかに、例えば、入力装置、ディスプレイを有する。
(慣性データDB220の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有する慣性データDB220の記憶内容について説明する。慣性データDB220は、例えば、図5に示した情報処理装置101のメモリ502、ディスク504等の記憶装置により実現される。
図6は、慣性データDB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、慣性データDB220は、患者ID、時刻、左足X軸ジャイロ、左足Y軸ジャイロ、左足Z軸ジャイロ、右足X軸ジャイロ、右足Y軸ジャイロおよび右足Z軸ジャイロのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、ジャイロデータ(例えば、ジャイロデータ600−1〜600−7)がレコードとして記憶される。
ここで、患者IDは、対象者Pを一意に識別する識別子である。時刻は、各軸方向の角速度の計測時刻である(単位:ミリ秒)。左足X軸ジャイロは、対象者Pの左足に取り付けられるセンサS1により計測された前後方向の角速度を示す(単位:deg/秒)。左足Y軸ジャイロは、対象者Pの左足に取り付けられるセンサS1により計測された左右方向の角速度を示す(単位:deg/秒)。左足Z軸ジャイロは、対象者Pの左足に取り付けられるセンサS1により計測された上下方向の角速度を示す(単位:deg/秒)。
右足X軸ジャイロは、対象者Pの右足に取り付けられるセンサS2により計測された前後方向の角速度を示す(単位:deg/秒)。右足Y軸ジャイロは、対象者Pの右足に取り付けられるセンサS2により計測された左右方向の角速度を示す(単位:deg/秒)。右足Z軸ジャイロは、対象者Pの右足に取り付けられるセンサS2により計測された上下方向の角速度を示す(単位:deg/秒)。
左足X軸ジャイロおよび右足X軸ジャイロは、図4で説明したX軸ジャイロデータに相当する。左足Y軸ジャイロおよび右足Y軸ジャイロは、図4で説明したY軸ジャイロデータに相当する。左足Z軸ジャイロおよび右足Z軸ジャイロは、図4で説明したZ軸ジャイロデータに相当する。
(情報処理装置101の機能的構成例)
図7は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図7において、情報処理装置101は、取得部701と、算出部702と、判定部703と、出力部704と、を含む。具体的には、例えば、各機能部は、図5に示したメモリ502、ディスク504、可搬型記録媒体507などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU501に実行させることにより、または、通信I/F505により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ502、ディスク504などの記憶装置に記憶される。
取得部701は、第1の計測データおよび第2の計測データを取得する。ここで、第1の計測データは、対象者Pの左右のそれぞれの足に取り付けられるセンサS1,S2のうち、センサS1で所定期間Tに計測された計測値の推移をあらわす。また、第2の計測データは、センサS2で所定期間Tに計測された計測値の推移をあらわす。
所定期間Tは、歩行の期間であるか否かを判定する対象の期間であり、任意に設定可能である。所定期間Tの時間長は、例えば、人間が4〜6歩程度歩くのに要する典型的な時間に設定される。一例として、時間長を「8秒」とすると、対象者Pの健康状態を監視するにあたり、情報処理装置101は、8秒ごとの期間を所定期間Tに設定してもよい。ただし、期間同士は一部重複していてもよい。
具体的には、例えば、取得部701は、図6に示した慣性データDB220から、所定期間Tに時刻(計測時刻)が含まれるジャイロデータを取得する。これにより、対象者P1の左右のそれぞれの足に取り付けられるセンサS1,S2のそれぞれで所定期間Tに計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得することができる。
この場合、第1の計測データは、対象者P1の左足に取り付けられるセンサS1で所定期間Tに計測された計測値(左足X軸ジャイロ、左足Y軸ジャイロ、左足Z軸ジャイロ)の推移をあらわす。第2の計測データは、対象者P1の右足に取り付けられるセンサS2で所定期間Tに計測された計測値(右足X軸ジャイロ、右足Y軸ジャイロおよび右足Z軸ジャイロ)の推移をあらわす。
また、所定期間Tは、既存技術により、歩行の期間であると推定された期間、例えば、対象者Pの左右のそれぞれの足に取り付けられるセンサS1,S2のデータをもとに歩行区間と判定された期間であってもよい。なお、歩行区間を判定する既存技術としては、例えば、国際公開第2017/199305号を参照することができる。
例えば、情報処理装置101は、図8に示すような暫定歩行区間情報800を参照して、暫定歩行区間を所定期間Tに設定することにしてもよい。暫定歩行区間は、既存技術により歩行区間と判定された期間である。
図8は、暫定歩行区間情報の具体例を示す説明図である。図8において、暫定歩行区間情報800は、期間ID、開始時刻、終了時刻および歩行特徴のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、暫定判定結果(例えば、暫定判定結果800−1)をレコードとして記憶する。
期間IDは、暫定歩行区間を一意に識別する識別子である。開始時刻は、暫定歩行区間の開始時刻である(単位:ミリ秒)。終了時刻は、暫定歩行区間の終了時刻である(単位:ミリ秒)。歩行特徴は、暫定歩行区間における歩行特徴を示す情報である。歩行特徴には、例えば、暫定歩行区間におけるステップ数、歩幅、歩行速度、左右の足のスイングの時間差などが含まれる。ステップ数は、対象者Pが歩行した歩数である。歩行特徴は、既存技術(例えば、国際公開第2017/199305号参照)を用いて算出される。
例えば、暫定判定結果800−1は、暫定歩行区間T’1の開始時刻「1518071413862」、終了時刻「1518071421862」および歩行特徴「・・・」を示す。情報処理装置101は、例えば、暫定判定結果800−1を参照して、暫定歩行区間T’1を所定期間Tに設定する。この場合、取得部701は、慣性データDB220から、所定期間T「1518071413862〜1518071421862」に時刻(計測時刻)が含まれるジャイロデータを取得することにより、第1の計測データおよび第2の計測データを取得する。
なお、暫定歩行区間情報800は、他のコンピュータから(例えば、管理者端末201)から取得されることにしてもよい。また、暫定歩行区間情報800は、情報処理装置101において生成されることにしてもよい。すなわち、情報処理装置101は、歩行区間を判定する既存技術を利用して、第1の計測データおよび第2の計測データに基づき、所定期間Tが歩行区間であるか否かを判定することで、暫定歩行区間情報800を生成することにしてもよい。
図7の説明に戻り、算出部702は、取得された第1の計測データがあらわす計測値の推移と、第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度Cを算出する。具体的には、例えば、算出部702は、下記式(1)を用いて、第1の計測データと第2の計測データとの間の相関度Cを算出することができる。ただし、時刻tでの左足ジャイロデータをx(t)とし、時刻tでの右足ジャイロデータをy(t)とする。また、所定期間Tを[t1,t2]、すなわち、時刻t1〜時刻t2の期間とする。
[数1]
なお、センサS1,S2が複数の方向の角速度を計測可能な場合、相関度Cを求めるにあたり、各センサS1,S2のどの方向の計測値を用いるかは、任意に設定可能である。例えば、各センサS1,S2の前後方向(X軸方向)の計測値、すなわち、X軸ジャイロデータを用いると設定されているとする。この場合、算出部702は、時刻tでの左足X軸ジャイロデータをx(t)とし、時刻tでの右足X軸ジャイロデータをy(t)として、相関度Cを算出する。
判定部703は、算出された相関度Cに基づいて、歩行であるか否かを判定する。具体的には、例えば、判定部703は、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定する。より具体的には、例えば、判定部703は、相関度Cが第1の閾値α未満の場合に、所定期間Tが歩行の期間であると判定する。この際、判定部703は、所定期間Tに歩行の期間が含まれると判定してもよい。一方、相関度Cが第1の閾値α以上の場合には、判定部703は、所定期間Tが歩行の期間ではないと判定する。第1の閾値αは、例えば、0.2程度の値に設定される。
これにより、歩行時においては、片足がスイングしているときは、もう一方の足は止まっており、左足の計測データと右足の計測データとが無相関になる傾向があることを利用して、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定することができる。
出力部704は、判定された判定結果を出力する。また、出力部704は、判定された判定結果を、所定期間Tと対応付けて出力することにしてもよい。具体的には、例えば、出力部704は、所定期間Tごとに、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを示す判定結果を出力することにしてもよい。また、出力部704は、各センサS1,S2で計測された計測値の推移をあらわす各波形データと対応付けて、歩行の期間であると判定された期間を判別可能な情報を出力することにしてもよい。
出力部704の出力形式としては、例えば、メモリ502、ディスク504などの記憶装置への記憶、通信I/F505による他のコンピュータへの送信、不図示のプリンタへの印刷出力などがある。より具体的には、例えば、出力部704は、管理者端末201に対して、後述の図14Aおよび図14Bに示すような監視画面1400および監視画面1410を表示することにしてもよい。
なお、上述した説明では、各センサS1,S2により計測される計測値として、角速度を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、各センサS1,S2により計測される計測値として、加速度を用いることにしてもよい。
(歩行の期間の他の判定例)
ここで、対象者PがセンサS1,S2を手に持って運ぶ途中に持ち方を変えるなどの要因により、センサS1の計測データとセンサS2の計測データとの間で相関が低くなる場合がある。この場合、非歩行であるにもかかわらず、歩行の期間と誤判定されるおそれがある。
図9は、非歩行時の計測データの具体例を示す説明図である。図9において、計測データ901は、センサS1で所定期間Txに計測された計測値の推移をあらわす。計測データ902は、センサS2で所定期間Txに計測された計測値の推移をあらわす。ただし、横軸は、計測時刻を示す。縦軸は、計測値を正規化した値を示す。
ここで、所定期間Txは、対象者PがセンサS1,S2を手に持って運んでいる、すなわち、左右のそれぞれの足にセンサS1,S2を取り付けた状態で歩行していない、非歩行の期間である。ここでは、対象者Pが、センサS1,S2を運ぶ途中の時刻taにおいて、センサS1,S2の持ち方を変えた場合を想定する。
この場合、時刻taより前の期間Tyにおいては、センサS1の計測データとセンサS2の計測データとの間で相関がある。一方、時刻taより後の期間Tzにおいては、センサS1の計測データとセンサS2の計測データとの間で相関がない。この結果、所定期間Tx全体では、センサS1の計測データとセンサS2の計測データとの間で相関が低いものとなっている。
この場合に、左足の計測データと右足の計測データとが無相関になる傾向があることを利用して、所定期間Txが歩行の期間であるか否かを判定すると、歩行の期間であると誤判定してしまう。しかし、このような場合でも、計測データ901,902の一部では相関が非常に高くなるところがある。
そこで、情報処理装置101は、計測データ901,902の一部で相関が高くなっていれば、所定期間Tx全体としては相関が低い場合であっても、所定期間Txが歩行の期間ではないと判定することにしてもよい。
以下、情報処理装置101の各機能部の処理内容を具体的に説明する。
まず、取得部701は、所定期間Tに含まれる所定の時間幅の区間ごとに、センサS1,S2それぞれで計測された計測値の推移をあらわす第1の区間データおよび第2の区間データを取得する。所定の時間幅は、任意に設定可能であり、例えば、1〜2秒程度に設定される。
以下の説明では、所定期間Tに含まれる所定の時間幅の区間を「窓」と表記し、所定の時間幅を「窓幅」と表記し、区間データを「窓データ」と表記する場合がある。
具体的には、例えば、取得部701は、所定期間Tにおいて窓をずらしながら、第1の計測データおよび第2の計測データのそれぞれから、窓ごとの第1の窓データおよび第2の窓データを取得する。第1の計測データは、センサS1で所定期間Tに計測された計測値の推移をあらわす。第2の計測データは、センサS2で所定期間Tに計測された計測値の推移をあらわす。
つぎに、算出部702は、窓ごとに、取得された第1の窓データと第2の窓データとの間の相関の高さを示す相関度Cを算出する。具体的には、例えば、算出部702は、上記式(1)を用いて、第1の窓データと第2の窓データとの間の相関度Cを算出することができる。
なお、第1の窓データと第2の窓データとの間の相関度Cを求めるにあたり、各センサS1,S2のどの方向の計測値を用いるかは、任意に設定可能である。例えば、算出部702は、各センサS1,S2が角速度を計測可能な方向の組み合わせごとに、第1の窓データと第2の窓データとの間の相関の高さを示す相関度Cを算出することにしてもよい。
そして、判定部703は、算出された窓ごとの相関度Cに基づいて、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定する。具体的には、例えば、判定部703は、算出された窓ごとの相関度Cのうちの最大の相関度Cが第2の閾値β未満の場合に、所定期間Tが歩行の期間であると判定する。一方、最大の相関度Cが第2の閾値β以上の場合には、判定部703は、所定期間Tが歩行の期間ではないと判定する。第2の閾値βは、例えば、0.9程度の値に設定される。
これにより、センサS1,S2を運ぶ途中に持ち方を変えるなどの要因により計測データ間で相関がなくなる場合があることを考慮して、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定することができる。
ここで、図9に示した所定期間Txを例に挙げて、所定期間Txが歩行の期間であるか否かの判定例について説明する。
図10は、歩行の期間の判定例を示す説明図である。図10において、所定期間Tx内の窓w1〜wkが示されている(k:自然数)。この場合、取得部701は、計測データ901,902から、窓w1〜wkごとの第1の窓データ901−1〜901−kおよび第2の窓データ902−1〜902−kをそれぞれ取得する。
算出部702は、窓w1〜wkごとに、第1の窓データ901−1〜901−kと第2の窓データ902−1〜902−kとの相関度Cをそれぞれ算出する。ここでは、窓w1について、第1の窓データ901−1と第2の窓データ902−1との相関度Cとして、「0.99」が算出されたとする。
また、窓w2について、第1の窓データ901−2と第2の窓データ902−2との相関度Cとして、「0.99」が算出されたとする。また、窓w3について、第1の窓データ901−3と第2の窓データ902−3との相関度Cとして、「0.04」が算出されたとする。また、窓wkについて、第1の窓データ901−kと第2の窓データ902−kとの相関度Cとして、「0.01」が算出されたとする。
判定部703は、算出された窓w1〜wkごとの相関度Cに基づいて、所定期間Txが歩行の期間であるか否かを判定する。具体的には、例えば、判定部703は、窓w1〜wkごとの相関度Cのうちの最大の相関度Cを特定する。ここでは、最大の相関度Cを「0.99」とする。
そして、判定部703は、特定した最大の相関度Cが第2の閾値β未満であるか否かを判断する。ここで、第2の閾値βを「β=0.9」とする。この場合、最大の相関度Cは第2の閾値β以上である。このため、判定部703は、所定期間Txが歩行の期間ではないと判定する。
これにより、センサS1,S2を運ぶ途中に持ち方を変えたことで所定期間Tx全体として相関が低くなるような場合であっても、非歩行の期間を正しく除去して誤判定を防ぐことができる。
ただし、窓データを取得するにあたり、窓幅の設定の仕方を誤ると、歩行時の左右の足の計測データの相関度Cを正しく求められない場合がある。
図11は、窓幅の設定例を示す説明図である。図11において、窓データ1101,1103は、歩行時の計測データであり、センサS1で計測された計測値の推移をあらわす。窓データ1102,1104は、歩行時の計測データであり、センサS2で計測された計測値の推移をあらわす。ただし、横軸は、計測時刻を示す。縦軸は、計測値を示す。
ここで、窓幅を「1.8秒」に設定した場合、窓データ1101,1102間の相関度Cは「−0.05」となり、歩行時の相関度Cが正しく求められているといえる。一方、窓幅を「0.6秒」に設定した場合、窓データ1103,1104間の相関度Cは「0.21」となり、歩行時の相関度Cが正しく求められているとはいえない。
すなわち、窓幅を短くし過ぎると、窓データ内に歩行周期が含まれなくなり、窓データ間の相関が高くなる傾向がある。歩行周期とは、対象者Pが、スイングを開始してから、次のスイングを開始するまでの期間である。一方で、窓幅を長くしすぎると、窓データに分割する効果が薄れてしまう。
そこで、算出部702は、窓幅を、少なくとも1以上の歩行周期を含む時間幅に設定することにしてもよい。具体的には、例えば、算出部702は、下記式(2)を用いて、所定期間Tについての窓幅を算出することにしてもよい。ただし、所定期間Tは、歩行区間と推定された期間である。Nは、所定期間Tにおけるステップ数である。Dは、所定期間Tの時間長である。所定期間T、ステップ数Nおよび時間長Dは、例えば、図8に示した暫定歩行区間情報800の暫定判定結果から特定される。
窓幅=2D/N ・・・(2)
この場合、算出部702は、例えば、2D/N以上の窓幅に設定する。これにより、窓データ内に歩行周期が含まれなくなるのを防いで、歩行時の相関度Cを正しく求めることが可能となる。なお、窓幅は、例えば、所定期間Tごとに設定し直してもよく、所定期間Tにおける平均ステップ数などをもとに一括して設定することにしてもよい。
(ジャイロデータの選定)
ここで、歩行中にスイングしているときの回転運動は、前後方向のジャイロデータに現れる。しかし、片足置換手術や事故などによって、例えば、片足が外に曲がったままスイングする場合、回転運動は、前後方向のジャイロデータではなく、左右方向のジャイロデータに現れる傾向がある。
図12は、90度足曲げ歩行時の計測データの具体例を示す説明図である。図12に示すように、対象者Pの左足L(患側足)が、右足R(健側足)に対して90度曲がっている場合を想定する。なお、患側足は、動きが不自由な足である。健側足は、動きに障害のない足である。
この場合、両足について、前後方向の計測値の推移をあらわすジャイロデータ1201,1202を用いると、歩行時であっても相関度Cが高くなる傾向がある。一方、左足Lについては、左右方向の計測値の推移をあらわすジャイロデータ1203を、右足Rについては、前後方向の計測値の推移をあらわすジャイロデータ1204を用いると、相関度Cが低くなる傾向がある。
そこで、算出部702は、所定期間Tについての相関度Cを求めるにあたり、各センサS1,S2のどの方向の計測値を用いるかを決めることにしてもよい。例えば、健側足の場合、前後方向の運動量が最も高くなり、健側足に対して90度曲がった患側足の場合、左右方向の運動量が最も高くなる。
このため、算出部702は、第1の計測データとして、角速度を計測可能な複数の方向のうち、センサS1により計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわすジャイロデータを優先して用いることにしてもよい。また、算出部702は、第2の計測データとして、角速度を計測可能な複数の方向のうち、センサS2により計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわすジャイロデータを優先して用いることにしてもよい。
すなわち、各センサS1,S2が角速度を計測可能な複数の方向(軸方向)のうち、運動量が大きい方向のジャイロデータを用いることにしてもよい。具体的には、例えば、算出部702は、センサS1について、各方向(前後方向、左右方向、上下方向)の計測値の推移をあらわすジャイロデータからピークをそれぞれ検出する。
つぎに、算出部702は、各方向のジャイロデータからそれぞれ検出したピークの平均値を算出する。ただし、ピークの平均値は、ピークの上位平均値であってもよい。上位平均値は、上位いくつかの値を用いた平均値である。また、ピークを検出する方法としては、既存のいかなる技術を用いることにしてもよい。
そして、算出部702は、センサS1について、複数の方向のうちピークの平均値が最大の方向を、運動量が最大の方向として特定する。この場合、算出部702は、第1の計測データとして、特定した方向のジャイロデータを用いる。ただし、算出部702は、ピークの平均値が予め決められた閾値以上の方向のジャイロデータを用いることにしてもよい。
同様に、算出部702は、センサS2について、各方向(前後方向、左右方向、上下方向)の計測値の推移をあらわすジャイロデータからピークをそれぞれ検出する。つぎに、算出部702は、各方向のジャイロデータからそれぞれ検出したピークの平均値を算出する。そして、算出部702は、センサS2について、複数の方向のうちピークの平均値が最大の方向を、運動量が最大の方向として特定する。この場合、算出部702は、第2の計測データとして、特定した方向のジャイロデータを用いる。
図13は、ジャイロデータのピークの比較例を示す説明図である。図13において、ジャイロデータ1301は、センサS1について、前後方向の角速度の推移をあらわす。ジャイロデータ1302は、センサS1について、左右方向の角速度の推移をあらわす。
ここで、ジャイロデータ1301とジャイロデータ1302とでピークの平均値を比較すると、ジャイロデータ1302のほうが大きい。この場合、算出部702は、各方向(前後方向、左右方向)のうち運動量が大きい左右方向のジャイロデータ1302を、第1の計測データとして用いる。
なお、運動量が最大の方向を特定するにあたり、例えば、算出部702は、ジャイロデータを積分して得られる面積が最大の方向を特定することにしてもよい。面積は、ジャイロデータがあらわす波形と計測値が0の直線とで囲まれる図形の面積に相当する。
(監視画面の画面例)
つぎに、図14Aおよび図14Bを用いて、管理者端末201に表示される監視画面の画面例について説明する。
図14Aおよび図14Bは、監視画面の画面例を示す説明図である。図14Aにおいて、監視画面1400は、対象者P1について、センシングデータ1401,1402と対応付けて、歩行の期間であると判定された期間を特定する情報1403〜1405を表示する操作画面である。
センシングデータ1401,1402は、対象者P1の左右のそれぞれの足に取り付けられるセンサS1,S2それぞれで計測された計測値の推移をあらわす波形データである。監視画面1400によれば、ユーザ(例えば、医師)は、対象者P1の歩行期間を特定することができる。
また、図14Bにおいて、監視画面1410は、歩行期間の歩行特徴を表示する。歩行特徴は、例えば、歩数、歩幅などを含む。歩行特徴は、例えば、暫定歩行区間情報800内の暫定判定結果から特定される。
ここでは、グラフ1411に各歩行区間における歩数が表示され、また、グラフ1412に各歩行区間における歩幅が表示されている。各グラフにおける横軸は、歩行区間の番号を表す。例えば、グラフ中の表記No.1は情報1403の歩行区間を表し、表記No.2は情報1404の歩行区間を表し、表記No.3は情報1405の歩行区間を表す。
監視画面1410によれば、ユーザ(例えば、医師)は、対象者P1の歩行特徴から健康状態を判断することができる。すなわち、対象者P1が病院に通院したり、医師が対象者P1の自宅に訪問したりすることなく、遠隔地から対象者P1の健康状態を把握することができる。
(情報処理装置101の歩行状態判別処理手順)
つぎに、情報処理装置101の歩行状態判別処理手順について説明する。ここでは、所定期間Tを、歩行の期間と推定された暫定歩行区間とする場合を例に挙げて説明する。
図15は、情報処理装置101の歩行状態判別処理手順の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、図8に示したような暫定歩行区間情報800を参照して、未選択の暫定歩行区間を選択する(ステップS1501)。
つぎに、情報処理装置101は、慣性データDB220から、選択した暫定歩行区間の各軸方向のジャイロデータを取得する(ステップS1502)。以下の説明では、センサS1が取り付けられる左足のジャイロデータを「左足データ」と表記し、センサS2が取り付けられる右足のジャイロデータを「右足データ」と表記する場合がある。
つぎに、情報処理装置101は、左足について、取得した各軸方向の左足データに基づいて、運動量が最大の軸方向を特定する(ステップS1503)。つぎに、情報処理装置101は、右足について、取得した各軸方向の右足データに基づいて、運動量が最大の軸方向を特定する(ステップS1504)。
そして、情報処理装置101は、ステップS1503において特定した運動量が最大の軸方向の左足データと、ステップS1504において特定した運動量が最大の軸方向の右足データとの間の相関度Cを算出する(ステップS1505)。以下の説明では、ステップS1505において算出された相関度を「第1の相関度C1」と表記する場合がある。
つぎに、情報処理装置101は、算出した第1の相関度C1が第1の閾値α未満であるか否かを判断する(ステップS1506)。ここで、第1の相関度C1が第1の閾値α未満の場合(ステップS1506:Yes)、情報処理装置101は、選択した暫定歩行区間が歩行の期間であると判定して(ステップS1507)、ステップS1511に移行する。
一方、第1の相関度C1が第1の閾値α以上の場合(ステップS1506:No)、情報処理装置101は、第2の相関度C2を算出する第2の相関度算出処理を実行する(ステップS1508)。第2の相関度C2は、上述した窓ごとの相関度Cのうちの最大の相関度Cに相当する。第2の相関度算出処理の具体的な処理手順については、図16を用いて後述する。
つぎに、情報処理装置101は、算出した第2の相関度C2が第2の閾値β未満であるか否かを判断する(ステップS1509)。ここで、第2の相関度C2が第2の閾値β未満の場合(ステップS1509:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1507に移行する。
一方、第2の相関度C2が第2の閾値β以上の場合(ステップS1509:No)、情報処理装置101は、選択した暫定歩行区間が非歩行の期間であると判定する(ステップS1510)。そして、情報処理装置101は、暫定歩行区間情報800を参照して、未選択の暫定歩行区間があるか否かを判断する(ステップS1511)。
ここで、未選択の暫定歩行区間がある場合(ステップS1511:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1501に戻る。一方、未選択の暫定歩行区間がない場合(ステップS1511:No)、情報処理装置101は、選択した暫定歩行区間ごとに、暫定歩行区間が歩行の期間であるか否かを示す判定結果を出力して(ステップS1512)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
つぎに、図15のステップS1508に示した第2の相関度算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図16は、第2の相関度算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図16のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、左足について、複数の軸方向から未選択の軸方向を選択する(ステップS1601)。つぎに、情報処理装置101は、右足について、複数の軸方向から未選択の軸方向を選択する(ステップS1602)。
そして、情報処理装置101は、選択した暫定歩行区間において窓をずらしながら、ステップS1601において選択した軸方向の左足データを、窓ごとの第1の窓データに分割する(ステップS1603)。つぎに、情報処理装置101は、選択した暫定歩行区間において窓をずらしながら、ステップS1602において選択した軸方向の右足データを、窓ごとの第2の窓データに分割する(ステップS1604)。
そして、情報処理装置101は、分割した第1の窓データのうち、未選択の第1の窓データを選択する(ステップS1605)。つぎに、情報処理装置101は、選択した第1の窓データと、当該第1の窓データに対応する第2の窓データとの間の相関度Cを算出する(ステップS1606)。
そして、情報処理装置101は、分割した第1の窓データのうち、未選択の第1の窓データがあるか否かを判断する(ステップS1607)。ここで、未選択の第1の窓データがある場合(ステップS1607:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1605に戻る。
一方、未選択の第1の窓データがない場合(ステップS1607:No)、情報処理装置101は、右足について、複数の軸方向のうち未選択の軸方向があるか否かを判断する(ステップS1608)。ここで、未選択の軸方向がある場合(ステップS1608:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1602に戻る。
一方、未選択の軸方向がない場合(ステップS1608:No)、情報処理装置101は、左足について、複数の軸方向のうち未選択の軸方向があるか否かを判断する(ステップS1609)。ここで、未選択の軸方向がある場合(ステップS1609:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1601に戻る。
一方、未選択の軸方向がない場合(ステップS1609:No)、情報処理装置101は、算出した相関度Cのうちの最大の相関度Cを第2の相関度C2として特定して(ステップS1610)、第2の相関度算出処理を呼び出したステップに戻る。
これにより、非歩行区間を適切に除去して、暫定歩行区間において対象者Pが歩行状態であるか否かの判別精度を向上させることができる。例えば、歩行時に足が曲がっている可能性を想定して、左右のそれぞれの足について運動量が最大の軸方向を特定し、その軸方向の左足データと右足データとの間の第1の相関度C1を得ることができる。また、ステップS1508の第2の相関度算出処理では、非歩行時のセンサS1,S2の向きが互いに異なる可能性を考慮して、全ての軸方向の組み合わせについての相関度Cを求めて、その最大値である第2の相関度C2を得ることができる。
第1の相関度C1および第2の相関度C2は、異なる考えに基づいて算出されたものであり、これらを組み合わせた判定を行うことで、歩行区間の判定精度を高めることができる。ここで、図17を用いて、第1の相関度C1および第2の相関度C2による閾値判定の一例について説明する。
図17は、閾値判定の一例を示す説明図である。図17において、左側には、第1の相関度C1のみを用いた閾値判定の様子が示されており、右側には、第1の相関度C1および第2の相関度C2を組み合わせた閾値判定の様子が示されている。
ただし、●は、真の歩行区間における値をプロットしたものである。○は、真の非歩行区間における値をプロットしたものである。点線1701は、第1の相関度C1に関する第1の閾値αをあらわしたものである。点線1702は、第2の相関度C2に関する第2の閾値βをあらわしたものである。
第1の相関度C1のみを用いた閾値判定では、第1の相関度C1が第1の閾値α未満の場合、すなわち、第1の相関度C1が点線1701より左側の領域となる場合に、歩行の期間と判定される。しかし、第1の相関度C1のみを用いた閾値判定では、誤判定が起こることがある。
一方で、第1の相関度C1および第2の相関度C2を組み合わせた閾値判定では、第2の相関度C1が第2の閾値β未満の場合、すなわち、第2の相関度C2が点線1702より下側の領域となる場合に、歩行の期間と判定される。このように、第1の相関度C1および第2の相関度C2を組み合わせて閾値判定を行うことで、より正確な判定を行うことが可能となる。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、左右のそれぞれの足に取り付けられるセンサS1およびセンサS2のそれぞれで所定期間Tに計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得することができる。また、情報処理装置101によれば、取得した第1の計測データがあらわす計測値の推移と、第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度Cを算出し、算出した相関度Cに基づいて、歩行であるか否かを判定することができる。例えば、情報処理装置101は、相関度Cが第1の閾値α未満の場合に、所定期間Tが歩行の期間であると判定する。一方、相関度Cが第1の閾値α以上の場合には、情報処理装置101は、所定期間Tが歩行の期間ではないと判定する。
これにより、歩行時においては、左足の計測データと右足の計測データとが無相関になる傾向があることを利用して、対象者Pの歩行状態であるか否かの判別精度を向上させることができる。例えば、左足の計測データと右足の計測データとの間に相関がないときは、所定期間Tが歩行の期間であると判定することができる。また、例えば、左足の計測データと右足の計測データとの間に相関があるときは、所定期間Tが歩行の期間ではないと判定して、非歩行区間を適切に除去することができる。
また、情報処理装置101によれば、所定期間Tに含まれる所定の時間幅の区間(窓)ごとに、センサS1およびセンサS2のそれぞれで計測された計測値の推移をあらわす第1の区間データおよび第2の区間データを取得することができる。さらに、情報処理装置101によれば、区間ごとに、取得した第1の区間データがあらわす計測値の推移と第2の区間データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度Cを算出することができる。そして、情報処理装置101によれば、算出した区間ごとの相関度Cに基づいて、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定することができる。例えば、情報処理装置101は、区間ごとの相関度Cのうちの最大の相関度Cが第2の閾値β未満の場合に、所定期間Tが歩行の期間であると判定する。一方、最大の相関度Cが第2の閾値β以上の場合には、情報処理装置101は、所定期間Tが歩行の期間ではないと判定する。
これにより、センサS1,S2を運ぶ途中に持ち方を変えるなどの要因により、計測データ間で相関がなくなる場合があることを考慮して、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定することができる。このため、例えば、センサS1,S2を運ぶ途中に持ち方を変えたことで所定期間T全体として相関が低くなるような場合であっても、非歩行区間を正しく除去して誤判定を防ぐことができる。
また、情報処理装置101によれば、センサS1,S2が角速度を計測可能な複数の方向のそれぞれについて、センサS1により計測された計測値の推移をあらわす第1の区間データを取得することができる。また、情報処理装置101によれば、センサS1,S2が角速度を計測可能な複数の方向のそれぞれについて、センサS2により計測された計測値の推移をあらわす第2の区間データを取得することができる。そして、情報処理装置101によれば、所定期間Tに含まれる区間ごとに、取得した第1の区間データと第2の区間データとの全ての組み合わせについて相関度Cを算出することができる。
これにより、非歩行時のセンサS1,S2の向きが互いに異なる可能性を考慮して、全ての軸方向の組み合わせについての相関度Cを求めて、最大の相関度C(第2の相関度C2)から歩行の期間であるか否かを判定することができる。このため、例えば、非歩行であるにもかかわらず、センサS1,S2の向きが互いに異なるために、左右の区間データの相関が低くなって、歩行の期間であると誤判定されるのを防ぐことができる。
また、情報処理装置101によれば、所定期間Tとして、歩行の期間と推定された期間(暫定歩行期間)を設定することができる。これにより、本歩行状態判別方法とは異なる既存技術により推定された歩行の期間の正しさを判定することができる。
また、情報処理装置101によれば、区間(窓)の時間幅を、少なくとも1以上の歩行周期を含む時間幅に設定することができる。例えば、情報処理装置101は、歩行の期間と推定された所定期間Tの時間長と、所定期間Tにおけるステップ数とに基づいて、区間(窓)の時間幅を設定する。
これにより、区間データ内に歩行周期が含まれなくなるのを防いで、歩行時の相関度Cを正しく求めることが可能となる。
また、情報処理装置101によれば、第1の計測データとして、センサS1,S2が角速度を計測可能な複数の方向のうち、センサS1により計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわすジャイロデータを用いることができる。また、情報処理装置101によれば、第2の計測データとして、センサS1,S2が角速度を計測可能な複数の方向のうち、センサS2により計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわすジャイロデータを用いることができる。
これにより、歩行中にスイングしているときの回転運動が適切に現れているジャイロデータを用いて相関度Cを求めることができ、歩行時の相関度Cを正しく求めることが可能となる。
また、情報処理装置101によれば、判定した判定結果を、所定期間Tと対応付けて出力することができる。これにより、非歩行区間を適切に除去した歩行区間の情報を提供することができ、対象者Pの歩行特徴から健康状態を把握する場合などに役立てることができる。
また、情報処理装置101によれば、第1の計測データと第2の計測データとの間の相関度Cが第1の閾値α以上の場合に、所定期間Tに含まれる区間ごとの相関度Cに基づいて、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定することができる。
これにより、異なる考えに基づいて求めた2種類の相関度C(例えば、第1の相関度C1、第2の相関度C2)を組み合わせて、所定期間Tが歩行の期間であるか否かを判定することができ、判定精度を向上させることができる。
これらのことから、情報処理装置101によれば、歩行状態であるか否かの判別精度を向上させて、対象者Pの歩行区間を精度よく特定することができる。これにより、例えば、遠隔監視システムにおいて、医師や看護師などが、遠隔地から患者の健康状態を把握するにあたり、正確な歩行区間を特定して歩行特徴を提示することが可能となる。
なお、本実施の形態で説明した歩行状態判別方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本歩行状態判別プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、USBメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本歩行状態判別プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
また、本実施の形態で説明した情報処理装置101は、スタンダードセルやストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定用途向けICやFPGAなどのPLD(Programmable Logic Device)によっても実現することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)左右のそれぞれの足に取り付けられる第1のセンサおよび第2のセンサのそれぞれで所定期間に計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得し、
取得した前記第1の計測データがあらわす計測値の推移と、前記第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出し、
算出した前記相関度に基づいて、歩行であるか否かを判定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする歩行状態判別プログラム。
(付記2)前記判定する処理は、
算出した前記相関度に基づいて、前記所定期間が歩行の期間であるか否かを判定する、ことを特徴とする付記1に記載の歩行状態判別プログラム。
(付記3)前記判定する処理は、
前記相関度が第1の閾値未満の場合に、前記所定期間が歩行の期間であると判定する、ことを特徴とする付記2に記載の歩行状態判別プログラム。
(付記4)前記所定期間に含まれる所定の時間幅の区間ごとに、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサのそれぞれで計測された計測値の推移をあらわす第1の区間データおよび第2の区間データを取得し、
前記区間ごとに、取得した前記第1の区間データがあらわす計測値の推移と前記第2の区間データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出し、
算出した前記区間ごとの相関度に基づいて、前記所定期間が歩行の期間であるか否かを判定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記2または3に記載の歩行状態判別プログラム。
(付記5)前記判定する処理は、
算出した前記区間ごとの相関度のうちの最大の相関度が第2の閾値未満の場合に、前記所定期間が歩行の期間であると判定する、ことを特徴とする付記4に記載の歩行状態判別プログラム。
(付記6)前記所定期間は、歩行の期間と推定された期間であり、
前記所定の時間幅は、少なくとも1以上の歩行周期を含む時間幅に設定される、
ことを特徴とする付記4または5に記載の歩行状態判別プログラム。
(付記7)前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、複数の方向のそれぞれの角速度または加速度を計測可能であり、
前記第1の計測データは、前記複数の方向のうち、前記第1のセンサにより計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわし、
前記第2の計測データは、前記複数の方向のうち、前記第2のセンサにより計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわす、
ことを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の歩行状態判別プログラム。
(付記8)判定した判定結果を、前記所定期間と対応付けて出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記2〜7のいずれか一つに記載の歩行状態判別プログラム。
(付記9)前記判定する処理は、
前記相関度が第1の閾値以上の場合に、算出した前記区間ごとの相関度に基づいて、前記所定期間が歩行の期間であるか否かを判定する、ことを特徴とする付記4に記載の歩行状態判別プログラム。
(付記10)前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、複数の方向のそれぞれの角速度または加速度を計測可能であり、
前記第1の区間データは、前記複数の方向のそれぞれについて、前記第1のセンサにより計測された計測値の推移をあらわし、
前記第2の区間データは、前記複数の方向のそれぞれについて、前記第2のセンサにより計測された計測値の推移をあらわし、
前記区間ごとの相関度を算出する処理は、
前記区間ごとに、前記第1の区間データと前記第2の区間データとの全ての組み合わせについて相関度を算出する、
ことを特徴とする付記4または5に記載の歩行状態判別プログラム。
(付記11)左右のそれぞれの足に取り付けられる第1のセンサおよび第2のセンサのそれぞれで所定期間に計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得し、
取得した前記第1の計測データがあらわす計測値の推移と、前記第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出し、
算出した前記相関度に基づいて、歩行であるか否かを判定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする歩行状態判別方法。
(付記12)左右のそれぞれの足に取り付けられる第1のセンサおよび第2のセンサのそれぞれで所定期間に計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記第1の計測データがあらわす計測値の推移と、前記第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記相関度に基づいて、歩行であるか否かを判定する判定部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
101 情報処理装置
102 第1のセンサ
103 第2のセンサ
111,121 第1の計測データ
112,122 第2の計測データ
200 情報処理システム
201 管理者端末
202 対象者端末
203 読取部
210 ネットワーク
220 慣性データDB
401 矢状面
402 横断面
403 冠状面
404,405,406 矢印
500 バス
501 CPU
502 メモリ
503 ディスクドライブ
504 ディスク
505 通信I/F
506 可搬型記録媒体I/F
507 可搬型記録媒体
701 取得部
702 算出部
703 判定部
704 出力部
800 暫定歩行区間情報
901,902 計測データ
901−1〜901−k 第1の窓データ
902−1〜902−k 第2の窓データ
1101,1102,1103,1104 窓データ
1201,1202,1203,1204,1301,1302 ジャイロデータ
1400 監視画面
1401,1402 センシングデータ
1403,1404,1405 情報
1410 詳細欄
1411 歩行特徴
1412,1413 波形データ
1701,1702 点線
P 対象者
w1〜wk 窓

Claims (7)

  1. 所定期間に含まれる所定の時間幅の区間ごとに、左右のそれぞれの足に取り付けられる第1のセンサおよび第2のセンサのそれぞれで測された計測値の推移をあらわす第1の区間データおよび第2の区間データを取得し、
    前記区間ごとに、取得した前記第1の区間データがあらわす計測値の推移と前記第2の区間データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出し、
    算出した前記区間ごとの相関度に基づいて、前記所定期間が歩行の期間であるか否かを判定する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする歩行状態判別プログラム。
  2. 前記判定する処理は、
    算出した前記区間ごとの相関度のうちの最大の相関度が第2の閾値未満の場合に、前記所定期間が歩行の期間であると判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の歩行状態判別プログラム。
  3. 前記所定期間は、歩行の期間と推定された期間であり、
    前記所定の時間幅は、少なくとも1以上の歩行周期を含む時間幅に設定される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の歩行状態判別プログラム。
  4. 前記第1のセンサおよび前記第2のセンサのそれぞれで前記所定期間に計測された計測値の推移をあらわす第1の計測データおよび第2の計測データを取得し、
    取得した前記第1の計測データがあらわす計測値の推移と、前記第2の計測データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出し、
    算出した前記相関度に基づいて、歩行であるか否かを判定する、
    処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、複数の方向のそれぞれの角速度または加速度を計測可能であり、
    前記第1の計測データは、前記複数の方向のうち、前記第1のセンサにより計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわし、
    前記第2の計測データは、前記複数の方向のうち、前記第2のセンサにより計測された計測値の振幅またはピークが大きい方向の計測値の推移をあらわす、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の歩行状態判別プログラム。
  5. 判定した判定結果を、前記所定期間と対応付けて出力する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の歩行状態判別プログラム。
  6. 所定期間に含まれる所定の時間幅の区間ごとに、左右のそれぞれの足に取り付けられる第1のセンサおよび第2のセンサのそれぞれで計測された計測値の推移をあらわす第1の区間データおよび第2の区間データを取得し、
    前記区間ごとに、取得した前記第1の区間データがあらわす計測値の推移と前記第2の区間データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出し、
    算出した前記区間ごとの相関度に基づいて、前記所定期間が歩行の期間であるか否かを判定する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする歩行状態判別方法。
  7. 所定期間に含まれる所定の時間幅の区間ごとに、左右のそれぞれの足に取り付けられる第1のセンサおよび第2のセンサのそれぞれで計測された計測値の推移をあらわす第1の区間データおよび第2の区間データを取得する取得部と、
    前記区間ごとに、前記取得部によって取得された前記第1の区間データがあらわす計測値の推移と前記第2の区間データがあらわす計測値の推移との間の相関の高さを示す相関度を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記区間ごとの相関度に基づいて、前記所定期間が歩行の期間であるか否かを判定する判定部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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