JP6959090B2 - 加熱装置 - Google Patents
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Description
A−1.静電チャック100の構成:
図1は、本実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図3は、本実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。図2には、図3のII−IIの位置における静電チャック100のXZ断面構成が示されており、図3には、図2のIII−IIIの位置における静電チャック100のXY断面構成が示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。上下方向(Z軸方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
図4は、図3におけるセラミックス部材10のX1部分を拡大して示す説明図であり、図5は、図3におけるセラミックス部材10のX2部分を拡大して示す説明図である。図4および図5に示すように、セラミックス部材10の内部には、空隙Pが存在している。空隙Pは、面方向において、セラミックス部材10を構成するセラミックス部分11とヒータ電極50(ヒータ50L,50R)との間に位置している。換言すれば、空隙Pは、面方向において、ヒータ電極50に隣接している(面方向において、ヒータ電極50と空隙Pとの間にセラミックス部分11が介在しておらず、両者が直接接している)。なお、空隙Pは、Z軸方向に直交する仮想平面上においてヒータ電極50と隣接していてもよいし、該仮想平面に対して例えば±10度以下の角度で傾斜している面上においてヒータ電極50と隣接しているとしてもよい。また、図4および図5に示すように、Z軸方向視で、空隙Pの一部がヒータ電極50の周縁部に重なっていてもよい。また、面方向において、ヒータ電極50とセラミックス部分11との間には、ヒータ電極50に沿って複数の空隙Pが互いに離間した位置に存在している。換言すれば、複数の空隙Pが、互いに間隔を空けつつ(不連続に)、線状のヒータ電極50の側辺に沿って並んでいる。
静電チャック100の製造方法の一例は次の通りである。はじめに、上述の空隙Pが内部に存在しているセラミックス部材10を作製する。複数のセラミックスグリーンシート(例えばアルミナグリーンシート)を準備し、各セラミックスグリーンシートに、チャック電極40やヒータ電極50等を構成するためのメタライズインクの印刷や孔開け加工等を行い、その後、複数のセラミックスグリーンシートを、接着剤を介して積層して熱圧着し、所定の円板形状にカットする。これにより、セラミックス成形体が形成される。次に、セラミックス成形体を焼成することにより、セラミックス部材10が形成される。
以上説明したように、本実施形態の静電チャック100では、セラミックス部材10の内部に空隙Pが存在している。空隙Pは、面方向において、セラミックス部材10を構成するセラミックス部分11とヒータ電極50との間に位置している。一般に、空隙P内の熱伝導率(空気の熱伝導率)は、セラミックス部分11の熱伝導率より低い。このため、本実施形態の静電チャック100では、面方向においてセラミックス部分11とヒータ電極50との間に空隙Pが存在しない従来の構成に比べて、ヒータ電極50からの全発熱量のうち、面方向に伝達される熱の量(以下、「面方向の伝熱量」という)が抑制される分だけ、ヒータ電極50から吸着面S1に向かう方向(以下、「縦方向」という)に伝達される熱の量(以下、「縦方向の伝熱量」という)を多く確保できる。その結果、本実施形態の静電チャック100によれば、従来の構成に比べて、加熱装置の保持面(静電チャック100の吸着面S1)の温度を所定温度だけ上昇させるのに要する時間(以下、「温度上昇所要時間」という)の短縮化を図ることができる。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
Claims (5)
- 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面を有するセラミックス部材と、
前記セラミックス部材の内部に配置されたヒータと、
を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面に配置された対象物を加熱する加熱装置において、
前記セラミックス部材の内部には、前記第1の方向に略垂直な方向において、前記セラミックス部材を構成するセラミックス部分と前記ヒータとの間には、前記ヒータに沿って複数の空隙が互いに離間した位置に存在しており、
前記ヒータから前記第1の方向に前記略垂直な方向に伝達される熱の量より、前記ヒータから前記第1の表面に向かう方向に伝達される熱の量が多いことを特徴とする、加熱装置。 - 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面を有するセラミックス部材と、
前記セラミックス部材の内部に配置されたヒータと、
を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面に配置された対象物を加熱する加熱装置において、
前記セラミックス部材の内部には、前記第1の方向に略垂直な方向において、前記セラミックス部材を構成するセラミックス部分と前記ヒータとの間には、前記ヒータに沿って複数の空隙が互いに離間した位置に存在し、かつ、前記ヒータにおける前記第1の表面側の面と前記セラミックス部分との間に前記空隙が存在しないことを特徴とする、加熱装置。 - 請求項1または請求項2に記載の加熱装置において、
前記第1の方向に略垂直な少なくとも1つの方向における前記ヒータの両側のそれぞれに前記空隙が存在していることを特徴とする、加熱装置。 - 請求項3に記載の加熱装置において、
前記ヒータは、線状に延びている線状ヒータ部分を含んでおり、
前記空隙は、前記第1の方向に略垂直で、かつ、前記線状ヒータ部分に交差する方向における前記線状ヒータ部分の一方側に存在している第1の空隙と、前記線状ヒータ部分の他方側に存在している第2の空隙とを含んでおり、
前記第1の空隙と前記第2の空隙とのそれぞれは、前記線状ヒータ部分に直交する方向において、前記線状ヒータ部分を介して、前記セラミックス部分に対向していることを特徴とする、加熱装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の加熱装置において、
前記ヒータは、前記セラミックス部材の少なくとも一部を前記第1の方向に略直交する方向に並ぶ複数のセグメントに仮想的に分割したとき、前記複数のセグメントのうちの第1のセグメント内に配置された第1のヒータと、前記第1のセグメントと隣り合う第2のセグメント内に配置された第2のヒータと、を含んでおり、
前記空隙は、前記第1のヒータと前記第2のヒータとの互いに対向する側の少なくとも一方に存在していることを特徴とする、加熱装置。
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