JP6959633B2 - 電荷測定器、流体製造装置、流体の電荷量の測定方法及び流体の製造方法 - Google Patents
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Description
この発明により、例えば前記配管に対して接続できることから、既存の設備などに対して静電センサを組み付けて、前記流体に帯電する電荷量を評価できる。なお、前記計測用配管は、前記流体が流れる配管と接続して前記流体を流すことができるとともに、前記流体の電荷を計測するための配管をさす。
前記導電体は、例えば鉄などの導電性の金属や、カーボンやチオフェン系などの導電性樹脂、当該導電性樹脂を練り込んだ樹脂、導電性樹脂などでコーティングしたもの、導電性樹脂をライニング又は焼嵌めしたものなどを含む。
前記外側導電部は、前記内側導電部と同じ又は異なる材料で構成されるものを含む。
詳述すると、例えば、配管との摩擦により帯電した前記流体(例えば絶縁性流体)が、前記内側導電部と接触した場合、前記内側導電部の径内側は前記流体の電量に応じて帯電することになる。これにより、前記絶縁部を介して前記内側導電部の外側に配置された前記外側導電部に、前記内側導電部の径内側に帯電した電荷(内部電荷)によって、誘導電荷(外部電荷)が誘導されることとなる。
この発明によると、前記流体に帯電する電荷量をより正確に評価できる。
この発明により、前記内側導電部の上下流側が前記端部絶縁体で区切られることとなるため、所定の範囲内において生じた内部電荷に基づいて前記流体に帯電する電荷量を評価できる。すなわち、前記外側導電部に誘導される外部電荷は、所定の範囲内あたりにおいて前記流体によって生じた内部電荷に基づく電荷であるため、前記流体に帯電する電荷量をより正確に評価することができる。
この発明により、他の配管と接続して、前記配管に流れる前記流体の電荷を評価することができる。すなわち、前記静電センサを取り付けることで他の配管に流れる前記流体に帯電する電荷量を評価できる。
この発明により、前記流体の電荷量が所定の値を超えないように調整しながら、前記流体を製造でき、より安全に前記流体を製造できる。
この発明によると、例えば前記流体の電荷量が所定の値を超えた場合、前記流体の流量を低減させて前記流体の電荷量が所定の値を超えないように調整できる。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態におけるシリコーン油製造装置100及び、シリコーン油製造装置100を構成する電荷測定器2について、図1乃至図4に基づいて説明する。
シリコーン油製造装置100は、シリコーン油Rの流路である流体用配管1と、流体用配管1に流れるシリコーン油Rの電荷量を測定する電荷測定器2と、モノマー体であるシラン類が加水分解により重合されたシリコーン油Rを貯留するシリコーン油貯留部3と、流体用配管1を流れてきたシリコーン油Rを脱水処理するための脱水部4と、シリコーン油貯留部3から脱水部4へとシリコーン油Rを送るためのポンプ5と、流体用配管1に流れるシリコーン油Rの流量を調整する流量調整部6とで構成され、脱水部4で脱水されたシリコーン油Rは例えば変圧器などの機器に移したり、貯蔵されたりする。
シリコーン油用配管11は、断面が円環状に形成された中空状の筒状体であり、導電体であるステンレスで構成されている。
静電センサ20は、図2乃至図4に示すように、シリコーン油用配管11から流れきたシリコーン油Rを下流側に流すためのセンサ用配管21と、センサ用配管21の上流側及び下流側に設けられたセンサ側フランジ22と、センサ用配管21の長手方向中央部分に設けられたセンサ本体23とで構成されている。
これによりシリコーン油用配管11を流れるシリコーン油Rが連続してセンサ用配管21に流れることができる。
内側導電部24は、導電性を有するステンレスで構成された導電体で、長手方向に所定の長さを有するとともに、内径及び外径がセンサ用配管21と同径の円筒状体で構成されている。
具体的には絶縁部25は、図4に示すように、内側導電部24の外周面を覆う外周被覆部251と、内側導電部24の上流側端部を周方向に沿って覆う上流側被覆部252と、内側導電部24の下流側端部を周方向に沿って覆う下流側被覆部253とで構成されている。換言すると、内側導電部24は、径外側面が外周被覆部251で覆われるとともに、センサ用配管21と間に上流側被覆部252及び下流側被覆部253とが介在することにより、導電性のセンサ用配管21から内側導電部24が電気的に分離された構成としている。
導線32は、電位計本体31と内側導電部24とを繋ぐ第一配線321と、電位計本体31と外側導電部26とを繋ぐ第二配線322と、電位計本体31を接地させるアース線323とで構成されている。
電荷調整手段として機能する流量制御部63は、電荷量判定部62での判定結果に基づいて、ポンプ5を制御してシリコーン油Rの流量を調整する流量制御部である。なお、電荷量判定部62での判定は、シリコーン油Rが帯電する電荷量に応じて段階的に行われる構成であり、流量制御部63は段階的な電荷量判定部62での判定結果に応じてシリコーン油Rの流量を調整できる。
制御信号送信電線65は、流量制御部63の制御による制御信号をポンプ5に送信するための送信電線である。これにより、シリコーン油用配管11を流れるシリコーン油Rの流量を調整できる。
詳述すると、例えばセンサ用配管21の底面側と接するシリコーン油Rと、上面側と接するシリコーン油Rとはシリコーン油Rの流量によって接触面積が異なる。
以下、電荷測定器2の他の実施形態である、絶縁体で構成された中空状の筒状体であるセンサ用配管21aで構成された電荷測定器2aについて、図6に基づいて説明する。
絶縁部25aは、内側導電部24の径内側を除く部分を覆うように設けられた、ポリテトラフルオロエチレン製の絶縁体で内側導電部24の外周面を覆うよう構成されている。すなわち、絶縁部25aは絶縁部25と比べて、内側導電部24の上流側端部及び下流側端部を周方向に沿って覆う上流側被覆部252及び下流側被覆部253を有さない。
このように、静電センサ20aは、静電センサ20と同様の効果を奏することができるとともに、静電センサ20aと電位計30とで構成された電荷測定器2aも、電荷測定器2と同様の効果を奏する。
次に、上述の電荷測定器2aと同様に非導電性のセンサ用配管21aの内部を流れるシリコーン油Rの電荷を評価する電荷測定器2bについて、図7に基づいて説明する。
なお、この電荷測定器2bにおいて、上述の第1実施形態及び第2実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳しい説明を省略する。
センサ本体23bは、外側導電部26bで構成されており、センサ用配管21bの中央部分において、センサ用配管21bの外周面を周方向に沿って囲繞する、導電性のチオフェン系ポリマーでコーティングしたフィルムで構成されている。
詳述すると、導線32bは、電位計本体31と外側導電部26bとを繋ぐ第二配線322bと、電位計本体31を接地させるアース線323とで構成されている。
詳述すると、センサ用配管21bとシリコーン油Rとが摩擦することにより、シリコーン油Rが帯電するとともに、センサ用配管21bの内表面に内部電荷Qiが生じるとともに、センサ用配管21bの外周面を囲繞する外側導電部26bに外部電荷Qoが誘導される。この外部電荷Qoを例えば表面電荷測定器などで測定することにより、シリコーン油Rに帯電した電荷量を評価できる。
なお、センサ本体23bはセンサ用配管21bの中央部分に配置されているが、センサ用配管21bの全体を囲繞する構成であってもよい。
この構成では、シリコーン油用配管11aに対してセンサ本体23b(外側導電部26b)を巻きつけて固定する工程のみでセンサ本体23bをシリコーン油用配管11aに組み付けることができるため、容易に組付け可能であるとともに、シリコーン油用配管11aに流れるシリコーン油Rの電荷量を評価できる。
上述の第3実施形態では、非導電性の筒状体で構成されたセンサ用配管21bの内部を流れるシリコーン油Rに帯電する電荷量を評価できる静電センサ20bについて説明したが、以下においては、導電性を有するセンサ用配管21cの内部を流れるシリコーン油Rに帯電する電荷量を評価できる静電センサ20cについて、図8に基づいて説明する。
なお、この電荷測定器2cにおいて、上述の第1実施形態及び第2実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳しい説明を省略する。
センサ本体23cは、センサ用配管21cの中央部分を周方向に沿って囲繞する絶縁性のポリテトラフルオロエチレン製の絶縁部25cと、絶縁部25cの外周面を周方向に沿って囲繞する導電性のチオフェン系ポリマーでコーティングしたフィルムである外側導電部26cで構成されている。
この構成では、シリコーン油用配管11bに対して絶縁部25cを巻きつける絶縁部巻きつけ工程と、巻きつけられた絶縁部25cに外側導電部26cを巻きつけて固定する外側導電部巻きつけ工程とを行うだけで、容易にセンサ本体23cをシリコーン油用配管11aに組み付けることができる。
端部絶縁体は、上流側被覆部252及び下流側被覆部253に対応し、
以下同様に、
配管は、シリコーン油用配管11、11a、11bに対応し、
接続部は、センサ側フランジ22に対応し、
計測用配管は、センサ用配管21b及びセンサ用配管21cに対応し、
流体製造装置は、シリコーン油製造装置100に対応し、
判定部は、電荷量判定部62に対応し、
電荷調整手段及び流量調整手段は、流量制御部63に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、内側導電部24や外側導電部26、さらには導電性を有するシリコーン油用配管11、11bなどは、例えば銅や銀、鉄などの導電性の金属や、導電体であるカーボン樹脂製、チオフェン系の導電性ポリマー、当該導電性樹脂を練り込んだ樹脂、導電性樹脂をライニング又は焼嵌めした材質などであってもよい。なお、これらは同じ材質である必要もなく、異なる材質を用いてもよい。
さらにまた、外側導電部26は、内側導電部24と異なる材料で構成してもよい。
11 シリコーン油用配管
20 静電センサ
22 センサ側フランジ
24 内側導電部
25 絶縁部
26 外側導電部
252 上流側被覆部
253 下流側被覆部
30 電位計
62 電荷量判定部
63 流量制御部
100 シリコーン油製造装置
Claims (5)
- 内部に流体が流れる、非導電性の配管における周方向の少なくとも一部の外周に配置され、電荷検知部として機能する外側導電部で構成された静電センサと、
前記外側導電部と接地点との電位差を測定する電位計とが備えられ、
前記外側導電部と接地点との電位差を前記電位計で測定して、前記内部に前記流体が流れることで前記配管の内表面に生じた内部電荷によって前記外側導電部に誘導される外部電荷を測定する
電荷測定器。 - 前記配管と接続される計測用配管が最径内側に備えられた
請求項1に記載の電荷測定器。 - 内部に流体が流れる、非導電性の配管と、
前記配管における周方向の少なくとも一部の外周に配置され、電荷検知部として機能する外側導電部で構成された静電センサと、
前記外側導電部と接地点との電位差を測定する電位計とが備えられ、
前記外側導電部と接地点との電位差を前記電位計で測定して、前記内部に前記流体が流れることで前記配管の内表面に生じた内部電荷によって前記外側導電部に誘導される外部電荷を測定する
流体製造装置。 - 内部に流体が流れる、非導電性の配管における周方向の少なくとも一部の外周に配置され、電荷検知部として機能する外側導電部で構成された静電センサを用い、前記外側導電部と接地点との電位差を測定して、前記内部に前記流体が流れることで前記配管の内表面に生じた内部電荷によって前記外側導電部に誘導される外部電荷を測定する
流体の電荷量の測定方法。 - 内部に流体が流れる、非導電性の配管における周方向の少なくとも一部の外周に配置され、電荷検知部として機能する外側導電部で構成された静電センサが備えられ、
前記外側導電部と接地点との電位差を測定して、前記内部に前記流体が流れることで前記配管の内表面に生じた内部電荷によって前記外側導電部に誘導される外部電荷を測定する電荷量測定工程を有する
流体の製造方法。
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