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JP6960484B2 - 電子機器ケース - Google Patents
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Description

本発明は電子機器を収納してマストに固定可能な電子機器ケースに関する。
従来の電子機器ケースは特許文献1に開示される。この電子機器ケースは、収納容器と、一対のネジ棒部と、押さえ部材と、ナット部材と、を有する。収納容器は電子機器を収納する。ネジ棒部は収納容器から略平行に延びる。押さえ部材は各ネジ棒部を挿通する挿通孔が2箇所設けられている。ナット部材は、各ネジ棒部にそれぞれ螺合して押さえ部材を係止する。
一対の係止棒の間に円柱状のマストを挟んで、ナット部材を締め付ける。これにより、電子機器ケースをマストに挟持固定できる。
特開2004−119404号公報(第1頁〜第3頁、第5図)
しかしながら、上記従来の電子機器ケースによると、ナット部材で2箇所締め付けるため、取付け時の作業効率が低い問題があった。
本発明は、取付け時の作業効率を向上できる電子機器ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の電子機器ケースは、電子機器を収納する収納容器と、前記収納容器から略平行に延びて並設される係止棒部及びネジ棒部と、前記係止棒部及び前記ネジ棒部の並設方向に交差する方向の一端に開放端を有して前記係止棒部が挿通される第1挿通孔及び前記ネジ棒部が挿通される第2挿通孔を有し、前記係止棒部と前記ネジ棒部とを橋架する押さえ部材と、前記ネジ棒部に螺合するナット部材と、を備える電子機器ケースにおいて、前記押さえ部材は、前記第2挿通孔と対向して前記ネジ棒部が挿通される第3挿通孔を有した連結片を有し、前記係止棒部が、外面から外方に突出して延伸方向に複数配列された突出部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の電子機器ケースにおいて、前記第1挿通孔の前記開放端上で前記第2挿通孔から遠い壁面が、前記開放端から離れるに従って前記第2挿通孔側に傾斜する傾斜部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の電子機器ケースにおいて、前記第1挿通孔は、前記傾斜部上において、前記第2挿通孔から離れる方向に凹み、前記係止棒部が嵌合する嵌合部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の電子機器ケースにおいて、前記押さえ部材が、前記並設方向に直交する断面形状においてコ字状に形成され、前記第1挿通孔及び前記第2挿通孔が配置される中壁部と、前記中壁部の上端に連結される上壁部と、前記中壁部の下端に連結される下壁部と、を有し、前記連結片は、前記上壁部又は前記下壁部の端縁に連結されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の電子機器ケースにおいて、前記上壁部及び前記下壁部の端縁から前記中壁部側に凹む凹部を有することを特徴としている。
本発明によると、押え部材の第1挿通孔が、一端を開放され、第2挿通孔及び第3挿通孔が、対向配置される。このため、押え部材は、第2挿通孔及び第3挿通孔に挿通されたネジ棒部を軸にして回転し、開放端から第1挿通孔に係止棒部を挿通して突出部により係止される。
これにより、一箇所のネジ棒部にナット部材を締め付けて収納容器と押さえ部材との間にマストを挟持固定することができる。また、押え部材の回転時に第2挿通孔及び第3挿通孔の2箇所が、ネジ棒部に接触するため、第1挿通孔側が、係止棒部の延伸方向にガタつくことを低減できる。従って、電子機器ケースの取付け時の作業効率を向上することができる。
本発明の一実施の形態である電子機器ケースを正面側から示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である電子機器ケースを後面側から示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である電子機器ケースを固定する手順を説明する説明図である。 本発明の一実施の形態である電子機器ケースの押さえ部材を後面側から示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である電子機器ケースの押さえ部材を正面側から示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である電子機器ケースの押さえ部材の一部を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、電子機器ケース1が取付けられるマストMの延伸方向を鉛直方向と規定して説明する。また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。
XYZ座標系において、Z軸方向は、+Z側を上側とし、−Z側を下側とする鉛直方向である。X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であって電子機器ケース1の左右方向である。本実施形態において、+X側は、電子機器ケース1の右側であり、−X側は、電子機器ケース1の左側である。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、電子機器ケース1の前後方向である。本実施形態において、+Y側は、電子機器ケース1の前側であり、−Y側は、電子機器ケース1の後側である。
なお、本実施形態では鉛直方向に延びるマストMに電子機器ケース1を取り付けるが、マストMの延伸方向は、本実施形態の鉛直方向には限らない。
<1.電子機器ケースの全体構成>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は本実施形態の電子機器ケース1の正面側及び後面側を示す斜視図である。なお、図2において、マストMは図示しない。
電子機器ケース1は、収納容器10と、保持部20と、固定金具30と、を有する。本実施形態では、収納容器10は、略直方体状の箱体であり、内部に電子機器(不図示)を収納する。電子機器として、例えば、高周波信号を処理する回路部材及び信号を入出力するF型コネクタが挙げられる。
保持部20は、収納容器10の後面側に固定される金属部材であり、固定金具30を保持する。保持部20は、収納容器10に面して左右方向に延びる保持溝部22が形成される。保持溝部22には後述する連結棒部313が挿通される。保持部20の後面部には前方に凹む保持凹部21が形成され、保持凹部21は、マストMの外周面に沿って湾曲している。マストMを保持凹部21に接触させることにより、収納容器10をマストMに対して安定して固定できる。また、マストMの収納容器10に対する位置決めを容易にできる。
固定金具30は、ボルト部材31と、押さえ部材32と、蝶ナット33(ナット部材)と、を有する。電子機器ケース1は、固定金具30を介してマストMに固定される。
ボルト部材31は、棒状の金属部材をコ字状に屈曲させて形成され、係止棒部311と、ネジ棒部312と、連結棒部313と、を有する。係止棒部311とネジ棒部312とは略平行に延びてX方向に並設され、係止棒部311とネジ棒部312との基端は、連結棒部313により連結される。
連結棒部313は、保持溝部22に回転可能に保持されており、係止棒部311及びネジ棒部312が、連結棒部313を軸にして上下方向に回動可能である。これにより、マストMに取付け前の電子機器ケース1は、係止棒部311及びネジ棒部312を下方に回動して収納容器10側に接触させて畳むことができる。なお、係止棒部311及びネジ棒部312の回動範囲の上端は、ストッパ23により規制される。
係止棒部311の外面には複数の突出部311aが形成される。突出部311aは、係止棒部311の延伸方向に複数配列している。突出部311aは、係止棒部311の外面から外方に突出して環状に形成される。ネジ棒部312は、後方部に雄ネジ(不図示)が形成され、蝶ナット33が螺合する。
押さえ部材32は、X方向に垂直な断面形状をコ字状に形成され、前後方向に貫通する第1挿通孔325、第2挿通孔326、及び第3挿通孔327を有する。第1挿通孔325は、下端に開放端Pを有し(図3参照)、係止棒部311が挿通される。第2挿通孔326及び第3挿通孔327は、ネジ棒部312が挿通される。押さえ部材32は、ネジ棒部312を軸にして回転する。
<2.電子機器ケースの取付け手順>
図3は、電子機器ケース1をマストMに固定する手順を説明する説明図である。最初に、係止棒部311とネジ棒部312との間にマストMを挿通させ、保持凹部21(図2参照)にマストMを接触させる。
次に、押さえ部材32を第2挿通孔326及び第3挿通孔327に挿通したネジ棒部312に沿って前後方向に移動させ、押さえ部材32をマストMの直径に対応する位置に配置する。次に、押さえ部材32をネジ棒部312を軸にして回転させ、開放端Pから第1挿通孔325を係止棒部311に押し込む。これにより、係止棒部311が第1挿通孔325に挿通される。このとき、第1挿通孔325の周縁は、突出部311a間に係止される(図6参照)。最後に蝶ナット33を締め付けることにより、収納容器10と押さえ部材32との間にマストMを挟持固定することができる。これにより、1つの蝶ナット33を締め付けるだけで容易に電子機器ケース1をマストMに固定でき。取付け時の作業効率を向上できる。
<2.押さえ部材の構成>
図4、図5は、押さえ部材32を後面側及び正面側からそれぞれ見た斜視図である。図6は、押さえ部材32の一部を拡大して示す斜視図である。押さえ部材32は、金属製の平板を屈曲して形成され、上壁部321と、中壁部322と、下壁部323と、連結片324と、を有する。中壁部322は、左右方向の両端部に第1挿通孔325及び第2挿通孔326が、それぞれ配置される。上壁部321は、中壁部322の上端に連結される。下壁部323は、中壁部322の下端に連結される。上壁部321及び下壁部323は、平行に配置される。
上壁部321は、左右方向の中央部において前端部から後方に凹む上壁凹部328を有する。また、下壁部323は、左右方向の中央部において前端部から後方に凹む下壁凹部329を有する。上壁凹部328及び下壁凹部329は、マストMの外周面に接触する。これにより、押さえ部材32をマストMに対して安定して固定できる。
連結片324は、中壁部322の右端部と前後方向に対向して平行に配置される。連結片324は、上壁部321の前端に連結される。連結片324は、第3挿通孔327が配置される。なお、連結片324を下壁部323の前端に連結してもよい。
第2挿通孔326及び第3挿通孔327の径は、ネジ棒部312の径よりもわずかに大きく形成される。これにより、押さえ部材32は、ネジ棒部312を軸にして容易に回転できる。また、押さえ部材32は、ネジ棒部312の延伸方向に容易に移動できる。一方、押さえ部材32は、第1挿通孔325側の前後方向(係止棒部311の延伸方向)の動きに対して、第2挿通孔326の周縁及び第3挿通孔327の周縁の2箇所がネジ棒部312に接触する。これにより、押さえ部材32の第1挿通孔325側が、前後方向にガタつくことを低減できる。したがって、第1挿通孔325に係止棒部311を挿通する際に、マストMの直径に対応する位置に配された突出部311aの間に第1挿通孔325を容易に配置できる。
第1挿通孔325は、中壁部322から下壁部323に跨って開口する切欠きにより形成される。第1挿通孔325は、中壁部322において傾斜部325a及び嵌合部325bを有する。傾斜部325aは、第1挿通孔325の開放端P上で第2挿通孔326から遠い壁面に設けられる。傾斜部325aは、上方に向かって開放端Pから離れるに従って第2挿通孔326側に傾斜する。嵌合部325bは、傾斜部325a上において、第2挿通孔326から離れる方向に凹み、係止棒部311が嵌合する。
開放端Pから第1挿通孔325内に係止棒部311を押し込む際に、傾斜部325aに沿って係止棒部311が右側(第2挿通孔326に近づく方向)に撓み、押さえ部材32は、左側に付勢される。従って、第1挿通孔325に係止棒部311を挿通する際に押さえ部材32が、左右方向(係止棒部311とネジ棒部312との並設方向)にガタつくことを防止できる。
また、係止棒部311が、嵌合部325bに到達したときに撓みが解消され、係止棒部311が、嵌合部325bに嵌合して傾斜部325aに係合する。これにより、押さえ部材32が回動して第1挿通孔325から係止棒部311が外れることを防止できる。
従って、蝶ナット33の締め付け作業時に、押さえ部材32の第1挿通孔325の周縁は、突出部311aにより前後方向の動きが規制されるとともに回動して外れることを防止できる。
本実施形態によると、押さえ部材32の第1挿通孔325が、下端を開放され、第2挿通孔326及び第3挿通孔327が、対向配置される。このため、押さえ部材32は、第2挿通孔326及び第3挿通孔327に挿通されたネジ棒部312を軸にして回転し、開放端Pから第1挿通孔325に係止棒部311を挿通して突出部311aにより係止される。
これにより、一箇所のネジ棒部312に蝶ナット33(ナット部材)を締め付けて収納容器10と押さえ部材32との間にマストMを挟持固定することができる。また、押さえ部材32の回転時に第2挿通孔326及び第3挿通孔327の2箇所が、ネジ棒部312に接触する。このため、第1挿通孔325側が、係止棒部311の延伸方向にガタつくことを低減できる。従って、電子機器ケース1の取付け時の作業効率を向上することができる。
なお、第1挿通孔325の開放端Pが押さえ部材32の下端に設けられるが、上端に設けてもよい。即ち、第1挿通孔325は係止棒部311及びネジ棒部312の並設方向(X方向)に交差する方向の一端に開放端Pを有していればよい。
また、第1挿通孔325は、開放端Pから離れるに従って第2挿通孔326側に傾斜する傾斜部325aを有する。これにより、開放端Pから第1挿通孔325内に係止棒部311を押し込む際に、傾斜部325aに沿って係止棒部311が右側(第2挿通孔326に近づく方向)に撓み、押さえ部材32を左側に付勢する。従って、第1挿通孔325に係止棒部311が挿通した状態で押さえ部材32が、左右方向(係止棒部311とネジ棒部312との並設方向)にガタつくことを防止できる。
また、第1挿通孔325は、傾斜部325a上において、第2挿通孔326から離れる方向に凹み、係止棒部311が嵌合する嵌合部325bを有する。これにより、係止棒部311が、嵌合部325bに到達したときに撓みが解消され、係止棒部311が嵌合部325bに嵌合して傾斜部325aに係合する。これにより、押さえ部材32が回動して第1挿通孔325から係止棒部311が外れることを防止できる。
また、押さえ部材32が、X方向に直交する断面形状においてコ字状に形成され、第1挿通孔325及び第2挿通孔326が配置される中壁部322と、中壁部322の上端に連結される上壁部321と、中壁部322の下端に連結される下壁部323と、を有する。連結片324は、上壁部321の端縁に連結される。これにより、第2挿通孔326と第3挿通孔327とを一定距離離して配置することができ、押さえ部材32の第1挿通孔325側が、前後方向(係止棒部311の延伸方向)にガタつくことをより低減できる。なお、本実施形態では、連結片324は、上壁部321の端縁に連結されるが、下壁部323の端縁に連結してもよい。
また、上壁部321の収納容器10側の端縁から中壁部322側に凹む上壁凹部328を有する。上壁凹部328は、マストMの外周面に接触する。これにより、押さえ部材32をマストMに対して安定して固定できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、第2挿通孔326又は第3挿通孔327を下端に開放端を有する切り欠き孔としてもよい。
1 電子機器ケース
10 収納容器
20 保持部
21 保持凹部
22 保持溝部
30 固定金具
31 ボルト部材
32 押さえ部材
33 蝶ナット
311 係止棒部
311a 突出部
312 ネジ棒部
313 連結棒部
321 上壁部
322 中壁部
323 下壁部
324 連結片
325 第1挿通孔
325a 傾斜部
325b 嵌合部
326 第2挿通孔
327 第3挿通孔
328 上壁凹部
329 下壁凹部
M マスト
P 開放端

Claims (4)

  1. 電子機器を収納する収納容器と、
    前記収納容器から略平行に延びて並設される係止棒部及びネジ棒部と、
    前記係止棒部及び前記ネジ棒部の並設方向に交差する方向の一端に開放端を有して前記係止棒部が挿通される第1挿通孔及び前記ネジ棒部が挿通される第2挿通孔を有し、前記係止棒部と前記ネジ棒部とを橋架する押さえ部材と、
    前記ネジ棒部に螺合するナット部材と、
    を備える電子機器ケースにおいて、
    前記押さえ部材は、前記第2挿通孔と対向して前記ネジ棒部が挿通される第3挿通孔を有した連結片を有し、
    前記係止棒部が、外面から外方に突出して延伸方向に複数配列されてた突出部を有し、
    前記押え部材は、前記第2挿通孔及び前記第3挿通孔に挿通された前記ネジ棒部を軸にして回転し、前記開放端から前記第1挿通孔に前記係止棒部を挿通したときに、前記第1挿通孔の周縁が突出部に接触して係止され、
    前記第1挿通孔の前記開放端上で前記第2挿通孔から遠い壁面が、前記開放端から離れるに従って前記第2挿通孔側に傾斜する傾斜部を有し、
    前記開放端から前記第1挿通孔内に前記係止棒部を押し込む際に、前記傾斜部に沿って前記係止棒部が前記第2挿通孔に近づく方向に撓むことを特徴とする電子機器ケース。
  2. 前記第1挿通孔は、前記傾斜部上において、前記第2挿通孔から離れる方向に凹み、前記係止棒部が嵌合する嵌合部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器ケース。
  3. 前記押さえ部材が、前記並設方向に直交する断面形状においてコ字状に形成され、前記第1挿通孔及び前記第2挿通孔が配置される中壁部と、前記中壁部の上端に連結される上壁部と、前記中壁部の下端に連結される下壁部と、を有し、
    前記連結片は、前記上壁部又は前記下壁部の端縁に連結されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器ケース。
  4. 前記上壁部の前記収納容器側の端縁から前記中壁部側に凹む上壁凹部を有することを特徴とする請求項3に記載の電子機器ケース。
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