JP6960856B2 - ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 - Google Patents
ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6960856B2 JP6960856B2 JP2017553107A JP2017553107A JP6960856B2 JP 6960856 B2 JP6960856 B2 JP 6960856B2 JP 2017553107 A JP2017553107 A JP 2017553107A JP 2017553107 A JP2017553107 A JP 2017553107A JP 6960856 B2 JP6960856 B2 JP 6960856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibody
- acid sequence
- seq
- binding
- amino acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
- A61P31/14—Antivirals for RNA viruses
- A61P31/16—Antivirals for RNA viruses for influenza or rhinoviruses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K39/00—Medicinal preparations containing antigens or antibodies
- A61K39/12—Viral antigens
- A61K39/145—Orthomyxoviridae, e.g. influenza virus
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/08—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from viruses
- C07K16/10—RNA viruses
- C07K16/108—Orthomyxoviridae (F), e.g. influenza virus
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K39/00—Medicinal preparations containing antigens or antibodies
- A61K2039/505—Medicinal preparations containing antigens or antibodies comprising antibodies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/20—Immunoglobulins specific features characterized by taxonomic origin
- C07K2317/21—Immunoglobulins specific features characterized by taxonomic origin from primates, e.g. man
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/30—Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency
- C07K2317/33—Crossreactivity, e.g. for species or epitope, or lack of said crossreactivity
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/30—Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency
- C07K2317/34—Identification of a linear epitope shorter than 20 amino acid residues or of a conformational epitope defined by amino acid residues
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/50—Immunoglobulins specific features characterized by immunoglobulin fragments
- C07K2317/56—Immunoglobulins specific features characterized by immunoglobulin fragments variable (Fv) region, i.e. VH and/or VL
- C07K2317/565—Complementarity determining region [CDR]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/70—Immunoglobulins specific features characterized by effect upon binding to a cell or to an antigen
- C07K2317/73—Inducing cell death, e.g. apoptosis, necrosis or inhibition of cell proliferation
- C07K2317/732—Antibody-dependent cellular cytotoxicity [ADCC]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/70—Immunoglobulins specific features characterized by effect upon binding to a cell or to an antigen
- C07K2317/76—Antagonist effect on antigen, e.g. neutralization or inhibition of binding
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/90—Immunoglobulins specific features characterized by (pharmaco)kinetic aspects or by stability of the immunoglobulin
- C07K2317/92—Affinity (KD), association rate (Ka), dissociation rate (Kd) or EC50 value
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Virology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oncology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Mycology (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本願は、2016年4月8日に出願された米国仮出願番号62/144,729からの優先権および恩典を主張し、その内容の全体が参照により本明細書に組み入れられる。
本発明は、概して、インフルエンザ中和性抗体およびその使用方法に関する。
本発明は、[]によって授与された[]の下で政府の支援を受けてなされたものである。米国政府は本発明において一定の権利を有している。
インフルエンザの流行は、人類の健康に対する最大の急性感染性の脅威の一つである。ワクチン接種は今も、季節性および流行性インフルエンザならびにその合併症を予防する主な手段である。インフルエンザウイルスの複数のサブタイプに対する広範囲の免疫を誘導する「ユニバーサル」インフルエンザワクチンが、医学研究において長い間求められている目標である。HAのステム上の高度に保存された疎水性ポケットに結合するヒト広域中和性「ヘテロサブタイプ」抗体(sBnAb)に関する最近の発見は、そのようなワクチンを開発する取り組みを再燃させた。しかし、季節性インフルエンザもしくはH5N1ワクチンの血清中または市販の静脈内免疫グロブリン(IVIG)製剤中では、ごく低濃度のsBnAbしか検出されない。
以下の特徴:
a. IGHV3-30生殖系列遺伝子によりコードされる重鎖可変領域;
b. ヘマグルチニン(HA)タンパク質のステム領域内のエピトープに結合する;および
c. グループ1およびグループ2インフルエンザA型ウイルスを中和する
を有する、単離された組み換え生産されたモノクローナル抗体。
[本発明1002]
以下の特徴:
d. IGLV1-44生殖系列遺伝子によりコードされる軽鎖可変領域;
e. SEQ ID NO:9のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3;
f. 未切断HA0に結合する;
g. HA0の切断を防ぐ;および/または
h. SEQ ID NO:18にしたがう番号で、HA2ポリペプチドのアミノ酸18、19、20、21、36、38、39、41、42、45、45、49および53により定義される立体構造エピトープに結合する
のうち1つまたは複数を有する、本発明1001のモノクローナル抗体。
[本発明1003]
a. SEQ ID NO:7のアミノ酸配列を含むCDR1;SEQ ID NO:8のアミノ酸配列を含むCDR2およびSEQ ID NO:9のアミノ酸配列を含むCDR3を含む重鎖;ならびに
b. SEQ ID NO:10またはSEQ ID NO:14のアミノ酸配列を含むCDR1;SEQ ID NO:11のアミノ酸配列を含むCDR2およびSEQ ID NO:12またはSEQ ID NO:13のアミノ酸配列を含むCDR3を含む軽鎖
を含む、インフルエンザウイルスを中和する、単離されたモノクローナル抗体。
[本発明1004]
a. SEQ ID NO:2のV H アミノ酸配列およびSEQ ID NO:4もしくはSEQ ID NO:6のV L アミノ酸配列;
b. SEQ ID NO:2のVHアミノ酸配列およびSEQ ID NO:24のVLアミノ酸配列;または
c. SEQ ID NO:22のVHアミノ酸配列およびSEQ ID NO:4もしくは6のVLアミノ酸配列
を含む、単離されたモノクローナル抗体。
[本発明1005]
インフルエンザウイルスのHAのステム領域に結合する、本発明1003または1004の抗体。
[本発明1006]
インフルエンザウイルスが、インフルエンザA型ウイルスである、本発明1003〜1005のいずれかの抗体。
[本発明1007]
インフルエンザA型ウイルスグループIおよびグループIIを中和する、本発明1003〜1006のいずれかの抗体。
[本発明1008]
HA2ポリペプチドのアミノ酸18、19、20、21、36、38、39、41、42、45、45、49および53により定義される立体構造エピトープに結合する、本発明1003〜1007のいずれかの抗体。
[本発明1009]
単鎖Fv抗体、F ab フラグメント、F ab' フラグメントまたはF (ab')2 フラグメントである、前記本発明のいずれかの抗体。
[本発明1010]
治療剤に連結されている、前記本発明のいずれかの抗体。
[本発明1011]
治療剤が、毒素、放射性標識、siRNA、低分子またはサイトカインである、本発明1007の抗体。
[本発明1012]
本発明1001〜1011のいずれかの抗体を産生する、細胞。
[本発明1013]
本発明1001〜1011のいずれかの抗体および担体を含む、組成物。
[本発明1014]
SEQ ID NO:1、3および5から選択される核酸配列を含む、核酸配列。
[本発明1015]
SEQ ID NO:2、4および6から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする、核酸配列。
[本発明1016]
SEQ ID NO:2、4および6から選択されるアミノ酸配列を含む、ポリペプチド。
[本発明1017]
本発明1014または1015の核酸を含む、ベクター。
[本発明1018]
本発明1017のベクターを含む、細胞。
[本発明1019]
インフルエンザウイルスにより引き起こされる疾患または障害を予防または処置する方法であって、その疾患または障害に罹患する危険がある人に、治療有効量の本発明1013の組成物を投与する段階を含む、方法。
[本発明1020]
抗ウイルス剤を投与する段階をさらに含む、本発明1019の方法。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかとなり、かつそれらは以下の詳細な説明および特許請求の範囲に包含される。
インフルエンザA型は、10種のタンパク質をコードする8つのセグメントゲノムを含む、マイナス一本鎖のRNAウイルスである。それは、ヌクレオカプシドおよびマトリクスタンパク質の抗原性によって定義されるインフルエンザウイルスA型、B型およびC型の属を含むオルトミクソウイルス(Orthomyxoviridae)科に属する。一般に、インフルエンザA型ウイルスは、ヒトにおけるより重度の疾患に関連する。インフルエンザA型ウイルスはさらに、細胞侵入のためにビリオンを宿主細胞に付着させるヘマグルチニン(HA)および子孫ウイルスまたは細胞表面に付着した宿主シアル酸を切断することによって子孫ウイルスの伝播を促進するノイラミニダーゼ(NA)という2つの表面タンパク質によって細分類される。
高親和性、サブタイプ横断的な広域中和性ヒト抗HA mAbを同定した。四量体化H3(A/ブリスベン/10/2007)ヘマグルチニン(HA)三量体を用いてヒトPBMCから抗原特異的記憶B細胞を単離した。H3反応性の単一の記憶B細胞をプレートに選別し、インビトロで刺激した。14日後に、40%超の選別されたB細胞が、その上清に、平均200 ng/mlのIgGを産生した。増殖させたB細胞由来の上清を、MSDまたは高感度中和アッセイによって、それらのヘテロサブタイプ結合特異性および中和活性について測定した。厳選されたクローン由来の抗体遺伝子を、単一細胞RT-PCRによって回収した。
所望の特異性を有する抗体のスクリーニングのための方法には、酵素連結免疫吸着アッセイ(ELISA)および当技術分野で公知の他の免疫学的媒介技術が含まれるが、これに限定されない。
本発明の抗体または剤(本明細書で「活性化合物」とも称される)およびそれらの誘導体、フラグメント、アナログおよびホモログは、投与に適した薬学的組成物に組み込まれ得る。そのような組成物は、典型的に、該抗体または剤および薬学的に許容される担体を含む。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される担体」という用語は、薬学的投与に適合する任意かつすべての溶媒、分散媒、コーティング、抗細菌および抗真菌剤、等張剤ならびに吸収遅延剤等を含むことが意図されている。適当な担体は、参照により本明細書に組み入れられる、この分野の標準的参考文献であるRemington's Pharmaceutical Sciencesの最新版に記載されている。そのような担体または希釈剤の好ましい例は、水、生理食塩水、リンガー溶液、デキストロース溶液および5%ヒト血清アルブミンを含むがこれらに限定されない。リポソームおよび非水性ビヒクル、例えば固定油も使用され得る。薬学的に活性な物質のためのそのような媒体および剤の使用は、当技術分野で周知である。任意の従来的な媒体または剤が活性化合物と不適合である場合を除いて、該組成物におけるその使用が想定されている。補助的な活性化合物も組成物に組み込まれ得る。
本発明は、インフルエンザウイルスと細胞膜の融合物を調節するかまたはそれ以外の方法でこれと干渉するモジュレーター、すなわち、候補または試験化合物または作用物質(例えば、ペプチド、ペプチド模倣体、低分子または他の薬物)を同定する方法(本明細書で「スクリーニングアッセイ」とも称される)を提供する。インフルエンザ感染の処置に有用な化合物を同定する方法も提供される。本発明はまた、本明細書に記載されるスクリーニングアッセイを用いて同定される化合物を包含する。
本発明の抗体は、適当なアッセイ、例えば、従来型の免疫アッセイによって検出され得る。例えば、インフルエンザタンパク質(例えば、HA1、HA2、またはニューロミニダーゼ)またはそのフラグメントを固相に固定するアッセイが行われ得る。インキュベートは、サンプル中の抗体が固相上に固定化されたポリペプチドに結合できる十分な期間続けられる。この第1のインキュベートの後、固相はサンプルから分離される。固相は、未結合物質および干渉物質、例えば同時にサンプル中に存在し得る非特異的タンパク質を除去するために洗浄される。固定化されたポリペプチドに結合した関心対象の抗体を含む固相は、その後、第2の、標識された抗体またはカップリング剤、例えばビオチンまたはアビジンに結合された抗体と共にインキュベートされる。この第2の抗体は、別の抗インフルエンザ抗体または別の抗体であり得る。抗体の標識は当技術分野で周知であり、放射性核種、酵素(マレイン酸デヒドロゲナーゼ、西洋ワサビペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、カタラーゼ)、蛍光(フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、フィコシアニン、フルオレスカミン(fluorescarmine))、ビオチン等を含む。標識抗体は固相と共にインキュベートされ、そして固相に結合した標識が測定される。当業者はこれらおよび他の免疫アッセイを容易に実施することができる。
受動免疫は、ウイルス疾患を予防および処置する上で効果的かつ安全な戦略であることが証明されている(各々参照により本明細書に組み入れられる、Keller et al., Clin. Microbiol. Rev. 13: 602-14 (2000); Casadevall, Nat. Biotechnol. 20: 114 (2002); Shibata et al., Nat. Med. 5: 204-10 (1999); およびIgarashi et al., Nat. Med. 5: 211-16 (1999)を参照のこと)。中和性ヒトモノクローナル抗体を用いた受動免疫は、代替のおよびより時間を要するワクチンおよび新薬開発が進行している間の、インフルエンザ、例えば鳥インフルエンザの緊急予防および処置のための緊急処置戦略を提供し得る。
最初の抗体が免疫系に対する抗原性決定基の効果的な提示のためのスキャホールドとして使用されてから十年以上が経つ(Zanetti, Nature 355: 476-77 (1992); Zaghouani et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 92: 631-35 (1995)を参照のこと)。ペプチドがIgG分子の不可欠の部分として含まれる場合(例えば、本明細書に記載される11Aまたは256 IgG1モノクローナル抗体)、そのペプチドエピトープの抗原性および免疫原性は、遊離ペプチドと比較して大きく増強される。そのような増強は、抗原-IgGキメラのより長い半減期、より良い提示性およびそれらのネイティブ構造を模倣する拘束された立体構造に起因すると考えられる。
DNAワクチンは、安定であり、抗原が自然のプロセシングを受ける機会を提供し得、かつより長く持続する応答を誘導することができる。DNAワクチンは、非常に魅力的な免疫戦略であるが、しばしば、非常に限られた免疫応答誘導能力しか有さない。プロフェッショナルなAPC、例えば樹状細胞(DC)による注入されたDNAの乏しい取り込みが、そのような制約の主たる原因であり得る。抗原-Igキメラワクチンと合わせて、DCの表面上のFc受容体(Fc□R)の存在を利用するAPC抗原提示の増強に基づく見込みのある新規のDNAワクチン戦略が報告されている(Casares, et al., Viral Immunol. 10: 129-36 (1997); Gerloni et al., Nat. Biotech. 15: 876-81 (1997); Gerloni et al., DNA Cell Biol. 16: 611-25 (1997); You et al., Cancer Res. 61: 3704-11 (2001)を参照のこと)。
通常1つまたは複数のモノクローナル抗体またはScFvの混合物およびその組み合わせを含む、治療または予防組成物が、本明細書に提供される。予防ワクチンは、インフルエンザウイルス感染を予防するために使用され得、治療ワクチンは、インフルエンザウイルス感染後の個体を処置するために使用され得る。予防的使用は、ワクチン接種対象におけるインフルエンザウイルスに対する抗体価の増加の提供を含む。この方法で、インフルエンザにかかる危険が高い対象に、インフルエンザウイルスに対する受動免疫が提供され得る。
本発明のワクチンは、他の抗ウイルスワクチンよりも優れた免疫保護性および免疫治療性を有する。
液性免疫を標的とするワクチン候補は、少なくとも3つの成功基準を満たさなければならない:強い抗体応答を誘発しなければならないこと(「免疫原性」);誘発する抗体の相当数が病原体と交差反応しなければならないこと(「免疫原適性」);および誘発する抗体が保護的でなければならないこと。免疫原性は、多くの場合、アジュバントまたは担体を用いて増強され得、免疫原適性および(中和によって示される)保護を誘導する能力は、抗原に固有の特性であり、究極的にはワクチン成分としてのその抗原の成功を決定するであろう。
「免疫原適性」は、病原体と交差反応する抗原により誘導された抗体の割合と定義される。(Matthews et al., J. Immunol. 169:837 (2002)を参照のこと)。それは、病原体と交差反応しない抗体を含む、抗原によって誘導されたすべての抗体の力価によって測定される免疫原性とは異なるものである。不十分な免疫原適性がおそらく、今日までのペプチドワクチンの期待外れの結果の原因であると考えられる。高い親和性で抗体に結合し、高い抗体価を示すペプチドは、しばしば、十分な免疫原適性を欠いており、したがって、それらは潜在的ワクチン成分として失格である。したがって、インフルエンザワクチン候補を選択するための基準の一つとして免疫原適性を含めることが重要である。
本発明は、インフルエンザウイルス関連疾患または障害の危険がある(またはそれに罹患し易い)対象を処置する予防的および治療的の両方の方法を提供する。そのような疾患または障害は、例えば、鳥インフルエンザを含むがこれに限定されない。
1つの局面において、本発明は、対象に本発明のモノクローナル抗体もしくはscFv抗体または本発明の方法にしたがい同定された薬剤を投与することによる、対象においてインフルエンザウイルス関連疾患または障害を予防する方法を提供する。例えば、scFvおよび/またはモノクローナル抗体は、治療有効量で投与され得る。任意で、2つまたはそれ以上の抗インフルエンザ抗体が同時投与される。
本発明の別の局面は、患者においてインフルエンザウイルス関連疾患または障害を処置する方法に関する。1つの態様において、この方法は、疾患または障害に罹患している患者に、インフルエンザを中和する薬剤(例えば、本明細書に記載されるスクリーニングアッセイによって同定された薬剤および/または本発明の方法にしたがい同定されたscFv抗体もしくはモノクローナル抗体)または薬剤の組み合わせを投与する段階を含む。例えば、本発明の抗体は、他の抗ウイルス剤、例えばタミフルと組み合わせて使用され得る。
広域中和性抗体(BnAb)の単離手順の概要が図1に示されている。ヒト記憶B細胞レパートリーからインフルエンザウイルスに対するbnAbを単離するため、我々は、インビトロでヒト記憶B細胞の活性化および分化を行うことができる高速かつ高信頼性の培養法を構築した。抗原特異的ヒト記憶B細胞(CD19+CD27+)を、7名の健常ドナーの末梢血単核細胞(PBMC)から四量体化H3(A/ブリスベン/10/07)三量体を用いて単離したところ;記憶B細胞の0.19%〜1.08%のみがH3と反応性であった(表3)。これらのB細胞を、ウェルあたり1つの細胞密度で384ウェルプレートに選別し、照射したCD40Lトランスフェクト細胞の存在下で培養した。14日後、7名のドナー由来の1051個(2688個の培養物のうち39.1%)の培養上清が、IgGまたはIgMを分泌することが見出され、これらをH3(A/ブリスベン/10/07)、H7(A/カナダ/RV444/04)、H1(A/カリフォルニア/04/09)およびインフルエンザB型のHA(B/マレーシア/2506/04)との反応性について順次試験した。このスクリーンを通じて、237個(22.55%)の増殖させた記憶B細胞が、H3と結合するIgを分泌することが見出された(表3)。このインビトロ増殖工程により、H3反応性B細胞回収率は、選別およびRT-PCRのみによる0.61%の回収率と比較して37倍増加した(データ示さず)。グループ2株H3/H7における平均交差反応性クローン率は、18.14%であった。注目すべきは、H3結合性クローンの13.08%および8.44%が、それぞれ、グループ1 H1株およびH7/H1株に対してヘテロサブタイプ結合を示したことである。H3反応性(H3+)クローンの3.38%のみが、インフルエンザB型にも結合することが見出された。次に、ヘテロサブタイプ結合を示した記憶B細胞クローンの上清を、H3N2(A/ブリスベン/10/07)に対するマイクロ中和について試験した。H3/H7/H1交差反応性および中和を示したドナー3由来の1つのbnAb、3I14をさらに特徴づけた。
親和性成熟に対する体細胞変異の寄与を評価するため、我々は、3I14 VHおよびVL生殖系列版(3I14-GL)ならびに生殖系列(g)軽鎖と対を形成した成熟(m)3I14重鎖により形成されるキメラ抗体(3I14-mHgL)およびその逆(3I14-gHmL)を作製した(図11)。3I14変種抗体を、ヒトIgG1として発現させ、H1、H5およびH3に対するそれらの結合親和性を評価した(表4および図20)。注目すべきは、3I14-GL変種は依然としてnMおよびnM以下の範囲でH3およびH1に結合しつつ、それぞれ、H3に対する結合親和性の>15倍減少およびH1に対する結合親和性の4.7倍増加を示したことである(表4)。H3およびH1に対する3I14-GLの結合親和性のこれらの変化は主として、それぞれKoffの13.9倍または7.5倍の増加および減少によるものである。興味深いことに、3I14-GLは、これらのアッセイ条件下でH5に結合しなかった。
3I14は、フローサイトメトリーにより、グループ2(H3、H4、H7、H14およびH15)ならびにグループ1(H1、H2、H5、H6、H8、H9、H11、H12およびH16)の両方のインフルエンザA型ウイルスの血清型において細胞表面発現されたHAに結合した(図2)。3I14はまた、0.01 nM〜10 nMの範囲の解離定数(Kd)でグループ2(H3、H4、H7およびH14)ならびにグループ1(H1、H5およびH9)に属する異なるサブタイプの精製されたHAタンパク質に結合した(図3および図15C)。3I14は、高い親和性(平均Kd<0.1 nM)ですべての試験されたグループ2 HA(H3、H4、H7およびH14)に結合した。加えて、3I14は、高い親和性でグループ1 H1サブタイプ(H1-CA09、H1-SI06およびH1-PR8)に結合し、他のグループ1サブタイプ(H5-VN04、H5-IN05およびH9-HK99)に対するその親和性はそれよりも低かった(それぞれ、平均Kd=1.02、1.05および5.23 nM)。
組み換えHA三量体に結合するbnAbの速度論分析を、25℃でOctet(登録商標)RED96機器(ForteBio, Inc)を用いてバイオレイヤー干渉法により実施した。5 nMのbnAb IgG1を、Pierce Protein-freeブロッキング緩衝液(Tween-20を含むPBS)中で180秒間、抗ヒトIgG Fcバイオセンサに捕捉させた。組み換え全長HAを、6.25〜100 nMの範囲の濃度で充填した。全ての実験に、HAと抗ヒトIgG Fcの間の潜在的な非特異的相互作用を試験する追加の抗ヒトIgG Fc抗体バイオセンサを含めた。konの測定のために、センサを最大20のHA濃度に曝露することによって、3I14 IgG1の結合を600秒間測定した。koffの測定のために、3I14 IgG1の解離を900秒間測定した。親和性定数(Kd)を、ForteBio Data Analysis 7.0ソフトウェアを用いて計算した。
IC50グラフは、2〜3回の独立した実験の平均中和価を示している。3I14は四角で示されており、抗グループ1 mAb F10 IgG1(三角で示されている)を対照として使用した(図4および5)。
IC50グラフは、2〜3回の独立した実験の平均中和価を示している。3I14は四角で示されており、抗グループ1 mAb F10 IgG1(三角で示されている)を対照として使用した。
我々は、BALB/cマウスモデルにおいてH5N1、H3N2、H7N7およびH7N9感染に対する保護効果を評価するため、3I14を全長ヒトIgG1に変換した(図6)。抗グループ1 Ab、F1012を、染色特異的対照として使用した。マウスを、致死用量のH7N7-NL219、H7N9-AH13、H3N2-BR07-maおよびH5N1-VN04ウイルスによるチャレンジの1日前に、様々な用量の3I14およびF10 IgG1で処置した。5 mg kg-1の3I14 IgG1を用いた予防は、14〜18日で最小限の体重減少を伴いマウスをH7N7-NL219またはH7N9-AH13チャレンジ後の死から完全に保護した(図6A)。25 mg kg-1の用量で、3I14 IgG1は、H3N2-BR07に対する80%保護およびH5N1-VN04に対する60%保護を示した。すべての生存マウスは、観察期間の終了までに体重減少の回復を示した(図6b)。5匹のマウスのグループを、H3N2 BR07、H5N1 VN04、H7N9 AU13またはH7N7 NL219インフルエンザウイルスのi.n.接種による致死チャレンジの24時間前に、25または5 mg/kgの精製されたIgGで腹腔内処置した。(A)bnAb 3I14(赤色)、グループ1対照mAb F10(黒色)およびグループ2対照mAb A533(青色)で処置したマウスの生存率(%)および(B)体重変化(%)。
ステム指向性bnAbは、pH依存的立体構造変化およびHAの膜融合と干渉することが知られている12,14,16。前駆体HA0の切断は、その後に酸性エンドソーム環境下で膜融合を活性化するようHAを刺激する。未成熟HA0は通常、呼吸上皮細胞上の表面プロテアーゼによってHA1およびHA2にプロセシングされ28,29、これはHA0のトリプシン処理によって実験的に模倣される30。3I14はHA0切断部位およびHA2 NA末端融合ペプチドを含むHAのステムドメインを標的化するので、我々は、3I14がまたHA0のトリプシン切断の活性化を阻止し得るまたはHA媒介ウイルス宿主膜融合と干渉し得るかどうかを試験した。図7は、3I14 IgG1が未成熟HA0の切断を防ぎ、対照抗SARS IgG1(Fm-6)ではそうならなかったことを示している。我々はまた、表面発現H3-A2/68およびH3-BR07を用いて、低pH誘導立体構造再構成の3I14による防止を分析した。図8(上)は、3I14が、未切断HA前駆体(HA0)(左)およびトリプシン活性化のみ(中央左)の後またはその後に低pH誘導を行った場合(中央右)のいずれかの2つの成熟形態(HA)の両方に結合することを示している。対照的に、それは、DTT還元により媒介される解離したHA2に結合しなかった(右)。3I14を、低pH誘導前に成熟HAに事前結合させたとき、この抗体は、DTT処理後も結合を維持し(図8、第4パネル)、これにより3I14がpH依存的なHA再構成を阻害することが示された(図8、下)。加えて、E730 Ab(抗HA1)の結合がDTT処理後に維持されたことから(図8、下)、3I14の事前結合はHA1-HA2の解離を防止した。これらのデータから、我々は、HAステムエピトープに結合する3I14がHA0切断およびpH依存的立体構造変化を阻害すると結論付ける。
表面発現H3の立体構造再構成を、3I14(塗りつぶしバー)およびヘッド結合対照mAb E730(白抜きバー)のFACS染色によって検出した(図8)。様々な立体構造が、対応するグラフの上に示されており、これらは以下の通りである:未切断前駆体(HA0);トリプシン活性化、切断(HA);低pH誘導、切断(pH4.9);およびDTT還元、三量体HA2(tHA2)。結合は、未処理HA(HA0)への結合に対する比率で表されている。抗体阻害アッセイにおいて、H3を、切断されたHAをpH4.9に曝露する前に、mAbなしで、3I14で、または対照Ab、Fm-6で前処理した。データは、3回の独立した実験の平均±SDを表わしている。
抗ステムbnAbは、mAb媒介抗ウイルスクリアランスの主要機構であると考えられる、インフルエンザウイルス感染細胞のFcγR依存的細胞傷害性を効果的に媒介することが報告されている31。3I14および他の抗ステムbnAbによる抗体依存的細胞傷害性(ADCC)の特性を調査するため、我々は、標的としてのHA発現293T細胞と共にヒトFcγIIIaおよび活性化T細胞核因子(NFAT)誘導ルシフェラーゼを安定的に発現する改変Jurkatエフェクター細胞32を用いてインビトロで代理レポーターベースのADCCアッセイを行った。H3発現293T標的細胞とのインキュベート後、3I14は、Jurkatレポーター細胞において用量依存的な様式かつFI6v3、CR9114、39.29およびグループ2 mAb CR8020を含む他の抗ステムbnAbに匹敵するレベルで有意なルシフェラーゼ反応を誘導した(図9)。このアッセイの特異性は、抗グループ1 mAb、F10からの応答の欠如によって実証された。3I14はまた、H5発現293T細胞に対するルシフェラーゼ反応を特異的に誘導したが、それはFI6v3、CR9114、39.29およびF10よりも低レベルであった。我々は、H5発現293T標的細胞に対するCR8020の低い反応性を観察した(図9)。これらのデータは、3I14がインビボ保護のためのFc依存的免疫媒介機構にも関与する可能性を示している。
ELISAプレートに固定化された5μg/mlのH3-BR07またはH5-VN04タンパク質を、80 nM〜0.3 nMの範囲の3I14 Fabの2倍連続希釈物と共にインキュベートし、5 nMの他のscFvFc Abと混合した。1時間の共インキュベートの後、scFvFc Abの結合を、HRP結合抗ヒトCH2抗体を用いて検出した。3I14 Fabは、H3-BR07への結合に関して、CR8020、CR9114、FI6および39.29を含む他の抗ストークAbと交差競合したが、抗HA1抗体であるE730とは競合しなかった(図10A〜D)。3I14はまた、H5-VN04に対する39.29およびF10の結合を阻害したが、抗ヘッド抗体、2Aの結合は阻害しなかった(図10E〜F)。これらの結果は、3I14が、他の抗ストークbnAbの公知のエピトープと重複するまたはそれに非常に近いHAステム領域内のエピトープを標的化することを示唆している。
H3およびH5に対する不均衡な結合強度の分子的基礎を特徴づけるためおよびH5N1株に対して改善された親和性を有するよう3I14を改変するため、我々は、最初に、3I14構造のインシリコシミュレーションのために抗体構造予測プログラムBioLuminate33を使用した。3I14モデルと他の3つのIGHV3-30 bnAb、FI6v3、39.29およびMAb 3.1の重ね合わせが、図12Bに示されている。これらの抗体間の主要な相違点が、HAと接触するループ構造を形成するFI6v3の長鎖LCDR1を除いて、HCDR3の立体構造であることが明らかである。
<4Åの原子間距離によって定義される接触残基、ただし、<5Åおよび<7Åの距離によって定義される、それぞれ、H3およびH5複合体の残基D94を除く
カラースキームは、結合エネルギーに対する貢献を示している:非常に好ましい(赤色)、好ましい(オレンジ色)、どちらでもない(青色)および好ましくない(黒色)
*残基は、生殖系列によりコードされる残基の体細胞変異を示している
*表面プラズモン共鳴(SPR)バイオセンサによって決定されたKd(図1B) **フローサイトメトリー(図2)および参考文献16によって決定された相対Kd
正に荷電した側鎖を有する残基はオレンジ色で示され、負に荷電した側鎖の残基は青色で示されている
図13は、H3のストーク上の3I14エピトープの概略図である。この図において、3I14の重鎖は青色で示され、軽鎖はマジェンダ色で示されている。H3三量体のストークは、サーモン色、緑色およびシアン色で着色されている。残基の番号は、全体にわたってH3またはAb配列に基づいている。
RosettaDockを我々のLinux機にインストールされたスタンドアローンソフトウェアとして用いて、3I14モデルをH3三量体構造とドッキングさせた。RosettaDockは、局所的な高解像度のドッキングを扱うならびに追加の回転異性体およびループ再構成を可能にするその能力から選択した。3I14モデルを、ドッキングの前に、H3/39.29複合体構造内の39.29に重ね合わせた。追加の側鎖回転異性体を加え、高解像度のみプロトコルを実行した。1000個のデコイを生成し、最高スコアのクラスター化モデルを、PyMolを用いて完全に分析した。3I14はH3への結合に関してFI6と競合するので、我々は、3I14が、39.29、FI6およびMab3.1と同じ、H3と相互作用するスキームを採用しているという仮説をたてた。したがって、最終モデルを選択する際に、以下の基準を適用した:HCDR3とH3のHA2の融合ペプチドおよびヘリックスA上の疎水性残基が境界面で疎水性コアを形成するよう近接していなければならない;HCDR2とHCDR1残基が他の複合体としてHCDR3と同様の相互作用を行う;軽鎖CDRは主としてH3と親水性相互作用を行う。1000個のデコイ中の上位10個のモデルの中で、6つのモデルが、これらの基準に合致し、それらは相互に非常に類似している。したがって、この6つの中の最高スコアを有するものをさらなる分析のために選択した。
図14Aは、H3、H5およびインフルエンザB型のステムエピトープの配列アラインメントを示している。図14Bは、残基38および39におけるH3/3I14およびH5/3I14モデルの構造重ね合わせを示している。H3はシアン色で示され、H5は黄色で示され;H3/3I14モデル由来の3I14は青色(重鎖)および黄色(軽鎖)で示され、H5/3I14モデル由来の3I14はオレンジ色で示されている。H3残基Leu38およびLys39が標識されている。重鎖由来の残基F100Fおよび軽鎖由来のD93は、それぞれ38および39と相互作用し、これらも標識されている。
H5/3I14およびインフルエンザB型/3I14複合体を、3I14/H3複合体と同じ方法でモデル化した。3I14モデルおよびH5三量体またはH3三量体の両方をH3/39.29複合体構造に重ね合わせ、この2つの構造ファイルを合成して、ドッキングのための初期モデルとして1つの3I14/H5複合体または3I14/インフルエンザB型複合体にした。興味深いことに、H3/3I14複合体モデルで選択されたのと類似のモデルが、H5/3I14およびインフルエンザB型/3I14複合体の両方における最良のモデルの中に含まれている。したがって、これらの類似モデルを、さらなる分析のための最終モデルとして選択した。
なぜ3I14がH5よりも強くH3に結合するのかを理解するため、H3/3I14およびH5/3I14境界面の完全な分析を行った。すべてのエピトープ残基の配列アラインメントは、最も決定的な変化が、H3のL38-K39がH5ではK38-39Eになっていることであることを示した(図14A)。L38は、H3/3I14モデルにおける疎水性コアの一部であり、それは3I14のHCDR3由来のF100Fと相互作用する(図14B)。驚くべきことに、H5/3I14モデルにおけるK38は、荷電アミン基を溶媒の方に向け、脂肪族鎖をF100Fに面した状態で維持することによって、同じ接触点を形成することができる。このモデルによれば、この変異は、結合親和性に影響を及ぼすことができるように見えない。対照的に、K39は、H3/3I14モデルにおいて3I14の軽鎖由来のD94と接触し、E39はH5/3I14モデルにおいて電気的反発によりD94から回転して離れている。(図14B)。明らかに、K39E変異は、H5結合に好ましくなく、おそらくこれは、3I14がH3に対するよりもH5に対してより弱い結合性を有している理由である。この仮説を試験するため、異なるサブタイプ由来のHAの38〜39位の残基を、3I14に結合するそれらの能力と比較して試験した。L38およびK39を有するHAは3I14に強く結合し、K38およびE39を有するHAはより弱く結合するという強い相関を明らかにすることができる。まとめると、我々は、3I14の軽鎖におけるD94K変異がH5に対する3I14の結合指向性を反転させ、H3に対する結合親和性を低下させるという仮説を提案する。加えて、我々は、D94N 3I14変種がH3およびH5の両方に同等に結合するという仮説を提案する。我々は、その相互作用における主要な推進力がHCDR3からの疎水性相互作用であるので、D94N変異がH3結合を弱めるとは考えていない。この位置での相互作用が反発的なものでない限り、それは親和性に有意に影響しないはずである。
3I14 VLD94N変種はH5に対する結合および中和活性を改善する
E39およびD94の提唱された反発効果を除くため、我々は、この部位において負の電荷を喪失させる単一のAspからAsnへの(DからNへの)変異がH3およびH5の両方に対して等しく結合させるであろうという仮説をたてた。この構造ベースの改変を試験するため、我々は最初に、WT 3I14およびVLD94N変種IgG1の両方の結合親和性を評価した。表3に示されるように、VLD94N変種は、H5に対する結合親和性を10倍近く増加させたが、H3に対する結合についてはいかなる変化ももたらさなかった。興味深いことに、H5に対するより高い親和性はまた、結合速度は等しいが解離速度が低下したことに起因するものであった(表7および図15)。
図16は、H5N1-VN04およびH3N2-BR07感染性ウイルスの中和を示すグラフ集である。3I14 WT(黒色)およびVLD94N変異体(赤色)は、偽型ウイルスH5N1-VN04(A)およびH3N2 BR07ウイルス(B)を中和した。抗グループ1 mAb F10(青色)を対照として使用した。これらのデータは、2〜3回の独立した実験の平均中和価を表している。
7つの酵母ディスプレイライブラリを、HCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、LCDR3およびLCDR4の残基を無作為化することによって作製した。これらの酵母ディスプレイライブラリを使用して、選択され酵母ディスプレイベクターpCTCON2にクローン化される単鎖3I14変種のプールを生成した。単離されたコンストラクトは、提示のマーカーとして機能するよう抗体のC末端にc-Mycタグを有するであろう。抗体発現および表面ディスプレイは、このライブラリを20℃で24〜48時間、SGCAA培地中で成長させることによって誘導され得る。3I14変種の提示の成功は、抗c-Myc FITC標識によって検出され得る。H5 HAが、蛍光標識で標識され、染色のために1時間添加され得る。未結合の試薬は、洗い流され得、標識されたライブラリが、H5 HA陽性クローンについて選別され得る。
3I14認識におけるHAのエピトープを調査するため、我々は、Octet(登録商標)RED96機器においてHAまたはHA1サブユニットのいずれかの全長に対するその結合活性を評価した。3I14は、三量体全長H3株、A/パース/16/09(PE-09)に結合したが、そのHA1サブユニットには結合しなかった(図19)。我々はさらに、3I14と他のステム指向性bnAb:FI6v3、CR9114、39.29、F10およびCR8020の間で結合競合アッセイを実施した(図2)。3I14 Fabは、H3-BR07に対する他の抗ステムAb CR9114、FI6v3および39.29の結合を強く阻害するが、ヘッド指向性抗H3 mAb E730(未公開の抗体配列)は阻害しない(図10)。3I14はまた、より膜に近接するエピトープに対するCR8020と競合する14。3I14は、H5-VN04に対する39.29およびF10の結合を部分的に阻害するが、抗H5ヘッド抗体2A12の結合は阻害しない(図2e、f)。これらの結果は、3I14が、他のbnAbの既知のステムエピトープと重複するまたはそれに非常に近いことを実証している。加えて、3I14は、H3の強力な阻害剤であり、H5の穏やかな阻害剤である。これらの結果は、H3およびH5に対する3I14の結合の親和性測定と一致する。
細胞
最近の季節性インフルエンザワクチン接種を受けていないことが報告された7名の健常な成人の新鮮なPBMCを、IRBによって承認されたヒトプロトコルの下で、2012年12月にDFCI Kraft Family Blood Donor Centerにおいて白血球アフェレーシスの間に回収された廃棄「カラー」を用いて入手した。メイディン・ダービー・イヌ腎臓(MDCK)細胞、293Tおよび293F細胞を、American Type Culture collection(Manassas, VA, USA)から入手した。
H3(A/ブリスベン/10/2007)の細胞外ドメイン、残基17〜531を、Avitag(アミノ酸配列:GGGLNDIFEAQKIEWHE)、トロンビン切断部位、三量体化T4フィブリチン折り畳みドメインおよび6つのヒスチジン残基を含むC末端ペプチドを含む融合タンパク質として発現させた。融合タンパク質H3-ATTHを、293F細胞から発現させ、Ni-NTA親和性クロマトグラフィーによって上清から精製した。精製された組み換えHAタンパク質を、製造元の指示にしたがい、トロンビン酵素(Novagen, Darmstadt, Germany)によって切断し、次いでBirA酵素(Avidity, Aurora, CO)を用いてビオチニル化した。
野生型インフルエンザウイルスA/カリフォルニア/4/09(H1N1-CA09)、A/プエルトリコ/8/34(H1N1-PR8)、A/パース/16/09(H3N2-PE09)、A/愛知/2/68(H3N2-A2/68)、A/香港/8/68(H3N2-HK68)、A/シドニー/5/97(H3N2-SY97)、A/ブリスベン/10/07(H3N2-BR07)、A/ウィスコンシン/67/05(HA,NA) x A/プエルトリコ/8/34(H3N2)、A/愛知/2/68(HA,NA) x A/プエルトリコ/8/34(H3N2)およびA/南昌/993/95(H3N2-NC95)を、NIH BEIR Repository(NIH, Manassas, VA)から入手し、標準的なウイルス培養技術によりメイディン・ダービー・イヌ腎臓(MDCK)細胞中で成長させた。動物チャレンジ研究で使用したA/ブリスベン/10/2007-ma(H3N2)は、PR8再集合体ウイルスx-171由来のマウス適合ウイルスである46。
新鮮なPBMCを、Ficoll-Paque勾配(GE HealthCare)の使用によって回収した血液から単離した。CD19+/CD27+ B細胞を、ビオチニル化H3-ATTHおよびアロフィコシアニン(APC)標識ストレプトアビジンを用いて染色した。単一のH3反応性記憶B細胞を、384ウェルプレートに選別した。14日間増殖させた後、その上清を、組み換えH1(H1-CA09)、H3(H3-BR07)およびH7(H7-CA444)HAタンパク質に対する反応性について試験し、Meso Scale Discovery multiplex(MSD, Rockville, Maryland)によって分析した。その後、反応性の上清を、H3N2-BR07に対するインビトロ中和活性について測定した。すべてのH3N2中和抗体を、以前に記載されたプライマーを用いる単一細胞RT-PCRによって回復させた47。
我々は、高速一工程クローニング手順を使用して、最初に3I14 Abを、ヒトIgG1のヒンジ、CH2およびCH3ドメインとの融合産物としてscFvを生成するpcDNA3.1-Hinge scFvFcミニボディ発現ベクターに移動させた12。精製された3I14 scFvFcを使用して、複数のHAおよび異なるサブタイプのウイルスに対する結合および中和活性を評価した(図1A〜Bおよび図2)。総ヒトIgG1のために、scFvの遺伝子フラグメントを個別にヒトIgG1発現ベクターTCAE6にサブクローン化した48。scFvFcまたはIgG1を、一過的トランスフェクションによって293F細胞において発現させ、プロテインAセファロース親和性クロマトグラフィーによって精製した。
我々は、高速一工程クローニング手順を使用して、最初に3I14 Abを、ヒトIgG1のヒンジ、CH2およびCH3ドメインとの融合産物としてscFvを生成するpcDNA3.1-Hinge scFvFcミニボディ発現ベクターに移動させた12。精製された3I14 scFvFcを使用して、複数のHAおよび異なるサブタイプのウイルスに対する結合および中和活性を評価した(図1A〜Bおよび図2)。総ヒトIgG1のために、scFvの遺伝子フラグメントを個別にヒトIgG1発現ベクターTCAE6にサブクローン化した48。scFvFcまたはIgG1を、一過的トランスフェクションによって293F細胞において発現させ、プロテインAセファロース親和性クロマトグラフィーによって精製した。
実験の前に、MDCK細胞(ウェルあたり1.5 x 104個の細胞)を96ウェル組織培養プレートに播種し、PBSで2回洗浄し、その後に2μg/mLトリプシンおよび0.5%BSAを補充したDMEM培地中でインキュベートした。96ウェルプレートにおいて、100 TCID50(50%組織培養物感染量)のウイルスを、Abまたは抗体含有上清の2倍連続希釈物と等量となるよう混合し、37℃で1時間インキュベートした。インキュベート後、Ab・ウイルス混合物を、2連のコンフルエントなMDCK単層に移し、その後に37℃で21時間インキュベートした。細胞をPBSで洗浄し、80%アセトンで固定し、ウイルス抗原を、インフルエンザA型ウイルスヌクレオタンパク質(NP)に対するmAb(クローンA3, BEI)を用いた間接的ELISAにより検出した。
ウイルスチャレンジの24時間前に、5匹のメス8〜10週齢BLAB/cマウスの接種グループに、腹腔内(i.p.)経路により、低用量(5 mg/kg-1)および高用量(20または25 mg/kg-1)の、それぞれ、3I14およびF10 IgG1を0.5 mL量注射した。すべてのマウスグループ(n=6)に、10 LD50(半数致死量)のA/ベトナム/1203/04(H5N1)、A/ブリスベン/10/07-ma(H3N2)、A/オランダ/219/03(H7N7)またはA/安徽/1/13(H7N9)を経鼻感染させた。マウスを、ウイルスチャレンジの日に体重測定し、次いで14日間または18日間毎日、臨床的症状について観察し、体重を記録した。初期体重に対する≧25%の体重減少または臨床症状(非応答性もしくは重度の神経学的兆候、例えば後肢まひ、運動失調)指標のスコア4を、生存エンドポイントとして使用した。動物研究は、承認を受けたInstitutional Animal Care and Use Committeeのプロトコルにしたがい実施した。
ELISAプレート上に固定した5μg/mlのH3-BR07またはH5-VN04タンパク質を、80 nM〜0.3 nMの範囲の3I14 Fabの2倍連続希釈物と共にインキュベートし、5 nMの他のscFvFc Abと混合した。1時間の共インキュベートの後、scFvFc Abの結合を、HRP結合抗ヒトCH2抗体(Life Technologies, Grand Island, NY)を用いて検出し、POLARstar Omega Microplate Reader(BMG LABTEFCH, Ortenberg, Germany)においてSuper AquaBlue ELISA基質(ebioscience, San Diego, CA)を用いて測定した。
0.4μgの組み換えH3-ヒスチジン(H3-ATTH)タンパク質を、100μg ml-1 Trypsin-ultra(New England Biolabs, Ipswich, MA)を含むpH8.0のTris-HCl緩衝液中、2.5μgの3I14もしくは抗SARS Fm-6 IgG1の存在下、または抗体の非存在下、37℃でインキュベートした。トリプシン消化を、1% BSAの添加によって様々な時点で阻害した。サンプルを、還元条件下で、12% 還元型SDS-PAGEゲル上を泳動させ、HisProbe-HRPおよびSuperSignal West HisProbe Kit(Pierce Biotechnology, Rockford, IL)を用いてブロットした。
全長組み換えインフルエンザA型pcDNA3.1-H3-A2/68およびH3-BR07プラスミドを用いて293T/17細胞にトランスフェクトした。トランスフェクト後約30時間で、0.2% エチレンジアミン四酢酸(EDTA)を用いて細胞を培養容器から剥離した。異なるHA立体構造に対するmAbの結合を測定するために、細胞サンプルを異なる処理に供し、分け、3I14またはE730 scFvFc Abで染色した。剥離した細胞を、室温で5分間、トリプシン(Gibco, Grand Island, NY)で連続的に処理し、1% BSA/PBSで洗浄し、そしてクエン酸・リン酸ナトリウム緩衝液pH 4.9中で15分間インキュベートし、洗浄し、次いでPBS中50 mMジチオトレイトール(DTT)と共に室温で20分間インキュベートした。あるいは、低pH工程の前に、5μgの3I14または抗SARS Ab Fm-6 IgG1を添加した。連続処理したサンプルを、APC結合抗ヒトFc(BioLegend, San Diego, CA.)で染色した。染色した細胞を、BD FACSAria(商標)IIおよびFACS Divaソフトウェア(Becton Dickinson、Franklin Lakes, NY)を用いて分析した。
ADCCレポーターバイオアッセイは、エフェクター細胞としてFc□RIIIa受容体、V158(高親和性)変種およびホタルルシフェラーゼの発現を誘導するNFAT応答エレメントを安定的に発現する改変されたJurkat細胞を使用する(Promega)。ADCCにおける抗体の生物学的活性は、NFAT経路活性化の結果として産生されるルシフェラーゼを通じて定量され;エフェクター細胞中のルシフェラーゼ活性は、蛍光の読み取りによって定量される。標的細胞として、1 x 104/ウェルのH3またはH5発現293T細胞を、アッセイ前に平底96ウェルプレートに付着させ、次いで培地をLow IgG Serumアッセイ緩衝液(0.5%低IgG FBSを含むRPMI 1640)に交換した。各ウェルに終濃度1、0.2および0.04μg ml-1のscFvFc抗体を添加した。1時間後、Low IgG Serumアッセイ緩衝液中6.0 x 104/ウェルのJurkatエフェクター細胞をアッセイプレートに添加し、6時間インキュベートした。上清を、300 x gでの遠心分離によって回収し、Bio-Glo(商標)Luciferase Assayキット(Promega, Madison, WI)を用いてPOLARstar Omega Microplate Reader(BMG LABTECH, Ortenberg, Germany)により490 nmで測定した。
細胞傷害性(%)=100 x (E-SE-ST)/(M-ST);
E、抗体を含むE/T培養物から放出されたLDH;SE、エフェクターからの自然放出LDH;ST、標的からの自然放出LDH;M、溶解させた標的からの最大放出LDH。データは、3回の独立した実験からの代表的実験を表しており、すべての試験を3連で実施した。データは、3回の独立した実験からの代表的実験を表しており、すべての試験を3連で実施した。
全長インフルエンザA型 HA配列を、National Center for BiotechnologyデータベースのInformation(NCBI)Influenza Virus Resourceからダウンロードした。系統発生(RHYML)ツリーは、Geneiousソフトウェアを用いたそれらのアミノ酸配列比較に基づくものである。新規のbnAb、3I14を、IMGTデータベース(http://imgt.cines.fr)を用いて、生殖系列遺伝子の使用、体細胞変異、Nヌクレオチド挿入ならびに同族可変重(VH)および軽(VL)鎖遺伝子対について分析した。単一または複数の生殖系列変異をその生殖系列に戻した抗体変種を合成により作製し(Genewiz, South Plainfield, NJ)、配列決定により確認した。F10、FI6v3、CR9114、CR8020および39.29のVHおよびVK配列を、Protein Data Bank(PDBアクセッションコード)を通じて入手し、対応する遺伝子を合成し、一過的トランスフェクションによって発現させた。
3I14を、BioLuminateの抗体モデリングモジュールを用いてホモロジーモデリングした。このモデルを、RosettaDockを用いたドッキングの前に、H3/F16複合体構造と重ね合わせた。側鎖およびループの再構成を許容する高解像度ドッキングのみを行った。各ドッキングにつき1000個のデコイを生成し、RMSD値に基づきクラスター化した。最終モデルを、クラスターのサイズおよび結果の節に記載される基準に基づき選択した。
本発明はその詳細な説明に関連して説明されてきたが、上記の説明は例示を意図したものであり、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって定義される。他の局面、利点および改変も、添付の特許請求の範囲に包含される。
Claims (20)
- a. SEQ ID NO:7のアミノ酸配列を含むCDR1、SEQ ID NO:8のアミノ酸配列を含むCDR2、およびSEQ ID NO:9のアミノ酸配列を含むCDR3を含む重鎖;ならびに
b. SEQ ID NO:10のアミノ酸配列を含むCDR1、SEQ ID NO:11のアミノ酸配列を含むCDR2、およびSEQ ID NO:12またはSEQ ID NO:13のアミノ酸配列を含むCDR3を含む軽鎖
を含む、インフルエンザウイルスを中和する、単離されたモノクローナル抗体。 - SEQ ID NO:2のVHアミノ酸配列およびSEQ ID NO:4もしくはSEQ ID NO:6のVLアミノ酸配列
を含む、単離されたモノクローナル抗体。 - インフルエンザウイルスのHAのステム領域に結合する、請求項1または2記載の抗体。
- インフルエンザウイルスが、インフルエンザA型ウイルスである、請求項1〜3のいずれか一項記載の抗体。
- インフルエンザA型ウイルスグループIおよびグループIIを中和する、請求項1〜4のいずれか一項記載の抗体。
- 単鎖Fv抗体、Fabフラグメント、Fab'フラグメントまたはF(ab')2フラグメントである、請求項1〜5のいずれか一項記載の抗体。
- 治療剤に連結されている、請求項1〜6のいずれか一項記載の抗体。
- 治療剤が、毒素、放射性標識、siRNA、低分子またはサイトカインである、請求項7記載の抗体。
- 請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体を産生する、細胞。
- 請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体および担体を含む、組成物。
- SEQ ID NO:1の核酸配列を含む核酸分子とSEQ ID NO:3の核酸配列を含む核酸分子とを含む組み合わせ。
- SEQ ID NO:1の核酸配列を含む核酸分子とSEQ ID NO:5の核酸配列を含む核酸分子とを含む組み合わせ。
- SEQ ID NO:2のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含む核酸分子とSEQ ID NO:4のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含む核酸分子とを含む組み合わせ。
- SEQ ID NO:2のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含む核酸分子とSEQ ID NO:6のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含む核酸分子とを含む組み合わせ。
- SEQ ID NO:2のアミノ酸配列を含むポリペプチドとSEQ ID NO:4のアミノ酸配列を含むポリペプチドとを含む組み合わせ。
- SEQ ID NO:2のアミノ酸配列を含むポリペプチドとSEQ ID NO:6のアミノ酸配列を含むポリペプチドとを含む組み合わせ。
- 請求項11〜14のいずれか一項記載の組み合わせを含む、ベクター。
- 請求項17記載のベクターを含む、細胞。
- インフルエンザウイルスにより引き起こされる疾患または障害を予防または処置するための、請求項10記載の組成物。
- 抗ウイルス剤と併用される、請求項19記載の組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021083700A JP2021121204A (ja) | 2015-04-08 | 2021-05-18 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
| JP2023116535A JP2023130499A (ja) | 2015-04-08 | 2023-07-18 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US201562144729P | 2015-04-08 | 2015-04-08 | |
| US62/144,729 | 2015-04-08 | ||
| PCT/US2016/026800 WO2016164835A1 (en) | 2015-04-08 | 2016-04-08 | Humanized influenza monoclonal antibodies and methods of use thereof |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021083700A Division JP2021121204A (ja) | 2015-04-08 | 2021-05-18 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018518940A JP2018518940A (ja) | 2018-07-19 |
| JP2018518940A5 JP2018518940A5 (ja) | 2019-05-16 |
| JP6960856B2 true JP6960856B2 (ja) | 2021-11-05 |
Family
ID=55754481
Family Applications (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017553107A Active JP6960856B2 (ja) | 2015-04-08 | 2016-04-08 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
| JP2021083700A Pending JP2021121204A (ja) | 2015-04-08 | 2021-05-18 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
| JP2023116535A Withdrawn JP2023130499A (ja) | 2015-04-08 | 2023-07-18 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
Family Applications After (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021083700A Pending JP2021121204A (ja) | 2015-04-08 | 2021-05-18 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
| JP2023116535A Withdrawn JP2023130499A (ja) | 2015-04-08 | 2023-07-18 | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US11135282B2 (ja) |
| EP (1) | EP3280730B1 (ja) |
| JP (3) | JP6960856B2 (ja) |
| KR (1) | KR102668588B1 (ja) |
| CN (1) | CN107750253B (ja) |
| AU (2) | AU2016246065B2 (ja) |
| CA (1) | CA2981969C (ja) |
| IL (2) | IL254951B (ja) |
| WO (1) | WO2016164835A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9969794B2 (en) | 2012-05-10 | 2018-05-15 | Visterra, Inc. | HA binding agents |
| EP4043489A1 (en) * | 2014-03-19 | 2022-08-17 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Immunogenetic restriction on elicitation of antibodies |
| AU2017222564A1 (en) | 2016-02-24 | 2018-09-06 | Visterra, Inc. | Formulations of antibody molecules to influenza virus |
| CN120795163A (zh) | 2016-10-14 | 2025-10-17 | 丹娜法伯癌症研究所公司 | 模块化四聚体双特异性抗体平台 |
| US11780907B2 (en) | 2018-01-26 | 2023-10-10 | Regeneron Pharmaceuticals, Inc. | Human antibodies to influenza hemagglutinin |
| AU2019235900B2 (en) | 2018-03-14 | 2025-12-11 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Engineered cells, T cell immune modulating antibodies and methods for using the same |
| US20200064353A1 (en) | 2018-08-13 | 2020-02-27 | Regeneron Pharmaceuticals, Inc. | Therapeutic Protein Selection in Simulated In Vivo Conditions |
| CN109448781B (zh) * | 2018-11-06 | 2021-09-14 | 云南大学 | 一种流感病毒抗原变化的预测方法 |
| CN111423507B (zh) * | 2019-01-10 | 2022-04-15 | 中国科学院分子细胞科学卓越创新中心 | 广谱性中和流感病毒的全人抗体 |
| US11230593B2 (en) | 2019-03-25 | 2022-01-25 | Visterra, Inc. | Compositions and methods for treating and preventing influenza |
| WO2021119467A1 (en) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | Visterra, Inc. | Compositions and methods for treating and preventing influenza |
| WO2023081471A1 (en) | 2021-11-05 | 2023-05-11 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Human broadly crossreactive influenza monoclonal antibodies and methods of use thereof |
| CN114366809B (zh) * | 2022-01-12 | 2024-07-23 | 广州瑞贝斯药业有限公司 | 一种铝纳米晶递送系统及其结合疫苗抗原分子自组装颗粒佐剂疫苗 |
Family Cites Families (40)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3773919A (en) | 1969-10-23 | 1973-11-20 | Du Pont | Polylactide-drug mixtures |
| FR2413974A1 (fr) | 1978-01-06 | 1979-08-03 | David Bernard | Sechoir pour feuilles imprimees par serigraphie |
| US4485045A (en) | 1981-07-06 | 1984-11-27 | Research Corporation | Synthetic phosphatidyl cholines useful in forming liposomes |
| US4522811A (en) | 1982-07-08 | 1985-06-11 | Syntex (U.S.A.) Inc. | Serial injection of muramyldipeptides and liposomes enhances the anti-infective activity of muramyldipeptides |
| US4816567A (en) | 1983-04-08 | 1989-03-28 | Genentech, Inc. | Recombinant immunoglobin preparations |
| US4544545A (en) | 1983-06-20 | 1985-10-01 | Trustees University Of Massachusetts | Liposomes containing modified cholesterol for organ targeting |
| US4676980A (en) | 1985-09-23 | 1987-06-30 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services | Target specific cross-linked heteroantibodies |
| EP0279862B1 (en) | 1986-08-28 | 1993-11-03 | Teijin Limited | Cytocidal antibody complex and process for its preparation |
| US4946778A (en) | 1987-09-21 | 1990-08-07 | Genex Corporation | Single polypeptide chain binding molecules |
| US5132405A (en) | 1987-05-21 | 1992-07-21 | Creative Biomolecules, Inc. | Biosynthetic antibody binding sites |
| US5091513A (en) | 1987-05-21 | 1992-02-25 | Creative Biomolecules, Inc. | Biosynthetic antibody binding sites |
| US5223409A (en) | 1988-09-02 | 1993-06-29 | Protein Engineering Corp. | Directed evolution of novel binding proteins |
| GB8823869D0 (en) | 1988-10-12 | 1988-11-16 | Medical Res Council | Production of antibodies |
| ES2096590T3 (es) | 1989-06-29 | 1997-03-16 | Medarex Inc | Reactivos biespecificos para la terapia del sida. |
| US5013556A (en) | 1989-10-20 | 1991-05-07 | Liposome Technology, Inc. | Liposomes with enhanced circulation time |
| DE69120146T2 (de) | 1990-01-12 | 1996-12-12 | Cell Genesys Inc | Erzeugung xenogener antikörper |
| WO1996033735A1 (en) | 1995-04-27 | 1996-10-31 | Abgenix, Inc. | Human antibodies derived from immunized xenomice |
| WO1992000373A1 (en) | 1990-06-29 | 1992-01-09 | Biosource Genetics Corporation | Melanin production by transformed microorganisms |
| ATE158021T1 (de) | 1990-08-29 | 1997-09-15 | Genpharm Int | Produktion und nützung nicht-menschliche transgentiere zur produktion heterologe antikörper |
| US5545806A (en) | 1990-08-29 | 1996-08-13 | Genpharm International, Inc. | Ransgenic non-human animals for producing heterologous antibodies |
| US5633425A (en) | 1990-08-29 | 1997-05-27 | Genpharm International, Inc. | Transgenic non-human animals capable of producing heterologous antibodies |
| US5661016A (en) | 1990-08-29 | 1997-08-26 | Genpharm International Inc. | Transgenic non-human animals capable of producing heterologous antibodies of various isotypes |
| US5625126A (en) | 1990-08-29 | 1997-04-29 | Genpharm International, Inc. | Transgenic non-human animals for producing heterologous antibodies |
| WO1992020373A1 (en) | 1991-05-14 | 1992-11-26 | Repligen Corporation | Heteroconjugate antibodies for treatment of hiv infection |
| US5233409A (en) | 1992-02-25 | 1993-08-03 | Schwab Karl W | Color analysis of organic constituents in sedimentary rocks for thermal maturity |
| ES2301158T3 (es) | 1992-07-24 | 2008-06-16 | Amgen Fremont Inc. | Produccion de anticuerpos xenogenicos. |
| DK0752248T3 (da) | 1992-11-13 | 2000-11-13 | Idec Pharma Corp | Terapeutisk anvendelse af kimæriske og radioaktivt mærkede antistoffer mod humant B-lymfocytbegrænset differentieringsantig |
| EP0745134A1 (en) | 1994-02-22 | 1996-12-04 | Danafarber Cancer Institute | Nucleic acid delivery system, method of synthesis and uses thereof |
| WO1996034096A1 (en) | 1995-04-28 | 1996-10-31 | Abgenix, Inc. | Human antibodies derived from immunized xenomice |
| US5916771A (en) | 1996-10-11 | 1999-06-29 | Abgenix, Inc. | Production of a multimeric protein by cell fusion method |
| US20020029391A1 (en) | 1998-04-15 | 2002-03-07 | Claude Geoffrey Davis | Epitope-driven human antibody production and gene expression profiling |
| CA2761648C (en) * | 2009-05-11 | 2019-03-12 | Crucell Holland B.V. | Human binding molecules capable of neutralizing influenza virus h3n2 and uses thereof |
| US20130022608A1 (en) * | 2010-03-26 | 2013-01-24 | Pomona Ricerca S.R.L. | FULL-LENGTH IgG IMMUNOGLOBULINS CAPABLE OF RECOGNIZING A HETEROSUBTYPE NEUTRALIZING EPITOPE ON THE HEMAGGLUTININ STEM REGION AND USES THEREOF |
| US9534042B2 (en) * | 2010-09-03 | 2017-01-03 | Fujita Health University | Influenza virus-neutralizing antibody and screening method therefor |
| US8961978B2 (en) | 2011-07-14 | 2015-02-24 | Crucell Holland B.V. | Human binding molecules capable of neutralizing influenza A viruses of phylogenetic group 1 and phylogenetic group 2 and influenza B viruses |
| AU2011373387B2 (en) * | 2011-07-18 | 2017-06-29 | Institute For Research In Biomedicine | Neutralizing anti-influenza A virus antibodies and uses thereof |
| JP5998222B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-09-28 | セルトリオン・インコーポレイテッド | ヒトb細胞で生産されたインフルエンザaウイルス中和活性を持つ結合分子 |
| US9969794B2 (en) * | 2012-05-10 | 2018-05-15 | Visterra, Inc. | HA binding agents |
| CN104968367B (zh) * | 2012-11-13 | 2018-04-13 | 弗·哈夫曼-拉罗切有限公司 | 抗血凝素抗体和使用方法 |
| US9111624B2 (en) | 2013-03-22 | 2015-08-18 | Katsuyuki Fujita | Semiconductor memory device |
-
2016
- 2016-04-08 KR KR1020177032200A patent/KR102668588B1/ko active Active
- 2016-04-08 EP EP16716806.1A patent/EP3280730B1/en active Active
- 2016-04-08 CA CA2981969A patent/CA2981969C/en active Active
- 2016-04-08 CN CN201680033270.XA patent/CN107750253B/zh active Active
- 2016-04-08 AU AU2016246065A patent/AU2016246065B2/en active Active
- 2016-04-08 US US15/564,897 patent/US11135282B2/en active Active
- 2016-04-08 JP JP2017553107A patent/JP6960856B2/ja active Active
- 2016-04-08 WO PCT/US2016/026800 patent/WO2016164835A1/en not_active Ceased
-
2017
- 2017-10-09 IL IL254951A patent/IL254951B/en unknown
-
2021
- 2021-05-18 JP JP2021083700A patent/JP2021121204A/ja active Pending
- 2021-08-18 US US17/405,748 patent/US12076390B2/en active Active
- 2021-09-03 AU AU2021225240A patent/AU2021225240A1/en not_active Abandoned
- 2021-09-09 IL IL286208A patent/IL286208A/en unknown
-
2023
- 2023-07-18 JP JP2023116535A patent/JP2023130499A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| AU2021225240A1 (en) | 2021-09-30 |
| WO2016164835A1 (en) | 2016-10-13 |
| EP3280730A1 (en) | 2018-02-14 |
| KR20170133507A (ko) | 2017-12-05 |
| JP2021121204A (ja) | 2021-08-26 |
| CA2981969C (en) | 2023-12-05 |
| CN107750253A (zh) | 2018-03-02 |
| JP2018518940A (ja) | 2018-07-19 |
| US12076390B2 (en) | 2024-09-03 |
| US11135282B2 (en) | 2021-10-05 |
| US20220054624A1 (en) | 2022-02-24 |
| IL254951B (en) | 2021-09-30 |
| AU2016246065A1 (en) | 2017-10-26 |
| IL286208A (en) | 2021-10-31 |
| AU2016246065B2 (en) | 2021-06-03 |
| CN107750253B (zh) | 2022-10-04 |
| CA2981969A1 (en) | 2016-10-13 |
| JP2023130499A (ja) | 2023-09-20 |
| EP3280730C0 (en) | 2024-01-03 |
| EP3280730B1 (en) | 2024-01-03 |
| IL254951A0 (en) | 2017-12-31 |
| US20180099040A1 (en) | 2018-04-12 |
| KR102668588B1 (ko) | 2024-05-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6960856B2 (ja) | ヒト化インフルエンザモノクローナル抗体およびその使用方法 | |
| AU2008338691B2 (en) | Antibodies against influenza virus and methods of use thereof | |
| JP2024542158A (ja) | ヒト広域交差反応性インフルエンザモノクローナル抗体及びその使用方法 | |
| AU2019204310B2 (en) | Antibodies against influenza virus and methods of use thereof |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171212 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190404 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190404 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200122 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200205 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200501 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200805 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210118 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210518 |
|
| C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20210518 |
|
| C11 | Written invitation by the commissioner to file amendments |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11 Effective date: 20210526 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210624 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210624 |
|
| C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210628 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210902 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20211004 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211012 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6960856 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |