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JP6962156B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像処理システム、およびプログラム - Google Patents
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JP6962156B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像処理システム、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像処理システム、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置およびそれに関連する技術に関する。
近年、ウエブサーバによるサービスにおいてAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース(Application Programming Interface))が提供され、サービスを受ける側のクライアントが当該APIを利用する技術が存在する。具体的には、クライアントからサーバに対してAPIリクエスト(たとえば、天気予報の表示に利用可能なAPIのリクエスト)を送信し、当該APIリクエストに応じて返信されてきたレスポンス情報に基づき、所定の情報(天気予報の情報)等を表示することなどが行われる。
また、特許文献1においては、MFP(画像処理装置)内に内部サーバ(APIサーバとして機能する)を設け、MFPにおけるジョブ操作に関するAPIのリクエスト(APIリクエスト)がMFPの装置内部のブラウザから内部サーバに送信されると、当該内部サーバからレスポンス情報(APIレスポンス)がブラウザに返信されることが記載されている。たとえば、ページ記述言語(HTML等)およびAPI(MFPのジョブ設定操作に関するAPI、および/またはジョブの実行操作に関するAPI等)を利用して、当該ブラウザ内にMFPの操作画面を構築し、当該操作画面を用いてMFPを操作することが可能である。
MFP(画像処理装置)のAPIサーバは、MFPの内部のブラウザからのAPIリクエストのみならずMFPの外部装置(クライアント)からのAPIリクエストに応じてレスポンス情報を返信することも可能である。換言すれば、上述のクライアント(外部クライアント)によるウエブサーバへのAPIリクエスト等を実行する技術を、MFP(画像処理装置)内のAPIサーバに関して適用することも考えられる。
より具体的には、MFP内にAPIサーバを設け、MFPにおけるジョブ操作に関するAPIのリクエスト(APIリクエスト)がクライアント(外部クライアント)からMFP(APIサーバ)に送信されると、当該APIサーバからクライアントへとレスポンス情報(APIレスポンス)が返信される。クライアントは、当該レスポンス情報に基づいて適宜の処理(受信情報の表示処理等)を実行する。たとえば、ページ記述言語(HTML等)およびAPI(MFPのジョブ設定操作に関するAPI、および/またはジョブの実行操作に関するAPI等)を利用してMFPの操作画面をクライアント(の表示部)に構築し、当該クライアントに表示された操作画面等を用いてMFPを操作することが可能である。換言すれば、クライアントは、APIを利用して、MFP10におけるジョブ操作等を実行することが可能である。
特開2013−021630号公報
しかしながら、APIリクエストに対するレスポンス情報は、多岐に亘る種類の情報を含み、比較的大きなサイズを有することもある。そのようなレスポンス情報を常にサーバからクライアントへ送信する場合には、クライアントでの受信処理および受信データの解析処理等に比較的長時間を要するなどの問題が生じ得る。
そこで、この発明は、APIのリクエストの送信元装置に対してレスポンス情報を効率的に送信することが可能な画像処理装置およびそれに関連する技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像処理装置であって、前記画像処理装置に関するAPIのリクエストをクライアントから受け付ける受付手段と、前記リクエストの送信元装置である前記クライアントのクライアント種別を、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報に基づいて判定する判定手段と、前記クライアントの前記クライアント種別に基づいて、前記APIの前記リクエストに対するレスポンス情報を決定する決定手段と、前記決定されたレスポンス情報を前記クライアントに送信する送信手段と、を備え、前記決定手段は、前記クライアント種別が一の種別であると判定される場合、前記クライアント種別が他の種別であると判定される場合に比べて少ないデータ量の情報を、前記レスポンス情報として決定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、前記画像処理装置でのジョブ操作を実行する第1の種類のクライアントと、前記画像処理装置での前記ジョブ操作を実行せずデータ管理を実行する第2の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、前記ジョブ操作に関するAPIの実行履歴が前記クライアントからの過去のAPIリクエストとして前記履歴情報に存在するか否かに関する第1の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第1の種類のクライアントと前記第2の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3の発明に係る画像処理装置において、前記決定手段は、前記送信元装置が前記第2の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記データ管理と前記ジョブ操作との双方で利用される基本情報のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定し、前記送信元装置が前記第1の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本情報のみならず、前記データ管理では利用されず前記ジョブ操作で利用される応用情報をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、ジョブに関するパラメータのうち基本レベルのパラメータ以外のパラメータである応用レベルのパラメータの設定変更をも実行する第3の種類のクライアントと、前記応用レベルのパラメータの設定変更を実行せず且つ前記基本レベルのパラメータの設定変更を実行する第4の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定し、前記基本レベルのパラメータは、所定の基本的な設定操作で利用されるパラメータであり、前記応用レベルのパラメータは、前記所定の基本的な設定操作以外の設定操作で利用されるパラメータであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、ジョブ設定操作に関するAPIの実行履歴にて前記応用レベルのパラメータが過去に指定されていたか否かに関する第2の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第3の種類のクライアントと前記第4の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5または請求項6の発明に係る画像処理装置において、前記決定手段は、前記送信元装置が前記第4の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定し、前記送信元装置が前記第3の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみならず前記応用レベルのパラメータ群をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7のいずれかの発明に係る画像処理装置において、各クライアントからのAPIリクエストの前記履歴情報を格納する格納手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、前記送信元装置の利用履歴が前記履歴情報に存在しない場合には、前記送信元装置から受信した前記送信元装置のIPアドレスに基づいて、前記送信元装置の前記クライアント種別を判定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、前記送信元装置から受信した前記送信元装置のIPアドレスに基づいて、前記送信元装置の前記クライアント種別を判定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項9または請求項10の発明に係る画像処理装置において、前記判定手段は、前記送信元装置から受信した前記送信元装置の前記IPアドレスがグローバルIPアドレスであるかプライベートIPアドレスであるかに応じて、前記送信元装置の前記クライアント種別を判定することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの発明に係る画像処理装置において、決定された前記レスポンス情報が前記クライアントに送信された後、所定時間内に前記APIと同じAPIのリクエストである再リクエストが前記送信元装置から受け付けられる場合、前記送信手段は、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうちの全てを、前記再リクエストに対するレスポンス情報として前記送信元装置に送信することを特徴とする。
請求項13の発明は、画像処理システムであって、画像処理装置と、サーバと、を備え、前記画像処理装置は、前記画像処理装置に関するAPIのリクエストをクライアントから受け付ける受付手段と、前記リクエストの送信元装置である前記クライアントのクライアント種別に基づいて、前記APIの前記リクエストに対するレスポンス情報を決定する決定手段と、前記決定されたレスポンス情報を前記クライアントに送信する送信手段と、を備え、前記画像処理装置は、前記送信元装置の前記クライアント種別を前記サーバに問い合わせ、前記サーバは、前記リクエストの前記送信元装置である前記クライアントの前記クライアント種別を、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報に基づいて判定し、前記画像処理装置は、前記サーバからの問合せ結果に基づいて前記クライアント種別を取得することを特徴とする。
請求項14の発明は、画像処理装置の制御方法であって、a)前記画像処理装置に関するAPIのリクエストをクライアントから受け付けるステップと、b)前記リクエストの送信元装置である前記クライアントのクライアント種別を、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報に基づいて判定するステップ、c)前記クライアントの前記クライアント種別に基づいて、前記APIの前記リクエストに対するレスポンス情報を決定するステップと、d)前記決定されたレスポンス情報を前記クライアントに送信するステップと、を備え、前記クライアント種別が一の種別であると判定される場合、前記ステップc)においては、前記クライアント種別が他の種別であると判定される場合に比べて少ないデータ量の情報が前記レスポンス情報として決定されることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14に記載の制御方法において、前記ステップb)は、b−1)前記画像処理装置でのジョブ操作を実行する第1の種類のクライアントと、前記画像処理装置での前記ジョブ操作を実行せずデータ管理を実行する第2の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定するステップ、を備えることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15に記載の制御方法において、前記ステップb−1)は、前記ジョブ操作に関するAPIの実行履歴が前記クライアントからの過去のAPIリクエストとして前記履歴情報に存在するか否かに関する第1の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第1の種類のクライアントと前記第2の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定するステップ、を備えることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項15または請求項16に記載の制御方法において、前記ステップc)は、c−1)前記送信元装置が前記第2の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記データ管理と前記ジョブ操作との双方で利用される基本情報のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、c−2)前記送信元装置が前記第1の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本情報のみならず、前記データ管理では利用されず前記ジョブ操作で利用される応用情報をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項14に記載の制御方法において、ステップb)は、b−1)ジョブに関するパラメータのうち基本レベルのパラメータ以外のパラメータである応用レベルのパラメータの設定変更をも実行する第3の種類のクライアントと、前記応用レベルのパラメータの設定変更を実行せず且つ前記基本レベルのパラメータの設定変更を実行する第4の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定するステップ、を備え、前記基本レベルのパラメータは、所定の基本的な設定操作で利用されるパラメータであり、前記応用レベルのパラメータは、前記所定の基本的な設定操作以外の設定操作で利用されるパラメータであることを特徴とする制御方法。
請求項19の発明は、請求項18に記載の制御方法において、ステップb−1)は、ジョブ設定操作に関するAPIの実行履歴にて前記応用レベルのパラメータが過去に指定されていたか否かに関する第2の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第3の種類のクライアントと前記第4の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定するステップ、を有することを特徴とする制御方法。
請求項20の発明は、請求項18または請求項19に記載の制御方法において、前記ステップc)は、c−1)前記送信元装置が前記第4の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、c−2)前記送信元装置が前記第3の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみならず前記応用レベルのパラメータ群をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、を備えることを特徴とする制御方法。
請求項21の発明は、請求項14から請求項20のいずれかに記載の制御方法において、前記ステップb)において、前記送信元装置の利用履歴が前記履歴情報に存在しない場合には、前記送信元装置から受信した前記送信元装置のIPアドレスに基づいて、前記送信元装置の前記クライアント種別が判定されることを特徴とする制御方法。
請求項22の発明は、請求項21に記載の制御方法において、前記ステップb)において、前記送信元装置から受信した前記送信元装置の前記IPアドレスがグローバルIPアドレスであるかプライベートIPアドレスであるかに応じて、前記送信元装置の前記クライアント種別が判定されることを特徴とする制御方法。
請求項23の発明は、請求項14から請求項22のいずれかに記載の制御方法において、e)前記ステップc)にて決定された前記レスポンス情報が前記ステップd)にて前記クライアントに送信された後、所定時間内に前記APIと同じAPIのリクエストである再リクエストが前記送信元装置から受け付けられる場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうちの全てを、前記再リクエストに対するレスポンス情報として前記送信元装置に送信するステップ、をさらに備えることを特徴とする。
請求項24の発明は、請求項14から請求項23のいずれかに記載の制御方法を、前記画像処理装置に内蔵されたコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とする。
請求項1から請求項24に記載の発明によれば、APIのリクエストの送信元装置であるクライアントのクライアント種別に基づいて、APIのリクエストに対するレスポンス情報が決定されるので、当該APIのリクエストの送信元装置に対してレスポンス情報を効率的に送信することが可能である。
また、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報に基づいて判定されたクライアント種別に応じて、APIのリクエストに対するレスポンス情報が決定されるので、IPアドレスに対して固定的に割り付けられたクライアント種別に基づいてレスポンス情報が決定される場合に比べて、レスポンス情報を柔軟に且つ適切に決定することが可能である。
第1実施形態に係る画像処理システムの構成を示す概略図である。 MFPの機能ブロックを示す図である。 複数のAPIに関する情報が規定されたデータテーブルを示す図である。 MFPの動作を示すフローチャートである。 図4の一部動作(クライアント種別の判定動作)を詳細に示すフローチャートである。 図4の一部動作(レスポンス情報の決定動作)を詳細に示すフローチャートである。 API利用履歴情報を示す図である。 「登録ユーザ情報取得API」向けの「レスポンス情報決定用テーブル」を示す図である。 MFP内に格納されている登録ユーザ情報を示す図である。 「ボックス文書情報取得API」向けの「レスポンス情報決定用テーブル」を示す図である。 第2実施形態に係るAPIデータテーブルを示す図である。 第2実施形態に係る動作の一部(クライアント種別の判定動作)を詳細に示すフローチャートである。 第2実施形態に係る動作の一部(レスポンス情報の決定動作)を詳細に示すフローチャートである。 コピージョブに関するパラメータ群を示す図である。 「ジョブ設定変更API」向けの「レスポンス情報決定用テーブル」を示す図である。 別のAPI利用履歴情報を示す図である。 第3実施形態に係るAPIデータテーブルを示す図である。 第3実施形態に係る動作の一部(クライアント種別の判定動作)を詳細に示すフローチャートである。 第3実施形態に係る動作の一部(レスポンス情報の決定動作)を詳細に示すフローチャートである。 各クライアントの装置識別情報とクライアント種別情報との対応関係を規定したデータテーブルを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理システム1の構成を示す概略図である。図1に示されるように、画像処理システム1は、MFP10(画像処理装置)とクライアントコンピュータ70とを備える。クライアントコンピュータ70は、MFP10の外部装置であるとも表現される。
MFP10とクライアントコンピュータ(単にクライアントとも称する)70とは、ネットワーク108を介して互いに接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。
クライアント70は、LANの内部からMFP10にアクセスしてもよく、LANの外部からルータ等を介してMFP10にアクセスしてもよい。
<1−2.MFP10の構成>
図2は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の機能ブロックを示す図である。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。なお、MFP10は、画像処理装置あるいは画像形成装置などとも表現される。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像なしいスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。このMFP10は、電子写真方式のプリンタ(フルカラープリンタ等)であるとも表現され、印刷出力部3は、露光部、現像部、転写部、定着部などの各種のハードウエア機構を有している。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(たとえば、クライアント70)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置(不揮発性記憶装置)で構成される。格納部5には、後述する、API情報210(図3)、API利用履歴情報310(図7)、レスポンス情報決定用情報(テーブルB11(図8),B12(図10),...)、登録ユーザ関連情報410(図9)等が格納される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられ、当該操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの操作入力を受け付けることが可能である。たとえば、タッチパネル25においては、メニュー画面等の各種の画面(ボタン画像等を含む)等が表示される。操作者は、タッチパネル25内に仮想的に配置されるボタン(ボタン画像で表現されるボタン)を押下することによって、MFP10の各種設定内容を変更することなどが可能である。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAM(揮発性メモリ)およびROM(不揮発性メモリ))等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と動作制御部15とAPIリクエスト受付部16とクライアント種別判定部17とレスポンス情報決定部18とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(クライアント70等)との間の通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部11は、通信部4等と協働して、クライアント70からの印刷指令等を受信する。
表示制御部13は、表示部6bにおける表示動作を制御する処理部である。たとえば、表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面等を表示部6bに表示させる。
入力制御部12は、操作入力部6aに対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部12は、操作画面に対する操作入力を受け付ける動作を制御する。
動作制御部15は、MFP10における印刷出力動作およびスキャン動作等を制御する制御部である。
APIリクエスト受付部16は、MFP10に関するAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース(Application Programming Interface))のリクエストをクライアント70等から受け付ける処理部である。APIリクエスト受付部16は、当該リクエスト(APIリクエスト)の内容を解析する解析処理をも実行する。
クライアント種別判定部17は、APIリクエストの送信元装置であるクライアント(クライアント装置)のクライアント種別(後述)を判定する処理部である。
レスポンス情報決定部18は、APIリクエストに対するレスポンス情報(後述)を、当該APIリクエストの送信元装置のクライアント種別に基づいて決定する処理部である。より詳細には、レスポンス情報決定部18は、APIリクエストに対するレスポンス情報の候補群の中から、当該APIリクエストの送信元装置のクライアント種別に応じた情報を、当該送信元装置に実際に返信すべきレスポンス情報として決定(特定)する。このようにしてレスポンス情報が決定されると、当該レスポンス情報は、レスポンス情報決定部18、通信制御部11および通信部4等によって、送信元装置のクライアントへと送信される。
APIリクエスト受付部16、クライアント種別判定部17、およびレスポンス情報決定部18は、APIサーバ部20(クライアントからのAPIリクエストに対するサーバ側の処理を実行するサーバ処理部)として機能する。
このように、主にコントローラ9のCPUにてソフトウエアプログラムを実行することによって、上述の各種の動作が実行される。ただし、これに限定されず、MFP10(詳細には、コントローラ9の内部あるいは外部)にて設けられた専用ハードウエア等を用いて、上述の各種の動作が実行されるようにしてもよい。たとえば、通信制御部11、入力制御部12、表示制御部13、動作制御部15、APIリクエスト受付部16、クライアント種別判定部17、レスポンス情報決定部18等の各種の処理部のうちの全部または一部が、1または複数の専用ハードウエアを用いて実現されてもよい。
<1−3.クライアントコンピュータ70の構成>
クライアントコンピュータ70は、コントローラ(CPUおよび半導体メモリ等を含む)、格納部(HDD、SSD等)、通信部、操作部などの物理的構成を備えるパーソナルコンピュータなどの情報処理装置により構成される。ただし、クライアント70は、パーソナルコンピュータに限定されず、スマートフォンあるいはタブレット端末などであってもよい。
クライアント70のコントローラは、そのCPUにおいて、所定のプログラム(プリンタドライバ等)を実行することによって、各種の処理部を実現する。
各クライアントコンピュータ(以下、単にクライアントとも称する)70には、1又は複数のアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションとも称する)がインストールされている。
各アプリケーションは、対応するサービスの起動指示を各ユーザから受け付ける処理等を実行する。その後、クライアント70は、MFP10に対してAPI(MFP10に関するAPI)のリクエスト(APIリクエスト)を送信し、当該APIリクエストに対するレスポンス情報をMFP10(APIサーバ部20等)から受信する。そして、当該レスポンス情報に含まれる各種の情報を利用して、各種のサービスを実行する。
クライアント70におけるアプリケーションとしては、たとえば、MFP10でのジョブ操作に関するアプリケーション(「ジョブ操作アプリケーション」)が例示される。当該「ジョブ操作アプリケーション」では、ジョブの設定変更処理および当該ジョブの実行処理等が実行される。より詳細には、MFP10の操作用画像(たとえば、MFP10の操作パネル部6cに表示されるパネル画像の模擬画像あるいは当該パネル画像に依拠しない独自画像等)をクライアントコンピュータ70の表示部75(図1参照)に表示してユーザからの指示入力(ジョブの開始指示等)を受け付け、当該指示入力に基づきMFP10でのジョブの開始指令(実行指令)等がMFP10に対して付与される。また、ユーザのジョブ実行に際して、当該アプリケーションは、ジョブに関する各種の設定値をMFP10から取得し、当該各種の設定値の一部又は全部を必要に応じてクライアント70上の操作用画像に表示するとともに、当該設定値に関するユーザによる設定変更を受け付け当該設定変更の内容をMFP10に送信する。さらに、MFP10は、設定変更された設定項目を含む複数の設定項目に関する設定値(設定内容)をクライアント70へと送信し、クライアントコンピュータ70は、当該複数の設定項目のうちの一部または全部の設定項目に関する情報(設定内容等)を表示する。
また、クライアント70におけるアプリケーションとしては、MFP10に関するデータの管理等を実行するアプリケーション(「データ管理アプリケーション」)等も例示される。当該「データ管理アプリケーション」では、MFP10に関する各種の情報(データ)の収集処理および管理処理等が実行される。
これらのアプリケーションにおいては、後述するような各種のAPI(MFP用のAPI)が利用される。なお、各アプリケーションは、それぞれ、1又は複数のAPIを利用して実行される。
たとえば、「ジョブ操作アプリケーション」においては、ジョブの設定値の取得処理および/または変更処理を実行するAPI(「ジョブ設定変更API」)、ならびにジョブの実行指令等を付与するAPI(「ジョブ実行API」)等が利用される。なお、「ジョブ実行API」は、ジョブ実行指令のみならず、ジョブの実行中止指令および/または実行再開指令等を行い得るAPIであってもよい。
「ジョブ設定変更API」を利用することによって、クライアント70は、ジョブにおける設定変更指令をMFP10に対して付与するとともに、当該設定変更指令に応じて変更された1又は複数の設定値をMFP10から受信することができる。
たとえば、クライアント70は、「ジョブ設定変更API」におけるパラメータ(「刷用紙:A3」)を指定することによって、印刷用紙サイズを「A4」から「A3」に変更すべき旨の設定変更指令をMFP10へと付与することができる。また、MFP10は、複数の設定項目(指定パラメータ以外の他の設定項目(たとえば、「変倍率」)をも含む)の設定値を含むレスポンス情報をクライアント70に返信する。より詳細には、他の設定項目「変倍率」の設定値が「自動」に設定されている場合、「印刷用紙サイズ」の設定変更(「A4」→「A3」)に伴って、「変倍率」の実際の設定値が「100%」から「144%」に変更される。このとき、クライアント70は、変更後の印刷用紙サイズ(「A3」)と用紙サイズ変更後の拡大率の(実際の)値(「144%」)とを含むレスポンス情報をMFP10から受信することによって、複数の設定項目の設定変更後の設定値を知得することが可能である。なお、設定変更の指示入力、および設定変更後の設定値の表示は、クライアント70の表示部内の操作用画像(MFP10の操作用画像)を用いて行われる。
また、「ジョブ実行API」を利用することによって、クライアント70は、ジョブの実行指令等をMFP10に対して付与することができる。
さらに、「データ管理アプリケーション」においては、ジョブの実行履歴情報を取得するAPI(「ジョブ実行履歴取得API」)、登録ユーザに関する情報を取得するAPI(「登録ユーザ情報取得API」)、ボックス文書に関する情報を取得するAPI(「ボックス文書情報取得API」)等が利用される。なお、「ボックス」は、MFP10の格納部5に設けられるフォルダ(記憶領域)である。
たとえば、「登録ユーザ情報取得API」を利用することによって、クライアント70は、MFP10の全ユーザ(あるいは指定ユーザ)のユーザ情報をMFP10から取得することができる。
ここにおいて、各クライアント70は、必ずしも「ジョブ操作アプリケーション」と「データ管理アプリケーション」との両種類のアプリケーションの双方をインストールしているとは限らない。換言すれば、各クライアント70が、必ずしも当該両種類のアプリケーションの双方を利用するとは限らない。
たとえば、或るクライアント70(たとえば70b)においては、「ジョブ操作アプリケーションがインストールされておらず、「データ管理アプリケーション」(のみ)がインストールされている。このようなクライアントは、「ジョブ操作」(MFP10でのジョブ操作)を実行しない種類のクライアント、換言すれば、「データ管理」を専ら行うクライアントであり、「データ管理クライアント」であるとも表現される。
一方、別の或るクライアント70(たとえば70a)においては、「ジョブ操作アプリケーション」のみ(あるいは「データ管理クライアント」と「ジョブ操作アプリケーション」との双方)がインストールされていることがある。このようなクライアントは、「ジョブ操作」(MFP10でのジョブ操作)を実行する種類のクライアントであり、「ジョブ操作クライアント」であるとも表現される。
この実施形態においては、後述するように、APIの送信元装置(クライアント)のクライアント種別(「ジョブ操作クライアント」/「データ管理クライアント」)が、ジョブの実行履歴情報(API利用履歴情報310(図7参照))に基づいて判される。
<1−4.APIの種類>
図3は、複数のAPIに関する情報が規定されたデータテーブル210(211)を示す図である。当該データテーブル(APIデータテーブルあるいはAPI情報とも称する)210は、MFP10内に予め保存されている。図3のデータテーブル210においては、本システムにて利用され得る複数のAPI等が示されている。
図3では、「ジョブ設定変更API」、「ジョブ実行API」、「ジョブ実行履歴取得API」、「登録ユーザ情報取得API」、「ボックス文書情報取得API」等が例示されている(データテーブル210の「API名称」欄参照)。
このうち、「ジョブ設定変更API」および「ジョブ実行API」は、MFP10でのジョブ操作に関するアプリケーション(「ジョブ操作アプリケーション」)において利用されるAPIであることから、「ジョブ操作用API」(ジョブ系APIとも称される)に分類される
一方、「ジョブ実行履歴取得API」、「登録ユーザ情報取得API」、および「ボックス文書情報取得API」は、MFP10に関するデータの管理等を実行するアプリケーション(「データ管理アプリケーション」)において利用されるAPIであることから、「データ管理用API」(データ系APIとも称される)に分類される。
図3のデータテーブル210においては、「API分類」の欄において、各APIが「ジョブ操作用API」に分類されるか或いは「データ管理用API」に分類されるかが記述されている。
また、この実施形態では、図3に示されるように、複数のAPIのそれぞれについて「レスポンス情報変更処理(決定処理)の要否」が予め規定されており、この規定内容に基づいてレスポンス情報変更処理の要否がAPIごとに決定される。また、レスポンス情報変更処理を要する旨(「レスポンス情報変更処理の要否」=「要」)が予め規定されているAPIに関しては、「レスポンス情報決定用テーブル」として利用すべきテーブル(「対応テーブル」)の情報が規定されている。
たとえば、図3においては、「ジョブ実行履歴取得API」、「登録ユーザ情報取得API」、および「ボックス文書情報取得API」に関しては、レスポンス情報変更処理を要しない旨(「不要」)が規定されている。一方、「登録ユーザ情報取得API」および「ボックス文書情報取得API」に関しては、レスポンス情報変更処理を要する旨が規定されている。さらに、「登録ユーザ情報取得API」に関してはテーブルB11(図8参照)を「レスポンス情報決定用テーブル」として利用すべき旨が規定されており、「ボックス文書情報取得API」に関してはテーブルB12(図10参照)を「レスポンス情報決定用テーブル」として利用すべき旨が規定されている。
なお、この実施形態においては、複数のAPIのうち、レスポンス情報変更処理を要する旨(「レスポンス情報変更処理(決定処理)の要否」=「要」)が予め規定されているAPIに関してのみ、レスポンス情報の決定処理(ステップS14(図4参照))等が実行される。
また、ここでは、各APIが、複数のジョブ種類に共通するAPIである態様を主に例示する。たとえば、「ジョブ設定変更API」は、複数のジョブ種類(コピージョブ、スキャンジョブ、ファクシミリジョブ(ファクシミリ送信ジョブ)、プリントジョブ(ボックスプリントジョブ)等)に共通のジョブ設定変更APIである。ただし、これに限定されず、各APIは、ジョブ種類ごとに設けられたAPI(複数のジョブ種類のそれぞれに固有のAPI)であってもよい。たとえば、「ジョブ設定変更API」は、対応ジョブ専用の複数のAPI(「コピージョブ設定変更API」、「スキャンジョブ設定変更API」、「ファクシミリ送信ジョブ設定変更API」、「ボックスプリントジョブ設定変更API」等)に分けて設けられても良い。
<1−5.動作>
図4は、MFP10の動作を示すフローチャートである。図5は、図4の動作のうちの一部(ステップS12)の動作を詳細に示すフローチャートであり、図6は、図4の動作のうちの他の一部(ステップS14)の動作を詳細に示すフローチャートである。また、図7は、APIの利用履歴に関する情報(API利用履歴情報)310(311)を示す図である。
図7の利用履歴情報310においては、図4〜図6の動作が開始されるまでに利用されたAPIの利用履歴が示されている。より詳細には、複数のクライアントのそれぞれによって利用された各APIの利用履歴が示されている。利用履歴情報310においては、APIリクエストの受信日時、APIリクエストの送信元装置の識別情報(ここではIPアドレス)、API名称(「登録ユーザ情報取得API」、「ジョブ設定変更API」等)、APIにおける被指定パラメータ(「印刷用紙:A4」、「部数:10」、「集約:2in1」,....)等が、利用された複数のAPIのそれぞれについて記録されている。当該利用履歴情報310は、MFP10内に格納される。
以下、図4〜図6を参照しつつ、MFP10の動作を中心に本システムの動作について説明する。なお、図4の動作は、APIリクエストが受け付けられるごとに実行される。
図4のステップS11において、MFP10は、当該MFP10に関するAPIのリクエスト(APIリクエスト)をクライアント70(たとえば、70a)から受信し(受け付け)、当該APIリクエストの内容を解析する。
<ステップS12:クライアント種別判定>
次のステップS12において、MFP10は、当該APIリクエストの送信元装置であるクライアント70(70a)のクライアント種別を判定する。
この実施形態では、APIの利用履歴情報310(311)(図7参照)に基づいて、APIリクエストの送信元装置のクライアント種別が判定される。
図5は、ステップS12の詳細動作を示すフローチャートである。以下、図5等をも参照しつつ、ステップS12の動作について詳細に説明する。
ステップS20(図5)において、MFP10は、受信したAPIの送信元装置(クライアント70)のクライアント種別を判定すべきか否かを決定する。具体的には、MFP10は、APIデータテーブル210(211)(図3)の「レスポンス情報変更処理の要否」の欄を参照し、「受信したAPIがレスポンス情報の変更処理(決定処理)を要するAPIであるか否か」、を判定する。
当該APIがレスポンス情報の変更処理を要しないAPIである場合には、当該APIの送信元装置(クライアント70)のクライアント種別を判定しなくてよい旨が決定される。そして、ステップS12の処理を終了する。
一方、当該APIがレスポンス情報の変更処理を要するAPIである場合には、当該APIの送信元装置(クライアント70)のクライアント種別を判定すべき旨が決定される。そして、ステップS22に進む。
たとえば、受信したAPIが、「ジョブ設定変更API」、「ジョブ実行API」、および「ジョブ実行履歴取得API」等のいずれかである場合には、「レスポンス情報変更」が「不要」(図3参照)であり、当該APIの送信元装置のクライアント種別を判定しなくてよい旨が決定される。この場合、図5の処理を終了する。
一方、受信したAPIが、「登録ユーザ情報取得API」および「ボックス文書情報取得API」等のいずれかである場合には、「レスポンス情報変更」が「要」(図3参照)であり、当該APIの送信元装置のクライアント種別を判定すべき旨が決定される。そして、ステップS22に進む。
ステップS22〜S24においては、送信元装置のクライアント種別が、「ジョブ操作クライアント」と「データ管理クライアント」とのいずれであるかが判定される。
ステップS22においては、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴(一のAPI分類「ジョブ操作用API」に分類されるAPIの利用履歴)がAPI利用履歴情報310に含まれているか否かが判定される。換言すれば、「ジョブ操作に関するAPI」の実行履歴が当該送信元装置からの過去のAPIリクエストとして履歴情報(API利用履歴情報310)に存在するか否かが判定される。そして、その判定結果に基づいて、当該送信元装置が「ジョブ操作クライアント」であるか「データ管理クライアント」であるかが判定される。このように、当該クライアント種別の判定処理は、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴がAPI利用履歴情報310に含まれているか否かに関する基準D1に依拠して、実行される。
詳細には、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴がAPI利用履歴情報310に含まれている場合には、当該送信元装置は「ジョブ操作クライアント」であると判定される(ステップS23)。一方、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴がAPI利用履歴情報310に含まれていない場合には、当該送信元装置は「データ管理クライアント」であると判定される(ステップS24)。
たとえば、送信元装置のIPアドレスが「192.168.56.XXX」である場合、図7のAPI利用履歴情報310においては、当該IPアドレスのクライアントにより「ジョブ設定変更API」が利用され、且つ、当該IPアドレスのクライアントにより「ジョブ実行API」が利用された旨の履歴が含まれている。ここにおいて、上述のように「ジョブ設定変更API」および「ジョブ実行API」は、「ジョブ操作用API」に分類される(図3参照)。したがって、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴がAPI利用履歴情報310に含まれている旨が判定される。そして、当該送信元装置は「ジョブ操作クライアント」であると判定される(ステップS23)。
一方、送信元装置のIPアドレスが「10.0.22.YYY」である場合、当該IPアドレスのクライアントによる「データ管理用API」(具体的には、「登録ユーザ情報取得API」および「ボックス文書情報取得API」)の利用履歴はAPI利用履歴情報310内に存在するものの、「ジョブ操作用API」の利用履歴はAPI利用履歴情報310内に存在しない。この場合、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴がAPI利用履歴情報310に含まれていない旨が判定される。そして、当該送信元装置は「データ管理クライアント」であると判定される(ステップS24)。
このように、第1実施形態における「(送信元装置の)クライアント種別の判定処理」は、当該送信元装置によって利用された履歴を有するAPI(図7のAPI利用履歴情報310内の「API名称」欄等参照)の「API分類」情報(図3参照)(「ジョブ操作用API」/「データ管理用API」)に基づいて実行される。
<ステップS14:レスポンス情報決定>
次に、ステップS14(図4)において、ステップS11で受信されたAPIリクエストに対する「レスポンス情報」(当該APIリクエストに応答して返信されるべき情報)が、ステップS12で判定されたクライアント種別に基づいて、決定される。
図6は、ステップS14の詳細動作を示すフローチャートである。以下、図6等をも参照しつつ、ステップS14の動作について詳細に説明する。
ステップS40(図6)において、MFP10は、受信したAPIのレスポンス情報をクライアント種別に応じて変更すべきか否かを決定する。具体的には、MFP10は、APIデータテーブル210(211)(図3)の「レスポンス情報変更処理の要否」の欄を参照し、「受信したAPIが、レスポンス情報の変更処理を要するAPIであるか否か」、を判定する。
当該APIがレスポンス情報の変更処理を要しないAPIである場合には、当該APIのレスポンス情報をクライアント種別に応じて変更しなくてよい旨が決定される。そして、ステップS14の処理を終了する。
一方、当該APIがレスポンス情報の変更処理(決定処理)を要するAPIである場合には、当該APIのレスポンス情報をクライアント種別に応じて変更(決定)すべき旨が決定される。そして、ステップS42に進む。
たとえば、受信したAPIが、「ジョブ設定変更API」、「ジョブ実行API」、および「ジョブ実行履歴取得API」等のいずれかである場合には、「レスポンス情報変更処理の要否」が「不要」(図3参照)であり、当該APIのレスポンス情報をクライアント種別に応じて変更しなくてよい旨が決定される。一方、受信したAPIが、「登録ユーザ情報取得API」および「ボックス文書情報取得API」等のいずれかである場合には、「レスポンス情報変更処理の要否」が「要」(図3参照)であり、当該APIのレスポンス情報をクライアント種別に応じて変更すべき旨が決定される。
また、ステップS42においては、APIの送信元装置が「ジョブ操作クライアント」であるか「データ管理クライアント」であるかが判定される。そして、その判定結果に応じて、当該APIのレスポンス情報が決定される。
具体的には、APIの送信元装置が「ジョブ操作クライアント」である場合には、「ジョブ操作クライアント」用の情報がレスポンス情報として決定される(ステップS43)。一方、APIの送信元装置が「データ管理クライアント」である場合には、「データ管理クライアント」用の情報がレスポンス情報として決定される(ステップS44)。ここにおいて、「ジョブ操作クライアント」用の情報、および「データ管理クライアント」用の情報は、各APIごとに予め規定されている。
<「登録ユーザ情報取得API」に関するレスポンス情報>
以下、たとえば、「登録ユーザ情報取得API」がステップS11にて受信されていた場合を想定する。
まず、図3のデータテーブル210(211)が参照される。
この場合、データテーブル211においては、「登録ユーザ情報取得API」に関するレスポンス情報決定用テーブルとしてデータテーブルB11(図8も参照)を参照すべき旨が規定されている。MFP10は、この規定内容に従ってデータテーブルB11を参照する。
データテーブルB11には、「登録ユーザ情報取得API」に関する、「ジョブ操作クライアント」用の情報(詳細には、情報項目)および「データ管理クライアント」用の情報(情報項目)が規定されている。なお、データテーブルB11は、MFP10内に予め格納されている。
ここにおいて、「登録ユーザ情報取得API」は、上述のように登録ユーザに関する情報等を取得するAPIである。「登録ユーザ情報取得API」によれば、登録ユーザに関する複数の情報項目(「ユーザNo.」、「ユーザ名」、「所属」、「連絡先」、「出力制限」、「機能制限」、「印刷カウント」等)(図8参照)の情報が取得され得る。これらの複数の情報項目の情報(内容)は、レスポンス情報の候補群である、とも表現される。
ここで、「ユーザNo.」は、そのユーザの番号を示す情報項目であり、「ユーザ名」は、そのユーザの名称を示す情報項目である。また、「所属」は、そのユーザの所属(グループGR1,GR2等)を示す情報項目である。さらに、「連絡先」は、そのユーザの連絡先(メールアドレス)を示す情報項目である。
また、「出力制限」は、そのユーザによる出力色(フルカラー出力)に関する制限(ユーザ制限)を示す情報項目である。項目「出力制限」に関しては、「制限無し(モノクロ出力およびフルカラー出力の双方が可能)」と「制限有り(モノクロ出力のみ可能)(フルカラー出力は不可能)」とのいずれかを示す情報が規定されている(図9も参照)。或るユーザに対する出力制限が設定されている場合、当該ユーザは、フルカラー印刷出力をMFP10に実行させることができない。
また、「機能制限」は、そのユーザによる使用可能機能に関する制限を示す情報項目である。項目「出力制限」に関しては、「制限無し」、「制限有り(スキャン送信不可)」のいずれかに関する情報が規定されている。或るユーザに対する「機能制限」が設定されている場合、当該ユーザは、スキャン送信機能を利用するこができない。
また、「印刷カウント」は、そのユーザによる印刷出力枚数(現時点での印刷出力済みの枚数)を示す情報項目である。項目「印刷カウント」には、そのユーザによる所定期間における印刷枚数(「123枚」あるいは「23」枚等)に関する情報が規定されている。或るユーザに対する「印刷カウント」が上限値(規定値)に到達した場合、当該ユーザは、それ以後、MFP10に印刷出力処理を実行させることができない。
図9は、これらの情報がユーザごとに格納されているデータテーブル(登録ユーザ関連情報)410を示す図である。図9のデータテーブル410においては、複数の登録ユーザU1〜U5等のそれぞれに関して、上記の複数の設定項目に関する各情報が規定されている。
再び図8を参照する。「データ管理クライアント」は、これらの複数の項目の情報のうち、基本的な情報(たとえば、「ユーザNo.」、「ユーザ名」、「所属」、「連絡先」の情報)を利用することが多い。一方、「ジョブ操作クライアント」は、当該複数の項目の情報のうち、当該基本的な情報(基本情報とも称する)のみならず、さらに別の情報(具体的には、ジョ操作で利用される情報)(たとえば、「出力制限」、「機能制限」、「印刷カウント」等の情報)(応用情報あるいは非基本情報とも称する)をも利用することが多い。
そこで、この実施形態では、API(「登録ユーザ情報取得API」)の送信元装置が「データ管理クライアント」であると判定される場合、当該APIに対するレスポンス情報の候補群のうち、データ管理とジョブ操作との双方で利用される「基本情報」のみが、当該APIに対するレスポンス情報として決定される(ステップS44)。より具体的には、データテーブルB11(レスポンス情報決定用テーブル)を参照し、「基本情報」に関する情報項目(「ユーザNo.」、「ユーザ名」、「所属」、「連絡先」)のみがレスポンス情報の情報項目として決定されるとともに、当該情報項目に対応する情報内容(実体データ)がレスポンス情報の内容として取得(決定)される。
一方、API(「登録ユーザ情報取得API」)の送信元装置が「ジョブ操作クライアント」であると判定される場合、当該APIに対するレスポンス情報の候補群のうち、「基本情報」のみならず、データ管理では利用されずジョブ操作で利用される「応用情報」もが、当該APIに対するレスポンス情報として決定される(ステップS43)。より具体的には、「基本情報」に関する情報項目と「応用情報」に関する情報項目(「出力制限」、「機能制限」、「印刷カウント」等)との双方(レスポンス情報の候補群に関する全項目)がレスポンス情報の情報項目であると決定されるとともに、当該情報項目に対応する情報内容がレスポンス情報の内容として取得(決定)される。
<「ボックス文書情報取得API」に関するレスポンス情報>
つぎに、「ボックス文書情報取得API」がステップS11にて受信されていた場合を想定する。この場合、図3のデータテーブル210(211)に基づき、データテーブルB12を参照すべき旨が決定される。
データテーブルB12(図10参照)には、「ボックス文書情報取得API」に関する、「ジョブ操作クライアント」用の情報(詳細には、情報項目)および「データ管理クライアント」用の情報(情報項目)が規定されている。なお、データテーブルB12は、MFP10内に予め格納されている。
ここにおいて、「ボックス文書情報取得API」は、上述のようにボックス文書に関する情報等を取得するAPIである。「ボックス文書情報取得API」によれば、ボックス内の文書に関する複数の情報項目(「文書名」、「(文書の作成ユーザの)ユーザNo.」、「(文書の作成ユーザの)ユーザ名」、「(文書の)保存日時」、「(文書の)プレビュー画像」、「文書データ(自体)」等)(図10参照)の情報が取得され得る。これらの複数の情報項目の情報(内容)は、レスポンス情報の候補群である、とも表現される。
「データ管理クライアント」は、これらの複数の項目の情報のうち、基本的な情報(たとえば、「文書名」、「(文書の作成ユーザの)ユーザNo.」、「(文書の作成ユーザの)ユーザ名」、「(文書の)保存日時」、「(文書の)プレビュー画像」の情報)を利用することが多い。一方、「ジョブ操作クライアント」は、当該複数の項目の情報のうち、当該基本的な情報(基本情報とも称する)のみならず、さらに別の情報(具体的には、ジョ操作で利用される情報)(たとえば、「文書データ(自体)」等の情報)(応用情報あるいは非基本情報とも称する)をも利用することが多い。
そこで、この実施形態では、API(「ボックス文書情報取得API」)の送信元装置が「データ管理クライアント」であると判定される場合、当該APIに対するレスポンス情報の候補群のうち、データ管理とジョブ操作との双方で利用される「基本情報」のみが、当該APIに対するレスポンス情報として決定される(ステップS44)。より具体的には、ステップS14において、データテーブルB12(図10)を参照し、「基本情報」に関する情報項目(「文書名」、「ユーザNo.」、「ユーザ名」、「保存日時」、「プレビュー画像」)のみがレスポンス情報の情報項目であると決定されるとともに、当該情報項目に対応する情報内容がレスポンス情報の内容として取得(決定)される。
一方、API(「ボックス文書情報取得API」)の送信元装置が「ジョブ操作クライアント」であると判定される場合、当該APIに対するレスポンス情報の候補群のうち、「基本情報」のみならず、データ管理では利用されずジョブ操作で利用される「応用情報」をも、当該APIに対するレスポンス情報として決定される(ステップS43)。より具体的には、「基本情報」に関する情報項目と「応用情報」に関する情報項目(「文書データ(自体)」等)との双方(レスポンス情報の候補群に関する全項目)がレスポンス情報の情報項目であると決定されるとともに、当該情報項目に対応する情報内容がレスポンス情報の内容として取得(決定)される。
以上のようにして、ステップS14の処理が実行される。
<ステップS16以後等>
次のステップS16(図4)においては、ステップS14で決定されたレスポンス情報がMFP10からクライアント70へと送信される。このようにして、クライアント70からMFP10へのAPIリクエスト(HTTPリクエスト等)に対するレスポンス(HTTPレスポンス等)が、MFP10からクライアント70へと送信される。なお、当該HTTPレスポンスは、XML形式あるいはJSON (JavaScript(登録商標) Object Notation)形式のデータ等で構成されればよい。
また、ステップS17において、API利用履歴情報310が更新される。
その後、レスポンス情報を受信したクライアント70は、当該レスポンス情報を利用して、各種の処理(表示処理等)を実行する。
たとえば、ジョブ操作クライアントであるクライアント70が、「登録ユーザ情報取得API」に関するレスポンス情報を受信し、特定ユーザに関する出力制限に関する情報(「制限有り」(フルカラー禁止))を取得する場合、当該クライアント70にて表示される操作画面(MFP10を操作するための特定ユーザ向けの操作画面)内の「フルカラー」を設定するためのボタンを無効化するなどの処理を実行することが可能である。
以上のような動作によれば、MFP10は、当該MFP10に関するAPIリクエストをクライアント(送信元装置)70から受け付け、当該APIリクエストの送信元装置70のクライアント種別(「ジョブ操作クライアント」/「データ管理クライアント」)を判定する。そして、当該MFP10は、当該APIリクエストに対するレスポンス情報を当該クライアント種別に基づいて決定する。
詳細には、送信元装置が「データ管理クライアント」である場合には、当該APIリクエストに対するレスポンス情報の候補群のうち、基本情報(データ管理とジョブ操作との双方で利用される情報)のみが当該APIリクエストに対するレスポンス情報として決定される。一方、送信元装置が「ジョブ操作クライアント」であると判定される場合、基本情報のみならず、応用情報(データ管理では利用されずジョブ操作で利用される情報)もが、当該APIリクエストに対するレスポンス情報として決定される。そして、MFP10は、決定されたレスポンス情報を送信元装置70に送信する。
したがって、MFP10は、APIのリクエスト元のクライアント(送信元装置)に対して効率的に情報を送信することが可能である。特に、送信元装置が「データ管理クライアント」である場合には、基本情報のみ(すなわち比較的少量のデータ)が当該APIリクエストに対するレスポンス情報として送信される。それ故、送受信の対象データを絞り込むことによって、送信遅延等を抑制し、高い応答性(高い操作性)を得ることが可能である。
また、特に、API利用履歴情報310に基づいて自動的に判定されたクライアント種別に応じて、APIリクエストに対するレスポンス情報が自動的に決定される。したがって、IPアドレスに対して固定的に割り付けられたクライアント種別に基づいてレスポンス情報が決定される場合(後述)に比べて、レスポンス情報を柔軟に且つ適切に決定することが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、ステップS12において、或るAPIリクエストの送信元装置のクライアント種別が「ジョブ操作クライアント」と「データ管理クライアント」とのいずれに該当するかが判定される。この判定処理は、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴がAPI利用履歴情報310に含まれているか否かに関する基準D1(第1の基準とも称する)に依拠して実行される。また、送信元装置が「データ管理クライアント」である場合には、データ管理とジョブ操作との双方で利用される基本情報のみが当該APIリクエストに対するレスポンス情報として決定される。一方、送信元装置が「ジョブ操作クライアント」であると判定される場合、基本情報のみならず、応用情報(データ管理では利用されずジョブ操作で利用される情報)もが、当該APIリクエストに対するレスポンス情報として決定される。
これに対して、この第2実施形態では、ステップS12において、或るAPIリクエストの送信元装置のクライアント種別が「基本操作クライアント」(後述)と「応用操作クライアント」(後述)とのいずれに該当するかが判定される。この判定処理は、当該送信元装置による「ジョブ操作用API」の利用履歴において「非基本レベル(応用レベル)パラメータ」が指定されているか否かに関する基準D2(第2の基準とも称する)に依拠して実行される。また、ステップS14においては、送信元装置が「基本操作クライアント」である場合には、APIに対するレスポンス情報の候補群のうち、「基本レベル」のパラメータ群のみが、当該APIに対するレスポンス情報として決定される。一方、送信元装置が「応用操作クライアント」である場合には、「基本レベル」のパラメータ群のみならず「応用レベル」のパラメータ群もが、当該APIに対するレスポンス情報として決定される。
第2実施形態においては、図3のデータテーブル210(211)に代えて図11のデータテーブル210(212)が利用される。図3のデータテーブル211と比較すると判るように、図11のデータテーブル212においては、「ジョブ設定変更API」に関する「レスポンス情報変更処理の要否」が(「不要」ではなく)「要」に設定されており、その対応テーブルとしてテーブルB21が規定されている点で、図3のデータテーブル211と相違する。また、図11のデータテーブル212においては、「登録ユーザ情報取得API」および「ボックス文書情報取得API」のそれぞれに関する「レスポンス情報変更処理の要否」が(「要」ではなく)「不要」に設定されている点においても、図3のデータテーブル211と相違する。
また、第2実施形態においては、ステップS12の動作として図12の各動作が(図5の各動作に代えて)実行され、ステップS14の動作として図13の各動作が(図6の各動作に代えて)実行される。
具体的には、図12に示されるように、第2実施形態に係るステップS12(S12Bとも称する)においては、ステップS20が実行された後、(ステップS22〜S24に代えて)ステップS32〜S34が実行される。
なお、第2実施形態では、ステップS20において図11のデータテーブル212に基づきクライアント種別の判定要否が判定される。ステップS11で受信していたAPIが、「ジョブ実行API」、「ジョブ実行履歴取得API」、「登録ユーザ情報取得API」および「ボックス文書情報取得API」等のいずれかである場合には、「レスポンス情報変更処理の要否」が「不要」(図11参照)であり、当該APIの送信元装置のクライアント種別を判定しなくてよい旨が決定される。一方、ステップS11で受信していたAPIが「ジョブ設定変更API」等である場合には、「レスポンス情報変更処理の要否」が「要」(図11参照)であり、当該APIの送信元装置のクライアント種別を判定すべき旨が決定される。
たとえば、「ジョブ設定変更API」がステップS11(図4)で受信されていた場合、ステップS20からステップS32に進む。
ステップS32〜S34においては、送信元装置のクライアント種別が、「基本操作クライアント」と「応用操作クライアント」とのいずれであるかが判定される。ここで、「基本操作クライアント」は、ジョブに関する複数のパラメータのうち「基本レベル」のパラメータ(設定値)のみの設定変更を実行するクライアント(「応用レベル」(次述)のパラメータの設定変更を実行しないクライアント)である。一方、「応用操作クライアント」は、ジョブに関する複数のパラメータのうち「応用レベル」のパラメータ(複数のパラメータのうち、基本レベルのパラメータ以外のパラメータ)の設定変更をも実行するクライアントである。
ここにおいて、たとえばコピージョブに関しては、図14に示すような各種のパラメータが存在する。これらの複数のパラメータのうち、「カラー」、「用紙サイズ」、「倍率」、「濃度」、「原稿:片面/両面」、「印刷:片面/両面」、「部数」の各項目に関するパラメータは、基本的な操作で利用されるパラメータであり、「基本レベル」のパラメータ(基本レベルパラメータ)に分類される。一方、「原稿画質」、「集約」、「パンチ」、「ステープル」、「折り」、「カバー紙」などの各項目に関するパラメータは、基本的な操作では利用されず応用操作で利用されるパラメータであり、「応用レベル」のパラメータ(応用レベルパラメータ)に分類される。なお、他の種類のジョブ(スキャンジョブ等)のパラメータに関しても同様にして、「基本レベルパラメータ」と「応用レベルパラメータ」とに分類される。
この第2実施形態では、応用レベルパラメータに関する設定変更履歴の有無に基づいて、クライアント種別が判定される。
具体的には、ステップS32において、当該送信元装置による「ジョブ設定操作API」の利用履歴において、「応用レベルパラメータ」が過去に指定(設定変更)されていたか否かが判定される。換言すれば、「応用レベルのパラメータ」の指定履歴がAPI利用履歴情報310に存在するか否かが判定される。そして、その判定結果に基づいて、当該送信元装置が「応用操作クライアント」であるか「基本操作クライアント」であるかが判定される。
詳細には、当該送信元装置による「応用レベルパラメータ」の指定履歴がAPI利用履歴情報310に含まれている場合には、当該送信元装置は「応用操作クライアント」であると判定される(ステップS33)。一方、当該送信元装置による「応用レベルパラメータ」の指定履歴がAPI利用履歴情報310に含まれていない場合には、当該送信元装置は「基本操作クライアント」であると判定される(ステップS34)。
たとえば、送信元装置のIPアドレスが「192.168.56.XXX」である場合、図7(特に上から4段目参照)に示されるように、当該IPアドレスのクライアントにより「ジョブ設定変更API」が利用され、且つ、そのAPIのパラメータとして「集約:2in1」が指定されていた旨の履歴が、API利用履歴情報310に含まれている。この場合、応用レベルパラメータの指定を伴う「ジョブ設定変更API」が当該送信元装置から過去に受信(利用)されていた旨が判定される。そして、当該送信元装置は「応用操作クライアント」であると判定される(ステップS33)。
一方、図7のようなAPI利用履歴情報310(311)ではなく図16のようなAPI利用履歴情報310(312)が得られている場合には、異なる判定結果が得られる。具体的には、API利用履歴情報312(図16)には、「集約:2in1」などの「応用レベルパラメータ」を指定したAPIの利用履歴が存在しないので、当該送信元装置は「基本操作クライアント」であると判定される(ステップS34)。
なお、図7のようなAPI利用履歴情報310(311)が得られている場合でも、送信元装置のIPアドレスが「10.0.22.YYY」であるときには、「応用レベルパラメータ」を指定したAPIの利用履歴がAPI利用履歴情報310内に存在しないので、当該送信元装置は「基本操作クライアント」であると判定される(ステップS34)。
このように、第2実施形態における「クライアント種別の判定処理」は、ジョブ設定操作に関するAPI(ジョブ設定変更API等)の実行履歴にて応用レベルのパラメータが過去に指定されていたか否かに関する第2の基準D2に依拠して、実行される。換言すれば、送信元装置によって過去に利用されたAPIにて指定されていたパラメータ情報(API利用履歴情報310内の「被指定パラメータ」)に基づいて、当該送信元装置のクライアント種別が判定される。
次に、ステップS14(詳細には、S14B(図13))の動作が行われる。ステップS14(S14B)においては、ステップS11で受信されたAPIリクエストに対する「レスポンス情報」が、ステップS12で判定されたクライアント種別に基づいて、決定される。
ただし、第2実施形態に係るステップS14Bにおいては、ステップS40の後、(図6のステップS42〜S44に代えて)ステップS52〜S54が実行される。なお、ここでは、「ジョブ設定変更API」がステップS11で受信されていた場合を想定する。この場合、APIのレスポンス情報をクライアント種別に応じて変更すべき旨が決定され、ステップS52に進む。
ステップS52においては、APIの送信元装置が「応用操作クライアント」であるか「基本操作クライアント」であるかが判定される。そして、その判定結果に応じて、当該APIのレスポンス情報が決定される。
具体的には、APIの送信元装置が「応用操作クライアント」である場合には、「応用操作クライアント」用の情報がレスポンス情報として決定される(ステップS53)。一方、APIの送信元装置が「基本操作クライアント」である場合には、「基本操作クライアント」用の情報がレスポンス情報として決定される(ステップS54)。
ここにおいて、「応用操作クライアント」用の情報、および「基本操作クライアント」用の情報は、各APIごとに予め規定されている。たとえば、「ジョブ設定変更API」に関しては、データテーブルB21(図15)に規定されている。
「ジョブ設定変更API」がステップS11にて受信されていた場合、図11のデータテーブル210(212)に基づき、「ジョブ設定変更API」に対応するデータテーブル(レスポンス情報決定用テーブル)B21をさらに参照すべき旨が決定される。そして、MFP10は、データテーブルB21(図15)を参照することによって、「応用操作クライアント」用の情報、および「基本操作クライアント」用の情報を取得する(ステップS53,S54)。
図15のデータテーブルB21においては、「ジョブ設定変更API」に対するレスポンス情報の候補群が列挙されている。具体的には、「カラー」、「用紙サイズ」、「倍率」、「濃度」、「原稿:片面/両面」、「印刷:片面/両面」、「部数」、「原稿画質」、「集約」、「パンチ」、「ステープル」、「折り」、「カバー紙」等のパラメータ群が、レスポンス情報の候補群として規定されている。なお、データテーブルB21は、MFP10内に予め格納されている。
また、データテーブルB21においては、当該API(「ジョブ設定変更API」)に対するレスポンス情報の候補群のうち、基本レベルのパラメータ群(「カラー」、「用紙サイズ」、「倍率」、「濃度」、「原稿:片面/両面」、「印刷:片面/両面」、「部数」等)のみが、「基本操作クライアント」用の情報として規定されている。
さらに、データテーブルB21においては、当該API(「ジョブ設定変更API」)に対するレスポンス情報の候補群のうち、基本レベルのパラメータ群のみならず、応用レベルのパラメータ群(「原稿画質」、「集約」、「パンチ」、「ステープル」、「折り」、「カバー紙」等)もが、「応用操作クライアント」用の情報として規定されている。端的に言えば、レスポンス情報の候補群の全てが「応用操作クライアント」用の情報として規定されている。
ステップS53においては、このデータテーブルB21に基づいて、「応用操作クライアント」用の情報(基本レベルパラメータ群と応用レベルパラメータ群との双方)がレスポンス情報として決定される。また、ステップS54においては、当該データテーブルB21に基づいて、「基本操作クライアント」用の情報(基本レベルパラメータ群のみ)がレスポンス情報として決定される。
なお、複数のジョブ種類に共通する「ジョブ設定変更API」がステップS11で受信される場合には、ステップS54においては複数のジョブ種類のパラメータ群(レスポンス情報の候補群)のうち基本レベルパラメータ群のみがレスポンス情報として決定され、ステップS53においては複数のジョブ種類のパラメータ群のうち基本レベルパラメータ群と応用レベルパラメータ群との双方がレスポンス情報として決定されればよい。あるいは、複数のジョブ種類のそれぞれに固有のAPI(たとえば「コピージョブ設定変更API」)がステップS11で受信される場合には、ステップS54においては当該APIに対応する特定のジョブ種類(たとえば「コピージョブ」)のパラメータ群(レスポンス情報の候補群)のうち基本レベルパラメータ群のみがレスポンス情報として決定され、ステップS53においては当該特定のジョブ種類のパラメータ群のうち基本レベルパラメータ群と応用レベルパラメータ群との双方がレスポンス情報として決定されればよい。
その後、ステップS16,S17の処理が実行される。
以上のような動作によれば、MFP10は、応用的な操作をも実行する応用操作クライアントに対しては、候補群の情報の全て(基本レベルパラメータ群と応用レベルパラメータ群との双方)をレスポンス情報として返信することによって、クライアント側で利用され得る可能性を一定程度以上有する情報を当該クライアントに適切に送信することが可能である。
一方、基本的な操作のみを実行する基本操作クライアントに対しては、比較的少量のデータ(基本レベルパラメータ群のみ)をレスポンス情報として返信することによって、通信対象のデータ量を削減することができる。そのため、クライアント側での受信処理および受信データの解析処理等に要する時間の長大化を抑制することが可能である。
このように、MFP10は、APIのリクエスト元のクライアント(送信元装置)に対して効率的に情報を送信することが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態と第2実施形態との組合せに係る変形例である。以下では、上記第1実施形態等との相違点を中心に説明する。
この第3実施形態では、APIごとに異なる基準(詳細には、2つの基準D1,D2)に基づき、送信元装置のクライアント種別が決定される。さらに、APIごとに、異なる分類手法に基づくクライアント種別に応じて、レスポンス情報が決定される。
第3実施形態においては、データテーブル211,212(図3,図11参照)に代えて図17のデータテーブル210(213)が利用される。
図17のデータテーブル213においては、「レスポンス情報変更処理の要否」に代えて、「区分基準」の欄が設けられている。この「区分基準」においては、各APIに関するレスポンス情報の決定に際して、クライアント種別を判別する際の基準(D1,D2)等が規定されている。たとえば、「ジョブ設定変更API」の送信元装置のクライアント種別の判定処理においては、上述の第2の基準D2が利用されるべき旨が規定されている。また、「登録ユーザ情報取得API」および「ボックス文書情報取得API」のそれぞれの送信元装置のクライアント種別の判定処理においては、上述の第1の基準D1が利用されるべき旨が規定されている。また、レスポンス情報変更処理を要しない場合(クライアント種別用の基準を要しない場合)には、「区分不要」の旨が規定されている。
また、第2実施形態においては、ステップS12の動作として図18の各動作が実行され、ステップS14の動作として図19の各動作が実行される。
具体的には、図18に示されるように、第3実施形態に係るステップS12(S12Cとも称する)においては、ステップS20が実行された後、ステップS21〜S24,S31〜S34が実行される。
ステップS21,S31では、ステップS11で受信されたAPIリクエストの送信元装置のクライアント種別を判定するための基準として、判定基準D1と判定基準D2とのいずれを採用すべきかが判定される。
MFP10は、データテーブル213(図17)を参照して、判定基準D1を採用すべき旨が判定される場合には、(ステップS20からステップS21を経由して)ステップS22に進む。そして、ステップS23あるいはステップS24において、判定基準D1に基づきクライアント種別(ジョブ操作クライアント/データ管理クライアント)が決定される。判定基準D1を採用すべき旨が判定される場合、ステップS32〜S34の処理は実行されない。
一方、MFP10は、データテーブル213(図17)を参照して、判定基準D2を採用すべき旨が判定される場合には、(ステップS20からステップS21,S31を経由して)ステップS32に進む。そして、ステップS33あるいはステップS34において、判定基準D2に基づきクライアント種別(応用操作クライアント/基本操作クライアント)が決定される。判定基準D2を採用すべき旨が判定される場合、ステップS22〜S24の処理は実行されない。
その後、ステップS14(S14C)(図19)の処理が実行される。
図19に示されるように、第3実施形態に係るステップS14(S14Cとも称する)においては、ステップS40が実行された後、ステップS41〜S44,S51〜S54が実行される。
ステップS41,S51では、ステップS11で受信されたAPIリクエストの送信元装置のクライアント種別を判定するための基準として、判定基準D1と判定基準D2とのいずれがステップS12Cにて採用されていたかが判定される。
判定基準D1が採用されていた場合には、(ステップS40からステップS41を経由して)ステップS42に進む。そして、ステップS43あるいはステップS44において、ステップS12Cで決定されたクライアント種別(ジョブ操作クライアント/データ管理クライアント)に応じて、レスポンス情報が決定される。判定基準D1が採用されていた場合、ステップS52〜S54の処理は実行されない。
一方、判定基準D2が採用されていた場合には、(ステップS40からステップS41,S51を経由して)ステップS52に進む。そして、ステップS53あるいはステップS54において、ステップS12Cで決定されたクライアント種別(応用操作クライアント/基本操作クライアント)に応じて、レスポンス情報が決定される。判定基準D2が採用されていた場合、ステップS42〜S44の処理は実行されない。
このような態様によれば、第1実施形態および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。また、各APIごとに、より適切なクライアント種別が判定され得るとともに、各APIごとに、より適切なレスポンス情報が決定され得る。したがって、MFP10は、より多様なAPIに関して、各APIのリクエスト元のクライアント(送信元装置)に対して効率的に情報を送信することが可能である。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、ステップS11(図4)にて一の送信元装置から一のAPIのリクエストが受け付けられた場合、常に同じ処理(ステップS12〜S17)が実行されるが、これに限定されない。具体的には、ステップS11にて一の送信元装置から一のAPIのリクエストが受け付けられた場合において、当該リクエストが所定時間内の再リクエストであるときには、上記と異なる動作が実行されるようにしてもよい。
詳細には、ステップS11にて一の送信元装置から一のAPIのリクエストが受け付けられ、ステップS14にて決定されたレスポンス情報が当該一の送信元装置にステップS16にて送信された後、当該一のAPIのリクエストの受付時点(あるいは、ステップS16での送信時点)から所定時間以内(たとえば1分以内)に当該一のAPIと同じAPIのリクエストである再リクエストが当該送信元装置(一のAPIの送信元装置と同じ装置)から受け付けられる場合を想定する。この場合、ステップS12,S14の処理は行われないようにしてもよい。そして、ステップS16において、MFP10は、(今度は)当該APIに対するレスポンス情報の候補群のうちの全てを当該再リクエストに対するレスポンス情報として決定し、当該候補群のうちの全てを当該再リクエストに対するレスポンス情報として当該送信元装置に送信するようにしてもよい。なお、この変形例では、クライアント70は、一のAPIリクエストに対して返信されたレスポンス情報に所要の情報が含まれていないときには、再リクエストを送信するように構成されているものとする。
このような変形例においては、一のリクエスト(最初のリクエスト)に対するレスポンス情報として、レスポンス情報の候補群の全てのデータのうちの一部のみ(たとえば「データ管理クライアント用のレスポンス情報」あるいは「基本操作クライアント用のレスポンス情報」)が送信されていた場合でも、「再リクエスト」に対するレスポンス情報としては、レスポンス情報の候補群の全てのデータ(当該一部のみよりも広範なデータ)が送信される。
これによれば、最初のリクエストに対するステップS12でのクライアント種別の判定処理(推定処理)の結果が適切でなく最初のリクエストに対するレスポンス情報として所要の情報を得ることができない場合であっても、クライアント70は、所定時間内に再リクエストをMFP10に送信することによって、所要の情報を得ることが可能である。
また、上記各実施形態においては、API利用履歴情報310に基づいて送信元装置のクライアント種別が判定(推定)されているが、これに限定されない。
たとえば、送信元装置から受信した当該送信元装置のIPアドレスに基づいて、当該送信元装置のクライアント種別が判定されてもよい。
具体的には、送信元装置のIPアドレスがグローバルIPアドレスであるかプライベートIPアドレスであるかに応じて、クライアント種別(「データ管理クライアント」/「ジョブ操作クライアント」)が判定されてもよい。
より詳細には、送信元装置のIPアドレスが「192.168.56.XXX」等)である場合には、当該IPアドレスがプライベートIPアドレスであると判定される。この場合、当該送信元装置(クライアント70)が社内に存在する可能性が高い。それ故、MFP10は、当該MFP10でのジョブ実行が当該クライアント70を用いて操作されようとしている状況であると判断し、当該送信元装置を「ジョブ操作クライアント」として判定する。
一方、送信元装置のIPアドレスが「10.0.22.YYY」等)である場合には、当該IPアドレスがグローバルIPアドレスであると判定される。この場合、当該送信元装置(クライアント70)が社外に存在する可能性が高い。それ故、MFP10は、当該MFP10でのジョブ実行が当該クライアント70を用いて操作されようとしている可能性は低いと判断し、当該送信元装置を(ジョブ操作クライアントではなく)データ管理クライアントとして判定する。
このように、送信元装置のIPアドレスに基づいて(詳細には、当該送信元装置のIPアドレスがグローバルIPアドレスであるかプライベートIPアドレスであるかに応じて)、当該送信元装置のクライアント種別が判定(推定)されてもよい。
あるいは、送信元装置から受信した当該送信元装置の装置識別情報(IPアドレス等)と、各クライアントの装置識別情報と各クライアントのクライアント種別情報との対応関係を規定したデータテーブル510(図20参照)とに基づいて、当該送信元装置のクライアント種別が判定されてもよい。換言すれば、IPアドレスとクライアント種別との固定的な対応関係に基づいて、クライアント種別が判定されてもよい。
具体的には、各クライアントの装置識別情報(IPアドレス等)と各クライアントのクライアント種別情報との対応関係を規定したデータテーブル510(図20)をMFP10内に格納しておく。そして、当該データテーブル510と、送信元装置から受信した送信元装置の装置識別情報(IPアドレス)とに基づいて、送信元装置のクライアント種別が判定されてもよい。たとえば、送信元装置のIPアドレスが「192.168.56.XXX」である場合において判定基準D1が採用されるときには、データテーブル510に基づき、当該送信元装置は「ジョブ操作クライアント」である旨が判定されるようにしてもよい。同様に、送信元装置のIPアドレスが「192.168.56.XXX」である場合において判定基準D2が採用されるときには、当該送信元装置は「基本操作クライアント」である旨が判定されるようにしてもよい。
また、当該改変例のクライアント種別の判定手法と上記各実施形態のクライアント種別の判定手法とが状況に応じて組み合わせられるようにしてもよい。具体的には、送信元装置の利用履歴がAPI利用履歴情報310に存在する場合には、上記各実施形態のように送信元装置のクライアント種別がAPI利用履歴情報310に基づいて判定される。一方、当該送信元装置の利用履歴がAPI利用履歴情報310に存在しない場合には、上記改変例のように送信元装置から受信した当該送信元装置のIPアドレス(およびデータテーブル510)に基づいて、送信元装置のクライアント種別が判定されるようにしてもよい。
なお、上記各実施形態のように、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報(API利用履歴情報310)に基づいて、APIリクエストの送信元装置のクライアント種別が判定されることによれば、当該クライアント種別を容易に判定することが可能である。また、API利用履歴情報310に基づいて判定されたクライアント種別に応じて、APIのリクエストに対するレスポンス情報が決定されるので、レスポンス情報を柔軟に且つ適切に決定することが可能である。
特に、上述の改変例のようにIPアドレス(およびデータテーブル510)に基づき判定する場合に比べて、同じIPアドレスの装置にて利用されるサービスの変更に対して(当該装置にて利用されるAPIの変更に対して)柔軟に対応することが可能である。より詳細には、データテーブル510を変更することなく、API利用履歴情報310内の履歴情報が自動的に変更されることに応じて、クライアント種別の判定結果を自動的に変更することが可能である。
たとえば、クライアント種別の判定結果を、基本操作クライアントから応用操作クライアントへと(あるいは、データ管理クライアントからジョブ操作クライアントへと)自動的に変更することが可能である。より詳細には、基本操作クライアントとして運用されていた或るクライアントが応用操作クライアントとして運用されるように変更された場合において、API利用履歴情報310内の履歴情報に基づき当該クライアントのクライアント種別が自動的に変更され且つ当該クライアントへのレスポンス情報も「応用操作クライアント用の情報」へと自動的に変更される。
このように、上記各実施形態によれば、IPアドレスに対して固定的に割り付けられたクライアント種別に基づいてレスポンス情報が決定される場合に比べて、レスポンス情報を柔軟に且つ適切に決定することが可能である。
また特に、上述の別の改変例のようにIPアドレスがグローバルIPアドレスかプライベートIPアドレスかに応じてクライアント種別が判定される場合に比べて、クライアント種別を正確に判定することが可能である。
また、上記各実施形態等においては、API利用履歴情報310がMFP10内に格納されているが、これに限定されない。
たとえば、API利用履歴情報310は、MFP10とは別に設けられた外部サーバ(外部サーバの格納装置等)に格納されていてもよい。
その場合、MFP10は、API利用履歴情報(詳細には、APIの送信元装置に関する複数のAPIの利用履歴情報)の送信要求を外部サーバに送信し、当該送信要求に応じて受信されたAPI利用履歴情報に基づいて、上記各実施形態等と同様の判定動作を実行すればよい。
さらには、当該判定動作を外部サーバが行うようにしてもよい。換言すれば、当該判定動作は、MFP10ではなく外部サーバによって行われようにしてもよい。より具体的には、MFP10は、送信元装置のクライアント種別を外部サーバに問い合わせ、当該外部サーバが当該判定処理を実行し、その処理結果(当該外部サーバからの問合せ結果)をMFP10に返信する。そして、MFP10は、当該問合せ結果に基づいて、当該送信元装置のクライアント種別を取得するようにしてもよい。なお、当該外部サーバは、各装置のクライアント種別をAPI利用履歴情報310に基づき(MFP10からの問合せに先立って)予め判定しておいてもよい。あるいは、当該外部サーバは、API利用履歴情報310を利用する手法以外の手法によって、各装置のクライアント種別を予め判定しておいてもよい。
また、上記各実施形態においては、第1の基準D1および/または第2の基準D2に基づいてクライアント種別が判定されているが、これに限定されず、その他の基準に基づいてクライアント種別が判定されてもよい。また、クライアント種別は、上述の種別以外の種別であってもよい。
1 画像処理システム
10 MFP
20 APIサーバ部
70 クライアント
210 APIデータテーブル
310 API利用履歴情報
410 登録ユーザ関連情報
B11、B12,B21 レスポンス情報決定用情報

Claims (24)

  1. 画像処理装置であって、
    前記画像処理装置に関するAPIのリクエストをクライアントから受け付ける受付手段と、
    前記リクエストの送信元装置である前記クライアントのクライアント種別を、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報に基づいて判定する判定手段と、
    前記クライアントの前記クライアント種別に基づいて、前記APIの前記リクエストに対するレスポンス情報を決定する決定手段と、
    前記決定されたレスポンス情報を前記クライアントに送信する送信手段と、
    を備え
    前記決定手段は、前記クライアント種別が一の種別であると判定される場合、前記クライアント種別が他の種別であると判定される場合に比べて少ないデータ量の情報を、前記レスポンス情報として決定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、前記画像処理装置でのジョブ操作を実行する第1の種類のクライアントと、前記画像処理装置での前記ジョブ操作を実行せずデータ管理を実行する第2の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、前記ジョブ操作に関するAPIの実行履歴が前記クライアントからの過去のAPIリクエストとして前記履歴情報に存在するか否かに関する第1の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第1の種類のクライアントと前記第2の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記決定手段は、
    前記送信元装置が前記第2の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記データ管理と前記ジョブ操作との双方で利用される基本情報のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定し、
    前記送信元装置が前記第1の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本情報のみならず、前記データ管理では利用されず前記ジョブ操作で利用される応用情報をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、ジョブに関するパラメータのうち基本レベルのパラメータ以外のパラメータである応用レベルのパラメータの設定変更をも実行する第3の種類のクライアントと、前記応用レベルのパラメータの設定変更を実行せず且つ前記基本レベルのパラメータの設定変更を実行する第4の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定し、
    前記基本レベルのパラメータは、所定の基本的な設定操作で利用されるパラメータであり、
    前記応用レベルのパラメータは、前記所定の基本的な設定操作以外の設定操作で利用されるパラメータであることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、ジョブ設定操作に関するAPIの実行履歴にて前記応用レベルのパラメータが過去に指定されていたか否かに関する第2の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第3の種類のクライアントと前記第4の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記決定手段は、
    前記送信元装置が前記第4の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定し、
    前記送信元装置が前記第3の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみならず前記応用レベルのパラメータ群をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置において、
    各クライアントからのAPIリクエストの前記履歴情報を格納する格納手段、
    をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、前記送信元装置の利用履歴が前記履歴情報に存在しない場合には、前記送信元装置から受信した前記送信元装置のIPアドレスに基づいて、前記送信元装置の前記クライアント種別を判定することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、前記送信元装置から受信した前記送信元装置のIPアドレスに基づいて、前記送信元装置の前記クライアント種別を判定することを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の画像処理装置において、
    前記判定手段は、前記送信元装置から受信した前記送信元装置の前記IPアドレスがグローバルIPアドレスであるかプライベートIPアドレスであるかに応じて、前記送信元装置の前記クライアント種別を判定することを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像処理装置において、
    決定された前記レスポンス情報が前記クライアントに送信された後、所定時間内に前記APIと同じAPIのリクエストである再リクエストが前記送信元装置から受け付けられる場合、前記送信手段は、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうちの全てを、前記再リクエストに対するレスポンス情報として前記送信元装置に送信することを特徴とする画像処理装置。
  13. 画像処理システムであって、
    画像処理装置と、
    サーバと、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置に関するAPIのリクエストをクライアントから受け付ける受付手段と、
    前記リクエストの送信元装置である前記クライアントのクライアント種別に基づいて、前記APIの前記リクエストに対するレスポンス情報を決定する決定手段と、
    前記決定されたレスポンス情報を前記クライアントに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、前記送信元装置の前記クライアント種別を前記サーバに問い合わせ、
    前記サーバは、前記リクエストの前記送信元装置である前記クライアントの前記クライアント種別を、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報に基づいて判定し、
    前記画像処理装置は、前記サーバからの問合せ結果に基づいて前記クライアント種別を取得することを特徴とする画像処理システム。
  14. 画像処理装置の制御方法であって、
    a)前記画像処理装置に関するAPIのリクエストをクライアントから受け付けるステップと、
    b)前記リクエストの送信元装置である前記クライアントのクライアント種別を、各クライアントからのAPIリクエストの履歴情報に基づいて判定するステップ、
    c)前記クライアントの前記クライアント種別に基づいて、前記APIの前記リクエストに対するレスポンス情報を決定するステップと、
    d)前記決定されたレスポンス情報を前記クライアントに送信するステップと、
    を備え
    前記クライアント種別が一の種別であると判定される場合、前記ステップc)においては、前記クライアント種別が他の種別であると判定される場合に比べて少ないデータ量の情報が前記レスポンス情報として決定されることを特徴とする制御方法。
  15. 請求項14に記載の制御方法において、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記画像処理装置でのジョブ操作を実行する第1の種類のクライアントと、前記画像処理装置での前記ジョブ操作を実行せずデータ管理を実行する第2の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定するステップ、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  16. 請求項15に記載の制御方法において、
    前記ステップb−1)は、
    前記ジョブ操作に関するAPIの実行履歴が前記クライアントからの過去のAPIリクエストとして前記履歴情報に存在するか否かに関する第1の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第1の種類のクライアントと前記第2の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定するステップ、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  17. 請求項15または請求項16に記載の制御方法において、
    前記ステップc)は、
    c−1)前記送信元装置が前記第2の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記データ管理と前記ジョブ操作との双方で利用される基本情報のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、
    c−2)前記送信元装置が前記第1の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本情報のみならず、前記データ管理では利用されず前記ジョブ操作で利用される応用情報をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  18. 請求項14に記載の制御方法において、
    ステップb)は、
    b−1)ジョブに関するパラメータのうち基本レベルのパラメータ以外のパラメータである応用レベルのパラメータの設定変更をも実行する第3の種類のクライアントと、前記応用レベルのパラメータの設定変更を実行せず且つ前記基本レベルのパラメータの設定変更を実行する第4の種類のクライアントとのいずれかを、前記クライアント種別として判定するステップ、
    を備え、
    前記基本レベルのパラメータは、所定の基本的な設定操作で利用されるパラメータであり、
    前記応用レベルのパラメータは、前記所定の基本的な設定操作以外の設定操作で利用されるパラメータであることを特徴とする制御方法。
  19. 請求項18に記載の制御方法において、
    ステップb−1)は、
    ジョブ設定操作に関するAPIの実行履歴にて前記応用レベルのパラメータが過去に指定されていたか否かに関する第2の基準に依拠して、前記送信元装置の前記クライアント種別が前記第3の種類のクライアントと前記第4の種類のクライアントとのいずれに該当するかを判定するステップ、
    を有することを特徴とする制御方法。
  20. 請求項18または請求項19に記載の制御方法において、
    前記ステップc)は、
    c−1)前記送信元装置が前記第4の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみを前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、
    c−2)前記送信元装置が前記第3の種類のクライアントであると判定される場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうち、前記基本レベルのパラメータ群のみならず前記応用レベルのパラメータ群をも、前記APIに対する前記レスポンス情報として決定するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  21. 請求項14から請求項20のいずれかに記載の制御方法において、
    前記ステップb)において、前記送信元装置の利用履歴が前記履歴情報に存在しない場合には、前記送信元装置から受信した前記送信元装置のIPアドレスに基づいて、前記送信元装置の前記クライアント種別が判定されることを特徴とする制御方法。
  22. 請求項21に記載の制御方法において、
    前記ステップb)において、前記送信元装置から受信した前記送信元装置の前記IPアドレスがグローバルIPアドレスであるかプライベートIPアドレスであるかに応じて、前記送信元装置の前記クライアント種別が判定されることを特徴とする制御方法。
  23. 請求項14から請求項22のいずれかに記載の制御方法において、
    e)前記ステップc)にて決定された前記レスポンス情報が前記ステップd)にて前記クライアントに送信された後、所定時間内に前記APIと同じAPIのリクエストである再リクエストが前記送信元装置から受け付けられる場合、前記APIに対する前記レスポンス情報の候補群のうちの全てを、前記再リクエストに対するレスポンス情報として前記送信元装置に送信するステップ、
    をさらに備えることを特徴とする制御方法。
  24. 請求項14から請求項23のいずれかに記載の制御方法を、前記画像処理装置に内蔵されたコンピュータに実行させるプログラム。
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